JP2015042022A - 蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 昇圧回路(リアクトル)からインバータに流れる電流値を検出する電流センサの故障を判別したり、インバータのスイッチング素子がオフ状態で故障したことを判別したりする。
【解決手段】 蓄電システムは、蓄電装置の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータに出力する昇圧回路と、蓄電装置の電流値を検出する第1電流センサと、昇圧回路の昇圧時に、昇圧回路に含まれるリアクトルからインバータに流れる電流値を検出する第2電流センサと、蓄電装置の温度を検出する温度センサと、蓄電装置に対して冷却風を供給するファンと、を有する。コントローラは、蓄電装置の温度、蓄電装置の電流値の二乗値、ファンの風量および蓄電装置の温度の上昇速度に基づき、第2電流センサの故障又は、インバータのスイッチング素子の故障を判別する。この故障を判別するとき、昇圧後の電圧値が所定時間内に上限電圧値および下限電圧値に到達した回数も考慮することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蓄電システム、特に昇圧回路に設けられる電流センサなどの故障を判別する技術に関する。
ハイブリッド自動車などには、車両走行用モータ(モータ・ジェネレータ)に作動電力を供給する電池(二次電池)が搭載されている。この種の電池システムでは、電池の電流値を検出する第1電流センサと、昇圧回路によって電池の出力電圧を昇圧するときに、昇圧回路のリアクトルからインバータに流れる電流値を検出する第2電流センサとが設けられていることがある。
特開2005−160136号公報
上述した電池システムでは、第2電流センサの故障によって、第2電流センサによる検出電流値が任意の値に固定されたり、モータ・ジェネレータの1相(U相、V相およびW相のいずれか1つ)に対応したインバータのスイッチング素子がオフ状態で故障したりすると、高周波成分を含む電流が電池に流れることにより、電池が過度に発熱してしまうことがある。ここで、上述した故障によって、高周波成分を含む電流が電池に流れることについて説明する。
まず、昇圧回路の動作を制御するときには、車両の要求トルクから算出されるインバータの目標電圧値と、電圧センサによって検出されたインバータの電圧値(検出電圧値)との差に基づいて、目標電流量を算出する。そして、この目標電流量に基づいて、第2電流センサによる検出電流値を監視しながら、昇圧回路のリアクトルからインバータに流れる電流値を制御している。
上述したように第2電流センサが故障すると、第2電流センサによる検出電流値(固定値)が、目標電流量から特定される電流指令値よりも小さくなることがあり、検出電流値および電流指令値の間に差が生じる。この差を補正するための制御によって、昇圧回路(リアクトル)からインバータに流れる電流値が上昇したり、インバータの電圧値が上昇したりしてしまう。
インバータの電圧値が上昇すれば、上述した昇圧回路の制御において、電流指令値が変更される。これにより、第2電流センサによる検出電流値(固定値)が電流指令値よりも大きくなることがあり、検出電流値および電流指令値の差を補正するための制御によって、昇圧回路(リアクトル)からインバータに流れる電流値が低下したり、インバータの電圧値が低下したりしてしまう。
上述した挙動が繰り返されることにより、電池に流れる電流値が上昇および低下を繰り返すことになる。これにより、高周波成分を含む電流が電池に流れてしまい、電池が過度に発熱してしまうことがある。
一方、モータ・ジェネレータのU相、V相およびW相のうち、例えばV相に対応したインバータのスイッチング素子がオフ状態で故障した場合には、モータ・ジェネレータのV相への通電を行うときに、インバータの出力電力がモータ・ジェネレータで消費されずに、インバータの電圧値が上限電圧値を超えてしまうことがある。この場合には、インバータの目標電圧値を低下させることになり、これに伴ってインバータの電圧値が低下する。
インバータの電圧値を低下させた状態において、モータ・ジェネレータの通電をV相からW相に切り替えると、W相に対応したインバータのスイッチング素子は故障していないため、インバータからモータ・ジェネレータに電力が供給される。これにより、インバータの電圧値が低下して、下限電圧値よりも低下してしまうことがある。この場合には、インバータの目標電圧値を上昇させることになり、これに伴ってインバータの電圧値が上昇する。この状態において、モータ・ジェネレータのV相への通電を行うときには、上述したように、インバータの電圧値が上限電圧値を超えやすくなってしまう。
上述した挙動が繰り返されることにより、電池に流れる電流値が上昇および低下を繰り返すことになる。これにより、高周波成分を含む電流が電池に流れてしまい、電池が過度に発熱してしまうことがある。
ここで、第2電流センサが故障していなく、インバータのスイッチング素子が故障しているとき、第2電流センサによる検出電流値は、電流指令値に沿った値を示すことになる。このため、高周波成分を含む電流が発生していても、第2電流センサの検出結果からは、何らかの異常が発生しているとは判別されない。また、電池システムでは、第2電流センサの他に、電池の電流値を検出する第1電流センサが設けられているが、第1電流センサによる検出電流値に対しては、制御の都合上、なまし処理が行われているため、第1電流センサを用いても、高周波成分を含む電流を検出することができない。
そこで、本願発明は、電池などの蓄電装置が過度に発熱する前に、上述した電流センサの故障を判別したり、インバータのスイッチング素子がオフ状態で故障していることを判別したりすることを目的とする。
本願発明である蓄電システムは、充放電を行う蓄電装置と、蓄電装置の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータに出力する昇圧回路と、蓄電装置の電流値を検出する第1電流センサと、昇圧回路の昇圧時に、昇圧回路に含まれるリアクトルからインバータに流れる電流値を検出する第2電流センサと、蓄電装置の温度を検出する温度センサと、蓄電装置に対して冷却風を供給するファンと、コントローラとを有する。コントローラは、蓄電装置の温度、蓄電装置の電流値の二乗値、ファンの風量および蓄電装置の温度の上昇速度に基づき、第2電流センサの故障又は、インバータのスイッチング素子の故障を判別する。
蓄電システムには、昇圧回路で昇圧された後の電圧値を検出する電圧センサを設けることができる。ここで、コントローラは、昇圧後の電圧値が所定時間内に上限電圧値および下限電圧値に到達した回数にも基づき、第2電流センサの故障又は、インバータのスイッチング素子の故障を判別する。
本願発明によれば、蓄電装置の温度と、蓄電装置の発熱量を特定するための電流値の二乗値と、蓄電装置の温度低下に影響を与えるファンの風量と、蓄電装置の温度の上昇速度とを監視することにより、第2電流センサの故障や、インバータのスイッチング素子の故障によって、蓄電装置が過度に発熱しやすくなっていることを把握できる。言い換えれば、第2電流センサの故障や、インバータのスイッチング素子の故障を判別することができる。
また、昇圧後の電圧値が所定時間内に上限電圧値および下限電圧値に到達した回数も監視すれば、第2電流センサの故障や、インバータのスイッチング素子の故障を判別しやすくなる。
電池システムの回路構成図である。 故障検知のフローチャートである。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1である電池システム(蓄電システムに相当する)について説明する。図1は、本実施例の電池システムの構成を示す概略図である。本実施例の電池システムは、車両に搭載されている。車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車は、車両を走行させるための動力源として、後述する組電池に加えて、エンジン又は燃料電池を備えている。電気自動車は、車両の動力源として、後述する組電池だけを備えている。
組電池(蓄電装置に相当する)10は、直列に接続された複数の単電池11を有する。単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。組電池10を構成する単電池11の数は、組電池10の要求出力などに基づいて、適宜設定することができる。また、組電池10は、並列に接続された複数の単電池11を含んでいてもよい。
温度センサ13は、組電池10の温度(電池温度)を検出し、検出結果をコントローラ51に出力する。コントローラ51は、温度センサ13が検出した電池温度に基づき、ファンモータ(M)21等の駆動を制御する。ファンモータ21は、ファン22を回転させる。ファン22が回転することにより、組電池10を冷却するための冷却風が生成される。
リレー31,32は、コントローラ51からの制御信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。リレー31,32がオフであるとき、組電池10の充放電が禁止される。リレー31,32がオンであるとき、組電池10の充放電が許容される。
第1電流センサ12は、組電池10の充放電電流を検出し、検出結果をコントローラ51に出力する。第1電流センサ12は、組電池10の正極端子および後述する昇圧回路40を接続する接続ラインPL1に設けられている。接続ラインPL1にはリレー31が設けられ、図1の例では、組電池10の正極端子およびリレー31を接続する接続ラインPL1に第1電流センサ12が設けられている。
昇圧回路40は、接続ラインPL1,NLを介して組電池10と接続されている。接続ラインNLは、組電池10の負極端子および昇圧回路40に接続されている。昇圧回路40は、組電池10の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータ52に出力する。また、昇圧回路40は、インバータ52の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を組電池10に出力することができる。昇圧回路40は、コントローラ51からの制御信号を受けて動作する。なお、組電池10および昇圧回路40を接続する接続ラインPL1,NLには、コンデンサC1が接続されている。
昇圧回路40は、リアクトル41と、ダイオード42,43と、スイッチング素子としてのトランジスタ(npn型トランジスタ)44,45と、を有する。リアクトル41は、一端がリレー31に接続され、他端がトランジスタ44,45の接続点に接続されている。
トランジスタ44,45は、直列に接続されており、各トランジスタ44,45のベースには、コントローラ51からの制御信号が入力される。トランジスタ44,45は、コントローラ51からの制御信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。トランジスタ44,45のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオード42,43がそれぞれ接続されている。
トランジスタ44,45としては、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子を用いることもできる。また、npn型トランジスタに代えて、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等のスイッチング素子を用いることもできる。
昇圧回路40の昇圧動作を行うとき、コントローラ51は、トランジスタ45をオンにするとともに、トランジスタ44をオフにする。これにより、組電池10からリアクトル41に電流が流れ、リアクトル41には、電流量に応じた磁場エネルギが蓄積される。次に、コントローラ51は、トランジスタ45をオンからオフに切り替えることにより、リアクトル41からダイオード42を介して、インバータ52に電流を流す。これにより、リアクトル41で蓄積されたエネルギが放出され、昇圧動作が行われる。
降圧動作を行うとき、コントローラ51は、トランジスタ44をオンにするとともに、トランジスタ45をオフにする。これにより、インバータ52からの電力が組電池10に供給され、組電池10の充電が行われる。
第2電流センサ46は、リアクトル41と、トランジスタ44,45の接続点との間に位置する接続ラインPL1に設けられている。第2電流センサ46は、昇圧回路40が昇圧動作を行うときに、リアクトル41からインバータ52に流れる電流値を検出し、検出結果をコントローラ51に出力する。
昇圧回路40は、接続ラインPL2,NLを介して、インバータ52と接続されている。接続ラインPL2,NLには、コンデンサC2が接続されている。電圧センサ14は、コンデンサC2の電圧値(言い換えれば、インバータ52の電圧値)を検出し、検出結果をコントローラ51に出力する。電圧センサ14の検出結果は、昇圧回路40の動作を制御するときに用いられる。
インバータ52は、コントローラ51からの制御信号を受けて動作する。インバータ52は、組電池10(昇圧回路40)からの直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ・ジェネレータ(三相交流モータ)53に出力する。インバータ52は、公知のように、モータ・ジェネレータ53のU相、V相およびW相の各相と接続されたスイッチング素子を有する。これらのスイッチング素子をオンおよびオフの間で切り替えることにより、モータ・ジェネレータ53に交流電力を供給することができる。
モータ・ジェネレータ53は、インバータ52からの交流電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ53によって生成された運動エネルギは、車輪に伝達される。車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータ53は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。モータ・ジェネレータ53によって生成された交流電力は、インバータ52によって直流電力に変換された後に、組電池10に出力される。これにより、組電池10は、回生電力を蓄えることができる。
本実施例において、コントローラ51は、1つのECU(Electric Control Unit)によって構成されていてもよいし、複数のECUによって構成されていてもよい。複数のECUを用いる場合には、組電池10の電流値、電圧値および温度などを監視するECUと、インバータ52やモータ・ジェネレータ53の動作を制御するECUとを設けることができる。
本実施例の電池システムにおいても、上述したように、第2電流センサ46の故障によって、第2電流センサ46による検出電流値が任意の値に固定されてしまったり、モータ・ジェネレータ53の1相に対応したインバータ52のスイッチング素子がオフ状態で故障したりすることがある。本実施例では、これらの故障を判別するようにしている。
次に、図2のフローチャートを参照しながら、コントローラ51により実行される故障判別処理について説明する。この故障判別処理は、第2電流センサ46による検出電流値が任意の値に固定される故障を判別したり、インバータ52のスイッチング素子におけるオフ状態の故障を判別したりする処理である。
ステップS101において、コントローラ51は、温度センサ13の検出結果に基づき、電池温度が閾値(電池温度に関する閾値)Tb_th以上であるか否かを判別する。閾値Tb_thは、組電池10で許容される温度の上限値であり、適宜設定することができる。電池温度が閾値Tb_th以上であるとき、コントローラ51は、ステップS102の処理に進む。電池温度が閾値Tb_thよりも低いとき、コントローラ51は、図2に示す処理を終了する。
ステップS102において、コントローラ51は、第1電流センサ12による検出電流値の二乗値が閾値(二乗値に関する閾値)I_th以下であるか否かを判別する。組電池10の発熱量は、組電池10の電流値の二乗値に比例するため、電流値の二乗値を監視することにより、組電池10の発熱量を把握することができる。
閾値I_thは、組電池10で許容される発熱量の上限値から特定される値であり、適宜設定することができる。電流値の二乗値が閾値I_th以下であるとき、コントローラ51は、ステップS103の処理に進む。電流値の二乗値が閾値I_thよりも大きいとき、コントローラ51は、ステップS109において、組電池10が高温状態(異常状態)であると判別し、高温異常に関するフラグを立てて、図2に示す処理を終了する。高温異常に関するフラグが設定されたときには、ユーザなどに警告を行ったり、組電池10の充放電を禁止したりすることができる。
ステップS101,S102の処理によって、組電池10が高温状態(異常状態)であるか否かを判別することができる。しかしながら、第2電流センサ46の故障や、インバータ52のスイッチング素子の故障に伴って発生する組電池10の高温状態(異常状態)は、ステップS101,S102の処理を行っても判別することができない。これらの故障を判別するために、本実施例では、以下に説明する処理を行っている。
ステップS103において、コントローラ51は、ファン22の風量が、予め定められた最大値であるか否かを判別する。コントローラ51は、ファン22の駆動を制御しているため、ファン22の風量を把握でき、この風量が最大値であるか否かを判別することができる。ファン22の風量が最大値であるとき、コントローラ51は、ステップS104の処理に進む。ファン22の風量が最大値よりも少ないとき、コントローラ51は、図2に示す処理を終了する。ここでは、電池温度が閾値Tb_th以上となっているため、コントローラ51は、ファン22の風量を最大値に設定することができる。
ステップS104において、コントローラ51は、温度センサ13の検出結果に基づいて、電池温度の上昇速度を算出する。電池温度の上昇速度とは、単位時間当たりの電池温度の上昇量を示す。また、ステップS104において、コントローラ51は、電圧センサ14の検出結果に基づいて、所定時間内において、電圧センサ14による検出電圧値(インバータ52の電圧値)が上限電圧値および下限電圧値に到達した回数をカウントする。
このカウント値は、電圧センサ14による検出電圧値が、上限電圧値および下限電圧値の間で変化していることを把握するために用いられる。例えば、検出電圧値が上限電圧値に到達した後に下限電圧値に到達するたびに、又は、検出電圧値が下限電圧値に到達した後に上限電圧値に到達するたびに、カウント値をインクリメントすることができる。
ステップS105において、コントローラ51は、ステップS104の処理で算出した上昇速度が閾値(上昇速度に関する閾値)S_th以上であるか否かを判別する。コントローラ51は、上昇速度が閾値S_th以上であることを判別することにより、電池温度が上昇しやすくなっていることを把握できる。上昇速度が閾値S_th以上であるとき、コントローラ51は、ステップS106の処理に進み、上昇速度が閾値S_thよりも低いとき、コントローラ51は、図2に示す処理を終了する。
ステップS106において、コントローラ51は、ステップS104の処理で得られたカウント値が閾値(カウント値に関する閾値)C_th以上であるか否かを判別する。コントローラ51は、カウント値が閾値C_th以上であることを判別することにより、高周波成分を含む電流が組電池10に流れていることを把握することができる。カウント値が閾値C_th以上であるとき、コントローラ51は、ステップS107の処理に進み、カウント値が閾値C_thよりも小さいとき、コントローラ51は、ステップS108の処理に進む。
ステップS107において、コントローラ51は、第2電流センサ46の故障によって、第2電流センサ46による検出電流値が固定されていることを判別したり、インバータ52のスイッチング素子がオフ状態で故障していることを判別したりする。この判別に伴い、コントローラ51は、リレー31,32をオンからオフに切り替える。
ステップS108において、コントローラ51は、電池システムが異常状態であるか否かを判別する。この異常状態は、コントローラ51の異常や、電圧センサ14の異常を示す。コントローラ51は、電圧センサ14による検出電圧値が上限電圧値又は下限電圧値に到達し続けていること、又は、電圧センサ14による検出電圧値が固定されていることを確認すれば、電池システムが異常状態であると判別する。この場合には、ユーザなどに警告することができ、この警告を受けたユーザなどは、コントローラ51や電圧センサ14を交換することができる。
本実施例では、ファン22の風量が最大値に設定されているにもかかわらず、電池温度の上昇速度が閾値S_th以上であり、カウント値が閾値C_th以上であることを確認することにより、高周波成分を含む電流が組電池10に流れていることを確認している。上述したように、高周波成分を含む電流は、第2電流センサ46の故障や、インバータ52のスイッチング素子の故障によって引き起こされる。このため、図2に示す処理(特に、ステップS103〜ステップS106の処理)によって、第2電流センサ46の故障や、インバータ52のスイッチング素子の故障を判別することができる。
なお、本実施例では、電池システムに第2電流センサ46が設けられているが、第2電流センサ46を省略することもできる。この場合には、図2に示す処理によって、インバータ52のスイッチング素子の故障を判別することができる。また、図2に示すステップS106の処理を省略して、第2電流センサ46の故障や、インバータ52のスイッチング素子の故障を判別することもできる。ただし、本実施例のように、ステップS106の処理を行うことにより、第2電流センサ46の故障やインバータ52のスイッチング素子の故障を判別する精度を向上させることができる。
10:組電池、12:第1電流センサ、13:温度センサ、31,32:リレー、
40:昇圧回路、41:リアクトル、42,43:ダイオード、
44,45:トランジスタ、46:第2電流センサ、51:コントローラ、
52:インバータ、53:モータ・ジェネレータ

Claims (2)

  1. 充放電を行う蓄電装置と、
    前記蓄電装置の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータに出力する昇圧回路と、
    前記蓄電装置の電流値を検出する第1電流センサと、
    前記昇圧回路の昇圧時に、前記昇圧回路に含まれるリアクトルから前記インバータに流れる電流値を検出する第2電流センサと、
    前記蓄電装置の温度を検出する温度センサと、
    前記蓄電装置に対して冷却風を供給するファンと、
    前記蓄電装置の温度、前記蓄電装置の電流値の二乗値、前記ファンの風量および前記蓄電装置の温度の上昇速度に基づき、前記第2電流センサの故障又は、前記インバータのスイッチング素子の故障を判別するコントローラと、
    を有することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記昇圧回路で昇圧された後の電圧値を検出する電圧センサを有しており、
    前記コントローラは、前記昇圧後の電圧値が所定時間内に上限電圧値および下限電圧値に到達した回数にも基づき、前記第2電流センサの故障又は、前記インバータのスイッチング素子の故障を判別することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
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