JP2015041850A - 軟判定値生成装置および受信装置 - Google Patents

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周作 梅田
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Abstract

【課題】誤り訂正能力を向上可能な軟判定値を生成する軟判定値生成装置を得ること。
【解決手段】差動信号の送信振幅を以前の差動信号の送信振幅で正規化する、振幅方向に情報を持つ変調方式を用いた正規化差動符号送信方式に対応する正規化差動受信方式において、受信信号を正規化差動復号した正規化差動復号信号と送信信号レプリカとのユークリッド距離に基づいて、推定復調ビット系列に対する第1の軟判定値を生成するデマッピング部32と、受信信号の受信信号電力及び送信側と受信側との間の伝送路利得を用いて、第1の軟判定値に対する軟判定値重みを生成する軟判定値重み生成部33と、第1の軟判定値と軟判定値重みとを乗算し、誤り訂正復号に使用する第2の軟判定値を生成する乗算器34と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、多値変調正規化差動伝送方式における軟判定値生成装置に関する。
従来、DSTBC(Differential Space−Time Block Coding)方式では、差動符号化を行った差動信号に対して時空間ブロック符号化を行う。これにより、送信ダイバシチ利得を得つつ、さらに、遅延検波により伝送路推定を行わずに信号検出することを可能にしている。
DSTBC方式の一次変調として、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調、APSK(Amplitude Phase Shift Keying)変調のような振幅に情報を持つ信号を用いる場合、送信信号振幅の分散が大きくなるため、信号電力増幅器の非線形性の影響により信号が歪み、性能が劣化する。
この問題に対して、下記非特許文献1では、差動符号化を行った後に、以前の差動信号の振幅で正規化することにより、送信信号振幅の分散を抑圧している。また、下記非特許文献2では、DSTBC符号化した信号に対して振幅変調を施すことにより、DSTBC符号化された差動信号内で振幅を一定に保ちながら振幅に情報を載せることを可能としている。下記非特許文献1及び下記非特許文献2の技術は、振幅に情報を持つ変調方式を用いた差動受信方式にも適用が可能である。
DSTBC受信装置には、伝送路変動、熱雑音などの影響により誤ったビットを訂正する誤り訂正復号部を搭載するのが一般的である。この誤り訂正復号部の訂正効果を向上するために、変調信号のSNR(Signal−to−Noise Ratio)を考慮した推定ビットの信頼度を表す軟判定値を誤り訂正符号部に入力することが有効である。一次変調にPSK変調を用いたDSTBC方式の場合、受信信号電力の変動は伝送路変動にのみ依存するため、軟判定値には伝送路変動を考慮すればよい。これに対して、下記非特許文献1及び下記非特許文献2のような振幅に情報を持つ信号を用いたDSTBC方式の場合、伝送路変動のみではなく、送信信号電力も考慮して軟判定値を生成する必要がある。例えば、下記特許文献1では、下記非特許文献2のDSTBC方式において、受信信号の電力を考慮した軟判定値を生成することにより、誤り訂正復号部の特性向上を可能にする技術が開示されている。
特許第4181131号公報
加藤泰典,岡崎彰浩,久保博嗣,"差動時空間符号化による耐位相雑音特性改善に関する一検討",2012年電子情報通信学会総合大会,B-8-3,2012年3月 G.Bauch,"A Bandwidth-Efficient Scheme for Non-Coherent Transmit Diversity",in Proc. IEEE Globecom,Dec.2003,pp.3341-3345.
しかしながら、上記従来の技術によれば、上記非特許文献2に記載のDSTBC方式は復号に使用する受信信号セット内では電力が一定であるのに対して、上記非特許文献1に記載のDSTBC方式では、復号に使用する受信信号セット内で電力が変動する。そのため、推定変調信号と実際の推定ビットの信頼度の間で誤差が生じ、誤り訂正復号部による訂正効果の向上が見込めない、という問題があった。
同様に、振幅方向に情報を持つ変調信号を一次変調に用いて差動符号化を施した差動信号に対して、以前の差動信号で正規化する差動受信方式においても、復号に使用する受信信号の電力が変動する。そのため、誤り訂正復号部による訂正効果の向上が見込めない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、振幅方向に情報を持つ変調方式を用いた差動伝送方式において、誤り訂正処理に用いることにより誤り訂正能力を向上可能な軟判定値を生成する軟判定値生成装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、差動信号の送信振幅を以前の差動信号の送信振幅で正規化する、振幅方向に情報を持つ変調方式を用いた正規化差動符号送信方式に対応する正規化差動受信方式において、受信信号を正規化差動復号した正規化差動復号信号と送信信号レプリカとのユークリッド距離に基づいて、推定復調ビット系列に対する第1の軟判定値を生成するデマッピング手段と、前記受信信号の受信信号電力及び送信側と受信側との間の伝送路利得を用いて、前記第1の軟判定値に対する軟判定値重みを生成する軟判定値重み生成手段と、前記第1の軟判定値と前記軟判定値重みとを乗算し、誤り訂正復号に使用する第2の軟判定値を生成する乗算手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、振幅方向に情報を持つ変調方式を用いた差動伝送方式において、誤り訂正処理に用いることにより誤り訂正能力を向上可能な軟判定値を生成できる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の送信装置の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の受信装置の構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1の軟判定値生成部の構成例を示す図である。 図4は、実施の形態3の送信装置の構成例を示す図である。 図5は、実施の形態3の受信装置の構成例を示す図である。 図6は、実施の形態3の正規化DSTBC符号部の構成例を示す図である。 図7は、実施の形態3の軟判定値生成部の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる軟判定値生成装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。以降の説明において、受信信号振幅が一定ではない差動符号化方式を正規化差動受信方式、非特許文献1に記載のDSTBC方式を正規化DSTBC方式と呼ぶこととする。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の送信装置の構成例を示す図である。また、図2は、本実施の形態の受信装置の構成例を示す図である。図1に示す正規化差動送信装置の送信装置10、及び図2に示す正規化差動受信装置の受信装置20で、正規化差動受信方式で通信を行う通信システムを構成する。
送信装置10は、情報ビットのビット系列に誤り訂正符号化を施し、誤り訂正符号化後の符号ビットを生成する誤り訂正符号部11と、誤り訂正符号部11による誤り訂正符号化後の符号ビットをQAM変調信号に変換してマッピングし、QAM変調信号を生成する変調部12と、変調部12からのQAM変調信号に対して正規化差動符号化を実施し、正規化差動符号化後の差動信号を生成する正規化差動符号部13と、正規化差動符号部13による正規化差動符号化後の差動信号を受信装置20へ送信する送信アンテナ14と、を備える。
なお、本実施の形態の説明において重要な役割を果たす機能についてのみ記載し、一般的な機能については説明を省略する。後述する受信装置20、及び実施の形態2以降で説明する構成についても同様とする。
受信装置20は、送信装置10から送信された差動信号を受信する受信アンテナ21と、受信アンテナ21で受信された受信信号(差動信号)から伝送路利得を推定する伝送路利得推定部22と、受信アンテナ21で受信された受信信号から受信信号電力を計算する受信信号電力計算部23と、受信アンテナ21で受信された受信信号から正規化差動信号を復号し、正規化差動復号信号である推定QAM変調信号を生成する正規化差動復号部24と、正規化差動復号部24の出力である推定QAM変調信号、伝送路利得推定部22で推定された伝送路利得、及び受信信号電力計算部23で計算された受信信号電力を用いて軟判定値を生成する軟判定値生成部25と、軟判定値生成部25の出力である軟判定値を用いて誤り訂正復号を行う誤り訂正復号部26と、を備える。
つづいて、送信装置10から正規化差動符号化後の差動信号を送信する送信処理について説明する。送信装置10において、まず、誤り訂正符号部11は、入力した情報ビットのビット系列に誤り訂正符号化を実施する。このとき、誤り訂正符号部11で使用する誤り訂正符号に制約はない。
変調部12は、誤り訂正符号部11から出力された符号化ビットをQAM変調信号に変換し、マッピングする。
正規化差動符号部13は、変調部12から出力されたQAM変調信号を用いて、式(1)に示す正規化差動符号化を実施する。但し、skは時刻kに変調部12が出力するQAM変調信号、xkは時刻kに正規化差動符号部13が出力する差動信号である。
Figure 2015041850
送信アンテナ14は、正規化差動符号部13から出力された差動信号を送信する。
つづいて、受信装置20において正規化差動符号化された差動信号を受信する受信処理について説明する。受信装置20において、まず、受信アンテナ21は、送信装置10から送信された差動信号を受信する。
伝送路利得推定部22は、受信アンテナ21で受信された受信信号(差動信号)を用いて、送信アンテナ14と受信アンテナ21との間の伝送路利得|h|2の推定を実施する。
受信信号電力計算部23は、受信アンテナ21で受信された受信信号を用いて、時刻kの受信信号rkの受信信号電力|rk2を計算する。
正規化差動復号部24は、受信アンテナ21で受信された受信信号rk,rk+1、伝送路利得推定部22で推定された伝送路利得|h|、及び受信信号電力計算部23で計算された受信信号電力|rk|を用いて、式(2)に示す正規化差動復号を実施し、正規化差動復号信号である推定QAM変調信号sk´を生成する。
Figure 2015041850
軟判定値生成部25は、正規化差動復号部24で生成された推定QAM変調信号sk´、伝送路利得推定部22で推定された伝送路利得|h|2、及び受信信号電力計算部23で計算された受信信号電力|rk2、|rk+12を用いて、受信信号電力を考慮した、送信装置10に入力されたビット系列の推定値である推定復調ビット系列の軟判定値を生成する。
図3は、本実施の形態の軟判定値生成部の構成例を示す図である。軟判定値生成部25は、送信に使用しているQAM変調信号のレプリカである変調信号レプリカを生成する送信変調信号レプリカ生成部31と、送信変調信号レプリカ生成部31から出力された変調信号レプリカと正規化差動復号部24から出力された推定QAM変調信号とを用いて推定復調ビット系列の軟判定値を生成するデマッピング部32と、デマッピング部32から出力された推定復調ビット系列の軟判定値に対して乗算する、受信信号電力を考慮した重みを算出して軟判定値重みを生成する軟判定値重み生成部33と、デマッピング部32で生成された軟判定値と軟判定値重み生成部33で生成された軟判定値重みを乗算する乗算器34と、から構成される軟判定値生成装置である。
デマッピング部32は、複数の変調信号レプリカから、変調信号レプリカと推定QAM変調信号のユークリッド距離が最小となる変調信号レプリカを選択し、そのときの対数尤度値を軟判定値(第1の軟判定値)として生成する。
軟判定値重み生成部33は、軟判定値生成部25に入力された伝送路利得|h|2、及び受信信号電力|rk2,|rk+12から、時刻k、時刻k+1の推定QAM変調信号から生成された推定復調ビット系列に対する、軟判定値重みwkを式(3)の通り生成する。
Figure 2015041850
但し、σn 2は受信信号に含まれる雑音の分散、Ptは送信QAM変調信号の平均電力を表す。デマッピング部32で生成された軟判定値は、正規化差動復号後の推定QAM変調信号を用いているため、受信信号電力の変化に関しては全く考慮されていない。
そこで、軟判定値生成部25では、乗算器34は、デマッピング部32から出力された軟判定値(第1の軟判定値)に対して、軟判定値重み生成部33から出力された受信信号電力を考慮した軟判定値重みを乗算し、受信信号電力を考慮し、推定復調ビット系列に含まれる雑音を考慮した軟判定値(第2の軟判定値)を誤り訂正復号部26へ出力する。デマッピング部32において送信信号レプリカと正規化差動復号信号間のユークリッド距離を用いて生成された軟判定値(第1の軟判定値)をL(i,j)、乗算器34から誤り訂正復号部26へ出力される軟判定値(第2の軟判定値)をS(i,j)とすると、軟判定値S(i,j)は式(4)で表すことができる。
Figure 2015041850
誤り訂正復号部26では、軟判定値生成部25で生成された受信信号電力を考慮した軟判定値S(i,j)を入力することにより、従来の受信信号電力を考慮しない軟判定値L(i,j)と比較して、高い訂正能力を実現できる。
なお、誤り訂正復号部26で用いる誤り訂正復号アルゴリズムが線形演算のみで実現できるアルゴリズムの場合、式(3)のσn 2及びPtは省略することができるため、軟判定値重みwkを式(5)で表すことができ、演算量の削減が可能である。
Figure 2015041850
この場合、乗算器34から誤り訂正復号部26へ出力される軟判定値S(i,j)は式(6)で表すことができる。
Figure 2015041850
以上説明したように、本実施の形態によれば、振幅方向に情報を持つ変調方式であるQAM変調を用いた正規化差動受信方式の受信装置20において、軟判定値生成部25は、正規化差動復号信号である推定QAM変調信号と送信信号レプリカとのユークリッド距離に基づいて生成した推定復調ビット系列の軟判定値(第1の軟判定値)に対して、送信装置10から受信した信号に基づいて求めた受信信号電力及び伝送路利得を用いて算出した軟判定値重みを乗算した軟判定値(第2の軟判定値)を誤り訂正復号部26へ出力することとした。これにより、誤り訂正復号部26では、受信信号電力を考慮した軟判定値(第2の軟判定値)を用いることができ、誤り訂正能力を向上させることができる。
なお、本実施の形態で使用した軟判定値重みの算出方法は一例であり、これに限定するものではなく、他の算出方法により求めることも可能である。
実施の形態2.
実施の形態1ではQAM変調信号を用いたが、QAM変調と同様に振幅方向に情報を持つAPSK変調を用いた正規化差動符号化方式についても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。送信装置及び受信装置の構成は、それぞれ、実施の形態1で説明した図1及び図2と同様である。QAM変調からAPSK変調への変化のみのため、詳細な説明については省略する。
実施の形態3.
本実施の形態では、正規化DSTBC方式の場合について、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図4は、本実施の形態の送信装置の構成例を示す図である。また、図5は、本実施の形態の受信装置の構成例を示す図である。図4に示す正規化DSTBC送信装置の送信装置10a、及び図5に示す正規化DSTBC受信装置の受信装置20aで、正規化DSTBC方式で通信を行う通信システムを構成する。
送信装置10aは、情報ビットのビット系列に誤り訂正符号化を施し、誤り訂正符号化後の符号ビットを生成する誤り訂正符号部11と、誤り訂正符号部11による誤り訂正符号化後の符号ビットをQAM変調信号に変換してマッピングし、QAM変調信号を生成する変調部12と、変調部12からのQAM変調信号に対して正規化DSTBC符号化を実施し、正規化DSTBC符号化後の差動信号を生成する正規化DSTBC符号部15と、正規化DSTBC符号部15による正規化DSTBC符号化後の差動信号を受信装置20aへ送信する2本の送信アンテナ14−1,14−2と、を備える。
受信装置20aは、送信装置10aから送信された差動信号を受信する受信アンテナ21と、受信アンテナ21で受信された受信信号(差動信号)から伝送路利得を推定する伝送路利得推定部22と、受信アンテナ21で受信された受信信号から受信信号電力を計算する受信信号電力計算部23と、受信アンテナ21で受信された受信信号から正規化DSTBC信号を復号し、正規化DSTBC復号後信号である推定QAM変調信号を生成する正規化DSTBC復号部27と、正規化DSTBC復号部27の出力である推定QAM変調信号、伝送路利得推定部22で推定された伝送路利得、及び受信信号電力計算部23で計算された受信信号電力を用いて軟判定値を生成する軟判定値生成部25aと、軟判定値生成部25aの出力である軟判定値を用いて誤り訂正復号を行う誤り訂正復号部26と、を備える。
つづいて、送信装置10aから正規化DSTBC符号化後の差動信号を送信する送信処理について説明する。誤り訂正符号部11及び変調部12の処理は、実施の形態1と同様である。
正規化DSTBC符号部15は、変調部12から出力されたQAM変調信号を用いて正規化DSTBC符号化を行う。図6は、本実施の形態の正規化DSTBC符号部の構成例を示す図である。正規化DSTBC符号部15は、入力されたQAM変調信号を用いて正規化差動符号化を施す正規化差動符号部41と、正規化差動符号化された信号に時空間符号化を施す時空間符号部42と、を備える。
時刻k、時刻k+1に正規化差動符号部41に入力されたQAM変調信号を(sk,sk+1)、時刻k、時刻k+1に正規化差動符号部41で生成された差動信号を(xk,xk+1)とする。正規化差動符号部41では、(sk,sk+1)、(xk,xk+1)を用いて、式(7)に示す正規化差動符号化を実施し、時刻k+2、時刻k+3に出力する差動信号(xk+2,xk+3)を生成する。
Figure 2015041850
時空間符号部42は、正規化差動符号部41から出力された差動信号に対して時空間符号化を施す。
送信アンテナ14−1は、時刻k+2、時刻k+3で差動信号(xk+2,xk+3)を、送信アンテナ14−2は、時刻k+2、時刻k+3で差動信号(−xk+3 *,xk+2 *)を、それぞれ送信する。但し、*は複素共役を表す。
つづいて、受信装置20aにおいて正規化DSTBC符号化された差動信号を受信する受信処理について説明する。受信装置20aにおいて、まず、受信アンテナ21は、送信装置10aから送信された差動信号を受信する。時刻kに受信アンテナ21が受信する受信信号をrkとする。
伝送路利得推定部22は、受信アンテナ21で受信された受信信号(差動信号)を用いて、送信アンテナ14−1と受信アンテナ21との間の伝送路利得|h12、及び送信アンテナ14−2と受信アンテナ21との間の伝送路利得|h22の推定を実施する。
受信信号電力計算部23は、受信アンテナ21で受信された受信信号を用いて、時刻kの受信信号rkの受信信号電力|rk2を計算する。
正規化DSTBC復号部27は、受信アンテナ21で受信された受信信号rk,rk+1、伝送路利得推定部22で推定された伝送路利得|h12,|h22、及び受信信号電力計算部23で計算された受信信号電力|rk2,|rk+12を用いて、式(8)、式(9)に示す正規化DSTBC復号を実施し、正規化DSTBC復号後信号である推定QAM変調信号sk´、sk+1´を生成する。
Figure 2015041850
Figure 2015041850
軟判定値生成部25aは、正規化DSTBC復号部27で生成された推定QAM変調信号sk´,sk+1´、伝送路利得推定部22で推定された伝送路利得|h12,|h22、及び受信信号電力計算部23で計算された受信信号電力|rk2、|rk+12を用いて、受信信号電力を考慮した、送信装置10aに入力されたビット系列の推定値である推定復調ビット系列の軟判定値を生成する。
図7は、本実施の形態の軟判定値生成部の構成例を示す図である。軟判定値生成部25aは、送信に使用しているQAM変調信号のレプリカである変調信号レプリカを生成する送信変調信号レプリカ生成部31と、送信変調信号レプリカ生成部31から出力された変調信号レプリカと正規化DSTBC復号部27から出力された推定QAM変調信号とを用いて推定復調ビット系列の軟判定値を生成するデマッピング部32と、デマッピング部32から出力された推定復調ビット系列の軟判定値に対して乗算する、受信信号電力を考慮した重みを算出して軟判定値重みを生成する軟判定値重み生成部33aと、デマッピング部32で生成された軟判定値と軟判定値重み生成部33aで生成された軟判定値重みを乗算する乗算器34と、から構成される軟判定値生成装置である。
デマッピング部32は、複数の変調信号レプリカから、変調信号レプリカと推定QAM変調信号のユークリッド距離が最小となる変調信号レプリカを選択し、そのときの対数尤度値を軟判定値(第1の軟判定値)として生成する。
軟判定値重み生成部33aは、軟判定値生成部25aに入力された伝送路利得|h12,|h22、及び受信信号電力|rk2,|rk+12,|rk+22,|rk+32から、時刻k、時刻k+1の推定QAM変調信号から生成された推定復調ビット系列に対する、軟判定値重みwk,wk+1を式(10)の通り生成する。
Figure 2015041850
但し、σn 2は受信信号に含まれる雑音の分散、Ptは送信QAM変調信号の平均電力を表す。デマッピング部32で生成された軟判定値は、正規化DSTBC復号後の推定QAM変調信号を用いているため、受信電力の変化に関しては全く考慮されていない。
そこで、軟判定値生成部25aでは、乗算器34は、デマッピング部32から出力された軟判定値(第1の軟判定値)に対して、軟判定値重み生成部33aから出力された受信信号電力を考慮した軟判定値重みを乗算し、受信信号電力を考慮し、推定復調ビット系列に含まれる雑音を考慮した軟判定値(第2の軟判定値)を誤り訂正復号部26へ出力する。デマッピング部32において送信信号レプリカと正規化DSTBC復号後信号間のユークリッド距離を用いて生成された軟判定値(第1の軟判定値)をL(i,j)、乗算器34から誤り訂正復号部26へ出力される軟判定値(第2の軟判定値)をS(i,j)とすると、軟判定値S(i,j)は式(11)で表すことができる。
Figure 2015041850
誤り訂正復号部26では、軟判定値生成部25aで生成された受信信号電力を考慮した軟判定値S(i,j)を入力することにより、従来の受信信号電力を考慮しない軟判定値L(i,j)と比較して、高い訂正能力を実現できる。
なお、実施の形態1と同様、誤り訂正復号部26で用いる誤り訂正復号アルゴリズムが線形演算のみで実現できるアルゴリズムの場合、式(10)のσn 2及びPtは省略することができるため、軟判定値重みwk,wk+1を式(12)で表すことができ、演算量の削減が可能である。
Figure 2015041850
この場合、乗算器34から誤り訂正復号部26へ出力される軟判定値S(i,j)は式(13)で表すことができる。
Figure 2015041850
以上説明したように、本実施の形態によれば、振幅方向に情報を持つ変調方式であるQAM変調を用いた正規化DSTBC受信方式の受信装置20aにおいて、軟判定値生成部25aは、正規化DSTBC復号後信号である推定QAM変調信号と送信信号レプリカとのユークリッド距離に基づいて生成した推定復調ビット系列の軟判定値(第1の軟判定値)に対して、送信装置10aから受信した信号に基づいて求めた受信信号電力及び伝送路利得を用いて算出した軟判定値重みを乗算した軟判定値(第2の軟判定値)を誤り訂正復号部26へ出力することとした。これにより、誤り訂正復号部26では、受信信号電力を考慮した軟判定値(第2の軟判定値)を用いることができ、誤り訂正能力を向上させることができる。
なお、本実施の形態で使用した軟判定値重みの算出方法は一例であり、これに限定するものではなく、他の算出方法により求めることも可能である。
実施の形態4.
実施の形態3ではQAM変調信号を用いたが、QAM変調と同様に振幅方向に情報を持つAPSK変調を一次変調とした正規化DSTBC方式についても実施の形態3と同様の効果を得ることができる。装置構成及び受信装置の構成は、それぞれ、実施の形態3で説明した図4及び図5と同様である。一次変調としてQAM変調信号からAPSK変調への変化のみのため、詳細な説明については省略する。
以上のように、本発明にかかる軟判定値生成装置は、無線通信に有用であり、特に、正規化差動受信方式の通信に適している。
10,10a 送信装置、11 誤り訂正符号部、12 変調部、13 正規化差動符号部、14,14−1,14−2 送信アンテナ、15 正規化DSTBC符号部、20,20a 受信装置、21 受信アンテナ、22 伝送路利得推定部、23 受信信号電力計算部、24 正規化差動復号部、25,25a 軟判定値生成部、26 誤り訂正復号部、27 正規化DSTBC復号部、31 送信変調信号レプリカ生成部、32 デマッピング部、33,33a 軟判定値重み生成部、34 乗算器、41 正規化差動符号部、42 時空間符号部。

Claims (10)

  1. 差動信号の送信振幅を以前の差動信号の送信振幅で正規化する、振幅方向に情報を持つ変調方式を用いた正規化差動符号送信方式に対応する正規化差動受信方式において、
    受信信号を正規化差動復号した正規化差動復号信号と送信信号レプリカとのユークリッド距離に基づいて、推定復調ビット系列に対する第1の軟判定値を生成するデマッピング手段と、
    前記受信信号の受信信号電力及び送信側と受信側との間の伝送路利得を用いて、前記第1の軟判定値に対する軟判定値重みを生成する軟判定値重み生成手段と、
    前記第1の軟判定値と前記軟判定値重みとを乗算し、誤り訂正復号に使用する第2の軟判定値を生成する乗算手段と、
    を備えることを特徴とする軟判定値生成装置。
  2. 前記乗算手段は、次式(1)に従って前記第2の軟判定値を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の軟判定値生成装置。
    Figure 2015041850
    (i:正規化差動復号信号時刻インデックス,j:正規化差動復号信号内ビットインデックス,k:受信信号時刻インデックス,L(i,j):第1の軟判定値,S(i,j):第2の軟判定値,|h|2:伝送路利得,|r|2:受信信号電力,σn 2:平均雑音電力,Pt:送信変調信号の平均電力)
  3. 前記乗算手段は、次式(2)に従って前記第2の軟判定値を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の軟判定値生成装置。
    Figure 2015041850
    (i:正規化差動復号信号時刻インデックス,j:正規化差動復号信号内ビットインデックス,k:受信信号時刻インデックス,L(i,j):第1の軟判定値,S(i,j):第2の軟判定値,|h|2:伝送路利得,|r|2:受信信号電力)
  4. 前記振幅方向に情報を持つ変調方式を、QAM変調またはAPSK変調とする、
    ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の軟判定値生成装置。
  5. 差動信号の送信振幅を以前の差動信号の送信振幅で正規化する、振幅方向に情報を持つ変調方式を用いた正規化差動符号送信方式で送信された信号を受信する正規化差動受信方式の受信装置であって、
    受信信号の受信信号電力を求める受信信号電力計算手段と、
    送信側と自装置との間の伝送路利得を推定する伝送路利得推定手段と、
    前記受信信号電力及び前記伝送路利得を用いて、前記受信信号の正規化差動復号を実施して正規化差動復号信号を生成する正規化差動復号手段と、
    前記正規化差動復号信号、前記受信信号電力、及び前記伝送路利得を用いて、軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
    前記軟判定値生成手段で生成された軟判定値を用いて誤り訂正復号を行う誤り訂正復号手段と、
    を備え、
    前記軟判定値生成手段として請求項1〜4のいずれかの軟判定値生成装置を用いる、
    ことを特徴とする受信装置。
  6. 差動信号の送信振幅を以前の差動信号の送信振幅で正規化する、振幅方向に情報を持つ変調方式を一次変調とした正規化DSTBC(Differential Space−Time Block Coding)送信方式に対応する正規化DSTBC受信方式において、
    受信信号を正規化DSTBC復号した正規化DSTBC復号後信号と送信信号レプリカとのユークリッド距離に基づいて、推定復調ビット系列に対する第1の軟判定値を生成するデマッピング手段と、
    前記受信信号の受信信号電力及び送信側と受信側との間の伝送路利得を用いて、前記第1の軟判定値に対する軟判定値重みを生成する軟判定値重み生成手段と、
    前記第1の軟判定値と前記軟判定値重みとを乗算し、誤り訂正復号に使用する第2の軟判定値を生成する乗算手段と、
    を備えることを特徴とする軟判定値生成装置。
  7. 前記乗算手段は、次式(3)に従って前記第2の軟判定値を生成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の軟判定値生成装置。
    Figure 2015041850
    (i:正規化DSTBC復号信号時刻インデックス,j:正規化DSTBC復号信号内ビットインデックス,k:受信信号時刻インデックス,L(i,j):第1の軟判定値,S(i,j):第2の軟判定値,|h|2:伝送路利得,|r|2:受信信号電力,σn 2 :平均雑音電力,Pt:送信変調信号の平均電力)
  8. 前記乗算手段は、次式(4)に従って前記第2の軟判定値を生成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の軟判定値生成装置。
    Figure 2015041850
    (i:正規化DSTBC復号信号時刻インデックス,j:正規化DSTBC復号信号内ビットインデックス,k:受信信号時刻インデックス,L(i,j):第1の軟判定値,S(i,j):第2の軟判定値,|h|2:伝送路利得,|r|2:受信信号電力)
  9. 前記振幅方向に情報を持つ変調方式を、QAM変調またはAPSK変調とする、
    ことを特徴とする請求項6,7または8に記載の軟判定値生成装置。
  10. 差動信号の送信振幅を以前の差動信号の送信振幅で正規化する、振幅方向に情報を持つ変調方式を一次変調とした正規化DSTBC(Differential Space−Time Block Coding)送信方式で送信された信号を受信する正規化DSTBC受信方式の受信装置であって、
    受信信号の受信信号電力を求める受信信号電力計算手段と、
    送信側と自装置との間の伝送路利得を推定する伝送路利得推定手段と、
    前記受信信号電力及び前記伝送路利得を用いて、前記受信信号の正規化DSTBC差動復号を実施して正規化DSTBC復号信号を生成する正規化DSTBC復号手段と、
    前記正規化DSTBC復号信号、前記受信信号電力、及び前記伝送路利得を用いて、軟判定値を生成する軟判定値生成手段と、
    前記軟判定値生成手段で生成された軟判定値を用いて誤り訂正復号を行う誤り訂正復号手段と、
    を備え、
    前記軟判定値生成手段として請求項6〜9のいずれかの軟判定値生成装置を用いる、
    ことを特徴とする受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114567534A (zh) * 2022-02-23 2022-05-31 深圳云驰科技有限公司 软判决方法、装置、计算机设备及计算机可读存储介质

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