JP2015041033A - 画像形成装置 - Google Patents

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優 戸田
剱持 和久
Kazuhisa Kemmochi
和久 剱持
細川 尊広
Takahiro Hosokawa
尊広 細川
康晴 能登屋
Yasuharu Notoya
康晴 能登屋
晃子 木暮
Akiko Kogure
晃子 木暮
覚 仁戸部
Manabu Nitobe
覚 仁戸部
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Abstract

【課題】複数の定着装置を使用する画像形成装置において、キズ等の不具合の原因となっている定着装置を特定する。【解決手段】シートにトナー像を形成する画像形成部と、シート上のトナー像を加熱する定着装置を複数有する画像形成装置において、定着装置ごと、または定着装置の組み合わせごとに識別パターン画像を付与することで、トナー像を加熱するのに使用した定着装置を識別する。【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するもので、詳しくは複数個の定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
近年、印刷装置の代替として電子写真方式の画像形成装置を用いる場合が増えており、画像出力の高速化やMTBF(平均故障間隔、Mean Time Between Feilure)向上、さらには多種多様な記録用紙への対応が望まれている。
一般に定着装置を1つだけを有する画像形成装置においては、記録用紙の種類に応じて定着温調温度を切り替えたり、プロセス速度を切り替えたりする必要があった。
例えば、薄手の普通紙の場合は低温・高速に変更する、厚手のコート紙の場合は高温・低速に変更するといった具合で、記録用紙が変更される度に温度調整や速度変更による待ち時間が生じてしまう。
特に、定着装置の温度調整による待ち時間は影響が大きく課題であった。例えば定着装置の熱容量を小さくした場合、温度調整の応答性が増して待ち時間は減るが、高速なプロセス速度では熱供給が間に合わなくなってしまう。一方で、定着装置の熱容量を大きくした場合、熱供給は間に合うが温度調整の待ち時間が増えてしまう。
上記課題に対応するべく、複数個の定着装置を設けた画像形成装置が従来から開示されている。
特許文献1で開示されている定着装置では、互いに異なる構成を持つ複数個の定着装置を有しており、記録用紙の種類に応じて使用する定着装置を使い分けることを行う。
すなわち、記録用紙の種類に応じて行っていた温度調整や回転速度の変更が不要となり、高速に画像出力を行うことができる。
また、特許文献2で開示されている定着装置では、同一構成の定着装置を複数個有しており、同種類の記録用紙においても各定着装置に振り分けて搬送・定着させることを行う。
1つだけの定着装置にシートを搬入し続けた場合、温度低下した際に温度調整のための待ち時間を設ける必要があるが、2つの定着装置にそれぞれ振り分けてシートを搬入した場合、温度低下が抑えられ、温度調整による待ち時間を減らすことができる。または、2つのうち片方の定着装置が温度調整を行っている間に、もう片方の定着装置を使用することで、待ち時間を減らすことができる。
特開2002−123108号公報 特開2003−280414号公報
しかしながら、上述した画像形成装置においては、定着装置の表面キズやシワ等の定着装置に起因する画像不良が生じた場合、複数の定着装置のうちどの定着装置が原因なのか簡単に特定することができない、という課題があった。
例えば、複数ある定着装置のいずれか1つに画像不良が生じ得る表層キズが存在した場合、最終的に排紙された画像の中には、画像不良が生じている画像と生じていない画像が混在することになる。
ユーザーがそれらの画像から画像不良の原因となっている定着装置を特定するのは簡単ではなかった。例えば、記録用紙の種類や順番から類推する、もしくは1つ1つの定着装置へ再び記録用紙を定着させるように印字命令を出して画像を観察する、または1つ1つの定着装置を画像形成装置から引き出して観察する、などが挙げられる。
これらの対処方法は、画像形成装置に対するユーザーの習熟レベル、排紙トレイ内の画像枚数、さらには定着装置の数と構成によって難易度が高まるため、抜本的な解決策が必要であった。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、複数の定着装置のうちどの定着装置を使用したかを、ユーザーが出力された画像や排紙位置を観察することで簡便に識別することが可能な画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
シートにトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたシート上のトナー像を加熱する選択可能な複数の定着装置を有する画像形成装置において、前記トナー像を加熱するのに使用した定着装置を識別する識別手段を有する、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、トナー像を加熱するのに使用した定着装置を容易に識別することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明に従う画像形成装置の1例の概略構成模型図で、2つの定着装置を並列に配置した画像形成装置 本発明に従う画像形成装置の定着装置識別パターンの1例で、余白部に識別パターンを付与したもの 本発明に従う画像形成装置の定着装置識別パターンの1例で、画像部に識別パターンを付与したもの 本発明に従う画像形成装置の1例の定着部で、2つの定着装置を並列に配置し、2つの記録用紙搬送経路のうち1つが2つの定着装置を使用する定着部 本発明に従う画像形成装置の1例の定着部で、3つの定着装置を配置し、2つの記録用紙搬送経路のうちどちらも2つの定着装置を使用する定着部 本発明に従う画像形成装置の1例の定着部で、定着装置の定着ローラに対して刻印を施し、それを記録用紙の画像部または余白部に写すことで使用した定着装置の識別を可能にする定着部 本発明に従う画像形成装置の1例の定着部で、1つの排紙トレイに2つの排紙位置を設け、使用した定着装置に応じて排紙位置を切り替える定着部 本発明に従う画像形成装置の1例の定着部で、2つの排紙トレイ設け、使用した定着装置に応じて排紙トレイを切り替える定着部
本発明の画像形成装置を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
本発明の第1の実施例を以下に説明する。まず、本実施例における画像形成装置の本体構成と画像形成部について説明し、次いで本発明に係わる定着装置、および使用定着装置の識別手段、について詳しく説明する。
〈本体構成〉
図1は本発明に従う画像形成装置の1例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置100は転写式電子写真プロセス利用、レーザー走査露光方式のデジタル画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機能機等)である。
101は原稿読取装置(イメージスキャナー)、102は領域指定装置(デジタイザー)であり、何れも画像形成装置本体100の上面側に配設してある。原稿読取装置101は該装置の原稿台上に載置した原稿面を内部に設けた光源等からなる走査照明光学系により走査し、原稿面からの反射光をCCDラインセンサ等の光センサにより読み取り、画像情報を時系列電気デジタル画素信号に変換する。領域指定装置102は原稿の読み取り領域等の設定を行い、信号を出力する。103はプリントコントローラーであり、不図示のパソコン等の画像データに基づくプリント信号を出力する。104は原稿読取装置101、領域指定装置102、プリントコントローラー103等からの信号を受けて、画像出力機構の各部に指令を送る信号処理及び種々の作像シーケンス制御を行う制御部(CPU)である。また、記録用紙Pはカセット給紙部110から分離給紙されて記録用紙搬送路111を搬送される。
〈画像形成部〉
第1、第2、第3、第4の画像形成部200a、200b、200c、200dにおいて、各々異なった色のトナー像が潜像、現像、転写のプロセスを経て形成される。
画像形成部200a、200b、200c、200dは、それぞれ専用の像担持体、本例では電子写真感光ドラム201a、201b、201c、201dを具備し、各感光ドラム上に各色のトナー像が形成される。各感光ドラムに隣接して中間転写ベルト209が設置され、各感光ドラム上に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト209上に1次転写され、2次転写ローラ210を介して記録用紙Pに2次転写される。
感光ドラム201a、201b、201c、201dの外周には、それぞれドラム帯電器203a、203b、203c、203d、現像器204a、204b、204c、204d、1次転写ローラ205a、205b、205c、205d及びクリーナ206a、206b、206c、206dが設けられ、装置の上方部にはさらに図示しない光源装置およびポリゴンミラーが設置されている。
光源装置から発せられたレーザー光を、ポリゴンミラーを回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラム201a、201b、201c、201dの母線上に集光して露光することにより、各感光ドラム上に画像信号に応じた潜像が形成される。
現像器204a、204b、204c、204dには、現像剤としてそれぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)のトナーが、図示しない供給装置により所定量充填されている。現像器204a、204b、204c、204dは、それぞれ感光ドラム201a、201b、201c、201d上の潜像を現像して、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロートナー像及びブラックトナー像として可視化する。
中間転写ベルト209は矢示の方向に各感光ドラムと同じ周速度をもって回転駆動されている。
各感光ドラム上に形成担持された上記第1色のイエロートナー画像は、感光ドラム201aと中間転写ベルト209とのニップ部を通過する過程で、中間転写ベルト209に印加される1次転写バイアスにより形成される電界と圧力により、中間転写ベルト209の外周面に転写されていく。
以下、同様に第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写ベルト209上に転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が、中間転写ベルト209状に形成される。
210は2次転写ローラで、中間転ベルト209に対応し平行に軸受させて下面部に接触させて配設してある。2次転写ローラ210には、2次転写バイアス源によって所望の2次転写バイアスが印加されており、中間転写ベルト209上に転写された合成カラートナー画像は、記録用紙Pに転写される。
1次転写が終了した感光ドラム201a、201b、201c、201dは、それぞれのクリーナ206a、206b、206c、206dにより転写残トナーがクリーニング、除去され、引き続き次の潜像の形成以下に備えられる。中間転写ベルト2上に残留したトナー及びその他の異物は、中間転写ベルト209の表面にクリーニングウエブ(不織布)208を当接して、拭い取るようにしている。
記録用紙Pに転写されたカラートナー画像は、記録用紙搬送路111を搬送されて画像定着部300にて定着される。
〈画像定着部〉
次いで、画像定着部300について以下に説明する。画像定着部300は、搬送路切り替え装置301、第1定着装置302a、第2定着装置302bで構成される。
第1定着装置302aは、定着ローラ303a、及び加圧ローラ304aで構成される。定着ローラ303aは中空構造で、内部にはハロゲンランプを熱源として持つ。定着ローラの温度は不図示の温度検知手段を含む温調系にて制御される。その他の加熱方法としてIHやセラミックヒーターなどが挙げられる。また、これらに限定されることはない。
本実施例においては、定着ローラの温度303aを180℃、加圧ローラの温度を110℃としたが、この温度に限定されることなく、プロセス速度や定着するシートの種類によって温度を変更してもよい。
定着ローラ303aは、外径φ40mmであり、φ36mmのアルミ製芯金の外側にシリコーンゴムからなる弾性層が形成されている。弾性層の上にはトナー離型層として、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)からなる離型層が30μm形成されている。離型層は耐熱性と離型性を有する材料によって形成されるのが好ましく、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)の他にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン樹脂(FEP)などのフッ素樹脂が挙げられる。離型層の厚みは耐久性などを考慮して、5〜50μm程度が好ましい。また、トナーへの伝熱効率を高めるために熱伝導率を上げても良い。例えば、カーボンなどの導電材を添加することで行なわれる。
加圧ローラ304bは、本実施例では、定着ローラ303aと同様の構成のものを用いたが、これに限られるものではない。上記構成において、ローラ両端に対し、定着ローラ側から総荷重約100kgfを印加し、定着ニップ部を形成し、加熱、加圧することにより、未定着トナー像を記録媒体上に定着する。また定着ユニットの各定着ローラと加圧ローラには、その温度を検出するための不図示のサーミスタと、異常に温度が上がったときに強制的にヒータへの電力の供給を遮断する不図示のサーモスタットが設けられている。これらのサーミスタ及びサーモスタットは通常定着器で用いられているものを用いればよい。
第2定着装置302bは、本実施例では、第1定着装置302aと同様の構成のものを用い、第1定着装置と並列に配置した。
記録用紙Pは記録用紙搬送路111を搬送され、記録用紙搬送路切り替え装置301にて第1定着装置302a、または第2定着装置302bへ振り分けられる。どちらに搬送するかは交互、もしくはユーザーがプリントコントローラー103を通じて決めることができる。
記録用紙搬送路切り替え装置301によって振り分けられた記録用紙Pは、第1定着装置302a、または第2定着装置302bによってトナーが記録用紙Pに定着され、記録画像として装置外の排紙トレイ115に排出される。
2つの定着装置を並列に配置し、シートを交互に振り分けて定着させることで、各定着装置の温度低下が抑えられ、定着装置が1つだけの場合と比較して温度調整による待ち時間を減らすことができる。
また、シートを2つの定着装置へ交互に振り分けることに限られることはない。例えば、シートの種類に応じて2つの定着装置を使い分けても良い。この場合においても、1つの定着装置だけの場合と比較してシートの種類に応じて温度調整する必要が減り、待ち時間を減らすことができる。
〈使用定着装置の識別手段〉
次いで、本発明の特徴である使用定着装置の識別手段について以下に説明する。
記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302aが使用される場合、あらかじめプリントコントローラー103にて図2aに示す識別パターン画像400aをプリント信号に付与する。本実施例では、識別パターンとして画像外の余白部に「F1」という文字列を付与した。
一方で、記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302bが使用される場合、あらかじめプリントコントローラー103にて図2bに示す識別パターン画像400bを付与する。本実施例では、識別パターンとして画像外の余白部に「F2」という文字列を付与した。
このように、使用する定着装置に応じて識別パターン画像を付与しておくことで、排紙トレイ115に排出された記録画像をユーザーが観察すれば、個々の記録画像を定着したのが定着装置302aなのか、または定着装置302bなのかを特定することができる。
例えば、定着装置302aと定着装置302bどちらかに画像不良が生じる表層キズが存在した場合、排紙トレイ115に積載された記録画像の中には、画像不良が生じた記録画像と生じていない記録画像が混在することになる。そこで、画像不良が生じた記録画像中に識別パターン400aが存在した場合、ユーザーは定着装置302aに不良があることを簡便に識別することができる。その後、ユーザーは定着装置302aを交換する、もしくは記録用紙搬送路切り替え装置301に対し、定着装置302aを使用しないようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることができる。
このように、識別パターンを付与することで、ユーザーは簡便に不良のある定着装置を特定することができ、迅速な対処を行うことが可能になる。
本実施例においては、識別パターン図2a、および図2bはどちらも余白部分に画像を付与しているが、これに限られることはなく、ユーザーはプリントコントローラー103を通じて識別パターンの位置を指定することができる。また、プリントコントローラー103を通じて付与する識別パターンを指定することもできる。
例えば、余白が無く仕上げ裁断を行わないために識別パターンを目立たなくしたい場合、図3a、図3bに示すような画像中に識別パターン301a、302bを付与することもできる。本実施例では識別パターンを画像の端部領域のみに付与しているが、全面に印字しても良い。その際、使用するトナーはイエロー、または色材を含まないクリアトナーなどの目立ちにくいトナーを使うのが好ましい。
また、定着器を交換したばかりの場合や定着装置起因の画像不良を気にしない場合など、識別パターンが不要な場合はプリントコントローラー103を通じて識別パターンの付与を停止するモードを設定することができる。また、例えば100枚出力枚に1回定着器の識別を行うなどのシーケンスを任意に設定することもできる。
[実施例2]
本発明の第2の実施例を以下に説明する。本実施例における画像形成装置の本体構成と画像形成部は第1の実施例と同様のものを用いた。
〈画像定着部〉
本実施例の画像定着部300を図4に示す。画像定着部300は、搬送路切り替え装置301、第1定着装置302a、第2定着装置302bで構成される。どちらの定着装置も実施例1で用いた定着装置と同様のものを用いた。
記録用紙Pは記録用紙搬送路111を搬送され、第1定着装置302aによって定着される。その後、記録用紙搬送路切り替え装置301によって第2定着装置302bも使用する記録用紙搬送路、または使用しない記録用紙搬送路へ振り分けられ、装置外の排紙トレイ115に排出される。
本実施例においては、シートの種類に応じて使用する定着装置を使い分けた。例えば、坪量100g/m未満の薄い紙の場合は第1定着装置302aだけを使用し、坪量100g/m以上の厚い紙の場合は第1定着装置302aと第2定着装置302bを使用した。その結果、1つの定着装置だけの場合と比較してシートの種類に応じて温度調整する必要が減り、待ち時間を減らすことができる。
〈使用定着装置の識別手段〉
次いで、本実施例における使用定着装置の識別手段について以下に説明する。
記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302aだけが使用される場合、あらかじめプリントコントローラー103にて図2aに示す識別パターン画像400aをプリント信号に付与する。本実施例では、識別パターンとして画像外の余白部に「F1」という文字列を付与した。
一方で、記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302aと定着装置302bが使用される場合、あらかじめプリントコントローラー103にて図2bに示す識別パターン画像400bを付与する。本実施例では、識別パターンとして画像外の余白部に「F2」という文字列を付与した。
このように、使用する定着装置に応じて識別パターン画像を付与しておくことで、排紙トレイ115に排出された記録画像をユーザーが観察すれば、個々の記録画像を定着した定着装置が定着装置302aだけなのか、定着装置302aと定着装置302bの両方なのかを特定することができる。
例えば、画像不良が生じた記録画像の全てに識別パターン400aが存在し、識別パターン400bは存在しない場合、ユーザーは定着装置302aに不良があると識別することができる。
または、画像不良が生じた記録画像の全てに識別パターン400bが存在し、識別パターン400aは存在しない場合、ユーザーは定着装置302bに不良があると識別することができる。
識別後、ユーザーは不良が起きた定着装置を交換する、もしくは定着装置を使用しないよう、記録用紙搬送路切り替え装置301を切り替える、または該当する定着装置の定着ローラと加圧ローラを脱離するようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることができる。
異なる例として、画像不良が生じた記録画像に識別パターン400aが存在する画像と識別パターン400bが存在する画像が混在した場合、まずユーザーは少なくとも定着装置302aに不良があると識別することができる。ユーザーは定着装置302aを交換、または定着装置302aの定着ローラと加圧ローラを脱離するようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることで対応することができる。そして、再度プリントを行い排紙トレイ115に積載した記録画像に画像不良がなければ、定着装置302bに問題がなかったことをユーザーは識別できる。
別のケースとして、再度プリントを行っても排紙トレイ115に積載した記録画像に不良があり、全て識別パターン400bが付与されている場合は、定着装置302bにも不良があったと識別することができる。その後ユーザーは定着装置302bを交換、または定着装置302bの定着ローラと加圧ローラを脱離するようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることで対応することができる。
[実施例3]
本発明の第3の実施例を以下に説明する。本実施例における画像形成装置の本体構成と画像形成部は第1の実施例と同様のものを用いた。
〈画像定着部〉
本実施例の画像定着部300を図5に示す。画像定着部300は、搬送路切り替え装置301、第1定着装置302a、第2定着装置302b、第3定着装置302cで構成される。全ての定着装置は実施例1で用いた定着装置と同様のものを用いた。
記録用紙Pは記録用紙搬送路111を搬送され、第1定着装置302aによって定着される。その後、記録用紙搬送路切り替え装置301によって第2定着装置302bを使用する記録用紙搬送路、または第3定着装置302cを使用する記録用紙搬送路へ振り分けられ、装置外の排紙トレイ115に排出される。
本実施例においては、シートの種類に応じて使用する定着装置を使い分けた。
第2定着装置302bの温度を180℃に設定したのに対して、第3定着装置302cの温調温度を10℃以上高く設定し、坪量100g/m未満の薄い紙の場合は第1定着装置302aと第2定着装置302bを使用し、坪量100g/m以上の厚い紙の場合は第1定着装置302aと第3定着装置302cを使用した。
その結果、1つの定着装置だけの場合と比較してシートの種類に応じて温度調整する必要が減り、待ち時間を減らすことができる。
〈使用定着装置の識別手段〉
次いで、本実施例における使用定着装置の識別手段について以下に説明する。
記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302aと302bが使用される場合、あらかじめプリントコントローラー103にて図2aに示す識別パターン画像400aをプリント信号に付与する。本実施例では、識別パターンとして画像外の余白部に「F1」という文字列を付与した。
一方で、記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302aと定着装置302cが使用される場合、あらかじめプリントコントローラー103にて図2bに示す識別パターン画像400bを付与する。本実施例では、識別パターンとして画像外の余白部に「F2」という文字列を付与した。
このように、使用する定着装置に応じて識別パターン画像を付与しておくことで、排紙トレイ115に排出された記録画像をユーザーが観察すれば、個々の記録画像を定着した定着装置が定着装置302aなのか、定着装置302bなのか、または定着装置303cなのかを特定することができる。
例えば、画像不良が生じた記録画像の全てに識別パターン400aが存在し、識別パターン400bは存在しない場合、ユーザーは定着装置302cに不良があると識別することができる。
または、画像不良が生じた記録画像の全てに識別パターン400bが存在し、識別パターン400aは存在しない場合、ユーザーは定着装置302bに不良があると識別することができる。
識別後、ユーザーは不良が起きた定着装置を交換する、もしくは定着装置を使用しないよう、記録用紙搬送路切り替え装置301を切り替える、または該当する定着装置の定着ローラと加圧ローラを脱離するようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることができる。
異なる例として、画像不良が生じた記録画像に識別パターン400aが存在する画像と識別パターン400bが存在する画像が混在した場合、不良がある定着装置の組み合わせは全ての組み合わせが考えられ、この時点では特定が困難である。まず、ユーザーは少なくとも定着装置302aに不良の疑いがあるとし、定着装置302aを交換、または定着装置302aの定着ローラと加圧ローラを脱離するようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることで対応することができる。
そして、再度プリントを行い排紙トレイ115に積載した記録画像に画像不良がなければ、定着装置302bと定着装置302cに問題がなかったことをユーザーは識別できる。
別のケースとして、再度プリントを行っても排紙トレイ115に積載した記録画像に不良があり、全て識別パターン400aが付与されている場合は、定着装置302bにも不良があったと識別することができる。
また別のケースとして、再度プリントを行っても排紙トレイ115に積載した記録画像に不良があり、全て識別パターン400bが付与されている場合は、定着装置302cにも不良があったと識別することができる。
さらに別のケースとして、再度プリントを行っても排紙トレイ115に積載した記録画像に不良があり、識別パターン400aが付与されて画像と識別パターン400bが付与されている画像が混在した場合、定着装置302bと定着装置302cにも不良があったと識別することができる。
その後、ユーザーは不良と識別できた各定着装置を交換、または定着装置の定着ローラと加圧ローラを脱離するようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることで対応することができる。
[実施例4]
本発明の第4の実施例を以下に説明する。本実施例における画像形成装置の本体構成と画像形成部は第1の実施例と同様のものを用いた。
〈画像定着部〉
本実施例における画像定着部の構成は、第1の実施例で示した図1の画像定着部300と同様で、搬送路切り替え装置301、第1定着装置302a、第2定着装置302bで構成される。
2つの定着装置を並列に配置し、シートを交互に振り分けて定着させることで、各定着装置の温度低下が抑えられ、定着装置が1つだけの場合と比較して温度調整による待ち時間を減らすことができる。
また、シートを2つの定着装置へ交互に振り分けることに限られることはない。例えば、シートの種類に応じて2つの定着装置を使い分けても良い。この場合においても、1つの定着装置だけの場合と比較してシートの種類に応じて温度調整する必要が減り、待ち時間を減らすことができる。
〈使用定着装置の識別手段〉
次いで、本実施例における使用定着装置の識別手段について以下に説明する。
本実施例では、定着装置の定着ローラに対して刻印を施し、それを記録用紙の画像部または余白部に写すことで使用した定着装置の識別を可能にする。
図6aに第1定着装置302aが記録用紙Pを定着している様子を示す。定着装置302aの定着ローラ303aの端部に「F1」という文字列の刻印404aを施した。記録紙Pの端部には未定着のトナー像が形成されており、記録用紙Pが定着される際、識別パターン画像400aとして余白部に「F1」という文字列が記録される。
一方で、第2定着装置302bが記録用紙Pを定着している様子を図6bに示す。定着装置302bの定着ローラ303bの端部に「F2」という文字列の刻印404bを施した。記録用紙Pが定着される際、第1定着装置aと同様にして識別パターン画像400bによって余白部に「F2」という文字列が記録される。
このように、使用する定着装置から直接識別パターン画像を付与することで、排紙トレイ115に排出された記録画像をユーザーが観察すれば、個々の記録画像を定着した定着装置が定着装置302aなのか、定着装置302bなのかを特定することができる。
本実施例においては、記録用紙Pの端部の全面に未定定着のトナー像を形成しているが、これに限られることはなく、一部のみの画像にして刻印404aと同期をとっても良い。または、刻印404aを定着ローラの周方向全面に施しても良い。
また、本実施例においては、識別パターンが画像の余白部にくるように定着ローラの端部に刻印を配置したが、余白が無いような画像の場合でも使用できる。その際は、点群パターンなどの目立ちにくい刻印にすることが好ましい。
[実施例5]
本発明の第5の実施例を以下に説明する。本実施例における画像形成装置の本体構成と画像形成部は第1の実施例と同様のものを用いた。
〈画像定着部〉
本実施例における画像定着部の構成は、第1の実施例で示した図1の画像定着部300と同様で、搬送路切り替え装置301、第1定着装置302a、第2定着装置302bで構成される。
2つの定着装置を並列に配置し、シートを交互に振り分けて定着させることで、各定着装置の温度低下が抑えられ、定着装置が1つだけの場合と比較して温度調整による待ち時間を減らすことができる。
また、シートを2つの定着装置へ交互に振り分けることに限られることはない。例えば、シートの種類に応じて2つの定着装置を使い分けても良い。この場合においても、1つの定着装置だけの場合と比較してシートの種類に応じて温度調整する必要が減り、待ち時間を減らすことができる。
〈使用定着装置の識別手段〉
次いで、本発明の特徴である使用定着装置の識別手段について以下に説明する。
記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302aが使用される場合、排紙トレイでの排紙位置が図7に示す500aの位置となるよう、あらかじめプリントコントローラー103にて指定する。
一方で、記録用紙搬送路切り替え装置301によって定着装置302bが使用される場合、排紙トレイでの排紙位置が図7に示す500bの位置となるよう、あらかじめプリントコントローラー103にて指定する。
このように、使用する定着装置に応じて排紙箇所が変わることで、排紙トレイ115に排出された記録画像の位置をユーザーが観察すれば、個々の記録画像を定着した定着装置が定着装置302aなのか、定着装置302bなのか特定することができる。
例えば、定着装置302aと定着装置302bどちらかに画像不良が生じる表層キズが存在した場合、排紙トレイ115に積載された記録画像の中には、画像不良が生じた記録画像と生じていない記録画像が混在することになる。
そこで、画像不良が生じた記録画像が排紙位置500aに存在した場合、ユーザーは定着装置302aに不良があることを簡便に識別することができる。その後ユーザーは定着装置302aを交換する、もしくは記録用紙搬送路切り替え装置301に対し、定着装置302aを使用しないようにプリントコントローラー103を通じて命令を与えることができる。
このように、使用した定着装置ごとに排紙位置を変えることで、ユーザーは簡便に不良のある定着装置を特定することができ、迅速な対処を行うことが可能になる。
本実施例においては、排紙位置500aと排紙位置500bはどちらも同一の排紙トレイ115に設置しているが、これに限られることはなく、図8に示すように別の排紙トレイ116を用意することでトレイを別々に分けても良い。
また、定着器を交換したばかりの場合や表層キズを気にしない場合など、定着器の識別が不要な場合は、プリントコントローラー103を通じて排紙箇所の振り換えを停止するモードを設定することができる。また、例えば100枚出力枚に1回定着器の識別を行うなどのシーケンスを任意に設定することもできる。
P 記録用紙
100 画像形成装置
101 原稿読取装置(イメージスキャナー)
102 領域指定装置(デジタイザー)
103 プリントコントローラー
104 制御部(CPU)
110 カセット給紙部
111 記録材搬送路
115 排紙トレイ
200 画像形成部
201 電子写真感光ドラム
203 ドラム帯電器
204 現像器
205 1次転写ローラ
206 クリーナ
209 中間転写ベルト
210 2次転写ローラ
300 画像定着部
301 搬送路切り替え装置
302 定着装置
303 定着ローラ
304 加圧ローラ
400 識別パターン(文字列)
401 識別パターン(点群)
404 識別パターンを付与する刻印
500 排紙トレイ中の排紙位置

Claims (7)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたシート上のトナー像を加熱する選択可能な複数の定着装置を有する画像形成装置において、前記トナー像を加熱するのに使用した定着装置を識別する識別手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー像を加熱するのに使用した定着装置を識別する識別手段とは、定着装置ごと、または定着装置の組み合わせごとに対応した識別パターン画像を付与する認識パターン画像付与手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記認識パターン画像付与手段による前記識別パターン画像の付与の有無をユーザーが選択することが可能な定着装置検査モードを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記認識パターン画像付与手段とは、前記画像形成部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記認識パターン画像付与手段とは、前記定着装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー像を加熱するのに使用した定着装置を識別する識別手段とは、定着装置ごと、もしくは定着装置の組み合わせごとに対応して最終排紙箇所を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記最終排紙箇所の切り替えの有無をユーザーが選択することが可能な定着装置検査モードを有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017068224A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 キヤノン株式会社 回転部材とその製造方法及び加熱装置

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