JP2015041028A - レンズ装置並びに撮像装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に単独か複数台かの運用状態を検知し、複数台での運用を検知した場合は、複数台の性能を合わせるために、各々のレンズのパラメータを自動で調節することを可能にした撮像装置を提供すること。【解決手段】撮影に関する駆動機構の駆動性能を決定する駆動パラメータ情報を有し前記駆動パラメータ情報を元に前記駆動機構を駆動するレンズ装置において、前記レンズ装置が単独で運用される第1の運用状態と、前記レンズ装置が複数で運用される第2の運用状態と、を判別する運用状態判別手段 を有し、前記運用状態判別手段により、第1の運用状態と判別した際は、第1の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動し、第2の運用状態と判別した際は、前記第1の駆動パラメータとは別の第2の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動することを特徴とする構成とした。【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に立体撮影等、複数台の撮像装置を運用する時の撮像装置同士のパラメータの調整に関するものである。
従来から、立体撮影を行う際に、単体で利用可能な撮像装置を複数台利用し、立体撮影を行う立体撮影システムが知られている。一方、立体撮影では、左右の画像の微妙なずれが発生するだけで視聴者に違和感を覚えさせるだけでなく、不快感や疲労感を与えてしまうこともある。
そこで、このような立体撮影システムでは、複数台の撮像装置の駆動性能を等しくさせるために、複数台の撮像装置の駆動に関するパラメータを調整することが必要である。
従来のシステムにおいては、駆動に関する性能を等しくさせる方法として、以下のような技術が知られている。
特許文献1では、複数台のレンズ装置の作動ずれをなくすことができる立体カメラ用レンズ制御装置について記載されている。この提案によると、駆動機構を左右レンズ部の作動範囲において作動方向ごとに実際に動かしながら、たとえば設定スイッチ、調整ボリューム等の補正設定手段により、その作動量(状態)を補正することができる。さらに、一部の補正データが設定されたとき、設定されなかった補正データを設定された補正データから補完することで、補正データの設定を容易に行うことができる。
また、特許文献2では複数台の撮像装置の設定を合わせることができる撮像システムについて記載されている。この提案によると、他の撮像装置が設定を変更するタイミングに同期して設定を変更するので、複数の撮像装置の稼働中に撮像装置の設定を適切に変更できる。
特開平08−223607号公報 特開2008−154073号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、まず立体カメラ用レンズ制御装置を用意しなければならず、従来の、単体でのレンズ制御装置を立体撮影システムに転用することが出来ないという問題がある。また、設定を容易にする技術がいくつか挙げられているが、この立体カメラ用レンズ制御装置に初めて接続されたレンズ装置に対しては、いくつかの補正データを設定しなければならない。よって、単体での運用と複数台での運用を効率的に切り替えることが出来ないという問題もある。
また、上述の特許文献2に開示された従来技術は、複数台として撮像装置の運用が開始したときに、複数の撮像装置の間の通信開始状態を自動的に検知し、共有設定情報を送信することができる。しかし、その後どのように設定を一致させるかについての技術については触れていない。また、使われている撮像装置を単体での運用と複数台での運用、どちらでも使うということを想定していない。複数台での運用から単体での運用に切り替えた時に、単体での運用に沿った設定情報を設定しなければならず、効率的に切り替えることが出来ないという問題もある。さらに、個々の撮像装置の性能は、設定情報によって一意に決まるものではなく、たとえばバックラッシュ量の違い、摩擦負荷の相違や、姿勢差による自重の負荷などによって変化するもので、この技術では撮像装置の性能を等しくすることは出来ない。
そこで、本発明の目的は、自動的に単独で運用されているか複数台で運用されているかの運用の状態を検知する。さらに、単独で運用されている場合はレンズの持つパラメータを利用してレンズを駆動し、複数台での運用を検知した場合は、複数台の性能を合わせるために、各々のレンズのパラメータを自動で調節することを可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、
撮影に関する駆動機構の駆動性能を決定する駆動パラメータ情報を有し、
前記駆動パラメータ情報を元に前記駆動機構を駆動するレンズ装置において、
前記レンズ装置が単独で運用される第1の運用状態と、
前記レンズ装置が複数で運用される第2の運用状態と、を判別する運用状態判別手段 を有し、
前記運用状態判別手段により、
第1の運用状態と判別した際は、第1の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動し、
第2の運用状態と判別した際は、
前記第1の駆動パラメータとは別の第2の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動する
ことを特徴とする。
レンズ装置単体でも、複数台同時に運用することもできるレンズ装置において、運用の状態を切り替える際にパラメータを設定するという手間を省くことができる。
さらに、設置状態に応じた、駆動特製の変更が可能となり、複数台同時に運用した際に同期性を保つことができる。
第1実施形態の構成ブロック図 第1実施形態のフローチャート 第1実施形態の駆動パラメータ情報 第2実施形態の構成ブロック図 第2実施形態のフローチャート 第2実施形態の駆動パラメータ情報 第3実施形態の構成ブロック図 第3実施形態のフローチャート 第3実施形態の駆動パラメータ情報 第3実施形態の通常の駆動パラメータ情報 第3実施形態のシステム構成1 第3実施形態のシステム構成2 第4実施形態の構成ブロック図 第4実施形態のフローチャート 第4実施形態の駆動パラメータ情報 第5実施形態の構成ブロック図 第5実施形態のフローチャート1 第5実施形態のフローチャート2 第5実施形態の駆動パラメータ情報
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の第1実施形態の構成ブロック図である。
図1のブロック図において、10と11は同じ構成をもつ、レンズ装置である。12は、ズーム操作指令をレンズ装置10、及び11に与えるズーム操作部材である。13及び14はカメラ等の撮像装置であり、それぞれレンズ装置10、レンズ装置11と接続されている。15は、撮像装置13及び14と接続し、3D撮影を行う3D撮影システムである。
次に、レンズ装置10の内部構成について説明する。レンズ装置11の内部構成もレンズ装置10と同じである。
1001はズーム操作部材12や、撮像装置13と通信を行う通信部である。1002は、通信部1001からの指令信号を、レンズ装置内部の駆動指令に変換する操作制御部である。
1006は可動光学部材であるズームレンズであり、1005はズームレンズ1006を光軸方向へ進退駆動するためのモータである。1007はズームレンズ1006の位置を検出する位置検出部である。1004は操作制御部1002からの駆動指令と、位置検出部1007からの位置信号から、モータ1005への駆動量の算出と増幅出力する駆動制御部である。
また1003は、ズームレンズ1006、モータ1005、位置検出部1007、駆動制御部1004から構成される駆動機構である。
1009は、通常動作モード時のズーム、フォーカスなどの駆動における制御パラメータを記憶してある通常の駆動パラメータ情報である。
また、1010は3D動作モードのズーム、フォーカスなどの駆動における制御パラメータを記憶してある3Dの駆動パラメータ情報である。
1008は、ズーム操作部材12又は、撮像装置13からの通常か3Dかの指示入力に基づき、運用状態を判断する運用状態判別手段である。この運用状態判別手段は現在の運用状態を記憶する手段を持ち、運用状態の変化を通知することができる。
1011は、運用状態判別手段1008からの運用状態の変化の通知により、通常と3D用と、どちらの駆動パラメータ情報を利用するか決定し、駆動制御部1004に駆動パラメータ情報を設定する駆動パラメータ情報決定手段である。この決定手段は、通常の駆動パラメータ情報1009と3D用の駆動パラメータ情報1010の読み出しが可能である。
以上、図1の構成において、図2に示した処理フローに従って処理されるものとする。
図2において、S100は処理のスタートであり、S101へ移行する。S101では、電源投入後の初期状態として、駆動パラメータ情報決定手段1011は通常の駆動パラメータ情報1009から各パラメータを読み出し、駆動制御部1004に設定し、S102へ移行する。
S102では通信部1001がズーム操作部材12からの操作指令信号を受信し、S103へ移行する。
S103では、運用状態判別手段1008により、運用状態が変化したかを判断し、変化した場合はS104へ移行し、変化していない場合はS107へ移行する。
S104では運用状態判別手段1008により、通信部1001で取り込んだ通信部1001からのズーム指令値が、位置指令かどうか判断し、位置指令でない場合はS105へ移行し、位置指令の場合はS106へ移行する。
S105では、通常の駆動パラメータ情報1009からのパラメータを読み出し、駆動制御部1004へ設定し、S107へ移行する。S106では、3D用の駆動パラメータ情報1010からのパラメータを読み出し、駆動制御部1004へ設定し、S107へ移行する。S107では、操作制御命令に基づいて駆動機構を駆動し、S102へ戻る。
以上説明した図2のフローにより、ズーム操作部材12からのズーム指令信号が、スピード指令の場合は、通常の駆動パラメータ情報を使用し、位置指令の場合は3D用の駆動パラメータ情報を使用することになる。
次に駆動パラメータ情報の具体例について図3を使用して説明する。図3では駆動パラメータ情報の一例としてズーム駆動範囲とした場合である。ズーム駆動範囲とは、ズーム駆動部全域を0〜100とした時に、そのレンズ装置が駆動可能な範囲である。通常時のズーム駆動範囲は、それぞれのズーム駆動範囲の最大範囲を利用するために、レンズ装置10はワイド側が3、テレ側が95、レンズ装置11はワイド側が5、テレ側が98のように、レンズ装置ごとにそれぞれ違う値となっている。
3D運用時の駆動パラメータ情報は、全てのレンズ装置が性能として発揮でき、全てのレンズ装置で3D運用状態のときにその性能となると保証された性能を、そのレンズ装置が発揮するための駆動パラメータ情報である。また、あらかじめ各々のレンズ装置が3D運用時の駆動パラメータ情報を保持している。図3の例だと、ズーム駆動範囲はレンズ装置10もレンズ装置11もワイド側が10、テレ側が90と、等しい値を持っている。
これによって、3D撮影時には両方のレンズ装置が駆動可能な範囲で同期してズームを駆動することが可能になる。
以上、説明した様に、ズーム操作部材の指令信号に応じて、レンズ装置10、11の各駆動制御部に通常時か、3D時かのズーム駆動範囲を自動的に設定することが可能になる。一般的にズーム操作部材は2Dの通常時はスピード指令を出力されるものが使用されるが、3D運用時は複数レンズ装置のズーム位置の同期をとるため位置指令あるいは画角指令を出力するものが使われる。これによりレンズ装置10、11は通常撮影時はそれぞれのズーム駆動範囲の最大範囲を利用できるようになり、さらに、3D撮影時には両方のレンズ装置が駆動可能な範囲で同期してズームを駆動することが可能になる。さらにこの切り替えが自動的に行われることになる。
このように、第1実施例により、単体での運用と複数台での運用とを切り替える際にパラメータを設定するという手間を省くことが可能になる。
上記実施例では駆動パラメータ情報としてズーム駆動範囲を例に挙げたが、駆動範囲の他に、画角、画角変化量、焦点距離情報、最高駆動速度、最小駆動速度、最高駆動制限速度、最高駆動加速度、再現性、でも良い。また、ズーム以外でもフォーカスやアイリス、その他の駆動でも良い。フォーカスの場合は被写体距離や被写界深度、アイリスでは絞り量や絞り変化量など、F値に関わる情報がある。
駆動パラメータ情報を等しくさせることで得られる効果としては、例えば駆動速度に関するパラメータでは複数台レンズの駆動の速度や移動量を同期させることができる。また、たとえば駆動範囲や画角、被写体距離、絞り量などの位置に関するパラメータでは、複数台レンズの駆動端など、ある基準点での位置を同期させることができる。
また、本実施系では運用状態判別手段としてズーム操作部材の指令信号に応じて、位置指令の場合に3D運用状態と判断する例を挙げたが、ズーム指令信号が画角情報、又は焦点距離情報の場合も同様に判断することも考えられる。
さらに、撮像装置からのズーム指令信号に応じて3D運用状態と判断する方法や、操作部材の名称を取得したときに3D用の操作部材と判断した場合に3D運用状態と判断する方法、撮像装置から運用状態情報を取得し、運用状態を判断する方法などがあげられる。
また、レンズ装置や操作部材に不図示のスイッチ等を設け、ユーザから運用状態を設定できるようにしてもよい。
さらに、図1の構成においても、1006はズームレンズだけでなく、フォーカスレンズやアイリス機構など、駆動パラメータ情報に関係する駆動系に変えても同じ効果を得ることができる。
また、本実施例では現在の運用状態を記憶する手段を運用状態判別手段1008内に持たせた。別の方法として、駆動パラメータ情報決定手段1011が現在の運用状態を記憶する手段を持ち、運用状態判別手段1008の運用状態の変化を判断するようにしてもよい。
そして、本実施例ではレンズ装置についての例を挙げたが、撮像装置でも同様の効果を得ることができる。
[実施例2]
図4は本発明の第2実施形態の構成ブロック図である。20と21は同じ構成をもつレンズ装置であり、カメラシステムとしての構成は第1実施形態と同じであり、図1と共通する構成要素には同符号を付す。
2012は、通常の駆動パラメータ情報1009を用いて、他のレンズ装置21と等しくさせる必要のある性能に関する情報を算出する駆動性能情報算出手段である。
2013は、他のレンズ装置21から通信部1001を用いて、等しくさせる必要のある性能に関する情報を取得する駆動性能情報取得手段である。
2014は、レンズ装置20、21がどちらも駆動可能となる性能になるように、レンズ装置20の駆動パラメータ情報を算出する3D用の駆動パラメータ情報算出手段である。3D用の駆動パラメータ情報算出手段2014は、駆動性能情報算出手段2012で算出した自機のレンズ装置20の駆動性能情報と、駆動性能情報取得手段2013により取得した、他のレンズ装置21の駆動性能情報を元に算出する。
2011は、運用状態判断手段1008からの判断指示により、通常か3Dかの駆動パラメータ情報を駆動制御部1004に設定する駆動パラメータ情報決定手段である。この決定手段は、通常の駆動パラメータ情報1009の読み出しと、3D用の駆動パラメータ情報算出手段2014が算出した3D用の駆動パラメータ情報の読み出しが可能である。
以上、図4の構成において、図5に示した処理フローに従って処理されるものとする。
図5において、第1実施形態図2と共通の処理のものは同符号を付し、一部説明を省略する。
S208では、駆動性能情報算出手段2012が通常の駆動パラメータ情報1009から駆動性能情報を算出し、S209へ移行する。
S209では、駆動性能情報取得手段2013が通信部1001を用いてレンズ装置21から駆動性能情報を取得し、S210へ移行する。
S210では、3D用の駆動パラメータ情報算出手段2014が、駆動性能情報算出手段2012で算出した自機のレンズ装置20の駆動性能情報と、駆動性能情報取得手段2013により取得した他のレンズ装置21の駆動性能情報を比較する。そして、レンズ装置20、21がどちらも駆動可能となる性能になるようにレンズ装置20の駆動パラメータ情報を算出し、S206へ移行する。
S206では、3D用の駆動パラメータ情報算出手段2014により算出した3D用の駆動パラメータ情報を駆動制御部1004へ設定し、S107へ移行する。
以上説明した図5のフローにより、ズーム操作部材12からのズーム指令信号が、スピード指令の場合は、通常の駆動パラメータ情報を使用し、位置指令の場合は3D用の駆動パラメータ情報を使用することになる。
次に駆動パラメータ情報の具体例について図6を使用して説明する。図6では駆動パラメータ情報の一例としてズーム駆動範囲とした場合である。通常時のズーム駆動範囲は、それぞれのズーム駆動範囲の最大範囲を利用するために、たとえばレンズ装置20はワイド側が3、テレ側が95、レンズ装置21はワイド側が5、テレ側が98のように、レンズ装置ごとにそれぞれ違う値となっている。
レンズ装置20は、まず通常の駆動パラメータ情報であるズーム駆動範囲、ワイド側:3、テレ側:95、から、駆動性能情報を算出する。算出する駆動性能情報は、本実施系では駆動パラメータ情報と同じくズーム駆動範囲であり、ワイド側:3、テレ側:95、である。
同様に、レンズ装置21でも駆動性能情報としてズーム駆動範囲、ワイド側:5、テレ側:98、が算出される。
次に、レンズ装置20はレンズ装置21からズーム駆動範囲、ワイド側:5、テレ側:98、を取得する。
そして、ワイド側:3、テレ側:95、と、ワイド側:5、テレ側:98、から、3D運用時の駆動パラメータ情報としてワイド側:5、テレ側:95、が算出される。これは、双方のレンズ装置がともに発揮できる駆動性能として、ズーム駆動範囲はより内側の値とすれば良いからである。
同様に、レンズ装置21でも、3D運用時の駆動パラメータ情報はワイド側:5、テレ側:95と算出され、双方のレンズ装置が同じ駆動範囲をとることが可能となる。これによって、3D撮影時には両方のレンズ装置が駆動可能な範囲で同期してズームを駆動することが可能になる。
以上、説明した様に、第2実施形態では、3D撮影時には両方のレンズ装置が駆動可能な範囲のうちの最大範囲で同期してズームを駆動することが可能になる。
このように、第2実施例により、単体での運用と複数台での運用とを切り替える際にパラメータを設定するという手間を省くことが可能になる。
上記実施例では駆動パラメータ情報、駆動性能情報としてともにズーム駆動範囲を例に挙げたが、駆動パラメータ情報としては、駆動範囲の他に、最高駆動制限速度、ゲイン設定値、トルク値、等でも良い。
また、駆動性能情報としても、駆動範囲の他に、画角、画角変化量、最高駆動速度、最小駆動速度、最高駆動加速度、再現性、などでも良い。また、ズーム以外でもフォーカスやアイリス、その他の駆動でも良い。フォーカスの場合は被写体距離や被写界深度、アイリスではF値に関わる情報がある。
3D用の駆動パラメータ情報算出手段は、駆動パラメータ情報が駆動最高速度の場合はより遅い方を設定すれば良い。
ゲイン設定値の場合は、ゲインに起因するさまざまな性能(たとえば駆動速度や駆動加速度、画角性能等)をレンズ装置同士で比較する必要がある。
また、たとえば画角情報はズームとフォーカスの駆動に関わるものであるため、双方のゲイン設定値との関係によって算出される。
[実施例3]
図7は本発明の第3実施形態の構成ブロック図である。30と31は同じ構成をもつレンズ装置であり、カメラシステムとしての構成は第2実施形態と同じであり、図4共通する構成要素には同符号を付す。
3015は、重力センサによって自身のレンズ装置の姿勢を判別することができる姿勢判別手段である。
3009は、図10のような姿勢ごとの駆動パラメータ情報を持つパラメータテーブルを持ち、現在の姿勢における駆動パラメータ情報を提供するものである。
3012は、通常の駆動パラメータ情報3009と、姿勢判別手段3015からの姿勢情報を用いて、他のレンズ装置31と等しくさせる必要のある性能に関する情報を算出する駆動性能情報算出手段である。
3014は、レンズ装置30、31がどちらも駆動可能となる性能になるように、レンズ装置30の駆動パラメータ情報を算出する3D用の駆動パラメータ情報算出手段である。この3D用の駆動パラメータ情報は、駆動性能情報算出手段3012で算出した自機のレンズ装置30の駆動性能情報と、駆動性能情報取得手段2013により取得した他のレンズ装置31の駆動性能情報と、姿勢判別手段3015からの姿勢情報より算出される。
以上、図7の構成において、図8に示した処理フローに従って処理されるものとする。
図8において、第2実施形態図5と共通の処理のものは同符号を付し、一部説明を省略する。
S301では、電源投入後の初期状態として、駆動パラメータ情報決定手段2011が、通常の駆動パラメータ情報3009から現在の姿勢での駆動パラメータ情報を読み出し、駆動制御部1004に設定し、S102へ移行する。
S305では、駆動パラメータ情報決定手段2011が、通常の駆動パラメータ情報3009から現在の姿勢での駆動パラメータ情報を読み出し、駆動制御部1004に設定し、S107へ移行する。
S311では、駆動性能情報算出手段3012が、通常の駆動パラメータ情報3009から現在の姿勢での駆動パラメータ情報を読み出し、S308へ移行する。
S308では、駆動性能情報算出手段3012が、S311で選択した現在の姿勢の駆動パラメータ情報と、姿勢判別手段3015からの現在の姿勢から、駆動性能情報を算出し、S209へ移行する。
S209では、駆動性能情報取得手段2013がレンズ装置31から駆動性能情報を取得し、S310へ移行する。
S310では、3D用の駆動パラメータ情報算出手段3014で、レンズ装置30、31がどちらも駆動可能となる性能になるようにレンズ装置30の駆動パラメータ情報を算出し、S206へ移行する。ここでは、駆動性能情報算出手段3012で算出した自機のレンズ装置30の駆動性能情報と、駆動性能情報取得手段2013により取得した他のレンズ装置31の駆動性能情報と、姿勢判別手段3015から取得した自機の姿勢情報を利用する。
S206では、3D用の駆動パラメータ情報算出手段3014により算出した3D用の駆動パラメータ情報を駆動制御部1004へ設定し、S107へ移行する。
以上説明した図5のフローにより、ズーム操作部材12からのズーム指令信号が、スピード指令の場合は、通常の駆動パラメータ情報を使用し、位置指令の場合は3D用の駆動パラメータ情報を使用することになる。
次に駆動パラメータ情報の具体例について図9と図10と図11を使用して説明する。図9では駆動パラメータ情報の一例としてズームゲインとし、合わせる性能としてズームスピードとした場合であり、矢印に付す符号は、図8のフローチャートのものに対応している。
図10がレンズ装置30のパラメータテーブル、図11はその時の双方のレンズ装置の配置である。
通常時のズームゲインは、それぞれのズームの駆動速度を調整するパラメータで、レンズ装置ごとにそれぞれ違う値となっている上に、レンズ装置の姿勢によっても図10のパラメータテーブルのように変化するパラメータである。
3D運用時の駆動パラメータ情報は、双方のレンズ装置がともに発揮できる駆動性能を、そのレンズ装置が現在の姿勢で発揮するための、駆動パラメータ情報である。3D用の駆動パラメータ情報算出手段によって、現在の姿勢のレンズ装置30の駆動性能と、現在の姿勢のレンズ装置31の駆動性能から算出される。
本実施系では、駆動パラメータ情報としてテレ方向のズームゲインを例として挙げる。これは、通常の姿勢のときを100として、よりゲインを上げる場合に数値が大きくなるものである。
また、駆動性能情報としてテレ方向のズーム最高速度を例として挙げる。これは、ズームのワイド側の端からテレ側の端までの最短駆動時間であり、ズームゲインの値と現在の姿勢情報からレンズ装置ごとの計算式を用いて算出することができる。
レンズ装置30は通常の姿勢で使われており、図10に示すパラメータテーブルによると、その時のテレ方向のズームゲインは100というパラメータである。その100というズームゲインのパラメータと、現在の姿勢情報の通常姿勢から、駆動性能情報としてズームの最高速度500が算出される。
一方、レンズ装置31は垂直下向きの姿勢で使われており、図10に示すパラメータテーブルとは別の、不図示のパラメータテーブルを持っている。そのパラメータテーブルによると、その時のテレ方向のズームゲインは107というパラメータである。その107というズームゲインのパラメータと、現在の姿勢情報の垂直下向き姿勢から、駆動性能情報としてズームの最高速度520が算出される。
そして、レンズ装置30は、レンズ装置31からズーム最高速度520を取得する。自機のズーム最高速度500と、取得したズーム最高速度520と比較し、より遅い520にズーム最高速度を合わせ、レンズ装置30のズーム最高速度が520となるように、ズームゲイン98を算出する。
レンズ装置31でも同様に、レンズ装置30からズーム最高速度500を取得する。自機のズーム最高速度520と、取得したズーム最高速度500と比較し、より遅い520にズーム最高速度を合わせ、レンズ装置31のズーム最高速度が520となるように、ズームゲイン107を算出する。
これによって、3D撮影時には両方のレンズ装置の駆動性能であるズーム最高速度が等しくなり、同期してズームを駆動することが可能になる。
以上、説明した様に、第3実施形態では、3D撮影時にレンズ装置の姿勢を考慮して、複数台のレンズ装置の性能を等しくすることができる。
3D撮影時には適切な視差を確保するために、図11のように撮像装置を垂直に利用したり、図12のように逆さに利用したりする。第3実施例のように、各々のレンズ装置の姿勢差を判別し、その姿勢での性能を等しくさせることで、このような撮像装置の姿勢差による性能のずれも等しくさせることができる。
上記実施例では駆動パラメータ情報と駆動性能情報としてズームゲインとズーム最高速度のみで簡略化し説明したが、実際はゲインに起因するさまざまな性能(たとえば駆動速度や動き出し、止まり際の性能等)をレンズ装置同士で比較する必要がある。
また、駆動パラメータ情報としてズームゲインを、駆動性能情報として最高駆動速度を例に挙げたが、駆動パラメータ情報としては、ゲインの他に最高駆動制限速度、トルク値、等でも良い。また、駆動性能情報としても、最高駆動速度の他に、画角、画角変化量、最高駆動速度、最小駆動速度、最高駆動加速度、再現性、などでも良い。さらに、ズーム以外でもフォーカスやアイリス、その他の駆動でも良い。フォーカスの場合は被写体距離や被写界深度、アイリスではF値に関わる情報がある。
姿勢判定手段としては、重力センサのほかに角速度センサやジャイロを使用、また、ズームやフォーカス、ISなどの駆動部からのフィードバッグを利用してもよい。
[実施例4]
図13は本発明の第4実施形態の構成ブロック図である。40と41は同じ構成をもつレンズ装置であり、カメラシステムとしての構成は第2実施形態と同じであり、図4と共通する構成要素には同符号を付す。
4012は、駆動機構103を実際に駆動させ、キャリブレーションを行い、現在の駆動性能情報を算出する駆動性能情報算出手段である。
以上、図13の構成において、図14に示した処理フローに従って処理されるものとする。
図14において、第2実施形態図5と共通の処理のものは同符号を付し、一部説明を省略する。
S408では、駆動性能情報算出手段4012が駆動機構1003を駆動させ、駆動性能情報を算出し、S209へ移行する。
以上説明した図5のフローにより、ズーム操作部材12からのズーム指令信号が、スピード指令の場合は、通常の駆動パラメータ情報を使用し、位置指令の場合は3D用の駆動パラメータ情報を使用することになる。
次に駆動パラメータ情報の具体例について図15を使用して説明する。図15では駆動パラメータ情報の一例としてズームゲインとし、合わせる性能としてズームスピードとした場合であり、矢印に付す符号は、図14のフローチャートのものに対応している。
本実施系では、まずレンズ装置40の駆動性能情報算出手段4012が、駆動機構1003を駆動させキャリブレーションを行う。その結果、駆動性能情報としてズームの最高速度500が算出される。
一方レンズ装置41でも同様に駆動機構を駆動させキャリブレーションを行い、駆動性能情報としてズームの最高速度520が算出される。
そして、レンズ装置40は、レンズ装置41からズーム最高速度520を取得する。自機のズーム最高速度500と、取得したズーム最高速度520と比較し、より遅い520にズーム最高速度を合わせ、レンズ装置40のズーム最高速度が520となるように、ズームゲイン98を算出する。
レンズ装置41でも同様に、レンズ装置40からズーム最高速度500を取得する。自機のズーム最高速度520と、取得したズーム最高速度500と比較し、より遅い520にズーム最高速度を合わせ、レンズ装置41のズーム最高速度が520となるように、ズームゲイン107を算出する。
これによって、3D撮影時には両方のレンズ装置のズーム最高速度が等しくなり、同期してズームを駆動することが可能になる。
以上、説明した様に、第4実施形態では、実際に駆動機構を駆動させキャリブレーションを行うことで、より精度よく性能を等しくさせることができる。

このように、第4実施例により、単体での運用と複数台での運用とを切り替える際にパラメータを設定するという手間を省くことが可能になる。
また、その時の駆動性能をキャリブレーションにより算出することができるので、姿勢検出手段を持たない場合でも姿勢による性能のずれを等しくさせることができる。
通常撮影ではレンズ装置の姿勢が固定されない運用もよくあるが、3D撮影では2台のレンズ装置をリグに固定し撮影する方法をとるので、2台の姿勢が変わらないことが多い。よって、撮影時にキャリブレーションを行うことで、その姿勢における最適な性能で等しくさせることができる。
上記実施例では駆動パラメータ情報と駆動性能としてズームゲインとズーム最高速度のみで簡略化し説明した。実際は、ゲインに起因するさまざまな性能(たとえば駆動速度や動き出し、止まり際の性能等)もキャリブレーションを行い、レンズ装置同士で比較する必要がある。
また、駆動パラメータ情報としてズームゲインを、駆動性能情報として最高駆動速度を例に挙げたが、駆動パラメータ情報としては、ゲインの他に最高駆動制限速度、トルク値、等でも良い。駆動性能情報としても、最高駆動速度の他に、画角、画角変化量、最高駆動速度、最小駆動速度、最高駆動加速度、再現性、などでも良い。また、ズーム以外でもフォーカスやアイリス、その他の駆動でも良い。フォーカスの場合は被写体距離や被写界深度、アイリスではF値に関わる情報がある。
[実施例5]
図16は本発明の第5実施形態の構成ブロック図である。50と51は同じ構成をもつレンズ装置であり、カメラシステムとしての構成は第3及び第4実施形態と同じであり、図7及び図13と共通する構成要素には同符号を付す。
5016は、レンズ装置ごとに固有の、レンズ装置を識別するためのレンズIDである。5017は、他のレンズ装置51から通信部1001を用いて、レンズIDと姿勢の情報を取得するレンズ情報取得手段である。
5018は、3D運用状態になったときに、その時の同時運用のレンズ装置の台数と、相手のレンズ装置のレンズID、相手のレンズ装置の姿勢、自機のレンズ装置の姿勢と、3D用の駆動パラメータ情報を記憶するための記憶手段である。
5014は、最終的に3D用の駆動パラメータ情報を算出する算出手段である。まずレンズ情報取得手段5017により取得した相手のレンズ情報と、姿勢判別手段3015からの姿勢情報と、3D用の駆動パラメータ情報記憶手段5018に記憶されている3D運用時の情報から、同じレンズ装置と同じ姿勢で運用したことがあるかを判断する。
もし運用したことがある場合はその時の駆動パラメータ情報を3D用の駆動パラメータ情報とする。もし運用したことがない場合は、レンズ装置50、51がどちらも駆動可能となる性能になるように、レンズ装置50の3D用の駆動パラメータ情報を算出し、3D用の駆動パラメータ情報記憶手段に各種情報を記憶する。3D用の駆動パラメータ情報の算出には、駆動性能情報算出手段4012で算出した自機のレンズ装置50の駆動性能情報と、駆動性能情報取得手段2013により取得した、他のレンズ装置51の駆動性能情報を利用する。
以上、図16の構成において、図17及び図18に示した処理フローに従って処理されるものとする。
図17において、第4実施形態図14と共通の処理のものは同符号を付し、一部説明を省略する。
S511では、3D用の駆動パラメータ情報算出手段が、3D用の駆動パラメータ情報記憶手段に記憶されている3D用の駆動パラメータ情報を利用できるか判断し、利用できる場合はS206へ、利用できない場合はS408へ移行する。この処理の詳細は後ほど説明する。
S512では、算出した3D用の駆動パラメータ情報と、相手のレンズ装置のレンズIDと、相手のレンズ装置の姿勢情報と、自機の姿勢情報を3D用の駆動パラメータ情報記憶手段5018に記憶し、S206へ移行する。
ここで、判断処理S511の詳細を図18に示し、以下で説明する。S5110は、この判断処理のスタートであり、S5111へ移行する。S5111では、レンズ情報取得手段5017が通信部1001を介し、レンズ装置51からレンズIDと姿勢情報を取得し、S5112へ移行する。S5112では、記憶されているレンズIDの中に、取得したレンズIDがあるかどうかを判断し、ある場合はS5113へ移行し、ない場合は、S511は利用できないと判断する。
S5113では、レンズIDが一致した情報の中で、記憶されている相手の姿勢が今の相手の姿勢と一致するものがあるかどうかを判断し、ある場合はS5114へ移行し、ない場合は、S511は利用できないと判断する。
S5114では、レンズIDと姿勢が一致した情報の中で、記憶されている自機の姿勢が今の自機の姿勢と一致するものがあるかどうかを判断し、ある場合は、S511は利用できると判断し、ない場合は、S511は利用できないと判断する。
以上説明した図5のフローにより、ズーム操作部材12からのズーム指令信号が、スピード指令の場合は、通常の駆動パラメータ情報を使用し、位置指令の場合は3D用の駆動パラメータ情報を使用することになる。
次に、図18のフローチャートの具体例について図19を用いて説明する。図19では、記憶されているレンズ装置と同じレンズ装置を、違う形態で使用する場合である。具体的には、レンズ装置50が通常姿勢、レンズ装置51が垂直下向き姿勢を記憶しているときに、レンズ装置50が通常姿勢、レンズ装置51が逆さ姿勢で使用しようとする場合である。
レンズ装置50は、3D用の駆動パラメータ情報記憶手段に、レンズID:51、相手の姿勢:垂直下向き、自機の姿勢:通常、そしてその時の駆動パラメータ情報を保持している。
まずレンズ装置50は、レンズ情報取得手段により、相手のレンズ装置から、レンズID:51、と、姿勢情報:逆さ、を取得する。
次に図18でのS5112により、記憶されている相手のレンズIDと取得したレンズIDが等しいことから、S5113へ移行する。続いて、図18でのS5113により、記憶されている相手の姿勢情報と取得した相手の姿勢情報が異なることから、記憶されている3D用の駆動パラメータ情報を利用できないと判断される。
以上、説明した様に、第5実施形態では、3D用の駆動パラメータ情報を相手のレンズIDと自他の姿勢情報とともに記憶する。これによって、同じ運用方法で再度3D撮影を開始するとき、キャリブレーションの実行、複数のレンズ装置からの駆動性能情報取得、3D用の駆動パラメータ情報の算出の一連の処理の省略が可能となる。
このように、第5実施例により、単体での運用と複数台での運用とを切り替える際にパラメータを設定するという手間を省くことが可能になる。
また、同じ運用方法で再度3D撮影を開始するとき、キャリブレーションの実行、複数のレンズ装置からの駆動性能情報取得、3D用の駆動パラメータ情報の算出の一連の処理の省略が可能となるので、3D撮影への切り替えをよりスムーズに行うことが可能となる。
3D撮影では2台のレンズ装置をリグに固定し撮影する方法をとるが、リグから外さないまま電源を落とすことも考えられる。その場合に再度キャリブレーションを行わないようにすることで、性能を等しくさせることと3D撮影への切り替えをよりスムーズに行うことを両立することができる。
上記実施例では駆動パラメータ情報と駆動性能としてズームゲインとズーム最高速度のみで簡略化し説明した。実際は、ゲインに起因するさまざまな性能(たとえば駆動速度や動き出し、止まり際の性能等)もキャリブレーションを行い、レンズ装置同士で比較する必要がある。
また、駆動パラメータ情報としてズームゲインを、駆動性能情報として最高駆動速度を例に挙げたが、駆動パラメータ情報としては、ゲインの他に最高駆動制限速度、トルク値、等でも良い。駆動性能情報としても、最高駆動速度の他に、画角、画角変化量、最高駆動速度、最小駆動速度、最高駆動加速度、再現性、などでも良い。また、ズーム以外でもフォーカスやアイリス、その他の駆動でも良い。フォーカスの場合は被写体距離や被写界深度、アイリスではF値に関わる情報がある。
また、駆動性能情報算出手段としてキャリブレーションを実行する場合を例として挙げたが、第3実施形態のように通常の駆動パラメータ情報から算出する方法の場合でも同様に記憶手段を適応できる。
また、本実施例では相手のレンズID、相手の姿勢、自機の姿勢を記憶し、それらが変化した場合のみ3D用の駆動パラメータ情報の算出を行う例を挙げた。これは、キャリブレーションの実行、複数のレンズ装置からの駆動性能情報取得、3D用の駆動パラメータ情報の算出、の一連の処理を省略することが目的である。
一方、さらにキャリブレーションの実行のみを省略する目的で、キャリブレーションを行った結果の駆動性能情報と、自機の姿勢の情報を記憶する記憶手段を有し、自機の姿勢の情報が変化した場合のみキャリブレーションを実行するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10,11,20,21,30,31,40,41,50,51 レンズ装置
12 ズーム操作部材
13,14 撮像装置
15 3Dシステム
1001 通信部
1002 操作制御部
1003 駆動機構
1004 駆動制御部
1005 モータ
1006 ズームレンズ
1007 位置検出部
1008 運用状態判別手段
1009,3009 通常の駆動パラメータ情報
1010 3D用の駆動パラメータ情報
1011,2011,3011 駆動パラメータ情報決定手段
2012,3012,4012 駆動性能情報算出手段
2013 駆動性能情報取得手段
2014,3014,5014 3D用の駆動パラメータ情報算出手段
3015 姿勢判別手段
5016 レンズID
5017 レンズ情報取得手段
5018 3D用の駆動パラメータ情報記憶手段

Claims (21)

  1. 撮影に関する駆動機構の駆動性能を決定する駆動パラメータ情報を有し
    前記駆動パラメータ情報を元に前記駆動機構を駆動するレンズ装置において、
    前記レンズ装置が単独で運用される第1の運用状態と、
    前記レンズ装置が複数で運用される第2の運用状態と、を判別する運用状態判別手段 を有し、
    前記運用状態判別手段により、
    第1の運用状態と判別した際は、第1の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動し、
    第2の運用状態と判別した際は、
    前記第1の駆動パラメータとは別の第2の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動する
    ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記レンズ装置はズーム指令装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記ズーム指令装置からのズーム指令がズーム位置情報で指示されると前記第2の運用状態と判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記レンズ装置はズーム指令装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記ズーム指令装置からのズーム指令が画角情報又は焦点距離情報で指示されると前記第2の運用状態と判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  4. 前記レンズ装置はズーム指令装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記ズーム指令装置からのズーム指令がズーム速度情報で指示されると前記第1の運用状態と判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  5. 前記レンズ装置は撮像装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記撮像装置からのズーム指令がズーム位置情報で指示されると前記第2の運用状態と判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  6. 前記レンズ装置は撮像装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記撮像装置からのズーム指令が画角情報又は焦点距離情報で指示されると前記第2の運用状態と判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  7. 前記レンズ装置は撮像装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記撮像装置からのズーム指令がズーム速度情報で指示されると前記第1の運用状態と判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  8. 前記レンズ装置は前記第2の運用状態用のレンズ装置操作部材が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、レンズ装置操作部材の種別を認識すると、前記レンズ操作部材の種別に応じて、運用状態を判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  9. 前記レンズ装置は撮像装置が接続可能であり、前記運用状態判別手段は、前記撮像装置からの運用状態に関する信号を認識すると、前記運用状態に関する信号に応じて、運用状態を判別することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  10. 前記レンズ装置は、自機の駆動機構の駆動性能に関する第1の駆動性能情報を算出する駆動性能情報算出手段と、複数のレンズ装置の駆動機構の駆動性能に関する第2の駆動性能情報を取得する駆動性能情報取得手段と、を有し、第1及び複数の第2の駆動性能情報を元に、前記第2の駆動パラメータ情報を算出する駆動パラメータ情報算出手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のレンズ装置。
  11. 前記駆動パラメータ情報算出手段は、前記第1及び複数の第2の駆動性能情報から、自機及び前記複数のレンズ装置が駆動可能な駆動性能を算出し、前記第2の駆動パラメータ情報を算出することを特徴とする請求項10に記載のレンズ装置。
  12. 前記第1及び第2の駆動性能情報は全域駆動の最短駆動時間を示す情報であり、前記駆動パラメータ情報算出手段は、前記第1及び複数の第2の駆動性能情報のうち、自機及び前記複数のレンズ装置が駆動可能な速度となるように前記第2の駆動パラメータ情報と算出することを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  13. 前記第1及び第2の駆動性能情報は駆動範囲を示す情報であり、前記駆動パラメータ情報算出手段は、前記第1及び複数の第2の駆動性能情報のうち、自機及び前記複数のレンズ装置が駆動可能な範囲となるように前記第2の駆動パラメータ情報と算出することを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  14. 前記第1及び第2の駆動性能情報は画角の可変範囲を示す情報であり、前記駆動パラメータ情報算出手段は、前記第1及び複数の第2の駆動性能情報のうち、自機及び前記複数のレンズ装置の画角範囲が重複する範囲になるように前記第2の駆動パラメータ情報を算出することを特徴とする請求項11に記載のレンズ装置。
  15. 前記レンズ装置は、レンズ装置の姿勢を判別する、姿勢判別手段を有し、前記駆動性能情報算出手段は、レンズ装置の姿勢に応じて前記第1の駆動性能情報を算出することを特徴とする請求項10乃至請求項14の何れか1項に記載のレンズ装置。
  16. 前記駆動性能情報算出手段は、前記駆動機構を駆動し、その駆動結果に基づき、前記第1の駆動性能情報を算出することを特徴とする請求項10乃至請求項14の何れか1項に記載のレンズ装置。
  17. 前記レンズ装置は、駆動を決定する駆動情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した駆動情報が有効かを判断する判断手段を有し、前記判断手段により、前記記憶手段に記憶した駆動情報が有効だと判断された場合は、前記記憶手段に記憶した駆動情報を駆動の決定に利用することを特徴とする請求項10乃至請求項16の何れか1項に記載のレンズ装置。
  18. 前記記憶手段は、前記第1の駆動性能情報と前記姿勢判別手段の姿勢情報とを記憶する記憶手段であり、前記判断手段は、レンズ装置の姿勢と前記記憶手段に記憶した姿勢情報に応じて、前記記憶手段に記憶した第1の駆動性能情報が有効かを判断することを特徴とする請求項17に記載のレンズ装置。
  19. 前記記憶手段は、前記第2の駆動パラメータ情報と前記第2の運用状態の運用形態に関する情報とを記憶する記憶手段であり、前記判断手段は、第2の運用状態の運用形態と、前記記憶手段に記憶した運用形態に応じて、前記記憶手段に記憶した第2の駆動パラメータ情報が有効かを判断することを特徴とする請求項17に記載のレンズ装置。
  20. 複数のレンズ装置に関する情報を取得するレンズ情報取得手段を有し、前記第2の運用状態の運用形態に関する情報は、前記第2の運用状態で同時に使用したレンズ装置を識別する識別記号と前記第2の運用状態で同時に使用したレンズ装置の姿勢に関する情報と前記第2の運用状態時の自分のレンズ装置の姿勢に関する情報であることを特徴とする請求項19に記載のレンズ装置。
  21. 撮影に関する駆動機構の駆動性能を決定する駆動パラメータ情報を有し
    前記駆動パラメータ情報を元に前記駆動機構を駆動する撮像装置において、
    前記撮像装置が単独で運用される第1の運用状態と、
    前記撮像装置が複数で運用される第2の運用状態と、を判別する運用状態判別手段と、を有し、
    前記運用状態判別手段により、
    第1の運用状態と判断した際は、第1の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動し、
    第2の運用状態と判別した際は、
    前記第1の駆動パラメータとは別の第2の駆動パラメータ情報をもとに前記駆動機構を駆動することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108270960A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 聚晶半导体股份有限公司 影像捕获设备及其控制方法

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