JP2015040623A - 油圧モータ制御装置 - Google Patents

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久保 富雄
Tomio Kubo
富雄 久保
達也 武下
Tatsuya Takeshita
達也 武下
寺内 謙一
Kenichi Terauchi
謙一 寺内
裕二 田宮
Yuji Tamiya
裕二 田宮
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Abstract

【課題】吐出油路の圧力に応じて吐出油路の開度を制御するカウンターバランスバルブを用いた構成であるにもかかわらず、停止中の油圧モータが強制的に回転させられた場合に油圧モータの保持力を確保する。【解決手段】カウンターバランスバルブ50は、供給油路21の油圧(モータ供給圧P1)が導入される第1スプール制御部51と、吐出油路23のうち油圧モータ11とカウンターバランスバルブ50との間(吐出油路23a)の油圧であるモータ吐出圧P2が導入される第2スプール制御部52と、モータ吐出圧P2を第2スプール制御部52に導入するための油路であるモータ吐出圧導入油路33と、モータ吐出圧導入油路33の開閉を切り換える切換弁55と、を備える。切換弁55の遮断位置55bは、供給油路21から油圧モータ11への油の供給が停止している場合にモータ吐出圧導入油路33を閉じる。【選択図】図1

Description

本発明は、油圧モータを制御するための油圧モータ制御装置に関する。
従来より、駆動している油圧モータを滑らかに停止させるために、リリーフバルブとカウンターバランスバルブとを用いたものがある(例えば特許文献1など)。この技術の詳細は次の通りである。油圧モータを停止させる際、カウンターバランスバルブのスプール位置を制御することで、吐出油路(油圧モータの吐出側の油路)を絞る。すると、吐出油路の油が行き場を失うことにより、吐出油路の油圧がリリーフバルブのセット圧力まで上昇する。この吐出油路の油圧(保持圧、ブレーキ圧)が、油圧モータの回転を保持する保持力となる。また、このリリーフバルブを介して、吐出油路から供給油路(油圧モータの吸入側の油路)に油が流れる。これにより、油圧モータに供給される油が不足することを防いでいる。
コスト削減などを目的として、上記のリリーフバルブを無くしたものが従来からある。この種の技術には、例えば下記の[従来技術1]及び[従来技術2]などがある。
[従来技術1:絞りによる中立位置への復帰速度の調整]
従来より、特許文献1の第1図の技術からリリーフバルブ(31、32)を無くしたものがある。この技術では、圧源(P)から油圧モータに供給される油圧に応じて、カウンターバランスバルブのスプール位置が制御される(同文献の第1図の管路(j)参照)。また、この技術では、圧源(P)とカウンターバランスバルブとをつなぐ管路(j)に絞りが設けられる。この技術の動作は次の通りである。駆動している油圧モータを停止させる際、カウンターバランスバルブのスプールが中立位置に復帰(移動)する。具体的には例えば、同文献の第1図の位置(ト)又は(チ)から、位置(へ)に復帰する。この復帰の速度が、上記絞りによって調整される。その結果、上記リリーフバルブの代わりに、上記絞りによって、駆動している油圧モータを停止させる時のブレーキ圧が調整される。
上記従来技術1は、簡単な構造で実現可能である。しかし、この技術では、上記絞りを通る油の温度が高いことにより、上記スプールの復帰の速度を十分に遅くできないおそれがある。その結果、駆動している油圧モータを停止させようとすると、直ちにスプール位置が中立位置に移動し、吐出油路が閉じられる。すると、油圧モータの吐出油路が異常高圧になるおそれがある。
[従来技術2:油圧モータの吐出側の圧力に応じたスプール位置の制御]
また、従来より、油圧モータの吐出側の圧力(吐出油路の圧力)に応じて、スプール位置が制御されるものがある(例えば特許文献2、3)。この技術では、吐出油路の圧力が高いほどカウンターバランスバルブが開くように構成される。これにより、吐出油路が異常高圧になることが抑制される。
実開昭56−101202号公報 特開昭59−17073号公報 特開2000−266203号公報
しかしながら、上記従来技術2には次の問題がある。油圧モータが停止している時に、油圧モータ外部から強制的に油圧モータが動かされると、カウンターバランスバルブが(吐出油路が)開き、油圧モータの保持力が減る(又は無くなる)おそれがある。この問題の詳細は次の通りである。油圧モータの停止中は、通常、例えばディスクブレーキなどの機械式ブレーキがかけられる。このとき、油圧モータの外部から力が加えられることにより機械式ブレーキが滑る場合がある。この場合、油圧モータの駆動軸が回転し、油圧モータから油が吐出されて、吐出油路に圧力が発生する。従来技術2では、吐出油路の圧力が大きくなるとカウンターバランスバルブが開くように構成されているので、上記の吐出油路での圧力の発生により、カウンターバランスバルブが開く。その結果、油圧モータのブレーキ圧が減り、上記保持力が減る。
そこで本発明は、吐出油路の圧力に応じて吐出油路の開度を制御するカウンターバランスバルブを用いた構成であるにもかかわらず、停止中の油圧モータが強制的に回転させられた場合に油圧モータの保持力を確保できる、油圧モータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明の油圧モータ制御装置は、油圧モータと、前記油圧モータに供給される油が流れる供給油路と、前記油圧モータから吐出された油が流れる吐出油路と、前記吐出油路に設けられるカウンターバランスバルブと、を備える。前記カウンターバランスバルブは、前記供給油路の油圧が導入される第1スプール制御部と、前記吐出油路のうち前記油圧モータと前記カウンターバランスバルブとの間の油圧であるモータ吐出圧が導入される第2スプール制御部と、前記モータ吐出圧を前記第2スプール制御部に導入するための油路であるモータ吐出圧導入油路と、前記モータ吐出圧導入油路の開閉を切り換える切換弁と、を備える。前記カウンターバランスバルブは、前記第1スプール制御部に導入される油圧が大きいほど前記吐出油路の開度を大きくするように構成され、かつ、前記第2スプール制御部に導入される油圧が大きいほど前記吐出油路の開度を大きくするように構成される。前記切換弁は、前記供給油路から前記油圧モータに油が供給されている場合に前記モータ吐出圧導入油路を開く連通位置と、前記供給油路から前記油圧モータへの油の供給が停止している場合に前記モータ吐出圧導入油路を閉じる遮断位置と、を備える。
上記構成により、吐出油路の圧力に応じて吐出油路の開度を制御するカウンターバランスバルブを用いた構成であるにもかかわらず、停止中の油圧モータが強制的に回転させられた場合に油圧モータの保持力を確保できる。
油圧モータ制御装置の回路図である。 変形例の油圧モータ制御装置の回路図である。
図1を参照して油圧モータ制御装置1の実施形態について説明する。
油圧モータ制御装置1は、油圧モータ11の停止時の動作を制御する装置である。油圧モータ制御装置1は、建設機械に設けられ、例えば油圧ショベルに設けられる。油圧モータ制御装置1は、走行ユニット(モーターユニット)に設けられる。油圧モータ制御装置1は、油圧モータ11と、油路21〜33等と、カウンターバランスバルブ50と、を備える。
油圧モータ11は、圧源S(具体的には油圧ポンプ)から供給される油により駆動される。油圧モータ11は、例えば、建設機械を走行させる走行モータである。油圧モータ11は、図示しない機械式ブレーキ(例えばディスクブレーキ、パーキングブレーキ)を備える。油圧モータ11は、正転方向と、正転方向とは逆向きの逆転方向と、に駆動可能である。油圧モータ11が逆転方向に駆動する場合の説明は後述する。
油路21〜33には、供給油路21と、吐出油路23と、モータ供給圧導入油路31と、モータ吐出圧導入油路33と、がある。
供給油路21は、油圧モータ11に供給される油が流れる油路である。供給油路21は、圧源Sと油圧モータ11とをつなぐ。供給油路21のうち、カウンターバランスバルブ50よりも上流側(圧源S側)を供給油路21aとし、カウンターバランスバルブ50と油圧モータ11との間を供給油路21bとする。圧源Sから油圧モータ11に供給される油圧(供給油路21の油圧)をモータ供給圧P1とする。
吐出油路23は、油圧モータ11から吐出された油が流れる油路である。吐出油路23は、油圧モータ11とタンクTとをつなぐ。吐出油路23のうち、油圧モータ11とカウンターバランスバルブ50との間を吐出油路23aとし、カウンターバランスバルブ50よりも下流側(タンクT側)を吐出油路23bとする。吐出油路23aの油圧(油圧モータ11の油吐出圧力)をモータ吐出圧P2とする。
モータ供給圧導入油路31は、カウンターバランスバルブ50の第1スプール制御部51(後述)にモータ供給圧P1を導入するための油路である。モータ供給圧導入油路31は、供給油路21(例えば供給油路21a)と、第1スプール制御部51とをつなぐ。
モータ吐出圧導入油路33は、カウンターバランスバルブ50の第2スプール制御部52(後述)にモータ吐出圧P2を導入するための油路である。モータ吐出圧導入油路33は、吐出油路23aと(油圧モータ11の吐出口と)、第2スプール制御部52と、をつなぐ。
カウンターバランスバルブ50は、駆動している油圧モータ11を停止させる時(例えば走行ブレーキ時)に、油圧モータ11を滑らかに停止させるための弁である。カウンターバランスバルブ50は、吐出油路23に設けられる。カウンターバランスバルブ50は、供給油路21に設けられてもよい。カウンターバランスバルブ50は、スプールの位置(スプール位置)を変えることで、吐出油路23の開口(メータアウト開口、スプール開度)を変える弁である。スプール位置には、中立位置50aと、ストローク端位置50bと、ストローク端位置50bBと、これらどうしの中間の位置と、がある。カウンターバランスバルブ50は、第1スプール制御部51と、第2スプール制御部52と、ばね53と、切換弁55と、を備える。
中立位置50aでは、吐出油路23が閉じられる(遮断される)。
ストローク端位置50bでは、吐出油路23が開かれる(完全に連通される)。
中立位置50aとストローク端位置50bとの中間のストローク位置では、吐出油路23が絞られる。なお、カウンターバランスバルブ50のストローク位置にかかわらず、供給油路21は開かれる。
第1スプール制御部51及び第2スプール制御部52は、これらに導入される油圧に応じて、スプール位置を(スプール開度を)制御する部分である。さらに詳しくは、第1スプール制御部51及び第2スプール制御部52は、これらに導入される油圧を、カウンターバランスバルブ50のスプールの端部(又はその近傍など)に作用させることで、スプール位置を制御する(スプールを移動させる)。
第1スプール制御部51には、モータ供給圧導入油路31を介して、供給油路21の油圧(モータ供給圧P1)が導入される。第1スプール制御部51に導入されるモータ供給圧P1が大きいほど、吐出油路23の開度(スプール開度)が大きくなる。このモータ供給圧P1が小さいほど、スプール開度が小さくなる。具体的には、モータ供給圧P1が大きいほど、ストローク位置が中立位置50aに対してストローク端位置50b側になる。
第2スプール制御部52には、モータ吐出圧導入油路33を介して、モータ吐出圧P2が導入される。第2スプール制御部52に導入されるモータ吐出圧P2が大きいほど、スプール開度が大きくなる。このモータ吐出圧P2が小さいほど、スプール開度が小さくなる。
ばね53は、第1スプール制御部51および第2スプール制御部52によるスプールの付勢力に対抗する。ばね53は、第1スプール制御部51および第2スプール制御部52がスプール開度を大きくしようとする力に対抗する。具体的には、ばね53は、第1スプール制御部51および第2スプール制御部52に導入される油圧がないとき(後述)、スプール位置を中立位置50aとする(中立位置50aに戻す、付勢する)。さらに詳しくは、第1スプール制御部51および第2スプール制御部52に導入される油圧がタンクTの圧力(略タンクTの圧力を含む、以下同様)以下のとき、ばね53は、スプール位置を中立位置50aとする。
切換弁55は、モータ吐出圧導入油路33の開閉を切り換える。切換弁55は、モータ吐出圧P2を第2スプール制御部52に導入するか否かを切り換える。切換弁55は、モータ吐出圧導入油路33に設けられる。切換弁55の切換位置には、連通位置55aと、遮断位置55bと、がある。
連通位置55aは、供給油路21から油圧モータ11に油が供給されている場合に選択される。連通位置55aは、スプール位置が、中立位置50aよりもストローク端位置50b側の場合に選択される。連通位置55aでは、モータ吐出圧導入油路33が開かれる(連通される)。
遮断位置55bは、供給油路21から油圧モータ11への油の供給が停止している場合に選択される。遮断位置55bは、スプール位置が中立位置50aの場合に選択される。遮断位置55bは、モータ供給圧P1がタンクTの圧力の場合に選択される。遮断位置55bでは、モータ吐出圧導入油路33が閉じられる(遮断される)。なお、油圧モータ11が逆転方向に回転する場合(スプール位置が中立位置50aよりもストローク端位置50bB側の場合)も、遮断位置55bが選択される。
(油圧モータ11が逆転方向に駆動する場合について)
油圧モータ11が逆転方向に駆動する場合、図示しないコントロールバルブにより供給油路21と吐出油路23との機能が互いに入れ換わる。また、油路には、モータ供給圧導入油路31Bと、モータ吐出圧導入油路33Bと、がある。また、カウンターバランスバルブ50は、第1スプール制御部51Bと、第2スプール制御部52Bと、ばね53Bと、切換弁55Bと、を備える。油圧モータ11が逆転方向に駆動する場合と正転方向に駆動する場合との各構成の機能の関係は次の通りである。油圧モータ11が逆転方向に駆動する場合における、モータ供給圧導入油路31B、モータ吐出圧導入油路33B、ストローク端位置50bB、第1スプール制御部51B、第2スプール制御部52B、ばね53B、及び切換弁55B(連通位置55aB、遮断位置55bB)の機能は、油圧モータ11が正転方向に駆動する場合における、モータ供給圧導入油路31、モータ吐出圧導入油路33、ストローク端位置50b、第1スプール制御部51、第2スプール制御部52、ばね53、及び切換弁55(連通位置55a、遮断位置55b)の機能と同様である。
(動作)
油圧モータ制御装置1の動作を説明する。以下、駆動している油圧モータ11が停止しようとするときの動作と、停止している油圧モータ11が強制的に回転させられるときの動作と、について説明する。
(駆動している油圧モータ11が停止しようとするとき)
駆動している油圧モータ11が停止しようとするとき、油圧モータ制御装置1は次のように動作する。[動作1−1]このとき、供給油路21は、圧源Sから油圧モータ11に油を供給している。[動作1−2]このとき、モータ供給圧P1が第1スプール制御部51に導入される。[動作1−3]このとき、切換弁55では、連通位置55aが選択される。その結果、切換弁55はモータ吐出圧導入油路33を開く。その結果、モータ吐出圧P2が第2スプール制御部52に導入される。[動作1−4]上記[動作1−2]及び[動作1−3]より、カウンターバランスバルブ50は、モータ供給圧P1及びモータ吐出圧P2に応じてスプール開度を制御する。モータ供給圧P1及びモータ吐出圧P2が小さくなると、カウンターバランスバルブ50はスプール開度を小さくする(スプール位置がストローク端位置50bから中立位置50a側に変わる)。[動作1−5]その後、カウンターバランスバルブ50が中立位置50aとなることで、吐出油路23が遮断される。その結果、油圧モータ11が停止する。
(停止している油圧モータ11が強制的に回転させられるとき)
停止している油圧モータ11が強制的に回転させられるとき([場合A]とする)の、油圧モータ制御装置1の動作を説明する。「油圧モータ11が強制的に回転させられる」とは、油圧モータ11の外部(油圧モータ制御装置1の外部、圧源Sの外部)から油圧モータ11に力が加えられることにより、油圧モータ11(の駆動軸)が回転することである。上記[場合A]は、例えば、油圧モータ11に機械式ブレーキ(パーキングブレーキ)をかけた状態で、建設機械が掘削作業を行っている場合などに起こりうる。この掘削作業の反動により、パーキングブレーキが滑り、油圧モータ11が強制的に回転する場合がある。
上記[場合A]のとき、油圧モータ制御装置1は次のように動作する。[動作2−1]油圧モータ11が停止しているとき、供給油路21から油圧モータ11に油が供給されない(モータ供給圧P1はタンクTの圧力である)。[動作2−2]このとき、第1スプール制御部51にはタンクTの圧力のみが導入される。このとき、第1スプール制御部51がスプールを押す力は、ばね53の付勢力よりも小さい。よって、第1スプール制御部51はスプール開度を大きくしない。[動作2−3]このとき、切換弁55の切換位置は、遮断位置55bである。よって第2スプール制御部52にはモータ吐出圧P2が導入されない。さらに詳しくは、停止していた油圧モータ11が強制的に回転させられることによってモータ吐出圧P2が大きくなっても、切換弁55が遮断位置55bなので、このモータ吐出圧P2は第2スプール制御部52に導入されない。よって、第2スプール制御部52はスプール開度を大きくしない。[動作2−4]上記[動作2−2]及び[動作2−3]により、カウンターバランスバルブ50は吐出油路23を閉じた状態(中立位置50a)を維持する。よって、強制的に回転させられた油圧モータ11の吐出油は行き場を失う。よって、吐出油路23aに保持圧が発生する。よって、油圧モータ11は、保持圧による保持力と、機械式ブレーキと、により、停止状態を維持しやすい(保持力がない場合に比べて維持しやすい)。
(効果1)
次に、図1に示す油圧モータ制御装置1による効果を説明する。油圧モータ制御装置1は、油圧モータ11と、油圧モータ11に供給される油が流れる供給油路21と、油圧モータ11から吐出された油が流れる吐出油路23と、吐出油路23に設けられるカウンターバランスバルブ50と、を備える。カウンターバランスバルブ50は、供給油路21の油圧(モータ供給圧P1)が導入される第1スプール制御部51と、吐出油路23のうち油圧モータ11とカウンターバランスバルブ50との間(吐出油路23a)の油圧であるモータ吐出圧P2が導入される第2スプール制御部52と、モータ吐出圧P2を第2スプール制御部52に導入するための油路であるモータ吐出圧導入油路33と、モータ吐出圧導入油路33の開閉を切り換える切換弁55と、を備える。
[構成1−1]カウンターバランスバルブ50は、第1スプール制御部51に導入される油圧が大きいほど吐出油路23の開度を大きくするように構成され、かつ、第2スプール制御部52に導入される油圧が大きいほど吐出油路23の開度を大きくするように構成される。
[構成1−2]切換弁55は、連通位置55aと遮断位置55bとを備える。連通位置55aは、供給油路21から油圧モータ11に油が供給されている場合にモータ吐出圧導入油路33を開く。
[構成1−3]遮断位置55bは、供給油路21から油圧モータ11への油の供給が停止している場合にモータ吐出圧導入油路33を閉じる。
供給油路21から油圧モータ11への油の供給が停止しているとき、油圧モータ制御装置1は以下のように動作する。このとき、供給油路21の油圧が導入される第1スプール制御部51には、油圧が導入されない(タンクTの圧力のみ導入される)。また、このとき、上記[構成1−3]を備える切換弁55により、モータ吐出圧導入油路33が閉じられるので、第2スプール制御部52には、モータ吐出圧P2が導入されない。ここで、油圧モータ11が外部の力によって回転させられることにより、モータ吐出圧P2が高くなっても、このモータ吐出圧P2は第2スプール制御部52に導入されない。よって、上記[構成1−1]により、カウンターバランスバルブ50は吐出油路23の開度を大きくしない(閉じた状態を維持する)。よって、油圧モータ11の回転を保持する保持圧が、吐出油路23a(カウンターバランスバルブ50と油圧モータ11との間)に発生する。したがって、モータ吐出圧P2に応じて吐出油路23の開度を制御するカウンターバランスバルブ50を用いた構成であるにもかかわらず、停止中の油圧モータ11が強制的に回転させられた場合に油圧モータ11の保持力を確保できる。
(他の効果)
油圧モータ制御装置1は、リリーフバルブ(特許文献1の図1参照)を備えない。よって、油圧モータ制御装置1は、このリリーフバルブを備えるものに比べ、コストを削減できる。なお、このリリーフバルブは、リリーフバルブに予め設定されたセット圧力を吐出油路23の油圧が超えるときに、吐出油路23から供給油路21に油を流す弁である。
(変形例、効果2)
図2に示すように、モータ吐出圧導入油路33に絞り134が設けられてもよい。絞り134により、モータ吐出圧P2の変化に対して、第2スプール制御部52に導入される圧力の変化に遅れが生じる。よって、モータ吐出圧P2の急な圧力変動によってカウンターバランスバルブ50のスプール位置が過敏に動くことを抑制できる。その結果、スプール位置の過敏な動きによってモータ吐出圧P2が急変する(サージ圧が発生する)ことを抑制できる。なお、油圧モータ11が逆転方向に駆動する場合の絞り134Bの機能は、油圧モータ11が正転方向に駆動する場合の絞り134の機能と同様である。
1 油圧モータ制御装置
11 油圧モータ
21 供給油路
23 吐出油路
33 モータ吐出圧導入油路
50 カウンターバランスバルブ
51 第1スプール制御部
52 第2スプール制御部
55 切換弁
55a 連通位置
55b 遮断位置
134 絞り
P2 モータ吐出圧

Claims (2)

  1. 油圧モータと、
    前記油圧モータに供給される油が流れる供給油路と、
    前記油圧モータから吐出された油が流れる吐出油路と、
    前記吐出油路に設けられるカウンターバランスバルブと、
    を備え、
    前記カウンターバランスバルブは、
    前記供給油路の油圧が導入される第1スプール制御部と、
    前記吐出油路のうち前記油圧モータと前記カウンターバランスバルブとの間の油圧であるモータ吐出圧が導入される第2スプール制御部と、
    前記モータ吐出圧を前記第2スプール制御部に導入するための油路であるモータ吐出圧導入油路と、
    前記モータ吐出圧導入油路の開閉を切り換える切換弁と、
    を備え、
    前記カウンターバランスバルブは、前記第1スプール制御部に導入される油圧が大きいほど前記吐出油路の開度を大きくするように構成され、かつ、前記第2スプール制御部に導入される油圧が大きいほど前記吐出油路の開度を大きくするように構成され、
    前記切換弁は、
    前記供給油路から前記油圧モータに油が供給されている場合に前記モータ吐出圧導入油路を開く連通位置と、
    前記供給油路から前記油圧モータへの油の供給が停止している場合に前記モータ吐出圧導入油路を閉じる遮断位置と、
    を備える、油圧モータ制御装置。
  2. 前記モータ吐出圧導入油路に設けられる絞りを備える、
    請求項1に記載の油圧モータ制御装置。
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