JP2015039258A - 駆動回路及び駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電型アクチュエータの駆動に際して、簡易な構成で、消費電力を抑制する。【解決手段】静電型アクチュエータ(SA)200の駆動回路100は、電源110と、スイッチドキャパシタ120と、を備え、前記スイッチドキャパシタ120を介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータ(SA)200に蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタ120に再充電するように構成されている。これにより、高電圧印加状態で静電型アクチュエータ(SA)200に蓄積された電荷が有効に利用され、静電型アクチュエータ(SA)200の駆動時において、スイッチドキャパシタ120の充電の際に電源から供給される電荷量を抑制することが可能となった。【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動回路及び駆動方法に係り、特に、静電型アクチュエータを駆動する駆動回路及び駆動方法に関する。
従来から、低電力で外部に力を取り出すことができ、電磁妨害の問題が発生しない静電型アクチュエータが注目されている。図9(A)に示されるように、こうした静電型アクチュエータ(SA)200は、端子aと導通している平板電極EPaと、端子bと導通している平板電極EPbとの間に誘電体DLが挟まれて構成されている。ここで、誘電体DLの材質としては、セラミック系のものや高分子系のものがある。かかるSA200の等価回路は、図9(B)に示されるように、抵抗RmとキャパシタCmとが直列接続されたものとして表すことができる。
このSA200の平板電極EPaと平板電極EPbとの間に電圧を印加すると、印加電圧に対応した量だけ、誘電体DLが伸張する。このため、例えば、端子aと端子bとの間に交流電圧を印加することにより、図9(A)において点線矢印で示される平板電極EPa,EPbと平行な方向に、振動力を取り出すことができる。
ところで、一般にSA200が発生する力を実用的なものとするためには、誘電体DLの厚みをある程度のものとすることを要するので、平板電極EPaと平板電極EPbとの間、すなわち、端子aと端子bとの間には、通常の乾電池等の出力電圧よりも相等程度高い電圧を印加することが必要となる。このため、図10に示されるように、単純に交流電源300により、SA200を駆動して実用的な振動力を取り出そうとする場合には、高電圧の交流電源300を利用することが必要となる。こうした高電圧の交流電源を備えることは、小型機器にとっては困難さを伴うことがあるため、小型機器においては、静電型アクチュエータを利用することができない場合も生じ得る。
そこで、電源として低電圧出力の直流電源を利用しつつ、静電型アクチュエータを駆動して実用的な振動力を取り出すことができる技術(特許文献1参照:以下、「従来例」という)が提案されている。この従来例の技術では、複数のキャパシタと複数のスイッチとを備える昇圧回路を採用する。この昇圧回路では、まず、複数のスイッチのON/OFFを制御して複数のキャパシタを並列接続として、低電圧出力の直流電源を用いた複数のキャパシタへの充電を行う状態とするとともに、静電型アクチュエータへの印加電圧を低電圧に設定する。引き続き、複数のスイッチのON/OFFを制御して複数のキャパシタが直列接続され、直列接続の両端間の電圧を静電型アクチュエータに印加する状態とする。
なお、従来例の技術では、上述した2つの状態を交互に切り換えつつ、当該2つの状態を繰り返し発生させるようになっている。
特開2010−220442号公報
上述した従来例の技術では、高電圧印加状態で静電型アクチュエータに蓄積された電荷は、低電圧印加状態となった瞬間に廃棄され、複数のキャパシタへの充電時に当該複数のキャパシタに充電される電荷は、全て、直流電源から供給される。このため、従来例の技術では、効率的に直流電源から供給される電力を利用しているとはいい難かった。
ところで、多くの小型機器では小型の乾電池等を直流電源として採用するので、静電型アクチュエータの駆動のための消費電力を極力抑制することが望ましい。このため、省電力化を更に可能としつつ、静電型アクチュエータを駆動することができる技術が待望されている。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、静電型アクチュエータの駆動に際して、簡易な構成で、消費電力を抑制することができる駆動回路及び駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の駆動回路は、静電型アクチュエータの駆動回路であって、電源と、スイッチドキャパシタと、を備え、前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電する、ことを特徴とする駆動回路である。
本発明の駆動方法は、電源とスイッチドキャパシタを備えた静電型アクチュエータの駆動方法であって、前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電する、
ことを特徴とする駆動方法である。
本発明によれば、スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により静電型アチュエータに蓄積された電荷を、スイッチドキャパシタに再充電させる。このため、高電圧印加状態で静電型アクチュエータに蓄積された電荷が有効に利用され、静電型アクチュエータの駆動時において、スイッチドキャパシタの充電の際に電源から供給される電荷量を抑制することができる。
したがって、本発明によれば、静電型アクチュエータの駆動に際して、スイッチドキャパシタという簡易な構成の回路を採用しつつ、消費電力を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る駆動回路の概略的な構成を説明するためのブロック図である。 図1のスイッチドキャパシタの構成を説明するための図である。 図2のスイッチ制御部のスイッチ制御により実現される回路例を説明するための図である。 図2のスイッチ制御部のスイッチ制御のシーケンスと、当該シーケンスの実行に伴う電圧V1,V2,V3の変化を説明するための図である。 充電モード設定時におけるスイッチ制御を説明するための図である。 放電モード設定時におけるスイッチ制御を説明するための図である。 再充電モード設定時におけるスイッチ制御を説明するための図である。 図4の場合とは異なるタイミングでスイッチ制御のシーケンスが実行される場合の電圧V3の変化例を説明するための図である。 静電型アクチュエータの構成を説明するための図である。 静電型アクチュエータから振動力を取り出すための構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。なお、以下の説明及び図においては、上述した図9及び図10の場合を含めて、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明において「接続」との用語は、電気的な導通接続を意味するものとする。また、接地レベルを基準とする電位を、単位「電圧」とも記す。
[構成]
図1には、一実施形態に係る駆動回路100の概略的な構成が示されている。この図1に示されるように、駆動回路100は、電源110と、スイッチドキャパシタ120とを備え、上述したSA200と接続されている。ここで、SA200の端子bは接地レベル(電位0)に接続されている。
なお、SA200の等価回路におけるキャパシタCmの静電容量を「CM」と記し、抵抗Rmの抵抗値を「RM」と記すものとする。
上記の電源110は、出力電圧が「VE」の直流電源となっている。電源110の+端子及び−端子は、スイッチドキャパシタ120と接続されている。
上記のスイッチドキャパシタ120は、電源110から供給される電力を利用して、接地レベルとの間の電圧値が「0」付近の低電圧と、「N・VE」(N:3以上の自然数)の高電圧との間で周期的に変化する印加電圧を生成する。こうして生成された印加電圧は、SA200に印加される。
かかる機能を有するスイッチドキャパシタ120は、図2に示されるように、キャパシタC1〜CN-1と、スイッチS1,S2とを備えている。また、スイッチドキャパシタ120は、スイッチS3k,1,S3k,2(k=1〜(N−2)),S3N-1と、スイッチS4j(j=1〜(N−1))とを備えている。さらに、スイッチドキャパシタ120は、スイッチ制御部SWCを備えている。
なお、以下の説明においては、スイッチS3k,1,S3k,2(k=1〜(N−2)),S3N-1を総称する場合には、「スイッチS3」と記すものとする。また、スイッチS4j(j=1〜(N−1))を総称する場合には、「スイッチS4」と記すものとする。また、図示されている接続線路の抵抗値は、充分小さいものとする。
本実施形態では、キャパシタC1〜CN-1のそれぞれは、一方側電極及び他方側電極の2電極を有するとともに、同一の静電容量C(=(N−1)・CM)を有している。また、スイッチS1〜S4のそれぞれは、一方側端子及び他方側端子の2端子を有しており、スイッチ制御部SWCが生成したスイッチ制御信号SC1〜SC4に従って、ON/OFFする。ここで、スイッチ制御部SWCから送られたスイッチ制御信号によりONが指定されたスイッチは、当該スイッチの一方側端子と他方側端子とを接続状態(電気的な導通状態)とするとともに、当該スイッチ制御信号によりOFFが指定されたスイッチは、一方側端子と他方側端子とを非接続状態(電気的な絶縁状態)とする。
なお、キャパシタC1〜CN-1のそれぞれとしては、両電極間の直流抵抗値が十分高い素子が選択される。また、スイッチS1〜S4のそれぞれとしては、「ON」時の両端子間の抵抗値が抵抗Rmの抵抗値RMよりも十分低いとともに、「OFF」時の両端子間の抵抗値が抵抗Rmの抵抗値RMよりも十分高い素子が選択されている。
上記のスイッチS1の一方側端子は、電源110の+端子と接続されている。また、スイッチS1の他方側端子は、キャパシタC1の他方側電極と接続されている。
なお、キャパシタC1の一方側電極と接地レベルとの間の電圧を、「電圧V1」と呼ぶものとする。
上記のスイッチS2の一方側端子は、キャパシタCN-1の他方側電極と接続されている。また、スイッチS2の他方側端子は、SA200のa端子と接続されている。
なお、スイッチS2の一方側端子と接地レベルとの間の電圧を、「電圧V2」、スイッチS2の他方側端子と接地レベルとの間の電圧を、「電圧V」と呼ぶものとする。
上記のスイッチS3k,1の一方側端子は、キャパシタCkの一方側電極と接続されている。また、スイッチS3k,1の他方側端子は、キャパシタCk+1の一方側電極と接続されている。
上記のスイッチS3k,2の一方側端子は、キャパシタCkの他方側電極と接続されている。また、スイッチS3k,2の他方側端子は、キャパシタCk+1の他方側電極と接続されている。
上記のキャパシタS3N-1の一方側端子は、キャパシタCN-1の一方側電極と接続されている。また、キャパシタS3N-1の他方側端子は、接地レベルと接続されている。
なお、電源110の−端子も、スイッチドキャパシタ120内で、接地レベルと接続されている。
上記のスイッチS41を除くスイッチS4jの一方側端子は、キャパシタCj-1の他方側電極と接続されている。また、上記のスイッチS41を除くスイッチS4jの他方側端子は、キャパシタCjの一方側電極と接続されている。
上記のスイッチS41の一方側端子は、電源110の+端子と接続されている。また、スイッチS41の他方側端子は、キャパシタC1の一方側電極と接続されている。
上記のスイッチ制御部SWCは、スイッチ制御信号SC1〜SC4を生成する。そして、スイッチ制御部SWCは、生成されたスイッチ制御信号SC1をスイッチS1へ送るととともに、生成されたスイッチ制御信号SC2をスイッチS2へ送る。また、スイッチ制御部SWCは、生成されたスイッチ制御信号SC3をスイッチS3の全てへ送るととともに、生成されたスイッチ制御信号SC4をスイッチS4の全てへ送る。
なお、スイッチ制御部SWCは、不図示の指令入力部からスイッチ制御シーケンスの開始指令を受けると、スイッチ制御シーケンスを開始する。そして、スイッチ制御シーケンスの終了指令を受けると、スイッチ制御シーケンスを終了する。かかるスイッチ制御シーケンスにおいてスイッチ制御部SWCが生成するスイッチ制御信号SC1〜SC4により、スイッチS1〜S4のそれぞれのON/OFFを制御することにより、図3(A)〜(C)の動作モードの接続設定をすることができるようになっている。
図3(A)には、充電モードの接続設定が示されている。この充電モードでは、キャパシタC1〜CN-1が並列接続されて、合成キャパシタCS1が形成される。そして、合成キャパシタCS1の一方の端子が接地レベルに接続されるとともに、他方の端子が電源110の+端子に接続される。かかる充電モードの接続設定がなされると、合成キャパシタCS1の他方の端子には、その電位が「VE」となるまで、電源110から電流I1が流れ込む。かかる充電モードの接続設定は、スイッチS1をON、スイッチS2をOFF、スイッチS3の全てをON、及び、スイッチS4の全てをOFFとすることにより行われる。
なお、合成キャパシタCS1の静電容量CS1は、次の(1)式の通りとなる。
CS1=(N−1)・C=(N−1)2・CM …(1)
図3(B)には、放電モードの接続設定が示されている。この放電モードでは、キャパシタC1〜CN-1が直列接続されて、合成キャパシタCS2が形成される。そして、合成キャパシタCS2の一方の端子が電源110の+端子に接続されるとともに、他方の端子がSA200のa端子に接続される。かかる放電モードの接続設定がなされると、合成キャパシタCS2の他方の端子の電位(すなわち、電圧V2)と、SA200の等価回路におけるキャパシタCmの抵抗Rmとの接続側電極の電位とが同一となるまで、電流I2が流れる。かかる充電モードの接続設定は、スイッチS1をOFF、スイッチS2をON、スイッチS3の全てをOFF、及び、スイッチS4の全てをONとすることにより行われる。
なお、合成キャパシタCS2の静電容量CS2は、次の(2)式の通りとなる。
CS2=C/(N−1)=CM …(2)
図3(C)には、再充電モードの接続設定が示されている。この再充電モードでは、キャパシタC1〜CN-1が並列接続されて、合成キャパシタCS1が形成される。そして、合成キャパシタCS1の一方の端子が接地レベルに接続されるとともに、他方の端子がSA200のa端子に接続される。かかる再充電モードの接続設定がなされると、合成キャパシタCS1の他方の端子の電位(すなわち、電圧V2)と、SA200の等価回路におけるキャパシタCmの抵抗Rmとの接続側電極の電位(すなわち、電圧V3)とが同一となるまで、電流I3が流れる。かかる充電モードの接続設定は、スイッチS1をOFF、スイッチS2をON、スイッチS3の全てをON、及び、スイッチS4の全てをOFFとすることにより行われる。
[動作]
次に、上記のように構成された駆動回路100の動作について、スイッチ制御部SWCによるスイッチS1〜S4のON/OFF制御のシーケンスによるSA200の駆動に主に着目して説明する。
なお、当初においては、スイッチ制御部SWCは、スイッチ制御信号S1〜S4において「OFF」を指定しており、スイッチS1〜S4の全てがOFFとなっているものとする。また、SA200のキャパシタCmには電荷は殆ど蓄積されておらず、電圧V3は「VE」以下であるものとする。
図4に示される時刻t11において、上述した指令入力部からスイッチ制御シーケンスの開始指令を受けると、スイッチ制御部SWCが、スイッチ制御のシーケンスを開始する。かかるスイッチ制御のシーケンスに際して、スイッチ制御部SWCは、まず、「ON」を指定したスイッチ制御信号SC3を生成し、スイッチS3の全てへ送る。この結果、スイッチS3の全て「ON」となり、図5(A)に示される接続設定の状態となる。なお、図4に示されるように、この時点で上述した電圧V1は「0」となる。
引き続き、スイッチ制御部SWCは、「ON」を指定したスイッチ制御信号SC1を生成し、スイッチS1へ送る。この結果、スイッチS3の全てに加えてスイッチS1が「ON」となり、図5(B)に示される接続設定の状態、すなわち、上述した図3(A)の充電モードの状態となる。
こうして充電モードの状態となると、合成キャパシタCS1の他方の端子には、電源110から電流I1が流れ込む。この結果、合成キャパシタCS1を構成するキャパシタC1〜CN-1の全てに電荷が迅速に蓄積されて、図4に示されるように、瞬時に、合成キャパシタCS1の他方側端子の電位が「VE」となる。
次いで、時刻t12となると、スイッチ制御部SWCは、まず、「OFF」を指定したスイッチ制御信号SC1,SC3を生成し、スイッチS1及びスイッチS3の全てへ送る。この結果、キャパシタC1〜CN-1に電荷が蓄積された状態で、スイッチS1〜S4の全てが一旦「OFF」となる。
引き続き、スイッチ制御部SWCは、「ON」を指定したスイッチ制御信号SC4を生成し、スイッチS4の全てへ送る。この結果、スイッチS4の全てが「ON」となり、図6(A)に示される接続設定の状態となる。この結果、電圧V1が瞬時に電圧VEとなるとともに、電圧V3が瞬時に電圧N・VEとなる。
次に、スイッチ制御部SWCは、「ON」を指定したスイッチ制御信号SC2を生成し、スイッチS2へ送る。スイッチS4の全てに加えてスイッチS2が「ON」となり、図6(B)に示される接続設定の状態、すなわち、上述した図3(B)の放電モードの状態となる。
こうして放電モードの状態となると、合成キャパシタCS2の他方の端子からSA200のa端子へ向けて流れる電流I2(t)が発生する。この結果、合成キャパシタCS2からSA200のキャパシタCmへの電荷移動が発生する。
上記の電流I2(t)は、本実施形態では、次の(3)式により表される。
2(t)=(N・VE/RM)・exp[−2(t−t12)/(CM・RM)]…(3)
この(3)式は、次の(4)式から得られる(5)式の微分方程式を解くことにより、導出される。
Figure 2015039258
RM・(dI2(t)/dt)+2・I2(t)/CM=0 …(5)
なお、(3)式の導出には、上述した(2)式の関係が利用されている。
上述の(2)式からわかるように、電流I2(t)は、時定数(CM・RM/2)で減少していくので、電圧V2(=V3)は、電圧(N・VE)から時定数(CM・RM/2)で減少していく。こうした電圧V2,V3の変化の様子が、図4における時刻t12から時刻t13までの電圧V2,V3の変化として示されている。
こうして電圧V2(=V3)が下降するとともに、SA200内のキャパシタCmと抵抗Rmとの接続点の電圧が上昇して、双方がほぼ電圧(N・VE/2)となると、電流I2は殆ど「0」となる。この結果、電圧V2,V3は殆ど変化しなくなる。
電圧V2,V3がほぼ電圧(N・VE/2)となった後の時刻t13となると、スイッチ制御部SWCは、まず、「OFF」を指定したスイッチ制御信号SC2,SC4を生成し、スイッチS2及びスイッチS4の全てへ送る。この結果、キャパシタC1〜CN-1に電荷が蓄積された状態で、スイッチS1〜S4の全てが一旦「OFF」となる。
引き続き、スイッチ制御部SWCは、「ON」を指定したスイッチ制御信号SC3を生成し、スイッチS3の全てへ送る。この結果、スイッチS3の全て「ON」となり、図7(A)に示される接続設定の状態となる。この結果、電圧V1は瞬時に「0」となるとともに、電圧V2は、「V/N−1」付近の低電圧となる。
次に、スイッチ制御部SWCは、「ON」を指定したスイッチ制御信号SC2を生成し、スイッチS2へ送る。スイッチS3の全てに加えてスイッチS2が「ON」となり、図7(B)に示される接続設定の状態、すなわち、上述した図3(C)の再充電モードの状態となる。
こうして再充電モードの状態となると、SA200のa端子から合成キャパシタCS1の他方の端子へ向けて流れる電流I3(t)が発生する。この結果、SA200のキャパシタCmから合成キャパシタCS1への電荷移動が発生する。
上記の電流I3(t)は、本実施形態では、次の(6)式により表される。
3(t)≒A・exp[−(t−t13)/(CT・RM)]…(6)
ここで、静電容量CTは、合成キャパシタCS1(静電容量:(N−1)2・CM)と、SA200のキャパシタCm(静電容量:CM)とを直列接続した合成キャパシタの静電容量であり、Aは初期値であり、本実施形態では、次の(7)式の通りとなる。
CT=CS1・CM/(CS1+CM)
=(N−1)2・CM/(1+(N−1)2) …(7)
ここで、N≧3なので、電流I3(t)の時定数(CT・RM)は、上述した電流I2(t)の時定数(CM・RM/2)よりも大きく、かつ、その2倍(=CM・RM)未満の値となる。
なお、(6)式は、再充電モードの場合における上述した(4)式に対応した式から得られる微分方程式を解くことにより、導出される。
上述の(6)式からわかるように、電流I3(t)は、時定数(CT・RM)で減少していくので、電圧V2(=V3)は、「0」付近から時定数(CT・RM)で増加していく。この様子が、図4における時刻t13から時刻t14まで再充電モード期間の電圧V2,V3の変化として示されている。
こうして、電圧V2(=V3)が上昇するとともに、SA200内のキャパシタCmと抵抗Rmとの接続点の電圧が上昇して、双方がほぼ同一電圧(<VE)となると、電流I3は殆ど「0」となる。この結果、電圧V2,V3は殆ど変化しなくなる。
電圧V2,V3が殆ど変化しなくなった後の時刻t14となると、スイッチ制御部SWCは、「OFF」を指定したスイッチ制御信号SC2,SC3を生成し、スイッチS2及びスイッチS3の全てへ送る。この結果、キャパシタC1〜CN-1に電荷が蓄積された状態で、スイッチS1〜S4の全てが「OFF」となる。
以上の時刻t11〜t14のスイッチ制御シーケンスを1サイクルのスイッチ制御シーケンスとして、1サイクルのスイッチ制御シーケンスの終了直後から、スイッチ制御部SWCは、新たなサイクルのスイッチ制御シーケンスを開始する。この結果、SA200に周期的に変化する高電圧の交流電圧が印加されるので、SA200が振動する。
なお、上述した放電モードにおけるSA200への印加電圧V3の下降の時定数(=CM・RM/2)、及び、再充電モードにおけるSA200への印加電圧V3の上昇の時定数(<CM・RM)が、SAを振動させる周期(振動周期:すなわち、スイッチ制御シーケンスの1サイクル長)よりも圧倒的に短い場合には、充電モードの期間長をこれらの時定数よりも短くすることにより、図8に示されるように、殆どの期間を、SA200への印加電圧が「N・VE/2」付近の高電圧の期間、及び、SA200への印加電圧が「VE以下の一定電圧」の低圧の期間のいずれかとすることができる。例えば、静電容量CM=1000[pF]程度、抵抗値RM=10[Ω]程度のSA200を採用し、例えば、振動周期が数十[μs]のアラーム振動等の発生に用いる場合には、上述した時定数の双方が当該振動周期よりも、圧倒的に短くなる。こうした場合には、放電モードの期間長と再充電モードの期間長とを同一とすることにより、SA200への印加電圧が「N・VE/2」の高電圧の期間長と、SA200への印加電圧が「VE以下の一定電圧」の低圧の期間長との比、すなわちDuty比を実質的に1:1とすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、スイッチドキャパシタ120を介して供給された通過電流により静電型アチュエータ(SA)200に蓄積された電荷を、スイッチドキャパシタ120に再充電させる。このため、高電圧印加状態でSA200に蓄積された電荷が有効に利用され、SA200の駆動時において、スイッチドキャパシタ120の充電の際の電源から供給される電荷量を抑制することができる。
したがって、本実施形態の駆動回路100によれば、SA200の駆動に際して、スイッチドキャパシタ120という、LSI(Large Scale Integrated circuit)にも適した簡易な構成の回路を採用しつつ、消費電力を抑制することができる。
また、本実施形態の駆動回路100では、スイッチドキャパシタ120が、複数のキャパシタC1〜CN-1と、電源110から当該複数のキャパシタC1〜CN-1への充電を行う際に制御されるスイッチS1と、当該複数のキャパシタC1〜CN-1に充電されている電荷のSA200への流し込みに際して制御されるS2とを備え、スイッチS1,S2のON/OFFをスイッチ制御部SWCが制御する。このため、電源110から複数のキャパシタC1〜CN-1への充電を行う充電モード状態、及び、電源100からの充電を行わずに、複数のキャパシタC1〜CNに充電されている電荷のSA200への流し込みを行う放電モード状態に加えて、電源110からの充電を行わずに、SA200に蓄積された電荷を、スイッチドキャパシタ120の複数のキャパシタC1〜CN-1のそれぞれに再充電させる再充電モード状態を作り出すことができる。
また、本実施形態の駆動回路100では、スイッチドキャパシタ120が、スイッチS1,S2に加えて、複数のキャパシタC1〜CN-1を並列接続する際に制御されるスイッチS3と、スイッチS4とを備え、スイッチS1,S2のON/OFFをスイッチ制御部SWCが制御する。このため、充電モード状態、放電モード状態及び再充電モード状態のそれぞれにおける合成キャパシタを、並列接続された合成キャパシタCS1とするか、又は、直列接続された合成キャパシタCS2とするかを制御することができる。
また、本実施形態の駆動回路100では、複数のキャパシタC1〜CN-1が並列接続されている状態で、電源110から当該複数のキャパシタC1〜CN-1への充電を行う。このため、低電圧出力の電源110から複数のキャパシタC1〜CN-1への充電を行うことができるので、電源110として、小型電池等を採用することができる。
また、本実施形態の駆動回路100では、複数のキャパシタC1〜CN-1が直列接続されている状態で、当該複数のキャパシタC1〜CN-1に充電されている電荷のSA200への流し込みを行う。このため、低電圧出力の電源100から複数のキャパシタC1〜CN-1への充電を行った後、充電された複数のキャパシタC1〜CN-1を直列接続に変更することで高電圧を発生させて、SA200への電荷の流し込みを行うようにすることができる。
また、本実施形態の駆動回路100では、複数のキャパシタC1〜CN-1が並列接続されている状態で、当該複数のキャパシタC1〜CN-1のそれぞれへのSA200に蓄積されている電荷の再充電を行う。このため、高電圧の印加によりSA200に蓄積されている電荷を、効率良く、複数のキャパシタC1〜CN-1のそれぞれへ再充電できる。
また、本実施形態の駆動回路100では、まず、充電モードにおいて、複数のキャパシタC1〜CN-1が並列接続されている状態で、電源110から複数のキャパシタC1〜CN-1への充電を行う。引き続き、放電モードにおいて、複数のキャパシタC1〜CN-1が直列接続されている状態で、複数のキャパシタC1〜CN-1に充電されている電荷のSA200への流し込みを行う。そして、再充電モードにおいて、複数のキャパシタC1〜CN-1が並列接続されている状態で、複数のキャパシタC1〜CN-1へのSA200に蓄積されている電荷の再充電を行う。このため、SA200の駆動に際して、スイッチドキャパシタ120という簡易な構成の回路を採用しつつ、消費電力を抑制することができる。
また、本実施形態の駆動回路100では、充電モード、放電モード及び再充電モードの順次実行を1サイクルとして、当該1サイクルの動作を繰り返す。したがって、消費電力を抑制しつつ、SA200の振動させることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、放電モードにおいて、複数のキャパシタC1〜CN-1が直列接続された合成キャパシタCS2の一方の端子が電源110の+端子に接続されるようにしたが、接地レベルに接続されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、合成キャパシタCS2の静電容量CS2が、SA200の等価回路におけるキャパシタCmの静電容量CMと一致するようにしたが、互いに異なる静電容量としてもよい。
また、上述した図8では、SA200への印加電圧が「N・VE/2」の高電圧の期間長と、SA200への印加電圧が「VE以下の一定電圧」の低圧の期間長との比が実質的に1:1とする場合を例示したが、当該比を1:1とは異なるようにしてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
静電型アクチュエータの駆動回路であって、
電源と、
スイッチドキャパシタと、を備え、
前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電する、
ことを特徴とする駆動回路。
<請求項2>
前記スイッチドキャパシタは、
複数のキャパシタと、
前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う際に制御される第1のスイッチと、
前記複数のキャパシタに充電されている電荷の前記静電型アクチュエータへの流し込みに際して制御される第2のスイッチと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
<請求項3>
前記スイッチドキャパシタは、
前記複数のキャパシタを並列接続する際に制御される第3のスイッチと、
前記複数のキャパシタを直列接続する際に制御される第4のスイッチと、
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
<請求項4>
前記スイッチドキャパシタは、
前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う第1の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
<請求項5>
前記第1の制御手段は、前記第2のスイッチがOFF、前記第3のスイッチがON、及び、前記第4のスイッチがOFFの状態で、前記第1のスイッチをONに制御することを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
<請求項6>
前記スイッチドキャパシタは、
前記複数のキャパシタが直列接続されている状態で、前記複数のキャパシタに充電されている電荷の前記静電型アクチュエータへの流し込みを行う第2の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
<請求項7>
前記第2の制御手段は、前記第1のスイッチがOFF、前記第3のスイッチがOFF、及び、前記第4のスイッチがONの状態で、前記第2のスイッチをONに制御することを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
<請求項8>
前記スイッチドキャパシタは、
前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記複数のキャパシタへの前記静電型アクチュエータに蓄積されている電荷の再充電を行う第3の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
<請求項9>
前記第3の制御手段は、前記第1のスイッチがOFF、前記第3のスイッチがON、及び、前記第4のスイッチがOFFの状態で、前記第2のスイッチをONに制御することを特徴とする請求項8に記載の駆動回路。
<請求項10>
電源とスイッチドキャパシタを備えた静電型アクチュエータの駆動方法であって、
前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電する、
ことを特徴とする駆動方法。
<請求項11>
前記スイッチドキャパシタが、複数のキャパシタと、前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う際に制御される第1のスイッチと、前記複数のキャパシタに充電されている電荷の静電型アクチュエータへの流し込みに際して制御される第2のスイッチと、前記複数のキャパシタを並列接続する際に制御される第3のスイッチと、前記複数のキャパシタを直列接続する際に制御される第4のスイッチと、を備え、前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電させる駆動回路において使用される静電型アクチュエータの駆動方法であって、
前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う第1のステップと、
前記複数のキャパシタが直列接続されている状態で、前記複数のキャパシタに充電されている電荷の前記静電型アクチュエータへの流し込みを行う第2のステップと、
前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記複数のキャパシタへの前記静電型アクチュエータに蓄積されている電荷の再充電を行う第3のステップと、
を備えることを特徴とする請求項10に記載の駆動方法。
<請求項12>
前記第1のステップ、前記第2のステップ及び前記第3のステップの順次実行を1サイクルとして、前記1サイクルを繰り返することにより、前記静電型アクチュエータの振動を発生させる、ことを特徴とする請求項11に記載の駆動方法。
100 … 駆動回路
110 … 電源
120 … スイッチドキャパシタ
200 … 静電型アクチュエータ
300 … 交流電源
DL … 誘電体
EPa,EPb … 平板電極
1〜CN-1 … キャパシタ
S1 … スイッチ(第1のスイッチ)
S2 … スイッチ(第2のスイッチ)
S3 … スイッチ(第3のスイッチ)
S4 … スイッチ(第4のスイッチ)
SWC … スイッチ制御部

Claims (12)

  1. 静電型アクチュエータの駆動回路であって、
    電源と、
    スイッチドキャパシタと、を備え、
    前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電する、
    ことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記スイッチドキャパシタは、
    複数のキャパシタと、
    前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う際に制御される第1のスイッチと、
    前記複数のキャパシタに充電されている電荷の前記静電型アクチュエータへの流し込みに際して制御される第2のスイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記スイッチドキャパシタは、
    前記複数のキャパシタを並列接続する際に制御される第3のスイッチと、
    前記複数のキャパシタを直列接続する際に制御される第4のスイッチと、
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記スイッチドキャパシタは、
    前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う第1の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記第1の制御手段は、前記第2のスイッチがOFF、前記第3のスイッチがON、及び、前記第4のスイッチがOFFの状態で、前記第1のスイッチをONに制御することを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
  6. 前記スイッチドキャパシタは、
    前記複数のキャパシタが直列接続されている状態で、前記複数のキャパシタに充電されている電荷の前記静電型アクチュエータへの流し込みを行う第2の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  7. 前記第2の制御手段は、前記第1のスイッチがOFF、前記第3のスイッチがOFF、及び、前記第4のスイッチがONの状態で、前記第2のスイッチをONに制御することを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
  8. 前記スイッチドキャパシタは、
    前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記複数のキャパシタへの前記静電型アクチュエータに蓄積されている電荷の再充電を行う第3の制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  9. 前記第3の制御手段は、前記第1のスイッチがOFF、前記第3のスイッチがON、及び、前記第4のスイッチがOFFの状態で、前記第2のスイッチをONに制御することを特徴とする請求項8に記載の駆動回路。
  10. 電源とスイッチドキャパシタを備えた静電型アクチュエータの駆動方法であって、
    前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電する、
    ことを特徴とする駆動方法。
  11. 前記スイッチドキャパシタが、複数のキャパシタと、前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う際に制御される第1のスイッチと、前記複数のキャパシタに充電されている電荷の静電型アクチュエータへの流し込みに際して制御される第2のスイッチと、前記複数のキャパシタを並列接続する際に制御される第3のスイッチと、前記複数のキャパシタを直列接続する際に制御される第4のスイッチと、を備え、前記スイッチドキャパシタを介して供給された通過電流により前記静電型アチュエータに蓄積された電荷を、前記スイッチドキャパシタに再充電させる駆動回路において使用される静電型アクチュエータの駆動方法であって、
    前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記電源から前記複数のキャパシタへの充電を行う第1のステップと、
    前記複数のキャパシタが直列接続されている状態で、前記複数のキャパシタに充電されている電荷の前記静電型アクチュエータへの流し込みを行う第2のステップと、
    前記複数のキャパシタが並列接続されている状態で、前記複数のキャパシタへの前記静電型アクチュエータに蓄積されている電荷の再充電を行う第3のステップと、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の駆動方法。
  12. 前記第1のステップ、前記第2のステップ及び前記第3のステップの順次実行を1サイクルとして、前記1サイクルを繰り返することにより、前記静電型アクチュエータの振動を発生させる、ことを特徴とする請求項11に記載の駆動方法。
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