JP2015039092A - 電子機器、及び電子機器の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より高い利便性を有する電子機器、及び電子機器の制御方法を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る電子機器は、外部機器に音声信号を無線により送信する電子機器であって、前記外部機器と無線通信する無線通信手段と、音声信号を受け取る音声受取手段と、前記音声受取手段により受け取った音声信号を遅延させる音声遅延手段と、前記音声遅延手段により遅延された音声信号を出力する第1の音声出力手段と、前記音声受取手段により受け取った音声信号を前記無線通信手段により前記外部機器に送信する第2の音声出力手段と、前記外部機器から送信された遅延時間情報を前記通信手段により取得し、前記遅延時間情報に応じて音声信号を遅延させるように前記音声遅延手段を制御する制御手段と、を具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】一実施形態に係る電子機器は、外部機器に音声信号を無線により送信する電子機器であって、前記外部機器と無線通信する無線通信手段と、音声信号を受け取る音声受取手段と、前記音声受取手段により受け取った音声信号を遅延させる音声遅延手段と、前記音声遅延手段により遅延された音声信号を出力する第1の音声出力手段と、前記音声受取手段により受け取った音声信号を前記無線通信手段により前記外部機器に送信する第2の音声出力手段と、前記外部機器から送信された遅延時間情報を前記通信手段により取得し、前記遅延時間情報に応じて音声信号を遅延させるように前記音声遅延手段を制御する制御手段と、を具備する。
【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、電子機器、及び電子機器の制御方法に関する。
従来、映画、テレビ番組、またはゲームなどの映像コンテンツを再生することができる例えばコンテンツ再生装置などの電子機器が一般的に普及している。
また、上記のコンテンツ再生装置から無線通信により音声信号を受け取り、音声を出力するスピーカ(手元スピーカ)が実用化されている。
従来の構成によると、無線通信により音声信号が伝送される際に遅延が生じる可能性ある。この為、コンテンツ再生装置側で出力される音声と、手元スピーカから出力される音声とで時間差が生じる可能性がある。この場合、ユーザに違和感を与えるという課題がある。
本発明の目的は、より高い利便性を有する電子機器、及び電子機器の制御方法を提供することである。
一実施形態に係る電子機器は、外部機器に音声信号を無線により送信する電子機器であって、前記外部機器と無線通信する無線通信手段と、音声信号を受け取る音声受取手段と、前記音声受取手段により受け取った音声信号を遅延させる音声遅延手段と、前記音声遅延手段により遅延された音声信号を出力する第1の音声出力手段と、前記音声受取手段により受け取った音声信号を前記無線通信手段により前記外部機器に送信する第2の音声出力手段と、前記外部機器から送信された遅延時間情報を前記通信手段により取得し、前記遅延時間情報に応じて音声信号を遅延させるように前記音声遅延手段を制御する制御手段と、を具備する。
以下、図を参照しながら、一実施形態に係る電子機器、及び電子機器の制御方法について詳細に説明する。
図1は、複数の電子機器により構成されるシステムの例を示す。本システムは、例えば、コンテンツ再生装置100、及び無線スピーカ200などを有する。
コンテンツ再生装置100は、例えば、TV、PC、光ディスクプレイヤー、またはハードディスクレコーダなどである。即ち、コンテンツ再生装置100は、放送信号、または記憶媒体に記憶されている映像コンテンツなどを再生することができる電子機器である。なお、以下、コンテンツ再生装置100は、放送受信装置100であるとして説明する。また、放送受信装置100は、リモートコントローラ163、及び無線スピーカ200と通信する通信手段を備える。
無線スピーカ200は、放送受信装置100と無線により通信することができる。無線スピーカ200は、放送受信装置100から無線により音声信号を受け取り、再生することができる。無線スピーカ200は、例えば、手元スピーカ、ヘッドセット、ハンドセット、携帯端末、背後スピーカ、またはスピーカと無線通信機能とを備える他の電子機器である。即ち、無線スピーカ200は、スピーカと無線通信機能とを備えるタブレット型のPCなどであってもよい。
例えば、無線スピーカ200は、Bluetooth(登録商標)などにより他の機器と通信する機能を有する。また、放送受信装置100は、Bluetoothなどにより他の機器と通信する機能を有する。この場合、無線スピーカ200は、放送受信装置100とBluetoothにより通信することができる。
放送受信装置100は、コンテンツを再生し、ディジタルの映像信号及びディジタルの音声信号を取得する。放送受信装置100は、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号をディスプレイ及びスピーカにより再生可能な信号に変換し、映像及び音声を出力する。
また、放送受信装置100は、ディジタルの音声信号を無線通信により無線スピーカ200に送信することができる。無線スピーカ200は、放送受信装置100から無線通信によりディジタル音声信号を受け取る。無線スピーカ200は、受け取ったディジタル音声信号をディジタルアナログ変換(DA変換)し、変換したアナログの音声信号を増幅し、出力する。このような構成により、無線スピーカ200は、放送受信装置100により再生されたコンテンツの音声を出力することができる。
図2は、一実施形態に係る放送受信装置100の例を示す。
放送受信装置100は、チューナ111、復調部112、信号処理部113、音声デコーダ121、音声遅延器122、DA変換器123、アンプ124、映像デコーダ131、映像遅延器132、表示処理部133、制御部150、操作入力部161、受光部162、LANコネクタ171、無線通信部172、及びHDMI端子173を備える。また、放送受信装置100は、さらにスピーカ125及びディスプレイ134を備える。
放送受信装置100は、チューナ111、復調部112、信号処理部113、音声デコーダ121、音声遅延器122、DA変換器123、アンプ124、映像デコーダ131、映像遅延器132、表示処理部133、制御部150、操作入力部161、受光部162、LANコネクタ171、無線通信部172、及びHDMI端子173を備える。また、放送受信装置100は、さらにスピーカ125及びディスプレイ134を備える。
チューナ111は、ディジタル放送信号用のチューナである。チューナ111は、例えばアンテナにより受信されたディジタル放送信号を受け取ることができる。アンテナは、例えば、地上ディジタル放送信号、BS(broadcasting satellite)ディジタル放送信号、及び/または、110度CS(communication satellite)ディジタル放送信号を受信することができる。
チューナ111は、ディジタル放送信号のチューニング(選局)を行う。チューナ111は、チューニングしたディジタル放送信号を復調部112に送信する。
復調部112は、受信したディジタル放送信号を復調する。これにより、復調部112は、ディジタル放送信号からトランスポートストリーム(TS)などのコンテンツデータを取得する。これにより、復調部112は、ディジタル放送信号により供給される番組などのコンテンツのデータを取得することが出来る。復調部112は、取得したコンテンツデータを信号処理部113に入力する。
信号処理部113は、コンテンツデータの分離などの信号処理を行う。即ち、信号処理部113は、コンテンツデータをディジタル映像信号、ディジタル音声信号、及びその他のデータ信号に分離する。信号処理部113は、音声デコーダ121にディジタル音声信号を供給する。また、信号処理部113は、映像デコーダ131にディジタル映像信号を供給する。さらに、信号処理部113は、制御部150にデータ信号を供給する。
音声デコーダ121は、信号処理部113から受信したディジタル音声信号をデコードする。音声デコーダ121は、デコードしたディジタル音声信号を音声遅延器122に供給する。
音声遅延器122は、制御部150により指示された遅延時間に応じて、ディジタル音声信号の出力を遅延させる。音声遅延器122は、メモリを有する。音声遅延器122は、受信したディジタル音声信号をメモリに一時的に格納する。音声遅延器122は、ディジタル音声信号をメモリに格納してから上記の遅延時間が経過した際、ディジタル音声信号を後段のDA変換器123に供給する。
DA変換器123は、ディジタル音声信号をスピーカ125により再生可能なフォーマットの信号(オーディオ信号)に変換する。即ち、DA変換器123は、ディジタル音声信号をディジタルアナログ変換によりオーディオ信号に変換する。DA変換器123は、オーディオ信号をアンプ124に供給する。
アンプ124は、制御部150により制御された音量でオーディオ信号がスピーカ125により再生されるように、オーディオ信号を増幅する。アンプ124は、増幅したオーディオ信号をスピーカ125に供給する。スピーカ125は、供給されるオーディオ信号に基づいて音声を出力する。
映像デコーダ131は、信号処理部113から受信したディジタル映像信号をデコードする。これにより、映像デコーダ131は、ディジタル映像信号をディスプレイ134で再生可能なフォーマットの映像信号に変換する。映像デコーダ131は、デコードしたディジタル映像信号を映像遅延器132に供給する。
映像遅延器132は、制御部150により指示された遅延時間に応じて、ディジタル映像信号の出力を遅延させる。映像遅延器132は、メモリを有する。映像遅延器132は、受信したディジタル映像信号をメモリに一時的に格納する。映像遅延器132は、ディジタル映像信号をメモリに格納してから上記の遅延時間が経過した際、ディジタル映像信号を後段の表示処理部133に供給する。
表示処理部133は、例えば、制御部150からの制御に基づいて、受信した映像信号に対して色味、明るさ、シャープ、コントラスト、またはその他の画質調整処理を行う。表示処理部133は、画質調整を施した映像信号をディスプレイ134に供給する。ディスプレイ134は、供給される映像信号に基づいて映像を表示する。
ディスプレイ134は、例えば、マトリクス状に配列された複数の画素を備える液晶表示パネルと、この液晶パネルを照明するバックライトとを備える液晶表示装置などを備える。ディスプレイ134は、表示処理部133から供給される映像信号に基づいて映像を表示する。
なお、放送受信装置100は、ディスプレイ134の代わりに、映像信号を出力する出力端子を備える構成であってもよい。また、放送受信装置100は、スピーカ125の代わりに、オーディオ信号を出力する出力端子を備える構成であってもよい。また、放送受信装置100は、ディジタル映像信号とディジタル音声信号とを出力する出力端子を備える構成であってもよい。
制御部150は、放送受信装置100の各部の動作を制御する制御手段として機能する。制御部150は、CPU151、ROM152、RAM153、及びEEPROM154などを備えている。制御部150は、操作入力部161から供給される操作信号に基づいて、種々の処理を行う。
CPU151は、種々の演算処理を実行する演算素子などを備える。CPU151は、ROM152、またはEEPROM154などに記憶されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現する。
ROM152は、放送受信装置100を制御する為のプログラム、及び各種の機能を実現する為のプログラムなどを記憶する。CPU151は、操作入力部161から供給される操作信号に基づいて、ROM152に記憶されているプログラムを起動する。これにより、制御部150は、各部の動作を制御する。
RAM153は、CPU151のワークメモリとして機能する。即ち、RAM153は、CPU151の演算結果、CPU151により読み込まれたデータなどを記憶する。
EEPROM154は、各種の設定情報、及びプログラムなどを記憶する不揮発性メモリである。
操作入力部161は、例えば、ユーザによる操作入力に応じて操作信号を生成する操作キー、またはタッチパッドなどを備える。また、操作入力部161は、キーボード、マウス、または操作信号を生成する事ができる他の入力装置などから操作信号を受け取る構成であってもよい。操作入力部161は、操作信号を制御部150に供給する。
なお、タッチパッドは、静電容量式センサ、サーモセンサ、または他の方式に基づいて位置情報を生成するデバイスを含む。また、放送受信装置100がディスプレイ134を備える場合、操作入力部161は、ディスプレイ134と一体に形成されるタッチパネルなどを備える構成であってもよい。
受光部162は、例えば、リモートコントローラ163からの操作信号を受信するセンサなどを備える。受光部162は、受信した信号を制御部150に供給する。制御部150は、受光部162から供給された信号を受信し、受信した信号を増幅させてアナログディジタル変換(AD変換)を行うことにより、リモコン163から送信された元の操作信号を復号する。
リモートコントローラ163は、ユーザの操作入力に基づいて操作信号を生成する。リモートコントローラ163は、生成した操作信号を赤外線通信により受光部162に送信する。なお、受光部162及びリモートコントローラ163は、電波などの他の無線通信により操作信号の送受信を行う構成であってもよい。
LANコネクタ171は、LAN経由でインターネット、イントラネット、またはホームネットワークなどのネットワーク上の他の機器と通信を行なう為のインターフェースである。例えば、放送受信装置100は、LANコネクタ171によりネットワーク上の機器に記録されているコンテンツを取得し、再生することができる。
無線通信部172は、無線で他の機器と通信する機能を有する。無線通信部172は、例えば、Bluetoothなどにより他の機器と通信する機能を有する。無線通信部172は、音声デコーダ121によりデコードされたディジタル音声信号を受け取り、無線により他の機器に送信することができる。即ち、無線通信部172は、ディジタル音声信号をBluetoothに基づくプロトコルを用いて、無線スピーカ200に送信することができる。なお、放送受信装置100は、無線通信部172の代わりに無線通信機能を有する機器が接続されるコネクタを備える構成であってもよい。
HDMI端子173は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)などの規格に基づいた通信を行なう為のインターフェースである。HDMI端子173には、ブルーレイ(登録商標)レコーダ、DVDレコーダ、ハードディスクレコーダ、または他の機器とHDMIに対応した機器が接続される。HDMI端子173は、接続された機器から出力されたコンテンツデータを受信することができる。
制御部150は、HDMI端子173により受信したコンテンツデータを信号処理部113に入力させる。信号処理部113は、受信したコンテンツデータからディジタル映像信号、及びディジタル音声信号などを分離する。信号処理部113は、分離したディジタル映像信号を映像デコーダ131に送信し、分離したディジタル音声信号を音声デコーダ121に送信する。
また、放送受信装置100は、図示しない電源部を備える。電源部は、ACアダプタなどを介して商用電源などから電力を受け取る。電源部は、受け取った交流の電力を直流に変換し、放送受信装置100内の各部へ供給する。
またさらに、放送受信装置100は、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステイトドライブ(SSD)、または半導体メモリなどの記憶装置を備えていても良い。この記憶装置が動画のコンテンツデータを記憶する場合、放送受信装置100は、この記憶装置に記憶されているコンテンツを読み出し、再生することが出来る。また、放送受信装置100は、この記憶装置に例えば放送信号またはネットワークなどにより供給されるコンテンツを記憶することができる。
図3は、一実施形態に係る無線スピーカ200の例を示す。
無線スピーカ200は、無線通信部221、DA変換器223、アンプ224、及びスピーカ225を備える。
無線スピーカ200は、無線通信部221、DA変換器223、アンプ224、及びスピーカ225を備える。
無線通信部221は、無線で他の機器と通信する機能を有する。無線通信部221は、例えば、Bluetoothなどにより他の機器と通信する機能を有する。無線通信部221は、他の機器から無線により送信されたディジタル音声信号を受け取ることができる。無線通信部221は、受け取ったディジタル音声信号をDA変換器223に供給する。即ち、無線通信部221は、放送受信装置100からBluetoothに基づくプロトコルにより送信されたディジタル音声信号を受信し、DA変換器223に供給する。
DA変換器223は、ディジタル音声信号をスピーカ225により再生可能なフォーマットの信号(オーディオ信号)に変換する。即ち、DA変換器223は、ディジタル音声信号をディジタルアナログ変換によりオーディオ信号に変換する。DA変換器223は、オーディオ信号をアンプ224に供給する。
アンプ224は、音声が所定の音量でスピーカ225により再生されるように、オーディオ信号を増幅する。例えば、アンプ224は、音量調整つまみなどにより調整された音量で音声が再生されるようにオーディオ信号を増幅する。アンプ224は、増幅したオーディオ信号をスピーカ225に供給する。スピーカ225は、供給されるオーディオ信号に基づいて音声を出力する。
上記した構成によると、コンテンツに関する音声は、放送受信装置100のスピーカ125と、無線スピーカ200のスピーカ225との両方から出力される。
なお、放送受信装置100と、無線スピーカ200とは、互いにBluetoothにより通信を行なう為に、接続設定(ペアリングまたはボンディング)を行なう必要がある。
放送受信装置100と、無線スピーカ200とで接続設定を行なう場合、放送受信装置100または無線スピーカ200が探索可能な状態に設定されている必要がある。ここでは、無線スピーカ200が探索可能な状態に設定されている例について説明する。
無線スピーカ200が探索可能な状態に設定されている状態で放送受信装置100が探索を行った場合、放送受信装置100は、無線スピーカ200を検出することができる。この場合、無線スピーカ200は、放送受信装置100に自身を識別させる為の情報(識別情報)と、パスキー(例えばPINなどの認証鍵)とを放送受信装置100に送信する。この為に、無線スピーカ200の無線通信部221は、上記したパスキー及び識別情報を記憶するメモリ221aを備える。
放送受信装置100の無線通信部172は、無線スピーカ200からパスキー及び識別情報を受信した場合、無線スピーカ200を登録機器として登録する。無線通信部172は、登録機器として登録した機器と無線通信を行なうことができる。
この為に、無線通信部172は、登録機器のパスキー及び識別情報を記憶するメモリ172aを備える。また、無線通信部172は、登録機器の種類(例えばBluetoothにおけるプロファイル)、及びさらに他の情報を併せて登録する構成であってもよい。
さらに、無線スピーカ200は、ディジタル音声信号を無線通信部221により受信する際に生じる遅延時間を示す情報(遅延時間情報)を放送受信装置100に通知する。この為に、無線スピーカ200のメモリ221aは、遅延時間情報を予め記憶する。
例えば、無線スピーカ200は、上記の接続設定の際に、識別情報の一部に遅延時間情報を付加することにより、遅延時間情報を放送受信装置100に通知する。
例えば、無線スピーカ200は、無線スピーカ200の機器名称を上記の接続設定に用いる。この場合、メモリ221aは、機器名称の一部として遅延時間情報を有する。即ち、無線スピーカ200は、遅延時間情報を含む機器名称と、パスキーとを放送受信装置100に送信する。
放送受信装置100の無線通信部172は、無線スピーカ200からパスキー及び機器名称を受信した場合、受信した機器名称から遅延時間情報を認識し、無線スピーカ200の遅延時間としてメモリ172aに登録する。
また、例えば、無線スピーカ200は、無線スピーカ200の製品番号を上記の接続設定に用いる。この場合、メモリ221aは、製品番号の一部として遅延時間情報を有する。即ち、無線スピーカ200は、遅延時間情報を含む製品番号と、パスキーとを放送受信装置100に送信する。
放送受信装置100の無線通信部172は、無線スピーカ200からパスキー及び製品番号を受信した場合、受信した製品番号から遅延時間情報を認識し、無線スピーカ200の遅延時間としてメモリ172aに登録する。
また、無線スピーカ200は、遅延時間情報を直接放送受信装置100に通知する構成であってもよい。この場合、放送受信装置100の無線通信部172は、受信した遅延時間情報を無線スピーカ200の遅延時間としてメモリ172aに登録する。
放送受信装置100の制御部150は、メモリ172aに記憶されている情報を読み出し、無線スピーカ200における遅延時間を認識する。制御部150は、認識した遅延時間を音声遅延器122及び映像遅延器132に供給する。
音声遅延器122は、ディジタル音声信号の後段への出力を制御部150により指示された遅延時間だけ遅延させる。また、映像遅延器132は、ディジタル映像信号の後段への出力を制御部150により指示された遅延時間だけ遅延させる。
これにより、制御部150は、認識した遅延時間を用いて、音声遅延器122による遅延処理、及び映像遅延器132による遅延処理を制御することができる。
即ち、制御部150は、Bluetoothにより通信を行なう無線通信部172と無線スピーカ200の無線通信部221との通信が確立された際に無線スピーカ200から供給された遅延時間情報に基づいて、スピーカ125から音声が出力されるタイミングと、スピーカ225から音声が出力されるタイミングと、の時間差が最小になるように音声遅延器122の遅延量を設定する。
また、制御部150は、上記の遅延時間情報に基づいて、ディスプレイ134から映像が出力されるタイミングと、スピーカ225から音声が出力されるタイミングと、の時間差が最小になるように映像遅延器132の遅延量を設定する。
図4は、スピーカ125及びスピーカ225から音声が出力されるタイミングの例を概念的に示す。
(a)は、音声デコーダ121からディジタル音声信号が出力されるタイミングを示す。(b)は、遅延時間Tが「T=0」である場合にスピーカ125から音声が出力されるタイミングを示す。この例によると、タイミングt1でスピーカ125から音声の出力が開始される。(c)は、スピーカ225から音声が出力されるタイミングを示す。この例によると、タイミングt2でスピーカ225から音声の出力が開始される。
上記したように、遅延時間Tが「T=0」である場合、スピーカ125から音声が出力されるタイミングと、スピーカ225から音声が出力されるタイミングとでt2−t1だけ時間差が生じる。
(d)は、遅延時間Tが「T≒t2−t1」である場合にスピーカ125から音声が出力されるタイミングを示す。この例によると、タイミングt2でスピーカ125から音声の出力が開始される。この場合、スピーカ125から音声が出力されるタイミングと、スピーカ225から音声が出力されるタイミングとの時間差が最小(時間差≒0)となる。
放送受信装置100が大型である場合、ユーザは、放送受信装置100に対して距離をおいて視聴することになる。しかし、放送受信装置100から離れた場合、放送受信装置100から出力される音声が聞こえにくくなる可能性がある。そこで、上記したように、放送受信装置100は、ユーザの手元で音声を出力する無線スピーカ(手元スピーカ)200に音声信号を出力する。
無線スピーカ200などの無線通信により通信を行なう機器は、製品毎に特性が異なることが多い。即ち、無線通信機器は、製品毎に遅延時間が異なる。この為、放送受信装置100は、初めて接続される無線通信機器の遅延時間を認識することができない。
しかし、上記した実施形態によると、無線スピーカ200などの無線通信機器は、接続設定の際に、遅延時間を示す遅延時間情報を含む識別情報を通信相手である放送受信装置100に対して通知する。放送受信装置100は、通知された遅延時間情報に基づいて、無線スピーカ200と通信を行なう際の遅延時間を制御する。
即ち、放送受信装置100は、ディジタル音声信号を受信する無線スピーカ200から音声が出力されるタイミングを基準として、放送受信装置100から音声を出力するタイミングを制御する。この為、放送受信装置100は、無線スピーカ200の処理との時間差を減らすことができる。これにより、放送受信装置100は、スピーカ225から音声が出力されるタイミングとほぼ同じタイミングでスピーカ125から音声を出力させることができる。これにより、放送受信装置100は、ユーザに違和感を与えることなく、スピーカ125及びスピーカ225から音声を出力させることができる。この結果、より高い利便性を有する電子機器、及び電子機器の制御方法を提供することができる。
なお、上記した実施形態では、制御部150は、無線スピーカ200から受信した遅延時間に応じてディジタル映像信号を遅延させると説明した。しかし、ディジタル音声信号の遅延時間と、ディジタル映像信号の遅延時間とは異なる長さであってもよい。ディジタル映像信号は、ディジタル音声信号に比べ情報量が多い。この為、ディジタル映像信号を遅延させる為のメモリは、より大きな容量が必要になる。しかし、大容量のメモリは、コストの増加を招く。そこで、制御部150は、ディジタル映像信号の遅延時間に上限を予め設定し、この上限を超えない範囲で映像遅延器132によりディジタル映像信号を遅延させる。これにより、コストの増加を防ぐことができる。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
100…放送受信装置、111…チューナ、112…復調部、113…信号処理部、121…音声デコーダ、122…音声遅延器、123…DA変換器、124…アンプ、125…スピーカ、131…映像デコーダ、132…映像遅延器、133…表示処理部、134…ディスプレイ、150…制御部、151…CPU、152…ROM、153…RAM、154…EEPROM、161…操作入力部、162…受光部、163…リモートコントローラ、171…LANコネクタ、172…無線通信部、172a…メモリ、173…HDMI端子、200…無線スピーカ、221…無線通信部、221a…メモリ、223…DA変換器、224…アンプ、225…スピーカ。
Claims (6)
- 外部機器に音声信号を無線により送信する電子機器であって、
前記外部機器と無線通信する無線通信手段と、
音声信号を受け取る音声受取手段と、
前記音声受取手段により受け取った音声信号を遅延させる音声遅延手段と、
前記音声遅延手段により遅延された音声信号を出力する第1の音声出力手段と、
前記音声受取手段により受け取った音声信号を前記無線通信手段により前記外部機器に送信する第2の音声出力手段と、
前記外部機器から送信された遅延時間情報を前記通信手段により取得し、前記遅延時間情報に応じて音声信号を遅延させるように前記音声遅延手段を制御する制御手段と、
を具備する電子機器。 - 前記制御手段は、前記通信手段により前記外部機器と無線通信を行なう為の設定の際に前記外部機器から受け取る前記外部機器の識別情報の一部を前記遅延時間情報として認識する、請求項1に記載の電子機器。
- 前記制御手段は、前記識別情報として前記外部機器から受け取る前記外部機器の機器名称の一部を前記遅延時間情報として認識する、請求項2に記載の電子機器。
- 前記制御手段は、前記識別情報として前記外部機器から受け取る前記外部機器の製品番号の一部を前記遅延時間情報として認識する、請求項2に記載の電子機器。
- 映像信号を受け取る映像受取手段と、
前記映像受取手段により受け取った映像信号を遅延させる映像遅延手段と、
前記映像遅延手段により遅延された映像信号を出力する映像出力手段と、
をさらに具備し、
前記制御手段は、前記遅延時間情報に応じて映像信号を遅延させるように前記映像遅延手段を制御する、
請求項1乃至4のうちのいずれかに記載の電子機器。 - 外部機器と無線通信する無線通信手段を具備し、前記外部機器に音声信号を無線により送信する電子機器の制御方法であって、
音声信号を受け取り、
受け取った音声信号を前記無線通信手段により前記外部機器に送信し、
前記外部機器から送信された遅延時間情報を前記通信手段により取得し、前記遅延時間情報に応じて音声信号を遅延させ、
遅延された音声信号を出力する、
電子機器の制御方法。
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