JP2015036508A - 波力低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】台風の高波や津波の波エネルギーを防ぎ、海岸の景観を悪化させず、且つ、船の航行に不便を来さず、魚床の役目を果たすことが出来る、津波・高波エネルギー低減装置を提供する。
【解決手段】海中において空気室を設けた硬質ゴム製シートを海面海底方向、海岸線と平行した水平方向に連続連結固定して配置し、さらに、連続連結固定した硬質ゴム製シートを、海岸線の長さに沿ってに任意の距離で連続連結させ海中に浮遊させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、津波等波力エネルギーを減衰させるシステムに関する。
従来、津波を防ぐ為には高さの高い防潮堤・防波堤を海岸線に沿った陸地に延々と築いてきたが、東日本大震災で証明されたように、想定外の高い津波がきた場合、頑強に作られた防波堤でも簡単に防波堤の基礎から破壊されてしまい、津波を防ぐことが全く出来なかった。
特開2013−60769号公報
以上に述べた従来の構造には、次のような課題があった。津波を防ぐための高い防波堤を延々数十キロにわたり施工することは、工事期間も長期にわたり、さらには今回の東日本大震災でも証明されたように、津波エネルギーを防波堤が受け止めきれず防波堤基礎そのものも、津波エネルギーにより破壊されてしまった。
また、高さの高い防波堤を、海岸線に沿って延々数十キロにわたり施工することは、膨大な費用が必要となっていた。
さらに、最大の津波を想定した高い防波堤で海岸線を囲むことは、名所旧跡にある海岸の景観を台無しにしてしまい、また海岸線すべを防波堤で囲む事は到底不可能である。
本発明は、このような従来の構造が有していた問題を解決しようとするものであり、津波等エネルギーを、陸地到達前に海面、海中で分散させることで陸地の被害を軽減し、また施工期間短縮、施工費用の安価さ、景観の維持、さらに、どのような海岸の形状にも対応可能な防波堤、防波堤に変わる波力低減装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、海中において海面海底方向、水平方向に複数の硬質ゴム製シートを上下に連結固定して配置し、硬質ゴム製シート内部には空気室を設け、海岸線の長さに合わせ任意の距離で海中に沈めておく。
さらに、前記海中において海面海底方向に間隔を開けて、水平方向に複数の硬質ゴム製シートを上下に連結固定して配置した硬質ゴム製シートを、津波から防御したい海岸線の長さに合わせ横に繰り返し連結していく。
硬質ゴム製シートの連結には、硬質ゴム製シートに設けた凹凸状連結部及びロープ固定用係留リングを利用し、炭素ロープ等耐久性のある素材を利用したロープをロープ固定用係留リングに通していくことで、縦にも簡単に連結ができ1段、2段、3段、4段等海中の深さに合わせ長さを自由に調整設置を可能にする。
津波災害時には、海中に設置された本発明の波力低減装置を、横連結された硬質ゴム製シートのロープ固定用係留リングにつながれたロープをゆるめることで、硬質ゴム製シート内に設けた空気室の浮力で海面に浮上させる。
前記硬質ゴム製シートの連結部においては、簡単に組み立て加工ができるよう凹凸状に加工されている。
硬質ゴム製シートには、複数の固定用係留リングが設けられ、海中の一定の深さに固定するために、固定用ロープが通される。
前記固定用ロープは、炭素等耐久性のある素材を利用したロープを用い、硬質ゴム製シートに設けられた複数の固定用係留リングに通していくことで、縦にも簡単に連結ができ、2段3段等と海底の深さに合わせ、長さを自由に調整設置を可能にする。
津波災害時には、海岸線と平行した水平方向に連結され海中で浮遊する本発明の波力低減装置の硬質ゴム製シートに設けられた複数の固定用係留リングに通した海中固定用ロープをゆるめる事で、硬質ゴム製シート内に設けられた空気室の浮力作用で海面に自然に浮き出る。
上記の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち縦横連結された硬質ゴム製シートの固定用係留リングにとおされたロープをモーターでゆるめることで、硬質ゴム製シートに設けられた空気室により海上に浮上する。この浮力を1段、2段、3段、4段等連結して設けてあるために自然に浮上し、コの字形状に変形するため、流れガードを使い水流を柔らかく分散させ、反対方向に変えることができる。
上述したように、非常時に海面海底方向、海岸線と平行した水平方向に連結された本発明の波力低減装置の上部が海面に浮上し、津波エネルギーが海面、海中において連続に連結された硬質ゴム製シートにぶつかり、前記連結された硬質ゴム製シートが湾曲することで、海面、海中で津波の抵抗となり流速を低減、かつ、波の流れを上下左右に回り込ませ分散させることで、陸に向かう津波エネルギーを、拡散低減することができる。
また、本発明の波力低減装置は、硬質ゴム製シートの凹凸状連結部により、簡単に船上で組み立て加工ができ、海底に固定することなく海中に浮遊させていくだけで、費用の節減、工期の短縮が可能、かつ、海岸線の形状、長さに柔軟に対応することができる。
さらに、連結された硬質ゴム製シートの隙間が、魚にとって住みやすい環境となり、漁業にとって、良い魚礁を提供することとなる。
船上において、高さ約6m50cm、横幅約1m50cm、厚さ約10cmから20cm、内部には空気室を設けた本発明の波力低減装置の硬質ゴム製シートを、海面海底の深さに合わせ上下に連続して複数連結固定する。
さらに、前記上下に複数連結固定した硬質ゴム製シートを、津波から防御したい海岸線の長さに合わせ、海岸線と平行させた水平方向に連続して複数連結させていく。
海面海底方向、海岸線と平行した水平方向に連続して連結固定した前記硬質ゴム製シートを、硬質ゴム製シートに複数設けられたロープ係留用リングに、炭素ロープ等耐久性のある素材を利用したロープを通しながら海中に沈め、ロープ両端に設置されたモーターにより牽引させそれぞれ海中に固定させる。
前記硬質ゴム製シートは海面海底方向、海岸線と平行した水平方向に連続して連結することで10km、20km等海岸線の長さによって任意の距離に施工が可能である。
前記構造により、緊急時には海中に浮遊する本発明の波力低減装置である硬質ゴム製シートに複数設けられたロープ係留用リングに通したロープを、ロープ両端に設けられたモーターを作動させゆるめることで硬質ゴム製シート内に設けられた空気室の作用で海上に本発明の波力低減装置の上部が自然浮上する。
自然浮上した本発明の波力低減装置は、津波の波エネルギーに押されることにより、連結された硬質ゴム製シートが湾曲し、海面、海中での津波の流速を低減、かつ、波の流れを上下左右に回り込み分散させ、流水の方向を変え陸地の被害を軽減させることができる。
また、本発明の硬質ゴム製シート設置を、海岸線と平行した水平方向に複数並列設置することで、波エネルギーの波力を低減させる効果を倍増させることも可能である。
本発明の硬質ゴム製シート材質は、硬質ゴムであるため、長期間海水に浸かっていても劣化せず、本来の機能維持を長期間保つことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1〜図2は、硬質ゴム製シートの連結部である凹凸部を連続して連結することにより、船上においても簡単に施工、かつ、海面海底方向、海岸線と平行した水平方向に任意の距離で連続連結展開することができ、この連結を繰り返すことで水平方向には10km、20km等任意の距離に設定が可能となる。
また、硬質ゴム製シートを海中に固定させるため、硬質ゴム製シートにロープを通す為の係留リングを複数箇所設置する。
次に、図3に示すように海面海底方向、海岸線と平行した水平方向に本発明の硬質ゴム製シートを縦横連続して1段、2段、3段、4段等連結展開することにより、任意の長さに調整が可能である。
本発明の実施例として、図4に示すように、10kmから50kmおきに炭素ロープ両端を固定する為の基地を島、岸壁等地形を利用し陸地に太陽光発電等自家発電で利用可能に設置し、基地に設置したモーター操作により浮上させたり、海中に沈めたりする操作を可能とする。
なお、本発明は上記発明実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に合致するものであれば、形状、材質など適宜変更し実施することが可能である。
本発明の硬質ゴム製シート連結した正面図 本発明の硬質ゴム製シートを複数水平方向に連結した正面図 本発明の硬質ゴム製シートを複数連続して海面海底方向、水平方向連結した正面図 海中、海面において本発明の波力低減装置の作用を表した断面図 津波エネルギー流速が分散される作用を表した断面図
1 水の流れ
2 固定用ロープ
3 防止シート
4 防止シート
5 防止シート
6 ロープ固定用リング
7 硬質ゴム製シート連結部となる凹凸
8 固定用ボルト
9 流れガード凸

Claims (2)

  1. 海中において海面海底方向に、連結配置させた複数の硬質ゴム製シートと、さらに、前記連結させた複数の硬質ゴム製シートを、海岸線と平行した水平方向に連続して複数連結させ海中に浮遊させる波力低減装置。
  2. 前記硬質ゴム製シート内部には空気室を設け、海中において浮遊する手段を備える請求項1記載の波力低減装置。
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Citations (7)

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JPS463723Y1 (ja) * 1969-02-14 1971-02-08
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