JP2015034887A - 減光(nd)フィルタ内蔵交換レンズおよびカメラシステム - Google Patents

減光(nd)フィルタ内蔵交換レンズおよびカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】光学式ファインダーのみのカメラにおいても、減光(ND)フィルタ挿入時の被写界深度確認を出来るだけ明るく見やすい状態で行えるようにすることを可能にしたカメラシステムを提供すること。
【解決手段】減光(ND)フィルタを光路内に挿抜可能に構成された交換レンズにおいて、被写界深度確認の動作時に、上記、減光(ND)フィルタが光路内に挿入されていた場合には減光(ND)フィルタを光路外へ退避させる駆動を行うことを特徴とする構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラボディと交換レンズとを着脱自在に構成されたカメラシステムに関し、特に交換レンズ内に減光(ND)フィルタを内蔵したカメラシステムに関するものである。
従来より、静止画、動画の撮影において、減光(ND)フィルタを用いた撮影方法が知られている。減光(ND)フィルタはフィルムや、イメージセンサ等の撮像媒体に入る光の量を減少させるフィルタで、これを使うことで撮影の際の絞りを開いたり、シャッタースピードを遅くする効果が得られる。この効果により、晴天時のような明るい環境下でも開放状態で後ろをボカして撮影したり、川の流れを糸の集まりのように撮影する等が可能になる。また、デジタルカメラにおいては、絞りを絞ると回折の影響により画像が劣化するため、その劣化を防止する目的で減光(ND)フィルタを使用することがある。
カメラボディと交換レンズとが着脱自在に構成されたカメラシステムにおいて、上記減光(ND)フィルタは、レンズ先端にねじ込み式で装着する場合が多かった。また、減光(ND)フィルタを内蔵する交換レンズは主に動画撮影用のビデオカメラ用として設計されており、静止画撮影時の使い勝手については考えられていないものが多かった。
ここで、被写界深度確認と呼ばれる操作について説明する。撮影前の操作として、被写界深度確認という操作が行われることがある。通常、一眼レフカメラは撮影時以外には交換レンズの絞りを開放の状態としている。しかし、実際の撮影時にはユーザーの設定した絞り、或いはカメラ本体側で測光した結果から演算された絞りまで絞りこんで撮影が行われる。そこで、撮影前に実際に撮影時の絞りまで絞りを駆動し、撮影される写真のピントの合って見える範囲を確認する作業が被写界深度確認と呼ばれる操作である。ただし、被写界深度確認時には、絞りを開放から絞りこんだ状態に駆動するため、ファインダーが暗くなってしまい見辛くなるという問題点があった。
この問題点を解決するため、例えば、特許文献1では電子ビューファインダーに絞り込んだ後の画像を表示させることにより、深度確認時に画像が暗くなることを防ぐ方法が開示されている。
特開平9−69972号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、電子ビューファインダーに、撮像した画像を表示させる構成なので、光学式ファインダーのみのカメラでは実現不可能である。また、背面の液晶に画像を表示させる場合、減光(ND)フィルタが必要な撮影は一般的に非常に明るい環境であることが多いので、液晶が見辛くなり正確な確認が出来ない。
そこで、本発明の目的は、光学式ファインダーのみのカメラにおいても、減光(ND)フィルタ挿入時の被写界深度確認を出来るだけ明るく見やすい状態で行えるようにすることを可能にしたカメラシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、減光(ND)フィルタを光路内に挿抜可能に構成されたカメラシステムにおいて、被写界深度確認の動作時に、上記減光(ND)フィルタが光路内に挿入されていた場合には減光(ND)フィルタを光路外へ退避させる駆動を行うことを特徴とする。
更に、被写界深度確認の動作が終了後に、光路外に退避していた減光(ND)フィルタを光路内に戻す動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、減光(ND)フィルタ挿入時の被写界深度確認を出来るだけ明るく見やすい状態で行えるようにすることを可能にしたカメラシステムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る交換レンズの動作の一部を示すフローチャートである。 本発明の第1と第2の実施の形態に係る交換レンズの動作の一部を示すフローチャートである。 本発明の第1と第2の実施の形態に係る交換レンズの動作の一部を示すフローチャートである。 本発明の第1と第2の実施の形態に係る交換レンズの動作の一部を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るカメラシステムを示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る交換レンズの動作の一部を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわるカメラシステムを示したブロック図である。
[実施例1]
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施例による、カメラシステムについて説明する。
100は本実施例におけるカメラ本体で、200は本実施例における交換レンズである。カメラ本体100内には、電気回路部105がある。この電気回路部105内には交換レンズを通ってきた光の量を測定するための測光部101、撮像面上から、被写体までのデフォーカス量を測定するための測距部106がある。更に、撮像素子(CMOSセンサ等)に適当な時間露光するためのシャッター102、撮像素子103、これらのカメラ内の制御を行うカメラ本体内CPU108、レンズとのシリアル通信を行うための通信手段107、カメラの各種情報を表示する表示手段104が含まれる。更に、カメラ本体100内には、被写界深度確認時の絞り込み動作を行うための絞り込みスイッチ110、本実施例のカメラシステムを動作させる電源109も含まれる。
続いて交換レンズ200の説明を行う。交換レンズ200内にはピント調整を行うフォーカシングレンズ、変倍を行うためのズーミングレンズ等を含んだレンズ群205、絞り206、減光(ND)フィルタ207がある。201はフォーカシングレンズの位置を検出するためのフォーカス位置検出用ブラシ、202はズーミングレンズの位置を検出するためのズーム位置検出用ブラシである。203は、絞りが開放の位置にあるか否かを検出する絞り開放検知スイッチ、204は、減光(ND)フィルタが挿入、退避のどちらの状態であるかを検知する挿抜検知スイッチである。
214は減光(ND)フィルタの挿抜を切り替えるNDスイッチ、215はオートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えるA/Mスイッチである。213は交換レンズ200内の電気回路部で、電気回路部213は、交換レンズ内の制御を行うレンズ内CPU211、カメラとの間でシリアル通信を行うための通信手段212を備えている。更に、フォーカシングレンズの駆動を行うためのフォーカス駆動部208、絞りを駆動するための絞り駆動部209と減光(ND)フィルタの挿抜駆動を行うNDフィルタ駆動部210を備えている。
本実施例では、上記に説明したように交換レンズ200内に減光(ND)フィルタを挿抜するためのスイッチを備えているカメラシステムについて述べる。続いて、図2のフローチャートを用いて、NDスイッチ214が変化した場合のレンズ内CPU211内の処理について説明する。
<Step101> レンズCPU211内で実行されるプログラムにおいて、定期的に或いは、NDスイッチ214の出力変化による割り込み処理によって処理がスタートする。
<Step102> NDスイッチの状態が、ONまたはOFFかを判断する。尚、本実施例においてはONの時に減光(ND)フィルタを光路内に挿入、OFFの時は光路内から退避することとする。ONの場合は、Step105へ,OFFの場合はStep103へ進む。
<Step103> 挿抜検知スイッチ204の状態を確認する。尚、本実施例において、INは光路内に減光(ND)フィルタが挿入されている状態を示し、OUTは光路内から退避されている状態を示す。INの場合はStep105へ進み、OUTの場合はStep107へ進む。
<Step104> 減光(ND)フィルタの退避動作を行う。退避動作の詳細については後で図3を用いて説明する。
<Step105> Step103と同様に挿抜検知スイッチ204の状態を確認し、OUTの場合はStep106へ、INの場合はStep107へ進む。
<Step106> 減光(ND)フィルタの挿入動作を行う。挿入動作の詳細については後で図4を用いて説明する。
<Step107> NDスイッチ状態変化時の処理を終了する。
続いて、減光(ND)フィルタの挿入動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
<Step201> 前述のStep106から本処理をスタートする。
<Step202> 減光(ND)フィルタ駆動用のアクチュエータの駆動方向を挿入の方向へ設定する。
<Step203> 減光(ND)フィルタ駆動用のアクチュエータに通電を開始する。
<Step204> 通電開始からの時間を計測するためのタイマのカウントを開始する。
<Step205> 挿抜検知スイッチ204の状態を確認する。INの状態になっていればStep208へ、OUTの状態ならStep206へ進む。
<Step206> Step204でカウントを開始したタイマのカウント値が所定値より大きいか否かを判断する。この処理は、アクチュエータへの通電時間に制限をかけることを目的としている。この処理により、減光(ND)フィルタが何らかの原因により挿入状態にならない場合でも、アクチュエータへの通電を停止し、アクチュエータの損傷を防ぐとともに、無駄な電力消費を避けることが出来る。
カウント値が所定値よりも大きい場合はStep207へ、それ以下の場合はStep205へ戻る。
<Step207> 所定時間経過しても減光(ND)フィルタが挿入されないので、エラー処理を行う。ここでのエラー処理は、例えば、今後のNDスイッチの操作を無視するようにしたり、カメラ側へ減光(ND)フィルタの故障を通信手段212を介して伝達し、表示手段104に表示して、使用者へアナウンスを行う等の処理が考えられるが、詳細については割愛する。
<Step208> 減光(ND)フィルタ駆動用のアクチュエータへの通電を終了する。
<Step209> 減光(ND)フィルタの挿入動作の処理を終了する。続いて、減光(ND)フィルタの退避動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
<Step301> 前述のStep105から本処理をスタートする。
<Step302> 減光(ND)フィルタ駆動用のアクチュエータの駆動方向を退避の方向へ設定する。
<Step303> 減光(ND)フィルタ駆動用のアクチュエータに通電を開始する。
<Step304> 通電開始からの時間を計測するためのタイマのカウントを開始する。
<Step305> 挿抜検知スイッチ204の状態を確認する。OUTの状態になっていればStep308へ、INの状態ならStep306へ進む。
<Step306> Step304でカウントを開始したタイマのカウント値が所定値より大きいか否かを判断する。この処理は、アクチュエータへの通電時間に制限をかけることを目的としている。この処理により、減光(ND)フィルタが何らかの原因により退避状態にならない場合でも、アクチュエータへの通電を停止し、アクチュエータの損傷を防ぐとともに、無駄な電力消費を避けることが出来る。カウント値が所定値よりも大きい場合はStep307へ、それ以下の場合はStep305へ戻る。
<Step307> 所定時間経過しても減光(ND)フィルタが退避されないので、エラー処理を行う。ここでのエラー処理は、例えば、今後のNDスイッチの操作を無視するようにしたり、カメラ側へ減光(ND)フィルタの故障を通信手段212を介して伝達し、表示手段104に表示して、使用者へアナウンスを行う等の処理が考えられるが、詳細については割愛する。
<Step308> 減光(ND)フィルタ駆動用のアクチュエータへの通電を終了する。
<Step309> 減光(ND)フィルタの退避動作の処理を終了する。
引き続き、被写界深度確認時の減光(ND)フィルタの動作処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。本実施例に記載のカメラ本体100は、カメラ側からは減光(ND)フィルタの制御が出来ないカメラ、つまり、減光(ND)フィルタに非対応のカメラとする。
<Step401> カメラ本体100の絞り込みスイッチ110が使用者に操作され、本処理がスタートする。
<Step402> カメラ本体100側から通信手段107を介して各種コマンドが送られてくる。送られてきたコマンドが絞り駆動命令か否かを判断し、絞り駆動命令の場合はStep403へ、それ以外の場合はStep404へ進む。
<Step403> 受信したコマンドが絞り駆動命令なので、駆動方向を判別する。絞り込みの方向ならStep405へ、開放方向ならStep406へ進む。
<Step404> 受信したコマンドが絞り駆動命令以外の場合なので、その他のコマンドの処理を実行する。本発明とは関係のない処理なのでここでの詳細な説明は割愛する。
<Step405> 今回、送られてきた絞り駆動命令が被写界深度確認の為の動作なのか、レリーズ時の動作なのかを判断し、被写界深度確認動作ならStep407へ、レリーズ時の動作ならStep416へ進む。ここで、被写界深度確認の為の動作なのか、レリーズ時の動作なのかを判断する方法の例を挙げる。例えば、カメラ本体100から送信されてくる通信データから、不図示のレリーズボタンが押されているかを判断する。その結果、レリーズボタンが押されている場合はレリーズ時の動作、そうでない場合は被写界深度確認の動作と判断すればよい。
<Step406> 絞りの開放検知スイッチ203の状態を確認し、開放状態と判断された場合はStep407へ、絞り込み状態と判断された場合はStep410へ進む。このStep406の判断は、既に絞りが絞り込まれた状態である場合には、減光(ND)フィルタの退避動作が行われているので、再度、退避動作を行わないための処理である。
<Step407> 現在の減光(ND)フィルタの挿抜検知スイッチの状態を記憶する。これは、被写界深度確認の動作が終了した際に、減光(ND)フィルタが挿入、退避のどちらの状態だったのかを判断するためである。
<Step408> 減光(ND)フィルタの挿抜検知スイッチの状態を確認する。挿入の状態と判断された場合はStep409へ、退避の状態と判断された場合にはStep410へ進む。このStep408の判断は、既に減光(ND)フィルタが退避状態である場合に、再度、退避動作を繰り返さないための処理である。
<Step409> 減光(ND)フィルタの退避動作を行う。退避動作については、図4を用いて既に説明済みなので、ここでの説明は割愛する。
<Step410> Step402で送信されてきた絞り駆動命令に従って、絞りを絞り込み方向へ駆動する。
以上、Step405からStep410まで、絞りを絞り込み方向へ駆動する場合の動作の説明を行った。
続いて、絞りを開放方向へ駆動する場合の動作を説明する。
<Step411> 絞りの開放検知スイッチ203の状態を確認し、既に開放状態なら何もせずにStep417へ進み、絞り込まれた状態ならStep412へ進む。
<Step412> Step402で送信されてきた絞り駆動命令に従って、絞りを開放方向へ駆動する。
<Step413> 再度、絞りの開放検知スイッチ203の状態を確認する。開放状態の場合はStep414に進み、絞り込み状態の場合はStep417へ進む。
<Step414> Step407で記憶した挿抜検知スイッチ204の記憶状態を確認する。記憶されている値が挿入状態の場合はStep415へ、退避状態の場合はStep417へ進む。
<Step415> 減光(ND)フィルタの挿抜検知スイッチ204の状態を確認し、既に挿入状態の場合は何もせずにStep417へ進み、退避状態の場合にはStep416へ進む。
<Step416> 減光(ND)フィルタの挿入動作を行う。挿入動作については、図3を用いて既に説明済みなので、ここでの説明は割愛する。
以上、Step411からStep416で絞りの開放方向への駆動時の動作について説明を行った。
<Step404> 絞り駆動命令以外のコマンドがカメラ本体100から送信されてきた場合の処理で、各コマンドに応じた処理を行う。本発明とは関係のない動作となるので説明は割愛する。
<Step417> 本動作を終了する。
以上、説明してきたように、本実施例では減光(ND)フィルタが挿入状態で被写界深度確認動作が行われた場合、減光(ND)フィルタを一旦退避して絞りを絞り込み、被写界深度確認時にファインダーが暗くなることを防止する。更に、被写界深度確認動作が終了した場合は、絞りを開放へ駆動したのち、減光(ND)フィルタを元の挿入状態へ戻すので使用者は違和感なく操作することが可能となる。
また、本実施例1はレンズ側に減光(ND)フィルタの挿抜スイッチを設けているが、被写界深度確認時以外は減光(ND)フィルタは使用者が指示した位置にある。従ってねじ込み式の減光(ND)フィルタと同様に、カメラ本体側の開放測光も正しく行うことができ、AEの演算にも影響を与えることがない。更に、カメラ本体側は内蔵の減光(ND)フィルタに関して特別な対応が必要ないため、交換レンズ単体で減光(ND)フィルタ内蔵のカメラシステムを構築することができる。
[実施例2]
以下、図6を参照して、本発明の第2の実施例による、カメラシステムについて説明する。
300は本実施例におけるカメラ本体で、400は本実施例における交換レンズである。カメラ本体300内には、電気回路部305がある。この電気回路部305内には交換レンズを通ってきた光の量を測定するための測光部301、撮像面上から、被写体までのデフォーカス量を測定するための測距部306がある。更に、撮像素子(CMOSセンサ等)に適当な時間露光するためのシャッター302、撮像素子303、これらのカメラ内の制御を行うカメラ本体内CPU308、レンズとのシリアル通信を行うための通信手段307、カメラの各種情報を表示する表示手段304が含まれる。
カメラ本体300内には本実施例のカメラシステムを動作させる電源309も含まれる。更に、被写界深度確認時の絞り込み動作を行うための絞り込みスイッチ310と、レンズ400内の減光(ND)フィルタの挿抜を行うためのND挿抜スイッチ311を備えている。
続いて交換レンズ400の説明を行う。交換レンズ400内にはピント調整を行うフォーカシングレンズ、変倍を行うためのズーミングレンズ等を含んだレンズ群405、絞り406、減光(ND)フィルタ407がある。401はフォーカシングレンズの位置を検出するためのフォーカス位置検出用ブラシ、402はズーミングレンズの位置を検出するためのズーム位置検出用ブラシである。403は、絞りが開放の位置にあるか否かを検出する絞り開放検知スイッチ、404は、減光(ND)フィルタが挿入、退避のどちらの状態であるかを検知する挿抜検知スイッチである。
414はオートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えるA/Mスイッチである。413は交換レンズ400内の電気回路部で、電気回路部413は、交換レンズ内の制御を行うレンズ内CPU411、カメラとの間でシリアル通信を行うための通信手段412を備えている。更に、フォーカシングレンズの駆動を行うためのフォーカス駆動部408、絞りを駆動するための絞り駆動部409と減光(ND)フィルタの挿抜駆動を行うNDフィルタ駆動部410を備えている。
本実施例では、上記に説明したようにカメラ本体300内に減光(ND)フィルタを挿抜するためのスイッチを備えているカメラシステムについて述べる。続いて図7を用いて、本実施例の動作について説明する。
<Step501> 本実施例にかかわる処理をスタートする。
<Step502> カメラ本体300内の絞り込みスイッチ310がONの状態か否かを確認する。絞り込みスイッチがONの場合にはStep503へ、OFFの場合にはStep514へ進む。
<Step503> ND挿抜スイッチ311の状態を確認する。挿入の状態の場合にはStep508へ、退避の状態の場合にはStep504へ進む。本実施例では、ND挿抜スイッチ311を単体の操作部材として記載しているが、表示手段304へメニュー表示させて、挿抜を選択させるようにしても良い。その場合、選択された状態を不図示の記憶部へ記憶させて、本Stepではその記憶部のデータを参照すればよい。
<Step504> 絞りの駆動方向を判断する。駆動方向が開放方向ならStep506へ、絞り込み方向ならStep505へ進む。
<Step505> 絞り込み方向への駆動量を算出する。
<Step506> 交換レンズ400内の絞り開放検知スイッチの状態を確認する。開放の状態の場合には何もせずにStep518へ進み、絞り込み状態の場合はStep507へ進む。カメラ本体300は交換レンズ400との通信によってこの情報を取得する。
<Step507> 開放方向への駆動量を算出する。
<Step508> Step504と同様に絞りの駆動方向を判断する。駆動方向が開放方向ならStep506へ、絞り込み方向ならStep509へ進む。
<Step509> Step506と同様に、交換レンズ400内の絞り開放検知スイッチの状態を確認する。開放の状態の場合にはStep510へ進み、絞り込み状態の場合はStep512へ進む。カメラ本体300は交換レンズ400との通信によってこの情報を取得する。
<Step510> 減光(ND)フィルタの退避動作を行うコマンドを交換レンズ400に送信する。このコマンドを受信した交換レンズ400は、減光(ND)フィルタの退避動作を行う。減光(ND)フィルタの退避動作については、図3を用いて既に説明したのでここでは割愛する。
<Step511> 絞り込み方向への駆動量を算出する。
<Step512> Step505、507、511で算出された駆動量及び駆動方向で絞りを駆動する駆動命令を交換レンズ400へ送信する。このコマンドを受信した交換レンズ400は、指定された駆動方向、駆動量の絞り駆動を行う。
<Step513> 交換レンズ400内の絞り開放検知スイッチの状態を確認する。開放の状態の場合にはStep510へ進み、絞り込み状態の場合はStep512へ進む。カメラ本体300は交換レンズ400との通信によってこの情報を取得する。
<Step514> 絞りを開放まで駆動する絞り開放駆動コマンドを交換レンズ400へ送信する。交換レンズ400側は、このコマンドを受信すると絞りを開放まで駆動する。
<Step515> ND挿抜スイッチ311の状態を確認する。挿入の状態の場合にはStep516へ、退避の状態の場合にはStep517へ進む。本実施例では、ND挿抜スイッチ311を単体の操作部材として記載しているが、表示手段304へメニュー表示させて、挿抜を選択させるようにしても良い。その場合、選択された状態を不図示の記憶部へ記憶させて、本Stepではその記憶部のデータを参照すればよい。
<Step516> 減光(ND)フィルタの挿入動作を行うコマンドを交換レンズ400に送信する。このコマンドを受信した交換レンズ400は、減光(ND)フィルタの挿入動作を行う。減光(ND)フィルタの退避動作については、図2を用いて既に説明したのでここでは割愛する。
<Step517> 本実施例に関わる動作を終了する。
以上、実施例2ではカメラ本体300内に減光(ND)フィルタを挿抜するためのスイッチを備えているカメラシステムについて説明してきた。実施例1と同様に減光(ND)フィルタが挿入状態で被写界深度確認動作が行われた場合、減光(ND)フィルタを一旦退避して絞りを絞り込み、被写界深度確認時にファインダーが暗くなることを防止する。更に、被写界深度確認動作が終了した場合は、絞りを開放へ駆動したのち、減光(ND)フィルタを元の挿入状態へ戻すので使用者は違和感なく操作することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100、300 ・・・・ カメラ本体
101、301 ・・・・ 測光部
102、302 ・・・・ シャッター
103、303 ・・・・ 撮像素子
104、304 ・・・・ 表示手段
105、305 ・・・・ 電気回路部
106、306 ・・・・ 測距部
107、307 ・・・・ 通信手段
108、308 ・・・・ カメラ本体内CPU
109、309 ・・・・ 電源
110、310 ・・・・ 絞り込みスイッチ
200、400 ・・・・ 交換レンズ
201、401 ・・・・ フォーカス位置検出用ブラシ
202、402 ・・・・ ズーム位置検出用ブラシ
203、403 ・・・・ 絞り開放検知スイッチ
204、404 ・・・・ 挿抜検知スイッチ
205、405 ・・・・ レンズ群
206、406 ・・・・ 絞り
207、407 ・・・・ 減光(ND)フィルタ
208、408 ・・・・ フォーカス駆動部
209、409 ・・・・ 絞り駆動部
210、410 ・・・・ NDフィルタ駆動部
211、411 ・・・・ レンズ内CPU
212、412 ・・・・ 通信手段
213、413 ・・・・ 交換レンズ内電気回路部
214、311 ・・・・ NDスイッチ
215、414 ・・・・ A/Mスイッチ

Claims (4)

  1. 減光(ND)フィルタを光路内に挿抜可能に構成された交換レンズにおいて、被写界深度確認の動作時に、上記、減光(ND)フィルタが光路内に挿入されていた場合には減光(ND)フィルタを光路外へ退避させる駆動を行うことを特徴とする交換レンズ。
  2. 被写界深度確認の動作が終了後に、光路外に退避していた減光(ND)フィルタを光路内に戻す動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の交換レンズ。
  3. 減光(ND)フィルタを光路内に挿抜可能に構成されたカメラシステムにおいて、被写界深度確認の動作時に、上記減光(ND)フィルタが光路内に挿入されていた場合には減光(ND)フィルタを光路外へ退避させる駆動を行うことを特徴とするカメラシステム。
  4. 被写界深度確認の動作が終了後に、光路外に退避していた減光(ND)フィルタを光路内に戻す動作を行うことを特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108678653A (zh) * 2018-07-26 2018-10-19 浙江奥鹏工贸有限公司 带有衣帽架的折叠梯

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