JP2015034678A - 熱交換器 - Google Patents

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日出雄 大橋
Hideo Ohashi
日出雄 大橋
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Abstract

【課題】ヘッダタンク内からの流体の洩れを防止しうる熱交換器を提供する。【解決手段】この発明の熱交換器からなるコンデンサ1は、ヘッダタンク3のタンク本体7の周壁7aの両端面と両端の熱交換管4との間に、タンク本体7の両端開口を閉鎖する閉鎖部材8を有している。タンク本体7の周壁7aにおける閉鎖部材8よりもタンク本体7の長手方向外側部分に、サイドプレート6の両端部を挿入する挿入部17を形成する。タンク本体7の周壁7aにおける挿入部17の長手方向両端部分に、サイドプレート6の両端部の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部18を設ける。サイドプレート6の両端部をタンク本体7の周壁7aの挿入部17に挿入し、両挟着部18とサイドプレート6の通風方向両側縁部とをろう付する。【選択図】図3

Description

この発明は熱交換器に関する。
たとえば、カーエアコン用コンデンサに用いられる熱交換器として、本出願人は、先に、長手方向を上下方向に向けるとともに互いに間隔をおいて配置された1対のヘッダタンクと、長手方向を横方向に向けるとともに両ヘッダタンク間にヘッダタンクの長手方向に間隔をおいて配置されて両端部が両ヘッダタンクに接続された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間および両端の熱交換管の外側に配置されたフィンと、両端のフィンの外側に配置されるとともに両端がヘッダタンクに固定されたサイドプレートとを備えており、ヘッダタンクが、両端が開口した筒状タンク本体と、タンク本体の両端にろう付されて両端開口を閉鎖する閉鎖部材とを有し、サイドプレートの両端部が、それぞれ両ヘッダタンクのタンク本体の周壁における閉鎖部材よりも両端の熱交換管側の部分に形成された貫通穴に通されてタンク本体の周壁における貫通穴の周縁部にろう付され、サイドプレートの長手方向の中間部にブラケットが設けられている熱交換器を提案した(特許文献1参照)。
特許文献1記載の熱交換器からなるコンデンサは、ブラケットを利用して車両に装着されたり、あるいは特許文献1記載の熱交換器と同様な構成を有するオイルクーラとがブラケットを利用して連結されて使用されるようになっている。
しかしながら、特許文献1記載の熱交換器の場合、サイドプレートの両端部が、それぞれ両ヘッダタンクのタンク本体の周壁における閉鎖部材よりも両端の熱交換管側の部分に形成された貫通穴に通された状態で、タンク本体の周壁における貫通穴の周縁部にろう付されているので、サイドプレートとヘッダタンクのタンク本体の周壁における貫通穴の周縁部との間に未ろう付部が存在した場合、内部を流れる流体(コンデンサの場合には冷媒)がヘッダタンク外に洩れるおそれがある。
特開2008−51456号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、ヘッダタンク内からの流体の洩れを防止しうる熱交換器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)互いに間隔をおいて配置された1対のヘッダタンクと、両ヘッダタンク間に並列状に配置されて両端部が両ヘッダタンクに接続された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間および両端の熱交換管の外側に配置されたフィンと、両端のフィンの外側に配置されるとともに両端がヘッダタンクに接合されたサイドプレートとを備えており、ヘッダタンクが、両端が開口した筒状タンク本体と、タンク本体の両端開口を閉鎖する閉鎖部材とを有する熱交換器において、
閉鎖部材が、ヘッダタンクのタンク本体の周壁の両端面と、両端の熱交換管との間に配置されており、タンク本体の周壁における閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側部分に、サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が形成され、タンク本体の周壁に、サイドプレートの両端部の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部が設けられ、サイドプレートの両端部がタンク本体の周壁の挿入部に挿入された状態で、両挟着部とサイドプレートの通風方向両側縁部とがろう付されている熱交換器。
2)タンク本体の周壁に設けられた挟着部におけるタンク本体の長手方向の幅が、サイドプレートにおける挟着部にろう付された部分の厚み以上の寸法となっている上記1)記載の熱交換器。
3)タンク本体の周壁に形成された挿入部が周壁の周方向に長くなっており、挿入部の長手方向両端部分に、タンク本体内方に突出しかつサイドプレートの両端部におけるタンク本体内に存在する部分を通風方向の両側から挟む挟着部が設けられている上記1)または2)記載の熱交換器。
4)タンク本体の周壁に形成された挿入部が周壁の周方向に長くなっており、挿入部の長手方向両端部分に、タンク本体外方に突出しかつサイドプレートの両端部におけるタンク本体外に存在する部分を通風方向の両側から挟む挟着部が設けられている上記1)または2)記載の熱交換器。
5)ヘッダタンクのタンク本体の周壁における当該周壁の両端面と、両端の熱交換管との間の部分に、長手方向をタンク本体の周壁の周方向に向けたスリットが形成され、当該スリットに、板状の閉鎖部材がタンク本体の外側から嵌め入れられてタンク本体の周壁にろう付されており、タンク本体の周壁における閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側部分に排水口が形成され、閉鎖部材におけるタンク本体の長手方向外側を向いた面の一部分が、排水口の周縁部の一部分となっている上記1)〜4)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
6)排水口がタンク本体の周壁に形成された切り欠きからなり、当該切り欠きが、タンク本体の周壁の端面からスリットに向かって形成されてスリットにおけるタンク本体の長手方向外側縁部に至っている上記5)記載の熱交換器。
7)排水口が、タンク本体の周壁に形成された切り欠きからなり、当該切り欠きが、スリットにおけるタンク本体の長手方向外側縁部からタンク本体の周壁の端面に向かって形成され、切り欠きのタンク本体の長手方向外側端部が、スリットとタンク本体の周壁の端面との間に位置している上記5)記載の熱交換器。
8)タンク本体の周壁における熱交換管の長手方向外側部分の閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側が切除されており、タンク本体の周壁の残存部分の両端部に、通風方向内方に突出した内方突出部が一体に設けられ、内方突出部の先端に、サイドプレートの一部分を通風方向の両側から挟む挟着部が設けられている上記1)または2)記載の熱交換器。
9)ヘッダタンクのタンク本体の周壁の両端面と、両端の熱交換管との間に、長手方向をタンク本体の周壁の周方向に向けたスリットが形成され、当該スリットに、板状の閉鎖部材がタンク本体の外側から嵌め入れられてタンク本体の周壁にろう付されており、両挟着部間において、閉鎖部材とサイドプレートとの間に排水口が形成されている上記8)記載の熱交換器。
10)サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が、タンク本体の周壁にその端面から形成された切り欠きからなる上記1)〜9)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
11)サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が、タンク本体の周壁に形成された貫通穴からなる上記1)〜9)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
上記1)〜11)の熱交換器によれば、閉鎖部材が、ヘッダタンクのタンク本体の周壁の両端面と、両端の熱交換管との間に配置されており、タンク本体の周壁における閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側部分に、サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が形成され、タンク本体の周壁に、サイドプレートの両端部の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部が設けられ、サイドプレートの両端部がタンク本体の周壁の挿入部に挿入された状態で、両挟着部とサイドプレートの通風方向両側縁部とがろう付されているので、挟着部が設けられておらず、かつ挿入部の周縁とサイドプレートとがろう付されている場合に比べて、サイドプレートとタンク本体の周壁に設けられた挟着部との間に未ろう付部が発生する可能性が低くなり、サイドプレートのタンク本体への固定が強固に行われる。したがって、この熱交換器を、たとえばカーエアコンを構成する冷凍サイクルのコンデンサとして用いる場合、サイドプレートを利用してコンデンサを自動車のエンジンルーム内に取り付けたり、あるいはサイドプレートに他部品を取り付けたりすることが可能になる。しかも、サイドプレートとタンク本体の周壁に設けられた挟着部との間に未ろう付部が生じた場合であっても、内部を流れる流体がヘッダタンク外に洩れることが防止される。
上記2)の熱交換器によれば、サイドプレートとタンク本体の周壁に設けられた挟着部との間に未ろう付部が生じる可能性は一層低くなるので、サイドプレートのタンク本体への固定が強固に行われることになり、この熱交換器を、たとえばカーエアコンを構成する冷凍サイクルのコンデンサとして用いる場合、サイドプレートを利用してコンデンサを自動車のエンジンルーム内に取り付けたり、あるいはサイドプレートに他部品を取り付けたりすることが可能になる。
上記3)および4)の熱交換器によれば、挟着部が一定の長さを有することになり、サイドプレートとタンク本体の周壁に設けられた挟着部との間に未ろう付部が生じる可能性は一層低くなる。
上記5)〜7)、9)の熱交換器によれば、次の効果を奏する。すなわち、上記1)の熱交換器のように、閉鎖部材が、ヘッダタンクのタンク本体の周壁の両端面と、両端の熱交換管との間に配置されている場合、タンク本体における閉鎖部材よりもヘッダタンクの長手方向外側部分に水などが溜まり、耐食性が低下するおそれがあるが、上記5)〜7)、9)の熱交換器のように構成されていると、排水口を通してタンク本体における閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側部分に溜まる水などを排出することが可能になり、耐食性の低下を防止することができる。
上記11)の熱交換器によれば、次の効果を奏する。すなわち、サイドプレートとタンク本体の周壁とのろう付長さが、特許文献1記載の熱交換器に比べて長くなるので、サイドプレートとタンク本体の周壁との間に未ろう付部が生じる可能性は低くなる。したがって、サイドプレートのタンク本体への固定が強固に行われることになり、この熱交換器を、たとえばカーエアコンを構成する冷凍サイクルのコンデンサとして用いる場合、サイドプレートを利用してコンデンサを自動車のエンジンルーム内に取り付けたり、あるいはサイドプレートに他部品を取り付けたりすることが可能になる。
この発明の熱交換器を適用したコンデンサの全体構成を示す斜視図である。 図1のコンデンサの右側ヘッダタンクの要部を示す平面図である。 図1のコンデンサの右側ヘッダタンクの要部を示す拡大斜視図である。 図1のコンデンサの図3と同じ部分を示す分解斜視図である。 この発明の熱交換器を適用したコンデンサの第2の実施形態を示す図2相当の図である。 図5のコンデンサを示す図3相当の図である。 この発明の熱交換器を適用したコンデンサの第3の実施形態を示す図2相当の図である。 図7のコンデンサを示す図3相当の図である。 この発明の熱交換器を適用したコンデンサの第4の実施形態を示す図2相当の図である。 図9のコンデンサを示す図3相当の図である。 この発明の熱交換器を適用したコンデンサの第5の実施形態を示す図2相当の図である。 図11のコンデンサを示す図3相当の図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態は、この発明による熱交換器を、カーエアコン用のコンデンサに適用したものである。
なお、以下の説明において、図1に矢印Xで示す方向が風の流れる方向であり、風上側から風下側を見た際の上下、左右、すなわち図1の上下、左右を上下、左右というものとする。また、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
さらに、全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1において、コンデンサ(1)は、長手方向を上下方向に向けた状態で左右方向に間隔をおいて配置された1対のアルミニウム製ヘッダタンク(2)(3)と、両ヘッダタンク(2)(3)間において、幅方向を通風方向に向けるとともに長手方向を左右方向に向けた状態で上下方向に間隔をおいて配置され、かつ両端部が両ヘッダタンク(2)(3)に接続された複数の扁平状アルミニウム製熱交換管(4)と、隣り合う熱交換管(4)どうしの間、ならびに上端の熱交換管(4)の上側および下端の熱交換管(4)の下側に配置されて熱交換管(4)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(5)と、上端のコルゲートフィン(5)の上側および下端のコルゲートフィン(5)の下側に配置されてコルゲートフィン(5)にろう付されたアルミニウム製サイドプレート(6)とよりなる。
コンデンサ(1)の各ヘッダタンク(2)(3)は、両端が開口した筒状のアルミニウム製タンク本体(7)と、タンク本体(7)の両端にろう付されてその両端開口を閉鎖するアルミニウム製板状閉鎖部材(8)とからなる。左側ヘッダタンク(2)は、高さ方向の中央部よりも上方において仕切部材(9)により上下2つのヘッダ部(2a)(2b)に仕切られ、右側ヘッダタンク(3)は、高さ方向の中央部よりも下方において仕切部材(11)により上下2つのヘッダ部(3a)(3b)に仕切られている。左側ヘッダタンク(2)のタンク本体(7)における仕切部材(9)よりも上方の部分に、上ヘッダ部(2a)内に通じるアルミニウム製入口部材(12)がろう付され、右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)における仕切部材(11)よりも下方の部分に、下ヘッダ部(3b)内に通じるアルミニウム製出口部材(13)がろう付されている。
コンデンサ(1)のサイドプレート(6)は全体に平坦な帯板状であり、長手方向を左右方向に向けるとともに幅方向を通風方向に向けた状態で、左右両端部が両ヘッダタンク(2)(3)のタンク本体(7)に固定されている。サイドプレート(6)の左右両端部には幅狭部(6a)が設けられている。
図2〜図4に示すように、右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)の周壁(7a)における左右方向外側部分の周壁(7a)両端面と上下両端の熱交換管(4)との間の部分に、周壁(7a)の周方向の略半分にわたるスリット(14)が形成され、同じく左右方向の内側部分に、スリット(14)と同一高さ位置に来るように貫通穴(15)が形成されている。閉鎖部材(8)は、タンク本体(7)の周壁(7a)に囲まれた部分を閉鎖する本体部(8a)と、本体部(8a)の周縁部の右側部分に一体に形成された外方張り出し部(8b)とを備えている。また、閉鎖部材(8)の本体部(8a)の周縁部における左端部に、突起(16)が一体に形成されている。そして、閉鎖部材(8)は、タンク本体(7)の外側からスリット(14)に嵌め入れられるとともに、突起(16)が貫通穴(15)に挿通させられ、突起(16)の先端部が外側からかしめられてタンク本体(7)に仮止めされた状態で、タンク本体(7)の周壁(7a)にろう付されており、これにより閉鎖部材(8)は、タンク本体(7)の周壁(7a)の両端面と、上下両端の熱交換管(4)との間に位置している。詳細な図示は省略したが、左側ヘッダタンク(2)の上下両閉鎖部材(8)および右側ヘッダタンク(3)の下の閉鎖部材(8)も上述したようにしてタンク本体(7)の周壁(7a)にろう付されている。
右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)の周壁(7a)における閉鎖部材(8)よりもタンク本体(7)の長手方向外側部分(上側の閉鎖部材(8)よりも上方の部分および下側の閉鎖部材(8)よりも下方の部分)において、タンク本体(7)の周壁(7a)の左側部分に、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)の幅と等しい長さを有し、かつ幅狭部(6a)を挿入する挿入部(17)が、長手方向をタンク本体(7)の周壁(7a)の周方向に向けた状態で形成されている。挿入部(17)は、周壁(7a)の上下両端面から上下両閉鎖部材(8)に向けて形成され、かつサイドプレート(6)の肉厚と等しい深さを有する切り欠きからなる。タンク本体(7)の周壁(7a)における挿入部(17)の長手方向両端部分に、タンク本体(7)内方に突出し、かつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)におけるタンク本体(7)内に存在する部分の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部(18)が一体に設けられている。挟着部(18)の上下方向(タンク本体(7)の長手方向)の幅は、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)の厚み以上の寸法、ここでは幅狭部(6a)の厚みと同一寸法となっている。そして、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)が挿入部(17)に挿入された状態で、両挟着部(18)とサイドプレート(6)の幅狭部(6a)の通風方向両側縁部とがろう付されている。
右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)の周壁(7a)における閉鎖部材(8)よりもタンク本体(7)の長手方向外側部分(上側の閉鎖部材(8)よりも上方の部分および下側の閉鎖部材(8)よりも下方の部分)に、排水口(19)が、サイドプレート(6)と干渉しないように形成されている。排水口(19)は、タンク本体(7)の周壁(7a)の端面からスリット(14)に向けて形成されかつスリット(14)の上下方向外側縁に至る切り欠き(21)からなる。閉鎖部材(8)におけるタンク本体(7)の長手方向外側を向いた面の一部分が、排水口(19)の周縁部の一部分となっている。図示は省略したが、左側ヘッダタンク(2)の上下両端部および右側ヘッダタンク(3)の下端部にも上述したようにして排水口(19)が形成されている。
コンデンサ(1)は、すべての部品を組み立てて仮止めした後、必要箇所にフラックス懸濁液を塗布し、その後全部品を炉中において一括ろう付することにより製造される。
上述したコンデンサは、圧縮機、気液分離器、減圧器およびエバポレータなどとともに、フロン系冷媒を用いる冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両に搭載される。
図5〜図12はこの発明を適用したコンデンサの他の実施形態を示す。
図5および図6に示すコンデンサの場合、タンク本体(7)の周壁(7a)における挿入部(17)の長手方向両端部分に、タンク本体(7)外方に突出し、かつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)におけるタンク本体(7)外に存在する部分の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部(25)が一体に設けられている。そして、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)が挿入部(17)に挿入された状態で、両挟着部(25)とサイドプレート(6)の幅狭部(6a)の通風方向両側縁部とがろう付されている。挟着部(25)の上下方向(タンク本体(7)の長手方向)の幅は、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)の厚み以上の寸法、ここでは幅狭部(6a)の厚みと同一寸法となっている。
図示は省略したが、上側サイドプレート(6)の左端部および下側サイドプレート(6)の左右両端部の幅狭部(6a)も上述したようにしてタンク本体(7)の周壁(7a)に設けられた挟着部(25)にろう付されている。
その他の構成は、図1〜図4に示すコンデンサ(1)と同様である。
図7および図8に示すコンデンサの場合、タンク本体(7)の周壁(7a)における挿入部(17)の長手方向両端部分に、先端がタンク本体(7)の内方を向くとともに、丸み部分の凸側が熱交換管(4)の長手方向の中央部側を向いた円弧状の湾曲部(30)が一体に設けられ、湾曲部(30)の先端に、タンク本体(7)内方に突出し、かつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)におけるタンク本体(7)内に存在する部分の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部(31)が一体に設けられている。挟着部(31)の上下方向(タンク本体(7)の長手方向)の幅は、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)の厚み以上の寸法、ここでは幅狭部(6a)の厚みと同一寸法となっている。そして、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)が挿入部(17)に挿入された状態で、両挟着部(31)とサイドプレート(6)の幅狭部(6a)の通風方向両側縁部とがろう付されている。
図示は省略したが、上側サイドプレート(6)の左端部および下側サイドプレート(6)の左右両端部の幅狭部(6a)も上述したようにしてタンク本体(7)の周壁(7a)に設けられた挟着部(31)にろう付されている。
その他の構成は、図1〜図4に示すコンデンサ(1)と同様である。
図9および図10に示すコンデンサの場合、右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)の周壁(7a)の左側部分に、貫通穴からなりかつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)の幅と等しい長さを有するとともに、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)が挿入される挿入部(35)が、長手方向をタンク本体(7)の周壁(7a)の周方向に向けた状態で形成されている。タンク本体(7)の周壁(7a)における挿入部(35)の長手方向両端部分に、タンク本体(7)内方に突出し、かつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)におけるタンク本体(7)内に存在する部分の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部(36)が一体に設けられている。挟着部(36)の上下方向(タンク本体(7)の長手方向)の幅は、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)の厚み以上の寸法、ここでは幅狭部(6a)の厚みと同一寸法となっている。そして、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)が挿入部(35)に挿入された状態で、両挟着部(36)とサイドプレート(6)の幅狭部(6a)の通風方向両側縁部とがろう付されている。
図示は省略したが、上側サイドプレート(6)の左端部および下側サイドプレート(6)の左右両端部の幅狭部(6a)も上述したようにしてタンク本体(7)の周壁(7a)に設けられた挟着部(36)にろう付されている。
右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)の周壁(7a)の右側部分における閉鎖部材(8)よりもタンク本体(7)の長手方向外側部分(上側の閉鎖部材(8)よりも上方の部分および下側の閉鎖部材(8)よりも下方の部分)に、排水口(37)が、サイドプレート(6)と干渉しないように形成されている。排水口(37)は、スリット(14)の上下方向外側縁部(スリット(14)におけるタンク本体(7)の長手方向外側縁部)からタンク本体(7)の周壁(7a)の端面に向けて形成され、かつ上下方向外端部(タンク本体(7)の長手方向外側端部)がスリット(14)とタンク本体(7)の周壁(7a)の端面との間に位置する切り欠き(38)からなる。そして、閉鎖部材(8)におけるタンク本体(7)の長手方向外側を向いた面の一部分が、排水口(37)の周縁部の一部分となっている。図示は省略したが、左側ヘッダタンク(2)の上下両端部および右側ヘッダタンク(3)の下端部にも上述したようにして排水口(37)が形成されている。
その他の構成は、図1〜図4に示すコンデンサ(1)と同様である。
図11および図12に示すコンデンサの場合、右側ヘッダタンク(3)のタンク本体(7)の周壁(7a)の右側部分における閉鎖部材(8)よりもタンク本体(7)の長手方向外側部分が切除されており、タンク本体(7)の周壁(7a)の残存部分(40)におけるスリット(14)の通風方向の両端部よりも右側に位置する部分に、通風方向内方に突出した内方突出部(41)が一体に設けられている。内方突出部(41)の先端に、右方に突出し、かつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)におけるタンク本体(7)内に存在する部分の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部(42)が設けられている。挟着部(42)の上下方向(タンク本体(7)の長手方向)の幅は、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)の厚み以上の寸法、ここでは幅狭部(6a)の厚みよりも大きな寸法となっている。そして、サイドプレート(6)の幅狭部(6a)が挿入部(17)に挿入された状態で、両挟着部(42)とサイドプレート(6)の幅狭部(6a)の通風方向両側縁部とがろう付されている。
両挟着部(42)の右端どうしの間で、かつサイドプレート(6)の幅狭部(6a)と閉鎖部材(8)との間に排水口(43)が形成されている。
図示は省略したが、上側サイドプレート(6)の左端部および下側サイドプレート(6)の左右両端部の幅狭部(6a)も上述したようにしてタンク本体(7)の周壁(7a)に設けられた挟着部(42)にろう付されている。
その他の構成は、図1〜図4に示すコンデンサ(1)と同様である。
上述した全ての実施形態においては、図示したように、中実の板状体からなるサイドプレート(6)が用いられているが、これに代えて、熱交換管(4)と同一構成の中空管状体からなるサイドプレートが用いられてもよい。
この発明による熱交換器は、カーエアコンを構成する冷凍サイクルのコンデンサとして好適に用いられる。
(1):コンデンサ(熱交換器)
(2)(3):ヘッダタンク
(4):熱交換管
(5):コルゲートフィン
(6):サイドプレート
(6a):幅狭部
(7):タンク本体
(7a):周壁
(8):閉鎖部材
(14):スリット
(17)(35):挿入部
(18)(25)(31)(36)(42):挟着部
(19)(37)(43):排水口
(21):切り欠き
(38):貫通穴
(40):残存部分
(41):内方突出部

Claims (11)

  1. 互いに間隔をおいて配置された1対のヘッダタンクと、両ヘッダタンク間に並列状に配置されて両端部が両ヘッダタンクに接続された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間および両端の熱交換管の外側に配置されたフィンと、両端のフィンの外側に配置されるとともに両端がヘッダタンクに接合されたサイドプレートとを備えており、ヘッダタンクが、両端が開口した筒状タンク本体と、タンク本体の両端開口を閉鎖する閉鎖部材とを有する熱交換器において、
    閉鎖部材が、ヘッダタンクのタンク本体の周壁の両端面と、両端の熱交換管との間に配置されており、タンク本体の周壁における閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側部分に、サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が形成され、タンク本体の周壁に、サイドプレートの両端部の一部分を通風方向の両側から挟む1対の挟着部が設けられ、サイドプレートの両端部がタンク本体の周壁の挿入部に挿入された状態で、両挟着部とサイドプレートの通風方向両側縁部とがろう付されている熱交換器。
  2. タンク本体の周壁に設けられた挟着部におけるタンク本体の長手方向の幅が、サイドプレートにおける挟着部にろう付された部分の厚み以上の寸法となっている請求項1記載の熱交換器。
  3. タンク本体の周壁に形成された挿入部が周壁の周方向に長くなっており、挿入部の長手方向両端部分に、タンク本体内方に突出しかつサイドプレートの両端部におけるタンク本体内に存在する部分を通風方向の両側から挟む挟着部が設けられている請求項1または2記載の熱交換器。
  4. タンク本体の周壁に形成された挿入部が周壁の周方向に長くなっており、挿入部の長手方向両端部分に、タンク本体外方に突出しかつサイドプレートの両端部におけるタンク本体外に存在する部分を通風方向の両側から挟む挟着部が設けられている請求項1または2記載の熱交換器。
  5. ヘッダタンクのタンク本体の周壁における当該周壁の両端面と、両端の熱交換管との間の部分に、長手方向をタンク本体の周壁の周方向に向けたスリットが形成され、当該スリットに、板状の閉鎖部材がタンク本体の外側から嵌め入れられてタンク本体の周壁にろう付されており、タンク本体の周壁における閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側部分に排水口が形成され、閉鎖部材におけるタンク本体の長手方向外側を向いた面の一部分が、排水口の周縁部の一部分となっている請求項1〜4のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  6. 排水口がタンク本体の周壁に形成された切り欠きからなり、当該切り欠きが、タンク本体の周壁の端面からスリットに向かって形成されてスリットにおけるタンク本体の長手方向外側縁部に至っている請求項5記載の熱交換器。
  7. 排水口が、タンク本体の周壁に形成された切り欠きからなり、当該切り欠きが、スリットにおけるタンク本体の長手方向外側縁部からタンク本体の周壁の端面に向かって形成され、切り欠きのタンク本体の長手方向外側端部が、スリットとタンク本体の周壁の端面との間に位置している請求項5記載の熱交換器。
  8. タンク本体の周壁における熱交換管の長手方向外側部分の閉鎖部材よりもタンク本体の長手方向外側が切除されており、タンク本体の周壁の残存部分の両端部に、通風方向内方に突出した内方突出部が一体に設けられ、内方突出部の先端に、サイドプレートの一部分を通風方向の両側から挟む挟着部が設けられている請求項1または2記載の熱交換器。
  9. ヘッダタンクのタンク本体の周壁の両端面と、両端の熱交換管との間に、長手方向をタンク本体の周壁の周方向に向けたスリットが形成され、当該スリットに、板状の閉鎖部材がタンク本体の外側から嵌め入れられてタンク本体の周壁にろう付されており、両挟着部間において、閉鎖部材とサイドプレートとの間に排水口が形成されている請求項8記載の熱交換器。
  10. サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が、タンク本体の周壁にその端面から形成された切り欠きからなる請求項1〜9のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  11. サイドプレートの両端部を挿入する挿入部が、タンク本体の周壁に形成された貫通穴からなる請求項1〜9のうちのいずれかに記載の熱交換器。
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