JP2015033330A - 喫煙物品用フィルターおよび喫煙物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸着剤セグメントに流入するたばこ煙の温度上昇に伴う吸着剤セグメントの吸着性能の低下を防止し、揮発性有機化合物を効果的に除去できる喫煙物品用フィルターを提供する。【解決手段】吸着剤セグメントと、前記吸着剤セグメントの前段に設けられたキャビティーとを有することを特徴とする喫煙物品用フィルター。【選択図】 図1
Description
本発明は、喫煙物品用フィルターおよびそれを用いた喫煙物品に関する。
近年の喫煙行動に対する健康懸念に関する議論の高まりや、将来的に予想される成分の上限規制などを考慮し、特定成分の低減はシガレットメーカーにとって急務であり、それに対して様々な対応がなされてきている。シガレットフィルターは、特定成分の低減に特に有効かつ重要な部位であり、新規技術を搭載したフィルターが市場にも展開されている。
一般的なシガレットフィルターは、フィラメント状もしくは繊維状のセルロースアセテートトウまたは紙などから作られ、ろ過機構により粒子相成分を除去する。しかし、これらの材料は蒸気相で存在するカルボニル、シアン化物、硫化物、炭化水素などの揮発性有機化合物(VOCs)を除去するには効果的ではない。
これらの蒸気相成分を除去するために、吸着剤をフィルターに添加することが一般的である。吸着剤としては、活性炭、多孔性材料、イオン交換樹脂、粘土鉱物などが挙げられる。フィルター中の吸着剤の形状は、粒状や粉末状である。具体的には、粒状の吸着剤をフィルター中のキャビティーに充填する、粒状の吸着剤をフィルター素材に結合させる(例えばペーパーチャコールフィルター)、粉末状の吸着剤をフィルター素材中に散在させる(例えばアセテートチャコールフィルター)などの構造が採用されている。これら吸着剤セグメントでの蒸気相成分の吸着能力は、おおよそ吸着剤の全マイクロ孔容積で規定される。一般的に、吸着剤の温度が上昇すると、吸着剤内部での分子運動が活発になることに従い、見かけ上全マイクロ孔容積が減少して、吸着能力が低下することが知られている。
喫煙時に、燃焼コーンでのたばこ煙の温度は700℃にまで上昇し、その煙はたばこカラム中で冷却される。しかし、喫煙の進行に伴い、たばこカラム長が短くなり、冷却できる領域が短くなると、暖かい煙がフィルターに流れ込み、フィルター内の温度が上昇する。あるいは、高流量で喫煙すると、たばこ煙が持つ熱量が多くなり、さらに煙の流速が上昇してたばこカラム中の煙の滞留時間が短縮されるため、十分に冷却されない煙がフィルターに流れ込み、フィルター中の温度が上昇する。
多くのシガレットでは、吸着剤セグメントはたばこロッドに近い側に配置されており、吸着剤セグメントに暖かい煙が流れ込む結果、吸着能力が低くなる。シガレットによっては、アセテートフィルターの後段に吸着剤セグメントが配置されているが、アセテートフィルターはたばこ煙の温度を冷却する効果が低く、結果として吸着剤セグメントに暖かい煙が流れ込み、吸着能力が低くなる可能性が高い。
本発明の課題は、吸着剤セグメントに流入するたばこ煙の温度上昇に伴う吸着剤セグメントの吸着性能の低下を防止し、揮発性有機化合物を効果的に除去できる喫煙物品用フィルターおよび喫煙物品を提供することにある。
本発明の一態様によれば、吸着剤セグメントと、前記吸着剤セグメントの前段に設けられたキャビティーとを有することを特徴とする喫煙物品用フィルターが提供される。
本発明の他の態様によれば、たばこロッドと、上記の喫煙物品用フィルターとを有することを特徴とする喫煙物品が提供される。
本発明の喫煙物品用フィルターおよび喫煙物品によれば、吸着剤セグメントの前段にキャビティーを設けたことにより、吸着剤セグメントに流入するたばこ煙の温度上昇に伴う吸着剤セグメントの吸着性能の低下を防止し、揮発性有機化合物を効果的に除去できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明に係る喫煙物品用フィルターは、吸着剤セグメントと、前記吸着剤セグメントの前段に設けられたキャビティーとを有する。キャビティーは流入したたばこ煙を攪拌して、たばこ煙の煙温度の分布を平均化し、結果として煙温度を降下させる作用を有すると考えられる。
本発明において、キャビティーの長さは20mm以上であることが好ましい。本発明の喫煙物品用フィルターには、ベンチレーション開孔が設けられていないことが好ましい。
本発明において、吸着剤セグメントに含有される吸着剤は、活性炭;シリカ、アルミナ、チタニア、アルミノシリケート、ゼオライトなどの金属酸化物;メソポーラスシリカ、シリカゲル;ハイドロタルサイト、セピオライトなどの粘土鉱物;イオン交換樹脂;およびこれらの表面改質物やゲル化物、ならびにこれらの組み合わせからなる群より選択される。吸着剤は、たばこ煙中の1種以上の蒸気相成分を吸着する。吸着剤の形状は、球形粒状、非球形粒状、繊維状、粉末状、または粉末の造粒物である。吸着剤セグメントに含有される吸着剤の量が35mg以下であることが好ましい。
本発明において、キャビティーに冷却体を充填してもよい。冷却体は、金属、ステンレスなどの合金、金属酸化物、モンモリロナイト、ベントナイトなどの粘土物質、ほう砂、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、消石灰、生石灰などの石灰類、二水石膏、石膏プラスターなどの石膏類、石膏類と同様に水化度の大きい、ゼオライトに例示される物質、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、およびこれらの組合せからなる群より選択される。冷却体は、フィルター中のたばこ煙の温度を低下させる。冷却体の形状は、メッシュ状や繊維状などが望ましい。このような形状の冷却体は、キャビティー内の空隙率を高くできるので、たばこ煙の混合効果を阻害することはない。
本発明に係る喫煙物品は、たばこロッドと、上記の喫煙物品用フィルターとを有する。たばこ刻を開孔巻紙で巻いたたばこロッドを用いることにより、たばこ煙を冷却する効果がより高くなる。
本発明に係る喫煙物品用フィルターは、通常のたばこロッドと接続する場合に限らず、加熱式たばこを含むたばこや噴霧式たばこと接続してもよい。
以下、実施例を参照して本発明をより詳細に説明する。
実施例1
本実施例では、吸着剤セグメントよりたばこロッド側にキャビティーを配置したフィルターを用いたシガレットについて各種の実験を行った。
本実施例では、吸着剤セグメントよりたばこロッド側にキャビティーを配置したフィルターを用いたシガレットについて各種の実験を行った。
1.実験
1.1試料
1.1.1活性炭(吸着剤)
試験用の吸着剤として、28メッシュおよび70メッシュのふるいでふるい分けされた粒径212〜600μmのヤシガラ活性炭(クラレケミカル株式会社より入手)を用いた。活性炭のBET比表面積は約1100m2/gであった。活性炭を22℃、RH60%で調和した。
1.1試料
1.1.1活性炭(吸着剤)
試験用の吸着剤として、28メッシュおよび70メッシュのふるいでふるい分けされた粒径212〜600μmのヤシガラ活性炭(クラレケミカル株式会社より入手)を用いた。活性炭のBET比表面積は約1100m2/gであった。活性炭を22℃、RH60%で調和した。
1.1.2チャコールフィルター
試験用のチャコールフィルターとして、アセテートチャコールフィルターを用いた。長さ20mmの該フィルターに上記1.1.1の活性炭を50mg/10mmフィルターの量で添加したものを用いた。フィルターへのトリアセチン添加量は6wt%とした。フィルターの通気抵抗は31mmH2O/10mmフィルターであった。
試験用のチャコールフィルターとして、アセテートチャコールフィルターを用いた。長さ20mmの該フィルターに上記1.1.1の活性炭を50mg/10mmフィルターの量で添加したものを用いた。フィルターへのトリアセチン添加量は6wt%とした。フィルターの通気抵抗は31mmH2O/10mmフィルターであった。
1.1.3巻紙
開孔処理を施していない巻紙として、市販シガレットに用いられている製品巻紙(P−35、日本製紙パピリア)を用いた。
開孔処理を施していない巻紙として、市販シガレットに用いられている製品巻紙(P−35、日本製紙パピリア)を用いた。
電気開孔巻紙による効果を検証するための巻紙として、低坪量・低燃焼調節剤巻紙に、電気開孔装置により電圧200V、周波数50Hzの条件で開孔処理を施したものを用いた。この電気開孔巻紙の通気度は570コレスタユニット(CU)であった。
巻紙には、吸煙位置として末端より8mm間隔で計6箇所に印を付けた。
1.1.4キャビティーによる効果を検証するための試験用フィルター
活性炭の吸着能力試験に用いるフィルターとして、以下の2水準を用意した。
活性炭の吸着能力試験に用いるフィルターとして、以下の2水準を用意した。
キャビティーによる効果を検証するための本実施例に係る試験用フィルターとして、上記1.1.2の長さ20mmのチャコールフィルターの前段に長さ20mmのキャビティーを設置したものを用いた。
コントロールの試験用フィルターとして、長さ20mmのチャコールフィルターの前段にキャビティーを設置しなかったものを用いた。
1.1.5巻紙による効果を検証するための試験用シガレット
図1に本実施例に係る試験用シガレットの断面図を示す。試験用シガレット1はたばこロッド10とフィルター20とを接続することによって調製されている。たばこロッド10はたばこ刻11を巻紙12で巻いて調製されている。フィルター20はチャコールフィルター21の前段にキャビティー22を設けたものである。
図1に本実施例に係る試験用シガレットの断面図を示す。試験用シガレット1はたばこロッド10とフィルター20とを接続することによって調製されている。たばこロッド10はたばこ刻11を巻紙12で巻いて調製されている。フィルター20はチャコールフィルター21の前段にキャビティー22を設けたものである。
活性炭の吸着能力試験に用いるシガレットとして、以下の2水準を用意した。
製品巻紙(P−35、日本製紙パピリア)を用いた市販シガレットを、ISO3402に従って、22℃、RH60%の条件で1週間以上調和した後、フィルター部をカットし、そのまま上記1.1.4の試験用フィルターを接続して本実施例に係る試験用シガレットとした。
電気開孔巻紙による効果を検証するための試験用シガレットを以下のようにして調製した。サンプル製品巻紙(P−35、日本製紙パピリア)を用いた市販シガレットを、ISO3402に従って、22℃、RH60%の条件で1週間以上調和した後、フィルター部をカットし、さらに製品巻紙(P−35)を上記1.1.3の電気開孔巻紙に変更し、上記1.1.4の試験用フィルターを接続して本実施例に係る試験用シガレットとした。
いずれの試験用シガレットでも、フィルターは無開孔とした。
1.2活性炭の吸着率評価
1.2.1たばこ煙成分の捕集
表1に示す各試験用シガレットを試験に供した。R26一本掛け自動喫煙器(Borgwaldt KC Inc.製)を用い、試験用シガレット5本を以下の手法で喫煙試験を行った。シガレットに着火し、自然燃焼によりマークした吸煙位置に燃焼線が達したら規定の吸煙容量(流量27.5mL/秒(巻紙にP−35使用時)、35mL/秒(電気開孔巻紙使用時)、吸煙時間2秒/パフ)で吸煙させることを6回繰り返し、(初期パフを含むトータル7パフで生成した)粗タールをケンブリッジフィルター(Borgwaldt KC Inc.製、CM-133)で捕集し、上記ケンブリッジフィルターを通過した煙をドライアイス−イソプロパノール冷媒で−70℃に冷却したメタノール10mLに捕集した。ケンブリッジフィルターに、たばこ煙を捕集したメタノール溶液10mLおよび内標溶液(d−32ペンタデカン0.05mg/mL,d−1−エタノール50mL/L,アネトール2mL/L,1,3−ブタンジオール4mL/L)1mLを加え30分間振とうし、内容成分を抽出した。
1.2.1たばこ煙成分の捕集
表1に示す各試験用シガレットを試験に供した。R26一本掛け自動喫煙器(Borgwaldt KC Inc.製)を用い、試験用シガレット5本を以下の手法で喫煙試験を行った。シガレットに着火し、自然燃焼によりマークした吸煙位置に燃焼線が達したら規定の吸煙容量(流量27.5mL/秒(巻紙にP−35使用時)、35mL/秒(電気開孔巻紙使用時)、吸煙時間2秒/パフ)で吸煙させることを6回繰り返し、(初期パフを含むトータル7パフで生成した)粗タールをケンブリッジフィルター(Borgwaldt KC Inc.製、CM-133)で捕集し、上記ケンブリッジフィルターを通過した煙をドライアイス−イソプロパノール冷媒で−70℃に冷却したメタノール10mLに捕集した。ケンブリッジフィルターに、たばこ煙を捕集したメタノール溶液10mLおよび内標溶液(d−32ペンタデカン0.05mg/mL,d−1−エタノール50mL/L,アネトール2mL/L,1,3−ブタンジオール4mL/L)1mLを加え30分間振とうし、内容成分を抽出した。
1.2.2煙成分分析
上記1.2.1.1でたばこ煙を捕集し、粗タールを抽出したメタノール溶液1μLをマイクロシリンジにて定量し、GC−MSDで分析した。GCにはAgilent 7890A(Agilent Technologies Inc.)を,MSDにはAgilent 5975C(Agilent Technologies Inc.)を用いた。試験用シガレットについて得られたクロマトグラムのピーク面積から次式(1)に従って、各試験用シガレットにおける蒸気相成分の低減率を求めた。
上記1.2.1.1でたばこ煙を捕集し、粗タールを抽出したメタノール溶液1μLをマイクロシリンジにて定量し、GC−MSDで分析した。GCにはAgilent 7890A(Agilent Technologies Inc.)を,MSDにはAgilent 5975C(Agilent Technologies Inc.)を用いた。試験用シガレットについて得られたクロマトグラムのピーク面積から次式(1)に従って、各試験用シガレットにおける蒸気相成分の低減率を求めた。
ここで,Xiは各煙成分のピーク面積を内部標準物質のピーク面積で規格化した値、Aiは煙中成分iのピーク面積、Bは内部標準物質d−32ペンタデカンのピーク面積である。Xi,inは、製品巻紙(P−35)使用、フィルターなしの試験用シガレット(ロット1)の、Xi,outはキャビティーによる効果および巻紙による効果を検証するための試験用シガレット(ロット2〜6)のXiである。したがって、Eiはロット2〜6の各試験用シガレットによるロット1の各試験用シガレットに対する蒸気相成分の低減率を表している。
2.結果
図2に、ロット2〜6の各試験用シガレットについての蒸気相成分の低減率Eiを示す。蒸気相成分としては、アセトアルデヒド、アクロレイン、プロピオンアルデヒド、ベンゼン、トルエンを代表成分として選定した。
図2に、ロット2〜6の各試験用シガレットについての蒸気相成分の低減率Eiを示す。蒸気相成分としては、アセトアルデヒド、アクロレイン、プロピオンアルデヒド、ベンゼン、トルエンを代表成分として選定した。
図2のロット2とロット3とを比較すると、キャビティーを設けたロット3のほうがキャビティーを設けていないロット2と比較して、いずれの蒸気相成分でも低減率が高いことがわかる。これは、たばこ煙がキャビティー部で攪拌されてたばこ煙の煙温度の分布が平均化され、結果として煙温度が降下したためであると考えられる。また、ロット4のデータから、電気開孔巻紙を使用した単巻のほうが製品巻紙を使用した単巻(ロット1)よりも、蒸気相成分が低減されていることがわかる。これは、電気開孔巻紙を使用したことでベンチレーションVpが増大し、蒸気相成分の生成量が減少したためである。また、ロット6のデータから、チャコールフィルターの前段にキャビティーを設置し、かつ電気開孔巻紙を使用することにより、蒸気相成分をさらに低減できることがわかる。
実施例2
本実施例では、吸着剤セグメントよりたばこロッド側にキャビティーを設け、キャビティー内に冷却体を充填したシガレットについて各種の実験を行った。
本実施例では、吸着剤セグメントよりたばこロッド側にキャビティーを設け、キャビティー内に冷却体を充填したシガレットについて各種の実験を行った。
1.実験
1.1試料
1.1.1活性炭(吸着剤)
試験用の吸着剤として、28メッシュおよび70メッシュのふるいでふるい分けされた粒径212〜600μmのヤシガラ活性炭(クラレケミカル株式会社より入手)を用いた。活性炭のBET比表面積は約1100m2/gであった。活性炭を22℃、RH60%で調和した。
1.1試料
1.1.1活性炭(吸着剤)
試験用の吸着剤として、28メッシュおよび70メッシュのふるいでふるい分けされた粒径212〜600μmのヤシガラ活性炭(クラレケミカル株式会社より入手)を用いた。活性炭のBET比表面積は約1100m2/gであった。活性炭を22℃、RH60%で調和した。
1.1.2冷却体
試験用の冷却体として、市販のSUS304ステンレスメッシュを用いた。メッシュサイズは100メッシュであった。上記メッシュをシガレットフィルターのサイズ(7.8mm径)に打ち抜き、試験に供した。
試験用の冷却体として、市販のSUS304ステンレスメッシュを用いた。メッシュサイズは100メッシュであった。上記メッシュをシガレットフィルターのサイズ(7.8mm径)に打ち抜き、試験に供した。
1.1.3温度測定装置
たばこ煙温度を測定するために、市販のR型熱電対(0.05mm径)を用意した。
たばこ煙温度を測定するために、市販のR型熱電対(0.05mm径)を用意した。
1.1.4たばこ煙温度測定のための試験用フィルターの調製
たばこ煙温度測定に用いる試験用フィルターとして、以下の2水準を用意した。
たばこ煙温度測定に用いる試験用フィルターとして、以下の2水準を用意した。
本実施例に係る試験用フィルター(ロットA)として、前段にキャビティーを設け、キャビティー内に上記1.1.2のステンレスメッシュを厚さ30mmになるよう重ねて封入した試験用フィルターを調製した。
コントロールの試験用フィルター(ロットB)として、ステンレスメッシュを用いないフィルターを用意した。
1.1.5たばこ煙温度測定のためのシガレット
たばこ煙温度測定に用いるシガレットとして、市販のシガレットを用いた。市販シガレットを、ISO3402に従って、22℃、RH60%の条件で1週間以上調和した後、フィルター部をカットし、上記1.1.4の試験用フィルターを接続して試験用シガレットを調製した。なお、フィルターベンチレーションはゼロとした。
たばこ煙温度測定に用いるシガレットとして、市販のシガレットを用いた。市販シガレットを、ISO3402に従って、22℃、RH60%の条件で1週間以上調和した後、フィルター部をカットし、上記1.1.4の試験用フィルターを接続して試験用シガレットを調製した。なお、フィルターベンチレーションはゼロとした。
図3(a)に示すように、本実施例に係る試験用シガレット2はたばこロッド10とフィルター20とを接続することによって調製されている。たばこロッド10はたばこ刻11を巻紙12で巻いて調製されている。フィルター20は前段にキャビティーを設け、キャビティー内にステンレスメッシュ24を1.1.4と同様に厚さ30mmになるよう重ねて封入したものである。
図3(b)に示すように、コントロールの試験用シガレット3はたばこロッド10と紙管30とを接続することによって調製されている。
1.1.6活性炭の吸着能力評価のための試験用フィルター
活性炭の吸着能力評価に用いる試験用フィルターとして、以下の2水準を用意した。
活性炭の吸着能力評価に用いる試験用フィルターとして、以下の2水準を用意した。
冷却体による効果を検証するための本実施例に係る試験用フィルターとして、前段にキャビティーを設け、キャビティー内に上記1.1.2のステンレスメッシュを1.1.4と同様に厚さ30mmになるよう重ねて封入し、その後段に上記1.1.1の活性炭を規定量配置し、活性炭の後段に上記1.1.2のステンレスメッシュを設けたフィルターを調製した。
コントロールの試験用フィルターとして、上記1.1.1の活性炭を規定量配置し、活性炭の後段に上記1.1.2のステンレスメッシュを設けたフィルターを調製した。
1.1.7活性炭の吸着能力評価のための試験用シガレット
たばこ煙温度測定に用いるシガレットとして、市販のシガレットを用いた。市販シガレットを、ISO3402に従って、22℃、RH60%の条件で1週間以上調和した後、フィルター部をカットし、上記1.1.6の試験用フィルターを接続して試験用シガレットを調製した。なお、フィルターは無開孔とした。
たばこ煙温度測定に用いるシガレットとして、市販のシガレットを用いた。市販シガレットを、ISO3402に従って、22℃、RH60%の条件で1週間以上調和した後、フィルター部をカットし、上記1.1.6の試験用フィルターを接続して試験用シガレットを調製した。なお、フィルターは無開孔とした。
図4(a)に示すように、本実施例に係る試験用シガレット4はたばこロッド10とフィルター20とを接続することによって調製されている。たばこロッド10はたばこ刻11を巻紙12で巻いて調製されている。フィルター20は前段にキャビティーを設け、キャビティー内にステンレスメッシュ24を1.1.4と同様に厚さ30mmになるよう重ねて封入し、ステンレスメッシュ24の後段に活性炭26を配置し、活性炭26の後段で蓋をするようにステンレスメッシュ(図示せず)を設けたものである。
図4(b)に示すように、コントロールの試験用シガレット5はたばこロッド10と、フィルター40とを接続することによって調製されている。活性炭26を配置し、活性炭26の後段に蓋をするようにステンレスメッシュ(図示せず)を設けたものである。
1.2試験条件
1.2.1フィルター温度測定
上記1.1.5の本実施例に係る試験用シガレットについて温度測定を行う場合には、図3(a)に示すように、ステンレスメッシュ24の直後に上記1.1.3の熱電対25を配置した。
1.2.1フィルター温度測定
上記1.1.5の本実施例に係る試験用シガレットについて温度測定を行う場合には、図3(a)に示すように、ステンレスメッシュ24の直後に上記1.1.3の熱電対25を配置した。
上記1.1.5のコントロールの試験用シガレットについて温度測定を行う場合には、図3(b)に示すように、たばこロッド10の直後に、上記1.1.3の熱電対25を配置した。
熱電対25の挿入点をシールして温度測定を行った。
熱電対25の挿入点をシールして温度測定を行った。
冷却体の効果を検証するため、試験用シガレットでの温度測定を行った。R26一本掛け自動喫煙器(Borgwaldt KC Inc.製)を用い、上記1.1.5の試験用シガレットをCanadian Intense Smoking Regime(CIR、流量27.5mL/秒、吸煙時間2秒/パフ、吸煙頻度2パフ/分)に従って自動喫煙させ、温度を測定した。
1.2.2活性炭吸着性能試験
1.2.2.1たばこ煙成分捕集
下記表2に示すように、上記1.1.7の試験用シガレットを試験に供した。自動喫煙器(Borgwaldt KC Inc.製、RM20D)を用い、試験用シガレット10本をCanadian Intense Smoking Regime(CIR、流量27.5mL/秒、吸煙時間2秒/パフ、吸煙頻度2パフ/分)に従って自動喫煙させた。ケンブリッジフィルター(Borgwaldt KC Inc.製、CM-133)を通過した煙をドライアイス−イソプロパノールの冷媒で−70℃に冷却したメタノールに捕集した。
1.2.2.1たばこ煙成分捕集
下記表2に示すように、上記1.1.7の試験用シガレットを試験に供した。自動喫煙器(Borgwaldt KC Inc.製、RM20D)を用い、試験用シガレット10本をCanadian Intense Smoking Regime(CIR、流量27.5mL/秒、吸煙時間2秒/パフ、吸煙頻度2パフ/分)に従って自動喫煙させた。ケンブリッジフィルター(Borgwaldt KC Inc.製、CM-133)を通過した煙をドライアイス−イソプロパノールの冷媒で−70℃に冷却したメタノールに捕集した。
1.2.2.2蒸気相成分分析
上記1.2.2.1でたばこ煙を捕集したメタノール溶液1mLをマイクロシリンジにて定量し,GC−MSDで分析した。GCにはAgilent 7890A(Agilent Technologies Inc.)を,MSDにはAgilent 5975C(Agilent Technologies Inc.)を用いた。試験用シガレットについて得られたクロマトグラムのピーク面積から次式(2)に従って、ロットAおよびロットBの各々の試験用シガレットによる活性炭の蒸気相成分の吸着率を求めた。
上記1.2.2.1でたばこ煙を捕集したメタノール溶液1mLをマイクロシリンジにて定量し,GC−MSDで分析した。GCにはAgilent 7890A(Agilent Technologies Inc.)を,MSDにはAgilent 5975C(Agilent Technologies Inc.)を用いた。試験用シガレットについて得られたクロマトグラムのピーク面積から次式(2)に従って、ロットAおよびロットBの各々の試験用シガレットによる活性炭の蒸気相成分の吸着率を求めた。
ここで,Ai,inは活性炭量0mgの場合(ロットA0およびB0)の煙中成分iのピーク面積であり、Ai,outは活性炭量30mg、60mgまたは100mgの場合の煙中成分iのピーク面積である。また、Ai,in_AおよびAi,in_Bは、それぞれ、本実施例に係る試験用シガレットおよびコントロールの試験用シガレットでの、活性炭セグメントへの成分暴露量を表す。両者の成分暴露量比Si(実施例/コントロール)は次式(3)で表される。
2.結果
2.1フィルター温度測定結果
図5に上記1.2.1で実施した温度測定結果を示す。フィルター入口での温度を測定したロットBでは、4パフ以降に温度が徐々に上昇し、最終的には80℃に達する。一方、ステンレスメッシュ直後の温度を測定したロットAでは、顕著な温度上昇は認められず、最高温度は31度であった。この結果から、ステンレスメッシュを配置することによって、フィルターに流入するたばこ煙の温度上昇を防止できることがわかった。
2.1フィルター温度測定結果
図5に上記1.2.1で実施した温度測定結果を示す。フィルター入口での温度を測定したロットBでは、4パフ以降に温度が徐々に上昇し、最終的には80℃に達する。一方、ステンレスメッシュ直後の温度を測定したロットAでは、顕著な温度上昇は認められず、最高温度は31度であった。この結果から、ステンレスメッシュを配置することによって、フィルターに流入するたばこ煙の温度上昇を防止できることがわかった。
2.2活性炭吸着性能評価
図6に上記1.2.2で実施した活性炭吸着性能試験によって得られた蒸気相成分およびセミボラタイル成分の吸着率Eiを示す。成分としては、アセトアルデヒド、アクロレイン、プロピオンアルデヒド、ベンゼン、トルエンを代表成分として選定した。
図6に上記1.2.2で実施した活性炭吸着性能試験によって得られた蒸気相成分およびセミボラタイル成分の吸着率Eiを示す。成分としては、アセトアルデヒド、アクロレイン、プロピオンアルデヒド、ベンゼン、トルエンを代表成分として選定した。
図6から、同じ活性炭量の試験用シガレットで比較したとき、いずれの成分でも吸着率はロットA>ロットBとなっていることがわかる。
図7に活性炭への成分暴露量比Siを示す。図7に示されるように、Siは1に近いことから、活性炭への成分暴露量はステンレスメッシュの使用の有無にかかわらず同程度であることがわかる。
以上の結果を総合的に判断すると、ロットAでは冷却体によって活性炭セグメントへ流入するたばこ煙温度を降下させて活性炭の吸着性能の低下を防止できるので、活性炭による蒸気相成分の吸着量がロットA>ロットBとなることがわかる。
1、2、3、4、5…試験用シガレット、10…たばこロッド、11…たばこ刻、12…巻紙、20…フィルター、21…チャコールフィルター、22…キャビティー、24…ステンレスメッシュ、25…熱電対、26…活性炭。
Claims (11)
- 吸着剤セグメントと、前記吸着剤セグメントの前段に設けられたキャビティーとを有することを特徴とする喫煙物品用フィルター。
- 前記キャビティーの長さが20mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品用フィルター。
- ベンチレーション開孔が設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品用フィルター。
- 前記吸着剤セグメントに含有される吸着剤が、活性炭、シリカ、アルミナ、チタニア、アルミノシリケート、ゼオライト、メソポーラスシリカ、シリカゲル、ハイドロタルサイト、セピオライト、イオン交換樹脂からなる群より選択されることを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品用フィルター。
- 前記吸着剤の形状が、球形粒状、非球形粒状、繊維状、粉末状、または粉末の造粒物であることを特徴とする請求項4に記載の喫煙物品用フィルター。
- 前記吸着剤セグメントに含有される吸着剤の量が35mg以下であることを特徴とする請求項4に記載の喫煙物品用フィルター。
- 前記キャビティーに冷却体が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品用フィルター。
- 前記冷却体は、金属、合金、金属酸化物、粘土物質、ほう砂、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、石灰、石膏、ゼオライト、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、およびケイ酸ナトリウムからなる群より選択される請求項7に記載の喫煙物品用フィルター。
- 前記冷却体の形状が、メッシュ状または繊維状であることを特徴とする請求項7に記載の喫煙物品用フィルター。
- たばこロッドと、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の喫煙物品用フィルターとを有することを特徴とする喫煙物品。
- 前記たばこロッドは、たばこ刻を開孔巻紙で巻いたものであることを特徴とする請求項10に記載の喫煙物品。
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