JP2015033042A - コミュニケーションシステム - Google Patents

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文恵 松浦
Fumie Matsuura
文恵 松浦
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Abstract

【課題】 マンションなどの集合住宅において、電話システムといった特に高齢者にとって身近なツールを用いて気軽に参加できるオープンなコミュニティ作りが可能なコミュニケーションシステムを提供すること。
【解決手段】 会議開始の発起者は、自身の電話機1−1の会議参加用ボタンを押下すると、通話制御部2が電話機1−1を電話会議室4に自動的に接続する。さらに、電話機1−1から入室者を募ると、サーバーSのデータ制御部5が個人データ記憶部6に記憶されているデータから、あらかじめ設定された会議のテーマに興味を示しそうな者を特定してリストアップする。処理部Aの表示制御部3は、上記リストに基づいて、所定の電話機の会議参加用ボタンあるいは会議モニタ用ボタンを点灯させる。そして、入室希望者は、会議参加用ボタンを押下して会議に参加するとともに、モニタ希望者は、会議モニタ用ボタンを押下して会議の内容を傍聴できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、集合住宅の居住者のコミュニケーションを促進するコミュニケーションシステムに関する。
高齢者の増加にともない、高齢者のみを入居させるマンション等の集合住宅が注目されている。このような住宅においては、高齢者が快適な生活を送れるようにする物的な設備が整えられている。例えば、この種のシステムとして、特許文献1に示したものが従来から知られている。
この従来のシステムは、居住者の生活情報を安心センターに設けた機械的見守り手段に定期的に登録しておくとともに、その生活情報の登録が途切れたときに警報が出力されるようにしている。
また、イベントの開催などのいろいろな情報を、スピーカーを介して居住者に音声案内をしながら、居住者が所定の場所に集まりやすいようにして、コミュニティ作りに役立てるようにしている。
特開2012−174254 特開2007−067535
上記のようにした従来のシステムでは、居住者に対しての通知が一方向であり、居住者同士が双方向で気軽に話ができるシステムにはなっていなかった。そのために、居住者同士のコミュニケーションを図ることができないという問題があった。
一方で、特許文献2で示したように、双方向で会話ができるようにした電話会議システムも従来から知られている。しかし、この電話会議システムは、会話の内容が、時間の経過に合わせて連続的にディスプレイに表示されることはない。そのために、途中入室者から見ると、何を話題にした会議であるかを知ることができない。
そのために、現実の場でよくある井戸端会議などのように、話の内容につられて途中参加するという気楽さがない。このような気楽さがないために、従来の電話会議システムでは、オープンなコミュニティを作ることができなかった。
この発明の目的は、マンションなどの集合住宅において、電話システムといった特に高齢者にとって身近なツールを用いて気軽に参加できるオープンなコミュニティ作りが可能なコミュニケーションシステムを提供することである。
第1の発明は、内線で接続されるとともに、会議に参加する会議参加用ボタンを備えた複数の電話機と、上記電話機に対応付けられたディスプレイと、これら電話機に接続された少なくとも一つの電話会議室と、上記電話機、ディスプレイ及び電話会議室に接続された制御手段とを備えている。
そして、上記制御手段は、上記電話機を上記電話会議室に接続したり切断したりする通話制御部と、上記ディスプレイ等の表示手段を制御する表示制御部と、個人と電話番号を対応付けたデータや個人の趣味等を記憶した個人データ記憶部と、上記電話会議室の使用状況である入退室者を特定する情報や電話会議室における会議のジャンル等を記憶する会議状況記憶部と、上記個人データ記憶部や会議状況記憶部にデータを記憶させたり、もしくはそれら個人データ記憶部あるいは会議状況記憶部に記憶されているデータを抽出したりするデータ制御部とを備えている。
さらに、上記通話制御部は、特定の電話機の会議参加用ボタンが押下されたとき、上記特定の電話機を会議室に接続する機能を実現し、上記データ制御部は、上記特定の電話機の会議参加用ボタンが押下されたことをトリガーにして、電話会議室のテーマを基に、個人データ記憶部から適切な個人を抽出する機能を実現し、上記表示制御部は、上記抽出された個人に対応した電話機に参加を要請する信号を出力する機能を実現し、さらに、上記通話制御部は、上記他の電話機の会議参加用ボタンが押下されたとき、当該他の電話機を電話会議室に接続する機能を実現する。
第2の発明は、上記電話機に会議モニタ用ボタンを備え、上記表示制御部は、上記抽出された個人に対応した電話機にモニタを要請する信号を出力する機能を実現し、上記通話制御部は、上記会議モニタ用ボタンが押下されたとき、当該会議モニタ用ボタンが押下された電話機を、送話ミュートのモードに設定して電話会議室に接続する機能を実現する。
第3の発明は、上記表示制御部が、電話会議室に参加している電話機に対応付けられたディスプレイに、会議参加用ボタンを押下した入室者を特定する情報を表示する機能を実現する。
第4の発明は、上記データ制御部が、電話会議室に参加している電話機の送受話器が置かれたとき、当該電話機が電話会議室から退室したと判定するとともに、電話会議室の入退室の状況を会議状況記憶部に記憶させる機能と、その入退室の状況を、上記表示制御部を介して電話会議室に参加している電話機に対応付けられたディスプレイに表示させる機能とを実現する。
第5の発明は、上記データ制御部が、会議に参加した人あるいは会議をモニタした履歴を取得し、それを個人データ記憶部に記憶させる機能を実現する。
第6の発明は、上記表示制御部が、会議参加用ボタン及び会議モニタ用ボタンを点灯させて、上記抽出された個人に対応した電話機に参加及びモニタを要請する機能を実現する。
第1の発明によれば、普段から扱い慣れた電話機に設定された会議参加用ボタンを押下するだけで、電話会議室に接続できるので、電子機器に慣れていない人でも、気軽に会議に参加できる。
また、特定の電話機が電話会議室に接続されると、それをトリガーにして、当該電話会議室に設定されたテーマに興味を示しそうな個人を抽出して参加要請がされるので、価値観を共有しやすい人を電話会議室に集合させることができる。したがって、会話も弾むとともに、コミュニティ作りにも貢献できる。
第2の発明によれば、会議モニタ用ボタンを利用して、電話会議室の現状をうかがい知ることができる。したがって、刻々と変化する現状の話題に応じて、途中参加をしたり参加を止めたりできる。また、参加まで希望しないが、傍聴したいという者も、間接的に会議に参加することができる。
いずれにしても、送話ミュートのモードに設定された会議モニタ用ボタンがあるので、初期に設定されたテーマから会議の内容が変化したとしても、現状の会議の状況をタイムリーに把握できる。
第3の発明によれば、電話機に対応付けられたディスプレイに、会議に参加している者の氏名など、入室者を特定する情報が表示されるので、入室者の各々は、誰と話をしているのかが常にわかることになる。したがって、電話会議室以外の場におけるコミュニケーションの機会を作るきっかけになる。
第4の発明によれば、電話会議室の入退室の状況が常にディスプレイに表示されるので、入室者はいつも誰と話をしているかがわかる。
第5の発明によれば、会議に参加した者の履歴を取得できるので、誰がどのような事柄に興味を持っているかを把握できる。したがって、テーマに応じた呼びかけも効率よくできるし、実際の場においても共通の興味を持っている者同士が集まりやすくなる。
第6の発明によれば、電話会議室を開設するときには、会議参加用ボタン及び会議モニタ用ボタンが点灯するので、利用者は電話会議室が開設されているかが一目で分かるとともに、それらボタンを押すことよって、簡単に参加あるいはモニタができる。
この発明のブロック図である。 電話機の平面図である。 発信者リストを示す図である。 現在の会議状況を示す会議状況テーブル図である。 ディスプレイに表示する入室者の表示例である。 会議を開始するときの会議開始シーケンス図である。 会議をモニタするときの会議モニタシーケンス図である。 会議継続中に参加するときの会議参加シーケンス図である。 電話会議室を退室するときの会議退室シーケンス図である。 電話会議室の会議状況を表示する会議状況表示シーケンス図である。
この発明の実施形態は、図1に示すように、複数の電話機1が処理部Aを介して内線で接続されているが、これら電話機1には、図2に示すように、送受話器1aとディスプレイ1bとが設けられるとともに、図1に示した各電話会議室4に対応付けられた会議参加用ボタン1c、会議モニタ用ボタン1d及び会議状況表示用ボタン1eとが備えられている。そして、会議参加用ボタン1c及び会議モニタ用ボタン1dには、LEDなどの発光体を内蔵し、必要に応じてそれらを発光させることができる。
なお、図中符号1fは電話機1に設けた十字キー、1gは決定ボタン、1hはテンキーである。
上記十字キー1fは、図3に示す発信先リストから特定の発信先を特定する際に使用するもので、例えば、十字キー1fの上下を押すことによって個人またはジャンル別登録者を特定するとともに、十字キー1fの左右を押すことによって一時的に個人を選択する。そして、決定ボタン1gを押すことによって、上記一時的に特定した個人群を送信先として決定するようにしている。
一方、上記処理部Aには、通話制御部2及び表示制御部3を備えている。
上記通話制御部2は、各電話機1の内線を接続したりその接続を切断したりする機能を備えるとともに、電話会議室4に入室した入室者の音声をミキシングした後、発話している本人の声が、その本人の送受話器1aに届かないようにする機能を備えている。また、上記表示制御部3は、電話機1に備えられたディスプレイ1bに表示するデータを制御するものである。
なお、上記電話会議室4−1,4−2・・・4−nのそれぞれには、図4の表示情報テーブルにあるように、その設定ジャンルがあらかじめ決められている。
上記のようにした処理部Aは、その通話制御部2を電話会議室4に接続し、上記電話機1の会議参加用ボタン1cあるいは会議モニタ用ボタン1dが押下されたとき、通話制御部2を介して、当該電話機1と、それら会議参加用ボタン1cあるいは会議モニタ用ボタン1dが対応付けられた電話会議室4とを自動的に接続する。ただし、上記会議モニタ用ボタン1dが押下されたときには、上記通話制御部2が当該電話機1と電話会議室4とを送話ミュートのモードに設定して接続する。
また、この通話制御部2の接続状況によって、どの電話機1が電話会議室4に参加しているのか、あるいはどの電話機1が電話会議室4から退室したのかといった入退室の状況を把握できるようにしている。
上記のようにした処理部Aは、電話機1をいずれの電話会議室4にも接続可能にするとともに、この処理部Aは、後で説明するサーバーSに接続している。
なお、上記処理部AとサーバーSとが相まって、この発明の制御手段を構成する。
一方、上記処理部Aに接続したサーバーSは、データ制御部5、個人データ記憶部6及び会議状況記憶部7を備えている。
上記データ制御部5は、特定の電話機1の会議参加用ボタン1cが押下されたことをトリガーにして、電話会議室4に設定されたテーマを基に、個人データ記憶部6から適切な個人を抽出する。この個人データ記憶部6には、電話機固有番号と個人を特定する名前などの情報とが対応付けられて記憶されるとともに、それら個人の趣味や電話会議室4に参加した過去の履歴などを基にして、当該個人の興味分野をジャンル別に記憶している。また、データ制御部5は、新たに入手した入室者の行動履歴などを、上記個人データ記憶部6に記憶させる機能を備えている。
さらに、データ制御部5は、通話制御部2の接続状況から、電話会議室4に現在参加している人あるいは参加していたが途中から退室した人を把握して、その入退室の状況を会議状況記憶部7に、図4に示した会議状況テーブルとして記憶させる。なお、データ制御部5は、通話制御部2を介して電話会議室4に接続されている電話機1は当該電話会議室4に現在参加中と判定し、電話会議室4に接続されていた電話機1であって、その送受話器1aが置かれた電話機1は当該電話会議室4から退室したものと判定する。
このようにして、データ制御部5は電話会議室4における入退室の状況を把握し、それを図4に示した会議情報テーブルとして会議状況記憶部7に記憶させるとともに、その会議状況記憶部7に記憶されているデータを、処理部Aの表示制御部3を介して電話機1に設けたディスプレイ1bに表示する。
なお、図中符号8は、サーバーSに接続した入出力部で、この入出力部8を介して個人データ記憶部6に個人情報をあらかじめ入力できるようにしている。したがって、個人データ記憶部6には、データ制御部5が過去の履歴を把握してそれを記憶させる場合と、上記入出力部8から直接入力されるものとがある。
また、個人データ記憶部6に記憶されている個人データあるいは会議状況記憶部7に記憶されている会議状況の履歴等を入出力部8から出力させることもできる。
次に、上記システムに基づいてコミュニケーションを図る手順を図6〜10に示したシーケンス図に基づいて説明する。
コミュニケーションを図るときには、先ず、電話会議室4を開設しなければならないが、この実施形態では、図4に示すように、電話会議室4−1,4−2,4−nごとにその設定ジャンルがあらかじめ決められている。
したがって、図2に示すように、会議の発起者は、設定すべきジャンルに応じて、電話会議室4を選択するが、例えばスポーツを会議のテーマにするときには、電話会議室4−1に対応付けられた会議参加用ボタン1cを押下する。電話会議室4−1に対応付けられた会議参加用ボタン1cが押下されると、処理部Aにおける通話制御部2が電話機1−1を電話会議室4−1に自動的に接続する。これと同時に、処理部Aは、サーバーSのデータ制御部5に対して、電話機1−1を電話会議室4−1の入室者として登録するように要求する。この要求を受けたデータ制御部5は、会議状況記憶部7に電話機1−1を入室者として記憶させる。
さらに、処理部Aは、電話機1−1に対して発信先を決めるように要求する。このとき表示制御部3は図3に示す発信先リストをディスプレイ1bに表示する。この要求は、例えば電話機1−1に設定されているテンキー1hを用いて実行することができる。この要求を受けた処理部Aは、サーバーSのデータ制御部5に対して参加を募る発信先の抽出を要求する。
データ制御部5は、スポーツジャンルに登録されている図3に示す発信先リストを抽出して、それを表示制御部3に送信するとともに、表示制御部3は、上記発信先リストをディスプレイ1bに表示する。
ディスプレイ1bに発信先リストが表示されたら、発起者は、その発信者リストの中から特定の人またはジャンル別登録者全員を選択するが、その選択は十字キー1fと決定ボタン1gを用いて実行される。すなわち、十字キー1fの上下を押すことによって個人を特定するとともに、十字キー1fの左右を押すことによって一時的に個人を選択する。そして、決定ボタン1gを押すことによって、上記一時的に特定した個人群を発信先として決定する。
上記のように決定ボタン1gが押下されると、通話制御部2は、選択された発信先リストに基づいて、その発信先リストに対応付けられた電話機1の会議参加用ボタン1c及び会議モニタ用ボタン1dを点灯させる。
このとき、発信先としてジャンル別登録者全員を選択した場合、処理部AはサーバーSのデータ制御部5に対して該当ジャンルの登録者の抽出を要求し、データ制御部5は、該当ジャンルの登録者を抽出して、処理部Aに送信する。通話制御部2は、その該当ジャンルの登録者に対応付けられた電話機1の会議参加用ボタン1c及び会議モニタ用ボタン1dを点灯させる。
そして、会議に参加することを希望する者は、会議参加用ボタン1cを押下しなければならないが、処理部Aは、一定時間、会議参加用ボタン1cの押下がないとき、上記会議参加用ボタン1c及び会議モニタ用ボタン1dの点灯を停止し、電話機1−1と電話会議室4−1との接続を切断する。
上記一定時間内に例えば電話機1−2の会議参加用ボタン1cが押下されれば、処理部Aの通話制御部2は、当該電話機1−2を電話会議室4−1に自動的に接続する。
上記のプロセスを経て、電話機1−1と電話機1−2とによる会議が開始されるが、処理部Aは、データ制御部5に対して、現在、電話機1−1と電話機1−2とが当該電話会議室4−1に参加していることを会議状況記憶部7に記憶させることを要求する。データ制御部5はこの要求に応じて会議状況記憶部7に、図4に示すように電話会議室4の参加状況を記憶させる。
なお、上記会議状況テーブルには、図4に示すように入室者の電話会議室4−1が会議を開始してからの経過時間も表示されるとともに、それが会議状況記憶部7に記憶される。
上記のようにデータ制御部5が会議状況記憶部7にその状況を記憶させたら、さらに、電話会議室4に現在入室している入室者を特定する氏名等の情報及びそれに対応付けられた電話機固有番号を処理部Aに送信する。
処理部Aの表示制御部3は、上記会議状況を電話機1−1及び電話機1−2のディスプレイ1bに、図5に示すように入室者の氏名等の情報を表示する。これによって電話会議室4−1に入室している者は、現在誰が入室しているかを把握することができる。
これと同時に上記通話制御部2は、入室を募ったけれどまだ入室していない者の電話機1の会議参加用ボタン1c及び会議モニタ用ボタン1dを点灯させる。
上記のように会議が継続中にも会議参加用ボタン1c及び会議モニタ用ボタン1dを点灯し続けるが、会議モニタ用ボタン1dが押下されたときには、図7に示すように処理される。
例えば、電話機1−3の会議モニタ用ボタン1dが押下されたとすると、処理部Aの通話制御部2は、電話機1−3と電話会議室4−1とを、自動的に送話ミュートのモードに設定して接続する。
このときには、電話機1−3からの発信音は電話会議室4−1に伝えられないし、電話機1−3が電話会議室4−1に接続されていることも、電話会議室4−1に入室している者に伝えられない。つまり、会議モニタ用ボタン1dが押下されたときには、電話会議室4の状況を密かにチェックし、興味が湧けばその時点で会議参加用ボタン1cを押下することになる。これによっていわゆる試し聞きができるとともに、現在進行中の会議のテーマを知ることができる。
また、上記のように会議モニタ用ボタン1dを設け、現在進行中のテーマを試し聞きができるので、途中入室希望者は、現状のテーマに応じて入室するかどうかを決めることができる。
例えば、会議の開始時点に設定されていたテーマも、会議が進むにしたがって、最初のテーマから離れてしまうことが容易に想像できる。このようなときにも、途中入室希望者は、現状の会議の状況を傍聴しながら、入室するかどうかの意思決定ができる。
そして、会議モニタ用ボタン1dを押下して電話会議室4−1の様子をうかがっていた者が、会議の途中から入室するときには、図8に示すように処理される。
例えば、電話機1−3が途中から入室することにした場合には、電話機1−3の会議参加用ボタン1cが押下されることになる。このように電話機1−3の会議参加用ボタン1cが押下されると、処理部Aの通話制御部2が、電話機1−3を電話会議室4−1に接続する。
ただし、電話機1−3が上記のようにモニタ中の場合には、電話機1−3は送話ミュートのモードですでに電話会議室4−1に接続されているので、通話制御部2は、送話ミュートのモードから双方向通話のモードに切り替えることになる。
いずれにしても、電話機1−3が電話会議室4−1に接続されれば、その後は、電話機1−1,1−2,1−3によって、会議が進められることになる。
上記のように電話会議室4に電話機1−3が接続されたら、処理部Aは、データ制御部5に対して、現在、電話機1−1,1−2,1−3とが電話会議室4−1に入室していることを会議状況記憶部7に記憶させることを要求する。データ制御部5はこの要求に応じて会議状況記憶部7に、電話会議室4−1の入室状況を記憶させるとともに、電話会議室4−1に現在入室している入室者を特定する情報及びそれに対応付けられた電話機固有番号とともに処理部Aに送信する。
そして、処理部Aの表示制御部3は、上記会議状況を電話機1−1,1−2,1−3のディスプレイ1bに、入室者を特定できる情報を表示する。
上記のプロセスを経て会議に参加するが、継続中の会議の途中で退室する場合には、図9に示すように処理される。
例えば、電話機1−3が会議途中で退室するときには、電話機1−3の送受話器1aを電話機1−3に置けばよい。送受話器1aが置かれれば、処理部Aの通話制御部2は、電話機1−3と電話会議室4−1との接続を切断する。ただし、この状態では、電話機1−1,1−2と電話会議室4−1とは接続が継続したままである。
上記のように電話会議室4−1と電話機1−3とが切断されたら、処理部Aは、データ制御部5に対して、電話機1−3が退室した電話会議室4−1の入室状況を会議状況記憶部7に記憶させることを要求する。データ制御部5はこの要求に応じて会議状況記憶部7に、電話会議室4−1の入室状況を記憶させるとともに、電話会議室4−1に現在入室している入室者を特定する情報及びそれに対応付けられた電話機固有番号とともに処理部Aに送信する。
そして、処理部Aの表示制御部3は、上記会議状況を電話機1−1,1−2のディスプレイ1bに、入室者を特定できる氏名等の情報を表示する。
上記のようにこの実施形態のコミュニケーションシステムによれば、電話機という誰もが使い慣れた道具を用いるとともに、会議参加用ボタン1cを押下するという簡単な操作で会議に参加できる。さらに、一度参加した会議であっても、送受話器1aを置くだけで退室できる。したがって、電子機器の扱いに慣れていない高齢者であっても、電話会議に簡単に入室したり退室したりできる。
また、会議モニタ用ボタン1dを利用して、刻々と変化する会議の状況を知ることができるので、たとえ最初に設定されたテーマに興味がなくても、会議の進行状況の中で発生したテーマに興味を抱けば、その時点で当該会議に参加できる。つまり、会議を開始する時点でテーマが決められるが、テーマが固定化されたまま会議が進行することは、通常、あまりないと考えられるので、この実施形態のコミュニケーションシステムによれば、流動的なテーマの変化にも対応することができる。
なお、上記実施形態では、入室者が常に現状の入室者を確認できるようにしている。つまり、図10に示すように、電話機1には会議状況表示用ボタン1eを設け、この会議状況表示用ボタン1eが押下されると、処理部Aは、サーバーSのデータ制御部5に対して、会議状況の抽出を要求する。この要求があったとき、データ制御部5は、電話会議室4に現在入室している入室者を特定する氏名等の情報及びそれに対応付けられた電話機固有番号とともに処理部Aに送信する。
処理部Aの表示制御部3は、このデータ制御部5から送信されたデータに基づいて、入室者を特定する氏名等の情報をディスプレイ1bに表示する。
したがって、入室者は、自分が誰と会議をしているのかを、いつでも簡単に確認することができる。
なお、上記実施形態において、入室者あるいはモニタを募るのに、会議参加用ボタン1cあるいは会議モニタ用ボタン1dを点灯させるようにしたが、それは鳴音させるなど、入室者あるいはモニタに伝わればどのような手段を用いてもよい。
また、上記実施形態では、電話会議室4ごとにあらかじめジャンルを設定したが、会議開始時に任意にそのジャンルを決めるようにしてもよい。
老人向けのマンション等の集合住宅におけるコミュニケーションを維持するのに最適である。
A 制御手段を構成する処理部
S 制御手段を構成するサーバー
1 電話機
2 通話制御部
3 表示制御部
4 電話会議室
5 データ制御部
6 個人データ記憶部
7 会議状況記憶部

Claims (6)

  1. 内線で接続されるとともに、会議に参加する会議参加用ボタンを備えた複数の電話機と、
    上記電話機に対応付けられたディスプレイと、
    これら電話機に接続された少なくとも一つの電話会議室と、
    上記電話機、ディスプレイ及び電話会議室に接続された制御手段と
    を備え、
    上記制御手段は、
    内線を介して上記電話機を上記電話会議室に接続したりその接続を切断したりする通話制御部と、
    上記ディスプレイ等の表示手段を制御する表示制御部と、
    個人と電話番号を対応付けたデータや個人の趣味等を記憶した個人データ記憶部と、
    上記電話会議室の使用状況である入退室者を特定する情報や電話会議室における会議のジャンル等を記憶する会議状況記憶部と、
    上記個人データ記憶部や会議状況記憶部にデータを記憶させたり、もしくはそれら個人データ記憶部あるいは会議状況記憶部に記憶されているデータを抽出したりするデータ制御部と
    を備え、
    上記通話制御部は、特定の電話機の会議参加用ボタンが押下されたとき、上記特定の電話機を会議室に接続する機能を実現し、
    上記データ制御部は、上記特定の電話機の会議参加用ボタンが押されたことをトリガーにして、電話会議室のテーマを基に、個人データ記憶部から適切な個人を抽出する機能を実現し、
    上記表示制御部は、上記抽出された個人に対応した電話機に参加を要請する信号を出力する機能を実現し、
    さらに、上記通話制御部は、上記他の電話機の会議参加用ボタンが押下されたとき、当該他の電話機を電話会議室に接続する機能を実現する
    コミュニケーションシステム。
  2. 上記電話機には会議モニタ用ボタンを備え、
    上記表示制御部は、上記抽出された個人に対応した電話機にモニタを要請する信号を出力する機能を実現し、
    上記通話制御部は、上記会議モニタ用ボタンが押下されたとき、当該会議モニタ用ボタンが押下された電話機を、送話ミュートのモードに設定して電話会議室に接続する機能を実現する請求項1に記載されたコミュニケーションシステム。
  3. 上記表示制御部は、電話会議室に入室している電話機に対応付けられたディスプレイに、会議参加用ボタンを押下した入室者を特定する情報を表示する機能を実現する請求項1又は2のいずれか1に記載されたコミュニケーションシステム。
  4. 上記データ制御部は、電話会議室に入室している電話機の送受話器が置かれたとき、当該電話機が電話会議室から退室したと判定するとともに、電話会議室の入退室の状況を会議状況記憶部に記憶させる機能と、その入退室の状況を、上記表示制御部を介して電話会議室に入室している電話機に対応付けられたディスプレイに表示させる機能とを実現する請求項1〜3のいずれか1に記載されたコミュニケーションシステム。
  5. 上記データ制御部は、会議に参加した人あるいは会議をモニタした履歴を取得し、それを個人情報記憶部に記憶させる機能を実現する請求項1〜4のいずれか1に記載されたコミュニケーションシステム。
  6. 上記表示制御部は、会議参加用ボタン及び会議モニタ用ボタンを点灯させて、上記抽出された個人に対応した電話機に参加及びモニタを要請する機能を実現する請求項1〜5のいずれか1に記載されたコミュニケーションシステム。

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