JP2015032820A - 太陽電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】太陽電池パネルを効率よく昇温でき、かつ、太陽電池パネルの変形が太陽電池パネルを支持する支持構造体に及ぶ影響を抑制できる太陽電池装置を提供することである。
【解決手段】太陽電池装置10は、支持構造体に支持された太陽電池パネル18と、太陽電池パネル18の受光面とは反対側に配置されるヒータ20と、ヒータ20に直接に、または別の部材を介して押し付けられ、太陽電池パネル18にヒータ20を弾性的に押し付ける第1の曲面部48の支持部を有し、支持構造体に支持される弾性支持部材とを含む。
【選択図】図2
【解決手段】太陽電池装置10は、支持構造体に支持された太陽電池パネル18と、太陽電池パネル18の受光面とは反対側に配置されるヒータ20と、ヒータ20に直接に、または別の部材を介して押し付けられ、太陽電池パネル18にヒータ20を弾性的に押し付ける第1の曲面部48の支持部を有し、支持構造体に支持される弾性支持部材とを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、太陽電池装置に関する。
特許文献1には、金属屋根材の表面に固定された太陽電池モジュールと、金属屋根材の裏面に固着された発熱ヒータとを備え、発熱ヒータに太陽電池モジュールが電気的に接続され、発熱ヒータの発熱で太陽電池モジュールの上側の雪を除去するために用いられる融雪屋根材が記載されている。
特許文献2には、制御装置に融雪指令が入力された場合に、制御装置が外部交流電源からパワーコンディショナのコンデンサに充電電流を供給させ、屋根上の太陽電池を外部交流電源からの電流で発熱させ融雪させる融雪構造が記載されている。
特許文献3には、太陽電池パネルと屋根面材との間に形成された通気路と、通気路に暖機を供給し、太陽電池パネルの上側の雪を除去する融雪構造が記載されている。
建物の屋根の上側等、屋外に設置され太陽電池パネルを含む太陽電池装置では、太陽電池パネルの上側における積雪等による太陽電池パネルの性能低下を防止するために、太陽電池パネルにヒータを一体化させ、太陽電池パネルを昇温させることが考えられる。例えば、太陽電池パネルの裏側にヒータを接着する場合がある。しかしながら、この構成では、ヒータが太陽電池パネルから剥がれ落ちて、太陽電池パネルを効率よく昇温できない場合がある。また、太陽電池パネルを支持する架台等の支持構造体に固定された高剛性の鉄製のブロック材と太陽電池パネルとの間でヒータを挟む構成では、太陽電池パネルが撓んだ場合に、その撓みに伴う荷重がヒータに加わって、ヒータの性能に影響を与えるおそれがある。
本発明の目的は、太陽電池パネルを効率よく昇温でき、かつ、太陽電池パネルの変形が太陽電池パネルを支持するヒータに及ぶ影響を抑制できる太陽電池装置を提供することである。
本発明に係る太陽電池装置は、支持構造体に支持された太陽電池パネルと、太陽電池パネルの受光面とは反対側に配置されるヒータと、支持構造体に支持され、ヒータを直接または別の部材を介して支持する弾性支持部材と、を備える。
本発明の太陽電池装置によれば、太陽電池パネルを効率よく昇温でき、かつ、太陽電池パネルの変形がヒータに及ぶ影響を抑制できる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における太陽電池装置10を屋根上に設置した状態を上から見た図である。太陽電池装置10は、建物の屋根材11の上側に支持されている。
屋根材11は、例えば野地板、または屋根材としての鋼材、または野地板の上側に固定された瓦、または波形スレートである。瓦として、スレート瓦、アスファルトシングル、粘土瓦、またはプレスセメント瓦の平板状の瓦が用いられてもよい。野地板の下側に設けられる鋼材を屋根材として用いて、野地板上に配置される瓦の上側に架台12が固定される場合、鋼材に固定して野地板の上側に突出し瓦を貫通した図示しないボルトを架台12に挿通させ、そのボルトのねじ部にナットをねじ結合して、鋼材に架台12が固定されてもよい。図1、図2では屋根材11を平板状に簡略化して示している。屋根は、切妻屋根等の水平面に対し傾斜した形状の屋根面を有する構成に限定せず、水平な屋根面を有する平屋根としてもよい。例えば、屋根材は、上側面が水平面であるコンクリートであってもよい。
架台12は、縦プレートと呼ばれるもので、屋根材11の上側に、水平方向(図1の矢印α方向)に間隔をあけて複数本並んで配置される。架台12は、棟-軒方向である傾斜方向(図1の矢印β方向)に沿って伸びるように、屋根材11の上側に固定されている。
図1では架台12を2本のみ示しているが、実際には、矢印α方向に沿って間隔をあけた図示しない複数個所に複数本の架台12が同様に配置されている。架台12は、傾斜方向に配置された縦プレートと、縦プレートに対し直交する水平方向に配置された横プレートとが一部で交差するように上下に重ねて結合固定されることにより形成されてもよい。例えば、野地板上側に上記と同様にして横プレートがボルトにより固定され、横プレートの上側に縦プレートがボルト等の結合手段により固定されてもよい。
太陽電池パネル18は、後述するように複数本の架台12の上側に支持固定される。図1では、2本の架台12の上側に1つの太陽電池パネル18が支持される場合を示すが、1つの太陽電池パネル18を支持する架台12の本数は2本に限定するものではなく、1本でも3本以上でもよい。
太陽電池パネル18は、複数の太陽電池素子がガラス板等の保護部材で挟持されたパネルである。太陽電池パネル18は、平面視である受光面に対し垂直方向から見た場合の形状が略矩形である。太陽電池パネル18は、長手方向が屋根の水平方向(矢印α方向)に沿い、短手方向が屋根の傾斜方向(矢印β方向)に沿うように、屋根上に配置される。
太陽電池素子は、縦方向及び横方向のそれぞれに複数個並んで配置され、互いに配線材30で接続される。太陽電池パネル18の長手方向一端部(図1の右端部)には、配線材30に接続された出力端子32,34が設けられる。
図1では太陽電池パネル18を1つのみ示しているが、複数個の太陽電池パネル18が横方向及び縦方向のそれぞれに並ぶように配置されてもよい。
図2は、図1のA−A断面図である。太陽電池装置10は、支持構造体である架台12と、架台12の上側に固定されたスペーサ14と、取付フレーム16と、太陽電池パネル18と、ヒータ20と、板状部材22と、弾性支持部材である板バネ24とを備える。
太陽電池パネル18の周縁部には、金属等からなる複数のフレーム材を組み合わせて取付フレーム16が形成され、太陽電池パネル18の外周縁を囲むように枠状に設けられる。
取付フレーム16は、中空状の断面形状を有する本体部36と、本体部36の上端部に一体に設けられた固定部38とを有する。固定部38は凹部40を有し、凹部40に太陽電池パネル18の外周縁部が差し込まれて、接着剤等により太陽電池パネル18が固定される。
スペーサ14は、架台12と取付フレーム16との間に設けられ、架台12の上側にボルト等の結合手段により固定される。取付フレーム16は、スペーサ14の上面にボルト等の結合手段により固定される。これによって、太陽電池パネル18に取付フレーム16が取り付けられ、取付フレーム16は架台12にスペーサ14を介して支持固定され、積雪等の荷重が加わった場合に太陽電池パネル18やヒータ20が架台12に接触し、破損することを抑制することができる。
ヒータ20は、断面略U字形のシート状に形成され、太陽電池パネル18の受光面S1とは反対側の裏面S2に接触する第1領域42と、第1領域の外縁に位置する第2領域44とを有する。第2領域44は、第1領域42の棟側端部及び軒側端部から直交する下側に伸びるように設けられる。
ヒータ20は、第1領域42及び第2領域44を含む部分において、例えばアルミニウム箔、アルミニウム薄板、銅箔、銅薄板等の薄膜状の電熱材を撓み可能な変形性を有する樹脂からなる絶縁材で被覆して形成されたヒータを用いることができる。第1領域42は、太陽電池パネル18の裏面に接触し、第2領域44のそれぞれは、板バネ24により取付フレーム16の軒側端部及び棟側端部を形成する本体部36の側面に接触するように配置される。
ヒータ20は、太陽電池パネル18に接着剤により接着されておらず、太陽電池パネル18の下側面S2に対する変位を許容された状態で、太陽電池パネル18の下側に配置される。
ヒータ20は、電熱材に接続された図示しない接続端子を有し、接続端子に太陽電池パネル18または、太陽電池パネル18とは別の図示しない電源が電気的に接続される。ヒータ20の使用時には、太陽電池パネル18または別の電源からヒータ20に通電されることにより、ヒータ20自身が昇温し、ヒータ20に接触した部材を昇温させる。
弾性支持部材である板バネ24は、平板状の固定部46と、固定部46に続く曲面部51とを有する。固定部46は、架台12とスペーサ14との間に固定されることによって、板バネ24を架台12に支持する。図1に斜格子部で示すように、太陽電池パネル18を平面視で見た場合に、架台12と太陽電池パネル18とが重なる部分の棟側端部と軒側端部とのそれぞれ2個所の合計4個所に板バネ24が配置される。
図2、図3に示すように、板バネ24は、固定部46の一方側(図3の左側)から続く少なくとも2つの変曲点を有する曲面部51を断面形状に含むように形成される。曲面部51は、固定部46の一方面側(上方)に折り曲げられ、固定部46から一方側へ凸となる第3の曲面部52と、第3の曲面部52から他方側へ凸となる第2の曲面部50と、第2の曲面部50から固定部46の一方面側に向かう第1の曲面部48と、を有するように構成される。第1の曲面部48は、固定部46の一方面側、つまり上側に支持部が形成される。第2の曲面部50は、固定部46の他方側(図3の右側)に向かって凸となるように湾曲した曲面形状とされ、押え部が形成される。板バネ24は、鋼板等の金属板を曲げ変形することにより形成される。
図2に示すように、第1の曲面部48の支持部が接触することにより、ヒータ20の第1領域42は別の部材である板状部材22を介して支持され、太陽電池パネル18に第1領域42が図2の矢印γ方向(受光面方向)に弾性的に押し付けられる。第2の曲面部50の押え部が接触することにより、ヒータ20の第2領域44は、取付フレーム16の側面、図2の矢印δ方向に弾性的に押し付けられる。板バネ24の剛性は、太陽電池パネル18の剛性に比べて低い。図2の左右両側に配置される板バネ24は互いに同一の形状を有し、図1の左側に配置される板バネ24も、図2の右側に配置される板バネ24と同一の形状を有する。
板状部材22は、平板状に形成されており、ヒータ20の第1領域42と板バネ24との間に配置され、第1領域42と面接触している。板状部材22としては、中空構造等を有し、断熱性及び強度を有する樹脂材料を用いることが好ましい。その他、ヒータの接地を目的として鉄、銅、アルミニウム等を用いたもの単体、又は中空構造を有する樹脂材料等を組み合わせ、用いてもよい。
上記の太陽電池装置10の使用時には、太陽電池パネル18または図示しない電源からヒータ20へ通電されることにより、ヒータ20が接触する太陽電池パネル18を昇温できる。このため、太陽電池パネル18上に積雪がある場合でも、効率よく雪を除去できるので、太陽電池パネル18の発電性能を維持できる。また、積雪以外に低温で太陽電池パネル18の受光面上に溜まった水が低温で氷結した場合でも、ヒータ20の熱で氷を効率よく除去できる。
上記の太陽電池装置10によれば、板バネ24によって太陽電池パネル18にヒータ20が弾性的に押し付けられるので、太陽電池パネル18の下側にヒータ20を単に接着する場合と異なり、太陽電池パネル18からヒータ20が剥がれ落ちるのを防止できる。このため、太陽電池パネル18を効率よく昇温できる。したがって、豪雪地域での冬季の効率のよい発電が可能となる。
また、太陽電池パネル18が上側の積雪等により下側に撓むように変形した場合でも、板バネ24によりその変形を吸収できる。このため、その変形によって生じる太陽電池パネル18及びヒータ20の破損等を抑制できる。
図4は、太陽電池パネル18の上側に雪53が積もって、太陽電池パネル18が下側に変形する場合を示している。この場合、ヒータ20の正常時の通電状態ではヒータ20が昇温することによって雪53を除去できる。一方、ヒータ20の通電停止の場合に、太陽電池パネル18の上側には図4のように雪53が積もって、太陽電池パネル18が下側に変形する場合がある。この場合でも、板バネ24が下側に弾性変形して太陽電池パネル18の変形を吸収して、太陽電池パネル18の変形が板バネ24に支持されたヒータ20に及ぶ影響を抑制できる。
さらに板バネ24を用いることで、ヒータ20の厚みが限定されないので、種々の厚みのヒータを用いることが可能である。また、ヒータ20の故障時に交換作業が容易である。
また、板バネ24とヒータ20との間に板状部材22が配置され、板状部材22はヒータ20と面接触するので、板バネ24の第1の曲面部48の支持部から板状部材22の一部に押し付け力が集中して加わる場合でも、板状部材22からヒータ20へは、広い接触部でほぼ均等な力で上側に押し付けることができる。このため、ヒータ20の熱を太陽電池パネル18にほぼ均等に伝えることができるので、太陽電池パネル18の全体を効率よく昇温できる。
また、板バネ24は、取付フレーム16にヒータ20を弾性的に押し付ける第2の曲面部50の押え部を有するので、ヒータ20の通電時に取付フレーム16も昇温でき、取付フレーム16上に積雪がある場合でも、その雪も太陽電池パネル18上の雪と同様に除去できる。なお、第2の曲面部50の押え部と第2領域44との間に図示しない板状部材を設けて、第2の曲面部50の押え部をヒータ20に板状部材を介して押し付けて、取付フレーム16にヒータ20を弾性的に押し付ける構成を採用することもできる。
また、板バネ24の固定部46は、太陽電池パネル18と架台12との間に挟持するように固定されるので、板バネ24を架台12に固定するために、特別な構造及び特別な工法を用いる必要がない。例えば、架台12にスペーサ14を結合手段により固定する場合に、架台12とスペーサ14との間に固定部46を挟んだ状態で結合手段を用いて固定するだけでよい。この場合、ヒータを含まない太陽電池装置を屋根上に設置する通常の施工方法に比べて、ヒータ20及び板バネ24の取付作業に過度な負担は生じない。また、架台12として汎用品を用いることができるので、取付コストは安価である。
また、スペーサ14が設けられるので、太陽電池パネル18の下側面と架台12との間の距離を大きくできる。このため、ヒータ20の通電停止時等において、太陽電池パネル18の上側に積雪があり、太陽電池パネル18が下側に大きく撓んだ場合でも、太陽電池パネル18の下側の板バネ24等の部材が架台12に接触することを防止できる。なお、スペーサ14は省略してもよい。この場合、板バネ24の固定部46は、取付フレーム16と架台12との間に直接に挟んで固定される。なお、板バネ24の端部は、架台12にボルト等の結合手段により固定することもできる。
なお、上記では、板状部材22を介して板バネ24の第1の曲面部48の支持部をヒータ20に押し付ける場合を説明したが、板状部材22を設けずに、ヒータ20に直接に第1の曲面部48の支持部を弾性的に押し付けてもよい。
また、上記では、傾斜方向に沿って配置される架台12に板バネ24を固定する場合を説明したが、太陽電池パネル18の下側に水平方向(図1の矢印α方向)に沿って架台が配置される場合に、この架台に固定された板バネ24によりヒータ20を太陽電池パネル18に押し付けてもよい。
図5は、本発明の実施の形態の別例における太陽電池装置10を示している図2に対応する図であり、図6は、図5から弾性支持部材である板バネ60を取り出して示す斜視図である。本例の場合、図2で示した棟側及び軒側の2つの板バネ24の代わりに、1つの板バネ60を用いている。
板バネ60は、図6に示した形状を有するもので、両端部に設けられた固定部62と、中間部に少なくとも3つの変曲点を有する曲面部64と、を断面形状に含むように形成される。曲面部64は、固定部62の一方面側に凸となるように、第1の曲面部68を中心として対称的となるように形成される。固定部62から第1の曲面部68までは、固定部62の一方面側(上方)に折り曲げられ、固定部62から続く一方側へ凸となる第3の曲面部66と、第3の曲面部66から続く他方側へ凸となる第2の曲面部70と、第2の曲面部70から続く固定部62の一方面側へ向かう第3の曲面部66と、を有するように構成される。曲面部64は、固定部62の上面側、つまり上側に第1の曲面部68の支持部と、外側が凸となるように湾曲した第2の曲面部70の2つの押え部とを有する。
図5に示すように、固定部62のそれぞれは、架台12とスペーサ14との間の棟側及び軒側の2個所に固定される。第1の曲面部68の支持部が、板状部材22に接触することにより太陽電池パネル18の第1領域42に板状部材22を介してヒータ20を弾性的に押し付ける。第2の曲面部70の押え部は、ヒータ20の第2領域44に押し付けられ、取付フレーム16の本体部36の側面にヒータ20を弾性的に押し付ける。
このような板バネ60によっても、図1から図4の構成と同様に、太陽電池パネル18を効率よく昇温でき、かつ、太陽電池パネル18の変形がヒータ20に及ぶ影響を抑制できる。その他の構成及び作用は、図1から図4の構成と同様である。
なお、上記の各実施の形態では、ヒータ20がシート状である場合を説明したが、ヒータ20はシート状以外の形状を有するものでもよい。例えばヒータ20は、らせん状に形成された電熱線、温水ヒータ等であってもよい。また、ヒータ20は、第1領域42と、第2領域44を有するものとしたが、少なくとも第1領域42を有しているものであればよい。
なお、板バネとして、図2,3,5,6以外の形状を有する板バネが用いられてもよい。例えば、板バネは、取付フレーム16にヒータ20を押し付ける第2の曲面部50,70の押え部がない形状としてもよい。この場合、第1領域42の熱を取付フレーム16に伝える伝熱板を設けることが好ましい。伝熱板は、一部をヒータ20と板状部材22の間に配置し、他の部分を取付フレーム16に接触させ、配置する。これにより、第1領域のみしか有さないヒータであっても取付フレーム16に熱を伝えることができる。なお、板ばねを、板ばねの一部をヒータに接触させる構成とすることにより、ヒータ20の熱を伝える伝熱板の役割を兼ねさせてもよい。
また、弾性支持部材は、板バネ24以外としてもよい。弾性支持部材は、ヒータの第1領域を太陽電池パネルの裏面に押しつけ、支持することができる様なものであればよく、例えば、弾性支持部材として、コイルばね、または発砲ウレタン、ゴム等を用いてもよい。この場合、支持構造体と、太陽電池パネルと、の間に弾性支持部材が配置される。なお太陽電池パネルと弾性支持部材の間に板状部材を介した構成とし、支持する構成としてもよい。弾性支持部材でヒータを支持することにより、下側に弾性変形して太陽電池パネル18の変形を吸収することができ、太陽電池パネル18の変形がヒータ20に及ぶ影響を抑制することができる。
また、上記では、板バネ24等の弾性支持部材が架台12に対してヒータ20を弾性的に支持する場合を説明したが、弾性支持部材は架台12を介さずに、瓦またはスレート等の屋根材を支持構造体として、屋根材に対してヒータ20を弾性的に支持してもよい。例えば、屋根材上に設置された弾性支持部材が太陽電池パネル18に、ヒータ20を弾性的に押し付けてもよい。
また、上記では、太陽電池装置が屋根上に配置される場合を説明したが、太陽電池装置は屋根以外、例えば陸置き設置される構成としてもよい。このように陸置きされる場合、複数本平行に配置される架台、または枠状に形成される架台を支持構造体として、支持構造体に弾性支持部材と太陽電池パネルとを支持してもよい。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 太陽電池装置、11 屋根材、12 架台、14 スペーサ、16 取付フレーム、18 太陽電池パネル、20 ヒータ、22 板状部材、24 板バネ、30 配線材、32,34 出力端子、36 本体部、38 固定部、40 凹部、42 第1領域、44 第2領域、46 固定部、48 第1の曲面部、50 第2の曲面部、51 曲面部、52 第3の曲面部、53 雪、60 板バネ、62 固定部、64 曲面部、66 第3の曲面部、68 第1の曲面部、70 第2の曲面部。
Claims (6)
- 支持構造体に支持された太陽電池パネルと、
前記太陽電池パネルの受光面とは反対側に配置されるヒータと、
前記支持構造体に支持され、前記ヒータを直接または別の部材を介して支持する弾性支持部材と、を備える太陽電池装置。 - 請求項1に記載の太陽電池装置において、
前記弾性支持部材は板バネであり、
前記板バネと前記ヒータとの間に配置され、前記ヒータと面接触する板状部材を備える太陽電池装置。 - 請求項1または請求項2に記載の太陽電池装置において、
前記太陽電池パネルの周縁部に固定された取付フレームを備えることを特徴とする太陽電池装置。 - 請求項3に記載の太陽電池装置において、
前記弾性支持部材は、前記取付フレームに前記ヒータを弾性的に押し付ける押さえ部を有する太陽電池装置。 - 請求項3または請求項4に記載の太陽電池装置において、
前記支持構造体は、屋根構成部材の上側に固定され、前記取付フレームを介して前記太陽電池パネルが支持される架台であり、
前記弾性支持部材は、前記架台に支持される太陽電池装置。 - 請求項3から請求項5のいずれか1に記載された太陽電池装置において、
前記弾性支持部材は、前記取付フレームと前記架台との間に固定された固定部を有する太陽電池装置。
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JP2018137936A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 東京特殊電線株式会社 | 太陽光発電パネルの融雪構造 |
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