JP2015031819A - 光コネクタおよび光パネル - Google Patents

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浩 宮林
Hiroshi Miyabayashi
浩 宮林
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【課題】非金属部材の劣化を防止可能な光コネクタおよび当該光コネクタと接続可能な光パネルを提供する。【解決手段】複数の金属部材4,6を非金属部材12,15で内包した光コネクタ1は、非金属部材12,15の少なくとも一部に導電性部材を備え、複数の金属部材4,6が互いに電気的に接続され、複数の金属部材4,6の少なくとも一つと導電性部材とが電気的に接続されている。【選択図】図3

Description

本発明は、光ファイバコードの端部に取り付けられる光コネクタおよび当該光コネクタと接続可能な光パネルに関する。
発電所や変電所等では、種々の制御機器及び計測機器が用いられる。光ファイバは電磁誘導等を受けにくく、また電気的にも絶縁されているため、これらの制御機器及び計測機器間でのデータ送信用伝送線として用いるのに好適である。例えば、光ファイバの端末において制御機器等との接続部には光コネクタが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−147345号公報
しかし、特許文献1に係る光コネクタは、発電所や変電所といった高電位環境下での使用が考慮された構造とはなっていなかった。通常、光コネクタはその構成部品として樹脂部品と金属部品とが混在しているが、この種の光コネクタが高電位下に晒された状態で使用されると、光コネクタの構成部品の一部である金属部品間でコロナ放電が発生し、樹脂部品を劣化させてしまうおそれがあった。
本発明は、非金属部材の劣化を防止可能な光コネクタおよび当該光コネクタと接続可能な光パネルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の光コネクタは、
複数の金属部材を非金属部材で内包した光コネクタであって、
前記非金属部材の少なくとも一部に導電性部材を備え、
前記複数の金属部材が互いに電気的に接続され、
前記複数の金属部材の少なくとも一つと前記導電性部材とが電気的に接続されている。
上記の目的を達成するために、本発明の光パネルは、
金属製アダプタと、
前記金属製アダプタが取り付けられるアダプタ取付面と、
を備え、
前記金属製アダプタに上記本発明に記載の光コネクタが取付可能である。
上記の目的を達成するために、本発明の光パネルは、
非金属製アダプタと、
前記非金属製アダプタが取り付けられるアダプタ取付面と、
前記アダプタ取付面と電気的に接続されるアーム部材と、
を備え、
前記アーム部材により、上記本発明に記載の光コネクタのハウジング外表面の導電性部材と前記アダプタ取付面とが電気的に接続可能である。
本発明によれば、非金属部材の劣化を防止可能な光コネクタおよび当該光コネクタと接続可能な光パネルを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る光コネクタおよび光ファイバコードを示す側面図である。 図1の光コネクタの分解図である。 図1の光コネクタの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光コネクタおよび光ファイバコードを示す側面図である。 図4に示す光コネクタの断面図である。 光パネルに光コネクタが接続された状態を示す図である。 図6の変形例を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明の実施形態に係る光コネクタは、
(1)複数の金属部材を非金属部材で内包した光コネクタであって、
前記非金属部材の少なくとも一部に導電性部材を備え、
前記複数の金属部材が互いに電気的に接続され、
前記複数の金属部材の少なくとも一つと前記導電性部材とが電気的に接続されている。
この構成によれば、複数の金属部材間の電位差が無くなるため、光コネクタを高電位下で使用した場合であっても、光コネクタの金属部材間でのコロナ放電の発生を回避でき、非金属部材の劣化を防止することができる。
(2)前記非金属部材はハウジングを含み、
前記複数の金属部材は、ハウジングに収容されるフェルールの一部およびスプリングをそれぞれ構成し、
前記導電性部材は前記ハウジングの外表面と内表面のそれぞれ少なくとも一部に設けられ、
前記フェルールの金属部材と前記スプリングとが互いに電気的に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、金属部材であるフェルールとスプリングの間でのコロナ放電の発生を回避して、非金属部材であるハウジングの劣化を防止することができる。
(3)金属部材を含むカシメ部材をさらに備え、
前記フェルールの金属部材および前記スプリングと、前記カシメ部材の金属部材とが電気的に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、フェルールおよびスプリングとカシメ部材との間でのコロナ放電の発生を回避し、光コネクタのハウジングの劣化をより確実に防止することができる。
(4)前記ハウジングは、フロントハウジングと、前記フロントハウジングと組み付けられるリアハウジングとを有し、
前記導電性部材は、金属材料から構成され、
前記フロントハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部、および前記リアハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部は、前記金属材料で覆われ、
前記フロントハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されているとともに、前記リアハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、フロントハウジングおよびリアハウジングを介して、複数の金属部材同士を容易に導通させることができる。
(5)前記導電性部材の前記金属材料は蒸着により形成されていることが好ましい。
この構成によれば、簡便な方法で、複数の金属部材間でのコロナ放電の発生を回避することができる。
(6)前記ハウジングは、フロントハウジングと、前記フロントハウジングと組み付けられるリアハウジングとを有し、
前記フロントハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部、および前記リアハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部は、導電性プラスチック材料で形成され、
前記フロントハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されているとともに、前記リアハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、上記の(4)と同様に、フロントハウジングおよびリアハウジングを介して、複数の金属部材同士を容易に導通させることができる。
本願発明の実施形態に係る光パネルは、
(7)金属製アダプタと、
前記金属製アダプタが取り付けられるアダプタ取付面と、
を備え、
前記金属製アダプタに(1)から(6)のいずれかに記載の光コネクタが取付可能であって、前記光コネクタに内包される金属部材と前記金属製アダプタとが電気的に接続可能である。
この構成によれば、光パネルと光コネクタとが金属製のアダプタにより電気的に接続されるため、光パネルと光コネクタの金属部材間での電位差を無くすことができ、コロナ放電の発生を回避して非金属部材の劣化を防止可能な光パネルを提供することができる。
本願発明の実施形態に係る光パネルは、
(8)金属製または非金属製アダプタと、
前記金属製または非金属製アダプタが取り付けられるアダプタ取付面と、
前記アダプタ取付面と電気的に接続されるアーム部材と、
を備え、
前記アーム部材により、(1)から(6)のいずれかに記載の光コネクタのハウジング外表面の導電性部材と前記アダプタ取付面とが電気的に接続可能である。
この構成によれば、光パネルと光コネクタとがアーム部材により電気的に接続されるため、光パネルに取り付けられたアダプタが非金属製である場合や、金属アダプタを用いただけでは光コネクタの金属部分と電気的に接続されない場合であっても、コロナ放電の発生を確実に回避することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光コネクタを示す側面図である。図2は、図1に示す光コネクタの分解図である。図3は、図1に示す光コネクタの断面図である。なお、図2および図3においては光ファイバコードの図示は省略している。
図1において、光コネクタ1は、光ファイバコード2が組み付けられたコード型LCコネクタである。光ファイバコード2は、不図示の光ファイバ心線、光ファイバ心線を覆う抗張力繊維、および抗張力繊維を被覆する外被を有している。光ファイバ心線は、コアとクラッドを有する光ファイバの周囲に紫外線硬化型樹脂 (UV樹脂)が被覆され、その外径が250μmとされている。外被を構成する樹脂としては、特に、難燃ポリエチレンが用いられることが好ましい。
図1および図2に示すように、光コネクタ1は、ハウジング3と、フェルール4と、スプリング6と、カシメ部材8と、ブーツ10とを備えている。以下、ハウジング3側(図1の左側)を光コネクタ1の前方側とし、ブーツ10側(図1の右側)を光コネクタ1の後方側として説明する。
ハウジング3は、フロントハウジング12とリアハウジング15とを備えている。
フロントハウジング12は、樹脂製の部材であって、収容部13と、ラッチ14とを有している。ラッチ14は、収容部13の上部から後方側の斜め上方に向けて突出するように配置されている。
リアハウジング15は、樹脂製の部材であって、収容部16と、トリガ17と、金属パイプ18とを有している。トリガ17は、収容部16の上部から前方側の斜め上方に向けて突出するように配置されている。図3に示すように、金属パイプ18は、その前部が収容部16内に収容されているとともに、後部が収容部16の後端側から露出している。
図3に示すように、フロントハウジング12とリアハウジング15とが組み付けられた状態で、ラッチ14とトリガ17とが接触する。光コネクタ1の前端側が不図示のアダプタ内に挿入されると、フロントハウジング12のラッチ14がアダプタ内の所定の位置に位置決めされて、光コネクタ1がロックされる。光コネクタ1をアダプタから外す際は、リアハウジング15のトリガ17を押下することによってラッチ14が下方向に押しつけられ、光コネクタ1のロックが解除されることで、光コネクタ1をアダプタから外すことができる。
一体に組み付けられたフロントハウジング12の収容部13に、フェルール4およびスプリング6が収容されている。フェルール4は、ジルコニア製のフェルール本体部4aと、金属製のフランジ部4bとを備えている。図3に示すように、フェルール本体部4aは、その中心軸に、不図示の光ファイバ心線が挿入される細孔が設けられている。フランジ部4bは、例えば六角形状および円筒形状から構成され、フェルール本体部4aよりも大径に形成されている。フェルール本体部4aがフランジ部4bに取り付けられることにより、フランジ部4bに対するフェルール本体部4aの動きが規制されている。
フェルール4がフロントハウジング12の収容部13に収容された状態において、フェルール本体部4aの前端部は、フロントハウジング12の前端に形成された開口12Aから突出している。開口12Aは、保護カバー20が着脱式に取り付けられる構造である。保護カバー20は、開口12Aから突出されたフェルール4(フェルール本体部4a)を覆って保護するものであるが、本実施形態において必須の構成ではない。
スプリング6は、例えば金属製の圧縮コイルバネからなり、光コネクタ1の組立状態において、フェルール4の周囲に配置される。スプリング6により、フェルール4がフロントハウジング12内で光コネクタ1の軸方向に沿って移動可能となっている。
フロントハウジング12に収容されたフェルール4は、そのフランジ部4bが収容部13の内周の段差部(縮径部)13aに当接することで、前方側への位置規制がされている。そして、スプリング6によって、フェルール4は段差部13aに押圧されている。スプリング6による弾性支持により、光コネクタ1がアダプタに接続される際に、フェルール4は接続相手のアダプタとの突き合わせ力に応じて後方に変位することで、接続時に必要な安定した押圧力が得られるようになっている。
カシメ部材8は、チューブ部材8aと、このチューブ部材8aの前端に設けられたカシメリング部8bと、を備えている。カシメリング部8bは、金属製の部材であって、リアハウジング15から露出した金属パイプ18の後端に取り付けられる。カシメ部材8は中空状の部材であって、その内部に光ファイバコード2が収容される。
カシメ部材8の周囲はブーツ10により覆われる。ブーツ10は、リアハウジング15の後方において、カシメ部材8およびカシメ部材8に収容される光ファイバコード2を保護するものである。
樹脂製のフロントハウジング12の収容部13の外表面の少なくとも一部および内表面の少なくとも一部には、導電性部材として、例えば金属膜(金属材料の一例)が蒸着により形成されている。また、収容部13の前端面または後端面の少なくとも一部にも金属膜が蒸着により形成されている。収容部13の前端面または後端面に形成された金属膜により、収容部13の外表面の少なくとも一部に形成された金属膜と内表面の少なくとも一部に形成された金属膜とが電気的に接続される。なお、この金属膜は、メッキあるいは塗装により形成されていてもよい。
また、樹脂製のリアハウジング15収容部16の外表面の少なくとも一部および内表面の少なくとも一部には、金属膜が蒸着により形成されている。さらに、収容部16の前端面の少なくとも一部にも金属膜が蒸着により形成されている。収容部16の前端面に形成された金属膜により、収容部16の外表面の少なくとも一部に形成された金属膜と内表面の少なくとも一部に形成された金属膜とが電気的に接続される。なお、フロントハウジング12と同様に、リアハウジング15の収容部16においても、金属膜は、メッキあるいは塗装により形成されていてもよい。
例えば、LCコネクタの場合には、フェルール4のフランジ部4bと金属パイプ18との間は電気的に接続されていないものがある。この場合、フランジ部4bから金属パイプ18に至る部分に対応するリアハウジング15の収容部16の内表面下部、フロントハウジング12の収容部13の後端面の少なくとも一部、収容部13の内表面下部、フロントハウジング12およびリアハウジング15の外表面下部に、前後方向に連続して全体的に金属コーティングすることで、フェルール4の金属部材(フランジ部4b)からハウジング3の外面の金属コーティング部までが電気的に接続される。もちろん、収容部16の内表面の少なくとも一部、収容部13の前端面または後端面の少なくとも一部、収容部13の内表面の少なくとも一部、およびフロントハウジング12とリアハウジング15の外表面にかけて連続した帯状に金属膜が形成されていてもよい。
以上のように構成された光コネクタ1を組み立てると、光コネクタ1は図3に示す断面形状を有する。フロントハウジング12内に収容されたフェルール4の金属製のフランジ部4bが金属製のスプリング6と接触する。また、リアハウジング15から露出した金属パイプ18に、カシメ部材8の前端に設けられた金属製のカシメリング部8bが取り付けられる。すなわち、フェルール4とスプリング6、および金属パイプ18とカシメリング部8bとが、それぞれ電気的に接続されている。
さらに、本実施形態においては、フェルール4のフランジ部4bがフロントハウジング12の段差部13aに当接するとともに、フロントハウジング12とリアハウジング15の各収容部13,16の外表面の少なくとも一部および内表面の少なくとも一部に前後方向に連続して金属膜が形成され、これらと電気的に接続するように、フロントハウジング12およびリアハウジング15の前端面または後端面の少なくとも一部に金属膜が形成されている。これにより、フロントハウジング12とリアハウジング15が組み付けられると、フェルール4、スプリング6、金属パイプ18、およびカシメ部材8がフロントハウジング12およびリアハウジング15に形成した金属膜を介して互いに電気的に接続されて、導通した状態となる。
以上説明したように、本実施形態に係る光コネクタ1は、金属部材であるフェルール4やスプリング6を非金属部材であるフロントハウジング12およびリアハウジング15で内包しているとともに、フロントハウジング12およびリアハウジング15の少なくとも一部に導電性部材である金属膜が形成されている。そして、フェルール4とスプリング6とが互いに電気的に接続されているとともに、フェルール4とスプリング6の少なくとも一つとフロントハウジング12およびリアハウジング15とが電気的に接続されている。 この構成によれば、光コネクタ1を高電位下で使用した場合であっても、フェルール4とスプリング6との間の電位差が無くなるため、これらの金属部品間でのコロナ放電の発生を回避でき、非金属部材であるフロントハウジング12およびリアハウジング15の劣化を防止することができる。
また、本実施形態においては、光コネクタ1は、金属部材であるカシメリング部8bを含むカシメ部材8をさらに備え、フェルール4のフランジ部4bおよびスプリング6と、カシメリング部8bとが電気的に接続されている。この構成によれば、フェルール4、スプリング6およびカシメ部材8間でのコロナ放電の発生を回避し、フロントハウジング12やリアハウジング15の劣化をより確実に防止することができる。
また、本実施形態においては、フロントハウジング12の内表面と外表面とが電気的に接続されているとともに、リアハウジング15の内表面と外表面とが電気的に接続されている。この構成によれば、フロントハウジング12およびリアハウジング12を介して、光コネクタ1の金属部品(例えば、フェルール4、スプリング6およびカシメ部材8)同士を容易に導通させることができる。
また、本実施形態においては、金属膜は蒸着によりフロントハウジング12およびリアハウジング15に形成されている。この構成によれば、簡便な方法で、光コネクタ1の金属部品間でのコロナ放電の発生を回避することができる。
なお、上記の第1の実施形態においては、非金属部材(樹脂部品)であるフロントハウジング12およびリアハウジング15の内表面の少なくとも一部および外表面の少なくとも一部に導電性部材である金属膜が形成されているが、この例に限られない。例えば、フロントハウジング12の内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部と、リアハウジング15の内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部とが、導電性プラスチック材料で形成され、フロントハウジング12の内表面と外表面とが電気的に接続されているとともに、リアハウジング15の内表面と外表面とが電気的に接続されている構成としてもよい。この構成によっても、上記の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る光コネクタを示す側面図である。図5は、図4に示す光コネクタの断面図である。
図4および図5に示す光コネクタ100は、光ファイバコード2が組み付けられたコード型SCコネクタである。光ファイバコード2は、第1実施形態と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
図4および図5に示すように、光コネクタ100は、ハウジング102と、フェルール104と、プラグフレーム106と、ストップリング108と、ブーツ110と、つまみ部112とを備えている。
フェルール104は、ジルコニア製のフェルール本体104aと、このフェルール本体104aに固定された金属製のフランジ部104bとを有している。フェルール本体104aにはその周方向の中央部に、光ファイバコード2から露出されたガラスファイバが挿入される不図示の挿入孔がフェルール本体104aの長手方向に沿って設けられている。
プラグフレーム106は、中空状に形成された樹脂製の部材であって、その内部にフェルール104が収納されている。
ストップリング108は、中空状に形成された金属製または樹脂製の部材であって、プラグフレーム106の後端に嵌合接続されてフェルール104の後端に光ファイバコード2を接続収容するための空間108aが確保されている。
ブーツ110は、ストップリング108の後端に装着されてストップリング108から引き出される光ファイバコード2を保護するものである。また、つまみ部112は、プラグフレーム106の前端側に外装されて接続相手のアダプタへ着脱する際の把持部となる。
ストップリング108の空間108aおよびブーツ110に挿入された光ファイバコード2は、ストップリング108の後端に加締め付けられるカシメリング114と、このカシメリング114の後端に嵌合する補助リング116とで、位置決め固定される。
プラグフレーム106に収容されたフェルール104は、そのフランジ部104bをプラグフレーム106の内周の段差部(縮径部)106aに当接することで、前方側への位置規制がされている。そして、フランジ部104bとストップリング108との間に嵌挿された金属製のスプリング(例えば、圧縮コイルバネ)118によって、フェルール104は段差部106aに押圧されている。スプリング118による弾性支持により、光コネクタ100がアダプタに接続される際に、フェルール104は接続相手のアダプタとの突き合わせ力に応じて後方に変位することで、接続時に必要な安定した押圧力が得られるようになっている。
プラグフレーム106の外表面の少なくとも一部および内表面の少なくとも一部には、導電性部材である金属膜(金属材料の一例)が蒸着により形成されている。また、プラグフレーム106の前端面または後端面の少なくとも一部にも金属膜が蒸着により形成されている。プラグフレーム106の前端面または後端面に形成された金属膜により、プラグフレーム106の外表面の少なくとも一部に形成された金属膜と内表面の少なくとも一部に形成された金属膜とが電気的に接続される。本実施形態においては、例えば、ハウジング102の内外表面の下部、プラグフレーム106の前端面または後端面、プラグフレーム106の内外表面の下部に、前後方向に連続して全体的に金属コーティングすることで、ハウジング102内部にあるフェルール104のフランジ部104bおよびスプリング118とハウジング102外表面の金属コーティング部とが電気的に接続される。また、金属製のフランジ部104bからスプリング118、金属製ストップリング108、プラグフレーム106の外表面、ハウジング102の外表面、および、ストップリング108から後述のカシメリング114および補助リング116も、金属コーティングを介して、これらが電気的に接続される。もちろん必ずしも、これらの部材の内外表面全体を金属コーティングしなくてもよく、電気的に接続されるのに十分な程度であればよい。なお、この金属膜は、メッキあるいは塗装により形成されていてもよい。
さらに、ストップリング108が樹脂部品である場合は、ストップリング108の外表面の少なくとも一部および内表面の少なくとも一部に、金属膜が蒸着により形成される。また、ストップリング108の前端面の少なくとも一部にも金属膜が蒸着により形成される。すなわち、樹脂部品であるストップリング108の内外表面にも連続して金属コーティングがなされる。これにより、ストップリング108の外表面の少なくとも一部に形成された金属膜と内表面の少なくとも一部に形成された金属膜とが電気的に接続される。なお、プラグフレーム106と同様に、ストップリング108においても、金属膜は、メッキあるいは塗装により形成されていてもよい。
以上のように構成された光コネクタ100を組み立てると、光コネクタ100は図5に示す断面形状を有する。プラグフレーム106内に収容されたフェルール104の金属製のフランジ部104bが金属製のスプリング118と接触する。また、圧縮されたスプリング118は、その周囲がストップリング108の内表面に接触した状態で保持されている。さらに、本実施形態においては、ストップリング108の外表面がプラグフレーム106の内表面と接触している。プラグフレーム106の外表面および内表面、およびストップリング108の外表面および内表面には金属膜が形成されている。そのため、光コネクタ100が組み付けられた状態で、フェルール104、スプリング118、プラグフレーム106およびストップリング108に形成した金属膜は互いに電気的に接続されて導通した状態となっている。
以上説明したように、本実施形態に係る光コネクタ100は、金属部材であるフェルール104やスプリング118を、非金属部材であるプラグフレーム106やストップリング108で内包しているとともに、プラグフレーム106およびストップリング108の少なくとも一部に導電性部材である金属膜が形成されている。そして、フェルール104とスプリング118とが互いに電気的に接続されているとともに、フェルール104とスプリング118の少なくとも一つとプラグフレーム106およびストップリング108に形成した金属膜とが電気的に接続されている。
この構成によれば、光コネクタ100を高電位下で使用した場合であっても、フェルール104とスプリング118との間の電位差が無くなるため、光コネクタ100の金属製の部品間でのコロナ放電の発生を回避でき、非金属部材であるプラグフレーム106およびストップリング108の劣化を防止することができる。
なお、本実施形態において、ハウジング102は、樹脂製の部材であるが、上述の第1実施形態と同様に、ハウジング102の外表面の少なくとも一部および内表面の少なくとも一部、およびハウジング102の前端面または後端面の少なくとも一部に、導電性部材である金属膜が形成されていてもよい。この構成により、非金属部材であるハウジング102の劣化も防止することができる。なお、この金属膜は、蒸着、メッキあるいは塗装によりハウジング102の表面に形成されていることが好ましい。
次に、図6を参照して、光コネクタ100が光パネル200に取り付けられた状態を説明する。光パネル200は、不図示の光キャビネットあるいは光接続箱と呼ばれる筺体の前面部に設けられている部材である。
図6に示すように、光パネル200は、その前面に金属製のアダプタ取付面200Aを備えている。アダプタ取付面200Aには、金属製のアダプタ201が取り付けられている。光パネル200に取り付けられたアダプタ201に上述の光コネクタ100が接続される。
この構成によれば、光パネル200と光コネクタ100とが金属製のアダプタにより電気的に接続されるため、光パネル200と光コネクタ100の金属部材間での電位差を無くすことができる。そのため、光パネル200に接続された光コネクタ100を高電位下で使用した場合であっても、コロナ放電の発生を回避して非金属部材の劣化を防止可能な光パネル200を提供することができる。
図7は、図6の変形例を示す図である。
光パネル210のアダプタ取付面210Aに取り付けられたアダプタ211が非金属製の部材から構成されている場合には、光パネル210と光コネクタ100とが電気的に接続されない状態となり、光コネクタ100の金属部材間でのコロナ放電が生じてしまうおそれがある。このような放電の発生を回避するために、図7においては、光パネル210のアダプタ211の両側から前方に向けて突出された一対のアーム部材213が設けられている。各アーム部材213は、導体(金属)により形成されており、その前方側の先端部が互いに近づくように湾曲することで湾曲部214が形成されている。アダプタ211に接続された光コネクタ100のハウジング102の外表面には、その内表面から連続して全体的に金属膜が形成されており、各アーム部材213は、ハウジング102外表面の金属膜と湾曲部214において接触し、光コネクタ100と電気的に接続されている。なお、アーム部材213については必ずしも一対である必要はなく、ハウジング102外表面の金属膜と電気的に接続される構造であれば特に本数には制限がない。
この構成によれば、光パネル210と光コネクタ100とがアーム部材213により電気的に接続されるため、光パネル210に取り付けられたアダプタ211が非金属製である場合や、金属アダプタを用いただけでは光コネクタ100の金属部分と電気的に接続されない場合であっても、コロナ放電の発生を確実に回避することができる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
上記の実施形態においては、光ファイバコード2を接続するコード型光コネクタ1,100について説明したが、当該コード型光コネクタの特徴を、光ファイバ心線が接続されるいわゆる心線型光コネクタに適用することができる。心線型光コネクタの部品構成は、光ファイバコード2を固定するためのカシメ部材8(カシメリング114および補助リング116)が不要となる点、SCコネクタである光コネクタ100のつまみ部112の形状が若干異なる点を除いては、コード型光コネクタと略同一である。
1:光コネクタ
2:光ファイバコード
3:ハウジング
4:フェルール
4a:フェルール本体部
4b:フランジ部(フェルールの金属材料の一例)
6:スプリング
8:カシメ部材
8a:チューブ部材
8b:カシメリング部(カシメ部材の金属材料の一例)
10:ブーツ
12:フロントハウジング
13:収容部
14:ラッチ
15:リアハウジング
16:収容部
17:トリガ
18:金属パイプ
100:光コネクタ
102:ハウジング
104:フェルール
106:プラグフレーム
108:ストップリング
110:ブーツ
112:つまみ部
114:カシメリング
116:補助リング
118:スプリング
200,210:光パネル
200A,210A:アダプタ取付面
201,211:アダプタ
213:アーム部材
214:湾曲部

Claims (8)

  1. 複数の金属部材を非金属部材で内包した光コネクタであって、
    前記非金属部材の少なくとも一部に導電性部材を備え、
    前記複数の金属部材が互いに電気的に接続され、
    前記複数の金属部材の少なくとも一つと前記導電性部材とが電気的に接続されている、光コネクタ。
  2. 前記非金属部材はハウジングを含み、
    前記複数の金属部材は、ハウジングに収容されるフェルールの一部およびスプリングをそれぞれ構成し、
    前記導電性部材は前記ハウジングの外表面と内表面のそれぞれ少なくとも一部に設けられ、
    前記フェルールの金属部材と前記スプリングとが互いに電気的に接続されている、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 金属部材を含むカシメ部材をさらに備え、
    前記フェルールの金属部材および前記スプリングと、前記カシメ部材の金属部材とが電気的に接続されている、請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記ハウジングは、フロントハウジングと、前記フロントハウジングと組み付けられるリアハウジングとを有し、
    前記導電性部材は、金属材料から構成され、
    前記フロントハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部、および前記リアハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部は、前記金属材料で覆われ、
    前記フロントハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されているとともに、前記リアハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されている、請求項2または請求項3に記載の光コネクタ。
  5. 前記導電性部材の前記金属材料は蒸着により形成されている、請求項4に記載の光コネクタ。
  6. 前記ハウジングは、フロントハウジングと、前記フロントハウジングと組み付けられるリアハウジングとを有し、
    前記フロントハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部、および前記リアハウジングの内表面および外表面のそれぞれ少なくとも一部は、導電性プラスチック材料で形成され、
    前記フロントハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されているとともに、前記リアハウジングの内表面と外表面とが電気的に接続されている、請求項2または請求項3に記載の光コネクタ。
  7. 金属製アダプタと、
    前記金属製アダプタが取り付けられるアダプタ取付面と、
    を備え、
    前記金属製アダプタに請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光コネクタが取付可能であって、前記光コネクタに内包される金属部材と前記金属製アダプタとが電気的に接続可能な、光パネル。
  8. 金属製または非金属製アダプタと、
    前記金属製または非金属製アダプタが取り付けられるアダプタ取付面と、
    前記アダプタ取付面と電気的に接続されるアーム部材と、
    を備え、
    前記アーム部材により、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光コネクタのハウジング外表面の導電性部材と前記アダプタ取付面とが電気的に接続可能な、光パネル。
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