JP2015030562A - カット紙供給機 - Google Patents

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雄彦 伊藤
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Abstract

【課題】 カット紙群からカット紙を従来よりも安定して1枚ずつ抜き取り可能なカット紙供給機を提供する。
【解決手段】本発明のカット紙供給機10は、第1摩擦ベルト22,22と、その前方の第2摩擦ベルト24,24とが連動回転する構成で、先頭カット紙のみを第1摩擦ベルトと重送規制部材との間のカット紙通過部を通して前方に引き抜くことができる。また、先頭カット紙をカット紙通過部から前方に引っ張っていくと、第1摩擦ベルトが摩擦力によって回転する。そして、先頭カット紙100S1がカット紙通過部を通過し終えると、次のカット紙100Sがカット紙通過部に進入可能となり、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えてから、第2摩擦ベルト24,24とカット紙押付ベルトとの間を通過し終えるまでの一定距離分だけ、第1摩擦ベルトが回転し、次のカット紙100Sが先頭カット紙100S1に追随するように前進する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、カット紙を複数重ねてなるカット紙群から先頭カット紙を、前方の待機位置までずらした状態に維持し、その先頭カット紙が引き抜かれると、次の先頭カット紙を待機位置まで送り出すカット紙供給機に関する。
従来、この種のカット紙供給機として、カット紙群の上端に回転ベルトを接触させたものが知られている。このカット紙供給機では、上端から1枚目のカット紙(即ち、先頭カット紙)を引っ張ると摩擦動力により回転ベルトが回転する。そして、1枚目のカット紙の後端が回転ベルトの後端を通過すると、上端から2枚目のカット紙と回転ベルトとが接触し始める。そして、1枚目のカット紙をさらに引っ張っていくと、2枚目のカット紙と回転ベルトとの間の接触面積が増加して摩擦力も増加し、その摩擦力が一定値以上(具体的には、2枚目と3枚目のカット紙同士の間の摩擦力以上)になったタイミングで、2枚目のカット紙が1枚目のカット紙に追随するように前方へ移動し始める。そして、1枚目のカット紙が完全に引き抜かれたときに、2枚目のカット紙が新たな1枚目のカット紙となってカット紙群から前方に張り出した状態になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−120946号公報(図1,段落[0005]〜[0009]等)
しかしながら、カット紙と回転ベルトとの間の接触面積と摩擦力との関係には、ばらつきがあり、カット紙同士の間の接触面積と摩擦力との関係にもばらつきがある。このため、上述した従来のカット紙供給機では、上端のカット紙を引く抜く度に、次に上端となるカット紙のカット紙群からの張り出し量が異なるという問題が生じていた。また、複数のカット紙がカット紙群から張り出してしまうという問題も生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、カット紙群からカット紙を従来よりも安定して1枚ずつ抜き取り可能なカット紙供給機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るカット紙供給機は、カット紙を複数重ねてなるカット紙群からその一端の先頭カット紙を、前方の待機位置までずらした状態に維持し、その先頭カット紙が引き抜かれると、次の先頭カット紙を待機位置まで送り出すカット紙供給機において、カット紙群の前方に配置されて、カット紙群が前方に移動することを規制する重送規制部材と、カット紙群の積み重ね方向で重送規制部材と対向すると共に、重送規制部材より後方に延びて先頭カット紙に密着し、重送規制部材との間に先頭カット紙のみの通過を許容するカット紙通過部を有し、前方に移動する先頭カット紙から摩擦動力を受けて回動する第1摩擦ベルトと、第1摩擦ベルトより前側に配置され、第1摩擦ベルトに連動回転する前側摩擦回転体と、カット紙通過部を通過した先頭カット紙を前側摩擦回転体に押し付けるカット紙押付部材とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカット紙供給機において、第1摩擦ベルトの回転軸方向で第1摩擦ベルトを挟んで両側に配置された1対の前側摩擦回転体と、1対の前側摩擦回転体の間に設けられ、先頭カット紙の前端部における横方向の中央を浮かせて把持可能な状態にする中央逃げ部とを備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のカット紙供給機において、第1摩擦ベルトの前端部を支持するプーリと前側摩擦回転体としての第2摩擦ベルトの後端部を支持するプーリとを同軸上に有しかつ、第1摩擦ベルトを挟んで重送規制部材に対向配置された共通回転支持体を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のカット紙供給機において、第2摩擦ベルトと平行に延びて、第2摩擦ベルトと対称回転するカット紙押付部材としてのカット紙押付ベルトを備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明に係るカット紙供給機は、カット紙を複数重ねてなるカット紙群からその一端の先頭カット紙を、前方の待機位置までずらした状態に維持し、その先頭カット紙が引き抜かれると、次の先頭カット紙を待機位置まで送り出すカット紙供給機において、カット紙群の前方に配置されて、カット紙群が前方に移動することを規制する重送規制部材と、カット紙群の積み重ね方向で重送規制部材と対向すると共に、重送規制部材より後方に延びて先頭カット紙に密着し、重送規制部材との間に先頭カット紙のみの通過を許容するカット紙通過部を有し、前方に移動する先頭カット紙から摩擦動力を受けて回動する第1摩擦ベルトと、第1摩擦ベルトを重送規制部材の前方に延ばしてなる前側摩擦回転部と、カット紙通過部を通過した先頭カット紙を前側摩擦回転部に押し付けるカット紙押付部材とを備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載のカット紙供給機において、第1摩擦ベルトを支持するプーリと一体回転する手動回転ハンドルを設けたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載のカット紙供給機において、先頭カット紙が最下端に配置されたカット紙群を下方から支持し、カット紙群の前後方向における中間位置より後側部分を第1摩擦ベルトから浮かせかつ、中間位置より前側部分を第1摩擦ベルトに接触させた状態に支持するベルト接触量調整部材と、カット紙群の後端部の下方に配置されて、ベルト接触量調整部材より上方に突出すると共に、前下がりに傾斜したガイド面を有し、カット紙群に含まれる複数のカット紙をガイド面に沿わせて前後方向でずらすための傾斜ガイド部材と、傾斜ガイド部材を前後方向の任意の位置に移動して固定可能な傾斜ガイド部材可変支持機構と、ベルト接触量調整部材を傾斜ガイド部材とは別個に前後方向の任意の位置に移動して固定可能なベルト接触量調整機構とを備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1のカット紙供給機では、カット紙群の一端の先頭カット紙が第1摩擦ベルトと当接し、カット紙群全体が前方に移動しないように重送規制部材によって堰き止められ、先頭カット紙のみを第1摩擦ベルトと重送規制部材との間のカット紙通過部を通して前方に引き抜くことができる。そこで、先頭カット紙をカット紙通過部の前方に引っ張っていくと、第1摩擦ベルトが先頭カット紙との摩擦によって回転する。また、先頭カット紙のうちカット紙通過部を通過した部分は、第1摩擦ベルトに連動回転する前側摩擦回転体とカット紙押付部材との間を移動する。ここで、先頭カット紙の後端が第1摩擦ベルトの後端を通過すると、先頭カット紙の次のカット紙が第1摩擦ベルトに接触して前方に引かれることになるが、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えない限り、次のカット紙は、重送規制部材によって堰き止められたカット紙通過部に進入できない状態が維持される。そして、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えると、次のカット紙がカット紙通過部に進入可能となり、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えてから、前側摩擦回転体とカット紙押付部材との間を通過し終えるまでの一定距離分だけ、第1摩擦ベルトが回転する。その第1摩擦ベルトが回転している間、次のカット紙が第1摩擦ベルトに引かれて先頭カット紙に追随するように前進する。これにより、先頭カット紙を引き抜く度に、次のカット紙が新たな先頭カット紙になって、上記した一定距離分だけカット紙通過部から安定して突出し、従来よりも安定してカット紙を1枚ずつ抜き取ることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の構成では、1対の前側摩擦回転体を第1摩擦ベルトを挟んだ両側に配置して、先頭カット紙の前端部における横方向の中央を浮かせ状態にする中央逃げ部を設けたので、先頭カット紙の中央を容易に把持することができ、操作性が向上する。
[請求項3の発明]
前述した前側摩擦回転体を第1摩擦ベルトより前側に配置し、第1摩擦ベルトに連動回転させる構成としては、前側摩擦回転体を摩擦車にして、その摩擦車と第1摩擦ベルトの回転軸とをギヤ連結した構成や、請求項3の発明のように、第1摩擦ベルトの前端部を支持するプーリと前側摩擦回転体としての第2摩擦ベルトの後端部を支持するプーリとを同軸上に有する共通回転支持体を備えた構成等が挙げられる。
[請求項4の発明]
カット紙押付部材は、カット紙に摺接する摺接部材であってもよいし、請求項4の構成のように、第2摩擦ベルトと対称回転するカット紙押付ベルトであってもよい。また、請求項4のように構成すれば、先頭カット紙の引き抜き抵抗が抑えられる。
[請求項5の発明]
請求項5のカット紙供給機では、カット紙群の一端の先頭カット紙が第1摩擦ベルトと当接し、カット紙群全体が前方に移動しないように重送規制部材によって堰き止められ、先頭カット紙のみを第1摩擦ベルトと重送規制部材との間のカット紙通過部を通して前方に引き抜くことができる。そこで、先頭カット紙をカット紙通過部の前方に引っ張っていくと、第1摩擦ベルトが先頭カット紙との摩擦によって回転する。また、先頭カット紙のうちカット紙通過部を通過した部分は、第1摩擦ベルトを重送規制部材の前方の延ばしてなる前側摩擦回転部とカット紙押付部材との間を移動する。ここで、先頭カット紙の後端が第1摩擦ベルトの後端を通過すると、先頭カット紙の次のカット紙が第1摩擦ベルトに接触して前方に引かれることになるが、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えない限り、次のカット紙は、重送規制部材によって堰き止められたカット紙通過部に進入できない状態が維持される。そして、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えると、次のカット紙がカット紙通過部に進入可能となり、先頭カット紙がカット紙通過部を通過し終えてから、前側摩擦回転部とカット紙押付部材との間を通過し終えるまでの一定距離分だけ、第1摩擦ベルトが回転する。その第1摩擦ベルトが回転している間、次のカット紙が第1摩擦ベルトに引かれて先頭カット紙に追随するように前進する。これにより、先頭カット紙を引き抜く度に、次のカット紙が新たな先頭カット紙になって上記した一定距離分だけカット紙通過部から安定して突出し、従来よりも安定してカット紙を1枚ずつ抜き取ることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成によれば、カット紙供給機にカット紙群をセットして1枚目のカット紙を引き抜く際に、手動回転ハンドルにより第1摩擦ベルトを回転して先頭カット紙を、カット紙通過部から一定距離分だけ突出した待機位置に移動させることができる。
[請求項7の発明]
請求項7のカット紙供給機は、カット紙群の最下端におけるカット紙送給方向の中間位置より後側部分を第1摩擦ベルトから浮かせ、中間位置より前側部分を第1摩擦ベルトに回転接触可能に支持するベルト接触量調整部材を備えている。そして、ベルト接触量調整機構により、カット紙送給方向におけるベルト接触量調整部材の位置を変更して第1摩擦ベルトとカット紙群との接触面積を調整することができる。これにより、第1摩擦ベルトと次のカット紙との間の摩擦力を調整することができ、次のカット紙がカット紙通過部に無理に押し込まれるような事態を防ぐことができる。また、傾斜ガイド部材によってカット紙群の下端部をガイド面に沿って前方にずれるようにばらけさせることができ、カット紙が2枚重なってカット紙通過部に進入していくような事態を防ぐことができる。しかも、傾斜ガイド部材は、カット紙送給方向の位置を変更可能となっているので、カット紙のサイズ変更に対応することができる。さらに、本発明では、ベルト接触量調整部材と傾斜ガイド部材とが別個に位置変更可能であるので、カット紙のサイズに応じた位置に傾斜ガイド部材を固定したまま、カット紙群と第1摩擦ベルトとの接触面積を変更することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るカット紙供給機の概念図 カット紙供給機の下方部の平面図 カット紙供給機の側面図 カット紙供給機の正面図 カット紙供給機の上方部の平面図 重送規制部材の断面図 (A)カット紙群を載置した状態のカット紙供給機の概念図(B)先頭カット紙を中央逃げ部まで移動させた状態のカット紙供給機の概念図(C)先頭カット紙を引っぱっている状態のカット紙供給機の概念図 (A)先頭カット紙が重送規制部材を通過し終えた状態のカット紙供給機の概念図(B)次の先頭カット紙が待機位置へと移動している状態のカット紙供給機の概念図(C)先頭カット紙を引き抜き終えた状態のカット紙供給機の概念図 本発明の第2実施形態に係るカット紙供給機の側面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜8に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のカット紙供給機10は、カット紙群100を載置台11の上に載置するようになっている。
載置台11は、水平に配置された長方形の載置板11Jの外縁部から垂下壁11Sを垂下させた構造をなしている。本実施形態では、この載置台11の長手方向(即ち、載置板11Jの長辺と平行な方向)が本発明に係るカット紙供給機10の「前後方向」をなし、載置板11Jの短手方向(即ち、載置板11Jの短辺と平行な方向)が本発明に係るカット紙供給機10の「横方向」をなしている。
図2に示すように、載置台11の前端部には、横方向における両端寄り位置に、前後方向に延びかつ前端が開放した1対の第2摩擦ベルト用孔11A,11Aが備えられている。また、載置台11の横方向のうち1対の第2摩擦ベルト用孔11A,11Aより内側部分には、前端寄り位置から後方に向かって延びた1対の第1摩擦ベルト用孔11B,11Bが備えられている。これら第1と第2の摩擦ベルト用孔11A,11Bは、載置台11の横方向の中心線に対して左右対称に配置されている。また、第1摩擦ベルト用孔11Bは、第2摩擦ベルト用孔11Aと同じ幅をなし、第1摩擦ベルト用孔11Bの長さは第2摩擦ベルト用孔11Aの長さの約2倍となっている。さらに、第1摩擦ベルト用孔11Bの前端部は、載置台11の前後方向において第2摩擦ベルト用孔11Aの後端部と重なるように配置されている。
載置台11の両側面には、それぞれサイドプレート15,15が重ねられた状態に固定されている。図3に示すように、サイドプレート15,15は、前後に延びた長方形のベース部15Aの前端部から上方に台形の支持突部15Bを突出させた形状となっている。そして、ベース部15Aの後端部が載置台11の前後方向における略中央に配置されると共にベース部15Aの上面が載置台11の上面と面一に配置されて、ベース部15Aが載置台11の前方と下方とに突出している。なお、支持突部15Bは、ベース部15Aの前端部から斜後ろ上方に延びた斜辺と、ベース部15Aの上面の前後方向中央から垂直に起立した縦辺と、それら斜辺と縦辺との間を連絡する水平な上辺とを有した台形状になっている。
図4に示すように、各ベース部15Aの下端部には、内側に折れ曲がった下壁15Sが備えられ、その下壁15Sの前端部と後端部とに図示しない螺子孔が形成されている。そして、2つの下壁15S,15Sの計4つの螺子孔に支持脚14群のボルト14Bが螺合し、それらボルト14Bの下端の支持円板14A群にて載置台11を支持している。
図2に示すように、載置板11Jの下方には、横方向に延びた後端シャフト20Jと中央シャフト21Jとが備えられている。後端シャフト20Jは、第1摩擦ベルト用孔11B,11Bの後端部の下方に配置され、後端シャフト20Jの両端部は、サイドプレート15,15及び垂下壁11S,11Sに形成された長孔16,16にビス20V,20Vにより固定されている(図3参照)。一方、中央シャフト21Jは、第1摩擦ベルト用孔11B,11Bの前端部の下方に配置され、中央シャフト21Jの両端部は、サイドプレート15,15及び垂下壁11S,11Sに軸受17,17を介して回転可能に支持されている。また、中央シャフト21Jの一端部には、抜止キャップ21Cが取り付けられる一方、中央シャフト21Jの他端部にはハンドル21H(本発明の「手動回転ハンドル」に相当する)が一体回転可能に固定されている。そのハンドル21Hは、中央シャフト21Jの外側に嵌合してセット螺子21Nにて固定された円筒部21Eの端部から円板状の取手部21Tを張り出した構造になっている。
図2に示すように、サイドプレート15,15の内面の前端寄り位置からは、1対の前端シャフト23J,23Jが片持ち梁状に突出している。これら前端シャフト23J,23Jは同軸上に配置され、各前端シャフト23Jの前端部は、第2摩擦ベルト用孔11Aの前方に位置している。また、図3に示すように、前端シャフト23J、中央シャフト21J及び後端シャフト20Jの中心軸は、同じ高さに配置され、後端シャフト20Jは、前端シャフト23Jと後端シャフト20Jの間の略中央に位置している。
図2に示すように、後端シャフト20Jには、1対の第1摩擦ベルト用孔11B,11Bの下方位置に、1対の後端プーリ20P,20Pが図示しない軸受を介して回転可能に軸支されている。また、前端シャフト23J,23Jの先端部には、1対の第2摩擦ベルト用孔11A,11Aの前方位置に、前端プーリ23P,23Pが軸受23B,23Bを介して回転可能に軸支されている。さらに、中央シャフト21Jには、1対の第1摩擦ベルト用孔11B,11Bと、1対の第2摩擦ベルト用孔11A,11Aとの下方位置に、4つの中央プーリ21Pが固定されて中央シャフト21Jと一体回転するようになっている。また、これら中央プーリ21P群と中央シャフト21Jとから、本発明の共通回転支持体21が構成されている。
なお、前端プーリ23P及び後端プーリ20Pの外周面は、幅方向の中央が膨出するように丸みを帯びて中央の外径が最も大きくなっている。これに対し、中央プーリ21Pの外周面は均一径になっている。そして、前端プーリ23P及び後端プーリ20Pの幅方向の中央の外径と中央プーリ21Pの外径とが同じになっている。
図2に示すように、中央シャフト21Jの中央の2つの中央プーリ21P,21Pと後端プーリ20P,20Pとの間には、1対の第1摩擦ベルト22,22が架け渡され、中央シャフト21Jの両端の2つの中央プーリ21P,21Pと前端プーリ23P,23Pとの間には、1対の第2摩擦ベルト24,24(本発明の「前側摩擦回転体」に相当する)が架け渡されている。これら第1と第2の摩擦ベルト22,24は、上面が略面一に配置され、第1及び第2の摩擦ベルト用孔11A,11Bを通して載置板11Jの上方に僅かに突出している(図3参照)。また、載置台11の前方において横方向で1対の第2摩擦ベルト24,24に挟まれた部分の空間は、本発明の中央逃げ部25になっている。
図4に示すように、載置台11の上方には、サイドプレート15,15の支持突部15B,15Bの間を連絡するようにカバープレート30が取り付けられている。カバープレート30は、支持突部15B,15Bの上辺同士の間に架け渡された上壁30Aと、上壁30Aの後端から垂下した後壁30B(図5)と、上壁30Aの前端から垂下した前壁30Cとから構成されている。
図5に示すように後壁30Bのうち横方向の中央部分には、ガイドプレート31が取り付けられている。ガイドプレート31は、図3に示すように後壁30Bの上端部から載置台11寄り位置まで延びており、その下端部は前側に向って約45度折り曲げられている。また、ガイドプレート31は、第1摩擦ベルト22,22の前後方向における略中央に位置し、ガイドプレート31の下端と第1摩擦ベルト22,22の上面との間には、数枚のカット紙100S(図7参照)が通過する隙間32が設けられている。
図4に示すように上壁30Aの横方向における中央には、支持スリーブ36が固定されている。支持スリーブ36は、上壁30Aを上下に貫通した筒状をなし、その内側に直動ロッド37が上下動可能に支持されている。また、図6に示すように、支持スリーブ36の内側は、両端部が小径孔部36A,36Aをなし、中間部全体が大径孔部36Bになっている。そして、直動ロッド37の中間部を段付き状に拡径してなる大径軸部37Aが支持スリーブ36Bに収容され、これにより、直動ロッド37の直動範囲が規制されている。
直動ロッド37の下端部には、重送規制部材35が取り付けられている。重送規制部材35は、横方向に延びた円柱状をなし、その外径は概ね中央プーリ21Pと同じ大きさになっている(図3参照)。また、重送規制部材35の軸方向の中央には、上下に貫通した取付孔35Aが備えられている。その取付孔35Aの中間部は、段付き状に縮径していて、直動ロッド37が取付孔35Aに上側から挿入されて取付孔35A内の段差面に突き当てられている。そして、取付孔35Aに下側から挿入されたボルト35Bが直動ロッド37の下端部に形成された図示しない雌螺子孔に締め付けられている。これにより、重送規制部材35が直動ロッド37と共に上下動する。また、重送規制部材35の両端面中央からは、端面突部35C,35Cが突出している。そして、上壁30Aから垂下したガイドレール38,38が端面突部35C,35Cに後方から宛われ、これにより重送規制部材35が直動ロッド37を中心に旋回しないように規制されている。
直動ロッド37の上端部には、雄螺子部37Dが備えられ、そこにナット37Nが螺合している。そして、支持スリーブ36の上面と直動ロッド37との間と、支持スリーブ36の下面と重送規制部材35との間とにそれぞれ、圧縮コイルバネ37G,37Gが備えられている。これにより、本願と同一の発明者が発明した特許第4394741号と同様の調整機構が構成され、ナット37Nの螺合位置を変更することで、重送規制部材35の上下方向の位置を調整することができる。
図3に示すように重送規制部材35の中心軸J1は、中央シャフト21Jの中心軸J2に対して僅かに後方にずれた配置になっている。また、図4に示すように、重送規制部材35のうち取付孔35Aを挟んだ両側部分に、第1摩擦ベルト22,22が対向している。そして、重送規制部材35の外周面のうち第1摩擦ベルト22,22と対向する部分に、それぞれ2つずつの計4つの環状溝35Mが形成され、それら環状溝35Mに摺接リング35Rが装着されている。これら摺接リング35Rは、重送規制部材35の外周面より外方に突出していて、第1摩擦ベルト22,22に軽く接触するか或いは隙間を空けて対向していて、それら第1摩擦ベルト22と摺接リング35Rとの間が、本発明に係るカット紙通過部27になっている。そして、カット紙通過部27は、カット紙100Sが1枚のみ通過可能な大きさに調整されている。
図3に示すように、第2摩擦ベルト24,24の上方には、カット紙押付ベルト40,40(本発明の「カット紙押付部材」に相当する)が備えられている。それらカット紙押付ベルト40,40を支持するために、サイドプレート15,15の支持突部15B,15Bの内面から、図5に示した1対の上側中央シャフト41,41が片持ち梁状に突出している。これら上側中央シャフト41,41は同軸上に配置され、各上側中央シャフト41の前端部は、第2摩擦ベルト用孔11Aの上方に位置している。詳細には、上側中央シャフト41を固定するために支持突部15Bには、図3に示すように、中央シャフト21Jの上方部のうち中央シャフト21Jの中心軸J2より僅かに前方位置に、上下に延びた長孔18が形成されている。そして、長孔18に外側から挿通したボルト41Bを上側中央シャフト41の基端部に形成された図示しない雌螺子孔に締め付けて上側中央シャフト41が支持突部15Bに固定されている。これにより、上側中央シャフト41の中心軸J3が中央シャフト21Jの中心軸J2より僅かに前方に配置されると共に、上側中央シャフト41を任意の高さに調整することができるようになっている。
図5に示すように、各上側中央シャフト41の中間部には、支持アーム42が備えられている。支持アーム42は、前後方向に延びた帯板形状をなし、一端部に図示しない貫通孔を備え、そこを挿通した上側中央シャフト41に回動可能に支持されている。また、支持アーム42の他端部からは、支持突部15Bと反対側に上側前端シャフト44が突出している。そして、上側中央シャフト41の先端部に図示しない軸受を介して上側中央プーリ43が回転可能に支持されると共に、上側前端シャフト44に図示しない軸受を介して上側前端プーリ45が回転可能に支持され、それら両プーリ43,45の間にカット紙押付ベルト40が架け渡されている。そのカット紙押付ベルト40は第2摩擦ベルト24よりも薄く、幅も僅かに小さくなっている。また、カット紙押付ベルト40の下面が第2摩擦ベルト24の上面に面当接した状態になっている。
各上側中央シャフト41のうち支持アーム42と支持突部15Bとの間には、図示しないトーションコイルバネのコイル部が挿通されると共に、トーションコイルバネの一端が支持アーム42に固定される一方、他端部が上側中央シャフト41に固定されている。そして、このトーションコイルバネによりカット紙押付ベルト40が第2摩擦ベルト24に押し付けられるように付勢されている。
なお、図3に示すように、上側前端シャフト44の中心軸J4は、前端シャフト23Jの中心軸J5の真上に配置されている。また、上側中央プーリ43は、前端プーリ23P及び後端プーリ20Pと同様に外周面が丸みを帯びた形状をなし、上側前端プーリ45は、外径が均一径になっていて(図5参照)、それら両プーリ43,45の外径は、中央プーリ21P、前端プーリ23P及び後端プーリ20Pより僅かに小さくなっている。
本実施形態のカット紙供給機10の構成に関する説明は以上である。次に、このカット紙供給機10からカット紙100Sを1枚ずつ取り出す動作について説明する。まず、そのための準備として、複数のカット紙100Sを積み上げてなるカット紙群100を載置台11に載置して、ガイドプレート31に当接させた状態にする(図7(A)参照)。そして、ハンドル21H(図2)の操作により中央プーリ21P群を前転させる。すると、カット紙群100のうち最下端のカット紙100S(以降、適宜「先頭カット紙100S1」と呼ぶ)のみが第1摩擦ベルト22に引っ張られて前方に移動し、重送規制部材35と第1摩擦ベルト22との間のカット紙通過部27を通過して中央逃げ部25に突出する。そこで、先頭カット紙100S1の前端部を指で摘むことができる位置(図7(B)参照)まで中央逃げ部25に突出させておけば、準備が完了する。それ以降は、以下説明するように先頭カット紙100S1を摘んで引き抜く度に、次の先頭カット紙100S1が、中央逃げ部25に一定量だけ突出した待機位置に停止するようになる。
即ち、先頭カット紙100S1の前端部を摘んで前方に引っ張っていくと、第1摩擦ベルト22が先頭カット紙100S1との摩擦によって回転する。また、先頭カット紙100S1のうちカット紙通過部27を通過した部分は、第1摩擦ベルト22に連動回転する第2摩擦ベルト24とカット紙押付ベルト40との間を移動する。
ここで、先頭カット紙100S1の後端が第1摩擦ベルト22の後端を通過すると、先頭カット紙100S1の次のカット紙100Sが、第1摩擦ベルト22に接触して前方に引かれることになるが、先頭カット紙100S1がカット紙通過部27を通過し終えない限り、次のカット紙100Sは、重送規制部材35によって堰き止められてカット紙通過部27に進入できない状態が維持される(図7(C)参照)。
そして、先頭カット紙100S1がカット紙通過部27を通過し終えると、次のカット紙100Sがカット紙通過部27に進入可能な状態になり(図8(A),(B)参照)、先頭カット紙100S1がカット紙通過部27を通過し終えてから、第2摩擦ベルト24とカット紙押付ベルト40との間を通過し終えるまでの一定距離分だけ、第1摩擦ベルト22が回転する(図8(C)参照)。その第1摩擦ベルト22が回転している間、次のカット紙100Sが第1摩擦ベルト22に引かれて、先頭カット紙100S1に追随するように前進する。
これにより、先頭カット紙100S1を引き抜く度に、次のカット紙100Sが新たな先頭カット紙100S1になって上記した一定距離分だけ安定してカット紙通過部27から突出し、従来よりも安定してカット紙100Sを1枚ずつ抜き取ることができる。また、カット紙供給機10は、先頭カット紙100S1の前端部の中央を浮かせ状態にする中央逃げ部25を備えているので、先頭カット紙100S1を容易に把持することができ、操作性に優れる。さらに、ハンドル21Hの回転操作により、カット紙群100の下端のカット紙100Sを先頭カット紙100S1として容易に引き出すことができるので、この点においても、操作性に優れる。
[第2実施形態]
図9には本発明の第2実施形態が示されている。本実施形態のカット紙供給機10は、上記第1実施形態のカット紙供給機10の載置台11の上にベルト接触量調整部材99及び傾斜ガイド部材98を備えたものである。
ベルト接触量調整部材99は、全体が水平な板状をなしており、載置台11のうち第1摩擦ベルト22,22の中間位置から載置台11の後方部分に亘る範囲を上方から覆っている。このベルト接触量調整部材99と載置台11の載置板11Jとには前後方向に延びた長孔(図示せず)が形成されており、ベルト接触量調整部材99は、それらの長孔を重ねた状態でボルトにより載置台11に固定されている。ベルト接触量調整部材99は、その長孔に沿って前後方向の位置を変更可能な構成になっており、この機構が本発明の「ベルト接触量調整機構」に相当する。なお、べルト接触量調整部材99の前端部には板厚方向の下方部を切り欠いた隙間99Sが形成されており、べルト接触量調整部材99と第1摩擦ベルト22,22とが接触しないようになっている。
傾斜ガイド部材98は、側方からみた形状が前下がりに傾斜した斜辺を有する直角三角形状の板であり、ベルト接触量調整部材99の後方部に相当する位置にベルト接触量調整部材99の上方に突出するように配されている。この傾斜ガイド部材98の斜辺面98Mが本発明の「ガイド面」に相当する。また、傾斜ガイド部材98は、ベルト接触量調整部材99と載置台11の載置板11Jとに形成された前後方向に延びた長孔(図示せず)にボルトにより固定されているので、その長孔に沿って前後方向の位置を変更可能な構成になっている。この構成が本発明の「傾斜ガイド部材可変支持機構」に相当する。なお、べルト接触量調整部材99と傾斜ガイド部材98とは、上述した長孔によって別個に任意の位置に固定可能となっている。
本実施形態の構成は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態のカット紙供給機10では、載置台11の上にベルト接触量調整部材99が配されているため、カット紙群100の最下端におけるカット紙送給方向の中間位置より後側部分を第1摩擦ベルト22,22から浮かせ、中間位置より前側部分を第1摩擦ベルト22,22に回転接触可能に支持している。そして、ベルト接触量調整部材99の前後方向の位置を変更できるので、第1摩擦ベルト22,22とカット紙群100との接触面積を調整することができる。これにより、先頭カット紙100S1を引き抜くことで第1摩擦ベルト22,22が回転する際に、第1摩擦ベルト22,22と次のカット紙100Sとの間の摩擦力を調整することができ、次のカット紙100Sがカット紙通過部27に無理に押し込まれるような事態を防ぐことができる。
また、傾斜ガイド部材98によってカット紙群100の下端部を斜辺面98Mに沿って前方にずれるようにばらけさせることができ、カット紙100Sが2枚重なってカット紙通過部27に進入していくような事態を防ぐことができる。しかも、傾斜ガイド部材98は、カット紙送給方向の位置を変更可能となっているので、カット紙100Sのサイズ変更に対応することができる。さらに、本発明では、ベルト接触量調整部材99と傾斜ガイド部材98とが別個に位置変更可能であるので、カット紙100Sのサイズに応じた位置に傾斜ガイド部材98を固定したまま、カット紙群100と第1摩擦ベルト22,22との接触面積を変更することが可能になる。
なお、本実施形態においては、載置台11とベルト接触量調整部材99とは平行になっていたが、ベルト接触量調整部材99が載置台11に対して前下がりに傾斜していてもよい。また、ベルト接触量調整部材99は、板状ではなく、前後方向に延びた帯状部材や棒状部材を複数横並びに備えたものであってもよい。
さらに、「ベルト接触量調整機構」及び「傾斜ガイド部材可変支持機構」を、長孔とボルトとではなく、ラックアンドピニオン機構によって構成してもよい。具体的には、例えば、ベルト接触量調整部材99に前後方向に延びたラックを形成すると共に、そのラックと噛合するピニオンを載置台11に設けた構成であってもよい。また、ボール螺子機構や、磁石を用いてもよい。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態のカット紙押付ベルト40に代えて先頭カット紙100S1に摺接するカット紙押付部材を設けて、コストを抑えてもよい。
(2)前記第1実施形態の第2摩擦ベルト24に代えて、第1摩擦ベルトに連動して回転する摩擦車を設けて、摩擦車とカット紙押付部材との間で先頭カット紙を挟むようにしてもよい。なお、摩擦車は、第1摩擦ベルトを支持するプーリにギヤ連結されていてもよいし、ベルト連結されていてもよい。
(3)前記第1実施形態では、重送規制部材35は、1対の圧縮コイルバネ37G,37Gにて上下動を許容された状態で一定高さに支持されていが、重送規制部材を一定高さに固定した構成や、重送規制部材を1つのバネ又は自重により第1摩擦ベルトに押し付けた構成にしてもよい。
(4)前記第1実施形態では、第1摩擦ベルト22と別個の第2摩擦ベルト24を使用して、カット紙通過部27を通過した後の先頭カット紙100S1から第1摩擦ベルト22の回転動力を得ていたが、第1摩擦ベルト22をカット紙通過部27の前方に延長して本発明に係る「前側摩擦回転部」とし、その前側摩擦回転部に上からカット紙押付ベルト40等のカット紙押付部材を重ねた構成にしてもよい。なお、そのような構成とした場合、前記第1実施形態に比べて1対の第1摩擦ベルト22,22の間隔を広げて、それら第1摩擦ベルト22,22の前端部である1対の「前側摩擦回転部」の間を、前記第1実施形態の中央逃げ部25としてもよい。
(5)前記実施形態では、第1摩擦ベルト22が対にして設けられていたが、載置台11の横方向の中央に第1摩擦ベルトを1つ設けた構成にしてもよいし、載置台の横方向に第1摩擦ベルトを3つ以上設けた構成にしてもよい。
10 カット紙供給機
11 載置台
20J 後方軸
20P 後方プーリ
21 共通回転支持体
21H ハンドル(手動回転ハンドル)
21J 中央軸
21P 中央プーリ
22,22 第1摩擦ベルト
23J 前方軸
23P,23P 前方プーリ
24,24 第2摩擦ベルト(前側摩擦回転部)
27 カット紙通過部
35 重送規制部材
40 カット紙押付ベルト(カット紙押付部材)
98 傾斜ガイド部材
99 ベルト接触量調整部材
100 カット紙群
100S カット紙

Claims (7)

  1. カット紙を複数重ねてなるカット紙群からその一端の先頭カット紙を、前方の待機位置までずらした状態に維持し、その先頭カット紙が引き抜かれると、次の前記先頭カット紙を前記待機位置まで送り出すカット紙供給機において、
    前記カット紙群の前方に配置されて、前記カット紙群が前方に移動することを規制する重送規制部材と、
    前記カット紙群の積み重ね方向で前記重送規制部材と対向すると共に、前記重送規制部材より後方に延びて前記先頭カット紙に密着し、前記重送規制部材との間に前記先頭カット紙のみの通過を許容するカット紙通過部を有し、前方に移動する前記先頭カット紙から摩擦動力を受けて回動する第1摩擦ベルトと、
    前記第1摩擦ベルトより前側に配置され、前記第1摩擦ベルトに連動回転する前側摩擦回転体と、
    前記カット紙通過部を通過した前記先頭カット紙を前記前側摩擦回転体に押し付けるカット紙押付部材とを備えたことを特徴とするカット紙供給機。
  2. 前記第1摩擦ベルトの回転軸方向で前記第1摩擦ベルトを挟んで両側に配置された1対の前記前側摩擦回転体と、
    前記1対の前側摩擦回転体の間に設けられ、前記先頭カット紙の前端部における横方向の中央を浮かせて把持可能な状態にする中央逃げ部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のカット紙供給機。
  3. 前記第1摩擦ベルトの前端部を支持するプーリと前記前側摩擦回転体としての第2摩擦ベルトの後端部を支持するプーリとを同軸上に有しかつ、前記第1摩擦ベルトを挟んで前記重送規制部材に対向配置された共通回転支持体を備えたことを特徴とする請求項2に記載のカット紙供給機。
  4. 前記第2摩擦ベルトと平行に延びて、前記第2摩擦ベルトと対称回転する前記カット紙押付部材としてのカット紙押付ベルトを備えたことを特徴とする請求項3に記載のカット紙供給機。
  5. カット紙を複数重ねてなるカット紙群からその一端の先頭カット紙を、前方の待機位置までずらした状態に維持し、その先頭カット紙が引き抜かれると、次の前記先頭カット紙を前記待機位置まで送り出すカット紙供給機において、
    前記カット紙群の前方に配置されて、前記カット紙群が前方に移動することを規制する重送規制部材と、
    前記カット紙群の積み重ね方向で前記重送規制部材と対向すると共に、前記重送規制部材より後方に延びて前記先頭カット紙に密着し、前記重送規制部材との間に前記先頭カット紙のみの通過を許容するカット紙通過部を有し、前方に移動する前記先頭カット紙から摩擦動力を受けて回動する第1摩擦ベルトと、
    前記第1摩擦ベルトを前記重送規制部材の前方に延ばしてなる前側摩擦回転部と、
    前記カット紙通過部を通過した前記先頭カット紙を前記前側摩擦回転部に押し付けるカット紙押付部材とを備えたことを特徴とするカット紙供給機。
  6. 前記第1摩擦ベルトを支持するプーリと一体回転する手動回転ハンドルを設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載のカット紙供給機。
  7. 前記先頭カット紙が最下端に配置された前記カット紙群を下方から支持し、前記カット紙群の前後方向における中間位置より後側部分を前記第1摩擦ベルトから浮かせかつ、前記中間位置より前側部分を前記第1摩擦ベルトに接触させた状態に支持するベルト接触量調整部材と、
    前記カット紙群の後端部の下方に配置されて、前記ベルト接触量調整部材より上方に突出すると共に、前下がりに傾斜したガイド面を有し、前記カット紙群に含まれる複数の前記カット紙を前記ガイド面に沿わせて前後方向でずらすための傾斜ガイド部材と、
    前記傾斜ガイド部材を前後方向の任意の位置に移動して固定可能な傾斜ガイド部材可変支持機構と、
    前記ベルト接触量調整部材を前記傾斜ガイド部材とは別個に前後方向の任意の位置に移動して固定可能なベルト接触量調整機構とを備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載のカット紙供給機。
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