JP2015030383A - 列車制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高速列車と低速列車のそれぞれの位置と速度を計測することで、高速列車と低速列車とがすれ違う際に高速列車が所定の速度で走行するように制御する列車制御システムを提供する。【解決手段】ケーブル状の電波送信手段110とケーブル状の二つの電波受信手段111、112とから高速列車113と低速列車114の速度及び位置を計測することで、高速列車113と低速列車114とがすれ違う際に高速列車113が所定の速度で走行するように高速列車113の位置及び速度並びに低速列車114の位置及び速度に基づいて演算する。【選択図】図1

Description

本発明は、列車の運行を制御する列車制御システムに関するものである。
従来の列車制御システムは、同一レール軌道上を走行する2つの列車が衝突しないように、または転換が終わっていない未開通のポイント部分に進入しないように各列車の速度を制御するものである。これを実現するには、列車制御システムは各列車の位置を知る必要がある。位置の検知にはレール軌道を用いた軌道回路が利用される。これはレールに電流を流しておき、列車の車輪短絡によって生じる電流の変化を計測して列車の在線を検知するものである。軌道回路は概ね1km前後の単位で構成されており、軌道回路の単位で列車の位置を知ることになる。また、列車制御システムが管理するのは列車の在線位置であり、速度はシステム側では収集していない。また、対向列車とのすれ違い時の速度制御は行われていない。
特開平9−193805号公報
高速列車と低速列車が共存走行する場合について説明する。高速列車は非常に高速に走行することを前提に設計されているため、車体形状が滑らかで空気抵抗が少なく風圧に対する走行抵抗が少ない。一方、低速列車は基本的に空気抵抗を考慮した車体形状をとっていないため、高速列車と低速列車とがすれ違うとき、空力設計が出来ていない低速列車は風圧で挙動が不安定になる。これに対応するため、すれ違うときに予め高速列車は低速列車の走行に影響を与えない安全な速度まで減速する必要がある。しかしながら、従来の軌道回路は概ね1kmと長く列車の位置検知精度が粗いこと、互いの速度が分からことから、すれ違う正確な時刻が分からない。
正確な時間が分からないすれ違いに対して余裕をみる必要があり、高速列車の方が非常に長い時間、低速で走行することで対応しており、運行効率が低下する問題があった。速度が分らないのには2つの理由がある。まず、列車制御システムにとって位置が重要であり速度は基本的に不要だったことと、次に、位置と速度とを一対一に厳密に紐付けすることは非常に難しいからである。速度は列車車輪の回転速で計測されるが、これを列車制御システムに通知しても、連続的に位置と速度を紐付けすることは不可能であった。
本発明は、この課題を解消するためになされたものであり、高速列車と低速列車がすれ違う時刻を計算し、すれ違い時刻を高速列車に予め伝えることができ、高速列車の速度減速時間を出来るだけ縮め運行効率を高めることを目的としている。
2組のレール軌道の間にレールに沿って敷設したケーブル状の電波送信手段と、2組のレール軌道の内、一方の外側のレールに沿って敷設したケーブル状の第1の電波受信手段と、2組のレール軌道の内、他方の外側のレールに沿って敷設したケーブル状の第2の電波受信手段と、電波送信手段に電波を送出する送信手段と、送信手段が送出した電波を第1の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで高速列車の位置及び速度を計測する第1の受信手段と、送信手段が送出した電波を第2の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで低速列車の位置及び速度を計測する第2の受信手段と、高速列車と低速列車とがすれ違う際に高速列車が所定の速度で走行するように高速列車の位置及び速度並びに低速列車の位置及び速度に基づいて演算する演算手段と、演算手段の情報を高速列車に送信する情報送信手段とを備えたことを特徴とするとする列車制御システムである。
高速列車と低速列車のそれぞれの位置と速度を計測することで、高速列車と低速列車とがすれ違う際に高速列車が所定の速度で走行するように制御するので、運行効率を向上させることである。
実施の形態1における列車制御システムの全体構成図である。 実施の形態1における第1の表示装置の内部構造図である。 実施の形態1における第1の受信機の動作を説明するための図である。 実施の形態1における2つの列車がすれ違うときのダイヤグラムを示す図である。 実施の形態2におけるレールに傾斜勾配がある場合のモデル図である。 実施の形態2における列車制御システムの全体構成図である。 実施の形態2における2つの列車がすれ違うときのダイヤグラムを示す図である。 実施の形態3の動作を説明する列車制御システムの全体構成図である。 実施の形態3の第1の伝送表示装置の内部構造図である。 実施の形態3の第1の伝送表示装置の距離測定に関する説明図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を説明する列車制御システムの全体構成図である。図1において、100は在線位置検知装置、101は送信部、102は第1の受信部、103は第2の受信部、104は演算装置、105は伝送装置、110は送信用漏洩ケーブル、111は第1の受信用漏洩ケーブル、112は第2の受信用漏洩ケーブル、113は第1の列車、114は第2の列車、115は第1の表示装置、116は第2の表示装置、120は距離(X1)、121は距離(L1)、122は距離(X2)、123は距離(L2)、124は距離(R)、125は速度(V1)、126は速度(V2)である。
図2は図1に記載した第1の表示装置115の内部構造図である。図2において、117はアンテナ、118は受信機、119は表示器である。以下、装置の動作を説明する。
送信用漏洩ケーブル110と第1の受信用漏洩ケーブル111と第2の受信用漏洩ケーブル112とは、列車が通行するレールに沿って敷設され、送信用漏洩ケーブル110は上下線の間に、受信用漏洩ケーブル111と第2の受信用漏洩ケーブル112とはレール軌道の外側に敷設される。これら漏洩ケーブル110,111,112は地中に埋めてもよいし、バラスト上に敷設してもよく、壁面に固定してもよい。より具体的には、トンネル内であれば、受信用漏洩ケーブル111,112を壁面に固定できる。
漏洩ケーブル110,111,112は一般的にグレーディングと言って特性の異なる複数の漏洩ケーブルを直列に接続する方法をとる場合がある。図1ではそれを図示していないだけでグレーディングを行っても良い。また、これら漏洩ケーブル110,111,112は、ほぼ平行に敷設するものとする。ここで、ほぼ平行とは部分的であれば平行でなくても良いことを意味する。例えば、現場環境で部分的に漏洩ケーブルを迂回しなければならないときがこれに当たる。
送信部101は予め指定した擬似拡散符号で変調した送信信号を送信用漏洩ケーブル110に、前記擬似拡散符号を第1の受信部102と第2の受信部103とに出力する。ここで、擬似拡散符号には自己相関特性の高い符号を用いる。例えば、M系列符号、GOLD符号など様々な符号がある。
送信用漏洩ケーブル110は送信信号を空間に電波として放射し、その電波を第1の受信用漏洩ケーブル111と第2の受信用漏洩ケーブル112とがそれぞれ第1の受信信号、第2の受信信号として受信する。第1の受信信号は第1の受信部102に入力され、第2の受信信号は第2の受信部103に入力される。
第1の受信部102には、送信部101から受取った擬似拡散符号を遅延させていく機構と、その遅延させた遅延信号と第1の受信信号との相関値を求める相関器が搭載されており、遅延量を徐々に増やしていきながら、相関値の変化を計測する。第2の受信部103でも同様である。この動作について、図3を用いて説明する。
図3は第1の受信機102の動作を説明するための図である。図3において、130は距離軸、131は相関値軸、132は相関波形、133は1測定周期前の第1の列車、134は1測定周期前の相関波形、135は判定しきい値である。
在線位置検知装置100から出力された送信信号は、送信用漏洩ケーブル110から電波として放射され、第1の受信用漏洩ケーブル111で受信され在線位置検知装置100に入力される。このとき、送信信号が再び受信信号として入力される経路は図3では左側、すなわち始点側の方が距離が短く、右側、すなわち遠端の方が距離が長くなる。受信信号の送信信号に対する遅延量は経路の長さに比例して増える。
受信部102は擬似拡散符号を徐々に遅延させながら相関値を求めるので、図3の相関波形132が得られる。ここでは、第1の列車113が存在しており、送信用漏洩ケーブル110と第1の受信用漏洩ケーブル111との間にあるため電波を遮蔽する。そのため、第1の列車113が電波を遮蔽した領域について相関値が低下する。この様子を図3は示している。低下した相関値を予め設定した判定しきい値135を用いて判定することで列車の在線を検知できる。
図1において、相関値が判定しきい値135を下回った領域が列車の在線領域であり、この区間である距離(L1)121は列車長となる。また、漏洩ケーブルの始点から在線領域の始点側までの距離(X1)120で始点からの列車の距離、すなわち列車の位置が分かる。
相関波形134の在線領域は1処理周期前に測定した1測定周期前の第1の列車133の在線領域である。相関波形134の在線領域と相関波形132の在線領域との差分が1処理周期に進んだ列車の距離であり、この距離を1処理周期にかかる時間で割ることで列車の速度(V1)125が得られる。受信部102はこの距離(X1)120と距離(L1)121と速度(V1)125とを出力する。よって、受信部102は列車の漏洩ケーブルの始点からの距離と、列車長と、列車の速度とを計測し出力するものである。
図3は第1の受信機102の動作を説明するものであるが、第2の受信機103も同じ動作であり、受信部103は第2の列車114の距離(X2)122と、距離(L2)123と、速度(V2)126とを出力する。
これら受信部102と受信部103との出力値は演算装置104に入力される。演算装置104は第1の列車113と第2の列車114とがすれ違うとき、予め設定した速度ですれ違えるように列車の最適なブレーキタイミングを計算する。
例えば、第2の列車114は速度V2で走行し、第1の列車113はそれよりもずっと早い速度V1で走行しているとする。ここでは、すれ違うときは第1の列車113の速度を第2の列車114の速度V2と同じ速度まで減速しなければならないとする。
図4は2つの列車がすれ違うときのダイヤグラムを示す図である。図4において、140は時間軸、141は距離軸、142は第2の列車のダイヤ軌跡、143は第1の列車のダイヤ軌跡、144は時刻(T2)、145は第1の列車の第1のダイヤ軌跡、146は時刻(T4)、147は時間(Ta)、148は第1の列車の第2のダイヤ軌跡、149は時刻(T3)、150は時間(Tb)、151は距離(R3)、152は時間(Tc)、153は最適な減速時刻(T1)、154は距離(R1)、155は距離(R2)である。
図4は列車の各時刻の位置の変化を表しておし、ダイヤ軌跡が重なったところがすれ違い時刻とすれ違い位置を示している。第1のダイヤ軌跡143は第1の列車113を想定し、第2のダイヤ軌跡142は第2の列車114を想定し、互いに逆向き、すなわちすれ違う方向に走行している。ここで、第1のダイヤ軌跡143は第1の列車113が速度を維持したまま第2の列車114とすれ違った場合の想定であり、すれ違いは時刻(T2)144で起こる。しかしながら、これは第1の列車113が高速ですれ違っており第2の列車114の走行が不安定となる。そこで、第1の列車113は予め減速することになるが、第1の列車の第1のダイヤ軌跡145は、すれ違う時刻が分らないため余裕を持って減速した場合の一例である。第1の列車の第1のダイヤ軌跡145の途中グラフが太線で表された部分は速度が目標のV2まで減速し、その速度で走行している部分である。時間(Ta)147の間は、速度がV2であるため、第1の列車の第1のダイヤ軌跡145の傾きは一定になっている。この場合、すれ違いは時刻(T4)146で起こる。そして、速度V2で時間(T2)147だけ走行することになる。この低速で走行する時間が長いと、次の駅に到着する時刻が遅くなり、運行効率が低下する。演算装置104はこの低速走行時間を出来るだけ短くするために、最適な減速時刻を計算する。
この計算は例えば以下のようにして計算することができる。
ステップ1:減速時刻Tを選ぶ。
ステップ2:予め分かっている第1の列車の減速パターンに従って、速度が予め設定した目標速度に達する減速完了時刻を計算する。
ステップ3:減速完了時刻における、第1の列車位置とすれ違う列車位置の間の余裕距離を求める。
ステップ4:余裕距離が予め指定した判定値より小さければ減速時刻Tを最適な減速時刻(T1)153として出力。余裕距離が判定値より大きければステップ1に戻る。
ここで、ステップ1の減速時刻は、現時時刻から徐々に遅らせて行く。また、一度ステップ4で求めた余裕距離が余りに大きければ減速時刻を大きく遅らせると計算効率が上がる。
例えば、このようにして求めた最適な減速時刻で減速を開始した場合が、第1の列車の第2のダイヤ軌跡148である。この場合、すれ違いは時刻(T3)149で起こり、低速で走行するのは時間(Tb)150だけとなる。
列車のすれ違いは、お互いの先頭車両の部分が重なったときから、お互いの最後尾の車両が離れるまでであり、少なくとも、その間は高速列車が所定の速度で走行することになる。もっとも、トンネル内などの平空間では、空気の流れが制約されるので、お互いの先頭車両の部分が重なる手前から、お互いの最後尾の車両が離れてから暫くの間は、高速列車が所定の速度で走行することを考慮して列車の速度が演算される。
第1の列車113が第2の列車114とすれ違って再び速度V1に戻った後の適当な距離(R3)151における、第1の列車の第1のダイヤ軌跡145を選んだ場合と第1の列車の第2のダイヤ軌跡148を選んだ場合の到達時刻を比較すると、第1の列車の第2のダイヤ軌跡148を選んだ方が時間(Tc)152だけ早く距離(R3)151に達することが分る。すなわち、この方法により運行効率が上がることが分る。
演算装置104は最適な減速時刻(T1)153とその位置までの距離(R1)154、すれ違う時刻(T3)149、すれ違うまでの距離(R2)155を伝送装置105に出力する。
伝送装置105はそれらの情報を第1の列車113に設置されている第1の表示装置115に無線伝送する。第1の表示装置115を指定して無線伝送するには、無線機のIDや列車番号等で送る相手を区別すればよい。各列車の列車番号は図示していない列車の運行管理システムから予め簡単に分るため、ここでは説明を省く。
高速列車と低速列車とがすれ違う際に、高速列車が低速列車の走行性を不安定にしない所定の速度で走行するように、高速列車の位置及び速度並びに低速列車の位置及び速度に基づいて演算することが重要であり、上記の演算方法に限定されるものではない。
また、トンネル内で高速列車と低速列車とがすれ違う場合、高速列車が低速列車の走行性を不安定にしない所定の速度で走行するには、通常の解放空間でのすれ違いと異なり、解放空間のときより高速列車は低速の走行をしたり、すれ違いの前後で低速走行の時間をより長くとったりすることがある。
また、図1では送信用漏洩ケーブル110を使って無線伝送している。ただし、伝送することが目的であるため、漏洩ケーブルを使わずに空間波で伝送しても構わない。もっとも、漏洩ケーブルを使うと、建物で空間波が遮られることがないため、確実に伝送することができる。また、ATC(Automatic Train Control)を使って、レール経由で情報を伝達することもできる。
図2において、第1の表示装置115では無線伝送されてきた情報をアンテナ117で受けて、受信器118で復調する。復調した最適な減速時刻(T1)153と、その位置までの距離(R1)154、すれ違う時刻(T3)149、すれ違うまでの距離(R2)155は、表示器119で表示され運転士に示される。運転士はその情報をみて列車速度を制御することで、所定の列車速度ですれ違うことができる。この他に表示器119はすれ違う時刻(T3)149と現在時刻との差分、すなわちすれ違うまでの時間を表示させることもできる。ここでは、第1の列車に設置されている第1の表示装置115について説明したが、同様のものを第2の列車に第2の表示装置116として設置できることは当然のことである。
本実施例では高速列車と低速列車とがすれ違うシーンを説明したが、高速列車同士では車体形状が滑らかで空気抵抗が少なく風圧に対する走行抵抗が少ないため、速度を落とす必要がない。この場合、演算装置104には図示していないが、運行管理システムから簡単に判断できるため、ここではあえて説明していない。高速列車と低速列車とがすれ違うとき、空力設計が出来ていない低速列車は風圧で挙動が不安定になることを防止する必要があるからである。特に、閉空間となるトンネル内での高速列車と低速列車とのすれ違いでは、空気の流れ(気流)が制限されるため風圧が強くなり、空力設計が出来ていない低速列車は風圧で挙動が不安定になるため重要である。
ここで、高速列車とは、高速に走行することを前提に設計された列車であり、車体形状が滑らかで空気抵抗が少なく風圧に対する走行抵抗が少ない列車である。高速列車は先頭部分が流線形状をしていることを特徴とする。典型的な高速列車の例としては、新幹線がある。当然のことではあるが、高速列車に対応する空力設計は、先頭部分の流線形状だけに施されているわけではない。一方、低速列車とは、基本的に空気抵抗を考慮した車体形状をとっていない列車である。低速列車は先頭部分が平面形状を成していることを特徴とする。典型的な低速列車の例としては、貨物がある。このため、先頭部分が平面形状を成している特急列車などは、低速列車に区分される。また、列車は高速列車と低速列車とに二分することができる。高速列車と低速列車とがすれ違う典型例としては、三線軌条のレールが用いられている複線がある。
ところで、各列車の位置と速度とは、先に説明した方法と全く異なる方法でも取得する方法が考えられる。例えば、近年の列車の中には車輪回転速を積算し自車位置と自車速度とを把握できるものがあり、各列車の自車位置と自車速度とを無線等の手段で演算装置104に伝送すれば同じ動作を実行できるように思える。しかしながら、この方法には幾つかの問題がある。
第1に各列車の位置と速度とを収集する時の無線伝送における時間差問題がある。つまり、各列車の位置と速度は異なったタイミングで集計されるため同時に収集できない。このため、すれ違う時刻の計算に誤差が生じる。対策として、各列車が位置と速度とに加えてそれを測定した時刻も合わせて無線伝送する方法も考えられる。この場合でも、無線伝送には遅延を伴うので、各列車が位置と速度とを測定し、演算装置104が全ての列車の情報を収集し終えるには時間が掛かる。基本的にこのような自己申告型のシステムは誤りを防ぐために冗長系が組まれており、無線伝送においても複数回伝送を行って伝送した情報の信頼性を確認する。このため、伝送誤りが生じて再送が発生すれば更に遅れる。このように、最適な減速タイミングを逃してしまう恐れがある。
一方、本発明によれば、各列車の位置と速度とは連続的に同時に測定できる。このため、高速列車は最適なタイミングで減速制御ができ、低速走行時間を抑えることができ、運行効率を高められる効果がある。また、本発明では客観的に列車の位置と速度とを計測するため、信頼性の高いシステムを構築できる。
ところで、これまでの説明では対向列車が走行していることを前提としていたが、駅でない部分で停止している場合を説明する。この場合、列車は停止しているので、対向車の速度はゼロと測定される。この場合、何らかの事故が想定され、その影響は自身の走行レーンに及んでいる可能性がある。よって、対向列車の速度がゼロの場合は、演算装置104は対向列車とすれ違う地点より手前で停止できるよう減速時刻を表示し、表示器119は警報を出す。これによって、対向レーンの事故による2次災害を回避することができる。
本説明では列車の在線を主に想定しているがそれ以外にも当然、反応することができる。なぜならば、装置の動作は判定しきい値135より相関値が下回るかどうかであり、列車でなくても何らかの物体がそこにあって電波を遮蔽していれば反応するからである。例えば、外部から飛込んだ自動車や何らかの原因で取り残された貨車等が考えられる。ここで、駅でない部分で停止しているかどうかの判定は、列車の距離が測定できるため、駅での停車かどうかの判定は容易であり、特に詳細な説明は省いている。
ところで、先の説明では、減速制御は運転士が行う例を示した。しかしながら、列車が自動的に速度制御する技術は確立されている。この例ではあえて示していないが、列車速度の自動制御でも、簡単に実現できることは言うまでもない。例えば、ATCを使って、臨時速度情報を流すこともでも実現できる。
2組のレール軌道の間にレールに沿って敷設したケーブル状の電波送信手段と、2組のレール軌道の内、一方の外側のレールに沿って敷設したケーブル状の第1の電波受信手段と、2組のレール軌道の内、他方の外側のレールに沿って敷設したケーブル状の第2の電波受信手段と、電波送信手段に電波を送出する送信手段と、送信手段が送出した電波を第1の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで高速列車の位置及び速度を計測する第1の受信手段と、送信手段が送出した電波を第2の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで低速列車の位置及び速度を計測する第2の受信手段と、高速列車と低速列車とがすれ違う際に高速列車が所定の速度で走行するように高速列車の位置及び速度並びに低速列車の位置及び速度に基づいて演算する演算手段と、演算手段の情報を高速列車に送信する情報送信手段とを備えたので、高速列車は最適なタイミングで減速制御ができ、低速走行時間を抑えられ、運行効率を高められる。
2組のレール軌道の間にレールに沿って敷設したケーブル状の電波送信手段と、2組のレール軌道の内、一方の外側のレールに沿って敷設したケーブル状の第1の電波受信手段と、2組のレール軌道の内、他方の外側のレールに沿って敷設したケーブル状の第2の電波受信手段と、電波送信手段に電波を送出する送信手段と、送信手段が送出した電波を第1の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで第1の列車の位置及び速度を計測する第1の受信手段と、送信手段が送出した電波を第2の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで第2の列車の位置及び速度を計測する第2の受信手段と、第1の列車と第2の列車とがすれ違う際に所定の速度ですれ違うように第1の列車の位置及び速度並びに第2の列車の位置及び速度に基づいて演算する演算手段と、演算手段の情報を第1の列車及び第2の列車の少なくともいずれか一方に送信する情報送信手段とを備えたので、運行効率を向上させることである。
演算手段は、駅以外において第1の列車の速度がゼロの場合には、第2の列車が第1の列車の手前で停止できるように演算し、情報送信手段は、前述の場合には、第2の列車に警報情報を発するので、対向レーンの事故による2次災害を回避することができる。
以上説明したように、本発明によれば、高速列車と低速列車のそれぞれの位置と速度を計測することで、高速列車と低速列車とがすれ違う際に高速列車が所定の速度で走行するように制御するので、運行効率を向上させることである。
実施の形態2.
実施の形態1ではレールの傾斜は考慮しない単純なモデルで、レールが水平状態では問題ないが、傾斜のある区間では計算に誤差がでる。それは、列車の駆動力、制動力が傾斜によって変化するためである。実施の形態2ではレールに傾斜勾配がある場合について説明する。
図5はレールに傾斜勾配がある場合のモデル図である。ここでは図5に示すように、レールに傾斜勾配がある場合にも正確にすれ違い時刻を計算し通知する方法を示す。図5において、170はレール、171は第1の列車、172は第2の列車、173は勾配角である。この実施の形態2ではレール170はすり鉢状に傾斜しており、第1の列車171は勾配角173で傾斜した区間を下っており、第2の列車172はすり鉢の底の水平部分を走行している状態を示している。
図6はこのような傾斜を含む区間における実施の形態2を説明する列車制御システムの全体構成図である。図6において、図1と同じ番号の装置または機構は図1のものと同じ動作を行い、174は記憶装置、175は演算装置である。なお、図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。また、明細書全文に表れている構成要素の形容は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1に対して新たに加わった構成要素を説明する。記憶装置174には角距離の勾配角が予め記録されている。また、列車番号に対する制動力も記録されている。
演算装置175は基本的に図1の演算装置104と同じ目的で、同じ動作をさせるものだが異なる部分のみ説明する。演算装置175では、受信部102や103が出力する距離と速度とに対応した列車番号は、列車ダイヤから特定ができ、図示しない運行管理システムから得られるものである。演算装置175は記憶装置174に列車番号を問い合わせ該当列車の制動力を求め、距離を問い合わせて該当列車の走行する勾配を得る。
以下の手順で最適な減速時刻(T1)を求めることができる。
ステップ1:減速時刻Tを選ぶ。そのときの第1の列車の距離をL1、速度をV1とし、第2の列車の距離をL2、速度をV2とする。T1←Tとして一次保管する。
ステップ2:距離L1、L2での勾配角θ1、θ2を記憶装置174から呼び出す。
ステップ3:予め設定した第1の列車の減速度と勾配角θ1に従って、ΔT時間に進む距離ΔL1と、ΔT時間後の速度V1’を求める。さらに、予め設定した第2の列車の減速度と勾配角θ2に従って、ΔT時間に進む距離ΔL2と、ΔT時間後の速度V2を求める。図5のシーンでは減速度は0となる。
ステップ4:V1が予め設定した目標速度に達した場合にはステップ5に、達しない場合はL1←L1+ΔL1、L2←L2+ΔL2、T←T+ΔTとしてステップ2に戻る。
ステップ5:Tは減速完了時刻となる。このとき、余裕距離L2−L1が予め指定した判定値dより小さければステップ6に、大きければステップ1に戻る。
ステップ6:一次保管した値T1を最適な減速時刻(T1)として出力する。
ここで、ステップ1の減速時刻は、現時時刻から徐々に遅らせていく。また、一度ステップ5で求めた余裕距離が余りに大きければ減速時刻を大きく遅らせると計算効率が上がる。
図7はこの傾斜がある場合の2つの列車がすれ違うときのダイヤグラムを示す図である。図7において、181はレールの傾斜が変化する距離、182は第2の列車のダイヤ軌跡、183は第1の列車のダイヤ軌跡である。第2の列車のダイヤ軌跡182はレールの傾斜が変化する距離で角度が変わっている。これは第2の列車にとって上り坂になったため速度が低下したことを表している。一方、第1の列車のダイヤ軌跡184は初めは高速で走行しており、時刻T1で減速をはじめ、第2の列車とすれ違う直前に所定の速度まで減速し、時刻T3(183)ですれ違っている。以後、列車に情報を伝達する部分については実施の形態1と同じであり割愛する。
このように実施の形態2によれば、レールの勾配があって列車の制動力や速度が変化する状況においても、正確に最適なタイミングで減速時間を算出できることが分る。
ところで、記憶装置174は演算装置175との物理的距離は関係ないため、記憶装置174は列車運行の中央制御室にあっても良い。集中管理した方が、データの更新やメンテナンスに有利である。
列車の位置に対するレールの傾斜角に関するデータを蓄積した蓄積手段を備え、演算手段は、レールの傾斜角を加えて演算するので、レールの勾配があって列車の制動力や速度が変化する状況においても正確に最適なタイミングで減速時間を算出できる。
実施の形態3.
実施の形態1や2では運行管理システムから列車番号や各列車の制動力を得ていたが、実施の形態3では運行管理システムからの情報を利用せずに列車番号や各列車の制動力を得る。
図8は実施の形態3の動作を説明する列車制御システムの全体構成図である。図8の中で図1や図6と同じ記号の装置または機構は図1や6と同じ動作を行い、191は第1の復調器、192は第2の復調器、193は第1の伝送表示装置、194は第2の伝送表示装置、195は演算装置である。
図9は図8の第1の伝送表示装置193の内部構造図であり、第2の伝送表示装置194も同じ構造である。図9において、図2と同じ記号の装置または機構は図2と同じ動作を行い、196は同期回路、197は送信回路である。第1の伝送表示装置193は送信部101が送信した送信信号と、伝送装置105が送信した情報の両方を受信する。
第1の伝送表示装置193内の同期回路196は、送信部101が送信した送信信号の擬似拡散符号に同期する。擬似拡散符号は1フレームが有限長の符号列とし、同期回路196はフレームに同期し、同期信号を送信回路197に出力する。送信回路197には外部から列車番号と制動力が入力されており、送信回路197は同期信号のタイミングに合わせて外部から入力された列車情報をアンテナ117から無線送信する。
無線送信した列車情報は受信用漏洩ケーブル111に受信され第1の復調器191に入力される。第1の復調器191は受信された列車情報を復調し、列車番号と制動力を演算装置195に出力する。ここで、第1の復調器191には送信部101が送信した擬似拡散符号が入力されており、擬似拡散符号のフレームタイミングと受信された列車情報のタイミングを比較することで、第1の伝送表示装置193の距離を測定できる。そして、演算装置195に距離情報も出力する。
図10は第1の伝送表示装置193の距離測定に関する説明図である。図10において、201は距離軸、202は受信強度、203は列車情報、204は第1の伝送表示装置193の距離である。
図10に示すように、擬似拡散符号のフレームタイミングに同期して列車情報は送信されてくるため、第1の復調器191が擬似拡散符号のフレームタイミングと比較すると、第1の伝送表示装置193の距離に応じて遅延して戻ってくる。そのため、擬似拡散符号のフレームタイミングと受信された列車情報203のタイミングの時間差を測定すると、第1の伝送表示装置193の距離204が得られる。
この動作は非常に重要で、列車の在線位置と速度に対し列車情報を一対一に紐付け出来ることを意味する。実施の形態1、2では運行制御システムからダイヤ情報等によって列車番号を得ていたが、システム上の入力ミスなどで紐付けを誤る可能性があるが、この実施例では確実に紐付けできる。
さらには、実施の形態2では列車番号に基づいて、記憶装置174から制動力を得ていたが、これは固定値であった。しかしながら、実施の形態3では列車から制動力を得られる。最近の列車は車体重量を計測できる仕組みがあり、乗客の人数に応じて変化する車体重量に基づいて求めた制動力を利用できるため、計算精度が上がる。
第2の復調器192も同様にして第2の伝送表示装置194から列車情報を受けとり演算装置195に伝える。演算装置195は第1の復調器191から受け取った第1の列車113の制動力と、第2の復調器192から受け取った第2の列車114の制動力と、第1の受信部102や第2の受信部103から受取った距離と速度から実施の形態2で説明した方法ですれ違い時刻を求める。以後動作は実施の形態2と同じである。
ここで、列車番号には列車種別を含めることができ、演算装置195は運行管理システムから列車種別を受取ることなく、すれ違う対向列車が高速列車か低速列車かを区別することができる。この特長は重要で、ダイヤが乱れて列車順序が入れ替わった場合、運行制御システムから列車種別を受取る方法では高速列車と低速列車とを間違える恐れがある。しかしながら、本実施の形態3によれば列車の種別は運行制御システムからでなく直接列車から受取れ、しかもその情報は距離と一対一対応が取れて紐付けできるため、ダイヤ乱れ等で列車の順序が入れ替わったときに発生しうる誤認事故を防ぐことができる。
演算手段は、列車から伝送される制動力を加えて演算するので、列車の種別は運行制御システムからでなく直接列車から受取れ、しかもその情報は距離と一対一対応が取れて紐付けできるためダイヤ乱れ等で列車の順序が入れ替わったときに発生しうる誤認事故を防ぐことができる。
100 在線位置検知装置、101 送信部、102 第1の受信部、103 第2の受信部、104 演算装置、105 伝送装置、110 送信用漏洩ケーブル、111 第1の受信用漏洩ケーブル、112 第2の受信用漏洩ケーブル、113 第1の列車、114 第2の列車、115 第1の表示装置、116 第2の表示装置、117 アンテナ、118 受信機、119 表示器、120 距離(X1)、121 距離(L1)、122 距離(X2)、123 距離(L2)、124 距離(R)、125 速度(V1)、126 速度(V2)、130 距離軸、131 相関値軸、132 相関波形、133 1測定周期前の第1の列車、134 1測定周期前の相関波形、135 判定しきい値、140 時間軸、141 距離軸、142 第2の列車のダイヤ軌跡、143 第1の列車のダイヤ軌跡、144 時刻(T2)、145 第1の列車の第1のダイヤ軌跡、146 時刻(T4)、147 時間(Ta)、148 第1の列車の第2のダイヤ軌跡、149 時刻(T3)、150 時間(Tb)、151 距離(R3)、152 短縮時間(Tc)、153 最適な減速時刻、154 距離(R1)、155 距離(R2)、170 レール、171 第1の列車、172 第2の列車、173 勾配角、174 記憶装置、175 演算装置、181 レールの傾斜が変化する距離、182 第2の列車のダイヤ軌跡、183 第1の列車のダイヤ軌跡、191 第1の復調器、192 第2の復調器、193 第1の伝送表示装置、194 第2の伝送表示装置、195 同期回路、196 送信回路、201 距離軸、202 受信強度、203 列車情報、204 第1の伝送表示装置193の距離。

Claims (5)

  1. 2組のレール軌道の間にレールに沿って敷設したケーブル状の電波送信手段と、
    前記2組のレール軌道の内、一方の外側の前記レールに沿って敷設したケーブル状の第1の電波受信手段と、
    前記2組のレール軌道の内、他方の外側の前記レールに沿って敷設したケーブル状の第2の電波受信手段と、
    前記電波送信手段に電波を送出する送信手段と、
    前記送信手段が送出した前記電波を前記第1の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで高速列車の位置及び速度を計測する第1の受信手段と、
    前記送信手段が送出した前記電波を前記第2の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで低速列車の位置及び速度を計測する第2の受信手段と、
    前記高速列車と前記低速列車とがすれ違う際に前記高速列車が所定の速度で走行するように前記高速列車の位置及び速度並びに前記低速列車の位置及び速度に基づいて演算する演算手段と、
    前記演算手段の情報を前記高速列車に送信する情報送信手段とを備えたことを特徴とするとする列車制御システム。
  2. 2組のレール軌道の間にレールに沿って敷設したケーブル状の電波送信手段と、
    前記2組のレール軌道の内、一方の外側の前記レールに沿って敷設したケーブル状の第1の電波受信手段と、
    前記2組のレール軌道の内、他方の外側の前記レールに沿って敷設したケーブル状の第2の電波受信手段と、
    前記電波送信手段に電波を送出する送信手段と、
    前記送信手段が送出した前記電波を前記第1の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで第1の列車の位置及び速度を計測する第1の受信手段と、
    前記送信手段が送出した前記電波を前記第2の電波受信手段を用いて受信し、受信した電波の遅延時間毎の受信レベルを解析することで第2の列車の位置及び速度を計測する第2の受信手段と、
    前記第1の列車と前記第2の列車とがすれ違う際に所定の速度ですれ違うように前記第1の列車の位置及び速度並びに前記第2の列車の位置及び速度に基づいて演算する演算手段と、
    前記演算手段の情報を前記第1の列車及び前記第2の列車の少なくともいずれか一方に送信する情報送信手段とを備えたことを特徴とするとする列車制御システム。
  3. 演算手段は、駅以外において第1の列車の速度がゼロの場合には、第2の列車が前記第1の列車の手前で停止できるように演算し、
    情報送信手段は、前述の場合には、前記第2の列車に警報情報を発することを特徴とする請求項2に記載の列車制御システム。
  4. 列車の位置に対するレールの傾斜角に関するデータを蓄積した蓄積手段を備え、
    演算手段は、前記レールの前記傾斜角を加えて演算することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の列車制御システム。
  5. 演算手段は、列車から伝送される制動力を加えて演算することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の列車制御システム。
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