JP2015030053A - 往復動工具 - Google Patents

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賢志 小堀
佐藤 慎一郎
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【課題】ハウジングからハンドルへの振動伝達が抑制された往復動工具を実現する。【解決手段】往復駆動されるブレードを備えるジグソー1Aであって、モータ11の回転運動をブレードの往復運動に変換する運動変換機構21と、モータ11および運動変換機構21が収容されたハウジング2と、ハウジング2と一体化されたハンドル3とを有し、ハンドル33は、ハウジング2に対して、ハンドル3の長手方向を含む平面上で変位可能で、且つハンドル3の長手方向と直交する方向への変位が規制されるように、弾性体を介してハウジング2に連結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、往復駆動される先端工具によって切断や切削などの作業を行う往復動工具に関する。
往復動工具の一例としてジグソーが知られている。ジグソーは、ハウジング内に収容された駆動源としてのモータを有し、モータの出力軸にはピニオンが設けられている。ピニオンと噛合うギヤには、バランスウェイトを往復運動させるための偏心カムとプランジャを往復運動させるための偏心ピンとが設けられている。モータの回転運動は、偏心ピンによってプランジャの往復運動に変換され、プランジャに装着されている先端工具としてのブレードが往復駆動される。
特開2006−175524号公報
上記のようなジグソーでは、プランジャおよびブレードが往復運動するときに、バランスウェイトがプランジャおよびブレードと逆位相で往復運動し、プランジャおよびブレードの往復運動に起因する振動が相殺される。しかし、プランジャおよびブレードの往復運動に起因する振動が十分に相殺されず、ハンドルに伝達されることがある。そして、ハンドルに振動が伝達されると、ハンドルを握っている作業者の疲労が増大したり、切断精度が低下したりする。
本発明の目的は、ハウジングからハンドルへの振動伝達が抑制された往復動工具を実現することである。
本発明の往復動工具の一つは、駆動源の回転運動を前記先端工具の往復運動に変換する運動変換機構と、前記駆動源および前記運動変換機構が収容されたハウジングと、前記ハウジングと一体化されたハンドルと、を有する。そして、前記ハンドルは、前記ハウジングに対して、前記ハンドルの長手方向を含む平面上で変位可能で、且つ前記ハンドルの長手方向に直交する方向への変位が規制されるように、弾性体を介して前記ハウジングに連結されている。
本発明の一態様では、前記ハウジングに対する前記ハンドルの変位を規制可能である。
本発明の他の態様では、前記ハンドルを第1弾性体を介して前記ハウジングに連結する第1連結部と、第2弾性体を介して前記ハウジングに連結する第2連結部とが設けられる。さらに、前記第1連結部と前記第2連結部とは前記ハンドルの長手方向において離間している。
本発明の他の態様では、前記第1連結部は、前記ハンドルおよび前記ハウジングを貫通する第1連結部材を備え、前記第2連結部は、前記ハンドルおよび前記ハウジングを貫通する第2連結部材を備える。また、前記第1連結部材の周囲であって、かつ、前記ハンドルと前記ハウジングとの間に前記第1弾性体が配置され、前記第2連結部材の周囲であって、かつ、前記ハンドルと前記ハウジングとの間に前記第2弾性体が配置される。
本発明の他の態様では、前記第1連結部は、前記ハンドルに固定されたハンドル側連結部材および前記ハウジングに固定されたハウジング側連結部材を備え、前記第2連結部は、前記ハンドルに設けられ、該ハンドルと一体に変位する移動部材を備える。また、前記ハンドル側連結部材と前記ハウジング側連結部材との間に前記第1弾性体が配置され、前記ハウジングと前記移動部材との間に前記第2弾性体が移動可能に配置される。加えて、前記第2連結部は、前記移動部材の変位を規制する規制状態と前記移動部材の変位を規制しない非規制状態とに切り替えられる。
本発明の往復動工具の他の一つは、駆動源の回転運動を前記先端工具の往復運動に変換する運動変換機構と、前記駆動源および前記運動変換機構が収容されたハウジングと、前記ハウジングと一体化されたハンドルと、を有する。そして、前記ハンドルは、前記ハンドルの長手方向を含む平面上においてのみ変形可能な弾性体を介して前記ハウジングに連結されている。
本発明によれば、ハウジングからハンドルへの振動伝達が抑制された作業性の良い往復動工具が実現される。
第1の実施形態に係るジグソーの、一部に断面を含む側面図である。 図1中のX−X線に沿った拡大断面図である。 第2の実施形態に係るジグソーの、一部に断面を含む側面図である。 図3中のY−Y線に沿った拡大断面図である。 図3中のZ−Z線に沿った拡大断面図であって、(a)は第2連結部が非規制状態にあるときの拡大断面図、(b)は第2連結部が規制状態にあるときの拡大断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明が適用されたジグソーの一例について図1,図2を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、特に断らない限り、図1の紙面左右方向を前後方向、紙面上下方向を上下方向、紙面に対して垂直な方向を左右方向とする。
図1に示されるジグソー1Aは、ハウジング2およびハウジング2に一体化されたハンドル3を有し、全体として略D字形の側面形状を呈する。ハウジング2は、モータハウジング10とギヤハウジング20から構成され、モータハウジング10には、駆動源としての電動モータ(以下“モータ11”と呼ぶ。)が収容されている。一方、ギヤハウジング20には、モータ11の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構21が収容されている。
モータ11の出力軸11aはギヤハウジング20の側壁を貫通しており、ギヤハウジング20内に進入している出力軸11aの先端部分にはピニオン11bが設けられている。ギヤハウジング20内には、モータ11の出力軸11aと平行なスピンドル22が設けられている。スピンドル22は、ピニオン11bと噛合うギヤ23を回転自在に支持している。
ギヤ23の前方には、バランスウェイト24が配置されている。バランスウェイト24は、ボルト25によって固定されたウェイトホルダ26によって上下に往復動可能に支持されている。バランスウェイト24には略楕円形状の開口部24aが形成されており、この開口部24aに、ギヤ23の前面に形成されている偏心カム27が係合している。すなわち、偏心カム27のスピンドル22に対する偏心量がバランスウェイト24の往復移動量である。
ウェイトホルダ26には、スピンドル22を挟んで偏心カム27と反対の位置に、ピン28が圧入されている。ピン28の前方には、上下に往復動可能に支持されたプランジャ30が配置されている。プランジャ30には側面視においてコ字形の断面形状を有するコネクタ31が装着されており、このコネクタ31にピン28が係合している。具体的には、ピン28の先端にはローラが回転自在に取り付けられており、このローラがコネクタ31の内側に差し入れられている。すなわち、ピン28のスピンドル22に対する偏心量がプランジャ30の往復移動量である。
プランジャ30の下端には先端工具としてのブレード(不図示)が着脱可能に装着されている。ブレードは、ギヤハウジング20の下部に設けられた水平なベース32に形成されている開口部32aを貫通してベース32の下方に延びている。ブレードは、ベース32の下面に対して略垂直に延びている。
ハンドル3は、その長手方向一端側が第1連結部40によってハウジング2(ギヤハウジング20)に変位可能に連結され、長手方向他端側が第2連結部50によってハウジング2(モータハウジング10)に変位可能に連結されている。第1連結部40と第2連結部50とはハンドル3の長手方向において離間している。また、ハンドル3の長手方向途中にはスイッチ4が設けられている。ハンドル3は、その長手方向がモータ11の出力軸11aと平行になるように配置されている。また、ハンドル3は、その長手方向がブレードにより切断される面を含むように配置されており、ハンドル3にその長手方向に沿う押付け力を加えることで、切断作業が行われる。
以下、第1連結部40の詳細について説明する。ギヤハウジング20の上面には平板状の固定部41が設けられている。図2に示されるように、固定部41には該固定部41を貫通する段付き孔41aが形成されている。一方、ハンドル3は、対称形状を有する2つの部材(第1部材3a,第2部材3b)から構成されている。第1部材3aと第2部材3bは、互いの端面同士が対向するように突き合わされて断面形状が略円形のハンドル3を形成している。第1部材3aおよび第2部材3bの先端近傍には、互いに突き合わされたときに、ギヤハウジング20(図1)の固定部41を挟んで対向するクランプ部42a,42bが設けられている。
第1部材3aのクランプ部42aには固定部41の段付き孔41aと連通する開口部43が形成されている。一方、第2部材3bのクランプ部42bには、段付き孔41aを貫通してクランプ部42aの開口部43に嵌合する筒状の突起44が形成されている。突起44には第1連結部材としての固定ボルト45が挿通され、突起44から突出している固定ボルト45の先端にはナット46が結合されている。すなわち、固定ボルト45は第1部材3a,固定部41および第2部材3bを貫通している。換言すれば、第1連結部材としての固定ボルト45は、図1に示されるハンドル3およびハウジング2(ギヤハウジング20)を貫通している。
図2に示されるように、クランプ部42bの突起44の根元には、第1弾性体としてのゴムリング47が嵌められている。ゴムリング47は、段付き孔41aの大径部に配置され、固定部41とクランプ部42bとの間に介在している。すなわち、ゴムリング47はハンドル3(第2部材3b)とハウジング2(ギヤハウジング20)との間に介在している。具体的には、ゴムリング47の内周面は突起44の外周面と対向し、ゴムリング47の外周面は段付き孔41aの大径部の内周面と対向し、ゴムリング47の一方の側面は段付き孔41aの大径部の底面と対向し、ゴムリング47の他方の側面はクランプ部42bの側面と対向している。すなわち、ハンドル3を構成する第1部材3a,第2部材3bは、ハンドル3の長手方向(図2の紙面左右方向)においては、ゴムリング47を圧縮しながらハウジング2(固定部41)に対して移動可能である。一方、ハンドル3を構成する第1部材3a,第2部材3bは、固定部41を挟んでいる。さらに、固定部41の一側面と第1部材3aとは接触しており,固定部41の他側面と第2部材3bの側面とは接触している。すなわち、ハンドル3の長手方向と直交する方向(図2の紙面上下方向)においては、ハンドル3のハウジング2に対する変位が規制されている。換言すれば、ハンドル3は、ハウジング2に対してハンドル3の長手方向にのみ変位可能である(厳密には、ハウジング2に対してハンドル3がその長手方向において変位できるようにするため、固定部41の側面と、第1部材3a,第2部材3bの側面との間には僅かな隙間がある。しかし、上記隙間によって生じるハンドル3の長手方向と直交する方向における変位は、本発明では「規制されている」と表現する。)。
上述の構成により、ゴムリング47は、ハンドル3の長手方向を含む平面上においてのみ変形可能である。
図1に示される第2連結部50は、既に説明した第1連結部40と実質的に同一の構造を備える。そこで、第2連結部50については、詳しい説明は省略し、以下に概要のみを説明する。図1に示されるモータハウジング10の上面には、同図に示される固定部41と同様の固定部が設けられており、この固定部には図2に示される段付き孔41aと同様の段付き孔が形成されている。一方、ハンドル3を構成する第1部材3aおよび第2部材3bの後端近傍には、クランプ部42a,42bと同様のクランプ部が設けられている。すなわち、図1に示されるハンドル3には二対のクランプ部が設けられており、一対のクランプ部はハンドル3の先端近傍に設けられ、他の一対のクランプ部はハンドル3の後端近傍に設けられている。そこで以下の説明では、ハンドル3の後端近傍に設けられ、第2連結部50を構成する不図示のクランプ部を“後方クランプ部”と呼んで、図2に示されるクランプ部42a,42bと区別する。もっとも、かかる区別は説明の便宜上の区別に過ぎない。
後方クランプ部は、図1に示されるモータハウジング10に設けられている不図示の固定部を挟んで対向しており、一対の後方クランプ部とその間に挟まれている固定部を第2連結部材としての固定ボルトが貫通している。さらに、一方の後方クランプ部には図2に示される突起44と同様の突起が形成されており、この突起の根元に第2弾性体としてのゴムリングが嵌められている。ゴムリングは、図1に示されるモータハウジング10の固定部に設けられている段付き孔の大径部に配置され、一方の後方クランプ部と固定部の間に介在している。なお、上記のゴムリングや固定ボルトは、図2に示されるゴムリング47や固定ボルト45と同一の形状および寸法を有する。
次に、図1に示されるジグソー1Aの動作について説明する。作業者によって電源コード5が不図示の商用電源に接続される。次いで、ハンドル3を把持した作業者がハンドル3に設けられているスイッチ4を操作すると、モータ11に電力が供給され、モータ11の出力軸11aが回転する。すなわち、モータ11が回転運動を開始する。出力軸11aが回転すると、ピニオン11bに噛み合っているギヤ23がスピンドル22を回転中心として回転する。すると、ピン28がスピンドル22に対する偏心距離を直径とする円の円周上を回動する。ピン28は、コネクタ31の内面上を摺動しながら回動するので、ピン28の回転運動はコネクタ31つまりプランジャ30の直線運動(往復運動)に変換される。よって、プランジャ30に装着されている不図示のブレードが往復駆動され、切断対象物が切断される。また、バランスウェイト24の開口部24aに係合している偏心カム27が開口部24aの内周面上を摺動しながら回動することで、バランスウェイト24がプランジャ30と逆位相で往復運動する。よって、プランジャ30およびブレードの往復運動に起因する振動が相殺される。
しかし、ブレードは作業内容や切断対象物に応じて交換される。また、ブレード毎に質量が異なる。よって、プランジャ30およびブレードの往復運動に起因する振動が十分に相殺されず、上下方向の振動が発生する。また、バランスウェイト24とプランジャ30の重心が前後方向において一致していないため、図1の紙面に対して垂直な軸を回転軸とする回転方向の振動が発生する。また、作業者がハンドル3にその長手方向に沿う押付け力を加えることで、切断作業が行われるものであるため、図1の紙面と平行または略平行な面内における振動が図1の紙面と垂直または略垂直な面内における振動よりも大きくなる。
本実施形態に係るジグソー1Aでは、ハンドル3が弾性体を介して、ハウジング2に対してハンドル3の長手方向を含む平面上で変位可能に、ハウジング2に連結されている。よって、ハウジング2からハンドル3への振動の伝達が抑制され、作業者の負担が軽減されるとともに、切断精度が向上する。さらに、ハンドル3の、ハンドル3の長手方向と直交する方向への変位は規制されている。したがって、ハンドル3の位置が切断方向に対して安定せず、切断線が安定しないなどの問題がなく、切断精度の低下を抑制することができる。
なお、図1に示される第1連結部40を構成する第1弾性体および第2連結部50を構成する第2弾性体はゴムリングに限られない。また、第1連結部40を構成する第1弾性体と第2連結部50を構成する第2弾性体のばね定数や硬度は同一であってもよく、異なっていてもよい。
また、ハンドル3の先端側をギヤハウジング20でなく、モータハウジング10に変位可能に連結してもよい。第1連結部40と第2連結部50の少なくとも一方は、ハンドル3のハウジング2に対する変位をスムーズにする潤滑部材を含んでもよい。例えば、図2に示される固定部41とクランプ部42a,42bとの間に摩擦係数の小さな樹脂シートなどを介在させてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明が適用されたジグソーの他の一例について図3〜図5を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、特に断らない限り、図3の紙面左右方向を前後方向、紙面上下方向を上下方向、紙面に対して垂直な方向を左右方向とする。
図3に示されるジグソー1Bは、図1に示されるジグソー1Aと共通の基本構造を備えている。そこで、既に説明した部材と同一または実質的に同一の部材には、図3〜図5中に同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示されるジグソー1Bにおいても、ハンドル3は、その長手方向においてハウジング2に変位可能に連結されている。具体的には、ハンドル3の長手方向一端側は、第1連結部60を介して、ハウジング2に対してハンドル3の長手方向を含む平面上で変位可能に、ハウジング2に連結されている。また、ハンドル3の長手方向他端側は、第2連結部70を介して、ハウジング2に対してハンドル3の長手方向を含む平面上で変位可能に、ハウジング2に連結されている。しかし、図3に示される第1連結部60,第2連結部70は、図1に示される第1連結部40,第2連結部50と異なる構造を有する。以下、具体的に説明する。
図3に示される第1連結部60は、ハウジング側連結部材としての枠体61と、ハンドル側連結部材としての回転体62と、第1弾性体としての4本の棒状ゴム63と、を有する。枠体61は両端が開口した角筒状に形成され、回転体62は枠体61内において回転可能に保持されている。また、棒状ゴム63は回転体62の側面と、該側面と対向する枠体61の角との間に配置されている。
ここで、枠体61はハウジング2(モータハウジング10)に固定されている一方、回転体62はハンドル3に固定されている。すなわち、棒状ゴム63は、ハウジング2に固定された枠体61とハンドル3に固定された回転体62との間に配置され、回転体62を介してハンドル3を弾性的に保持している。
図4に示されるように、回転体62の両端面には非円形の係合突起62aがそれぞれ形成されている。係合突起62aはハンドル3の第1部材3aおよび第2部材3bにそれぞれ形成されている係合孔64に嵌合され、ボルト65によって固定されている。すなわち、図3に示されるハンドル3の先端側は、回転体62を回転軸として変位可能(回動可能)にハウジング2に連結されている。換言すれば、ハンドル3の先端側は、ナイトハルトばねを介してハウジング2に連結されている。このため、ハンドル3は、ハンドル3の長手方向と直交する方向への変位は規制され、回転方向、すなわちハンドル3の長手方向を含む平面上においてのみハウジング2に対して変位可能となっている。
第1弾性体としての4本の棒状ゴム63は、ハンドル3の回転方向、すなわちハンドル3の長手方向を含む平面上においてのみ変形可能となっている。
次に、図3に示される第2連結部70について説明する。第2連結部70は、ハンドル3の後端側に設けられ、ハンドル3と一体に変位する板状の移動部材71を有する。移動部材71の端部は、ハウジング2(モータハウジング10)の上面に形成されている不図示のスリットを通してモータハウジング10の内部に進入している。
図5(a)に示されるように、モータハウジング10の内部には、移動部材71の端部を挟んで対向する一対の摩擦部材72a,72bが設けられている。一方の摩擦部材72bはモータハウジング10に固定され、他方の摩擦部材72aは移動可能に保持されている。具体的には、摩擦部材72aは、移動部材71に対して近接離反可能に保持されている。また、モータハウジング10の内部には図5の紙面上下方向にスライド可能な台座73が設けられており、この台座73の上に、第2弾性体としての板ゴム74および摩擦部材72aがこの順で載置されている。
モータハウジング10の側面には図5の紙面左右方向にスライド可能な操作部75が設けられている。操作部75の内側には台座73が当接するテーパ面75aが形成されている。図5(a)に示される操作部75が紙面右側へスライドされると、同図(b)に示されるように、操作部75のテーパ面75aによって台座73が押される。操作部75によって押された台座73はガイド部76に案内されて図5の紙面上方へ移動する。すなわち、台座73が摩擦部材72aと摩擦部材72bとの間に配置されている板ばね77の付勢に抗して押し上げられる。すると、台座73に載置されている板ゴム74および摩擦部材72aも押し上げられ、摩擦部材72aが移動部材71に押付けられる。換言すれば、一対の摩擦部材72a,72bの間に移動部材71が挟まれ、移動部材71の変位が規制される。一方、図5(b)に示される操作部75が紙面左側へスライドされると、同図(a)に示されるように、板ばね77の付勢によって台座73が押し下げられる。すると、台座73に載置されている板ゴム74および摩擦部材72aも押し下げられ、摩擦部材72aの移動部材71に対する押付けが解除される。換言すれば、摩擦部材72aが移動部材71から離反し、移動部材71は変位可能となる。すなわち、図3に示される第2連結部70は、操作部75の操作によって、移動部材71の変位を規制する規制状態(図5(b)に示される状態)と、移動部材71の変位を規制しない非規制状態(図5(a)に示される状態)と、に切り替えられる。もっとも、図5(b)に示されるように、摩擦部材72aは板ゴム74を介して移動部材71に押付けられる。すなわち、図3に示される第2連結部70が規制状態に切り替えられても、移動部材71の変位が完全に規制されるわけではない。また、操作部75の操作量つまりスライド量に応じて、図5(a)に示される摩擦部材72aの移動部材71に対する押付け力が調節される。
以上のように、図3に示されるジグソー1Bでは、ハンドル3とハウジング2との間に第1弾性体としての棒状ゴム63および第2弾性体としての板ゴム74(図5(a),(b))が介在している。よって、ハウジング2からハンドル3への振動の伝達が抑制され、作業者の負担が軽減されるとともに、切断精度が向上する。特に、ハンドル3の回転軸となる回転体62の周囲に棒状ゴム63が配置されているので、図3の紙面と平行または略平行な面内における回転方向の振動伝達が効果的に抑制される。なお、回転方向の振動はジグソー1Bの重心を中心として発生する。よって、第1連結部60をジグソー本体の重心近傍に設けることが好ましい。
さらに、ジグソー1Bに設けられている第2連結部70は、ハンドル3に固定されている移動部材71の変位を規制する規制状態と規制しない非規制状態とに切り替え可能である。すなわち、ジグソー1Bでは、ハンドル3のハウジング2に対する変位量が相対的に大きな状態と、ハンドル3のハウジング2に対する変位量が相対的に小さな状態と、を任意に選択することができる。よって、作業者は、防振性能を優先するときには第2連結部70を非規制状態に切り替え、切断精度を優先させるときには第2連結部70を規制状態に切り替えることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、第1弾性体や第2弾性体はコイルばねや空気ばねに置換することができる。ハンドルのハウジングに対する変位を規制するための手段には螺子やオイルダンパのような減衰手段を用いることもできる。
本発明はジグソー以外の往復動工具、例えば、セーバソーやヘッジトリマなどに適用することもできる。
1A,1B ジグソー
2 ハウジング
3 ハンドル
3a 第1部材
3b 第2部材
4 スイッチ
5 電源コード
10 モータハウジング
11 モータ
11a 出力軸
11b ピニオン
20 ギヤハウジング
21 運動変換機構
22 スピンドル
23 ギヤ
24 バランスウェイト
24a (バランスウェイトの)開口部
25,65 ボルト
26 ウェイトホルダ
27 偏心カム
28 ピン
30 プランジャ
31 コネクタ
32 ベース
32a (ベースの)開口部
40,60 第1連結部
41 固定部
41a 段付き孔
42a,42b クランプ部
43 (クランプ部の)開口部
44 突起
45 固定ボルト
46 ナット
47 ゴムリング
50,70 第2連結部
61 枠体
62 回転体
62a 係合突起
63 棒状ゴム
64 係合孔
71 移動部材
72a,72b 摩擦部材
73 台座
74 板ゴム
75 操作部
75a テーパ面
76 ガイド部
77 板ばね

Claims (6)

  1. 往復駆動される先端工具を備える往復動工具であって、
    駆動源の回転運動を前記先端工具の往復運動に変換する運動変換機構と、
    前記駆動源および前記運動変換機構が収容されたハウジングと、
    前記ハウジングと一体化されたハンドルと、を有し、
    前記ハンドルは、前記ハウジングに対して、前記ハンドルの長手方向を含む平面上で変位可能で、且つ前記ハンドルの長手方向に直交する方向への変位が規制されるように、弾性体を介して前記ハウジングに連結されている、
    往復動工具。
  2. 前記ハウジングに対する前記ハンドルの変位を規制可能である、
    請求項1記載の往復動工具。
  3. 前記ハンドルを第1弾性体を介して前記ハウジングに連結する第1連結部と、第2弾性体を介して前記ハウジングに連結する第2連結部とを有し、前記第1連結部と前記第2連結部とは前記ハンドルの長手方向において離間している、
    請求項1又は請求項2記載の往復動工具。
  4. 前記第1連結部は、前記ハンドルおよび前記ハウジングを貫通する第1連結部材を備え、
    前記第2連結部は、前記ハンドルおよび前記ハウジングを貫通する第2連結部材を備え、
    前記第1連結部材の周囲であって、かつ、前記ハンドルと前記ハウジングとの間に前記第1弾性体が配置され、
    前記第2連結部材の周囲であって、かつ、前記ハンドルと前記ハウジングとの間に前記第2弾性体が配置されている、
    請求項3記載の往復動工具。
  5. 前記第1連結部は、前記ハンドルに固定されたハンドル側連結部材および前記ハウジングに固定されたハウジング側連結部材を備え、
    前記第2連結部は、前記ハンドルに設けられ、該ハンドルと一体に変位する移動部材を備え、
    前記ハンドル側連結部材と前記ハウジング側連結部材との間に前記第1弾性体が配置され、
    前記ハウジングと前記移動部材との間に前記第2弾性体が移動可能に配置され、
    前記第2連結部は、前記移動部材の変位を規制する規制状態と前記移動部材の変位を規制しない非規制状態とに切り替えられる、
    請求項3記載の往復動工具。
  6. 往復駆動される先端工具を備える往復動工具であって、
    駆動源の回転運動を前記先端工具の往復運動に変換する運動変換機構と、
    前記駆動源および前記運動変換機構が収容されたハウジングと、
    前記ハウジングと一体化されたハンドルと、を有し、
    前記ハンドルは、前記ハンドルの長手方向を含む平面上においてのみ変形可能な弾性体を介して前記ハウジングに連結されている、
    往復動工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018001339A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 日立工機株式会社 往復動工具

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