JP2015029448A - 滅菌方法及び滅菌装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体食品を容器に充填するに際し、前もって、所望の細かいホールディング時間を容易に設定できる滅菌方法及び滅菌装置を提供する
【解決手段】容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置及びこれを用いる方法であって、滅菌装置は、滅菌タンク内で液体食品を流動するホールディングチューブを備え、ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられる滅菌装置。
【選択図】なし
【解決手段】容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置及びこれを用いる方法であって、滅菌装置は、滅菌タンク内で液体食品を流動するホールディングチューブを備え、ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられる滅菌装置。
【選択図】なし
Description
本発明は、ジュースや牛乳などの液体食品を容器に充填する滅菌装置及び滅菌方法に関する。
ジュース、牛乳等の内溶液は紙容器に充填する際にあらかじめ加熱による滅菌が施される。例えば、滅菌装置のタンク内に熱媒体(温水など)が満たされ、液体食品がタンク内に配置されたホールディングチューブと称されるコイル状の曲線管や直管、スパイラル管などのホールディングチューブを介して流れる間に熱媒体と間接的に熱交換することによって熱処理・滅菌を施す。(特許文献1参照)
ホールディングチューブは、製品滅菌後、一定の時間(ホールディング時間)、滅菌温度を保ち滅菌効果を得るチューブである。滅菌温度とホールディング時間は製品を滅菌する上で重要なファクターである。温度1℃、ホールディング時間の単位時間1秒の差で品質や風味に大きく影響する。
製品製造の前に、少量のロットで、パイロットプラントで処理される。様々な点が検討される。パイロットプラントの滅菌装置では所望の滅菌条件を調整するために、例えば、流量が一定であるので、長さの異なるホールディングチューブから所定の長さのホールディングチューブを、要求する液体食品の滅菌テスト条件に基づいて、選定する。しかしながら、細かい滅菌の設定時間(ホールディング時間)が組めない。
本発明は、液体食品を容器に充填するに際し、前もって、所望の細かい滅菌時間(ホールディング時間)を容易に設定できる滅菌方法及び滅菌装置を提供することを目的とする。
この課題を解決する本発明の滅菌装置及び滅菌方法では、容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置及びこれを用いる方法であって、
滅菌装置は、滅菌タンク内で液体食品を流動するホールディングチューブを備え、ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられることを特徴としている。
滅菌装置は、滅菌タンク内で液体食品を流動するホールディングチューブを備え、ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられることを特徴としている。
この発明の好ましい態様において、単位調整管が1秒間のホールディング時間に相当して液体食品を流動する長さに相当する直管、U字管、或いはL字管である。
上記構成の本発明によれば、以下の作用機能を発揮し、有利な効果が得られる。
この発明の滅菌装置は、容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置である。
パイロットプラントにおいて、少量ロットの液体食品について、滅菌装置でテストすることができる。
この発明の滅菌装置は、容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置である。
パイロットプラントにおいて、少量ロットの液体食品について、滅菌装置でテストすることができる。
この発明の滅菌装置は、滅菌タンク内で液体食品を流動するホールディングチューブを備える。
液体食品がホールディングチューブ内を流動する間に、滅菌タンク内の熱媒体と間接的に熱交換することによって熱処理され滅菌される。
液体食品がホールディングチューブ内を流動する間に、滅菌タンク内の熱媒体と間接的に熱交換することによって熱処理され滅菌される。
ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられる。
一定のホールディング時間を調整する一定の調整管が設けられるので、必要とするホールディング時間を概ねに調整することができる。
一定のホールディング時間を調整する一定の調整管が設けられるので、必要とするホールディング時間を概ねに調整することができる。
更に、この発明では、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管が設けられ、一定の調整管と組合わせることによって、所望のホールディング時間を得ることができる。
所望温度でホールディング時間を容易且つ確実に設定できる。製品滅菌の際に、液体食品の最適の滅菌温度と最適のホールディング時間によって、製品の品質、風味を最適し、製品の品質が確実に向上させることができる。
所望温度でホールディング時間を容易且つ確実に設定できる。製品滅菌の際に、液体食品の最適の滅菌温度と最適のホールディング時間によって、製品の品質、風味を最適し、製品の品質が確実に向上させることができる。
一定の調整管と単位調整管との組合わせが、着脱自在に設けられる。
製品、顧客要求などに応じて、機動的に調整することができる。
上述のように、液体食品を容器に充填するに際し、前もって、所望の細かい滅菌時間(ホールディング時間)を容易に設定できる滅菌方法及び滅菌装置を提供することができる。
製品、顧客要求などに応じて、機動的に調整することができる。
上述のように、液体食品を容器に充填するに際し、前もって、所望の細かい滅菌時間(ホールディング時間)を容易に設定できる滅菌方法及び滅菌装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
この実施形態の滅菌装置は、容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置である。
パイロットプラントにおいて、少量ロットの液体食品について、滅菌装置でテストする。
この実施形態の滅菌装置は、容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置である。
パイロットプラントにおいて、少量ロットの液体食品について、滅菌装置でテストする。
この形態の滅菌装置は、滅菌タンク内で液体食品を流動するホールディングチューブを備える。
液体食品をホールディングチューブ内を流動させる間に、滅菌タンク内の熱媒体と間接的に熱交換することによって液体食品が熱処理され、滅菌される。
この形態の滅菌装置の構成は、紙容器に充填する滅菌タンクの内部に温水を満たし、滅菌タンクの内部に内容液としての液体食品を循環するためのホールディングチューブを備える。
液体食品をホールディングチューブ内を流動させる間に、滅菌タンク内の熱媒体と間接的に熱交換することによって液体食品が熱処理され、滅菌される。
この形態の滅菌装置の構成は、紙容器に充填する滅菌タンクの内部に温水を満たし、滅菌タンクの内部に内容液としての液体食品を循環するためのホールディングチューブを備える。
この形態のホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられる。
一定のホールディング時間を調整する一定の調整管が設けられ、必要とするホールディング時間を概ねに調整する。
このホールディングチューブはスパイラル/コイル管と直管で形成され、一定の調整管のコイル管の一端に長さ調整用の単位調整管がU字状でフランジを介して着脱自在に設けられる。
この単位調整管は内溶液が所定の流速で通過する時間が1秒であるように設定される。このため、ホールディングチューブに調整管を追加接続することによって、液体食品としての内容液は1秒分に相当するホールディング時間が延長される。
一定のホールディング時間を調整する一定の調整管が設けられ、必要とするホールディング時間を概ねに調整する。
このホールディングチューブはスパイラル/コイル管と直管で形成され、一定の調整管のコイル管の一端に長さ調整用の単位調整管がU字状でフランジを介して着脱自在に設けられる。
この単位調整管は内溶液が所定の流速で通過する時間が1秒であるように設定される。このため、ホールディングチューブに調整管を追加接続することによって、液体食品としての内容液は1秒分に相当するホールディング時間が延長される。
一定の調整管のコイル管では、液体食品の滅菌時間に対応して、例えば、2,4,6,10,15,30,45,60秒用の長さの異なるホールディングチューブが用意される。これらの組合わせで、必要とするホールディング時間を概ねに調整する。
この実施形態では、1秒用の単位調整管を加えることによって、上記の概ね調整された時間にプラス1秒とする。
例えば、6秒対応の一定の調整管に単位調整管を接続することで、ホールディング時間を6秒プラス1秒で7秒に調整する。
上記例のように、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管が設けられ、一定の調整管と組合わせることによって、所望のホールディング時間を得る。
所望温度でホールディング時間を容易且つ確実に設定できる。製品滅菌の際に、液体食品の最適の滅菌温度と最適のホールディング時間によって、製品の品質、風味を最適し、製品の品質が確実に向上させることができる。
例えば、6秒対応の一定の調整管に単位調整管を接続することで、ホールディング時間を6秒プラス1秒で7秒に調整する。
上記例のように、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管が設けられ、一定の調整管と組合わせることによって、所望のホールディング時間を得る。
所望温度でホールディング時間を容易且つ確実に設定できる。製品滅菌の際に、液体食品の最適の滅菌温度と最適のホールディング時間によって、製品の品質、風味を最適し、製品の品質が確実に向上させることができる。
上記実施形態に加えて、別の実施形態では、1秒増加用の単位調整管をL字形状にすることもできる。滅菌機の内部に形成された他のチューブ構造に対応して取付けできる。これによって、選択性が広がる。
これら実施形態では、一定の調整管と単位調整管との組合わせが、着脱自在に設けられる。
製品、顧客要求などに応じて、機動的に調整する。
製品、顧客要求などに応じて、機動的に調整する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
この発明は、液体食品の包装充填の製造に適用することができる。
Claims (3)
- 容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置であって、
該滅菌装置は、滅菌タンク内で該液体食品を流動するホールディングチューブを備え、該ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられることを特徴とする滅菌装置。 - 該単位調整管が1秒間のホールディング時間に相当して液体食品を流動する長さに相当する直管、U字管、或いはL字管である、請求項1記載の包装容器。
- 容器に充填する少量ロットの液体食品用の滅菌装置を用いる滅菌方法であって、
該滅菌装置は、滅菌タンク内で該液体食品を流動するホールディングチューブを備え、該ホールディングチューブには、一定のホールディング時間を調整する一定の調整管と、ホールディング時間の単位時間に相当する長さの単位調整管と、それらの組合わせが、着脱自在に設けられることを特徴とする滅菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013159895A JP2015029448A (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | 滅菌方法及び滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013159895A JP2015029448A (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | 滅菌方法及び滅菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015029448A true JP2015029448A (ja) | 2015-02-16 |
Family
ID=52515328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013159895A Pending JP2015029448A (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | 滅菌方法及び滅菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015029448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019147625A (ja) * | 2016-04-07 | 2019-09-05 | 大日本印刷株式会社 | 飲料充填装置の洗浄・殺菌方法及び装置 |
US11034566B2 (en) | 2015-12-22 | 2021-06-15 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Sterilization process transition method, product filling apparatus, and method and apparatus of cleaning and sterilizing the product filling apparatus |
-
2013
- 2013-07-31 JP JP2013159895A patent/JP2015029448A/ja active Pending
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