JP2015026941A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2回以上の宛先番号の入力操作をユーザーに要求することなく、入力操作ミスや記憶違い等に基づく誤送信を確実に防止し、また、宛先の参照間違いや送信規定違反に基づく誤送信の発生をも確実に防止することが可能な通信装置を提供する。
【解決手段】外部の通信装置に送信データを送信するデータ送信機能を有し、前記送信データの送信宛先および送信指示をユーザーから受け付ける操作部と、外部の情報機器に予め保持された少なくとも1つの登録宛先を取得する登録宛先取得部と、前記操作部および前記登録宛先取得部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御することを特徴とする通信装置。
【選択図】図4
【解決手段】外部の通信装置に送信データを送信するデータ送信機能を有し、前記送信データの送信宛先および送信指示をユーザーから受け付ける操作部と、外部の情報機器に予め保持された少なくとも1つの登録宛先を取得する登録宛先取得部と、前記操作部および前記登録宛先取得部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御することを特徴とする通信装置。
【選択図】図4
Description
この発明は、ファクシミリやメール等のデータ送信を行う通信装置に関する。
ファクシミリ(FAX)やメール等のデータ送信を行う通信装置において、ユーザーがデータの送信先の宛先を手入力で入力するとき、ユーザーの入力操作ミスや記憶違い等により、正しい宛先が入力されないことがある。このような場合、ユーザーが意図しない送信先にデータが誤送信され、顧客情報や社内情報などの機密情報の漏洩につながるおそれがある。
このようなユーザーの入力操作ミスや記憶違い等に基づく誤送信を防止すべく、宛先番号を2回続けて入力し、1回目と2回目の入力結果が一致しなければデータ送信が行えない通信装置が提案されている。例えば、2回目の入力をFAX番号の数字列の末尾から逆順に入力し、1回目の通常入力によるFAX番号と2回目の逆順入力によるFAX番号とが一致した場合にFAXの送信動作を許可することにより、誤送信の発生を防止する通信端末装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、FAX番号を入力可能な複数の入力手段を持ち、FAX送信の際に複数の入力手段の中から少なくとも2つを選択させ、各入力手段によるFAX番号の入力結果が一致している場合にFAX送信を許可するファクシミリ装置も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、ユーザーに宛先番号を2回以上入力させる方法は、宛先番号を1回だけ入力させる場合と比べて入力操作が煩雑となるため、かえってユーザーの入力操作ミスを誘発するおそれがあった。また、ユーザーが2回目以降の操作で入力操作ミスをした場合、また一から入力操作のやり直しをしなければならないため、ユーザーに必要以上の負担を生じるおそれもあった。さらに、記憶違いに基づく誤送信の場合、正しい宛先番号を別途参照した上で再度入力し直さなければならないため、ユーザーに大きな負担を生じるおそれがあった。
また、データの誤送信には、単純な入力操作ミスや記憶違いに基づく誤送信の他に、宛先の参照間違いや送信規定違反に基づく誤送信がある。宛先の参照間違いに基づく誤送信としては、例えば、宛先の住所変更や組織改編による宛先番号の変更があったにもかかわらず、変更前の宛先番号を参照することによる誤送信や、送信宛先のリストを参照する際に互いに似通った会社名や部署名を取り違えて参照することによる誤送信などがあげられる。また、送信規定違反に基づく誤送信としては、取引先の企業との事前の取り決めにより、緊急の文書のみFAXによる送信をし、それ以外の通常文書については電子メールで送信するとの規定が定められた場合に、通常の文書をFAX送信することによる誤送信があげられる。この場合、たとえ宛先番号に間違いがなかったとしても誤送信となる。
このような宛先の参照間違いや送信規定違反に基づく誤送信の場合、参照された宛先番号自体に間違いがないため、従来のようにユーザーに宛先番号を2回以上入力させる方法を採用したとしても、誤送信を防ぐことができないという問題があった。
また、このような誤送信が発生した場合、正しい送信先にデータを送信したとユーザー自身が思いこんでしまっていることも多いことから、本来データを送信すべき宛先にデータが届かないまま長時間放置されることにより、さらなる問題を誘発するおそれもあった。
また、このような誤送信が発生した場合、正しい送信先にデータを送信したとユーザー自身が思いこんでしまっていることも多いことから、本来データを送信すべき宛先にデータが届かないまま長時間放置されることにより、さらなる問題を誘発するおそれもあった。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、2回以上の宛先番号の入力操作をユーザーに要求することなく、入力操作ミスや記憶違い等に基づく誤送信を確実に防止し、また、宛先の参照間違いや送信規定違反に基づく誤送信の発生をも確実に防止することが可能な通信装置を提供することにある。
この発明は、外部の通信装置に送信データを送信するデータ送信機能を有し、前記送信データの送信宛先および送信指示をユーザーから受け付ける操作部と、外部の情報機器に予め保持された少なくとも1つの登録宛先を取得する登録宛先取得部と、前記操作部および前記登録宛先取得部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御することを特徴とする通信装置を提供するものである。
この発明によれば、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御するため、2回以上の宛先番号の入力操作をユーザーに要求することなく、入力操作ミスや記憶違い等に基づく誤送信を確実に防止し、また、宛先の参照間違いや送信規定違反に基づく誤送信の発生をも確実に防止することができる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施形態1)
<通信システムの構成>
この発明の実施形態1に係る通信装置1を用いた通信システムの構成について説明する。
以下、図1〜図3に基づき、この発明の通信装置1を用いた通信システムの構成を説明する。
図1は、この発明の通信装置1を用いた通信システムの構成を示す説明図である。
図2は、図1に示す通信装置1の概略構成を示すブロック図である。
図3は、図1に示す情報機器2の概略構成を示すブロック図である。
<通信システムの構成>
この発明の実施形態1に係る通信装置1を用いた通信システムの構成について説明する。
以下、図1〜図3に基づき、この発明の通信装置1を用いた通信システムの構成を説明する。
図1は、この発明の通信装置1を用いた通信システムの構成を示す説明図である。
図2は、図1に示す通信装置1の概略構成を示すブロック図である。
図3は、図1に示す情報機器2の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この発明の通信装置1を用いた通信システムは、通信装置1、ネットワーク3を通じて通信装置1と接続された他の通信装置1a、および無線通信4を通じて通信装置1と通信可能な情報機器2から構成される。
通信装置1および情報機器2は、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線技術を備えており、情報機器2を通信装置1にかざすことにより情報機器2に予め登録された登録宛先番号などの送信データが通信装置1に送信される。
通信装置1および情報機器2は、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線技術を備えており、情報機器2を通信装置1にかざすことにより情報機器2に予め登録された登録宛先番号などの送信データが通信装置1に送信される。
ネットワーク3としては、LAN、インターネットなどの広域ネットワーク(WAN)、専用の通信回線などいずれのネットワークを利用してもよい。
<通信装置の構成>
以下、図1に示す通信装置1の各構成要素を説明する。
図2に示すように、この発明の通信装置1は、制御部10、通信部11、登録宛先取得部12、送信宛先判定部13、表示部14、操作部15、情報機器管理部16および送信データ取得部17を備える。通信部11は、ネットワーク3に接続される。
以下、図1に示す通信装置1の各構成要素を説明する。
図2に示すように、この発明の通信装置1は、制御部10、通信部11、登録宛先取得部12、送信宛先判定部13、表示部14、操作部15、情報機器管理部16および送信データ取得部17を備える。通信部11は、ネットワーク3に接続される。
制御部10は、通信装置1の各構成要素の動作を制御する部分である。主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。制御部10は、CPUあるいはマイクロプロセッサ(Microprocessor)を主体とする回路である。制御部10は、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各ハードウェアを有機的に動作させて、後述するようなこの発明の通信機能または送信宛先判定機能などを実行する。
なお、周辺回路として、特定の用途のために設計、製造される集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)、その他の演算機能を有する回路を含んでいてもよい。
なお、周辺回路として、特定の用途のために設計、製造される集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)、その他の演算機能を有する回路を含んでいてもよい。
通信部11は、ネットワーク3を介して、外部の通信装置1aと通信する部分である。すなわち、通信部11は、FAXやメールなどの種々の情報を外部の通信装置1aに対して送受信する部分である。
登録宛先取得部12は、情報機器2のデータ送信部22から送信された登録宛先データを受信する部分である。
登録宛先取得部12の受信方法としては、例えば、NFC(Near Field Communication)を用いる。NFCは、13.56MHz帯の近距離無線通信規格であり、RFID技術(ICカード/ICタグ)の次世代標準規格として国際標準機関(ISO)に承認されたものである。その通信プロトコルとしては、例えば、ISO14443 Type A,B,FeliCa(登録商標)、ISO15693の4種類が挙げられる。ISO15693は、ICタグの通信プロトコルを規定したものであるため、この発明のように、登録宛先データの受信を行う場合には、ISO TypeA,B,FeliCaのうちのいずれかを用いる場合が一般的である。
なお、読み取り方式としては、非接触方式に限られず、有線接続やUSB接続などの接触方式による読み取りであってもよい。
登録宛先取得部12の受信方法としては、例えば、NFC(Near Field Communication)を用いる。NFCは、13.56MHz帯の近距離無線通信規格であり、RFID技術(ICカード/ICタグ)の次世代標準規格として国際標準機関(ISO)に承認されたものである。その通信プロトコルとしては、例えば、ISO14443 Type A,B,FeliCa(登録商標)、ISO15693の4種類が挙げられる。ISO15693は、ICタグの通信プロトコルを規定したものであるため、この発明のように、登録宛先データの受信を行う場合には、ISO TypeA,B,FeliCaのうちのいずれかを用いる場合が一般的である。
なお、読み取り方式としては、非接触方式に限られず、有線接続やUSB接続などの接触方式による読み取りであってもよい。
送信宛先判定部13は、操作部15から入力された送信宛先および情報機器2から取得した登録宛先241を比較し、一致しているか否かを判定する部分である。
表示部14は、通信装置1のユーザーに対して各種情報の表示を行う部分である。表示部14は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどで構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
操作部15は、通信装置1を操作するためのインターフェイスである。例えば、液晶パネルや送信宛先番号を入力するためのテンキー151などのキーボードやFAX送信実行キー152である。ユーザーは、操作部15を操作することによって、通信装置1に対する指示を実行する。
情報機器管理部16は、使用可能な情報機器2を管理する。RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体が用いられる。
ユーザーは、登録宛先241を保存した情報機器2を事前に登録しておく。登録された情報機器2の登録情報は、情報機器管理部16によって管理される。制御部10は、情報機器管理部16にアクセスして、対象となる情報機器2が事前に登録されたものであるか否かを判定する。
ユーザーは、登録宛先241を保存した情報機器2を事前に登録しておく。登録された情報機器2の登録情報は、情報機器管理部16によって管理される。制御部10は、情報機器管理部16にアクセスして、対象となる情報機器2が事前に登録されたものであるか否かを判定する。
送信データ取得部17は、外部の通信装置1aに送信すべき送信データを取得する部分である。スキャナ等により読み取った原稿のデータや、ネットワーク3または無線通信4を通じて送信されたデータを取得する。送信データ取得部17に取得される送信データとしては、FAXやメールのデータ等があげられる。
<情報機器の構成>
次に、図1に示す情報機器2の各構成要素を説明する。
図3に示すように、この発明の情報機器2は、制御部20、データ送信部22、登録宛先管理部23、表示部24、操作部25および登録宛先データ保持部26を備える。
次に、図1に示す情報機器2の各構成要素を説明する。
図3に示すように、この発明の情報機器2は、制御部20、データ送信部22、登録宛先管理部23、表示部24、操作部25および登録宛先データ保持部26を備える。
制御部20は、情報機器2の各構成要素の動作を制御する部分である。
データ送信部22は、通信装置1と登録宛先情報を送信する部分である。
登録宛先管理部23は、情報機器2に保存されている登録宛先241を管理する部分である。
表示部24は、情報機器2のユーザーに対して各種情報の表示を行う部分である。
操作部25は、情報機器2を操作するためのインターフェイスである。
登録宛先データ保持部26は、登録宛先のデータを格納する。RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体が用いられる。
データ送信部22は、通信装置1と登録宛先情報を送信する部分である。
登録宛先管理部23は、情報機器2に保存されている登録宛先241を管理する部分である。
表示部24は、情報機器2のユーザーに対して各種情報の表示を行う部分である。
操作部25は、情報機器2を操作するためのインターフェイスである。
登録宛先データ保持部26は、登録宛先のデータを格納する。RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体が用いられる。
なお、制御部20、データ送信部22、表示部24および操作部25は、それぞれ制御部10、登録宛先取得部12、表示部14および操作部15と同様の構成を有する。それゆえ、これら共通部分の構成の詳細については、説明を省略する。
<通信装置の処理手順の具体例>
次に、図4に基づき、通信装置1の処理手順の具体例について説明する。
図4は、この発明の通信装置1の処理手順を示すフローチャートである。
次に、図4に基づき、通信装置1の処理手順の具体例について説明する。
図4は、この発明の通信装置1の処理手順を示すフローチャートである。
制御部10は、以下のステップに示す手順に従う。
なお、初期状態においては、制御部10は、操作部15の送信実行キー152の操作をロックし、ユーザーからのデータ送信指令を受け付けないようにしておく。
なお、初期状態においては、制御部10は、操作部15の送信実行キー152の操作をロックし、ユーザーからのデータ送信指令を受け付けないようにしておく。
図4のステップS1において、制御部10は、操作部15から入力された送信宛先を受け付ける(ステップS1)。
次に、ステップS2において、制御部10は、送信宛先を受け付けた後、情報機器2を登録宛先取得部12に近づける旨の指示を表示部14に表示させる(ステップS2)。
続くステップS3において、制御部10は、情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づいたか否かを判定する(ステップS3)。
情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づいた場合(ステップS3の判定がYesの場合)、制御部10は、続くステップS4において、情報機器2から登録宛先取得部12を通じて送信宛先情報を取得する(ステップS4)。
一方、情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づいていない場合(ステップS3の判定がNoの場合)、制御部10は、情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づくまで、ステップS3の判定を繰り返す。
情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づいた場合(ステップS3の判定がYesの場合)、制御部10は、続くステップS4において、情報機器2から登録宛先取得部12を通じて送信宛先情報を取得する(ステップS4)。
一方、情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づいていない場合(ステップS3の判定がNoの場合)、制御部10は、情報機器2が登録宛先取得部12の無線通信圏内まで十分に近づくまで、ステップS3の判定を繰り返す。
次に、ステップS5において、制御部10は、操作部15から入力された送信宛先と情報機器2から取得した登録宛先が一致しているか否かを送信宛先判定部13に判定させる(ステップS5)。
宛先が一致している場合、ステップS6において、制御部10は、当該宛先を正しい送信宛先と認定した上で、操作部15の送信実行キー152のロックを解除して、当該送信宛先へのデータ送信を可能にする(ステップS6)。
一方、宛先が一致していない場合は、ステップS7において、制御部10は、データ送信が不可である旨のメッセージを表示部14に表示させる(ステップS7)。その後、制御部10は、処理を終了させる。
宛先が一致している場合、ステップS6において、制御部10は、当該宛先を正しい送信宛先と認定した上で、操作部15の送信実行キー152のロックを解除して、当該送信宛先へのデータ送信を可能にする(ステップS6)。
一方、宛先が一致していない場合は、ステップS7において、制御部10は、データ送信が不可である旨のメッセージを表示部14に表示させる(ステップS7)。その後、制御部10は、処理を終了させる。
次に、ステップS8において、制御部10は、送信実行キー152が押されたことを確認する(ステップS8)。
送信実行キー152が押されたことを確認すると、制御部10は、送信データ取得部17に送信データを取得させた後、送信データを送信宛先に送信させる(ステップS9)。
送信データの送信処理を終えた後、制御部10は、処理を終了する。
送信実行キー152が押されたことを確認すると、制御部10は、送信データ取得部17に送信データを取得させた後、送信データを送信宛先に送信させる(ステップS9)。
送信データの送信処理を終えた後、制御部10は、処理を終了する。
<通信装置の処理手順の具体例>
次に、図5、図6に基づき、通信装置1および情報機器2の処理の具体例について説明する。
図5は、図1に示す通信装置1および情報機器2の一例を示す説明図である。
図6(A)〜図6(C)は、図1に示す通信装置1の送信宛先番号と情報機器2の登録宛先番号との照合結果を示す説明図である。
次に、図5、図6に基づき、通信装置1および情報機器2の処理の具体例について説明する。
図5は、図1に示す通信装置1および情報機器2の一例を示す説明図である。
図6(A)〜図6(C)は、図1に示す通信装置1の送信宛先番号と情報機器2の登録宛先番号との照合結果を示す説明図である。
図5に示すように、ユーザーは通信装置1の操作部15のテンキー151により宛先番号を入力すると、表示部14に入力された宛先番号が表示される。
このとき、表示部14に宛先番号が表示されるとともに、登録宛先241が登録された携帯端末2aを登録宛先受信部153aに近づけるようにユーザーに促すメッセージ142aが表示される。
この時点においては、送信実行キー152の操作はロックされているため、ユーザーが送信実行キー152を操作してもデータの送信が開始することはない。
このとき、表示部14に宛先番号が表示されるとともに、登録宛先241が登録された携帯端末2aを登録宛先受信部153aに近づけるようにユーザーに促すメッセージ142aが表示される。
この時点においては、送信実行キー152の操作はロックされているため、ユーザーが送信実行キー152を操作してもデータの送信が開始することはない。
登録宛先241が登録された携帯端末2aが登録宛先受信部153aの無線通信範囲内まで十分に近づくと、登録宛先受信部153aは携帯端末2aから登録宛先241を取得する。
その後、操作部15から入力された宛先番号141と、登録宛先受信部153aが取得した登録宛先241とが照合される。
その後、操作部15から入力された宛先番号141と、登録宛先受信部153aが取得した登録宛先241とが照合される。
図6において、図6(A)の左側の図は、図5の通信装置1の表示部14に表示された画面を表すものとし、図6(A)の右側の図は、図5の情報機器2の表示部24に表示された画面を表すものとする。図6(B)および図6(C)についても同様である。
図6(A)において、入力された宛先番号が「077−888−9999」であり、携帯端末2aの登録宛先241には、A社の宛先番号「011−222−3333」、B社の宛先番号「044−555−6666」およびC社の宛先番号「077−888−9999」の3つが登録されているものとする。
照合の結果、入力された宛先番号141と、登録宛先241との番号が一致するため、宛先番号の照合結果が一致した旨と送信可能である旨のメッセージ143aが表示部14に表示される。この時点で送信実行キー152の操作のロックが解除される。ここで、ユーザーが送信実行キー152を押すことによって、スキャナ等の送信データ取得部17にセットされた原稿が読み取られて送信データが取得され、データ送信が実行される。
一方、図6(B)において、入力された宛先番号が「077−888−9999」であり、携帯端末2aの登録宛先241には、A社の宛先番号「011−222−3333」、B社の宛先番号「044−555−6666」およびD社の宛先番号「012−345−6789」の3つの宛先番号が登録されているものとする。
照合の結果、入力された宛先番号141と一致する宛先番号が登録宛先241に登録されていないため、正しい宛先番号を入力するか、または登録宛先の登録情報に間違いがないか確認するようユーザーに促す旨のメッセージ143bが表示部14に表示される。この場合、送信実行キー152の操作のロックは解除されないため、ユーザーが送信実行キー152を操作しても、送信データ取得部17は原稿の読み取りを行わず、送信データの送信が実行されることもない。
このように、宛先番号の1回目の入力をユーザーによる通信装置1への直接入力とする一方で、情報機器2に予め保持された宛先番号を通信装置1が受信することによって、2回目の入力が実行される。
(実施形態2)
図6(C)において、入力された宛先番号が「012−345−6786」であり、携帯端末2aの登録宛先241には、A社の宛先番号「011−222−3333」、B社の宛先番号「044−555−6666」およびD社の宛先番号「012−345−6789」の3つの宛先番号が登録されているものとする。
図6(C)において、入力された宛先番号が「012−345−6786」であり、携帯端末2aの登録宛先241には、A社の宛先番号「011−222−3333」、B社の宛先番号「044−555−6666」およびD社の宛先番号「012−345−6789」の3つの宛先番号が登録されているものとする。
照合の結果、入力された宛先番号141と一致する宛先番号が登録宛先241に登録されていないが、入力された宛先番号「012−345−6786」と一字違いの宛先番号「012−345−6789」が登録宛先241に登録されていることから、当該入力された宛先番号が入力間違いによる可能性がある。
そこで、制御部10は、入力された宛先番号と類似の宛先番号を表示部14に表示させ、ユーザーに入力間違いかどうかを確認させる旨のメッセージ143cを表示させる。
このようにすると、ユーザーが登録宛先を確認する負担をかけることなく、入力ミスによる間違えを減らすことができる。
なお、入力間違いによるものか否かの判断は、入力された宛先番号141と登録された宛先番号とが一字違いである場合の他、数字の6と8など読み間違えやすい数字の違いなどに基づいてなされてもよい。
そこで、制御部10は、入力された宛先番号と類似の宛先番号を表示部14に表示させ、ユーザーに入力間違いかどうかを確認させる旨のメッセージ143cを表示させる。
このようにすると、ユーザーが登録宛先を確認する負担をかけることなく、入力ミスによる間違えを減らすことができる。
なお、入力間違いによるものか否かの判断は、入力された宛先番号141と登録された宛先番号とが一字違いである場合の他、数字の6と8など読み間違えやすい数字の違いなどに基づいてなされてもよい。
次に、図7および図8に基づき、実施形態3および実施形態4に係る通信装置1の処理の具体例について説明する。
(実施形態3)
図7は、図5に示す情報機器2の別の一例を示す説明図である。
図7に示すように、情報機器2としてUSBメモリ2bを用いる場合を説明する。
この場合、通信装置1に宛先番号141が入力されると、制御部10は、表示部14に登録宛先241が保存されたUSBメモリ2bをUSB端子153bに挿入する旨のメッセージ142bを表示させる。
図7は、図5に示す情報機器2の別の一例を示す説明図である。
図7に示すように、情報機器2としてUSBメモリ2bを用いる場合を説明する。
この場合、通信装置1に宛先番号141が入力されると、制御部10は、表示部14に登録宛先241が保存されたUSBメモリ2bをUSB端子153bに挿入する旨のメッセージ142bを表示させる。
登録宛先241が保存されたUSBメモリ2bがUSB端子153bに挿入されると、制御部10は、USB端子153bを介してUSBメモリ2bに保存された登録宛先241を取得する。
(実施形態4)
次に、情報機器2として読み書き可能なICカード2cを用いる場合を説明する。
図8は、図5に示す情報機器2の別の一例を示す説明図である。
図8に示すように、通信装置1に宛先番号141が入力されると、制御部10は、表示部14に登録宛先241が保存されたICカード2cをタッチ位置にタッチする旨のメッセージ142cを表示させる。
次に、情報機器2として読み書き可能なICカード2cを用いる場合を説明する。
図8は、図5に示す情報機器2の別の一例を示す説明図である。
図8に示すように、通信装置1に宛先番号141が入力されると、制御部10は、表示部14に登録宛先241が保存されたICカード2cをタッチ位置にタッチする旨のメッセージ142cを表示させる。
登録宛先241が記録されたICカード2cがICカード受信部153cにタッチされると、制御部10は、ICカード受信部153cを介してICカード2cに記録された登録宛先241を取得する。
(実施形態5)
次に、図9および図10に基づき、実施形態5に係る通信装置1の処理手順の具体例について説明する。実施形態3では、情報機器2が複数存在する場合の処理について説明する。
図9は、この発明の通信装置の処理手順を示すフローチャートである。
図10は、複数の情報機器が存在する場合の通信装置の処理の一例を示す説明図である。
次に、図9および図10に基づき、実施形態5に係る通信装置1の処理手順の具体例について説明する。実施形態3では、情報機器2が複数存在する場合の処理について説明する。
図9は、この発明の通信装置の処理手順を示すフローチャートである。
図10は、複数の情報機器が存在する場合の通信装置の処理の一例を示す説明図である。
図9のステップS11〜S13およびS16〜S21の処理はそれぞれ、図4のステップS1〜S3およびS4〜S9の処理に対応するため、説明を省略する。
ここでは、図4にないステップS14およびS15の処理について説明する。
ここでは、図4にないステップS14およびS15の処理について説明する。
図9のステップS13において、情報機器2が表示部14にかざされたことを確認すると、続くステップS14において、制御部10は、情報機器2の制限が有効か否かを判定する(ステップS14)。
情報機器2の制限が有効な場合(ステップS14の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS15において、表示部14にかざされた情報機器2が、情報機器管理部16に登録されたものか否かを判定する(ステップS15)。
一方、情報機器2の制限が有効でない場合(ステップS14の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS16において、情報機器2から登録宛先取得部12経由で送信宛先情報を取得する(ステップS16)。
情報機器2の制限が有効な場合(ステップS14の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS15において、表示部14にかざされた情報機器2が、情報機器管理部16に登録されたものか否かを判定する(ステップS15)。
一方、情報機器2の制限が有効でない場合(ステップS14の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS16において、情報機器2から登録宛先取得部12経由で送信宛先情報を取得する(ステップS16)。
ステップS15において、表示部14にかざされた情報機器2が、情報機器管理部16に登録されたものである場合(ステップS15の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS16において、情報機器2から登録宛先取得部12経由で送信宛先情報を取得する(ステップS16)。
一方、表示部14にかざされた情報機器2が、情報機器管理部16に登録されたものでない場合(ステップS15の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS19において、表示部14にデータ送信不可の旨のメッセージを表示する(ステップS19)。
一方、表示部14にかざされた情報機器2が、情報機器管理部16に登録されたものでない場合(ステップS15の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS19において、表示部14にデータ送信不可の旨のメッセージを表示する(ステップS19)。
図10に示すように、登録済みの情報機器のグループ200に属する情報機器を情報機器2dおよび2e、未登録の情報機器を情報機器2fおよび2gとする。
このとき、通信装置1は、情報機器2の制限が有効でない場合は、全ての情報機器2d〜2gから登録宛先241を取得することができる。
一方、情報機器2の制限が有効の場合、登録済みの情報機器のグループ200に属する情報機器2dおよび2eのみから登録宛先141を取得することができる。
このように、複数の情報機器2が存在する場合、事前登録により、登録宛先241を取得すべき情報機器2とそうでない情報機器2とに分類することができる。
このとき、通信装置1は、情報機器2の制限が有効でない場合は、全ての情報機器2d〜2gから登録宛先241を取得することができる。
一方、情報機器2の制限が有効の場合、登録済みの情報機器のグループ200に属する情報機器2dおよび2eのみから登録宛先141を取得することができる。
このように、複数の情報機器2が存在する場合、事前登録により、登録宛先241を取得すべき情報機器2とそうでない情報機器2とに分類することができる。
(他の実施形態)
1.実施形態4において、社員証などのICカード2cに登録宛先241を記録して読み取るようにしてもよい。このようにすれば、権限をもった特定の社員の承認を受けなければデータを送信できないようにすることができる。(実施形態6)
また、通信装置1が設置された部屋に対応するICカード2cを一括管理することによって、ICカード2cなしに社内から無断でデータが送信されるのを防止することもできる
2.実施形態5において、ICカード2cの場合は、有効期限が切れたICカード2cを情報機器管理部16の登録情報から削除することにより、有効期限が切れたICカード2cを用いたデータの送信をできないようにすることもできる。(実施形態7)
1.実施形態4において、社員証などのICカード2cに登録宛先241を記録して読み取るようにしてもよい。このようにすれば、権限をもった特定の社員の承認を受けなければデータを送信できないようにすることができる。(実施形態6)
また、通信装置1が設置された部屋に対応するICカード2cを一括管理することによって、ICカード2cなしに社内から無断でデータが送信されるのを防止することもできる
2.実施形態5において、ICカード2cの場合は、有効期限が切れたICカード2cを情報機器管理部16の登録情報から削除することにより、有効期限が切れたICカード2cを用いたデータの送信をできないようにすることもできる。(実施形態7)
以上に述べたように、
(i)この発明の通信装置は、
外部の通信装置に送信データを送信するデータ送信機能を有し、前記送信データの送信宛先および送信指示をユーザーから受け付ける操作部と、外部の情報機器に予め保持された少なくとも1つの登録宛先を取得する登録宛先取得部と、前記操作部および前記登録宛先取得部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御することを特徴とする。
(i)この発明の通信装置は、
外部の通信装置に送信データを送信するデータ送信機能を有し、前記送信データの送信宛先および送信指示をユーザーから受け付ける操作部と、外部の情報機器に予め保持された少なくとも1つの登録宛先を取得する登録宛先取得部と、前記操作部および前記登録宛先取得部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御することを特徴とする。
この発明において、「通信装置」とは、外部の通信装置等にFAXやメール等のデータを送信する送信機能を有する装置である。また、送信されるデータは、文字データや静止画データに限られず、例えば、テレビ会議システムや動画配信等などの動画データ送信機能を有する装置であってもよい。また、音声データ送信機能を有する装置であってもよい。
「外部の通信装置」とは、この発明の通信装置からFAXやメール等のデータを受信する受信機能を有する装置である。外部の通信装置は、この発明の通信装置と同じ構成を有する装置である必要はない。例えば、Webサーバーやクラウドサーバー等であってもよい。
「外部の通信装置」とは、この発明の通信装置からFAXやメール等のデータを受信する受信機能を有する装置である。外部の通信装置は、この発明の通信装置と同じ構成を有する装置である必要はない。例えば、Webサーバーやクラウドサーバー等であってもよい。
「情報機器」とは、外部に送信可能な各種の情報データを保持するデータ保持機能を有する機器である。例えば、スマートフォン、携帯電話、PHS、PDA、タブレット端末、ノートパソコン、携帯型ナビゲーション装置などの携帯型端末を利用することができる。
また、携帯型端末に限られず、例えば、NFC(Near Field Communication)を有するICカードであってもよい。また、非接触で情報を送信可能な情報機器に限られず、例えば、USBメモリのような接触型の情報機器であってもよい。また、携帯型の情報機器に限られず、例えば、据え置き型のPCや外部のサーバーであってもよい。
また、この発明の通信装置のユーザーと情報機器のユーザーとは同一である必要はない。
また、携帯型端末に限られず、例えば、NFC(Near Field Communication)を有するICカードであってもよい。また、非接触で情報を送信可能な情報機器に限られず、例えば、USBメモリのような接触型の情報機器であってもよい。また、携帯型の情報機器に限られず、例えば、据え置き型のPCや外部のサーバーであってもよい。
また、この発明の通信装置のユーザーと情報機器のユーザーとは同一である必要はない。
「宛先」とは、例えば、FAXの場合、データの送信先の番号であり、メールの場合、データの送信先のメールアドレスである。また、Webサーバーの場合、URL等のWebアドレスである。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)この発明による通信装置において、前記登録宛先の取得対象となる前記情報機器を予め登録する情報機器管理部をさらに備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器管理部に登録された前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させるものであってもよい。(実施形態8)
(ii)この発明による通信装置において、前記登録宛先の取得対象となる前記情報機器を予め登録する情報機器管理部をさらに備え、前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器管理部に登録された前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させるものであってもよい。(実施形態8)
このようにすれば、登録宛先を取得する情報機器を予め登録された情報機器に制限することで、データの誤送信を効果的に防止する通信装置を実現できる。
例えば、保険会社や金融機関等において機密情報などの重要なデータを外部に送信する際に、情報機器を責任者や承認者の所有する端末に制限することによって、責任者や承認者の立会いの下でなければ、データ送信できなくするようにすることが可能となる。
このようにして、データの送信先の宛先のダブルチェックを確実かつ効率的に行うことができる。
このようにして、データの送信先の宛先のダブルチェックを確実かつ効率的に行うことができる。
また、通信装置のユーザーと情報機器のユーザーが同一の場合、データの送信先の宛先を特定の宛先に制限することにより、異なる宛先に誤送信することを防止することができる。
例えば、多数の事業所や営業所を有する企業や店舗等にFAXを送信する場合に、目的の送信先とは異なる事業所や営業所の宛先を誤って入力してしまうことによる誤送信を防止できる。
例えば、多数の事業所や営業所を有する企業や店舗等にFAXを送信する場合に、目的の送信先とは異なる事業所や営業所の宛先を誤って入力してしまうことによる誤送信を防止できる。
(iii)この発明による通信装置において、前記登録宛先取得部は、無線通信機能を有し、前記登録宛先取得部から予め定められた範囲内に前記情報機器が存在するとき、前記情報機器に保持された前記登録宛先を取得するものであってもよい。(実施形態9)
このようにすれば、通信装置の特定の箇所に情報機器を近づけるだけで登録宛先の取得が可能になるため、手入力による場合よりも、入力された宛先のチェックを簡単かつ短時間に実行することが可能となる。
「非接触方式」の無線通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)や無線LANの標準規格であるIEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n等があげられる。
「予め定められた範囲」は、例えば、受信する信号強度の強弱によって定めることができる。また、NFC(Near Field Communication)を用いてもよい。
「予め定められた範囲」は、例えば、受信する信号強度の強弱によって定めることができる。また、NFC(Near Field Communication)を用いてもよい。
(iv)この発明による通信装置において、前記登録宛先取得部は、前記情報機器との接続または接触によりデータ取得可能となる機能を有し、前記登録宛先取得部に前記情報機器が接続または接触したとき、前記情報機器に保持された前記登録宛先を取得するものであってもよい。(実施形態10)
このようにすれば、無線通信機能を有しない情報機器を通信装置の特定の箇所に接続させることで登録宛先の取得が可能になるため、無線通信機能を有する情報機器よりも安価かつ小型の情報機器で入力された宛先のチェックを行うことが可能となる。
「接触方式」としては、例えば、登録宛先が入ったUSBメモリを通信装置のUSBポートに挿すことがあげられる。また、ケーブルを介した接続であってもよい。
(v)この発明による通信装置において、前記登録宛先取得部は、前記情報機器から予め定められた信号を受け付けたうえで、前記情報機器に保持された前記登録宛先を取得するものであってもよい。(実施形態11)
このようにすれば、情報機器が登録宛先取得部の無線通信圏内にある場合や情報機器が登録宛先取得部に接続または接触している場合においても、当該情報機器のユーザーから予め定められた信号を取得しないかぎり、登録宛先を取得することはない。それゆえ、前記情報機器のユーザーの意思に基づき、登録宛先を取得する通信装置を実現できる。
特に、通信装置のユーザーと情報機器のユーザーが異なる場合、両方のユーザーの意思が一致しなければ、送信データが送信されないため、通信装置のダブルチェック機能やセキュリティ機能を効果的に高めることができる。
(vi)この発明による通信装置において、前記登録宛先取得部は、前記情報機器にグループまたはリスト形式で保持された前記少なくとも1つの登録宛先を取得するものであってもよい。(実施形態12)
このようにすれば、少なくとも1つの登録宛先をグループまたはリスト形式で一括管理でき、登録の処理や送信の処理が容易になる。
この発明の好ましい態様は、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含む。
前述した実施形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1,1a:通信装置、 2,2d,2e,2f,2g:情報機器、 2a:携帯端末、 2b:USBメモリ、 2c:ICカード、 3:ネットワーク、 4:無線通信、 10,20:制御部、 11:通信部、 12:登録宛先取得部、 22:データ送信部、 13:送信宛先判定部、 14,24:表示部、 15,25:操作部、 16:情報機器管理部、 17:送信データ取得部、 23:登録宛先管理部、 26:登録宛先データ保持部、 141:入力された宛先番号、 142,142a,142b,143a,143b,143c:メッセージ、 151:テンキー、 152:送信実行キー、 153a:登録宛先受信部、 153b:USB端子、 153c:ICカード読取部、 241:登録宛先、 200:登録済みの情報機器のグループ
Claims (6)
- 外部の通信装置に送信データを送信するデータ送信機能を有し、
前記送信データの送信宛先および送信指示をユーザーから受け付ける操作部と、
外部の情報機器に予め保持された少なくとも1つの登録宛先を取得する登録宛先取得部と、
前記操作部および前記登録宛先取得部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させ、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在する場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けるように制御し、前記送信宛先と一致する前記登録宛先が存在しない場合、前記操作部が前記送信指示を受け付けないように制御することを特徴とする通信装置。 - 前記登録宛先の取得対象となる前記情報機器を予め登録する情報機器管理部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作部が前記送信宛先を受け付けた後、前記情報機器管理部に登録された前記情報機器に保持された前記登録宛先を前記登録宛先取得部に取得させる請求項1に記載の通信装置。 - 前記登録宛先取得部は、無線通信機能を有し、前記登録宛先取得部から予め定められた範囲内に前記情報機器が存在するとき、前記情報機器に保持された前記登録宛先を取得する請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記登録宛先取得部は、前記情報機器との接続または接触によりデータ取得可能となる機能を有し、前記登録宛先取得部に前記情報機器が接続または接触したとき、前記情報機器に保持された前記登録宛先を取得する請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記登録宛先取得部は、前記情報機器から予め定められた信号を受け付けたうえで、前記情報機器に保持された前記登録宛先を取得する請求項3または4に記載の通信装置。
- 前記登録宛先取得部は、前記情報機器にグループまたはリスト形式で保持された前記少なくとも1つの登録宛先を取得する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の通信装置。
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