JP2015026533A - 赤外線投光器 - Google Patents

赤外線投光器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015026533A
JP2015026533A JP2013155875A JP2013155875A JP2015026533A JP 2015026533 A JP2015026533 A JP 2015026533A JP 2013155875 A JP2013155875 A JP 2013155875A JP 2013155875 A JP2013155875 A JP 2013155875A JP 2015026533 A JP2015026533 A JP 2015026533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
projector
code
nozzle
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013155875A
Other languages
English (en)
Inventor
徳明 山崎
Noriaki Yamazaki
徳明 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUWAGATA KK
Original Assignee
KUWAGATA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUWAGATA KK filed Critical KUWAGATA KK
Priority to JP2013155875A priority Critical patent/JP2015026533A/ja
Publication of JP2015026533A publication Critical patent/JP2015026533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】発光器を使用し演出効果のバリエーションを増やすことができる装置およびシステム等を提供すること。【解決手段】コンサート会場等で観客が所持する発光器に対する制御情報を含む赤外線を発光する投光器である。この投光器は、複数の発光ダイオードを配列した光源を有し、前記光源の前方に、縦幅に対して横幅を十分に広く形成した細幅状の開口を有するノズルを設け、赤外光を当該ノズルを通過させた後に放射するように形成している。これにより、コンサート会場内にある投光器を用いて、帯状の発光域を形成しこれを波のように移動させるという照明効果的な演出を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線投光器に関するものである。
従来より、特許文献1記載の発光システムおよび発光指示装置が知られている。
当該発光システム等は、赤外線を制御用の信号として使用する発光指示装置および発光器を用いたシステムであって、コンサート会場等において様々な演出動作を行うことができるものである。例えば多数の観客に発光器を所時させ、会場を見渡せる場所から赤外線信号を照射する投光器(発光指示装置)を用いて、会場にある発光器の発光をコントロールするというものである。
当該発光システムは、発光器が有しているIDを含む制御信号によって発光器をコントロールするので、個々の発光器に対して個別に発光制御が行えるものである。また、図13に示すように、投光器によって赤外線を照射した領域にある発光器のみを発光させることができ、観客がコンサートに参加をするような演出をすることができるものである。
特開2012−164439号公報
特許文献1には、発光システムに用いる投光器として比較的狭い範囲にのみ赤外光を照射するように構成したスポットタイプの投光器と、広い領域全体を照射するように構成された広域タイプの投光器が記載されている。そして、これらを用いてコンサート会場の一部の狭い範囲にある発光器を点灯させたり、会場にある全ての発光器を同時に点灯させる等の演出を行わせることができるものである。
しかしながら、上記の投光器では、広いコンサート会場全体に配置(観客が持っている)された発光器を用いて、発光器の発光による帯状の直線的な発光帯を形成したり、このような発光帯を移動させることはできなかった。本発明は、当該事情に鑑み発明されたものてあって、発光器を使用し演出効果のバリエーションを増やすことができる装置およびシステム等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、
発光器に対する制御情報を含む赤外線を発光する投光器であって、
複数の発光ダイオードを配列した光源を有し、
前記光源の前方に、縦幅に対して横幅を十分に広く形成した細幅状の開口を有するノズルを設け、
赤外光を当該ノズルを通過させた後に放射するように形成したことを特徴とする赤外線投光器。
前記ノズルは、前記光源を有する本体に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の赤外線投光器。
前記ノズルの開口もしくは内部には、放射される赤外光の幅を調節する調節手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の赤外線投光器。
本発明は、コンサート会場のような広い空間において、観客に所持させた発光器の発光を制御することができるものである。具体的には、発光器の発光によって会場内に帯状の発光領域を形成し、この発光領域を移動させるような演出が可能になる。本発明は、発光器によって従来にない演出効果を得ることができるという効果を有している。
本発明に係る投光器の一例を構成するノズルと本体部の外観図である。 本発明に係る投光器の一例を表す外観図である。 本発明に係る投光器に用いる他のノズルに関する説明図である。 本発明に係る投光器に用いる他のノズルに関する説明図である。 本発明に係る投光器の他の例を構成するノズルと本体部の外観図である。 本発明に係る投光器の他の例を表す外観図である。 本発明に係る投光器を用いた演出例の説明図である。 本発明に係る投光器の使用例を表した説明図である。 本発明に係る投光器を用いた演出例の説明図である。 本発明に係る発光器の説明図である。 赤外線信号の内容に関する説明図である。 赤外線信号を用いた制御内容を説明するフローチャートである。 他の演出例を表した説明図である。 本発明に係る発光指示装置の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、一実施の形態に係る投光器1の外観図を表している。投光器1は、光源を内蔵した投光器本体2と、当該投光器本体2に取り付けるノズル3を有している。
投光器本体2は、複数の発光ダイオードDを平面的に配置した光源4および駆動電源と、これらを収容する筐体5から構成されている。一例として、投光器本体2の筐体5には吊り下げ用のブラケット6が設けられている。当該投光器本体2は、後述するコントローラー120、駆動制御部128および波形増幅・整形手段129等を用いて発光制御が行われるものである。
投光器本体2は、横長の開口面7を有した発光部を有しており、当該開口7を介して発光部に設けた光源4による赤外光を前方に対して放射するようになっている。
光源4は、プリント配線基板上に縦、横等間隔で均一に配置された複数の発光ダイオードDを設けた一または二以上の発光板によって構成されている。
図示した例では、縦横比を約1:2の外形に形成した発光板を、長手方向に2枚並べることで縦の長さに比べて横方向の長さが十分に長い縦横比が約1:4の平面を成す光源を形成している。
投光器本体2の開口面7は、前記横長の光源4の形状に応じて横長に形成されており、光源4(発光ダイオードD)は当該開口面7から突出しないように、投光器本体2の内部側に向かって後退した位置に設けられている。また、必要に応じて開口面7には発光ダイオードDを保護するための透明カバーが設けられる。
当該構成の投光器本体2は、上記のように光源4が横方向に長く形成されており、搭載した発光ダイオードDは開口面7の直近に配置される。砲弾型に形成した樹脂に封入した発光ダイオードの場合、発光部分のレンズ効果によって放射方向に高い指向性を有するものであるが、一定の角度の範囲内であればある程度の強い赤外光を放射する。このため、発光体までの距離に比例して赤外光が広範囲に広がることになり、上記投光器本体2をそのままコンサート会場のような広い場所で使用した場合には広範囲に赤外光が照射され会場の広範囲で投光器が発光する。
本実施の形態では、赤外光を放射する投光器本体2の開口面7に、放射される赤外光が幅の狭い長細い領域に対して照射されるようにノズル3が装着される。
ノズル3は、先端に細長の前部開口8を形成したダクト状の中間部9と、当該中間部9の後端縁外周に設けたフランジ状の取付部10を設けた構造を有している。取付部10は、投光器本体2の前面部外周に装着され、ネジ(図示せず)等によって固定されるようになっている。また、取付部10の内周部分には、先端の開口8と連通する後端開口11が設けられている。
図1に示したノズル3を前記投光器本体2の開口面7に装着すると、光源4で発生した赤外光は、後端開口11の形状、中間部9の長さおよび前部開口8の形状によって定まる放射角度の範囲内で放射されることになる。
すなわち、当該ノズル3を備えた投光器1を使って、コンサート会場の観客を見下ろせる高さから赤外光を照射すると、会場内の狭い帯状の領域にある発光器を制御して発光させることができる。そして、例えば、後述する図8に示すように投光器1のノズル3の向いている方向を動かすと、会場内の観客が所持した発光器の発光によって形成された帯状の発光領域を移動させることができる。
このような発光器を用いた演出方法は従来になく、本発明に係る投光器は上記のような新たな演出効果、方法を提供できるものとなっている。
会場が広く、投光器1と発光器の距離が長い場合、また照射位置が低くいと発光器から遠くなるにしたがって投光される赤外光の幅が太くなる。このような場合には、図2に示したような中間部9bの長さが長く、かつ幅の狭いノズル3bを使用して指向性の高い照射光となるようにする。
また、会場が狭かったり、投光器による照射位置が比較的低い場合には、図2に示したものよりもダクト状の中間部9の長さが短い図1に示すようなノズル3を用いても良い。このように、使用状況に応じてノズルを交換若しくは取り外し可能となるように、投光器本体2とノズルとを着脱可能に構成することができる。
上記投光器本体2に装着可能に形成したノズルの他の例を図3に示す。図3に示したノズル20は、前記投光器本体2に前述したノズル3に変えて装着可能に形成したものである。当該ノズル20は、ダクト状に形成した中間部21の上下幅を、前記ノズル3よりも狭く形成したものである。このノズル20を用いると、会場内に投光される帯状の照射領域を前記ノズル3,3bを使用した場合と比較して狭くすることができるものである。
図4は、投光器本体2に装着可能に形成した他のノズル30を表したものである。当該ノズル30も、前述した各ノズルと同様に会場に向けて幅の狭い赤外光を照射するために形成したものである。
ノズル30は、投光器本体2に装着するためのフランジ状の装着部31を有し、当該装着部31から前方に向かって設けられた扇状に広がる板状体として形成された2枚のフード32,33を有している。フード32,33は上下平行に配置されており、装着部31内に形成した横長の孔34の上縁および下縁とも平行であり、当該孔34を通過した赤外光はフード32,33の間を通過し先端開口35を介して放射される。
フード32,33の左右部分は、赤外線を放射する前方方向に対して一定の角度(一例として45度)外側に開いた扇型を有し、端部に設けた側壁によってそれぞれ接続されている。一定の角度範囲で広がる赤外光は、先端開口35を形成するフード32,33の先端縁36,37によって放射範囲が定まり、照射される赤外光が帯状に成形されることになる。ノズル30は、前述したノズルとは異なり左右方向にも赤外光を照射できるようになっている。
前述したように、投光器本体2の内部には光源4を構成する複数の発光ダイオードDが平面的に配置されている。そして、当該ノズル30は先端縁36,37のどの位置においても、光源4内の最も近い発光ダイオードDまでの距離がほぼ等しくなるように形成されている。この条件で先端縁36,37の形状を定めると、フード内で散乱する光線を除いた発光ダイオードDの直接光の放射角度の最大値が概ね一定となり帯状の範囲に赤外光が照射される。また、ノズル30は、左右方向にも赤外光を照射できるようになっているので、赤外光が照射される帯状領域を長手方向に沿って長くすることができるようになっている。
図5は、遠方まで赤外線を到達させることができる広域型の投光器本体40に、光線成形用のノズル41を装着した例を示している。
投光器本体40は、吊り下げ用のブラケット42を有する筐体を有し、当該筐体の前面部に隣接して複数の発光ダイオードDが平面的に配置されている。投光器本体40の発光ダイオードDの搭載数は前述した投光器1の3倍程度の数であり、投光器本体40の横幅は前述した投光器本体2と略同一であるが高さ(縦幅)は発光ダイオードDの搭載数に応じて広くなっている。当該投光器本体40を使用すると、ほぼ発光ダイオードDが有している指向性に応じて比較的広範囲に赤外光を照射可能にすることができる。
図6に示すように、広範囲に赤外光を照射する投光器本体40の前面に、光線成形用のノズル41が着脱可能に装着されるようになっており、当該ノズル41の装着によって帯状の範囲に赤外光を照射できるようになる。
ノズル41は、赤外光の照射口となる横幅が広く縦幅の狭い矩形の開口43を有する筒状部44と、当該筒状部44を投光器本体40の前面を配置するフランジ状の板体45によって構成されている。
板体45は、投光器本体40の前面を覆うとともに、投光器本体40の筐体に対してネジ等の取付手段(図示せず)で取り付けられるものである。板体45を投光器本体40の前面に取り付けると、発光ダイオードDが発光した赤外光が漏れるのを防止し、筒状部44に設けた開口43のみから赤外線を照射するようになる。
図7、図9は、投光器1の使用状態のイメージを表した説明図であり、コンサート会場を模した広域面50の斜め上方から、投光器1を用いて一定幅に制限した赤外光を照射している状態を表している。
図8は、投光器1(投光器本体40にノズル41を取り付けたものも同様である。)の使用状態を表しており、固定されたブラケット6の取付部12を中心として投光器1のノズル3先端を上下に回動させている状態を表した説明図である。この投光器1の回動は、人間の手による直接的な操作で行う場合の他、回動角度を制御できるようにエンコーダ付きのモーターを取り付けて回動を制御しても良い。横幅の広い会場では、投光器1を直線上において等間隔に配置し、これを回動角度を同期させて回動させることで横幅の広い会場であっても、途中で途切れることのない長い発光領域を形成することができるようになる。また、投光器1の姿勢制御は、他の照明設備や音響設備と同期するように、動作プログラムによって行われるようにしても良い。
投光器1によって広域面50を照射すると、広域面50上に帯状の照射領域51が形成される。そして、投光器1の先端を上方に回動させると、図9に示すように広域面50上の照射領域51が照射領域52方向に連続的に移動し、再び投光器1の先端を下方に回動させると照射領域51方向に照射領域が移動する。このように、投光器1の先端を上下に回動させると、広域面50上に形成される帯状の照射領域が移動する。
帯状に赤外線が照射される広域面50上の領域には、照射された赤外線に含まれる制御信号によって発光する発光器が配備されている。具体的には、発光器を手にした大勢の観客がコンサート会場の観客席としての広域面上に配置されている。
次に、前記投光器1によって制御される発光器103について説明する。図10(a)は発光器103の概略ブロック図であり、図10(b)は発光器103の構造図を表している。主な構成として発光器103は、受光手段112、波形取得(波形増幅・整形)手段113、駆動制御部114、発光手段115(115a、115b、115c)、電源116を有している。
受光手段112は、フォトダイオード等の受光素子によって形成されたものであり、前記赤外線を放射する投光器が出力した赤外光(赤外線信号)を受光することができるものである。波形取得(波形増幅・整形)手段113は、受光手段112によって受光された赤外光を所定レベルの電圧となるように調整するとともに波形を整形し、変調された信号から制御コードを抽出する抽出手段として機能するものとなっている。
駆動制御部114は、発光器103が有する電気的な各手段を制御するものであって、主として前記制御コードに基づき、発光手段115を発光させる駆動制御を行う手段となっている。発光手段115は、可視光を発光するLED等の光源によって形成されたものであり、本実施の形態ではそれぞれ赤・青・緑の光を発光するLED(115a、115b、115c)によって構成されている。なお、発光器の形態はペン型に限らず、身体に装着するブレスレット型やペンダント型など種々の形態がある。
次に、制御コードについて説明する。制御コードは、投光器によって送信される赤外線信号に含まれている。赤外線信号に含まれる制御コードの一例を図11に示す。図11の上段は赤外線信号に含まれる制御コードの一例、第2段目はリーダーコードおよびコードAの部分を時間軸方向に拡大した説明図、第3段目は第2段目に示したリーダーコードとコードAをさらに時間軸方向に拡大した説明図、第4段目は発光される赤外線信号の最小パルス幅を表している。
図11に示す通り、赤外線信号には制御コードとして、リーダーコードおよびコードA〜G等として示した7つのコードおよびストップビットが含まれている。リーダーコードとストップビットは、制御コードの始まりと終わりを認識させるコードであり、当該リーダーコードとストップビットの間に配置された各コードが、発光器103を駆動する制御命令となるものである。
コードAはカスタムコードである。当該コードは、自社(メーカー)の製品であることを判別するメーカー固有の照合コードとなっている。当該照合コードは発光器103が記憶しているコードの一致・不一致を検証するためのものであり、一致した場合にのみ発光器103が他の制御コードを命令として受け付けるようにするものである。また、生産時期などの管理も兼ねたコードとなっている。
コードBはピンポイントコードである。当該コードは、投光器の種別を表す照合コードとなっており、発光器103が有するIDコードとの一致・不一致を判別するものとなっている。
本実施の形態に係る発光器103は、比較的狭い範囲にのみ赤外光を照射するように構成した前述のものとは異なるスポットタイプの投光器と、広い領域全体を照射するように構成された前述したような広域タイプの投光器が使用可能になっている。当該コードによって、赤外線信号が投光器の種別を認識できるようになっている。
コードC〜EはハードIDコードである。当該コードは、必要に応じて発光器103内のメモリに予め記憶させておくコードであり、発信されたコードC〜Eとの一致、不一致を照合するためのコードである。一致した場合には特定の動作モードに切り替える、特定の制御信号を無視あるいは実行する等の個別の制御を行えるようにするものである。例えば、発光器103をクライアントやタレント違いその他の用途によって使い分けができるように割り振られたコードとしたり、端末IDと同様に同じハードIDコードを受光した場合に発光や調光の制御データの指示に従いLEDを発光させるという使い方ができるようになっている。
コードF〜Gは発光、調光制御コードである。発光器103に搭載されている3色のLED115a、115b、115cの発光スピードを制御するコードであり、発光と消灯信号の繰り返しで制御するようになっている。
次に、図12に示したフローチャートを用いて、赤外線信号を受信した発光器103の主な動作について説明する。
発光器103の電源スイッチを入れると、無信号時に動作するように記憶されている発光パターンでLED115a、115b、115cを点灯あるいは点滅させるとともに(S1)、受光手段112によって赤外線信号を受信可能な状態にする。
赤外線信号を受信すると、波形取得手段113によって制御コードを抽出し、駆動制御部114が信号に含まれるコードAが発光器103が記憶している識別情報に含まれる照合コードと一致しているか否かを判定する(S2)。当該照合コードには、投光器が出力するコードAおよびコードC〜Eが含まれる。判定の結果、抽出した制御コードにコードAが含まれていない場合(発光器103が記憶している識別情報と一致しない)には、再び赤外線信号の受信可能な状態(S1)に戻り、コードAが発光器103が記憶している識別情報と一致した場合には次のステップとしてコードBの内容を判定する(S4)。
コードBは、本実施の形態では「1」あるいは「0(1以外)」の何れかを示すコードとなっており、「1」の場合には投光器が「スポットタイプ」のものであり、「1以外」のコードである場合には「スポットタイプ」以外(本実施の形態では「広域タイプ」)のタイプであると判断する。
「コードB=1」である場合には、現在の発光色・調光値を駆動制御部114内の記憶領域に保存(S5)した後、発行色制御コードであるコードGによって指定された内容でLED(115a、115b、115c)を発光させる(S6)。そして、この発光と同時にタイマを0.5秒にセットし(S7)、当該タイマによる設定時間をカウントし、セットした時間の経過とともに前記ステップS5で保存した発光色・調光値に基づいて各LEDを発光させる(S9)。そして、当該ステップS9の後、再び赤外線信号の受信可能な状態(S1)に戻る。
本実施の形態では、上記0.5秒にセットされたタイマ時間は予め発光器103に記憶された固定データとなっている。このタイマが有効になっている一定時間については、コードB=1とともに送信された他の制御コードに基づいた内容で発光が行われる。そして、この時間は発光指示装置から制御信号が送信されていても割り込みを許容しないようになっている。
なお、上記タイマ時間は固定値として設定されたものとなっているが、発光器に調節手段を設け任意の時間に設定できるようにしても差し支えないものである。また、上記制御コード「コードB=1」の送信とともに発光指示装置からタイマ時間を設定する信号を送信し、当該送信された設定時間に伴ったタイマ動作をさせてもよいものである。
前記「コードB=1」の検出(S4)によってステップS6で設定された発光色・調光値による発光を行ってから、「コードB=1」の検出前の状態に戻るまでの処理(S8)は、実際には複雑な処理になっているが、図4では要約した内容を示している。当該ステップS8で行っているのは、「コードB=1」に伴って行われた発光を終了させるまでの処理であり、発光器103が連続的に「コードB=1」を受信可能な状態であったり、断続的に受信可能な状態であったり、赤外線信号を全く検出できない状態になった場合などの種々の条件に対応した処理を行っている。そして、当該処理(S8)は、図13に示したような演出を行うための処理である。
図13は、一例としてコンサート会場における個々に発光器103を手に持った観衆を表しており、図13(a)は各人が所有している発光器103が全て同じ発行色、調光値で発光している状態若しくは消灯状態である場合を表している。この状態は、通常、広域タイプの発光指示装置によって会場全体に制御信号を送信した結果得られるものである。
図13(a)の状態において、別途設けた「スポットタイプ」の投光器によって観衆を照射すると、制御信号は図13(b)に示すように一部の領域Wにのみに到達する。そうすると会場に分散している発光器103が、「スポットタイプ」投光器から赤外線信号の受信しているものと受信していないものに別れ、領域Wに存在する発光器103のみが「スポットタイプ」の投光器による制御コードによって所定の発光を行う。そして、上記の例では赤外線信号の受信したのち発光器103は0.5秒間だけ所定の色で発光した後に、発光前の状態に戻るようになっている。
そして、「スポットタイプ」の投光器が赤外線信号を照射する領域Wを連続的に移動させると、領域Wの移動に伴ってその領域に存在する発光器103が順次所定の色で発光し、0.5秒後に元の状態に戻る。これが演出的にどのように表現されるかというと、「スポットタイプ」の投光器が示した領域が発光器103の発光によってスポットライトを浴びたように明るくなり、領域Wの移動に伴って、尾を引くように領域Wの移動した後も僅かな時間だけ残像のような発光した後に消灯若しくは元の発光状態にすることができるものである。
また、コードBは、発光器103の個体情報(ハードID)を表すコードC〜Eの有無に優先するものであって、ハードIDが異なる複数種類の発光器103が存在している場合であっても、コードB=1であると判定することによってハードIDの一致・不一致にかかわらず「スポットタイプ」の発光指示装置2が発信する信号に対して優先的に従うようになっている。コードBは他の制御コードに優先して実行される最優先コードとなっている。
前記ステップS4で「コードB=1」ではない場合には、次に「コードC=1」(発光器103のハードIDがコードCと同一)であるか否かが判定され(S10)、「コードC=1」である場合にはコードGの値に合った色を点灯するとともに、コードFの内容応じた調光を行う(S11)。
コードFは3bitのデータであって8段階(消灯〜最大照度での点灯)で明るさを指定できるようになっている。また、コードGも3bitデータであって3色のLEDを調光して8種類(レッド、グリーン、ブルー、イエロー、シアン、マセンタ、ホワイト、ブラック(消灯))の色を発光できるようになっている。
前記ステップS10において「コードC=1」でない場合には、さらに他のハードIDと一致するか否かを判定するため、発光器103のハードIDが「コードD」と一致するか否かの判定(S12)、発光器103のハードIDが「コードE」と一致するか否かの判定(S13)を行う。
なお、当該フローチャートには示していないが、「コードD」あるいは「コードE」の一致に伴って実行される処理を適宜設けることができるようになっており、当該処理が終わると赤外線信号の受信可能状態(S2)に戻るようになっている。
また、上記処理において、何れのハードIDもコードC〜コードEと一致しない場合には、赤外線信号の受信可能状態(S2)に戻る。
大きなコンサート会場では、発光器103を所持した観衆が広範囲に分布しているので、観衆が所持している全て発光器103を同期させて発光させる場合には前述した投光器を用いる。図14(a)は、当該投光器の操作を行うコントローラー120のパネル面を表している。発光ダイオードDを多数個搭載した投光器1と、当該投光器1を制御コントロールするコントローラー120、駆動制御部128および波形増幅・整形手段129によって構成されている。また、必要に応じて一台のコントローラーに複数台の投光器を接続し、これを同期させて発光制御する場合もある。
コントローラー120のパネル面には、一例として電源スイッチ121、ID設定ダイヤル122、スポットモードのON/OFFスイッチ123、調光ボリウム124、点滅スピード調整ボリウム125、発行色の指示スイッチ126(126a、126b、126c、126d、126e、126f、126g、126h)、消灯スイッチ127が設けられている。
ID設定ダイヤル122は、前述したコードC〜コードEのようなハードIDを設定する際に使用するID設定手段である。投光器は、上記コントローラー120の各スイッチ等を用いて、発光器103における発光色の選択、発光色の調光、明るさの調節、消灯、点滅速度の調節等の設定を行い、これらを制御信号として生成した後に所定の赤外線信号を生成し投光器を介して出力させるようになっている。
なお、前述した投光器の使用例は、その用法の一つとして平面的な領域に対して上方から赤外線を照射するものである。一方、ドーム型の球場や体育館施設では、すり鉢状に観客席が設けられている場合もある。このような場合、前記投光器の姿勢を変えて、すり鉢状の空間の中央付近から周囲に向かって上下方向に長い帯状の赤外光を照射するようにしてもよい。そして、投光器を上下垂直方向を軸として360度回転させることで、すり鉢状の観客席を一週するように発光域を移動させることができるようになる。このように、本発明に係る発光域を帯状に形成することができる投光器は、様々な演出を行うことができるものとなっている。
本発明は、赤外線を受光して発光する発光器の制御に使用可能であり、コンサートなどの演出に用いられる照明設備の一つとしても利用可能である。
1 投光器
2 投光器本体
3 ノズル
4 光源
5 筐体
6 ブラケット
7 開口面
8 開口
9 中間部
10 取付部
11 後端開口
20 ノズル
30 ノズル
40 投光器本体
41 ノズル
42 ブラケット
103 発光器
D 発光ダイオード

Claims (3)

  1. 発光器に対する制御情報を含む赤外線を発光する投光器であって、
    複数の発光ダイオードを配列した光源を有し、
    前記光源の前方に、縦幅に対して横幅を十分に広く形成した細幅状の開口を有するノズルを設け、
    赤外光を当該ノズルを通過させた後に放射するように形成したことを特徴とする赤外線投光器。
  2. 前記ノズルは、前記光源を有する本体に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の赤外線投光器。
  3. 前記ノズルの開口もしくは内部には、放射される赤外光の幅を調節する調節手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の赤外線投光器。
JP2013155875A 2013-07-26 2013-07-26 赤外線投光器 Pending JP2015026533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013155875A JP2015026533A (ja) 2013-07-26 2013-07-26 赤外線投光器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013155875A JP2015026533A (ja) 2013-07-26 2013-07-26 赤外線投光器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015026533A true JP2015026533A (ja) 2015-02-05

Family

ID=52491041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013155875A Pending JP2015026533A (ja) 2013-07-26 2013-07-26 赤外線投光器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015026533A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019012471A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 新日鐵住金株式会社 情報処理システム、情報処理装置、端末装置、情報処理方法及びプログラム
KR20220068786A (ko) * 2020-11-19 2022-05-26 주식회사 엠에스엘테크놀로지 헬리콥터 야간 착륙 유도 램프유닛

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0597015U (ja) * 1992-02-05 1993-12-27 直 ▲秦▼野 局部照明用器具
JP2001103010A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Sharp Corp 光通信装置
JP2005167943A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Denso Corp 不審者撮像装置
JP2012064515A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Faltec Co Ltd 車両用前照灯

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0597015U (ja) * 1992-02-05 1993-12-27 直 ▲秦▼野 局部照明用器具
JP2001103010A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Sharp Corp 光通信装置
JP2005167943A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Denso Corp 不審者撮像装置
JP2012064515A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Faltec Co Ltd 車両用前照灯

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019012471A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 新日鐵住金株式会社 情報処理システム、情報処理装置、端末装置、情報処理方法及びプログラム
KR20220068786A (ko) * 2020-11-19 2022-05-26 주식회사 엠에스엘테크놀로지 헬리콥터 야간 착륙 유도 램프유닛
WO2022108382A1 (ko) * 2020-11-19 2022-05-27 주식회사 엠에스엘테크놀로지 헬리콥터 야간 착륙 유도 램프유닛
KR102490584B1 (ko) * 2020-11-19 2023-01-19 주식회사 엠에스엘테크놀로지 헬리콥터 야간 착륙 유도 램프유닛

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10342093B2 (en) Display device and method for illuminating an edge area thereof
KR101669264B1 (ko) 발광 유닛 구성 및 그의 제어 시스템 및 방법
KR101132350B1 (ko) 디스플레이 장치
US9907144B2 (en) Illumination system
JP2011044367A5 (ja)
TW201627964A (zh) 可出現光紋圖案之電子裝置
WO2003075617A1 (fr) Dispositif emetteur lumiere et affichage utilisant ce dispositif et dispositif de lecture
US20190302594A1 (en) Display device and method for controlling display device
CN105276443A (zh) 具有均匀光束的照明设备
TW201421296A (zh) 書寫裝置及其發光二極體顯示板及發射器
US10616540B2 (en) Lamp control
JP2015026533A (ja) 赤外線投光器
US8963435B2 (en) Light emitting system and light emitting instruction apparatus
RU2018137044A (ru) Системы и способы проецирования множественных изображений на общую зону наружной поверхности корпуса
JP2004342454A (ja) 発光装置及びこの発光装置を用いた表示装置
JP2017125868A (ja) 光源装置、及び投写型表示装置
JP5433596B2 (ja) 発光システムおよび発光指示装置
US9109758B1 (en) Infrared signal emitting apparatus
KR20120110073A (ko) 천장 조명 시스템
JPH10208502A (ja) フルカラーled投光器
JP2006347381A (ja) 赤外線投光器
KR102145428B1 (ko) 차량 사고 시뮬레이션 시스템에 대한 고전력 노출
JP2001159519A (ja) 画像認識用ターゲット装置
JP2006209350A (ja) 警報器
KR102499524B1 (ko) 평판형 조명장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160122

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160823