JP2015024771A - Vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートフレームにエアバッグユニットが取り付けられた乗物用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat. Specifically, the present invention relates to a vehicle seat in which an airbag unit is attached to a seat frame.
従来、車両用シートにおいて、シートバックの車両外側の側部にエアバッグユニットが備え付けられたものが知られている(特許文献1)。上記エアバッグユニットは、そのエアバッグモジュールを内装するモジュールケースが、ボルトとナットとから成る締結構造によってシートバックの車両外側のサイドフレームの外側部に取り付けられている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle seat is known in which an airbag unit is provided on a side of a seat back outside the vehicle (Patent Document 1). In the airbag unit, a module case that houses the airbag module is attached to an outer portion of a side frame outside the seat back of the vehicle by a fastening structure including a bolt and a nut.
しかし、上記従来技術では、モジュールケースをサイドフレームの外側部に取り付けるに際し、サイドフレームの内側部でナットの締結作業を行わなければならず、作業性が悪い。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、エアバッグユニットのモジュールケースをシートフレームに作業性良く組み付けられるようにすることにある。 However, in the above prior art, when attaching the module case to the outer side portion of the side frame, the nut must be fastened by the inner side portion of the side frame, resulting in poor workability. The present invention has been created as a solution to the above problem, and the problem to be solved by the present invention is to allow the module case of the airbag unit to be assembled to the seat frame with good workability. .
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートフレームにエアバッグユニットが取り付けられた乗物用シートである。エアバッグユニットは、そのエアバッグモジュールを内包するモジュールケースがシートフレームのシート外周側の面部に取り付けられた構成とされている。モジュールケースは、シートフレームのシート外周側の面部にシート外周側からの組み付けによって抜け止め可能な状態に係合することができる係合部を有し、係合部によってシートフレームのシート外周側の面部に取り付けられている。
In order to solve the above problems, the vehicle seat of the present invention takes the following means.
A first invention is a vehicle seat in which an airbag unit is attached to a seat frame. The airbag unit has a configuration in which a module case containing the airbag module is attached to a surface portion of the seat frame on the seat outer peripheral side. The module case has an engagement portion that can be engaged with a surface portion of the seat frame on the outer periphery side of the seat frame so that the seat frame can be prevented from being detached by being assembled from the outer periphery side of the seat frame. It is attached to the face part.
ここで、シートフレームにおける「シート外周側」とは、シート形状の外周側を指している。すなわち、シートバックの車両外側のサイドフレームを例に挙げると、同サイドフレームの前後側の各縁部がシート内側に折り曲げられた形状とされている場合、同サイドフレームの外側を向く面部と、前側を向く面部と、後側を向く面部とが、それぞれ「シート外周側の面部」に相当する面部となり、これら面部の向く側が「シート外周側」となる。 Here, the “seat outer peripheral side” in the seat frame refers to the outer peripheral side of the seat shape. That is, taking the side frame on the vehicle outer side of the seat back as an example, when each of the front and rear side edges of the side frame is bent to the inside of the seat, a surface portion facing the outside of the side frame; The surface portion facing the front side and the surface portion facing the rear side are respectively surface portions corresponding to “surface portions on the outer periphery side of the seat”, and the side facing these surface portions is the “sheet outer periphery side”.
この第1の発明によれば、係合部によって、モジュールケースをシートフレームにシート外周側から組み付けて取り付けることができる。したがって、モジュールケースをシートフレームに取り付ける際に、シートフレームのシート内周側に手を回し込む作業がなくなるため、取り付け作業を作業性良く行うことができる。 According to the first aspect, the module case can be assembled and attached to the seat frame from the outer periphery side of the seat by the engaging portion. Therefore, when attaching the module case to the seat frame, the work of turning the hand toward the seat inner periphery side of the seat frame is eliminated, so that the attaching operation can be performed with good workability.
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。モジュールケースは、シートバックの車両外側のサイドフレームの外側の面部に取り付けられる構成とされている。係合部は、サイドフレームを前後側から挟み込む態様でサイドフレームに抜け止め可能な状態に係合する構成とされている。 The second invention is the following configuration in the first invention described above. The module case is configured to be attached to the outer surface portion of the side frame outside the seat back of the vehicle. The engaging portion is configured to engage with the side frame in a state in which the side frame can be prevented from coming off in a manner of sandwiching the side frame from the front and rear sides.
この第2の発明によれば、モジュールケースをシートバックの車両外側のサイドフレームに対してより強固に取り付けることができる。 According to this second invention, the module case can be more firmly attached to the side frame outside the seat back of the vehicle.
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。係合部は、シートフレームの横断面の両縁部に引掛けられて抜け止めされた状態に係合するフックとして構成されている。 The third invention is the following configuration in the first or second invention described above. The engaging portion is configured as a hook that is engaged with a state in which the engaging portion is hooked to both edges of the cross section of the seat frame and is prevented from coming off.
この第3の発明によれば、モジュールケースをシートフレームに対して簡便に取り付けることができる。 According to the third aspect, the module case can be easily attached to the seat frame.
第4の発明は、上述した第3の発明において、次の構成とされているものである。係合部は、モジュールケースに一体的に形成されてシートフレームの横断面の一方側の縁部に引掛けられる第1のフック片と、モジュールケースとは別体で構成されて他方側の縁部に引掛けられる第2のフック片と、を有する。第2のフック片は、第1のフック片と第2のフック片とがシートフレームの各側の縁部に引掛けられた後にモジュールケースに一体的に結合される構成とされている。 The fourth invention is the following structure in the third invention described above. The engaging portion is formed integrally with the module case and hooked to an edge portion on one side of the cross section of the seat frame, and the engaging portion is formed separately from the module case and has an edge on the other side. And a second hook piece hooked on the portion. The second hook piece is configured to be integrally coupled to the module case after the first hook piece and the second hook piece are hooked on the edge of each side of the seat frame.
この第4の発明によれば、モジュールケースをシートフレームに対して簡便かつ強固に一体的に取り付けることができる。 According to the fourth aspect of the invention, the module case can be easily and firmly attached to the seat frame integrally.
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, the form for implementing this invention is demonstrated using drawing.
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図6を用いて説明する。図1に示すように、本実施例のシート1は、自動車の助手席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、シートバック2の上部に形成された頭凭れとなるヘッドレスト部4と、を備えた構成となっている。上述したシートバック2の図示向かって右側となる車両外側の側部には、車両の側面衝突発生時に乗員を衝突から保護するエアバッグユニット10が付設されている。このエアバッグユニット10は、車両の側面衝突発生時に、その内部に設けられたエアバッグモジュール11が車両のECUからの電気信号を受けてインフレータにて火薬を点火させ、エアバッグを着座乗員の側方部に向けて膨らませるように展開させる、公知のサイドエアバッグの構成となっている。
First, the configuration of the seat 1 (vehicle seat) according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the
上述したエアバッグユニット10は、シートバック2の車両外側の側部の骨格を成すサイドフレーム2Fの外側の面部2Faに取り付けられて設けられている。具体的には、エアバッグユニット10は、そのエアバッグモジュール11を内包する樹脂製のモジュールケース12が、上述したサイドフレーム2Fの外側の面部2Faに外側から取り付けられて設けられている。上述したモジュールケース12のサイドフレーム2Fへの取り付けは、図2〜図6に示すように、モジュールケース12に一体的に形成された上下一対の前側のフック片12Aと、モジュールケース12に取り付け可能に別体で構成された別体ブラケット12Fに形成された上下一対の後側のフック片12F1とを、それぞれサイドフレーム2Fのシート内側に折り曲げられた前側の縁部2Fdと後側の縁部2Feとに引掛けた後、別体ブラケット12Fをモジュールケース12にボルト12Gによって一体的に締結することによって行われている。ここで、上述したモジュールケース12に形成された上下一対の前側のフック片12Aがそれぞれ本発明の「第1のフック片」に相当し、別体ブラケット12Fに形成された上下一対の後側のフック片12F1がそれぞれ本発明の「第2のフック片」に相当する。
The above-described
以下、上述したモジュールケース12のサイドフレーム2Fへの取付構造について、シートバック2の基本構造と合わせて詳しく説明していく。先ず、シートバック2の構成について説明する。シートバック2は、図3に示すように、その内部の骨格を成す図示しない金属製のバックフレーム(一部のサイドフレーム2Fのみ図示)と、バックフレームの前部に覆い被せられるように組み付けられて着座乗員の荷重を和らげて受け止める発泡ウレタン製のバックパッド2Pと、バックパッド2Pの表面全体を覆うように前方側から被せ付けられた布製のバックカバー2Cと、シートバック2の背面を覆うように後側から取り付けられた樹脂製のバックボード2Bと、によって構成されている。
Hereinafter, the mounting structure of the
上述したバックフレーム(一部のサイドフレーム2Fのみ図示)は、シートバック2の外周形状に沿った骨格を成す正面視逆U字状に組まれた構成となっており、その図示されているシートバック2の車両外側の側部の骨格を成すサイドフレーム2Fに上述したエアバッグユニット10が取り付けられている。上述したサイドフレーム2Fは、一枚の縦長状の鋼板材によって形成されており、その前側の縁部2Fdと後側の縁部2Feとがそれぞれシート内側に2段階に折り曲げられることで、それらのエッジがシート形状の外側に向かって立たないようにシート形状の内側に向かって折り込まれた形に形成されている。
The above-described back frame (only some of the
具体的には、サイドフレーム2Fは、シート外側に面を向ける外側の面部2Faと、この外側の面部2Faの前側の縁からシート内側に折り曲げられた前側の面部2Fbと、外側の面部2Faの後側の縁からシート内側に折り曲げられた後側の面部2Fcと、を有する形に形成されている。上記前側の面部2Fbは、外側の面部2Faの前側の縁からシート内側にシート前側を向く斜めの角度まで折り曲げられた後、更にその途中箇所がシート後側を向く斜めの角度まで折り曲げられた、2段階に山折りされた形に形成されている。これにより、前側の面部2Fbは、その2段目の折り曲げられた先のシート内側前方を向く斜めの面部によって、後述するバックパッド2Pの着座乗員の身体を外側から斜め支持する面部(サイドサポート部2Ps)を斜め後方側から真っ直ぐに面で支持することができる形に形成されている。そして、前側の面部2Fbは、その折り曲げられた先の縁部(前側の縁部2Fd)が、シート内側後方に向けられた状態として、シート形状の外側に向かってエッジを立たせないようにシート形状の内側に向かって折り込まれた形に形成されている。
Specifically, the
一方、後側の面部2Fcは、上述した外側の面部2Faの後側の縁からシート内側に略直角に折り曲げられた後、更にその折り曲げられた先の末端箇所がシート前側を向く斜めの角度まで折り曲げられた、2段階に谷折りされた形に形成されている。上述した後側の面部2Fcは、その1段目の折り曲げられた箇所から2段目の折り曲げられた箇所までの幅長が、上述した前側の面部2Fbの幅長よりも長い形状となっており、この部分においてシート後方側から受ける外力を広く受け止めて支持することができるようになっている。また、後側の面部2Fcは、その折り曲げられた先の縁部(後側の縁部2Fe)が、シート内側前方に向けられた状態として、シート形状の外側に向かってエッジを立たせないようにシート形状の内側に向かって折り込まれた形に形成されている。 On the other hand, after the rear surface portion 2Fc is bent at a substantially right angle from the rear edge of the outer surface portion 2Fa to the inside of the sheet, the bent end portion is further inclined at an oblique angle toward the front side of the sheet. It is formed into a folded shape that is folded in two stages. The above-described rear surface portion 2Fc has a shape in which the width from the bent portion of the first step to the bent portion of the second step is longer than the width of the front surface portion 2Fb. In this portion, the external force received from the rear side of the seat can be widely received and supported. Further, the rear surface portion 2Fc has a bent front edge portion (rear side edge portion 2Fe) directed toward the front inside the seat so that the edge does not stand toward the outside of the seat shape. It is formed in a shape folded toward the inside of the sheet shape.
ここで、上述した「シート形状」の内側・外側とは、シート形状の幅方向の内側・外側を意味している他、シート形状の前後方向の内側・外側も意味している。すなわち、上述した車両外側のサイドフレーム2Fを例に説明すると、同サイドフレーム2Fにおけるシート形状の内側とは、図3で見て、サイドフレーム2Fの幅方向の最も外側に位置している外側の面部2Faから図示右側の領域(反対側のサイドフレーム(図示省略)との間に挟まれた領域)が、シート形状の幅方向の内側となり、サイドフレーム2Fの前後方向の最も外側に位置している前側の面部2Fbと後側の面部2Fcとの間に挟まれた領域が、シート形状の前後方向の内側となる。それ以外の領域が、上記サイドフレーム2Fにおけるシート形状の外側となる。
Here, the inside and outside of the “sheet shape” described above mean the inside and outside of the sheet shape in the width direction, and also the inside and outside of the sheet shape in the front-rear direction. That is, when the above-described
バックパッド2Pは、軟質ポリウレタンフォーム原料を発泡成形して形成したものであり、上述した図示しないバックフレーム(一部のサイドフレーム2Fのみ図示)の前部にセットされた後、その表面全体を覆うように布製のバックカバー2Cが前方側から被せ付けられて張設されることにより、このバックカバー2Cの張設力によってバックフレームの前部に位置決めされた状態にセットされた状態とされている。
The
上記バックパッド2Pは、そのバックフレームの左右のサイドフレーム(車両外側のサイドフレーム2Fのみ図示)の前部に掛けられる部位が、着座乗員の背部を両外側から支持できるように前方側に山状に大きく膨らんだサイドサポート部2Psとして形成されている。これらサイドサポート部2Psは、バックフレームの左右のサイドフレーム(車両外側のサイドフレーム2Fのみ図示)の前部に結合された前方側に張り出す形状出しワイヤ2Ff(図1参照)によって各サイドフレーム(車両外側のサイドフレーム2Fのみ図示)よりも前方側に張り出した位置で後方側から支えられた状態とされている。これら形状出しワイヤ2Ffによる支持により、各サイドサポート部2Psは、着座乗員の背部を両外側から強く支えることができるようになっている。
The
上述したバックパッド2Pの各サイドサポート部2Psは、各サイドフレーム(車両外側のサイドフレーム2Fのみ図示)の両外側を通って各サイドフレームの背面部を覆う位置までシート後方側に張り出した形に形成されている。しかし、エアバッグユニット10が装着される側となる車両外側のサイドサポート部2Psは、そのサイドフレーム2Fを外側から覆う部分の一部が、エアバッグユニット10の装着領域を空けるように部分的に幅方向に貫通する形に肉抜きされた形状に形成されている(肉抜き部2Pa)。
Each of the side support portions 2Ps of the
バックカバー2Cは、図3に示すように、上述したバックパッド2Pの表面全体を覆い被せるようにバックパッド2Pに前方側から被せ付けられた後、その周縁部が後方側に引き込まれてバックフレーム(車両外側のサイドフレーム2Fのみ図示)に止着されることにより、バックパッド2Pの表面全体に広く密着するように左右両側と上下両側とからそれぞれ引張り込まれた状態に張設された状態とされている。詳しくは、バックカバー2Cの左右両側の縁部は、各縁部に取り付けられた止着用のフック2Caを各サイドフレームの後側の縁部(車両外側のサイドフレーム2Fの後側の縁部2Feのみ図示)に引掛けることにより、各サイドフレームに止着された状態とされている。
As shown in FIG. 3, the
また、上述したバックカバー2Cのエアバッグユニット10が装着される側となる車両外側の側面部に被せられる部位には、バックカバー2Cがエアバッグユニット10の装着領域にかからないように、上述したバックパッド2Pに形成された肉抜き部2Paと同様に、エアバッグユニット10の装着領域を空けるように部分的に幅方向に貫通する形に切り抜かれた切抜き部2Cbが形成されている。
Further, the above-described
バックボード2Bは、図3に示すように、後述するエアバッグユニット10が車両外側のサイドフレーム2Fに取り付けられた後に、図示しないバックフレーム(一部のサイドフレーム2Fのみ図示)の所々の箇所にクリップを用いて後側から差し込まれて装着された状態とされている。上述したバックボード2Bは、その左右両側の縁部がシート前方側に湾曲した形に形成されており、各サイドフレーム(車両外側のサイドフレーム2Fのみ図示)の後部領域を両外側から覆った状態に設けられた状態とされている。詳しくは、バックボード2Bは、その車両外側のエアバッグユニット10が取り付けられる領域にかかる縁部の前方側への張り出しが、同側のサイドフレーム2Fに取り付けられるエアバッグユニット10のモジュールケース12の後面に当たる位置まで前方側に張り出すように形成されており、後述するモジュールケース12と別体ブラケット12Fとのボルト12Gによる締結部を外側から覆った状態に設けられるようになっている。
As shown in FIG. 3, the
次に、エアバッグユニット10のモジュールケース12をサイドフレーム2Fに取り付けるための構造について説明する。上述したモジュールケース12は、内部にエアバッグモジュール11を収容する縦長な箱型形状に形成されており、そのシート内側の前側の縁部に形成された上下一対の前側のフック片12Aと、モジュールケース12に取り付け可能に別体で構成された別体ブラケット12Fに形成された上下一対の後側のフック片12F1とを、それぞれ前述したサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdと後側の縁部2Feとに引掛けた後、別体ブラケット12Fをボルト12Gによってモジュールケース12に一体的に締結することにより、サイドフレーム2Fに一体的に取り付けられた状態とされている。
Next, a structure for attaching the
具体的には、図2に示すように、上述したモジュールケース12には、その内部のエアバッグモジュール11が膨張展開する際に破断して開く外側の壁部12Cとは反対側の内側の壁部12Dの前縁部に、上述した前側のフック片12Aがモジュールケース12の上部領域と下部領域とに高さ方向に離間して2個配置形成されている。そして、上記モジュールケース12の内側の壁部12Dの後縁部には、上述した別体ブラケット12Fを取り付けるための取付部12Bが、モジュールケース12の上部領域と下部領域とに高さ方向に離間した2箇所の位置に後方側に四角板状に突出した形となって形成されている。
Specifically, as shown in FIG. 2, the
上述した上下一対の前側のフック片12Aは、図4〜図5に示すように、上述した車両外側のサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdに車両外側から引掛けられることにより、同サイドフレーム2Fに対して抜け止めされた状態に係合する形に形成されている。上述したモジュールケース12は、上述した上下一対の前側のフック片12Aを車両外側のサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdに引掛けた後、同引掛け部を支点に内側の壁部12Dをサイドフレーム2Fの外側の面部2Faに押し当てるように回転させることにより、各前側のフック片12Aと内側の壁部12Dの内周面が、それぞれ、サイドフレーム2Fの前側の面部2Fbと外側の面部2Faとに広く面当接した状態にセットされる形に形成されている。
As shown in FIGS. 4 to 5, the pair of upper and lower
そして、上記モジュールケース12は、上記のようにサイドフレーム2Fに組み付けられた状態となることにより、その箱型形状の前外側の縁部に形成された前方側に張り出す形の突起片12Eが、バックパッド2Pの車両外側のサイドサポート部2Psに覆い被されているバックカバー2Cに外側からあてがわれた状態となる。これにより、バックカバー2Cの切抜き部2Cbの縁が上記突起片12Eによって外部に露呈しないように外側から見栄え良く被覆された状態とされるようになっている。
Then, when the
別体ブラケット12Fは、図2に示すように、樹脂の一体成形により形成されており、上述したモジュールケース12の各取付部12Bに合わせられてボルト12Gにより一体的に締結される上下一対の被取付部12F2と、上述した車両外側のサイドフレーム2Fの後側の縁部2Feに車両外側から引掛けることができる上下一対の後側のフック片12F1と、を有する形に形成されている。上述した上下一対の後側のフック片12F1は、図6に示すように、上述した車両外側のサイドフレーム2Fの後側の縁部2Feに車両外側から引掛けられることにより、同サイドフレーム2Fに対して抜け止めされた状態に係合する形に形成されている。
As shown in FIG. 2, the
上述した別体ブラケット12Fは、次のように、車両外側のサイドフレーム2Fとモジュールケース12とに取り付けられている。先ず、上述したモジュールケース12の各前側のフック片12Aがサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdに引掛けられた状態で、別体ブラケット12Fの各後側のフック片12F1をサイドフレーム2Fの後側の縁部2Feに外側から引掛ける。次に、別体ブラケット12Fの各被取付部12F2をモジュールケース12の各取付部12Bに外側からあてがえた状態にして、これらの外側からボルト12Gを差し込んで各取付部12Bと各被取付部12F2とを互いに一体的に締結する。これにより、別体ブラケット12Fは、上述した上下一対の後側のフック片12F1がサイドフレーム2Fの後側の面部2Fcに広く面当接した状態にあてがわれると共に、各被取付部12F2がモジュールケース12の各取付部12Bの外側面に広く面当接した状態にあてがわれた状態として、モジュールケース12に一体的に結合されるようになっている。なお、モジュールケース12の各前側のフック片12Aをサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdに引掛ける前に、別体ブラケット12Fの各後側のフック片12F1をサイドフレーム2Fの後側の縁部2Feに引っ掛けるようにしてもよい。このようにしても、別体ブラケット12Fの各被取付部12F2とモジュールケース12の各取付部12Bとを板厚方向に重ねた状態にして、これらの外側からボルト12Gを差し込んで各取付部12Bと各被取付部12F2とを互いに一体的に締結することができる。
The
上記締結により、モジュールケース12と別体ブラケット12Fとが互いに一体的に結合された状態として、これらがサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdと後側の縁部2Feとにそれぞれ引掛けられて、サイドフレーム2Fを前後側から挟み込んだ状態となってサイドフレーム2Fに一体的に結合された状態に取り付けられた状態となる。上記各ボルト12Gは、モジュールケース12の各取付部12Bが内側の壁部12Dの後縁部に形成されていることにより、それらの頭部がモジュールケース12よりシート外側には突出しない位置に設けられるようになっている。
As a result of the fastening, the
なお、上述したモジュールケース12のサイドフレーム2Fに対する高さ方向の位置決め構造については、特に図示されてはいないが、種々の構成が適用可能である。例えば、サイドフレーム2Fのモジュールケース12が取り付けられる部位の上下領域にモジュールケース12を高さ方向に挟み込むように突出する凸部を設けたり、モジュールケース12の内側の壁部12Dに凸部を設けてサイドフレーム2Fに形成した孔内に差し込んだりする構造などが挙げられる。
The above-described positioning structure in the height direction of the
上記取り付けられたモジュールケース12は、図3の仮想線状態で示すように、エアバッグモジュール11からエアバッグが膨張展開されると、その展開圧によって外側の壁部12Cがその後側の壁部との繋ぎ部を支点に前側の壁部との繋ぎ目の破断部12C1を破断させて外側に押し開かれる。このとき、モジュールケース12の外側の壁部12Cは、その外側に押し開かれる展開経路にバックボード2Bやボルト12G等の他部品が配置されていないことから、その移動が阻害されることなく、エアバッグの展開経路を阻害しない位置まで広く押し開けられるようになっている。
When the airbag is inflated and deployed from the
また、別体ブラケット12Fは、モジュールケース12の後側に張り出して形成された各取付部12Bに取り付けられる構成となっていることにより、バックパッド2Pとの間が広く空いたスペース内でモジュールケース12とのボルト12Gの締結作業を行うことができるため、取り付けを作業性良く行うことができる。
In addition, the
このように、本実施例のシート1は、シートフレーム(サイドフレーム2F)にエアバッグユニット10が取り付けられた構成となっている。エアバッグユニット10は、そのエアバッグモジュール11を内包するモジュールケース12がシートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)に取り付けられた構成とされている。モジュールケース12は、シートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)にシート外周側(シート外側)からの組み付けによって抜け止め可能な状態に係合することができる係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12F1)を有し、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12F1)によってシートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)に取り付けられている。このような構成となっていることにより、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12F1)によって、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)にシート外周側(シート外側)から組み付けて取り付けることができる。したがって、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)に取り付ける際に、シートフレーム(サイドフレーム2F)のシート内周側に手を回し込む作業がなくなるため、取り付け作業を作業性良く行うことができる。
Thus, the
詳しくは、モジュールケース12は、シートバック2の車両外側のサイドフレーム2Fの外側の面部2Faに取り付けられる構成とされている。係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12F1)は、サイドフレーム2Fを前後側から挟み込む態様でサイドフレーム2Fに抜け止め可能な状態に係合する構成とされている。このような構成となっていることにより、モジュールケース12をシートバック2の車両外側のサイドフレーム2Fに対してより強固に取り付けることができる。
Specifically, the
また、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12F1)は、シートフレーム(サイドフレーム2F)の横断面の両縁部(前側の縁部2Fdと後側の縁部2Fe)に引掛けられて抜け止めされた状態に係合するフックとして構成されている。このような構成となっていることにより、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)に対して簡便に取り付けることができる。
Further, the engaging portions (the
また、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12F1)は、モジュールケース12に一体的に形成されてシートフレーム(サイドフレーム2F)の横断面の一方側の縁部(前側の縁部2Fd)に引掛けられる第1のフック片(前側のフック片12A)と、モジュールケース12とは別体で構成されて他方側の縁部(後側の縁部2Fe)に引掛けられる第2のフック片(後側のフック片12F1)と、を有する。第2のフック片(後側のフック片12F1)は、第1のフック片(前側のフック片12A)と第2のフック片(後側のフック片12F1)とがシートフレーム(サイドフレーム2F)の各側の縁部に引掛けられた後にモジュールケース12に一体的に結合される構成とされている。このような構成となっていることにより、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)に対して簡便かつ強固に一体的に取り付けることができる。
Further, the engaging portions (the
続いて、実施例2のシート1(乗物用シート:シート1の構成については図1参照とする。)の構成について、図7〜図9を用いて説明する。本実施例では、図7に示すように、モジュールケース12のシート内側の前側の縁部と後側の縁部とに、それぞれ、車両外側のサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdと後側の縁部2Feとに外側から弾性的に引掛けられる上下一対の前側のフック片12Aと後側のフック片12Hとが形成されている。ここで、上下一対の前側のフック片12Aがそれぞれ本発明の「第1のフック片」に相当し、上下一対の後側のフック片12Hがそれぞれ本発明の「第2のフック片」に相当する。
Subsequently, the configuration of the
上述した上下一対の前側のフック片12Aや後側のフック片12Hは、図8〜図9に示すように、モジュールケース12を車両外側のサイドフレーム2Fに向けて外側から押し付けるようにあてがえることにより、サイドフレーム2Fの前側の面部2Fbや後側の面部2Fcによってそれぞれ前後側に押し退けられるように撓まされながらサイドフレーム2Fの内側に向かって押し込まれて、その後にサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdや後側の縁部2Feを越えたところで変形が戻されて、前側の縁部2Fdや後側の縁部2Feに掛けられる状態となる。
The pair of upper and lower
ここで、上述したモジュールケース12の内側の壁部12Dには、その上下2箇所の位置にゴム12J(弾性体)が貼り付けられている。上記各ゴム12Jは、図9に示すように、上述した各前側のフック片12Aと後側のフック片12Hとをそれぞれサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdと後側の縁部2Feとに引掛けた後に、モジュールケース12の内側の壁部12Dとサイドフレーム2Fの外側の面部2Faとの間に生じる隙間を吸収するための弾性部材として設けられている。上記各ゴム12Jは、モジュールケース12の各前側のフック片12Aや後側のフック片12Hをサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdや後側の縁部2Feを越える位置まで押し込むことによってモジュールケース12の内側の壁部12Dとサイドフレーム2Fの外側の面部2Faとの間に押し込まれて変形し、各前側のフック片12Aや後側のフック片12Hがサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdや後側の縁部2Feに掛けられる状態となった後にモジュールケース12にかけた押し込み力を除荷することで、その弾発力により各前側のフック片12Aや後側のフック片12Hをサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdや後側の縁部2Feに引掛けた状態にして保持するようになっている。上記各ゴム12Jにより発揮される弾発力によって、モジュールケース12がサイドフレーム2Fに対してシート幅方向にガタ付くことなく一体的に結合された状態に保持されるようになっている。なお、上記モジュールケース12に押し戻し方向の弾発力をかけるゴム12Jが設定されていない場合には、各フック片12A,12Hの先端部を先細り状に傾斜させた形状とすることなどによって、各フック片12A,12Hをサイドフレーム2Fの前側の縁部2Fdや後側の縁部2Feに引掛けやすくなるように撓ませやすくしてもよい。
Here,
このように、本実施例の構成によれば、モジュールケース12を車両外側のサイドフレーム2Fに対して、車両外側から押し込むワンタッチの操作によって簡便に取り付けることができる。なお、その他の構成については、実施例1で示した構成と同じとなっているため、同じ構成となっているものについては、同一の符号を付して説明を省略することとする。
Thus, according to the configuration of the present embodiment, the
このように、本実施例のシート1は、シートフレーム(サイドフレーム2F)にエアバッグユニット10が取り付けられた構成となっている。エアバッグユニット10は、そのエアバッグモジュール11を内包するモジュールケース12がシートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)に取り付けられた構成とされている。モジュールケース12は、シートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)にシート外周側(シート外側)からの組み付けによって抜け止め可能な状態に係合することができる係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12H)を有し、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12H)によってシートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)に取り付けられている。このような構成となっていることにより、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12H)によって、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)にシート外周側(シート外側)から組み付けて取り付けることができる。したがって、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)に取り付ける際に、シートフレーム(サイドフレーム2F)のシート内周側に手を回し込む作業がなくなるため、取り付け作業を作業性良く行うことができる。
Thus, the
詳しくは、モジュールケース12は、シートバック2の車両外側のサイドフレーム2Fの外側の面部2Faに取り付けられる構成とされている。係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12H)は、サイドフレーム2Fを前後側から挟み込む態様でサイドフレーム2Fに抜け止め可能な状態に係合する構成とされている。このような構成となっていることにより、モジュールケース12をシートバック2の車両外側のサイドフレーム2Fに対してより強固に取り付けることができる。
Specifically, the
また、係合部(前側のフック片12Aと後側のフック片12H)は、シートフレーム(サイドフレーム2F)の横断面の両縁部(前側の縁部2Fdと後側の縁部2Fe)に引掛けられて抜け止めされた状態に係合するフックとして構成されている。このような構成となっていることにより、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)に対して簡便に取り付けることができる。
Further, the engaging portions (the
続いて、実施例3のシート1(乗物用シート:シート1の構成については図1参照とする。)の構成について、図10〜図12を用いて説明する。本実施例では、図10に示すように、モジュールケース12のシート内側の前側の縁部と後側の縁部とに、それぞれ、車両外側のサイドフレーム2Fの前側の面部2Fbと後側の面部2Fcとに外側から弾性的に引掛けられる上下一対の前側の爪片12Kと後側の爪片12Lとが形成されている。ここで、上下一対の前側の爪片12Kと後側の爪片12Lとが、それぞれ本発明の「係合部」に相当する。本実施例では、図11〜図12に示すように、サイドフレーム2Fの前側の面部2Fbは、上述した外側の面部2Faの前側の縁からシート内側に略直角に折り曲げられた後、更にその折り曲げられた先の末端箇所がシート後側を向く斜めの角度まで折り曲げられた、2段階に山折りされた形に形成されている。
Subsequently, the configuration of the
上述した上下一対の前側の爪片12Kや後側の爪片12Lは、図11〜図12に示すように、モジュールケース12を車両外側のサイドフレーム2Fに向けて外側から押し付けるようにあてがえることにより、それらの先端部に形成された互いに内向する側に突出する形の各係合爪12K1,12L1が、サイドフレーム2Fの前側の面部2Fbや後側の面部2Fcによってそれぞれ前後側に押し退けられるように撓まされながらサイドフレーム2Fの内側に向かって押し込まれていき、サイドフレーム2Fの前側の面部2Fbと後側の面部2Fcとに形成された各係合孔2Fb1,2Fc1に合致する位置まで押し込まれることにより、それらの押し撓まされた変形が戻されて、各係合爪12K1,12L1が各係合孔2Fb1,2Fc1内に引掛けられた状態となる。これにより、モジュールケース12がサイドフレーム2Fに対してシート幅方向にも高さ方向にも前後方向にもガタ付かない状態となって一体的に結合された状態となる。
The pair of upper and lower
このように、本実施例の構成によれば、モジュールケース12を車両外側のサイドフレーム2Fに対して、車両外側から押し込むワンタッチの操作によって簡便に取り付けることができる。なお、その他の構成については、実施例1で示した構成と同じとなっているため、同じ構成となっているものについては、同一の符号を付して説明を省略することとする。
Thus, according to the configuration of the present embodiment, the
このように、本実施例のシート1は、シートフレーム(サイドフレーム2F)にエアバッグユニット10が取り付けられた構成となっている。エアバッグユニット10は、そのエアバッグモジュール11を内包するモジュールケース12がシートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)に取り付けられた構成とされている。モジュールケース12は、シートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)にシート外周側(シート外側)からの組み付けによって抜け止め可能な状態に係合することができる係合部(前側の爪片12Kと後側の爪片12L)を有し、係合部(前側の爪片12Kと後側の爪片12L)によってシートフレーム(サイドフレーム2F)のシート外周側の面部(外側の面部2Fa)に取り付けられている。このような構成となっていることにより、係合部(前側の爪片12Kと後側の爪片12L)によって、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)にシート外周側(シート外側)から組み付けて取り付けることができる。したがって、モジュールケース12をシートフレーム(サイドフレーム2F)に取り付ける際に、シートフレーム(サイドフレーム2F)のシート内周側に手を回し込む作業がなくなるため、取り付け作業を作業性良く行うことができる。
Thus, the
詳しくは、モジュールケース12は、シートバック2の車両外側のサイドフレーム2Fの外側の面部2Faに取り付けられる構成とされている。係合部(前側の爪片12Kと後側の爪片12L)は、サイドフレーム2Fを前後側から挟み込む態様で各係合爪12K1,12L1によりサイドフレーム2Fに抜け止め可能な状態に係合する構成とされている。このような構成となっていることにより、モジュールケース12をシートバック2の車両外側のサイドフレーム2Fに対してより強固に取り付けることができる。
Specifically, the
以上、本発明の実施形態を3つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の助手席を構成するシートの他にも、鉄道車両等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、本発明の構成は、乗物用シートのシートバックの他、シートクッションやヘッドレストにも適用することができるものである。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described using the three Examples, this invention can be implemented with various forms other than the said Example. For example, the “vehicle seat” of the present invention may be a seat applied to a vehicle other than an automobile such as a railway vehicle, in addition to a seat constituting a passenger seat of an automobile, and may also be an aircraft, a ship, etc. The present invention can be widely applied to seats used for various vehicles. Moreover, the structure of this invention is applicable also to a seat cushion and a headrest other than the seat back of a vehicle seat.
また、モジュールケースは、金属製であってもよい。また、モジュールケースは、シートフレームのシート外周側(シート形状の外周側)の面部にシート外周側から組み付けられる構成となっていればよく、例えばシートバックの車両外側のサイドフレームにおいて、同サイドフレームの前後側の各縁部がシート内側に折り曲げられた形状(実施例1〜3で示した形状)とされている場合に、同サイドフレームのシート外周側の面部となる外側を向く面部(外側の面部2Fa:実施例1〜3参照)や、前側を向く面部(前側の面部2Fb:実施例1〜3参照)や、後側を向く面部(後側の面部2Fc:実施例1〜3参照)にシート外周側(外側や前側や後側)からそれぞれ組み付けられるようになっているものであってもよい。また、モジュールケースが取り付けられるシートフレームのシート外周側の面部は、必ずしもモジュールケースと広く面当接するような平面形状に形成されていなくてもよく、例えばモジュールケースに対して反った形となるように丸まった形となっているものであってもよい。 The module case may be made of metal. Further, the module case only has to be configured to be assembled from the seat outer peripheral side to the seat outer peripheral side (seat-shaped outer peripheral side) surface portion of the seat frame. For example, in the side frame on the vehicle outer side of the seat back, the side frame When the front and rear side edges of each side frame are bent inward (the shape shown in the first to third embodiments), the outer side surface portion of the same side frame (the outer side) Surface part 2Fa: refer to Examples 1 to 3), surface part facing the front side (front surface part 2Fb: refer to Examples 1 to 3), surface part facing the rear side (rear surface part 2Fc: refer to Examples 1 to 3) ) May be assembled from the outer periphery side (outer side, front side, and rear side) of the seat. Further, the seat outer peripheral side surface portion of the seat frame to which the module case is attached does not necessarily have to be formed in a planar shape so as to make a wide surface contact with the module case. For example, the seat portion is warped with respect to the module case. It may be a rounded shape.
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2F サイドフレーム
2Fa 外側の面部
2Fb 前側の面部
2Fb1 係合孔
2Fc 後側の面部
2Fc1 係合孔
2Fd 前側の縁部
2Fe 後側の縁部
2Ff 形状出しワイヤ
2P バックパッド
2Ps サイドサポート部
2Pa 肉抜き部
2C バックカバー
2Ca 止着用のフック
2Cb 切抜き部
2B バックボード
3 シートクッション
4 ヘッドレスト部
10 エアバッグユニット
11 エアバッグモジュール
12 モジュールケース
12A 前側のフック片(第1のフック片)
12B 取付部
12C 外側の壁部
12C1 破断部
12D 内側の壁部
12E 突起片
12F 別体ブラケット
12F1 後側のフック片(第2のフック片)
12F2 被取付部
12G ボルト
12H 後側のフック片(第2のフック片)
12J ゴム
12K 前側の爪片(係合部)
12K1 係合爪
12L 後側の爪片(係合部)
12L1 係合爪
1 seat (vehicle seat)
2 seat back 2F side frame 2Fa outer surface 2Fb front surface 2Fb1 engagement hole 2Fc rear surface 2F1 engagement hole 2Fd front edge 2Fe rear edge
12B Mounting portion 12C Outer wall portion
12F2
12L1 engaging claw
Claims (4)
前記エアバッグユニットは、そのエアバッグモジュールを内包するモジュールケースが前記シートフレームのシート外周側の面部に取り付けられた構成とされ、
前記モジュールケースは、前記シートフレームのシート外周側の面部にシート外周側からの組み付けによって抜け止め可能な状態に係合することができる係合部を有し、該係合部によって前記シートフレームのシート外周側の面部に取り付けられていることを特徴とする乗物用シート。 A vehicle seat having an airbag unit attached to a seat frame,
The airbag unit is configured such that a module case containing the airbag module is attached to a surface portion on the seat outer periphery side of the seat frame,
The module case has an engaging portion that can be engaged with a surface portion of the seat frame on the outer periphery side of the seat frame so that the seat frame can be prevented from being detached by assembling from the outer periphery side of the seat frame. A vehicle seat characterized by being attached to a surface portion on the outer periphery side of the seat.
前記モジュールケースは、シートバックの車両外側のサイドフレームの外側の面部に取り付けられる構成とされ、前記係合部は、前記サイドフレームを前後側から挟み込む態様で前記サイドフレームに抜け止め可能な状態に係合する構成とされていることを特徴とする乗物用シート。 The vehicle seat according to claim 1,
The module case is configured to be attached to an outer surface portion of a side frame on the vehicle outer side of a seat back, and the engaging portion is in a state that can be prevented from being detached from the side frame in a manner of sandwiching the side frame from the front and rear sides. A vehicle seat characterized by being configured to engage.
前記係合部は、前記シートフレームの横断面の両縁部に引掛けられて抜け止めされた状態に係合するフックとして構成されていることを特徴とする乗物用シート。 The vehicle seat according to claim 1 or 2,
The vehicle seat according to claim 1, wherein the engagement portion is configured as a hook that is engaged with a state in which the engagement portion is hooked to both edges of a cross section of the seat frame and is prevented from being detached.
前記係合部は、前記モジュールケースに一体的に形成されて前記シートフレームの横断面の一方側の縁部に引掛けられる第1のフック片と、前記モジュールケースとは別体で構成されて他方側の縁部に引掛けられる第2のフック片と、を有し、前記第2のフック片は、前記第1のフック片と前記第2のフック片とが前記シートフレームの各側の縁部に引掛けられた後に前記モジュールケースに一体的に結合される構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
The vehicle seat according to claim 3,
The engaging portion is formed separately from the module case, and a first hook piece that is integrally formed with the module case and hooked to an edge on one side of a cross section of the seat frame. A second hook piece that is hooked to an edge on the other side, wherein the second hook piece is connected to each side of the seat frame by the first hook piece and the second hook piece. A vehicle seat characterized by being configured to be integrally coupled to the module case after being hooked on an edge.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013156405A JP2015024771A (en) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | Vehicle seat |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022054830A1 (en) * | 2020-09-09 | 2022-03-17 | テイ・エス テック株式会社 | Vehicle seat |
US11999275B2 (en) | 2021-09-08 | 2024-06-04 | Ts Tech Co., Ltd. | Conveyance seat |
-
2013
- 2013-07-29 JP JP2013156405A patent/JP2015024771A/en active Pending
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