JP2015024653A - インクジェットプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】気泡(気体)を発生させやすい液体を収容する液体収容体を装着した場合であっても、係る液体を安定に供給でき、かつ液体収容体の破損を防止することが可能なインクジェットプリンターを提供する。【解決手段】本発明に係るインクジェットプリンターは、含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体を収容する液体収容室、該液体収容室に連通し該液体を流通させる液体流通口、および該液体収容室に連通し気体を流通させる気体流通口を備える液体収容体と、前記液体流通口に連通し、該液体流通口から流出した液体を吐出する記録ヘッドと、前記気体流通口に連通し、前記液体収容体の外部に気体を流出させる気体排出手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンターに関する。
インクジェットプリンターは、ノズル孔を有する記録ヘッドと、ノズル孔からインクを吐出させる駆動手段(例えば、圧電振動子や発熱素子)と、データに応じて駆動手段を制御する制御手段とを備えている。ノズル孔へのインクの供給は、液体収容体(例えば、インクカートリッジ等)などを用いて行われ、通常、インクカートリッジは交換可能である。
インクジェットプリンターの記録品質は、ノズル孔の径や数などで規定される記録ヘッドのノズル密度に依存するが、その他にも、インクの種類や粘度、記録媒体上でのインクの濡れ拡がり具合等によっても影響される。
また、インク中に気泡や沈殿物が存在すると、ノズル孔からのインクの吐出が不安定となる場合があり、このような装置の安定性も記録品質に影響を与える場合がある。このため、例えばノズル孔からインクを吸引(クリーニングと呼ばれる)して、吐出の安定化が図られることもある。例えば、特許文献1〜3では、脱気機構が設けられたインクジェットプリンターが提案され、気泡等の排出が試みられている。これらの文献には、脱気機構によってインクに溶け込んだ気体を脱気し、安定した吐出性能を得る等の記載がある。
特開平11−048491号公報 特開平11−048492号公報 特開平11−048493号公報
しかしながら、インクジェット記録においては、溶存気体以外にも、気泡の原因となる事例がある。例えば、メタリック顔料の材質をアルミニウムとし分散媒体に水分が存在するようなインクの場合には、保存中あるいは使用中にアルミニウムが水と反応して気体を生じ、インク中で気泡が発生しやすくなる場合があった。そのような場合には、上述したようにノズル孔から気泡(気体)を含むインクを吸引するクリーニングを行うことがあるが、記録中には記録のためにノズル孔を使用しているため、記録と同時にクリーニングを行うことが困難であった。そのため、記録時間が長くなるにつれて、インク中で発生した気泡(気体)がノズル孔に混入する不具合が多くなる傾向にある。
また、このように反応によって気体を発生させやすいインクを、液体収容室が大気に対して開放されていないいわゆる密閉系の液体収容体に収容した場合、インク中で発生した気体によって液体収容室の内圧が上がることがある。そして、内圧が液体収容室や液体収容体の耐圧強度を超えると、液体収容室や液体収容体が破損してしまう恐れがある。
本発明の幾つかの態様に係る目的の1つは、気体(気泡)を発生させやすい液体を収容する液体収容体を装着した場合であっても、係る液体を安定に供給でき、かつ液体収容体の破損を防止することが可能なインクジェットプリンターを提供することにある。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係るインクジェットプリンターの一態様は、
含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体を収容する液体収容室、該液体収容室に連通し該液体を流通させる液体流通口、および該液体収容室に連通し気体を流通させる気体流通口を備える液体収容体と、
前記液体流通口に連通し、該液体流通口から流出した液体を吐出する記録ヘッドと、
前記気体流通口に連通し、前記液体収容体の外部に気体を流出させる気体排出手段と、
を有する。
本適用例に係るインクジェットプリンターによれば、気体(気泡)を発生させやすい液体を収容する液体収容体を装着した場合であっても、係る液体を安定に供給でき、かつ液体収容体の破損を防止することができる。
[適用例2]
適用例1において、
前記含有成分の少なくとも1種は、卑金属顔料であることができる。
[適用例3]
適用例2において、
前記卑金属顔料は、保護膜によって被覆されていてもよい。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記気体排出手段は、弁および吸引機構を備えていてもよい。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前回の気体の排出動作からの経過時間を計時する計時手段、および前記液体収容室内の内圧を測定する内圧測定手段の少なくとも一方を有することができる。
[適用例6]
適用例5において、
さらに制御手段を有することができ、
前記制御手段は、前記計時手段からの経過時間情報、および前記内圧測定手段からの内圧情報の少なくとも一方の情報に基づいて、前記気体排出手段を動作させることができる。
[適用例7]
適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、
前記気体排出手段は、前記液体収容室内で発生した前記気体とともに前記液体収容室内部の液体を排出することができる。
[適用例8]
適用例1ないし適用例7のいずれか1例において、
前記液体収容体が前記インクジェットプリンターから取り外されて、別の液体収容体に交換された際に、
取り外された前記液体収容体の処分方法を通知する通知手段を有することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンターを模式的に示す斜視図。 (A)は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンターに装着可能な液体収容体の断面の模式図。(B)は、変形例にかかる液体収容体の断面の模式図。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンターを含む機能ブロックの一例を示す図。 (A)は、液体が発生させた気体の量と経過時間との関係を示すグラフ。(B)は、液体が発生させた気体の量と経過時間との関係を示すテーブルの例。(C)は、液体の種類に応じた閾値(時間)のテーブルの例。 本発明の一実施形態に係る気体排出手段の制御処理を示すフローチャートの一例。 本発明の一実施形態に係る気体排出手段の制御処理を示すフローチャートの一例。 本発明の一実施形態に係る気体排出手段の制御処理を示すフローチャートの一例。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の一例を説明するものである。また、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含む。
1.インクジェットプリンター
以下、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンターの装置構成について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンターの構造の理解を容易にするために、尺度を適宜変更している場合がある。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンター1000を模式的に示す斜視図である。図2(A)は、本実施形態に係るインクジェットプリンター1000(以下、単に「プリンター1000」ともいう。)に装着可能な液体収容体100の断面の模式図である。図1および図2(A)には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。本実施形態において、プリンター1000の使用姿勢では、Z軸が鉛直方向(重力方向)であり、Y軸は、カートリッジホルダー150に対する液体収容体100の着脱方向、X軸は、複数の液体収容体100,110,120,130が並ぶ方向である。より具体的には、+Z軸方向が鉛直上向き方向、−Z軸方向が鉛直下向き方向、+Y軸方向が液体収容体100の引き抜き方向、−Y軸方向が液体収容体100の挿入方向である。本実施形態に係るインクジェットプリンター1000は、4つの液体収容体100,110,120,130、気体排出手段400、記録ヘッド310等を有する。
1.1.液体収容体
図1に示すように、液体収容体100,110,120,130は、カートリッジホルダー150に差し込まれることでプリンター1000に装着される。液体収容体100は、カートリッジホルダー150に対して着脱可能となっている。使用者は、たとえばインクが残り少なくなった場合やインクが古くなったような場合に、古い液体収容体100,110,120,130をカートリッジホルダー150から取り外して、新しい液体収容体に交換することができる。
また、図1に示すように、プリンター1000には、4つの液体収容体100,110,120,130がX方向に並んで装着されている。本実施形態では、液体収容体が4つ装着されている場合を示したが、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
本実施形態に係るプリンター1000では、液体収容体110,120,130には、通常のカラーインクが収容されている。そのため、液体収容体110,120,130は、液体収容体100と比較して、その内部に含まれる液体(インク)から気体が発生しにくい。一方、液体収容体100の液体収容室10に含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体が収容される。液体収容体100,110,120,130は、いずれも液体収容部が大気に対して開放されていない、いわゆる密閉タイプの液体収容体である。よって、液体収容体100では、液体収容部の内部で発生した気体によって、密閉された液体収容室10の内圧が上昇しやすい。よって、液体収容体100の液体収容室の容量は、他の液体収容体110,120,130の液体収容室の容量よりも大きいことが好ましい。これにより、液体収容体100は、液体収容室10内で気体が発生しても、通常のカラーインク用の液体収容体110,120,130と比べて破損しにくくなる。
液体収容体の種類としては、本実施形態の液体収容体100,110,120,130のような密閉タイプの液体収容体と、液体収容部が大気に対して開放された、いわゆる開放タイプの液体収容体とが存在する。開放タイプの液体収容体では、液体収容室内の液体の消費に伴って外部から液体収容室内に大気が導入される。すなわち、開放タイプの液体収容体では、消費された液体が大気に置換され、液体収容室の容積はほぼ一定である。また、開放タイプの液体収容体には、液体収容室内の液体の消費に伴って外部から液体収容室内に大気を導入するための流通路が設けられる。このような流通路は、大気流通路、大気導入路などと呼ばれる。一方、本実施形態にかかる液体収容体100,110,120,130のような密閉タイプの液体収容体では、液体と大気との置換は行われず、液体の消費に伴って液体収容室の容積は減少する。また、大気導入路や大気連通路は設けられない。
先に説明したように、本実施形態では、液体収容体100のみに後述する含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体が収容されている。他の液体収容体110,120,130には、通常のカラーインクが収容されている。以下、液体収容体100について、図2(A)を用いてその内部構成を詳細に説明するが、他の液体収容体110,120,130は、気体流通口42が設けられていない点を除き、液体収容体100と同様に構成されている。なお、他の液体収容体110,120,130のうちすべてやこれらの一部に、液体収容体100と同様、含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体が収容されていてもよい。この場合には、他の液体収容体の構造を液体収容体100と同様の構造にすればよい。
<液体収容体の内部構成>
図2(A)に示すように、本実施形態に係る液体収容体100は、液体収容室10と、該液体収容室に連通し該液体を流通させる液体流通路20と、該液体収容室に連通し気体を流通させる気体流通口42と、を備える。液体収容室10には、含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体が収容される。液体収容室10内の液体は、液体流通路20を介して後述する記録ヘッド310へ供給される。また、液体収容室10内で発生した気体は、気体流通路40を介して外部へ排出される。なお、詳細は後述するが、気体流通路40は、液体収容室10内で発生した気体を外部へ排出するための流通路である。気体流通路40は、液体収容室10を大気に対して開放するための流通路(大気導入路、大気連通路)ではない。
<液体収容室>
液体収容室10は、例えば、フィルム、成形体等により形成することができる。本実施形態では、液体収容室10が可撓性のフィルムで形成されており、液体収容室10は、比較的可撓性が低いハウジング12の内部に収容されている。液体収容室10自体を、比較的堅牢な成形体によって形成することも可能であり、この場合は、ハウジング12を省略することが可能である。図2(A)の例では、液体収容体100は、樹脂の成形体からなるハウジング12の内側に配置されており、袋状のフィルム(インクパック)11によって形成されている。
液体収容室10を形成するインクパック11は、例えば、高分子や、金属の蒸着膜等で構成され、多層構造であってもよい。ハウジング12は、樹脂の成形体であるが、金属や紙で形成することも可能である。液体収容体100がインクパック11やハウジング12などの複数の部材で形成される場合には、溶着部分や接着部分が形成されてもよい。インクパック11やハウジング12は、液体(インク)に含まれる有機溶媒または水が揮発して発散してしまうことを防止するため気体透過率が小さい材料で形成されることが好ましい。たとえば、後述する卑金属顔料のように水と反応して経時的に水素ガスを発生させることが想定される場合には、水素ガスの透過性に優れた材料を使用することが好ましい。また、液体収容室10を形成するインクパック11やハウジング12の材質のうち、収容される液体に接する部分の材質は、収容される液体に対して安定であることが好ましい。
液体収容室10の形状および容積は、特に限定されない。液体収容室10には、液体が収容されるが、液体とともに固体や気体が収容されてもよい。液体収容室10に収容される液体の体積も特に限定されない。
<液体流通口>
液体収容室10は、液体収容室10の内部と液体収容体100の外部とを連通する液体流通路20に連通している。液体流通路20は、液体収容室10から記録ヘッド310へ液体を供給するための通路である。液体流通路20は、液体供給管200と接続される。液体収容室10に収容された液体は、液体流通路20から液体供給管200(図1参照)を経て記録ヘッド310へ供給される。液体流通路20の形状は、特に限定されず、液体供給管200への接続に適した形状とすることができる。
液体流通路20は、例えば、金属のチューブ、高分子材料の成形体などにより形成される。高分子材料の成形体により形成される場合には、当該成形体は、インクパック11を形成する部材と一体的に形成されてもよいし、別体として形成された後に融着・接着等によって接続されてもよい。図示の例では、液体流通路20は、筒状に成形された樹脂により形成されている。
液体流通路20の液体収容室10内部側の端部(液体流通口)22は、液体収容室10の内部で開口している。本実施形態において、液体流通口22は、液体収容体100がプリンター1000に装着された状態において、液体収容室10の鉛直方向(Z軸方向)の中心の位置よりも下側(−Z軸方向側)に設けられている。液体流通口22をこのような位置に設けることによって、鉛直方向の中心付近の位置に設ける場合よりも、液体を流出させやすくなる。
本実施形態に係る液体収容体は、液体流通路20の他に、液体収容室10の内部に液体を充填するための液体注入路をさらに備えてもよい。液体収容室10を大気に対して密閉した状態とするため、液体注入路は、液体を充填した後に塞がれる。液体注入路を塞ぐ方法としては、液体収容室10を大気に対して密閉した状態とできる方法であれば、どのような方法であってもよく、例えば、注入路の入口に密閉栓を取り付ける、注入路の入口にフィルムを貼る、注入路の入口を熱で溶かす、等、さまざまな方法が考えられる。
<気体流通口>
液体収容室10は、液体収容室10の内部と液体収容体100の外部とを連通する気体流通路40に連通している。気体流通路40は、液体収容室10内で発生した気体を外部へ排出するための流通路である。本実施形態では、気体流通路40は、気体排出管410(図1参照)を介して気体排出手段400(図1参照)と接続される。
気体流通路40の形状は、特に限定されず、気体排出手段400に液体(インク)を導くための気体排出管410への接続に適した形状とすることができる。また、気体流通路40は2以上設けられてもよく、この場合には気体の排出効率が向上する。
気体流通路40は、例えば、金属のチューブ、高分子材料の成形体などにより形成される。高分子材料の成形体により形成される場合には、当該成形体は、液体収容室10を形成する部材と一体的に形成されてもよいし、別体として形成された後に融着・接着等によって接続されてもよい。図示の例では、気体流通路40は、筒状に成形された樹脂により形成されている。
気体流通路40の液体収容室10内部側の端部(気体流通口)42は、液体収容室10の内部で開口している。気体流通口42は、液体収容体100をプリンター1000に装着した姿勢において、液体収容室10の上面に設けられている。これは、液体収容体100をプリンター1000に装着した姿勢において、気体が鉛直方向の上側に集まるためである。気体流通口42を設ける位置は、液体収容室10の上面には限られないが、液体収容室10の上面に設けることによって、気体をより効率良く排出することが可能となる。気体をより効率よく排出する観点から、気体流通口42は、液体収容室10の鉛直方向の中心よりも上側(+Z軸方向側)に設けることが好ましい。
本実施形態に係る液体収容体100は、ヘッドにインクを供給するために使用される液体流路(液体流通路20)と、液体収容室10内部で発生した気体を排出するための気体流路(気体流通路40)と、を別々に設けている。そのため、記録中に液体収容室10内部で気体が発生した場合であっても、記録を中断することなく気体を液体収容体100の外部に排出することができる。また、気体流通路40によって気体を排出する際に、液体も同時に排出されてしまうことがあるが、そのような液体の量をより低く抑えることができるため、液体の消費量を低減することができる。一方、液体流通路20と気体流通路40とを別々に設けず、液体流通路20のみによってインクの排出と気体の排出とを行うことも考えられるが、その場合は、記録を中断して気体排出動作を実施する必要がある。また、気体を排出する際に、同時に排出される液体の量が多くなる可能性が高く、液体の消費量が増加してしまう可能性が高い。
<時間的情報>
本実施形態の液体収容体100には、液体収容体100の製造に関する時間的情報を保持する情報保持部30(図3参照)が設けられていても良い。情報保持部30(図3参照)は、たとえば、液体収容体100のハウジング12に取り付けられた媒体によって構成することが可能である。このような媒体としては、ラベル、シール、スティッキー、マーク、タグ、半導体チップ、RFID(Radio Requency Identification)などを例示することができる。また、情報保持部30(図3参照)は、液体収容体100のハウジング12やインクパック11に直接刻印、印刷等した、文字、記号等であっても良い。
液体収容体100の製造に関する時間的情報は、液体収容体100に収容された液体が発生させる気体の量を把握するために利用される。「時間的情報」とは、日付、時刻、および経過期間のうち、少なくとも1つである。
時間的情報は、液体収容体100に収容される液体の性質に応じて選択される。例えば、当該液体からの気体の発生速度が小さい場合には、時刻に関する情報まで選択されなくても、日付が選択されれば十分である場合がある。そのような場合において、日付に加え、時刻に関する情報が選択されることは妨げられない。また、例えば、当該液体からの気体の発生速度が大きい場合には、時刻に関する情報(時、分、秒等)が選択される場合もある。さらに、経過期間に関しても同様に、当該液体の性質に応じて、特定の時点からの、経過期間(年、月、日、時、分、秒など)が選択される。液体収容体100に日付や時刻の情報を保持させる場合は、例えば、これらの情報を記憶させた半導体チップを液体収容体100に取り付けたり、これらの情報を液体収容体100のハウジング12に印刷したりすれば良い。液体収容体100に経過期間の情報を保持させる場合には、例えば、液体収容体100に計時回路を設ければ良い。
「液体収容体100の製造」とは、液体、インクパック、液体収容体の完成だけではなく、インクパックへの液体の充填、液体収容体の梱包、液体収容体の出荷等のようなものを含み、液体収容体を製造するための行為から顧客先への出荷までに関連する一連の行為を含む。「液体収容体100の製造に関する情報」としては、例えば、液体収容体100に収容された液体に関して、該液体の成分の製造、該液体の製造、および、該液体の収容、該液体が充填された液体収容体の出荷、該液体が充填された液体収容体の梱包が挙げられる。
すなわち、「液体収容体100の製造に関する時間的情報」としては、時間的情報が、日付および/または時刻である場合には、該液体の成分の製造行為、該液体の製造行為、および、該液体の収容行為、該液体が充填された液体収容体の出荷行為、該液体が充填された液体収容体の梱包行為のうち、少なくとも一種の行為に基づいた日付および/または時刻が挙げられる。また、時間的情報が、経過期間である場合には、該液体の成分の製造行為、該液体の製造行為、および、該液体の収容行為、該液体が充填された液体収容体の梱包行為、該液体が充填された液体収容体の出荷行為のうち、少なくとも一種の行為に基づいた日付および/または時刻からの経過期間が挙げられる。これらの中でも、液体収容体の気体の発生状況を明確に把握出来る観点で、(1)該液体若しくはその成分の製造行為に基づいた日付および/または時刻、(2)該液体を液体収容体100に収容する収容行為に基づいた日付および/または時刻、(3)該液体若しくはその成分の製造行為に基づいた日付および/または時刻からの経過期間、(4)該液体を液体収容体100に収容する収容行為に基づいた日付および/または時刻からの経過時間、のうち、少なくとも1つの情報を採用することが好ましい。なお、「基づいた」とは、その行為に関連して設定された時間を示し、その行為が行われた瞬間の時間を示すわけではない。
上記のような時間的情報に基づいて、液体が発生させる気体の量を把握することによって、気体の排出を適切に制御することができる。すなわち、気体を排出するタイミング、気体を排出する方法、気体を排出する程度等を調節することが可能となる。
1.2.液体
本実施形態の液体収容体100(液体収容室10)に収容される液体は、含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させるものであれば、特に限定されない。ここで含有成分の化学変化とは、含有成分の1種が変性(分解、構造変化など)して他の物質(気体を含む)に変化すること、および、含有成分の2種以上が互いに反応して元の成分とは異なる1または複数の物質(気体を含む)に変化すること、の少なくとも一方を指す。本実施形態の液体収容体100に収容される液体としては、含有成分の2種以上が互いに反応して元の成分とは異なる1または複数の物質(気体を含む)に変化するものがより好ましい。
また経時的に気体を発生させるとは、時間の経過とともに気体を発生させる期間が存在することを指す。したがって、液体収容体100に収容される液体は、含有成分の化学変化が生じて気体を発生させる時期(期間)の存在する液体であり、含有成分が化学変化する前の状態や含有成分の化学変化が終了した後の状態の液体も含まれる。
このような液体としては、例えば、熱、光等により化学的変化を生じ得る物質、共存することにより互いに反応し得る物質の組み合わせ、などを成分として含む液体が挙げられる。また、液体収容体100が、インクジェット記録のためのインクカートリッジであって、液体としてインクが収容される場合には、その液体(インク)としては、例えば、金属顔料を含むインク、染料を含むインクが挙げられる。特に、経時的に気体を発生させやすいインクとしては、金属顔料と水とを含むインクが挙げられ、当該金属顔料が卑金属を含む材質で形成されているインクが挙げられる。ここで、卑金属とは、base metalとも称される金属であって、イオン化傾向が水素より大きい金属を指す。卑金属の典型例としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛などが挙げられる。金属顔料は、これら卑金属の少なくとも1種を含む合金であってもよい。これらの材料は、インク中に含まれる水または有機溶媒と反応し、気泡(気体)を多く発生させる傾向がある。
以下、金属顔料として、卑金属であるアルミニウムを材質とするアルミニウム顔料と、水を含むインク組成物を、本実施形態の液体の一態様として説明する。
<アルミニウム顔料>
アルミニウム顔料としては、例えば、平板状の形状を有するものが挙げられる。平板状の形状とは、例えば、鱗片状、リーフ状、板状、フィルム状等の形状である。アルミニウム顔料は、無機酸化物等によって被覆されていてもよい。被覆されることにより、インク中の気泡(気体)の発生を抑制することができる場合がある。アルミニウム顔料が平板状であると、インクが記録媒体に付着した際に良好な金属光沢性が得られやすい。
被覆膜によって被覆されたアルミニウム顔料の、粒子像分析装置により得られる粒子の投影画像の面積から求めた円相当径の50%平均粒子径R50(以下、単に「R50」ともいう。)は、0.5μm以上2μm以下であり、好ましくは0.7μm以上1.8μm以下である。
アルミニウム顔料粒子の投影画像の面積、円相当径を測定するための粒子像分析装置としては、例えば、フロー式粒子像分析装置FPIA−2100、FPIA−3000、FPIA−3000S(以上、シスメックス株式会社製)等が挙げられる。なお、ここでいう円相当径の平均粒子径は、個数基準の粒子径である。また、FPIA−3000、FPIA−3000Sを用いる場合の測定方法例としては、高倍率撮像ユニットを用い、HPF測定モードで測定することが挙げられる。
本実施形態において、アルミニウム顔料粒子の円相当径の最大値は、3μm以下であることが好ましい。最大の粒子の円相当径が3μm以下であれば、インクジェットプリンターに用いた際に、ノズル開口部やインク流路における目詰りを抑制することができる。
また、アルミニウム顔料粒子の厚みは、5nm以上100nm以下、好ましくは5nm以上70nm以下、さらに好ましくは10nm以上50nm以下である。
なお、厚みについては、透過型電子顕微鏡、あるいは走査型電子顕微鏡を用いて測定され、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM:JEOL,JEM−2000EX)、電界放射走査型電子顕微鏡(FE−SEM:Hitachi,S−4700)などが挙げられる。なお、厚みとは、平均厚みを意味し、前記測定を10回行った平均値とする。
アルミニウム顔料が被覆膜を有する場合の被覆膜の材質としては、例えば、アルコキシシラン(例えば、テトラエトキシシラン(TEOS))、ポリシラザン、またはこれらの化合物から誘導される化合物、フッ素系材料、リン系材料、リン酸系材料を含むものが好ましい。
また、アルミニウム顔料は、分散液の状態で供給されてもよい。アルミニウム顔料の分散液に含まれる成分としては、水、有機溶媒、塩基性触媒、界面活性剤、第三級アミン、緩衝液などが挙げられ、適宜に配合され得る。
<水>
水は、イオン交換水、限外ろ過水、逆浸透水、蒸留水などの純水または超純水を用いることが好ましい。特にこれらの水を紫外線照射または過酸化水素添加などにより滅菌処理した水は、長期間に亘りカビやバクテリアの発生を抑制することができるので好ましい。
<その他>
液体の一例であるインク組成物は、その他の成分を含んでもよい。その他の成分としては、例えば、有機溶剤、触媒、界面活性剤、緩衝剤、アルカンジオール、ピロリドン誘導体、pH調整剤、水溶性ロジン等の定着剤、安息香酸ナトリウム等の防黴剤・防腐剤、アロハネート類等の酸化防止剤・紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤等の添加剤等が挙げられる。
<インク組成物>
インク組成物中のアルミニウム顔料の濃度は、インク組成物の全質量に対して、固形分濃度として、好ましくは0.1〜5.0質量%、さらに好ましくは0.1〜3.0質量%、より好ましくは0.25〜2.5質量%、特に好ましくは0.5〜2.0質量%である。インク組成物の20℃における粘度は、好ましくは2mPa・s以上10mPa・s以下であり、より好ましくは3mPa・s以上5mPa・s以下である。
インク組成物は、各成分を任意の順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネチックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
以上例示したインク組成物は、本実施形態の液体収容体100に収容される液体とすることができる。上記インク組成物は、アルミニウム顔料および水を含有するため、経時的に気体を発生させる。なお、アルミニウム顔料(液体の成分)の製造時点とは、アルミニウム顔料または被覆されたアルミニウム顔料が、水に接触しうる状態になった時点を指し、インク組成物(液体)の製造時点とは、上述の混合、濾過等の一連の工程が終了した時点を指す。さらに液体を液体収容体100に収容した時点とは、液体収容体100に液体を導入し、必要に応じて封止した場合は封止した時点、封止しない場合は液体を導入した時点を指す。
1.3.記録ヘッド
本実施形態に係る記録ヘッド310は、各液体収容体100,110,120,130の液体収容室と連通し、各液体収容体100,110,120,130から供給された液体を吐出する。具体的には、記録ヘッド310には、液体供給管200と接続された液体流通路20を介して、液体収容室10内部の液体が供給される。このようにして、記録ヘッドの底面側(記録媒体Pに向いた側)に設けられたノズル(図示せず)から液体を吐出可能な状態となる。
記録ヘッド310のインクジェット記録方式としては、いずれの方式を用いてもよく、例えば、ノズルとノズルの前方に置いた加速電極の間に強電界を印加し、ノズルから液滴状のインクを連続的に吐出させ、インクの液滴が偏向電極間を飛翔する間に印刷情報信号を偏光電極に与えて記録する方式またはインクの液滴を偏向することなく印刷情報信号に対応して吐出させる方式(静電吸引方式)、小型ポンプでインク液に圧力を加え、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることにより、強制的にインクの液滴を吐出させる方式、インクに圧電素子で圧力と印刷情報信号を同時に加え、インクの液滴を吐出・記録させる方式(ピエゾ方式)、インクを印刷情報信号にしたがって微小電極で加熱発泡させ、インク滴を吐出・記録させる方式(サーマルジェット方式)等を用いることができる。
記録ヘッド310は、記録手段300(図3参照)の構成要素の一つである。記録手段300は、記録ヘッド310の他に、例えば記録ヘッド310を往復動させる駆動機構330などを含む。駆動機構330は、タイミングベルトと、タイミングベルトを駆動するための駆動モーターなどを備える。記録ヘッド310は、駆動機構330により、X軸に沿って往復動することができる。
本実施形態では、記録ヘッド310を主走査方向(±X軸方向)に往復動させながら記録を行ういわゆるシリアルヘッドタイプのインクジェットプリンターを例示しているが、本発明は、往復動しないライン型の記録ヘッドを利用したいわゆるラインヘッドタイプのインクジェットプリンターにも適用できる。
1.4.気体排出手段
本実施形態に係る気体排出手段400は、後述する初期排出動作および第2排出動作を実行させるための手段である。気体排出手段400は、気体流通路40と連通し、液体収容体100の内部で発生した気体を外部に排出させる。
気体排出手段400は、プリンター1000の任意の位置に設けることができる。図1の例では、プリンター1000の筐体の外側の側面に取り付けられているが、筐体の内部に設けても良い。
本実施形態において、気体排出手段400は、弁420と吸引機構430とを備える(図3参照)。弁420と吸引機構430は、後述する制御手段600によって制御される。弁420としては、このような制御手段600の命令に応じて開閉する電磁弁を用いることができる。また、吸引機構430には、公知の吸引ポンプを用いることができる。弁420と吸引機構430を用いた気体排出手段400の制御の詳細については、後述する。
気体排出手段400によって液体収容体100の外部に排出された気体は、気体排出手段400と接続されたボンベ等の気体貯蔵手段(図示せず)によって回収されてもよいし、大気中に排出されてもよい。気体を大気中に排出する場合には、気体を大気に排出するための気体排出口(図示せず)を2つ以上設けておき、これらを離れた位置に配置しておくことで、気体が集中して1箇所に排出されなくなるので、引火性の気体が排出された場合における爆発や引火の危険を少なくすることができる。また、気体排出口は、プリンター1000の発熱しやすい箇所(例えば、回路基板など)から離れた位置に配置することで、排出された気体に起因する爆発や引火などの危険を少なくすることができる。なお、気体を回収したり大気中に排出したりする場合は、弁420を閉じる等によって、気体や大気が液体収容室10側に逆流しないようにする必要がある。
気体排出手段400は、液体収容室10内で発生した気体とともに液体収容室10内部の液体を排出してもよい。すなわち、気体排出手段400によって、気体と液体との混合物を排出してもよい。液体収容室10で発生した気体の量を予測して気体排出手段400を動作させる場合は、予測した気体の量よりも実際に発生した気体の量が多い可能性もある。また、液体収容室で発生した気体が液体と分離せず液体に混ざっている場合もある。よって、気体といっしょに液体を排出することにより、液体収容室10内部の気体をより確実に、またはより多く排出することが可能となる。
気体排出手段400として、このように制御手段600によって制御される弁420や吸引機構430の代わりに、図2(B)に示したように、液体収容室10の内圧の変化に応じて自動で開閉する自己開閉弁400Aを採用しても良い。図2(B)は、変形例にかかる液体収容体100Aの断面の模式図である。図2(B)に示した液体収容体100Aは、自己開閉弁400Aが設けられている点を除いて、図2(A)の液体収容体100と同様に構成される。このような自己開閉弁400Aは、図2(B)に示したように、気体流通路40中に設けることができる。あるいは、このような自己開閉弁400Aは、気体流通路40と接続された気体排出路中に設けることも可能である。そして、自己開閉弁400Aは、液体収容室10内で発生した気体によって液体収容室10の内圧が所定値を超えた場合に自動的に開いて気体を排出した後、液体収容室10の内圧が下がることで自動的に閉じるように構成される。先に説明した気体排出手段400の場合と同様、液体収容体100Aの外部に排出された気体は、気体流通路40と接続されたボンベ等の気体貯蔵手段(図示せず)によって回収されてもよいし、大気中に排出されてもよい。自己開閉弁400Aは、気体を回収したり大気中に排出したりする際に、気体や大気が液体収容室10側に逆流しないようにするための逆止弁としても機能する。
1.5.その他の構成
本実施形態に係るインクジェットプリンターは、計時手段、内圧測定手段、残量検出手段、メンテナンス手段および制御手段等を有している。図3は、プリンター1000を含む機能ブロックの一例を示す図である。
<計時手段>
計時手段700は、時間を記憶することができるものであれば特に限定されず、タイマー等を用いることができる。計時手段700は、プリンター1000のいずれの位置に設けられていてもよく、後述する制御手段600に組み込まれていてもよい。また、計時手段700は、上述したように液体収容体100に付属していてもよい。
計時手段700は、プリンター1000の電源オフ時においても時間を記憶できるものであることが好ましく、例えば充電式のバッテリーが組み込まれていてもよい。計時手段700は計時の開始や積算された時間のリセットが行えるものであってもよい。
計時手段700は、リセット式のタイマーを用いた手段に限定されない。例えば、装置内で回転を行うギアがあり、そのギアの回転数をカウントしてそのギアの回転回数を経過時間と相関させて計時する手段であってもよい。その他の機械機構を利用した計時手段でもよい。また、総積算時間を記憶するタイマー手段があり、以前動作の時の総積算時間を記憶し、次の動作の時に総積算時間からその記憶した総積算時間との差を求めて、経過時間を判断しても良い。
具体的には、計時手段700は、初期排出動作(後述)から第2排出動作(後述)までの経過時間や、第2排出動作から次の第2排出動作までの経過時間などを計時することができる。
<内圧測定手段>
内圧測定手段730は、液体収容室10の内圧を測定する手段であり、制御手段600に内圧情報を提供するために用いられる。内圧測定手段730は、液体収容体100の内圧を測定できるものであれば特に限定されず、例えば、公知の圧力計などを用いることができる。内圧測定手段730は、液体収容体100の内圧を測定できるのであれば、プリンター1000のいずれの位置に設けられてもよい。
内圧測定手段730により得られた内圧情報は、後述する制御手段600によって取得される。制御手段600が内圧測定手段730から得る内圧情報は、例えば、液体収容室10の現在の内圧値であってもよいし、特定の時点の内圧値から現在の内圧値までの圧力差であってもよい。制御手段600は、得られた内圧情報によって、後述する各排出動作を実行する必要があるかの判定を行うことができる。
計時手段700および内圧測定手段730の少なくとも一方を備えていれば、初期排出動作および第2排出動作を適切なタイミングで容易に実行することが可能となる。計時手段700および内圧測定手段730は、後に説明する初期排出動作および第2排出動作を含むフローを実施しない場合や、当該フローでこれらを利用しない場合には、省略することが可能である。
<残量検出手段>
残量検出手段50は、液体収容室10内の液体の有無や、液体収容室10内の液体が残り少なくなったことなどを検出するための手段である。残量検出手段50による液体の検出は、液体収容室10から送出される液体の有無、流量、圧力などに基づいて実施される。残量検出手段50としては、たとえば、流量計、圧力計、液体の有無によって応答が変化する圧電センサーなどを利用することが可能である。残量検出手段50が液体が無くなったことや、残り少なくなったことを検出した場合に、記録ヘッド310による記録を停止させることによって、液体が存在しない状態で記録ヘッド310が動作するのを防ぐことができ、記録ヘッド310の損傷を低減することが可能となる。
<メンテナンス手段>
メンテナンス手段800は、後述する制御手段600からの命令にしたがって、記録ヘッド310の保守を行うメンテナンス動作を実行するための手段である。具体的には、メンテナンス動作は、記録ヘッド310に供給された液体に混入した気泡(気体)をノズルから排出したり、記録ヘッド310を保湿したりする動作である。
メンテナンス手段800は、記録ヘッド310の底面側でノズルが形成されている面(ノズル面)に押し付けられて、ノズルを取り囲むように閉空間を形成するキャップ280(図1参照)や、記録ヘッド310のノズル面に押し付けるためにキャップ280を昇降させる昇降機構(図示せず)や、キャップ280が記録ヘッド310のノズル面に押し付けられることで形成される閉空間を負圧にする吸引ポンプ(図示せず)などを備える。
図1の例では、記録ヘッド310をX軸に沿って移動させた記録領域外の位置には、ホームポジションと呼ばれる領域が設けられている。ホームポジションには、メンテナンス手段800の一部であるキャップ280が配置されている。
<制御手段>
制御手段600は、インクジェットプリンター1000の各機構を制御する。たとえば、計時手段700や内圧測定手段等から取得した情報、あるいは液体収容体100の情報保持部30から取得した情報に基づいて、気体排出手段400を制御する。制御手段600は、気体排出手段400の制御の他に、記録動作、ガス導入動作およびメンテナンス動作などの各種動作の実行・停止に関する信号を発してもよい。なお、制御手段500は、ホスト装置900に配置されてもよい。
制御手段600は、例えば、CPU610およびプログラムにより実現することができる。制御手段600は、計時手段700からの経過時間情報や、内圧測定手段730からの内圧情報などの各種の情報を取得することができる。制御手段600は、受取った情報や現在の時間(年月日や時刻)等に関する情報を記憶する記憶部620を有してもよい。また、制御手段600は、ホスト装置900等から現在の時間(年月日や時刻)等に関する情報を取得してもよい。
ここでは、制御手段600がホスト装置900に配置される場合の一例を説明する。ホスト装置900は、例えば、パーソナルコンピューター、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistance)であり、CPU910を有することができ、各手段から送出される情報(信号等)や、ユーザーからの入力情報を受取り、これに基づく演算を行う。
制御手段600は、液体収容体100に収容された液体の種類に応じ、参照することのできる物性テーブル630を有していてもよい。物性テーブルとしては、液体が発生させる気体の量と経過時間との関係を示すテーブル、液体の種類に応じた閾値(時間、圧力等)のテーブルなどが挙げられる。物性テーブルの具体例について、図4(A)〜(C)を用いて説明する。図4(A)は、液体が発生させる気体の量と経過時間との関係を示すグラフである。図4(B)は、液体が発生させる気体の量と経過時間との関係を示すテーブルの例、図4(C)は、液体の種類に応じた閾値(時間)のテーブルの例である。図4(A)に示すように、液体収容室10に収容された液体(インク)は、含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる。図4(A)には、成分が同じインクAのサンプルを複数準備して、経過時間と気体発生量の関係を調べ、それらのサンプルの結果の平均値をグラフにしたものである。図4(A)のプロファイルから、経過時間t1,t2,t3,…tnにおける気体発生量a1,a2,a3,…anを求めることにより、図4(B)に示したように、インクAについての、液体が発生させる気体の量と経過時間との関係を示す物性テーブルを作成することができる。図4(A)には、インクAのプロファイルのみを示しているが、このプロファイルはインクの種類によって異なる。インクの種類B,C,D…ごとに、図4(A)のプロファイルを作成し、経過時間t1,t2,t3,…tnにおける気体発生量b1〜bn,c1〜cn,d1〜dn…を求めることにより、インクの種類ごとに、液体が発生させる気体の量と経過時間との関係を示す物性テーブルを作成することができる。同様の方法で、インクの種類ごとに図4(A)のプロファイルを作成し、インクの種類ごとに気体発生量の閾値Xに到達する経過時間Tを求めることにより、図4(C)に示したように、インクの種類A,B,C,D…に応じた閾値(時間)Ta,Tb,Tc,Td…のテーブルを作成することができる。
ホスト装置900は、プリンター1000の制御を行ってもよい。例えば、ホスト装置900は、プリンター1000による記録(描画)の制御を行ってもよい。この場合、ホスト装置900は、さらに記憶部920を有してもよい。
記憶部920は、例えば、半導体メモリー、ハードディスクドライブ等であり、ホスト装置900と一体的に構成されてもよい。記憶部920に記憶された情報は、例えば、表示部930に送出される。
表示部930は、例えば、表示板(液晶モニター等)、発光体、スピーカー等により構成される。表示部930は、各種手段から取得された情報に基づいて、ユーザーがその内容を認識できるように、表示または発報するように設計されてもよい。
<その他>
本実施形態に係る液体収容体100は、液体収容室10に収容される液体が十分に消費されないままプリンター1000から取り外される場合がある。また、液体収容室10に収容される液体は、水素等の安全性に問題のある気体を発生させる場合がある。したがって、液体収容体100がプリンター1000から取り外されて廃棄される際には、液体収容体100を適切に処分することが要求されることがある。
このように、使用された液体収容体100を適切に処分するためには、取り外された液体収容体100の処分方法を通知する通知手段(図示せず)を有していれば、液体収容体100の適切な処分をするように促すことができる。
通知手段としては、例えば、プリンター1000に設けられた表示部(例えば、表示板(液晶モニター等)、発光体、スピーカー等)、ホスト装置900に設けられた表示部930、液体収容体100に付属した媒体などが挙げられる。ユーザーは、通知手段によって通知された処理方法にしたがって、液体収容体100から気体を排出させる。
当該処理方法としては、例えば、液体収容体100に予め設けられていた気体開放孔を開放したり、液体収容体100に針などを用いて穴を開けたりする方法が挙げられる。
一方、液体収容体100がプリンター1000から取り外された場合に、液体収容体100から気体が排出されるような機構を備えていれば、通知手段は不要となる場合がある。例えば、カートリッジホルダー150内に針などを設け、液体収容体100を取り外すときまでに針が液体収容室10の内部に貫通するようにしておけば、液体収容体100を取り外した際に穴が開くので、気体を大気中に放出することができる。また、液体収容室10に封のされた気体開放孔を設けておき、液体収容体100をプリンター1000から取り外す際に、気体開放孔が開放されるような機構を備えていてもよい。これにより、通知手段がなくとも、液体収容体100を安全に処分(廃棄)することができる。なお、当該機構は、通知手段と併用されてもよく、この場合には処分時における安全性が一層高まることがある。
2.気体排出手段の制御処理
次に、図5〜図7のフローチャートを参照しながら本実施形態に係るプリンター1000における気体排出手段の制御処理の一例を説明する。以下のフローでは、制御手段600が情報取得および判定処理を行って各フローを実行する場合を示したが、液体収容体100に付属した半導体チップやホスト装置900が情報取得や判定処理を行うことで、各フローが実行されてもよい。なお、気体排出手段として、図2(B)に示した気体流通路40中に設けた自己開閉弁400Aを使用する場合には、以下に説明するような制御処理を行う必要がない。
2.1.初期排出動作を含むフロー
初期排出動作を含む本フローは、液体収容体100が初めてプリンター1000に装着された際に実行される。以下、初期動作を含む本フローについて、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザーが購入するなどして入手した液体収容体100をプリンター1000に装着する。制御手段600は、液体収容体100が挿入されたことを検知し、装着された液体収容体100や、プリンター1000から情報を取得する(ステップS10)。制御手段600が液体収容体100が挿入されたことを検知する方法としては、機械的あるいは電気的なさまざまな周知の方法が知られている。本実施形態では、このような周知の方法のいずれをも採用することが可能であるため、詳細な説明を省略する。
次いで、制御手段600は、気体排出手段400による気体の排出の要否について判定処理を行う(ステップS20)。気体の排出の必要がない(ステップS20でNO)と判断した場合には、制御手段600は、ホスト装置900からの記録等の命令を待機して、本フローを終了する。一方、気体の排出が必要である(ステップS20でYES)と判断した場合には、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて気体排出動作(初期排出動作)を実行させる(ステップS30)。具体的には、制御手段600は、弁420を開き、吸引機構430を駆動して、一定量の気体(または気体と液体との混合物)を排出させた後、弁420を閉じる。
次いで、制御手段600は、計時手段700をリセットする。または、初期排出動作に関する時間(年月日や時刻)の情報を記憶部620に記憶させる(ステップS40)。本フローでは、ステップS40をステップS30の後に実行しているが、これに限定されず、ステップS40をステップS30の前あるいは同時に実行してもよい。
ここで、計時手段700のリセット、または記憶部620への情報の記録(ステップS40)は、後述する第2排出動作の実行の要否を決定するために実施される。第2排出動作の実行の要否を決定するために、計時手段700または記憶部620の情報を利用しない場合には、ステップS40を省略することが可能である。ステップS40を実施するタイミングとしては、例えば、ステップS20において制御手段600が気体の排出が必要であると判断した時点であってもよいし、初期排出動作(ステップS30)を開始した時点(たとえば弁420を開いた時点や吸引機構430の駆動を開始した時点)であってもよいし、初期排出動作(ステップS30)が終了した時点(たとえば弁420を閉じた時点や吸引機構430の駆動を終了した時点)であってもよい。また、記憶部620には、これらのタイミングにおける時間(年月日や時刻)の情報を記憶させればよい。さらに、このような時間の情報を、液体収容体100の情報保持部30に記憶させるようにしても良い。
計時手段700のリセット、または記憶部620への情報の記録を実施した後、制御手段600は、ホスト装置900からの記録等の命令を待機して、本フローを終了する。
なお、プリンター1000に液体収容体100が装着される前に、液体収容室10内である程度の量の気体が発生している場合がある。そのため、本フローは、液体収容体100がプリンター1000に装着された際に、制御手段600やホスト装置900に何らかの情報が入力される前に、制御手段600の判断により実行されることが好ましい。これにより、液体収容体100の破損を防止することができる。
図5に示したフローのより具体的な例を三種類紹介する。
<具体例1>
制御手段600は、液体収容体100が挿入された後、内圧測定手段730に液体収容体100の内圧を測定させる。そして、液体収容体100の内圧に関する情報を取得する(ステップS10)。次に、制御手段600は、液体収容体100の内圧が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS20)。液体収容体100の内圧が閾値より小さく、初期排出動作は不要(ステップS20でNO)と判断した場合には、制御手段600は、ホスト装置900からの記録等の命令を待機して、本フローを終了する。液体収容体100の内圧が閾値以上であり初期排出動作が必要(ステップS20でYES)と判断した場合は、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて気体排出動作(初期排出動作)を実行させる(ステップS30)。その後、制御手段600は、ホスト装置900からの記録等の命令を待機して、本フローを終了する。具体例1において、ステップS40は省略される。
<具体例2>
制御手段600は、液体収容体100が挿入された後、液体収容体100の情報保持部にアクセスして、液体収容体100の製造に関する時間的情報、たとえば液体収容体100の製造年月日の情報を取得する(ステップS10)。また、液体収容体100の情報保持部30から、液体収容体100に収容されたインクの種類に関する情報を取得する。次に、制御手段600は、図示しない計算手段に、液体収容体100から得られた製造に関する時間(年月日や時刻)の情報と、記憶部620に保持された現在の時間(年月日や時刻)の情報に基づいて、液体収容体100の製造時から現在までの経過時間を算出させる。さらに、この経過時間と、液体収容体100に収容されたインクの種類に関する情報を、図4(B)に示した物性テーブルに照らし合せて、気体発生量の情報を取得する。さらに、こうして得られた気体発生量の値を、図4(C)に示した物性テーブルに照らし合せることによって、液体収容体100の内圧が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS20)。液体収容体100の内圧が閾値より小さく、初期排出動作は不要(ステップS20でNO)と判断した場合には、制御手段600は、ホスト装置900からの記録等の命令を待機して、本フローを終了する。一方、液体収容体100の内圧が閾値以上であり、初期排出動作が必要(ステップS20でYES)と判断した場合は、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて初期排出動作を実行させる(ステップS30)。さらに、制御手段600は、初期排出動作が完了した時点で、計時手段700をリセットする(ステップS40)。その後、制御手段600は、ホスト装置900からの記録等の命令を待機して、本フローを終了する。
<具体例3>
具体例2のステップS40において、制御手段600は、初期排出動作が完了した時点で、計時手段700をリセットする代わりに、初期排出動作が完了した時間(年月日や時刻)の情報を記憶部620へ記憶させても良い。
2.2.第2排出動作を含むフロー
上記の初期排出動作を含むフローが実行された後にも、所定のタイミングで気体排出手段400による気体の排出を行うことが好ましい。上記の初期排出動作を含むフローが実行された後に実施される気体の排出動作を、「第2排出動作」と呼ぶ。第2排出動作は、上記のフローにおいて初期排出動作が実施された場合は2回目以降の気体の排出動作であり、初期排出動作が実施されなかった場合は1回目以降の気体の排出動作である。第2排出動作は、ユーザーからの第2排出動作の実行命令が入力された場合や、制御手段600の判断に基づいて実施される。以下、図6及び図7に基づいて、制御手段600の判断に基づいて行われる第2排出動作のフローを説明する。図6のフローと図7のフローは、どちらか一方のみを実施しても良いし、2つを連続して実行しても良い。また、これらのフローを複数回実施しても良い。フローを複数回実施する場合、図6のフローと図7のフローのどちらか一方のみを複数回実施しても良いし、一方を複数回実施するごとに他方を1回または複数回実施しても良いし、2つのフローを1回ずつ交互に実施しても良い。
2.2.1.安全のためのフロー
本フローは、上記の初期排出動作を含むフローが実行された後に行われるフローであり、ユーザーからの記録動作の実行命令や電源ON、OFF等の信号の入力に関わらず、実行されることが好ましいフローである。すなわち、インクジェットプリンターが電源OFFの状態や待機状態であっても、液体収容室10内部の液体から気体が発生し続ける場合がある。このような場合、気体排出動作が実施されないと、液体収容室10内部の液体から発生した気体により、液体収容体100が破損してしまうことがある。したがって、本フローは、安全のために、制御手段600の判断に基づいて所定のタイミングで実行されることが好ましい。
以下、本フローについて、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御手段600は、内圧測定手段730、計時手段700、または記憶部620から情報を取得する(ステップS50)。制御手段600による本情報の取得は、電源ON、電源OFF、記録動作命令の受信などの各種命令の受信に関わらず、安全のため常に行われていることが好ましい。「常に」とは、所定のある程度短い時間ごとに、定期的に情報の取得が行われている場合を含む。プリンター1000が電源に接続されていない場合であっても、プリンター1000に内蔵された充電式のバッテリー等によって、本フローは実行可能である。
次いで、制御手段600は、気体排出手段400による気体の排出の要否について判定処理を行う(ステップS60)。気体の排出が必要である(ステップS60でYES)と判断した場合には、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて気体排出動作を実行させる(ステップS80)。具体的には、制御手段600は、弁420を開き、吸引機構430を駆動して一定量の気体(または気体と液体との混合物)を排出させた後、弁420を閉じる。
次いで、制御手段600は、計時手段700をリセットする。または、第2排出動作に関する時間(年月日や時刻)の情報を記憶部620に記憶させる(ステップS80)。その後、再度ステップS50に戻り、本フローを再開する。本フローでは、ステップS90をステップS80の後に実行しているが、これに限定されず、ステップS90をステップS80の前あるいは同時に実行してもよい。なお、計時手段700のリセット、または記憶部620への情報の記録(ステップS90)は、再度ステップS50に戻った後、次の第2排出動作の実行の要否を決定するために実施される。第2排出動作の実行の要否を決定するために、計時手段700または記憶部620の情報を利用しない場合は、ステップS90を省略することが可能である。
ステップS80を実施するタイミングとしては、例えば、ステップS60において制御手段600が気体の排出が必要であると判断した時点であってもよいし、第2排出動作(ステップS80)を開始した時点(たとえば弁420を開いた時点や吸引機構430の駆動を開始した時点)であってもよいし、第2排出動作(ステップS80)が終了した時点(たとえば弁420を閉じた時点や吸引機構430の駆動を終了した時点)であってもよい。また、記憶部620には、これらのタイミングにおける時間(年月日や時刻)の情報を記憶させればよい。さらに、このような時間の情報を、液体収容体100の情報保持部30に記憶させるようにしてもよい。
一方、ステップS60において、気体の排出の必要がない(ステップS60でNO)と判断した場合には、制御手段600は、残量検出手段50から、液体収容室10の液体の残量に関する情報を取得する。そして、制御手段600は、この情報に基づいて、液体収容室10内の液体残量が所定量以上であるか否かの判定を行う(ステップS70)。判定の結果、液体収容室10内の液体残量が所定量以上(ステップS70でYES)である場合には、再度ステップS50に戻り、本フローを再開する。一方、ステップS70の判定の結果、液体収容室10内の液体残量が所定量未満(ステップS70でNO)である場合には、本フローを終了する。
なお、液体収容室10内の液体残量が所定量未満である場合には、液体収容室10内部で発生する気体の量が僅かになるので、液体収容体100が破損する恐れがなくなる。したがって、本フローを終了しても安全上の問題が生じない。
図6に示したフローのより具体的な例を三種類紹介する。
<具体例1>
まず、制御手段600は、定期的に内圧測定手段730に液体収容体100の内圧を測定させる。そして、液体収容体100の内圧に関する情報を取得する(ステップS50)。
次に、制御手段600は、第2排出動作の要否を判定する(ステップS60)。液体収容体100の内圧が閾値以上であり、第2排出動作が必要(ステップS60でYES)と判断した場合は、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて気体排出動作(第2排出動作)を実行させる(ステップS80)。閾値としては、液体収容体100が破損しないような値をあらかじめ設定しておき、これを記憶部620に記憶させておけば良い。または、インクの種類ごとに異なる閾値を設定する場合は、インクの種類ごとに液体収容体100の内圧の閾値を設定した物性テーブル630を準備しておけばよい。そして、ステップS50において、液体収容体の情報保持部30からインクの情報を取得し、得られたインクの情報をこの物性テーブル630に照らし合せて、当該インクに対応する閾値の情報を取得するようにすれば良い。
第2排出動作(ステップS80)を実施した後、制御手段600は、ステップS50に戻り、再度ステップS50を実施する。
一方、ステップS60において、液体収容体100の内圧が閾値よりも小さく、第2排出動作が不要(ステップS60でNO)と判断した場合、制御手段600は、残量検出手段50から、液体収容室10の液体の残量に関する情報を取得する。そして、制御手段600は、この情報に基づいて、液体収容室10内の液体残量が所定量以上であるか否かの判定を行う(ステップS70)。判定の結果、液体収容室10内の液体残量が所定量以上(ステップS70でYES)である場合には、再度ステップS50に戻り、本フローを再開する。一方、ステップS70の判定の結果、液体収容室10内の液体残量が所定量未満(ステップS70でNO)である場合には、本フローを終了する。なお、具体例1において、ステップS90は省略される。
<具体例2>
まず、制御手段600は、定期的に計時手段700にアクセスして、経過時間の情報を取得する(ステップS50)。この経過時間は、前回計時手段700がリセットされた時点からの経過時間である。
次に、制御手段600は、第2排出動作の要否を判定する(ステップS60)。経過時間が閾値以上であり、第2排出動作が必要(ステップS60でYES)と判断した場合は、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて気体排出動作(第2排出動作)を実行させる(ステップS80)。閾値としては、液体収容体100が破損しないよう十分に短い時間をあらかじめ設定しておき、これを記憶部620に記憶させておけば良い。または、インクの種類ごとに異なる閾値を設定する場合は、インクの種類ごとに液体収容体100の経過時間の閾値を設定した物性テーブル630を準備しておけばよい。そして、ステップS50において、液体収容体の情報保持部30からインクの情報を取得し、得られたインクの情報をこの物性テーブル630に照らし合せて、当該インクに対応する閾値の情報を取得するようにすれば良い。
第2排出動作(ステップS80)を実施した後、制御手段600は、計時手段700をリセットする(ステップS90)。その後、ステップS50に戻り、再度ステップS50を実施する。
一方、ステップS60において、経過時間が閾値よりも小さく、第2排出動作が不要(ステップS60でNO)と判断した場合、制御手段600は、残量検出手段50から、液体収容室10の液体の残量に関する情報を取得する。そして、制御手段600は、この情報に基づいて、液体収容室10内の液体残量が所定量以上であるか否かの判定を行う(ステップS70)。判定の結果、液体収容室10内の液体残量が所定量以上(ステップS70でYES)である場合には、再度ステップS50に戻り、本フローを再開する。一方、ステップS70の判定の結果、液体収容室10内の液体残量が所定量未満(ステップS70でNO)である場合には、本フローを終了する。
<具体例3>
具体例2のステップS50において、制御手段600は、計時手段700にアクセスして経過時間の情報を取得する代わりに、記憶部620にアクセスして記憶部620が保持している時間の情報を取得する(ステップS50)ようにしても良い。この時間の情報は、たとえば、前回の排出動作(初期排出動作または第2排出動作)が完了した時間(年月日や時刻)の情報である。この場合、第2排出動作の要否の判定(ステップS60)は、ステップS50で取得した時間の情報と、自らが保持している現在の時間の情報とを比較して、経過時間を算出し、この経過時間が閾値以上であるか否かによって、実施すれば良い。さらに、ステップS90では、計時手段700をリセットする代わりに、第2排出動作が完了した時間(年月日や時刻)の情報を記憶部620に記憶させればよい。
2.2.2.所定の命令を実行する際のフロー
本フローは、上記の初期排出動作を含むフローが実行された後に行われるフローであり、初期排出動作が実行された後、プリンター1000の電源ON、電源OFF、記録動作命令、待機命令などを制御手段600が受信した場合に実行されることが好ましいフローである。
以下、本フローについて、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御手段600は、内圧測定手段730、計時手段700、または記憶部620から情報を取得する(ステップS100)。制御手段600による本情報の取得は、電源ON、電源OFF、記録動作命令の受信などの各種命令を受信した際に行うように設定することができる。
次いで、制御手段600は、気体排出手段400による気体の排出の要否について判定処理を行う(ステップS110)。気体の排出が不要(ステップS110でNO)と判断した場合には、制御手段600は、スタート時に制御手段600が受信した命令を実行して本フローを終了する。一方、気体の排出が必要(ステップS110でYES)と判断した場合には、制御手段600は、気体排出手段400を動作させて気体排出動作を実行させる(ステップS120)。具体的には、制御手段600は、弁420を開き、吸引機構430を駆動して、一定量の気体(または気体と液体との混合物)を排出させた後、弁420を閉じる。
次いで、制御手段600は、計時手段700をリセットする。または、第2排出動作に関する時間の情報を記憶部620に記憶させる(ステップS130)。その後、スタート時に制御手段600が受信した命令を実行して本フローを終了する。本フローでは、ステップS130をステップS120の後に実行しているが、これに限定されず、ステップS130をステップS120の前あるいは同時に実行してもよい。なお、計時手段700のリセット、または記憶部620への情報の記録(ステップS130)は、次回、第2排出動作の実行の要否を決定するために実施される。次回の第2排出動作の実行の要否を決定するために、計時手段700または記憶部620の情報を利用しない場合は、ステップS130を省略することが可能である。
ステップS130を実施するタイミングとしては、例えば、ステップS110において制御手段600が気体の排出が必要であると判断した時点であってもよいし、第2排出動作(ステップS120)を開始した時点(たとえば弁420を開いた時点や吸引機構430の駆動を開始した時点)であってもよいし、第2排出動作(ステップS120)が終了した時点(たとえば弁420を閉じた時点や吸引機構430の駆動を終了した時点)であってもよい。また、記憶部620には、これらのタイミングにおける時間(年月日や時刻)の情報を記憶させればよい。さらに、このような時間の情報を、液体収容体100の情報保持部30に記憶させるようにしてもよい。
本フローは、具体的には、先に説明した図6のフローの具体例1〜具体例3におけるステップS50をステップS100に、ステップS60をステップS110に、ステップS80をステップS120に、ステップS90をステップS130に適用することによって、実施することが可能である。
2.3.その他の動作
本実施形態に係るプリンター1000は、上記の各種動作に加えて、上述したガス導入動作やメンテナンス動作を実行することができる。これらの動作は、ユーザーからの実行命令に応じて実行されてもよいし、予め制御手段600の記憶部620などに記憶された情報に基づいて実行されてもよい。
本実施形態に係るプリンター1000は、ヘッドにインクを供給するために使用される液体流路(液体流通路20)と、液体収容室10内部で発生した気体を排出するための気体流路(気体流通路40)と、を別々に設けている。そのため、記録動作と気体排出動作を同時に実行することができる。これにより、記録動作中に液体収容室10内部で気体が発生した場合であっても、記録動作を中断することなく液体収容体100の外部に気体を排出することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…液体収容室、11…フィルム、12…成形体、20…液体流通路、22…液体流通口、40…気体流通路、42…気体流通口、50…残量検出手段、100,110,120,130,100A…液体収容体、150…カートリッジホルダー、200…液体供給管、280…キャップ、300…記録手段、310…記録ヘッド、330…駆動機構、400…気体排出手段、400A…自己開閉弁、410…気体排出管、420…弁、430…吸引機構、600…制御手段、610…CPU、630…物性テーブル、700…計時手段、730…内圧測定手段、800…メンテナンス手段、900…ホスト装置、910…CPU、920…記憶部、930…表示部、1000…インクジェットプリンター。

Claims (8)

  1. 含有成分の化学変化により経時的に気体を発生させる液体を収容する液体収容室と、該液体収容室に連通し該液体を流通させる液体流通口と、および該液体収容室に連通し気体を流通させる気体流通口と、を備える液体収容体と、
    前記液体流通口に連通し、該液体流通口から流出した液体を吐出する記録ヘッドと、
    前記気体流通口に連通し、前記液体収容体の外部に気体を流出させる気体排出手段と、を有する、インクジェットプリンター。
  2. 請求項1において、
    前記含有成分の少なくとも1種は、卑金属顔料である、インクジェットプリンター。
  3. 請求項2において、
    前記卑金属顔料は、保護膜によって被覆されている、インクジェットプリンター。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記気体排出手段は、弁および吸引機構を備える、インクジェットプリンター。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前回の気体の排出動作からの経過時間を計時する計時手段、および前記液体収容室内の内圧を測定する内圧測定手段の少なくとも一方を有する、インクジェットプリンター。
  6. 請求項5において、
    さらに制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記計時手段からの経過時間情報、および前記内圧測定手段からの内圧情報の少なくとも一方の情報に基づいて、前記気体排出手段を動作させる、インクジェットプリンター。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記気体排出手段は、前記液体収容室内で発生した前記気体とともに前記液体収容室内部の液体を排出する、インクジェットプリンター。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記液体収容体が前記インクジェットプリンターから取り外されて、別の液体収容体に交換された際に、
    取り外された前記液体収容体の処分方法を通知する通知手段を有する、インクジェットプリンター。
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