JP2015023620A - モータ - Google Patents

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【課題】本明細書は、磁石が挿通されたロータコアを備えるモータにおいて、磁石の一部だけを絶縁体で覆い、絶縁材の使用量を減らしつつ、磁石における渦電流の発生を抑制する技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示するモータ2では、ロータコア5に磁石8が挿通されている。磁石8は、ロータコア5の軸線CLの方向に平行な側面のうち、軸線方向の両端の全周が絶縁被膜9で覆われている。また、磁石8は、その両端が絶縁被膜9を介してロータコア5に支持されている。さらに磁石8は、絶縁被膜9で覆われている両端の間の側面領域が絶縁被膜で覆われておらず、かつ、ロータコア5と非接触である。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータコアに永久磁石が埋め込まれたモータ(電動機)に関する。ロータコアに磁石が埋め込まれたモータは、IPM(Interior Permanent Magnet)モータと呼ばれる。なお、本明細書では、「IPMモータ」を単に「モータ」と称し、「永久磁石」を単に「磁石」と称する。
モータにおいては、ロータを通過する磁力により渦電流が発生する。渦電流はモータの効率を低下させるため、少ないことが望ましい。渦電流の発生を抑制するため、絶縁コーティングされた円盤状の電磁鋼板を多数積層したり、絶縁コーティングされた磁性粉体を圧縮成形してロータコアが作られる。前者の例が特許文献1−3に開示されており、後者の例が特許文献4に開示されている。ロータコアだけでなく、ロータコアに埋め込まれた磁石の内部や表面でも渦電流が発生し得る。磁石とロータコアの接触部位でロータコアの絶縁コーティングが破壊されて磁石とロータコアが導通すると、磁石で発生した渦電流がロータコアに流れ、モータの損失が増大する。
そこで、特許文献1−3では、ロータコアを絶縁コーティングするだけでなく、磁石を絶縁コーティングする、あるいは、ロータコアの磁石挿通孔と磁石の間に隙間を設けてその隙間を絶縁材で充填する、などの対策が提案されている。特に、特許文献1では、磁石の断面よりも一回り大きい磁石挿通孔をロータコアに形成し、磁石が挿入孔の軸線に対して傾斜するように磁石を配置する。挿入孔と磁石の間の隙間にはエポキシ樹脂やシリコン樹脂が充填される。磁石の両端は電磁鋼板に接触するが、傾斜して配置されているので、両端以外はロータコアに接触しない。ロータコアは、絶縁コーティングされた電磁鋼板を積層したものであり、両端のいずれかで電磁鋼板との絶縁が確保されていれば、磁石で発生した渦電流による損失を小さくすることができる。また、特許文献2では、磁石全体を樹脂でコーティングしてロータコアに埋め込む。特許文献3では、磁石全体を酸化被膜でコーティングしてロータコアに埋め込む。すなわち、樹脂や酸化被膜が、絶縁コーティング材として選定される。
国際公開WO2012/169043号公報 特開2005−094845号公報 特開2010−183692号公報 特開2004−140951号公報
特許文献1−3の技術ではいずれも、磁石全体が絶縁体で覆われるか、あるいは、磁石とロータコアの隙間全体が絶縁体で充填される。本明細書は、磁石の一部だけを絶縁体で覆い、絶縁材の使用量を減らしつつ、磁石にて発生する渦電流によるモータ損失を小さくする技術を提供する。
本明細書が開示するモータは、ロータコアに永久磁石が挿通されているモータであって、以下の特徴を有する。ロータコアにはその軸線方向に伸びる磁石挿通孔が形成されており、磁石はその挿通孔に挿通されている。磁石は、ロータの軸線方向に平行な側面のうち、軸線方向の両端が絶縁被膜で覆われている。また、その両端が、絶縁被膜を介してロータコアに支持されている。さらに、絶縁被膜で覆われている両端の間の側面領域が絶縁被膜で覆われておらず、かつ、ロータコアと非接触である。即ち、磁石両端の絶縁被膜がスペーサの役割を果たし、両端以外の領域では磁石側面と挿通孔内面との間に隙間を確保する。この隙間が絶縁層となり、磁石とロータコアの導通が防止される。なお、ロータコアは、前述したように、絶縁コーティングされた円盤状の複数の電磁鋼板が軸線方向に積層されたタイプであってもよいし、絶縁コーティングされた磁性粉体を圧縮成形するタイプであってもよい。
本明細書が開示するモータは、磁石全体を絶縁体で覆う必要がないので絶縁材の使用量を削減することができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のモータの縦断面図である。 円盤状の電磁鋼板の斜視図である。 図1のIII−III線に沿ったロータの断面図である。 図1のIV−IV線に沿ったロータの断面図である。
図面を参照して実施例のモータの構造を説明する。図1は、モータ2の縦断面図(ロータの軸線CLを含む断面図)である。モータ2は、ケース22に収められたロータ3とステータ12で構成される。ステータ12は、電磁鋼板を積層したステータコア13とコイル14で構成される。モータ2は、ロータコアに磁石が挿通されたIPMモータである。
ロータ3の構造について説明する。ロータ3は、シャフト4とロータコア5と複数の磁石(永久磁石)8で構成される。ロータコア5は、円筒形状であり、軸線方向に中央貫通孔5aを有するとともに、周方向に中央貫通孔5aを囲むように複数の磁石挿通孔5bを有する。中央貫通孔5aにシャフト4が挿通されており、磁石挿通孔5bに磁石8(永久磁石)が挿通されている。ロータコア5は、軸線CLに沿った両端をナット6で締め付けられており、シャフト4に固定されている。シャフト4は、ロータコア5の軸線方向の両端に伸びており、軸受21を介してモータのケース22に支持されている。なお、符号23は、ケース22と回転するシャフト4との間を封止するシール材である。
ロータコア5は、円板状の複数の電磁鋼板15を積層して作られている。各電磁鋼板15は、絶縁被膜されており、隣接する電磁鋼板とは絶縁されている。ロータコア5が相互に絶縁された電磁鋼板の積層体で作られていることにより、磁力が通過するときに発生する渦電流が大きくならないようになっている。図2に一枚の電磁鋼板15の斜視図を示す。電磁鋼板15は、中心に貫通孔15aを有するリング状の円盤である。電磁鋼板15には、貫通孔15aを囲むように4箇所に矩形孔15bが形成されている。
複数の電磁鋼板15を積層したとき、矩形孔15bが連なって断面が矩形の磁石挿通孔5bが構成される。その磁石挿通孔5bに磁石8が挿通される。矩形孔15bの大きさ(軸線CLの直交方向における大きさ)は、磁石8の断面より一回り大きい。すなわち、磁石挿通孔5bの大きさは、磁石8の断面よりも一回り大きい。
磁石挿通孔5bと磁石8の関係を図1、及び、図3と図4を参照して説明する。図3は、図1のIII−III線に沿ったロータ3の断面図を示しており、図4は図1のIV−IV線に沿ったロータ3の断面図を示している。磁石8はロータの軸線CLの方向に長尺な直方体であり、軸線CLに平行な側面のうち、その両端の全周に絶縁被膜9が施されている。絶縁被膜された領域の軸線方向の長さは、磁石8の軸線方向の全長の1/50〜1/10程度である。絶縁被膜の厚みは、1/100mm〜1mm程度である。絶縁被膜9の厚みを含む磁石8の断面がほぼ磁石挿通孔5bの大きさに等しい。両端が被覆された磁石8を磁石挿通孔5bに通すと、両端の絶縁被膜9を施した部分が圧入状態となり、磁石8がロータコア5に固定される。別言すれば、磁石8は、軸線CLに沿った両端が絶縁被膜9を介してロータコア5に支持される(図3参照)。また、磁石8の側面において、軸線CL方向の両端の間の領域(絶縁被膜された両端部位で挟まれた領域)は、絶縁被膜で覆われておらず、また、ロータコア5とも接していない(図4参照)。図4によく表されているように、磁石8の側面と矩形貫通孔5bの間には隙間Spが存在する。隙間Spの幅は、磁石両端の絶縁被膜の厚みに等しい。即ち、磁石両端の絶縁被膜9がスペーサの機能を果たし、隙間Spが確保される。ロータ3はロータコア5に4個の磁石8を有しているが、いずれの磁石も同様に絶縁被膜9を介して両端でロータコア5に支持され、両端の間はロータコア5と接していない。
モータ2の利点を説明する。図1、図3、図4に示されているように、磁石8は、その両端だけが絶縁被膜9で覆われており、両端の間の領域は絶縁被膜で覆われておらず露出している。モータ2は、磁石8の全部を絶縁被膜で覆う必要がないため、従来のモータと比較して絶縁被膜の材料が少量で済む。
一方、磁石両端の絶縁被膜の厚みにより、両端の間では、磁石8とロータコア5の磁石挿通孔5bの内面との間には隙間Spが確保される。この隙間Spにより、絶縁被膜が施されていない領域でも、磁石8とロータコア5の間の絶縁が保たれる。磁石8の両端では、磁石8に施された絶縁被膜9と、電磁鋼板15に施された絶縁被膜の双方により、磁石8とロータコア5の間に高い絶縁性が確保される。このように、磁石8はロータコア5から確実に絶縁されるので、磁石8で発生した渦電流はロータコア5に大きな影響を与えない。それゆえ、磁石8で渦電流が発生してもモータの損失増大は抑制される。
実施例で説明したモータについての留意点を述べる。実施例のモータでは、ロータコア5は円盤状の電磁鋼板を積層したものであった。ロータコアは、そのようなタイプでなくともよく、例えば、絶縁被膜された磁性粉体と樹脂粉末を合わせて焼成したものであってもよい。
実施例のモータはロータコアに4個の直方体の磁石8(永久磁石)を備える。本明細書が開示する技術は、磁石の形状や個数に依存しない。たとえば、一つの極に対して軸線方向からみると「ヘの字」となるように細長い2つの直方体の磁石をロータコアに挿通したタイプであってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:モータ
3:ロータ
4:シャフト
5:ロータコア
5a:中央貫通孔
5b:矩形貫通孔
6:ナット
8:磁石
9:絶縁被膜
12:ステータ
13:ステータコア
14:コイル
15:電磁鋼板
15a:貫通孔
15b:矩形孔
21:軸受
22:ケース
23:シール材
CL:軸線
Sp:隙間

Claims (1)

  1. ロータコアに磁石が挿通されているモータであって、
    前記磁石は、ロータコアの軸線方向に平行な側面のうち、前記軸線方向の両端が絶縁被膜で覆われているとともに前記両端が前記絶縁被膜を介してロータコアに支持されており、絶縁被膜で覆われている両端の間の側面領域が絶縁被膜で覆われておらず、かつ、ロータコアと非接触であることを特徴とするモータ。
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