JP2015023533A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】投資をした設備の管理を通信キャリア自身が行う必要があるため、設備投資に対する投資が多大となるという問題を解決することができる通信システムを提供する。
【解決手段】所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する上位情報処理ユニット16と、上位情報処理ユニットにより通信経路を構築されるネットワークと、ネットワーク情報を取得する情報処理ユニット11Aと情報処理ユニット11Bとを備えるセグメント1とセグメント2が形成され、各セグメントのネットワーク12aとネットワーク12b間はそれぞれネットワーク接続装置15を介して接続される通信システムにおいて、上位情報処理ユニットは複数のネットワークを経由する通信経路を構築し、構築された複数のネットワークを経由する通信経路に応じた料金を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、情報処理装置、課金方法、プログラムにかかり、特に、広範囲のネットワークを制御する通信システム、情報処理装置、課金方法、プログラムに関する。
近年、ビッグデータが注目されている。上述したビッグデータに象徴されるように、情報通信技術の発展に伴って、たとえばインターネット上では膨大な量のデータ通信が行われている。
膨大な量のデータ通信に対応するため、通信サービスを提供する各キャリア(通信事業者)は、通信を行うための設備に対する投資を行う必要がある。上述した投資を行う対象となる設備(技術)としては、例えば、特許文献1に記載されているような設備(技術)が知られている。
特開2000−278314号公報
しかしながら、上述した技術では、設備投資をした後のWANの管理も、通信設備者(通信キャリア)が行う必要がある。そのため、通信設備者は、設備の管理に対する投資をすることも必要となり、多大な投資を行うことが必要となっていた。また、競合キャリアより集客するためには通信費を下げる必要があるが、その際に上述した設備に対する多大な投資が足かせとなり、十分に通信費を下げることができずにいた。
このように、通信キャリアは、膨大なデータ量に対応するために通信設備に対する投資を行う必要があるが、当該投資をした設備の(WAN自体の)管理もキャリア自身が行う必要があるため、設備投資に対する投資が多大になる、という問題が生じていた。また、上述したように多大な投資が必要になるため、顧客の通信費を十分に下げることが出来ないという問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、上述した課題である、投資をした設備の(WAN自体の)管理を通信キャリア自身が行う必要があるため、設備投資に対する投資が多大となる、という問題を解決することが出来る通信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信システムは、
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続されており、
さらに、
前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約する情報集約手段と、
前記情報集約手段が集約した情報を用いて、前記各セグメントのネットワークに対して、複数のネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示する上位通信経路指示手段と、
前記上位通信経路指示手段が構築を指示した複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段と、を備える、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である情報処理装置は
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約した情報を用いて構築される、複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段を備える、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である課金方法は、
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
前記各セグメントのネットワークから前記ネットワーク情報を集約し、
前記集約した情報を用いて、前記複数のネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示し、
前記複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約した情報を用いて構築される、複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、通信キャリア自身がWANを管理する必要がなくなるため、通信キャリアによる通信設備に対する投資を緩和することが出来る。
本発明の第1の実施形態における通信システムの構成を示す図である 本発明の第1の実施形態におけるセグメント1の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における情報処理ユニットの機能を示すブロック図である。 図3で示す仮想マシン制御部の構成を示すブロック図である。 図1,2で示す各端末装置の構成を示すブロック図である。 図1,2で示すオープンフロースイッチの構成を示すブロック図である。 オープンフロースイッチで用いるフローテーブルを説明する図である。 図1で示す外部WANサーバの構成を示すブロック図である。 図1で示す上位情報処理ユニットの構成を示すブロック図である。 図9で示す料金管理機能部の構成を示すブロック図である。 オープンフロースイッチの処理の動作を示すフローチャートである。 情報処理ユニットによるアドレス解決を説明するシーケンス図である。 オープンフローコントローラ機能部のフローエントリ取得処理を説明する。 図13で示すフローエントリ取得処理を説明するフローチャートである。 料金管理決定部による料金の決定の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態における通信システムの構成を示す図である。 第3の実施形態における通信システムの構成を示す図である。 第3の実施形態における外部WANサーバの構成を示すブロック図である。 図18で示すセグメント選択機能部による経路選択の一例である。 第3の実施形態における情報の流れを矢印で示す図である。 第3の実施形態における情報の流れを矢印で示す図である。 第5の実施形態における上位情報処理ユニットの構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図15を用いて説明する。
本発明は、上述した課題であるWAN自体の管理をキャリア自身が行う必要がある、という問題点を解決するため、オープンフローの技術を活用する。そして、WANの管理をキャリア以外が受け持つことが出来るようにするため、課金機能を備える。
ここで、一台のオープンフローコントローラ(通信経路指示装置)で管理可能なオープンフロースイッチ(ネットワーク装置)の数には限界がある。そこで、一台のオープンフローコントローラで管理する範囲を、一つのセグメントとする。第一の実施形態は、2つのセグメントがある場合である。2つのセグメントが存在する場合であって、当該2つのセグメントをまたいで通信経路を構築する必要が生じた場合について説明する。
(構成)
本実施形態における通信システムは、図1で示すように、セグメント2つ(セグメント1とセグメント2)と、外部WANサーバ14(情報集約手段)と、上位情報処理ユニット16(上位通信経路指示手段)と、により構成されている。外部WANサーバ14は、当該2つのセグメントの外部に位置している。本実施形態においては、外部WANサーバ14の管理は通信事業者(通信キャリア)が行っている。また、上位情報処理ユニットも、当該2つのセグメントの外部に位置しており、外部WANサーバ14とは異なる事業者が管理している。本発明は、上述した構成を採ることで、通信キャリアが管理しているWAN情報を用いて、通信キャリア以外の事業者がWANを管理することが出来るようになる。
また、後述する各セグメント内のネットワーク間は、ネットワーク接続装置15を介して接続されている。なお、本実施形態ではセグメントが2つの場合を示すが、本発明はセグメントの数に依存せず実施可能である。
次に、図2を用いてセグメント1内部の構成について説明する。
図2で示すように、セグメント1は、情報処理ユニット11Aと、相互に接続可能な複数のオープンフロースイッチ31を備えて構成されているネットワーク12aと、端末装置13と、により構成されている。
まず情報処理ユニット11Aについて説明する。本実施形態において、情報処理ユニット11Aは、オープンフローコントローラとしての役割を担っている。具体的には、情報処理ユニット11Aは、クラウド上に分散配置された複数の情報処理装置を備えて構成されている。つまり、情報処理ユニット11Aは、複数の情報処理装置21aa,21ab,…(以下、個々に区別しない場合、情報処理装置21と記載する。また、他の構成についても同様とする。)を備える。また、複数の情報処理装置21は、情報処理ユニット11A内のネットワーク22aを介して通信可能に接続されている。本例では、複数の情報処理装置21のそれぞれは、ブレードサーバにより構成される。なお、情報処理ユニット11Aは、複数の情報処理装置21を備えるとしたが、1つの情報処理装置21(例えば情報処理装置21aa)から構成されていてもよい。すなわち、1つの情報処理装置21が、後述する情報処理ユニット11の各機能部を実現するための構成を有していても構わない。
各情報処理装置21は、複数の仮想マシン(仮想サーバ)を構築可能に構成される。具体的には、各情報処理装置21は、主となるOS(Operating System)としてのプログラム(メインOS)を実行する。そして、各情報処理装置21は、メインOS上にて、仮想マシンを動作させるためのプログラムである仮想マシンプログラムを実行する。加えて、各情報処理装置21は、仮想マシンプログラム上にて、少なくとも1つの副となるOS(ゲストOS)を実行する。更に、各情報処理装置21は、各ゲストOS上にて、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行する。ここで、各情報処理装置21により実行されるゲストOSは、仮想マシンを構成している。各仮想マシンは、後述する各機能部の1つを実現する。
次に、端末装置13について説明する。複数の端末装置13のそれぞれ(図2の端末装置13a,13b,13c)は、例えばパーソナルコンピュータやスマートフォンである。各端末装置は、携帯電話端末、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistant)、カーナビゲーション端末、又は、ゲーム端末等であってもよい。
本実施形態では、端末装置13は、セグメント1内のネットワーク12a(例えばWAN(Wide Area Network))を介して、セグメント1内に配置される情報処理ユニット11A内の、ネットワーク12aとは異なるネットワーク22aに接続されている。なお、図2では、ネットワーク12aに端末装置13が3つ接続されている場合を図示したが、本発明は端末装置13の数に依存せず実施可能である。本発明は、端末装置13が一つしかネットワークに接続されていなくても構わないし、4つ以上接続されていても構わない。
次に、ネットワーク12aについて説明する。ネットワーク12aは、相互に接続可能な複数のオープンフロースイッチ31を備えて構成されている。ネットワーク12aと情報処理ユニット11A内のネットワーク22aとは、異なるネットワークであり、それぞれ互いに接続されている。ネットワーク12aと、22aとは、例えばIP(Internet Protocol)網などの通信網により接続されている。
以上が、セグメント1内部の構成である。なお、セグメント2内部も、同じように構成されている。つまり、情報処理ユニット11Bと、ネットワーク12bと、端末装置13と、を備えて構成されている。ただし、セグメント1,2の構成において、例えば端末装置13の数が違う等、各セグメントを構成する要素の数に違いがあっても構わない。
ここで、ネットワーク12aと、セグメント2内のネットワーク12bとは、図1で示すように、ネットワーク接続装置15を介して接続されている。ネットワーク接続装置とは、例えば、大容量スイッチ15である。具体的には、セグメント1とセグメント2とが同一の電気通信事業者に属している場合には、1台の大容量スイッチで接続され、セグメント1とセグメント2とが異なる電気通信事業者に属している場合には、2台の大容量スイッチによって接続されている。
また、図1で示す外部WANサーバ14(情報集約手段)は、上述したように、2つのセグメントのいずれにも属さない外部の、例えばクラウド上に配置される。本実施形態では、外部WANサーバ14は通信キャリアが管理している。
外部WANサーバ14は、後述する情報処理ユニット11A、11Bがそれぞれ備えるアドミニストレータ機能部42(情報取得手段)が取得した各ネットワーク(12a、12b)の情報を、集約するサーバである。なお、本実施形態では、情報集約手段として外部サーバ(外部WANサーバ14)を用いるが、本発明の実施においては、必ずしも外部サーバを用いる必要はない。例えば、情報処理ユニット11内のアドミニストレータ機能部42が、必要に応じて、異なるセグメントのアドミニストレータ機能部42からネットワーク情報を取得しても構わない。
上位情報処理ユニット16(上位通信経路指示手段)は、外部WANサーバ14の情報を用いてセグメント1及び2に対する後述する通信経路の構築を行うユニットである。外部WANサーバ14と同様にセグメント1,2の外部に配置されており、また、本実施形態においては、外部WANサーバを管理する通信キャリアとは異なる事業者が管理しているとする。
上述したように、1台の情報処理ユニットが通信経路の構築を指示する範囲には限界がある。そのため、1台の情報処理ユニット11が通信経路の構築を指示する範囲を一つのセグメントとした。このように、情報処理ユニット11が通信経路の構築を指示する範囲が一つのセグメントとなるため、あるセグメントの内部には、当該セグメント内部の通信経路を構築するための情報しかないことになる。つまり、セグメント1内の情報処理ユニット11Aには、セグメント2で通信経路を構築するための情報がないこととなり、情報処理ユニット11Aは、セグメント1,2を経由する通信経路を構築することが出来ない。これは、情報処理ユニット11Bも同様である。そこで、上述したセグメント1,2を経由する通信経路の構築を指示する役割を持つのが上位情報処理ユニット16である。また、上位情報処理ユニット16が複数のセグメントを経由する通信経路の構築を受け持つことで、通信キャリアは、セグメントを経由する通信の際にセグメントを経由する通信経路の構築を制御する必要がなくなる。その結果、通信キャリアは、当該制御(管理)をするための設備等に対する投資をする必要がなくなり、通信設備への投資の抑制が期待できる。なお、本実施形態において、上位情報処理ユニットは、通信キャリアとは異なる事業者が管理するとした。しかしながら、本発明は、上述した場合に限定されず実施可能である。
次に、本実施形態の具体的な構成について説明する。
まず、図3を参照して、情報処理ユニット11Aの構成について説明する。図3に示すように、情報処理ユニット11Aは、仮想マシン制御機能部41と、アドミニストレータ機能部42(情報取得手段)と、ステートフルプロキシ機能部43と、DNS(Domain Name(Naming) System(Server))機能部44と、オープンフローコントローラ機能部45(通信経路指示装置)と、ポリシサーバ機能部46(通信経路指示装置)と、フローテーブルサーバ機能部47(通信経路指示装置)と、を有する。なお、情報処理ユニット11A内の各機能部(例えばオープンフローコントローラ機能部45)は、1つの情報処理装置21から構成されてもよいし、複数の情報処理装置21から構成されていてもよい。また、上述したように、情報処理ユニット11Bの構成は、情報処理ユニット11Aの構成と同一である。
仮想マシン制御機能部41は、情報処理ユニット11内部の仮想マシンおよび端末装置13の仮想マシンを生成し、制御する部分である。具体的には、図4で示すように、通信部51と、仮想マシン制御部52と、仮想マシンDB(Data Base)53と、を備える。また、後述する端末装置13から送信される端末識別情報を受信し、情報処理ユニット11にアクセスする端末を認識する。
アドミニストレータ機能部42は、配下のネットワーク(同一のセグメント内のネットワーク)を監視する部分である。例えば、当該アドミニストレータ機能部42が管理するネットワークに変更があるごとに、その情報を後述する外部WANサーバ14に送る。アドミストレータ機能部42が送信する情報は、例えばトポロジ情報やフローテーブル情報などであり、配下のネットワークから様々な情報を取得することが可能である。本実施形態では、各セグメントのアドミニストレータ機能部42が属するネットワーク12a、12bのトポロジ情報・フローテーブル情報などを取得して、当該取得した情報を、外部WANサーバ14に送信している。また、複数のセグメントを経由する通信であることを知ったアドミニストレータ機能部42は、複数のセグメントを経由する経路計算を行うために、当該アドミニストレータ機能部42が取得した後述する通信先情報と転送設定情報とを外部WANサーバへと送信する。また、後述するオープンフロースイッチの設定完了通知を、アドミニストレータ機能部42を介して外部WANサーバ14へと送信する役割も持つ。アドミニストレータ機能部42と外部WANサーバとで情報のやり取りを行うことで、複数のセグメントを経由する経路計算を行うことが出来るようになる。
ステートフルプロキシ機能部43とDNS機能部44とは、例えばSIP(Session Initiation Protocol)サーバで構成される。ステートフルプロキシ機能部43とDNS機能部44とは、複数のユーザ端末の間の接続を制御する部分である。例えば、同一のセグメント内でアドレス解決をする際に、ステートフルプロキシ機能部43とDNS機能部44は用いられる。具体的には、後述する通信先情報を取得したステートフルプロキシ機能部43は、当該取得した通信先情報をDNS機能部44に転送する。そして、DNS機能部44は、受信した通信先情報に対応付けて記憶された通信先アドレス(例えばIPアドレス)を取得し、ステートフルプロキシ機能部43に転送する。上述した動作により、後述するアドレス解決を行う。その他にも、ステートフルプロキシ機能部は、例えば後述するネットワーク解決を行う際にも機能する。
オープンフローコントローラ機能部45は、ネットワーク12における通信経路を設計する部分である。つまり、ネットワーク12内に配置された複数のオープンフロースイッチ31に対して、ネットワーク12内に通信経路を構築するように指示する通信経路指示処理を行う。具体的には、後述するオープンフロースイッチ31に記憶されているフローテーブルでは対応できない処理が必要になった場合など、新しい処理が必要になった場合に、転送設定情報などを用いて、オープンフロースイッチ31が情報を転送する際に必要となるフローエントリを生成する。
ポリシサーバ機能部46は、ネットワーク12内の経路を設定するためのポリシ情報を記憶する部分である。ポリシ情報とは、会社などの組織において情報セキュリティを確保するための規定である。例えばIDやポート番号、アクセス制限、優先的に接続する接続先などの情報を含む。
フローテーブルサーバ機能部47は、オープンフロースイッチ31に経路を指示するためのフローエントリを記憶する部分である。上述したオープンフローコントローラ機能部45により生成されたフローエントリは、フローテーブルサーバ機能部47で管理されることになる。
上述した構成により、情報処理ユニット11Aは、オープンフローコントローラとしての機能をクラウド上に実現する。また、情報処理ユニット11Aは、情報処理ユニット11Aにアクセスする端末装置13に対して、仮想マシン制御機能部41を介してシンクライアント環境(例えばDaaS(Desktop as a Service))を提供する。つまり、オープンフローコントローラとしての処理は全て情報処理ユニット上で行われることになるため、情報処理ユニット11Aにアクセスする端末装置13は、当該端末装置13上で処理を行うことなく、経路計算した経路を用いて通信することが可能になる。
次に、図5を用いて、端末装置13の構成について説明する。端末装置13は上述したように、仮想マシン制御機能部41が提供する仮想マシンを利用する。図5に示すように、端末装置13は、演算部61と、入出力部62と、記憶部63と、通信部64と、を備える。演算部61は、記憶部63に予め記憶されたプログラムを実行することにより取得部65の機能を有する。取得部65は、端末識別情報を取得するという機能を有している。当該取得した端末識別情報を、通信部64より仮想マシン制御機能部41に送信することで、仮想マシン制御機能部41は、端末装置13を認証することになる。なお、上述したように、端末装置13は、仮想マシン制御機能部41が提供するシンクライアント環境(例えばDaaS(Desktop as a Service))を利用する装置である。そのため、端末装置13は、少なくともCPU(Central Processing Unit)等の演算部61と、入出力部62と、通信部64とを備えていればよい。
次に、図6を参照して、オープンフロースイッチ31の構成について説明する。図6に示すように、オープンフロースイッチ31は、転送制御部71とフローテーブルDB72と通信部73とを備えている。このフローテーブルDB72に記憶されたフローテーブルは、オープンフローコントローラ機能部45が予め設定された通信経路指示処理を行うことで、記憶される情報である。転送制御部71は、フローテーブルDB72に記憶されたフローテーブルに基づいてパケット情報を転送する部分である。また、通信部73は、後述する情報処理ユニット11への問い合わせの時や、後述する設定完了通知の送信の際に用いる。つまり、当該通信部73を介して、オープンフロースイッチ31は情報処理ユニット11Aと後述する各種情報のやり取りを行うことになる。
図7は、フローテーブルDB72に記憶されるフローテーブル91の例を示す図である。図7に示すように、フローテーブル91は、「条件」と「処理内容」とが対応付けられている。フローテーブル91の各行は、フローエントリを示している。図7の例では、転送制御部71は、送信先IPアドレスが「xxxx」であるパケット情報を受信した場合に、受信したパケット情報を物理ポート3から転送(送信)する。また、転送制御部71は、オープンフロースイッチ31の物理ポート6からパケット情報の入力があった場合に、当該パケット情報を物理ポート2から転送する。さらに、転送制御部71は、受信したパケット情報に含まれるプロトコルが「ICMP(Internet Control Message Protocol)」である場合に、受信したパケット情報を破棄する。このように、転送制御部71は、フローテーブル91の各フローエントリに基づく転送処理を行うので、迅速かつ容易にパケット情報を転送することができる。
一方で、オープンフロースイッチ31は、転送を行う情報に対応するフローエントリが記憶されていない場合には、その対応をオープンフローコントローラとしての機能を持つ情報処理ユニット11Aへ問い合わせる。問い合わせを受けた情報処理ユニット11Aは、後述する動作によりフローエントリを生成し、オープンフロースイッチ31へと送信する。該当するフローエントリを受け取ったオープンフロースイッチ31は、当該フローエントリをフローテーブルに設定する(転送の設定)。そして、転送の設定が完了すると、オープンフロースイッチ31は、情報処理ユニット11A内のアドミストレータ機能部42を介して、外部WANサーバ14へと設定完了通知を送信する。
その後、設定の対象となるオープンフロースイッチ31の全てから設定完了通知を受け取った外部WANサーバ14は、情報処理ユニット11A内のアドミニストレータ機能部42を介して、通信を行う端末、及び通信で使用される対象となるオープンフロースイッチ31に対して通信の開始を指示することになる。当該行為により、通信に利用するオープンフロースイッチ31は、当該通信により送信されるパケットを適切に処理することが可能になる。
次に、図8を用いて外部WANサーバ14について説明する。外部WANサーバ14は、セグメント1,セグメント2それぞれの情報を集約するサーバである。本実施形態では上述したように、セグメント1,2のどちらにも属さないセグメント1,2の外側に配置されている。後述するように、上位情報処理ユニット16は、外部WANサーバ14に集約した情報を用いて、セグメントをまたぐ経路計算をする。そのため、外部WANサーバ14は、上位情報処理ユニット16が経路計算する際に必要とする情報を記憶できるよう構築されている。また、外部WANサーバ14は、上述したように、各オープンフロースイッチ31から設定完了通知を受信し、通信の開始を指示する機能を持つように構成されている。
具体的には、図8で示すように、外部WANサーバ14は、DNS 機能部81と、トポロジ情報 DB82(データベース)と、フローテーブル情報 DB83と、ポリシ情報 DB84と、通信管理 機能部85と、を備える。
DNS機能部81は、セグメントをまたぐ通信を行う際に、セグメントをまたぐアドレス解決を行う部分である。アドレス解決については、後述する。通信管理機能部85は上述したように、転送の設定が必要となったため情報処理ユニット11Aからフローエントリを送信した各オープンフロースイッチ31から、設定完了通知を受信する部分である。そして、転送の設定の対象となる全てのオープンフロースイッチ31から設定完了通知を受信すると、通信の発信元となったセグメント内の情報処理ユニットが備えるアドミニストレータ機能部42に、通信の開始を指示することになる。また、後述するように、各データベースには、各セグメント内の各アドミニストレータ機能部が集めた各セグメントのネットワークに関する情報が集約されている。
以下、各DB(データベース)について詳しく説明する。トポロジ情報DB82は、トポロジ情報を記憶するデータベースである。トポロジ情報とは、各セグメント内に配置されたオープンフロースイッチのポートに、どのスイッチがつながっているか等といった、ネットワーク接続形状の情報である。フローテーブル情報DB83は、上述した各セグメント内のオープンフロースイッチが受信した情報を処理する際に用いる、フローテーブルが記憶されているデータベースである。ポリシ情報DB84は、アクセス優先などの各セグメントにおけるセキュリティポリシーが記憶されているデータベースである。上述したように、各データベースに記憶されているそれぞれの情報を用いることで、情報処理ユニット11Aは複数のセグメントをまたぐ経路計算をする。なお、本実施形態において、外部WANサーバ14は、1台の装置により構成されるとした。しかしながら、本発明において外部WANサーバ14は、必ずしも1台の装置で実現されなければならないわけではない。例えばクラウド上に分散配置された複数の装置により、外部WANサーバ14としての機能を実現しても構わない。
なお、外部WANサーバ14には、互いに通信可能な通信回線を介して、外部記憶装置を接続することもできる。ここで、外部記憶装置は、DNS DBと、トポロジ情報 DBと、フローテーブル DBと、ポリシ情報 DBと、を備えている。そして、外部記憶装置は、当該外部記憶装置と接続された外部WANサーバ14に記憶されたDNSに関する情報、トポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報に更新があるごとに、当該情報を複製して記憶する。外部WANサーバ14の情報を複製し記憶する外部記憶装置を接続することで、例えば外部WANサーバ14に何らかの障害が生じたとしても、問題なく対処することが可能になる。
次に、図9を用いて上位情報処理ユニット16について説明する。図9で示すように、本実施形態において上位情報処理ユニット16は、情報処理ユニット11A,Bと同様の構成を備えている。つまり、仮想マシン制御機能部101と、アドミニストレータ機能部102と、ステートフルプロキシ機能部103と、DNS機能部104と、オープンフローコントローラ機能部105と、ポリシサーバ機能部106と、フローテーブルサーバ機能部107と、を備えている。各機能部の構成は、情報処理ユニット11A,Bのものと同様である。また、上位情報処理ユニット16は、料金管理機能部108(課金手段)を備えている。さらに、上位情報処理ユニット16は、図示しない通信サービスDBを備えることもできる。
なお、本実施形態において上位情報処理ユニット16は、セグメント1,2内部の情報を、外部WANサーバ14を介して知り、当該外部WANサーバ14を介して知った情報を用いて、セグメント1,2を経由する通信経路を構築することになる。そのため、上位情報処理ユニット16は、ポリシサーバ機能部46、フローテーブルサーバ機能部47を備えて、自身に記憶されているポリシ情報等を用いて経路計算を行う必要は必ずしもない。また、本実施形態においては、上位情報処理ユニット16は、セグメント1を管理する情報処理ユニット11Aを介して通信経路を構築する旨の情報(例えば、後述する内部転送設定情報)を取得する。しかしながら、本発明は上述した場合に限定されない。例えば、ネットワーク12a内のオープンフロースイッチ31から、直接内部転送設定情報を受信するように構成しても構わない。
次に、通信サービスDBについて説明する。通信サービスDBには、上述した端末装置13の端末識別情報に予め対応付けられた(又は、端末識別情報に基づいて判断する各ユーザに予め対応付けられた)通信サービスの内容を表す通信サービス情報が記憶されている。通信サービス情報とは、通信経路のスループット情報や、画質、音質等の品質情報、許容可能な遅延の度合い情報、または、セキュリティ付加情報等である。上位情報処理ユニット16が通信サービスDBを備えている場合には、当該通信サービスDBに記憶されている通信サービス情報も加味して、オープンフローコントローラ機能部105が通信経路を構築することができる。
次に、料金管理機能部108について説明する。図10で示すように、料金管理機能部108は、通信部111と、料金演算部112と、料金DB113と、を備えている。ここで、通信部111とは、外部と(例えば外部WANサーバ14やオープンフローコントローラ機能部105と)相互に通信を行う部分である。また、料金演算部112とは、通信部111が取得した情報と、当該通信部111が取得した情報に対応する料金DBに記憶されている情報と、を対応づけて、課金する料金を計算する部分である。そして、料金DB113とは、様々な条件に基づいて、課金する料金を決定するための金額が保存する部分である。料金DB113には例えば、経由するセグメントの数が増えるごとにいくら増えるか、通信サービス情報に基づいていくら料金を変更するか、等の情報が記憶されている。
上述したように、料金管理機能部108は、上位情報処理ユニット16が構築する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する部分である。そのため、料金管理機能部108は、通信部111を介して、課金をする額を決める際に必要となる情報を収集する。具体的には、料金管理機能部108は通信部111を介して、オープンフローコントローラ機能部105より経路計算した結果の情報を収集する。また、セグメント1,2内部のトポロジ情報等を収集する。ここで、セグメント1,2内部のトポロジ情報等は、アドミストレータ機能部102を通じて外部WANサーバ14から取得しても構わないし、上位情報処理ユニット16にて経路計算にする際に用いたトポロジ情報等を用いても構わない。さらに、通信サービスDBが保持する通信サービス情報も加味して通信経路を構築した場合には、当該通信サービス情報も収集することができる。上述したように、料金管理機能部108は、課金料金を決定する際に必要な情報を取得することができる。そして、通信部111を介して取得した課金料金を決定する際に必要な情報と料金DB113に記憶されている情報とを用いて、料金演算部112で課金する料金を決定する。
具体的には、例えば、料金管理機能部108は、上位情報処理ユニット16が構築した通信経路が経由するセグメントの数に応じて、課金する料金を決定する。この場合、料金管理機能部108は、上述したように、通信部111を介して通信経路が経由するセグメントの数を知る。本実施形態では、セグメント1,2を経由する通信経路を構築することになるので、通過するセグメントの数は2である。そこで、料金管理機能部108は、セグメント数=2に対応づけられて料金DB113に保存された情報を参照して、料金演算部112で課金をする料金を決定する。
なお、本実施形態においては、料金管理機能部108は、上位情報処理ユニットの一つの機能として実現されるとした。しかしながら、本発明の実施はこのような場合に限定されない。例えば、上位情報処理ユニット16とは独立した装置が当該機能を備えることもできる。課金手段を備える独立した装置を備えることで、課金をする料金を決定する必要が生じる毎に上位情報処理ユニットは当該装置と通信を行い、課金をする料金を決定することができる。また、本実施形態においては、通ったセグメント数毎に課金するという形態を例示した。しかしながら、本発明における課金手段は上述した場合に限定されない。例えば、料金管理機能部108は、図示しない課金選択部を備えることで、本実施形態で示したようにセグメントを経由する毎に課金する形態と、一定期間(例えば一か月)定額で本通信システムを利用できる形態と、などというように複数の料金を選択可能にすることも可能である。この場合、通信サービスDBに記憶されている情報も加味した課金形態にすることもできる。例えば、通信サービスDBに記憶されているSLA(SERVICE LEVEL AGREEMENT)をある程度超えるまでは課金しない形態、などを含めることもできる。
以上が、第一の実施形態における通信システムの具体的な構成である。なお、本実施形態においては、オープンフローコントローラとしての機能は、クラウド上に分散配置された複数の情報処理ユニットによる情報処理ユニット11A,11Bにより実現するとした。しかし必ずしも、クラウド上でオープンフローコントローラとしての機能を実現しなければならないわけではない。また、外部WANサーバ14も、必ずしも、セグメント1,2とは異なるクラウド上に配置されている必要はない。
次に、図11乃至図15を参照して、セグメント1内の端末装置13aからセグメント2内の端末装置13eへと、情報を送信する必要が生じた場合の本実施形態における通信システムの動作について説明する。
なお、本実施形態は、後述する動作の前提として、セグメント1、2内部のネットワーク12a、12bそれぞれのネットワーク情報を、外部WANサーバ14へと集約する。具体的には、セグメント1,2内の情報処理ユニット11A,11Bが備える各アドミニストレータ機能部42が、それぞれのアドミニストレータ機能部42の配下のネットワーク12a、12bを監視し、ネットワーク12a、12bに変更があるごとに、その情報を外部WANサーバへと送信する。本実施形態において集約する情報は、上述したように、各オープンフロースイッチの接続情報等により構成されるトポロジ情報、各セグメント内のオープンフロースイッチが情報を転送する際に用いるフローテーブル情報、各セグメントのセキュリティポリシーであるポリシ情報である。
(動作)
まず、通信を開始した端末装置13aは、通信元情報(例えば、端末装置1のIPアドレスやMACアドレスなど)と通信先情報(例えば、電話番号やメールアドレス、URLなど)とをネットワーク12a内のオープンフロースイッチ31へと転送する。
図11で示すように、通信元情報と通信先情報とを受信した(S0001)オープンフロースイッチ31の転送制御部71(図6参照)は、対応するフローントリがフローテーブルDBに記録されているか判定する(S002)。そして、オープンフロースイッチ31は、対応するフローエントリがフローテーブルDBに記録されている場合には、当該フローエントリに従って、通信を制御する。一方で、オープンフロースイッチ31は、対応するフローエントリが記録されていない場合には、その処理の仕方を情報処理ユニット11Aに問い合わせる。具体的には、転送制御部71は、トポロジ情報(オープンフロースイッチの各ポートに接続された他のオープンフロースイッチ等の接続状態を表す情報)と、フローエントリ情報(オープンフロースイッチに記憶されているフローエントリの情報)とを取得し(S003,S004)、上述したトポロジ情報とフローエントリと、通信元情報と、通信先情報と、を、内部転送設定情報として、情報処理ユニット11Aが備えるアドミニストレータ機能部42へと送信する(S005)。その後、後述する処理の後送信されるフローエントリを受信(S006)して記憶する(S007)。そして、設定が完了した旨を通知することになる(S008)。
ここで、上述した各情報を取得したアドミニストレータ機能部42は、当該取得した各情報から、端末装置13aから端末装置13eへと送信される通信が、セグメントをまたぐ通信であることを知る。そこでアドミニストレータ機能部42は、上述した内部転送設定情報にポリシサーバ機能部46が備えるポリシ情報を追加して、上位情報処理ユニット16へと送信する。
内部転送設定情報を受信した上位情報処理ユニット16は、後述するように、外部WANサーバ14に記憶されている情報を参照しながら、アドレス解決及びネットワーク解決(経路計算)を行う。アドレス解決及びネットワーク解決を行う(経路計算を行う)ことで、端末装置aから端末装置eへと、セグメントを経由する通信を行うことが出来るようになる。
まず、図12を参照して、アドレス解決について説明する。通信先情報を含む内部転送設定情報を取得した上位情報処理ユニット16のアドミニストレータ機能部102(S011)は、上述した内部転送設定情報に含まれる通信先情報を、外部WANサーバ14内のDNS機能部81へと出力する(S012)。通信先情報を受信したDNS機能部81(S021)は、受信した通信先情報に対応付けてDNS機能部81に記憶されている通信先アドレス(例えばIPアドレス)を取得する(S022)。そして、当該取得した通信先アドレスをアドミニストレータ機能部102に出力する(S023)。その後、通信先アドレスを外部WANサーバ14内のDNS機能部81から取得した(S013)アドミニストレータ機能部102は、当該通信先アドレスを、セグメント1内の情報処理ユニット11Aを介して端末装置13へと出力する(S014)。上述した動作により、端末装置13は通信先装置のアドレス情報である通信先アドレスを取得することができる。
次に、図13を参照して、ネットワーク解決について説明する。なお、ネットワーク解決は、図12で示すアドレス解決と並列に実行することができる。
本実施形態は上述したように、セグメント1,2を経由する通信を行う。そのため、上位情報処理ユニット16のアドミニストレータ機能部102は、外部WANサーバ14に記憶されているセグメント2のトポロジ情報等外部転送設定情報を送信するよう、外部WANサーバ14へ信号を送る。当該信号を受信した外部WANサーバ14は、当該外部WANサーバ14が備えるトポロジ情報 DB82、フローテーブル情報 DB83、ポリシ情報 DB84がそれぞれ記録する、セグメント2内部のトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報、からなる外部転送設定情報を、上位情報処理ユニットが備えるアドミニストレータ機能部102へと送信する。上述した動作により、上位情報処理ユニットが備えるアドミニストレータ機能部102は、セグメント1内部のトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報を備える内部転送設定情報と、セグメント2内部のトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報を備える外部転送設定情報と、からなる転送設定情報(内部・外部)を取得する。以降の動作を、図13を用いて説明する。
上述したように、アドミニストレータ機能部102は、転送設定情報(内部・外部)を取得する。そこで、アドミニストレータ機能部102は、ステートフルプロキシ機能部103を介して、上述した転送設定情報(内部・外部)を、オープンフローコントローラ機能部105へと出力する(S051,S052)。次に、上述した動作によりステートフルプロキシ機能部103から転送設定情報(内部・外部)を取得したオープンフローコントローラ機能部105は(S061)、転送設定情報(内部・外部)を用いて、後述するフローエントリを取得するためのフローエントリ取得処理を行う(S062)。そして、オープンフローコントローラ機能部105は、上述した動作により取得したフローエントリを、ステートフルプロキシ機能部103へと出力する(S063)。その後、上述したフローエントリを取得したステートフルプロキシ機能部103は、当該フローエントリを、アドミニストレータ機能部102を介して各オープンフロースイッチへと出力する(S054)。上述した動作により、ネットワーク解決を行う。
次に、図14を参照して、フローエントリ取得処理について説明する。
図14で示すように、まずオープンフローコントローラ機能部105は、対応するフローエントリが記録されているか否かを判定する(ステップS071)。つまり、オープンフローコントローラ機能部105は、図13のステップS061の処理にて取得した転送設定情報(内部・外部)内の通信元情報と通信先情報との少なくとも一方に基づく情報が、取得したセグメント1,2のフローテーブル情報に記録されたフローエントリの「条件」、に含まれているか否かを判定する。
対応するフローエントリが記憶されていると判定した場合(ステップS071:Yes)、オープンフローコントローラ機能部105は、フローテーブル情報に記憶されたフローエントリを取得し(ステップS072)、ステートフルプロキシ機能部103へと出力する。
一方、対応するフローエントリが記憶されていないと判定した場合(ステップS071:No)、オープンフローコントローラ機能部105は、転送設定情報(内部・外部)内の、セグメント1内部のトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報と、セグメント2内部のトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報と、に基づいて、フローエントリを生成する(ステップS073)。また、この際にオープンフローコントローラ機能部105は、必要に応じて、通信サービスDBに記憶されている通信サービス情報を参照してフローエントリを生成する。つまり、オープンフローコントローラ機能部105は、転送設定情報(内部・外部)(や通信サービス情報)に基づいて、通信元装置と通信先装置との間の経路を設定し、設定した経路にてパケット情報を転送するための「条件」と「処理内容」とを設定する。
そして、オープンフローコントローラ機能部105は、生成したフローエントリを記憶しつつ、ステートフルプロキシ機能部103へ出力する(ステップS074)。
上述した方法でオープンフローコントローラ機能部105が生成したフローエントリを取得したステートフルプロキシ機能部103は、フローエントリを、仮想マシン制御機能部51を介してオープンフロースイッチ31へ出力する(図13、S054参照)。
上述したように、外部WANサーバ14の情報を上位情報処理ユニット16が参照することで、上位情報処理ユニット16は、セグメントの異なる各ネットワーク内のオープンフロースイッチに対してネットワーク解決を行うことが可能になる(図14参照)。つまり、端末装置13aから端末装置13eへと至る経路を設定し、設定した経路にてパケット情報を転送するための「条件」と「処理内容」とを設定することで、図13の端末装置13aと端末装置13eとで通信を行うことが可能になる。
その後の流れは、オープンフロースイッチ31の構成で示した通りである。すなわち、フローエントリを受信した各オープンフロースイッチ31は、フローテーブルに当該フローエントリを設定する(転送の設定)。そして、転送の設定が完了すると、オープンフロースイッチ31は、情報処理ユニット11A内のアドミストレータ機能部42を介して、外部WANサーバ14へと設定完了通知を送信する。その後、設定の対象となるオープンフロースイッチ31の全てから設定完了通知を受け取った外部WANサーバ14は、情報処理ユニット11A内のアドミニストレータ機能部42を介して、通信を行う端末、及び通信で使用される対象となるオープンフロースイッチ31に対して通信の開始を指示することになる。当該行為により、通信に利用するオープンフロースイッチ31は、当該通信により送信されるパケットを適切に処理することが可能になる。
上述した手段により、セグメントの異なるネットワークに対しても、経路計算を行うことが可能になる。
そして、上述した上位情報処理ユニット16による経路計算の後、料金管理機能部108による課金処理が行われることになる。具体的には、料金管理機能部108は、まず、オープンフローコントローラ機能部105から、経路計算の結果を受信する(S081)。また、経路計算の結果通信経路に用いられるセグメント内部のネットワーク情報を受信する(S082)(本実施形態の場合はセグメント1,2のトポロジ情報、ポリシ情報、フローテーブル情報を受信する。または、必要に応じて通信サービス情報を受信する)。そして、料金演算部102にて、当該受信した情報と、料金DB113内に記録されている情報(例えば、セグメントを通過する毎にいくら課金するか)を対応付ける(受信した情報と、料金DB113の情報と、を用いて課金する料金を計算する)(S083)。本実施形態においては、経由するセグメントの数が2であることから、当該経由するセグメントの数=2に対応する料金DB113に記憶された情報を用いて、料金演算部112により料金を決定する。上述した動作により、課金する料金が決定される(S084)。
このような構成により、外部WANサーバ14を備える通信キャリアは、当該通信キャリアとは別の事業者の設備を用いてセグメントを経由する場合の通信経路の管理を行うことが出来るようになる。そのため、通信経路を管理するための設備を自前で用意する必要がなくなる。その結果、投資をした設備の管理を通信キャリア自身が行う必要があるため、通信設備に対する投資が多大となる、という問題を解決することが出来る。また、本実施形態においては、外部WANサーバ14の管理は通信キャリア自身が行うとした。しかしながら、本発明の実施はそのような場合に限られない。外部WANサーバ14自体の管理も外部へ委託する構成とすることもできる。その場合には、より高い通信設備に対する投資の抑制効果が期待できる。
また、本実施形態では、情報処理ユニット11Aを介して上位情報処理ユニット16に問い合わせる場合を示した。しかしながら、本発明の実施には、情報処理ユニット11Aを介さなくても問題はない。具体的には、上位情報処理ユニット16が、ネットワーク12aのオープンフロースイッチ31から直接内部転送設定情報を受け取るよう構成しても構わない。また、本実施形態では、上位情報処理ユニット16が情報処理ユニット11A(または情報処理ユニット11B)と異なる場合を示した。しかしながら、情報処理ユニット11A(11B)が上位情報処理ユニット16の役割を兼ねるような構成にしても構わない。この場合、課金手段は、情報処理ユニット11A(11B)が備えるか、上述したように外部装置が備えることになる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態に係る通信システムについて図16を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の構成を備えている。つまり、複数のセグメントと、外部WANサーバ14と、上位情報処理ユニット16と、を備えている。また、セグメント内部の構造も第1の実施形態で示した場合と同様である。本実施形態では、図16で示すように、4つのセグメントが存在する。なお、第1の実施形態と同様に、本実施形態もセグメントの数に依存せず実施可能である。
第2の実施形態では、料金管理機能部108による料金の決定は、第1の実施形態で示した場合に限定されない旨を示す。ここで、第1の実施形態では、上位情報処理ユニット16が構築した通信経路の経由するセグメントの数によって、料金管理機能部108が料金を決定する場合を例示した。しかしながら、本発明はそのような場合に限定されずに実施可能である。例えば、料金管理機能部108は、通信経路の経由するセグメントの数以外にも様々な経由するセグメントの特性に基づいて料金を決定することが可能である。そこで、第2の実施形態では、経由するセグメントの数以外のセグメントの特性に基づいても、料金管理機能部108は料金を決定する構成について説明する。
第2の実施形態では、上述したように、上位情報処理ユニット16が構築した通信経路が経由するセグメントの特性に基づいて、料金管理機能部108は料金を決定する。そのため、各セグメント内のアドミニストレータ機能部42は、第1の実施形態で示した場合に加えて、様々な情報を取得して外部WANサーバ14へと送信する。
ここで、具体的には、セグメントの特性とは例えば、「スループット:500Mbps」「ノードの数(多数あるため遅延するなど)」「故障発生率」「フローテーブルに記憶されているフローエントリの数」などである。このような様々なセグメントの特性を基にして、料金管理機能部108は料金を決定することになる。そのため、本実施形態において各セグメント内のアドミニストレータ機能部42は、上に挙げたような様々なセグメントの特性を取得して外部WANサーバ14へと送信することになる。なお、本実施形態においては、ネットワークに変更があるごとに、当該ネットワークを支配下におくアドミストレータ機能部42が変更した情報を取得することができる。そのため、本実施形態では、例えば理論値のスループットに基づいて料金を決定するだけでなく、情報の流通量や後述する輻輳状態なども加味した、上位情報処理ユニット16が通信経路を構築する際の各セグメントの特性を基にして料金を決定することも可能である。
具体的には、図16で示す場合において、セグメント2のスループットが500Mbps(理論値)であるとする。一方、セグメント3のスループットは50Mbps(理論値)であるとする。この場合、上位情報処理ユニット16が、セグメント1からセグメント2を経由してセグメント4へと至る通信経路を構築した場合には、セグメント1,3,4を経由する通信経路を構築した場合と比べて、高い通信速度を実現可能なセグメントを使用していることになる。そのため、セグメント2を用いた通信経路を構築する場合には、セグメント3を用いる場合に比べて、高い料金を料金管理機能部108が決定する。具体的には、例えば、料金管理機能部108が料金を決定する際に用いる料金DB113は、「500Mbpsのセグメントを用いる際はいくら追加する」「所定の通信速度以下(例えば100Mbps以下)の場合は、追加料金は発生しない」など様々な条件を記憶させることが出来るよう構成されている。このように料金DB113を構成することにより、例えば、上位情報処理ユニット16がセグメント2を経由する通信経路を構築した場合には、料金管理機能部108は、外部WANサーバ14に記憶された「セグメント2のスループットが500Mbpsである」という情報と、料金DBに記憶された「500Mbpsのセグメントを用いる際はいくら追加する」という情報とを用いて、料金を決定することができる。また、上位情報処理ユニット16がセグメント3を経由する通信経路を構築した場合には、追加料金を求めないなどといった決定を行うことが出来る。
また、料金管理機能部108は、その他にも、通信経路を構築する際のセグメントの特性に応じた料金を決定することが出来る。例えば、セグメント2のスループットが500Mbpsであったとしても、混雑等の理由により遅延が生じているとする。その場合、料金管理機能部108は、当該情報を加味した料金を決定するように構成しても構わない。このように料金管理機能部108を構成することにより、例えば、セグメント2を通信経路に用いるがセグメント2には遅延が生じているため追加料金は発生しない、などの決定を、料金管理機能部108は行うことが出来る。
本実施形態で示したほか、例えば、「故障発生率が0のセグメントを用いる場合料金を追加する」「多くのノードを備えるセグメントを用いる場合料金を割り引く」など、様々な情報を料金DBに記憶させることが可能である。このように料金DBに様々な情報を記憶させることで、料金管理機能部108は、様々なセグメントの特性に応じた料金を決定することができる。
このように、本発明は、セグメントの数のみならず、様々なセグメントの特性に応じて、料金を決定する事が可能である。そのため、より構築される通信経路に応じた料金の決定を行うことが可能となる。なお、本実施形態では、経由するセグメントの数のみならず、セグメントの特性に応じて料金を決定することもできる旨を示した。しかしながら、本発明は、そのような場合にも限定されない。例えば、経由する通信経路に応じた料金を決定するようにすることも出来る。具体的には、例えば、経由するセグメント間の距離に応じた料金を決定するなど、経由するセグメント間の特性に応じた料金を決定することが出来るよう料金管理機能部108を構成しても構わない。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態に係る通信システムについて図17乃至図21を参照して説明する。第3の実施形態に係る通信システムは、第1,2の実施形態で説明したセグメントが複数ある場合(セグメント数が多数ある場合)である。つまり、第3の実施形態では、複数のセグメントを経由する通信経路を構築する必要が生じた場合について説明する。
(構成)
1つのセグメント内部の構造は、第1,2の実施形態で説明した構造と同様である。つまり、情報処理ユニット11と、オープンフロースイッチ31で接続されているネットワーク12と、当該ネットワークに接続する端末装置13とで構成されている。また、各セグメント内のネットワークは、他の異なるセグメント内のネットワークと少なくとも一箇所は接続されている。
例えば図17で示すように、セグメント1内のネットワーク12は、セグメント2,5,6内のネットワーク12と、ネットワーク接続装置15で互いに接続されている。また、セグメント2内のネットワーク12はセグメント1内のネットワーク12の他に、セグメント3,6,7内のネットワーク12と接続され、セグメント3内のネットワーク12はセグメント2内のネットワークの他に、セグメント4,7,8内のネットワークと接続されている。同様に、セグメント4内のネットワーク12はセグメント3内のネットワーク12の他にセグメント8内のネットワークと接続され、セグメント5内のネットワーク12はセグメント1内のネットワーク12の他にセグメント6内のネットワーク12と接続されている。また、セグメント6内のネットワーク12は、セグメント1,2,5内のネットワーク12の他にセグメント7内のネットワーク12と接続されており、セグメント7内のネットワーク12は、セグメント2,3,6内のネットワーク12の他に、セグメント8内のネットワーク12と接続されている。なお、本実施形態では、上述したように各ネットワークが接続されている場合を示したが、本発明は、複数のセグメント内のネットワーク間を接続する数に依存せず実施可能である。複数のセグメント間を経由すれば構わない。
また、第1,2の実施形態の場合と同様に、外部WANサーバ14は、各セグメント内の情報処理ユニット11が備えるアドミニストレータ機能部42が収集した情報を集約する。つまり、外部WANサーバ14には、セグメント1,2,3,4,5,6,7,8内部のネットワークのトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報などが集約されている。
ここで、第3の実施形態における外部WANサーバ14は、各セグメントの情報を集約するのみならず、集約した各セグメントの情報を用いて、アドレス解決、ネットワーク解決を行うセグメント(の並び)を決定する機能をもつ。そのために、第3の実施形態における外部WANサーバは、図18で示すように、第1の実施形態で示した構成(図7参照)に追加して、経路計算(アドレス解決、ネットワーク解決)に用いるセグメント(内のネットワーク)を選択する、セグメント選択機能部86(セグメント選択手段)を備えている。また、輻輳・障害情報DB87を備えることもできる。
まず、セグメント選択機能部86について説明する。セグメント選択機能部86は、外部WANサーバ14に集約される各セグメントの情報を用いて、経路計算を行うセグメントの並びを選択する部分である。具体的には、図19で示すように、外部WANサーバ14は、セグメント1乃至8の全ての組み合わせを列挙する。このとき、重複するものは排除する。次に、上述した各セグメントのアドミニストレータ機能部42より集められるトポロジ情報を用いて、各セグメント内のネットワーク間に隣接箇所がない経路を削除する。例えば、図19で示す経路Bは、セグメント1→セグメント3と、それぞれのセグメント内のネットワークが接続されていない並びになっている。同様に、経路Cには、セグメント1→4という接続されていない並びがあり、経路Dには、セグメント5→2という接続されていない並びがある(図17参照)。これら隣接箇所がない経路を、外部WANサーバ14に記録されているトポロジ情報を用いて削除する。そして、当該ネットワーク間の接続箇所が少なくなるように、経路計算を行うネットワークを選択する。なお、本実施形態では、ネットワーク間の接続箇所が少なくなるように経路計算を行うセグメントを選択するとしたが、セグメントの選択は必ずしも上記手段に限られない。例えば、トポロジ情報の他にフローテーブル情報を用いることで、フローテーブル情報内のフローエントリの数から、当該フローテーブル情報の対象となるセグメント内の情報の流通量を概算することが出来る。当該概算した流通量の情報に基づいて、流通している情報量が少なくなるような(輻輳状態から遠いことが想定される)セグメントを選択することもできる。
この際に、セグメント選択機能部86は、経路計算に用いるセグメントの並びを、1個まで絞ることも考えられる。一方で、接続箇所が同等の場合が複数ある場合などには、複数、例えば10個ほどまでに絞ることで、経路計算を行うネットワークを選択しても構わない。また、選択機能部86は、本実施形態で示したように、外部WANサーバ14内の一つの機能として、その機能を実現しても構わないし、例えば、外部WANサーバ14とは独立した装置を新たに備えることで、その機能を実現しても構わない。
次に、輻輳・障害情報DB87について説明する。輻輳・障害情報DB87は、各セグメント内のネットワークが輻輳・障害状態にあるかの情報を記憶するDBである。各セグメント内のアドミニストレータ機能部42が、各セグメント内のネットワークの輻輳・障害情報を収集して外部WANサーバ14へと集めることになる。そして、当該外部WANサーバ14に集約された輻輳・障害情報は輻輳・障害情報DB87に記憶される。ここで、上述した外部WANサーバ14内のセグメント選択機能部86は、輻輳・障害DB87に集約された輻輳・障害情報を用いて、経路計算に使用するセグメントの並びを選択することも可能である。つまり、輻輳・障害DB87に記憶された輻輳・障害情報より、輻輳・障害状態にあるネットワーク(を備えるセグメント)を判断し、当該輻輳・障害状態にあるネットワーク(を備えるセグメント)を避けるように、セグメント選択機能部86はセグメントの並びを選択することができる。
また、セグメント選択機能部86によるセグメントの並びの選択は、通信サービスDBを利用して行うこともできる。具体的には、各セグメント内のアドミニストレータ機能部42が外部WANサーバ14へとトポロジ情報等を集約する際に、上位情報処理ユニット16は、アドミニストレータ機能部102を介して通信サービスDBに記憶されている通信サービス情報を外部WANサーバ14へと送信する。(または、外部WANサーバ14から指令を受けた上位情報処理ユニット16が、通信サービスDBに記憶されている通信サービス情報を外部WANサーバ14へと送信する)。そうすることで、外部WANサーバ14に通信サービス情報も集約されることになる。そのため、セグメント選択機能部86は、当該通信サービス情報も用いて、セグメントの並びの選択を行うことが出来る。このように、セグメント選択機能部86は、通信サービス情報に含まれる通信サービスを実現するように、経路計算に用いるセグメントの並びを決定するよう構成することも可能である。
例えば、一定の画質・音質を保証する旨の通信サービス情報が通信サービスDBに保存されていたとする。その場合、セグメント選択機能部86は、セグメントの並びを選択する際に、上述した一定の画質・音質を実現するために許容可能な帯域を満たすようなセグメントの並びを選択することになる。このように、セグメント選択機能部86は、通信サービスDBに記憶されている通信サービス情報に対応するように、セグメントの並びを選択することが可能である。
このようにセグメント選択機能部86で経路計算に用いるセグメントの並びを選択した後の動作は、第1,2の実施形態と同様である。つまり、上位情報処理ユニット16は、外部WANサーバ14に集約された情報を用いて、前記セグメント選択機能部86で選択されたセグメントを経由する通信経路を計算する。具体的には、例えば図17で示すようにセグメント1内のXからセグメント8内のYに対して通信を行う場合には、上位情報処置ユニット16が、セグメント選択機能部86で選択された1個または複数(例えば10個)のセグメントの並びに対して通信経路の計算を行うことになる。
また、各セグメント内の情報処理ユニット11及び上位情報処理ユニット16は、図示しない通信経路決定手段を備えている。上述したように、上位情報処理ユニット16は、セグメント選択機能部86で選択された1つまたは複数(例えば10個)のセグメントの並びに対して通信経路の計算を行う。そのため、セグメント選択機能部86によりセグメントの並びが複数選択されていた場合には、複数の経路計算が行われることになる。そこで、上述したように複数のセグメントの並びに対して経路計算を行った上位情報処理ユニット16は、当該通信経路を計算したセグメントの並びのうち実際に通信を行うセグメントの並びを決定する事が必要になる。その際に用いる手段が、通信経路決定手段である。例えば、ネットワーク選択機能部85が経路計算を行うセグメントの並びを10個まで絞った場合には、上位情報処理ユニット16は、当該10個のセグメントの並びに対して経路計算を行う。そしてこの場合には、経路計算の結果が10個あることになるため、上位情報処理ユニット16は、当該経路計算を行った10個のセグメントの並びの中から、実際に通信を行う1個の通信経路を決定する必要がある。そこで、通信経路決定手段を用いることで、実際に通信に使用する1個の経路を決定する。
通信経路決定手段による通信を行う通信路の決定は、例えばフローテーブルを比較することで行われる。具体的には、例えば、セグメント選択機能部86がネットワークの並びを10個まで絞った場合、上位情報処理ユニット16は当該10個のネットワークの並びに対して経路計算を行う。そして、経路計算を行った結果を相互に比較して、フローテーブルが少ないスイッチを通った経路、つまりはもっとも通信量の少ないと考えられるスイッチでつながる経路を、通信を行う通信路として決定する。本実施形態では、このように通信経路を決定するが、本発明による通信経路の決定は、上述した手段を用いる場合に限られない。何らかの手段を用いて通信経路を決定できれば構わない。
そして、通信経路の決定が行われた後は、上述したように料金管理機能部108による課金処理が行われることになる。ここで、本実施形態による課金処理は、セグメント選択機能部86によるセグメントの選択に応じて、課金する料金を変更することが出来る。そのため、本実施形態において料金管理機能部108の料金DB113には、当該料金計算の際に必要となる情報が記憶されている。
具体的には、料金管理機能部108は、課金をする額を決める際に必要となる情報を収集する際に、セグメント選択機能部86からセグメントの選択情報及び当該セグメントの選択に用いた情報を収集する。
例えば、セグメント選択機能部86によるセグメントの並びの選択は、輻輳・障害情報DB87に記憶されている輻輳・障害情報を参考に、輻輳・障害状態にあるネットワークを含むセグメントを避けるように行われたとする。この場合、料金管理機能部108は、輻輳・障害情報に基づいてセグメントの並びの選択が行われたことを考慮して、課金する料金を決定することが出来る。つまり、料金管理機能部108は、料金DB113内に保存されている、「輻輳・障害情報に基づいてセグメントの並びを選択した際に用いる料金」を基に課金する料金の計算を行うことが出来る。また、通信サービスDBに記憶されている通信サービス情報を用いてセグメントの並びが選択された際には、当該通信サービス情報に応じた選択を行った旨を加味した料金を決定することが出来る。
なお、本実施形態においては、各セグメント内の情報処理ユニット11、上位情報処理ユニット16、それぞれが通信経路決定手段を備えるとした。当該構成にすることで、どの情報処理ユニット11を用いて経路計算を行ったとしても、当該経路計算をした情報処理ユニットが通信経路決定手段を備えていることになるため、当該経路計算をした情報処理ユニット内の通信経路決定手段を用いて通信経路を決定することが出来る。しかしながら、本発明は必ずしも、各セグメント内の情報処理ユニットそれぞれが、通信経路決定手段を備えている必要はない。例えば、外部WANサーバ14に通信経路決定手段を持たせても構わない。その場合、複数のセグメントの並びに対して経路計算を行った後に、再度通信経路の決定を外部WANサーバに問い合わせることになる。また、外部WANサーバからも独立した外部装置に当該機能を持たせても構わない。
また、本実施形態では、通信サービス情報と輻輳・障害情報を異なるものとして記載した。しかしながら、本発明はそのような場合に限定されない。つまり、輻輳・障害情報と通信サービス情報とが一体となって構成されても構わない。例えば、通信サービス情報に「輻輳・障害状態にあるセグメントは避ける」などという情報がある場合には、セグメント選択機能部86は、当該通信サービス情報を用いて、「輻輳・障害状態にあるセグメントは避ける」ように、セグメントの並びを選択することが可能である。
次に、第3の実施形態における通信システムの動作について説明する。本実施形態で示す動作は、図17で示すセグメント1内のXから、セグメント8内のYへと複数のセグメントを経由する通信が行われた場合である。
(動作)
まず、第3の実施形態における通信システムの動作は、図20の矢印で示すように、複数のセグメントを経由する通信経路を計算する必要が生じた場合において、通信経路に使用する可能性のあるセグメントのトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報を、各セグメント内のアドミニストレータ機能部42により、外部WANサーバ14へと集約する(もしくは予め各情報を外部WANサーバ14へと集約しておく)。
次に、外部WANサーバ14(内のセグメント選択機能部86)は、当該情報を集約した対象である各セグメントの並びを、図19で示すように列挙する。ここで、列挙された各セグメントの並びのうち、隣接箇所のないセグメントの並びは、外部WANサーバ14に集約したトポロジ情報を用いることで排除する。そして、相互に隣接するセグメントの並びの中から、接合箇所が少なくなる経路を選択する。この場合において、経路の選択は、例えば図17で示すようにそれほど多くないセグメントを経由する場合には、一つまで絞ることが可能である。または、接合箇所の少ない経路を例えば10経路ほど選択するなど、経路計算に用いるセグメントをある程度まで絞るといった方法を用いることも可能である。
図17で示す場合において、外部WANサーバ14(内のセグメント選択機能部86)は、複数あるセグメントの並びのうち、相互に接続箇所のある並びであり、かつ、接続経路も少なくなる並びである、セグメント1、セグメント2、セグメント7、セグメント8の順番のセグメントの並び、または、セグメント1,2,3,8の並びを選択したとする。そうすると、外部WANサーバ14は、上位情報処理ユニット16へ、セグメント1,2,7,8、及び、セグメント1,2,3,8を経由する通信経路を計算するように指示する。当該指示を受け取った上位情報処理ユニット16は、第1の実施形態で示したように、セグメント1,2,3,7,8内のネットワークの情報を記録する外部WANサーバ14の情報を用いて、それぞれの並びに対する経路計算を行う。
なお、上述したセグメント選択機能部86によるセグメントの並びの選択は、上述したように、輻輳・障害DB87に記憶されている輻輳・障害情報や、通信サービスDBに記憶される通信サービス情報を用いて選択しても構わない。
次に、当該経路計算を行った上位情報処理ユニット16内の通信経路決定手段により、実際に通信に使用する通信経路を決定する。図20で示す場合において、例えば、フローテーブルが少ないスイッチを通った経路、つまりはもっとも通信量の少ないと考えられるスイッチでつながる経路がセグメント1,2,7,8であったとする。すると、上位情報処理ユニット内の通信経路決定手段は、図21で示すように、セグメント1,2,7,8を通信経路として用いることを決定し、セグメント1,2,7,8内のネットワーク内のオープンフロースイッチに対して、対応するフローエントリを送信する。上述した動作により、ネットワーク解決が行われ、セグメント1内のXからセグメント8内のYへと通信することが可能になる。
その後、セグメント選択機能部86によるセグメントの並びの選択も加味して、料金管理機能部108は課金する料金を決定することになる。当該課金処理については、上述したため省略する。
上述した動作により、複数のセグメントを経由する場合でも経路計算を行うことが可能になる。そのため、外部WANサーバを備える通信キャリアは、経路計算を管理するなどの通信設備の管理を、完全に通信キャリアとは別の事業者に委託することができる。その結果、投資をした設備の管理を通信キャリア自身が行う必要がなくなる。つまり、投資をした設備の管理を通信キャリア自身が行う必要があるため、設備投資に対する投資が多大となる、という問題を解決することが出来る。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態に係る通信システムについて説明する。第4の実施形態に係る通信システムは、第3の実施形態で説明したセグメントが複数ある場合と同様の構成を備えている。
第4の実施形態は、複数のセグメントから情報を集約する外部WANサーバ14が情報を集約する範囲を一つの範囲とした場合に、当該範囲が複数ある場合である。本実施形態において外部WANサーバ14は、通信事業者(通信キャリア)毎に設けられるとする。そのため、第4の実施形態は、複数のキャリアを経由する通信を行う必要が生じた場合の実施形態である。第3の実施形態の構成に加えて第4の実施形態においてはさらに、各外部WANサーバ14が集約した情報を集約する上位情報集約サーバを備えている(上位情報集約サーバが情報集約手段に相当する)。
上位情報集約サーバは、各外部WANサーバ14が集約したトポロジ情報、フローテーブル情報、ポリシ情報、輻輳・障害情報をさらに集約して記録する。そのために、各情報を記録するDBを備えている。また、DNS機能部とセグメント選択機能部も備えている。
上述した各情報を用いて、上位情報集約サーバは、各外部WANサーバが情報を集約する集団のうちどの集団を通信経路に用いるか選択する。当該選択に用いる手段は、第2の実施形態で示した手段と同一である。つまりは、トポロジ情報を用いて相互に隣接しているかを判断したり、輻輳・障害情報を用いて輻輳・障害状態にある集団を省いたりする。なお、第4の実施形態においては、集団内に多少の輻輳・障害がある程度で、集団内で迂回などすることにより通信を行うことが出来る場合には、輻輳・障害情報がある経路であっても削除しないよう設定することも可能である。
上述した動作により集団を選択した後の動作は、第2の実施形態で示した動作と同様である。上述した上位情報集約サーバを用いることにより、例えば複数の通信事業者(通信キャリア)を経由する通信経路を構築する必要が生じた場合でも、問題なく通信経路の構築が出来るようになる。
また、本実施形態は、外部WANサーバ14が複数存在する場合である。そのため、フローエントリを各オープンフロースイッチに送信し、当該オープンフロースイッチから設定完了通知を受信して通信を開始する際に、新たな構成が必要となる。
具体的には、本実施形態において用いられる各外部WANサーバ14に、予め重複しないキャリア網ID(外部WANID)を割り当てておく。また、各外部WANサーバの通信管理機能部は、一時的にID情報を記憶しておくID情報記憶部と、ID情報記憶部に記憶されている情報と配下のオープンフロースイッチ全ての経路設定が完了した設定完了IDとを比較するID比較部とを備える。
本実施形態における設定完了通知から通信開始までの動作について説明する。まず、通信を開始したため経路構築する必要が生じ、経路計算を行ったとする。この際の動作は上述した通りである。そして、経路計算の結果通信に用いる通信経路が決定した段階で(フローエントリが各セグメント内のオープンフロースイッチへと送信される段階で)、当該通信経路で用いるセグメント、が属する各外部WANサーバ14は、当該各外部WANサーバ14に割り当てられた各キャリア網IDを、当該通信を開始した通信開始外部WANサーバへと送信する。各外部WANサーバからキャリア網IDを受信した通信開始外部WANサーバ14は、当該通信開始外部WANサーバ14内のID情報記憶部に、通信経路に用いる各外部WANサーバ14のキャリア網IDを記憶しておく。次に、配下のオープンフロースイッチの全てから設定完了通知を受け取った各外部WANサーバ14は、設定完了IDとして、当該外部WANサーバ14のキャリア網IDを通信開始外部WANサーバ14へと送信する。設定完了IDを受信した通信開始外部WANサーバ14は、ID比較部にて、ID情報記憶部に記憶されているキャリア網IDと設定完了IDとの比較を行う。上述した比較の結果、すべての外部WANサーバ14において経路の設定が完了したと判断した場合は、通信開始外部WANサーバ14は、上述したように通信の開始を指示する。一方で、所定の時間経過後も記憶部に記憶されているIDと設定完了IDが揃わない場合には、通信開始外部WANサーバ14は、再度のネットワーク解決を行うよう、情報処理ユニットに指示することになる。
上述した動作により、複数の外部WANサーバ14を備える場合においても、各オープンフロースイッチの設定が完了した後に、通信開始外部WANサーバ14が通信の開始を指示することが可能になる。
また、本実施形態においては、料金管理機能部108は、経由した通信キャリアの数に応じた料金を決めることも可能である。つまり、通った通信キャリアの数毎に課金を行う料金が増えるように、料金DB113に保存しておく。当該料金DB113に記憶された情報を用いることで、料金管理機能部108は、料金演算部112にて通信経路が経過した通信キャリアの数に応じた料金を決定することができるようになる。
<実施形態5>
次に、本発明の第5の実施形態に係る通信システムについて図22を用いて説明する。第5の実施形態に係る通信システムは、第2乃至第4の実施形態で説明した通信システムの別の態様である。
第2乃至第4の実施形態においては、例えば図18で示すように、外部WANサーバ14がセグメント選択機能部86を備えるとした。しかしながら、上述したように、情報集約手段として外部WANサーバ14(外部サーバ)を用いないことも考えられる。本実施形態では、情報集約手段として外部WANサーバ14を用いない場合について説明する。情報集約手段として外部WANサーバ14を用いない場合には、情報処理ユニット11又は上位情報処理ユニット16のアドミニストレータ機能部が情報集約手段としての役割を果たすよう構成されることになる。
本実施形態における上位情報処理ユニット16は、図22で示すように、実施形態1乃至4で示した構成を同様に備えている。そして、上位情報処理ユニット16は、本実施形態においてはさらに、セグメント選択機能部109を備えている。
上述したように、情報集約手段として外部WANサーバ14を用いない場合、情報集約手段としての役割は上位情報処理ユニット16が備えるアドミニストレータ機能部102が果たす。つまり、アドミニストレータ機能部102は、必要に応じて、異なるセグメントに属するアドミニストレータ機能部102を介して、異なるセグメントに属する情報処理ユニット11から異なるセグメントのネットワーク情報を取得する。このように構成することで、上位情報処理ユニット16は、情報集約手段としての役割を果たすことになる。
この際に、本実施形態における上位情報処理ユニット16は、セグメント選択機能部109を備えているため、集約したネットワーク情報を用いて、セグメントの並びの選択を行うことが可能である。つまり、上位情報処理ユニット16は、自身が集約した情報を用いて、経路計算を行うセグメントの並びを選択し、当該選択結果に応じた経路計算を行うことが出来る。ここで、セグメントの並びの選択は、上述した外部WAMサーバ14がセグメント選択機能部86を備えている場合と同様に行われる。そのため、具体的な説明は省略する。
そして、その後、料金管理機能部108は、上位情報処理ユニット16のセグメント選択機能部109によるセグメントの並びの選択も加味して、課金する料金を決定することになる。当該課金処理については、上述したため省略する。
なお、本実施形態では、外部WANサーバ14を用いないで、異なるセグメントのネットワーク情報を集約する場合について説明した。しかしながら、本発明においては、外部WANサーバ14及び情報処理ユニット11が同時に、セグメント選択機能部を備えていても構わない。この場合には、セグメントの並びの選択は、情報処理ユニット11、外部WANサーバ14いずれによって行ってもよい。
また、上位通信経路指示手段としての役割を情報処理ユニット11が果たすよう構成されている場合には、情報処理ユニット11が情報集約手段としての役割を果たすことになる。その場合、情報処理ユニット11がセグメント選択機能部を備えるよう構成することになる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における通信システムの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続されており、
さらに、
前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約する情報集約手段と、
前記情報集約手段が集約した情報を用いて、前記各セグメントのネットワークに対して、複数のネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示する上位通信経路指示手段と、
前記上位通信経路指示手段が構築を指示した複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段と、を備える、
通信システム。
この構成によると、所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、による複数のセグメントが形成される。このような状況において、各セグメント内のネットワーク内の情報は、情報集約手段により集約される。そして、当該情報集約手段により集約した情報を上位通信経路手段が複数のネットワークを経由する通信経路を構築する際に利用できるようにする。これにより、上位通信経路指示手段は、複数のセグメントを経由する通信経路を構築する。また、この際に、上位通信経路指示手段が構築した通信経路に応じて課金する料金を決定する。これによると、通信キャリアは他の事業者(通信キャリア自身ではない)の設備を利用してセグメントを経由する場合における通信経路の管理を行うことが出来るようになる。その結果、当該設備に対して通信キャリア自身が投資を行う必要はなくなる。つまり、通信設備の管理も通信キャリア自身が行う必要があるため、通信設備に対する投資が多大となる、という問題を解決することが出来る。
(付記2)
付記1に記載の通信システムであって、
前記課金手段は、前記上位通信経路指示手段が構築した通信経路が経由するセグメントの特性に応じて課金をする料金を決定する、
通信システム。
この構成によると、課金手段が料金を決定する際に、通信経路が経由するセグメントの特性に応じて料金を決定する。そのため、上位通信経路指示手段が構築する通信経路が経由するセグメントの特性を受けて、課金手段により決定される料金を変更することが出来るようになる。その結果、より構築される通信経路に応じた料金の決定を行うことが可能になる。
(付記3)
付記1又は2に記載の通信システムであって、
前記課金手段は、前記上位通信経路指示手段が構築した通信経路が経由するセグメントの数に応じて課金する料金を決定する、
通信システム。
この構成によると、課金手段が料金を決定する際に、通信経路が経由するセグメントの数に応じた料金を決定することになる。そのため、より構築される通信経路に応じた料金の決定を行うことが可能になる。
(付記4)
付記1乃至3いずれか1項に記載の通信システムであって、
前記情報集約手段が集約した情報に基づいて、前記各セグメントの中から、通信経路に使用するセグメントを選択するセグメント選択手段を備え、
前記上位通信経路指示手段は、前記セグメント選択手段により選択された各セグメントのネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示し、
前記課金手段は、前記上位通信経路指示手段が構築を指示する、前記セグメント選択手段により選択された各セグメントのネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する、
この構成によると、セグメント選択手段が通信経路に使用するセグメントを選択され、当該選択に応じた通信経路の構築がされる。そして、セグメントを選択した上で構築された通信経路に応じて料金が決定する。これによると、セグメントの選択手段を備えることで、例えば多数のセグメントを経由する必要が生じた場合などに、より効率的に複数のネットワークを経由する通信経路を構築することが可能になる。そして、より効率的な通信経路の構築手段に対応した料金を決定することが可能になる。
(付記5)
付記4に記載の通信システムであって、
前記セグメント選択手段は、予め設定された提供する通信サービスの内容を表す通信サービス内容情報に応じて通信経路に使用するセグメントを選択し、
前記課金手段は、前記通信サービス内容情報に応じて、課金をする料金を決定する、
通信システム。
この構成によると、セグメント選択手段は、サービス内容情報に応じて、通信経路に使用するセグメントを選択する。そして、サービス内容情報に応じて、料金を決定する。そのため、通信サービスの内容に応じたセグメントの選択が可能になり、当該セグメントの選択に応じた料金の決定が可能になる。
(付記6)
付記4又は5に記載の通信システムであって、
前記上位通信経路指示手段が、前記セグメント選択手段としての機能を備える、
通信システム。
この構成によると、上位通信経路指示手段がセグメント選択手段としての機能を備える
ことになる。これにより、上位通信経路指示手段は、自ら通信経路に使用するセグメントを選択した上で、通信経路を構築することが可能になる。
(付記7)
付記1乃至6いずれか1項に記載の通信システムであって、
前記複数のセグメントにそれぞれ設けられた複数の前記通信経路指示装置の中の一つ又は複数が、前記上位通信経路指示手段としての機能を備える、
通信システム。
この構成によると、各ネットワークが元々備える通信経路指示装置を、上位通信経路指示装置として用いることが可能になる。そのため、新たに上位通信経路指示装置を設けることなく、複数のネットワークを経由する通信経路を構築することが可能になる。
(付記8)
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約した情報を用いて構築される、複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段を備える、
情報処理装置。
(付記9)
付記8に記載の情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
構築された通信経路が経由するセグメントの特性についての情報を取得し、
前記経由するセグメントの特性についての情報に応じて課金する料金を決定する課金手段を備える、
情報処理装置。
(付記10)
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
前記各セグメントのネットワークから前記ネットワーク情報を集約し、
前記集約した情報を用いて、前記複数のネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示し、
前記複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する、
課金方法。
(付記11)
付記10に記載の課金方法であって、
前記課金手段は、
構築された通信経路が経由するセグメントの特性についての情報を取得し、
前記経由するセグメントの特性についての情報に応じて課金をする料金を決定する、
課金方法。
(付記12)
情報処理装置に、
所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約した情報を用いて構築される、複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段、
を実現させるためのプログラム。
11 情報処理ユニット
12 ネットワーク
13 端末装置
14 外部WANサーバ
15 ネットワーク接続装置
16 上位情報処理ユニット
21 情報処理装置
22 ネットワーク
31 オープンフロースイッチ
41 仮想マシン制御機能部
42 アドミニストレータ機能部
43 ステートフルプロキシ機能部
44 DNS機能部
45 オープンフローコントローラ機能部
46 ポリシサーバ機能部
47 フローテーブルサーバ機能部
51 通信部
52 仮想マシン制御部
53 仮想マシンDB
61 演算部
62 入出力部
63 記憶部
64 通信部
65 取得部
71 転送制御部
72 フローテーブルDB
81 DNS機能部
82 トポロジ情報DB
83 フローテーブル情報DB
84 ポリシ情報DB
85 ネットワーク選択機能部
86 輻輳・障害情報DB
91 フローテーブル
101 仮想マシン制御機能部
102 アドミニストレータ機能部
103 ステートフルプロキシ機能部
104 DNS機能部
105 オープンフローコントローラ機能部
106 ポリシサーバ機能部
107 フローテーブルサーバ機能部
108 料金管理機能部
109 セグメント選択機能部
111 通信部
112 料金演算部
113 料金DB

Claims (12)

  1. 所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
    前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
    前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
    前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続されており、
    さらに、
    前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約する情報集約手段と、
    前記情報集約手段が集約した情報を用いて、前記各セグメントのネットワークに対して、複数のネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示する上位通信経路指示手段と、
    前記上位通信経路指示手段が構築を指示した複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段と、を備える、
    通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記課金手段は、前記上位通信経路指示手段が構築した通信経路が経由するセグメントの特性に応じて課金をする料金を決定する、
    通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の通信システムであって、
    前記課金手段は、前記上位通信経路指示手段が構築した通信経路が経由するセグメントの数に応じて課金をする料金を決定する、
    通信システム。
  4. 請求項1乃至3いずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記情報集約手段が集約した情報に基づいて、前記各セグメントの中から、通信経路に使用するセグメントを選択するセグメント選択手段を備え、
    前記上位通信経路指示手段は、前記セグメント選択手段により選択された各セグメントのネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示し、
    前記課金手段は、前記上位通信経路指示手段が構築を指示する、前記セグメント選択手段により選択された各セグメントのネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する、
    通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記セグメント選択手段は、予め設定された提供する通信サービスの内容を表す通信サービス内容情報に応じて通信経路に使用するセグメントを選択し、
    前記課金手段は、前記通信サービス内容情報に応じて、課金をする料金を決定する、
    通信システム。
  6. 請求項4又は5に記載の通信システムであって、
    前記上位通信経路指示手段が、前記セグメント選択手段としての機能を備える、
    通信システム。
  7. 請求項1乃至6いずれか1項に記載の通信システムであって、
    前記複数のセグメントにそれぞれ設けられた複数の前記通信経路指示装置の中の一つ又は複数が、前記上位通信経路指示手段としての機能を備える、
    通信システム。
  8. 所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
    前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
    前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
    前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
    前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約した情報を用いて構築される、複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段を備える、
    情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、
    構築された通信経路が経由するセグメントの特性についての情報を取得し、
    前記経由するセグメントの特性についての情報に応じて課金する料金を決定する課金手段を備える、
    情報処理装置。
  10. 所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
    前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
    前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
    前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
    前記各セグメントのネットワークから前記ネットワーク情報を集約し、
    前記集約した情報を用いて、前記複数のネットワーク間を経由する通信経路を構築するよう指示し、
    前記複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する、
    課金方法。
  11. 請求項10に記載の課金方法であって、
    前記課金手段は、
    構築された通信経路が経由するセグメントの特性についての情報を取得し、
    前記経由するセグメントの特性についての情報に応じて課金をする料金を決定する、
    課金方法。
  12. 情報処理装置に、
    所定のネットワークに対して通信経路を構築するよう指示する通信経路指示装置と、
    前記通信経路指示装置により通信経路を構築されるネットワークと、
    前記ネットワークのネットワーク情報を取得する情報取得手段と、を備えるセグメントが複数形成され、
    前記各セグメントのネットワーク間はそれぞれ、ネットワーク接続装置を介して接続された状況において、
    前記各情報取得手段により取得した複数の前記ネットワーク情報を集約した情報を用いて構築される、複数のネットワーク間を経由する通信経路に応じて、予め定められた基準により課金をする料金を決定する課金手段、
    を実現させるためのプログラム。
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