JP2015023302A - 撮像装置 - Google Patents

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康二郎 岩崎
Kojiro Iwasaki
康二郎 岩崎
亮司 荻野
Ryoji Ogino
亮司 荻野
章裕 鈴木
Akihiro Suzuki
章裕 鈴木
純哉 桑田
Junya Kuwata
純哉 桑田
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Abstract

【課題】投擲された後に地面を転がっている間も、ユーザの視認に耐える映像が得られる。【解決手段】撮像装置11は、球状の収容空間21を有する透明な外筐体13と、収容空間21に収容され、撮像部33と通信部35とが配置された内筐体15と、内筐体15の鉛直方向下側に撮像部33と対向して配置され、自重によって内筐体15の重心位置を決定する充電池部17と、内筐体15を支持し、外筐体13の回転中における内筐体15の重心位置を維持させる液体27とを含む構成である。【選択図】図2

Description

本発明は、撮影者(ユーザ)にとって撮影困難な場所の映像を撮像する撮像装置に関する。
従来から、撮影者が立ち入ることが困難又は好ましくないような状況下に配備された場合でも、筐体への衝撃を吸収し、配備された場所における出来事の映像を撮像して、外部装置に送信する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。図9は、従来の撮像装置の一例としての小型移動式センサアセンブリ501の正面図である。
図9に示す小型移動式センサアセンブリ501は、撮像素子505を有し、投げられると自由に転がるが、重心位置が予め定められているので独力で底面503を地面に最も近づける。小型移動式センサアセンブリ501の底面503は、小型移動式センサアセンブリ501の垂直軸の周りで360°回転するので、小型移動式センサアセンブリ501は、底面503が地面に最も近づいた後、撮像素子505において周囲の正面の風景の画像を撮像できる。なお、撮像素子505は、光学レンズだけが外部に露出され、小型移動式センサアセンブリ501の内方に配置される。
また、小型移動式センサアセンブリ501は、撮像素子505が向けられる方向に発光する照明アセンブリ509と、照明アセンブリ509に隣接して配置された光センサ511とを含む。光センサ511は、周囲の照明レベルが所定の閾値レベル以下になったことを検知し、必要な場合に照明アセンブリ509を作動させて周囲を照らす。また、プレート515には安定化手段517が設けられているので、小型移動式センサアセンブリ501は、投げられた後、筐体を迅速に安定させることができる。
特表2007−528139号公報
しかし、上述した特許文献1では、撮像素子505は小型移動式センサアセンブリ501の筐体に固定されている。このため、撮像素子505の撮像方向は、小型移動式センサアセンブリ501の筐体全体の重心位置に依存するので、小型移動式センサアセンブリ501が投げられた後に転がっている間では、撮像素子505は筐体と一体となって回転するため、撮像方向が一様に定まらず、ユーザが視認に耐える映像を得ることが困難となるという課題が生じる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、投擲された後に地面を転がっている間も、ユーザの視認に耐える映像が得られる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、球状の収容空間を有する透明な外筐体と、前記収容空間に収容され、前記外筐体の外部映像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された映像データを外部装置に送信する通信部とが配置された内筐体と、前記撮像部及び前記通信部に給電し、前記内筐体の鉛直方向下側に前記撮像部と対向して配置され、自重によって前記内筐体の重心位置を決定する充電池部と、前記撮像部と前記通信部と前記充電池部とが配置された前記内筐体を支持し、前記外筐体の回転中の前記重心位置を維持させる筐体接触部と、を備える、撮像装置である。
本発明によれば、投擲された後に地面を転がっている間も、ユーザの視認に耐える映像が得られる。
本実施形態の撮像装置の斜視図 地面に接地した撮像装置の側面図 本実施形態の撮像装置の内部構成を示す模式断面図 本実施形態の撮像装置の内部構成を示すブロック図 本実施形態の撮像装置の動作説明図 (A)〜(C)投擲された撮像装置の着地後の回転状態を時系列に示す動作説明図 (A)撮像部の撮像範囲(画角)の説明図、(B)回転停止直後の揺れ状態の説明図 (A)第1の変形例として、筐体接触部として液体の充填(充満)された撮像装置59の側面図、(B)第2の変形例として、筐体接触部に低摩擦部材が用いられた撮像装置の側面図、(C)第3の変形例として、筐体接触部が回転体によって支持された撮像装置の側面図 従来の撮像装置の一例としての小型移動式センサアセンブリの正面図
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の撮像装置11の斜視図である。図2は、地面55に接地した撮像装置11の側面図である。
図1又は図2に示す本実施形態の撮像装置11は、透明な外筐体13と、撮像部33及び通信部35が少なくとも配置された内筐体15と、撮像装置11内における内筐体15の重心位置を決定する充電池部17と、筐体接触部の一例としての液体27とを含む構成である。撮像装置11は、例えばタブレット端末のような表示端末19と共に用いられ、撮像部33により撮像された映像データを無線通信によって表示端末19に送信する。
外筐体13は、球状の収容空間21を有し、球状の透明材料により形成される。ここで、外筐体13に用いられる透明材料は、可視光に対して半透明或いは不透明であって、且つ、赤外光に対して透明、即ち光透過度が高くても良い。外筐体13は、高耐衝撃性の透明材料を用いて構成され、例えばアクリル、ポリカーボネート、強化ガラスである。
内筐体15は、球状の収容空間21内に収容される。内筐体15の鉛直方向上側には、外筐体13の外部の映像を撮像する撮像部33と、撮像部33により撮像された映像データを外部装置(例えば表示端末19)に送信する通信部35とが配置される。内筐体15の鉛直方向下側には、後述する充電池部17、又は充電池部17と錘37とが配置される。即ち、撮像装置11では、撮像部33と通信部35と充電池部17(必要に応じて錘37も含む)とが、外筐体13の内部に配置される。撮像装置11では、各部(撮像部33、通信部35、充電池部17、錘37)の配置位置により、撮像装置11の内筐体15の重心位置が決定され、大抵の場合、質量が最も大きな充電池部17の配置位置により重心位置が決定される。
充電池部17は、例えば充放電が可能な二次電池を用いて構成され、内筐体15の鉛直方向下側に撮像部33と対向して配置され、撮像部33及び通信部35に給電する。従って、充電池部17は、撮像部33の光軸39を鉛直方向上側(上向き)に調整(維持)するように、撮像部33と通信部35とが少なくとも配置された内筐体15を自重によって略水平方向又は水平方向の姿勢に維持させ、撮像装置11の内筐体15の重心位置を決定する(図2参照)。
なお、撮像装置11では、撮像部33の光軸39を鉛直方向上側(上向き)に向けるために、充電池部17の姿勢復元力を増加させるための錘37が内筐体15の鉛直方向下側に配置されても良い。例えば充電池部17だけでは、内筐体15の重心を維持させるための姿勢復元力が十分でない場合、所定質量を有する錘37が充電池部17を挟むように配置されることで、撮像装置11は、内筐体15の重心を維持させるための姿勢復原力を増加させ、撮像部33の光軸を鉛直方向上側に向けることができる。
筐体接触部は、収容空間21内において、内筐体15が円周方向にわたって外筐体13の外筐体内面23に接するように配置される。筐体接触部の一例としての液体27は、内筐体15の鉛直方向下側の収容空間21内に収容され、更に、撮像部33と通信部35と充電池部17とが配置された内筐体15を支持する。筐体接触部として液体27が用いられる場合には、内筐体15と撮像部33と通信部35と充電池部17には、例えば防水対策が施される。従って、液体27は、例えば外筐体13が地面55上を回転している間及び地面55に静止している間、液体27の一部又は全部が内筐体15の鉛直方向上側に浸水せずに、撮像装置11の内筐体15の重心位置を維持させる。
なお、筐体接触部として液体27ではなく他の部材が用いられる場合には(後述参照)、筐体接触部は内筐体15に対して固定されても良い。つまり、内筐体15は、収容空間21内において、自由に回転しても良い。筐体接触部は、液体27の他には、例えば低摩擦部材29(図8(B)参照)、又は回転体31(図8(C)参照)を用いて構成される(後述参照)。本実施形態では、筐体接触部には、例えば液体27が用いられるので、内筐体15は、筐体接触部の一例としての液体27に浮いた状態で支持される。即ち、本実施形態の撮像装置11では、外筐体13の収容空間21内において、筐体接触部の一例としての液体27が内筐体15を浮かせた状態で支持するフローティング構造が形成される。
図3は、本実施形態の撮像装置11の内部構成を表す模式断面図である。図4は、本実施形態の撮像装置11の内部構成を示すブロック図である。上述したように、本実施形態の撮像装置11は、無線ネットワークによって接続された表示端末19と共に用いられる。
撮像装置11の内筐体15には、内部基板41と充電池部17とが配置される。図4に示すように、内部基板41上には、撮像部33と、安定化処理部43と、通信部35と、圧力センサ45と、制御部47とが配置実装される。
撮像部33は、例えば光学系のレンズ49と、撮像系の撮像素子51と、映像信号処理部53とを含む構成である。レンズ49は、例えば魚眼レンズ又は広角レンズを用いて構成される。撮像素子51には、例えばCCD(Charged Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いて構成される。また、レンズ49として魚眼レンズを図1〜図3に示すように用いることで、撮像装置11は、撮像方向を変更するための特別な駆動機構(例えばパンチルト駆動機構)を用いることなく、撮像装置11の全周囲画像を得ることができる。
映像信号処理部53は、撮像素子51(例えばイメージセンサ)が出力した映像信号に対して所定の信号処理(例えばRGB映像信号の生成)を施す。安定化処理部43は、映像信号処理部53が生成した映像信号を入力し、例えば外筐体13の振動によって生じる映像信号の揺れ(ブレ)を、所定の補正方式(公知技術)を用いて補正する。安定化処理部43における揺れ(ブレ)の補正方式には、例えばレンズ49などの光学的な機構を用いた補正方式、ジャイロセンサ(不図示)が出力したセンサデータを用いたデータ補正方式、又は映像のみの揺れを判定した補正方式が挙げられる。安定化処理部43により補正された映像信号は、通信部35に入力される。
通信部35は、例えば無線通信用の制御回路とアンテナ(共に不図示)とを含む構成である。通信部35は、安定化処理部43により補正された映像信号(映像データ)を、無線通信によって外部の表示端末19に送信する。なお、図示していないが、通信部35には音声収音用のマイクロホンが更に設けられても良い。
また、通信部35は、表示端末19からの遠隔操作(例えば撮像装置11の電源ON或いはOFF、映像信号又は映像信号及び音声信号の送信開始、撮像開始或いは撮像終了)に応じて、各操作内容の制御信号を制御部47に出力する。ハードとしては、通信処理ユニット、アンテナ等から構成される。
圧力センサ45は、外筐体13に作用する衝撃量を検知して制御部47に出力する。制御部47は、圧力センサ45の検知結果(衝撃値)を基に、地面55への着地の有無を判定する。
制御部47は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成され、撮像部33と安定化処理部43と通信部35との動作を制御する。また、制御部47は、圧力センサ45が検知した検知結果(衝撃値)が所定の閾値以上である場合に、外筐体13の地面55への着地を判定し、外筐体13の地面55への着地を判定すると、映像の撮像又は映像の撮像及び音声の収音を開始させ、映像又は映像及び音声を通信部35に送信させる。
次に、上述した撮像装置11の作用について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、本実施形態の撮像装置11の動作説明図である。図6(A)〜(C)は、投擲された撮像装置11の着地後の回転状態を時系列に示す動作説明図である。図7(A)は、撮像部の撮像範囲(画角)の説明図である。(B)は、回転停止直後の揺れ状態の説明図である。
撮像装置11は、内筐体15の一方の面に撮像部33と通信部35とが配置され、内筐体15の他方の面に充電池部17が配置され、筐体接触部(例えば液体27)は、内筐体15を支持し、更に、外筐体13が地面55を回転している間でも内筐体15の重心位置を維持させる。また、筐体接触部(例えば液体27)は、外筐体13に対して固定されず、非常に小さな摩擦力によって外筐体13の外筐体内面23に接するので、外筐体13の回転を内筐体15に殆ど伝達させない。これにより、内筐体15は、外筐体13の姿勢(例えば回転中の姿勢)とは独立して、撮像部33の光軸が鉛直方向上側に保つ姿勢となる。即ち、内筐体15は、外筐体13の収容空間21において、筐体接触部(例えば液体27)の上に浮くようなフローティング構造によって、筐体接触部(例えば液体27)により支持される。
また、フローティング構造における内筐体15の略水平方向又は水平方向の姿勢は、撮像部33及び通信部35が配置された内筐体15の重心によって保たれる。ここで、内筐体15の重心位置は、例えば質量の大きな充電池部17が内筐体15を挟むようにして撮像部33の反対側に配置されたことで決定され、撮像装置11の外筐体13の下部に位置する。従って、撮像装置11は、内筐体15を挟んで充電池部17の反対側に、鉛直方向上側に光軸を向けた撮像部33が設けられるので、投擲された後に外筐体13が地面55を転がっている間も、撮像部33の光軸を一様な方向に向けた姿勢を保つことができ、ユーザの視認に耐える映像が得られる。
図5に示すように、例えば撮像装置11がユーザ(操作者)によって放物線を描くように投げられる(投擲される)。例えば図6中の左側方向から右側方向に投擲された撮像装置11は、球状の外筐体13により、地面55への着地と同時に慣性力によって地面55を図中右側方向に向かって回転する。外筐体13が地面55上を回転すると、外筐体13の特定の基準点57も同様に地面55上を回転する。しかし本実施形態では、外筐体13が回転している間、即ち基準点57が回転している間でも、内筐体15は充電池部17の自重により、おおよそ撮像部33の光軸39及び撮像範囲(撮像方向)を示す画角が鉛直方向上側(上向き)となる姿勢が得られる(図6(A)〜(C)及び図7(A)参照)。
ここで、おおよそとは、鉛直方向上側(上向き)の光軸39には多少の振れが生じることを意味する。外筐体内面23と筐体接触部(本実施形態では液体27)との間には僅かであるが摩擦が生じる。この摩擦は、外筐体13の回転に伴って内筐体15を連れ回りさせる。この連れ回りは、光軸39が所定の角度まで傾くと、内筐体15の重心位置を決定付ける充電池部17の重力によりキャンセルされ、キャンセルの反動によって光軸39が連れ回りの時と逆方向に振れる。撮像部33は、外筐体13の回転中に内筐体15の連れ回り動作が繰り返されることで、光軸39が多少触れる。従って、充電池部17の重力がキャンセルされるような大きな重力加速度の外力又は衝撃が加えられない限り、撮像部33の光軸39が鉛直方向下側(下向き)とはならないので、撮像装置11は、地面55への着地直後から周囲の映像を撮像できる。
なお、内筐体15は、図7(B)に示すように、静止後もしばらくの間は微細に揺れ続けることが想定される。上述した外筐体13の回転中における光軸39の振れ、及び回転停止直後における微細な揺れ映像は、安定化処理部43における補正処理によって、表示端末19において鮮明に表示される。
これにより、撮像装置11は、撮像部33に例えば魚眼レンズ等が用いられ、外筐体13が地面55上を回転している間に図7(A)に示す全方位撮像が行われても、ユーザの視認が可能な映像データが得られる。
また、本実施形態において、撮像装置11は、筐体接触部が外筐体13の収容空間21の一部分に収容される液体27であるため、撮像装置11では、内筐体15が浮力によって液体27の上に浮くフローティング構造が形成される。筐体接触部として液体27が用いられる場合には、撮像部33、通信部35、内筐体15及び充電池部17には防水構造が施され、更に、液体27が内筐体15の反対側、即ち撮像部33及び通信部35に侵入することは無い。また、撮像部33のレンズ49が内筐体15から突出される場合には、レンズ49と内筐体15との間に水密シールが施される。液体27に内筐体15が浮くことで、内筐体15上に配置された撮像部33は、外筐体13の回転中でも、鉛直方向上向きに光軸が向けられる。また、筐体接触部に液体27が用いられることで、内筐体15又は内筐体15に配置された各部(撮像部33、通信部35、充電池部17)に対する衝撃が緩和する可能性が向上する。
次に、上述した実施形態の撮像装置11の変形例について、図8を参照して説明する。図8(A)は、第1の変形例として、筐体接触部として液体の充填(充満)された撮像装置59の側面図である。図8(B)は、第2の変形例として、筐体接触部に低摩擦部材29が用いられた撮像装置61の側面図である。図8(C)は、第3の変形例として、筐体接触部が回転体31によって支持された撮像装置63の側面図である。なお、図1〜図7に示した部材と同等の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図8(A)に示す変形例に係る撮像装置59は、筐体接触部が収容空間21内に充満(充填)された液体27である。
図8(A)に示す撮像装置59では、筐体接触部が外筐体13の収容空間21の全体に充満する液体27なので、撮像装置59では、内筐体15が液体27中に浸った状態で浮遊する。液体27の比重は、充電池部17よりも比重が小さく、内筐体15及び充電池部17の体積と同体積における液体27の質量は、内筐体15及び充電池部17の質量と同じであることが望ましい。これにより、撮像装置59は、内筐体15が液体27中に浮遊する場合でも、撮像部33の光軸39を鉛直方向上側(上向き)に向けることができる。液体27の液面上に内筐体15が浮く場合と異なり、液体27及び外筐体13には光透過度の高いものが用いられる。液体27及び外筐体13には光透過度の高いものが用いられる。液体27中に内筐体15が浮遊する場合には、内筐体15が液体27の液面上に浮く場合に比べ、内筐体15の全体が液体27中に浸るので、撮像装置59は、内筐体15又は内筐体15に配置された各部(撮像部33、通信部35、充電池部17)に対する衝撃が緩和する可能性が更に向上する。
図8(B)に示す撮像装置61は、筐体接触部として低摩擦部材29が用いられた構成である。
図8(B)に示す撮像装置61では、例えば筐体接触部が樹脂材等の低摩擦部材29が用いられる。また、筐体接触部には、外筐体内面23との摩擦を小さくするために表面処理の施された低摩擦表面処理部材が用いられても良い。撮像装置61は、樹脂材等の低摩擦部材29が用いられることで、筐体接触部の成形を容易にすることができる。
図8(C)に示す撮像装置63は、筐体接触部が表面に回転自在に設けられた複数の回転体31を介して外筐体内面23に接する。
図8(C)に示す撮像装置63では、筐体接触部を樹脂材32により成形し、筐体接触部の表面に複数の回転体31が回転自在に支持される。回転体31は外筐体内面23に接することで筐体接触部である樹脂材32を、外筐体13の回転中でも、内筐体15の重心位置を維持させる。この場合、外筐体13には摩擦に強く、傷つきにくい素材が用いられる。これにより、撮像装置63は、筐体接触部として液体27が用いられる場合よりも、外筐体13が停止した後の内筐体15の揺れを生じにくくできる。
従って、本実施形態の撮像装置11又はその変形例の撮像装置59,61,63は、投擲された後に地面を転がっている間も、ユーザの視認に耐える映像が得られる。
以下、上述した本発明に係る撮像装置の構成、作用及び効果を説明する。
本発明の一実施形態は、球状の収容空間を有する透明な外筐体と、前記収容空間に収容され、前記外筐体の外部映像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された映像データを外部装置に送信する通信部とが配置された内筐体と、前記撮像部及び前記通信部に給電し、前記内筐体の鉛直方向下側に前記撮像部と対向して配置され、自重によって前記内筐体の重心位置を決定する充電池部と、前記撮像部と前記通信部と前記充電池部とが配置された前記内筐体を支持し、前記外筐体の回転中の前記重心位置を維持させる筐体接触部と、を備える撮像装置である。
上述した構成では、内筐体15の一方の面に撮像部33と通信部35とが配置され、内筐体15の他方の面に充電池部17が配置され、筐体接触部(例えば液体27)は、内筐体15を支持し、更に、外筐体13が地面55を回転している間でも内筐体15の重心位置を維持させる。また、筐体接触部(例えば液体27)は、外筐体13に対して固定されず、非常に小さな摩擦力によって外筐体13の外筐体内面23に接するので、外筐体13の回転を内筐体15に殆ど伝達させない。これにより、内筐体15は、外筐体13の姿勢(例えば回転中の姿勢)とは独立して、撮像部33の光軸が鉛直方向上側に保つ姿勢となる。即ち、内筐体15は、外筐体13の収容空間21において、筐体接触部(例えば液体27)の上に浮くようなフローティング構造によって、筐体接触部(例えば液体27)により支持される。
また、フローティング構造における内筐体15の略水平方向又は水平方向の姿勢は、撮像部33及び通信部35が配置された内筐体15の重心によって保たれる。ここで、内筐体15の重心位置は、例えば質量の大きな充電池部17が内筐体15を挟むようにして撮像部33の反対側に配置されたことで決定され、撮像装置11の外筐体13の下部に位置する。従って、撮像装置11は、内筐体15を挟んで充電池部17の反対側に、鉛直方向上側に光軸を向けた撮像部33が設けられるので、投擲された後に外筐体13が地面55を転がっている間も、撮像部33の光軸を一様な方向に向けた姿勢を保つことができ、ユーザの視認に耐える映像が得られる。
また、本発明の一実施形態は、前記筐体接触部が前記収容空間の一部分に収容される液体であり、前記内筐体が前記液体上に浮く、撮像装置である。
上述した構成では、筐体接触部が外筐体13の収容空間21の一部分に収容される液体27であるため、撮像装置11では、内筐体15が浮力によって液体27の上に浮くフローティング構造が形成される。筐体接触部として液体27が用いられる場合には、撮像部33、通信部35、内筐体15及び充電池部17には防水構造が施され、更に、液体27が内筐体15の反対側、即ち撮像部33及び通信部35に侵入することは無い。また、撮像部33のレンズ49が内筐体15から突出される場合には、レンズ49と内筐体15との間に水密シールが施される。液体27に内筐体15が浮くことで、内筐体15上に配置された撮像部33は、外筐体13の回転中でも、鉛直方向上向きに光軸が向けられる。また、筐体接触部に液体27が用いられることで、内筐体15又は内筐体15に配置された各部(撮像部33、通信部35、充電池部17)に対する衝撃が緩和する可能性が向上する。
また、本発明の一実施形態は、前記筐体接触部が前記収容空間に充満された液体である、撮像装置である。
上述した構成では、筐体接触部が外筐体13の収容空間21の全体に充満する液体27なので、撮像装置59では、内筐体15が液体27中に浸った状態で浮遊する。なお、液体27の比重は、充電池部17の比重よりも小さく、内筐体15及び充電池部17の体積と同体積における液体27の質量は、内筐体15及び充電池部17の質量と同じであることが望ましい。これにより、撮像装置59は、内筐体15が液体27中に浮遊する場合でも、撮像部33の光軸を鉛直方向上側に向けることができる。液体27の液面上に内筐体15が浮く場合と異なり、液体27及び外筐体13には光透過度の高いものが用いられる。液体27中に内筐体15が浮遊する場合には、内筐体15が液体27の液面上に浮く場合に比べ、内筐体15の全体が液体27中に浸るので、撮像装置59は、内筐体15又は内筐体15に配置された各部(撮像部33、通信部35、充電池部17)に対する衝撃が緩和する可能性が更に向上する。
また、本発明の一実施形態は、前記筐体接触部が低摩擦部材である、撮像装置である。
上述した構成では、撮像装置61において、例えば筐体接触部が樹脂材等の低摩擦部材29が用いられる。また、筐体接触部には、外筐体内面23との摩擦を小さくするために表面処理の施された低摩擦表面処理部材が用いられても良い。撮像装置61は、樹脂材等の低摩擦部材29が用いられることで、筐体接触部の成形を容易にすることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記筐体接触部が、表面に回転自在に設けられた複数の回転体を介して前記外筐体の内面に接する、撮像装置である。
上述した構成では、撮像装置63は、筐体接触部を樹脂材32により成形し、筐体接触部の表面に複数の回転体31が回転自在に支持される。回転体31は外筐体内面23に接することで筐体接触部である樹脂材32を、外筐体13の回転中でも、内筐体15の重心位置を維持させる。この場合、外筐体13には摩擦に強く、傷つきにくい素材が用いられる。これにより、撮像装置63は、筐体接触部として液体27が用いられる場合よりも、外筐体13が停止した後の内筐体15の揺れを生じにくくできる。
また、本発明の一実施形態は、前記撮像部の光軸を鉛直方向上側に向ける前記充電池部の姿勢復元力を増加させる錘部が前記内筐体に配置される、撮像装置である。
上述した構成では、撮像装置11は、例えば充電池部17だけでは、内筐体15の重心を維持させるための姿勢復元力が十分でない場合、所定質量を有する錘37を充電池部17を挟むように配置されることで、内筐体15の重心を維持させるための姿勢復原力を増加させ、撮像部33の光軸を鉛直方向上側に向けることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記撮像部が魚眼レンズを含む撮像装置である。
上述した構成では、撮像装置11は、例えば撮像部として魚眼レンズを用いることで、撮像方向を変更するための特別な駆動機構(例えばパンチルト駆動機構)を用いることなく、撮像装置11の全周囲画像を得ることができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、投擲された後に地面を転がっている間も、ユーザの視認に耐える映像が得られる撮像装置として有用である。
11 撮像装置
13 外筐体
15 内筐体
17 充電池部
21 収容空間
23 外筐体内面
27 液体
29 低摩擦部材
31 回転体
33 撮像部
35 通信機部
37 錘
39 光軸

Claims (7)

  1. 球状の収容空間を有する透明な外筐体と、
    前記収容空間に収容され、前記外筐体の外部の映像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された映像データを外部装置に送信する通信部とが配置された内筐体と、
    前記撮像部及び前記通信部に給電し、前記内筐体の鉛直方向下側に前記撮像部と対向して配置され、自重によって前記内筐体の重心位置を決定する充電池部と、
    前記撮像部と前記通信部と前記充電池部とが配置された前記内筐体を支持し、前記外筐体の回転中の前記重心位置を維持させる筐体接触部と、を備える、
    撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記筐体接触部は、前記収容空間の一部分に収容される液体であり、
    前記内筐体は、前記液体上に浮く、
    撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記筐体接触部は、前記収容空間に充満された液体である、
    撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記筐体接触部は、低摩擦部材である、
    撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記筐体接触部は、表面に回転自在に設けられた複数の回転体を介して、前記外筐体の内面に接する、
    撮像装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の撮像装置であって、
    前記撮像部の光軸を鉛直方向上側に向ける前記充電池部の姿勢復元力を増加させる錘部が前記内筐体に配置される、
    撮像装置。
  7. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記撮像部は、魚眼レンズを含む、
    撮像装置。
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