JP2015022814A - 表示装置とライトパイプ - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネルのデザイン性を損なうことなく、表示パネルの視認性を高めることができ、省エネ、長寿命化を実現できる表示装置とライトパイプを提供することである。【解決手段】一端側にLED4からの光を受光する受光面9、他端側に光を出光する出光端10が配置された複数のライトパイプ7が横並び状態で並設され、複数のライトパイプ7間がライトパイプ7の軸方向と直交する方向に延出された結合部8を介して結合された導光部材6を備えている。表示パネル2にライトパイプ7の出光端10が並設され、任意の位置のライトパイプ7の出光端10から出光させて機器の状態表示を行なう表示装置1である。ライトパイプ7は、受光面9に凹曲面9aを形成し、出光端10に表示パネル2のパネル面2aとほぼ同一面位置となる平面状の端面10aを形成し、出光端10以外の他の光ガイド部11の外径に比べて出光端10の外径が小さい絞り部12を設けた。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、表示装置とライトパイプに関する。
一般的に、電子機器の表示装置として、表示パネルに例えば点灯状態と、非点灯状態とを選択的に切り替えることにより、機器の状態表示を行なう表示部が使用されている。この表示装置では、LEDなどの光源を使用し、LEDの発光点と表示パネルのパネル面の表示部(可視部)とが異なる場合に光源からの光を表示パネルの表示部まで導光管であるライトパイプを用いて導光する構成になっている。
上記従来構成の表示装置では、LEDが点灯すると、LEDから放射される光がライトパイプの一端部に入射される。そして、LEDからの放射光は、ライトパイプの内部を通過、または側面で複数回反射させてライトパイプの上面から面光源として均一な光が出射される。そのため、表示パネルの正面から表示部を目視するとLEDの光が認められる。しかしながら、従来の表示装置では、表示パネルの正面位置、すなわちライトパイプの軸心位置を中心とする狭い角度範囲しか光が放出されず、目の位置が表示パネルの正面位置から外れると点灯を視認することが難しくなっている。そのため、LEDの発光輝度が高いにも関わらず、表示パネルのパネル面で表示部の輝度が低かったり、表示パネルの表示部の点灯を視認する視野角が狭くなるなどの問題がある。
また、表示パネルのパネル面での横方向の視認性を高めるためには、表示部をパネル面よりも外側に突出させる凸構造にする必要がある(図5参照)。しかしながら、表示パネルのデザイン性の観点で、表示パネルのパネル面をできるだけフラット構造(図4参照)にしたい場合には表示部に凸構造を採用することができない。このような場合は、光源の輝度を上げる必要があり、輝度を上げると消費電流が大きくなり、省エネルギー化が行ないにくい。さらに、光源の輝度を上げた場合は、光源の寿命が短くなる。
本実施形態は上記事情に着目してなされたもので、表示パネルのデザイン性を損なうことなく、表示パネルのパネル面の視認性を高めることができ、省エネ、長寿命化を実現できる表示装置とライトパイプを提供することにある。
実施形態によれば、一端側に光源からの光を受光する受光面、他端側に光を出光する出光端が配置された複数のライトパイプが横並び状態で並設され、複数の前記ライトパイプ間が前記ライトパイプの軸方向と直交する方向に延出された結合部を介して結合された導光部材を備えている。表示パネルに前記ライトパイプの前記出光端が並設され、任意の位置の前記ライトパイプの前記出光端から出光させて機器の状態表示を行なう表示装置である。前記ライトパイプは、前記受光面に集光用の凹曲面を形成し、前記出光端に前記表示パネルのパネル面とほぼ同一面位置となる平面状の端面を形成するとともに、前記出光端以外の他の光ガイド部の外径に比べて前記出光端の外径を小さくした絞り部を設けた。
[第1の実施の形態]
(構成)
図1乃至図4、図6、図10は、第1の実施の形態を示す。図1は、第1の実施の形態の表示装置1の概略構成を示す要部の縦断面図である。本実施の形態の表示装置1は、図示しない電子機器の筐体内に組み付けられ、電子機器の筐体の壁面に装着された表示パネル2に機器の状態表示を行なう複数の表示部3が設けられている。なお、表示部3は、単数であってもよい。
(構成)
図1乃至図4、図6、図10は、第1の実施の形態を示す。図1は、第1の実施の形態の表示装置1の概略構成を示す要部の縦断面図である。本実施の形態の表示装置1は、図示しない電子機器の筐体内に組み付けられ、電子機器の筐体の壁面に装着された表示パネル2に機器の状態表示を行なう複数の表示部3が設けられている。なお、表示部3は、単数であってもよい。
電子機器の筐体の内部には、複数の表示部3とそれぞれ対応する位置に光源である複数のLED4が配置されている。これらのLED4は、電子回路基板5上に取り付けられている。また、表示パネル2の表示部3と、LED4との間には、透明体、例えば透光性の樹脂材料で一体成形された導光部材6が配設されている。この導光部材6には、図2および図3に示すように複数のライトパイプ7が横並び状態で並設されている。複数のライトパイプ7間は、ライトパイプ7の軸方向と直交する方向に延出された横板状の結合部8を介して結合されている。
ライトパイプ7は、円柱状のライトパイプ本体7aの一端側にLED4からの光を受光する受光面9、他端側に光を出光する出光端10が配置されている。ここで、受光面9には、球面状の集光用の凹曲面9aが形成されている。そして、ライトパイプ7の中心線O1の延長線上にLED4の中心位置が配置されている。これにより、LED4からの出射光が受光面9の凹曲面9aに入射され、ライトパイプ本体7aの内部を通過、または側面で複数回、反射してライトパイプ7の上面の出光端10側にほぼ均一な光を導光するようになっている。
表示パネル2には、複数のライトパイプ7の各出光端10を装着する複数の貫通孔2bが形成されている。ライトパイプ7の各出光端10には、ライトパイプ本体7aの出光端10以外の他の光ガイド部11の外径に比べて出光端10の外径を小さくした絞り部12が設けられている。ここで、絞り部12は、表示パネル2の各貫通孔2bとほぼ同径の嵌合部12aと、先端側に向かうにしたがって外径が小さくなるテーパー部12bとを有する。そして、ライトパイプ7の各出光端10の嵌合部12aが表示パネル2の各貫通孔2bに嵌合される状態で、ライトパイプ7の各出光端10が表示パネル2の各貫通孔2bに固定されている。また、図4に示すように複数のライトパイプ7の各出光端10には、表示パネル2のパネル面2aとほぼ同一面位置となる平面状の端面10aが形成されている。
本実施の形態の導光部材6は、複数のライトパイプ7間を連結する結合部8は図3に示すようにほぼ平板状の横板部材によって形成されている。この結合部8は図2に示すようにライトパイプ7の軸方向の長さの中間部分よりも出光端10側に配置されている。図10に示すようにこの結合部8の厚さtは、ライトパイプ7の外径寸法dよりも小さくなるように(t<d)に設定されている。
さらに、結合部8の出光端10側の表面には、各ライトパイプ7の両側に隣り合うライトパイプ7の間にそれぞれスリット13が設けられている。このスリット13によってライトパイプ7の両側にライトパイプ7と屈折率が異なる空気層が形成される。そのため、各ライトパイプ7から隣側のライトパイプ7への光の漏れを低減することができるようになっている。このスリット13の幅wを広げる事でスリット13による光の漏れ防止の効率を上げることができる。なお、スリット13の幅wは、結合部8の機械的強度(剛性)との兼ね合いで寸法を決めることが好ましい。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の表示装置1の使用時には、まず、LED4が点灯すると、LED4から放射される光がライトパイプ7の一端部の受光面9に入射される。このとき、LED4から光を取り込むライトパイプ7の受光面9を凹レンズ構造の集光用の凹曲面9aにすることで、図6に示すようにLED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の入射角度が直角に近い角度に調整することができる。そのため、例えば、図7(A)に示すようにライトパイプ7の受光面9の形状が平面9bの場合や、図7(B)に示すようにライトパイプ7の受光面9の形状が凸曲面9cの場合に比べてライトパイプ7の受光面9から反射される反射光の量を低減することができる。これにより、LED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の量を増大させてLED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の集光効率(導光効率)を高めることができる。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の表示装置1の使用時には、まず、LED4が点灯すると、LED4から放射される光がライトパイプ7の一端部の受光面9に入射される。このとき、LED4から光を取り込むライトパイプ7の受光面9を凹レンズ構造の集光用の凹曲面9aにすることで、図6に示すようにLED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の入射角度が直角に近い角度に調整することができる。そのため、例えば、図7(A)に示すようにライトパイプ7の受光面9の形状が平面9bの場合や、図7(B)に示すようにライトパイプ7の受光面9の形状が凸曲面9cの場合に比べてライトパイプ7の受光面9から反射される反射光の量を低減することができる。これにより、LED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の量を増大させてLED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の集光効率(導光効率)を高めることができる。
また、ライトパイプ7の受光面9の凹曲面9aからライトパイプ7に入射した入射光は、ライトパイプ7の内部を通過、または側面で反射してライトパイプ7の上側に導光される。このとき、ライトパイプ7の内部を通る光はライトパイプ7の先端に行くほど、光密度が低くなる。そのため、ライトパイプ7の軸方向の長さの中間部分よりも出光端10側に結合部8を配置することにより、ライトパイプ7の内部を通る光が結合部8側に漏れる光の量を低減することができ、ライトパイプ7の出射光が隣接するライトパイプ7側に漏洩する光量を低減し、ライトパイプ7の出射光の干渉が抑えられる。
さらに、ライトパイプ7の各出光端10では、ライトパイプ本体7aの出光端10以外の他の光ガイド部11の外径に比べて出光端10の外径を小さくした絞り部12が設けられている。そのため、出光端10の外径よりも太い光ガイド部11内を通して表示パネル2のパネル面2aまで光をガイドし、出光端10の絞り部12で光路を細くすることで、光を効率よく出光端10の端面10aまで導光することができる。
また、図8は、LED4からの光が凹レンズ14に入射した場合の入射光の光路を示すもので、(A)は凹レンズ14の光軸O1の延長線上にLED4の中心位置が配置されている場合の凹レンズ14の入射光の光路を示す側面図、(B)は凹レンズ14の光軸O1の延長線上から外れた位置にLED4が配置されている場合の凹レンズ14の入射光の光路を示す側面図である。
図8(A)の場合は、LED4から放射される光が凹レンズ14を通して光軸O1を中心にその周方向の全てに均一に拡散される状態で放射される。また、図8(B)の場合は、凹レンズ14の光軸O1の延長線上から外れた位置のLED4から放射される光が凹レンズ14を通る際に、図8(A)の光路に近い状態に拡散される。そして、凹レンズ14を通過した光が光軸O1を中心にその周方向の全てに均一に拡散される状態で放射される。
これに対し、図9(A)は凸レンズ15の光軸O1の延長線上にLED4が配置されている場合の凸レンズ15の入射光の光路を示す側面図、(B)は凸レンズ15の光軸O1の延長線上から外れた位置にLED4の中心位置が配置されている場合の凸レンズ15の入射光の光路を示す側面図である。
図9(A)の場合は、LED4から放射される光が凸レンズ15を通して屈折した光が光軸O1とほぼ平行な光として放射される。また、図9(B)の場合は、凸レンズ15の光軸O1の延長線上から外れた位置のLED4から放射される光が凸レンズ15を通して屈折した光がLED4と反対側に向けて偏った状態で放射される。
したがって、図8(A),(B)に示すようにLED4からの光が凹レンズ14に入射した場合には、図8(A)に示すように凹レンズ14の光軸O1の延長線上にLED4の中心位置が配置されている場合であっても、図8(B)に示すように凹レンズ14の光軸O1の延長線上から外れた位置にLED4が配置されている場合であってもほぼ偏り無く、凹レンズ14全体から平均的に通過させることができる。これにより、凹レンズ14の光軸O1とLED4の位置関係の影響を受けることなく、ライトパイプ7の中を光が偏り無く平均的に通過させることができ、LED4からの光をライトパイプ7内を均等にガイドすることができる。
これに対し、凸レンズ15の場合は図9(B)に示すように凸レンズ15の光軸O1の延長線上から外れた位置のLED4から放射される光は凸レンズ15を通して屈折した光がLED4と反対側に向けて偏った状態で放射されることになる。そのため、ライトパイプ7の受光面9に凸レンズ15の構造を採用する場合は凸レンズ15の光軸O1の延長線上にLED4の中心位置が配置される状態に凸レンズ15とLED4とを高精度に位置決めする必要がある。
したがって、本実施の形態のようにLED4から光を取り込むライトパイプ7の受光面9を凹レンズ構造の集光用の凹曲面9aにすることで、LED4の中心位置とライトパイプ7の軸心位置との位置決め精度を格別に高める必要がなく、表示装置1の製造を簡素化することができる。
(効果)
そこで、上記構成の本実施の形態の表示装置1では、次の効果を奏する。すなわち、ライトパイプ7は、受光面9に凹レンズ構造の集光用の凹曲面9aを形成したので、ライトパイプ7の受光面9への入射光が反射しにくい構造にすることができる。これにより、LED4から放射される光がライトパイプ7の凹曲面9aに入射する光の量を増大させてLED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の集光効率(導光効率)を高めることができる。さらに、LED4の中心位置とライトパイプ7の軸心位置との位置決め精度を格別に高める必要がなく、LED4からの光をライトパイプ7内で均等にガイドすることができる。そのため、表示装置1の製造性を高めることができる。
そこで、上記構成の本実施の形態の表示装置1では、次の効果を奏する。すなわち、ライトパイプ7は、受光面9に凹レンズ構造の集光用の凹曲面9aを形成したので、ライトパイプ7の受光面9への入射光が反射しにくい構造にすることができる。これにより、LED4から放射される光がライトパイプ7の凹曲面9aに入射する光の量を増大させてLED4から放射される光が凹曲面9aに入射する光の集光効率(導光効率)を高めることができる。さらに、LED4の中心位置とライトパイプ7の軸心位置との位置決め精度を格別に高める必要がなく、LED4からの光をライトパイプ7内で均等にガイドすることができる。そのため、表示装置1の製造性を高めることができる。
さらに、ライトパイプ7の出光端10に表示パネル2のパネル面2aとほぼ同一面位置となる平面状の端面10aを形成するとともに、出光端10以外の他の光ガイド部11の外径に比べて出光端10の外径を小さくした絞り部12を設けた。これにより、ライトパイプ7の光ガイド部11の内部に入射された光が偏り難い構造にすることができ、ライトパイプ7内を均等に導光できる。そのため、出光端10の外径よりも太い光ガイド部11内を通して表示パネル2のパネル面2aまで光をガイドし、出光端10の絞り部12で光路を細くすることで、光を効率よく出光端10の端面10aまで導光することができる。さらに、ライトパイプ7に透明体を用いることで効率よく出光端10までガイドすることができる。
そのため、図4に示すようにライトパイプ7の出光端10に表示パネル2のパネル面2aとほぼ同一面位置となる平面状の端面10aを形成した場合でも、格別にLED4の輝度を上げることなく、ライトパイプ7の出光端10の輝度を上げることができる。したがって、図5に示すようにライトパイプ7の出光端10を表示パネル2のパネル面2aよりも外部側に突出する凸構造にする必要がないので、表示パネル2のデザイン性を損なうことなく、表示パネル2のパネル面2aでの表示部3の視認性を高めることができ、省エネ、長寿命化を実現できる表示装置1を提供することができる。
また、本実施の形態では、導光部材6に横板部材によって形成されている結合部8の厚さtは、ライトパイプ7の外径寸法dよりも小さくなるように(t<d)に設定されている。そのため、隣側のライトパイプ7への光の漏れを低減することができる。さらに、結合部8の出光端10側の表面に、各ライトパイプ7の両側にそれぞれスリット13を設けたので、隣側のライトパイプ7への光の漏れを一層、低減することができる。これにより、隣側のライトパイプ7への光の漏れ低減による効率化、および隣側のライトパイプ7からの干渉を低減する効果を得ることができる。また、結合部8のスリット13は、ライトパイプ7の外周面に沿って形成することにより、各ライトパイプ7の両側への光の漏れをさらに効果的に低減することができる。
[第2の実施の形態]
図11は、第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6の結合部8の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この導光部材6の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6の結合部8の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この導光部材6の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように本実施の形態では、導光部材6の結合部8の出光端10側の表面に形成するスリット21の形状を変更したものである。本実施の形態のスリット21の形状は、結合部8の延設方向と直交する方向の幅がライトパイプ7の外径と同じ幅になるように設けている。これにより、隣側のライトパイプ7への光の漏れ低減による効率化、および隣側のライトパイプ7からの干渉を低減する効果を一層高めることができる。
[第3の実施の形態]
図12は、第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この導光部材6の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12は、第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6の構成を次の通り変更した変形例である。なお、この導光部材6の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように本実施の形態では、結合部8のスリット13は、ライトパイプ7の並設方向に沿って隣り合うライトパイプ7の間に結合部8の表面側と、裏面側とに互い違いに順次、配置されている。このように、隣り合うライトパイプ7の間のスリット13を互い違いに配置することで、隣り合うライトパイプ7への光の漏れ低減による効率化、および隣からの干渉を低減する効果をさらに高めることができる。
[第4の実施の形態]
図13は、第4の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6のライトパイプ7の構成を次の通り変更した変形例である。なお、このライトパイプ7の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図13は、第4の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6のライトパイプ7の構成を次の通り変更した変形例である。なお、このライトパイプ7の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように本実施の形態では、ライトパイプ7の出光端10の端面10aに視野角を広げることができる微細な凹凸部31を設けている。この微細な凹凸部31は、例えば、導光部材6を射出成形で一体成形した後、ライトパイプ7の出光端10の端面10aをヤスリなどで微細な傷を付ける状態に研削処理をすることで、微細な凹凸部31を形成したものである。
本実施の形態のようにライトパイプ7の出光端10の端面10aに微細な凹凸部31を設けることにより、図13中に矢印で示すようにライトパイプ7の内部を通り、出光端10の端面10aから外部に出射される光が微細な凹凸部31を通過する際に、ライトパイプ7の軸方向と、それ以外の方向へと広い範囲に亙り拡散させることができる。そのため、ライトパイプ7の出光端10の端面10aからの横方向の輝度を広くすることができる構造にすることができ、表示パネル2の表示部3の視野角を広げることができるので、光源(LED4)の輝度を上げずに横方向からの視認性を高くできる。したがって、表示パネル2のデザイン性を損なうことなく、表示パネル2のパネル面2aでの表示部3の視認性を高めることができ、省エネ、長寿命化を実現できる表示装置1を提供することができる。
[第5の実施の形態]
図14は、第5の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6のライトパイプ7の構成を次の通り変更した変形例である。なお、このライトパイプ7の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図14は、第5の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図4、図6、図10参照)の表示装置1の導光部材6のライトパイプ7の構成を次の通り変更した変形例である。なお、このライトパイプ7の変更部分以外の構成は第1の実施の形態と同じである。そのため、ここでは第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように本実施の形態では、ライトパイプ7の出光端10の端面10aに導光部材6とは別体の散乱体41を入れる2層構造にしたものである。散乱体41は、例えば導光部材6の樹脂材料とは異なる樹脂材料を積層させて形成されている。
これにより、図14中に矢印で示すようにライトパイプ7の内部を通り、出光端10の端面10aから外部に出射される光が散乱体41を通過する際に、ライトパイプ7の軸方向と、それ以外の方向へと広い範囲に亙り拡散させることができる。そのため、本実施の形態でも第4の実施の形態(図13参照)と同様に、ライトパイプ7の出光端10の端面10aからの横方向の輝度を広くすることができる構造にすることができ、表示パネル2の表示部3の視野角を広げることができるので、光源(LED4)の輝度を上げずに横方向からの視認性を高くできる。したがって、表示パネル2のデザイン性を損なうことなく、表示パネル2のパネル面2aでの表示部3の視認性を高めることができ、省エネ、長寿命化を実現できる表示装置1を提供することができる。
なお、上記各実施の形態では、円柱状のライトパイプ7の例を説明したがライトパイプ7は必ずしも円柱状でなくてもよい。例えば、三角柱、四角柱、六角柱などの多角柱であってもよい。
これらの実施形態によれば、表示パネルのデザイン性を損なうことなく、表示パネルのパネル面の視認性を高めることができ、省エネ、長寿命化を実現できる表示装置とライトパイプを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…表示装置、2…表示パネル、3…表示部、4…LED(光源)、6…導光部材、7…ライトパイプ、8…結合部、9…受光面、9a…凹曲面、10…出光端、10a…端面、11…光ガイド部、12…絞り部。
Claims (9)
- 一端側に光源からの光を受光する受光面、他端側に光を出光する出光端が配置された複数のライトパイプが横並び状態で並設され、
複数の前記ライトパイプ間が前記ライトパイプの軸方向と直交する方向に延出された結合部を介して結合された導光部材を備え、
表示パネルに前記ライトパイプの前記出光端が並設され、任意の位置の前記ライトパイプの前記出光端から出光させて機器の状態表示を行なう表示装置であって、
前記ライトパイプは、前記受光面に集光用の凹曲面を形成し、
前記出光端に前記表示パネルのパネル面とほぼ同一面位置となる平面状の端面を形成するとともに、
前記出光端以外の他の光ガイド部の外径に比べて前記出光端の外径を小さくした絞り部を設けたことを特徴とする表示装置。 - 前記結合部は、前記ライトパイプの軸方向の長さの中間部分よりも前記出光端側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記結合部は、隣り合う前記ライトパイプの間に隣側の前記ライトパイプへの光の漏れを低減するスリットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記スリットは、前記ライトパイプの並設方向に沿って隣り合うライトパイプの間に前記結合部の表面側と、裏面側とに互い違いに順次、配置されていることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記出光端の端面は、視野角を広げることができる微細な凹凸部を有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記出光端の端面は、視野角を広げることができる光の散乱体からなるカバー部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 一端側に光源からの光を受光する受光面、他端側に表示パネルのパネル面に光を出光する出光端が配置されたライトパイプ本体を有し、
前記ライトパイプ本体は、前記受光面に集光用の凹曲面を形成し、
前記出光端に前記表示パネルのパネル面とほぼ同一面位置となる平面状の端面を形成するとともに、
前記出光端以外の他の光ガイド部の外径に比べて前記出光端の外径を小さくした絞り部を設けたことを特徴とするライトパイプ。 - 前記出光端の端面は、視野角を広げることができる微細な凹凸部を有していることを特徴とする請求項7に記載のライトパイプ。
- 前記出光端の端面は、視野角を広げることができる光の散乱体からなるカバー部材を有していることを特徴とする請求項7に記載のライトパイプ。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015225769A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | 船井電機株式会社 | 発光装置 |
JP2016180933A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-13 | アルプス電気株式会社 | 表示装置 |
JP2018004835A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | コイト電工株式会社 | 表示標識灯 |
JP2020053214A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 豊田合成株式会社 | 導光部材及びインジケータ |
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2013
- 2013-07-16 JP JP2013147789A patent/JP2015022814A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015225769A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | 船井電機株式会社 | 発光装置 |
JP2016180933A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-13 | アルプス電気株式会社 | 表示装置 |
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JP2020053214A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 豊田合成株式会社 | 導光部材及びインジケータ |
JP7044024B2 (ja) | 2018-09-26 | 2022-03-30 | 豊田合成株式会社 | 導光部材及びインジケータ |
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