JP2015020903A - 粉粒体の目詰まり解消装置 - Google Patents

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宮本 年昭
Toshiaki Miyamoto
年昭 宮本
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Abstract

【課題】駆動時の作動音が小さく、低コストで粉粒体の目詰まりを解消することができる粉粒体の目詰まり解消装置を提供すること。【解決手段】目詰まり解消装置1は、アクチュエータ11と取付部材12と駆動装置13とを備える。アクチュエータ11は、ホッパー2の底部側の窄まった部位に取付部材12を用いて装着される。アクチュエータ11は、長尺状に形成された金属板23と、金属板23の基端側の両面21,22に設けられた圧電素子24とからなり、駆動装置13の共振回路31によって駆動される。アクチュエータ11は、金属板23の先端側が粉体3に直接接触するように設けられており、電気エネルギーを振動エネルギーに変換して粉体3を振動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ホッパーや配管などにおける粉粒体の目詰まりを解消する粉粒体の目詰まり解消装置に関するものである。
食品や薬品の粉体などを扱う製造現場では、ホッパーや配管などにおいて、粉体の付着や目詰まりといったトラブルが発生する。また、穀物などの粒体を貯蔵するホッパーなどにおいても粒体の目詰まりといったトラブルが発生することがある。従来、このようなトラブルを解消するためにエアノッカーが使用されている(例えば、特許文献1参照)。エアノッカーは、例えばホッパーのコーン部(底部側の窄まった部分)の外壁面に装着され、金属からなるピストンによってホッパーの外壁面を打撃することにより、粉体や粒体(粉粒体)の目詰まりを解消する装置である。
特開2002−29630号公報
ところが、上述した従来のエアノッカーを用いる場合、ホッパーの外壁面を叩くときには非常に大きな音が発生する。従って、製造現場が住宅地に近い場合には、エアノッカーの叩く音が騒音となるため、製造装置を防音壁で囲むなどの防音対策が必要となる。また、エアノッカーは、比較的複雑な構造であり、機械的な駆動部があるため、部品コストやメンテナンスコストが嵩んでしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動時の作動音が小さく、低コストで粉粒体の目詰まりを解消することができる粉粒体の目詰まり解消装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、粉粒体が通過する通過部を有する筐体に装着され、前記通過部における前記粉粒体の目詰まりを解消する粉粒体の目詰まり解消装置であって、前記通過部の内側にて前記粉粒体に直接接触するように設けられ、電気エネルギーを振動エネルギーに変換して前記粉粒体を振動させる振動部材と、前記振動部材を片持ち状態で支持するとともに、前記筐体に固定される取付部材と、前記筐体の外側に設けられ、前記振動部材を駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置をその要旨とする。
請求項1に記載の発明によると、筐体内の通過部において、振動部材により粉粒体を直接振動させることにより、通過部における粉粒体の目詰まりを確実に解消することができる。この場合、従来のエアノッカーのように筐体の外側を叩くのではなく、粉粒体を直接振動させているため、騒音公害となるような大きな音が発生しない。また、本発明の目詰まり解消装置では、粉粒体を直接振動させているため、従来のエアノッカーのような大きな力は必要なく、消費電力を低く抑えることができる。さらに、本発明の目詰まり解消装置は、構造が簡素でありピストンやモーター等の駆動部がないため、故障し難く、コンパクトに形成することができる。
なお、粉粒体としては、薬品や食品などに用いられる粉末(微粒体)や粒状の材料、飼料や穀物などの粒体を挙げることができる。
請求項2に記載の発明は、前記振動部材は、第1面及び第2面を有して長尺状に形成され、先端側が前記粉粒体に接触するよう配置される板状基材と、前記板状基材における基端側の前記第1面及び前記第2面に設けられる圧電素子とからなるバイモルフ型のアクチュエータであることをその要旨とする。
請求項2に記載の発明によると、振動部材がバイモルフ型のアクチュエータであるため、少ない消費電力で大きな変位を得ることができ、粉粒体を効率よく振動させることができる。また、バイモルフ型のアクチュエータは、板状基材と圧電素子とからなり、構造が簡単でコンパクトに構成することができる。このため、目詰まり解消装置の部品コストやメンテナンスコストを低く抑えることができる。
板状基材は、例えばステンレスまたはセラミックスを用いて形成される。板状基材をステンレス製の金属板とする場合、アクチュエータの部品コストを低減することができる。またこの場合、厚さが1mm以上の金属板とすることがより好ましい。このように板状基材を厚く形成すると、十分な強度を確保することができるため、粉粒体の重さによって金属板に負荷が加わったとしても、金属板によって粉粒体を確実に振動させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記振動部材と前記取付部材との間に介在される制振部材をさらに備えたことをその要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、振動部材と取付部材との間に制振部材を介在させることにより、振動部材の振動が筐体側に伝わり難くなる。このため、振動部材の駆動音を抑制することができる。また、振動部材の振動エネルギーを確実に粉粒体に伝達させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記振動部材の振動周波数が10Hz以上1000Hz以下であり、前記振動部材の変位量が1mm以上10mm以下であることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明のように、振動部材の振動周波数を10Hz以上1000Hz以下、振動部材の変位量を1mm以上10mm以下とすると、十分な変位量で粉粒体を確実に振動させることができるため、通過部における粉粒体の目詰まりやブリッジを解消することができる。なお、振動部材の形状やサイズに応じて振動周波数を変更すると、適度な変位量で振動部材を効率よく振動させることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記筐体は、底部側が窄まった形状を有しその底部に前記粉粒体の排出口を備えた粉粒体貯蔵用のホッパーであり、前記振動部材は、前記ホッパーにおける前記底部側の窄まった部位に装着されるとともに、前記排出口の真上となる位置まで延びるように水平方向に向けて延設されていることをその要旨とする。
粉粒体貯蔵用のホッパーにおいて窄まった形状を有する底部側の通過部では、粉粒体の目詰まりやブリッジが生じ易い。従って、請求項5に記載の発明のように、ホッパーにおける窄まった部位に振動部材を装着し、その振動部材を駆動することにより、粉粒体の目詰まりやブリッジを確実に解消することができる。また、振動部材は、排出口の真上となる位置まで延びるように水平方向に向けて延設されているため、目詰まりせず粉粒体を排出口に確実に振るい落すことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに1項おいて、前記筐体は、屈曲した形状を有する粉粒体搬送用の配管であり、前記振動部材は、前記配管における屈曲した部位に装着されるとともに、前記粉粒体が流れる方向の下流側に先端が向くように延設されていることをその要旨とする。
粉粒体搬送用の配管において屈曲した部位の通過部では、壁面に粉粒体が付着して目詰まりが生じ易い。従って、請求項6に記載の発明のように、配管における屈曲した部位に振動部材を装着し、その振動部材を駆動することにより、粉粒体の目詰まりを確実に解消することができる。また、振動部材は、下流側に先端が向くように延設されているので、粉粒体の流れに対して振動部材が邪魔になることなく、配管内において粉粒体をスムーズに移動させることができる。
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の発明によると、駆動時の作動音が小さく、低コストで粉粒体の目詰まりを解消することができる粉粒体の目詰まり解消装置を提供することができる。
第1の実施の形態における粉粒体の目詰まり解消装置が装着された粉体貯蔵用のホッパーを示す概略構成図。 バイモルフ型のアクチュエータを示す断面図。 バイモルフ型のアクチュエータを示す平面図。 粉体貯蔵用のホッパーにおけるアクチュエータの装着状態を示す上面図。 第2の実施の形態における粉粒体の目詰まり解消装置が装着された粉体搬送用の配管を示す概略構成図。 別の実施の形態のアクチュエータを示す断面図。 別の実施の形態のアクチュエータを示す平面図。
[第1の実施の形態]
以下、本発明を粉体の目詰まり解消装置に具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施の形態の目詰まり解消装置1は、粉体貯蔵用のホッパー2(筐体)において粉体3の目詰まりやブリッジを解消するために用いられる粉体ノッカーである。より詳しくは、ホッパー2は、直径が5m程度のサイズを有する円筒状の容器である。ホッパー2の内部には、例えば薬品を製造するための薬剤の粉体3(粉粒体)が貯留されている。ホッパー2は、底部4側が窄まった形状を有しその底部4に粉体3の排出口5を備えている。ホッパー2の排出口5には、粉体3の搬送用配管6が接続されている。搬送用配管6内には、スクリュー7が設けられている。ホッパー2の排出口5から排出された粉体3は、スクリュー7が回転することによって搬送用配管6内においてその下流側(図1では右側)に搬送される。
目詰まり解消装置1は、ホッパー2内にて粉体3に直接接触するように設けられたアクチュエータ11(振動部材)と、アクチュエータ11を片持ち状態で支持するとともに、ホッパー2の壁部に固定される取付部材12と、ホッパー2の外側に設けられ、アクチュエータ11を駆動する駆動装置13とを備える。
ホッパー2では、底部4側の窄まった部位を通して上方から下方に粉体3が流れて排出口5から排出される。このため、ホッパー2内における底部4側の窄まった部位の通過部15では、粉体3の目詰まりやブリッジが発生し易い。本実施の形態の目詰まり解消装置1では、ホッパー2における底部4側の窄まった部位にアクチュエータ11が装着されており、そのアクチュエータ11によって粉体3を振動させることで粉体3の目詰まりやブリッジが解消されるようになっている。
図2及び図3に示されるように、本実施の形態で用いられるアクチュエータ11は、バイモルフ型のアクチュエータであり、電気エネルギーを振動エネルギーに変換して粉体3を振動させる。より詳しくは、アクチュエータ11は、表面21(第1面)及び裏面22(第2面)を有する長尺状に形成されたステンレス製の金属板23(板状基材)と、金属板23に貼り付けられる板状の圧電素子24とからなる。金属板23は、幅が2cm程度、長さが50cm程度、厚さが2mm程度のサイズであり、先端側が粉体3に接触するよう配置されている。
図1及び図4に示されるように、ホッパー2内において、アクチュエータ11の金属板23は、水平方向に平行に延設されており、先端側が排出口5の真上となる位置に配置されている。また、図2及び図3に示されるように、金属板23の基端側の表面21及び裏面22には、長方形の平板状に形成された圧電素子24がそれぞれ1枚ずつ設けられている。これら圧電素子24は、接着剤を用いて金属板23の表面21及び裏面22に固定されている。
本実施の形態のアクチュエータ11では、金属板23の基端側において、圧電素子24の表面を完全に覆うように封止樹脂25が設けられている。この封止樹脂25を設けることによって、圧電素子24が粉体3に対して非接触状態となる。これにより、アクチュエータ11の駆動時において、粉体3との摩擦接触による圧電素子24の磨耗が回避されるため、その圧電素子24の性能を長期にわたって維持することが可能となる。
さらに、本実施の形態の目詰まり解消装置1は、アクチュエータ11と取付部材12との間にゴム製のパッキン27(制振部材)が介在されている。このパッキン27を設けることで、アクチュエータ11の振動がホッパー2に伝わり難くなる。また、アクチュエータ11と取付部材12との間をパッキン27で密封することで、アクチュエータ11と取付部材12との隙間からホッパー2の外部に粉体3が漏れ出ることが防止される。また、取付部材12は、例えばステンレスを用いて円柱形状または矩形状に形成され、ボルト(図示略)を介してホッパー2の外壁に固定されている。
アクチュエータ11(各圧電素子24)は、駆動装置13に電気的に接続されている。駆動装置13は、駆動回路としての共振回路31を備え、共振回路31から供給される所定電圧の駆動信号によってアクチュエータ11を駆動する。本実施の形態における駆動装置13の共振回路31は、一定の時間を置いて駆動信号を出力することで、アクチュエータ11を間欠的に駆動する。
またこのとき、アクチュエータ11には、駆動信号によって金属板23の表面21及び裏面22の圧電素子24に差動的な電圧が印加される。この結果、一方の圧電素子24が伸び他方の圧電素子24が縮むことで金属板23に反りが発生し、電圧の印加方向を所定周期で切り換えることで金属板23が振動する。なお、本実施の形態では、金属板23の振動周波数が例えば200Hzとなるよう駆動信号が共振回路31から出力される。
本実施の形態の駆動装置13は、電源スイッチ32に加え、アクチュエータ11の振動周波数を調整するための周波数調整用ツマミ33、及びアクチュエータ11の駆動出力を調整するための出力調整用ツマミ34等が設けられている。駆動装置13における共振回路31は、周波数調整用ツマミ33の操作量に応じて、振動周波数を調節可能な機能を有するとともに、出力調整用ツマミ34の操作量に応じて、アクチュエータ11の駆動出力を調整可能な機能を有している。なお、本実施の形態の駆動装置13では、周波数調整用ツマミ33を操作することで、アクチュエータ11の振動周波数が10Hzから1000Hzに調整される。また、目詰まり解消装置1の駆動時には、金属板23の変位量が1mm以上10mm以下となるようにアクチュエータ11の駆動出力が調整される。
次に、本実施の形態の目詰まり解消装置1の動作について説明する。先ず、駆動装置の電源スイッチ32をオンして共振回路31を駆動する。すると、共振回路31から駆動信号が出力されてアクチュエータ11に供給される。その駆動信号によってアクチュエータ11の圧電素子24が伸縮することで、金属板23が200kHzの振動周波数で振動する。この振動がホッパー2内の粉体3に伝達される結果、粉体3の目詰まりやブリッジが生じることなく、粉体3が排出口5から粉体搬送用の配管6に確実に供給される。そして、粉体搬送用の配管6内においてスクリュー7が回転することによってその配管6内を通じて粉体3が搬送され、所定量の粉体3が次工程の製造装置(図示略)に供給される。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の目詰まり解消装置1では、ホッパー2の底部4側において、アクチュエータ11により粉体3を直接振動させることにより、通過部15における粉体3の目詰まりを確実に解消することができる。この場合、従来のエアノッカーのようにホッパー2の外側を叩くのではなく、粉体3を直接振動させているため、騒音公害となるような大きな音が発生しない。また、目詰まり解消装置1では、粉体3を直接振動させているため、従来のエアノッカーのような大きな力は必要なく、消費電力を低く抑えることができる。
(2)本実施の形態の目詰まり解消装置1は、構造が簡素でありピストンやモーター等の駆動部がないため、故障し難く、コンパクトに形成することができる。具体的には、振動部材としてバイモルフ型のアクチュエータ11を用いている。バイモルフ型のアクチュエータ11は、金属板23と圧電素子24とからなり、構造が簡単でコンパクトに構成することができる。このため、目詰まり解消装置1の部品コストやメンテナンスコストを低く抑えることができる。また、バイモルフ型のアクチュエータ11は、少ない消費電力で大きな変位を得ることができ、粉体3を効率よく振動させることができる。
(3)本実施の形態の目詰まり解消装置1では、アクチュエータ11と取付部材12との間にゴム製のパッキン27を介在させることにより、アクチュエータ11の振動がホッパー2側に伝わり難くなる。このため、アクチュエータ11の駆動音を抑制することができる。また、アクチュエータ11の振動エネルギーを確実に粉体3に伝達させることができる。
(4)本実施の形態の目詰まり解消装置1では、アクチュエータ11の振動周波数を200Hzとし、アクチュエータ11の変位量を1mm以上10mm以下とすると、十分な変位量で粉体3を確実に振動させることができるため、通過部15における粉体3の目詰まりやブリッジを解消することができる。
(5)本実施の形態の目詰まり解消装置1では、アクチュエータ11の金属板23が排出口5の真上となる位置まで延びるように水平方向に向けて延設されているため、粉体3を排出口5に確実に振るい落とすことができる。
(6)本実施の形態の目詰まり解消装置1において、駆動装置13の共振回路31は、アクチュエータ11の振動周波数を調整可能な機能を有するとともに、アクチュエータ11の駆動出力を調整可能な機能を有している。この場合、ホッパー2のサイズや粉体3の種類等に応じて、アクチュエータ11の変位量を的確に調整することができる。従って、振動周波数や駆動出力を調整することにより、適度な変位量でアクチュエータ11を効率よく振動させることができ、粉体3の目詰まりを確実に解消することができる。
(7)本実施の形態の目詰まり解消装置1では、共振回路31によりアクチュエータ11が間欠的に駆動されるので、目詰まり解消装置1の消費電力を低く抑えることが可能となる。なお、目詰まり解消装置1において、共振回路31によってアクチュエータ11を連続的に駆動するように構成してもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態を図面に基づき説明する。
図5に示されるように、本実施の形態では、粉体搬送用の配管41に目詰まり解消装置1が装着される。なお、目詰まり解消装置1の構成は上記第1の実施の形態と同じである。
粉体搬送用の配管41は、屈曲した形状を有し、その屈曲した部位42の内部(粉体3の通過部43)に目詰まり解消装置1のアクチュエータ11が装着されている。アクチュエータ11の金属板23は、粉体3が流れる方向に向けて平行に延設されるとともに、下流側にその先端が向くように配置されている。このアクチュエータ11を駆動することにより、配管41内において、粉体3が内壁面に付着することを防止できる。このため、配管41内における粉体3の目詰まりを確実に解消することができる。また、アクチュエータ11の金属板23は、下流側に先端が向くように延設されているので、粉体3の流れに対して金属板23が邪魔になることなく、配管41内において粉体3をスムーズに移動させることができる。
なお、本発明の各実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施の形態の目詰まり解消装置1において、アクチュエータ11における金属板23の基端部の表面21及び裏面22に、長方形状の圧電素子24が1枚ずつ設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、図6及び図7に示すアクチュエータ51のように、金属板23の基端部に、四角形状の圧電素子52を複数配設してもよい。また、圧電素子52の形状は適宜変更してもよく、例えば円形状の圧電素子を用いてもよい。
・上記各実施の形態の目詰まり解消装置1では、金属板23の表面21及び裏面22に圧電素子24,52を備えたバイモルフ型のアクチュエータ11,51を用いるものであったが、これに限定されるものではない。例えば、金属板23の表面21及び裏面22のいずれか一方の表面のみに圧電素子24,52を備えるモノモルフ(ユニモルフ)型のアクチュエータを用いてもよい。
・上記各実施の形態において、アクチュエータ11,51を構成するステンレス製の金属板23は、金属表面が露出していたが、フッ素樹脂等によってその表面をコーティングしたものを用いてもよい。このようにフッ素樹脂等にてコーティングすると、金属板23の耐摩耗性が向上され、ホッパー2や配管41内の粉体3に異物が混入するといったことを確実に防止することができる。
・上記各実施の形態の目詰まり解消装置1において、1つのアクチュエータ11を備えるものであったが、2つ以上のアクチュエータ11を備えていてもよい。例えば、ホッパー2の周方向に等角度間隔となる位置に複数のアクチュエータ11を配設してもよいし、ホッパー2の高さ方向に設置位置をずらして複数のアクチュエータ11を配設してもよい。
・上記各実施の形態の目詰まり解消装置1において、アクチュエータ11,51の金属板23は、基端側から先端側に向けて均一の厚み及び幅の長尺状に形成されるものであったが、この形状に限定されるものではない。例えば、基端側から先端側に向けて幅広となる金属板を用いてアクチュエータを構成してもよい。また、基端側よりも先端側が肉厚に形成された金属板を用いてアクチュエータを構成してもよい。
・上記第2の実施の形態において、アクチュエータ11の金属板23は、粉体3が流れる方向に向けて平行に延設されていたが、斜めに傾斜した状態で設けられていてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した各実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1において、前記振動部材は、長尺状に形成され、その先端側が前記粉粒体に接触するよう配置される板状基材と、前記板状基材における基端側に設けられる圧電素子とからなることを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(2)請求項2において、前記板状基材は、ステンレスまたはセラミックスからなることを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(3)請求項2において、前記板状基材は、ステンレスからなり、厚さが1mm以上の金属板であることを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(4)請求項2において、前記板状基材は、その表面がフッ素樹脂にてコーティングされていることを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(5)請求項2において、前記圧電素子は、前記粉粒体に対して非接触状態となるよう封止樹脂によって覆われていることを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(6)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記駆動回路は、間欠的に前記振動部材を駆動することを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(7)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記駆動回路は、前記振動部材の振動周波数を調整可能な機能を有することを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
(8)底部側が窄まった形状を有するとともにその底部に前記粉粒体の排出口を備え、前記底部側の窄まった部位に、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の目詰まり解消装置が装着される粉粒体貯蔵用のホッパーであって、前記振動部材は、前記排出口の真上となる位置まで延びるように水平方向に向けて延設されていることを特徴とする粉粒体貯蔵用のホッパー。
(9)屈曲した形状を有し、前記屈曲した部位に、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の目詰まり解消装置が装着される粉粒体搬送用の配管であって、前記振動部材は、前記粉粒体が流れる方向の下流側に先端が向くように延設されていることを特徴とする粉粒体搬送用の配管。
1…目詰まり解消装置
2…筐体としての粉体貯蔵用のホッパー
3…粉粒体としての粉体
4…底部
5…排出口
11,51…振動部材としてのアクチュエータ
12…取付部材
15,43…通過部
21…第1面としての表面
22…第2面としての裏面
23…金属板
24,52…圧電素子
27…制振部材としてのパッキン
31…駆動回路としての共振回路
41…筐体としての粉体搬送用の配管
42…屈曲した部位

Claims (6)

  1. 粉粒体が通過する通過部を有する筐体に装着され、前記通過部における前記粉粒体の目詰まりを解消する粉粒体の目詰まり解消装置であって、
    前記通過部の内側にて前記粉粒体に直接接触するように設けられ、電気エネルギーを振動エネルギーに変換して前記粉粒体を振動させる振動部材と、
    前記振動部材を片持ち状態で支持するとともに、前記筐体に固定される取付部材と、
    前記筐体の外側に設けられ、前記振動部材を駆動する駆動回路と
    を備えたことを特徴とする粉粒体の目詰まり解消装置。
  2. 前記振動部材は、第1面及び第2面を有して長尺状に形成され、先端側が前記粉粒体に接触するよう配置される板状基材と、前記板状基材における基端側の前記第1面及び前記第2面に設けられる圧電素子とからなるバイモルフ型のアクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体の目詰まり解消装置。
  3. 前記振動部材と前記取付部材との間に介在される制振部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の粉粒体の目詰まり解消装置。
  4. 前記振動部材の振動周波数が10Hz以上1000Hz以下であり、前記振動部材の変位量が1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粉粒体の目詰まり解消装置。
  5. 前記筐体は、底部側が窄まった形状を有しその底部に前記粉粒体の排出口を備えた粉粒体貯蔵用のホッパーであり、
    前記振動部材は、前記ホッパーにおける前記底部側の窄まった部位に装着されるとともに、前記排出口の真上となる位置まで延びるように水平方向に向けて延設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の粉粒体の目詰まり解消装置。
  6. 前記筐体は、屈曲した形状を有する粉粒体搬送用の配管であり、
    前記振動部材は、前記配管における屈曲した部位に装着されるとともに、前記粉粒体が流れる方向の下流側に先端が向くように延設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の粉粒体の目詰まり解消装置。
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