JP2015020269A - ブレーキ装置、及びブレーキ装置における潤滑油供給方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレーキ用ピストン5及びブレーキパッド6を貫通するような潤滑油供給路12、12を設け、該潤滑油供給路12、12をエアー供給路11に連通させるとともに、エアー供給路11にオイル供給管16を接続しており、オイルミストをエアー供給路11から潤滑油供給路12を経てブレーキ面に供給可能とした。したがって、従来の如く、ブレーキパッド6、6に供給管を接続したりする必要がないため、ブレーキ装置1の小型化を図ることができる。
【選択図】図1
Description
31は主軸32を有する主軸台であり、該主軸台31の後端部にブレーキ装置33が設置されている。ブレーキ装置33は、主軸32の後端部から径方向へ鍔状に設けられたブレーキ板34の前後に設けられ、前後方向へ移動可能な一対のブレーキ用ピストン35、35と、各ブレーキ用ピストン35のブレーキ板34に対向する面に取り付けられたブレーキパッド36と、ブレーキ用ピストン35を前後方向へ移動させるためのエアー機構37とを備えてなる。そして、エアー機構37を介してエアーが供給されると、ブレーキ用ピストン35、35がブレーキ板34側へ移動し、ブレーキパッド36、36がブレーキ板34を前後から押圧して、主軸32の回転を減速するようになっている。また、主軸を微速・低速で回転させるにあたっては、安定した摺動性及び高追従性を確保するためにブレーキパッド36、36を低圧でブレーキ板34に押圧させるという所謂低圧ブレーキを負荷している。このとき、安定した挙動を確保するためには、ブレーキ板34とブレーキパッド36、36との摺接面(ブレーキ面)へ潤滑油を供給する必要がある。そこで、各ブレーキパッド36内に潤滑油供給路38を形成するとともに、該潤滑油供給路38に供給管39を接続していた。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、エアーを供給するためのエアー供給路と、回転軸の軸線方向へ移動可能な一対の挟持手段とを備え、前記エアー供給路へエアーを供給することにより、前記一対の挟持手段が移動し、前記回転軸に設けられたブレーキ板を挟持して、前記回転軸に低圧ブレーキを負荷するとともに、一端が前記エアー供給路に、他端が前記挟持手段の前記ブレーキ板と摺接する側の面に夫々連通するように、前記挟持手段を貫通する潤滑油供給路を設けるとともに、前記エアー供給路に、潤滑油を供給する潤滑油供給手段を接続し、前記潤滑油を、前記エアー供給路から前記潤滑油供給路を経て、前記ブレーキ板との摺接面へと供給可能としたブレーキ装置における潤滑油供給方法であって、ミーリング主軸軸受けへオイルミストを供給するオイルミスト供給路から分岐させた分岐路を前記エアー供給路に接続し、前記ミーリング主軸軸受けへ前記オイルミストを供給するタイミングで、前記エアー供給路に前記オイルミストが供給されるようにするとともに、前記低圧ブレーキを負荷すべく前記エアーを前記エアー供給路に供給するタイミングを、前記オイルミストが供給されるタイミングに同期させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ミーリング主軸軸受けを潤滑するためのオイルミスト供給路から分岐させた分岐路をエアー供給路に接続することにより、ミーリング主軸軸受けへ供給されるオイルミストを潤滑油として摺接面へ供給している。したがって、従来の如く、機械摺動面を潤滑するための潤滑油供給路から分岐させた分岐路に接続しているものと比較して、潤滑油の消費量を低減することができるし、潤滑油の周囲への飛散といった事態も抑制することができる。
また、ミーリング主軸軸受けへオイルミストが供給されるタイミングと、エアーにより低圧ブレーキを負荷するタイミングとを同期させ、低圧ブレーキを負荷するタイミングにおいてのみ、エアーと同じ経路をたどってオイルミストがブレーキ面へ供給されるようにした。したがって、必要なタイミングに、そして当該タイミングにおいてのみ潤滑油が供給されることになり、潤滑油の効果的な利用が可能となる。
ブレーキ装置1は、従来同様、主軸台31の後端部に設置されるものであって、主軸(回転軸)32の後端部から径方向へ鍔状に設けられたブレーキ板34の前後に設けられ、前後方向(回転軸の軸線方向)へ移動可能な一対のブレーキ用ピストン5、5と、各ブレーキ用ピストン5のブレーキ板34に対向する面に取り付けられたブレーキパッド6と、ブレーキ用ピストン5を前後方向へ移動させるためのエアー、及びブレーキ面へ供給するオイルミスト(潤滑油)を供給するためのエアー・オイル供給機構7とを備えてなる。
さらに、オイル供給管16側にもオイルミストの供給圧を調整する調整手段を設けてもよい。そして、その場合、エアーの供給圧とオイルミストの供給圧とを同じ供給圧とすれば、エアー供給管15へのオイルミストの侵入防止や、オイルミストの正確な供給といった効果を期待することができる。また、オイル供給管16側にも調整手段を設けることで、上記実施形態の如くミーリング主軸軸受けへオイルミストが供給されるタイミングと、エアーにより低圧ブレーキを負荷するタイミングとを同期させずともよくなる。
Claims (2)
- エアーを供給するためのエアー供給路と、回転軸の軸線方向へ移動可能な一対の挟持手段とを備え、
前記エアー供給路へエアーを供給することにより、前記一対の挟持手段が移動し、前記回転軸に設けられたブレーキ板を挟持して、前記回転軸に低圧ブレーキを負荷するブレーキ装置であって、
一端が前記エアー供給路に、他端が前記挟持手段の前記ブレーキ板と摺接する側の面に夫々連通するように、前記挟持手段を貫通する潤滑油供給路を設けるとともに、前記エアー供給路に、潤滑油を供給する潤滑油供給手段を接続し、
前記潤滑油を、前記エアー供給路から前記潤滑油供給路を経て、前記ブレーキ板との摺接面へと供給可能としたことを特徴とするブレーキ装置。 - エアーを供給するためのエアー供給路と、回転軸の軸線方向へ移動可能な一対の挟持手段とを備え、
前記エアー供給路へエアーを供給することにより、前記一対の挟持手段が移動し、前記回転軸に設けられたブレーキ板を挟持して、前記回転軸に低圧ブレーキを負荷するとともに、
一端が前記エアー供給路に、他端が前記挟持手段の前記ブレーキ板と摺接する側の面に夫々連通するように、前記挟持手段を貫通する潤滑油供給路を設けるとともに、前記エアー供給路に、潤滑油を供給する潤滑油供給手段を接続し、
前記潤滑油を、前記エアー供給路から前記潤滑油供給路を経て、前記ブレーキ板との摺接面へと供給可能としたブレーキ装置における潤滑油供給方法であって、
ミーリング主軸軸受けへオイルミストを供給するオイルミスト供給路から分岐させた分岐路を前記エアー供給路に接続し、前記ミーリング主軸軸受けへ前記オイルミストを供給するタイミングで、前記エアー供給路に前記オイルミストが供給されるようにするとともに、前記低圧ブレーキを負荷すべく前記エアーを前記エアー供給路に供給するタイミングを、前記オイルミストが供給されるタイミングに同期させたことを特徴とするブレーキ装置における潤滑油供給方法。
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