JP2015019298A - 入力受付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯端末においてローマ字入力方式による日本語入力を受け付ける入力受付装置は、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを表示したタッチパネルから、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、選択肢として前記タッチパネルに表示し、選択肢から前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に選択されたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する。
【選択図】図5
Description
このミスタイプを抑制する技術として、キーボード全体から現在操作可能なキーを絞り込んで強調表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
QWERTYキーボードは、母音のキー「u」、「i」等が隣り合って配置されているため、タッチパネル上のQWERTYキーボードでローマ字入力方式により日本語入力をする際には、子音のキーに触れた後に、正しい母音のキーではなく誤った母音のキーに触れる可能性がある。
しかし、日本語入力では、ミスタイプは操作者にとって特に不便な事態を招く。
操作者が子音のキーに触れた後に、目的の母音のキーではなくその隣の母音のキーに触れてミスタイプをした場合には、誤った日本語の読み、つまり1つの仮名文字が表示される。このとき、削除キーを入力することで誤ったその1つの仮名文字を消去して、改めて正しい読みを入力することになるが、既に正しく入力していた子音のキーの入力からもう一度やり直さなければならず、手間がかかるのである。
<実施形態1>
<構成>
実施形態1に係る携帯端末100は、ディスプレイ画面にタッチパッドを重ねて構成されたタッチパネルを備え、筐体内にメモリ及びプロセッサを有するスマートフォンである。
このソフトウェアキーボード102は、「a」、「i」、「u」、「e」、「o」という母音の英文字キー、これら以外の子音の英文字キー、かな漢字変換用の変換キー103、確定キー104、削除キー105等のキー群で構成される。
同図に示すように、携帯端末100は、機能的な構成要素として、入力受付部200、制御部210及び通信部220を備える。
ここで、入力受付部200は、操作者からのローマ字入力方式による日本語入力を受け付けるものであり、プロセッサ及びメモリで実現される機能部としての入力制御部300と、メモリの一領域としての記憶部320と、タッチパネル330とを含む。
このキーボード表示部301は、ソフトウェアキーボードをタッチパネル330に表示する機能を担う部分である。
候補文字表示部302は、操作者がキーに触れたときに、ミスタイプの可能性もあるため、その操作者が本来入力したかった文字が何であるかを選択肢として表示して操作者に選定してもらうための機能を担う部分である。なお、候補文字表示部302は、選択肢の特定に、後述する候補文字表示用テーブル410を用いる。
<データ構造>
図3は、記憶部320に記憶されている入力文字特定用テーブル400のデータ構成及び内容例を示す図である。
各レコードにおいて、第1指定キー401、第2指定キー402及び第3指定キー403のそれぞれは、この順に操作者に触れられる各キーを示すものであり、この順で触れられた場合に入力文字404で示す文字を特定してタッチパネル330に表示することができ、確定フラグ405がONであれば日本語の読みが確定されたことを意味する。
候補文字表示用テーブル410は、操作者が子音を示すキーに続いて母音を示すキーに触れた場合に、入力すべき文字(読み)の選択肢を表示するために用いられるテーブルである。この候補文字表示用テーブル410は、第1指定キー411、第2指定キー412、第3指定キー413、上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416及び左配置文字417を対応付けてなるレコードの集合である。
以下、上述した構成を備える携帯端末100における入力受付部200の動作について説明する。
携帯端末100の制御部210がアプリケーションプログラムを実行し日本語入力が必要となった際に、入力受付部200の入力制御部300は、キーボード表示部301により、タッチパネル330にソフトウェアキーボード102を表示させる。
入力制御部300は、操作者がソフトウェアキーボード102の英文字キーに触れたこと、詳しくは、英文字キーが表示されたタッチパネルの表面へ指や操作部材を接触させてから非接触状態にしたこと(所謂タップしたこと)を、検出すると(処理ステップS1)、接触されたキーを識別する情報を、第1指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS2)。なお、ソフトウェアキーボード102における各キーの位置情報は予め定められており、接触位置に基づいてどのキーに接触したかが特定される。
携帯端末100のタッチパネルにソフトウェアキーボード102が表示されているときに操作者が指で「k」キーに触れてから指を離すと、図1に示すように「k」が入力された文字として表示される(処理ステップS1〜S4)。そして、続いて操作者が、「i」キーに触れると、候補文字表示用テーブル410の第1指定キー411が「k」で第2指定キー412が「i」であるレコードの上配置文字414で示される「き」、右配置文字415で示される「こ」、下配置文字416で示される「っ」及び左配置文字417で示される「く」をそれぞれ候補文字としてなる選択肢106a(図7(a)参照)がタッチパネル330に表示される(処理ステップS5〜S8)。
このように、携帯端末100の小面積のタッチパネル330に表示されたQWERTY配列のソフトウェアキーボード102でローマ字入力方式により日本語入力を行う場合において、母音である「u」、「i」、「o」が隣り合っていることから操作者がミスタイプをしてしまっても、入力受付部200の機能により、選択肢106a等の表示がなされるので、操作者は、意図通りの読みに簡単な操作で訂正することができるようになる。
<実施形態2>
以下、実施形態2に係る携帯端末100aについて説明する。
<構成>
図9は、携帯端末100aの主要部の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末100aは、機能的な構成要素として、入力受付部200a、制御部210及び通信部220を備える。
入力制御部300aは、キーボード表示部301、候補文字表示部302a、時間経過を計時するタイマー303、及び入力文字表示部310aを含む。
また、入力文字表示部310aは、入力文字特定用テーブルに基づいて、操作者のキー操作に応じて、入力された文字を特定する機能を担う。この入力文字表示部310aは、子音を示すキーに続いて操作者が触れたキーが示す母音とその子音とから形成される読みを表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第1入力文字表示部311aと、子音を示すキーに続いて操作者が触れたキーに隣接するキーが示す母音とその子音とから形成される読みを表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第2入力文字表示部312aとを含む。
以下、上述の構成を備える携帯端末100aにおける入力受付部200aの動作について説明する。
携帯端末100aの制御部210がアプリケーションプログラムを実行し日本語入力が必要となった際に、入力受付部200aの入力制御部300aは、キーボード表示部301により、タッチパネル330にソフトウェアキーボード102を表示させる。
図10及び図11は、携帯端末100aにおけるローマ字入力処理を示すフローチャートである。
入力制御部300aは、操作者がソフトウェアキーボード102の英文字キーの指定をしたこと、つまり英文字キーが表示されたタッチパネルの表面をタップしたことを検出すると(処理ステップS101)、指定されたキー(タップされたキー)を識別する情報を、第1指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS102)。
次に、処理ステップS104で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS105)、OFFであれば、入力制御部300aは、操作者がまた英文字キーを指定したことを検出するまで待機し(処理ステップS106)、検出したら、指定されたキー(タップされたキー)を識別する情報を、第2指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS107)。
選択肢が表示されると、入力制御部300aは、操作者により選択肢のうちのいずれかの候補文字が指定(タップ)されたことを検出すれば(処理ステップS109)、選択肢つまり候補文字群を消去し(処理ステップS110)、指定された候補文字を入力されるべき文字として特定してタッチパネル330に表示する(処理ステップS111)。
また、処理ステップS120において、候補文字が指定されなければ、選択肢を表示してから一定時間T1の間は候補文字の指定を待ち続け、一定時間T1が経過したら(処理ステップS123)、選択肢つまり候補文字群を消去し(処理ステップS124)、第1入力文字表示部311aにより、記憶している第1指定キー、第2指定キー及び第3指定キーに基づいて、入力文字特定用テーブル400の入力文字404を用いて入力された文字として表示する文字を特定して(処理ステップS125)、タッチパネル330に表示する(処理ステップS126)。
以下、実施形態3に係る携帯端末100bについて説明する。
上述した実施形態1に係る携帯端末100及び実施形態2に係る携帯端末100aが、操作者により母音を示すキーの操作がなされたときに、そのキーに隣接するキーに関連して入力されるべき文字の候補を選択肢として表示した。これらと異なり、この実施形態3に係る携帯端末100bは、操作者が文字を入力した後に削除キーを操作したときに、削除した文字の訂正後の文字の候補を選択肢として表示する機能を備える。
<構成>
図12は、携帯端末100bの主要部の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末100bは、機能的な構成要素として、入力受付部200b、制御部210及び通信部220を備える。
ここで、記憶部321は、上述した記憶部320と同様に入力文字特定用テーブル400を記憶し、操作者に触れられたキーを特定するための情報を記憶するための領域を有し、また、後述する訂正候補文字表示用テーブル500を記憶している。
訂正候補文字表示部304は、操作者が削除キーに触れたときに、文字の訂正内容となる候補を、つまりその操作者が本来入力したかった文字が何であるかを、選択肢として表示して操作者に選定してもらうための機能を担う部分である。
図13は、記憶部321に記憶されている訂正候補文字表示用テーブル500のデータ構成及び内容例を示す図である。
操作者が子音を示すキーに続いて母音を示すキーに触れた場合に、第1入力文字表示部311bにより、入力文字特定用テーブル400に基づいて、入力された文字が特定されて表示された後において、操作者が削除キーを指定(タップ)したときに、訂正候補文字表示部304により、訂正後の文字として表示されるべき候補の選択肢を表示するために用いられるテーブルが、訂正候補文字表示用テーブル500である。
各レコードにおいて、第1指定キー501、第2指定キー502及び第3指定キー503のそれぞれは、操作者が削除キーを指定する直前に、順に触れられた各キーと照合するためのものであり、この順で触れられた場合において、削除キー指定のときに、表示されるべき選択肢の内容を示すものが、第1候補文字504、第2候補文字505及び第3候補文字506である。なお、選択肢は、ソフトウェアキーボード102の各キーと重ならない位置に表示される。
以下、上述した構成を備える携帯端末100bにおける入力受付部200bの動作について説明する。
携帯端末100bの制御部210がアプリケーションプログラムを実行し日本語入力が必要となった際に、入力受付部200bの入力制御部300bは、キーボード表示部301により、タッチパネル330にソフトウェアキーボード102を表示させる。
図14及び図15は、携帯端末100bにおけるローマ字入力処理を示すフローチャートである。
その後、或いは、処理ステップS205及び処理ステップS210で確定フラグがONであると判定した場合には、入力制御部300bは、操作者に削除キーが指定されたか否かを判定する(処理ステップS215)。
文字を消去した後に、入力制御部300bは、訂正候補文字表示部304により、訂正候補文字表示用テーブル500に基づき候補文字からなる選択肢を表示する(処理ステップS217)。訂正候補文字表示部304は、既に記憶されている第1指定キー、第2指定キー及び第3指定キーから、訂正候補文字表示用テーブル500で一致するレコードを検索し、そのレコードの第1候補文字504、第2候補文字505及び第3候補文字506に基づいて、表示されている各キーに重ならない、予め定められた位置に各候補文字を並べてなる選択肢をタッチパネル330に表示する。
これは、「i」キーが隣接する「u」、「o」又は「k」のミスタイプであった可能性があるために、もしそれらのキーが指定されていた場合にそれらのキーと、最初の「k」キーと組み合わせて、読みとして確定する仮名文字を候補として含ませた選択肢となっている。
処理ステップS223において変換キー103への接触が検出されなければ、入力制御部300bは、操作者に確定キー104が触れられたかを判定し、触れられたならばローマ字入力処理を終える(処理ステップS225)。
以上、本発明に係る入力受付装置を、実施形態1〜3に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施形態1〜3に示した通りのものに限られないことは勿論である。
(1)実施形態1、2における候補文字表示部302、302aは、指定された英文字キーの1以上の順列に対応して日本語の読みを対応付けた候補文字表示用テーブル410を用いることとしたが、図17に示すような候補文字表示用テーブル410aを用いることとしてもよい。これによれば、日本語の読みを入力する以外に、子音を示す英文字の組を入力することも可能となる。例えば携帯端末100の候補文字表示部302について、候補文字表示用テーブル410aを用いるように変形した場合には、操作者が「k」キーの指定に続いて「u」キーに触れたときには、図18(a)に示すような選択肢106cが表示されることになる。なお、図18(a)の選択肢106cにおいて、小文字の候補文字「kj」に加えて大文字の「KJ」を含ませてもよいし、全角文字や半角文字等を区別して選択肢に含ませてもよい。
(2)実施形態1、2における候補文字表示部302、302aは、子音を示す英文字キーの指定に続いて操作者が母音を示す英文字キーに触れる等した場合に、その子音と、その触れた英文字キーが示す母音とから形成される日本語の読みを表す仮名文字も選択肢に含めて表示したが、その母音を示すキーにより形成される日本語の読みを表す仮名文字は選択肢には含めないこととしてもよい。この場合には、その母音を示すキーに隣接するキーから形成される日本語の読みを表す仮名文字は選択肢に含まれる。例えば、操作者が「k」キーの指定に続いて「i」キーに触れたとき、図18(b)に示す選択肢106dが表示されることになる。
(3)各実施形態で示した携帯端末における各機能部の機能分割(図2、図9、図12参照)は一例にすぎず、例えば、複数の機能部を1つにまとめても、1つの機能部を複数に分割してもよい。また、各機能部は、例えば携帯端末に備えられたメモリ及びプロセッサにより、メモリに格納された制御用プログラムがプロセッサに実行することでその機能を実現されるものである他、その全部又は一部の機能を1チップ又は複数チップの集積回路で実現されるものであってもよい。
(4)操作者へのインタフェースとしてタッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードは、各実施形態で示した携帯端末のソフトウェアキーボード102とは各キーの相対位置が多少異なるようなQWERTYキーボードであってもよく、また、ローマ字としての母音を示すキーの2つが隣接又は一定距離以内に近接するものであれば、QWERTY配列とは別の配列で英文字キーが配置されたキーボードであってもよい。
(5)各実施形態で示した入力受付部は、スマートフォンである携帯端末に備えられるものとしたが、携帯電話端末やゲーム用端末に備えられるものとしてもよく、機器のユーザインタフェースを担う入力受付装置として、上述した携帯端末以外の各種機器(パーソナルコンピュータ、電気機器、健康器具、時計その他の機器)に搭載されてローマ字入力方式の日本語入力のために利用されることにしてもよい。
(6)各実施形態で示した入力制御部300は、タッチパネルの表面へ指や操作部材を接触させたことおよび非接触状態にしたことを検出することにより所定の処理を行うが、タッチパネルの表面に指等を近付けたことおよびタッチパネルから指等を遠ざけたことを検出することにより所定の処理を行ってもよい。この場合、入力制御部300は、例えば静電容量式タッチパネルにおける静電容量の変化を検出することにより、タッチパネルに指等を近付けたことおよび遠ざけたことを検出することができる。
(7)各実施形態で示した携帯端末に、上述した変形事項を組み合わせて適用してもよい。
(8)各実施形態でしめしたローマ字入力処理(図5、6、10、11、14、15参照)をプロセッサに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるプロセッサで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがそのプログラムを実行することにより各実施形態で示した入力受付部の各機能が実現される。
(9)以下、更に本発明の一実施形態に係る入力受付装置の構成及びその変形例と各効果について説明する。
これにより、操作者がタッチパネル上で指等により子音のキーに触れた後に母音のキーに触れるとその触れた位置の周りに、候補文字が選択肢として表示されるので、操作者は指等を少し移動させるようスライド操作(フリック操作)をするだけで簡単に目的の選択肢を選ぶことができるようになる。
(d)前記ソフトウェアキーボードにおいて前記第1の母音を示すキーは前記第2の母音を示すキーとは別の特定のキーとも隣接して配置されており、前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音を示すキーと前記特定のキーとの組に対応して予め定められている特定文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示し、前記第2入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記特定文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該特定文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示することとしてもよい。
(e)前記入力受付装置は、文章入力機能を有する携帯端末に含まれており、前記ソフトウェアキーボードはQWERTY配列のキーボードであり、前記携帯端末が前記文章入力機能を実行する際に、前記キーボード表示部は前記タッチパネルに前記ソフトウェアキーボードを表示することとしてもよい。
(f)前記入力受付装置は、前記ソフトウェアキーボードにおける子音を示すキーと母音を示すキーとから構成される複数の組の各々について、当該組を構成する母音を示すキーに隣接して配置されている1以上の各キーが仮に当該組を構成する子音を示すキーに続いて触れられた場合に、入力されるべき各文字と当該各文字の配置とを対応付けた候補文字情報を記憶している記憶部を含み、前記候補文字表示部は、前記第2の読みを表す仮名文字及び前記特定文字の表示を、前記候補文字情報を参照することにより各配置を特定して、行うこととしてもよい。
(g)前記第2入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルに触れたままで、前記第2の読みを表す仮名文字に触れたことを検知した場合に限り、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示し、前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルでの触れた位置を移動することなく前記タッチパネルに触れない状態となったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示することとしてもよい。
(i)本発明の一実施形態に係る入力受付装置は、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、タッチパネルと、複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示部により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備えることを特徴とする。
(j)本発明の一実施形態に係る入力受付方法は、タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付けるための入力受付方法であって、複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含むことを特徴とする。
(k)本発明の一実施形態に係る入力受付装置は、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、タッチパネルと、複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備えることを特徴とする。
102 ソフトウェアキーボード
105 削除キー
200、200a、200b 入力受付部
210 制御部
220 通信部
300、300a、300b 入力制御部
301 キーボード表示部
302、302a 候補文字表示部
303 タイマー
304 訂正候補文字表示部
310、310a、310b 入力文字表示部
320、321 記憶部
330 タッチパネル
Claims (12)
- ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、
タッチパネルと、
複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、
子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、
前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、
前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備える
ことを特徴とする入力受付装置。 - 前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した時に、当該触れられた位置から一定距離範囲内に、前記第2の読みを表す仮名文字を表示する
ことを特徴とする請求項1記載の入力受付装置。 - 前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した時に、当該触れられた位置から前記一定距離範囲内に、前記第1の読みを表す仮名文字も表示し、
前記第1入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記第1の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、当該仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する
ことを特徴とする請求項2記載の入力受付装置。 - 前記ソフトウェアキーボードにおいて前記第1の母音を示すキーは前記第2の母音を示すキーとは別の特定のキーとも隣接して配置されており、
前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音を示すキーと前記特定のキーとの組に対応して予め定められている特定文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示し、
前記第2入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記特定文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該特定文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する
ことを特徴とする請求項3記載の入力受付装置。 - 前記入力受付装置は、文章入力機能を有する携帯端末に含まれており、
前記ソフトウェアキーボードはQWERTY配列のキーボードであり、
前記携帯端末が前記文章入力機能を実行する際に、前記キーボード表示部は前記タッチパネルに前記ソフトウェアキーボードを表示する
ことを特徴とする請求項4記載の入力受付装置。 - 前記入力受付装置は、前記ソフトウェアキーボードにおける子音を示すキーと母音を示すキーとから構成される複数の組の各々について、当該組を構成する母音を示すキーに隣接して配置されている1以上の各キーが仮に当該組を構成する子音を示すキーに続いて触れられた場合に、入力されるべき各文字と当該各文字の配置とを対応付けた候補文字情報を記憶している記憶部を含み、
前記候補文字表示部は、前記第2の読みを表す仮名文字及び前記特定文字の表示を、前記候補文字情報を参照することにより各配置を特定して行う
ことを特徴とする請求項4記載の入力受付装置。 - 前記第2入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルに触れたままで、前記第2の読みを表す仮名文字に触れたことを検知した場合に限り、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示し、
前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルでの触れた位置を移動することなく前記タッチパネルに触れない状態となったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する
ことを特徴とする請求項3記載の入力受付装置。 - 前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知してから、所定時間、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられなかったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する
ことを特徴とする請求項2記載の入力受付装置。 - ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、
タッチパネルと、
複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、
子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、
前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示部により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、
前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備える
ことを特徴とする入力受付装置。 - タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付けるための入力受付方法であって、
複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、
子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、
前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、
前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含む
ことを特徴とする入力受付方法。 - タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付方法であって、
複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、
子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、
前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示部により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、
前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含む
ことを特徴とする入力受付方法。 - ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、
タッチパネルと、
複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、
子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、
前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、
前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備える
ことを特徴とする入力受付装置。
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WO2013031516A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | シャープ株式会社 | 文字入力装置及び携帯端末装置 |
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