JP6141709B2 - 入力受付装置および入力受付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入力受付装置に関し、特に、タッチパネルにソフトウェアキーボードを表示して日本語入力を受け付ける技術に関する。
日本語入力において、かな漢字変換の前段階で文章の読みを入力する一入力方式として、ローマ字入力方式が知られている。これは、QWERTY配列等の英文字キーからなるキーボードにより、子音にあたるローマ字のキーを入力した後に、母音にあたるローマ字(「a」、「i」、「u」、「e」、「o」)のキーを入力することで、所謂50音表の仮名文字で示される日本語の読みを特定する方式である。
ところで、近年普及しつつあるタッチパネルを搭載したスマートフォン等の携帯端末には、タッチパネルにQWERTYキーボードを表示できるものも多い。ローマ字入力方式により日本語文章を入力する場合には、操作者がQWERTYキーボードの子音のキーに続いて母音のキーに触れると、タッチパネル上にはその子音と母音とにより形成される日本語の読みが表示される。
このような携帯端末における小面積のタッチパネルのQWERTYキーボードを操作する際には、ある程度ミスタイプが生じ得る。
このミスタイプを抑制する技術として、キーボード全体から現在操作可能なキーを絞り込んで強調表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−165146号公報
しかし、上述の特許文献1記載の技術によっても、現在操作可能なキーが隣り合って存在しているような場合には、まだミスタイプが生じ得る。
QWERTYキーボードは、母音のキー「u」、「i」等が隣り合って配置されているため、タッチパネル上のQWERTYキーボードでローマ字入力方式により日本語入力をする際には、子音のキーに触れた後に、正しい母音のキーではなく誤った母音のキーに触れる可能性がある。
英語入力であれば、ミスタイプが生じても、削除キーの入力後に再度目的の1つのキーを入力すれば良い。
しかし、日本語入力では、ミスタイプは操作者にとって特に不便な事態を招く。
操作者が子音のキーに触れた後に、目的の母音のキーではなくその隣の母音のキーに触れてミスタイプをした場合には、誤った日本語の読み、つまり1つの仮名文字が表示される。このとき、削除キーを入力することで誤ったその1つの仮名文字を消去して、改めて正しい読みを入力することになるが、既に正しく入力していた子音のキーの入力からもう一度やり直さなければならず、手間がかかるのである。
例えば、「く」と入力したい操作者が、タッチパネル上のQWERTYキーボードの「k」キーに触れた後に「u」キーの隣の「i」キーに触れてしまった場合には、タッチパネルには「き」と表示される。そこで操作者は、削除キーに触れて「き」を消去して、改めて「k」キー、「u」キーに順次触れることで所望の「く」を表示させることができる。この場合、操作者は、「k」キーを最初に正しく入力していたにもかかわらず、母音「u」のミスタイプの訂正のために再度入力しなければならず、不便と言える。
よって、ローマ字入力方式の日本語入力における操作性を改善する入力受付装置が求められている。
上記課題を解決するために、本発明に係る入力受付装置の一態様は、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、タッチパネルと、複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様による入力受付装置によれば、ローマ字入力方式の日本語入力における操作性を改善することができる。
実施形態1に係る携帯端末100の外観を示す図 携帯端末100の主要部の機能構成を示すブロック図 入力文字特定用テーブル400のデータ構成及び内容例を示す図 候補文字表示用テーブル410のデータ構成及び内容例を示す図 携帯端末100によるローマ字入力処理を示すフローチャート(図6に続く) 携帯端末100によるローマ字入力処理を示すフローチャート(図5から続く) (a)携帯端末100の「i」キー入力後の一画面を例示する図、(b)携帯端末100の次の画面を例示する図 (a)携帯端末100の「u」キー入力後の一画面を例示する図、(b)携帯端末100の次の画面を例示する図 実施形態2に係る携帯端末100aの主要部の機能構成を示すブロック図 携帯端末100aによるローマ字入力処理を示すフローチャート(図11に続く) 携帯端末100aによるローマ字入力処理を示すフローチャート(図10から続く) 実施形態3に係る携帯端末100bの主要部の機能構成を示すブロック図 訂正候補文字表示用テーブル500のデータ構成及び内容例を示す図 携帯端末100bによるローマ字入力処理を示すフローチャート(図15に続く) 携帯端末100bによるローマ字入力処理を示すフローチャート(図14から続く) 携帯端末100bの削除キー入力後の一画面を例示する図 候補文字表示用テーブル410aのデータ構成及び内容例を示す図 (a)携帯端末100の「u」キー入力後の一画面を例示する図、(b)携帯端末100の「i」キー入力後の一画面を例示する図
以下、本発明の入力受付装置の実施形態に係る携帯端末について説明する。
<実施形態1>
<構成>
実施形態1に係る携帯端末100は、ディスプレイ画面にタッチパッドを重ねて構成されたタッチパネルを備え、筐体内にメモリ及びプロセッサを有するスマートフォンである。
この携帯端末100は、文章を入力する機能を実行する際には、メモリに格納された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、図1に示すように、タッチパネルの画面領域101にQWERTY配列の英文字キーからなるソフトウェアキーボード102を表示する。
このソフトウェアキーボード102は、「a」、「i」、「u」、「e」、「o」という母音の英文字キー、これら以外の子音の英文字キー、かな漢字変換用の変換キー103、確定キー104、削除キー105等のキー群で構成される。
図2は、携帯端末100の主要部の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末100は、機能的な構成要素として、入力受付部200、制御部210及び通信部220を備える。
ここで、入力受付部200は、操作者からのローマ字入力方式による日本語入力を受け付けるものであり、プロセッサ及びメモリで実現される機能部としての入力制御部300と、メモリの一領域としての記憶部320と、タッチパネル330とを含む。
入力制御部300は、キーボード表示部301、候補文字表示部302及び入力文字表示部310を含む。
このキーボード表示部301は、ソフトウェアキーボードをタッチパネル330に表示する機能を担う部分である。
候補文字表示部302は、操作者がキーに触れたときに、ミスタイプの可能性もあるため、その操作者が本来入力したかった文字が何であるかを選択肢として表示して操作者に選定してもらうための機能を担う部分である。なお、候補文字表示部302は、選択肢の特定に、後述する候補文字表示用テーブル410を用いる。
また、入力文字表示部310は、後述する入力文字特定用テーブル410に基づいて、操作者のキー操作に応じて、入力された文字を特定する機能を担う。この入力文字表示部310は、子音を示すキーに続いて操作者が触れたキーが示す母音とその子音とから形成される読みを表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第1入力文字表示部311と、子音を示すキーに続いて操作者が触れたキーに隣接するキーが示す母音とその子音とから形成される読みを表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第2入力文字表示部312とを含む。
制御部210は、プロセッサを含んで構成され、携帯端末100の各部を制御し、操作者の指示に応じて、予めメモリに格納されたアプリケーションプログラムを実行する機能や、音声及びデータの通信を実現する通信回路で構成される通信部220を制御して通話やメールの授受等を行う機能を担うものである。なお、アプリケーションプログラムには、文章の入力や編集を行うことのできるものも含まれ、必要に応じて制御部210は、入力受付部200に指示をしてタッチパネル330にソフトウェアキーボードを表示させ、入力された日本語を受け付けて、アプリケーションプログラムにおける処理モジュールに伝える。
記憶部320は、ソフトウェアキーボードを表示するための画像、各キーの2次元座標情報、入力文字特定用テーブル400、候補文字表示用テーブル410等を記憶しており、また、操作者に触れられたキーを特定するための情報を記憶するための領域を有する。
<データ構造>
図3は、記憶部320に記憶されている入力文字特定用テーブル400のデータ構成及び内容例を示す図である。
入力文字特定用テーブル400は、操作者が順次触れた1以上のキーに基づいて、入力文字を特定するために用いられるテーブルであり、第1指定キー401、第2指定キー402、第3指定キー403、入力文字404及び確定フラグ405を対応付けてなるレコードの集合である。
各レコードにおいて、第1指定キー401、第2指定キー402及び第3指定キー403のそれぞれは、この順に操作者に触れられる各キーを示すものであり、この順で触れられた場合に入力文字404で示す文字を特定してタッチパネル330に表示することができ、確定フラグ405がONであれば日本語の読みが確定されたことを意味する。
例えば、図3に示すように、第1指定キー401が「k」であり、第2指定キー402及び第3指定キー403が入力されていないことを示し、入力文字404は「k」であり、確定フラグ405がOFFであるレコードに基づいて、第1入力文字表示部311は、操作者が「k」キーにしか触れていない状態では(図5の処理ステップS3参照)、入力された文字として「k」を表示する制御を行う。
また、図3に示すように、第1指定キー401が「k」であり、第2指定キー402が「i」であり、第3指定キー403が入力されていないことを示し、入力文字404は「き」であり、確定フラグ405がONであるレコードに基づいて、第1入力文字表示部311は、操作者が「k」キー、「i」キーに順次触れた状態において、候補文字表示部302に表示された選択肢により入力文字の特定ができなければ(図5の処理ステップS12参照)、入力された文字として「き」を表示する制御を行う。
図4は、記憶部320に記憶されている候補文字表示用テーブル410のデータ構成及び内容例を示す図である。
候補文字表示用テーブル410は、操作者が子音を示すキーに続いて母音を示すキーに触れた場合に、入力すべき文字(読み)の選択肢を表示するために用いられるテーブルである。この候補文字表示用テーブル410は、第1指定キー411、第2指定キー412、第3指定キー413、上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416及び左配置文字417を対応付けてなるレコードの集合である。
各レコードにおいて、第1指定キー411、第2指定キー412及び第3指定キー413のそれぞれは、この順に操作者に触れられる各キーを示すものであり、この順で触れられた場合に、表示されるべき選択肢の位置と内容とを示すものが、上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416及び左配置文字417である。なお、選択肢は、操作者の最後に触れたキーの位置の周りに表示される。
例えば、図4に示すように、第1指定キー411が「k」であり、第2指定キー412が「i」であり、第3指定キー413が入力されていないことを示し、上配置文字414が「き」、右配置文字415が「こ」、下配置文字416が「っ」、左配置文字417が「く」であるレコードに基づいて、候補文字表示部302は、操作者が「k」キー、「i」キーに順次触れた状態において、図7(a)の選択肢106aに示すように各候補文字を表示する制御を行う。
<処理構造>
以下、上述した構成を備える携帯端末100における入力受付部200の動作について説明する。
携帯端末100の制御部210がアプリケーションプログラムを実行し日本語入力が必要となった際に、入力受付部200の入力制御部300は、キーボード表示部301により、タッチパネル330にソフトウェアキーボード102を表示させる。
続いて、入力制御部300は、ローマ字入力処理を実行する。このローマ字入力処理は、ユーザインタフェースとしてのタッチパネル330に表示されたソフトウェアキーボード102に、操作者が触れたことを検知して、入力されるべき日本語を特定する処理であり、この特定された日本語は制御部210を通じてアプリケーションプログラムに伝えられることになる。
図5及び図6は、携帯端末100におけるローマ字入力処理を示すフローチャートである。
入力制御部300は、操作者がソフトウェアキーボード102の英文字キーに触れたこと、詳しくは、英文字キーが表示されたタッチパネルの表面へ指や操作部材を接触させてから非接触状態にしたこと(所謂タップしたこと)を、検出すると(処理ステップS1)、接触されたキーを識別する情報を、第1指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS2)。なお、ソフトウェアキーボード102における各キーの位置情報は予め定められており、接触位置に基づいてどのキーに接触したかが特定される。
続いて、入力制御部300は第1入力文字表示部311により、入力文字特定用テーブル400の入力文字404を用いて入力された文字として表示する文字を特定して(処理ステップS3)、タッチパネル330に表示する(処理ステップS4)。これにより、例えば操作者が「k」キーに触れた場合には、図1に示したようにタッチパネル330には「k」が表示される。なお、第1指定キーが「k」で第2指定キーがない場合は入力文字特定用テーブル400の確定フラグ405はOFFである。
次に、処理ステップS4で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS5)、OFFであれば、入力制御部300は、操作者がまた英文字キーに触れたことを検出するまで待機し(処理ステップS6)、検出したら、触れられたキーを識別する情報を、第2指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS7)。
その後、入力制御部300は、候補文字表示部302により候補文字表示用テーブル410に基づき候補文字からなる選択肢を表示する(処理ステップS8)。より詳細には、候補文字表示部302は、既に記憶されている第1指定キー及び第2指定キーから、候補文字表示用テーブルで一致するレコードを検索し、そのレコードの上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416及び左配置文字417に基づいて、第2指定キーの表示位置を中心とした一定距離範囲内(上下左右)に各候補文字を並べてなる選択肢をタッチパネル330に表示する。なお、操作者が触れている位置を基準として相対的な上下左右の各候補文字の表示位置は予め定められている。
選択肢が表示されると、入力制御部300は、操作者の触れた位置が移動して非接触状態になった場合(所謂フリック操作がなされた場合)に、上下左右のどちらに移動したかに基づいて、候補文字表示用テーブル410の上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416、左配置文字417を参照してどの候補文字が選択されたかの特定を試みる。このとき、位置の移動がなされなかったことが検出できれば選択された候補文字が特定できないことになる。
選択された候補文字が特定できる場合には(処理ステップS9)、第2入力文字表示部312によりその候補文字を入力されるべき文字と特定して表示し(処理ステップS10)、候補文字をタッチパネル330から消去する(処理ステップS11)。また、処理ステップS9において入力されるべき文字が特定できない場合(例えば、操作者がどの方向にもフリックせずに非接触状態にした場合等)には、第1入力文字表示部311により、入力文字特定用テーブル400に基づいて入力されるべき文字を特定して(処理ステップS12)、その文字を表示し(処理ステップS13)、また、候補文字をタッチパネル330から消去する(処理ステップS14)。
次に、入力制御部300は、処理ステップS13で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS15)、OFFであれば、操作者がまた英文字キーに触れたことを検出するまで待機し(処理ステップS16)、検出したら、触れられたキーを識別する情報を、第3指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS17)。
続いて、入力制御部300は、候補文字表示部302により候補文字表示用テーブル410に基づき候補文字からなる選択肢を表示する(処理ステップS18)。このときは、候補文字表示部302は、既に記憶されている第1指定キー、第2指定キー及び第3指定キーから、候補文字表示用テーブルで一致するレコードを検索し、そのレコードの上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416及び左配置文字417に基づいて、第3指定キーの表示位置を中心とした一定距離範囲内(上下左右)に各候補文字を並べてなる選択肢をタッチパネル330に表示する。
選択肢が表示されると、上述の処理ステップS9と同様に、入力制御部300は、操作者のフリック操作により、選択肢からどの候補文字が選択されたかの特定を試みる。選択された候補文字が特定できる場合には(処理ステップS19)、第2入力文字表示部312によりその候補文字を入力されるべき文字として表示し(処理ステップS20)、候補文字をタッチパネル330から消去する(処理ステップS21)。また、処理ステップS19において入力されるべき文字が特定できない場合には、第1入力文字表示部311により、入力文字特定用テーブル400に基づいて入力されるべき文字を特定して(処理ステップS22)、その文字を表示し(処理ステップS23)、また、候補文字をタッチパネル330から消去する(処理ステップS24)。なお、ローマ字入力方式においては3字以内の英文字で日本語の読みを特定するため、処理ステップS20又は処理ステップS23で表示された入力されるべき文字は、必ず日本語の読みとして確定するものである。
次に、入力制御部300は、操作者によってソフトウェアキーボード102の変換キー103が触れられたことを検出すれば(処理ステップS25)、既に、入力された文字として表示された文字をもとにして、かな漢字変換処理を行う(処理ステップS26)。なお、かな漢字変換処理は、従来広く知られているものと同様で足りるため、ここでは説明を省略する。
処理ステップS25において変換キー103への接触が検出されなければ、入力制御部300は、操作者によって確定キー104が触れられたかを判定し、触れられたならばローマ字入力処理を終える(処理ステップS27)。また、処理ステップS27において、操作者によって確定キー104が触れられていなければ、入力制御部300は、また英文字キーが触れられたかの検出(処理ステップS1)に処理を戻す。なお、処理ステップS11の後には、並びに、処理ステップS5及び処理ステップS15において確定フラグがONであった場合には、入力制御部300は、処理ステップS25に処理を移す。
以下、ローマ字入力処理の具体的な動作例を示す。
携帯端末100のタッチパネルにソフトウェアキーボード102が表示されているときに操作者が指で「k」キーに触れてから指を離すと、図1に示すように「k」が入力された文字として表示される(処理ステップS1〜S4)。そして、続いて操作者が、「i」キーに触れると、候補文字表示用テーブル410の第1指定キー411が「k」で第2指定キー412が「i」であるレコードの上配置文字414で示される「き」、右配置文字415で示される「こ」、下配置文字416で示される「っ」及び左配置文字417で示される「く」をそれぞれ候補文字としてなる選択肢106a(図7(a)参照)がタッチパネル330に表示される(処理ステップS5〜S8)。
このとき、操作者が指を現在の位置である「i」キーの位置から、「く」の方へとスライドさせると(つまりフリックすると)、図7(b)に示すように、「く」が入力されるべき文字として特定されタッチパネル330に表示され、選択肢106aは消去される(処理ステップS9〜S11)。この後は、入力制御部300は、処理ステップS15において確定フラグがONであるため、処理ステップS25へと処理を移す。もし操作者に変換キーが指定されず、確定キーが指定されたならば、入力制御部300は、「く」を制御部210に伝える。結果的には、制御部210から文章入力用のアプリケーションプログラム等にその「く」が渡されて処理されることになる。
以上、操作者が「k」キーに続いて「i」キーに触れた例を示したが、操作者が「k」キーに続いて「u」キーに触れた場合には、図8(a)の選択肢106bが表示され、このとき、操作者が指を「き」の方へとスライドさせると、図8(b)に示すように、「き」が入力される。
このように、携帯端末100の小面積のタッチパネル330に表示されたQWERTY配列のソフトウェアキーボード102でローマ字入力方式により日本語入力を行う場合において、母音である「u」、「i」、「o」が隣り合っていることから操作者がミスタイプをしてしまっても、入力受付部200の機能により、選択肢106a等の表示がなされるので、操作者は、意図通りの読みに簡単な操作で訂正することができるようになる。
<実施形態2>
以下、実施形態2に係る携帯端末100aについて説明する。
この携帯端末100aは、上述した実施形態1に係る携帯端末100とは、候補文字の選択肢に係る操作の処理のみにおいて異なる。実施形態1では、表示された選択肢106a等に対して操作者はフリック操作を行う仕様としたが、実施形態2では、母音キーに触れることにより表示された選択肢に対して操作者がその接触を一旦解除してから触れなおす(所謂タップ)操作を行う仕様にしている。
以下、携帯端末100aが携帯端末100と異なる点を中心に説明する。
<構成>
図9は、携帯端末100aの主要部の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末100aは、機能的な構成要素として、入力受付部200a、制御部210及び通信部220を備える。
ここで、入力受付部200aは、操作者からのローマ字入力方式による日本語入力を受け付けるものであり、プロセッサ及びメモリで実現される機能部としての入力制御部300aと、メモリの一領域としての記憶部320と、タッチパネル330とを含む。
入力制御部300aは、キーボード表示部301、候補文字表示部302a、時間経過を計時するタイマー303、及び入力文字表示部310aを含む。
候補文字表示部302aは、操作者がキーに触れたときに、ミスタイプの可能性もあるため、その操作者が本来入力したかった文字が何であるかを一定時間選択肢として表示して操作者に選定してもらうための機能を担う部分である。
また、入力文字表示部310aは、入力文字特定用テーブルに基づいて、操作者のキー操作に応じて、入力された文字を特定する機能を担う。この入力文字表示部310aは、子音を示すキーに続いて操作者が触れたキーが示す母音とその子音とから形成される読みを表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第1入力文字表示部311aと、子音を示すキーに続いて操作者が触れたキーに隣接するキーが示す母音とその子音とから形成される読みを表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第2入力文字表示部312aとを含む。
<処理構造>
以下、上述の構成を備える携帯端末100aにおける入力受付部200aの動作について説明する。
携帯端末100aの制御部210がアプリケーションプログラムを実行し日本語入力が必要となった際に、入力受付部200aの入力制御部300aは、キーボード表示部301により、タッチパネル330にソフトウェアキーボード102を表示させる。
続いて、入力制御部300aは、ローマ字入力処理を実行する。
図10及び図11は、携帯端末100aにおけるローマ字入力処理を示すフローチャートである。
入力制御部300aは、操作者がソフトウェアキーボード102の英文字キーの指定をしたこと、つまり英文字キーが表示されたタッチパネルの表面をタップしたことを検出すると(処理ステップS101)、指定されたキー(タップされたキー)を識別する情報を、第1指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS102)。
続いて、入力制御部300aは第1入力文字表示部311aにより、入力文字特定用テーブル400の入力文字404を用いて入力された文字として表示する文字を特定して(処理ステップS103)、タッチパネル330に表示する(処理ステップS104)。
次に、処理ステップS104で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS105)、OFFであれば、入力制御部300aは、操作者がまた英文字キーを指定したことを検出するまで待機し(処理ステップS106)、検出したら、指定されたキー(タップされたキー)を識別する情報を、第2指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS107)。
その後、入力制御部300aは、候補文字表示部302aにより候補文字表示用テーブル410に基づき候補文字からなる選択肢を表示する(処理ステップS108)。この選択肢の表示は、タイマー303により、一定時間T1(例えば3秒)の間だけ行われる。
選択肢が表示されると、入力制御部300aは、操作者により選択肢のうちのいずれかの候補文字が指定(タップ)されたことを検出すれば(処理ステップS109)、選択肢つまり候補文字群を消去し(処理ステップS110)、指定された候補文字を入力されるべき文字として特定してタッチパネル330に表示する(処理ステップS111)。
また、処理ステップS109において、候補文字が指定されなければ、選択肢を表示してから一定時間T1の間は候補文字の指定を待ち続け、一定時間T1が経過したら(処理ステップS112)、選択肢つまり候補文字群を消去し(処理ステップS113)、第1入力文字表示部311aにより、記憶している第1指定キー及び第2指定キーに基づいて、入力文字特定用テーブル400の入力文字404を用いて入力された文字として表示する文字を特定して(処理ステップS114)、タッチパネル330に表示する(処理ステップS115)。
次に、入力制御部300aは、処理ステップS115で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS15)、OFFであれば、操作者がまた英文字キーを指定(タップ)したことを検出するまで待機し(処理ステップS117)、検出したら、指定されたキー(タップされたキー)を識別する情報を、第3指定キーとして記憶部320に記憶する(処理ステップS118)。
続いて、入力制御部300aは、候補文字表示部302aにより候補文字表示用テーブル410に基づき候補文字からなる選択肢を一定時間T1の間だけ表示する(処理ステップS119)。このときは、候補文字表示部302aは、既に記憶されている第1指定キー、第2指定キー及び第3指定キーから、候補文字表示用テーブルで一致するレコードを検索し、そのレコードの上配置文字414、右配置文字415、下配置文字416及び左配置文字417に基づいて、第3指定キーの表示位置を中心とした一定距離範囲内(上下左右)に各候補文字を並べてなる選択肢をタッチパネル330に表示する。
選択肢が表示されると、入力制御部300aは、操作者により選択肢のうちのいずれかの候補文字が指定(タップ)されたことを検出すれば(処理ステップS120)、選択肢つまり候補文字群を消去し(処理ステップS121)、指定された候補文字を入力されるべき文字として特定してタッチパネル330に表示する(処理ステップS122)。
また、処理ステップS120において、候補文字が指定されなければ、選択肢を表示してから一定時間T1の間は候補文字の指定を待ち続け、一定時間T1が経過したら(処理ステップS123)、選択肢つまり候補文字群を消去し(処理ステップS124)、第1入力文字表示部311aにより、記憶している第1指定キー、第2指定キー及び第3指定キーに基づいて、入力文字特定用テーブル400の入力文字404を用いて入力された文字として表示する文字を特定して(処理ステップS125)、タッチパネル330に表示する(処理ステップS126)。
次に、入力制御部300aは、操作者にソフトウェアキーボード102の変換キー103が触れられたことを検出すれば(処理ステップS127)、既に、入力された文字として表示された文字をもとにして、かな漢字変換処理を行う(処理ステップS128)。処理ステップS127において変換キー103への接触が検出されなければ、入力制御部300aは、操作者に確定キー104が触れられたかを判定し、触れられたならばローマ字入力処理を終える(処理ステップS129)。また、処理ステップS129において、操作者に確定キー104が触れられないならば、入力制御部300aは、また英文字キーが指定されたかの検出(処理ステップS101)に処理を戻す。なお、処理ステップS111の後には、並びに、処理ステップS105及び処理ステップS116において確定フラグがONであった場合には、入力制御部300aは、処理ステップS127に処理を移す。
このように、携帯端末100aでは、ソフトウェアキーボード102でローマ字入力方式により日本語入力を行う場合において、母音である「u」、「i」、「o」が隣り合っていることから操作者がミスタイプをしてしまっても、それから一定時間が経過する迄は正しい入力文字の候補が選択肢として表示されるので、操作者は、意図通りの読みに簡単な操作(選択肢の1つに対するタップ操作)で訂正することができるようになる。
<実施形態3>
以下、実施形態3に係る携帯端末100bについて説明する。
上述した実施形態1に係る携帯端末100及び実施形態2に係る携帯端末100aが、操作者により母音を示すキーの操作がなされたときに、そのキーに隣接するキーに関連して入力されるべき文字の候補を選択肢として表示した。これらと異なり、この実施形態3に係る携帯端末100bは、操作者が文字を入力した後に削除キーを操作したときに、削除した文字の訂正後の文字の候補を選択肢として表示する機能を備える。
以下、携帯端末100bが携帯端末100と異なる点を中心に説明する。
<構成>
図12は、携帯端末100bの主要部の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すように、携帯端末100bは、機能的な構成要素として、入力受付部200b、制御部210及び通信部220を備える。
ここで、入力受付部200bは、操作者からのローマ字入力方式による日本語入力を受け付けるものであり、プロセッサ及びメモリで実現される機能部としての入力制御部300bと、メモリの一領域としての記憶部321と、タッチパネル330とを含む。
ここで、記憶部321は、上述した記憶部320と同様に入力文字特定用テーブル400を記憶し、操作者に触れられたキーを特定するための情報を記憶するための領域を有し、また、後述する訂正候補文字表示用テーブル500を記憶している。
入力制御部300aは、キーボード表示部301、訂正候補文字表示部304及び入力文字表示部310bを含む。
訂正候補文字表示部304は、操作者が削除キーに触れたときに、文字の訂正内容となる候補を、つまりその操作者が本来入力したかった文字が何であるかを、選択肢として表示して操作者に選定してもらうための機能を担う部分である。
また、入力文字表示部310bは、記憶部321に記憶されている入力文字特定用テーブル400に基づいて、操作者のキー操作に応じて、入力された文字を特定する機能を担う。この入力文字表示部310bは、操作者が触れたキーにより形成される読み表す仮名文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第1入力文字表示部311bと、削除キーの操作で表示される選択肢から操作者が選択した文字を入力された文字としてタッチパネル330に表示する第2入力文字表示部312bとを含む。
<データ構造>
図13は、記憶部321に記憶されている訂正候補文字表示用テーブル500のデータ構成及び内容例を示す図である。
操作者が子音を示すキーに続いて母音を示すキーに触れた場合に、第1入力文字表示部311bにより、入力文字特定用テーブル400に基づいて、入力された文字が特定されて表示された後において、操作者が削除キーを指定(タップ)したときに、訂正候補文字表示部304により、訂正後の文字として表示されるべき候補の選択肢を表示するために用いられるテーブルが、訂正候補文字表示用テーブル500である。
この訂正候補文字表示用テーブル500は、第1指定キー501、第2指定キー502、第3指定キー503、第1候補文字504、第2候補文字505及び第3候補文字506を対応付けてなるレコードの集合である。
各レコードにおいて、第1指定キー501、第2指定キー502及び第3指定キー503のそれぞれは、操作者が削除キーを指定する直前に、順に触れられた各キーと照合するためのものであり、この順で触れられた場合において、削除キー指定のときに、表示されるべき選択肢の内容を示すものが、第1候補文字504、第2候補文字505及び第3候補文字506である。なお、選択肢は、ソフトウェアキーボード102の各キーと重ならない位置に表示される。
例えば、図13に示すように、第1指定キー501が「k」であり、第2指定キー502が「i」であり、第3指定キー503が入力されていないことを示し、第1候補文字504が「く」、第2候補文字505が「こ」、第3候補文字506が「っ」であるレコードに基づいて、訂正候補文字表示部304は、操作者が「k」キー、「i」キー、削除キーを指等で順次指定した状態においては、図16の選択肢107に示すように各候補文字を表示する制御を行う。
<処理構造>
以下、上述した構成を備える携帯端末100bにおける入力受付部200bの動作について説明する。
携帯端末100bの制御部210がアプリケーションプログラムを実行し日本語入力が必要となった際に、入力受付部200bの入力制御部300bは、キーボード表示部301により、タッチパネル330にソフトウェアキーボード102を表示させる。
続いて、入力制御部300bは、タッチパネル330に表示されたソフトウェアキーボード102を介しての操作者の各キーの指定に応じて、ローマ字入力方式により日本語を特定する。
図14及び図15は、携帯端末100bにおけるローマ字入力処理を示すフローチャートである。
入力制御部300bは、操作者がソフトウェアキーボード102の英文字キーを指定(タップ)したこと、詳しくは、英文字キーが表示されたタッチパネルの表面へ指や操作部材を接触させてから非接触状態にしたことを、検出すると(処理ステップS201)、指定されたキーを識別する情報を、第1指定キーとして記憶部321に記憶する(処理ステップS202)。
続いて、入力制御部300bは第1入力文字表示部311bにより、入力文字特定用テーブル400の入力文字404を用いて入力された文字として表示する文字を特定して(処理ステップS203)、タッチパネル330に表示する(処理ステップS204)。これにより、例えば操作者が「k」キーを指定した場合には、図1に示したようにタッチパネル330には「k」が表示される。なお、第1指定キーが「k」で第2指定キーがない場合は入力文字特定用テーブル400の確定フラグ405はOFFである。
次に、処理ステップS204で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS205)、OFFであれば、入力制御部300bは、操作者がまた英文字キーを指定したことを検出するまで待機し(処理ステップS206)、検出したら、指定されたキーを識別する情報を、第2指定キーとして記憶部321に記憶する(処理ステップS207)。
第2指定キーが記憶されると、入力制御部300bは、第1入力文字表示部311bにより、入力文字特定用テーブル400に基づいて入力されるべき文字を特定して(処理ステップS208)、その文字を表示する(処理ステップS209)。例えば操作者が「k」キーに続いて「i」キーを指定した場合には、タッチパネル330には「き」が表示される。なお、第1指定キーが「k」で第2指定キーが「i」で第3指定キーがない場合は入力文字特定用テーブル400の確定フラグ405はONである。
次に、処理ステップS209で文字が表示されたときに用いられた入力文字特定用テーブルのレコードにおける確定フラグ405がONかどうかを判定し(処理ステップS210)、OFFであれば、入力制御部300bは、操作者がまた英文字キーを指定したことを検出するまで待機し(処理ステップS211)、検出したら、指定されたキーを識別する情報を、第3指定キーとして記憶部321に記憶する(処理ステップS212)。
第3指定キーが記憶されると、入力制御部300bは、第1入力文字表示部311bにより、入力文字特定用テーブル400に基づいて入力されるべき文字を特定して(処理ステップS213)、その文字を表示する(処理ステップS214)。
その後、或いは、処理ステップS205及び処理ステップS210で確定フラグがONであると判定した場合には、入力制御部300bは、操作者に削除キーが指定されたか否かを判定する(処理ステップS215)。
削除キーが指定された場合には、入力制御部300bは、タッチパネル330に表示されている入力文字のうち最後の1文字分を消去する(処理ステップS216)。例えば、タッチパネル330に「き」が表示されている場合には、「き」を消去する。
文字を消去した後に、入力制御部300bは、訂正候補文字表示部304により、訂正候補文字表示用テーブル500に基づき候補文字からなる選択肢を表示する(処理ステップS217)。訂正候補文字表示部304は、既に記憶されている第1指定キー、第2指定キー及び第3指定キーから、訂正候補文字表示用テーブル500で一致するレコードを検索し、そのレコードの第1候補文字504、第2候補文字505及び第3候補文字506に基づいて、表示されている各キーに重ならない、予め定められた位置に各候補文字を並べてなる選択肢をタッチパネル330に表示する。
例えば、操作者が「k」キー、「i」キーを指定した後に削除キーを指定した場合には、タッチパネル330に一旦表示された「き」が削除され、訂正用の候補文字として「く」、「こ」、「っ」を表した選択肢107が表示されることになる(図16参照)。
これは、「i」キーが隣接する「u」、「o」又は「k」のミスタイプであった可能性があるために、もしそれらのキーが指定されていた場合にそれらのキーと、最初の「k」キーと組み合わせて、読みとして確定する仮名文字を候補として含ませた選択肢となっている。
選択肢が表示されると、入力制御部300bは、操作者により指定されたキーを検出し(処理ステップS218)、検出できれば、候補文字の選択肢をタッチパネル330から消去する(処理ステップS219)。処理ステップS218において検出されたキーの指定が、英文字キーであれば(処理ステップS220)、入力制御部300bは、処理ステップS202に制御を戻す。また、処理ステップS218において検出されたキーの指定が、選択肢のうちの候補文字であれば(処理ステップS221)、入力制御部300bは、該当の候補文字を入力文字として特定してタッチパネル330に表示する(処理ステップS222)。
次に、入力制御部300bは、操作者にソフトウェアキーボード102の変換キー103が触れられたことを検出すれば(処理ステップS223)、既に、入力された文字として表示された文字をもとにして、かな漢字変換処理を行う(処理ステップS224)。
処理ステップS223において変換キー103への接触が検出されなければ、入力制御部300bは、操作者に確定キー104が触れられたかを判定し、触れられたならばローマ字入力処理を終える(処理ステップS225)。
このように、携帯端末100bでは、ソフトウェアキーボード102でローマ字入力方式により日本語入力を行う場合において、母音である「u」、「i」、「o」が隣り合っていることから操作者がミスタイプをしてしまっても、訂正するために削除キーを指定すれば最初に指定した子音である「k」キーと組み合わせてなる読みの候補が選択肢として表示されるので、操作者は、「k」キーを再度入力しなくても、簡単に意図通りの読みに訂正することができるようになる。
≪補足≫
以上、本発明に係る入力受付装置を、実施形態1〜3に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施形態1〜3に示した通りのものに限られないことは勿論である。
(1)実施形態1、2における候補文字表示部302、302aは、指定された英文字キーの1以上の順列に対応して日本語の読みを対応付けた候補文字表示用テーブル410を用いることとしたが、図17に示すような候補文字表示用テーブル410aを用いることとしてもよい。これによれば、日本語の読みを入力する以外に、子音を示す英文字の組を入力することも可能となる。例えば携帯端末100の候補文字表示部302について、候補文字表示用テーブル410aを用いるように変形した場合には、操作者が「k」キーの指定に続いて「u」キーに触れたときには、図18(a)に示すような選択肢106cが表示されることになる。なお、図18(a)の選択肢106cにおいて、小文字の候補文字「kj」に加えて大文字の「KJ」を含ませてもよいし、全角文字や半角文字等を区別して選択肢に含ませてもよい。
(2)実施形態1、2における候補文字表示部302、302aは、子音を示す英文字キーの指定に続いて操作者が母音を示す英文字キーに触れる等した場合に、その子音と、その触れた英文字キーが示す母音とから形成される日本語の読みを表す仮名文字も選択肢に含めて表示したが、その母音を示すキーにより形成される日本語の読みを表す仮名文字は選択肢には含めないこととしてもよい。この場合には、その母音を示すキーに隣接するキーから形成される日本語の読みを表す仮名文字は選択肢に含まれる。例えば、操作者が「k」キーの指定に続いて「i」キーに触れたとき、図18(b)に示す選択肢106dが表示されることになる。
(3)各実施形態で示した携帯端末における各機能部の機能分割(図2、図9、図12参照)は一例にすぎず、例えば、複数の機能部を1つにまとめても、1つの機能部を複数に分割してもよい。また、各機能部は、例えば携帯端末に備えられたメモリ及びプロセッサにより、メモリに格納された制御用プログラムがプロセッサに実行することでその機能を実現されるものである他、その全部又は一部の機能を1チップ又は複数チップの集積回路で実現されるものであってもよい。
(4)操作者へのインタフェースとしてタッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードは、各実施形態で示した携帯端末のソフトウェアキーボード102とは各キーの相対位置が多少異なるようなQWERTYキーボードであってもよく、また、ローマ字としての母音を示すキーの2つが隣接又は一定距離以内に近接するものであれば、QWERTY配列とは別の配列で英文字キーが配置されたキーボードであってもよい。
なお、各実施形態では、操作者にあるキーが触れられたときにそのキーの上下左右のいずれかの方向に隣接するキーに関連した日本語の読みを示す仮名文字を選択肢として表示したが、右上、右下、左上、左下といった斜めに隣接するキーに関連して特定される文字を選択肢として表示することとしてもよい。即ち、あるキーの指定に対して、そのキーとミスタイプする程度に相互に近接しているキーに関連した文字を選択肢として表示するように制御すればよい。
さらには、キーが互いに近接しているか否かに関わらず、操作者によってローマ字としての母音を示すキーが触れられた場合に、他の母音を示すキーに関連した日本語の読みを示す仮名文字を選択肢として表示するようにしてもよい。例えば、操作者が「k」キーに触れた後、「i」キーに触れると、「き」、「こ」、「っ」、「く」に加えて、「か」および「け」を候補文字としてなる選択肢がタッチパネルに表示されてもよい。
また、ローマ字としての子音を示すキー(第1子音キー)に隣接してローマ字としての母音を示すキー(第1母音キー)が隣接している場合、他の子音を示すキー(第2子音キー)が触れられた後に続けて第1母音キーに隣接した第1子音キーが触れられると、先に触れられた第2母音キーが示す子音と第1母音キーが示す母音とから形成される読みを表す仮名文字を候補文字として表示してもよい。
(5)各実施形態で示した入力受付部は、スマートフォンである携帯端末に備えられるものとしたが、携帯電話端末やゲーム用端末に備えられるものとしてもよく、機器のユーザインタフェースを担う入力受付装置として、上述した携帯端末以外の各種機器(パーソナルコンピュータ、電気機器、健康器具、時計その他の機器)に搭載されてローマ字入力方式の日本語入力のために利用されることにしてもよい。
(6)各実施形態で示した入力制御部300は、タッチパネルの表面へ指や操作部材を接触させたことおよび非接触状態にしたことを検出することにより所定の処理を行うが、タッチパネルの表面に指等を近付けたことおよびタッチパネルから指等を遠ざけたことを検出することにより所定の処理を行ってもよい。この場合、入力制御部300は、例えば静電容量式タッチパネルにおける静電容量の変化を検出することにより、タッチパネルに指等を近付けたことおよび遠ざけたことを検出することができる。
(7)各実施形態で示した携帯端末に、上述した変形事項を組み合わせて適用してもよい。
(8)各実施形態でしめしたローマ字入力処理(図5、6、10、11、14、15参照)をプロセッサに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるプロセッサで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがそのプログラムを実行することにより各実施形態で示した入力受付部の各機能が実現される。
(9)以下、更に本発明の一実施形態に係る入力受付装置の構成及びその変形例と各効果について説明する。
(a)本発明の一実施形態に係る入力受付装置は、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、タッチパネルと、複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備えることを特徴とする。ここで、前記一定条件は、第1の母音を示すキーが操作者に指等で触れられてからタッチパネル上での接触位置を動かすことなく指等が非接触状態にされたという条件や、候補文字が選択されることなく一定時間(例えば3秒)が経過したという条件等であり得る。
この構成により、操作者が子音のキーに触れた後に、目的の母音のキーではなくその隣の母音のキーに触れてミスタイプをした場合にも、仮に目的の母音のキーに触れていたとした場合の入力結果(日本語の読み)を示す候補文字が選択肢として表示されるので、操作者は、入力結果が意図通りの読みとなるように簡単な操作で訂正することができるようになる。
(b)前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した時に、当該触れられた位置から一定距離範囲内に、前記第2の読みを表す仮名文字を表示することとしてもよい。
これにより、操作者がタッチパネル上で指等により子音のキーに触れた後に母音のキーに触れるとその触れた位置の周りに、候補文字が選択肢として表示されるので、操作者は指等を少し移動させるようスライド操作(フリック操作)をするだけで簡単に目的の選択肢を選ぶことができるようになる。
(c)前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した時に、当該触れられた位置から前記一定距離範囲内に、前記第1の読みを表す仮名文字も表示し、前記第1入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記第1の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、当該仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示することとしてもよい。
これにより、操作者は、英文字キーを操作したときに表示される候補文字の選択肢から、英文字キーをミスタッチしたか否かにかかわりなく意図通りの日本語の読みを目視で確認してから選択することができるようになる。
(d)前記ソフトウェアキーボードにおいて前記第1の母音を示すキーは前記第2の母音を示すキーとは別の特定のキーとも隣接して配置されており、前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音を示すキーと前記特定のキーとの組に対応して予め定められている特定文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示し、前記第2入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記特定文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該特定文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示することとしてもよい。
これにより、操作者は、選択肢として表示される候補文字を選ぶことで、ミスタッチしたキーに隣接する1つの母音のキー以外のキーに係る入力を選択することもできるようになる。
(e)前記入力受付装置は、文章入力機能を有する携帯端末に含まれており、前記ソフトウェアキーボードはQWERTY配列のキーボードであり、前記携帯端末が前記文章入力機能を実行する際に、前記キーボード表示部は前記タッチパネルに前記ソフトウェアキーボードを表示することとしてもよい。
これにより、携帯端末のタッチパネルに表示された小さなQWERTYキーボードにより日本語入力をする場面において従来よりも優れた操作性が実現される。
(f)前記入力受付装置は、前記ソフトウェアキーボードにおける子音を示すキーと母音を示すキーとから構成される複数の組の各々について、当該組を構成する母音を示すキーに隣接して配置されている1以上の各キーが仮に当該組を構成する子音を示すキーに続いて触れられた場合に、入力されるべき各文字と当該各文字の配置とを対応付けた候補文字情報を記憶している記憶部を含み、前記候補文字表示部は、前記第2の読みを表す仮名文字及び前記特定文字の表示を、前記候補文字情報を参照することにより各配置を特定して、行うこととしてもよい。
これにより、入力されるべき文字の選択肢として表示される候補文字を操作者が操作し易い位置に配置することを、記憶部への記憶内容を適切に設定することで容易に実現できるようになる。
(g)前記第2入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルに触れたままで、前記第2の読みを表す仮名文字に触れたことを検知した場合に限り、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示し、前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルでの触れた位置を移動することなく前記タッチパネルに触れない状態となったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示することとしてもよい。
これにより、操作者は、正しく目的の英文字キーに触れていたような場合において、指等でキーに触れた際に表示される候補文字の選択肢に対して、指等をスライド操作(フリック操作)して選択するということをしないで指等をタッチパネルから離すという簡単な操作で、もともと触れた英文字キーにより定まる入力を確定させることができるようになる。
(h)前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知してから、所定時間、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられなかったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示することとしてもよい。
これにより、操作者は、正しく目的の英文字キーに触れていたような場合において、指等でキーに触れた際に表示される候補文字の選択肢を指定(タップ)しないだけで、もともと触れた英文字キーにより定まる入力を確定させることができるようになる。
(i)本発明の一実施形態に係る入力受付装置は、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、タッチパネルと、複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示部により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備えることを特徴とする。
この構成により、操作者はミスタイプをしてしまっても、訂正するために削除キーを指定すれば最初に指定した子音のキーと組み合わせてなる日本語の読みの候補が選択肢として表示されるので、操作者は、最初に指定した子音キーを再度入力しなくても、簡単に意図通りの読みに訂正することができるようになる。
(j)本発明の一実施形態に係る入力受付方法は、タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付けるための入力受付方法であって、複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含むことを特徴とする。
また、別の一実施形態に係る入力受付方法は、タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付方法であって、複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示部により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含むことを特徴とする。
これらの入力受付方法により、携帯端末の操作者は、日本語入力に際してミスタイプをしてしまっても、意図通りの日本語の読みが入力されるように容易に訂正することができるようになる。
(k)本発明の一実施形態に係る入力受付装置は、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、タッチパネルと、複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備えることを特徴とする。
この構成により、操作者が子音のキーに触れた後に、目的の母音のキーではなく別の母音のキーに触れてミスタイプをした場合にも、仮に目的の母音のキーに触れていたとした場合の入力結果(日本語の読み)を示す候補文字が選択肢として表示されるので、操作者は、入力結果が意図通りの読みとなるように簡単な操作で訂正することができるようになる。
本発明に係る入力受付装置は、携帯端末のタッチパネルからローマ字入力方式により日本語入力を行う場合に利用される。
100、100a、100b 携帯端末
102 ソフトウェアキーボード
105 削除キー
200、200a、200b 入力受付部
210 制御部
220 通信部
300、300a、300b 入力制御部
301 キーボード表示部
302、302a 候補文字表示部
303 タイマー
304 訂正候補文字表示部
310、310a、310b 入力文字表示部
320、321 記憶部
330 タッチパネル

Claims (12)

  1. ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、
    タッチパネルと、
    複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、
    子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、
    前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、
    前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備える
    ことを特徴とする入力受付装置。
  2. 前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した時に、当該触れられた位置から一定距離範囲内に、前記第2の読みを表す仮名文字を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力受付装置。
  3. 前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した時に、当該触れられた位置から前記一定距離範囲内に、前記第1の読みを表す仮名文字も表示し、
    前記第1入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記第1の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、当該仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力受付装置。
  4. 前記ソフトウェアキーボードにおいて前記第1の母音を示すキーは前記第2の母音を示すキーとは別の特定のキーとも隣接して配置されており、
    前記候補文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音を示すキーと前記特定のキーとの組に対応して予め定められている特定文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示し、
    前記第2入力文字表示部は、前記候補文字表示部により表示された前記特定文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該特定文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する
    ことを特徴とする請求項3記載の入力受付装置。
  5. 前記入力受付装置は、文章入力機能を有する携帯端末に含まれており、
    前記ソフトウェアキーボードはQWERTY配列のキーボードであり、
    前記携帯端末が前記文章入力機能を実行する際に、前記キーボード表示部は前記タッチパネルに前記ソフトウェアキーボードを表示する
    ことを特徴とする請求項4記載の入力受付装置。
  6. 前記入力受付装置は、前記ソフトウェアキーボードにおける子音を示すキーと母音を示すキーとから構成される複数の組の各々について、当該組を構成する母音を示すキーに隣接して配置されている1以上の各キーが仮に当該組を構成する子音を示すキーに続いて触れられた場合に、入力されるべき各文字と当該各文字の配置とを対応付けた候補文字情報を記憶している記憶部を含み、
    前記候補文字表示部は、前記第2の読みを表す仮名文字及び前記特定文字の表示を、前記候補文字情報を参照することにより各配置を特定して行う
    ことを特徴とする請求項4記載の入力受付装置。
  7. 前記第2入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルに触れたままで、前記第2の読みを表す仮名文字に触れたことを検知した場合に限り、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示し、
    前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことが検知されてから、操作者が前記タッチパネルでの触れた位置を移動することなく前記タッチパネルに触れない状態となったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する
    ことを特徴とする請求項3記載の入力受付装置。
  8. 前記第1入力文字表示部は、前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知してから、所定時間、前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられなかったことを検知した場合に、前記一定条件が満たされたものとして、前記第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の入力受付装置。
  9. ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、
    タッチパネルと、
    複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、
    子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、
    前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示部により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、
    前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備える
    ことを特徴とする入力受付装置。
  10. タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付けるための入力受付方法であって、
    複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、
    子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、
    前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、
    前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含む
    ことを特徴とする入力受付方法。
  11. タッチパネルを備える携帯端末において用いられ、ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付方法であって、
    複数の英文字キー及び削除キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが隣接して配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示手順と、
    子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示手順と、
    前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知したことに更に続いて前記削除キーが操作者に触れられたことを検知した場合に、前記第1入力文字表示手順により表示された文字を消去し、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示手順と、
    前記候補文字表示手順により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示手順とを含む
    ことを特徴とする入力受付方法。
  12. ローマ字入力方式の日本語入力を受け付ける入力受付装置であって、
    タッチパネルと、
    複数の英文字キーから成り、第1の母音を示すキーと第2の母音を示すキーとが配置されているソフトウェアキーボードを前記タッチパネルに表示するキーボード表示部と、
    子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合において一定条件下で、当該子音と当該第1の母音とから形成される第1の読みを表す仮名文字を、入力された文字として前記タッチパネルに表示する第1入力文字表示部と、
    前記子音を示すキーに続いて前記第1の母音を示すキーが操作者に触れられたことを検知した場合に、当該子音と前記第2の母音とから形成される第2の読みを表す仮名文字を、操作者が触れることができるように前記タッチパネルに表示する候補文字表示部と、
    前記候補文字表示部により表示された前記第2の読みを表す仮名文字が操作者に触れられたことを検知した場合に、当該仮名文字を入力された文字として前記タッチパネルに表示する第2入力文字表示部とを備える
    ことを特徴とする入力受付装置。
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