JP2015018014A - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015018014A
JP2015018014A JP2013143065A JP2013143065A JP2015018014A JP 2015018014 A JP2015018014 A JP 2015018014A JP 2013143065 A JP2013143065 A JP 2013143065A JP 2013143065 A JP2013143065 A JP 2013143065A JP 2015018014 A JP2015018014 A JP 2015018014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
emitting device
mirror
light guide
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013143065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6190191B2 (ja
Inventor
光秀 坂本
Mitsuhide Sakamoto
光秀 坂本
弘伸 森
Hironobu Mori
弘伸 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SKG Co Ltd
Original Assignee
SKG Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SKG Co Ltd filed Critical SKG Co Ltd
Priority to JP2013143065A priority Critical patent/JP6190191B2/ja
Publication of JP2015018014A publication Critical patent/JP2015018014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6190191B2 publication Critical patent/JP6190191B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

【課題】発光装置の上表面に対して水平方向に像のみではなく、上表面に対して斜め方向又は垂直方向に面が複数連続して配置しているように視認できる発光装置を提供する。
【解決手段】光源部材10と、背面側に配置される鏡面部材30と、正面側に配置され、進行してきた光の一部を透過させて上表面側から出射し、かつその他の光を背面方向に反射するハーフミラー40と、前記鏡面部材を背面側に、前記ハーフミラーを正面側に支持し、前記鏡面部材と前記ハーフミラーとの間に空間を形成する筒状の外周枠50と、前記鏡面部材と前記ハーフミラーとの間に前記外周枠の内周に沿って配置され、かつ少なくとも外周面側の一部に形成された凹部と前記凹部に配置された第1反射部材とを有する導光部材20と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
従来から奥行きのある像を表示する発光装置が種々提案されている。例えば、入射面、表示させるべき像の形状とされた反射領域が形成された反射面及び出射面を有する導光板と、入射面の正面に位置する光源と、を備えており、入射面から入射した光を反射面によって出射方向前方へと反射させることにより、出射面を透して任意の像を表示する構成とされた発光装置であって、導光板に対して出射方向後方に位置する全反射面と、導光板に対して出射方向前方に位置しており、出射方向後方から進行してきた光の一部を出射方向後方に反射し、かつその他の部分を出射方向前方に透過させるハーフミラーと、が設けられているものがある(特許文献1)。
この発光装置によれば、上記導光板の厚さ方向において等ピッチに重ねあわされた複数の像として顕像される。したがって、上記発光装置の薄型化を図りつつ、奥行きのある像を表示することができる、という効果がある。
しかし、従来の奥行きがあるように像を表示する発光装置は、発光装置の表示面と平行に表示された表示情報や模様を複数重ね合わせられたように表示させることしかできなかった。例えば、表示面と垂直方向に連続性があるように像を表示することができなかった。
特開2008−145675号公報
本発明は、このような課題を鑑みされたものであり、発光装置の上表面に対して平行に重ね合わさって視認できる像のみではなく、上表面に対して斜め方向又は垂直方向に面が複数連続して配置しているように視認できる発光装置を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために、以下の手段を採った。
本発明にかかる発光装置は、
光源部材と、
背面側に配置される鏡面部材と、
正面側に配置され、進行してきた光の一部を透過させて上表面側から出射し、かつその他の光を背面方向に反射するハーフミラーと、
前記鏡面部材を背面側に前記ハーフミラーを正面側に支持し、前記鏡面部材と前記ハーフミラーとの間に空間を形成する筒状の外周枠と、
前記鏡面部材と前記ハーフミラーとの間に前記外周枠の内周に沿って配置され、かつ少なくとも外周面側の一部に形成された凹部と前記凹部に配置された第1反射部材とを有する導光部材と、を備え、
前記光源から導入された光の一部又は全部が、前記第1反射部材の形状に視認できるように前記導光部材の内周面から光を出射することを特徴とする。
本発明の発光装置によれば、鏡面部材とハーフミラーが筒状に形成された外周枠の内周面側の背面側と正面側とにそれぞれ配置される。さらに、鏡面部材とハーフミラーとの間に導光部材が外周枠の内周面に沿って配置されている。これにより、ハーフミラーの外部から導光部材の内周面から発する光をハーフミラーに対して垂直方向又は斜めの面の像として表示させることができる。このように、従来のように、上表面に対して平行に見える面が奥行き方向へ重ね合わされたように見えるのではなく、上表面に対して垂直又は斜めに配置された面が垂直方向に連続して配置されているように見える。よって、従来と比較してより立体的な印象を有する像として視認させることができる。また、内周面を視認させることにより、周囲を取り囲むように光が連なって見えるため、奥行きがあるトンネル状に見せることができる。また、この際に、導光部材の外周面の一部には第1反射部材が配置されているので、第1反射部材によって反射された光がより強く内周面から出射するので、第1反射部材がない場合と比較して、より明るく見せることができる。さらに、第1反射部材の形態が導光部材の内面からより明確に視認され、第1反射部材の形状又は第1反射部材の形状に類似する形状に視認される。よって第1反射部材の形状を変化させることによって、様々な形に見えるように適宜変更することができる。
また、本発明にかかる発光装置において、前記凹部の表面は、梨地加工、マット加工又はシボ加工等の粗面加工がされていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、凹部の粗面によって光が拡散するため、凹部の形態をより明瞭に視認させることができる。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記導光部材は、上表面又は下表面の幅に対して3分の2以下の幅の第2反射部材が、上表面又は下表面に、かつ外周面側に取り付けられていることを特徴とするものであってもよい。上表面又は下表面に第2反射部材を設けることによって、これらの面から出射した光を再度導光部材内に導入させることができ、上表面又は下表面から光が出射することによる光の損失を抑え、より多くの光を内周面から出射させることができる。そのため、内周面をより明るく見せることができる。一方で、表面又は下表面の幅に対して3分の2以下の幅の第2反射部材を上表面又は下表面に、かつ外周面側に取り付けることで、上表面又は下表面の内周面側の3分の1以上の幅の範囲になにも被覆されておらず表面が透明な状態の部分が形成される。そのため、内周面に写り込んだ像がこの透明な部分を介して見えやすくなる。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記導光部材は、前記第1反射部材及び第2反射部材のいずれか又は両方の外側の表面を黒色又は白色にするか又はこれらの色のシートが配置されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、内周面以外の面から光が出射されるのを防止することができる。また、内周面以外を黒色にすることによって、内周面以外の面が正面から見える可能性が低減される。そのため、内周面以外から意図しない像が顕像されることを防止することができる。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記導光部材は、前記内周面の一部又は全部が前記鏡面部材に対して斜面に形成されていることを特徴とするものであってもよい。上表面に対して垂直面以外の面をとすることによって内周面に明るさの異なる面を作製することができる。また奥行き方向に立体的に連続する像として視認させることができる。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記導光部材は、前記内周面が曲面に形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、曲面を任意に選択することができ、様々な形状の内周面を有するトンネル状の像として視認させることができる。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記導光部材と前記反射部材との間及び前記導光部材と前記ハーフミラーとの間の少なくとも一方に隙間が形成されていることを特徴とするものであってもよい。かる構成を採用することによって、隙間を影のように暗部として奥行き方向に連続させることができるため、縞模様状に奥行き方向に連続する像として視認させることができる。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記ハーフミラーの上表面には、模様又は表示情報が記載されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、奥行き方向に連続する像に加えて、模様又は表示情報が上表面に浮いているように視認される。
さらに、本発明にかかる発光装置において、前記鏡面部材の表面に、模様又は表示情報が付されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、奥行き方向に模様又は表示情報が連続して重なって見える。
図1は、第1実施形態にかかる発光装置100の分解斜視図である。 図2は、第1実施形態にかかる導光部材20の分解斜視図及び分解断面図である。 図3A及び図3Bは、第1実施形態にかかる導光部材20のバリエーションを示す斜視図である。 図4は、第1実施形態にかかる導光部材20に第2反射部材60を配置する状態を示す斜視図である。 図5は、第1実施形態にかかる発光装置100の断面図である。 図6は、第1実施形態にかかる発光装置100を視認した状態を示す模式図である。 図7Aは、第2実施形態にかかる導光部材20の斜視図である。図7Bは第2実施形態にかかる導光部材20の発光装置100を視認した状態を示す模式図である。 図8は、第3実施形態にかかる導光部材20の断面図である。 図9は、第4実施形態にかかる導光部材20の斜視図である。 図10は、第5実施形態にかかる発光装置100の断面図である。 図11Aは、第6実施形態にかかる導光部材20の斜視図である。図11Bは第6実施形態にかかる導光部材20の発光装置100を視認した状態を示す模式図である。 図12は、第7実施形態にかかる導光部材20の斜視図である
本発明にかかる発光装置100の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。なお、本明細書において、「正面側」とは、人が視認する側をいい、「背面側」とは、正面側と反対側をいい、「上表面」とは、導光板の正面側の面をいい、「下表面」とは、導光板の背面側の面をいう。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる発光装置100が図1に示されている。図1は、第1実施形態にかかる発光装置100の分解斜視図である。第1実施形態にかかる発光装置100は、主として、光源部材10、導光部材20、鏡面部材30、ハーフミラー40及びこれらを固定する外周枠50とを備えている。
光源部材10は、1又は2以上の発光ダイオード(以下「LED」という。)を有している。発光ダイオードは、平面発光型、側面発光型、砲弾型等いずれのタイプであってもよい。好ましくは、平面発光型を使用するとよい。LEDの光の色は、限定するものではなく、例えば、白色、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色又は紫色のいずれかの色若しくはそれらの色の組み合わせ等であってもよい。光源部材10は、発光ダイオード、電源の種類その他取り付け方法に応じて取り付け可能な光源取付部材11やLEDに電力を供給する電源ユニット(図示しない。)を備えていてもよい。電源ユニットとしては、外部から入力された電力をLEDの定格に適合させるため、降圧、直流の定電流への整流、整流後のパルス変調及びノイズの除去等を行い、LEDに駆動電力を供給するため、例えば、変圧機、整流器、コンデンサ等から構成されるものが挙げられる。
導光部材20は、光が内部を通過可能な透明な樹脂で作製されており、例えば、メチルメタクリレートやエチルメタクリレート等のメタクリル樹脂の他、メチルアクリレート、エチルアクリレート等のアクリル製樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレン、ガラス等の種々の素材を用いることができる。高透過性を有する素材であれば特に限定するものではない。
導光部材20は、中央に貫通孔が設けられており、内側に内周面22を有している。導光部材20を作製するには、例えば、四角形の板状導光板の中央に貫通孔を穿設して作製してもよいし、細長い直方体からなる4つの拍子木状の導光部材を組み合わせて作製してもよいし、L字型に成形した導光部材を組み合わせて作製してもよい。なお、それぞれ導光部材20の成形方法としては、大きな透明な樹脂の板等から切削やレーザー等で切り出してもよいし、インジェクション等で型成形して作製してもよい。第1実施形態では、図2に示すように、四角形の板状導光板の中央に相似形の四角形の大きな貫通孔21が設けられ、この貫通孔21によって内周面22を有するリング状の導光部材20となる。勿論、導光部材20の形態は、これに限定するものではなく、内周面22を有するリング状の形態であればどのような形状であってもよい。例えば、図3Aに示すように、円形のリング(20)でもよいし、図3Bに示すように、複数の曲率を有するリング状の形態(20)であってもよい。導光部材20の断面は、図2のA−A断面図に示すように略四角形に形成されており、その外周面26には、導光部材20の外周面26の幅よりも狭い凹部26aが直線状に形成されており、凹部26aの表面は、レーザー加工によって凹凸を有する粗面に形成されている。なお、粗面の形態は梨地加工、マット加工、シボ加工等どのような形態であってもよい。粗面を作製する際に、上述した後加工の方法だけでなく、予め粗面を成形することができるように作製しておいたインジェクション等の型を使用して導光部材20の成形時に同時に粗面を成形してもよい。なお、凹部26aは、光がスムーズに導光部材20内に導入できるように、光源部材10からの光が導入される導入部26bには形成されていない。凹部26aを粗面に形成することによって光が効率よく拡散される。さらに、凹部26aには、第1反射部材27が貼着されている。第1反射部材27は、特に限定するものではない。例えば、白色のシートや鏡面に形成されたテープ等が使用される。第1反射部材27を設けることによって、凹部26aにおける粗面をより明るく照らすことができる。さらに、外周面26には、凹部26a及び第1反射部材27を覆うように黒色又は白色のシート28を設けるか、若しくは黒色又は白色の塗料で塗るとよい。第1反射部材27に加え、白色のシート28を設けることによって、内周面22から出射される光の輝度が向上する。黒色のシート28を設けることで、意図しない面から光が漏れることを防止することができる。
以下に、断面が8mm×10mmで長さ240mmの導光部材20に幅3mmの凹部26aを形成し、凹部26aにサンドブラストをかけ粗面を作製した後、白色の第1反射部材27を凹部26aに貼りつけた場合と貼り付けない場合、黒色シート及び白色シートをそれぞれ設けた場合の輝度を測定した測定データを示す。光源は、SANKI社製LEDユニット(型番OY−545)を使用し、端面から光を導入した。測定器には、ミノルタCS−100Aを用い、内周面に相当する面の真正面に1m離した位置に配置して輝度を測定した。
1.第1反射部材なし シートなし 13.9cd/m
2.第1反射部材あり シートなし 26.8cd/m
3.第1反射部材あり 黒色シートあり 25.2cd/m
4.第1反射部材あり 白色シートあり 40.7cd/m
以上より、第1反射部材27及び白色シート28を設けた場合が最も輝度が高いことがわかる。黒色シート28はシートがない場合と輝度はほとんど変わらなかったが、凹部26aの形状がよりはっきりと視認することができた。
こうして作製された導光部材20は、光源部材10からの光が導入部26bから導光部材20内に導入され、内周面22から主として導出する。この際に、光は、凹部26aに貼着された第1反射部材27によって導光部材20内に再入射される上、凹部26aの粗面によって拡散されるので、凹部26aの領域が強く光っているように内周面22から視認される。導光部材20に光を導入する場所や数は、導光部材20の形態や光源部材10の光の強さに応じて適宜設定することができる。第1実施形態においては、図1に示すように、4隅に配置される光源部材10(1箇所見えていない)によって、導光部材20内に光を導入してもよい。例えば、図3Aに示す円形のリング20aを使用した場合には、予め光の導入部26bを設けて導入するとよい。さらに、図3Bに示すように、より遠くまで光が届くように、最も直線が長い部分に光が導入されるように導入部26bを設けても良い。
さらに、導光部材20には、図4に示すように、上表面23、下表面25に内周面側が一部露出するように、上表面23及び下表面25の幅に対して3分の2以下の幅の第2反射部材60を外周面側に配置するとよい。第2反射部材60を設けることで、導光部材20に入射された光が上表面23、下表面25から導出された場合に、導光部材20内に光を再導入して内周面22から効率よく光を導出することができる。そのため、第2反射部材60を配置しなかった場合と比較して、内周面22を明るく光らせることができる。そのため、奥行き方向に連続する像をより明るく視認させることができ、より深い奥行きがあるように見せることができる。一方で、表面又は下表面の幅に対して3分の2以下の幅の第2反射部材60を上表面23又は下表面25に、かつ外周面側に取り付けることで、上表面23又は下表面25の内周面側の3分の1以上の幅の範囲になにも被覆されておらず表面が透明な状態な透明部23aができる。そのため、凹部26aによって拡散された光が内周面22に写り込んだ際に、内周面22の像が透明部23aを介して視認することができる。第2反射部材60としては、特に限定するものではないが、第1反射部材27と同様に、例えば、白色のシートや鏡面に形成されたテープ等が使用される。なお、第2反射部材60は、必ずしも上表面23及び下表面25の両方に配置しなければならないものではなく、上表面23及び下表面25のいずれか1面に設けても構わない。
さらに、導光部材20は、第1反射部材27及び第2反射部材60のいずれか又は両方の外側の表面を黒色にするか又は黒色のシートが配置されていてもよい。このように第1反射部材27及び第2反射部材60の外側の表面を黒くすることで、本来、視認させたくない第1反射部材27及び第2反射部材60の外側の表面が正面から視認される可能性を低減することができる。
鏡面部材30は、図1に示すように、発光装置100の背面側に配置され、導光部材20から出射した光を正面側に反射するための部材であり、一方の面が鏡面に形成されている。鏡面部材30としては、例えば、ガラスやプラスチックの表面に金属を蒸着させた部材であってもよいし、金属シート自体であってもよい。
ハーフミラー40は、導光部材20から出射した光又は背面側の鏡面部材30から反射された光の一部を透過し、残りの光の一部又は全部を反射する部材である。例えば、透明なガラス又は樹脂シートの表面にごく薄い金、銀、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、チタン、スズ等の金属や、これらの金属を含む合金、金属化合物等を薄く蒸着又はスパッタリング等によりコーティングしたものを使用するとよい。なお、すべての光が反射と透過に二分される部材だけでなく、一部が吸収されるような部材であってもよい。また、ハーフミラー40の表面にハードコート層等の保護層を形成してもよい。
外周枠50は、上述した光源部材10、導光部材20、鏡面部材30及びハーフミラー40を保持するためのものであり、第1実施形態においては、導光部材20の外周面26と同様の内周面を有する矩形の筒状に形成されている。よって、この空間に導光部材20が外周枠50の内周面に沿って配置される。外周枠50は、鏡面部材30を背面側に、ハーフミラー40を正面側に配置して、鏡面部材30とハーフミラー40との間に空間が形成されるように配置し、この空間に導光部材20が外周枠50の内周面に沿って配置される。こうして、外周枠50は、導光部材20、鏡面部材30及びハーフミラー40を重ねた状態で保持する。
こうして構成された各構成部材は、図5に示すように、外周枠50内に背面側から鏡面部材30、導光部材20及びハーフミラー40の順に配置される。外周枠50の4隅には、光源部材10が配置され、主として導光部材20の四角形の各辺にそれぞれ光を入射する。勿論光源部材10の数は限定するものではなく、内周面22から十分な光が出射可能であれば、1〜3つ又は5以上であってもよい。こうして発光装置100は、背面側に鏡面部材30が、正面側にハーフミラー40が配置され、それぞれ鏡面部材30とハーフミラー40との間の外周面26側に導光部材20が配置され、中心部分は導光部材20の貫通孔により空間が形成される。この空間によって導光部材20の内周面22が形成され、光源部材10からの光はこの空間内に出射される。
以上のように作製された発光装置100によれば、光源部材10を点灯させると、光が導光部材20内に入射され、光の大部分が内周面22から出射される。出射された光の一部は、鏡面部材30へ到達し、他の一部は、直接にハーフミラー40に到達する。直接にハーフミラー40へ到達した光の一部はハーフミラー40を透過して発光装置100の外へと出射され、ハーフミラー40を透過しなかった光の一部又は全部は、鏡面部材30側へ向けて反射される。鏡面部材30は、受けた光の略すべてを反射するため、導光部材20から直接入射された光及びハーフミラー40によって反射された光は、再度、ハーフミラー40へと出射される。この光の一部がハーフミラー40を透過し、その他の部分がハーフミラー40によって再度反射される。同様にして、入射されたハーフミラー40による透過及び反射と鏡面部材30による反射とが繰り返されることにより、導光部材20の内周面22が、図6に示すようにあたかも発光装置100の奥行き方向に等ピッチで連続する複数の像として、表示面として機能するハーフミラー40に視覚化される。言い換えると、奥行き方向に複数の内周面22の同一パターンがあたかも存在するかのように多重化して視覚的に認識させることができる。このように、第1実施形態の発光装置100によれば、発光装置100自体の厚さの何倍もの奥行きを有する像として表示させることができる。この際に、本実施形態においては、外周面26に凹部26aが設けられており、この凹部26aは粗面に形成されているとともに、第1反射部材27が貼着されているので、凹部26aの部分がより強く光って見える。そのため、凹部26aの形状がより明るく奥行き方向に複数連続する像として視覚化されやすくなる(図6では模式的に太線22aで表している)。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる発光装置100の導光部材20が図7Aに、発光装置100を視認した状態を図7Bに示されている。第2実施形態にかかる発光装置100は、図7Aに示すように、使用される導光部材20の内周面22に縦の溝23を2本形成してある。その他の点は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
第2実施形態にかかる発光装置100によれば、溝29に形成することによって、溝29で光が拡散し溝29の形状に光って見えるため、溝29の模様を内周面22に形成することができる。特に内周面22の像が奥行き方向へ連続して視覚化されるので、従来のように重ね合わされた像のように、断続的に繰り返されて見えるのではなく、図7Bに示すように連続した線のように視覚的に認識させることができる。勿論、溝29の形状は特に限定するものではなく、任意の溝形状を使用することができる。また、溝23の形態は、直線状の溝だけでなく、模様や文字の形状に溝29を内周面22に施しても良い。
なお、第2実施形態において、溝29の代わりに内周面22から細長く連続的に伸びる突出した凸部で作製してもよい。凸部によっても同様に内周面22に模様や文字を視認させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態にかかる発光装置100の導光部材20の断面図が図8に示されている。第3実施形態にかかる導光部材20は、内周面22の全面が上表面に対して斜面に形成されている。その他の点は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
この第3実施形態によれば、内周面22を鏡面部材30側に向けて配置することができるので、内周面22の像がより鮮明に見える。
(第4実施形態)
第4実施形態にかかる発光装置100の導光部材20の斜視図が図9に示されている。第4実施形態にかかる導光部材20は、内周面22が曲面に形成されている。その他の形態は第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
かかる内周面22を有する導光部材20を使用することで、奥行き方向へ複数の内周面22が連続して視認された際に様々な形状を有するトンネル状に視認させることができる。
(第5実施形態)
第5施形態にかかる発光装置100が図10に示されている。図10は実施形態にかかる発光装置100の断面図である。第6実施形態にかかる導光部材20は、導光部材20と鏡面部材30との間及び導光部材20とハーフミラー40との隙間1が形成されている。その他の形態は第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
隙間1の部分は、正面から視た際には、暗部として視認することができる。そのため隙間1を形成することで、導光部材20の内周面22の間に暗く映る暗部を形成することができる。よって、内周面22と隙間1とにより明暗の縞模様状に繰り返した像を視認させることができる。
(第6実施形態)
第6実施形態にかかる発光装置100が図11に示されている。図11は第6実施形態にかかる発光装置100の導光部材20を示す斜視図である。第6実施形態にかかる導光部材20は、ハーフミラー40の上表面に表示情報(ABCD)が記載されている。
ハーフミラー40に表示情報(ABCD)を設けることで、上述した効果に加えて、模様又は表示情報が上表面に浮いているように視認される。
(第7実施形態)
第7実施形態にかかる発光装置100が図12に示されている。図12は、第7実施形態にかかる発光装置100の斜視図である。第7実施形態にかかる導光部材20は、鏡面部材30の上面に立体的な表示情報(ABCD)を有する表示部材90が設けられている。この立体的な表示部材90は、透明な部材であってもよいし、不透明な部材であってもよい。好ましくは特殊な蛍光塗料が配合された樹脂を使用し、外部からの光を吸収して、端面から光を放出する集光樹脂を使用した表示部材90を使用するとよい。
このような立体的な表示部材を鏡面部材30に配置することで、立体的な文字情報が奥行き方向へ連続して重なって見える。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施の形態で示すように、発光装置として利用することができる。
10…光源部材、11…光源取付部材、20…導光部材、21…貫通孔、22…内周面、
23…上表面、29…縦の溝、25…下表面、26…外周面、26a…凹部、
27…第1反射部材、28…黒色又は白色のシート、30…鏡面部材、
40…ハーフミラー、50…外周枠、60…第2反射部材、90…表示部材、
100…発光装置


Claims (9)

  1. 光源部材と、
    背面側に配置される鏡面部材と、
    正面側に配置され、進行してきた光の一部を透過させて上表面側から出射し、かつその他の光を背面方向に反射するハーフミラーと、
    前記鏡面部材を背面側に、前記ハーフミラーを正面側に支持し、前記鏡面部材と前記ハーフミラーとの間に空間を形成する筒状の外周枠と、
    前記鏡面部材と前記ハーフミラーとの間に前記外周枠の内周に沿って配置され、かつ少なくとも外周面側の一部に形成された凹部と前記凹部に配置された第1反射部材とを有する導光部材と、を備え、
    前記光源から導入された光の一部又は全部が、前記第1反射部材の形状に視認できるように前記導光部材の内周面から光を出射することを特徴とする発光装置。
  2. 前記凹部の表面は、梨地加工、マット加工又はシボ加工等の粗面加工がされていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記導光部材は、上表面又は下表面の幅に対して3分の2以下の幅の第2反射部材が、上表面又は下表面に、かつ外周面側に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記導光部材は、前記第1反射部材及び第2反射部材のいずれか又は両方の外側の表面を黒色又は白色にするか又はこれらの色のシートが配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記導光部材は、前記内周面の一部又は全部が前記鏡面部材に対して斜面に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記導光部材は、前記内周面が曲面に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記導光部材と前記反射部材との間及び前記導光部材と前記ハーフミラーとの間の少なくとも一方に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記ハーフミラーの上表面には、模様又は表示情報が付されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記鏡面部材の表面に、模様又は表示情報が付されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置。


JP2013143065A 2013-07-08 2013-07-08 発光装置 Active JP6190191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143065A JP6190191B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143065A JP6190191B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015018014A true JP2015018014A (ja) 2015-01-29
JP6190191B2 JP6190191B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=52439088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013143065A Active JP6190191B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6190191B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017105234A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 豊和繊維工業株式会社 乗物用の室内照明装置
JP2019184906A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社エス・ケー・ジー 発光装置及び発光部材の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1229912A (ja) * 1967-07-17 1971-04-28
US4139955A (en) * 1976-04-08 1979-02-20 Reiback Earl M Display device
JPS5790480U (ja) * 1980-11-25 1982-06-03
JP3004568U (ja) * 1994-04-01 1994-11-22 孝昭 永吉 電光表示立体看板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1229912A (ja) * 1967-07-17 1971-04-28
US4139955A (en) * 1976-04-08 1979-02-20 Reiback Earl M Display device
JPS5790480U (ja) * 1980-11-25 1982-06-03
JP3004568U (ja) * 1994-04-01 1994-11-22 孝昭 永吉 電光表示立体看板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017105234A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 豊和繊維工業株式会社 乗物用の室内照明装置
JP2019184906A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社エス・ケー・ジー 発光装置及び発光部材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6190191B2 (ja) 2017-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI427341B (zh) 顯示裝置、其製造方法、圖案顯示方法、遮蔽裝置及遮蔽方法
JP4825165B2 (ja) 表示装置
TWI390159B (zh) 照明裝置
EP3257038B1 (en) Light assembly for illuminating an emblem
US20090180296A1 (en) Logo display
TWI581020B (zh) Light guide plate, mold, and mold processing methods
JP2012113970A (ja) 車両外装ガーニッシュ
JP2009050457A (ja) 遊技機の電飾装置
JP2005221661A (ja) 加飾装置
JP6243704B2 (ja) 発光装置
JP6154695B2 (ja) 発光装置
JP6190191B2 (ja) 発光装置
JP2008299116A (ja) 機器
JP2017126586A (ja) 照明装置
CN110529770B (zh) 发光壳体
JP2012113969A (ja) 車両外装ガーニッシュ
JP6430291B2 (ja) 照明装置
JP6154694B2 (ja) 発光装置
JP2014212079A (ja) 導光板及び導光板を有する灯具
JP5284312B2 (ja) 導光板及び照明装置
JP2006044330A (ja) 発光装置
JP6138644B2 (ja) 照明装置
JP6760728B2 (ja) 発光装置
JP2013175483A (ja) 導光板及び照明装置
JP6204722B2 (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6190191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250