JP2015015874A - 直流励磁界磁型同期電動機 - Google Patents

直流励磁界磁型同期電動機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015015874A
JP2015015874A JP2013159361A JP2013159361A JP2015015874A JP 2015015874 A JP2015015874 A JP 2015015874A JP 2013159361 A JP2013159361 A JP 2013159361A JP 2013159361 A JP2013159361 A JP 2013159361A JP 2015015874 A JP2015015874 A JP 2015015874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field
iron core
pole
magnetic
axial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013159361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5647307B1 (ja
Inventor
成田 憲治
Kenji Narita
憲治 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013159361A priority Critical patent/JP5647307B1/ja
Priority to US14/894,240 priority patent/US20160105088A1/en
Priority to PCT/JP2014/051196 priority patent/WO2014196218A1/ja
Priority to DE112014002272.1T priority patent/DE112014002272T5/de
Application granted granted Critical
Publication of JP5647307B1 publication Critical patent/JP5647307B1/ja
Publication of JP2015015874A publication Critical patent/JP2015015874A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/02Synchronous motors
    • H02K19/10Synchronous motors for multi-phase current
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/145Stator cores with salient poles having an annular coil, e.g. of the claw-pole type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2786Outer rotors
    • H02K1/2787Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/2789Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2791Surface mounted magnets; Inset magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/03Machines characterised by aspects of the air-gap between rotor and stator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】励磁鉄心を用いて界磁を励磁する直流励磁界磁型同期電動機において、大トルク密度・出力密度を得るため、電機子と界磁とが対向する有効なエアギャップの面積を大きくする。
【解決手段】ロータ200A(200B)のラジアル方向の側面と、2つのアキシャル方向の側面とに、それぞれエアギャップを介してステータ300A(300B)の電機子を対向的に配置して、電機子にインバータによる多相交流電流を流すことにより、空間的および時間的に同一極性となる回転磁界が発生して、3つのエアギャップG1〜G3において同一回転方向のトルクおよび回転出力を得るようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、直流励磁界磁型同期電動機に関し、さらに詳しく言えば、1つのラジアルエアギャップ面と2つのアキシャルエアギャップ面の3面のエアギャップ面を有効利用して、よりトルク密度、出力密度を高めた直流励磁界磁型同期電動機に関する。
電動機の一例として直流励磁界磁型同期電動機がある。この種の電動機は、ロータの回転制御用として励磁用コイルと励磁鉄心を備えている。通常、この励磁コイルには、スリップリングを介して給電される。しかしながら、スリップリングは、ブラシとともに摩耗するため信頼性が低いという欠点がある。
そこで、スリップリングを使用しない直流励磁界磁型同期電動機が提案されている。その一例として、非特許文献1の電動機がある。図18に示すように、この電動機1Aは、2つの界磁をクローポール型の組み合わせとして回転軸21に固定されたロータ2Aと、ロータ2Aのラジアル方向の側面に対向するように配置された環状のステータ3Aとを備えている。
ロータ2Aは、界磁鉄心22のアキシャル側の側面(図18では左側面)の一部が切り欠かれており、その切り欠き部23に、一端が図示しない支持部材にて片持ちで支持された励磁鉄心4Aの自由端側をロータ2Aの内側に差し込んだ構造となっている。
これによれば、励磁鉄心4Aの励磁コイル41に直流電流を流す
ことにより、クローポールの偶数極の界磁のうち、例えば偶数番目の極がN極、奇数番目の極がS極となるようにそれぞれ励磁され、ステータ3A側の電機子の回転磁界との間にトルクが発生する。
また別の例として、非特許文献2の電動機がある。図19に示すように、この電動機1Bは、円盤状のロータ2Bと、ロータ2Bのラジアル方向の外周面に沿って環状のステータ3Bが配置されたインナーロータ型である。
図19(a)に示すように、ロータ2Bの界磁鉄心51の中央部に円周方向の溝を切り、左右それぞれに偶数個の歯を形成するとともに、歯と歯の間には円周方向の巾が歯とほぼ等しいスロットを設け、左右で歯とスロットが互い違いに向き合うように配置して、左側のスロットにはN極の永久磁石を表面に張り付け、右側のスロットにはS極の永久磁石を表面に張り付ける。
ステータ3Bの電機子鉄心32の中央部には円周方向に溝34を切り、そこにリング状の励磁コイル41を埋め込み直流電流を流すと界磁の永久磁石52,53を張り付けていない歯には左側の界磁においてはN極、右側の界磁の歯にはS極の極性の磁界が発生し、界磁全体では偶数極の磁界が形成され、電機子の回転磁界との間にトルクが発生する。
しかしながら、上述した2種類の電動機には次のような問題があった。すなわち、両者ともエアギャップ面がラジアル方向にのみ設けられているため、トルク密度や出力密度が低い。特に、後者は回転子となる界磁の磁界形成は、永久磁石と直流励磁とが半分ずつ分担する構造であるため、直流励磁による界磁磁束を十分に発生させることができない。
モータの力(トルク)は、界磁による直流磁界と電機子による交流磁界とが対向して形成されたエアギャップを介して相互に作用して発生する引力−斥力(マクスウェル応力)の運動方向成分の総和に比例する。すなわち、モータの力(トルク)∝〔電機子の交流磁束の大きさ〕×〔界磁の直流磁束の大きさ〕
で表される。
モータのサイズ、電気装荷、磁気装荷、及びエアギャップ長などをほぼ一定と仮定すると、次の二つの式が成立する。すなわち、〔電機子の交流磁束の大きさ〕∝〔電機子と界磁とが対向するエアギャップ面積〕であり、〔界磁の直流磁束の大きさ〕∝〔電機子と界磁とが対向するエアギャップ面積〕である。したがって、モータのトルク密度や出力密度を大きくするためには、電機子と界磁とが対向するエアギャップの面積を大きくすることが望ましい。
しかしながら、両者はラジアル方向またはアキシャル方向のみのエアギャップをもって対向配置されているため、より高出力化を図るためには、上述したようにステータとロータのエアギャップ面積をさらに増やす必要がある。
井上正哉ら著、平成22年電気学会産業応用部門大会(2−S8−3),II−77〜80頁,「脱レアアース2−クローポールモータの可能性」 堺和人著、平成22年電気学会産業応用部門大会(3−7),III−149〜154頁,「ハイブリッド可変磁力モータの原理と基本特性」
そこで、本発明の課題は、励磁鉄心を用いて界磁を励磁する直流励磁界磁型同期電動機において、大トルク密度・出力密度を得るため、電機子と界磁とが対向する有効なエアギャップの面積を大きくすることにある。
上述した課題を解決するため、第1の発明は以下の特徴を備えている。すなわち、電機子と直流励磁鉄心とを有するステータと、上記直流励磁鉄心により励磁される界磁を有するロータとを含み、上記ステータの内周面側に上記ロータが配置されているインナーロータ式の直流励磁界磁型同期電動機において、上記界磁は、強磁性体からなる偶数個の界磁磁極を有し、上記各界磁磁極が上記ロータの円周方向に所定の間隔をもって配置された状態で非磁性体の支持部材を介して強磁性体の回転軸に取り付けられ、上記界磁磁極の各々は、外径側の1つのラジアル面と、上記回転軸の軸方向に沿った両側面側の2つのアキシャル面とを有し、上記電機子は、環状鉄心を備え、上記環状鉄心には、上記界磁磁極の上記ラジアル面と上記各アキシャル面とにそれぞれエアギャップを介して対向するラジアル側ティース部とアキシャル側ティース部の3つのティース部を含む電機子ティースが円周方向に所定の間隔をもって設けられており、上記直流励磁鉄心は、上記界磁磁極の上記各アキシャル面の一方と対向する第1励磁鉄心と上記各アキシャル面の他方と対向する第2励磁鉄心とを有し、上記界磁磁極のうちの奇数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル面に磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル面には磁束を通すフラックスゲート部が形成され、上記偶数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル面に磁束を通すフラックスゲート部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル面には磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、上記直流励磁鉄心は、上記回転軸を周回するリング状の直流励磁コイルを有し、通電により発生する磁束が、上記回転軸のN極側→N極側の励磁鉄心→上記奇数番目または偶数番目の界磁磁極のフラックスゲート部を有する界磁磁極→上記3面のエアギャップ→上記電機子の環状鉄心→上記3面のエアギャップ→上記偶数番目または奇数番目のフラックスゲート部を有する界磁磁極→S極側の励磁鉄心→上記回転軸のS極側へと流れる直流磁気回路が形成されて上記偶数番目の界磁磁極と上記奇数番目の界磁磁極が互いに異極となるようにし、上記電機子に多相交流電流を流して空間的・時間的に同一極性となる回転磁界を発生させ、上記3面のエアギャップにおいて上記界磁による直流磁束と上記電機子による交流磁束とを相互に作用させて回転出力を得ることを特徴としている。
第2の発明は以下の特徴を備えている。すなわち、電機子と直流励磁鉄心とを有するステータと、上記直流励磁鉄心により励磁される界磁を有するロータとを含み、上記ステータの外周面側に上記ロータが配置されているアウターロータ式の直流励磁界磁型同期電動機において、上記ロータは、強磁性体の固定軸に軸受部材を介して回転可能に支持された非磁性体からなるケーシングと、上記ケーシングの内周面側に取り付けられる界磁とを含み、上記界磁は、上記ロータの円周方向に所定の間隔をもって配置された強磁性体からなる偶数個の界磁磁極を備え、上記界磁磁極の各々は、上記ケーシングの円周側の内周面に配置される1つのラジアル磁極部と上記ケーシングの上記固定軸の軸方向に沿った両側の内周面に配置される2つのアキシャル磁極部とを有し、上記電機子は、内周側が非磁性体の支持部材を介して上記固定軸に固定される強磁性体からなる環状鉄心を備え、上記環状鉄心には、上記各界磁磁極の上記ラジアル磁極部と上記各アキシャル磁極部とにそれぞれエアギャップを介して対向するラジアル側ティース部とアキシャル側ティース部の3つのティース部を含む電機子ティースが円周方向に所定の間隔をもって設けられており、上記直流励磁鉄心は、上記界磁磁極の上記各アキシャル磁極部の一方と対向する第1励磁鉄心と上記各アキシャル磁極部の他方と対向する第2励磁鉄心とを有し、上記界磁磁極のうちの奇数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル磁極部に磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル磁極部には磁束を通すフラックスゲート部が形成され、上記偶数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル磁極部に磁束を通すフラックスゲート部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル磁極部には磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、上記直流励磁鉄心は、上記固定軸を周回するリング状の直流励磁コイルを有し、通電により発生する磁束が、上記固定軸のN極側→N極側の励磁鉄心→上記奇数番目または偶数番目の界磁磁極のフラックスゲート部を有する界磁磁極→上記3面のエアギャップ→上記電機子の環状鉄心→上記3面のエアギャップ→上記偶数番目または奇数番目のフラックスゲート部を有する界磁磁極→S極側の励磁鉄心→上記固定軸のS極側へと流れる直流磁気回路が形成されて上記偶数番目の界磁磁極と上記奇数番目の界磁磁極が互いに異極となるようにし、上記電機子に多相交流電流を流して空間的・時間的に同一極性となる回転磁界を発生させ、上記3面のエアギャップにおいて上記界磁による直流磁束と上記電機子による交流磁束とを相互に作用させて回転出力を得ることを特徴としている。
より好ましい態様として、第1および第2の発明において、上記フラックスゲート部および上記フラックスバリア部は、上記各界磁磁極の内径側に配置されていることが好ましい。
第2の発明において、上記電機子は、上記電機子は、断面四角形の環状鉄心を有し、上記環状鉄心の表面には、その鉄心中心線を旋回する環状のスロットが周方向に所定の間隔をもって複数形成されており、上記各スロット内に、空間的および時間的に同一極性となる回転磁界を発生させるトロイダル巻電機子巻線が施されていることが好ましい。
第2の発明において、上記電機子は、断面四角形の環状鉄心を有し、上記環状鉄心には、電機子巻線が施されるスロットが円周方向に沿って所定の間隔をもって配置され、隣接する上記スロット間には、上記環状鉄心の外径面および両側面を含み、円周方向の幅が半径方向外側に向けて漸次大きくなる扇状の電機子ティースが形成されており、上記各スロット内で上記電機子ティースの外径面および両側面の各周縁に沿わせて、空間的および時間的に同一極性となる回転磁界を発生させる集中巻電機子巻線が巻回されていることが好ましい。
本発明によれば、ステータ側とロータ側との間に、1つのラジアルエアギャップ面と2つのアキシャルエアギャップを設け、この3つのエアギャップにおける磁界の極性を、電機子にあっては時間的および空間的に同極性となるようにし、界磁にあっては空間的に同極性となるようにしたことにより、トルク密度・出力密度をより増大させた直流励磁界磁型同期電動機を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るインナーロータ式の直流励磁界磁型同期電動機を示す模式的な断面図。 上記第1実施形態におけるロータ(界磁)の(a)左側面図および(b)右側面図。 上記第1実施形態のロータの界磁磁極を示す斜視図。 上記第1実施形態におけるステータ(電機子)の(a)中央縦断面図および(b)そのA−A断面図。 上記第1実施形態における電機子巻線と三相交流電源の接続状態を示す結線図。 界磁磁極と励磁鉄心との相対的な位置関係と磁束の流れ方向を説明する説明図。 上記第1実施形態におけるステータの変形例を示す要部断面図。 上記変形例における電機子巻線と三相交流電源の接続状態を示す結線図。 本発明の第2実施形態に係るアウターロータ式の直流励磁界磁型同期電動機を示す模式的な断面図。 上記第2実施形態におけるロータの界磁磁極を示す斜視図。 上記第2実施形態におけるロータの(a)左側面図および(b)右側面図。 上記第2実施形態におけるステータの側面図。 上記第2実施形態における電機子巻線と三相交流電源の接続状態を示す結線図。 上記第2実施形態におけるステータの変形例を示す(a)側面図,(b)B−B線断面図および(c)電機子巻線の巻回形態を説明する説明図。 上記変形例おける電機子巻線と三相交流電源の接続状態を示す結線図。 インナーロータ式の直流励磁磁束の流れを説明するための模式図。 アウターロータ式の直流励磁磁束の流れを説明するための模式図。 第1従来例として、クローポール型電動機を示す模式図。 第2従来例として、直流励磁界磁型同期電動機を示す模式図。
次に、図1〜15を参照して、本発明のいくつかの実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、この第1実施形態に係る直流励磁界磁型同期電動機100A(以下、単に電動機100Aということがある)は、強磁性体からなる回転軸21と、回転軸21に同軸的に取り付けられた界磁を有する環状のロータ200Aと、ロータ200Aの界磁を励磁する励磁コイル430および励磁鉄心400Aを有し、ロータ200Aの外周面に沿って配置され、電機子の機能を有するステータ300Aとを備えたインナーロータ式の直流励磁界磁型同期電動機であり、全体が円筒形状のケーシング500Aの中に収納されている。
この第1実施形態において、ケーシング500Aは、回転軸21の軸線方向に沿って2分割されており、カップ型のケーシング本体510と、ケーシング本体510の開口部を塞ぐように取り付けられる蓋部材520とを備えている。ケーシング500Aは、例えばアルミニウムなどの非磁性体からなる。
ケーシング本体510と蓋部材520との取付面にはフランジ部511,521が形成されており、フランジ部511,521同士を互いに突き当てた状態でネジ止めすることにより、ケーシング500Aが形成される。なお、溶接で一体化してもよい。
ケーシング本体510および蓋部材520の軸線方向の中央には、挿通孔512,522を有し、各挿通孔512,522に隣接して軸受部41,41が同軸的に配置されている。この実施形態において、軸受部41,41は、ラジアルボールベアリングからなり、外輪側がケーシング500に支持され、内輪側が回転軸21を軸支している。
図2を併せて参照して、ロータ200Aは、中心に回転軸21が同軸的に接合された支持部材210と、支持部材210の外周面に沿って取り付けられる複数の界磁磁極220とを備えている。
支持部材210は、非磁性体からなる円管状を呈し、その外周面には、偶数個の界磁磁極220が固定されている。支持部材210に界磁磁極220を固定する方法の一例としては、ダイカストや樹脂成形などが用いられて良い。
図3を併せて参照して、界磁磁極220は、1つのラジアルティース面221と、2つのアキシャルティース面222,223とを有し、中心から半径方向の外側に向かうにつれて円周方向の幅が漸次大きくなる扇形柱状に形成されている。
界磁磁極220の一方のアキシャルティース面222には、励磁鉄心400からの磁束(フラックス)が界磁磁極220内に入らないようにするためのフラックスバリア部231が設けられていてもよい。
この実施形態において、フラックスバリア部231は、一方のアキシャルティース面222の外周面から内側に向けて凹まされた凹部からなり、この凹部によって形成される大きな空隙Gbが大きな磁気抵抗として機能することにより、界磁磁極220内に入ることを防ぐようになっている。
界磁磁極220の他方のアキシャルティース面223には、フラックスゲート部232が設けられている。フラックスゲート部232は、励磁鉄心400Aとの空隙Ggを小さくして磁気抵抗を小さくし、磁束の通りやすい構造とする。
この実施形態において、フラックスバリア部231の空隙間隔は3mm以上、フラックスゲート部232の空隙間隔は0.3〜1mm程度であってよい。
フラックスバリア部231およびフラックスゲート部232は、各界磁磁極220の内径側(回転軸21の軸中心側)に配置されている。
この実施形態において、界磁磁極220は、8極(220a〜220h)分が設けられており、各界磁磁極220の間には、各界磁磁極220の間にフラックスが流れないようするため、フラックスバリアとして空隙Grが設けられている。この空隙Gsの間隔も3mm以上であってよい。
図2(a)に示すように、ステータ200Aの左側面において、各界磁磁極220のうち、偶数番目の界磁磁極220(220b,220d,220f,220h)には、上述したフラックスバリア部231が配置されており、奇数番目の界磁磁極220(220a,220c,220e,220g)にはフラックスゲート部232が配置されている。
これに対して、図2(b)に示すように、ステータ200Aの右側面において、各界磁磁極220のうち、奇数番目の界磁磁極220(220a,220c,220e,220g)は、上述したフラックスバリア部231が配置されており、偶数番目の界磁磁極220(220b,220d,220f,220h)には、フラックスゲート部232が配置されている。
次に、図4を併せて参照して、ステータ300Aは、ヨークとしての環状鉄心310を備え、環状鉄心310には、界磁磁極220のラジアルティース面221に対しラジアルエアギャップG1(図1では上下方向の面)をもって対向するラジアルティース部311と、ロータ2のアキシャルティース面222,223に対し2つのアキシャルエアギャップG2,G3(図1では左右方向の面)をもって対向する2つのアキシャルティース部312,313とを有し、それらがロータ200Aを挟むようにコ字型(門型)に配置されている。なお、このヨークはラジアルティース部311と2つのアキシャルティース部312,313の3つのヨークの機能を持っている。
ラジアルティース部311は、環状環状鉄心311の内周面からロータ200AのラジアルエアギャップG1に向けて突設されており、その先端はロータ200Aの外径に沿って円弧状に切り欠かれている。この例において、ラジアルティース部311は、9スロット分が設けられている。各ラジアルティース部311の周囲には電機子巻線Cが巻回されるスロット部320が形成されている。
各アキシャルティース部312,313は、基端側(ラジアルティース310側)から先端側(回転軸21側)に向けて、円周方向の幅が漸次小さくなる扇状に形成されており、各アキシャルティース部312,313の間には、各アキシャルティース部32の間で磁束が流れないようにするためのフラックスバリアとして空隙Gsが設けられている。
各アキシャルティース部320の先端側は、それぞれ半円状に切り欠かれており、その内径側に後述する励磁鉄心400Aが収納される開口部321が設けられている。
この実施形態において、ステータ鉄心300Aは、電磁鋼鈑をプレス加工により軸方向に、アキシャル部、ラジアル部そしてアキシャル部と積層加工した環状の積層体からなるが、これ以外に焼結磁心や圧粉磁心などが用いられてもよい。
ラジアルティース部311と2つのアキシャルティース部312,312とは一体成形されているため、ステータ300Aの内部にロータ200Aを保持するためには、ステータ300Aは円周方向に少なくとも2以上に分割されていなくてはならない。そこで、この実施形態において、ステータ300Aは120°間隔で半径方向に沿って分割面301によって3分割されている。
各スロット部320内には電機子巻線Cが配線されるが、この第1実施形態において、電機子巻線Cは、ラジアルティース部211の周縁に沿わせて集中巻巻線として巻線される。
図5に三相交流電源(Vu,Vv,Vw)と電機子巻線Cの接続状態を示す。なお、図5において、U相,V相,W相中のアッパーラインが付されている巻線は、アッパーラインが付されていない巻線とは逆巻きであることを示しているが、本明細書では、逆巻きの巻線には便宜上アンダーラインを付している。
この三相集中巻電機子巻線のU相(U1,U2,U3)、V相(V1,V2,V3)、W相(W1,W2,W3)に対して、インバータで構成される三相交流電源より三相交流(Vu,Vv,Vw)を通電することにより、最外径面側のラジアルティース部311と、両側面のアキシャルティース部312,313とに、空間的・時間的に同極の回転磁界が発生し、ロータ200A側の界磁との間でマックスウェルの応力が働き、所定方向に回転トルクが発生する。
ロータ200Aがステータ300Aの内側に配置されることで、ロータ200Aのラジアルティース面221とステータ300Aのラジアルティース部311とがラジアルエアギャップG1をもって対向し、ロータ200Aの2つのアキシャルティース面222,223と、ステータ300Aのアキシャルティース部312,313とが2つのアキシャルエアギャップG2,G3をもって対向配置され、3つの磁気的に有効なエアギャップ面G1〜G3が形成される。
再び図1を参照して、励磁鉄心400Aは、ロータ200Aの一方のアキシャルティース面221(図1では左側面)に対向するように配置された第1励磁鉄心410と、ロータ200Aの他方のアキシャルティース面222(図1では右側面)に対向するように配置された第2励磁鉄心420とを備えている。
第1励磁鉄心410および第2励磁鉄心420は、回転軸21を中心に同軸的な環状鉄心であって、その一部はフラックスバリア部231およびフラックスゲート部232と対向するように配置されている。
第1励磁鉄心410および第2励磁鉄心420の各内周面には、リング状の励磁コイル430が回転軸21を周回するように設けられている。各励磁コイル430は、磁化方向が同一になるように接続されて1つの励磁コイル430として機能する有芯コイルになっている。
図6に示すように、励磁コイル430に直流電流を流すことで、有芯コイルによって回転軸21は磁石となる。そこで、図1のように第1励磁コイル410側がN極で、第2励磁コイル420側がS極とした場合、励磁磁束(フラックス)は回転軸21のN極側→回転軸21と励磁鉄心410との間の空隙Gs→第1励磁鉄心410→励磁鉄心410とフラックスゲート部232との間の空隙Gg→偶数番目のフラックスゲート部232を有する界磁磁極(220b,220d,220f,220h)→3面のエアギャップG1〜G3→電機子300Aの環状鉄心311→3面のエアギャップG1〜G3→奇数番目のフラックスゲート232を有する界磁磁極(220a,220c,220e,220g→励磁鉄心420とフラックスゲート部232との間の空隙Gg→奇数番目のフラックスゲート部232→第2励磁鉄心420→回転軸21と励磁鉄心420との間の空隙Gs→回転軸21のS極側へと流れる直流磁気回路が形成される。
なお、電機子鉄心と界磁磁極220との間のエアギャップG1〜G3、回転軸21と励磁鉄心410,420との間の空隙Gs、ならびに、フラックスゲート部232と励磁鉄心410,420との間の空隙Ggについては、磁気抵抗を小さくするため、それらの間の長さを相対的に短くし、界磁磁極220相互間の空隙Gr、ならびに、フラックスゲート部232を除く界磁磁極220と励磁鉄心410,420との間の空隙Gbは、フラックスバリア部231を含め、磁気抵抗を大きくするため、それらの長さを相対的に長くする。
これによれば、偶数番目の各界磁磁極220(220b,220d,220f,220h)を流れる磁束の向きと、奇数番目の界磁磁極220(220a,220c,220e,220g)の中を流れる磁束の向きとが逆となり、その結果、例えば、偶数番目の界磁磁極220(220b,220d,220f,220h)がN極となり、奇数番目の界磁磁極220(220a,220c,220e,220g)がS極となるように励磁される。
図16に示すように、N極界磁磁極からS極界磁磁極に流れる磁束は、環状鉄心310のラジアルティース部311と2つのアキシャルティース部312,313の3つの流れに分流する。ここで、回転軸21、励磁鉄心400A、界磁磁極220、電機子鉄心310の透磁率は、空気の透磁率に比べて3ケタ以上大きいので、これらの部分における磁気抵抗は小さいため無視し、磁気抵抗の大きい空気層(すなわち、エアギャップ部G1〜G3)や励磁鉄心とフラックスゲート部231の空隙のみについて考えた場合、直流励磁磁束は、アンペアの周回積分の法則から下式(1)によって算出される。
Figure 2015015874
・・・式(1)
ここで、上記数式1の各パラメータは以下の通りである。
Φ:磁束量
I:直流電流
Sa:アキシャルエアギャップG2,G3の面積(界磁磁極のアキシャルギャップ面222,223と電機子鉄心のアキシャルギャップ面312,313との対向面積の総和の1/2)
Sr:ラジアルエアギャップの面積(界磁磁極のラジアルギャップ面221と電機子鉄心のラジアルギャップ面311との対向面積の総和の1/2)
S1:励磁鉄心とフラックスゲート部の対向面積
N:直流励磁コイル1個の巻数
g:エアギャップの長さ
c:空隙の長さ
μ:空気の透磁率
次に、図7を参照して、この第1実施形態のステータ300Aの変形例を説明するが、上述した実施形態と同一または同一と見なされる箇所には同じ参照符号を付した。この変形例のステータ300A’は、ラジアルティース部310と、2つのアキシャルティース部312,313とがそれぞれ独立して形成されており、それらがロータ200Aを挟むようにコ字型(門型)に配置されている。
ラジアルティース部311は、ロータ200Aの外周面に対して同心円状に9箇配置されている。ラジアルティース部311は、環状環状鉄心の周囲に電機子巻線Cが巻回されている。基本的な構造は上述したステータ300Aのラジアルティース部311と同様である。
各アキシャルティース部312,313は、中心から半径方向の外側に向かって円周方向の幅が漸次大きくなる扇状に形成されており、それらが円周方向に複数、この例では9個が環状に配置されている。アキシャルティース部320には、電機子巻線Cが巻回されている。
ラジアルティース部311と、2つのアキシャルティース部312,313に対して図8に示すような三相交流結線を施し、そこに三相交流を通電することにより、最外径面側のラジアルティース部311と、両側面のアキシャルティース部312,313とに、空間的・時間的に同一極性の回転磁界が発生し、ロータ200A側の界磁との間でマックスウェルの応力が働き、所定方向に回転トルクおよび出力が発生する。
次に、図9〜図15を参照して、第2実施形態のアウターロータ式の直流励磁界磁型同期電動機について説明する。
図9に示すように、この第2実施形態の直流励磁界磁型同期電動機100B(以下、単に電動機100Bということがある)は、強磁性体からなる固定軸25と、固定軸25に固定されたステータ300Bと、固定軸25に軸受部材41,41を介して回転可能に支持されたケーシング500Bの内面に界磁を有するロータ200Bと、界磁を励磁する励磁コイル430が巻回された励磁鉄心400Bとを有し、ステータ300Bの外周面側にロータ200Bが配置されたアウターロータ式の直流励磁界磁型同期電動機である。
この第2実施形態において、ケーシング500Bは、ステータ300Bが固定される固定軸25の軸線方向に沿って2分割されており、一方の第1ケーシング510(ケーシング本体)は、円筒カップ状に形成されており、その中央部分には、固定軸25が挿通される挿通孔511が設けられている。ケーシング500Bは、例えばアルミニウムなどの非磁性体が用いられる。
他方の第2ケーシング520(蓋部材)は、第1ケーシング41の開口部を塞ぐ蓋部材として形成され、その中央部分には、固定軸23が挿通される挿通孔521が設けられている。
第1ケーシング510と第2ケーシング520の開口部側にはともに、フランジ部512,522が形成されており、フランジ部412,422同士を互いに突き合わせた状態で図示しない例えばネジによってネジ止めすることにより、ケーシング510,520同士が強固に連結される。第一ケーシング510と第二ケーシング520は溶接接合されてもよい。
ケーシング500Bは、上記挿通孔511,521の部分にラジアル軸受け41,41を有し、ラジアル軸受け41,41を介して固定軸25がケーシング500Bに支持されている。
図10および図11を併せて参照して、ロータ200Bは、ステータ300Bのラジアル面に対してラジアルエアギャップG1をもって対向配置されるラジアルティース部251と、ステータ300Bの2つアキシャル面に対してラジアルエアギャップG2,G3をもって対向配置される2つのアキシャルティース部252,253とを有する界磁磁極250を備えている。
界磁磁極250は、例えば電磁鋼板などの強磁性体を軸線方向に沿って積層したものからなるが、これ以外に焼結磁心や圧粉磁心などが用いられてもよい。各界磁磁極250の間には、界磁磁極250間で磁束が流れないようにするためのフラックスバリアとしての空隙Grが形成されている。
この第2実施形態において、界磁磁極250は、ラジアルティース部251の両端からアキシャルティース部252,253が直角に一体的に延設された断面コ字状に形成されている。アキシャルティース部252,253は、基端側(ラジアル界磁磁極251側)から自由端側(固定軸25側)に向かうにつれて円周方向の幅が漸次小さくなる扇状に形成されている。
2つのアキシャルティース部252,253のうち、一方のアキシャルティース部252部(図10では左側)には、励磁鉄心410,420から界磁磁極220に磁束を導き入れやすくするため、励磁鉄心410,420と界磁鉄心220との間の空隙を小さく取り、磁気抵抗を小さくする機能を持たせたフラックスゲート部261が設けられている。フラックスゲート部261は、アキシャルティース部252のティース面から突出した凸部からなる。なお、アキシャルティース252は単なる平坦面であってもよい。
これに対し、他方のアキシャルティース部253(図10では右側)には、励磁鉄心400Bの磁束を界磁磁極250内に導き入れにくくするため、励磁鉄心410,420と界磁磁極220との間の空隙を大きく取り、時期定期を大きくする機能を持たせたフラックスバリア部262が設けられている。なお、アキシャルティース部253は、単なるへ端面であってもよい。
フラックスバリア部262は、フラックスゲート部261とは逆に、アキシャルティース部253から励磁鉄心500Bとは離反する方向(内側)に凹んだ凹部からなり、フラックスバリア部262と励磁鉄心500Bとの空隙距離を長くすることにより、フラックスバリア部262にフラックスが入ることが防止される。この第2実施形態においても、フラックスゲート部261とフラックスバリア部262は、各アキシャルティース部252,253の内径側(固定軸25の軸中心側)に配置されている。
図11(a)に示すように、この第2実施形態において、ロータ200Bの左側面において、各アキシャルティース部252のうち、奇数番目のアキシャルティース部252(252a,252c,252e,252g)には、上述したフラックスゲート部261が配置されており、偶数番面のアキシャルティース部252(252b,252d,252f,252h)には、フラックスバリア部262が配置されている。
これに対し、図11(b)に示すように、ロータ200Bの右側面において、アキシャルティース部253のうち、偶数番目のアキシャルティース部253(253b,253d,253f,253h)には、上述したフラックスゲート部261が配置されており、奇数番面のアキシャルティース部253(253a,253c,253e,253g)には、フラックスバリア部262が配置されている。
フラックスゲート部231(261)とフラックスバリア部232(262)との考えられる組み合わせは次の表1に示す3通りである。
Figure 2015015874
図12および図13を参照して、ステータ300Bは、電機子としての環状鉄心330を有し、この環状鉄心330は、アルミニウム材や合成樹脂材等の非磁性体からなる支持部材340を介して固定軸25に固定される。
環状鉄心330は、円盤状に打ち抜かれた例えば電磁鋼板を、軸線方向(図9では左右方向)に複数枚積層することにより構成され、積層状態における半径方向に沿った断面は四角形状であり、巻線を巻きやすくするため円周方向に複数に分割されていてもよい。環状鉄心330は、電磁鋼鈑積層鉄心のほかに、圧粉磁心もしくは焼結磁心であってもよい。
この第2実施形態において、環状鉄心330には、電機子巻線Cを巻回するためのスロット(溝)331が、環状鉄心330の中心線を旋回するように環状に形成されている。すなわち、スロット331は、同一の半径線上において環状鉄心21の外径面、両側面および内径面にかけて一連に形成されている。
スロット331は、その複数個が環状鉄心330の円周方向に沿って所定の間隔で配置されており、その各々に電機子巻線Cがトロイダル巻線として巻線される。この第2実施形態に係る電動機100Bは三相8極であり、スロット331は、15°間隔で24箇所に設けられており、隣接するスロット331,331の間の鉄心部分が、電機子ティース332として作用する。
図13の結線図に、図12における三相8極のトロイダル巻線と、三相交流電源(Vu,Vv,Vw)との接続状態を示す。なお、図12,図13において、U相,V相,W相中のアッパーラインが付されている巻線は、アッパーラインが付されていない巻線とは逆巻きであることを示しているが、本明細書では、逆巻きの巻線には便宜上アンダーラインを付している。
このトロイダル巻線のU相(U1+U2+U3+U4,U1U2U3U4)、V相(V1+V2+V3+V4,V1V2V3V4)、W相(W1+W2+W3+W4,W1W2W3W4)に対して、インバータで構成される三相交流電源より三相交流(Vu,Vv,Vw)を通電することにより、環状鉄心330には、最外径面側のラジアル部と、両側面のアキシャル部とに、空間的・時間的に同一極性の回転磁界が発生し、ロータ200B側の界磁との間でマックスウェルの応力が働き、所定方向に回転トルクが発生する。
再び図9を参照して、励磁鉄心400Bは、ロータ200Bのアキシャルティース面252(図9では左側面)に対向するように配置された第1励磁鉄心410と、ステータ300Bのアキシャルティース面253(図1では右側面)に対向するように配置された第2励磁鉄心420とを備えている。
第1励磁鉄心410および第2励磁鉄心420は、回転軸21を中心に同軸的な環状鉄心であって、固定軸25の外周面に圧入固定されている。第1励磁鉄心410および第2励磁鉄心42には、固定軸23を中心に励磁コイル430が巻回されている。各励磁コイル430は、互いに結線されて1つの励磁コイル430として機能し、固定軸25を励磁する有芯コイルである。
励磁コイル430に直流電流を流すことで、有芯コイルである固定軸25は磁石となる。そこで、図9のように第1励磁コイル410側がN極で、第2励磁コイル420側がS極とした場合、磁束が、固定軸25のN極側→第1励磁鉄心410→フラックスゲート部261を有する偶数番目の界磁磁極(252b,252d,252f,252h)→3面のエアギャップG1〜G3→電機子300Bの環状鉄心311→3面のエアギャップG1〜G3→フラックスゲート部261を有する奇数番目の界磁磁極(253a,253c,253e,253g)→第2励磁鉄心420→固定軸25のS極側へと流れる直流磁気回路が形成され、偶数番目の界磁磁極と奇数番目の界磁磁極が互いに異極となる。
その結果、偶数番目の界磁磁極と奇数番目の界磁磁極との磁界の向きが逆となり、奇数番目の界磁磁極252,253(252a,252c,252e,252g(253a,253c,253e,253g))がS極となり、偶数番目の各界磁磁極252,253(252b,252d,252f,252h(253b,253d,253f,253h))がN極となるように励磁される。
図17に示すように、N極界磁磁極からS極界磁磁極に流れる磁束は、電機子鉄心330のラジアル部と2つのアキシャル部の3つの流れに分流する。そこで、回転軸21、励磁鉄心400B、界磁磁極220、電機子鉄心310の透磁率は、空気の透磁率に比べて3ケタ以上大きいので、これらの部分における磁気抵抗は小さいため無視し、磁気抵抗の大きい空気層(すなわち、エアギャップ部G1〜G3)や励磁鉄心とフラックスゲート部231の空隙のみについて考えた場合、アンペアの周回積分の法則から、直流励磁磁束は、下式(2)によって算出される。
Figure 2015015874
・・・式(2)
ここで、上記式(2)の各パラメータは以下の通りである。
Φ:磁束量
I:直流電流
Sa:アキシャルエアギャップG2,G3の面積(一方のアキシャルエアギャップにおける界磁磁極と電機子鉄心の対向面積の総和の1/2)
Sr:ラジアルエアギャップの面積(ラジアルエアギャップにおける界磁磁極と電機子鉄心の対向面積の総和の1/2)
S1:励磁鉄心とフラックスゲート部の面積
S2:励磁鉄心と回転軸との面積
N:直流励磁コイル1個の巻数
g:エアギャップの長さ
c:空隙の長さ
μ:空気の透磁率
次に、図14,15を参照して、第2実施形態に係る永久磁石型同期電動機100Bのステータの変形例について説明する。
この変形例において、図14に示す構成のステータ300B’を備える。このステータ300B’において、上記第2実施形態でのステータ300Bと同一もしくは同一と見なされてよい要素には同じ参照を付している。
ステータ300B’は、環状に形成された断面四角形の鉄心330を有し、この環状鉄心330は、上記第1実施形態と同じく、非磁性体からなる支持部材340を介して固定軸25に固定される。
なお、環状鉄心330は、固定軸25に直接固定されてもよい。また、支持部材340は磁性体材料が用いられてもよい。さらに、環状鉄心330には、電磁鋼鈑積層鉄心、圧粉磁心もしくは焼結磁心などが用いられてよい。
このステータ300B’は、三相9スロットで、三相8極の回転磁界を作ることができ、環状鉄心330には40°間隔で9個の電機子ティース332(332a〜332i)が設けられる。
この実施形態において、電機子ティース332(332a〜32i)はロータ200B側の界磁との間で、ラジアルギャップ面と2つのアキシャルギャップ面の3面のギャップ面において有効な回転トルクが得られるようにするため、電機子ティース331をサドル形状とし、各電機子ティース332a〜332iに集中巻電機子巻線Cを施すようにしている。
環状鉄心330には、電機子巻線Cが施されるスロット331が円周方向に沿って所定の間隔をもって配置されている(この例で、そのスロット数は9個)。
隣接するスロット331間が電機子ティース332となるが、この変形例において、電機子ティース332は、環状鉄心330の外径面および両側面の3面(ラジアル側の1面とアキシャル側の2面)を含み、円周方向の幅が半径方向外側に向けて漸次大きくなるサドル状(立体台形の扇状)に形成されている。すなわち、この電機子ティース332は、1つのラジアルティース部と2つのアキシャルティース部とを備える。
スロット331内に電機子巻線Cが配線されるが、この変形例において、電機子巻線Cは、図14(c)に示すように、電機子ティース220の外径面(ラジアルティース部)および両側面(アキシャルティース部)の各周縁に沿わせて三次元集中巻きとして巻線される。
図15の結線図に、図14における三相集中巻電機子巻線と、三相交流電源(Vu,Vv,Vw)との接続状態を示す。なお、図14,図15において、U相,V相,W相中のアッパーラインが付されている巻線は、アッパーラインが付されていない巻線とは逆巻きであることを示しているが、本明細書では、逆巻きの巻線には便宜上アンダーラインを付している。
この三相集中巻電機子巻線のU相(U1,U2,U3)、V相(V1,V2,V3)、W相(W1,W2,W3)に対して、インバータで構成される三相交流電源より三相交流(Vu,Vv,Vw)を通電することにより、環状鉄心21には、最外径面側のラジアルティース部と、両側面のアキシャルティース部とに、空間的・時間的に同極の回転磁界が発生し、ロータ3B側の界磁との間でマックスウェルの応力が働き、所定方向に回転トルクが発生する。
100A 直流励磁界磁型同期電動機(インナーロータ型)
100B 直流励磁界磁型同期電動機(アウターロータ型)
200A ロータ(インナーロータ型)
200B ロータ(アウターロータ型)
210 支持部材
220 界磁磁極
231,261 フラックスバリア部
232,262 フラックスゲート部
250 界磁磁極
251 ラジアルティース部
252,253 アキシャルティース部
300A ステータ(インナーロータ型)
300B ステータ(アウターロータ型)
310 環状鉄心
311 ラジアルティース部
312 アキシャルティース部
320 支持部材
400A 励磁鉄心(インナーロータ型)
400B 励磁鉄心(アウターロータ型)
410 第1励磁鉄心
420 第2励磁鉄心
430 励磁コイル
G1 ラジアルエアギャップ
G2,G3 アキシャルエアギャップ

Claims (5)

  1. 電機子と直流励磁鉄心とを有するステータと、上記直流励磁鉄心により励磁される界磁を有するロータとを含み、上記ステータの内周面側に上記ロータが配置されているインナーロータ式の直流励磁界磁型同期電動機において、
    上記界磁は、強磁性体からなる偶数個の界磁磁極を有し、上記各界磁磁極が上記ロータの円周方向に所定の間隔をもって配置された状態で非磁性体の支持部材を介して強磁性体の回転軸に取り付けられ、上記界磁磁極の各々は、外径側の1つのラジアル面と、上記回転軸の軸方向に沿った両側面側の2つのアキシャル面とを有し、
    上記電機子は、環状鉄心を備え、上記環状鉄心には、上記界磁磁極の上記ラジアル面と上記各アキシャル面とにそれぞれエアギャップを介して対向するラジアル側ティース部とアキシャル側ティース部の3つのティース部を含む電機子ティースが円周方向に所定の間隔をもって設けられており、
    上記直流励磁鉄心は、上記界磁磁極の上記各アキシャル面の一方と対向する第1励磁鉄心と上記各アキシャル面の他方と対向する第2励磁鉄心とを有し、
    上記界磁磁極のうちの奇数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル面に磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル面には磁束を通すフラックスゲート部が形成され、
    上記偶数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル面に磁束を通すフラックスゲート部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル面には磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、
    上記直流励磁鉄心は、上記回転軸を周回するリング状の直流励磁コイルを有し、通電により発生する磁束が、上記回転軸のN極側→N極側の励磁鉄心→上記奇数番目または偶数番目の界磁磁極のフラックスゲート部を有する界磁磁極→上記3面のエアギャップ→上記電機子の環状鉄心→上記3面のエアギャップ→上記偶数番目または奇数番目のフラックスゲート部を有する界磁磁極→S極側の励磁鉄心→上記回転軸のS極側へと流れる直流磁気回路が形成されて上記偶数番目の界磁磁極と上記奇数番目の界磁磁極が互いに異極となるようにし、
    上記電機子に多相交流電流を流して空間的・時間的に同一極性となる回転磁界を発生させ、上記3面のエアギャップにおいて上記界磁による直流磁束と上記電機子による交流磁束とを相互に作用させて回転出力を得ることを特徴とする直流励磁界磁型同期電動機。
  2. 電機子と直流励磁鉄心とを有するステータと、上記直流励磁鉄心により励磁される界磁を有するロータとを含み、上記ステータの外周面側に上記ロータが配置されているアウターロータ式の直流励磁界磁型同期電動機において、
    上記ロータは、強磁性体の固定軸に軸受部材を介して回転可能に支持された非磁性体からなるケーシングと、上記ケーシングの内周面側に取り付けられる界磁とを含み、
    上記界磁は、上記ロータの円周方向に所定の間隔をもって配置された強磁性体からなる偶数個の界磁磁極を備え、上記界磁磁極の各々は、上記ケーシングの円周側の内周面に配置される1つのラジアル磁極部と上記ケーシングの上記固定軸の軸方向に沿った両側の内周面に配置される2つのアキシャル磁極部とを有し、
    上記電機子は、内周側が非磁性体の支持部材を介して上記固定軸に固定される強磁性体からなる環状鉄心を備え、上記環状鉄心には、上記各界磁磁極の上記ラジアル磁極部と上記各アキシャル磁極部とにそれぞれエアギャップを介して対向するラジアル側ティース部とアキシャル側ティース部の3つのティース部を含む電機子ティースが円周方向に所定の間隔をもって設けられており、
    上記直流励磁鉄心は、上記界磁磁極の上記各アキシャル磁極部の一方と対向する第1励磁鉄心と上記各アキシャル磁極部の他方と対向する第2励磁鉄心とを有し、
    上記界磁磁極のうちの奇数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル磁極部に磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル磁極部には磁束を通すフラックスゲート部が形成され、
    上記偶数番目の界磁磁極には、上記第1励磁鉄心と対向する側の一方のアキシャル磁極部に磁束を通すフラックスゲート部が形成され、上記第2励磁鉄心と対向する側の他方のアキシャル磁極部には磁束を遮断するフラックスバリア部が形成され、
    上記直流励磁鉄心は、上記固定軸を周回するリング状の直流励磁コイルを有し、通電により発生する磁束が、上記固定軸のN極側→N極側の励磁鉄心→上記奇数番目または偶数番目の界磁磁極のフラックスゲート部を有する界磁磁極→上記3面のエアギャップ→上記電機子の環状鉄心→上記3面のエアギャップ→上記偶数番目または奇数番目のフラックスゲート部を有する界磁磁極→S極側の励磁鉄心→上記固定軸のS極側へと流れる直流磁気回路が形成されて上記偶数番目の界磁磁極と上記奇数番目の界磁磁極が互いに異極となるようにし、
    上記電機子に多相交流電流を流して空間的・時間的に同一極性となる回転磁界を発生させ、上記3面のエアギャップにおいて上記界磁による直流磁束と上記電機子による交流磁束とを相互に作用させて回転出力を得ることを特徴とする直流励磁界磁型同期電動機。
  3. 上記フラックスゲート部および上記フラックスバリア部は、上記各界磁磁極の内径側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の直流励磁界磁型同期電動機。
  4. 上記電機子は、断面四角形の環状鉄心を有し、上記環状鉄心の表面には、その鉄心中心線を旋回する環状のスロットが周方向に所定の間隔をもって複数形成されており、上記各スロット内に、空間的および時間的に同一極性となる回転磁界を発生させるトロイダル巻電機子巻線が施されていることを特徴とする請求項2に記載の直流励磁界磁型同期電動機。
  5. 上記電機子は、断面四角形の環状鉄心を有し、上記環状鉄心には、電機子巻線が施されるスロットが円周方向に沿って所定の間隔をもって配置され、隣接する上記スロット間には、上記環状鉄心の外径面および両側面を含み、円周方向の幅が半径方向外側に向けて漸次大きくなる扇状の電機子ティースが形成されており、上記各スロット内で上記電機子ティースの外径面および両側面の各周縁に沿わせて、空間的および時間的に同一極性となる回転磁界を発生させる集中巻電機子巻線が巻回されていることを特徴とする請求項2に記載の直流励磁界磁型同期電動機。
JP2013159361A 2013-06-04 2013-07-31 直流励磁界磁型同期電動機 Expired - Fee Related JP5647307B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013159361A JP5647307B1 (ja) 2013-06-04 2013-07-31 直流励磁界磁型同期電動機
US14/894,240 US20160105088A1 (en) 2013-06-04 2014-01-22 Dc-excited synchronous electric motor
PCT/JP2014/051196 WO2014196218A1 (ja) 2013-06-04 2014-01-22 直流励磁界磁型同期電動機
DE112014002272.1T DE112014002272T5 (de) 2013-06-04 2014-01-22 Gleichspannungserregter synchroner Elektromotor

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013117684 2013-06-04
JP2013117684 2013-06-04
JP2013159361A JP5647307B1 (ja) 2013-06-04 2013-07-31 直流励磁界磁型同期電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5647307B1 JP5647307B1 (ja) 2014-12-24
JP2015015874A true JP2015015874A (ja) 2015-01-22

Family

ID=52007874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013159361A Expired - Fee Related JP5647307B1 (ja) 2013-06-04 2013-07-31 直流励磁界磁型同期電動機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20160105088A1 (ja)
JP (1) JP5647307B1 (ja)
DE (1) DE112014002272T5 (ja)
WO (1) WO2014196218A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6193456B1 (ja) * 2016-08-25 2017-09-06 株式会社ソシオリカ 同期電動機

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016016874A2 (en) * 2014-08-01 2016-02-04 Piaggio & C. S.P.A. Permanent magnet electric motor and generator and hybrid motor comprising it in a scooter
WO2016084204A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 成田 憲治 同期電動機
WO2016135813A1 (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 成田 憲治 同期電動機
US10756604B2 (en) * 2015-04-17 2020-08-25 Xiaoming Wang Induction servo motor with a constant-output-force or a constant-output-torque by using uniform magnetic fields
US10784727B2 (en) * 2016-12-07 2020-09-22 Wisconsin Alumni Research Foundation Salient pole, wound field, synchronous machine with enhanced saliency
US11658522B2 (en) * 2017-10-13 2023-05-23 Ford Global Technologies, Llc Electric machine having magnetically modified region
JP7141249B2 (ja) * 2018-05-31 2022-09-22 株式会社エクセディ 回転電機
CN111969823B (zh) * 2020-08-12 2022-10-04 南京航空航天大学 径向-轴向气隙式三相盘式横向磁通永磁电机
CN114154367A (zh) * 2021-11-17 2022-03-08 华中科技大学 一种电机齿部磁密比值和最优裂比的确定方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3593671B2 (ja) * 1998-05-01 2004-11-24 日創電機株式会社 成形機
FR2852162B1 (fr) * 2003-03-06 2005-09-23 Leroy Somer Moteurs Machine electrique tournante comportant un stator et deux rotors
JP4337989B1 (ja) * 2008-06-30 2009-09-30 有限会社クラ技術研究所 磁石励磁の磁束量可変回転電機システム
CN102655363B (zh) * 2011-03-02 2014-11-26 株式会社丰田自动织机 旋转电机
JP2012182945A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toyota Industries Corp 回転電機
US10476324B2 (en) * 2012-07-06 2019-11-12 Persimmon Technologies Corporation Hybrid field electric motor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6193456B1 (ja) * 2016-08-25 2017-09-06 株式会社ソシオリカ 同期電動機
JP2018033250A (ja) * 2016-08-25 2018-03-01 株式会社ソシオリカ 同期電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5647307B1 (ja) 2014-12-24
DE112014002272T5 (de) 2016-01-21
US20160105088A1 (en) 2016-04-14
WO2014196218A1 (ja) 2014-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647307B1 (ja) 直流励磁界磁型同期電動機
JP5851654B1 (ja) 同期電動機
WO2014188737A1 (ja) 永久磁石型同期電動機
JP5798072B2 (ja) 回転機
JP5857799B2 (ja) ハイブリッド励磁式回転電機
JP6421349B2 (ja) 回転電気機械
US20130106204A1 (en) Electric machine with linear mover
JP2014165927A (ja) 永久磁石型同期電動機
JP2011078202A (ja) アキシャルギャップモータ
JP6432016B2 (ja) 回転電気機械
JP2008278649A (ja) アキシャルギャップ型回転電機及び界磁子
JP6260994B2 (ja) アキシャルギャップ形モータ
JP5951897B1 (ja) 同期電動機
JP2012182942A (ja) 回転電機
JP6408766B2 (ja) アキシャル立体ギャップ式回転電機
JP2015173574A (ja) リニアモータ
JP2014050254A (ja) 励磁式回転電機
JP2005020885A (ja) ロータリ・リニア直流モータ
JP2012165506A (ja) アキシャルギャップモータ
JP6452112B2 (ja) リラクタンスモータ
JP6451990B2 (ja) 回転電機
JP2014197957A (ja) マルチギャップ型同期モータ
JP2018148675A (ja) 回転電機のステータ
JP2014073011A (ja) 回転電機用ステータ及び回転電機
JP5708566B2 (ja) 電磁カップリング

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5647307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees