JP2015015538A - 制御装置、基地局、通信システム、基地局の制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、基地局、通信システム、基地局の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信状態を維持しつつ省電力化が可能な制御装置、基地局、通信システム、基地局の制御方法及びプログラムを提供すること【解決手段】本発明にかかる基地局20は、基地局20と通信中の通信中移動局10が存在するか否か、及び当該通信中移動局10と通信中又は通信可能状態の他の基地局30が存在するか否かを判定する通信可能判定部9を備え、前記通信可能判定部9は、当該基地局20を省電力モードとする場合、当該基地局20と通信中である前記通信中移動局10が存在し、かつ当該通信中移動局10と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局30が存在するか否かを判定し、当該他の基地局30が存在する場合には、当該基地局20と当該通信中移動局10との通信を停止させる。【選択図】図2

Description

本発明は、停電時に予備電源から代替して電源供給可能な制御装置、基地局、通信システム、基地局の制御方法及びプログラムに関する。
一般に、無線基地局装置は蓄電池を備えている。そのため、無線基地局装置は、停電が発生しても蓄電池による電源供給に切り替わり、直ちに運用停止状態とならない構成になっている。つまり、無線基地局装置は、短時間の停電であれば蓄電池による電源供給で継続運用可能である。しかし、送電・配電設備障害や災害発生時に長時間の停電となった場合、無線基地局装置は、蓄電池の残容量がなくなり運用停止を余儀なくされることがある。
長時間の停電が発生しても蓄電池による無線基地局装置の運用時間を長く維持するためには、蓄電池の電源容量を増やすことが簡単な解決方法である。しかし、蓄電池の電源容量を増やすことは蓄電池設置スペースの増加及びコスト増加を招くため好ましくない。よって、従来、停電時に蓄電池の電力消費を抑えることで、基地局の運用時間を引き延ばす方法がとられている。
停電時に省電力化して無線基地局装置の運用時間を伸ばす方法としては、例えば特許文献1に記載の技術が公知である。この特許文献1には、補助電源を備える基地局と、基地局に接続し稼動状態を監視するサーバと、端末とを備え、通常時サーバは基地局の稼働状態を監視、記憶し、基地局に稼働状態の監視指示を随時送信し、基地局は、監視指示を受信すると自身の稼働状態の監視を開始する自律移動支援システムが開示されている。
自律移動支援システムは、停電時に、基地局は補助電源による動作を開始し、基地局の監視機能を停止させ、監視機能を停止させた旨の通知をサーバに送信し、サーバは、通知を受信すると監視指示の送信を停止する、という監視機能を停止させる制御により補助電源の電力消費を抑えている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、基地局の停電発生時に補助電源からの電源供給に切り替えると、監視機能やヘルスチェック機能といった運用保守機能を停止する。これにより、保守機能が制限されてしまい、停電時における基地局の稼動状態を把握できず、通信を安定的に継続できない。
ところで、停電時の通信状態を制御することで省電力化を図ることで上記の問題を回避することができる。例えば、特許文献2には、光信号から再生した無線信号を送信レベルに増幅して駆動電力を消費する送信電力増幅器と、外部電力が切断された場合に送信電力増幅器をオフするオフ手段と、無線端末から基地局に向けアップリンクで送信される無線帯域のアップリンク信号を検出する検出手段と、この検出手段によりアップリンク信号が検出された場合に、送信電力増幅器をオンするオン手段とを有する光アナログ伝送システムが開示されている。
このシステムにおいては、外部電力切断時に送信電力増幅器をオフして電力消費を抑え、一方で検出手段によりアップリンク信号が検出された場合にのみ、電力増幅器がオンすることで、停電時における稼働時間の延長を図っている。
また、特許文献3には、無線基地局装置が停電時に予備電源からの電源供給に切り替わった際に、無線基地局装置の消費電力を削減させる方法が開示されている。この方法によると、無線基地局装置は予備電源からの電源供給に切り替わった場合、無線基地局側からは電波を発射せず、通話不可能な状態(非常送状態)に切り替わる。そして、通話が入ると、通話可能な状態(常送状態)に切り替えるが、通話が終了すると、一定時間経過後に再度非常送となることで、消費電力を抑制している。
特開2008−035430号公報 特開2006−304195号公報 特開2008−193526号公報
しかしながら、特許文献2に記載の電力削減方法においては、基地局は移動局からのアップリンク信号が検出された場合にのみ、電力増幅器をオンにする。このため、アップリンク信号が無い時は消費電力を抑制できるものの、基地局が移動局と通信している間は当該基地局の電力を削減することができないという問題点がある。
また、特許文献3に記載の無線通信システムにおいては、予備電源による電源供給時には、無線基地局の電波の発射を停止してしまう。この状態においては基地局側から通話が入ると常送状態となって通話が可能となるが、移動局側から通話しようとする場合、無線基地局装置が電波送信を停止しているため、移動局は基地局を認識できず当該無線基地局の通話エリア外であると誤判断してしまうという問題点を有する。
さらに、この無線通信システムでは、停電時に無線基地局は、電源が予備電源に切替ったことを自身の通信エリア内に位置する移動局へ通知する。そのため、移動局は無線基地局装置が蓄電池による無線基地局装置の運用に切り替わったことを知ることができる。しかしこの方法も、移動局は他の無線基地局装置と通信する必要があると判断できるのみで、蓄電池による電源供給に切り替わった無線基地局装置と通話することができなくなるという問題点を有する。
さらにまた、以上は停電時における基地局の消費電力を抑制する方法であるが、停電時以外の異常事態又は省電力が必要になった際に、移動局との通信を維持しつつ省電力化可能であることが望ましい。
本発明は、通信状態を維持しつつ省電力化が可能な制御装置、基地局、通信システム、基地局の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる制御装置は、第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の第2の基地局が存在するか否かを判定する通信可能判定部を備え、前記通信可能判定部は、前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記第2の基地局が存在するか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる。
本発明の一態様にかかる基地局は、基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定する通信可能判定部を備え、前記通信可能判定部は、当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる。
本発明の一態様にかかる通信システムは、移動局と通信する第1及び第2の基地局と、前記第1及び第2の基地局を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定する通信可能判定部を備え、前記通信可能判定部は、前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる。
本発明の一態様にかかる基地局の制御方法は、基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定し、当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる。
本発明の一態様にかかるプログラムは、基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定し、当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、処理をコンピュータに実行させる。
本発明によると、通信状態を維持しつつ省電力化が可能な制御装置、基地局、通信システム、基地局の制御方法及びプログラムを提供することをができる。
本発明の実施の形態1にかかる通信システム1000を示す構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる制御装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる通信システム1000の停電時の処理を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる通信システム1000を示す構成図である。 本発明の実施の形態2にかかる通信システム1000の処理を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態3にかかる通信システム1000を示した構成図である。 本発明の実施の形態3にかかる通信システム1000の処理を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態4にかかる通信システム1000を示す構成図である。 本発明の実施の形態4にかかる通信システム1000の処理を示したシーケンス図である。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1にかかる通信システム1000を示す構成図である。通信システム1000は、無線基地局装置100と、移動局10と、蓄電池3−1、3−2とを備える。また、無線基地局装置100は、第1及び第2の基地局20、30とこれらの制御を行う制御装置1とを備える。第1の基地局20は、移動局10との間で無線送受信を行う無線手段としての無線部2−1を備え、第2の基地局30は、移動局10との間で無線送受信を行う無線手段としての無線部2−2を備える。
本実施の形態にかかる通信システムにおいては、制御装置1が第1の基地局20と通信中である移動局10が存在し、かつ通信中移動局10と通信中又は通信可能状態の基地局(例えば第2の基地局30)が存在するか否かを判定し、通信中又は通信可能状態の基地局が存在する場合には、第1の基地局20と移動局10との通信を停止させることで、第1の基地局20又は通信システムを省電力モードとし、省電力化を可能とするものである。
ここで、図1に示す無線基地局装置100は、説明を簡単にするため2台の基地局を備えるものとして説明しているが、3台以上の基地局を備える構成とし、制御部1に3以上の無線部を備えるようなシステムとしてもよい。なお、後述するように、一の無線基地局装置100が制御装置及び2以上の無線部を備えてもよく、無線部を有する基地局が物理的に別々に設置され、両者を制御部1が接続するようにしてもよい。また、制御部1は、例えば2以上の基地局を備える無線基地局装置100とは物理的に別の装置であってもよいし、図1に示すように無線基地局装置100内ではなく、基地局内に備えられていてもよい。
なお、本実施の形態においては、通信システムに電力を供給する商用電源に停電が発生し、予備電源である蓄電池からの供給に切り替わると、通信システムを省電力モードでの運用に切り替える場合について説明する。ここで、省電力モードとは、基地局が移動局10との通信を最低限維持可能な状態とし、基地局における消費電力を削減するモードである。ただし、この省電力モードは、停電が生じた場合のみならず、電力不足など何らかの原因により通信システムの消費電力を低減したい場合にも使用可能であることは言うまでもない。
蓄電池3−1、3−2は、それぞれ停電時に無線部2−1、2−2に電源を供給する。即ち、蓄電池3−1、3−2は、無線基地局装置100のバックアップ電源装置である。蓄電池3−1は二次電池を備える。二次電池としては、例えばリチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池などがあるが、無線部に対し停電時に電力供給できるものであればどのような種類の二次電池を用いてもよい。さらに、本実施の形態においては、予備電源として、蓄電池を使用する例について説明するが、そのほか、発電装置等、停電時に無線部に対する予備の電源として使用できるものであればどのようなものであってもよい
蓄電池3−1、3−1は、停電時に無線部2−1、2−2に対し、停電が発生していることを示す停電情報を通知する。蓄電池3−1、3−1が通知する停電情報は、DC(direct current:直流)線による通知や、リレー制御による通知を用いてもよい。図1に示すように、本実施の形態では蓄電池3−1、3−2は、第1の基地局20、第2の基地局30の外部に接続しているが、第1の基地局20、第2の基地局30の内部に実装してもよい。
商用電源4−1、4−2は、停電時以外の通常時に外部から無線基地局装置100に電力を供給する電源である。したがって、無線部2−1、2−2は、通常時には商用電源4−1、4−2から供給される電源を使用して動作する。同様に、蓄電池3−1、3−2も、通常時には、商用電源4−1、4−2から供給される電源を使用し、図示しない充電機器により充電される。
そして、蓄電池3−1、3−2は、停電時に商用電源4−1、4−2から電源供給が途絶えると、商用電源4−1、4−2替わってそれぞれ第1の基地局20、第2の基地局30に電源を供給する。このように、通信システム1000は、停電時には、蓄電池3−1、3−2からの電源供給に切り替えるため、商用電源4−1、4−2から電源供給が途絶えた後も第1の基地局20、第2の基地局30を運用することが可能である。
なお、制御装置1も蓄電池および商用電源(不図示)に接続され、商用電源の電源供給停止時には蓄電池からの電源供給を受けている。これにより、第1の基地局20の無線部2−1は、蓄電池3−1からの電源供給を受けて、停電が発生していない通常時と同様に移動局10と通信することが可能である。
無線部2−1、2−2は移動局10と無線回線を通じて無線送受信を行う。移動局10は、複数の基地局と通信可能な通信装置であり、例えば無線端末である。移動局10は、ダイバーシチハンドオーバにより、1または2以上の無線部と同時にデータ送受信することが可能である。図1は、移動局10が無線部2−1、2−2の両方の基地局と無線電波を用いてダイバーシチハンドオーバ(Diversity Handover)による通信を行っている場合を示した図である。
ダイバーシチハンドオーバとは、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式において、端末が同時に複数の基地局と信号を多元的に送受信する通信方法である。ダイバーシチハンドオーバ通信において移動局10は、無線部2−1および無線部2−2の両方と常に通信しているわけではなく、無線部2−1または無線部2−2に対して単独で通信を行うことも可能である。
制御装置1は、第1の基地局20と通信中の通信中移動局10が存在するか否か、及び通信中移動局10と通信中又は通信可能状態の第2の基地局30が存在するか否かを判定する。そして、制御装置1は、第1の基地局20を省電力モードとする場合、第1の基地局20と通信中である通信中移動局10が存在し、かつ通信中移動局10と通信中又は通信可能状態の第2の基地局30が存在するか否かを判定し、第2の基地局30が存在する場合には、第1の基地局20と通信中移動局10との通信を停止させる。
即ち、制御装置1は基地局の通信を制御して、基地局の消費電力を低減するための装置である。制御装置1は、光ケーブルを通じて無線部2−1及び無線部2−2と接続され、無線部2−1及び無線部2−2から、基地局で停電が発生していることを示す停電情報や基地局と無線通信を行っている移動局の情報等を受け取り、上記の判定を行う。制御装置1と無線部2−1とは光ケーブルで通信を行っているため、停電情報等は特別な方法で通知する必要はなく、制御装置1と無線部2−1間の制御信号により通知すればよい。
本説明においては、制御装置1と、無線部2−1および無線部2−2とは光ケーブル等の回線で接続し、それぞれの装置を互いに遠方に配置している場合を示しているが、無線部2−1、無線部2−2と制御装置1とを、それぞれ近傍に設置してもよい。
以下、この制御装置1について更に詳細に説明する。図2は、制御装置1の内部構成を示すブロック図である。制御装置1は、停電監視部8と通信可能判定部9とを備える。
停電監視部8は、停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された第1の基地局20に停電が発生したか否かを監視する。なお、停電監視部8は、少なくとも第1の基地局20の停電を監視するものであるが、本実施の形態においては、第2の基地局30の停電も監視しているものとする。
第1の基地局20で停電が発生すると、蓄電池3−1が無線部2−1にこれを通知し、無線部2−1がこれを停電監視部8に対し停電情報として通知する。停電監視部8は、この停電情報を受け取ることで、第1の基地局20で停電が発生したか否かを知ることができる。その他、停電情報を外部から入力されるものとしてもよい。
通信可能判定部9は、停電監視部8の停電情報に基づいて、第1の基地局20を省電力モードとする。この場合、第1の基地局20と通信中である通信中移動局10が存在するか否かを判定し(以下、これを第1の判定ともいう。)、かつ当該通信中移動局10と通信中又は通信可能状態の第2の基地局30が存在するか否かを判定し(以下、これを第2の判定ともいう。)、当該第2の基地局30が存在する場合には、第1の基地局20と当該通信中移動局10との通信を停止させる。
なお、通信可能判定部9は、停電監視部8からの通知を受けて、基地局の電力を削減するものであるが、外部からの指示により、基地局を省電力モードに切り替えてもよい。
通信可能判定部9は、第1の判定結果から、通信中の移動局10が存在するか否かがわかり、通信中移動局10が存在する場合には、第2の判定を行い、その結果から、その移動局10が、無線部2−1のみならず、他の無線部2−2と通信中であるか否がわかる。ここで、移動局10が無線部2−1、2−2の双方と通信行っている場合(第1の判定:Yes)は、無線部2−1との通信を停止しても、移動局10は通信を継続することができるため、通信可能判定部9は、無線部2−1に移動局10との通信を停止するよう要求する。
この要求を受けた無線部2−1は、移動局10に通信停止の要求を行い、移動局10は無線部2−1との通信を停止する。なお、第2の判定がNoの場合、すなわち移動局10が第1の基地局20とのみ通信を行っている場合は通信を継続する。
次に、本実施の形態にかかる通信システム1000の動作について説明する。
本実施の形態では、図1に示すように、移動局10が、ダイバーシチハンドオーバを用いて第1の基地局20と第2の基地局30と通信を行っている際に停電発生した場合について説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる通信システム1000の停電時の処理を示したシーケンス図である。以下、図3を用いて通信システム1000の処理を説明する。
商用電源4−1に停電が発生すると(S1)、蓄電池3−1に対する電源供給が停止される。蓄電池3−1は、電力の停止を認識すると第1の基地局20の無線部2−1に電源供給を開始する(S2)。同時に、蓄電池3−1は、無線部2−1に対し停電発生を示す停電情報を通知する(S3)。
無線部2−1は、停電情報を受信すると制御装置1の停電監視部8に対し停電情報を通知する(S4)。停電監視部8は、停電情報を受け取ると、これを通信可能判定部9に通知する。これにより、通信可能判定部9は、第1の基地局20での停電発生を認識し、第1の基地局20を省電力モードに切り替える。この省電力モードでは、先ず、無線部2−1と通信中の移動局10が存在するか否かの第1の判定をする。なお、この判定は、例えば、無線部2−1と通信中の移動局の情報等を無線部2−1から取得することで行うことができる。
通信可能判定部9は、無線部2−1と通信中の移動局10が存在するという判定結果(第1の判定:Yes)を得た場合、この通信中の移動局10と通信中又は通信可能状態の基地局が存在するか否かの第2の判定をする(S5)。
通信可能判定部9は、第2の判定で、無線部2−1と通信している移動局10が、第2の基地局30の無線部2−2とも通信しているという判定結果を得た場合(第2の判定:Yes)、すなわち、移動局10が無線部2−1、2−2とダイバーシチハンドオーバにより通信していると判定した場合、移動局10と無線部2−1との通信を停止させる処理を開始する(S7)。
通信可能判定部9は、無線部2−1に対し、移動局10と切断するよう要求し(S8)、これを受けて無線部2−1は移動局10に対し切断要求をする(S9)。これを受けて移動局10は、無線部2−1との無線通信を切断し、一方、無線部2−2とは引き続き通信を継続する(S10)。
一方、通信可能判定部9は、第1および第2の判定結果に基づいて移動局10と通信しているのが第1の基地局20のみという判定結果を得た場合(第2の判定:No)、そのまま無線部2−1と通信を継続させる(S6)。
上記は停電時について説明した。商用電源4−1に電力不足が生じた場合、通信システム1000において、通信可能判定部9に外部からの指示等で上記ステップ(S4)から同様の処理を行えばよい。
本実施の形態においては、通信システム1000は、基地局において停電又は電力不足等が生じた場合、省電力モードに切り替え、基地局と通信している移動局10が他の基地局と通信している場合には、停電又は電力不足等が生じている基地局側の無線部との通信を停止することで、電力使用量を削減しながらも移動局の通信を継続することができる。すなわち、通信システム1000は、商用電源で稼働中の基地局に移動局10の通信を分散させることにより、停電時や電力不足の時における消費電力を低減し、非常用蓄電池の電力消費を抑えることができる。
実施の形態2
図4は、本発明の実施の形態2にかかる通信システム1200を示す構成図である。各構成要素の機能は基本的に実施の形態1と同様である。なお、図4に示す実施の形態2において、図1に示す実施の形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付しその詳細な説明は適宜省略する。図4に示すように、本実施の形態にかかる通信システム1200は、第1の基地局20と、第2の基地局30と、蓄電池3−1、3−2と、中継装置5と、移動局10とを備える。
第1の基地局20、第2の基地局30は、それぞれ第1の制御装置としての制御装置1−1、第2の制御装置としての制御装置1−2を備える。制御装置1−1および制御装置1−2はそれぞれ無線部2−1および無線部2−2を制御する。ここで、本実施の形態にかかる通信システム1200においては、中継装置5、制御装置1−1、及び制御装置1−2により、上述の実施の形態1にかかる制御装置1と同様の働きを有する。
制御装置1−1、制御装置1−2は、制御装置1と同様に、それぞれ第1の基地局20、第2の基地局30と通信中の通信中移動局10が存在するか否かの第1および第2のの判定をする。
ただし、このままでは、制御装置1−1、制御装置1−2は、お互いに他の基地局の無線部に停電が発生したかどうか等の状況を把握できず、実施の形態1と同様の効果を得ることができない。そこで、本実施の形態においては、両者を中継する中継装置5を備える。
中継装置5は、第1の基地局20と、第2の基地局30との間の停電情報や判定結果を中継する。中継装置5により、それぞれの制御装置1−1、1−2は停電情報や、停電中の他の基地局の無線部が存在するか否かの判定結果を共有することができる。
これにより、制御装置1−1、制御装置1−2は移動局10が同基地局の無線部と通信中か否かという第1の判定、およびその通信中の移動局10が他の無線部と通信中又は通信可能状態か否かという第2の判定をすることができる。以上のように、制御装置1−1、制御装置1−2および中継装置5により、実施の形態1における制御装置1と同様の働きを行うことができる。
次に、通信システム1200の動作の説明を以下に示す。通信システム1200において、移動局10が第1の基地局20および第2の基地局とダイバーシチハンドオーバで通信中に第1の基地局20に停電が発生した場合について図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる通信システム1200の処理を示したシーケンス図である。商用電源4−1に停電が発生した場合に、蓄電池3−1が停電情報を第1の基地局20の無線部2−1に通知する方法は、実施の形態1と同様である。即ち、ステップS11からステップS13までの処理は実施の形態1のステップS1からS3と同様である。以下の説明では、制御装置1−1と制御装置1−2との停電監視部と通信可能判定部の符号に、区別のためそれぞれa、bを添付する。
無線部2−1は、停電情報を受信すると制御装置1−1の停電監視部8aに、停電発生したという停電情報を通知する(S14)。停電監視部8aは通信可能判定部9aに停電情報を通知する。これを受けて通信可能判定部9aは、第1の基地局20を省電力モードに切り替える。省電力モードに移行すると、先ず、無線部2−1からの情報に基づき、通信可能判定部9aが現在通信中の移動局10が存在するか否かの第1の判定を行い、その結果および停電情報を中継装置5に送信する(S15)。中継装置5はこれを制御装置1−2の通信可能判定部9bに送信する(S16)。
これを受けて通信可能判定部9bは、停電情報により無線部2−1の停電を認識し、かつ無線部2−1と通信中の移動局10の存在を第1の判定により認識すると、無線部2−2からの情報に基づき、無線部2−2が、第1の基地局20と通信中の移動局10と通信中又は通信可能状態か否かを判定する。
ここで、通信可能判定部9bは、無線部2−2が、第1の基地局20と通信中の移動局10と通信中又は通信可能状態である(第2の判定結果:Yes)と判定した場合は、無線部2−2を介して移動局10に対し、無線部2−1との通信を切断するように要求する(S17)。これを受けて移動局10は無線部2−1との通信を切断する(S18)。移動局10は、引き続き無線部2−2との通信を継続する(S19)ため、第1の基地局20が省電力モードとなっても、通信を維持することができる。
なお、移動局10と無線部2−1との通信を切断する方法として、上記説明では通信可能判定部9bが無線部2−2を介して移動局10に対し切断要求するものとしたが、この他、通信可能判定部9bから中継装置5を経由し、通信可能判定部9aにこの第2の判定結果を通知し、通信可能判定部9aが無線部2−1を介して移動局10に対し切断要求を行ってもよい。なお、本実施の形態においては、制御装置1−1、1−2が第1、第2の判定結果を得るとして説明したが、無線部2−1、2−2からの情報を制御装置1−1、1−2を介して中継装置5が受け取り、中継装置5が第1、第2の判定を行うようにしてもよい。
本実施の形態にかかる通信システム1200においては、異なる基地局にそれぞれ別々に制御装置が設置されていても、中継装置5により必要な情報を中継することで、一の基地局で停電又は電力不足等が発生した場合、ダイバーシチハンドオーバを用いて通信している移動局と停電又は電力不足の発生している基地局との通信を停止することで、実施の形態1と同様に、移動局には通信を継続させつつも、消費電力を低減することができる。
実施の形態3
図6は、本発明の実施の形態3にかかる通信システム1300を示した構成図である。本実施の形態において、通信システム1300は異なる周波数帯で通信する第1の基地局20と、第2の基地局30とを備える。
第1の基地局20は無線部2−1を備える。第2の基地局30は無線部2−2を備える。無線部2−1および無線部2−2は近傍に敷設してあり、商用電源4および蓄電池3を共有している。無線部2−1と無線部2−2はそれぞれ異なる周波数帯を使用して移動局10と通信する。制御装置1は異なる周波数帯を使用する第1の無線部2−1、および第2の無線部2−2に接続している。制御装置1は実施の形態1と同様、省電力モードとする場合には基地局の通信を制御して、基地局の消費電力を低減するための装置である。
制御装置1の通信可能判定部9は、省電力モード時に、例えば、無線部2―1と通信している通信中移動局10が第2の無線部2−2とも通信可能な状態である場合は、第1の無線部2−1と通信中移動局10との通信を停止し、第2の無線部2−2との通信に切り替えさせる。無線部2−1、2−2のいずれの無線部とも通信可能な全ての移動局10をいずれか一方、例えば無線部2−2のみとの通信に切り替えることで、無線部2−1は通信不要となり、その消費電力を削減することができる。
本実施の形態では、ダイバーシチハンドオーバによる通信は行わず、移動局10が異なる周波数帯を使用し無線部2−1又は無線部2−2どちらか一方の無線部のみと通信している場合について説明する。
以下、通信システム1300の動作について説明する。図7は、本発明の実施の形態2にかかる通信システム1300の動作を示したシーケンス図である。図7は、無線部2−1と接続している移動局10が無線部2−2と接続を切り替える処理を示している。
商用電源4−1に停電が発生する(S21)。蓄電池3−1に対して商用電源4−1から電力の供給が停止する。蓄電池3は、電源供給の停止を受けて停電を認識すると、第1の基地局20の無線部2−1、第2の基地局30の無線部2−2に電源供給を開始する(S22)。同時に、蓄電池3は、無線部2−1、2−2に対し停電情報を通知する(S23)。
無線部2−1は、停電情報を受信すると制御装置1の停電監視部8に該停電情報を通知する(S24)。停電監視部8は、停電情報を受け取るとこれを通信可能判定部9に送信する。
これを受けて通信可能判定部9は、無線部2−1を省電力モードに切り替える。
この場合、通信可能判定部9は、無線部2−1、2−2からの情報に基づき第1の無線部2−1と通信している通信中移動局10が第2の無線部2−2とも通信可能な状態であるか否かの判定をし、この判定結果に基づいて第1の無線部2−1に対して通信中移動局10との通信を停止するよう要求し、第2の無線部に対しては移動局10と通信開始するよう要求する(S25)。
これを受けて無線部2−1は、移動局10に通信を切断するよう要求する(S26)。一方で、無線部2−2は、移動局10に無線部2−2と通信の接続を開始するよう要求する(S27)。移動局10は、無線部2−1からの切断要求と無線部2−2からの接続要求を受け取ると無線部2−1との接続を切断し、無線部2−2に接続を切り替える(S28)。これにより、無線部2−1は全ての移動局10との通信を停止できるので、通信可能判定部9は、無線部2−1を停波させることができる(S29)。
本実施の形態にかかる通信システム1300は、異なる周波数帯を使用する複数の基地局間で移動局10が通信している際、停電又は電力不足が発生した場合に、基地局を省電力モードとする。その場合、通信システム1300は、第1の基地局20と移動局10との通信を停止させ、停波させる。一方、通信システム1300は、第1の基地局を停止させても第2の基地局30を使用し移動局10と通信させるため、移動局10の通信を継続することができる。それにより、通信システム1300は、停電時や電力不足の時における消費電力を低減し、非常用蓄電池の電力消費を抑えることができる。
実施の形態4
図8は、本発明の実施の形態4にかかる通信システム1400を示す構成図である。本実施の形態にかかる通信システム1400の基本的構成は図1、図3に示す実施の形態1の構成と同様である。移動局10は、第1の基地局20の無線部2−1と第2の基地局30の無線部2−2との2つの無線部で、ダイバーシチハンドオーバを用いて通信を行っている。さらに本実施の形態では第1の基地局20と第2の基地局30とはお互いに遠方に設置されている場合を示している。
実施の形態1の制御方法によると、通信システム1400は、図1、図3に示すように商用電源4−1に停電が発生した場合に、蓄電池から電源供給されている第1の基地局20の無線部2−1から切断処理を行う。
しかし、この方法では、図8のように移動局10が第1の基地局20近傍に位置し、かつ第2の基地局30から遠方に位置している場合、移動局10は近傍の第1の基地局20の無線部2−1と切断し、遠方の第2の基地局30の無線部2−2と通信を行うことになる。このため、移動局10は、第2の基地局30の遠方に位置するため、移動局10がこれ以上遠くへ移動すると無線部2−2と通信できなくなる可能性が生じる。さらに、移動局10は無線部2−1の近傍に位置しているため、他の移動局10との通信をしている場合等には、無線部2−1からの電波の干渉を受けやすくなるという可能性がある。
そこで、本実施の形態において通信システム1400は、実施の形態1にかかる通信システム1000に、更に距離測定部6を有している。距離測定部6は、第1の基地局20と通信中移動局10との間の距離である第1の距離と、第2の基地局30と通信中移動局10との距離である第2の距離とを測定する。
距離測定部6の距離測定の方法は、移動局10からの送信した電波の、無線部2−1および無線部2−2の受信時間差を測定してもよく、移動局10に具備したGPS(Global Positioning System)によって測定した移動局10の現在位置を制御装置1に送信してもよい。即ち、距離測定部6の距離測定の方法は、移動局10と基地局との距離を測定できればどのような方法を用いてもよい。
通信可能判定部9は、距離測定部6が測定した第1及び第2の距離に基づき、第1の基地局と通信中移動局10との通信を停止するか否かを決定する。通信可能判定部9は、距離測定部6が定期的に測定した第1及び第2の距離に基づき、通信中移動局と第2の基地局との通信品質を定期的に判定する。この判定により通信可能判定部9は、省電力モード時には、必要最低限の通信品質が維持できる範囲で第1の基地局と通信中移動局との通信を停止するか否かを定期的に決定する。
次に、通信可能判定部9が、省電力モード時に通信を停止するか否かを決定する方法について説明する。ここでは、第1の基地局20で停電が発生した場合を想定し、3つの場合分けを実施する場合について説明する。
第1に、通信可能判定部9は、第1の距離が第1の閾値以下でかつ第2の距離が第2の閾値以上である場合には、第1の基地局と通信中移動局との通信を維持する。上述したように、移動局10と無線部2−2との距離が大きい場合に無線部2−1との通信を切断した場合、移動局10は無線部2−2と通信できなくなる可能性が生じてしまい、一方、移動局10と無線部2−1との距離が小さい場合に無線部2−1の通信を切断すると移動局10は、無線部2−1からの電波の干渉を受けやすくなり、通信品質が維持できなくなる可能性があるためである。
そこで、上述のように第1の距離が第1の閾値以下でかつ第2の距離が第2の閾値以上である場合、ダイバーシチハンドオーバで通信している場合であっても、無線部2−1と通信中移動局10との通信を維持する。
第2に、第1の距離が第1の閾値より大きくかつ第2の距離が第2の閾値以下である場合、第1の基地局20と移動局10との通信を切断する。移動局10が無線部2−1からある程度離れていれば、無線部2−1からの電波の干渉を受けず、かつ移動局10と無線部2−2との距離がそれほど離れておらず、通信品質を維持できる範囲内と判断した場合、ダイバーシチハンドオーバで通信している場合は、無線部2−1の通信を切断してよいためである。
第3に、第1の距離が第1の閾値以下でかつ第2の距離が第2の閾値より小さい場合、第1の基地局20と移動局10との通信を切断する。第1の基地局20と第2の基地局30が互いに近傍に設置されている場合であって、かつ移動局10がいずれの無線部にも近い場合、移動局10と無線部2−2との距離も近くなり、移動局10と無線部2−2の通信品質を維持できるため、ダイバーシチハンドオーバで通信している場合は、省電力が必要な基地局側の無線部との通信を停止できる。
なお、本実施の形態においては、距離測定部6は、定期的に第1及び第2の距離を測定するものとして記載するが、通信可能判定部9から指示があった場合等、決められたタイミングで測定するものとしてもよい。
次に、通信システム1400の停電時の動作について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態4にかかる通信システムの停電時の動作を示したシーケンス図である。
ステップS31からS34までは実施の形態1のステップS1からS4までと同様である。制御装置1の通信可能判定部9は、停電情報受け取ると、第1の基地局20での停電発生を認識し、第1の基地局20を省電力モードに切り替える。この省電力モードでは、先ず、無線部2−1と通信中の移動局10が存在するか否かの第1の判定を行う。無線部2−1と通信中の移動局10が存在する(第1の判定:Yes)結果を得た場合、通信可能判定部9は、この通信中の移動局10と無線部2−2が通信中又は通信可能状態であるか否かの第2の判定をする。
無線部2−2が移動局10と通信中又は通信可能状態であるという第2の判定結果を得たら、通信可能判定部9は、距離測定部6に移動局10と第1および第2の基地局との距離を測定するよう要求する。これを受けて距離測定部6は、第1の距離として第1の基地局20と移動局10との距離、および第2の距離として第2の基地局30と移動局10との距離の測定をする。距離測定部6は、距離の測定結果を通信可能判定部9に送信する。
これを受信した通信可能判定部9は、第1及び第2の距離に基づき、第1の基地局20と通信中移動局10との通信を停止するか否かを決定する(S35)。第1の基地局20と移動局10との第1の距離及び第2の基地局30と移動局10との第2の距離を所定のしきい値と比較し、上述の第2の場合、すなわち、第1の距離が第1の閾値より大きくかつ第2の距離が第2の閾値以下であれば、移動局10が無線部2−2との通信品質を維持できる範囲内に位置していると判断し(S35:No)、無線部2−1に対し、移動局10と切断するよう処理を開始する(S37)。
通信可能判定部9は、無線部2−1に対し、移動局10と切断するよう要求する(S38)。これを受けて移動局10は、無線部2−1との無線通信を切断する(S39)。移動局10は、引き続き停電が発生していない第2の基地局30の無線部2−2と通信を継続する(S40)。
一方、通信可能判定部9は、上述の第1の場合、すなわち、第1の距離が第1の閾値以下でかつ第2の距離が第2の閾値以上であり、無線部2−1を停止すると移動局10の通信品質を維持できないと判断した場合(S35:Yes)、そのまま無線部2−1と無線部2−2との通信を継続させる(S36)。
なお、上述したように、通信可能判定部9は、第1の距離が第1の閾値以下でかつ第2の距離が第2の閾値より小さい場合、第1の基地局20と移動局10との通信を切断する。
本実施の形態にかかる通信システム1400においては、停電又は電力不足が生じた場合に省電力モードとする第1の基地局20と移動局10との距離および第2の基地局30と移動局10との距離を測定する。この距離測定に基づいて通信システム1400は、省電力モードの基地局側の無線部との通信を停止させるが通信品質が低下する場合は通信を停止させず、電力使用量を削減しながらも省電力モードの基地局と移動局10との通信が不安定となることを低減し、移動局10の通信を継続することができる。
その他の実施の形態
上記で説明した無線基地局の制御方法は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む半導体処理装置を用いて実現されてもよい。また、これらの処理は、少なくとも1つのプロセッサ(e.g. マイクロプロセッサ、MPU、DSP(Digital Signal Processor))を含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、これらの送信信号処理又は受信信号処理に関するアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。
非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、蓄電池を発電装置と置き換えてもよい。例えば、太陽電池や、燃料電池、その他の発電装置を用いてもよい。さらに、これらを選択的に切り替えて用いるシステムとしてもよい。
さらに、上述した実施の形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の第2の基地局が存在するか否かを判定する通信可能判定部を備え、
前記通信可能判定部は、前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記第2の基地局が存在するか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、制御装置。
(付記2)
停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された前記第1の基地局に停電が発生したか否かを監視する監視部を更に備え、
前記通信可能判定部は、前記第1の基地局に停電が発生すると当該第1の基地局を前記省電力モードとする、
付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記第1の基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記通信可能判定部は、前記省電力モードとする前記第1の基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
付記1に記載の制御装置。
(付記4)
前記第1の基地局と前記通信中移動局との間の距離である第1の距離と、前記第2の基地局と前記通信中移動局との距離である第2の距離とを測定する距離測定部を更に備え、
前記通信可能判定部は、前記距離測定部が測定した前記第1及び第2の距離に基づき、前記第1の基地局と前記通信中移動局との通信を停止するか否かを決定する、
付記1に記載の制御装置。
(付記5)
前記通信可能判定部は、前記第1の距離が第1の閾値以下でかつ前記第2の距離が第1の閾値以上である場合には、前記第1の基地局と前記通信中移動局との通信を維持する
付記4に記載の制御装置。
(付記6)
前記距離測定部は、定期的に前記第1及び第2の距離を測定し、
前記通信可能判定部は、前記第1及び第2の距離に基づき、前記通信中移動局と前記第2の基地局との通信品質を定期的に判定し、当該通信品質が維持できる範囲で前記第1の基地局と前記通信中移動局との通信を停止させる、
請求項5に記載の制御装置。
(付記7)
前記通信可能判定部は、前記移動局と通信しているのが前記第1の基地局のみの場合には前記第1の基地局と前記移動局との通信を継続させる、
付記1または2に記載の制御装置。
(付記8)
基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定する通信可能判定部を備え、
前記通信可能判定部は、当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、基地局。
(付記9)
停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された当該基地局に停電が発生したか否かを監視する監視部を更に備え、
前記通信可能判定部は、当該基地局に停電が発生すると当該基地局を前記省電力モードとする、
付記8に記載の基地局。
(付記10)
前記基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記通信可能判定部は、前記省電力モードとする前記基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
請求項8に記載の基地局。
(付記11)
移動局と通信する第1及び第2の基地局と、
前記第1及び第2の基地局を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定する通信可能判定部を備え、
前記通信可能判定部は、前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
通信システム。
(付記13)
前記制御装置は、前記第1の基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記通信可能判定部は、前記省電力モードとする前記第1の基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
付記12に記載の通信システム。
(付記14)
基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定し、
当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
基地局の制御方法。
(付記15)
停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された当該基地局に停電が発生したか否かを更に監視し、
当該基地局に停電が発生すると当該基地局を前記省電力モードとする、
付記14に記載の基地局の制御方法。
(付記16)
前記基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記省電力モードとする前記基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
付記14に記載の基地局の制御方法。
(付記17)
第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定し、
前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
通信システムの制御方法。
(付記18)
停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された前記第1の基地局に停電が発生したか否かを更に監視し、
前記第1の基地局に停電が発生すると当該第1の基地局を前記省電力モードとする、
付記17に記載の通信システムの制御方法。
(付記19)
前記第1の基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記省電力モードとする前記第1の基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
付記17に記載の通信システムの制御方法。
(付記20)
基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定し、
当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記21)
停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された当該基地局に停電が発生したか否かを更に監視し、
当該基地局に停電が発生すると当該基地局を前記省電力モードとする、
処理をコンピュータに実行させる付記20に記載のプログラム。
(付記22)
前記基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記省電力モードとする前記基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
処理をコンピュータに実行させる付記20に記載のプログラム。
1 制御装置
2−1 無線部
2−2 無線部
3−1 蓄電池
3−2 蓄電池
4−1 商用電源
4−2 商用電源
5 上位装置
6 距離測定部
8 停電監視部
9 通信可能判定部
10 移動局
20 第1の基地局
30 第2の基地局
100 無線基地局装置
1000 通信システム
1200 通信システム
1300 通信システム
1400 通信システム

Claims (10)

  1. 第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の第2の基地局が存在するか否かを判定する通信可能判定部を備え、
    前記通信可能判定部は、前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記第2の基地局が存在するか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、制御装置。
  2. 停電の際に電源供給可能な予備電源と接続された前記第1の基地局に停電が発生したか否かを監視する監視部を更に備え、
    前記通信可能判定部は、前記第1の基地局に停電が発生すると当該第1の基地局を前記省電力モードとする、
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記第1の基地局内の第1の無線部と、当該第1の無線部と同一又は他の基地局内の第2の無線部とがそれぞれ異なる周波数帯の無線信号で移動局と通信するものである場合、前記通信可能判定部は、前記省電力モードとする前記第1の基地局の前記第1の無線部と通信している通信中移動局が前記第2の無線部とも通信可能な状態である場合は、前記第1の無線部と前記通信中移動局との通信を停止し、前記第2の無線部との通信に切り替えさせる、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記第1の基地局と前記通信中移動局との間の距離である第1の距離と、前記第2の基地局と前記通信中移動局との距離である第2の距離とを測定する距離測定部を更に備え、
    前記通信可能判定部は、前記距離測定部が測定した前記第1及び第2の距離に基づき、前記第1の基地局と前記通信中移動局との通信を停止するか否かを決定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記通信可能判定部は、前記第1の距離が第1の閾値以下でかつ前記第2の距離が第1の閾値以上である場合には、前記第1の基地局と前記通信中移動局との通信を維持する
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記距離測定部は、定期的に前記第1及び第2の距離を測定し、
    前記通信可能判定部は、前記第1及び第2の距離に基づき前記通信中移動局と前記第2の基地局との通信品質を定期的に判定し、当該通信品質が維持できる範囲で前記第1の基地局と前記通信中移動局との通信を停止させる、
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定する通信可能判定部を備え、
    前記通信可能判定部は、当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
    基地局。
  8. 移動局と通信する第1及び第2の基地局と、
    前記第1及び第2の基地局を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定する通信可能判定部を備え、
    前記通信可能判定部は、前記第1の基地局を省電力モードとする場合、当該第1の基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と前記第2の基地局が通信中又は通信可能状態であるか否かを判定し、当該第2の基地局が存在する場合には、前記第1の基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
    通信システム。
  9. 基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定し、
    当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
    基地局の制御方法。
  10. 基地局と通信中の通信中移動局が存在するか否か、及び当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の他の基地局が存在するか否かを判定し、
    当該基地局を省電力モードとする場合、当該基地局と通信中である前記通信中移動局が存在し、かつ当該通信中移動局と通信中又は通信可能状態の前記他の基地局が存在するか否かを判定し、当該他の基地局が存在する場合には、当該基地局と当該通信中移動局との通信を停止させる、
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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