JP2015014913A - ヘルスケアシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の健康に対する意識を高め、生活習慣の改善に意欲的に取り組ませることができるようにする。【解決手段】サーバ装置30は、データベース装置50内における利用者の複数種類のデータの中から直近の期間の間に記録された記録データを抽出し、種類毎の移動平均値を求める。そして、移動平均値を所定のアルゴリズムに従って解析することにより、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力の5種類の評価項目の評価レベルとして示すバランスパラメータを求め、そのレーダーチャートをカラダバランス画面として利用者端末10に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介したサービスにより人の健康維持を支援する技術に関する。
この種の技術を開示した文献として、特許文献1がある。特許文献1に開示された家庭用健康管理システムは、家庭内に設置される入力装置により、家族の構成員の健康管理に関わるデータ、及び各人が摂取した食料名と量を取得する。そして、このシステムでは、各人の食料名と量から栄養価を演算し、この栄養価に基づいて各人が患う可能性のある疾病を求めるとともに、健康生活を維持するのに必要な運動量と食物摂取量を求め、これらの情報を表示手段を介して提供するようになっている。
特開平10−074226号公報
ところで、所謂生活習慣病と称される疾患は、日々の生活習慣の改善によってある程度の予防効果を期待できる。しかしながら、実際には、何のサポートも無いままに生活習慣の改善に取り組める人は少ない。特許文献1に開示された家庭用健康管理システムは、家族構成員の健康管理データと食事データを入力した場合に疾患に関するアドバイスを提供するものに過ぎない。このため、特許文献1の技術は、各々が健康に対する高い意識を持ち合わせていない場合は高い効果を期待できない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、利用者の健康に対する意識を高め、生活習慣の改善に意欲的に取り組ませることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の好適な態様であるヘルスケアシステムは、各利用者の利用者端末とネットワークを通じて接続されるサーバ装置及びデータベース装置を有するヘルスケアシステムであって、前記データベース装置は、前記各利用者の利用者端末において複数種類の記録項目について記録された複数種類の記録データを記憶し、前記サーバ装置は、前記データベース装置内における利用者の複数種類の記録データの中から直近の第1の期間の間に記録された複数種類の記録データを抽出し、抽出した複数種類の記録データの種類毎の移動平均値を求め、求めた複数種類の移動平均値を所定のアルゴリズムに従って解析することにより、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力の5種類の評価項目の評価レベルとして示すバランスパラメータを求め、求めたバランスパラメータをレーダーチャートとして含む画面を前記利用者端末に表示させることを特徴とする。
ここで、人間が健康維持のために行う行動の多くは、良い面と悪い面を併せもっている。たとえば、運動は、自律神経の向上や体力の向上という側面から見ればおおいに推奨されるものであるが、過度に行うと身体が酸化して老化を進めてしまう。本発明では、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力という5種類の評価項目で評価した評価結果をレーダーチャートとして利用者に提示する。よって、本発明によると、利用者は、自身の健康に関わるさまざま要素に広く注意を傾けながら自身の生活習慣を改善していくことができる。従って、本発明によると、利用者の健康に対する意識を高め、生活習慣の改善に意欲的に取り組ませることができる。
本発明の一実施形態であるヘルスケアシステムの全体構成図である。 同システムのサーバ装置のハードウェア概略構成を示す図である。 同システムのデータベース装置のハードウェア概略構成を示す図である。 同システムの利用者端末が表示する個人設定画面を示す図である。 同システムの利用者端末が表示する個人設定画面を示す図である。 同システムのヘルスケアサービスの概要を示す図である。 同システムの利用者端末が表示する体重・体脂肪率入力画面を示す図である。 同システムの利用者端末が表示する食事/カロリー入力画面を示す図である。 同システムの利用者端末が表示するTOP画面を示す図である。 同システムの利用者端末が表示するカラダバランス画面を示す図である。 同システムにおけるレーダーチャート提示処理を概念的に示す図である。 同システムにおける条件及び荷重比率テーブルのデータ構造図である。 同システムにおける条件及び荷重比率テーブルのデータ構造図である。 同システムにおける推奨睡眠時間帯カバー率の算出処理を概念的に示す図である。 同システムにおける未来体重提示処理及び未来顔写真提示処理を概念的に示す図である。 同システムの利用者端末が表示する顔写真選択画面を示す図である。 同システムにおける未来体重提示処理の手順を示すフローチャートである。 同システムにおける未来の体重の予測の可否の条件を示す図である。 同システムにおける体力係数テーブルのデータ構造図である。 同システムにおける基礎代謝係数テーブルのデータ構造図である。 同システムにおける基礎代謝係数を作用させる処理を概念的に示す図である。 同システムにおける体重値、目標体重、及び標準体重と未来体重提示処理との関係を示す図である。 同システムにおける未来予想顔写真提示処理の手順を示すフローチャートである。 同システムにおける加減点値テーブルのデータ構造図である。 同システムにおける老化年数値テーブルのデータ構造図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態であるヘルスケアシステム1のシステム構成図である。図1に示すように、ヘルスケアシステム1は、利用者端末10、サーバ装置30、データベース装置50を有する。利用者端末10は、利用者が所有するスマートフォンである。
サーバ装置30は、ヘルスケアサービスの運営事業者の管理の下に稼働するコンピュータ装置である。サーバ装置30は、ヘルスケアサイトを通じて利用者にヘルスケアサービスを提供する。図2に示すように、サーバ装置30は、表示デバイス31(たとえば、液晶ディスプレイデバイスや有機ELディスプレイ)、入力デバイス32(たとえば、マウスやキーボード)、通信デバイス33(たとえば、NIC(Network Interface Card))、記憶デバイス34(たとえば、ハードディスク、RAM、ROM)、演算処理デバイス35(たとえば、CPU)、及びこれらを接続する内部バス36を有する。
データベース装置50は、利用者端末10からアップロードされた各種データをデータベースDBに蓄積してサーバ装置30に提供するコンピュータ装置である。図3に示すように、データベース装置50は、表示デバイス51、入力デバイス52、通信デバイス53、記憶デバイス54、演算処理デバイス55、及びこれらを接続する内部バス56を有する。
ここで、本実施形態では、利用者は、アプリマーケットからヘルスケアサイト連携アプリAPをインストールしてこれを起動し、起動直後に表示される個人設定画面(図4及び図5参照)において、利用者のニックネームを示すデータDNN、生年月日を示すデータDBIR、性別を示すデータDGDR、身長を示すデータDHGH、目標体重を示すデータDTRGを入力し、これらのデータDNN、DBIR、DGDR、DHGH、DTRGをデータベース装置50のデータベースDBに個人設定情報として登録する。この個人設定情報の登録の後、利用者は、1日に数回程度のペースでヘルスサイト連携アプリAPを介したヘルスケアサービスの提供を受ける。
図6は、本実施形態のヘルスケアサービスの概要を示す図である。図6に示すように、本実施形態のヘルスケアサービスでは、利用者端末10は、データベース装置50にアクセスし、以下の6種類の記録項目の記録データDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPを利用者端末10のメモリから読み出してデータベース装置50にアップロードする。
a1.歩数記録データDST
これは、利用者の歩数の計測値を示すデータである。利用者端末10は、利用者が身に着ける歩数測定デバイス11(図1)との間に無線通信規格(たとえば、ブルートゥース)に従ったリンクが確立された場合に、歩数測定デバイス11によって日々計測される歩数を受信し、受信した歩数と受信日の日付の対を歩数記録データDSTとしてメモリに記録する。
b1.体重記録データDWT
これは、利用者の体重の計測値を示すデータである。利用者端末10は、利用者の体重がアプリAPの体重・体脂肪率入力画面(図7参照)を介して入力された場合に、入力された体重と入力日の日付の対を体重記録データDWTとしてメモリに記憶する。また、利用者端末10は、利用者が所有する体重測定デバイス12(図1)との間に無線通信規格(たとえば、ブルートゥース)に従ったリンクが確立された場合に、体重測定デバイス12から利用者の体重を受信し、受信した体重と受信日の日付の対を体重記録データDWTとしてメモリに記憶する。
c1.体脂肪記録データDFT
これは、利用者の体脂肪率の計測値を示すデータである。利用者端末10は、利用者の体脂肪率がアプリAPの体重・体脂肪率入力画面(図7参照)を介して入力された場合に、入力された体脂肪率と入力日の日付の対を体重記録データDFTとしてメモリに記憶する。利用者端末10は、利用者が所有する体脂肪率測定デバイス13(図1)との間に無線通信規格(たとえば、ブルートゥース)に従ったリンクが確立された場合に、体脂肪率測定デバイス13から利用者の体脂肪率を受信し、受信した体脂肪率を受信日の日付の対を体脂肪記録データDFTとしてメモリに記憶する。
d1.睡眠記録データDSL
これは、利用者の就寝時刻及び起床時刻を示すデータである。利用者端末10は、利用者が身に着ける睡眠時間測定デバイス14(図1)との間に無線規格(たとえば、ブルートゥース)に従ったリンクが確立された場合に、睡眠時間測定デバイス14から利用者の就寝時刻及び起床時刻を受信し、受信した就寝時刻及び起床時刻と受信日の日付の対を睡眠記録データDSLとしてメモリに記憶する。
e1.食事記録データDML
これは、アプリAPにおける食事の記録を示すデータである。利用者端末10は、アプリAPの食事/摂取カロリ入力画面(図8参照)を介して利用者がとった食事の種類(たとえば、ラーメンや牛丼)が入力された場合に、入力された食事の種類と入力日時の対を食事記録データDMLとしてメモリに記憶する。
f1.アプリ起動履歴記録データDRC
これは、アプリAPの起動の履歴を示すデータである。利用者端末10は、アプリAPが起動されると、起動日時をアプリ起動履歴記録データDRCとしてメモリに記憶する。
g1.アップロード履歴記録データDUP
これは、データベース装置50への記録データDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPのアップロードの履歴を示すデータである。利用者端末10は、メモリ内における未送信の記録データDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPをデータベース装置50にアップロードする度に、アップロード日時をアップロード履歴記録データDUPとしてメモリに記憶する。
図6において、サーバ装置30は、データベース装置50のデータベースDBに記憶される利用者の記録データDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPを基に、利用者の現在の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力の5種類の評価項目に分けて評価する1次解析を行い、この1次解析の結果をカラダバランス画面SCR10として利用者に提示する。また、サーバ装置30は、この1次解析の結果から利用者の将来の健康状態を予測する2次解析を行い、この2次解析の結果を未来予測画面SCR11及びSCR12として利用者に提示する。画面SCR10、SCR11、SCR12の構成については後述する。
次に、本実施形態の動作を説明する。本実施形態の動作は、データ蓄積処理、レーダーチャート提示処理、未来顔写真提示処理、及び未来体重提示処理を含む。これらの処理は、利用者端末10にアプリAPのトップ画面SCR5を表示させた状態で利用者が所定の操作を行うと実行される。
図9は、TOP画面SCR5を示す図である。トップ画面SCR5の上段右側には、ボタンBT1が表示されている。ボタンTB1の下には、利用者端末10のメモリ内の最新のデータDST(歩数、図9の例では2566歩)とこの値を所定の基礎代謝関数に入力して得られる消費カロリー(図9の例では1512カロリー)が表示されている。その下には、最新のデータDST(歩数)を所定の距離関数に入力して得られる歩行距離(図9の例では6.25km)が表示されている。
その下には、利用者端末10のメモリ内の最新のデータDSL(睡眠)により求まる睡眠時間(就寝時刻から起床時刻までの間の時間、図9の例では7.25時間)とこの睡眠時間の長さを示すバーBR1が表示されている。その下には、利用者端末10のメモリ内の最新のデータDML(食事)が示す食事の種類(図8の食事/摂取カロリ入力画面を介して入力された食事の種類)に応じて求まる摂取カロリー(図9の例では1253キロカロリー)と摂取カロリーの量を示すバーBR2が表示されている。その下の左には、利用者端末10のメモリ内の最新のデータDWT(体重)とその前に記録されたデータDWT(体重)との差(図9の例では、−0.2kg)が表示されている。右には、利用者端末10のメモリ内の最新のデータDFT(体脂肪率)とその前に記録されたデータDFTとの差(図9の例では、+0.2%)が表示されている。
画面SCR5の下段には、2つのボタンBT2、BT3が左右に並べて配置されている。ボタンBT2には、家を模擬した絵と「ホーム」の文字が記されている。ボタンBT3には、時計を模擬した絵と「未来予測」の文字が記されている。この画面SRC5において、利用者は、「ホーム」のボタンBT2及び「未来予測」のボタンBT3のうち所望のものを選んで指で触れる操作を行う。利用者端末10は、「ホーム」のボタンBT2が選択された場合、画面SCR5を再表示する。
利用者端末10は、画面SRC5のボタンBT1が選択された場合、データベース装置50にアクセスし、前回のアクセスから今回のアクセスまでに端末10のメモリ内に記憶されたデータDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPをメモリから読み出し、読み出した記録データDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPをデータベース装置50に送信する。また、利用者端末10は、アプリAPの起動中は、所定の時間が経過する度にデータベース装置50にアクセスし、同様の送信処理を行う。データベース装置50は、利用者端末10からデータDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPが送信された場合、データ蓄積処理を行う。このデータ蓄積処理では、データベース装置50は、利用者端末10から受信したデータDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPを送信元の利用者の固有の識別情報と対応付けてデータベースDBに記憶する。
また、利用者端末10は、画面SRC5のボタンBT3が選択された場合、レーダーチャートの提供を求めるメッセージ(HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)リクエスト)をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30は、このメッセージを受信すると、レーダーチャート提示処理を行う。レーダーチャート提示処理は、データベース装置50内における利用者の記録データDST、DWT、DSL、DML、DRC、DUPの中から直近の第1の期間T1(たとえば、期間T1=7日とする)の間に記録された記録データDST、DWT、DSL、DML、DRC、DUPを抽出し、抽出した記録データDST、DWT、DFT、DSL、DML、DRC、DUPの種類毎の移動平均値MAST、MAWT、MASL、MAML、MARC、MAUPを求め、求めた移動平均値MAST、MAWT、MASL、MAML、MARC、MAUPを所定のアルゴリズムに従って解析することにより、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力の5種類の評価項目の評価レベルLvとして示すバランスパラメータPRを求め、求めたバランスパラメータPRをレーダーチャートとして含む画面をカラダバランス画面SCR10として利用者端末10に表示させる処理である。
図10は、カラダバランス画面SCR10を示す図である。図10に示すように、この画面SCR10の中央には、正五角形状のレーダーチャートが表示される。画面SCR10のレーダーチャートは、体力、抗齢力、美力、継続力、意識力の評価項目を1〜5の5段階評価とし、中心から正五角形の各頂点に至る5つのレベル軸上に該当の評価レベルLv(図10の例では、体力が1、抗齢力が2、美力が1、継続力が1、意識力が2)をプロットしたものである。画面SCR10におけるレーダーチャートの上には、5つの評価項目の評価レベルLvを平均した平均評価レベルLvAVE(図10の例ではLvAVE=Lv1)が表示される。画面SCR10におけるレーダーチャートの下には、ボタンBT6が表示されている。ボタンBT6内には、「未来へGO」の文字が記されている。また、画面SCR10におけるボタンBT6の下には、評価レベルLvに応じたアドバイスADV1(図10の例では、「美力を上げるには寝る時間帯も関係しているらしいよ。」)が表示される。
図11は、レーダーチャート提示処理の処理内容を概念的に示す図である。図11に示すように、レーダーチャート提示処理では、サーバ装置30の演算処理デバイス35は、記録データDST(歩数)、記録データDWT(体重)、記録データDSL(睡眠)、記録データDML(食事)、記録データDRC(アプリ起動履歴)、記録データDUP(アップロード履歴)の各々の直近の期間T1(T1=7日)の移動平均値MAST、MAWT、MASL、MAML、MARC、MAUPを記憶デバイス34内の条件及び荷重比率テーブルTBL1(図12及び図13)が示す評価項目毎の条件に照らし合わせることにより評価項目毎の得点を求め、求めた得点をテーブルTBL1が示す評価項目毎の加重比率で加算した値を各評価項目の評価レベルLvとする。
このテーブルTBL1による各評価項目の評価レベルLvの算出処理の手順(アルゴリズム)は次の通りである。
a2.体力の評価レベルLvの算出処理
この算出処理では、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR1を参照先とし、参照先のレコードR1において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDST(歩数)の移動平均値MASTがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。また、演算処理デバイス35は、記録データDWT(体重)の移動平均値MAWTをBMI(Body Math Index)値に変換する。ここで、BMI値は、記録データDWT(体重)の移動平均値MAWTの2乗を利用者のデータDHGH(身長)で除算した値である。その上で、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR2乃至R6のうち該当の利用者のデータDGDR(性別)が示す性別とデータDBIR(生年月日)により決まる年代との組み合わせに対応するものを参照先とし、参照先のレコードR2(または、R3、R4、R5、R6)において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、BMI値がいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。そして、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR1から選んだ得点、及びレコードR2(または、R3、R4、R5、R6)から選んだ得点を50%:50%の比率で加算し、この加算結果を体力の評価レベルLvとする。
b2.抗齢力の評価レベルLvの算出処理
この算出処理では、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR7を参照先とし、参照先のレコードR7において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDST(歩数)の移動平均値MASTがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。また、演算処理デバイス35は、推奨睡眠時間帯カバー率Rを求める。推奨睡眠時間帯カバー率Rは、利用者の睡眠時間T(データDSLが示す就寝時刻から起床時刻までの間の時間)が、成長ホルモンの分泌量が最大化する22時から2時までの時間帯Tとどの程度重なっているかを示す値である。推奨睡眠時間帯カバー率Rの算出処理では、図14に示すように、データベースDBから抽出された各記録日のデータDSL(睡眠)について、当該データDSLが示す睡眠時間T(就寝時刻から起床時刻までの時間)のうち時間帯Tと重なる時間T’を推奨時間帯Tの長さである4時間で除算する操作を行う。そして、記録日毎の除算結果T’/Tを平均し、この平均値を推奨睡眠時間帯カバー率Rとする。演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR8を参照先とし、参照先のレコードR8において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDSL(睡眠)が示す睡眠時間の移動平均値MASLと推奨睡眠時間帯カバー率Rがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。そして、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR7から選んだ得点、及びレコードR8から選んだ得点を50%:50%の比率で加算し、この加算結果を抗齢力の評価レベルLvとする。
c2.意識力の評価レベルLvの算出処理
この算出処理では、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR9を参照先とし、参照先のレコードR9において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDML(食事)の移動平均値MAMLがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。また、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR10を参照先とし、参照先のレコードR10において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDRC(アプリ起動履歴)の移動平均値MARCがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。そして、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR9から選んだ得点、及びレコードR10から選んだ得点を20%:80%の比率で加算し、この加算値を意識力の評価レベルLvとする。
d2.継続力の評価レベルLvの算出処理
この算出処理では、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR11を参照先とし、参照先のレコードR11において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDUP(データアップロード履歴)の移動平均値MAUPがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。そして、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR11から選んだ得点を継続力の評価レベルLvとする。
e2.美力の評価レベルLvの算出処理
この算出処理では、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR12を参照先とし、参照先のレコードR12において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDST(歩数)の移動平均値MASTがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。また、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR13を参照先とし、参照先のレコードD13において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDSL(睡眠)が示す睡眠時間の移動平均値MASLとこれにより求まる推奨睡眠時間帯カバー率Rがいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。また、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR14乃至R18のうち利用者のデータDGDR(性別)が示す性別とデータDBIR(生年月日)により決まる年代との組み合わせと対応するものを参照先とし、参照先のレコードR14(または、R15、R16、R17、R18)において得点1、2、3、4、及び5と対応付けられている条件を参照し、記録データDWT(体重)の移動平均値MAWTより求まるBMI値がいずれの条件を満足するかを判定し、該当の条件と対応付けられた得点を選択する。そして、演算処理デバイス35は、テーブルTBL1のレコードR12から選んだ得点、レコードR13から選んだ得点、及びレコードR14(または、R15、R16、R17、R18)から選んだ得点を、30%:30%:40%の比率で加算し、この加算結果を美力の評価レベルLvとする。
図15は、未来体重提示処理及び未来顔写真提示処理を概念的に示す図である。本実施形態では、利用者端末10は、TOP画面SCR5(図9)の「未来予測」のボタンBT3をタッチする操作が行われた場合、図16に示す写真選択画面SCR9をディスプレイに表示させる。この画面SCR9には、「プロフィール写真を使う」と記したボタンBT7、「写真を撮る」と記したボタンBT8、「アルバムから選択」と記したボタンBT9が表示されている。利用者が、この画面SCR9におけるボタンBT7、BT8、及びBT9のいずれかを選択して自身の写真を撮影または選択すると、未来予測の提供を求めるメッセージ(HTTPリクエスト)をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30は、このメッセージを受信すると、未来体重提示処理及び未来顔写真提示処理を行い、この処理結果を含むメッセージ(HTTPレスポンス)を利用者端末10に返信して端末10に未来予測画面SCR11及びSCR12を表示させる。
未来体重提示処理は、データベース装置50内における利用者の一連の記録データDWT(体重)の中から直近の第2の期間T2(T2>T1、たとえば、T2=90日)の間に記録された記録データDWTを抽出し、抽出した時間T2分の記録データDWTの遷移の線形近似直線Aを求め、この線形近似直線Aを体力のバランスパラメータPRの値に応じた大きさの体力係数KWTにより補正した第1の体重予測線A’を求め、この第1の体重予測線A’を該当の利用者の性別(データDGDR)及び年代(データDBIR(生年月日)により決まる年代)の組み合わせに応じた大きさの基礎代謝係数KMTBにより補正した第2の体重予測線A”を求め、この第2の体重予測線A”の傾きα”に沿った将来の予測体重PWT(β)の推移のグラフCHRTを含む画面を第1の未来予測画面SCR11として利用者の利用者端末10に表示させる処理である。
未来顔写真提示処理は、体力、抗齢力、美力、意識力、及び抗齢力の5種類の評価項目の評価レベルLvを利用者の老化の進行の程度を示す老化レベルLvAGINGに変換し、変換した老化レベルLvAGINGが顔のしわ及びくすみとして現れ且つ体重予測線A”の傾きα”が顔の横方向の伸縮として現れるような画像処理を利用者の顔写真に施した未来予想顔写真を含む画面を第2の未来予測画面SCR12として利用者の利用者端末10に表示させる処理である。
より詳細に説明すると、図17のフローチャートに示すように、未来体重提示処理では、演算処理デバイス35は、利用者の未来の体重の予測が可能であるか否を判定する(ST1)。このステップST1では、データベース装置50内に以下の2つの条件a3及びb3を満たす記録データDWT(体重)群であって該当の利用者のものがある場合に、利用者の未来の体重の予測が可能であるとする。図18は、条件a3及びb3を満足すようなデータDWT(体重)の記録分布の例を示す図である。
a3.直近の14日以内に記録された記録データDWTが3つ以上あること
b3.90日前〜7日前以内に記録された記録データDWTが1つ以上あること
演算処理デバイス35は、利用者の未来の体重の予測が可能である場合(ST1:Yes)、直近の期間T2(T2=90日)の間に記録された記録データDWTの5日毎の平均値(0〜5日前の記録データDWTの平均値MAWT(0−5)、6〜10日前の記録データDWTの平均値MAWT(6−10)、…86日〜90日前の記録データDWTの平均値MAWT(86−90)を算出し、これらの平均値MAWT(0−5)、MAWT(6−10)、MAWT(86−90)を時間軸上に並べたグラフの線形近似直線Aを求める(ST2)。
演算処理デバイス35は、ステップST2で求めた線形近似直線Aの傾きαの符号がプラスであるかマイナスであるかを判定する(ST3)。利用者の体重が増加傾向にあればステップST3の判定結果は「プラス」になり、利用者の体重が減少傾向にあればステップST3の判定結果は「マイナス」になる。
演算処理デバイス35は、線形近似直線Aの傾きαの符号がプラスである場合、線形近似直線Aを増加用体力係数KWTによって補正した体重予測線A’を求める(ST4)。このステップST4では、演算処理デバイス35は、記憶デバイス34に増加用体力係数テーブルTBL2−1として記憶されている増加用体力係数KWTの中から利用者の体力の評価レベルLvと対応するものを選ぶ。
図19(A)は、テーブルTBL2−1の内容を示す図である。このテーブルTB2−1では、体力の評価レベルLvが5の場合の増加用体力係数KWT(5)が0.8、体力の評価レベルLvが4の場合の増加用体力係数KWT(4)が0.9、体力の評価レベルLvが3の場合の増加用体力係数KWT(3)が1、体力の評価レベルLvが2の場合の増加用体力係数KWT(2)が1.2、体力の評価レベルLvが1の場合の増加用体力係数KWT(1)が1.5となっている。
演算処理デバイス35は、テーブルTBL2−1内から選んだ増加用体力係数KWTを線形近似直線Aの傾きαに乗算し、α’(α’=α・KWT)の傾きを持った直線を体重予測線A’とする。
次に、演算処理デバイス35は、ステップST4で求めた体重予測線A’を増加用基礎代謝係数KMTBによって補正した体重予測線A”を求める(ST5)。このステップST5では、記憶デバイス34に増加用基礎代謝係数テーブルTBL3−1として記憶されている男女別の5歳刻み各年代の増加用基礎代謝係数KMTB(20−24)、KMTB(25−29)、KMTB(30−34)、KMTB(35−39)、KMTB(40−44)、KMTB(45−49)、KMTB(50−)の中から利用者のデータDGDR(性別)と対応するものを選ぶ。
図20(A)は、テーブルTBL3−1の内容を示す図である。このテーブルTBL3−1では、男性については、20歳から24歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(20−24)が0.8958、25歳から29歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(25−29)が0.9042、30歳から34歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(30−34)が0.9125、35歳から39歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(35−39)が0.9208、40歳から44歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(40−44)が0.9292、45歳から49歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(45−49)が0.9646、50歳以上の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(50−)が1となっている。
また、女性については、20歳から24歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(20−24)が0.8625、25歳から29歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(25−29)が0.8729、30歳から34歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(30−34)が0.8833、35歳から39歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(35−39)が0.8938、40歳から44歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(40−44)が0.9042、45歳から49歳の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(45−49)が0.9125、50歳以上の年代の増加用基礎代謝係数KMTB(50−)が0.9208となっている。
演算処理デバイス35は、図21に示すように、データベースDBから抽出された過去6月分のデータDWTのうち記録日が最も新しいものを最新記録データDWT(LAST)とし、記録データDWT(LAST)に体重予測線A”を繋げた場合における将来の各年代の該当区間(図21の例では、40歳から44歳の区間T(40−44)、45歳から49歳の区間T(45−49)、50歳以上の区間T(50−))を求め、体重予測線A’における各年代の区間の傾きα’にテーブルTBL3−1内から選んだ増加用基礎代謝係数KMTB(20−24)、KMTB(25−29)、KMTB(30−34)、KMTB(35−39)、KMTB(40−44)、KMTB(45−49)、KMTB(50−)のうち該当のものを各々乗算する。そして、この年代毎の個別の傾きα”を持った線を体重予測線A”とする。
図17において、演算処理デバイス35は、線形近似直線Aの傾きαの符号がマイナスである場合、線形近似直線Aを減少用体力係数KWTによって補正した体重予測線A’を求める(ST6)。このステップST6では、演算処理デバイス35は、記憶デバイス34に減少用体力係数テーブルTBL2−2として記憶されている減少用体力係数KWTの中から利用者の体力の評価レベルLvと対応するものを選ぶ。
図19(B)は、テーブルTBL2−2の内容を示す図である。このテーブルTB2−1では、体力の評価レベルLvが5の場合の減少用体力係数KWT(5)が1.5、体力の評価レベルLvが4の場合の減少用体力係数KWT(4)が1.2、体力の評価レベルLvが3の場合の減少用体力係数KWT(3)が1、体力の評価レベルLvが2の場合の減少用体力係数KWT(2)が0.9、体力の評価レベルLvが1の場合の減少用体力係数KWT(1)が0.8となっている。
演算処理デバイス35は、テーブルTBL2−2内から選んだ減少用体力係数KWTを線形近似直線Aの傾きαに乗算し、α’(α’=α・KWT)の傾きを持った直線を体重予測線A’とする。
次に、演算処理デバイス35は、ステップST6で求めた体重予測線A’を減少用基礎代謝係数KMTBによって補正した体重予測線A”を求める(ST7)。このステップST7では、記憶デバイス34に減少用基礎代謝係数テーブルTBL3−2として記憶されている男女別の5歳刻み各年代の減少用基礎代謝係数KMTB(20−24)、KMTB(25−29)、KMTB(30−34)、KMTB(35−39)、KMTB(40−44)、KMTB(45−49)、KMTB(50−)の中から利用者のデータDGDR(性別)と対応するものを選ぶ。
図20(B)は、テーブルTBL3−2の内容を示す図である。このテーブルTBL3−2では、男性については、20歳から24歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(20−24)が1、25歳から29歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(25−29)が0.9646、30歳から34歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(30−34)が0.9292、35歳から39歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(35−39)が0.9208、40歳から44歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(40−44)が0.9125、45歳から49歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(45−49)が0.9042、50歳以上の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(50−)が0.8958となっている。
また、女性については、20歳から24歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(20−24)が0.9208、25歳から29歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(25−29)が0.9125、30歳から34歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(30−34)が0.9042、35歳から39歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(35−39)が0.8938、40歳から44歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(40−44)が0.8833、45歳から49歳の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(45−49)が0.8729、50歳以上の年代の減少用基礎代謝係数KMTB(50−)が0.8625となっている。
演算処理デバイス35は、最新記録データDWT(LAST)に体重予測線A”を繋げた場合における将来の各年代の該当区間を求め、体重予測線A’における各年代の区間の傾きα’にテーブルTBL3−2内から選んだ減少用基礎代謝係数KMTB(20−24)、KMTB(25−29)、KMTB(30−34)、KMTB(35−39)、KMTB(40−44)、KMTB(45−49)、KMTB(50−)のうち該当のものを各々乗算する。そして、この年代毎の個別の傾きα”を持った線を体重予測線A”とする。
図17において、ステップST5又はステップST7の実行後、演算処理デバイス35は、利用者の体重が体重予測線A”に沿って推移した場合における現時点から期間T3(たとえば、期間T3=20年とする)後の予測終端点までの間の各時点の予測体重PWT(β)を算出する(ST8)。このステップST8では、演算処理デバイス35は、最新記録データDWT(LAST)、86日〜90日前の記録データDWTの平均値MAWT(86−90)、目標体重(データDTRGとして利用者が決めた目標体重)、標準体重(統計値に基づいて予め設定された標準体重)の相互の大小関係を判定する。演算処理デバイス35は、線形近似直線Aの傾きαの符号(プラスまたはマイナス)とこの大小関係の判定結果の組み合わせに応じて将来のβ(β=1,2…)日後の各時点の予測体重PWT(β)を以下のようにして算出する。
a4.傾きαの符号がマイナスで、平均値MAWT(86−90)>データDWT(LAST)>目標体重>標準体重の場合(図22のケースP01の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A”が目標体重に達した以降は予測体重PWT(β)を目標体重に収束させる。
b4.傾きαの符号がマイナスで、平均値MAWT(86−90)>目標体重>データDWT(LAST)>標準体重の場合(図22のケースP02の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A’が標準体重に達した以降は予測体重PWT(β)を標準体重に収束させる。
c4.傾きαの符号がマイナスで、目標体重>平均値MAWT(86−90)>データDWT(LAST)>標準体重の場合(図22のケースP03の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はb4と同様の手順で行う。
d4.傾きαの符号がマイナスで、目標体重>平均値MAWT(86−90)>標準体重>データDWT(LAST)の場合(図22のケースP04の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A’が予め決められた最低体重に達した以降は予測体重PWT(β)を最低体重に収束させる。
e4.傾きαの符号がマイナスで、目標体重>標準体重>平均値MAWT(86−90)>データDWT(LAST)の場合(図22のケースP05の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はd4と同様の手順で行う。
f4.傾きαの符号がプラスで、平均値MAWT(86−90)<データDWT(LAST)<標準体重<目標体重の場合(図22のケースP06の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A”が目標体重に達した以降は予測体重PWT(β)を目標体重に収束させる。
g4.傾きαの符号がプラスで、平均値MAWT(86−90)<標準体重<データDWT(LAST)<目標体重の場合(図22のケースP07の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はf4と同様の手順で行う。
h4.傾きαの符号がプラスで、標準体重<平均値MAWT(86−90)<データDWT(LAST)<目標体重の場合(図22のケースP08の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はf4と同様の手順で行う。
i4.傾きαの符号がプラスで、標準体重<平均値MAWT(86−90)<目標体重<データDWT(LAST)の場合(図22のケースP09の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、体重予測線A”の収束点を設けずに、この体重予測線A”におけるβ日後の時点の値をβ日後の予測体重PWT(β)とする。
j4.傾きαの符号がプラスで、標準体重<目標体重<平均値MAWT(86−90)<データDWT(LAST)の場合(図22のケースP10の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はi4と同様の手順で行う。
k4.傾きαの符号がマイナスで、平均値MAWT(86−90)>目標体重>標準体重>データDWT(LAST)の場合(図22のケースP11の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A’が予め決められた最低体重に達した以降は予測体重PWT(β)を最低体重に収束させる。
l4.傾きαの符号がプラスで、平均値MAWT(86−90)<標準体重<目標体重<データDWT(LAST)の場合(図22のケースP12の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はi4と同様の手順で行う。
m4.傾きαの符号がマイナスで、平均値MAWT(86−90)>データDWT(LAST)>標準体重>目標体重の場合(図22のケースP13の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A”が目標体重に達した以降は予測体重PWT(β)を目標体重に収束させる。
n4.傾きαの符号がマイナスで、平均値MAWT(86−90)>標準体重>データDWT(LAST)>目標体重の場合(図22のケースP14の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はm4と同様の手順で行う
o4.傾きαの符号がマイナスで、標準体重>平均値MAWT(86−90)>データDWT(LAST)>目標体重の場合(図22のケースP15の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はm4と同様の手順で行う。
4.傾きαの符号がマイナスで、標準体重>平均値MAWT(86−90)>目標体重>データDWT(LAST)の場合(図22のケースP16の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A’が予め決められた最低体重に達した以降は予測体重PWT(β)を最低体重に収束させる。
q4.傾きαの符号がマイナスで、標準体重>目標体重>平均値MAWT(86−90)>データDWT(LAST)の場合(図22のケースP17の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はp4と同様の手順で行う。
r4.傾きαの符号がプラスで、平均値MAWT(86−90)<データDWT(LAST)<目標体重<標準体重の場合(図22のケースP18の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A”が目標体重に達した以降は予測体重PWT(β)を目標体重に収束させる。
s4.傾きαの符号がプラスで、平均値MAWT(86−90)<目標体重<データDWT(LAST)<標準体重の場合(図22のケースP19の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A”が標準体重に達した以降は予測体重PWT(β)を標準体重に収束させる。
t4.傾きαの符号がプラスで、目標体重<平均値MAWT(86−90)<データDWT(LAST)<標準体重の場合(図22のケースP20の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はs4と同様の手順で行う。
u4.傾きαの符号がプラスで、目標体重<平均値MAWT(86−90)<標準体重<データDWT(LAST)の場合(図22のケースP21の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、体重予測線A”の収束点を設けずに、体重予測線A”におけるβ日後の時点の値をβ日後の予測体重PWT(β)とする。
v4.傾きαの符号がプラスで、目標体重<標準体重<平均値MAWT(86−90)<データDWT(LAST)の場合(図22のケースP22の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はu4と同様の手順で行う。
w4.傾きαの符号がマイナスで、平均値MAWT(86−90)>標準体重>目標体重>データDWT(LAST)の場合(図22のケースP23の場合)
この場合、演算処理デバイス35は、時間軸上における体重予測線A”の始点をデータDWT(LAST)とし、この体重予測線A”におけるβ日後の値を予測体重PWT(β)とする。演算処理デバイス35は、体重予測線A’が予め決められた最低体重に達した以降は予測体重PWT(β)を最低体重に収束させる。
x4.傾きαの符号がプラスで、平均値MAWT(86−90)<目標体重<標準体重<データDWT(LAST)の場合(図22のケースP24の場合)
この場合の予測体重PWT(β)の算出はu4と同様の手順で行う。
図17において、演算処理デバイス35は、現在から予測終端点tENDまでの各時点の予測体重PWT(β)を求めた後、これらの予測体重PWT(β)を結ぶ体重予測線AP、この体重予測線AP上の予測終端点の予測体重PWT(β)と目標体重との差に応じて決まるアドバイスADV1を含むメッセージ(HTTPレスポンス)を利用者端末10に送信する(ST09)。
一方、図23のフローチャートに示すように、未来顔写真提示処理では、演算処理デバイス35は、体力、抗齢力、美力、意識力、及び抗齢力の5種類の評価レベルLvのうち抗齢力の評価レベルLvと美力の評価レベルLvを選び、この2つの評価レベルLvと全種類の評価レベルLvを平均した平均評価レベルLvAVEの和を3で除算し、この除算結果を基準評価レベルLvBSとする(ST11)。
演算処理デバイス35は、体力、抗齢力、美力、意識力、及び抗齢力の5種類の評価レベルLvのうちの最大評価レベルLvMAXと最小評価レベルLvMINの差である乖離値GP(GP=|LvMAX−LvMIN|)を求め、この乖離値GPを記憶デバイス34内の加減点値テーブルTBL4に照らし合わせることにより、基準評価レベルLvBSに作用させる加減点値を求める(ST12)。
図24は、加減点値テーブルTBL4のデータ構造を示す図である。このテーブルTBL4では、乖離値GPが0(5種類の評価レベルLvのすべてがレベル1または2である場合を除く)の場合の加減点値が「+1」、乖離値GPが1(5種類の評価レベルLvのすべてがレベル2以下である場合を除く)の場合の加減点値が「0」、乖離値GPが2の場合の加減点値が「−1」、乖離値GPが3の場合の加減点値が「−2」、乖離値GPが4の場合の加減点値が「−3」となっている。
図23において、演算処理デバイス35は、基準評価レベルLvに加減点値を加算し、この加算結果を利用者の老化レベルLvAGINGとする(ST13)。演算処理デバイス35は、このステップST13で求めた老化レベルLvAGINGを含むメッセージ(HTTPレスポンス)を利用者端末10に送信する(ST14)。
図15において、利用者の利用者端末10は、サーバ装置30から送信されるメッセージ内のデータに応じて2種類の未来予測画面SCR11及びSCR12の表示内容を制御する。より詳細に説明すると、利用者端末10は、写真選択画面SCR9(図16)のボタンBT7、BT8、またはBT9が選択されると、未来予測画面SCR12を表示させる。図15に示すように、未来予測画面SCR12の中央には、写真選択画面SCR9(図16)において選択された利用者の顔写真画像PCTが表示される。そして、この顔写真画像PCTの下には時間軸バーTLが表示される。時間軸バーTLの左には再生ボタンBT10が表示される。また、時間軸バーTLの下には、「5年後」、「10年後」、「20年後」の各文字が記される。その下には2つのボタンBT12及びBT11が表示される。ボタンBT12内には「顔」の文字が記される。ボタンBT11内には「体重」の文字が記される。
この未来予測画面SCR12において、利用者が、再生のボタンBT10をタッチする操作を行うと、利用者端末10は、時間軸バーTL上のポインタPTの左端(現在)から右端(20年後)への移動に合わせて利用者の顔写真画像PCTにしみ及び皺を出現させるとともに顔写真画像PCTの左右方向の幅を伸縮させる処理を行う。この画像処理では、利用者端末10は、サーバ装置30から受信した老化レベルLvAGINGと対応する老化年数値(1年あたりの老化の度合いを示す値)を利用者端末10のメモリ内の老化年数値テーブルTBL5(図25)から取り出し、この老化年数値とサーバ装置30から受信した体重予測線PAの傾きに応じて時間軸バーTL上のポインタPTが時間軸バーTLの各点を通過したときのしみ及び皺の量と顔の横方向の伸縮量を変化させる。
より具体的に説明すると、例えば、サーバ装置30から受信した老化レベルLvAGINGがレベル5である場合、テーブルTBL5における現在〜5年後の老化年数値は0、5年後〜10年後の老化年数値は0、10年後〜15年後の老化年数値は0.5、15年後〜20年後の老化年数値は0.5、20年後以降の老化年数値は1となっている。この場合の画像処理では、利用者端末10は、時間軸バーTL上のポインタPTが10年経過時に達するまでは顔写真画像PCにしみ及び皺を出現させず、ポインタPTが10年経過時に達した以降に顔写真画像PCにしみ及び皺を出現させ、ポインタPTが20年経過時に達した以降にしみ及び皺の量を倍増させる操作を行う。
また、例えば、サーバ装置30から受信した体重予測線PAの傾きの符号がプラスでありその時間勾配が10kg/1年であった場合の画像処理では、利用者端末10は、体重の1年あたりの増加量に変換係数である1.2を乗算した値(増加量が10kgであれば12%)を伸長率とし、時間軸バーTL上のポインタPTが1年分進む毎に顔写真画像PCTをこの伸長率(12%)で横方向に伸ばす操作を行う。また、例えば、サーバ装置30から受信した体重予測線PAの傾きの符号がマイナスでありその時間勾配が6kg/1年であった場合の画像処理では、利用者端末10は、体重の1年あたりの増加量に変換係数である1.2を乗算した値(増加量が5kgであれば6%)を縮小率とし、時間軸上バー上のポインタPTが1年分進む毎に顔写真画像PCをこの縮小率(6%)で横方向に縮める操作を行う。
図15において、利用者が、未来予測画面SCR12の「体重」のボタンBT11をタッチする操作を行うと、利用者端末10は、ディスプレイの表示画面を未来予測画面SCR12から未来予測画面SCR11に切り替える。この未来予測画面SCR11の中央には、サーバ装置30から受信した体重予測線PA(実線)と目標体重線SA(データDTGTの体重を示す鎖線)とを記したグラフCHRTが表示される。その下には、「○○(ユーザのニックネーム)さんの今後20年の体重変化予測」の文字が記される。その下には、予測終端点(20年後)の予測体重PWT(β)(図15の例では、67.5kg)が表示される。その下には、サーバ装置30から受信したアドバイスADV1(図15の例では、「過去の自分が頑張ってくれたからこそ今の自分がある。だから、未来も明るいね。」)が表示される。その下には、ボタンBT12及びBT11が左右方向に並べて表示されている。利用者が、ボタンBT11をタッチする操作を行うと、利用者端末10は、ディスプレイの表示画面を未来予測画面SCR11から未来予測画面SCR12に再び切り替える。
以上が、本実施形態の詳細である。本実施形態によると、次の効果が得られる。
第1に、本実施形態では、データベース装置50は、各利用者の利用者端末10において複数種類の記録項目について記録された複数種類の記録データDST、DWT、DSL、DML、DRC、DUPを記憶し、サーバ装置30は、データベース装置50内における利用者の複数種類のデータの中から直近の第1の期間T1(T1=7日)の間に記録された複数種類の記録データDST、DWT、DSL、DML、DRC、DUPを抽出し、抽出した複数種類の記録データDST、DWT、DSL、DML、DRC、DUPの種類毎の移動平均値ST、MAWT、MASL、MAML、MARC、MAUPを求め、求めた複数種類の移動平均値ST、MAWT、MASL、MAML、MARC、MAUPを所定のアルゴリズムに従って解析することにより、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力の5種類の評価項目の評価レベルLvとして示すバランスパラメータPRを求め、求めたバランスパラメータPRをレーダーチャートとして含む画面SCR11を利用者端末10に表示させる。
ここで、人間が健康維持のために行う行動の多くは、良い面と悪い面を併せもっている。たとえば、運動は、自律神経の向上や体力の向上という側面から見ればおおいに推奨されるものであるが、過度に行うと身体が酸化して老化を進めてしまう。本実施形態では、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力という5種類の評価項目で評価した評価結果をレーダーチャートとして利用者に提示する。よって、本実施形態によると、利用者は、自身の健康に関わるさまざま要素に広く注意を傾けながら自身の生活習慣を改善していくことができる。従って、本実施形態によると、利用者の健康に対する意識を高め、生活習慣の改善に意欲的に取り組ませることができる。
第2に、本実施形態では、サーバ装置30は、データベース装置50内における利用者の体重記録データDWTの中から直近の第1の期間T1(T1=7日)よりも長い第2の期間T2(T2=6月)の間に記録された体重記録データDWTを抽出し、抽出した体重記録データDWTの線形近似直線Aを求め、この線形近似直線Aを体力の評価レベルLvに応じた大きさの体力係数KWTによって補正した第1の体重予測線A’を求め、この第1の体重予測線A’を利用者の性別及び年齢の組み合わせに応じた大きさの基礎代謝係数KMTBによって補正した第2の体重予測線A”を求め、この第2の体重予測線A”の傾きα”に沿った将来の予測体重PWT(β)の推移のグラフCHRTを含む画面SCR12を利用者の利用者端末10に表示させる。よって、本実施形態によると、利用者を、体力の評価レベルLvに影響を与える要素である運動(歩数)及び体重に注意を払うように仕向けることができる。
第3に、本実施形態では、前記サーバ装置30は、体力、抗齢力、美力、意識力、及び抗齢力の5種類の評価項目の評価レベルLvを利用者の老化の進行の程度を示す老化レベルLvAGINGに変換し、変換した老化レベルLvAGINGが顔のしわ及びくすみとして現れ且つ第2の体重予測線A”における体重の変化が顔の伸縮として現れるような画像処理を利用者の顔写真PCTに施した未来顔写真を含む画面SCR11を利用者の利用者端末10に表示させる。よって、本実施形態によると、利用者に現在の生活習慣を続けていった場合の自身の姿を見せることができる。従って、本実施形態によると、利用者における生活習慣の改善の意識付けをより一層強めることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、かかる実施形態に以下の変形を加えてもよい。
(1)上記実施形態では、利用者端末10は、歩数記録データDST、体重記録データDWT、体脂肪記録データDFT、睡眠記録データDSL、アプリ起動履歴記録データDRC、アップロード履歴記録データDUPをデータベース装置50にアップロードした。しかし、これらのうち体脂肪記録データDFTは、サーバ装置30におけるバランスパラメータPRの算出に利用しないため、アップロードしないようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、利用者端末10は、この老化年数値と体重予測線PAの傾きに応じて時間軸バーTL上のポインタPTが時間軸バーTLの各点を通過したときの顔上のしみ及び皺の量と顔の横方向の伸縮量を変化させる処理を画像処理として行った。しかし、これに加えて、利用者の顔の表情を変化させるようにしてもよい。具体的に説明すると、サーバ装置30は、意識力の評価レベルLv、継続力の評価レベルLv、及び平均評価レベルLvAVEの和を3で除算した値を表情レベルとし、この表情レベルを老化レベルLvAGINGとともに含むメッセージを利用者端末10に送信する。そして、利用者端末10は、表情レベルがレベル1または2であった場合は、利用者の顔を悲しんだ表情となるように加工し、表情レベルがレベル4または5であった場合は、利用者の顔を笑みの表情となるように加工する。この変形例によると、利用者における健康に対する意識をより一層高めることができる。
(3)上記実施形態のステップST8において、演算処理デバイス35は、平均値MAWT(86−90)に代えて線形近似直線Aにおける90日前の値を用い、予測体重PWT(β)の収束の有無を判定するようにしてもよい。
1…ヘルスケアシステム、10…利用者端末、30…サーバ装置、50…データベース装置、31、51…表示デバイス、32、52…入力デバイス、33、53…通信デバイス、34、54…記憶デバイス、35、55…演算処理デバイス、36、56…内部バス。

Claims (3)

  1. 各利用者の利用者端末とネットワークを通じて接続されるサーバ装置及びデータベース装置を有するヘルスケアシステムであって、
    前記データベース装置は、
    前記各利用者の利用者端末において複数種類の記録項目について記録された複数種類の記録データを記憶し、
    前記サーバ装置は、前記データベース装置内における利用者の複数種類の記録データの中から直近の第1の期間の間に記録された複数種類の記録データを抽出し、抽出した複数種類の記録データの種類毎の移動平均値を求め、求めた複数種類の移動平均値を所定のアルゴリズムに従って解析することにより、利用者の健康状態を、体力、抗齢力、美力、意識力、及び継続力の5種類の評価項目の評価レベルとして示すバランスパラメータを求め、求めたバランスパラメータをレーダーチャートとして含む画面を前記利用者端末に表示させる
    ことを特徴とするヘルスケアシステム。
  2. 前記複数種類の記録データは、利用者の体重を示す体重記録データを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記データベース装置内における利用者の体重記録データの中から直近の前記第1の期間よりも長い第2の期間の間に記録された体重記録データを抽出し、抽出した体重記録データの線形近似直線を求め、この線形近似直線を前記体力の評価レベルに応じた大きさの体力係数により補正した第1の体重予測線を求め、この第1の体重予測線を該当の利用者の性別及び年齢の組み合わせに応じた大きさの基礎代謝係数により補正した第2の体重予測線を求め、この第2の体重予測線の傾きに沿った将来の予測体重の推移のグラフを含む画面を利用者の利用者端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルスケアシステム。
  3. 前記サーバ装置は、体力、抗齢力、美力、意識力、及び抗齢力の5種類の評価項目の評価レベルを利用者の老化の進行の程度を示す老化レベルに変換し、変換した老化レベルが顔のしわ及びくすみとして現れ且つ前記第2の体重予測線における体重の変化が顔の伸縮として現れるような画像処理を利用者の顔画像に施した未来顔画像を含む画面を利用者の利用者端末に表示させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のヘルスケアシステム。







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