JP2015014909A - 生体認証装置、情報処理装置 - Google Patents

生体認証装置、情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015014909A
JP2015014909A JP2013141302A JP2013141302A JP2015014909A JP 2015014909 A JP2015014909 A JP 2015014909A JP 2013141302 A JP2013141302 A JP 2013141302A JP 2013141302 A JP2013141302 A JP 2013141302A JP 2015014909 A JP2015014909 A JP 2015014909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
biometric authentication
authentication device
information
living body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013141302A
Other languages
English (en)
Inventor
雅也 遠藤
Masaya Endo
雅也 遠藤
敦博 今泉
Atsuhiro Imaizumi
敦博 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP2013141302A priority Critical patent/JP2015014909A/ja
Publication of JP2015014909A publication Critical patent/JP2015014909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

【課題】
生体認証装置における認証処理において、撮像した複数の生体画像を用いて生体の汚れや表皮のシワ等の不要情報を画像から除去する際、誤った静脈情報の除去により、認証率が低下してしまうことがある。
【解決手段】
ピントの位置が異なる生体画像を複数撮像し、一の生体画像に生体の汚れや表皮のシワ等の不要情報が存在するか否かを判定し、シワや汚れ等の不要情報が存在すると判定した場合、他の生体画像を使用して生体認証を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、生体認証装置に関する。
本人確認を行う生体認証技術として、静脈や指紋を利用した認証技術が数多く開発されている。
しかし、生体認証技術を実現する生体認証装置では、測定条件及び測定環境が影響し、認証率が低下してしまうという問題がある。
特許文献1には、赤外光及び可視光の2種類の光源を用いて夫々の光源で撮像した画像を取得し、それらの画像の差分から生体の汚れや表皮のシワ等の不要情報を除去して生体認証を行う技術が開示されている。
特開2006−312064号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、赤外光による画像と可視光による画像の差分を取得する際に、生体の汚れやシワ等の不要情報と重なって映る静脈情報を誤って除去してしまうことがあり、認証率が低下することがある。
生体の撮像対象部位について画像を撮像する第1の撮像部と、第1の撮像部に、撮像対象部位の表面についての特徴量情報を生成するための第1画像と、第1画像よりも第1の撮像部に対して長い焦点距離で撮像され、撮像対象部位の静脈についての情報を生成するための第2画像とを撮像することを指示し、第1画像から特徴量情報を求め、特徴量情報と所定の閾値とを比較した結果に応じて、第2画像から生成した静脈についての情報を用いて生体認証を行う制御部と、を有することを特徴とする。
認証率の低下や誤照合の要因となる生体の汚れや表皮のシワ等の不要情報の影響を受けることなく、利便性の高い生体認証装置を実現する。
生体認証装置の構成図 生体認証装置の配置図 生体認証装置の配置図 第1のピント位置で撮像した生体画像の一例 第2のピント位置で撮像した生体画像の一例 登録処理フロー図 認証処理フロー図 表皮のシワの少ない生体画像の一例及び該生体画像の所定部位を周波数変換して得た輝度曲線 表皮のシワの多い生体画像の一例及び該生体画像の所定部位を周波数変換して得た輝度曲線 生体認証装置の配置図 認証処理フロー図 認証処理フロー図 第1のピント位置で撮像した生体画像の一例及び該生体画像を用いて抽出した血管パターン 第2のピント位置で撮像した生体画像の一例及び該生体画像を用いて抽出した血管パターン
[第1の実施形態]
本発明を適用した生体認証装置100の第1の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、生体認証装置100の構成図を示す。生体認証装置100は、撮像部101、ピント機構部102、光源部104、通信部106及び制御部110によって構成される。
生体認証装置100は、通信部106を介して、上位端末装置150と接続される。
制御部110は、生体認証装置100の各部の制御を行う。具体的には、制御部110は、生体情報の登録処理において、光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を通常の生体の撮像に好適な第1のピント位置に調整して、撮像部101に撮像を指示する。ここで、ピント位置とは、撮像部101の焦点距離をいう。そして、取得した生体画像から生体の表皮のシワの検出をし、シワの少ない好適な生体画像が取得できた場合、本人認証時の認証情報となる血管パターンを抽出し、抽出された血管パターンを登録データとして登録する。
さらに、制御部110は、生体情報の認証処理において、シワの少ない生体画像が取得された場合、そのまま生体画像を用いて照合用の血管パターンを抽出する。シワが有る生体画像が取得された場合、ピント機構部102により、シワの影響を軽減する第2のピント位置に調整した上で再度生体画像を撮像して照合用の血管パターンを抽出する。そして、抽出された血管パターンとあらかじめ登録した生体登録データとを照合して一致度を算出し、算出した一致度が所定の閾値を超えるか否かによって本人認証を実施する。また、認証結果を通信部106を介して上位端末装置150へ出力する。
撮像部101は、被検体の静脈を撮像する赤外線カメラであり、例えば、CCDカメラ(Charge Coupled Device)カメラを用いることができる。
ピント機構部102は、撮像部101のピントを調節して制御する機能部である。
光源部104は、近赤外線を発光する発光ダイオードを用いることができる。
通信部106は、生体認証装置100と上位端末装置150との通信を行う機能部である。
上位端末装置150は、PCやATM(現金自動預払機)等であり、本実施形態で行われた認証処理の結果をもとに種々の処理が行われる。また、生体認証装置100を上位端末装置150内に組み込んで用いることもできる。
図2は、生体認証装置100の各構成部の配置図を示す。光源部104は、生体部位201の側面から近赤外光を照射し、撮像部101は生体部位201を撮像し、ピント機構部102は撮像部101のレンズのピント調整を行うように配置される。
図3は、第1と第2のピント位置及び各ピント位置の生体画像の撮像図のイメージを示したものである。生体の静脈は、生体の表皮から1〜2mmの深さの位置に存在する。また、生体の表面にある表皮は個人差や乾燥の影響によってシワを生じることがある。
生体認証装置100では、静脈が存在する付近にピントがあうようにピント位置が調整されることで、静脈の撮像に好適な状態となる。図3Aのように、本実施形態では、生体の表皮から1〜2mmの深さにピントが合うように調整されたピント位置を、第1のピント位置311とする。表皮にシワの多い生体部位に対して第1のピント位置311で生体画像を撮像した場合、ピント位置が生体の表皮に近いため、生体の表皮のシワが鮮明に撮像されることになる(図3B)。従って、第1のピント位置311で撮像した生体画像から、生体の表皮についての状態を把握できる。
本実施形態では、第1のピント位置311と異なり、生体の表皮から4〜5mmの深さにピントが合うように調整されたピント位置を、第2のピント位置312として設ける。表皮にシワの多い生体部位に対して、第2のピント位置312で生体画像を撮像した場合、ピント位置が生体の表皮から遠ざかることになり、生態の表皮のシワは像がボケるが、静脈の像はボケが少なく撮像される(図3C)。従って、本実施形態では、第2のピント位置312で撮像した生体画像から、登録データと照合して認証に用いることができる画像が取得される。
なお、本実施形態では、第1のピント位置311と第2のピント位置312の生体の表皮からの距離を、上述の距離に限定するものではなく、第1のピント位置311と第2のピント位置312が異なるものでありかつ一方のピント位置が、他方のピント位置よりも撮像部101に対して奥である(長い)ことを示しているにすぎない。
また、撮像部101が、第1のピント位置311と第2のピント位置312にピントを合わせて撮像する手法は、撮像部101が有するレンズの焦点距離を自動で切り替えて撮像する手法及び撮像部101が焦点距離の異なるレンズを複数有し、それらのレンズを切り替えて撮像する手法等、種々の手法によって実現される。
図4は、本実施形態における生体認証装置100を用いた登録処理のフロー図を示す。
まず、S401で、制御部110が、生体認証装置100に生体が置かれているかを検出する。生体が置かれていないと判定した場合(S401:No)、S401を繰返し実行する。生体が置かれていると判定した場合(S401:Yes)、S402へ進む。
次いで、S402で、生体認証装置100に搭載される光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を第1のピント位置に調整した上で、撮像部101を用いて生体画像を取得する。
次いで、S403で、S402で取得した生体画像を用いて、生体の表皮のシワ検知を行う。表皮にシワが有ると判定した場合(S403:Yes)、生体情報の登録に不適であると判断し、登録処理を中止する。シワが無いと判定した場合(S403:No)、S404へ進む。
次いで、S404で、S402で撮像した生体画像を用いて、本人認証時の特徴情報となる血管パターンを抽出する。
そして、S405で、S404で抽出した血管パターンを、本人認証するための照合に適切なデータ形態に変換し、これを生体登録データとして出力する。
図5は、本実施形態における生体認証装置100の認証処理のフロー図を示す。
まず、S501で、上位端末装置150から通信部106を介して生体登録データを受け取る。この時、上位端末150から渡される生体登録データは、登録処理であらかじめ登録された生体登録データである。
次いで、S502で、生体認証装置100に生体が置かれたことを検出する。生体が置かれていないと判定した場合(S502:No)、S502を繰返し実行する。生体が置かれるていると判断した場合(S502:Yes)、S503へ進む。
次いで、S503では、生体認証装置100に搭載される光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、またピント機構部102を第1のピント位置に調整した上で、撮像部101を用いて生体画像を取得する。
次いで、S504では、S503で取得した生体画像を用いて、生体の表皮のシワ検知を行なう。表皮にシワがあると判定した場合(S504:Yes)、S505で、光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を第2のピント位置に調整して、撮像部101で生体画像を再撮像する。表皮にシワがないと判定した場合(S504:No)、S506で、取得された生体画像を用い、本人認証時の特徴情報となる照合用の血管パターンを抽出する。
次いで、S507で、血管パターンの照合処理を行う。照合処理は、あらかじめ登録された生体登録データと、S506で得られた照合用の血管パターンとを用い、パターンのマッチングによる照合を行い一致度を算出して行う。
最後に、S508で、S507で得られた一致度から認証の判定を行い、判定結果を上位端末装置150へ出力する。
なお、ここでは、血管パターンの取得方法の代表的な一例を説明する。血管パターンは、生体を透過した光を撮像した生体画像を用いて抽出される。透過光は、血中ヘモグロビンに吸収される波長であるため、血管の有る部分は低い輝度値となり、血管の無い部分は高い輝度値となる。そこで、まず撮像した生体画像から、血管のある低い輝度値の部分だけ取り出すあるいは低い輝度値の部分だけを画像処理によって強調することで、血管画像を取得する。次いで、取得した血管画像を、照合処理に好適なサイズに縮小した上で、2値化処理あるいは3値化処理の画像処理によってコントラストを強調することにより照合処理に用いる血管パターンを取得できる。
図6は、本実施形態におけるシワ検知処理のイメージ図を示す。撮像部101によって撮像された生体画像は、上述したように静脈中に含まれるヘモグロビンが近赤外線を吸収する性質を持つため、静脈部分は輝度が低(暗)くなる。一方、静脈が無い部分は赤外線が透過するため輝度が高(明る)くなる。また、表皮にシワがある場合は、皮膚の角質化により赤外線が透過しにくくなるため、シワの部分の輝度が低くなる。図6Aは、表皮のシワの少ない生体画像及び生体画像の所定の部位を周波数変換して得た輝度曲線を示す。図6Bは、表皮のシワの多い生体画像及び生体画像の所定の部位を周波数変換して得た輝度曲線を示す。
図6A及び図6Bの輝度曲線に示すように、表皮のシワが多い生体画像では、表皮のシワが少ない生体画像と比較して、輝度の変化の回数が多くなる。そこで、本実施形態では、輝度の変化が生じる輝度変化点が所定の閾値以上である場合、表皮のシワが有ると判断し、輝度変化点が所定の閾値以下である場合、表皮のシワがないものと判定する。
なお、本実施形態では、第1のピント位置と第2のピント位置での撮像を、一の撮像部101で実現する例について記載したが、図7に示すように、生体認証装置700が、第1の撮像部703及び第2の撮像部704を有し、各々の撮像部が、第1のピント位置と第2のピント位置で撮像して、生体画像を取得するように構成してもよい。複数の撮像部で撮像する場合、撮像部でピント位置を調整する制御が不要になるため、認証時間を低減することができる。
以上のように、本実施形態では、ピントの位置が異なる画像を撮像し、一の生体画像に生体の汚れや表皮のシワ等の不要情報が存在するか否かを判定し、シワや汚れ等の不要情報が存在すると判定した場合、他の生体画像を使用して生体認証を行う。これにより、不要情報の影響による認証率の低下や誤照合の可能性を低減して、認証装置の利便性を向上することができる。
[第2の実施形態]
本発明を適用した生体認証装置100の第2の実施形態について、図を用いて説明する。
第1の実施形態は、表皮のシワ検知処理後に生体画像の再撮像を行って照合処理を実施する手順であるが、第2の実施形態は、照合処理を実施し認証に失敗した場合、生体画像の再撮像と照合処理を実施する。
図8は、第2の実施形態の認証処理のフローを示す図である。
最初に、S801で、制御部110は、上位端末装置150から通信部106を介して生体登録データを受信する。上位端末装置150から受信する生体登録データは、第1の実施形態と同様に登録処理(図4)であらかじめ登録した生体登録データである。
次いで、S802で、生体認証装置100に生体が置かれたかを検出する。生体が置かれていないと判定している間はS802を繰返し、生体が置かれると次ステップへ進む。
次いで、S803で、生体認証装置100に搭載される光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を第1のピント位置に調整して、撮像部101を用いて生体画像を撮像する。
次いで、S804で、S803で撮像した生体画像を用いて、本人認証時に用いる照合用の血管パターンを抽出する。
次いで、S805で、血管パターンの照合処理を行う。血管パターンの照合処理は、あらかじめ登録された生体登録データと、S804で得られた照合用の血管パターンとを用い、パターンのマッチングによる照合を行い一致度を算出する。
次いで、S806で、算出した一致度から認証の判定を行い、認証成功(S806:Yes)の場合、S811で上位端末装置150が認証結果を出力する。認証失敗(S806:No)の場合、S807で、S803で取得した生体画像を用い、生体の表皮のシワ検知処理を行う。ここで、表皮にシワが無いと判定した場合(S807:No)、S811で上位端末装置150が認証結果を出力する。表皮にシワがあると判定した場合(S807:Yes)、S808で生体認証装置100に搭載される光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を第2のピント位置312に調整して、撮像部101を用いて生体画像を再撮像する。
次いで、S809で、S808で取得した第2のピント位置312で撮像した生体画像を用い、本人認証時の特徴情報となる照合用の血管パターンを抽出する。
次いで、S810で、血管パターンの照合処理を行う。血管パターンの照合処理は、あらかじめ登録された生体登録データと、S809で撮像した照合用の血管パ ターンとを用い、パターンのマッチングによる照合を行い一致度を算出する。
最後に、S811で、判定結果を上位端末装置150へ出力する。
以上のように、本実施形態では、第1のピント位置311で撮像した画像により認証処理を行い、認証に失敗した場合、第2のピント位置312で生体画像を再撮像して照合処理を実施する。これにより、生体の汚れやシワ等が無い認証ケースにおける認証時間を短縮することができる。
[第3の実施形態]
本発明を適用した生体認証装置100の第3の実施形態について、図を用いて説明する。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、シワ検知処理の方法として、撮像した生体画像を周波数解析することでシワの有無を判定する表皮のシワ検知処理の一例を示したが、第3の実施形態では、第1の血管パターン画像と第2の血管パターン画像とを比較することでシワの有無を判定する血管パターンによりシワ検知処理を示す。本実施形態の血管パターン画像は、生体画像の暗部を示す黒画素を抽出して得られた画像である。なお、他の画像処理手法によって得られた画像を血管パターン画像として用いてもよい。
図9は、第3の実施形態における認証処理のフローを示す図である。
最初に、S901で、上位端末装置150から通信部106を介して生体登録データを受信する。上位端末装置150から受信する生体登録データは、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に登録処理であらかじめ登録した生体登録データである。
次いで、S902で、生体認証装置100に生体が置かれたことを検出する。生体が置かれていないと判定している間はS902を繰返し、生体が置かれると次ステップS903へ進む。
次いで、S903で、生体認証装置100に搭載される光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を第1のピント位置に調整して、撮像部101を用いて第1の生体画像を撮像する。
次いで、S904で、S903で撮像した第1の生体画像を用い、本人認証時の特徴情報となる照合用の第1の血管パターンを抽出する。
次いで、S905で、生体認証装置100に搭載される光源部104の光量を生体の撮像に好適な状態に調整し、ピント機構部102を第2のピント位置に調整して、撮像部101を用いて第2の生体画像を取得する。
次いで、S906で、S905で撮像した第2の生体画像を用い、本人認証時の特徴情報となる照合用の第2の血管パターンを抽出する。
次いで、S907で、第1の血管パターン画像および第2の血管パターン画像を比較することで、生体の表皮のシワの有無を検知する(以下、「血管パターンによるシワ検知処理」という。)。血管パターンによるシワ検知処理の結果、表皮にシワがないと判定した場合(S907:No)、S908で、第1の血管パターンとあらかじめ登録された生体登録データとを用い、パターンマッチングによる照合一致度の算出を行う。表皮にシワがあると判定した場合(S907:Yes)、S909で、第2の血管パターンとあらかじめ登録された生体登録データとを用い、パターンマッチングによる照合一致度の算出を行う。
最後に、S910で、S908あるいはS909で得られた一致度から認証の判定を行い、判定結果を上位端末装置150へ出力する。
以上のように、本実施形態では、第1の血管パターン画像と第2の血管パターン画像とを比較することによりシワの有無の判定を行うことができる。また、通常、血管パターン画像は生体画像よりも画像サイズが小さくなるため、本実施形態の照合処理では、画像処理の計算量が小さくなり、処理速度の向上を図ることができる。
図10は、血管パターンによるシワ検知処理を例示したものである。
図10Aは、第1のピント位置で撮像した第1の生体画像(S903)及び第1の生体画像を用いて抽出した第1の血管パターン(S904)の一例を示す図である。図10Bは、第2のピント位置で撮像した第2の生体画像(S905)及び第2の生体画像を用いて抽出した第2の血管パターン(S906)の一例を示す図である。図10Aの第1の血管パターン画像は、ピント位置が生体の表皮に近いため、図10Bの第2の血管パターン画像と比較して、静脈のパターンだけでなくシワのパターンを含んだものとなる。
血管パターンによるシワ検知処理では、第1の血管パターン画像と第2の血管パターン画像とのパターンマッチングを行い、第2の血管パターンが第1の血管パターンの中に全て含まれかつ第1の血管パターンのほうがパターンの画素数が多いとき、シワが有ると判定する。
なお、本実施形態では、第1の血管パターン画像と第2の血管パターン画像とを用いたシワの有無の検知方法はこれらに限られず、生体登録データのパターン画像と比較する方法等、種々の方法で実施することができる。
100…生体認証装置
101…撮像部
102…ピント機構部
104…光源部
106…通信部
110…制御部
150…上位端末装置
201…生体部位
311…第1のピント位置
312…第2のピント位置
700…生体認証装置
701…生体部位
702…光源部
703…第1の撮像部
704…第2の撮像部

Claims (8)

  1. 生体の撮像対象部位について画像を撮像する第1の撮像部と、
    前記第1の撮像部に、前記撮像対象部位の表面についての特徴量情報を生成するための第1画像と、前記第1画像よりも前記第1の撮像部に対して長い焦点距離で撮像され、前記撮像対象部位の静脈についての情報を生成するための第2画像とを撮像することを指示し、前記第1画像から前記特徴量情報を求め、前記特徴量情報と所定の閾値とを比較した結果に応じて、前記第2画像から生成した前記静脈についての情報を用いて生体認証を行う制御部と、
    を有することを特徴とする生体認証装置。
  2. 請求項1に記載の生体認証装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1画像を用いて第1の認証を行い、
    前記第1の認証で認証に失敗した場合、前記特徴量情報を算出すること
    を特徴とする生体認証装置。
  3. 請求項2に記載の生体認証装置であって、
    前記特徴量情報は、
    前記第1画像を周波数変換して得られる輝度情報に基づいて算出されること
    を特徴とする生体認証装置。
  4. 請求項2に記載の生体認証装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1画像と前記第2画像とを2値化処理することにより、各々第1パターン画像と第2パターン画像とに変換し、
    前記特徴量情報は、
    前記第1パターン画像と前記第2パターン画像との差分であること
    を特徴とする生体認証装置。
  5. 請求項2に記載の生体認証装置であって、
    前記生体認証装置は、
    第2の撮像部をさらに有し、
    前記第1の撮像部あるいは前記第2の撮像部のいずれか一方の撮像部が前記第1画像を撮像し、他方の撮像部が前記第2の画像を撮像すること
    を特徴とする生体認証装置。
  6. 請求項1に記載の生体認証装置であって、
    前記静脈についての情報は、
    静脈パターン画像であること
    を特徴とする生体認証装置。
  7. 請求項2に記載の生体認証装置であって、
    前記輝度情報は、
    前記撮像対象の位置座標に対する輝度曲線であり、
    前記特徴量情報は、
    前記輝度曲線において輝度の変化が生じる輝度変化点の数であること
    を特徴とする生体認証装置。
  8. 生体の撮像対象部位について画像を撮像する第1の撮像部と、
    前記第1の撮像部に、前記撮像対象部位の表面についての特徴量情報を生成するための第1画像と、前記第1画像よりも前記第1の撮像部に対して長い焦点距離で撮像され、前記撮像対象部位の静脈についての情報を生成するための第2画像とを撮像することを指示し、前記第1画像から前記特徴量情報を求め、前記特徴量情報と所定の閾値とを比較した結果に応じて、前記第2画像から生成した前記静脈についての情報を用いて生体認証を行う制御部と、
    を有する生体認証装置、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
JP2013141302A 2013-07-05 2013-07-05 生体認証装置、情報処理装置 Pending JP2015014909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013141302A JP2015014909A (ja) 2013-07-05 2013-07-05 生体認証装置、情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013141302A JP2015014909A (ja) 2013-07-05 2013-07-05 生体認証装置、情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015014909A true JP2015014909A (ja) 2015-01-22

Family

ID=52436604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013141302A Pending JP2015014909A (ja) 2013-07-05 2013-07-05 生体認証装置、情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015014909A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10374748B2 (en) 2015-05-15 2019-08-06 Nec Corporation Device and method for HARQ ACK/NACK bits transmission
JPWO2020137129A1 (ja) * 2018-12-28 2021-10-21 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置
WO2022176177A1 (ja) * 2021-02-19 2022-08-25 富士通フロンテック株式会社 撮像装置及び撮像方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168627A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Mitsubishi Electric Corp 個人識別装置
JP2007175249A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kyocera Corp 生体認証装置
JP2008071137A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Canon Inc 画像読取装置及び生体認証装置
JP2012100957A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Hitachi Ltd 個人認証装置および方法
JP2012187150A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Fujitsu Ltd 生体情報処理装置、生体情報処理方法、および生体情報処理プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005168627A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Mitsubishi Electric Corp 個人識別装置
JP2007175249A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kyocera Corp 生体認証装置
JP2008071137A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Canon Inc 画像読取装置及び生体認証装置
JP2012100957A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Hitachi Ltd 個人認証装置および方法
JP2012187150A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Fujitsu Ltd 生体情報処理装置、生体情報処理方法、および生体情報処理プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10374748B2 (en) 2015-05-15 2019-08-06 Nec Corporation Device and method for HARQ ACK/NACK bits transmission
JPWO2020137129A1 (ja) * 2018-12-28 2021-10-21 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置
JP7144814B2 (ja) 2018-12-28 2022-09-30 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置
WO2022176177A1 (ja) * 2021-02-19 2022-08-25 富士通フロンテック株式会社 撮像装置及び撮像方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8582833B2 (en) Method and apparatus for detecting forged face using infrared image
JP5292821B2 (ja) 静脈画像取得装置および静脈画像取得方法
JP5780053B2 (ja) 生体認証装置、生体認証方法、及びプログラム
JP2010092121A (ja) 撮像装置、撮像プログラム、撮像方法、認証装置、認証プログラム及び認証方法
JP2009175810A (ja) 認証用撮像装置、認証用撮像方法、および認証用撮像プログラム
US11723557B2 (en) Biometric imaging device, biometric imaging method and program
JP2009252052A (ja) 認証用撮像装置、認証用撮像方法、および認証用撮像プログラム
JP5556663B2 (ja) 照合装置、照合方法、及びプログラム
JP2015014909A (ja) 生体認証装置、情報処理装置
JP5254897B2 (ja) 手画像認識装置
JP5923524B2 (ja) 生体認証装置、血管画像撮影装置、および方法
JP2011203822A (ja) 生体認証装置、生体認証方法及びプログラム
JP2011100317A (ja) 指の屈伸運動時の静脈パターンを利用した個人認証方法及び個人認証システム
EP3588369A1 (en) Authentication device and authentication method
JP5765071B2 (ja) 生体情報処理装置、生体情報処理方法、および生体情報処理プログラム
JP4694352B2 (ja) 指紋照合装置
KR101626835B1 (ko) 지정맥 영상의 혈관증강처리 방법 및 그 장치
JP2020102014A (ja) 生体認証装置、生体認証プログラム、及び生体認証方法
JP2009301287A (ja) 生体特徴入力装置、生体特徴入力方法
KR101155609B1 (ko) 지문인식장치 및 방법, 위조지문 판별 시스템 및 방법
JP2007011989A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5026456B2 (ja) 生体認証装置
JP2012212386A (ja) 指静脈認証装置
JP2020030619A (ja) 掌紋認証装置及び掌紋認証方法
JP2017151683A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160509

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180123