JP2015014252A - 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各可変ノズル翼の回動動作の信頼性を確保しつつ、可変容量型過給機のタービン効率を高める。【解決手段】ノズルリング55の対向面とシュラウドリングの対向面との間に複数の可変ノズル翼73が円周方向に等間隔に配設され、各可変ノズル翼73は、タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに開閉方向へ回動可能であって、シュラウド側73sをハブ側73h及びミッドスパン側73mよりも径方向内側へせり出すように後縁73tを捻り中心として捻られて構成されている。【選択図】図1A

Description

本発明は、可変容量型過給機、ガスタービン等のターボ回転機械におけるタービンインペラ側へ供給される排気ガス等のガスの流路面積(スロート面積)を可変とする可変ノズルユニット等に関する。
近年、可変容量型過給機に用いられる可変ノズルユニットについて種々の開発がなされており、一般的な可変ノズルユニットの構成について簡単に説明すると、次のようになる(特許文献1及び特許文献2等参照)。
即ち、可変容量型過給機のタービンハウジング内におけるタービンインペラの径方向外側(入口側)には、環状の第1壁部材が設けられており、第1壁部材に対してタービンインペラの軸方向に離隔対向した位置には、環状の第2壁部材が設けられている。また、第1壁部材の対向面と第2壁部材の対向面との間には、複数の可変ノズル翼が円周方向に間隔を置いて配設されており、各可変ノズル翼は、タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに開閉方向(正逆方向)へ回動可能である。ここで、可変容量型過給機の運転中、排気ガスの流量が多い場合には、複数の可変ノズル翼を同期して開方向(正方向)へ回動させて、スロート面積を大きくすると共に、排気ガスの流量が少ない場合には、複数の可変ノズル翼を同期して閉方向(逆方向)へ回動させて、スロート面積を小さくするようになっている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献3及び特許文献4に示すものがある。
特開2013−72404号公報 特開2013−104413号公報 米国出願公開第2011/0314808号公明細書 国際公開第2010/052911号公報
ところで、各可変ノズル翼の回動動作の信頼性を確保するには、各可変ノズル翼のハブ側の側面と第1壁部材の対向面との間、各可変ノズル翼のシュラウド側の側面と第2壁部材の対向面との間にサイドクリアランス(ハブ側のサイドクリアランス、シュラウド側のサイドクリアランス)を形成する必要がある。一方、可変容量型過給機の運転中、サイドクリアランスを通るクリアランスフローが増大すると、クリアランスフローと主流の流れの混合によって、タービンインペラの入口側におけるエネルギー損失の大きい領域が増大し、可変容量型過給機のタービン効率の低下を招くことになる。つまり、各可変ノズル翼の回動動作の信頼性を確保しつつ、可変容量型過給機のタービン効率を高めることは容易でないという問題がある。特に、小流量側の作動域(作動点)において、クリアランスフローと主流の流れとのなす角(交差角)が大きく、前述の問題はより顕著になる。
なお、前述の問題は、可変ノズルユニットを可変容量型過給機に用いた場合だけでなく、ガスタービン等の別のターボ回転機械に用いた場合においても、同様に生じるものである。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の可変ノズルユニット等を提供することを目的とする。
本願の発明者は、前述の課題を解決するために、試行錯誤を繰り返した結果、次のような2つの新規な知見を見出し、本発明を完成するに至った。
第1の新規な知見としては、可変ノズル翼がシュラウド側をハブ側よりも径方向内側へせり出すように後縁を捻り中心として捻られて構成された場合(図7A(a)(b)に示す発明例に係る可変ノズル翼の場合)には、可変ノズル翼が捻られていない場合(図7B(a)(b)に示す比較例に係る可変ノズル翼の場合)に比べて、図8(a)(b)に示すように、ターボ回転機械の運転中、タービンインペラの入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を低減できるというものである。これは、可変ノズル翼がシュラウド側をハブ側よりも径方向内側へせり出すように後縁を捻り中心として捻られて構成されることにより、サイドクリアランスを通るクリアランスフローを低減できたことによるものと考えられる。
ここで、図7A(a)は、発明例に係る複数の可変ノズル翼の斜視図、図7A(b)は、発明例に係る複数の可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図、図7B(a)は、比較例に係る複数の可変ノズル翼の斜視図、図7B(b)は、比較例に係る複数の可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図である。図8(a)(b)は、小流量側の作動域において、タービンインペラの入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を示す図であって、図8(a)が発明例に係る可変ノズル翼を用いた場合、図8(b)が比較例に係る可変ノズル翼を用いた場合である。
なお、発明例に係る複数の可変ノズル翼のミッドスパン側の翼間距離は、比較例に係る複数の可変ノズル翼の翼間距離と同一に設定してある。また、図7A(b)及び図7B(b)において、「ID」は、径方向内側、「OD」は、径方向外側をそれぞれ示している。更に、図8(a)(b)中のエネルギー損失の大きい領域は、3次元定常粘性CFD(Computational Fluid Dynamics)解析により求めたものであり、この解析においては、シュラウド側のサイドクリアランスがハブ側のサイドクリアランスよりも小さいと仮定した。
第2の新規な知見としては、可変ノズル翼の捻り角が2.0〜5.0度である場合には、図9に示すように、ターボ回転機械のタービン効率の向上率を十分に高めることができるというものである。
ここで、図9は、可変ノズル翼の捻り角と小流量側の作動域におけるタービン効率の向上率との関係を示す図である。また、可変ノズル翼の捻り角とは、可変ノズル翼のハブ側に対するシュラウド側の捻り角のことをいい、可変ノズル翼のシュラウド側をハブ側より径方向内側へせり出している場合に、可変ノズルの捻り角の符号を正とし、可変ノズル翼のハブ側をシュラウド側より径方向内側へせり出している場合に、可変ノズルの捻り角の符号を負とした。
なお、図9におけるタービン効率の向上率は、3次元定常粘性CFD解析により求めたものである。
本発明の第1の特徴は、ターボ回転機械のタービンインペラ側へ供給されるガスの流路面積(スロート面積)を可変とする可変ノズルユニットにおいて、前記ターボ回転機械のタービンハウジング内における前記タービンインペラの径方向外側(入口側)に設けられた環状の第1壁部材と、前記第1壁部材に対して前記タービンインペラの軸方向に離隔対向した位置に設けられた環状の第2壁部材と、前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面との間に円周方向に間隔を置いて配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに開閉方向(正逆方向)へ回動可能であって、シュラウド側をハブ側よりも径方向内側へせり出す(突き出す)ように後縁を捻り中心として捻られて構成された複数の可変ノズル翼と、を具備したことを要旨とする。
ここで、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「ターボ回転機械」とは、可変容量型過給機、ガスタービンを含む意であって、「環状の第1壁部材」及び「環状の第2壁部材」は、前記タービンハウジングの一部を構成するものであっても構わない。また、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意であって、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意である。更に、「ハブ側」とは、前記第1壁部材に対向する側のことをいい、「シュラウド側」とは、前記第2壁部材に対向する側のことをいう。
本発明の第1の特徴によると、前記ターボ回転機械の運転中、ガスの流量が多い場合には、複数の前記可変ノズル翼を開方向(正方向)へ同期して回動させることにより、スロート面積を大きくして、前記タービンインペラ側へ多くの排気ガスを供給する。一方、ガスの流量が少ない場合には、複数の前記可変ノズル翼を閉方向(逆方向)へ同期して回動させることにより、スロート面積を小さくして、前記タービンインペラ側へ供給されるガスの流速を高くし、前記タービンインペラの仕事量を十分に確保する。これにより、ガスの流量の多少に関係なく、前記ターボ回転機械によって回転力を十分かつ安定的に発生させることができる。
各可変ノズル翼がシュラウド側をハブ側よりも径方向内側へせり出すように後縁を捻り中心として捻られて構成されているため、前述の第1の新規な知見を適用すると、各可変ノズル翼のハブ側の側面と前記第1壁部材の対向面との間、各可変ノズル翼のシュラウド側の側面と前記第2壁部材の対向面との間にサイドクリアランスを形成しても、前記タービンインペラの入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を低減できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に加えて、各可変ノズル翼の捻り角が2.0〜5.0度に設定されていることを要旨とする。
第2の特徴によると、第1の特徴による作用の他に、各可変ノズル翼の捻り角が2.0〜5.0度に設定されているため、前述の第2の新規な知見を適用すると、前記ターボ回転機械のタービン効率の向上率を十分に高めることができる。
本発明の第3の特徴は、エンジンからの排気ガスのエネルギーを利用して、前記エンジン側に供給される空気を過給する可変容量型過給機において、第1又は第2の特徴からなる可変ノズルユニットを具備したことを要旨とする。
第3の特徴によると、第1又は第2の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、各可変ノズル翼のハブ側の側面と前記第1壁部材の対向面との間等にサイドクリアランスを形成しても、前記タービンインペラの入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を低減できるため、前記可変ノズル翼の回動動作の信頼性を確保しつつ、前記ターボ回転機械のタービン効率を高めることができる。
なお、実際の運転条件を模擬して空力性能試験を行った結果、図10に示すように、発明例に係る可変ノズル翼を用いた場合に、比較例に係る可変ノズル翼を用いた場合に比べて、作動域全域に亘って、特に、小流量側の作動域において、タービン効率を高めることが確認できた。
図1Aは、本発明の実施形態に係る可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図である。 図1B(a)は、本発明の実施形態に係る可変ノズル翼の周辺の子午面図、図1B(b)は、前縁側から見た本発明の実施形態に係る可変ノズル翼の周辺を示す図であって、それぞれ一部省略してある。 図2Aは、図3におけるII-II線に沿った拡大断面図であって、複数の可変ノズル翼の開度を開いた状態を示しており、一部省略してある。 図2Bは、図3におけるII-II線に沿った拡大断面図であって、複数の可変ノズル翼の開度を閉じた状態(絞った状態)を示しており、一部省略してある。 図3は、本発明の実施形態に係る可変容量型過給機におけるラジアルタービンの正断面図(子午面図)である。 図4は、本発明の実施形態に係る可変容量型過給機の正断面図(子午面図)である。 図5Aは、本発明の実施形態の変形例1に係る可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図である。 図5B(a)は、本発明の実施形態の変形例1に係る可変ノズル翼の周辺の子午面図、図5B(b)は、前縁側から見た本発明の実施形態の変形例1に係る可変ノズル翼の周辺を示す図であって、それぞれ一部省略してある。 図6Aは、本発明の実施形態の変形例2に係る可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図である。 図6B(a)は、本発明の実施形態の変形例2に係る可変ノズル翼の周辺の子午面図、図6B(b)は、前縁側から見た本発明の実施形態の変形例2に係る可変ノズル翼の周辺を示す図であって、それぞれ一部省略してある。 図7A(a)は、発明例に係る複数の可変ノズル翼の斜視図、図7A(b)は、発明例に係る複数の可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図である。 図7B(a)は、比較例に係る複数の可変ノズル翼の斜視図、図7B(b)は、比較例に係る複数の可変ノズル翼をタービンインペラの軸方向から見た図である。 図8(a)(b)は、小流量側の作動域において、タービンインペラの入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を示す図であって、図8(a)が発明例に係る可変ノズル翼を用いた場合、図8(b)が比較例に係る可変ノズル翼を用いた場合である。 図9は、可変ノズル翼の捻り角と小流量側の作動域におけるタービン効率の向上率との関係を示す図である。 図10は、実際の運転条件を模擬して空力性能試験を行った結果を示す図である。
本発明の実施形態について図1Aから図4を参照して説明する。なお、図面に示すとおり、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「ID」は、径方向内側、「OD」は、径方向外側、「RD」は、タービンインペラ(ロータ軸)の回転方向である。
図4に示すように、本発明の実施形態に係る可変容量型過給機(過給機の一例)1は、エンジン(図示省略)からの排気ガス(ガスの一例)の圧力エネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)するものである。そして、可変容量型過給機1の具体的な構成等は、以下のようになる。
可変容量型過給機1は、ベアリングハウジング3を具備しており、ベアリングハウジング3内には、ラジアルベアリング5及び一対のスラストベアリング7が設けられている。また、複数のベアリング5,7には、左右方向へ延びたロータ軸(タービン軸)9が回転可能に設けられており、換言すれば、ベアリングハウジング3には、ロータ軸9が複数のベアリング5,7を介して回転可能に設けられている。
ベアリングハウジング3の右側には、遠心力を利用して空気を圧縮するコンプレッサ11が配設されており、このコンプレッサ11の具体的な構成は、次のようになる。
ベアリングハウジング3の右側には、コンプレッサハウジング13が設けられている。また、コンプレッサハウジング13内には、コンプレッサインペラ15がその軸心周りに回転可能に設けられており、このコンプレッサインペラ15は、ロータ軸9の右端部に一体的に連結されている。そして、コンプレッサインペラ15は、コンプレッサディスク17を備えており、コンプレッサディスク17のハブ面17hは、右側から径方向外側(コンプレッサインペラ15の径方向外側)へ延びている。更に、コンプレッサディスク17のハブ面17hには、複数のコンプレッサブレード19が周方向に間隔を置いて一体形成されている。
コンプレッサハウジング13におけるコンプレッサインペラ15の入口側(空気の流れ方向から見て上流側)には、空気をコンプレッサハウジング13内に取入れるための空気取入口21が形成されており、この空気取入口21は、空気を浄化するエアクリーナ(図示省略)に接続可能である。また、ベアリングハウジング3とコンプレッサハウジング13との間におけるコンプレッサインペラ15の出口側(空気の流れ方向から見て下流側)には、圧縮された空気を昇圧する環状のディフューザ流路23が形成されている。更に、コンプレッサハウジング13の内部には、渦巻き状のコンプレッサスクロール流路25が形成されており、このコンプレッサスクロール流路25は、ディフューザ流路23に連通してある。そして、コンプレッサハウジング13の適宜位置には、圧縮された空気をコンプレッサハウジング13の外側へ排出するための空気排出口27が形成されており、この空気排出口27は、エンジンの吸気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
なお、ベアリングハウジング3の右側部には、スラストベアリング7側への圧縮空気の漏れを防止する環状のシールプレート29が設けられている。
図3及び図4に示すように、ベアリングハウジング3の左側には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるラジアルタービン31が配設されており、このラジアルタービン31の具体的な構成は、次のようになる。
ベアリングハウジング3の左側には、タービンハウジング33が設けられている。また、タービンハウジング33内には、タービンインペラ35がその軸心周りに回転可能に設けられており、このタービンインペラ35は、ロータ軸9の左端部に一体的に連結されている。また、タービンインペラ35は、タービンディスク37を備えており、このタービンディスク37のハブ面37hは、左側(タービンインペラ35の軸方向一方側)から径方向外側(タービンインペラ35の径方向外側)へ延びている。更に、タービンディスク37のハブ面37hには、複数のタービンブレード39が周方向に等間隔に一体形成されている。
タービンハウジング33の適宜位置には、排気ガスをタービンハウジング33内に取入れるためのガス取入口41が形成されており、このガス取入口41は、エンジンの排気マニホールド(図示省略)に接続可能である。また、タービンハウジング33の内部におけるタービンインペラ35の入口側(排気ガスの流れ方向から見て上流側)には、渦巻き状のタービンスクロール流路43が形成されており、このタービンスクロール流路43は、ガス取入口41に連通してある。そして、タービンハウジング33におけるタービンインペラ35の出口側(排気ガスの流れ方向から見て下流側)には、排気ガスを排出するためのガス排出口45が形成されており、このガス排出口45は、接続管(図示省略)を介して触媒(図示省略)に接続可能である。更に、タービンハウジング33内におけるガス排出口45の入口側には、環状の段部47が形成されている。
なお、ベアリングハウジング3の左側面には、タービンインペラ35側からの熱を遮蔽する環状の遮熱板49が設けられており、ベアリングハウジング3の左側面と遮熱板49の外縁部との間には、波ワッシャ51が設けられている。
タービンハウジング33内には、タービンインペラ35側へ供給される排気ガスの流路面積(スロート面積)を可変とする可変ノズルユニット53が配設されており、この可変ノズルユニット53の具体的な構成は、次のようになる。
図3に示すように、タービンハウジング33内におけるタービンインペラ35の径方向外側(入口側)には、環状の第1壁部材としてのノズルリング55がサポートリング57を介してタービンインペラ35と同心状に配設されており、このノズルリング55の内周縁部は、遮熱板49の外周縁部に嵌合してある。また、ノズルリング55には、複数(1つのみ図示)の第1支持穴59が円周方向に等間隔に貫通形成されている。なお、サポートリング57の外周縁部は、ベアリングハウジング3とタービンハウジング33によって挟持されている。
ノズルリング55に対して左右方向(タービンインペラ35の軸方向)に離隔対向した位置には、環状の第2壁部材としてのシュラウドリング61が複数の連結ピン63を介してノズルリング55と一体的かつ同心状に設けられている。また、シュラウドリング61には、複数(1つのみ図示)の第2支持穴65がノズルリング55の複数の第1支持穴59に整合するように円周方向に等間隔に貫通形成されている。なお、複数の連結ピン63は、ノズルリング55の対向面とシュラウドリング61の対向面との間隔を設定する機能を有している。
シュラウドリング61は、内周縁側に、複数のタービンブレード39の外縁を覆う筒状のシュラウド部67を有しており、このシュラウド部67は、左方向(タービンインペラ35の軸方向一方側)へ突出しかつタービンハウジング33の段部47の内側に位置している。また、シュラウドリング61のシュラウド部67の外周面には、リング溝69が形成されている。更に、タービンハウジング33の段部47の内周面には、タービンスクロール流路43側からの排気ガスの漏れを抑える複数のシールリング71が自己の弾性力(複数のシールリング71の弾性力)によって圧接して設けられており、各シールリング71の内周縁部は、シュラウドリング61のリング溝69に嵌入してある。
図2Aから図3に示すように、ノズルリング55の対向面とシュラウドリング61の対向面との間には、複数の可変ノズル翼73が円周方向に等間隔に配設されており、各可変ノズル翼73は、タービンインペラ35の軸心Cに平行な軸心周りに開閉方向(正逆方向)へ回動可能である。そして、各可変ノズル翼73の右側面(ハブ側73hの側面)には、第1翼軸75が一体形成されており、この第1翼軸75は、ノズルリング55の対応する第1支持穴59に回動可能に支持されている。また、各可変ノズル翼73の左側面(シュラウド側73sの側面)には、第2翼軸77が第1翼軸75と同心状に一体形成されており、この第2翼軸77は、シュラウドリング61の対応する第2支持穴65に回動可能に支持されている。更に、各可変ノズル翼73は、第1翼軸75の基端側に、ノズルリング55の対向面に接触可能な第1鍔部(図示省略)を有し、第2翼軸77の基端側に、シュラウドリング61の対向面に接触可能な第2鍔部(図示省略)を有している。なお、各可変ノズル翼73は、第1翼軸75と第2翼軸77を備えた両持ちタイプであるが、第2翼軸77を省略して片持ちタイプにしても構わない。
図1A、図2A、及び図2Bに示すように、各可変ノズル翼73は、シュラウド側73sからハブ側73hに亘って、同一のコード長に設定されており、同一の翼形状(翼断面形状)を呈するようになっている。なお、各可変ノズル翼73のコード長又は翼形状がシュラウド側73sからハブ側73hに亘って同一でなくても構わない。
図1Aから図2Bに示すように、各可変ノズル翼73は、シュラウド側73sをハブ側73h及びミッドスパン側(シュラウド側73sとハブ側73hの中央側)73mよりも径方向内側へせり出す(突き出す)ように後縁73tを捻り中心として捻られて構成されている。換言すれば、各可変ノズル翼73は、後縁73tをタービンインペラ35の軸心Cに平行に保持した状態で、シュラウド側73sをハブ側73h及びミッドスパン側73mよりも径方向内側へせり出すように捻られて構成されている。また、各可変ノズル翼73のミッドスパン側73mは、シュラウド側73sよりも径方向内側へせり出すようになっている。そして、各可変ノズル翼73の捻り角(ハブ側73hに対するシュラウド側73sの捻り角)θは、2.0〜5.0度に設定されている。更に、図1B(a)及び図3に示すように、各可変ノズル翼73が前述のように捻られて構成されていることによって、子午面において、各可変ノズル翼73の前縁73aは、シュラウド側の端73asがハブ側の端73ahよりも径方向内側に位置するようにタービンインペラ35の軸心Cに平行な方向PDに対して傾斜するようになっている。
図3に示すように、ノズルリング55の対向面の反対側に形成した環状のリンク室79内には、複数の可変ノズル翼73を同期して回動させるためのリンク機構81が配設されている。また、リンク機構81は、特開2009−243431号公報及び特開2009−243300号公報等に示す公知の構成からなるものであって、複数の可変ノズル翼73を開閉方向へ回動させるモータ又はシリンダ等の回動アクチュエータ(図示省略)に動力伝達機構83を介して接続されている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
ガス取入口41から取入れた排気ガスがタービンスクロール流路43を経由してタービンインペラ35の入口側から出口側へ流通することにより、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させて、ロータ軸9及びコンプレッサインペラ15をタービンインペラ35と一体的に回転させることができる。これにより、空気取入口21から取入れた空気を圧縮して、ディフューザ流路23及びコンプレッサスクロール流路25を経由して空気排出口27から排出することができ、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)することができる。
可変容量型過給機1の運転中、エンジン回転数が高く、排気ガスの流量が多い場合には、回動アクチュエータによってリンク機構81を作動させつつ、複数の可変ノズル翼73を正方向(開方向)へ同期して回動させることにより、タービンインペラ35側へ供給される排気ガスのガス流路面積(スロート面積)を大きくして、多くの排気ガスを供給する。一方、エンジン回転数が低く、排気ガスの流量が少ない場合には、回動アクチュエータによってリンク機構81を作動させつつ、複数の可変ノズル翼73を逆方向(閉方向)へ同期して回動させることにより、スロート面積を小さくして、排気ガスの流速を高めて、タービンインペラ35の仕事量を十分に確保する。これにより、排気ガスの流量の多少に関係なく、タービンインペラ35によって回転力を十分かつ安定的に発生させることができる(可変容量型過給機1の通常の作用)。
各可変ノズル翼73がシュラウド側73sをハブ側73h及びミッドスパン側73mよりも径方向内側へせり出すように後縁73tを捻り中心として捻られて構成されているため、前述の第1の新規な知見を適用すると、各可変ノズル翼73のハブ側73hの側面とノズルリング55の対向面との間、各可変ノズル翼73のシュラウド側73sの側面とシュラウドリング61の対向面との間にサイドクリアランスを形成しても、タービンインペラ35の入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を低減できる。また、各可変ノズル翼73の捻り角θが2.0〜5.0度に設定されているため、前述の第2の新規な知見を適用すると、可変容量型過給機1のタービン効率(ラジアルタービン31のタービン効率)の向上率を十分に高めることができる(可変容量型過給機1の特有の作用)。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、各可変ノズル翼73のハブ側73hの側面とノズルリング55の対向面との間等にサイドクリアランスを形成しても、タービンインペラ35の入口側におけるエネルギー損失の大きい領域を低減できるため、各可変ノズル翼73の回動動作の信頼性を確保しつつ、可変容量型過給機1のタービン効率を高めることができる。特に、可変容量型過給機1のタービン効率の向上率を十分に高めることができるため、前述の効果をより一層高めることができる。
(変形例1)
図5A及び図5B(a)(b)に示すように、本発明の実施形態の変形例1においては、可変ノズル翼73(図1A参照)に代えて、可変ノズル翼85を可変ノズルユニット53(図3参照)に用いている。また、可変ノズル翼85は可変ノズル翼73と同様の構成を有しており、可変ノズル翼85の構成の特徴部分についてのみ説明する。なお、可変ノズル翼85における複数の構成要素のうち、可変ノズル翼73における構成要素と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
各可変ノズル翼85は、シュラウド側85sをハブ側85h及びミッドスパン側(シュラウド側85sとハブ側85hの中央側)85mよりも径方向内側へせり出すように後縁85tを捻り中心として捻られて構成されている。また、各可変ノズル翼85が前述のように捻られて構成されていることによって、子午面において、各可変ノズル翼85の前縁85aは、シュラウド側の端85asがハブ側の端85ahよりも径方向内側に位置するようにタービンインペラ35の軸心(図3参照)に平行な方向PDに対して傾斜するようになっている。
各可変ノズル翼85の径方向外側翼面85oにおける前縁85a寄りの部位には、緩やかな凹曲面部(凹部)87がシュラウド側85sからミッドスパン側85mにかけて形成されている。また、各可変ノズル翼85の径方向内側翼面85iにおける前縁85a寄りの部位には、緩やかな凸曲面部(凸部)89がシュラウド側85sからミッドスパン側85mにかけて形成されている。
従って、本発明の実施形態の変形例1によれば、可変ノズル翼85がシュラウド側85sをハブ側85h及びミッドスパン側85mよりも径方向内側へせり出すように後縁85tを捻り中心として捻られて構成されているため、前述の本発明の実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
また、各可変ノズル翼85の径方向外側翼面85oにおける前縁85a寄りの部位に緩やかな凹曲面部87がシュラウド側85sからミッドスパン側85mにかけて形成されているため、各可変ノズル翼85の径方向外側翼面85oにおける前縁85a寄りの部位周辺に、剥離よる低圧領域Aを生成することができる。これにより、各可変ノズル翼85の径方向外側翼面85oに径方向内側翼面85iに比べて高い圧力が働く傾向にあるものの、各可変ノズル翼85にシュラウドリング61の対向面側へのスラスト力Fを発生させることができる。よって、各可変ノズル翼85をシュラウドリング61の対向面側に寄せて、シュラウドリング側のサイドクリアランスをハブ側のサイドクリアランスよりも小さくして、可変容量型過給機1(図4参照)のタービン効率をより高めることができる。なお、特開2009−144545号公報の段落[0038][0039]に示すように、シュラウドリング側のサイドクリアランスをハブ側のサイドクリアランスよりも小さくした方が可変容量型過給機1のタービン効率の向上に寄与できることは研究により明らかになっている。
(変形例2)
図6A及び図6B(a)(b)に示すように、本発明の実施形態の変形例2においては、可変ノズル翼73(図1A参照)に代えて、可変ノズル翼91を可変ノズルユニット53(図3参照)に用いている。また、可変ノズル翼91は可変ノズル翼73と同様の構成を有しており、可変ノズル翼91の構成の特徴部分についてのみ説明する。なお、可変ノズル翼91における複数の構成要素のうち、可変ノズル翼73における構成要素と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
各可変ノズル翼91は、シュラウド側91sをハブ側91h及びミッドスパン側(シュラウド側91sとハブ側91hの中央側)91mよりも径方向内側へせり出すように後縁91tを捻り中心として捻られて構成されている。また、各可変ノズル翼91が前述のように捻られて構成されていることによって、子午面において、各可変ノズル翼91の前縁91aは、シュラウド側の端91asがハブ側の端91ahよりも径方向内側に位置するようにタービンインペラ35の軸心(図3参照)に平行な方向PDに対して傾斜するようになっている。そして、各可変ノズル翼91は、ミッドスパン側91mをハブ側91hよりも径方向外側へせり出すように構成されている。
従って、本発明の実施形態の変形例2によれば、可変ノズル翼91がシュラウド側91sをハブ側91h及びミッドスパン側91mよりも径方向内側へせり出すように後縁91tを捻り中心として捻られて構成されているため、前述の本発明の実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
また、各可変ノズル翼91がミッドスパン側91mをハブ側91hよりも径方向外側へせり出すように構成されているため、各可変ノズル翼91の径方向外側翼面91oに働く圧力によるスラスト力を低減することができる。これにより、各可変ノズル翼91の径方向内側面91iに働く圧力によって、各可変ノズル翼91にシュラウドリング61の対向面側へのスラスト力Fを発生させることができる。よって、各可変ノズル翼91をシュラウドリング61の対向面側に寄せて、シュラウドリング側のサイドクリアランスをハブ側のサイドクリアランスよりも小さくして、可変容量型過給機1(図4参照)のタービン効率をより高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、例えば可変容量型過給機1に適用した技術的思想をガスタービン等の可変容量型過給機1以外のターボ回転機械に適用する等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1:可変容量型過給機、3:ベアリングハウジング、9:ロータ軸、11:コンプレッサ、13:コンプレッサハウジング、15:コンプレッサインペラ、31:ラジアルタービン、33:タービンハウジング、35:タービンインペラ、37:タービンディスク、37h:ハブ面、39:タービンブレード、53:可変ノズルユニット、55:ノズルリング(環状の第1壁部材)、57:サポートリング、59:第1支持穴、61:シュラウドリング(環状の第2壁部材)、63:連結ピン、65:第2支持穴、67:シュラウド部、73:可変ノズル翼、73h:ハブ側、73m:ミッドスパン側、73s:シュラウド側、73a:前縁、73ah:前縁のハブ側の端、73as:前縁のシュラウド側の端、73t:後縁、θ:捻り角、75:第1翼軸、77:第2翼軸、79:リンク室、81:リンク機構、85:可変ノズル翼、85h:ハブ側、85m:ミッドスパン側、85s:シュラウド側、85a:前縁、85ah:前縁のハブ側の端、85as:前縁のシュラウド側の端、85t:後縁、85i:径方向内側翼面、85o:径方向外側翼面、87:凹曲面部、89:凸曲面部、A:低圧領域、91:可変ノズル翼、91h:ハブ側、91m:ミッドスパン側、91s:シュラウド側、91a:前縁、91ah:前縁のハブ側の端、91as:前縁のシュラウド側の端、91t:後縁、91i:径方向内側面、91o:径方向外側翼面

Claims (5)

  1. ターボ回転機械のタービンインペラ側へ供給されるガスの流路面積を可変とする可変ノズルユニットにおいて、
    前記ターボ回転機械のタービンハウジング内における前記タービンインペラの径方向外側に設けられた環状の第1壁部材と、
    前記第1壁部材に対して前記タービンインペラの軸方向に離隔対向した位置に設けられた環状の第2壁部材と、
    前記第1壁部材の対向面と前記第2壁部材の対向面との間に円周方向に間隔を置いて配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに開閉方向へ回動可能であって、シュラウド側をハブ側よりも径方向内側へせり出すように後縁を捻り中心として捻られて構成された複数の可変ノズル翼と、を具備したことを特徴とする可変ノズルユニット。
  2. 各可変ノズル翼の捻り角が2.0〜5.0度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の可変ノズルユニット。
  3. 各可変ノズル翼の径方向外側翼面における前縁寄りの部位に緩やかな凹曲面部がシュラウド側からミッドスパン側にかけて形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可変ノズルユニット。
  4. 各可変ノズル翼は、ミッドスパン側をハブ側よりも径方向外側へせり出すように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可変ノズルユニット。
  5. エンジンからの排気ガスのエネルギーを利用して、前記エンジン側に供給される空気を過給する可変容量型過給機において、
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の可変ノズルユニットを具備したことを特徴とする可変容量型過給機。
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