JP2015012024A - Led光源モジュール - Google Patents

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智士 内田
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Abstract

【課題】 高輝度化や色調の多彩化を図ることが可能なLED光源モジュールを提供すること。【解決手段】 LED光源モジュール101は、主面211を有する基板200と、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320と、基板200に支持され、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320を囲むケースと、上記ケースに囲まれた領域において第一LEDチップ310および第二LEDチップ320を覆う封止樹脂420と、を備えており、第二LEDチップ320から発せられる光の波長は、第一LEDチップ310から発せられる光の波長よりも長く、第二LEDチップ320は、第一LEDチップ310からの光を透過する材質からなる第二チップ基板324と、このチップ基板324上に積層された第二半導体層325と、を有する。【選択図】 図5

Description

本発明は、LED光源モジュールに関する。
図16は、従来のLED光源モジュールの一例を示している。同図に示されたLED光源モジュール900は、基板91、LEDチップ95、サブマウント基板96、ケース97および封止樹脂99を備えている。LED光源モジュール900は、比較的小型のモジュールとして構成されることにより、電子機器の点光源として用いられるもの、細長い基板91に複数のLEDチップ95が配置されることにより細長いバー状光源として用いられるもの、基板91に複数のLEDチップ95がマトリクス状に配置されることにより、面状光源として用いられるもの、などがある。
基板91は、基材92、絶縁層93および配線層94からなる。基材92は、たとえばアルミなどからなる金属板である。絶縁層93は、たとえば絶縁性樹脂からなり、基材92の図中上面を覆っている。配線層94は、絶縁層93上に形成されており、LEDチップ95への導通経路を形成している。LEDチップ95は、半導体からなる複数の層が積層された構造を有し、サブマウント基板96上に搭載されている。LEDチップ95と配線層94とはワイヤを介して接続されている。サブマウント基板96は、たとえばSiからなり、絶縁層93に接合されている。ケース97は、LEDチップ95を囲んでおり、反射面98を有する。封止樹脂99は、LEDチップ95を覆っている。
LED光源モジュール900の高輝度化や色調の多彩化を図るには、LEDチップ95の個数を増加させる方策がある。しかし、互いに仕様が異なるLEDチップ95をケース97に囲まれた同一領域に配置することは、様々な問題を解決する必要がある。たとえば、あるLEDチップ95が、他のLEDチップ95の光を過度に吸収してしまうと、所望の高輝度化や色調の多彩化が阻害されてしまう。
特開2007−208150号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、高輝度化や色調の多彩化を図ることが可能なLED光源モジュールを提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるLED光源モジュールは、主面を有する導通支持部材と、上記主面側において上記導通支持部材に支持され、かつ上記導通支持部材を経由して電力が供給される第一および第二LEDチップと、上記導通支持部材に支持され、上記第一および第二LEDチップを囲むケースと、上記ケースに囲まれた領域において上記第一および第二LEDチップを覆う封止樹脂と、を備えており、上記第二LEDチップから発せられる光の波長は、上記第一LEDチップから発せられる光の波長よりも長く、上記第二LEDチップは、上記第一LEDチップからの光を透過する材質からなる第二チップ基板と、このチップ基板上に積層された第二半導体層と、を有することを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二チップ基板は、サファイアからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二チップ基板は、上記主面が向く方向において上記第一LEDチップと重なる位置にある。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二LEDチップは、赤色光を発する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一LEDチップは、青色光を発する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一LEDチップは、サファイアまたはGaNからなる第一チップ基板と、この第一チップ基板上に積層された第一半導体層と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二チップ基板は、上記主面が向く方向において上記第一チップ基板と重なる位置にある。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一LEDチップは、上記第一半導体層上に形成された2つの第一上面電極を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第二LEDチップは、上記第二半導体層上に形成された2つの第二上面電極を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記封止樹脂は、上記第一LEDチップから発せられる光によって励起されることにより、上記第一LEDチップから発せられる光の波長とは異なり、かつ上記第二LEDチップから発せられる光の波長よりも短い波長の光を発する蛍光材料を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蛍光材料は、硫化物からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蛍光材料は、緑色光を発する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第一LEDチップと上記導通支持部材との間に介在する第一サブマウント基板と、上記第二LEDチップと上記導通支持部材との間に介在する第二サブマウント基板と、上記封止樹脂と上記導通支持部材の上記主面との間に介在するとともに、上記第一サブマウント基板および上記第二サブマウント基板それぞれのうち上記主面が向く方向と交差する方向を向く側面の少なくとも一部を覆う被覆樹脂と、をさらに備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記被覆樹脂は、白色である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記被覆樹脂と上記ケースとの接合部分のうち上記主面から最も離間した部位は、上記第一および第二LEDチップのいずれの部位よりも上記主面から離間している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導通支持部材は、基材とこの基材上に形成された配線層とを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基材は、金属からなり、上記導通支持部材は、上記基材と上記配線層との間に介在する絶縁層を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基材は、上記主面よりも隆起した隆起部を有し、上記第一および上記第二LEDチップは、上記隆起部によって支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記隆起部は、上記主面と平行である頂面と、この頂面および上記主面を繋ぐ傾斜面と、を有しており、上記第一および上記第二LEDチップは、上記頂面に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記絶縁層は、上記隆起部のうち上記頂面を露出させている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基材は、その厚さ方向において上記隆起部の反対側に位置し、上記厚さ方向視において上記隆起部に重なる陥没部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記陥没部は、上記主面と平行である底面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記底面は、上記厚さ方向視において上記隆起部に内包されている。
このような構成によれば、上記第一LEDチップから発せられた光のうち上記第二LEDチップに向かって進行する光は、上記第二LEDチップの上記第二チップ基板を透過することが可能である。このため、上記第一LEDチップからの光をより多く出射させることが可能であり、上記LED光源モジュールの高輝度化あるいは色調の多彩化を図ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第一実施形態に基づくLED光源モジュールを示す平面図である。 図2のLED光源モジュールを示す要部拡大平面図である。 図1のIII−III線に沿う要部断面図である。 図1のLED光源モジュールを示す要部拡大断面図である。 図1のLED光源モジュールを示す要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に基づくLED光源モジュールを示す要部断面図である。 図6のLED光源モジュールを示す要部拡大断面図である。 図6のLED光源モジュールの製造方法の一例を示す要部断面図である。 図6のLED光源モジュールの製造方法の一例を示す要部断面図である。 図6のLED光源モジュールの製造方法の一例を示す要部断面図である。 図6のLED光源モジュールの製造方法の一例を示す要部断面図である。 図6のLED光源モジュールの製造方法の一例を示す要部断面図である。ある。 本発明の第三実施形態に基づくLED光源モジュールを示す要部断面図である。 本発明の第四実施形態に基づくLED光源モジュールを示す要部断面図である。 本発明の第五実施形態に基づくLED光源モジュールを示す要部断面図である。 従来のLED光源モジュールの一例を示す要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明の第一実施形態に基づくLED光源モジュールを示している。本実施形態のLED光源モジュール101は、基板200、第一LEDチップ310、第二LEDチップ320、被覆樹脂410、封止樹脂420、ケース500、複数の単機能素子710およびコネクタ790を備えている。LED光源モジュール101は、細長い基板200に複数の第一LEDチップ310および複数の第二LEDチップ320が配置されることにより細長いバー状光源として構成されている。このようなLED光源モジュールは、平板状の導光板の側面に正対する位置に配置されることにより、この導光板から面状光を出射するために用いられる。この面状光は、たとえば液晶表示装置のバックライトとして利用される。後述する構成により、LED光源モジュール101は、白色光を出射する。
図1は、LED光源モジュール101の平面図であり、図2は、要部拡大平面図である。図3は、図2のIII−III線に沿うzx平面における断面図である。図4は、主に第一LEDチップ310を示す要部拡大断面図であり、図5は、主に第二LEDチップ320を示す要部拡大断面図である。なお、図2においては、理解の便宜上、被覆樹脂410および封止樹脂420を省略している。
図1に示すように、基板200は、全体としてx方向に長く延びる細長形状とされている。この長手方向に沿って、複数のケース500が配置されている。本実施形態においては、それぞれのケース500は同一形状であり、後述するケース500の内部における構成も同一である。
図2に示すように、基板200のx方向一端寄り部分は、幅方向寸法が部分的に大となっている。この部分に、複数の単機能素子710およびコネクタ790が搭載されている。各単機能素子710は、たとえばツェナーダイオードあるいはチップ抵抗器などである。単機能素子710としてツェナーダイオードを採用する場合、単機能素子710は、たとえば第1LEDチップ310もしくは第2LEDチップ320に過大な逆電圧が印加されることを回避する機能を果たす。単機能素子710としてチップ抵抗器を採用する場合、後述する第一LEDチップ310と第二LEDチップ320との動作電圧の差を調整するために設けられている。コネクタ790は、LED光源モジュール101を、たとえば液晶表示装置に組み込む際に、電気的な接続をなすために用いられる。
基板200は、基材210、絶縁層230、配線層240およびレジスト層260からなる。
基材210は、x方向に長く延びる略帯状の金属板であり、たとえばAl、Cu、Feなどからなる。本実施形態においては、基材210の材質としてAlが選択されており、基材210の厚さはたとえば1.0〜1.5mm程度である。基材210は、主面211および裏面215を有する。主面211および裏面215は、z方向において互いに反対方向を向く。
絶縁層230は、基材210の主面211を覆っており、絶縁性樹脂あるいはSiO2などの絶縁材料からなる。絶縁層230の厚さは、たとえば100μm程度である。
配線層240は、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320への導通経路を形成するものであり、Cu,Ni,Pd,Auなどの金属からなる。配線層240は、絶縁層230上に形成されている。ケース500の外側の領域においては、配線層240は、レジスト層260によって覆われている。レジスト層260は、たとえば白色である。
ケース500は、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320を囲むように基板200上に形成されており、たとえば白色樹脂からなり、より具体的にはたとえば白色のエポキシ樹脂からなる。ケース500は、反射面501を有している。反射面501は、z方向に対して傾斜しており、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320からx方向およびy方向に向かって発せられた光を反射することによりz方向上方に向かわせる機能を果たす。
図2および図3に示すように、ケース500に囲まれた領域には、第一LEDチップ310と第二LEDチップ320が配置されている。
第一LEDチップ310は、図4に示すように第一上面電極312および第一上面電極313を有している。第一上面電極312および第一上面電極313は、たとえばAuメッキ層によって形成されており、一方がいわゆるn型電極として機能し、他方がいわゆるp型電極として機能する。第一LEDチップ310は、第一上面電極312および第一上面電極313の直下に位置する第一半導体層315と、この第一半導体層315が形成された第一チップ基板314とを有する。第一半導体層315は、たとえばGaN系半導体からなる。第一チップ基板314は、後述する第二LEDチップからの光を透過する材質からなり、たとえばサファイアまたはGaNからなる。このような構成により、第一LEDチップ310は、青色光を発する。なお、本発明で言う青色光は、その波長域がたとえば440nm〜460nm程度である。第一上面電極312および第一上面電極313には、それぞれワイヤ390の一端がボンディングされている。各ワイヤ390の他端は、配線層240の適所にボンディングされている。
基板200と第一LEDチップ310との間には、第一サブマウント基板301が設けられている。第一サブマウント基板301は、頂面301aを有している。頂面301aは、主面211と平行であり、第一LEDチップ310を支持している。第一サブマウント基板301は、たとえばSiからなり、その厚さがたとえば300μm程度である。また、頂面301aには、たとえばAlなどの金属からなるコーティングが施されている。本実施形態においては、第一LEDチップ310は、第一サブマウント基板301を介して基材210の主面211に間接的に支持されている。第一サブマウント基板301と配線層240とは、金属接合層341を介して接合されている。本実施形態においては、金属接合層341は、たとえばAgからなる。また、第一LEDチップ310と第一サブマウント基板301とは、たとえばSiあるいはエポキシ樹脂からなる接合層342を介して接合されている。
第二LEDチップ320は、図3および図5に示すように、第二チップ基板324、第二半導体層325、第二上面電極322および第二上面電極323を有する。第二チップ基板324は、たとえばサファイアからなり、その厚さがたとえば180〜250μm程度である。第二半導体層325は、第二チップ基板324の図中上面に積層されており、たとえばAlGaInP系半導体材料またはGaAs系半導体材料などからなる。第二半導体層325の厚さは、たとえば0.5μm〜2.0μm程度である。第二上面電極322および第二上面電極323は、第二半導体層325の図中上面に設けられており、たとえばAuメッキ層によって形成されている。第二上面電極322および第二上面電極323は、一方がn型電極として機能し、他方がp型電極として機能する。このような構成により、第二LEDチップ320は、赤色光を発する。なお、本発明で言う赤色光は、その波長域がたとえば600nm〜670nm程度である。第二上面電極322および第二上面電極323には、それぞれワイヤ390の一端がボンディングされている。各ワイヤ390の他端は、配線層240の適所にボンディングされている。
第二LEDチップ320の製造工程においては、たとえばGaAsからなる仮基板上に、第二半導体層325が成長形成される。そして、この第二半導体層325が、上記仮基板から第二チップ基板324へと張り替えられることにより、第二LEDチップ320が得られる。サファイアからなる第二チップ基板324は、第一LEDチップ310からの青色光を透過する。
基板200と第二LEDチップ320との間には、第二サブマウント基板302が設けられている。第二サブマウント基板302は、頂面302aを有している。頂面302aは、主面211と平行であり、第二LEDチップ320を支持している。第二サブマウント基板302は、たとえばSiからなり、その厚さがたとえば300μm程度である。また、頂面302aには、たとえばAlなどの金属からなるコーティングが施されている。本実施形態においては、第二LEDチップ320は、第二サブマウント基板302を介して基材210の主面211に間接的に支持されている。第二サブマウント基板302と配線層240とは、金属接合層341を介して接合されている。本実施形態においては、金属接合層341は、たとえばAgからなる。また、第二LEDチップ320と第二サブマウント基板302とは、たとえばSiあるいはエポキシ樹脂からなる接合層342を介して接合されている。
被覆樹脂410は、第一LEDチップ310、第二LEDチップ320を除き、ケース500によって囲まれた領域を覆っている。被覆樹脂410の材質は特に限定されないが、本実施形態においては、たとえば酸化チタンが混入されたシリコーン樹脂などの白色樹脂からなる。
図4に示すように、被覆樹脂410は、第一サブマウント基板301の側面少なくとも一部を覆っている。この側面は、主面211が向く方向(z方向)と交差する方向を向く面の一例であり、本実施形態においては、z方向に対して垂直である方向(xy平面に含まれる方向)を向いている。また、本実施形態においては、第一サブマウント基板301の側面は、その一部あるいは全てが被覆樹脂によって覆われていることが好ましい。一方、第一サブマウント基板301の頂面301aは、被覆樹脂410から露出していることが好ましい。
図5に示すように、被覆樹脂410は、第二サブマウント基板302の側面少なくとも一部を覆っている。この側面は、主面211が向く方向(z方向)と交差する方向を向く面の一例であり、本実施形態においては、z方向に対して垂直である方向(xy平面に含まれる方向)を向いている。また、本実施形態においては、第二サブマウント基板302の側面は、その一部あるいは全てが被覆樹脂によって覆われていることが好ましい。一方、第二サブマウント基板302の頂面302aは、被覆樹脂410から露出していることが好ましい。
図3に示すように、被覆樹脂410は、その外端縁がケース500の反射面501に接している。本実施形態においては、被覆樹脂410とケース500との接合部分のうち主面211からz方向上方に最も離間した部位は、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320のいずれの部位よりも主面211からz方向上方に離間している。すなわち、被覆樹脂410とケース500との接合部分のうち主面211からz方向上方に最も離間した部位と主面211との距離H0は、第一LEDチップ310のうち主面211から最も離間した部位と主面211との距離H1、および第二LEDチップ320のうち主面211から最も離間した部位と主面211との距離H2のいずれよりも大となっている。
被覆樹脂410は、反射面411を有している。反射面411は、第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302それぞれの側面上端付近からケース500の反射面501に向かうほどz方向において基材210から遠ざかるようになだらかに傾斜している。
封止樹脂420は、各ケース500によって囲まれた領域において、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320を覆っている。封止樹脂420は、たとえば透明なエポキシ樹脂またはシリコーン樹脂などに蛍光材料が混入された材質からなる。この蛍光材料は、たとえば第一LEDチップ310からの青色光によって励起されることにより、緑色光を発する。なお、本発明で言う緑色光は、その波長域がたとえば500nm〜565nm程度である。
本実施形態においては、封止樹脂420に含まれる上記蛍光材料は、硫化物系の蛍光材料である。硫化物系の蛍光材料は、カルシウムサルファイド(CaS)、ジンクサルファイド(ZnS)、ストロンチウムサルファイド(SrS)、ストロンチウムチオガレート(SrGa2S4)、および、カルシウムチオガレート(CaGa2S4)からなる群より選択される1以上の硫化物を含む。蛍光体を構成する硫化物系の蛍光材料は、Eu、Tb、Sm、Pr、Dy、およびTmのうちの少なくとも一元素がドーピングされた材料である。
緑色光を発する蛍光材料の場合、上記蛍光材料は、たとえば、ユーロピウムがドーピングされたストロンチウムチオガレート(SrGa24:Eu)、または、ユーロピウムがドーピングされたカルシウムチオガレート(CaGa24:Eu)よりなる。緑色光を発する蛍光材料にドーピングされる元素は、Euに限定されず、Tb、Sm、Pr、Dy、およびTmのいずれかであってもよい。
次に、LED光源モジュール101の作用について説明する。
本実施形態によれば、第一LEDチップ310から発せられた光のうちxy平面に略沿って第二LEDチップ320に向かって進行する光は、第二LEDチップ320の第二チップ基板324を透過することが可能である。このため、第一LEDチップ310からの光をより多く出射させることが可能であり、LED光源モジュール101の高輝度化あるいは色調の多彩化を図ることができる。
第二チップ基板324は、第二LEDチップ320の大部分を占める部位である。また、第二チップ基板324の材質であるサファイアは、第一LEDチップ310からの青色光を特に透過しやすい。したがって、第一LEDチップ310からの青色光が吸収されることを抑制するのに合理的である。
第二チップ基板324が、z方向において第一LEDチップ310と重なる位置にあることにより、第一LEDチップ310からxy平面に沿って進行してきた光を好適に透過させることができる。
第一LEDチップ310の第一チップ基板314は、第二LEDチップ320からの赤色光を透過させことが可能である。したがって、第二LEDチップ320からの光をより多く出射させることができる。
封止樹脂420は、第一LEDチップ310からの光によって励起されることにより緑色光を発する。第二LEDチップ320の第二チップ基板324は、この緑色光を透過させることが可能である。これは、LED光源モジュール101からの白色光を所望の色合いとするのに有利である。
本実施形態によれば、第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302の側面は、そのほとんどが被覆樹脂410によって覆われている。第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302は、可視光を吸収しやすいSiからなるが、第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302によって第一LEDチップ310や第二LEDチップ320、あるいは封止樹脂420からの光が吸収されることを防止することができる。また、第一サブマウント基板301の頂面301aおよび第二サブマウント基板302の頂面302aにAlからなるコーティングが施されていることは、第一LEDチップ310や第二LEDチップ320、あるいは封止樹脂420からの光の吸収を阻止し、これらを反射することができるという利点がある。
また、封止樹脂420は、硫化物からなる蛍光材料を含んでいる。このような硫化物は、鮮やかな緑色光を発するのに良好な特性を有する一方、多くの金属を硫化させる点が懸念される。本実施形態においては、硫化を受けうる配線層240が、被覆樹脂410におって覆われており、封止樹脂420からは隔離されている。このため、配線層240は硫化を受けるおそれが非常に少ない。
被覆樹脂410は、ケース500の反射面501の少なくとも一部を覆っている。特に、距離H0が、距離H1および距離H2に対して上述した関係とされることにより、被覆樹脂410はケース500の反射面501の大部分を覆う構成となっている。これにより、第一LEDチップ310からの青色光、第二LEDチップ320からの赤色光および封止樹脂420からの緑色光がケース500に到達することを抑制することができる。ケース500の材質として好適なエポキシ樹脂は、被覆樹脂410の材質として好適なシリコーン樹脂よりも光による劣化が顕著である。本実施形態によれば、ケース500が光によって劣化されることを抑制可能であり、より長期間においてLED光源モジュール101を適切に発光させることができる。
図6〜図15は、本発明に係るLED光源モジュールの他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図6および図7は、本発明の第二実施形態に基づくLED光源モジュールを示している。本実施形態のLED光源モジュール102は、基板200の構成が上述した実施形態と異なっている。
基板200は、基材210、メッキ層220、絶縁層230および配線層240からなる。
基材210は、x方向およびy方向に広がり、たとえばx方向に長く延びる長矩形状の金属板であり、たとえばAl、Cu、Feなどからなる。本実施形態においては、基材210の材質としてAlが選択されており、基材210の厚さはたとえば1.0〜1.5mm程度である。基材210は、主面211および裏面215を有する。主面211および裏面215は、z方向において互いに反対方向を向く。基材210には、隆起部212および陥没部216が形成されている。
隆起部212は、主面211よりもz方向上方に隆起した部位であり、本実施形態においては、頂面213および傾斜面214を有する。頂面213は、隆起部212のうちz方向上方にもっとも突出した部位の表面であり、主面211と平行である。本実施形態においては、頂面213は、矩形状である。傾斜面214は、主面211と頂面213とに繋がっており、xy平面に対して傾斜している。隆起部212の主面211からの隆起高さは、たとえば150〜200μmである。
陥没部216は、裏面215よりもz方向上方に凹んだ部位であり、z方向視において隆起部212と重なっている。本実施形態においては、陥没部216は、底面217を有している。底面217は、裏面215と平行であり、本実施形態においては、矩形状である。z方向視において、底面217は、隆起部212に内包されている。また底面217と頂面213とは、z方向視においてそれぞれの外縁が互いにほとんど重なっているか、底面217の外縁が頂面213の外縁に対して若干内側に位置している。陥没部216の裏面215からの陥没深さは、たとえば150〜200μmである。
メッキ層220は、隆起部212の頂面213を覆っており、Cu,Ni,Pd,Auなどの金属からなる。本実施形態においては、メッキ層220は、Ni,Pd,Auが積層されている。
絶縁層230は、基材210の主面211を覆っており、絶縁性樹脂あるいはSiO2などの絶縁材料からなる。絶縁層230には、開口231が形成されている。開口231は、隆起部212の少なくとも一部を露出させるために設けられており、本実施形態においては、隆起部212の頂面213を露出させている。一方、隆起部212の傾斜面214は、絶縁層230によって覆われている。絶縁層230の厚さは、たとえば100μm程度である。
配線層240は、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320への導通経路を形成するものであり、Cu,Ni,Pd,Auなどの金属からなる。配線層240は、絶縁層230上に形成されており、本実施形態においては、絶縁層230のうち主面211を覆う平坦な部位に形成されている。図3に示すように、本実施形態においては、配線層240は、下地層251とメッキ層252とを有している。下地層251は、絶縁層230上に形成されており、たとえばCu箔が貼り付けられた層である。なお、下地層251をメッキによって形成してもよい。下メッキ層252は、下地層251上に形成されており、メッキ層220と同様にNi,Pd,Auが積層されている。後述するように、本実施形態においては、配線層240のメッキ層252と基板200のメッキ層220とは同一の工程によって一括して形成される。
第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302は、メッキ層220を介して、ともに隆起部212の頂面213に支持されている。第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302とメッキ層220とは、金属接合層341によって接合されている。第一LEDチップ310に接続された一方のワイヤ390は、図6においてy方向手前もしくは奥方に位置する配線層240の図示しない適所にボンディングされている。また、第二LEDチップ320に接続された一方のワイヤ390は、図6においてy方向手前もしくは奥方に位置する配線層240の図示しない適所にボンディングされている。
次に、LED光源モジュール102の製造方法の一例について、図8〜図12を参照しつつ以下に説明する。
まず、図8に示すように金属板210’を用意する。金属板210’は、たとえばAl、Cu、Feなどからなる。本実施形態においては、金属板210’の材質としてAlが選択されており、金属板210’の厚さはたとえば1.0〜1.5mm程度である。金属板210’は、z方向において互いに反対方向を向く主面211’および裏面215’を有する。次いで、主面211’を覆うように絶縁層230’を形成する。絶縁層230’は、絶縁性樹脂あるいはSiO2などの絶縁材料からなる。絶縁層230’の厚さは、たとえば100μm程度である。次いで、絶縁層230’を覆うように下地層251’を形成する。下地層251’の形成は、たとえば絶縁層230’上にCu箔を貼り付けることによってなされる。
次いで、下地層251’にたとえばエッチングを用いたパターニングを施すことにより、図9に示すように下地層251を形成する。なお、あらかじめパターンニングが施されたCu箔を絶縁層230’に貼り付けることによって下地層251を形成してもよい。次いで、図10に示すように、金型610,620を用いて金属板210’を加工する。金型610は、上面が矩形状である。金型620は、矩形状の凹部621を有している。凹部621は、z方向視において金型610の上面よりも若干大となっている。金属板210’の裏面215’側に金型610を配置し、金属板210’の主面211’側に金型620を配置する。そして、金型610と金型620とを接近させることにより、金属板210’に金型610の上面を嵌入させる。これにより、隆起部212と陥没部216とを有する基材210が得られる。金型610の上面が接していた部位が陥没部216の底面217となる。また、金型610に対応して金型620の凹部621に進入した部位の表面が頂面213となる。この際、本実施形態においては、下地層251は、金型620のうち凹部621を避けた位置と当接しており、変形されない。絶縁層230’は、隆起部212に沿った形状に変形される。
次いで、絶縁層230’の一部を除去することにより、図11に示すように絶縁層230を形成する。絶縁層230’の一部を除去する処理は、たとえばスキージ630を用いてなされる。スキージ630の下端縁は、y方向に平行に長く延びている。このスキージ630の下端縁をz方向において頂面213と同じか、若干下方に位置させた状態で、スキージ630をx方向に移動させる。これにより、絶縁層230’のうち頂面213よりもz方向上方に位置する部分がスキージ630によって除去される。この結果、頂面213のみを露出させる開口231を有する絶縁層230が形成される。本実施形態においては、下地層251は、頂面213よりも十分にz方向下方に位置するため、スキージ630には接触しない。
次いで、図12に示すように、メッキ層220およびメッキ層252を形成する。メッキ層220およびメッキ層252は、たとえば電解メッキによって形成される。このため、導電体である基材210の頂面213および下地層251を覆うように、ともにNi,Pd,Auからなるメッキ層220および下地層251が形成され、絶縁層230上には形成されない。以上の工程を経ることにより、基材210、メッキ層220、絶縁層230および配線層240からなる基板200が得られる。
この後は、ケース500の形成、第一サブマウント基板301および第一LEDチップ310の搭載、第二サブマウント基板302および第二LEDチップ320の搭載、被覆樹脂410の形成、ワイヤ390のボンディングおよび封止樹脂420の形成を経ることにより、LED光源モジュール102が得られる。
このような実施形態によっても、LED光源モジュール102の高輝度化および色調の多彩化を図ることができる。また、第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302は、絶縁層230を介することなく隆起部212に支持されている。これにより、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320からの伝熱が絶縁層230によって妨げられることがない。したがって、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320からの放熱を促進することが可能であり、LED光源モジュール102の高輝度化を図ることができる。
配線層240は、絶縁層230上に形成されており、隆起部212(基材210)を避けた位置に配置されている。このため、金属からなる基材210と配線層240とが不当に導通することを回避することができる。
隆起部212のうち頂面213が絶縁層230から露出しており、頂面213以外の部分は絶縁層230に覆われている。これにより、主面211と平行である頂面213に第一サブマウント基板301および第一LEDチップ310と第二サブマウント基板302および第二LEDチップ320を搭載する作業を容易に行うことができる。なお、絶縁層230の除去方法によっては、頂面213のみならず、傾斜部214も絶縁層から露出する場合がある。
隆起部212の裏側に位置する陥没部216を有する構成は、図10に示すように金属板210’の裏面215’側から金型610を押圧することにより容易に隆起部212を形成することができるという利点がある。
図13は、本発明の第三実施形態に基づくLED光源モジュールを示している。本実施形態のLED光源モジュール103は、第一サブマウント基板301および第二サブマウント基板302を備えていない。このため、第一LEDチップ310および第二LEDチップ320は、金属接合層341を介してメッキ層220にそれぞれ接合されている。
被覆樹脂410は、配線層240および絶縁層230を覆っている一方、隆起部212の頂面213に形成されたメッキ層220を露出させている。このため、メッキ層220は、封止樹脂420と接している。
本実施形態においては、メッキ層220は、基材210側から順に積層されたNi層、Pd層およびAu層からなる。上記Ni層は、頂面213に直接形成されており、厚さがたとえば5μm程度である。上記Pd層は上記Ni層上に形成されており、厚さがたとえば0.1μm程度である。上記Au層は上記Pd層上に形成されており、厚さがたとえば0.1μm程度である。同様に、配線層240のメッキ層252は、下地層251側から順に積層されたNi層、Pd層およびAu層からなる。これらのNi層、Pd層およびAu層の構成は、メッキ層220と同様である。
このような実施形態によっても、LED光源モジュール103の高輝度化および色調の多彩化を図ることができる。本実施形態においては、メッキ層220が封止樹脂420と接触する。しかし、メッキ層220は、その表層が硫化に対する耐性が比較的高いAu層とされている。したがって、メッキ層220が封止樹脂420の蛍光材料によって硫化されることを防止することができる。
図14は、本発明の第四実施形態に基づくLED光源モジュールを示している。本実施形態のLED光源モジュール104は、上述したLED光源モジュール101と比較して、被覆樹脂410を備えない点が主な相違点である。
被覆樹脂410を備えないため、配線層240および絶縁層230は、封止樹脂420と接している。
本実施形態においては、配線層240は、基材210側から順に積層されたNi層、Pd層およびAu層からなる。上記Ni層は、頂面213に直接形成されており、厚さがたとえば5μm程度である。上記Pd層は上記Ni層上に形成されており、厚さがたとえば0.1μm程度である。上記Au層は上記Pd層上に形成されており、厚さがたとえば0.1μm程度である。また、上記Ni層と絶縁層230との間にCu層を設けることが好ましい。
このような実施形態によっても、LED光源モジュール104の高輝度化および色調の多彩化を図ることができる。被覆樹脂410を備えない構成であっても、配線層240およびメッキ層220の表層がAu層とされている。これにより、配線層240およびメッキ層220が封止樹脂420によって硫化されることを防止することができる。
図15は、本発明の第五実施形態に基づくLED光源モジュールを示している。本実施形態のLED光源モジュール105は、比較的小型のモジュールとして構成されることにより、電子機器の点光源として用いられるものである。この点において、上述したLED光源モジュール101〜104が、x方向に長く延びるバー状光源として構成されている点と異なる。
本実施形態においては、リード270およびリード280によって本発明で言う導通支持部材が構成されている。リード270およびリード280は、金属からなり、たとえば母材としてのCu板にNiやAuなどのメッキが施されている。
リード270は、主面271および端子部275を有している。主面271は、z方向上方を向いており、第二サブマウント基板302を介して第二LEDチップ320を支持している。端子部275は、LED光源モジュール105を図示しない回路基板などに実装するために用いられる。
リード280は、主面281および端子部285を有している。主面281は、z方向上方を向いており第一サブマウント基板301を介して第一LEDチップ310を支持している。端子部285は、LED光源モジュール105を図示しない回路基板などに実装するために用いられる。
ケース500は、リード270およびリード280の一部ずつを覆っており、これらを相対的に固定する役割を果たしている。
このような実施形態によっても、このような実施形態によっても、LED光源モジュール105の高輝度化および色調の多彩化を図ることができる。
本発明に係るLED光源モジュールは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED光源モジュールの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明に係るLED光源モジュールは、比較的小型のモジュールとして構成されることにより、電子機器の点光源として用いられるもの、細長い導通支持部材に複数のLEDチップが配置されることにより細長いバー状光源として用いられるもの、導通支持部材に複数のLEDチップがマトリクス状に配置されることにより、面状光源として用いられるもの、などがある。上記バー状光源の具体的な用途の一例としては、平板状の導光板の側面に正対する位置にLED光源モジュールが配置されることにより、この導光板から面状光を出射する構成が挙げられる。この導光板に重ねられた液晶パネルに上記面状光を透過させることにより、LED光源モジュールは、液晶表示装置の光源として機能する。また、上記面状光源の具体的な用途の一例としては、液晶パネルとLED光源モジュールを重ねて配置することにより、LED光源モジュールは液晶表示装置のバックライトとして機能する。これらの用途はあくまで一例であり、本発明に係るLED光源モジュールは、様々な用途に種々の形態によって用いられる。
101 LED光源モジュール
102 LED光源モジュール
103 LED光源モジュール
104 LED光源モジュール
105 LED光源モジュール
200 基板
210 基材
210’ 金属板
211 主面
212 隆起部
213 頂面
214 傾斜面
215 裏面
216 陥没部
217 底面
220 メッキ層
230 絶縁層
230’ 絶縁層
231 開口
240 配線層
251 メッキ層
252 メッキ層
260 レジスト層
270 リード
280 リード
271 主面
281 主面
301 第一サブマウント基板
302 第二サブマウント基板
310 第一LEDチップ
312 第一上面電極
313 第一上面電極
314 第一チップ基板
315 第一半導体層
320 第二LEDチップ
322 第二上面電極
323 第二上面電極
324 第二チップ基板
325 第二半導体層
341 金属接合層
342 接合層
390 ワイヤ
410 被覆樹脂
411 反射面
420 封止樹脂
500 ケース
501 反射面
610 金型
620 金型
630 スキージ
710 単機能素子
790 コネクタ

Claims (23)

  1. 主面を有する導通支持部材と、
    上記主面側において上記導通支持部材に支持され、かつ上記導通支持部材を経由して電力が供給される第一および第二LEDチップと、
    上記導通支持部材に支持され、上記第一および第二LEDチップを囲むケースと、
    上記ケースに囲まれた領域において上記第一および第二LEDチップを覆う封止樹脂と、を備えており、
    上記第二LEDチップから発せられる光の波長は、上記第一LEDチップから発せられる光の波長よりも長く、
    上記第二LEDチップは、上記第一LEDチップからの光を透過する材質からなる第二チップ基板と、このチップ基板上に積層された第二半導体層と、を有することを特徴とする、LED光源モジュール。
  2. 上記第二チップ基板は、サファイアからなる、請求項1に記載のLED光源モジュール。
  3. 上記第二チップ基板は、上記主面が向く方向において上記第一LEDチップと重なる位置にある、請求項1または2に記載のLED光源モジュール。
  4. 上記第二LEDチップは、赤色光を発する、請求項1ないし3のいずれかに記載のLED光源モジュール。
  5. 上記第一LEDチップは、青色光を発する、請求項4に記載のLED光源モジュール。
  6. 上記第一LEDチップは、サファイアまたはGaNからなる第一チップ基板と、この第一チップ基板上に積層された第一半導体層と、を有する、請求項5に記載のLED光源モジュール。
  7. 上記第二チップ基板は、上記主面が向く方向において上記第一チップ基板と重なる位置にある、請求項6に記載のLED光源モジュール。
  8. 上記第一LEDチップは、上記第一半導体層上に形成された2つの第一上面電極を有する、請求項6または7に記載のLED光源モジュール。
  9. 上記第二LEDチップは、上記第二半導体層上に形成された2つの第二上面電極を有する、請求項8に記載のLED光源モジュール。
  10. 上記封止樹脂は、上記第一LEDチップから発せられる光によって励起されることにより、上記第一LEDチップから発せられる光の波長とは異なり、かつ上記第二LEDチップから発せられる光の波長よりも短い波長の光を発する蛍光材料を含む、請求項4ないし9のいずれかに記載のLED光源モジュール。
  11. 上記蛍光材料は、硫化物からなる、請求項10に記載のLED光源モジュール。
  12. 上記蛍光材料は、緑色光を発する、請求項11に記載のLED光源モジュール。
  13. 上記第一LEDチップと上記導通支持部材との間に介在する第一サブマウント基板と、
    上記第二LEDチップと上記導通支持部材との間に介在する第二サブマウント基板と、
    上記封止樹脂と上記導通支持部材の上記主面との間に介在するとともに、上記第一サブマウント基板および上記第二サブマウント基板それぞれのうち上記主面が向く方向と交差する方向を向く側面の少なくとも一部を覆う被覆樹脂と、
    をさらに備える、請求項1ないし12のいずれかに記載のLED光源モジュール。
  14. 上記被覆樹脂は、白色である、請求項13に記載のLED光源モジュール。
  15. 上記被覆樹脂と上記ケースとの接合部分のうち上記主面から最も離間した部位は、上記第一および第二LEDチップのいずれの部位よりも上記主面から離間している、請求項13または14に記載のLED光源モジュール。
  16. 上記導通支持部材は、基材とこの基材上に形成された配線層とを有する、請求項1ないし15のいずれかに記載のLED光源モジュール。
  17. 上記基材は、金属からなり、
    上記導通支持部材は、上記基材と上記配線層との間に介在する絶縁層を有する、請求項16に記載のLED光源モジュール。
  18. 上記基材は、上記主面よりも隆起した隆起部を有し、
    上記第一および上記第二LEDチップは、上記隆起部によって支持されている、請求項17に記載のLED光源モジュール。
  19. 上記隆起部は、上記主面と平行である頂面と、この頂面および上記主面を繋ぐ傾斜面と、を有しており、
    上記第一および上記第二LEDチップは、上記頂面に支持されている、請求項18に記載のLED光源モジュール。
  20. 上記絶縁層は、上記隆起部のうち上記頂面を露出させている、請求項19に記載のLED光源モジュール。
  21. 上記基材は、その厚さ方向において上記隆起部の反対側に位置し、上記厚さ方向視において上記隆起部に重なる陥没部を有する、請求項20に記載のLED光源モジュール。
  22. 上記陥没部は、上記主面と平行である底面を有する、請求項21に記載のLED光源モジュール。
  23. 上記底面は、上記厚さ方向視において上記隆起部に内包されている、請求項22に記載のLED光源モジュール。
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