JP2015011678A - 入力装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作によって入力情報の選択が可能な入力装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】第1の入力情報を受け付けるための表示画像に対してタッチ操作が行われた場合、タッチ操作された箇所に対応する情報が、第1の入力情報に特定される。次に、表示画像に対してタッチ操作された箇所からドラッグ操作が行われた場合、ドラッグ操作による移動量に応じた情報が、第2の入力情報に特定される。そして、それぞれ特定された情報が設定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示部及びタッチセンサを備え、入力情報を受け付ける入力装置、及び該入力装置をコンピュータで実現するためのプログラムに関する。
近年、タッチパネルを用いたGUI(Graphical User Interface)機能が、携帯電話機、携帯端末装置、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置等、種々の機器に搭載されている。このような機器は、現在の日時を表示するための時計機能を有する場合が多く、時計機能にて表示される現在の日時をユーザが設定するための入力機能も備えている。例えば、特許文献1では、タッチパネル式ディスプレイを用いて、直感的かつ簡単な操作で時刻設定できる装置が提案されている。
特許文献1に開示された装置では、ディスプレイに表示された入力画像に対してユーザがタッチ操作(押圧)した箇所に応じて時刻の時/分の数値がそれぞれ設定される。具体的には、まず時描画ウィンドウが表示され、時描画ウィンドウに対してユーザがタッチ操作した箇所に応じた数値が時刻の時の数値に設定される。その後、分描画ウィンドウが表示され、分描画ウィンドウに対してユーザがタッチ操作した場合、タッチ操作した箇所に応じた数値の前後の複数の数値を含む分詳細描画ウィンドウが表示され、分詳細ウィンドウに対してユーザがタッチ操作した箇所に応じた数値が時刻の分の数値に設定される。
特開2012−225873号公報
特許文献1に開示された装置では、時描画ウィンドウ、分描画ウィンドウ及び分詳細ウィンドウ等の複数ウィンドウを適宜切り替えて表示する必要があり、またユーザは、時刻の時の数値及び分の数値を選択するためにそれぞれのウィンドウに対してタッチ操作を行う必要がある。即ち、時刻の時/分の数値のように複数の情報を設定(選択)する場合、複数の表示画面を切り替える必要があると共に、ユーザはタッチ操作を複数回行う必要があるという問題を有する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、入力情報を選択する際にユーザが行う操作の簡略化が可能な入力装置及びプログラムを提供することにある。
本発明に係る入力装置は、表示部及びタッチセンサを備え、入力情報を受け付ける入力装置において、第1の入力情報を受け付けるための表示画像を前記表示部に表示する表示制御部と、前記表示画像に対してタッチ操作された箇所を前記タッチセンサにて検出する第1検出部と、該第1検出部が検出した箇所に応じた前記第1の入力情報を特定する第1特定部と、前記第1検出部が検出した箇所からの移動操作に係る移動量を前記タッチセンサにて検出する第2検出部と、該第2検出部が検出した移動量に応じた第2の入力情報を特定する第2特定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る入力装置は、前記表示制御部は、前記第1検出部が前記箇所を検出した場合、前記箇所からの移動操作に係る移動方向へ伸びる線と、前記第2の入力情報として選択対象となる情報とを前記表示画像に付加することを特徴とする。
本発明に係る入力装置は、前記第1特定部が特定した前記第1の入力情報、及び前記第2特定部が特定した前記第2の入力情報を設定する設定部を備えることを特徴とする。
本発明に係る入力装置は、前記第1特定部が前記第1の入力情報を特定した場合、及び/又は、前記第2特定部が前記第2の入力情報を特定した場合、特定した入力情報を前記表示部に表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、表示部及びタッチセンサと接続可能なコンピュータに、入力情報を受け付けさせるためのプログラムにおいて、前記コンピュータに、第1の入力情報を受け付けるための表示画像を前記表示部に表示するステップと、前記表示画像に対してタッチ操作された箇所を前記タッチセンサにて検出する第1検出ステップと、該第1検出ステップで検出した箇所に応じた前記第1の入力情報を特定するステップと、前記第1検出ステップで検出した箇所からの移動操作に係る移動量を前記タッチセンサにて検出する第2検出ステップと、該第2検出ステップで検出した移動量に応じた第2の入力情報を特定するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明では、表示部に表示された表示画像に対するタッチ操作及び該タッチ操作に係る箇所からの移動操作(ドラッグ操作)に基づいて、複数の入力情報の指定(選択)が可能である。これにより、ユーザは、例えばフリック操作(フリック入力)のように、一連のタッチ操作及び移動操作を1回行うことによって複数の入力情報を指定(選択)できるので、入力情報を指定(選択)する際のユーザの操作が簡略化される。
実施形態1に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。 電子機器による時刻設定処理の手順を示すフローチャートである。 電子機器による時刻設定処理の手順を示すフローチャートである。 時刻設定画面例を示す模式図である。 メジャーの説明図である。 時刻設定画面の変形例を示す模式図である。 実施形態2の時刻設定画面例を示す模式図である。 実施形態3の時刻設定処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の時刻設定処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の時刻設定画面例を示す模式図である。 実施形態3の時刻設定画面例を示す模式図である。 実施形態4の時刻設定処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態4の時刻設定画面例を示す模式図である。 実施形態5に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。 実施形態6の月日設定画面例を示す模式図である。 曜日設定画面例を示す模式図である。
以下に、本発明に係る入力装置及びプログラムについて、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
以下に、本発明に係る入力装置を適用した実施形態1の電子機器について説明する。本実施形態1では、電子機器が、第1の入力情報として時刻(例えば現在時刻)の時の数値を受け付け、第2の入力情報として時刻の分の数値を受け付けて時刻を設定する構成である場合を例に説明する。なお、本発明に係る入力装置を適用できる電子機器は、時刻の時/分の数値を受け付けて時刻を設定する構成の電子機器に限らない。
図1は、実施形態1に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。本実施形態1の電子機器は、制御部10、RAM(Random Access Memory)11、記憶部12、表示制御部13、入力制御部14、出力制御部15、演算部16、時刻設定部17、UI(User Interface)生成部18等を有し、それぞれはバスを介して互いに接続されている。
本実施形態1の電子機器は、例えば、携帯電話、スマートフォン、携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機であるが、液晶ディスプレイ13a及びタッチパネル14aを有する機器であればどのような機器でもよい。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processor Unit)等である。制御部10は、記憶部12に記憶されている制御プログラムを適宜RAM11にロードして実行することにより上述のハードウェア各部を制御すると共に、本発明に係る入力装置としての動作を実行する。
RAM11は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM11は、制御部10による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。例えば、RAM11には、タッチパネル14aに対して例えばユーザの指がタッチ操作及びドラッグ操作を行った場合に得られるタッチ情報、現在時刻を表示する際に用いる時刻情報等が記憶される。記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリである。記憶部12は、制御部10が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。例えば、記憶部12には、液晶ディスプレイ13aに各種画面を表示する際に用いる表示画像情報及びフォント情報等が記憶されている。
表示制御部13には液晶ディスプレイ(表示部)13aが接続されている。表示制御部13は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)ドライバであり、制御部10からの指示に従って各種情報を液晶ディスプレイ13aに表示させる。なお、表示制御部13には、液晶ディスプレイ13aの代わりに、プラズマディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイが接続されていてもよく、この場合、表示制御部13は、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイ用のドライバとなる。
入力制御部14にはタッチパネル14aが接続されている。タッチパネル14aは、静電容量方式、抵抗膜方式、電磁誘導方式又は赤外線方式等の各種のタッチセンサである。入力制御部14は、例えばタッチパネルドライバであり、タッチパネル14aに対して例えばユーザの指が接触したか否か(タッチ操作が行われたか否か)を検出し、ユーザの指がタッチパネル14aに接触した場合、タッチパネル14aの表面に対する接触位置(以下、操作位置という)に係る座標情報を算出する。本実施形態1では、タッチパネル14aに対してタッチ操作する操作体をユーザの指を例に説明するが、操作体は所定のペン等であってもよい。また操作位置に係る座標情報は、例えば、タッチパネル14aの座標軸原点を正面視左上角とし、左から右へ向かう方向をx軸正方向とし、上から下へ向かう方向をy軸正方向としたx座標値及びy座標値で示すことができる。入力制御部14は、算出した座標情報を随時制御部10へ送出する。なお、ユーザの指がタッチパネル14aに対して連続して接触している場合、例えば、ユーザが自身の指にてドラッグ操作(移動操作)を行っている場合、入力制御部14は、所定時間間隔(例えば、数10m秒、数100m秒毎)で操作位置の座標情報を算出する。
なお、電子機器は、タッチパネル14a以外に機械式の操作ボタンを備えており、機械式の操作ボタンも入力制御部14に接続されている。機械式の操作ボタンがユーザによって操作(例えば押下)された場合、入力制御部14は、操作されたボタンに応じた信号を制御部10へ送出し、制御部10は、受信した信号に応じて、いずれの操作ボタンが操作されたかを把握する。
出力制御部15にはスピーカ15aが接続されている。出力制御部15は、制御部10からの指示に従って各種の音声データに基づく音声をスピーカ15aに出力させる。
演算部16は、制御部10からの指示に従って各種の演算処理を行う。例えば、演算部16は、表示制御部13によって液晶ディスプレイ13aに表示中の画面情報と、入力制御部14によって算出された操作位置に係る座標情報とに基づいて、ユーザが選択した情報を特定する処理を行う。
時刻設定部17は、制御部10からの指示に従って時刻の設定を行う。具体的には、RAM11に時刻情報として、午前又は午後の情報、時刻の時の数値及び時刻の分の数値が記憶されており、時刻設定部17は、RAM11に記憶された時刻情報に基づいて、現在時刻を設定する。なお、電子機器は、現在時刻を示す時計機能を有しており、時刻設定部17は、時計機能に対して現在時刻の設定を行う。
UI生成部18は、制御部10からの指示に従って、液晶ディスプレイ13aに表示すべき画面情報(UI情報)を生成する。UI情報は、例えば、電子機器の動作状態、ユーザに対して通知すべき情報、タッチパネル14aを介して受け付けるべき各種の情報等を液晶ディスプレイ13aに表示するための情報である。UI生成部18にて生成された画面情報は、制御部10による指示に従って表示制御部13へ送出されて液晶ディスプレイ13aに表示される。
上述した演算部16、時刻設定部17及びUI生成部18は、専用のハードウェア回路にて構成されてもよいし、記憶部12に記憶してある本発明に係るプログラムを制御部10が実行することによって実現されるソフトウェア機能として構成されてもよい。
以下に、本実施形態1の電子機器において、タッチパネル14aに対するユーザの操作に基づいて現在時刻を設定する際の処理について説明する。なお、ここでは、現在時刻の設定処理を例に説明するが、同様の処理によって、目覚まし時計のアラーム設定、スケジュール設定、タイマー設定等を行うこともできる。
図2及び図3は、電子機器による時刻設定処理の手順を示すフローチャートであり、図4は、時刻設定処理の実行時に表示される時刻設定画面例を示す模式図である。なお、以下では、時刻設定画面に対してユーザがタッチ操作した位置に応じて時刻の時の数値が設定され、タッチ操作からのドラッグ操作における移動量に応じて時刻の分の数値が設定される処理を例に説明する。しかしながら、時刻設定処理は、このような処理に限定されない。また、図4に示す時刻設定画面例は、一例であり、図4に示す画面構成に限定されない。
ユーザは、電子機器に対して現在時刻の設定を行う場合、タッチパネル14a又は機械式の操作ボタンに対して所定の操作を行うことによって、時刻設定処理の実行を電子機器に対して指示する。
電子機器の制御部(表示制御部)10は、時刻設定処理を開始した場合、UI生成部18にて時刻設定画面を生成し、液晶ディスプレイ13aに表示させる(S1)。
図4Aには時刻設定画面の初期状態を示しており、時刻設定画面には、時計の文字盤が表示されている。時計の文字盤は、図4Aに示す例では、円形の文字盤であり、円と、該円の中心を通り該円を扇形状に12分割(12等分)する6本の線分と、12分割された前記円の各領域に割り当てられた1〜12(1時,2時…12時)の数値とを含んでいる。なお、1〜12の数値は、各領域に対応する位置にそれぞれ配置されている。図4Aに示す例では、1〜12の各数値は、各線分の両端に対応付けてそれぞれ表示されており、例えば1及び2の間の円弧を有する扇形状の領域には「1」(1時)が対応付けられ、2及び3の間の円弧を有する扇形状の領域には「2」(2時)が対応付けられている。なお、図4Aには、12及び6の数値が、円の真上及び真下の位置に表示された文字盤を示しているが、1〜12の数値と各領域との対応が明確であれば、1〜12の数値が円に対してどのような位置に表示されていてもよい。また、時計の文字盤は、円形に限らない。
また図4Aに示す例では、設定された時刻をデジタル表示するためのデジタル表示欄Tが表示されており、時刻設定画面の初期状態では、デジタル表示欄Tには時刻は表示されない。なお、デジタル表示欄Tは、時刻設定画面に設けられていなくてもよい。更に、図4に示す例では、時計の文字盤は、12個の領域に分割され、各領域に1時〜12時がそれぞれ割り当てられているが、24個の領域に分割し、各領域に1時〜24時(0時)をそれぞれ割り当ててもよい。なお、分割される領域の数は、設定すべき項目に対する選択対象の数に合わせて必要な数とすることができる。
制御部10は、入力制御部14にてタッチパネル14aに対してユーザのタッチ操作が行われたか否かを判断する(S2)。タッチ操作が行われていないと判断した場合(S2:NO)、制御部10は、タッチ操作が行われるまで待機する。
タッチ操作が行われたと判断した場合(S2:YES)、制御部10は、入力制御部(第1検出部)14にてタッチパネル14aに対するユーザの操作位置の座標情報を算出する(S3)。制御部10は、算出した座標情報に基づいて演算部16にて、ユーザの操作位置が、時刻設定画面中の文字盤のいずれかの領域内にあるか否かを判断する(S4)。操作位置が文字盤の領域内にないと判断した場合(S4:NO)、制御部10は、ステップS2に処理を戻す。
操作位置がいずれかの領域内にあると判断した場合(S4:YES)、制御部10は、ステップS3で算出した座標情報に基づいて演算部16にて、ユーザの操作位置を含む領域(操作領域)を特定する(S5)。具体的には、演算部16は、ユーザの操作位置(タッチ操作された箇所)の座標情報と、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面中の文字盤の情報とに基づいて、操作領域を特定する。
制御部(第1特定部)10は、特定した操作領域に対応付けられている数値(図4に示す例では、1〜12のいずれか)を、時刻の時の数値に確定し(S6)、RAM11に時刻情報として記憶する。制御部10は、確定した時刻の時の数値を時刻設定画面中のデジタル表示欄Tに表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面を更新する(S7)。図4Bには更新後の時刻設定画面の例と、タッチ操作を行うユーザの指Fの一部とを示している。なお、図4Bに示す例では、ユーザの操作位置は「1」(1時)に対応する領域内であり、デジタル表示欄Tには「1:00」が表示されている。
次に制御部10は、時刻の分の数値をユーザが指定する際の目安となる直線状のメジャー(物差し)を表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面の上に重ねて表示する(S8)。図4Cにはメジャーが表示された時刻設定画面の例を示している。また図5は、メジャーの説明図であり、図5Aにはメジャーの拡大図を示す。
図4Cに示す例では、メジャーは、ユーザがタッチ操作した箇所(操作位置)から文字盤の円の中心に向かう線分(直線)を含み、時刻の分の数値として選択可能な数値、具体的には0〜60の数値が、線分上の、操作位置からの距離に応じた各位置にそれぞれ付与されている。なお、メジャーの表示が煩雑にならないように、図4Cに示す例では、0〜60の数値のうちで、0,10,20,30,40,50,60のみがそれぞれの位置に表示してある。
具体的には、図5Aに示すように、ユーザの指Fで隠れない位置に、ユーザの操作位置と文字盤の円の中心とを結ぶ線分に平行で所定の長さの線分が表示され、この線分に対して、操作位置に対応する位置に0の数値が表示されている。また、この線分の他端の位置に60の数値が表示され、0が表示された箇所と60が表示された箇所との間を6分割(6等分)した各位置にそれぞれ10,20,30,40,50の数値が表示されている。メジャーが表示された場合、ユーザはメジャーに沿って自身の指Fを文字盤の中心(円の中心)に向かう方向に移動させるドラッグ操作を行うことによって、時刻の分の数値を選択(指定)できる。なお、メジャーは、ユーザがタッチ操作した箇所から文字盤の中心に向かう方向に伸びる構成に限らず、ユーザがタッチ操作した箇所から任意の方向に伸びる構成でよく、ユーザは、表示されたメジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよい。
制御部10は、入力制御部14にてタッチパネル14aに対してユーザのドラッグ操作が開始されたか否かを判断する(S9)。ドラッグ操作が開始されていないと判断した場合(S9:NO)、制御部10は、タッチ操作が終了したか否かを判断する(S10)。タッチ操作が終了したと判断した場合(S10:YES)、即ち、ユーザはタッチパネル14aに対してタッチ操作のみを行った場合、制御部10は、ステップS6で確定した時刻の時の数値に基づいて、時刻設定部(設定部)17にて現在時刻を設定し(S16)、処理を終了する。図4Bに示す状態でタッチ操作が終了した場合、現在時刻として1:00が設定される。なお、現在時刻において午前/午後の設定は、時刻設定画面の前又は後に別の設定画面を介して行われる。
タッチ操作が終了していないと判断した場合(S10:NO)、制御部10は、ステップS9に処理を戻し、ドラッグ操作が開始されるか、タッチ操作が終了するまで、ステップS9,S10の処理を継続する。
ドラッグ操作が開始されたと判断した場合(S9:YES)、制御部10は、入力制御部14にてタッチパネル14aに対するユーザの現在の操作位置の座標情報を算出する(S11)。そして制御部10は、算出した座標情報に基づいて演算部16にて、設定すべき時刻の分の数値を算出する(S12)。図5Bは、時刻の分の数値を算出する方法の説明図を示す。図5Bに示す例において、例えばステップS3で算出した操作位置が指F0の位置であり、ステップS11で算出した操作位置が指F1の位置であった場合、演算部(第2検出部)16はまず、指F0の位置と指F1の位置との直線距離(ユーザのドラッグ操作における移動量)を算出する。制御部(第2特定部)10は、ステップS8で表示させたメジャーにおける「1」(1分)に対する距離(1分当たりの長さ)を把握しており、演算部16が算出した距離(指F0の位置と指F1の位置との直線距離)から、1分に対する距離を除算することにより、ユーザのドラッグ操作に応じて設定すべき時刻の分の数値を算出する。なお、指F0の位置と指F1の位置との直線距離ではなく、F0の位置と指F1の位置とを結ぶ線分において、表示させたメジャーに沿った長さを用いて、設定すべき時刻の分の数値を算出してもよい。また、メジャーに割り振られた(付与された)各数値に対応する各位置と、ドラッグ操作中の現在位置とを比較し、現在位置に最も近い位置の数値を時刻の分の数値としてもよい。
制御部10は、算出した時刻の分の数値を時刻設定画面中のデジタル表示欄Tに表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面を更新する(S13)。図4Dには更新後の時刻設定画面の例を示しており、デジタル表示欄Tには「1:30」が表示されている。
制御部10は、入力制御部14にてタッチパネル14aに対してユーザのドラッグ操作が終了したか否かを判断しており(S14)、終了していないと判断した場合(S14:NO)、ステップS11に処理を戻す。制御部10は、ユーザがドラッグ操作を行っている間、ユーザの現在の操作位置を算出する処理(ステップS11)を入力制御部14にて所定時間毎に行う。そして、制御部10は、現在の操作位置を算出する都度、ステップS12〜S14の処理を行う。これにより、ユーザのドラッグ操作に応じた時刻が所定時間毎にデジタル表示欄Tに更新されるので、ユーザは、デジタル表示欄Tの表示時刻によって、自身のドラッグ操作にて現在指定されている時刻(特に、分の数値)を確認できる。よってユーザは、所望の時刻がデジタル表示欄Tに表示された場合にドラッグ操作を終了すればよい。
ドラッグ操作が終了したと判断した場合(S14:YES)、制御部10は、ステップS12で算出した数値を、時刻の分の数値に確定し(S15)、RAM11に時刻情報として記憶する。その後、制御部10は、ステップS6で確定した時刻の時の数値及びステップS15で確定した時刻の分の数値に基づいて、時刻設定部(設定部)17にて現在時刻を設定し(S16)、処理を終了する。図4Dに示す状態でドラッグ操作が終了した場合、現在時刻として1:30が設定される。なお、現在時刻において午前/午後の設定は、時刻設定画面の前又は後に別の設定画面を介して行われる。
上述したように設定された現在時刻は、例えば、時計機能によって液晶ディスプレイ13aに時計が表示される場合に時計機能によって使用される。
上述した処理により、本実施形態1の電子機器では、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作によって時刻の時の数値が設定され、タッチ操作からのドラッグ操作によって時刻の分の数値が設定される。即ち、フリック操作(フリック入力)のように、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって時刻の設定が可能であるので、時刻を設定する際の操作性が向上する。また、時刻の分の数値を設定する際に表示画面に目安となるメジャーを表示させるので、ユーザはメジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよく、操作性がよい。
上述した処理では、タッチパネル14aに対してユーザがタッチ操作を行った場合に、時刻の分の数値を指定するためのメジャーを時刻設定画面上に表示させていた。これにより、ユーザは、タッチ操作によって時刻の時の数値を指定した後に、時刻の分の数値を指定するためにどちらの方向にドラッグ操作を行えばよいかを容易に把握できる。しかし、このほかに、タッチパネル14aに対してユーザがタッチ操作を行い、その後にドラッグ操作を開始した場合にメジャーを表示させる構成でもよい。この場合、ユーザが開始したドラッグ操作における操作方向(移動方向)に伸びる構成のメジャーを表示させてもよい。このような構成とした場合、ユーザは、任意の方向へのドラック操作によって時刻の分の数値(第2の入力情報)を指定することができる。
上述の実施形態1において、時刻の分の数値は、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作の位置を0分とし、時刻設定画面中の文字盤の中心に向かう方向へのドラッグ操作による移動距離(移動量)に応じて0〜59分のいずれかが指定されていた。しかし、このような構成に限らない。図6は、時刻設定画面の変形例を示す模式図であり、図6に示すメジャーは、図4C,Dに示したメジャーの変形例である。
図6に示す時刻設定画面中のメジャーは、図4Cに示すメジャーと同様の線分だけでなく、ユーザの操作位置(タッチ操作位置)から文字盤の円の中心に向かう方向とは反対の方向にも伸びる線分(直線)を含む。また、線分において、反対方向に伸びる部分には、操作位置からの距離に応じた各位置に−10,−20が表示してある。なお、表示可能であれば、−10,−20だけでなく、−30,−40,−50,−60の数値もそれぞれ操作位置からの距離に応じた各位置に表示してもよい。
このような時刻設定画面に対して、ユーザはメジャーに沿って自身の指Fを移動させるドラッグ操作を行うことによって、時刻の分の数値を、0〜59の数値からだけでなく、図6に示す例では−20〜59の数値から選択(指定)できる。なお、このような構成では、制御部10は、ユーザのタッチ操作位置からドラッグ操作による移動距離だけでなく、移動方向も考慮して時刻の分の数値を算出する。図6に示す画面において、指F0の位置でタッチ操作が行われ、指F1の位置までドラッグ操作が行われた場合、タッチ操作の操作位置は「1時」に対応する領域であり、ドラッグ操作にて「−20分」が指定されたことにより、現在時刻として12:40が設定される。
上述の実施形態1では、時刻設定画面中の文字盤が12個の領域に分割されており、各領域にそれぞれ1時〜12時が割り当てられていた。このほかに、時刻設定画面中の文字盤を24個の領域に分割し、各領域にそれぞれ1時〜24時(0時)が割り当てられる構成でもよい。この場合、時刻設定画面に対するユーザのタッチ操作によって、時刻の時の数値として、1〜24(0)のいずれかを選択できる。
(実施形態2)
以下に、実施形態2の電子機器について説明する。本実施形態2の電子機器は、液晶ディスプレイ13aに表示される時刻設定画面の構成と、時刻設定画面を介して時刻の分の数値が算出される処理とが、上述の実施形態1の電子機器と相異する。従って、時刻設定画面の構成及び時刻設定画面を介して時刻の分の数値が算出される処理についてのみ説明し、その他の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、実施形態2の時刻設定画面例を示す模式図であり、図7A,Bに示す時刻設定画面は、図4C,Dに示した時刻設定画面の変形例である。
図7に示す時刻設定画面中のメジャーは、文字盤の円と同心円で、ユーザがタッチ操作した箇所(操作位置)を通る円を含み、時刻の分の数値として選択可能な数値(0〜59の数値)が、円弧上の、操作位置からの距離に応じた各位置にそれぞれ付与されている。なお、メジャーの表示が煩雑にならないように、図7に示す例では、0〜59の数値のうちで、0から5刻みの各数値のみがそれぞれの位置に表示してある。
具体的には、操作位置に対応する位置に0の数値が表示されており、時計回りに30°ずつ移動した各位置にそれぞれ5,10,15…50,55の数値が表示されている。このようなメジャーが表示された時刻設定画面に対して、ユーザはメジャーに沿って自身の指Fを時計回りに移動させるドラッグ操作を行うことによって、時刻の分の数値を選択(指定)できる。
本実施形態2の電子機器は、上述の実施形態1と同様に、図2及び図3のフローチャートに示した処理を行うことにより、タッチパネル14aに対するユーザの操作(タッチ操作及びドラッグ操作)に基づいて現在時刻を設定できる。
なお、本実施形態2では、図3中のステップS12において、制御部10は、ステップS3で算出した操作位置(タッチ操作された位置)と、ステップS11で算出した操作位置(ドラッグ操作中の現在位置)との間の円弧上の移動距離(メジャーに沿った移動量)を演算部16にて算出する。また制御部10は、算出した円弧上の移動距離から、円状のメジャーにおける「1」(1分)に対する距離(1分当たりの長さ)を除算することにより、ユーザのドラッグ操作に応じて設定すべき時刻の分の数値を算出する。図7に示すように、タッチ操作された位置が図7Aに示す指Fの位置であり、ドラッグ操作中の現在位置が図7Bに示す指Fの位置であった場合、時刻の分の数値として「10」が算出される。
よって、本実施形態2において、図7Aに示す状態でタッチ操作が行われ、図7Bに示す状態でドラッグ操作が終了した場合、タッチ操作の操作位置は「1」(1時)に対応する領域であり、ドラッグ操作にて「10分」が指定されたことにより、現在時刻として1:10が設定される。本実施形態2においても、現在時刻において午前/午後の設定は、時刻設定画面の前又は後に別の設定画面を介して行われる。
上述した処理により、本実施形態2の電子機器においても、フリック操作のように、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって時刻の設定が可能であるので、時刻を設定する際の操作性が向上する。また、時刻の分の数値を設定する際にユーザはメジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよく、操作性がよい。
上述した処理において、時刻の分の数値を算出する際に、タッチ操作された位置からドラッグ操作中の現在位置までの円弧上の移動距離を用いるほかに、円弧上の移動角度を用いてもよい。また、メジャーに割り振られた各数値に対応する各位置と、ドラッグ操作中の現在位置とを比較し、現在位置に最も近い位置の数値を時刻の分の数値としてもよい。
本実施形態2においても、上述の実施形態1において図6で示した変形例と同様の変形例の適用が可能である。具体的には、図7に示す時刻設定画面に対して、ユーザはメジャーに沿って時計回りだけでなく反時計回りへのドラッグ操作も可能であり、反時計回りにドラック操作を行った場合に、0〜−59の数値から時刻の分の数値を選択できるようにしてもよい。
(実施形態3)
以下に、実施形態3の電子機器について説明する。本実施形態3では、電子機器が、第1の入力情報として時刻の時の数値及び分のおおまかな数値を受け付け、第2の入力情報として時刻の分の詳細な数値を受け付けて時刻を設定する構成である場合を例に説明する。本実施形態3の電子機器は、上述の実施形態1の電子機器と同様の構成にて実現可能であり、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
以下に、本実施形態3の電子機器において、タッチパネル14aに対するユーザの操作に基づいて現在時刻を設定する際の処理について説明する。図8及び図9は、実施形態3の時刻設定処理の手順を示すフローチャートであり、図10及び図11は、実施形態3の時刻設定画面例を示す模式図である。
本実施形態3の電子機器において、制御部10は、時刻設定処理を開始した場合、UI生成部18にて時刻設定画面を生成し、液晶ディスプレイ13aに表示させる(S21)。図10Aには本実施形態3の時刻設定画面の初期状態を示しており、時刻設定画面には、時計の文字盤と、デジタル表示欄Tとが表示されている。
本実施形態3の時刻設定画面の文字盤は、6つの同心円、該同心円の中心を通り該同心円を扇形状に12分割(12等分)する6本の線分(直線)、12分割された各領域に割り当てられた1〜12の数値、それぞれの同心円に割り当てられた0,10,20,30,40,50の数値を含む。図10Aに示す例では、上述の実施形態1において図4に示した例と同様に、1〜12の各数値は、各線分の両端に対応付けてそれぞれ表示されている。また、0,10,20,30,40,50の各数値は、半径が大きい順に各同心円上に表示されており、例えば0が割り当てられた円から10が割り当てられた円を除いた領域には「0」(0分)が対応付けられており、10が割り当てられた円から20が割り当てられた円を除いた領域には「10」(10分)が対応付けられている。なお、本実施形態3においても、時刻設定画面中の文字盤は円形に限らない。また、時刻の分のおおまかな数値の選択対象となる0,10,20,30,40,50の各数値は、半径が大きい順に各同心円に割り当てられる構成に限らず、半径が小さい順に各同心円に割り当てられてもよい。また、同心円に限らず、任意の形状の各領域に割り当てられる構成でもよい。
本実施形態3の制御部10は、上述の実施形態1において図2のフローチャート中のステップS2〜S5の処理と同様に、ステップS22〜S25の処理を行う。
なお、本実施形態3では、ステップS25において、制御部10は、6つの同心円と6本の線分とで分割される72個の領域から、ステップS23で算出したユーザの操作位置を含む領域(操作領域)を特定する。図10Bに示す例では、「1」(1時)が割り当てられた扇形状の領域のうちで、「10」(10分)が割り当てられた領域が操作領域に特定される。
制御部10は、特定した領域に対応付けられている数値をそれぞれ時刻の時の数値及び分の数値(おおまかな数値)に確定し(S26)、RAM11に時刻情報として記憶する。具体的には、扇形状の各領域に割り当てられている数値を時刻の時の数値に確定し、各同心円に割り当てられている数値を時刻の分の数値に確定する。図10Bに示す例では、時刻の時の数値に1が確定し、分の数値に10が確定する。
制御部10は、確定した時刻の時及び分の数値を時刻設定画面中のデジタル表示欄Tに表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面を更新する(S27)。図10Bに示す時刻設定画面のデジタル表示欄Tには「1:10」が表示されている。
次に制御部10は、時刻の分の詳細な数値をユーザが指定する際の目安となる直線状の詳細メジャー(物差し)を表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面の上に重ねて表示する(S28)。図11Aには詳細メジャーが表示された時刻設定画面の例を示している。詳細メジャーは、実施形態1におけるメジャーと同様の構成を有し、ユーザがタッチ操作した箇所(操作位置)から文字盤の円の中心に向かう線分(直線)を含む。また詳細メジャーには、時刻の分の詳細な数値として選択可能な0〜9の各数値が、線分上の、操作位置からの距離に応じた各位置にそれぞれ付与されている。詳細メジャーが表示された場合、ユーザはメジャーに沿って自身の指Fを文字盤の中心(円の中心)に向かう方向に移動させるドラッグ操作を行うことによって、時刻の分の詳細な数値を選択(指定)できる。なお、図11Aに示す状態では、1:10から1:19までの時刻が設定可能である。
制御部10は、上述の実施形態1において図2のフローチャート中のステップS9〜S11の処理と同様に、ステップS29〜S31の処理を行う。
制御部10は、ステップS31で算出したユーザの現在の操作位置(座標情報)に基づいて演算部16にて、設定すべき時刻の分の詳細な数値を算出する(S32)。例えばステップS23で算出した操作位置(タッチ操作された位置)が図11Aに示す指Fの位置であり、ステップS31で算出した操作位置(ドラッグ操作中の現在位置)が図11Bに示す指Fの位置であった場合、演算部16は、時刻の分の詳細な数値として「5」を算出する。具体的には、演算部16は、2つの位置間の直線距離(ユーザのドラッグ操作における移動量)を算出し、算出した距離から、詳細メジャーにおける1分当たり距離を除算する。これにより、ユーザのドラッグ操作に応じて設定すべき時刻の分の詳細な数値を算出できる。なお、2つの位置間の直線距離ではなく、2つの位置を結ぶ線分において、詳細メジャーに沿った長さを用いて、設定すべき時刻の分の詳細な数値を算出してもよい。また、詳細メジャーに割り振られた(付与された)各数値に対応する各位置と、ドラッグ操作中の現在位置とを比較し、現在位置に最も近い位置の数値を時刻の分の詳細な数値としてもよい。
制御部10は、算出した時刻の分の詳細な数値を時刻設定画面中のデジタル表示欄Tに表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面を更新する(S33)。図11Bには更新後の時刻設定画面の例を示しており、デジタル表示欄Tには「1:15」が表示されている。
制御部10は、上述の実施形態1において図2のフローチャート中のステップS14の処理と同様に、ステップS34の処理を行い、ユーザのドラッグ操作が終了したと判断した場合(S34:YES)、制御部10は、ステップS32で算出した数値を、時刻の分の詳細な数値に確定し(S35)、RAM11に時刻情報として記憶する。その後、制御部10は、上述の実施形態1において図2のフローチャート中のステップS16の処理と同様に、ステップS36の処理を行い、処理を終了する。なお、図11Bに示す状態でドラッグ操作が終了した場合、現在時刻として1:15が設定される。本実施形態3においても、現在時刻において午前/午後の設定は、時刻設定画面の前又は後に別の設定画面を介して行われる。
上述した処理により、本実施形態3の電子機器では、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作によって時刻の時の数値及び分の大まかな数値が設定され、タッチ操作からのドラッグ操作によって時刻の分の詳細な数値が設定される。即ち、フリック操作(フリック入力)のように、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって時刻の設定が可能であるので、時刻を設定する際の操作性が向上する。また、時刻の分の詳細な数値を設定する際に表示画面に目安となる詳細メジャーを表示させるので、ユーザは詳細メジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよく、操作性がよい。
本実施形態3においても、上述の実施形態1において図6で示した変形例と同様の変形例の適用が可能である。具体的には、本実施形態3の詳細メジャーを、図6に示したメジャーと同様の構成とし、ユーザが詳細メジャーに沿って文字盤の中心に向かう方向だけでなく、逆方向へのドラッグ操作を行うことによって、時刻の分の詳細な数値を、例えば−9〜9の数値から選択できるようにしてもよい。
また、本実施形態3において、上述の実施形態2における円状のメジャーと同様に、円状の詳細メジャーを表示させる構成としても、同様の処理が可能であり、同様の効果が得られる。
(実施形態4)
以下に、実施形態4の電子機器について説明する。本実施形態4では、電子機器が、第1の入力情報として時刻の時の数値及び、午前/午後の選択を受け付け、第2の入力情報として時刻の分の数値を受け付けて時刻を設定する構成である場合を例に説明する。本実施形態4の電子機器は、上述の実施形態1の電子機器と同様の構成にて実現可能であり、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
以下に、本実施形態4の電子機器において、タッチパネル14aに対するユーザの操作に基づいて現在時刻を設定する際の処理について説明する。図12は、実施形態4の時刻設定処理の手順を示すフローチャートであり、図13は、実施形態4の時刻設定画面例を示す模式図である。なお、図12には本実施形態4の時刻設定処理の手順の一部を示す。
本実施形態4の電子機器においても、制御部10は、時刻設定処理を開始した場合、UI生成部18にて時刻設定画面を生成し、液晶ディスプレイ13aに表示させる(S41)。図13Aには本実施形態4の時刻設定画面の初期状態を示しており、時刻設定画面には、時計の文字盤と、デジタル表示欄Tとが表示されている。
本実施形態4の時刻設定画面の文字盤は、2つの同心円、該同心円の中心を通り該同心円を扇形状に12分割(12等分)する6本の線分(直線)、12分割された各領域に割り当てられた1〜12の数値、それぞれの同心円に割り当てられたAM(午前),PM(午後)の文字を含む。図13Aに示す例では、上述の実施形態1において図4に示した例と同様に、1〜12の各数値は、各線分の両端に対応付けてそれぞれ表示されている。また、AMの文字は半径が大きい円上に、PMの文字は半径が小さい円上にそれぞれ表示されており、半径が大きい円から半径が小さい円を除いた領域にはAMが対応付けられており、半径が小さい円にはPMが対応付けられている。
本実施形態4の制御部10は、上述の実施形態1において図2のフローチャート中のステップS2〜S5の処理と同様に、ステップS42〜S45の処理を行う。
なお、本実施形態4では、ステップS45において、制御部10は、2つの同心円と6本の線分とで分割される24個の領域から、ステップS43で算出したユーザの操作位置を含む領域(操作領域)を特定する。図13Bに示す例では、「1」(1時)が割り当てられている扇形状の領域のうちで、PMが割り当てられている領域が操作領域に特定される。
制御部10は、特定した領域に対応付けられている数値を、時刻の時の数値に確定し、特定した領域に対応付けられているAM又はPMに基づいて、午前又は午後を確定し(S46)、RAM11に時刻情報として記憶する。図13Bに示す例では、時刻の時の数値に1が確定し、午前/午後の別に午後が確定する。
制御部10は、確定した時刻の時及び午前/午後のいずれかを時刻設定画面中のデジタル表示欄Tに表示するための情報をUI生成部18にて生成して表示制御部13へ送出し、液晶ディスプレイ13aに表示中の時刻設定画面を更新する(S47)。図13Bに示す時刻設定画面のデジタル表示欄Tには「1:00 PM」が表示されている。
その後、制御部10は、図3のフローチャート中のステップS8に処理を移行し、上述の実施形態1と同様に、ステップS8〜S16の処理を行う。
なお、図13Cには、本実施形態4の時刻設定処理において、メジャーが表示された時刻設定画面の例を示しており、図13Dには、ユーザがドラッグ操作を行っている状態を示している。本実施形態4において、図13B,Cに示す状態でタッチ操作が行われ、図13Dに示す状態でドラッグ操作が終了した場合、現在時刻として1:30PMが設定される。
上述した処理により、本実施形態4の電子機器では、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作によって時刻の時の数値の設定と、午前/午後の指定(選択)とが行われ、タッチ操作からのドラッグ操作によって時刻の分の数値が設定される。即ち、フリック操作(フリック入力)のように、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって時刻の設定が可能であるので、時刻を設定する際の操作性が向上する。また、時刻の分の数値を設定する際にユーザはメジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよく、操作性がよい。
本実施形態4においても、上述の実施形態1において図6で示した変形例と同様の変形例の適用が可能である。具体的には、本実施形態4のメジャーを、図6に示したメジャーと同様の構成とし、ユーザがメジャーに沿って文字盤の中心に向かう方向だけでなく、逆方向へのドラッグ操作を行うことによって、時刻の分の数値を、例えば−60〜60の数値から選択できるようにしてもよい。
また、本実施形態4において、上述の実施形態2における円状のメジャーと同様に、円状のメジャーを表示させる構成としても、同様の処理が可能であり、同様の効果が得られる。
(実施形態5)
以下に、実施形態5の電子機器について説明する。図14は、実施形態5に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。本実施形態5の電子機器は、例えばパーソナルコンピュータであり、図1に示した構成のほかに、外部メモリであるUSB(Universal Serial Bus)メモリ19aの接続が可能なUSBインタフェース19を備える。なお、USBインタフェース19以外の構成は、上述の実施形態1の電子機器と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。なお、USBインタフェース19の代わりに、CD−ROMドライバ又はDVDドライバ等を備える構成であってもよい。
USBメモリ19aは、上述の実施形態1〜4で説明した電子機器を実現するために必要な本発明に係る制御プログラムを記憶している。電子機器の制御部10は、USBインタフェース19を介して、USBメモリ19aから制御プログラムを読み出して記憶部12に格納させる。制御部10は、記憶部12に格納された制御プログラムをRAM11に読み出して順次実行する。これにより、本実施形態5の電子機器は、上述の実施形態1〜4で説明した各電子機器と同様の動作を行うことができ、同様の効果が得られる。
なお、電子機器は、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続するための通信部を有していてもよい。この場合、制御部10は、上述の実施形態1〜4で説明した電子機器を実現するために必要な本発明に係る制御プログラムを、通信部にてネットワークからダウンロードして記憶部12に格納させてもよい。
また、本実施形態5の電子機器は、液晶ディスプレイ13a及びタッチパネル14aを内部には備えず、外部の液晶ディスプレイ13a及びタッチパネル14aと外部接続される構成でもよい。
(実施形態6)
以下に、実施形態6の電子機器について説明する。上述の実施形態1〜5の電子機器は、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作及びドラッグ操作に基づいて時刻(例えば、現在時刻)を設定する構成であった。これに対して、本実施形態6では、電子機器が、第1の入力情報として月日(例えば現在月日)の月の数値を受け付け、第2の入力情報として月日の日の数値を受け付けて月日を設定する構成である場合を例に説明する。即ち、本実施形態6の電子機器は、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作及びドラッグ操作に基づいて日付(現在月日)を設定する構成である。なお、本実施形態6の電子機器は、上述の実施形態1における時刻設定部17の代わりに月日設定部(図示せず)を備え、RAM11に時刻情報の代わりに月日情報を記憶する点で、上述の実施形態1の電子機器と相異する。なお、その他の構成は、上述の実施形態1の電子機器と同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態6の電子機器は、上述の実施形態1〜5における時刻設定画面の代わりに月日設定画面を液晶ディスプレイ13aに表示し、月日設定画面を介して受け付けた情報(ユーザのタッチ操作及びドラッグ操作に係る情報)に基づいて月日を設定する。
図15は、実施形態6の月日設定画面例を示す模式図である。図15Aには、本実施形態6の電子機器の制御部10が月日設定処理を開始した場合にUI生成部18にて生成し、液晶ディスプレイ13aに表示させる初期画面の例を示す。なお、制御部10は、ユーザがタッチパネル14a又は機械式の操作ボタンに対して所定の操作を行うことによって月日設定処理の実行を指示した場合に、月日設定処理を実行する。
図15Aに示す月日設定画面は、上述の実施形態1において図4Aに示した時刻設定画面と同様の構成であるが、デジタル表示欄Tの代わりに日付表示欄Dを有する。なお、本実施形態6の月日設定画面は、図4Aに示した時刻設定画面における文字盤と同様の文字盤を有するが、文字盤の円の各領域に割り当てられている1〜12の数値は、1月,2月…11月,12月をそれぞれ示している。従って、月日設定画面の文字盤において、1及び2の間の円弧を有する扇形状の領域には1月が対応付けられており、2及び3の間の円弧を有する扇形状の領域には2月が対応付けられている。なお、図15Aには、12及び6の数値が、円の真上及び真下の位置に表示された文字盤を示しているが、1〜12の数値と各領域との対応が明確であれば、1〜12の数値が円に対してどのような位置に表示されていてもよい。なお、本実施形態6においても、月日設定画面中の文字盤は円形に限らない。
図15B,Cには、月日設定画面が液晶ディスプレイ13aに表示された状態でユーザがタッチパネル14aに対してタッチ操作を行った場合の画面例を示しており、図15B,Cに示す例では、ユーザの操作位置(タッチ操作の位置)は1月に対応する領域内であるので、日付表示欄Dには「1月 日」が表示されている。また、図15Cに示すように、ユーザがタッチ操作を行った場合、月日(日付)の日の数値をユーザが指定する際の目安となる直線状のメジャー(物差し)が月日設定画面の上に表示される。月日設定画面上に表示されるメジャーは、上述の実施形態1において図4Cに示した時刻設定画面上のメジャーと同様の構成であるが、メジャーに付与される数値は、月日の日の数値として選択可能な数値、具体的には1〜31の数値である。なお、図15Cに示す例では、1,5,10,15,20,25,30の数値のみが表示されており、各数値は、ユーザのタッチ操作位置からの距離に応じた各位置にそれぞれ表示されている。よって、ユーザは表示されたメジャーに沿って自身の指Fを移動させるドラッグ操作を行うことによって、月日の日の数値を選択(指定)できる。
本実施形態6の電子機器は、上述の実施形態1において図2及び図3のフローチャートに示した処理と同様の処理を行うことにより、タッチパネル14aに対するユーザの操作(タッチ操作及びドラッグ操作)に基づいて日付(例えば、現在月日)を設定する。
具体的には、本実施形態6では、図2中のステップS6において、制御部10は、ステップS5で特定した領域に対応する数値を、月日の月の数値に確定する(S6)。なお、本実施形態6では、RAM11に月日情報を記憶しており、制御部10は、確定した月の数値を月日情報としてRAM11に記憶しておく。また、図2中のステップS7において、制御部10は、確定した月日の月の数値を月日設定画面中の日付表示欄Dに表示するための情報を生成して表示中の月日設定画面を更新する(S7)。
また、図3中のステップS12において、制御部10は、ステップS3で算出した操作位置(タッチ操作された位置)と、ステップS11で算出した操作位置(ドラッグ操作中の現在位置)とに基づいて演算部16にて、設定すべき月日の日の数値を算出する(S12)。なお、月日の日の数値を算出する方法は、上述の実施形態1において時刻の分の数値を算出する方法と同様である。具体的には、2つの操作位置間の直線距離(メジャーに沿った移動量)から、メジャーにおける「1」(ここでは1日)に対する距離(1日当たりの距離)を除算することによって月日の日の数値が算出される。また、図3中のステップS13において、制御部10は、確定した月日の日の数値を月日設定画面中の日付表示欄Dに表示するための情報を生成して表示中の月日設定画面を更新する(S13)。
更に制御部10は、図3中のステップS15において、ステップS12で算出した数値を、月日の日の数値に確定し(S15)、図3中のステップS16において、ステップS6で確定した月日の月の数値及びステップS15で確定した月日の日の数値に基づいて、月日設定部にて日付を設定する(S16)。
よって、本実施形態6において、図15Bに示す状態でタッチ操作が行われ、図15Dに示す状態でドラッグ操作が終了した場合、タッチ操作の操作位置は「1月」に対応する領域であり、ドラッグ操作にて「15日」が指定されたことにより、日付として1月15日が設定される。
上述した処理により、本実施形態6の電子機器では、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作によって日付の月の数値が設定され、タッチ操作からのドラッグ操作によって日付の日の数値が設定される。即ち、フリック操作のように、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって日付の設定が可能であるので、日付を設定する際の操作性が向上する。また、日付の日の数値を設定する際に表示画面に目安となるメジャーを表示させるので、ユーザはメジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよく、操作性がよい。
本実施形態6は、上述の実施形態1の変形例として説明したが、上述の実施形態2〜5に対しても同様に変更することにより、月日(日付)を設定する機能を有する電子機器を実現することができる。
また本実施形態6においても、上述の実施形態1において図6で示した変形例と同様の変形例の適用が可能である。具体的には、図15に示す月日設定画面に対して、ユーザはメジャーに沿って文字盤の中心に向かう方向だけでなく、反対方向へのドラッグ操作も可能であり、反対方向へのドラック操作を行った場合に、例えば0〜−31の数値から月日の日の数値を選択できるようにしてもよい。この場合、例えばタッチ操作によって1月が指定された場合であっても、1つ前の12月の日付の設定が可能となる。
上述した実施形態1〜6では、電子機器が、タッチパネル14aに対するユーザの操作に従って、時計機能にて表示される時刻(現在時刻)又は日付(現在月日)を設定する構成を例に説明した。しかし、同様の処理によって、目覚まし時計のアラーム設定、スケジュール設定、タイマー設定等を行う構成とすることもできる。また、本発明に係る入力装置によって設定される情報は、時刻及び月日に限らない。例えば、曜日の設定、タイムゾーンの設定等も同様の処理によって行うことができる。
以下に、タッチパネル14aに対するユーザの操作に従って、曜日を設定する構成について説明する。図16は、曜日設定画面例を示す模式図である。図16に示す曜日設定画面は、図15に示した月日設定画面の変形例であり、第1の入力情報として月日(例えば、現在月日)の月の数値を受け付け、第2の入力情報として曜日の選択を受け付けるための画面である。従って、図16に示す曜日設定画面中の日付表示欄Dには、「月( )」が表示されている。
図16Aには、曜日設定画面の初期状態を示しており、図16B,Cには、初期状態の曜日設定画面が液晶ディスプレイ13aに表示されている状態でユーザがタッチパネル14aに対してタッチ操作を行った場合の画面例を示している。図16B,Cに示す例では、ユーザの操作位置(タッチ操作の位置)は1月に対応する領域内であるので、日付表示欄Dには「1月( )」が表示されている。
また、図16Cに示すように、ユーザがタッチ操作を行った場合、第2の入力情報としていずれかの曜日をユーザが指定する際の目安となる直線状のメジャー(物差し)が曜日設定画面の上に表示される。曜日設定画面上に表示されるメジャーは、上述の実施形態1において図4Cに示した時刻設定画面上のメジャーと同様の構成であるが、メジャーに付与される数値は、曜日として選択可能な情報、具体的には月、火、水…日である。よって、ユーザは表示されたメジャーに沿って自身の指Fを移動させるドラッグ操作を行うことによって、任意の曜日を選択(指定)できる。
よって、図16Bに示す状態でタッチ操作が行われ、図16Dに示す状態でドラッグ操作が終了した場合、タッチ操作の操作位置は「1月」に対応する領域であり、ドラッグ操作にて「木曜日」が指定されたことにより、曜日として1月の木曜日(1月(木))が設定される。
よって、図16に示す曜日設定画面を用いることにより、タッチパネル14aに対するユーザのタッチ操作によって日付の月の数値が設定され、タッチ操作からのドラッグ操作によって任意の曜日が設定される。即ち、フリック操作のように、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって月の数値及び曜日の設定が可能であるので、操作性が向上する。また、曜日を設定する際に表示画面に目安となるメジャーを表示させるので、ユーザはメジャーに沿ってドラッグ操作を行えばよく、操作性がよい。
上述したように、本発明に係る入力装置を適用した電子機器によれば、ユーザが一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって、時刻、月日、月及び曜日等の入力(選択、指定)が可能となる。なお、本発明に係る入力装置は、表示画面に対するユーザのタッチ操作に応じて第1の入力情報を受け付け、タッチ操作からのドラック操作に応じて第2の入力情報を受け付けるので、複数の入力情報によって設定される情報であれば、上述したように時刻、月日、月及び曜日等の入力に限らない。
本発明に係る入力装置は、表示部(13a)及びタッチセンサ(14a)を備え、入力情報を受け付ける入力装置において、第1の入力情報を受け付けるための表示画像を前記表示部(13a)に表示する表示制御部(10)と、前記表示画像に対してタッチ操作された箇所を前記タッチセンサ(14a)にて検出する第1検出部(14)と、該第1検出部(14)が検出した箇所に応じた前記第1の入力情報を特定する第1特定部(10)と、前記第1検出部(14)が検出した箇所からの移動操作に係る移動量を前記タッチセンサ(14a)にて検出する第2検出部(16)と、該第2検出部(16)が検出した移動量に応じた第2の入力情報を特定する第2特定部(10)とを備えることを特徴とする。
本発明では、表示画像に対してタッチ操作された箇所に基づいて、第1の入力情報が特定され、タッチ操作された箇所からの移動操作に係る移動量に基づいて、第2の入力情報が特定される。よって、表示画像に対するタッチ操作及び該タッチ操作に係る箇所からの移動操作(ドラッグ操作)に基づいて、複数の入力情報の選択(指定)が可能であり、入力情報を選択(指定)する際のユーザの操作が簡略化される。
本発明に係る入力装置は、前記表示制御部(10)は、前記第1検出部(14)が前記箇所を検出した場合、前記箇所からの移動操作に係る移動方向へ伸びる線と、前記第2の入力情報として選択対象となる情報とを前記表示画像に付加することを特徴とする。
本発明では、表示画像に対してタッチ操作された場合、次のドラッグ操作にて選択(指定)される第2の入力情報として選択対象となる情報が表示される。よって、ユーザは、表示された情報に従ってドラッグ操作を行えばよく、第2の入力情報を選択(指定)する際の操作性がよい。
本発明に係る入力装置は、前記第1特定部(10)が特定した前記第1の入力情報、及び前記第2特定部(10)が特定した前記第2の入力情報を設定する設定部(10)を備えることを特徴とする。
本発明では、表示画像に対するユーザのタッチ操作及びドラッグ操作に応じてそれぞれ特定された入力情報が設定される。よって、一連のタッチ操作及びドラッグ操作を1回行うことによって複数の入力情報の設定が可能であり、入力情報を設定する際のユーザの操作が簡略化される。
本発明に係る入力装置は、前記第1特定部(10)が前記第1の入力情報を特定した場合、及び/又は、前記第2特定部(10)が前記第2の入力情報を特定した場合、特定した入力情報を前記表示部(13a)に表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明では、表示画像に対してタッチ操作された箇所に応じて特定された第1の入力情報、ドラッグ操作に係る移動量に応じて特定された第2の入力情報が表示部(13a)に表示される。よって、ユーザは、現在選択(指定)されている数値を表示部(13a)にて確認できるので、所望の数値を容易に選択(指定)できる。
本発明に係るプログラムは、表示部(13a)及びタッチセンサ(14a)と接続可能なコンピュータに、入力情報を受け付けさせるためのプログラムにおいて、前記コンピュータに、第1の入力情報を受け付けるための表示画像を前記表示部(13a)に表示するステップと、前記表示画像に対してタッチ操作された箇所を前記タッチセンサ(14a)にて検出する第1検出ステップと、該第1検出ステップで検出した箇所に応じた前記第1の入力情報を特定するステップと、前記第1検出ステップで検出した箇所からの移動操作に係る移動量を前記タッチセンサ(14a)にて検出する第2検出ステップと、該第2検出ステップで検出した移動量に応じた第2の入力情報を特定するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明では、プログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることにより、上述した入力装置をコンピュータにて実現することが可能となる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態で記載されている技術的特徴は、お互いに組み合わせることが可能である。
10 制御部(表示制御部、第1特定部、第2特定部、設定部)
14 入力制御部(第1検出部)
16 演算部(第2検出部)
13a 液晶ディスプレイ(表示部)
14a タッチパネル(タッチセンサ)

Claims (5)

  1. 表示部及びタッチセンサを備え、入力情報を受け付ける入力装置において、
    第1の入力情報を受け付けるための表示画像を前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記表示画像に対してタッチ操作された箇所を前記タッチセンサにて検出する第1検出部と、
    該第1検出部が検出した箇所に応じた前記第1の入力情報を特定する第1特定部と、
    前記第1検出部が検出した箇所からの移動操作に係る移動量を前記タッチセンサにて検出する第2検出部と、
    該第2検出部が検出した移動量に応じた第2の入力情報を特定する第2特定部と
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記表示制御部は、前記第1検出部が前記箇所を検出した場合、前記箇所からの移動操作に係る移動方向へ伸びる線と、前記第2の入力情報として選択対象となる情報とを前記表示画像に付加することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1特定部が特定した前記第1の入力情報、及び前記第2特定部が特定した前記第2の入力情報を設定する設定部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. 前記第1特定部が前記第1の入力情報を特定した場合、及び/又は、前記第2特定部が前記第2の入力情報を特定した場合、特定した入力情報を前記表示部に表示するようにしてあることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の入力装置。
  5. 表示部及びタッチセンサと接続可能なコンピュータに、入力情報を受け付けさせるためのプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    第1の入力情報を受け付けるための表示画像を前記表示部に表示するステップと、
    前記表示画像に対してタッチ操作された箇所を前記タッチセンサにて検出する第1検出ステップと、
    該第1検出ステップで検出した箇所に応じた前記第1の入力情報を特定するステップと、
    前記第1検出ステップで検出した箇所からの移動操作に係る移動量を前記タッチセンサにて検出する第2検出ステップと、
    該第2検出ステップで検出した移動量に応じた第2の入力情報を特定するステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017062576A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 カシオ計算機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2018033552A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置及び表示装置

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