JP2015011230A - 現像装置 - Google Patents

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帆 徐
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Abstract

【課題】第1シールが固定部から剥がれることを抑制できる現像装置を提供すること。【解決手段】現像カートリッジ1に、トナーを収容する筐体2と、中心軸線Aについて回転する現像ローラ4と、現像ローラ4の周面と左右方向に沿って接触するロアフィルム84と、ロアフィルム84を筐体2と挟むことにより支持するギアカバー95とを備える。筐体2は、ロアフィルム84を固定する貼付部40を有し、ギアカバー95は、ロアフィルム84の後方部分90と当接する第1延長部115を有する。そして、貼付部40の第2貼付面77の後端縁81およびロアフィルム84の後端部80のそれぞれを、第1延長部115よりも、傾斜方向Xの下流に位置させる。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装備される現像装置に関する。
従来より、電子写真方式のプリンタに着脱可能に装着される現像カートリッジが知られている。現像カートリッジは、トナーを収容する筐体と、筐体に回転可能に支持される現像ローラと、筐体と現像ローラとの間からのトナーの漏れを抑制するためのロアフィルムとを備えている。
このような現像カートリッジとして、例えば、筐体が、開口部を有し、現像ローラが、開口部から露出するように配置され、ロアフィルムが、開口部の縁部と現像ローラとの間に配置され、開口部の縁部に両面テープにより貼着される現像カートリッジが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのような現像カートリッジでは、ロアフィルムが、現像ローラと開口部の縁部との間の隙間を塞いで、その隙間からのトナーの漏れを抑制する。
特開2006−317623号公報
しかるに、近年、現像カートリッジの長寿命化がますます望まれている。しかし、特許文献1に記載の現像カートリッジでは、使用期間の長期化に伴って、両面テープが劣化し、ロアフィルムが開口部の縁部から剥がれてしまう場合がある。
そこで、本発明の目的は、第1シールが固定部から剥がれることを抑制できる現像装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、内部に現像剤を収容するように構成される筐体と、第1方向に延びる回転軸線について回転するように構成される現像ローラと、第1方向に沿って延びており、現像ローラの周面と第1方向に沿って接触するように配置される第1シールと、第1シールを筐体と挟むことにより支持する支持部材と、を備えている。
筐体は、第1シールを固定するための固定部を有している。第1シールは、固定部に固定される第1端部と、第1端部と反対の端部であり、現像ローラの周面と接触する第2端部とを有している。
支持部材は、第1方向に沿って延びており、第1端部と当接するように、第1端部に対して固定部と反対に位置する第1延長部を有している。第2端部から第1端部に向かう第2方向において、固定部および第1シールのそれぞれの第2方向の下流端部は、第1延長部よりも、第2方向の下流に位置している。
このような構成によれば、第1シールの第1端部が固定部に固定され、固定部と第1延長部とが第1端部を挟むので、第1シールの第1端部が、固定部から剥がれることを抑制できる。
また、固定部および第1シールのそれぞれの第2方向の下流端部が、第1延長部よりも、第2方向の下流に位置しているので、第1延長部は、固定部との間において、第1シールを確実に挟むことができる。
従って、例え、長寿命化を図った場合であっても、長期にわたって、第1シールが固定部から剥がれることを抑制できる。
(2)また、第1延長部は、第1端部の第1方向の端部と当接していてもよい。
しかるに、第1シールの第1端部の第1方向の端部は、第1端部のその他の部分と比較して、固定部から剥がれやすい。
しかし、上記の構成によれば、第1延長部が、第1端部の第1方向の端部と当接しており、固定部との間において、第1端部の第1方向の端部を確実に挟むことができる。
そのため、第1端部の第1方向の端部が、固定部から剥がれることを抑制できる。
(3)また、現像ローラは、回転軸線を中心とする回転軸を有していてもよい。この場合、支持部材は、回転軸を支持する軸支持部を有している。
このような構成によれば、支持部材は、回転軸を支持する軸支持部と、固定部と第1端部を挟む第1延長部との両方を有している。そのため、軸支持部と、第1延長部とのそれぞれが別部材として備えられる場合と比較して、部品点数の低減を図ることができる。
(4)また、支持部材は、筐体に組み付けられるときに、支持部材の装着を案内するように構成される案内部を有していてもよい。
このような構成によれば、支持部材が筐体に組み付けられるときに、案内部が支持部材の装着を案内する。そのため、支持部材の筐体に対する組み付け作業の円滑化を図ることができる。
(5)また、筐体と、現像ローラの第1方向の端部の周面との間に配置される第2シールを備えていてもよい。この場合、第1シールの第1方向の端部の少なくとも一部が、第2シール上に固定されている。
このような構成によれば、第2シールが、筐体と現像ローラの第1方向の端部の周面との間に配置され、第1シールの第1方向の端部の少なくとも一部が、第2シール上に固定されている。つまり、第1シールの第1方向の端部の少なくとも一部は、第2シールと現像ローラの第1方向の端部の周面との間に挟まれている。
そのため、第2シール、および、第1シールの第1方向の端部の少なくとも一部が、筐体と現像ローラの第1方向の端部の周面との間からの現像剤の漏れを確実に抑制できる。
しかるに、第1シールの第1方向の端部の少なくとも一部を、第2シール上に固定すると、第2シールにより、第1シールの第1端部に固定部から離れる方向に力が作用する場合がある。
しかし、上記の構成によれば、固定部と第1延長部とが、第1シールの第1端部を挟むので、第1シールの第1端部に固定部から離れる方向に力が作用しても、第1端部が固定部から剥がれることを抑制できる。
そのため、筐体と現像ローラの第1方向の端部の周面との間からの現像剤の漏れを確実に抑制できながら、第1シールの第1端部が固定部から剥がれることを抑制できる。
(6)また、支持部材は、固定部に対して第1延長部の反対に位置し、固定部および第1シールを第1延長部とともに挟む第2延長部を備えていてもよい。
このような構成によれば、第1延長部と第2延長部とが、固定部および第1シールを挟むので、固定部に対する支持部材の相対的な位置精度の向上を図ることができ、ひいては、固定部に固定される第1シールの第1端部と、第1延長部との相対的な位置精度の向上を図ることができる。
そのため、第1延長部と固定部とが、第1シールの第1端部を確実に挟むことができ、第1シールの第1端部が、固定部から剥がれることをより一層確実に抑制できる。
本発明の現像装置によれば、第1シールが固定部から剥がれることを抑制できる。
図1Aは、本発明の現像装置の一実施形態としての現像カートリッジを左後から見た斜視図である。図1Bは、図1Aに示す駆動ユニットを左後から見た分解斜視図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジが装着される画像形成装置の中央断面図である。 図3Aは、図1Aに示す現像カートリッジの右方部分を右後から見た斜視図である。図3Bは、図3Aに示す給電ユニットを右後から見た分解斜視図である。 図4Aは、図1Aに示す現像カートリッジを左後から見た斜視図であって、現像ローラを除いた状態を示す。図4Bは、図4Aに示すサイドシールおよびロアフィルムの左端部の拡大図である。 図5Aは、現像ローラ本体の左端部および左方のサイドシールの側断面図である。図5Bは、現像ローラ本体の右端部および右方のサイドシールの側断面図である。 図6Aは、図1Bに示すギアカバーを右前から見た斜視図である。図6Bは、図3Bに示す現像電極ユニットを左後から見た斜視図である。 図7Aは、図6Bに示す現像電極ユニットを右下から見た斜視図である。図7Bは、図3Bに示す供給電極を左後から見た斜視図である。図7Cは、図7Aに示す軸受部材および現像電極を右後から見た斜視図である。 図8Aは、図3Bに示す供給電極が右側壁に組みついた状態の右側面図である。図8Bは、図8Aに示す右側壁の右側面図である。 図9Aは、図3Aに示す給電ユニットが右側壁に組みついた状態の右側面図である。図9Bは、図9Aに示すA−A断面図である。 図10Aは、図9Aに示すB−B断面図である。図10Bは、図9Aに示すC−C断面図である。
1.現像カートリッジの概略
現像装置の一例としての現像カートリッジ1は、図1Aおよび図2に示すように、筐体2と、現像ローラ4と、供給ローラ5と、層厚規制ブレード6とを備えている。
なお、以下の説明において、現像ローラ4が配置されている方を、現像カートリッジ1の後方とし、その反対を現像カートリッジ1の前方とする。また、現像カートリッジ1を前方から見たときを基準として左右を規定する。具体的には、現像カートリッジ1の方向に関し、各図に示した矢印方向を基準とする。なお、左右方向が第1方向の一例である。また、左右方向の内方は、左右方向において現像カートリッジ1の中央に向かう方向であり、左右方向の外方は、左右方向において現像カートリッジ1の中央から離れる方向である。
筐体2は、図1Aに示すように、左右方向に延びる略ボックス状であり、筐体2の後端部は、前後方向に開放されている。また、筐体2は、その内部において、現像剤の一例としてのトナーを収容している。
現像ローラ4は、筐体2の後端部に配置されている。また、現像ローラ4の上方部分および後方部分は、筐体2から露出している。そして、現像ローラ4は、筐体2に回転可能に支持されている。
供給ローラ5は、図2に示すように、現像ローラ4の前下方に配置されている。また、供給ローラ5の後上端部が、現像ローラ4の前下端部に圧接している。そして、供給ローラ5は、筐体2に回転可能に支持されている。
層厚規制ブレード6は、現像ローラ4の前上方に配置されている。また、層厚規制ブレード6は、側面視において上下方向に延びている。そして、層厚規制ブレード6は、層厚規制ブレード6の下端部が、現像ローラ4の前上端部に接触するように、筐体2に支持されている。
2.プリンタの全体構成
プリンタ15は、電子写真方式のモノクロプリンタである。プリンタ15は、本体ケーシング16と、プロセスカートリッジ17と、スキャナユニット18と、定着ユニット19とを備えている。
本体ケーシング16は、略ボックス形状である。また、本体ケーシング16は、開口部20と、フロントカバー21と、給紙トレイ22と、排紙トレイ23とを有している。
開口部20は、本体ケーシング16の前壁を前後方向に貫通し、プロセスカートリッジ17の通過を許容するように構成されている。フロントカバー21は、側面視略L字状の板状である。フロントカバー21は、その下端部を支点として本体ケーシング16の前壁に揺動可能に支持されている。フロントカバー21は、開口部20を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ22は、本体ケーシング16の底部に配置されている。給紙トレイ22は、用紙Pを収容するように構成されている。排紙トレイ23は、本体ケーシング16の上面に配置されている。
プロセスカートリッジ17は、開口部20を介して、本体ケーシング16に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ17は、ドラムカートリッジ24と、上記の現像カートリッジ1とを備えている。
ドラムカートリッジ24は、感光ドラム25と、スコロトロン型帯電器26と、転写ローラ27とを備えている。
感光ドラム25は、ドラムカートリッジ24の後端部に配置されており、左右方向に延びる略円筒形状である。そして、感光ドラム25は、ドラムカートリッジ24のフレームに回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器26は、感光ドラム25の後方において、感光ドラム25と間隔を空けて配置されている。転写ローラ27は、感光ドラム25の下方に配置されている。転写ローラ27は、感光ドラム25の下端部と接触している。
現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ24に対して装着または離脱するように構成されている。また、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ24に装着された状態において、現像ローラ4の後端部が感光ドラム25の前端部に接触する。
スキャナユニット18は、プロセスカートリッジ17の上方に配置されている。スキャナユニット18は、図2に点線で示すように、感光ドラム25に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット19は、プロセスカートリッジ17の後方に配置されている。定着ユニット19は、加熱ローラ28と、加圧ローラ29とを備えている。加圧ローラ29は、加熱ローラ28に対して後下方に配置されており、加熱ローラ28の後下端部に圧接している。
そして、プリンタ15が、図示しない制御部の制御により、画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器26が、感光ドラム25の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット18が、感光ドラム25の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム25の表面に形成される。
また、供給ローラ5は、筐体2内のトナーを現像ローラ4に供給する。これによって、トナーは、現像ローラ4と供給ローラ5との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ4上に担持される。層厚規制ブレード6は、現像ローラ4上に担持されたトナーを一定の厚さに規制する。
そして、現像ローラ4は、一定の厚みに規制されたトナーを、感光ドラム25の表面上の静電潜像に供給する。これにより、トナー像が、感光ドラム25の表面上に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ22から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム25と転写ローラ27との間に給紙される。感光ドラム25上のトナー像は、感光ドラム25と転写ローラ27との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、加熱ローラ28および加圧ローラ29は、それらの間を通過する用紙Pを、加熱および加圧する。これによって、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ23に排紙される。
3.現像カートリッジの詳細
(1)筐体
現像カートリッジ1は、図1Aおよび図2に示すように、上記の筐体2を備えている。
筐体2は、詳しくは、左側壁34と、右側壁35と、下壁37と、前壁36と、上壁38とを備えている。
左側壁34および右側壁35は、図1Aに示すように、筐体2の左右両端部のそれぞれに配置されている。左側壁34および右側壁35のそれぞれは、側面視矩形の板状であり、前後方向に延びている。
また、左側壁34および右側壁35のそれぞれは、図4Bおよび図8Bに示すように、現像ローラ軸挿通溝42と、供給ローラ軸挿通穴43とを有している。
現像ローラ軸挿通溝42は、左側壁34および右側壁35のそれぞれの後端部の上下方向略中央部分に配置されている。現像ローラ軸挿通溝42は、後方に向かって開放される側面視略C字状であり、左側壁34および右側壁35のそれぞれの後端縁から前方に向かって凹んでいる。現像ローラ軸挿通溝42の内径は、後述する現像ローラ軸11の直径よりも長い。
供給ローラ軸挿通穴43は、図8Bに示すように、現像ローラ軸挿通溝42の前下方に配置されている。供給ローラ軸挿通穴43は、側面視略矩形状であり、左側壁34および右側壁35のそれぞれを左右方向に貫通している。供給ローラ軸挿通穴43の内寸は、後述する供給ローラ軸13の直径よりも長い。
なお、右側壁35の現像ローラ軸挿通溝42および供給ローラ軸挿通穴43は、右側壁35における現像ローラ軸挿通溝42と供給ローラ軸挿通穴43との間の部分が切り欠かれており、前下方と後上方とを結ぶ方向に連通されている。
また、左側壁34は、図4Bに示すように、円柱部44を有している。
円柱部44は、左側壁34の左面における後下端部に配置されており、現像ローラ軸挿通溝42の下方かつ供給ローラ軸挿通穴43の後方に配置されている。円柱部44は、左右方向に延びる略円柱形状であり、左側壁34の左面から左方に向かって突出している。
また、右側壁35は、図8Bに示すように、係合穴50と、複数の位置決め突起51と、電極支持軸52と、複数のガイド突起57と、供給電極ガイド部53とを一体に有している。
係合穴50は、右側壁35において、現像ローラ軸挿通溝42の上方に配置されている。係合穴50は、前後方向に延びる側面視略矩形状であり、右側壁35を左右方向に貫通している。
複数の位置決め突起51のそれぞれは、右側壁35の右面において、現像ローラ軸挿通溝42の後下方と、現像ローラ軸挿通溝42の前上方とに、1つずつ配置されている。位置決め突起51は、左右方向に延びる略円柱形状であり、右側壁35の右面から右方に向かって突出している。
電極支持軸52は、右側壁35の右面において、供給ローラ軸挿通穴43の前上方に配置されている。電極支持軸52は、左右方向に延びる略円筒形状であり、右側壁35の右面から右方に向かって延びている。
複数のガイド突起57は、右側壁35の右面において、電極支持軸52の後下方と、電極支持軸52の前上方とに、1つずつ配置されている。ガイド突起57は、左右方向に延びる略円柱形状であり、右側壁35の右面から右方に向かって延びている。
供給電極ガイド部53は、電極支持軸52に対して上方に配置されており、板状部54と、突条55とを一体に有している。板状部54は、側面視略矩形の板状であり、右側壁35の上端縁における前後方向略中央部分から連続して、上方に向かって突出している。突条55は、板状部54の右面に配置されている。突条55は、側面視において、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。また、突条55は、図10Aに示すように、平面視矩形状であり、板状部54の右面の側面視中央から、右方へ向かって突出している。また、突条55の右端面56は、前上方へ向かうにつれて左方へ傾斜している。
下壁37は、図2に示すように、筐体2の下端部に配置されている。また、下壁37は、湾曲部分60と、半円部分61とを一体に有している。
湾曲部分60は、側面視湾曲形状であり、その前後方向略中央が下方へ凹んでいる。また、湾曲部分60は、左右方向に延びており、湾曲部分60の左右両端部は、左側壁34および右側壁35の下端部に連続している。
半円部分61は、湾曲部分60の後方に隣接されている。半円部分61は、上方に向かって開放される側面視略半円形状である。半円部分61の内周面は、供給ローラ5の外周面に沿って湾曲している。そして、半円部分61の前端部は、湾曲部分60の後端部と連続している。また、半円部分61は、左右方向に延びており、半円部分61の左右両端部は、後述するシール収容部65の左右方向の内方端部に連続している。
前壁36は、筐体2の前端部に配置されている。前壁36は、正面視略矩形の板状であり、湾曲部分60の前端部から連続して、上方に向かって延びている。前壁36は、左右方向に延びており、前壁36の左右両端部は、左側壁34および右側壁35の前端部に連続している。
上壁38は、筐体2の上端部に配置されている。上壁38は、平面視略矩形の板状であり、前壁36の上端部から連続して、後方に向かって延びている。上壁38は、左右方向に延びており、上壁38の左右両端部は、左側壁34および右側壁35の上端部に連続している。
また、筐体2は、図4Aに示すように、シール配置部39と、固定部の一例としての貼付部40とを一体に有している。
シール配置部39は、後述する現像ローラ本体12の左右方向の両端部のそれぞれに対応して2つ備えられている。各シール配置部39は、左側壁34および右側壁35のそれぞれに対して左右方向の内方に配置されている。シール配置部39は、図5Aおよび図5Bに示すように、シール収容部65と、第1支持部66と、第2支持部67とを有している。
シール収容部65は、側面視において、後上方に向かって開放される略U字状であり、供給ローラ軸挿通穴43の周縁から左右方向の内方に向かって延びている。そして、シール収容部65の左右方向の内方端部は、半円部分61の左右方向の端部に接続されている。
また、右方のシール配置部39における、シール収容部65は、図8Aおよび図8Bに示すように、係合突起68を一体に有している。係合突起68は、シール配置部39の底壁の下面から、下方に向かって突出している。係合突起68は、側面視において、シール配置部39の底壁の下面に沿って、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。
第1支持部66は、図5Aおよび図5Bに示すように、シール収容部65の前壁の上端部から連続して、上方に向かって延びている。また、第1支持部66は、左右方向に延びており、第1支持部66の左右方向の外方端部は、左側壁34および右側壁35のそれぞれの左右方向の内方面に接続されている。
第2支持部67は、シール収容部65の後壁の上端部から連続して、後方に向かって延びている。また、第2支持部67は、左右方向に延びており、第2支持部67の左右方向の外方端部は、左側壁34および右側壁35のそれぞれの左右方向の内方面に接続されている。
貼付部40は、図4Aおよび図4Bに示すように、リップ部70と、杆状部71と、凸部72とを備えている。
リップ部70は、図2に示すように、半円部分61の後方に配置されている。リップ部70は、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びる略板状であり、半円部分61の後端部から連続して、後下方に延びている。また、リップ部70は、図4Aおよび図4Bに示すように、左右方向に延びており、その左右方向の端部は、第2支持部67の左右方向の内方端部と連続している。また、リップ部70の後端部は、第2支持部67の後端部よりも後方に位置している。
また、リップ部70の上下方向の寸法は、第2支持部67の上下方向の寸法よりも大きい。そのため、リップ部70の上面は、第2支持部67の上面よりも上方に位置している。これによって、リップ部70の上面と第2支持部67の上面との間には、図示しないが、段差面が配置されている。図示しない段差面は、リップ部70の左右方向の端面であって、リップ部70の上面の左右方向の外方端縁と、第2支持部67の上面とに連続している。
また、リップ部70は、図4Bに示すように、第1貼付面76を有している。第1貼付面76は、リップ部70の上面における後方部分であり、側面視において、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。
杆状部71は、リップ部70の後端部における、第2支持部67よりも後方に位置する部分に対して、左右方向の両方に隣接されている。また、各杆状部71は、対応する第2支持部67に対して後方に隣接されている。
杆状部71は、左右方向に延びる略杆状である。また、杆状部71の左右方向の内方端部が、リップ部70の後端部における左右方向の端部と連続し、杆状部71の前端部が、第2支持部67の後端部における左右方向の内方部分と連続している。
また、杆状部71は、図5Aおよび図5Bに示すように、第2貼付面77を有している。第2貼付面77は、杆状部71の上面であって、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。第2貼付面77と第1貼付面76とは、図4Bに示すように、左右方向において連続しており、略面一である。
凸部72は、第2支持部67の上面に配置されており、杆状部71の左右方向の外方部分に対して、前方に配置されている。
凸部72は、図5Aおよび図5Bに示すように、側面視略台形状であり、第2支持部67の上面から上方に向かって突出している。また、凸部72は、第3貼付面78を有している。第3貼付面78は、凸部72の後面であって、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。また、第2貼付面77と第3貼付面78とは、前上方と後下方とを結ぶ方向に連続しており、略面一である。つまり、第1貼付面76、第2貼付面77および第3貼付面78は、略面一であり、同一の仮想平面上に位置している。
また、凸部72は、図4Bに示すように、リップ部70の図示しない段差面に対して、左右方向の外方に間隔を空けて配置されている。これによって、図示しない段差面と、凸部72の左右方向の内方面と、それらの間に位置する第2支持部67の上面とが、凹部79を画定している。
凹部79は、背面視において、上方に向かって開放される略U字状である。また、凹部79は、平面視において、前方に向かって開放される略U字状であり、第1貼付面76、第2貼付面77および第3貼付面78に囲まれている。
(1−1)トナー収容室
このような筐体2は、図2に示すように、前方部分がトナー収容室7として画定され、後方部分が現像室8として画定されている。なお、トナー収容室7と現像室8とは、前後方向に連通している。
詳しくは、トナー収容室7は、後方に向かって開放される略ボックス状であり、左側壁34の前方部分、右側壁35の前方部分、湾曲部分60、前壁36、および、上壁38の前方部分により画定される。
トナー収容室7は、非磁性一成分の正帯電の重合トナーを収容している。また、トナー収容室7は、アジテータ3を備えている。
アジテータ3は、トナー収容室7の側面視略中央部分に配置されている。アジテータ3は、アジテータ軸9と、攪拌ブレード10とを備えている。
アジテータ軸9は、左右方向に延びる略円柱状である。攪拌ブレード10は、アジテータ軸9から、アジテータ軸9の径方向の外方に延びている。そして、アジテータ3は、アジテータ軸9の左右両端部が、左側壁34および右側壁35に回転可能に支持されることによって、筐体2に支持されている。
(1−2)現像室
現像室8は、詳しくは、左側壁34の後方部分、右側壁35の後方部分、半円部分61、リップ部70、および、上壁38の後方部分により画定される。
現像室8は、図2、図4Aおよび図5Aに示すように、現像ローラ4と、供給ローラ5と、層厚規制ブレード6と、供給シール82と、第2シールの一例としてのサイドシール83と、第1シールの一例としてのロアフィルム84とを備えている。
現像ローラ4は、図2に示すように、現像室8の後端部に配置されており、リップ部70の上方に配置されている。現像ローラ4は、回転軸の一例としての現像ローラ軸11と、現像ローラ本体12とを備えている。現像ローラ軸11は、金属からなり、左右方向の延びる略円柱形状である。現像ローラ軸11の左右方向端部は、図1Bおよび図3Bに示すように、左側壁34および右側壁35のそれぞれの現像ローラ軸挿通溝42に挿通されており、左側壁34および右側壁35のそれぞれから、左右方向の外方に突出している。
現像ローラ本体12は、導電性を有するゴムからなり、左右方向に延びる略円筒形状である。現像ローラ本体12は、現像ローラ軸11の左右両端部を被覆せず、現像ローラ軸11の左右方向略中央を被覆している。また、現像ローラ本体12の上方部分および後方部分は、筐体2から露出している。また、現像ローラ本体12の左右方向端部は、図5Aおよび図5Bに示すように、シール配置部39の後上方に配置されている。
供給ローラ5は、図2に示すように、半円部分61内に配置されている。供給ローラ5は、供給ローラ軸13と、供給ローラ本体14とを備えている。
供給ローラ軸13は、金属からなり、左右方向の延びる略円柱形状である。供給ローラ軸13の左右方向端部は、図1Bおよび図3Bに示すように、左側壁34および右側壁35のそれぞれの供給ローラ軸挿通穴43に挿通されており、左側壁34および右側壁35のそれぞれから、左右方向の外方に突出している。
供給ローラ本体14は、導電性を有するスポンジからなり、左右方向に延びる略円筒状である。供給ローラ本体14は、供給ローラ軸13の左右両端部を被覆せず、供給ローラ軸13の左右方向略中央を被覆している。また、供給ローラ本体14の後上端部は、現像ローラ本体12の前下端部と接触している。
層厚規制ブレード6は、図1Aに示すように、上壁38の後端部に対して後方に配置されている。層厚規制ブレード6は、弾性を有する薄い金属板からなり、左右方向に延びる背面視略矩形状である。そして、層厚規制ブレード6は、図2に示すように、層厚規制ブレード6の下端部が現像ローラ本体12の前端部に、左右方向に沿って接触するように、上壁38の後端部に固定されている。
供給シール82は、図5Aおよび図5Bに示すように、供給ローラ軸13の左右両端部に対応して2つ備えられている。各供給シール82は、対応するシール収容部65内に収容されている。
供給シール82は、スポンジ部材などの弾性部材からなり、左右方向に延びる略角柱状である。また、供給シール82の後面は、側面視略円弧形状であって、現像ローラ本体12の周面に沿っている。そして、供給シール82の後面は、第1支持部66の後面および第2支持部67の上面と連続している。
また、供給シール82は、軸挿通穴73を有している。軸挿通穴73は、供給シール82の側面視略中央部分に配置されており、供給シール82を左右方向に貫通している。そして、軸挿通穴73は、供給ローラ軸13の左右方向端部を相対回転可能に受け入れている。
サイドシール83は、図4Aおよび図4Bに示すように、2つのシール配置部39のそれぞれに対応して2つ備えられている。サイドシール83は、図5Aおよび図5Bに示すように、シール配置部39と現像ローラ本体12の左右方向の端部における周面との間に配置されている。
サイドシール83は、図4Bに示すように、基材85と、接触部86とを備えている。
基材85は、スポンジ部材やシリコーンゴム、天然ゴムなどのエラストマーなどの弾性部材からなり、シール本体88と、突部87とを一体に有している。
シール本体88は、上下方向に延びる略角柱形状である。突部87は、基材85の下端部に配置されている。突部87は、略角柱形状であり、シール本体88の下面における左右方向の内方端部から、下方に向かって突出している。
接触部86は、基材85に対して後方に隣接されている。接触部86は、カシミヤ系の繊維部材やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)繊維、ポリエステル系繊維などの織物や不織布からなる。接触部86は、背面視において、基材85と略同じ形状およびサイズである。そして、接触部86は、基材85の後面に接着されている。
そして、サイドシール83は、図5Aおよび図5Bに示すように、後上方に向かって開放される側面視C字状に湾曲されて、シール配置部39に配置されている。サイドシール83がシール配置部39に配置された状態において、シール本体88の前面は、第1支持部66の後面、供給シール82の後面および第2支持部67の上面と直接接触しており、接触部86の後面は、現像ローラ本体12の左右方向の端部における周面と直接接触している。また、突部87は、図4Bに示すように、凹部79内に配置されている。
ロアフィルム84は、図2に示すように、リップ部70の上面に配置されている。ロアフィルム84は、図4Aに示すように、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂シートからなり、左右方向に延びる平面視略矩形状である。
また、ロアフィルム84は、図4Bに示すように、接着層89を有している。接着層89は、公知の両面粘着テープなどからなる。接着層89は、ロアフィルム84の第1端部の一例としての後方部分90の下面に配置されており、ロアフィルム84の左右方向のすべてにわたって配置されている。
そして、ロアフィルム84は、図4Aおよび図4Bに示すように、接着層89が、第1貼付面76、第2貼付面77、第3貼付面78および突部87の上面に一括して貼り付けられることにより、筐体2に支持されている。つまり、ロアフィルム84の後方部分90は、接着層89により、貼付部40に固定され、ロアフィルム84の後方部分90の一部は、接着層89により、突部87の上面に固定されている。
また、図5Aおよび図5Bに示すように、ロアフィルム84が貼付部40に固定された状態において、ロアフィルム84の後端部80は、第2貼付面77の後端縁81よりも前方に位置している。つまり、ロアフィルム84の前方部分91から後方部分90に向かう、第2方向の一例としての傾斜方向Xにおいて、ロアフィルム84の傾斜方向Xの下流端部すなわち後端部80は、第2貼付面77の傾斜方向Xの下流端部すなわち後端縁81よりも、上流に位置している。なお、傾斜方向Xは、より具体的には、前上方から後下方に向かう方向である。
また、ロアフィルム84の第2端部の一例としての前方部分91は、現像ローラ本体12の周面における下端部と左右方向に沿って接触している。また、ロアフィルム84の前方部分91における左右方向端部は、図4B、図5Aおよび図5Bに示すように、接触部86の下端部における左右方向の内方部分と、現像ローラ本体12の左右方向端部における周面との間に挟まれている。
(2)駆動ユニット
また、現像カートリッジ1は、図1A、図1B、図3Aおよび図3Bに示すように、筐体2の左方に配置される駆動ユニット32と、筐体2の右方に配置される給電ユニット33とを備えている。
駆動ユニット32は、図1Bに示すように、軸受部材93と、ギアトレイン94と、支持部材の一例としてのギアカバー95とを備えている。
軸受部材93は、側面視略矩形の板状であり、左側壁34の左面に装着されている。軸受部材93は、供給ローラ軸13の左端部を回転可能に支持し、現像ローラ軸11の左端部を回転可能に支持している。つまり、供給ローラ軸13および現像ローラ軸11のそれぞれの左端部は、軸受部材93を介して、左側壁34に相対回転可能に支持されている。
また、供給ローラ軸13の左端部および現像ローラ軸11の左端部のそれぞれは、軸受部材93から左方に向かって突出している。
ギアトレイン94は、現像カップリング97と、現像ギア98と、供給ギア99とを備えている。
現像カップリング97は、左側壁34の左面の後方部分に配置されている。現像カップリング97は、図示しない軸部を中心に回転可能に支持されている。図示しない軸部は、左右方向に延び、左側壁34に相対回転不能に固定されている。
また、現像カップリング97は、左右方向に延びる略円柱形状であり、カップリングギア部100と、カップリング部101とを一体に有している。
カップリングギア部100は、現像カップリング97の右方部分であって、その周面すべてにわたって、ギア歯を有している。
カップリング部101は、現像カップリング97の左方部分であって、カップリングギア部100と中心軸線が一致する略円柱形状である。また、カップリング部101の外径は、カップリングギア部100の外径よりも小さい。
また、カップリング部101は、結合凹部102を有している。結合凹部102は、カップリング部101の左端面に配置されている。結合凹部102は、側面視略円形状であり、カップリング部101の左端面から右方に向かって凹んでいる。また、結合凹部102は、後述する本体カップリング200が挿入された状態で、後述する本体カップリング200と相対回転不能に係合するように構成されている。
現像ギア98は、現像カップリング97の後方に配置されている。現像ギア98は、左右方向に延びる略円筒形状であり、その周面のすべてにわたって、ギア歯を有している。そして、現像ギア98は、現像ローラ軸11の左端部に相対回転不能に取り付けられている。また、現像ギア98の前端部は、現像カップリング97のカップリングギア部100の後端部に噛合している。
供給ギア99は、現像カップリング97の後下方に配置されている。供給ギア99は、左右方向に延びる略円筒形状であり、その周面のすべてにわたって、ギア歯を有している。そして、供給ギア99は、供給ローラ軸13の左端部に相対回転不能に取り付けられている。また、供給ギア99の前上端部は、カップリングギア部100の後下端部に噛合している。
ギアカバー95は、図1Aに示すように、現像カップリング97、現像ギア98および供給ギア99を左方から被覆している。ギアカバー95は、図1Bに示すように、右方に向かって開放される略ボックス形状であり、ベースプレート105と、第1押さえ部106とを一体に有している。
ベースプレート105は、側面視略矩形の板状であり、現像カップリング97、現像ギア98および供給ギア99を一括して被覆可能なサイズを有している。
ベースプレート105は、図6Aに示すように、上下方向に切断したときの断面形状が、略クランク状である。詳しくは、ベースプレート105は、第1被覆部107と、段部108と、第2被覆部109とを一体に有している。
第1被覆部107は、ベースプレート105の上方部分であって、側面視略矩形の板状である。第1被覆部107は、カップリング開口113と、カップリングカラー110と、軸支持部の一例としての現像軸挿通口111と、現像軸カラー112とを有している。
カップリング開口113は、第1被覆部107の前方部分に配置されている。カップリング開口113は、側面視略円形状であり、第1被覆部107を左右方向に貫通している。カップリング開口113の内径は、カップリング部101の外径と略同じである。
カップリングカラー110は、図1Bに示すように、第1被覆部107の左面に配置されている。カップリングカラー110は、図6Aに示すように、左右方向に延びる略円筒形状であり、カップリング開口113の周縁から、左方に向かって突出している。
現像軸挿通口111は、第1被覆部107において、カップリング開口113の後下方に配置されている。現像軸挿通口111は、側面視略円形状であり、第1被覆部107を左右方向に貫通している。現像軸挿通口111の内径は、現像ローラ軸11の外径と略同じである。
現像軸カラー112は、図1Bに示すように、第1被覆部107の左面に配置されている。現像軸カラー112は、図6Aに示すように、左右方向に延びる略円筒形状であり、現像軸挿通口111の周縁から、左方に向かって延びている。また、現像軸カラー112の左端面は閉鎖されている。
段部108は、前後方向に延びる平面視略矩形の板状であり、第1被覆部107の下端部から連続して、右方に向かって突出している。
第2被覆部109は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状であり、段部108の右端部から連続して、下方に向かって突出している。
第1押さえ部106は、第2被覆部109の右面における後方部分に配置されている。第1押さえ部106は、係合部114と、第1延長部115と、第2延長部116とを一体に有している。
係合部114は、左右方向に延びる略角筒形状であり、第2被覆部109の右面における後方部分から、右方に向かって延びている。また、係合部114の右端面は、閉鎖壁121により閉鎖されている。閉鎖壁121は、側面視略矩形状の板状である。また、閉鎖壁121は、挿通穴120を有している。挿通穴120は、閉鎖壁121の側面視略中央部分に配置されている。挿通穴120は、側面視略円形状であり、閉鎖壁121を左右方向に貫通している。挿通穴120の内径は、円柱部44の外径と略同じである。
第1延長部115および第2延長部116は、閉鎖壁121の右面に配置されている。
第1延長部115は、左右方向に延びる背面視矩形の板状である。第1延長部115は、閉鎖壁121の右面における後端部から連続して、右方に向かって延びている。
第2延長部116は、第1部分119と、第2部分117とを有している。
第1部分119は、左右方向に延びる平面視矩形の板状であり、閉鎖壁121の右面における下端部から連続して、右方に向かって延びている。第2延長部116の左右方向の寸法は、第1延長部115の左右方向の寸法よりも短い。
第2部分117は、第1部分119の後端部と、第1延長部115の下端部との間に配置されている。第2部分117は、左右方向に延びる板状であり、閉鎖壁121の右面における後下端部から連続して、右方に向かって延びている。第2部分117の左右方向の寸法は、第1部分119の左右方向の寸法と略同じ長さである。
また、第2部分117は、上下方向に切断したときの断面形状が、前下方と後上方とを結んだ方向に延びている。第2部分117の上端部は、第1延長部115の下端部に連続しており、第2部分117の下端部は、第1部分119の後端部に連続している。
また、第1延長部115および第2部分117は、切欠部118を有している。切欠部118は、第1延長部115と第2部分117との連続部分における右方部分に配置されている。切欠部118は、正面視略矩形状である。詳しくは、切欠部118は、第1延長部115の右端縁における下端部から左方に向かって、正面視略矩形状に切り欠かれるとともに、第2部分117の右端縁における上方部分から左方に向かって、正面視略矩形状に切り欠かれている。
また、切欠部118の上面は、案内部の一例としての第1ガイド面123と、傾斜面126とを有しており、切欠部118の下面は、案内部の一例としての第2ガイド面124と、平坦面127とを有している。
第1ガイド面123は、切欠部118の上面における右端部である。第1ガイド面123は、正面視において、右上方と左下方とを結ぶ方向に延びており、第1延長部115の右端縁の上下方向中央部分から、下方に向かうにつれて、左方に傾斜している。
傾斜面126は、切欠部118の上面において、第1ガイド面123の左方に隣接している。傾斜面126は、図5Aに示すように、側面視において、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びており、杆状部71の第2貼付面77に沿っている。
第2ガイド面124は、図6Aに示すように、切欠部118の下面における右端部である。第2ガイド面124は、正面視において、左上方と右下方とを結ぶ方向に延びており、第2部分117の右端縁の下端部から、上方に向かうにつれて、左方に傾斜している。
平坦面127は、切欠部118の下面において、第2ガイド面124の左方に隣接している。平坦面127は、前後方向および左右方向に延びている。
(3)ギアカバーの左側壁に対する組み付け
このようなギアカバー95は、図1Aおよび図1Bに示すように、作業者により、左側壁34に組み付けられる。ギアカバー95を左側壁34に組み付けるには、まず、ギアトレイン94が組み付けられた左側壁34に対して、ギアカバー95は、左方から組み付けられる。
このとき、図1Bに示すように、第1延長部115の第1ガイド面123および第2延長部116の第2ガイド面124が、左方の杆状部71の左端部を案内し、切欠部118が左方の杆状部71の左端部を受け入れる。これによって、第1ガイド面123および第2ガイド面124が、ギアカバー95の左側壁34に対する装着を案内する。
すると、第1延長部115の傾斜面126は、図5Aに示すように、ロアフィルム84の後方部分90の左端部の上方に到達し、ロアフィルム84の後方部分90の左端部と左右方向に沿って当接する。詳しくは、傾斜面126は、ロアフィルム84の後方部分90のうち、左方の突部87よりも左方に位置する部分195と当接する。なお、ロアフィルム84の後方部分90のうち、左方の突部87よりも左方に位置する部分195が、第1端部の第1方向の端部の一例である。
これによって、第1延長部115の傾斜面126は、杆状部71の第2貼付面77との間において、ロアフィルム84の後方部分90の左端部を挟み込む。このとき、第1延長部115は、ロアフィルム84の後端部80よりも、傾斜方向Xの上流に位置している。
このとき、第2延長部116は、左方の杆状部71に対して、第1延長部115の反対に位置している。また、第2部分117の平坦面127は、左方の杆状部71の下方に到達し、左方の杆状部71の下面と当接する。
これによって、第2部分117の平坦面127は、第1延長部115の傾斜面126とともに、左方の杆状部71、および、ロアフィルム84の後方部分90の左端部を挟み込む。
以上により、ギアカバー95の左側壁34に対する組み付けが完了する。
このとき、係合部114の挿通穴120は、左側壁34の円柱部44を受け入れる。これによって、ギアカバー95は、左側壁34に位置決めされる。
また、カップリング開口113およびカップリングカラー110は、現像カップリング97のカップリング部101を受け入れる。
また、現像軸挿通口111および現像軸カラー112は、現像ローラ軸11の左端部を受け入れる。これによって、現像軸挿通口111は、現像ローラ軸11の左端部を相対回転可能に支持する。
次いで、ねじ部材125が、ギアカバー95を左側壁34にねじ止めする。これによって、ギアカバー95が左側壁34に固定される。
(4)給電ユニット
給電ユニット33は、図3Bに示すように、供給電極130と、現像電極ユニット131とを備えている。
(4−1)供給電極
供給電極130は、図7Bおよび図8Aに示すように、導電性の樹脂材料からなり、側面視において、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。供給電極130は、供給接触部132と、連結部133と、供給軸挿通部134とを一体に有している。
供給接触部132は、供給電極130の上端部に配置されている。供給接触部132は、図7Bに示すように、左右方向に延びる角筒形状であり、供給接触部132の右端部は閉鎖され、供給接触部132の左端部は開放されている。
また、供給接触部132の右壁は、リブ135を有している。リブ135は、図10Aに示すように、供給接触部132の右壁の左面から左方へ向かって突出している。また、リブ135は、図7Bに示すように、側面視において、前下方と後上方とを結ぶ方向に延びている。
連結部133は、側面視略L字の板状である。詳しくは、連結部133は、供給接触部132の下端部における左端部から連続して、下方に向かって延びた後、屈曲して、後下方に向かって延びている。
また、連結部133は、貫通穴136と、複数の長穴137と、電極側突条138とを有している。貫通穴136は、図8Aに示すように、連結部133の上下方向略中央部分に配置されている。貫通穴136は、側面視略略円形状であり、連結部133を左右方向に貫通している。貫通穴136の内径は、電極支持軸52の外径よりも大きい。また、貫通穴136の内径と、電極支持軸52の外径との差は、供給軸挿通部134の内径と、供給ローラ軸13の外径との差よりも大きい。
複数の長穴137は、複数のガイド突起57のそれぞれに対応して、貫通穴136の前上方と、貫通穴136の後下方とに1つずつ配置されている。各長穴137は、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びる側面視略楕円形状であり、連結部133を左右方向に貫通している。また、長穴137の長径は、ガイド突起57の外径よりも大きく、長穴137の短径は、ガイド突起57の外径と略同じである。
電極側突条138は、連結部133の右面に配置されている。電極側突条138は、側面視において、前下方と後上方とを結ぶ方向に延びている。また、電極側突条138は、図10Bに示すように、右方へ向かうにつれて幅狭となる平面視略台形状であり、連結部133の右面から右方へ向かって突出している。また、電極側突条138の後面139は、右方へ向かうにつれて右上方へ傾斜している。
供給軸挿通部134は、図7Bに示すように、供給電極130の下端部に配置されている。供給軸挿通部134は、左右方向に延びる略円筒形状である。供給軸挿通部134の内径は、供給ローラ軸13の外径と略同じである。そして、供給軸挿通部134は、供給軸挿通部134の外周面の前上端部が、連結部133の下端部に接続されている。
(4−2)現像電極ユニット
現像電極ユニット131は、図7Aおよび図7Cに示すように、支持部材の一例としての軸受部材141と、現像電極142とを備えている。
軸受部材141は、絶縁性の樹脂材料からなる。軸受部材141は、図6B、図7Aおよび図7Cに示すように、軸受部143と、絶縁部144と、第2押さえ部145とを一体に有している。
軸受部143は、図7Cに示すように、本体プレート146を有している。
本体プレート146は、図7Cに示すように、前後方向に延びる側面視略矩形の板状である。本体プレート146は、図6Bに示すように、軸支持部の一例としての現像軸挿通口156と、複数の位置決め穴158と、供給軸挿通口157と、第1ねじ穴159とを有している。
現像軸挿通口156は、軸受部材141の後方部分における上下方向略中央に配置されている。現像軸挿通口156は、側面視略円形状であり、本体プレート146を左右方向に貫通している。現像軸挿通口156の内径は、現像ローラ軸11の外径と略同じである。
複数の位置決め穴158は、複数の位置決め突起51のそれぞれに対応して、現像軸挿通口156の前上方と、現像軸挿通口156の後下方とに、1つずつ配置されている。各位置決め穴158は、側面視略矩形状であり、本体プレート146を左右方向に貫通している。位置決め穴158の内寸は、位置決め突起51の外径と略同じである。
供給軸挿通口157は、図6Bに示すように、現像軸挿通口156の前下方に配置されている。供給軸挿通口157は、側面視略円形状であり、本体プレート146を左右方向に貫通している。供給軸挿通口157の内径は、供給ローラ軸13の外径と略同じである。
第1ねじ穴159は、図7Cに示すように、本体プレート146の前方部分における上下方向略中央部分に配置されている。第1ねじ穴159は、側面視略円形状であり、本体プレート146を左右方向に貫通している。第1ねじ穴159の内径は、電極支持軸52の右端部の外径と略同じである。
また、軸受部143は、本体プレート146の左面において、溝挿通筒152と、接触筒部155と、軸受側突条160と、第1スナップフィット150と、第2スナップフィット151とを有している。
溝挿通筒152は、図6Bに示すように、左右方向に延びる略円筒形状であり、現像軸挿通口156の周縁から左方に向かって突出している。
接触筒部155は、本体プレート146の左面において、溝挿通筒152の前下方に配置されている。接触筒部155は、左右方向に延びる略円筒形状であり、供給軸挿通口157の周縁から左方に向かって突出している。
軸受側突条160は、本体プレート146の左面において、供給軸挿通口157の前上方に配置されている。軸受側突条160は、側面視において、前下方と後上方とを結ぶ方向に延びている。また、軸受側突条160は、図10Bに示すように、左方へ向かうにつれて幅狭となる平面視略台形状であり、本体プレート146の左面から左方へ向かって突出している。また、軸受側突条160の前面161は、左方へ向かうにつれて後下方へ傾斜している。
第1スナップフィット150は、図6Bに示すように、本体プレート146の左面において、接触筒部155の前下方に配置されている。第1スナップフィット150は、左右方向に延びる板状である。詳しくは、第1スナップフィット150は、側面視において前上方と後下方とを結ぶ方向に延びており、本体プレート146の左面から左方に向かって突出している。これによって、第1スナップフィット150は、前下方と後上方とを結ぶ方向に撓むように弾性変形可能である。また、第1スナップフィット150の左端部は、後上方に向かって屈曲する断面鉤状である。
第2スナップフィット151は、本体プレート146の左面において、溝挿通筒152の上方に配置されている。第2スナップフィット151は、左右方向に延びる平面視略矩形の板状であり、本体プレート146の左面から左方に向かって突出している。これによって、第1スナップフィット150は、上下方向に撓むように弾性変形可能である。また、第2スナップフィット151の左端部は、上方に向かって屈曲する断面鉤状である。
また、軸受部143は、本体プレート146の右面において、供給軸カラー153と、ガイドリブ154と、鍔部147と、係止部148と、フック部149とを有している。
供給軸カラー153は、図7Cに示すように、左右方向に延びる略円筒形状であり、現像軸挿通口156の周縁から右方に向かって突出している。また、供給軸カラー153の右端部は、閉鎖されている。
ガイドリブ154は、本体プレート146の右面において、供給軸カラー153の後方に隣接配置されている。ガイドリブ154は、前後方向に延びる略杆状であり、供給軸カラー153の後端部から連続して、後方に向かって延びている。また、ガイドリブ154の左端部は、図7Aに示すように、本体プレート146の右面に接続されている。
鍔部147は、本体プレート146の右面の前端部における上方部分に配置されている。鍔部147は、本体プレート146の右面から右方に向かって突出しており、本体プレート146の前端縁に沿って、上下方向に延びている。
係止部148は、鍔部147の下端部の後方に隣接配置されている。係止部148は、前後方向に延びる略杆状であり、鍔部147の下端部における右方部分から連続して、後方に向かって延びている。これによって、係止部148は、左右方向に撓むように弾性変形可能である。また、係止部148の後端部は、左方に向かって屈曲する断面鉤状である。
フック部149は、本体プレート146の右面において、現像軸挿通口156の上方に配置されている。フック部149は、背面視略L字の板状であり、前後方向に延びている。詳しくは、フック部149は、本体プレート146の右面の後上端部から、右方に向かって延びた後、屈曲して下方に向かって延びている。
絶縁部144は、軸受部材141の前上端部に配置されている。絶縁部144は、側面視略L字状であり、左右方向に延びる角筒形状である。また、絶縁部144の右端部は、閉鎖されている。
絶縁部144は、第1絶縁部165と、第2絶縁部166とを一体に有している。
第1絶縁部165は、絶縁部144の前方部分であって、前後方向に延びる側面視略矩形状である。そして、第1絶縁部165の下方部分における左端部は、本体プレート146の右面における前上端部に接続されている。
第2絶縁部166は、絶縁部144の後方部分であって、上下方向に延びる側面視略矩形状である。また、第2絶縁部166の前下端部は、第1絶縁部165の後端部に接続されている。
第2押さえ部145は、図6Bに示すように、本体プレート146の左面における後下端部に配置されている。第2押さえ部145は、側面視略L字の板状であり、第1延長部170と、第2延長部171とを有している。
第1延長部170は、第2押さえ部145の後方部分であり、左右方向に延びる背面視略矩形の板状である。第1延長部170は、本体プレート146の左面の後端部における下端部から連続して、左方に向かって延びている。
第2延長部171は、第2押さえ部145の前方部分であり、第1部分172と、第2部分173とを有している。
第1部分172は、左右方向に延びる平面視略矩形の板状である。第1部分172は、本体プレート146の左面の下端部における後端部から連続して、右方に向かって延びている。第1部分172の左右方向の寸法は、第1延長部170の左右方向の寸法よりも短い。
第2部分173は、第1部分172の後端部と、第1延長部170の下端部との間に配置されている。第2部分173は、左右方向に延びる板状であり、本体プレート146の左面における後下端部から連続して、左方に向かって延びている。第2部分173の左右方向の寸法は、第1部分172の左右方向の寸法と略同じ長さである。
また、第2部分173は、上下方向に切断したときの断面形状が、前下方と後上方とを結ぶ方向に延びている。第2部分173の上端部は、第1延長部170の下端部に連続しており、第2部分173の下端部は、第1部分172の後端部に連続している。
また、第1延長部170および第2部分173は、図7Cに示すように、切欠部174を有している。切欠部174は、第1延長部170と第2部分173との接続部分における左方部分に配置されている。切欠部174は、背面視略矩形状である。詳しくは、切欠部174は、第1延長部170の左端縁における下端部から右方に向かって、背面視略矩形状に切り欠かれるとともに、第2部分173の左端縁における上方部分から右方に向かって、背面視略矩形状に切り欠かれている。
また、切欠部174の上面は、図3Bに示すように、案内部の一例としての第1ガイド面175と、傾斜面176とを有しており、切欠部174の下面は、案内部の一例としての第2ガイド面177と、平坦面178とを有している。
第1ガイド面175は、切欠部174の上面における左端部である。第1ガイド面175は、背面視において、左上方と右下方とを結ぶ方向に延びており、第1延長部170の左端縁の上下方向中央部分から、下方に向かうにつれて、右方に傾斜している。
傾斜面176は、切欠部174の上面において、第1ガイド面175の右方に隣接している。傾斜面176は、図5Bに示すように、側面視において、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びており、杆状部71の第2貼付面77に沿っている。
第2ガイド面177は、図3Bに示すように、切欠部174の下面における左端部である。第2ガイド面177は、正面視において、右上方と左下方とを結ぶ方向に延びており、第2部分173の左端縁の下端部から、上方に向かうにつれて、右方に傾斜している。
平坦面178は、図5Bに示すように、切欠部174の下面において、第2ガイド面177の右方に隣接している。平坦面178は、前後方向および左右方向に延びている。
現像電極142は、図7Cに示すように、導電性の樹脂材料からなる。現像電極142は、前後方向に延びる側面視略矩形状であり、現像接触部180と、平板部181と、現像軸挿通部182と、上方延設部183と、下方延設部184とを一体に有している。
現像接触部180は、現像電極142の前後方向の略中央に配置されている。現像接触部180は、左右方向に延びる略角筒形状であって、現像接触部180の右端部は、閉鎖されている。また、現像接触部180は、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びる側面視略矩形状である。
平板部181は、現像電極142の前方部分であって、現像電極142の前方に隣接されている。平板部181は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状であり、現像接触部180の左端部における前下部分から連続して、前方に向かって延びている。平板部181は、第2ねじ穴186と、係止突起187とを有している。第2ねじ穴186は、平板部181の前方部分に配置されている。第2ねじ穴186は、側面視略円形状であり、平板部181を左右方向に貫通している。第2ねじ穴186の内径は、電極支持軸52の右端部の外径と略同じである。
係止突起187は、平板部181の前方部分に対して下方に隣接されている。係止突起187は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状であり、平板部181の下端縁における前方部分から、下方に向かって突出している。
現像軸挿通部182は、現像電極142の後方部分であって、現像接触部180の後方に隣接されている。現像軸挿通部182は、左右方向に延びる略円筒形状である。現像軸挿通部182の内径は、現像ローラ軸11の外径と略同じである。そして、現像軸挿通部182の外周面の前端部が、現像接触部180の後端部に接続されている。
上方延設部183は、現像軸挿通部182に対して上方に隣接されている。上方延設部183は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状である。また、上方延設部183は、平面視クランク状であって、上方延設部183の前方部分が、上方延設部183の後方部分よりも左方に位置している。そして、上方延設部183は、現像軸挿通部182の左端部における上方部分から連続して、上方に向かって突出している。
下方延設部184は、現像軸挿通部182に対して下方に隣接されている。下方延設部184は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状である。そして、下方延設部184は、現像軸挿通部182の左端部における下方部分から連続して、下方に向かって突出している。
(5)給電ユニットの右側壁に対する組み付け
このような給電ユニット33は、図3A、図3B、図8Aおよび図8Bに示すように、作業者により、右側壁35に組み付けられる。給電ユニット33を右側壁35に組み付けるには、まず、図8Aおよび図8Bに示すように、供給電極130が右側壁35に対して、右方から組み付けられる。
このとき、貫通穴136が、電極支持軸52の右端部を受け入れ、複数の長穴137のそれぞれが、対応するガイド突起57を受け入れる。
また、供給軸挿通部134が、供給ローラ軸13の右端部を相対回転可能に受け入れる。これによって、供給軸挿通部134と供給ローラ軸13とが、電気的に接続される。
これによって、供給電極130の右側壁35に対する組み付けが完了する。
供給電極130が右側壁35に組み付けられた状態において、供給接触部132は、図10Aに示すように、供給電極ガイド部53の板状部54の右方に僅かに間隔を空けて配置されており、その内部空間に突条55を収容している。そして、リブ135の左端部が、突条55の右端面56に接触している。
次いで、供給電極130が組み付けられた右側壁35に対して、現像電極ユニット131を組み付ける。
現像電極ユニット131を右側壁35に組み付けるには、まず、図7Cに示すように、軸受部材141に現像電極142を組み付けて、現像電極ユニット131を構成する。
軸受部材141に現像電極142を組み付けるには、平板部181が第1絶縁部165と係止部148との上下方向の間に挿入されるように、現像電極142が、軸受部材141に対して後方から組み付けられる。
そうすると、係止突起187の前端部が、係止部148の後端部に当接し、係止部148が、右方に向かって弾性変形する。
そして、現像電極142がさらに後方に移動すると、係止突起187と係止部148の後端部との当接が解除され、係止部148が復元する。これによって、係止突起187と係止部148とが係合する。
このとき、上方延設部183の前方部分が、フック部149に前方から挿入される。
以上により、軸受部材141に対する現像電極142の組み付けが完了し、現像電極ユニット131が構成される。
このとき、図7Aに示すように、現像電極142の下方延設部184は、軸受部材141のガイドリブ154の上方に配置され、現像電極142の現像接触部180は、絶縁部144に対して後下方に配置される。
また、現像電極142の第2ねじ穴186は、軸受部材141の第1ねじ穴159と、左右方向に連通しており、現像軸挿通部182の内部空間は、軸受部材141の現像軸挿通口156と左右方向に連通している。
次いで、図3Bに示すように、現像電極ユニット131が、供給電極130の連結部133および供給軸挿通部134を右方から被覆するように、右側壁35に対して右方から組み付けられる。
このとき、第1延長部170の第1ガイド面175、および、第2延長部171の第2ガイド面177が、右方の杆状部71の右端部を案内し、切欠部174が、右方の杆状部71の右端部を受け入れる。これによって、第1ガイド面175および第2ガイド面177が、現像電極ユニット131の右側壁35に対する装着を案内する。
すると、第1延長部170の傾斜面176は、図5Bに示すように、ロアフィルム84の後方部分90の右端部の上方に到達し、ロアフィルム84の後方部分90の右端部と左右方向に沿って当接する。詳しくは、傾斜面176は、ロアフィルム84の後方部分90のうち、右方の突部87よりも右方に位置する部分196と当接する。なお、ロアフィルム84の後方部分90のうち、右方の突部87よりも右方に位置する部分196が、第1端部の第1方向の端部の一例である。
これによって、第1延長部170の傾斜面176は、杆状部71の第2貼付面77との間において、ロアフィルム84の後方部分90の右端部を挟み込む。このとき、第1延長部170は、ロアフィルム84の後端部80よりも、傾斜方向Xの上流に位置している。
また、第2延長部171は、右方の杆状部71に対して、第1延長部170の反対に位置している。また、第2延長部171の平坦面178は、右方の杆状部71の下方に到達し、右方の杆状部71の下面と当接する。これによって、第2延長部171の平坦面178は、第1延長部170の傾斜面176とともに、右方の杆状部71、および、ロアフィルム84の後方部分90の右端部を挟み込む。
このとき、第1スナップフィット150は、図5Bに示すように、係合突起68と係合し、第2スナップフィット151は、係合穴50に挿入され、係合穴50の周縁と係合する。
これによって、現像電極ユニット131が右側壁35に組み付けられる。
現像電極ユニット131が右側壁35に組み付いた状態において、図3Bに示すように、溝挿通筒152が、現像ローラ軸挿通溝42に挿入されるとともに、溝挿通筒152、現像軸挿通口156および現像軸挿通部182が、現像ローラ軸11の右端部を相対回転可能に受け入れる。
これによって、現像ローラ軸11の右端部が、軸受部材141を介して、右側壁35に回転可能に支持される。そのため、現像ローラ4は、図3Aに示すように、筐体2に対して現像ローラ軸11の中心軸線Aを中心として回転するように構成されている。なお、現像ローラ軸11の中心軸線Aが、回転軸線の一例である。
また、現像ローラ軸11と現像軸挿通部182とが接触するので、現像ローラ軸11と現像軸挿通部182とが、電気的に接続される。
また、図3Bおよび図6Bに示すように、供給軸挿通口157および接触筒部155が、供給ローラ軸13の右端部を相対回転可能に受け入れる。
これによって、供給ローラ軸13の右端部が、軸受部材141を介して、右側壁35に回転可能に支持される。そのため、供給ローラ5は、筐体2に対して供給ローラ軸13の中心軸線を中心として回転するように構成されている。
また、接触筒部155は、図9Bに示すように、供給軸挿通部134の右方に隣接されている。なお、図示しないが、供給電極130および現像電極ユニット131が右側壁35に固定される前の状態において、接触筒部155の左端部と、供給軸挿通部134の右端部とは、左右方向において、僅かな間隔を空けて配置されている。
また、複数の位置決め穴158のそれぞれは、図3Bおよび図6Bに示すように、対応する位置決め突起51を受け入れる。これによって、現像電極ユニット131は、右側壁35に位置決めされる。
また、軸受側突条160の前面161が、図10Aに示すように、電極側突条138の後面139と接触している。
また、第1絶縁部165は、図9Aに示すように、供給接触部132の下方に配置され、第2絶縁部166は、供給接触部132の後方に配置されている。つまり、絶縁部144は、供給接触部132と現像接触部180との間に配置されている。また、本体プレート146は、連結部133および供給軸挿通部134と、現像電極142との間に配置されている。すなわち、供給電極130と現像電極142との間には、軸受部材141が介在している。そのため、供給電極130と現像電極142とは、軸受部材141によって互いに絶縁されている。
また、第1ねじ穴159および第2ねじ穴186は、電極支持軸52の右端部を受け入れている。
次いで、図9Aに示すように、ねじ部材190が、第1ねじ穴159および第2ねじ穴186を介して、電極支持軸52に螺合する。これによって、供給電極130および現像電極ユニット131が、共通のねじ部材190によって右側壁35に固定される。
以上によって、給電ユニット33の右側壁35に対する組み付けが完了する。
給電ユニット33が右側壁35に組み付けられた状態において、図10Bに示すように、供給電極130の供給軸挿通部134の左端部は、シール収容部65に挿入され、供給シール82の右端面と当接している。これによって、供給シール82は、その弾性力により、供給軸挿通部134を、右方に向かって付勢している。そのため、供給電極130の連結部133は、供給シール82の弾性力によって、下方に向かうにつれて右方に向かって僅かに弾性変形している。これによって、電極側突条138は、連結部133の弾性変形に伴って、軸受側突条160の前面161の傾斜に沿って、右方に向かうにつれて、前上方に移動される。すると、供給電極130は、電極側突条138の移動に追従するように、全体的に、前上方に移動する。
これにより、供給電極130の供給軸挿通部134が、供給ローラ軸13の中心軸線に対して、前上方に向かって移動され、供給軸挿通部134の内周面における後下端部が、供給ローラ軸13の外周面における後下端部と接触する。
4.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング16は、図1Aおよび図9Aに示すように、本体カップリング200と、第1本体電極201と、第2本体電極202とを備えている。
本体カップリング200は、図1Aに示すように、現像カートリッジ1が本体ケーシング16に装着された状態において、現像カップリング97の結合凹部102に対して、左方に間隔を空けて配置されている。また、本体カップリング200は、左右方向に延びる略円柱形状であり、その右端部が、結合凹部102に挿入可能に構成されている。
本体カップリング200は、公知の連動機構により、フロントカバー21の開閉動作に連動して、左右方向に沿って移動するように構成されている。また、本体カップリング200は、本体ケーシング16に備えられる図示しないモータなどの駆動源からの駆動力が伝達されるように構成されており、駆動力がされると、左側面視時計方向に回転する。
第1本体電極201は、図9Aに示すように、現像カートリッジ1が本体ケーシング16に装着された状態において、供給電極130の供給接触部132の左面と接触するように配置されている。また、第1本体電極201は、左右方向に変位可能に構成され、常には、左方へ向かって付勢されている。第1本体電極201は、本体ケーシング16に備えられる図示しない電源に電気的に接続されている。
第2本体電極202は、現像カートリッジ1が本体ケーシング16に装着された状態において、現像電極142の現像接触部180の左面と接触するように配置されている。また、第2本体電極202は、左右方向に変位可能に構成され、常には、左方へ向かって付勢されている。第2本体電極202は、本体ケーシング16に備えられる図示しない電源に電気的に接続されている。
5.現像カートリッジの本体ケーシングへの装着、および、現像カートリッジの現像動作
次に、現像カートリッジ1の本体ケーシング16に対する装着動作、および、現像カートリッジ1による現像動作について説明する。
現像カートリッジ1を本体ケーシング16に装着するには、図2に示すように、作業者が、フロントカバー21を開放し、現像カートリッジ1を、開口部20を介して、本体ケーシング16に前方から挿入する。
これによって、現像カートリッジ1の本体ケーシング16に対する装着が完了する。
このとき、図9Aに示すように、供給電極130の供給接触部132の左面は、第1本体電極201と接触する。これによって、供給電極130と第1本体電極201とが電気的に接続される。
また、図10Aに示すように、第1本体電極201は、供給電極130の供給接触部132の左面と接触すると、供給接触部132を左方へ向かって押圧する。すると、供給接触部132のリブ135が、突条55の右端面56の傾斜に沿って、左方へ向かうにつれて、前上方に移動する。
これによって、供給接触部132は、左方へ向かうにつれて、前上方に移動し、供給電極130は、供給接触部132の移動に追従するように、全体的に、前上方に移動する。そのため、供給軸挿通部134が、供給ローラ軸13に対して、前上方に向かって移動し、供給軸挿通部134と供給ローラ軸13とが確実に接触する。
また、現像電極142の現像接触部180の左面は、第2本体電極202と接触する。これによって、現像電極142と第2本体電極202とが電気的に接続される。
次いで、フロントカバー21を閉鎖する。フロントカバー21が閉鎖されると、図1Aに示すように、図示しない公知の連動機構により、本体カップリング200は、現像カップリング97の結合凹部102に相対回転不能に進入する。
その後、本体ケーシング16に備えられる図示しない制御部の制御は、図2に示すように、プリンタ15の画像形成動作を開始する。
画像形成動作では、本体ケーシング16の図示しない電源からの電力が、図9Aに示すように、第1本体電極201および現像電極142を介して、現像ローラ軸11に供給されるとともに、第2本体電極202および供給電極130を介して、供給ローラ軸13に供給される。これにより、図示しない電源から、現像ローラ4に現像バイアスが印加され、供給ローラ5に供給バイアスが印加される。
また、本体カップリング200は、図1Bに示すように、現像カップリング97のカップリング部101に駆動力を入力する。すると、現像カップリング97は、左側面視時計方向に回転する。このとき、現像カップリング97は、カップリングギア部100に噛合する各種ギア、具体的には、現像ギア98および供給ギア99に、駆動力を伝達する。
現像ギア98および供給ギア99のそれぞれに駆動力が伝達されると、現像ローラ4は、現像ギア98に伝達された駆動力により、図5Bに示すように、左側面視反時計方向である回転方向Rに回転し、供給ローラ5は、供給ギア99に伝達された駆動力により、左側面視反時計方向に回転する。
なお、アジテータ3は、図示しないギア列を介して、現像カップリング97からの駆動力が伝達され回転する。
アジテータ3が回転すると、図2に示すように、攪拌ブレード10が、トナー収容室7内のトナーを、現像室8に向かって搬送する。そうすると、トナーが、トナー収容室7から現像室8に供給される。
現像室8に供給されたトナーは、供給ローラ5の供給ローラ本体14に供給される。そして、供給ローラ5は、回転により、トナーを、供給ローラ本体14から現像ローラ4の現像ローラ本体12に供給する。
このとき、現像ローラ本体12と供給ローラ本体14とは、トナーを正極性に摩擦帯電する。これによって、現像ローラ本体12は、トナーを担持する。
次いで、現像ローラ4の回転に伴って、層厚規制ブレード6が、現像ローラ本体12に担持されたトナーの層厚を規制する。
このとき、サイドシール83の接触部86が、図5Aおよび図5Bに示すように、現像ローラ本体12の左右方向端部における周面と接触しているので、現像ローラ4の左右方向の両方からのトナーの漏れが抑制される。
また、ロアフィルム84の前方部分91が、現像ローラ本体12の周面に対して、左右方向に沿って接触しているので、現像ローラ4とリップ部70との間からのトナーの漏れが抑制される。
6.作用効果
(1)現像カートリッジ1では、図4Aおよび図4Bに示すように、ロアフィルム84の後方部分90が貼付部40に固定されている。また、左方の杆状部71と第1延長部115とが、図5Aに示すように、ロアフィルム84の後方部分90を挟んでいる。そのため、ロアフィルム84の後方部分90が、貼付部40から剥がれることを抑制できる。
また、杆状部71の第2貼付面77の後端縁81およびロアフィルム84の後端部80のそれぞれは、第1延長部115よりも、傾斜方向Xの下流に位置している。そのため、第1延長部115は、第2貼付面77との間において、ロアフィルム84を確実に挟むことができる。
従って、例え、長寿命化を図った場合であっても、長期にわたって、ロアフィルム84が貼付部40から剥がれることを抑制できる。
(2)また、第1延長部115が、図5Aに示すように、ロアフィルム84の後方部分90の左端部と当接しており、第2貼付面77との間において、ロアフィルム84の後方部分90の左端部を挟んでいる。そのため、ロアフィルム84の後方部分90の左端部が、貼付部40から剥がれることを抑制できる。
(3)また、ギアカバー95は、図6Aに示すように、現像ローラ軸11を支持する現像軸挿通口111と、杆状部71との間において、ロアフィルム84の後方部分90を挟む第1延長部115との両方を有している。そのため、現像軸挿通口111と、第1延長部115とのそれぞれが別部材として備えられる場合と比較して、部品点数の低減を図ることができる。
(4)また、ギアカバー95は、図6Aに示すように、第1ガイド面123および第2ガイド面124を有している。そして、第1ガイド面123および第2ガイド面124は、図1Bに示すように、ギアカバー95が左側壁34に組み付けられるときに、ギアカバー95の装着を案内する。そのため、ギアカバー95の左側壁34に対する組み付け作業の円滑化を図ることができる。
(5)また、サイドシール83が、図5Aおよび図5Bに示すように、シール配置部39と現像ローラ本体12の左右方向の端部の周面との間に配置され、ロアフィルム84の後方部分90の左右方向の端部の少なくとも一部が、突部87上に固定されている。つまり、ロアフィルム84の左右方向の端部の少なくとも一部は、サイドシール83と現像ローラ本体12の周面との間に挟まれている。
そのため、サイドシール83、および、ロアフィルム84の左右方向の端部の少なくとも一部が、シール配置部39と現像ローラ本体12の左右方向の端部の周面との間からのトナーの漏れを確実に抑制できる。
しかるに、ロアフィルム84の左右方向の端部を、サイドシール83上に固定すると、サイドシール83の弾性力により、ロアフィルム84の後方部分90が、貼付部40から剥がれる場合がある。
しかし、貼付部40と第1延長部115とが、ロアフィルム84の後方部分90を挟むので、ロアフィルム84の後方部分90が貼付部40から剥がれることを抑制できる。
そのため、シール配置部39と現像ローラ本体12の左右方向の端部の周面との間からのトナーの漏れを確実に抑制できながら、ロアフィルム84の後方部分90が貼付部40から剥がれることを抑制できる。
(6)また、ギアカバー95は、図5Aに示すように、第2延長部116を備えている。そして、第1延長部115と第2延長部116とが、左方の杆状部71およびロアフィルム84を挟むので、杆状部71に対するギアカバー95の相対的な位置精度の向上を図ることができ、ひいては、杆状部71に固定されるロアフィルム84の後方部分90と、第1延長部115との相対的な位置精度の向上を図ることができる。
そのため、第1延長部115と、左方の杆状部71とが、ロアフィルム84の後方部分90の左端部を確実に挟むことができ、ロアフィルム84の後方部分90が、杆状部71から剥がれることをより一層確実に抑制できる。
7.変形例
上記した現像カートリッジ1は、本発明の一実施形態であり、本発明は上記した実施形態に限定されない。
上記の実施形態では、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ24に装着または離脱するように構成される。しかし、これに限定されず、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジ24と一体として構成することもできる。この場合、現像カートリッジ1とドラムカートリッジ24とを一体に備えるプロセスカートリッジ17が、現像装置の一例として対応する。
また、現像カートリッジ1は、現像ローラ4を有するフレームに対し、トナーが収容されるトナーカートリッジが装着または離脱するように構成することもできる。この場合、現像ローラ4を有するフレームは、本体ケーシング16に離脱不能に固定されていてもよく、また、本体ケーシング16に離脱可能に装着されていてもよい。現像ローラ4を有するフレームが本体ケーシング16に離脱不能に固定されている場合、プリンタ15が現像装置の一例として対応する。
また、上記の実施形態では、ギアカバー95は、現像軸挿通口111を有するベースプレート105と、第1延長部115とを一体として有している。しかし、これに限定されず、ギアカバー95は、ベースプレート105と、第1延長部115とを別体として構成することもできる。同様に、軸受部材141は、現像軸挿通口156を有する本体プレート146と、第1延長部170とを別体として構成することもできる。
また、上記の実施形態では、サイドシール83は、シール本体88の前面が、第1支持部66の後面、供給シール82の後面および第2支持部67の上面と直接接触するように、シール配置部39に配置されている。つまり、サイドシール83は、例えば、両面粘着シールなどにより、シール配置部39に貼り付けられることなく、シール配置部39に配置されている。しかし、これに限定されず、サイドシール83は、シール配置部39に両面粘着シールなどにより貼り付けてもよい。
また、上記の実施形態では、ロアフィルム84の後方部分90の一部は、接着層89により、突部87の上面に固定されている。しかし、これに限定されず、ロアフィルム84の後方部分90の一部は、突部87の上面に固定されていなくてもよい。
また、上記した現像ローラ4に代えて、現像スリーブを適用することもできる。この場合、現像スリーブは、現像ローラの一例である。
このような変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記の実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 現像カートリッジ
2 筐体
4 現像ローラ
11 現像ローラ軸
40 貼付部
83 サイドシール
84 ロアフィルム
90 ロアフィルムの後方部分
91 ロアフィルムの前方部分
95 ギアカバー
111 現像軸挿通口
115 第1延長部
116 第2延長部
123 第1ガイド面
124 第2ガイド面
141 軸受部材
170 第1延長部
171 第2延長部
175 第1ガイド面
177 第2ガイド面
195 ロアフィルムの後方部分のうち、左方の突部よりも左方に位置する部分
196 ロアフィルムの後方部分のうち、右方の突部よりも右方に位置する部分
A 中心軸線
X 傾斜方向

Claims (6)

  1. 内部に現像剤を収容するように構成される筐体と、
    第1方向に延びる回転軸線について回転するように構成される現像ローラと、
    前記第1方向に沿って延びており、前記現像ローラの周面と前記第1方向に沿って接触するように配置される第1シールと、
    前記第1シールを前記筐体と挟むことにより支持する支持部材と、を備え、
    前記筐体は、
    前記第1シールを固定するための固定部を有し、
    前記第1シールは、
    前記固定部に固定される第1端部と、
    前記第1端部と反対の端部であり、前記現像ローラの周面と接触する第2端部とを有し、
    前記支持部材は、
    前記第1方向に沿って延びており、前記第1端部と当接するように、前記第1端部に対して前記固定部と反対に位置する第1延長部を有し、
    前記第2端部から前記第1端部に向かう第2方向において、前記固定部および前記第1シールのそれぞれの前記第2方向の下流端部は、前記第1延長部よりも、前記第2方向の下流に位置していることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記第1延長部は、前記第1端部の前記第1方向の端部と当接していることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像ローラは、前記回転軸線を中心とする回転軸を有し、
    前記支持部材は、
    前記回転軸を支持する軸支持部を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記支持部材は、
    前記筐体に組み付けられるときに、前記支持部材の装着を案内するように構成される案内部を有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記筐体と、前記現像ローラの前記第1方向の端部の周面との間に配置される第2シールを備え、
    前記第1シールの前記第1方向の端部の少なくとも一部が、前記第2シール上に固定されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記支持部材は、
    前記固定部に対して前記第1延長部の反対に位置し、前記固定部および前記第1シールを前記第1延長部とともに挟む第2延長部を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の現像装置。
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