JP2015010904A - 故障検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホールセンサの故障を適切に検知可能な故障検知装置を提供する。
【解決手段】故障検知装置110は、ホールセンサHu,Hv,Hwから入力されるデジタル信号の組合わせに対応してモータ400の電気角を演算する電気角演算部111と、ホールセンサHu,Hv,Hwのうち少なくとも一つが故障したか否かを判定する第1判定部113と、を備え、電気角演算部111は、前記組合わせが全てHigh、又は全てLowである場合、モータ400の電気角として0°未満又は360°よりも大きい第1所定値を第1判定部113に出力し、第1判定部113は電気角演算部111から第1所定値が入力された場合、故障ありと判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホールセンサの故障を検知する故障検知装置に関する。
モータの回転子の位置(電気角)をホールセンサ等の検出器によって検出し、その検出結果に応じてモータを制御する技術が知られている。特に、電動パワーステアリングや電動ブレーキシステム等に用いられるモータの制御には、トルク変動を小さくするためにレゾルバ等の高分解能センサが用いられている。
例えば、特許文献1には、検出器であるレゾルバから入力される正弦波信号及び余弦波信号の振幅最大値を電気角の周期ごとに算出し、それぞれの振幅最大値と閾値振幅との比較結果に基づいてレゾルバの故障を検出する故障検出装置について記載されている。
特開2011−89935号公報
レゾルバ(検出器)は、比較的高分解能であるという特長を有するものの、ホールセンサを用いる場合と比較してコストがかかるとともに、レゾルバからの信号を処理するための制御回路が複雑になるという問題がある。
また、特許文献1に記載の技術では、正弦波信号及び余弦波信号の一周期当たりのサンプル数が少ない場合、レゾルバの故障判定が可能であっても敢えて先延ばしして、サンプル数を徐々に増やしていく。したがって、レゾルバが故障した場合でも、判定結果を出力するまでに所定の時間を要し、レゾルバの故障を早期に検知できない可能性がある。
また、電気角の検出器として比較的安価なホールセンサを用い、ホールセンサからのデジタル信号が全てHigh、又は全てLowである場合に限って故障ありと判定する場合、次のような問題が生じる。すなわち、この場合、全てのホールセンサが故障した時点で故障ありと検知するため、故障検知までに時間がかかり過ぎるという問題がある。
そこで本発明は、ホールセンサの故障を適切に検知可能な故障検知装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するための手段として、本発明に係る故障検知装置は、モータに設置される複数のホールセンサから、前記モータの駆動に伴う磁束の変化に応じたデジタル信号が入力されるとともに、各デジタル信号の組合わせに対応して前記モータの電気角を演算する電気角演算手段と、前記電気角演算手段によって演算される電気角に基づいて、複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したか否かを判定する故障判定手段と、を備え、前記電気角演算手段は、前記組合わせが全てHigh、又は全てLowである場合、前記モータの電気角として0°未満又は360°よりも大きい第1所定値を前記故障判定手段に出力し、前記故障判定手段は、前記電気角演算手段から前記第1所定値が入力された場合、複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したと判定することを特徴とする。
このような構成によれば、各ホールセンサから入力されるデジタル信号の組合わせが全てHigh、又は全てLowである場合、電気角演算手段はモータの電気角として第1所定値を出力する。
例えば、複数のホールセンサのうち少なくとも一つが故障して、常にHighのデジタル信号を出力し続けた場合、時々刻々と変化する各ホールセンサの出力値が全てHighになる状態が、電気角の一周期において少なくとも一回は生じる。
ここで、電気角を表すHigh/Lowの組合わせが全てHighである場合、電気角演算手段から出力される第1所定値は、0°未満又は360°よりも大きい値として設定されている。つまり、第1所定値は、複数のホールセンサが全て正常である(電気角が、0°以上360°以下)場合、電気角として出力されない値として第1所定値が設定されている。
したがって、故障判定手段によって、全てのホールセンサが正常である状態と、少なくとも一つのホールセンサが故障している状態と、を明確に区別することができ、ホールセンサの故障を適切に検知できる。
また、前記電気角演算手段によって演算される電気角の変化量を所定時間ごとに演算し、前記故障判定手段に出力する電気角変化量演算手段を備え、前記故障判定手段は、前記電気角演算手段から前記第1所定値が少なくとも一回入力され、かつ、前記電気角変化量演算手段から、その絶対値が複数の前記ホールセンサの電気角分解能よりも大きい第2所定値以上である変化量が少なくとも一回入力された場合、複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したと判定することが好ましい。
このような構成によれば、故障判定手段は、電気角演算手段から第1所定値が少なくとも一回入力され、かつ、電気角変化量演算手段から絶対値が第2所定値以上である変化量が少なくとも一回入力された場合、少なくとも一つのホールセンサが故障したと判定する。
ここで、第2所定値は、複数のホールセンサの電気角分解能よりも大きい値(つまり、所定時間ごとに演算される電気角の変化量として、正常時には出力されない値)として設定されている。このように、モータの電気角と、その電気角の変化量と、に基づいてホールセンサの故障を検知するため、信頼性の高い故障検知装置を提供できる。
また、前記第1所定値は、0°未満又は360°よりも大きい角度(60°×n)として予め設定されていることが好ましい。ここで、nは0〜6を除く整数である。
このような構成によれば、第1所定値として(60°×n)が予め設定されている(ただし、nは0〜6を除く整数である)。例えば、各ホールセンサから入力されるデジタル信号の組合せが全てHighであった場合、電気角演算手段は第1所定値として電気角(60°×n)を故障判定手段に出力する。これによって、モータの制御に不具合を生ずることなくホールセンサの故障を適切に検知できる。
また、前記故障判定手段は、運転者による操作に応じて正回転又は逆回転する前記モータに設置される複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したか否かを判定することが好ましい。
このような構成によれば、運転者による操作に応じて正回転又は逆回転するモータに設置される複数のホールセンサの故障を適切に検知できる。
本発明によれば、ホールセンサの故障を適切に検知可能な故障検知装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る故障検知装置を含む概略構成図である。 故障検知装置を含む制御装置の構成図である。 (a)は正常時におけるホールセンサの出力電圧の波形図であり、(b)は正常時における実際の電気角、各ホールセンサから出力されるデジタル信号、及び電気角演算部の出力値θの関係を示す説明図であり、(c)はホールセンサから出力されるデジタル信号が全てHigh、又は全てLowである場合の説明図である。 制御装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は1個のホールセンサがHigh張り付き故障となった場合の説明図であり、(b)は1個のホールセンサがLow張り付き故障となった場合の説明図である。 (a)は2個のホールセンサがHigh張り付き故障となった場合の説明図であり、(b)は2個のホールセンサがLow張り付き故障となった場合の説明図である。 (a)は全てのホールセンサがHigh張り付き故障となった場合の説明図であり、(b)は全てのホールセンサがLow張り付き故障となった場合の説明図である。
本発明を実施するための形態(以下、実施形態と記す)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、3個のホールセンサHu,Hv,Hwの全てが正常である場合を「正常時」と記す。一方、3個のホールセンサHu,Hv,Hwのうち少なくとも一つが故障している場合を「故障時」と記す。
≪実施形態≫
本実施形態に係る故障検知装置110に先立って、インバータ300、モータ400、及びホールセンサHu,Hv,Hwについて説明する。
図1に示すインバータ300は、直流電源200から入力される直流電圧VDCを三相交流電圧に変換し、モータ400に出力する電力変換器である。なお、直流電源200は、インバータ300に並列接続される平滑コンデンサCを有している。
インバータ300は、制御装置100から入力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号に従ってスイッチング素子S1〜S6のON/OFFを切り替えることで、直流電圧VDCを三相交流電圧に変換する。なお、スイッチング素子S1〜S6には、転流による破壊を防止するための還流ダイオードD1〜D6が逆並列に接続されている。
モータ400は、例えば、三相ブラシレスモータであり、三相巻線u,v,wを介してインバータ300に接続されている。モータ400は、三相巻線u,v,wが巻回されるステータ410と、このステータ410に収容されるロータ420と、を有している。ステータ410に巻回される三相巻線u,v,wは、周方向において120°間隔で配置されている。
なお、モータ400の極数に応じて、三相巻線u,v,wの配置を適宜変更してもよい。
モータ400の回転軸kは、負荷(図示せず)に連結されている。前記した負荷とは、例えば、モータ400の回転をピストンの往復運動に変換するギア機構(図示せず)である。このギア機構は、モータ400の正回転/逆回転に応じてシリンダ(図示せず)内で往復するピストン(図示せず)に連結されている。
運転者によるブレーキ操作に応じてモータ400が駆動することでロータ420が正回転又は逆回転する。これによってシリンダ(図示せず)内でピストンが摺動し、ブレーキ液圧を発生させることができる。
図1に示すホールセンサHu,Hv,Hwはそれぞれ、モータ400の電気角に応じたデジタル信号(High/Low)を制御装置100に出力する機能を有している。ホールセンサHu,Hv,Hwは、三相巻線u,v,wに対応するように、周方向において120°間隔でモータ400内に設置されている。
ホールセンサHu,Hv,Hwは、ホール素子(図示せず)と、このホール素子から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するホールIC(Integrated Circuit:図示せず)と、がパッケージ化された構成となっている。
前記したホール素子(図示せず)は、モータ400が駆動する際に生じる磁気変動を検出し、自身の設置位置と、モータ400の電気角と、に対応する正弦波状のアナログ信号をホールIC(図示せず)に出力する。ホールICは、ホール素子から入力されるアナログ信号を所定の閾値と比較してデジタル信号に変換し、制御装置100(故障検知装置110)に出力する。
図3(a)に示すように、正常時においてホールセンサHuは、電気角0°〜30°及び210°〜270°において制御装置100にON信号(High)を出力し、電気角30°〜210°においてOFF信号(Low)を出力する。前記したように、ホールセンサHu,Hv,Hwは、周方向において120°間隔で配置されているため、図3(a)に示す電圧V(Hu),V(Hv)、V(Hw)も120°ずつ位相がずれている。
図3(b)は、正常時における実際の電気角、各ホールセンサHu,Hv,Hwから出力されるデジタル信号、及び電気角演算部111(図2参照)の出力値θの関係を示す説明図である。
なお、図3(b)に示す電気角0°、60°、…は、図3(a)に示す電気角330°〜30°、30°〜90°、…の中央値を代表的に記したものである。また、図3(b)に示す「H」はデジタル信号のHighを意味し、「L」はデジタル信号のLowを意味している。
図3(b)に示すように、ホールセンサHu,Hv,Hwは、時々刻々と変化するモータ400の電気角に応じて電気角分解能60°のデジタル信号を制御装置100に出力するようになっている。なお、図3(c)の説明図については後記する。
<故障検知装置の構成>
図2に示す制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェースなどの電子回路を備えて構成され、その内部に記憶したプログラムに従って各種機能を発揮する。
故障検知装置110は、モータ400に設置されるホールセンサHu,Hv,Hwの故障を検知する装置であり、制御装置100に含まれる。
故障検知装置110は、電気角演算部111と、記憶部112と、第1判定部113と、電気角変化量演算部114と、第2判定部115と、統合処理部116と、を有している。
電気角演算部111(電気角演算手段)には、ホールセンサHu,Hv,Hwから、モータ400の駆動に伴う磁束の変化に応じたデジタル信号が入力される。そして、電気角演算部111は、各デジタル信号の組合わせに対応してモータ400の電気角を算出する。
図3(b)に示すように、例えば、ホールセンサHu、Hv、Hwに対応するデジタル信号が(L,H,L)であった場合、電気角演算部111は電気角の出力値θとして60°を算出する。なお、前記処理が実行される周期は、電気角演算部111によって60°の電気角分解能で演算処理を行うように予め設定されている。
また、電気角演算部111は、ホールセンサHu、Hv、Hwに対応するデジタル信号が(H,H,H)又は(L,L,L)である場合、電気角の出力値θとして「−360°」(第1所定値)を出力するように設定されている(図3(c)参照)。
電気角演算部111は、算出した電気角の出力値θをモータ制御部120、第1判定部113、及び電気角変化量演算部114に出力するとともに、記憶部112に一時的に格納する。前記したモータ制御部120は、電気角演算部111から入力される出力値θに応じて、PWM制御に基づいてモータ400の駆動を制御する。
第1判定部113(故障判定手段)は、電気角演算部111から入力される出力値θが前記した「−360°」であるか否か判定し、その判定結果を統合処理部116に出力する。すなわち、出力値θ≠−360°(つまり、電気角0°〜360°)である場合、第1判定部113はフラグ信号F1:OFFを統合処理部116に出力する。一方、出力値θ=−360°である場合、第1判定部113はフラグ信号F1:ONを統合処理部116に出力する。
なお、出力値θ=−360°は、デジタル信号が(H,H,H)又は(L,L,L)である場合に対応している(図3(b)参照)。
電気角変化量演算部114(電気角変化量演算手段)は、時々刻々と変化する電気角の変化量を所定時間ごとに演算する機能を有している。すなわち、電気角変化量演算部114は、電気角演算部111によって算出された今回の出力値θ(電気角)と、記憶部112から読み出した前回の出力値(電気角)との差を算出し、当該差を電気角変化量Δθとして第2判定部115に出力する。
なお、電気角変化量演算部114の演算周期は、ホールセンサHu,Hv,Hwの電気角分解能である60°毎の変化を少なくとも検出できるように予め設定されている。
図3(b)に示す正常時において、電気角演算部111の出力値θが0°→60°→120°→180°→…のように順次変化した場合、電気角変化量演算部114は、今回の出力値θ(例えば、60°)から前回の出力値(例えば、0°)を減算し、電気角変化量60°→60°→60°→…を逐次算出する。
第2判定部115(故障判定手段)は、前記した電気角変化量Δθが所定値Δθ1(第2所定値)以上であるか否か判定する。前記した所定値Δθ1は、ホールセンサHu,Hv,Hwの電気角分解能60°よりも大きい値であり、正常時には出力され得ない大きさの変化量(例えば、180°)として予め設定されている。
電気角変化量Δθが所定値Δθ1以上である場合、第2判定部115は統合処理部116にフラグ信号F2:ONを出力する。一方、電気角変化量Δθが所定値Δθ1未満である場合、第2判定部115は統合処理部116にフラグ信号F2:OFFを出力する。
統合処理部116(故障判定手段)は、第1判定部113から入力されるフラグ信号F1と、第2判定部115から入力されるフラグ信号F2と、に基づいて、ホールセンサHu,Hv,Hwのうち少なくとも一つが故障しているか否かを判定する。なお、統合処理部116は、フラグ信号F1又はF2がONとなった累計回数をカウントするカウンタ回路(図示せず)を有している。
統合処理部116は、ホールセンサHu,Hv,Hwのうち故障しているものが少なくとも一つ存在する場合、故障報知器500に故障報知信号Qを出力する。前記した故障報知器500とは、画像を表示するモニタ、音声を出力するスピーカ等である。
なお、統合処理部116の処理内容については後記する。
<故障検知装置の動作>
以下では、図4に示す故障検知装置110(制御装置100)の動作について、モータ400が正回転している場合を例に説明する。
図5(a)は、U相に対応するホールセンサHuが故障し、常にON信号を出力している場合を示している(High張り付き:1個)。この場合、ホールセンサHu,Hv,Hwから故障検知装置110に対し、時間の経過とともにデジタル信号の組合せ(H,H,L)→(H,H,L)→(H,H,H)→…が入力される。
なお、図5(a)では、ホールセンサHu,Hv,Hwの正常時(図3(b)参照)と比較して異なる部分を網掛けで示した(図5(b)、図6、図7も同様)。
図4に示すように、モータ400の駆動を開始した後(START)、制御装置100はステップS101でカウンタ値n=0を設定する。前記したカウンタ値nは、統合処理部116のカウンタ回路(図示せず)において所定の条件(S103,S106)を満たす場合にインクリメントされる。
ステップS102において制御装置100は、電気角演算部111によって、図3(b)、(c)に示す対応関係に基づき電気角の出力値θを算出する。
例えば、デジタル信号(H,H,L)の場合、電気角演算部111は電気角の出力値θとして「0°」を出力する(図5(a)参照)。また、デジタル信号(H,H,H)の場合、電気角演算部111は電気角の出力値θとして「−360°」を出力する。
ステップS103において制御装置100は、電気角演算部111の出力値θが(−360°)であるか否かを判定する。つまり、制御装置100は、第1判定部113から入力されるフラグ信号F1がONであるか否かを判定する。
出力値θが(−360°)である場合(S103→Yes)、制御装置100の処理はステップS104に進む。一方、出力値θが(−360°)でない場合(S103→No)、制御装置100の処理はステップS105に進む。
図5(a)に示す例では、電気角120°の状態でホールセンサHu,Hv,Hwからのデジタル信号が(H,H,H)であり、電気角演算部111の出力値θ=−360°となっている。
このように、常にHighのデジタル信号を出力するホールセンサHuが存在する場合、時々刻々と変化するホールセンサHu,Hv,Hwの出力値が全てHighになる状態が、電気角の一周期で少なくとも一回は生じる。
ステップS104において制御装置100は、カウンタ値nをインクリメントする。
次に、ステップS105において制御装置100は、電気角変化量演算部114によって電気角変化量Δθを算出する。すなわち、制御装置100は、電気角演算部111から入力される今回の出力値θと、記憶部112から読み出した前回の出力値と、の差をとることによって電気角変化量Δθを算出する。
図3(b)に示すように、正常時において電気角変化量Δθは、外乱や検出誤差が小さい限り60°で一定となる(正常時でも電気角変化量Δθの演算周期を短くすると、Δθ=0°となる場合がある)。
一方、図5(a)に示す故障時において電気角変化量Δθは、60°→0°→−360°→600°→0°→60°→…のように時々刻々と変化する。なお、図5(a)では、モータ400を正回転させた場合の電気角変化量Δθを示した。
図4のステップS106において制御装置100は、電気角変化量Δθの絶対値|Δθ|が所定値Δθ1以上であるか否かを判定する。つまり、制御装置100は、統合処理部116によって、第2判定部115から入力されるフラグ信号F1がONであるか否かを判定する。前記したように、所定値Δθ1は、ホールセンサHu,Hv,Hwの正常時には出力され得ない変化量(例えば、360°)であり、予め設定されている。
電気角変化量の絶対値|Δθ|が所定値Δθ1以上である場合(S106→Yes)、制御装置100の処理はステップS107に進む。一方、電気角変化量の絶対値|Δθ|が所定値Δθ1未満である場合(S106→No)、制御装置100の処理はステップS108に進む。
図5(a)に示す例では、実際の電気角が180°の状態において、電気角変化量Δθ=240°−(−360°)=600°であり、正常時の場合と比較して非常に大きくなっている。この場合、電気角変化量Δθの絶対値600°は、所定値Δθ1(=360°)以上であるため、第2判定部115からフラグ信号F2:ONが出力される。
図4のステップS107において制御装置100は、カウンタ値nをインクリメントする。
次に、ステップS108において制御装置100は、カウンタ値nが閾値Nに達したか否かを判定する。閾値Nは、外乱や検出誤差の影響を緩和するために予め設定される自然数である。
カウンタ値nが閾値Nに達した場合(S108→Yes)、制御装置100の処理はステップS109に進む。一方、カウンタ値nが閾値Nに達していない場合(S108→No)、制御装置100の処理はステップS102に戻る。
なお、図4に示すステップS102〜S108の処理は、ホールセンサHu,Hv,Hwの正常時において、電気角60°ごとの電圧V(Hu)、V(Hv)、V(Hw)の変化を検出し得る所定時間で一巡する。
ステップS109において制御装置100は、故障報知器500に故障報知信号Qを出力し、処理を終了する(END)。これによってユーザは、ホールセンサHuが故障したことを早期に知ることができる。
<他の例について>
次に、図5(b)、図6、及び図7を参照しつつ、ホールセンサHu,Hv,Hwの故障検知処理について順次説明する。なお、制御装置100の処理内容については図4に示すフローチャートと同様であるから、以下では、フラグ信号F1,F2に着目して説明する。
図5(b)は、ホールセンサHuが故障し、常にOFF信号を出力している場合の説明図である(Low張り付き:1個)。この場合、実際の電気角が300°のときに出力値θ=−360°となるため、第1判定部113からフラグ信号F1:ONが出力される。
また、実際の電気角が0°、300°のときに、前回からの電気角変化量Δθの絶対値が所定値Δθ1(=360°)以上となるため、第2判定部115からフラグ信号F2:ONが出力される。
図6(a)は、ホールセンサHu,Hvが故障し、常にON信号を出力している場合の説明図である(High張り付き:2個)。この場合、実際の電気角が120°、180°、240°のときに第1判定部113からフラグ信号F1:ONが出力される。また、実際の電気角が120°、300°のときに第2判定部115からフラグ信号ONが出力される。
図6(b)は、ホールセンサHu,Hvが故障し、常にOFF信号を出力している場合の説明図である(Low張り付き:2個)。この場合、実際の電気角が0°、60°、300°のときに第1判定部113からフラグ信号F1:ONが出力される。また、実際の電気角が120°、300°のときに第2判定部115からフラグ信号ONが出力される。
図7(a)は、ホールセンサHu,Hv,Hwが全て故障し、常にON信号(High張り付き:3個)を出力している場合の説明図である。この場合、第1判定部113からフラグ信号F1:ONが継続的に出力され、第2判定部115から出力されるフラグ信号F2は、常にOFFとなる。このように、第2判定部115からフラグ信号F2:ONが出力されない場合でも、図4のステップS104においてカウンタ値nがインクリメントされる。
なお、図7(b)については図7(a)の場合と同様であるから、説明を省略する。
また、図5〜図7では、モータ400を正回転した場合の電気角変化量Δθを示したが、モータ400を逆回転した場合でも前記と同様の方法で電気角変化量Δθを算出すればよい。
<効果>
本実施形態に係る故障検知装置110によれば、ホールセンサHu,Hv,Hwから入力されるデジタル信号の組合せが全てHigh、又は全てLowである場合、電気角演算部111は電気角として第1所定値「−360°」を出力する。つまり、第1所定値は、複数のホールセンサHu,Hv,Hwが全て正常である(電気角は、0°以上360°以下)場合には電気角として出力され得ない値として設定されている。
仮に、デジタル信号(H,H,H)のとき、正常時にも出力される可能性がある値(例えば、0°)を電気角演算部111が出力する場合、実際にホールセンサが故障したことに起因して出力されたのか否かを判別することが困難となる。
これに対して、本実施形態では、ホールセンサHu,Hv,Hwからのデジタル信号が(H,H,H)又は(L,L,L)の場合、敢えて電気角演算部111に「−360°」を出力させる。これによって、デジタル信号(H,H,H)、(L,L,L)の状態を正常時と明確に区別することができ、故障検知装置110による検知結果の信頼性を高めることができる。
特に、ホールセンサHu,Hv,Hwからのデジタル信号が全てHigh、又は全てLowとなる場合に限って故障ありと判定する従来手法と比較して、本実施形態によれば、一つ又は二つのホールセンサが故障した場合でも早期かつ的確に故障を検知できる。
また、電気角変化量演算部114が、電気角演算部111による演算結果を用いて電気角変化量Δθを演算し、所定値Δθ1と比較する。ここで、所定値Δθ1は、複数のホールセンサHu,Hv,Hwの電気角分解能よりも大きい値(つまり、所定時間ごとに演算される電気角の変化量として、正常時に出力され得ない値)として設定されている。
このように、電気角の出力値θに加えて電気角変化量Δθも故障検知に用いることで、ホールセンサの故障を早期かつ適切に検知できる。
また、電気角「−360°」は、正常時には出力されることがないものの、三角関数の変数として使用する際には、実質的に「0°」と等しくなる。このように、デジタル信号(H,H,H)又は(L,L,L)が出力される故障時にも、電気角として360°の整数倍の値「−360°」を出力することで、モータ400の制御処理に不具合を生じることを確実に回避できる。
また、モータ400の電気角を検出する検出器として比較的安価なホールセンサHu,Hv,Hwを用いることで、検出器に要するコストを低減できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る故障検知装置110について前記実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態では、モータ400に3個のホールセンサHu,Hv,Hwを設置する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、モータ400の極数等に応じてホールセンサの個数を適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、ホールセンサHu,Hv,Hwから入力される信号が(H,H,H)又は(L,L,L)である場合、電気角演算部111が第1所定値「−360°」を出力する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、第1所定値を0°〜360°を含まない「0°未満又は360°よりも大きい任意の値」に設定してもよい。
また、前記した場合において、第1所定値を0°未満又は360°よりも大きい角度(60°×n)として設定することが好ましい。なお、前記したnは0〜6を除く整数(つまり、…,−3,−2,−1,7,8,9,…)である。例えば、電気角−180°、540°は、モータ400の制御上では電気角180°と実質的に等しいため、モータ400の制御に不具合が生じることを防止できる。
また、故障検知装置110から電気角変化量演算部114(図2参照)を省略し、これに伴って図4のステップS105〜S107の処理を省略してもよい。この場合、電気角演算部111からの出力値θを参照して、第1判定部113が故障の有無を判定する。
また、電気角演算部111から出力値「−360°」が少なくとも一回入力され、かつ、電気角変化量演算部114から、所定値Δθ1以上の変化量が少なくとも一回入力された場合、統合処理部116が故障ありと判定するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、運転者による操作に応じて正回転又は逆回転するモータ400にホールセンサHu,Hv,Hwを設置する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、モータ400が一方の向きのみに回転する場合でも同様に適用できる。
また、前記実施形態では、モータ400の回転軸k(図1参照)にギア機構が連結され、モータ400の正回転/逆回転に応じてシリンダ(図示せず)内でピストン(図示せず)を往復させる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、電動パワーステアリング等の他の用途に使用される各種のモータに前記実施形態を適用できる。
また、前記実施形態に合わせて、モータ400の回転角・回転速度(シリンダのストローク量)に対応するシリンダの液圧と、実際にシリンダで発生した液圧と、の差が所定値以上である場合、故障検知装置110が故障ありと判定するようにしてもよい。
100 制御装置
110 故障検知装置
111 電気角演算部(電気角演算手段)
112 記憶部
113 第1判定部(故障判定手段)
114 電気角変化量演算部(電気角変化量演算手段)
115 第2判定部(故障判定手段)
116 統合処理部(故障判定手段)
200 直流電源
300 インバータ
400 モータ
500 故障報知器
Hu,Hv,Hw ホールセンサ

Claims (4)

  1. モータに設置される複数のホールセンサから、前記モータの駆動に伴う磁束の変化に応じたデジタル信号が入力されるとともに、各デジタル信号の組合わせに対応して前記モータの電気角を演算する電気角演算手段と、
    前記電気角演算手段によって演算される電気角に基づいて、複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したか否かを判定する故障判定手段と、を備え、
    前記電気角演算手段は、前記組合わせが全てHigh、又は全てLowである場合、前記モータの電気角として0°未満又は360°よりも大きい第1所定値を前記故障判定手段に出力し、
    前記故障判定手段は、前記電気角演算手段から前記第1所定値が入力された場合、複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したと判定すること
    を特徴とする故障検知装置。
  2. 前記電気角演算手段によって演算される電気角の変化量を所定時間ごとに演算し、前記故障判定手段に出力する電気角変化量演算手段を備え、
    前記故障判定手段は、前記電気角演算手段から前記第1所定値が少なくとも一回入力され、かつ、前記電気角変化量演算手段から、その絶対値が複数の前記ホールセンサの電気角分解能よりも大きい第2所定値以上である変化量が少なくとも一回入力された場合、複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したと判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の故障検知装置。
  3. 前記第1所定値は、0°未満又は360°よりも大きい角度(60°×n)として予め設定されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の故障検知装置。
    ここで、nは0〜6を除く整数である。
  4. 前記故障判定手段は、運転者による操作に応じて正回転又は逆回転する前記モータに設置される複数の前記ホールセンサのうち少なくとも一つが故障したか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の故障検知装置。
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