JP2015009709A - 遠隔操縦装置 - Google Patents

遠隔操縦装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015009709A
JP2015009709A JP2013137412A JP2013137412A JP2015009709A JP 2015009709 A JP2015009709 A JP 2015009709A JP 2013137412 A JP2013137412 A JP 2013137412A JP 2013137412 A JP2013137412 A JP 2013137412A JP 2015009709 A JP2015009709 A JP 2015009709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
helicopter
instruction unit
signal
reference position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013137412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5698802B2 (ja
Inventor
創 安達
So Adachi
創 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2013137412A priority Critical patent/JP5698802B2/ja
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to AU2014299734A priority patent/AU2014299734B2/en
Priority to US14/901,593 priority patent/US9551998B2/en
Priority to EP14818709.9A priority patent/EP3015939A4/en
Priority to CN201480037047.3A priority patent/CN105359046B/zh
Priority to PCT/JP2014/067178 priority patent/WO2014208726A1/ja
Priority to KR1020157036236A priority patent/KR101636803B1/ko
Publication of JP2015009709A publication Critical patent/JP2015009709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5698802B2 publication Critical patent/JP5698802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H27/00Toy aircraft; Other flying toys
    • A63H27/12Helicopters ; Flying tops
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D13/00Control of linear speed; Control of angular speed; Control of acceleration or deceleration, e.g. of a prime mover
    • G05D13/02Details
    • G05D13/04Details providing for emergency tripping of an engine in case of exceeding maximum speed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H30/00Remote-control arrangements specially adapted for toys, e.g. for toy vehicles
    • A63H30/02Electrical arrangements
    • A63H30/04Electrical arrangements using wireless transmission
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U10/00Type of UAV
    • B64U10/10Rotorcrafts
    • B64U10/17Helicopters
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/0011Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots associated with a remote control arrangement
    • G05D1/0016Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots associated with a remote control arrangement characterised by the operator's input device
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/0011Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots associated with a remote control arrangement
    • G05D1/0033Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots associated with a remote control arrangement by having the operator tracking the vehicle either by direct line of sight or via one or more cameras located remotely from the vehicle
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/0202Control of position or course in two dimensions specially adapted to aircraft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U2201/00UAVs characterised by their flight controls
    • B64U2201/20Remote controls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】輸送機器を容易に所望の速度で維持することができる、遠隔操縦装置を提供する。【解決手段】遠隔操縦装置10は、指示部25と、指示部25からの指示に基づいて無人ヘリコプタの速度を制御する制御部26とを備える。指示部25は、無人ヘリコプタの速度を変更するための速度変更信号と、無人ヘリコプタの速度を決定するための速度決定信号とを択一的に出力可能である。制御部26は、指示部25からの出力が速度変更信号から速度決定信号に切り替わったとき、無人ヘリコプタの速度情報と閾値との比較結果に基づいて、無人ヘリコプタの速度を維持するかゼロにするかを決定する。速度変更信号は、指示部25の操作量に対応するように無人ヘリコプタの機首の上下方向の傾斜角度を変えることによって、無人ヘリコプタの速度を変更する信号であることが好ましい。【選択図】図2

Description

この発明は遠隔操縦装置に関し、より特定的には、無人ヘリコプタなどの輸送機器の操縦に用いられる遠隔操縦装置に関する。
この種の従来技術の一例が特許文献1において開示されている。
特許文献1に開示されている無人無線操縦ヘリコプタの操縦支援装置では、既存の無人無線操縦ヘリコプタの受信機とサーボモータとの間に、マイクロコンピュータとPWM信号読取り回路とPWM信号生成回路とPWM信号切替回路と各種センサから構成される操縦支援装置が挿入されている。このような構成により、操作者の操作がニュートラルの場合にはホバリング機動を行い、操縦者の操作がある場合には、通常通りにサーボモータが操作され、または操作量を目標値と解釈してそれに追従する制御が行われる。
特開2009−96369号公報
しかしながら、上記の操縦支援装置において、所望の飛行速度を一定に維持するためには操縦者の操作が難しく熟練を要する。特に、強風などの外的要因がある場合には、ヘリコプタの飛行速度を安定して一定に維持することは尚更難しい。
それゆえに、この発明の主たる目的は、輸送機器を容易に所望の速度で維持することができる、遠隔操縦装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の遠隔操縦装置は、輸送機器の遠隔操縦装置であって、輸送機器の速度を指示する指示部と、指示部からの指示に基づいて輸送機器の速度を制御する制御部とを備え、指示部は、輸送機器の速度を変更するための速度変更信号と、輸送機器の速度を決定するための速度決定信号とを択一的に出力可能であり、制御部は、指示部からの出力が速度変更信号から速度決定信号に切り替わったとき、輸送機器の速度情報と閾値との比較結果に基づいて、輸送機器の速度を維持するかゼロにするかを決定することを特徴とする。
請求項2に記載の遠隔操縦装置は、請求項1に記載の遠隔操縦装置において、輸送機器は無人ヘリコプタであることを特徴とする。
請求項3に記載の遠隔操縦装置は、請求項2に記載の遠隔操縦装置において、速度変更信号は、指示部の操作量に対応するように無人ヘリコプタの機首の上下方向の傾斜角度を変えることによって、無人ヘリコプタの速度を変更する信号であることを特徴とする。
請求項4に記載の遠隔操縦装置は、請求項1から3のいずれかに記載の遠隔操縦装置において、指示部は、基準位置から移動可能に設けられ、指示部の可動域は、指示部から速度決定信号が出力される速度決定域と、指示部から速度変更信号が出力される速度変更域とを含み、速度決定域は基準位置を含み、かつ速度変更域は基準位置からみて速度決定域の外側に設けられ、制御部は、指示部の位置が速度変更域から速度決定域に切り替わったとき、輸送機器の速度情報と閾値との比較結果に基づいて、輸送機器の速度を維持するかゼロにするかを決定することを特徴とする。
請求項5に記載の遠隔操縦装置は、請求項4に記載の遠隔操縦装置において、指示部は、基準位置から正逆両方向に移動可能に設けられ、速度決定域は基準位置を含みかつ基準位置の正逆両側に設けられ、速度変更域は基準位置からみて速度決定域の外側において基準位置の正側の第1変更域と基準位置の逆側の第2変更域とを有し、指示部が第1変更域にあるとき指示部は加速用の速度変更信号を出力し、指示部が第2変更域にあるとき指示部は減速用の速度変更信号を出力することを特徴とする。
請求項6に記載の遠隔操縦装置は、請求項4または5に記載の遠隔操縦装置において、指示部は、力を加えなければ基準位置に戻るスティック状部材を含み、スティック状部材の操作角度が指示部の操作量に対応することを特徴とする。
請求項1に記載の遠隔操縦装置では、操縦者が指示部から速度変更信号を出力すると、輸送機器は加速または減速する。そして、操縦者が指示部からの出力を速度変更信号から速度決定信号に切り替えると、その時点での輸送機器の速度情報と閾値とが比較される。輸送機器の速度情報の絶対値が閾値以上であれば(または閾値より大きければ)、輸送機器の速度を維持する。その一方、輸送機器の速度情報の絶対値が閾値未満であれば(または閾値以下であれば)、輸送機器の速度がゼロにされ、輸送機器は停止する。また、輸送機器の速度情報の絶対値が閾値以上の場合(または閾値より大きいとき)、指示部から出力される速度変更信号と速度決定信号とを小刻みに切り替えることによって、輸送機器の速度を微調整した後、所望の速度で維持することができる。このように、指示部からの出力を速度変更信号から速度決定信号に切り替えるだけで、輸送機器を容易に所望の速度で維持することができる。
一般に、無人ヘリコプタを遠隔操縦する場合、遠隔操縦装置の指示部を操作して無人ヘリコプタの機首の上下方向の傾斜角度を変えることによって、無人ヘリコプタの速度が変動する。無人ヘリコプタの速度を制御する方法には、所謂「姿勢制御」と所謂「速度制御」とがある。「姿勢制御」では、指示部の操作量に対応するように機首の上下方向の傾斜角度を変えることによって、無人ヘリコプタの速度を変動させる。「速度制御」では、指示部の操作量に対応した目標速度に達するように機首の上下方向の傾斜角度を変動させ、目標速度に達したらその速度を維持しようとする。操縦者は、それぞれの操縦しやすさや慣れなどによって、「姿勢制御」または「速度制御」のいずれかを主として無人ヘリコプタを遠隔操縦する。請求項2に記載の遠隔操縦装置では、操縦者は、指示部から速度変更信号を出力する際に「姿勢制御」および「速度制御」のいずれの制御を選択しても、指示部から速度決定信号を出力させれば無人ヘリコプタを容易に所望の速度で維持することができる。よって、「姿勢制御」または「速度制御」のいずれを好む操縦者にとっても好適である。
通常、遠隔操縦装置には速度を指示する指示部とは別に「姿勢制御」と「速度制御」とを切り換えるスイッチ等が設けられている。指示部の操作量に対応するように機首の上下方向の傾斜角度を変える「姿勢制御」では、機首が斜め下方を向くように指示部の操作量を一定に保つと、機体が前進しながら加速するため、一定速度の飛行やホバリング飛行を継続して行うように操縦するのは難しい。そのような場合には、「姿勢制御」から「速度制御」にスイッチ等を切り換える。また、「速度制御」では、GPS衛星からの速度信号をもとに目標速度に近づけようとするため、GPS衛星からの信号を受信できないときには速度を制御できない。そのような場合には、「速度制御」から「姿勢制御」にスイッチ等を切り換える必要がある。さらに、「姿勢制御」時と「速度制御」時とでは、指示部の操作量に対する機体の変位が異なるため、指示部の操作感が異なる。よって、「姿勢制御」と「速度制御」とが切り替わった直後でも思い通りの飛行をさせるには、操縦者に高い操縦技術を要する。請求項3に記載の遠隔操縦装置では、指示部から速度変更信号を出力しているときには「姿勢制御」の状態にあり、速度決定信号を出力しているときには無人ヘリコプタの速度を一定に保つ状態にある。よって、指示部から速度変更信号を出力している「姿勢制御」の状態から、速度決定信号を出力するように切り換えるだけで容易に、無人ヘリコプタの一定速度での飛行や低速域からのホバリングへの移行が可能となる。そのため、操縦者は指示部とは別の「姿勢制御」と「速度制御」とを切り換えるスイッチ等を操作する必要がない。さらに操縦者は、指示部から速度変更信号を出力している(つまり、速度を変更する)際には「姿勢制御」の状態であるので、別のスイッチ等で「姿勢制御」のみを選択した場合と違和感なく操縦できるため、高い操縦技術も要しない。
請求項4に記載の遠隔操縦装置では、操縦者が指示部を、基準位置から速度決定域を通過させて速度変更域まで移動させると、指示部の操作量に応じて輸送機器の速度が変更される。そして、操縦者が指示部を速度変更域から速度決定域(典型的には基準位置)まで戻すと、その時点での輸送機器の速度情報と閾値とが比較され、その比較結果に基づいて、輸送機器の速度が維持またはゼロにされる。このように、基準位置と速度変更域との間に速度決定域が挟まれ、指示部は基準位置から速度決定域を通過しなければ速度変更域に達することができないようにすることによって、輸送機器の速度変更の操作に関して、速度決定域は所謂「あそび」の領域となる。したがって、操縦者の望まない輸送機器の速度変更を防止でき、操縦者が望む場合だけ輸送機器の速度を容易に変更できる。
請求項5に記載の遠隔操縦装置では、第1変更域と第2変更域とを基準位置からみて互いに逆方向に設けることによって、輸送機器を加速または減速させるときの操縦者による指示部の操作が簡単かつ明快となり、輸送機器の前進速度および後退速度を容易に制御でき、誤操作を抑制できる。
請求項6に記載の遠隔操縦装置では、操縦者がスティック状部材を、基準位置から速度決定域を通過させて速度変更域まで傾けると、スティック状部材の操作角度に応じて輸送機器の速度が変更される。そして、操縦者がスティック状部材の位置を速度変更域から速度決定域まで戻すと、その時点での輸送機器の速度情報と閾値とが比較され、その比較結果に基づいて、輸送機器の速度が維持またはゼロにされる。すなわち、輸送機器の速度情報の絶対値が閾値以上の場合(閾値より大きいとき)、輸送機器の速度を維持するように制御する。一方、輸送機器の速度情報の絶対値が閾値未満の場合(閾値以下のとき)、輸送機器の速度をゼロに移行(移行後に維持)するように制御する。このように、スティック状部材を操作して指示部からの出力を速度変更信号から速度決定信号に切り替えるだけで、輸送機器を容易に所望の速度で維持できる。また、スティック状部材は力を加えなければ基準位置に戻るので、操縦者は輸送機器を加速または減速させる場合にだけスティック状部材を傾けるべく力を加えればよく、輸送機器の速度を維持するためにスティック状部材を操作する必要はないので、指示部の操作が容易になる。さらに、スティック状部材を操作しなければスティック状部材は基準位置に戻るので、輸送機器の不所望な加速および減速を防止できる。
この発明によれば、輸送機器を容易に所望の速度で維持することができる。
この発明の一実施形態において輸送機器として無人ヘリコプタが用いられる場合を示す図解図である。 遠隔操縦装置の構成の一例を示す電気的ブロック図である。 第1スティック状部材の可動域を示す図解図である。 遠隔操縦装置による制御動作の一例を示すフロー図である。 無人ヘリコプタの挙動を説明するための図解図である。 無人ヘリコプタの速度の変遷例を示すグラフである。 指示部の変形例を示す図解図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。
図1に示す実施形態では、輸送機器として無人ヘリコプタ1(以下、ヘリコプタ1と略記する)が用いられている。したがって、図1に示す実施形態の遠隔操縦装置10は、ヘリコプタ1の遠隔操縦装置である。
ヘリコプタ1は、ボディ2、マスト3、メインロータ4、テールロータ5を含む。マスト3は、ボディ2から上方に突出するようにかつ回転可能に設けられる。マスト3の上端部にメインロータ4が固定される。テールロータ5は、ボディ2の後端部に回転可能に設けられる。メインロータ4およびテールロータ5は、図示しない駆動源からの駆動力に基づいて回転される。
遠隔操縦装置10は、ヘリコプタ1に向けて信号を送信する送信機12と、ヘリコプタ1に搭載される機器14とを含む。
図2を参照して、送信機12は、第1スティック状部材16a、第2スティック状部材16b、信号生成部18、CPU20、高周波部22および送信アンテナ24を含む。
図1を参照して、第1スティック状部材16aをab方向(前後方向)に操作することにより、モータ38(後述)が制御され、飛行中の機首の上下方向の角度が変更され、ヘリコプタ1が加速又は減速(前進または後進)する。第1スティック状部材16aをa方向に操作すると、機首が下がりヘリコプタ1が加速(前進)飛行し、第1スティック状部材16aをb方向に操作すると、機首が上がりヘリコプタ1が減速(後進)飛行する。
また、第1スティック状部材16aをcd方向(左右方向)に操作することにより、機首が左右方向に振られる。第2スティック状部材16bをef方向(前後方向)に操作することにより、機体が上昇または下降する。第2スティック状部材16bをgh方向(左右方向)に操作することにより、機体が左右方向に傾けられる。
信号生成部18によって、第1スティック状部材16aおよび/または第2スティック状部材16bの基準位置からの操作角度に応じたアナログの操作情報が生成され、CPU20によって、与えられたアナログの操作情報がデジタルの操作情報に変換され、高周波部22に送られる。操作情報には、速度決定信号や速度変更信号が含まれる。高周波部22では、デジタルの操作情報によって変調され、得られた無線信号が送信アンテナ24から送信される。
この実施形態では、ヘリコプタ1の速度を指示する指示部25は、第1スティック状部材16aと信号生成部18とを含む。
機器14は、制御部26、受信アンテナ28、高周波部30、GPSアンテナ32、GPS受信部34、モータ駆動部36およびモータ38を含む。
送信機12の送信アンテナ24から送信された無線信号は、受信アンテナ28で受信されて、高周波部30によって操作角度に応じたデジタルの操作情報に復調され、制御部26に与えられる。また、GPS衛星40からのヘリコプタ1に関するGPS信号がGPSアンテナ32によって受信され、GPS受信部34へ与えられる。GPS受信部34では、与えられたGPS信号からヘリコプタ1の現在の速度を示す速度信号が抽出され、速度信号は制御部26へ与えられる。
制御部26は、CPU26aおよびメモリ26bを含む。CPU26a(制御部26)は、メモリ26bに記憶されたプログラムを実行し、各構成要素に指示を与え、ヘリコプタ1を制御する。たとえば、CPU26a(制御部26)は、与えられた操作情報および速度信号に基づいて制御情報を生成し、モータ駆動部36を制御し、モータ駆動部36によってモータ38が駆動される。モータ38の駆動によって、メインロータ4の角度が変更され、飛行中のヘリコプタ1の機首の上下方向の角度が調節される。
ここで、指示部25について説明する。
図3(a)をも参照して、第1スティック状部材16aは、基準位置SP(中立位置)から前後方向(正逆両方向:ab方向)に移動(傾斜)可能に設けられる。第1スティック状部材16aの可動域は、速度決定域D1と速度変更域C1とを含む。第1スティック状部材16aが速度決定域D1にあるときに信号生成部18から出力される信号が、速度決定信号に相当し、第1スティック状部材16aが速度変更域C1にあるときに信号生成部18から出力される信号が速度変更信号に相当する。すなわち、指示部25は、ヘリコプタ1の速度を変更するための速度変更信号と、ヘリコプタ1の速度を決定するための速度決定信号とを択一的に出力可能である。指示部25(信号生成部18)からの速度変更信号は、指示部25の操作量(第1スティック状部材16aの操作角度X)に対応するように機首の上下方向の傾斜角度を変えることによって、ヘリコプタ1の速度を変更する信号である。
この実施形態では、基準位置SPが速度決定域D1に相当する。したがって、第1スティック状部材16aを基準位置SPから前後方向に少し傾けると、第1スティック状部材16aは速度変更域C1に入り、ホバリング状態にあるヘリコプタ1は移動し始め、または同一速度で飛行しているヘリコプタ1の飛行速度が変化(加速または減速)する。言い換えれば、第1スティック状部材16aが基準位置SPにあれば、ヘリコプタ1の飛行速度は変化せず、ホバリング状態または同一速度での飛行が保たれる。ヘリコプタ1の飛行速度の微調整は、第1スティック状部材16aを速度変更域C1まで操作している場合に限られる。
速度変更域C1は、基準位置SP(速度決定域D1)の前方(正側)の第1変更域C1aと、基準位置SP(速度決定域D1)の後方(逆側)の第2変更域C1bとを有する。第1スティック状部材16aが第1変更域C1aにあるとき、信号生成部18は加速用の速度変更信号を出力し、第1スティック状部材16aが第2変更域C1bにあるとき、信号生成部18は減速用の速度変更信号を出力する。第1スティック状部材16aは、力を加えなければ基準位置SPに戻るように構成され、スティック状部材16aの基準位置SPからの操作角度Xが指示部25の操作量に対応する。
図4を参照して、ヘリコプタ1の飛行中における遠隔操縦装置10による制御動作の一例について説明する。なお、目標傾斜角度、操作角度X、目標速度、現在の速度、基本姿勢速度および制限値はそれぞれ、正(+)または負(−)の値をとる。ここで、目標傾斜角度とは、ヘリコプタ1(機体)の機首の目標とする上下方向の傾斜角度をいう。当該傾斜角度は、基本姿勢(ヘリコプタ1が水平面上に着地している状態でのヘリコプタ1の姿勢)のヘリコプタ1を基準(ゼロ)として規定される。目標傾斜角度は、機首が下方に傾斜しているときに正(+)の値、機首が上方に傾斜しているとき負(−)の値をとる。操作角度Xは、第1スティック状部材16aが基準位置SP(中立の位置)より前方にあるとき正(+)の値、後方にあるとき負(−)の値をとる。無人ヘリコプタの場合、一定速度で飛行するには機体が基本姿勢を維持する必要があるため、機体が傾いている状態(現在の速度)から基本姿勢に移行するまでに若干加速または減速する。そこで、基本姿勢速度とは、ある時点において推定した、機体がその時点での姿勢から基本姿勢になる時点のヘリコプタ1の速度をいう。典型的には、基本姿勢速度は、機体が傾斜している状態において、GPS衛星40から得た速度信号(現在の速度)から基本姿勢に移行するまでの加速および減速を加味した推定速度である。よって、基本姿勢速度は、CPU26a(制御部26)で現在の速度から算出される。この実施形態では、基本姿勢速度が速度情報に相当する。なお、基本姿勢速度の算出時点において、機体が既に基本姿勢になっている場合、基本姿勢速度は現在の速度と等しくなる。目標速度、現在の速度、基本姿勢速度および制限値はそれぞれ、前進時の値が正(+)、後進時の値が負(−)である。
まず、ステップS1において、第1スティック状部材16aの位置が速度決定域D1にあるか否かが判断される。言い換えれば、第1スティック状部材16aが基準位置SPにあるか否かが判断される。これは、送信機12からの操作情報に基づいて機器14の制御部26によって判断される。
ステップS1において、第1スティック状部材16aの位置が速度決定域D1になく速度変更域C1にあれば、ステップS3へ進む。ステップS3へ進む場合は、ヘリコプタ1の加速時または減速時に相当する。ステップS3では、制御部26によって目標傾斜角度が第1スティック状部材16aの操作角度Xに応じた値に設定され、ステップS13へ進む。ステップS13では、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が制限値の絶対値(この実施形態では時速20km)以上であるか否かが判断される。ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が制限値の絶対値以上であれば、ステップS15に進み、ヘリコプタ1の目標速度が制限値(この実施形態では、前進時は時速20km、後退時は−時速20km)に設定され、ステップS11へ進む。一方、ステップS13において、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が制限値の絶対値未満であれば、ステップS17に進み、制御部26によってヘリコプタ1の目標傾斜角度に基づいて制御情報が算出され、ステップS19へ進む。
一方、ステップS1において、第1スティック状部材16aの位置が速度決定域D1にあれば、ステップS5へ進む。ステップS5へ進む場合は、ヘリコプタ1のホバリング時または一定速度の飛行時に相当する。
ステップS5では、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値(この実施形態では時速10km)以上であるか否かが判断される。これは、GPS衛星40からの速度信号に基づいて機器14の制御部26によって判断される。ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値未満であれば、ステップS7に進み、ヘリコプタ1の目標速度がゼロに設定され、ステップS11へ進む。一方、ステップS5において、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以上であれば、ステップS9へ進む。ステップS9では、制御部26によって、ヘリコプタ1の目標速度がヘリコプタ1の基本姿勢速度に設定される。そして、ステップS11に進む。
ステップS11において、制御部26によってヘリコプタ1の目標速度に基づいて制御情報が算出され、ステップS19へ進む。
ステップS19では、算出された制御情報に応じてモータ駆動部36が制御され、モータ駆動部36によってモータ38が駆動され、メインロータ4の角度が変更され、飛行中のヘリコプタ1の機首の上下方向の傾斜角度が調節される。ステップS19の後、ステップS1に戻る。この実施形態では、図4に示す制御動作は、たとえば数msから数十msのインターバルで繰り返される。
上述の遠隔操縦装置10による制御動作によって、制御部26は、指示部25(第1スティック状部材16a)からの指示に基づいてヘリコプタ1の速度を制御する。
なお、図4に示す制御動作においてステップS17に進むのは、ステップS3およびS13を経由してステップS17に至る場合である。この場合は第1スティック状部材16aが速度変更域C1にあり、これらのステップを経由してステップS17に至る場合の処理が「姿勢制御」に相当する。
また、図4に示す制御動作において、ステップS5およびS7を経由してステップS11に至る場合が、制御部26は、指示部25(第1スティック状部材16a)の位置が速度変更域C1から速度決定域D1に切り替わったとき、言い換えれば、指示部25(信号生成部18)からの出力が速度変更信号から速度決定信号に切り替わったとき、ヘリコプタ1の基本姿勢速度と閾値との比較結果に基づいて、ヘリコプタ1の速度をゼロにする場合に相当する。
ステップS5およびS9を経由してステップS11に至る場合が、制御部26は、指示部25(第1スティック状部材16a)の位置が速度変更域C1から速度決定域D1に切り替わったとき、言い換えれば、指示部25(信号生成部18)からの出力が速度変更信号から速度決定信号に切り替わったとき、ヘリコプタ1の基本姿勢速度と閾値との比較結果に基づいて、ヘリコプタ1の速度を基本姿勢速度で一定に維持する場合に相当する。
図5(a)を参照して、ヘリコプタ1がホバリング状態にありかつ第1スティック状部材16aの位置が速度決定域D1にある状態が続けば、制御部26は、ヘリコプタ1をホバリング状態に保つ。この場合、制御部26は、GPS衛星40からのGPS信号に基づいてヘリコプタ1の飛行速度をゼロになるように制御するので、たとえ風などの外的要因があっても、ヘリコプタ1の移動を抑制する。
図5(b)を参照して、第1スティック状部材16aの位置が速度変更域C1の第1変更域C1aにある状態が続けば、制御部26は、ヘリコプタ1の機首を下方に傾け、機体の姿勢を前傾に保ち、機体は前進し加速し続ける。ただし、基本姿勢速度には制限値(この実施形態では時速±20km)が設けられている。したがって、基本姿勢速度の絶対値が制限値の絶対値に達すれば、ヘリコプタ1の機首の上下方向の傾斜角度が制御されて、機体の姿勢が自動的に水平に制御され、飛行速度が制限値に維持される。
その後、第1スティック状部材16aの位置が速度変更域C1の第1変更域C1aから第2変更域C1bに移動すれば、制御部26は、ヘリコプタ1の機首を上方に傾け、機体の姿勢を後傾にし、機体は減速する。第1スティック状部材16aの位置が速度変更域C1の第2変更域C1bにある状態が続けば、制御部26は、機体の姿勢を後傾に保ち、機体は減速し続けやがて後退する。
図5(c)を参照して、第1スティック状部材16aの位置が速度変更域C1の第1変更域C1aから速度決定域D1に切り替われば、制御部26は、ヘリコプタ1の基本姿勢速度と閾値とを比較する。ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以上であれば、飛行速度を基本姿勢速度で一定にし、基本姿勢速度の絶対値が閾値未満であればホバリング停止させる。
このようなヘリコプタ1の速度の変遷例について、図6を参照して説明する。
図6において、線Aは、ヘリコプタ1の基本姿勢速度が閾値より大きい状態から、ヘリコプタ1の速度を制御する場合を示す。線Bは、ヘリコプタ1の基本姿勢速度が閾値より小さい状態から、ヘリコプタ1の速度を制御する場合を示す。
まず、線Aについて説明する。
期間(1)では、第1スティック状部材16aが第2変更域C1bに位置しているので、ヘリコプタ1は減速する。基本姿勢速度が閾値より大きい状態で期間(2)に入り、第1スティック状部材16aが速度決定域D1に位置し続けると、ヘリコプタ1は期間(2)に入ったときの基本姿勢速度を維持する。期間(3)では、第1スティック状部材16aの位置が「第1変更域C1a→速度決定域D1→第1変更域C1a→速度決定域D1→第2変更域C1b→速度決定域D1」と変更される。このような第1スティック状部材16aの操作によって、ヘリコプタ1の速度が増減され、一定速度が微調整される。期間(4)では、第1スティック状部材16aが速度決定域D1に位置し続けると、ヘリコプタ1は期間(4)に入ったときの基本姿勢速度を維持し続ける。その後、期間(5)に入り、第1スティック状部材16aを第1変更域C1aに移動させ、その状態を維持し続けると、ヘリコプタ1の速度が上昇し、やがて制限値に達する。その後も、第1スティック状部材16aが第1変更域C1aに位置し続ければ、ヘリコプタ1の速度は制限値を維持し続ける。
ついで、線Bについて説明する。
期間(1)では、ヘリコプタ1の速度がゼロの状態(ホバリング状態)から、第1スティック状部材16aを第1変更域C1aに移動させ、その状態を維持する。すると、ヘリコプタ1の速度は上昇し続ける。しかし、ヘリコプタ1の基本姿勢速度が閾値に達する前に、期間(2)に入り、第1スティック状部材16aの位置を速度決定域D1に戻すと、ヘリコプタ1は減速し、やがて速度がゼロに戻りホバリング状態となる。その後、期間(3)に入り、第1スティック状部材16aの位置を第1変更域C1aに移動させ、その状態を維持する。すると、ヘリコプタ1の速度は上昇し続ける。しかし、ヘリコプタ1の基本姿勢速度が閾値に達する前に、期間(4)に入り、第1スティック状部材16aの位置を速度決定域D1に戻すと、ヘリコプタ1は減速し、やがて速度がゼロに戻りホバリング状態となる。その後、期間(5)に入り、第1スティック状部材16aを第1変更域C1aに移動させ、その状態を維持し続けると、ヘリコプタ1の速度が上昇し、やがて制限値に達する。その後も、第1スティック状部材16aが第1変更域C1aに位置し続ければ、ヘリコプタ1の速度は制限値を維持し続ける。
このような遠隔操縦装置10によれば、操縦者が指示部25から速度変更信号を出力すると、ヘリコプタ1は加速または減速する。そして、操縦者が指示部25からの出力を速度変更信号から速度決定信号に切り替えると、その時点でのヘリコプタ1の基本姿勢速度と閾値とが比較される。ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以上であればヘリコプタ1の機首の上下方向の傾斜角度が制御され、ヘリコプタ1の速度を維持する。その一方、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値未満であれば、ヘリコプタ1の機首の上下方向の傾斜角度が制御されて、ヘリコプタ1の速度がゼロにされ、ヘリコプタ1はホバリング状態に移行(またはホバリング状態を維持)する。また、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以上の場合、指示部25から出力される速度変更信号と速度決定信号とを小刻みに切り替えることによって、ヘリコプタ1の速度を微調整した後、所望の速度で維持することができる。このように、指示部25からの出力を速度変更信号から速度決定信号に切り替えるだけで、ヘリコプタ1を容易に所望の速度で維持することができる。
遠隔操縦装置10では、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が制限値の絶対値以上の場合を除いて、指示部25から速度変更信号を出力しているときには「姿勢制御」の状態にあり、速度決定信号を出力しているときにはヘリコプタ1の速度を一定に保つ状態にある。よって、指示部25から速度変更信号を出力している「姿勢制御」の状態から、速度決定信号を出力するように切り換えるだけで容易に、ヘリコプタ1の一定速度での飛行や低速域からのホバリングへの移行が可能となる。そのため、操縦者は指示部25とは別の「姿勢制御」と「速度制御」とを切り換えるスイッチ等を操作する必要がない。さらに操縦者は、指示部25から速度変更信号を出力している(つまり、速度を変更する)際には「姿勢制御」の状態であるので、別のスイッチ等で「姿勢制御」のみを選択した場合と違和感なく操縦できるため、高い操縦技術も要しない。
遠隔操縦装置10では、第1変更域C1aと第2変更域C1bとを基準位置SPからみて互いに逆方向に設けることによって、ヘリコプタ1を加速または減速させるときの操縦者による指示部25の操作が簡単かつ明快となり、ヘリコプタ1の前進速度および後退速度を容易に制御でき、誤操作を抑制できる。
遠隔操縦装置10では、操縦者が第1スティック状部材16aを、基準位置SP(速度決定域D1)から速度変更域C1まで傾けると、第1スティック状部材16aの操作角度Xに応じてヘリコプタ1の速度が変更される。そして、操縦者が第1スティック状部材16aの位置を速度変更域C1から速度決定域D1まで戻すと、その時点でのヘリコプタ1の基本姿勢速度と閾値とが比較され、その比較結果に基づいて、ヘリコプタ1の速度が維持され、またはヘリコプタ1がホバリング状態にされる。すなわち、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以上の場合、ヘリコプタ1の速度をその基本姿勢速度に維持するように制御する。一方、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値未満の場合、ヘリコプタ1の速度をゼロに移行(移行後に維持)するように制御する。このように、第1スティック状部材16aを操作して指示部25からの出力を速度変更信号から速度決定信号に切り替えるだけで、ヘリコプタ1を容易に所望の速度で維持できる。また、第1スティック状部材16aは力を加えなければ基準位置SPに戻るので、操縦者はヘリコプタ1を加速または減速させる場合にだけ第1スティック状部材16aを傾けるべく力を加えればよく、ヘリコプタ1の速度を維持するために第1スティック状部材16aを操作する必要はないので、指示部25の操作が容易になる。さらに、第1スティック状部材16aを操作しなければ第1スティック状部材16aは基準位置SPに戻るので、ヘリコプタ1の不所望な加速および減速を防止できる。
ヘリコプタ1によって農薬を均一に散布するためには、散布対象領域上をヘリコプタ1が同一速度で飛行することが好ましい。ヘリコプタ1は、容易に所望の速度で進行でき、同一速度での飛行も可能であるので、農薬散布のために好適に用いられることができる。
なお、上述の実施形態では、基準位置SPが速度決定域D1に相当する場合について説明したが、図3(b)に示すように、速度決定域D2は、基準位置SPを挟む前後の所定範囲であってもよい。すなわち、速度決定域D2は、基準位置SPを含みかつ基準位置SPの正逆両側に設けられてもよい。この場合、速度決定域D2の前方および後方に速度変更域C2が設けられる。速度変更域C2は、基準位置SPからみて、速度決定域D2の外側かつ基準位置SPの前方(正側)の第1変更域C2aと、速度決定域D2の外側かつ基準位置SPの後方(逆側)の第2変更域C2bとを有する。
この場合、操縦者が指示部25(第1スティック状部材16a)を、基準位置SPから速度決定域D2を通過させて速度変更域C2まで移動させると、指示部25の操作量に応じてヘリコプタ1の速度が変更される。すなわち、ホバリング状態のヘリコプタ1が移動を開始し、または一定の速度で飛行しているヘリコプタ1の速度が変化する。そして、操縦者が指示部25を速度変更域C2から速度決定域D2(典型的には基準位置SP)まで戻すと、その時点でのヘリコプタ1の基本姿勢速度と閾値とが比較され、その比較結果に基づいて、ヘリコプタ1の速度が維持されまたはホバリング状態にされる。このように、基準位置SPと速度変更域C2との間に速度決定域D2が挟まれ、指示部25(第1スティック状部材16a)は基準位置SPから速度決定域D2を通過しなければ速度変更域C2に達することができないようにすることによって、ヘリコプタ1の速度変更の操作に関して、速度決定域D2は所謂「あそび」の領域となる。したがって、操縦者の望まないヘリコプタ1の速度変更を防止でき、操縦者が望む場合だけヘリコプタ1の速度を容易に変更できる。
上述の図4に示す動作例では、第1スティック状部材16aの位置が速度変更域C1にあるとき、第1スティック状部材16aの操作角度Xに応じてヘリコプタ1の目標傾斜角度を設定してヘリコプタ1の速度を変動させる「姿勢制御」を行う場合について説明したが、これに限定されない。第1スティック状部材16aの位置が速度変更域C1にあるとき、第1スティック状部材16aの操作角度Xに応じてヘリコプタ1の目標速度を設定してヘリコプタ1の速度を制御する「速度制御」を行うようにしてもよい。
遠隔操縦装置10では、操縦者は、指示部25から速度変更信号を出力する際に「姿勢制御」および「速度制御」のいずれの制御を選択しても、指示部25から速度決定信号を出力させればヘリコプタ1を容易に所望の速度で維持することができる。よって、遠隔操縦装置10は、「姿勢制御」または「速度制御」のいずれを好む操縦者にとっても好適である。
なお、上述の実施形態では、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以上であればヘリコプタ1の速度を維持し、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値未満であればヘリコプタ1の速度がゼロにされる場合について説明したが、これに限定されない。ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値より大きければヘリコプタ1の速度を維持し、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値以下であればヘリコプタ1の速度がゼロにされてもよい。この場合、ヘリコプタ1の基本姿勢速度の絶対値が閾値より大きければ、指示部25から出力される速度変更信号と速度決定信号とを小刻みに切り替えることによって、ヘリコプタ1の速度を微調整できる。
上述の実施形態では、速度情報として基本姿勢速度を用いる場合について説明したが、これに限定されない。速度情報として、基本姿勢速度の代わりに現在の速度を用いてもよい。この場合、現在の速度と閾値との比較結果に基づいて、ヘリコプタ1の速度を維持するかゼロにするかを決定する。
また、指示部はスティック状部材に限定されない。指示部としては、たとえば、図7(a)に示すように前後に移動可能なレバー、図7(b)に示すように回動可能なハンドル、図7(c)に示すように前後に傾く(前側/後側に体重をかける)ことができる椅子や台、図7(d)に示すように回転可能な球体などであってもよい。
さらに、指示部は、複数のボタン状部材、たとえば速度変更信号を出力可能なボタン状部材と、速度決定信号を出力可能なボタン状部材とを含んで構成されてもよい。
上述の実施形態において、遠隔操縦装置10がGPS信号を受信できなくなった場合には、従来の「姿勢制御」に切り替えてヘリコプタ1の速度を制御するようにしてもよい。
上述の実施形態では、この発明が適用される輸送機器としてヘリコプタ1を用いた場合について説明したが、これに限定されない。この発明が適用される輸送機器としては、「一定速度での移動」や「その場での静止」のために制御が必要なもの、たとえば、静止状態が不安定であって、地上、空中、水中、水上、氷上または雪上を慣性力で移動するようなものが好ましい。具体的には、地上を進む球体、一輪車または二輪車(電動立ち乗り二輪車など)、水上を進む船、氷上や雪上を進むホバークラフト、水中を進む潜水艦などを用いることができる。なお、潜水艦での速度検知は、GPSアンテナのみ浮上させることによって、または加速度センサによる慣性航法によって可能となろう。
1 無人ヘリコプタ
10 遠隔操縦装置
12 送信機
14 機器
16a 第1スティック状部材
16b 第2スティック状部材
18 信号生成部
20 CPU
22,30 高周波部
24 送信アンテナ
25 指示部
26 制御部
26a CPU
26b メモリ
28 受信アンテナ
32 GPSアンテナ
34 GPS受信部
36 モータ駆動部
38 モータ
40 GPS衛星
C1,C2 速度変更域
C1a,C2a 第1変更域
C1b,C2b 第2変更域
D1,D2 速度決定域
SP 基準位置
X 操作角度

Claims (6)

  1. 輸送機器の遠隔操縦装置であって、
    前記輸送機器の速度を指示する指示部と、
    前記指示部からの指示に基づいて前記輸送機器の速度を制御する制御部とを備え、
    前記指示部は、前記輸送機器の速度を変更するための速度変更信号と、前記輸送機器の速度を決定するための速度決定信号とを択一的に出力可能であり、
    前記制御部は、前記指示部からの出力が前記速度変更信号から前記速度決定信号に切り替わったとき、前記輸送機器の速度情報と閾値との比較結果に基づいて、前記輸送機器の速度を維持するかゼロにするかを決定する、遠隔操縦装置。
  2. 前記輸送機器は無人ヘリコプタである、請求項1に記載の遠隔操縦装置。
  3. 前記速度変更信号は、前記指示部の操作量に対応するように前記無人ヘリコプタの機首の上下方向の傾斜角度を変えることによって、前記無人ヘリコプタの速度を変更する信号である、請求項2に記載の遠隔操縦装置。
  4. 前記指示部は、基準位置から移動可能に設けられ、
    前記指示部の可動域は、前記指示部から前記速度決定信号が出力される速度決定域と、前記指示部から前記速度変更信号が出力される速度変更域とを含み、
    前記速度決定域は前記基準位置を含み、かつ前記速度変更域は前記基準位置からみて前記速度決定域の外側に設けられ、
    前記制御部は、前記指示部の位置が前記速度変更域から前記速度決定域に切り替わったとき、前記輸送機器の速度情報と前記閾値との比較結果に基づいて、前記輸送機器の速度を維持するかゼロにするかを決定する、請求項1から3のいずれかに記載の遠隔操縦装置。
  5. 前記指示部は、前記基準位置から正逆両方向に移動可能に設けられ、
    前記速度決定域は前記基準位置を含みかつ前記基準位置の正逆両側に設けられ、前記速度変更域は前記基準位置からみて前記速度決定域の外側において前記基準位置の正側の第1変更域と前記基準位置の逆側の第2変更域とを有し、
    前記指示部が前記第1変更域にあるとき前記指示部は加速用の速度変更信号を出力し、前記指示部が前記第2変更域にあるとき前記指示部は減速用の速度変更信号を出力する、請求項4に記載の遠隔操縦装置。
  6. 前記指示部は、力を加えなければ前記基準位置に戻るスティック状部材を含み、
    前記スティック状部材の操作角度が前記指示部の操作量に対応する、請求項4または5に記載の遠隔操縦装置。
JP2013137412A 2013-06-28 2013-06-28 遠隔操縦装置 Active JP5698802B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137412A JP5698802B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 遠隔操縦装置
US14/901,593 US9551998B2 (en) 2013-06-28 2014-06-27 Remote control device
EP14818709.9A EP3015939A4 (en) 2013-06-28 2014-06-27 Remote control device
CN201480037047.3A CN105359046B (zh) 2013-06-28 2014-06-27 遥控装置
AU2014299734A AU2014299734B2 (en) 2013-06-28 2014-06-27 Remote control device
PCT/JP2014/067178 WO2014208726A1 (ja) 2013-06-28 2014-06-27 遠隔操縦装置
KR1020157036236A KR101636803B1 (ko) 2013-06-28 2014-06-27 원격 조종 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137412A JP5698802B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 遠隔操縦装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015009709A true JP2015009709A (ja) 2015-01-19
JP5698802B2 JP5698802B2 (ja) 2015-04-08

Family

ID=52142051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013137412A Active JP5698802B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 遠隔操縦装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9551998B2 (ja)
EP (1) EP3015939A4 (ja)
JP (1) JP5698802B2 (ja)
KR (1) KR101636803B1 (ja)
CN (1) CN105359046B (ja)
AU (1) AU2014299734B2 (ja)
WO (1) WO2014208726A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018123747A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 Necソリューションイノベータ株式会社 ドローン操縦システム、操縦シグナル送信機セットおよびドローン操縦方法
JP2019514093A (ja) * 2016-02-24 2019-05-30 ホン、ユウ ジョン 客体コントローラ
JP2020001651A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 株式会社リコー 飛行システム
US11009866B2 (en) 2015-09-04 2021-05-18 This Is Engineering Inc. Drone controller

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5831893B1 (ja) * 2015-05-07 2015-12-09 立 寺坂 航空機の遠隔操縦システム
CN206532177U (zh) * 2017-03-02 2017-09-29 深圳市大疆创新科技有限公司 一种拨轮调节机构、遥控器及无人机
CN111307144B (zh) * 2018-12-11 2022-02-08 杭州海康机器人技术有限公司 检测无人机歪斜的方法、装置及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641010A (en) * 1987-06-23 1989-01-05 Kubota Ltd Running controller for automatic running working vehicle
JPH11255196A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 操船装置
JP2004268737A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Yamaha Motor Co Ltd 無人ヘリコプタのgps制御方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5160397A (en) * 1974-11-22 1976-05-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd Kaitenyokukokuki niokeru jidohikoseigyosochi
CA1158219A (en) 1980-04-01 1983-12-06 Edmond D. Diamond Multi-axis force stick, self-trimmed aircraft flight control system
JP3297830B2 (ja) 1994-06-29 2002-07-02 ヤンマー農機株式会社 ヘリコプタの遠隔操縦装置
US6059226A (en) * 1998-04-29 2000-05-09 Sikorsky Aircraft Corporation Navigation of helicopter with limited polar groundspeed commands
JP4133435B2 (ja) * 2003-02-26 2008-08-13 健蔵 野波 小型無人ヘリコプタの自律制御方法
JP4262078B2 (ja) * 2003-12-19 2009-05-13 ヤンマー株式会社 遠隔操作ヘリコプタ
EP1810099B1 (en) * 2004-11-08 2016-09-07 Bell Helicopter Textron Inc. Flight control system having a three control loop design
JP2007030544A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 空中散布装置
DE102005051799A1 (de) * 2005-10-27 2007-05-03 Stefan Reich Verfahren und Vorrichtung zur Fernsteuerung und Stabilisierung unbemannter Luftfahrzeuge
JP2008206670A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Taya Engineering Kk ラジコン模型の統合制御システム
JP2009096369A (ja) 2007-10-17 2009-05-07 Univ Of Tokushima 無人無線操縦ヘリコプタの操縦支援装置
FR2964573B1 (fr) * 2010-09-15 2012-09-28 Parrot Procede de pilotage d'un drone a voilure tournante a rotors multiples
CN102854887A (zh) * 2012-09-06 2013-01-02 北京工业大学 一种无人机航迹规划和远程同步操控方法
WO2014068982A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 国立大学法人徳島大学 搬送装置および飛行体の制御方法
CN102945046A (zh) 2012-11-15 2013-02-27 中国兵器工业计算机应用技术研究所 一种无人机的控制方法
CN105980950B (zh) * 2014-09-05 2019-05-28 深圳市大疆创新科技有限公司 无人飞行器的速度控制

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641010A (en) * 1987-06-23 1989-01-05 Kubota Ltd Running controller for automatic running working vehicle
JPH11255196A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 操船装置
JP2004268737A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Yamaha Motor Co Ltd 無人ヘリコプタのgps制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11009866B2 (en) 2015-09-04 2021-05-18 This Is Engineering Inc. Drone controller
JP2019514093A (ja) * 2016-02-24 2019-05-30 ホン、ユウ ジョン 客体コントローラ
US10915098B2 (en) 2016-02-24 2021-02-09 YooJung Hong Object controller
WO2018123747A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 Necソリューションイノベータ株式会社 ドローン操縦システム、操縦シグナル送信機セットおよびドローン操縦方法
JPWO2018123747A1 (ja) * 2016-12-28 2019-10-31 Necソリューションイノベータ株式会社 ドローン操縦システム、操縦シグナル送信機セットおよびドローン操縦方法
US11209835B2 (en) 2016-12-28 2021-12-28 Nec Solution Innovators, Ltd. Drone maneuvering system, maneuvering signal transmitter set, and drone maneuvering method
JP2020001651A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 株式会社リコー 飛行システム
JP7119652B2 (ja) 2018-07-02 2022-08-17 株式会社リコー 飛行システム

Also Published As

Publication number Publication date
AU2014299734A1 (en) 2016-02-11
AU2014299734B2 (en) 2017-11-30
KR101636803B1 (ko) 2016-07-06
US9551998B2 (en) 2017-01-24
JP5698802B2 (ja) 2015-04-08
CN105359046B (zh) 2017-03-22
EP3015939A4 (en) 2017-04-26
CN105359046A (zh) 2016-02-24
KR20160005129A (ko) 2016-01-13
WO2014208726A1 (ja) 2014-12-31
US20160342162A1 (en) 2016-11-24
EP3015939A1 (en) 2016-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5698802B2 (ja) 遠隔操縦装置
US8473125B2 (en) Method of piloting a multiple rotor rotary-wing drone to follow a curvilinear turn
US10671072B2 (en) Drone-relative geofence
CN107463183B (zh) 用于远程控制航空器的类似地面交通工具的控制
US10303164B2 (en) Remote control device
CA2555836C (en) Control system for vehicles
EP2673681B1 (en) Flight control laws for constant vector flat turns
US20150370256A1 (en) Ground vehicle-like control for remote control aircraft
WO2014187205A1 (zh) 遥控信号的发送及接收的装置和方法、遥控设备
JP4109767B2 (ja) 無人ヘリコプタの飛行制御システム
US10745132B1 (en) Tow control handle for unmanned aerial vehicle
KR101617593B1 (ko) 차량의 무인기 이륙 장치 및 그 제어방법
WO2015131192A1 (en) Systems and methods for causing a rotational force to be applied to a vehicle
WO2017047546A1 (ja) マルチコプターの制御方法、マルチコプター用コントローラおよびマルチコプター玩具
JP2001209427A (ja) 無人飛行機の遠隔操縦装置
JP5997338B1 (ja) マルチコプター用コントローラおよびマルチコプターの制御方法
JP6114862B1 (ja) マルチコプターの制御方法
CN106774368B (zh) 飞行器操控和遥控方法、飞行器、遥控设备及飞行器系统
CA2788512C (en) Control system for vehicles
JP2009096369A (ja) 無人無線操縦ヘリコプタの操縦支援装置
JP2018002132A (ja) マルチコプターの制御方法
JPH06152440A (ja) 遠隔操縦用送信機
JPWO2018158833A1 (ja) 走行体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5698802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250