JP2015005929A - 反射板及びアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンドギャップ帯域を縮小させることなく反射板を薄型化された反射板を提供する。【解決手段】特定のバンドギャップ帯域に属する電磁波を反射する特性を有する反射板は、誘電体材料が格子状に形成されるとともに、当該格子をなす柱の各々の底面が正方形であって、さらに、当該誘電体材料の格子をなす面が平坦に形成されてなる二つの反射層1A、1Bを備え、当該二つの反射層1A、1Bは、互いに離間されながら、その格子をなす面が平行となるように配されるとともに、反射層1Aの格子をなす柱の配列周期と、反射層1Bの格子をなす柱の配列周期とが、縦横それぞれにおいて半周期ずれるように配されている。【選択図】図2

Description

本発明は、所定の周波数の電磁波を反射する反射板及びこれを用いたアンテナ装置に関する。
近年、周期配列構造を有することで当該構造中を伝搬する電磁波の伝播特性を人工的に制御する技術(メタマテリアル技術)が提案されている。メタマテリアルは、その周期配列構造に応じて、入射される電磁波のうち特定の周波数帯域に属する電磁波のみを反射(遮断)する特性を有するものが存在する。
ここで文献には、上述のような周期配列構造をなす反射板を備えたアンテナ装置が開示されている(たとえば、特許文献1、非特許文献1)。特許文献1のアンテナ装置では、上述のような周期配列構造により形成される反射板(メタマテリアル反射板)が用いられる。この周期配列構造は、角柱状や円柱状の線材などからなる微細な柱状素子を、反射する電磁波の波長より充分に小さな距離で等間隔に格子状に組み合わせた、周期配列構造をなしている。このようなメタマテリアル反射板は、人工的な周期構造により負の誘電率を有しており、その格子状の配列構造の周期間隔に対応したバンドギャップ帯域を有している。ここでバンドギャップ帯域とは、当該メタマテリアル反射板に入射する電磁波が所定の比率以上で反射する場合における当該電磁波の周波数帯域のことである。
特開2011−244136号公報
"Dipole antennas used with all-dielectric, woodpile photonic-bandgap reflectors : gain, field patterns, and input impedance" G.S.Smith, M.P.Kesler,and J.G.Maloney, Microwave and Opt.Tech.Lett., Vol.21,no.3, pp.191-196, May 1999.
ところで、上述のメタマテリアル反射板における反射可能な周波数帯域は、そのメタマテリアル反射板の周期配列構造に基づいて一意に決定される。特に、格子をなす線材の太さと、当該線材の周期配列の配置間隔と、の比率を一致させながらこれらを選択することで、所望の周波数帯域を反射させることが可能である。
ここで、非特許文献1に示されるメタマテリアル反射板のように、一定のバンドギャップ帯域の帯域幅を得るメタマテリアル反射板は、その特性を得るために一定の厚さ(板厚)を必要とする。その一方で、メタマテリアル反射板を備えるアンテナ装置を種々の電子機器に適用する場合において、機器の小型化、省スペース化を目的として、メタマテリアル反射板の薄型化が求められている。
そこでこの発明は、バンドギャップ帯域を縮小させることなく反射板を薄型化することのできる反射板及びアンテナ装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、特定のバンドギャップ帯域に属する電磁波を反射する特性を有する反射板であって、誘電体材料が正方格子状に形成されるとともに、層厚が等しく、かつ、当該誘電体材料の格子をなす面が平坦に形成されてなる二つの反射層を備え、前記二つの反射層は、互いに離間されながら、前記格子をなす面が平行となるように配されるとともに、一方の前記反射層の格子をなす柱の配列周期と、他方の前記反射層の格子をなす柱の配列周期とが、縦横それぞれにおいて半周期ずれるように配されることを特徴とする反射板である。
また本発明は、上述の反射板において、前記二つの反射層が、当該二つの反射層の層厚と等しい離間距離で離間されている
ことを特徴とする。
また本発明は、上述の反射板と、所定の周波数帯域の電磁波を放射する放射素子と、を備え、前記格子をなす柱の配列周期の間隔は、前記電磁波の波長よりも短いことを特徴とするアンテナ装置である。
また本発明は、上述のアンテナ装置において、前記放射素子が、前記反射層の前記格子をなす柱に沿う一方向に偏波した電磁波と、前記一方向に直交する方向に偏波した電磁波と、のそれぞれを独立して放射可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、バンドギャップ帯域を縮小させることなく反射板を薄型化することができる。
第1の実施形態に係るアンテナ装置を示す図である。 第1の実施形態に係る反射板の斜視図である。 第1の実施形態に係る反射板の第1の平面図である。 第1の実施形態に係る反射板の第2の平面図である。 第1の実施形態に係る反射板の特性を説明する図である。 第1の実施形態に係るアンテナ装置の特性を説明する図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置を示す図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の特性を説明する図である。 他の実施例に係る反射板の構成を示す第1の図である。 他の実施例に係る反射板の構成を示す第2の図である。 第1の実施形態の変形例に係る反射板の特性を説明する図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係るアンテナ装置を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係るアンテナ装置を示す図である。この図において、符号100はアンテナ装置である。なお以降の説明に用いる各図面においては、それぞれの図に図示した空間において互いに直交するx軸、y軸、z軸の方向を規定して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るアンテナ装置100は、反射板1と、放射素子5と、を備えている。
放射素子5は、特定の周波数帯域の電磁波の大気中への放射を行う機能部である。放射素子5には、図示しない高周波電源が接続されており、当該高周波電源から入力する特定の周波数帯域の高周波信号を大気中へ放射する。なお放射素子5は、大気中を伝搬する特定の周波数帯域の電磁波信号を吸収して受信する受信素子として機能してもよい。
放射素子5は、図1に示すように、後述する反射板1と、離間距離sをもって対向するように設置されている。放射素子5から放射される電磁波が、その周波数に応じて反射板1による反射の影響を受けることで、アンテナ装置100は所望する指向性を得る仕組みとなっている。
なお、本実施形態に係るアンテナ装置100の放射素子5は、図1に示すように、z軸に沿って延在したダイポールアンテナとしているが、他の実施形態に係るアンテナ装置100については、この態様に限定されない。例えば、放射素子5は、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、またはホーンアンテナ等であってもよい。
また、放射素子5と反射板1との離間距離sは、アンテナ装置100で送受信する電磁波の周波数に応じて、所望する指向性が得られるように選択する。具体的には、アンテナ装置100で送受信する電磁波の波長の整数分の一(例えば1/4)などと設定するのが好ましい。
反射板1は、誘電体材料からなる柱(線材)を、アンテナ装置100で送受信する電磁波の波長より充分に短い距離で等間隔に格子状に組み合わせた、周期配列構造をなす基板である。反射板1は、この周期配列構造に基づいて、放射素子5から放射される特定の周波数帯域に属する電磁波のみを反射させる特性を有する。
より具体的には、本実施形態に係る反射板1は、格子状に形成された誘電体材料からなる反射層(後述する第1の反射層1A、第2の反射層1B)が、2層並べられて配列されてなる。なおこの反射板1は、図1に示すように、その板面がxz平面と平行な面となるように配されている。また本実施形態に係る反射板1を構成する第1の反射層1A、第2の反射層1Bは、いずれも比誘電率εrが9.6の誘電体材料で形成されている。
図2は、第1の実施形態に係る反射板の斜視図である。
また図3は、第1の実施形態に係る反射板の第1の平面図である。
ここで図3(a)は、反射板1を構成する第1の反射層1Aの板面(xz平面に平行な面)の平面図であり、図3(b)は、反射板1を構成する第2の反射層1Bの板面の平面図である。
図2に示すように、反射板1は、誘電体材料が、反射する電磁波の波長より充分に短い間隔の周期をもって格子状に形成された第1の反射層1A、第2の反射層1Bが組み合わされてなる反射板である。図2、図3(a)、(b)に示すように、第1の反射層1A、第2の反射層1Bは、周期配列される複数の柱がx軸方向、z軸方向に延在しながら互いに直交することで格子状に形成されている。また、その格子をなす各柱の配列周期の間隔は、x軸方向、z軸方向ともに等しい間隔幅(幅a)となっている。よって、反射層1A、1Bは、ともに、正方形の空隙が縦横に配列されてなる正方格子状に形成される。また、図2、図3(a)、(b)に示すように、正方格子をなす各柱の底面は、いずれも一辺がwの正方形となっている。
なお、第1の反射層1A、第2の反射層1Bの格子をなす柱の交点をそれぞれ符号1Ap、1Bpで示す。また、第1の反射層1A、第2の反射層1Bの格子をなす正方形の空隙をそれぞれ符号1Av、1Bvで示す。さらに、第1の反射層1A、第2の反射層1Bの格子をなす面(y軸方向と直交する面)の一方側(−y方向側)をそれぞれ符号1As、1Bsで示す。
図4は、第1の実施形態に係る反射板の第2の平面図である。図4(a)には、反射板1の板面の平面図であり、図4(b)は、反射板1の側面(yz平面に平行な面)の平面図である。
図4(a)に示すように、第1の反射層1A、第2の反射層1Bは、第1の反射層1Aの格子をなす柱の配列周期(幅a)と、第2の反射層1Bの反射層の格子をなす柱の配列周期(幅a)とが、縦横(x軸方向、z軸方向)それぞれにおいて半周期(a/2)ずれるように配されている。したがって、図4(a)に示すように、第1の反射層1A、第2の反射層1Bは、反射板1の板面を+y軸方向に見た場合において、第2の反射層1Bの格子における各交点1Bpが、第1の反射層1Aの格子における正方形の各空隙1Avの中央に位置するように配される。同様に、第1の反射層1Aの格子における各交点1Apも、第2の反射層1Bの格子における正方形の各空隙1Bvの中央に位置するように配される。
また、図4(b)に示すように、第1の反射層1A、第2の反射層1Bは、格子をなす面1As、1Bs及びその裏面が平坦に形成されている。また、第1の反射層1A、第2の反射層1Bの厚さ(層厚)は、正方形の一辺の長さwと一致する。そして、第1の反射層1A、第2の反射層1Bは、間隔wで互いに離間されながら、格子をなす面同士(第1の反射層1Aの面1Asと第2の反射層1Bの面1Bsと)が平行となるように、y軸に沿って配列されている。
このように、本実施形態に係る反射板1は、第1の反射層1Aと、第2の反射層1Bと、が各層の層厚wと等しい距離wをもって離間されながらy軸方向に配列されて、厚さ(板厚)3wの板となる(図4(b))。
なお図2、図3(a)、(b)、及び、図4(a)、(b)には、反射板1のうちの一領域のみを記載しているが、反射板1は、実際には、図2、図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示した構造が、幅Lの間隔でx軸方向及びz軸方向に繰り返し配されてxz平面上に広がった構造を有している。
以上の構成からなる第1の実施形態に係る反射板1の特性を、他の実施例に係る反射板9の特性と対比しながら以下に説明する。
図9、図10は、他の実施例に係る反射板の構成を示す第1の図、第2の図である。
反射板9は、図9、図10(a)、(b)に示すように、角柱状の誘電体からなる柱状素子を、反射する電磁波の波長より充分に短い距離で等間隔に格子状に組み合わせた、周期配列構造をなす基板である。反射板9は、xz平面に平行な面を有する反射層9A、9B、9C、9Dがy軸方向に4層に重なった構造を有している。
まず、第1の反射層9Aは、角柱状の誘電体からなる第1柱状素子90aが、同一平面上(xz平面上)において平行かつ等間隔(幅a)に周期配列されてなる層である。なお周期配列される複数の第1柱状素子90aが延在する方向は、z軸に平行な方向である(図9、図10(a))。また、第1柱状素子90aの各々は、その底面が、一辺の長さがwの正方形からなる角柱状をなしている(図10(a)、(b))。したがって、第1の反射層9Aの層厚はwとなる。
第2の反射層9Bは、角柱状の誘電体からなる第2柱状素子90bが、同一平面上(xz平面上)において並行かつ等間隔に周期配列されてなる。ここで、複数の第2柱状素子90bは、複数の第1柱状素子90aと等間隔(幅a)で周期配列される。また周期配列される複数の第2柱状素子90bの延在方向は、x軸に平行な方向である。第2柱状素子90bは、第1柱状素子90aと同様に、その底面が、一辺の長さがwの正方形からなる角柱状をなしている。(図10(a)、(b))。
第3の反射層9Cは、角柱状の誘電体からなる第3柱状素子90cが、同一平面上(xz平面上)において並行かつ等間隔に周期配列されてなる層である。ここで、複数の第3柱状素子90cは、第1の反射層9Aの第1柱状素子90aと平行(第3柱状素子90cの延在方向が、z軸に平行な方向)となるように配される。また、第3柱状素子90cの間隔は、第1柱状素子90a及び第2柱状素子90bと同等の周期幅(幅a)である。ただし、図9及び図10(a)に示すように、これら複数の第3柱状素子90cは、第1柱状素子90aと半周期(a/2)分ずれるようにして配される。つまり、図10(a)に示すように、反射板1をy軸矢印方向に見た場合、第3柱状素子90cと第1柱状素子90aは、x軸に沿って各々が周期幅a/2ごとに交互に現れるように配される。第3柱状素子90cは、第1柱状素子90a、第2柱状素子90bと同様に、その底面が、一辺の長さがwの正方形からなる角柱状をなしている(図10(a)、(b))。
第4の反射層9Dは、角柱状の誘電体からなる第4柱状素子90dが、同一平面上(xz平面上)において並行かつ等間隔に周期配列されてなる層である。ここで、複数の第4柱状素子90dは、第2の反射層9Bの第2柱状素子90bと平行(第4柱状素子90dの延在方向が、x軸に平行な方向)となるように配される。また、第4柱状素子90dの間隔は、第1柱状素子90a〜第3柱状素子90cと同等の周期幅(幅a)である。ただし、図9及び図10(a)に示すように、これら複数の第4柱状素子90dは、第2柱状素子90bと半周期(a/2)分ずれるようにして配される。つまり、図10(a)に示すように、反射板1をy軸矢印方向に見た場合、第4柱状素子90dと第2柱状素子90bは、z軸に沿って各々が周期幅a/2ごとに交互に現れるように配される。第4柱状素子90dは、第1柱状素子90a〜第3柱状素子90cと同様に、その底面が、一辺の長さがwの正方形からなる角柱状をなしている(図10(a)、(b))。
このように、他の実施例に係る反射板9は、層厚wの第1の反射層9A〜第4の反射層9Dがy軸方向に4層積層されて、板厚4wの板となる(図10(b))。
なお図9及び図10(a)、(b)には、反射板9のうちの一領域のみしか記載していないが、反射板9は、実際には、図9及び図10(a)、(b)に示した構造が、x軸方向及びz軸方向に繰り返し配されてxz平面上に広がった構造を有している。また上述したように、他の実施例に係る反射板9を構成する第1柱状素子90a〜第4柱状素子90dは、全て比誘電率εrが9.6の誘電体材料で形成されている。
図5は、第1の実施形態に係る反射板の特性を説明する図である。
次に、本実施形態に係る反射板1の特性について説明する。図5は、上述の構造(図2、図3(a)、(b)、図4(a)、(b))からなる反射板1、及び、その対比である他の実施例に係る反射板9の伝送特性S21を示している。ここで、伝送特性S21とは、反射板1または反射板9の各々に対し、特定の強度の電磁波を入射した場合において、どの程度の強度の電磁波が反射板1または反射板9を透過するか、を示した数値である。
図5に示すグラフは、横軸に電磁波の周波数f(GHz)を、縦軸に伝送特性S21(dB)を示している。すなわち、図5に示すグラフは、電磁波の周波数fの伝送特性S21の依存性を示している。
なお、図5に示すグラフは、所定の電磁界シミュレータによるシミュレーション結果である。また、図5に示すグラフを導く際に使用したシミュレーションモデルにおいて、反射板1及び反射板9は、xz平面上に無限遠に広がっているものとしている。また、当該シミュレーションモデルにおいては、w=9.4mm、a=37.5mm、比誘電率εr=9.6としている。
ここで、反射板1の伝送特性S21が−10dB以下となる場合における当該電磁波の周波数帯域を、反射板1の「バンドギャップ帯域」と定義する。伝送特性S21が−10dB以下となる周波数帯域とは、反射板1への入射波のうち反射板1によって反射される電磁波の比率が9/10以上となって、反射板1を透過する透過波の電磁波の強度が入射波の1/10以下となる周波数帯域である。
図5の実線で示すグラフによれば、本実施形態に係る反射板1のバンドギャップ帯域は、およそ3.7GHz〜5.1GHzであり、バンドギャップ帯域幅Δfは、約1.4GHzとなっている。また、バンドギャップ帯域幅の実効的な大きさを示す比帯域(バンドギャップ帯域の中心周波数fに対するバンドギャップ帯域幅Δfの比率Δf/f)は、32%程度となっている。
これに対し、図5の破線で示すグラフによれば、他の実施例に係る反射板9のバンドギャップ帯域幅は3.7GHz〜5.1GHz、バンドギャップ帯域幅Δfは、約1.4GHzとなっており、反射板1の反射特性とほぼ同等の結果となっている。
図6は、第1の実施形態に係るアンテナ装置の特性を説明する図である。
図6(a)、(b)、(c)に示す実線のグラフは、反射板1を備えるアンテナ装置100が放射する電磁波の周波数fをそれぞれ(a)3.5GHz、(b)4.0GHz、(c)4.5GHzとした場合における、アンテナ装置100の水平面放射パターンを示している。
ここで、図6に示す水平放射パターンの水平面は、xy平面(図1等を参照)であり、アンテナ装置100が配された位置を中心として、その水平面(xy平面)に沿った全方位についての電磁波の放射強度を図示したものである。なお、図6においては、円の中心から180°を向く方角をy軸方向に一致させている。
また、図6(a)、(b)、(c)に示す破線のグラフは、アンテナ装置100の反射板1を他の実施例に係る反射板9に置き換えた場合における、当該アンテナ装置100の水平放射パターンを示している。
なお、図6に示す各グラフも、図5と同様に、所定の電磁界シミュレータによるシミュレーション結果である。なお、この算出に用いたシミュレーションモデルにおいて、放射素子5と反射板1(または反射板9)との離間間隔sは、s=18.75mm(図1)としている。
図6(a)、(b)、(c)に示すように、アンテナ装置100において、本実施形態に係る反射板1と他の実施例に係る反射板9とを互いに入れ替えた場合であっても、アンテナ装置100の水平放射パターンは、ほぼ同等の特性を示すことが読み取れる。
以上、第1の実施形態に係る反射板1によれば、他の実施例に係る反射板9とほぼ同等の特性を有し、特にバンドギャップ帯域幅を縮小させることなく、その厚さを3/4に薄型化することが可能となる。したがって、アンテナ装置100を小型化し、これを適用しようとする電子機器を小型化することが可能となる。
なお、第1の実施形態に係る反射板1は、以下のようにも変形可能である。
例えば図4(b)等で示したように、第1の反射層1Aと第2の反射層1Bの離間距離は、各反射層の厚さに等しい幅wとした。しかし、本実施形態の変形例に係る反射板1は、そのバンドギャップ帯域幅の変動が許容される範囲内で、その離間距離をwよりも小さい値とすることも可能である。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係るアンテナ装置を、図面を参照して説明する。
図7は、第2の実施形態に係るアンテナ装置を示す図である。
図7に示すように、本実施形態に係るアンテナ装置100は、第1の実施形態(図1)と同様に、反射板1と、放射素子5と、を備えている。
ここで、本実施形態に係る放射素子5は、第1の実施形態に係る放射素子5と異なり、z軸方向に沿って延在する放射部位5aと、x軸方向に沿って延在する放射部位5bと、によって構成される(図7)。放射部位5aは、垂直方向(z軸方向)に沿って振動する電磁波である垂直偏波を放射可能とする。同様に、放射部位5bは、水平方向(x軸方向)に沿って振動する電磁波である水平偏波を放射可能とする。このような構成により、放射素子5は、水平方向、垂直方向の偏波それぞれを独立して放射可能な偏波共用アンテナとして機能する。
なお、反射板1の構成については、第1の実施形態で説明した内容(図2、図3(a)、(b)、図4(a)、(b))と同一である。
図8は、第2の実施形態に係るアンテナ装置の特性を説明する図である。
次に、図8を参照しながら、第2の実施形態に係るアンテナ装置100の特性について説明する。
図8(a)に示すグラフは、反射板1を備えるアンテナ装置100の水平面放射パターンを示している。一方、図8(b)に示すグラフは、第2の実施形態に係るアンテナ装置100の反射板1を他の実施例に係る反射板9に置き換えたアンテナ装置の水平面放射パターンを示している。
ここで、図8(a)、(b)実線で示すグラフは、放射素子5が、水平偏波(x軸方向に沿って振動する電磁波)を放射した場合における水平放射パターンを示している。また、破線で示すグラフは、放射素子5が、垂直偏波(z軸方向に沿って振動する電磁波)を放射した場合における水平放射パターンを示している。
また、図8(a)、(b)に示すグラフにおいて、いずれの場合も、アンテナ装置100が放射する電磁波の周波数fを4.0GHzとし、放射素子5と反射板1との離間距離sは18.75mmとしている。
ここで、図8(a)に示すように、反射板1を備えた本実施形態に係るアンテナ装置100は、放射素子5が水平偏波を放射した場合(実線)、または、垂直偏波を放射した場合(破線)のいずれであっても、その水平放射パターンはほぼ同一の特性となっている。一方、図8(b)に示すように、第2の実施形態に係るアンテナ装置100の反射板1を他の実施例に係る反射板9に置き換えたアンテナ装置は、放射素子5が水平偏波を放射した場合(実線)、または、垂直偏波を放射した場合(破線)に応じて、その水平放射パターンが変動している。
本実施形態に係る反射板1の板面の形状(第1の反射層1Aの面1As、第2の反射層1Bの面1Bs)が平坦に形成されているため、水平方向(x軸方向)、垂直方向(z軸方向)それぞれについて同一の表面形状を有している。したがって、図8に示したように、反射板1を備えるアンテナ装置100は、放射素子5が放射する水平偏波、垂直偏波の何れに対しても同一の水平放射パターンを得る。
これに対し、他の実施例に係る反射板9の場合、板面に形成される柱状の凹凸が、水平方向、垂直方向それぞれについて異なる形状となるため、水平偏波についての水平放射パターンと、垂直偏波についての水平放射パターンにずれが生じる。
以上、第2の実施形態に係るアンテナ装置100によれば、反射板1の板面の形状が平坦に形成されることで、水平方向、垂直方向それぞれについての表面形状が同一となる。したがって、アンテナ装置100は、水平偏波、垂直偏波いずれの電磁波に対しても、同一の水平放射パターンを得ることができる。
なお上述の第1の実施形態、第2の実施形態においては、放射素子5と反射板1との離間距離sを18.75mmとしたが、これは、離間距離sを周波数4GHzの波長(約75mm)の1/4と設定したことに基づく値である。同様に、底面正方形の一辺の長さw=9.4mm、格子の周期配列幅a=37.5mmも、アンテナ装置100が取り扱う電磁波の周波数fに基づいて決定された値である。したがって、第1、第2の実施形態において定められた各値s、w、aは各値に限定されるものではなく、アンテナ装置100が送受信する電磁波の周波数fに応じて変更可能である。
また、比誘電率εrの値についても同様に、アンテナ装置100が送受信する電磁波の周波数f、並びに、各値s、w、aに応じて、同等の反射特性、放射特性が得られる範囲で変更可能である。
また、第1の実施形態、第2の実施形態に係る反射板1は、上述したように、幅Lの間隔でx軸方向及びz軸方向に繰り返し配されてxz平面上に広がった構造を有していると説明したが、この周期配列の繰り返し回数も、アンテナ装置100を適用する機器のサイズ、並びに、反射特性、放射特性が維持される限度において変更可能である。
また、上述の第1の実施形態に係る反射板1は、第1の反射層1Aと第2の反射層1Bとの離間距離が、各層の層厚wと等しい離間距離で離間されている態様であるとした。しかし、第1の実施形態において説明した反射板1の変形例として、第1の反射層1Aと第2の反射層1Bとの離間距離dを各層の層厚wよりも小さい離間距離である態様であってもよい。
図11は、第1の実施形態の変形例に係る反射板の特性を説明する図である。
図11は、第1の実施形態の変形例に係る反射板1と、その対比として、第1の実施形態に係る反射板1の伝送特性S21を示している。
第1の実施形態の変形例に係る反射板1は、第1の反射層1Aと第2の反射層1Bとの離間距離dを各層の層厚wよりも小さい離間距離d=0.6wとしている。このように構成された反射板1は、図11の破線で示すグラフによれば、バンドギャップ帯域は、およそ3.7GHz〜4.7GHzであり、バンドギャップ帯域幅Δfは、約1.0GHzとなっている。また、バンドギャップ帯域幅の実効的な大きさを示す比帯域(バンドギャップ帯域の中心周波数fに対するバンドギャップ帯域幅Δfの比率Δf/f)は、24%程度となっている。
このように、離間距離dを層厚wよりも低い値とすることでバンドギャップ帯域幅Δf(及び比帯域)はやや減少する傾向となる。しかしながら、このバンドギャップ帯域幅Δfの減少分が、このアンテナ装置100を用いるにあたって許容できる範囲内である場合は、離間距離dを層厚wよりも低い値で構成し、反射板1を薄型化することで、アンテナ装置100の一層の小型化が可能となる。
また、第1の実施形態に係る反射板1は、第1の反射層1A、第2の反射層1Bの正方格子を構成する柱の底面が、一辺の長さwの正方形である態様としているが、第1の実施形態の他の変形例に係る反射板1は、この態様に限定されることはない。
格子をなす柱の太さを示すパラメータ(第1の実施形態の場合はw)と、周期配列間隔aとの構成比率が一致していれば、格子をなす柱の底面の相違が、反射板1の反射特性へ与える影響は小さい。したがって、格子をなす柱の底面は、一辺の長さwの正方形の代わりに、直径wの円形であってもよいし、さらに、直径wの円に内接する正六角形であってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
100・・・アンテナ装置
1・・・反射板
1A・・・第1の反射層
1B・・・第2の反射層
5・・・放射素子

Claims (4)

  1. 特定のバンドギャップ帯域に属する電磁波を反射する特性を有する反射板であって、
    誘電体材料が正方格子状に形成されるとともに、層厚が等しく、かつ、当該誘電体材料の格子をなす面が平坦に形成されてなる二つの反射層を備え、
    前記二つの反射層は、
    互いに離間されながら、前記格子をなす面が平行となるように配されるとともに、一方の前記反射層の格子をなす柱の配列周期と、他方の前記反射層の格子をなす柱の配列周期とが、縦横それぞれにおいて半周期ずれるように配される
    ことを特徴とする反射板。
  2. 前記二つの反射層は、
    当該二つの反射層の層厚と等しい離間距離で離間されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射板。
  3. 請求項1または請求項2に記載の反射板と、
    所定の周波数帯域の電磁波を放射する放射素子と、
    を備え、
    前記格子をなす柱の配列周期の間隔は、前記電磁波の波長よりも短い
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 前記放射素子は、
    前記反射層の前記格子をなす柱に沿う一方向に偏波した電磁波と、前記一方向に直交する方向に偏波した電磁波と、のそれぞれを独立して放射可能とする
    ことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
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