JP2015004282A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デポジットに起因したプレイグの発生リスクを良好に軽減可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施の形態では、点火プラグ11による点火時期を進角して強制的にノッキングを発生させて、デポジットを剥離させる。またこの際、吸気バルブ61と排気バルブ62の開弁時期を制御してこれらをオーバーラップさせ、尚且つ、このオーバーラップの継続期間を充填効率KLおよび回転数Neに応じて設定する。充填効率KLや回転数Neは、剥離デポジットが燃焼室1の内部に残留する確率と相関があるので、これらに応じてオーバーラップの継続期間を設定すれば、剥離デポジットを燃焼室1の外部に効率的に排出できる。
【選択図】図4
【解決手段】本実施の形態では、点火プラグ11による点火時期を進角して強制的にノッキングを発生させて、デポジットを剥離させる。またこの際、吸気バルブ61と排気バルブ62の開弁時期を制御してこれらをオーバーラップさせ、尚且つ、このオーバーラップの継続期間を充填効率KLおよび回転数Neに応じて設定する。充填効率KLや回転数Neは、剥離デポジットが燃焼室1の内部に残留する確率と相関があるので、これらに応じてオーバーラップの継続期間を設定すれば、剥離デポジットを燃焼室1の外部に効率的に排出できる。
【選択図】図4
Description
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
従来、燃料と空気との混合気を点火プラグの火花により着火、燃焼させる内燃機関においては、点火プラグによる点火の前に、気筒内の混合気が自己着火して大きなノッキングを伴う異常燃焼(以下、「プレイグ」ともいう。)が発生することが知られている。また、燃焼室内に堆積したデポジットがプレイグの発生要因のひとつであることも知られている。
プレイグの発生の抑制を目的としたデポジット除去技術として、例えば、特許文献1には、ピストンの頂面に付着するデポジット量をセンサで検出または推定し、このデポジット量が規定量を超えた場合に、点火プラグの点火時期を進角させる制御と、インジェクタから噴射した燃料をピストン頂面に衝突させる制御のうちの少なくとも一方を実行する内燃機関の制御装置が開示されている。点火時期を進角すれば燃焼室内の圧力を上昇できるので、ピストン頂面に付着したデポジットを剥離できる。噴射燃料をピストン頂面に衝突させれば、衝突エネルギーによってデポジットを剥離できる。
また、特許文献1の制御装置においては、噴射燃料を衝突させる制御の実行に際し、吸気バルブのバルブタイミングを進角し、尚且つ、排気バルブのバルブタイミングを遅角させる制御を実行する。このような制御を実行すれば、吸・排気バルブの開弁時期をオーバーラップさせて燃焼室内に排気ガスの一部を残留させることができるので、燃焼室内の温度を高めて衝突燃料を迅速に気化できる。
ところで、上記バルブタイミング制御を実行すれば、剥離させたデポジットを燃焼室の外部に排出できるという副次的な効果も期待できる。しかし、デポジットは剥離後ただちに燃焼室外に排出される訳ではない。即ち、デポジットが燃焼室内で浮遊し続け、或いは、浮遊した後にピストン頂面や当該燃焼室の内壁に再び付着する可能性もある。従って、上記バルブタイミング制御を上記燃料衝突制御と同時に実行した場合でも、デポジットに起因したプレイグが発生する可能性が依然として残る。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。即ち、デポジットに起因したプレイグの発生リスクを良好に軽減可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の燃焼室に設けられた点火プラグと、
前記燃焼室に設けられた吸気バルブと排気バルブの間のバルブオーバーラップ量を変更する可変動弁機構と、
前記内燃機関の回転数および充填効率の少なくとも一方を用いて算出した期間に亘って前記バルブオーバーラップ量を拡大するように前記可変動弁機構を操作し、尚且つ、前記可変動弁機構の操作中に前記点火プラグの点火時期を進角させる制御手段と、
を備えることを特徴とする。
内燃機関の燃焼室に設けられた点火プラグと、
前記燃焼室に設けられた吸気バルブと排気バルブの間のバルブオーバーラップ量を変更する可変動弁機構と、
前記内燃機関の回転数および充填効率の少なくとも一方を用いて算出した期間に亘って前記バルブオーバーラップ量を拡大するように前記可変動弁機構を操作し、尚且つ、前記可変動弁機構の操作中に前記点火プラグの点火時期を進角させる制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、内燃機関の回転数および充填効率の少なくとも一方を用いて算出した期間に亘ってバルブオーバーラップ量を拡大させると共に、この期間中に点火プラグの点火時期を進角させることができる。点火時期を進角させれば燃焼室内のデポジットを剥離できる。また、充填効率KLや回転数Neは、剥離デポジットの残留し易さと相関があるので、これらのうちの少なくとも一方を用いて算出した期間に亘ってバルブオーバーラップ量を拡大させれば、剥離デポジットを燃焼室外に効率的に排出できる。従って、剥離デポジットからプレイグが発生して不必要にエンジンに負荷をかけることを回避できる。
以下、図1乃至図19を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態のシステム構成を説明するための図である。本実施の形態のシステムは、多気筒の内燃機関に適用されるものであり、図1の燃焼室1は、そのうちの1気筒のエンジン燃焼室を表したものである。燃焼室1には、点火プラグ11と、燃料噴射弁5と、吸気バルブ61と、排気バルブ62とが取り付けられている。点火プラグ11には点火コイル12が接続されている。
図1は、本発明の実施の形態のシステム構成を説明するための図である。本実施の形態のシステムは、多気筒の内燃機関に適用されるものであり、図1の燃焼室1は、そのうちの1気筒のエンジン燃焼室を表したものである。燃焼室1には、点火プラグ11と、燃料噴射弁5と、吸気バルブ61と、排気バルブ62とが取り付けられている。点火プラグ11には点火コイル12が接続されている。
本実施の形態のシステムは、エンジンの冷却水路の出口に取り付けられた水温センサ3と、回転角センサ8と、エンジンの側面に取り付けられたノックセンサ9と、吸気管7の上流に設けられたスロットル71と、ターボチャージャー72とエアクリーナ73とを備えている。エアクリーナ73には流量計74が取り付けられている。また、スロットル71と吸気バルブ61の間の吸気管7には吸気圧センサ76が、排気バルブ62とターボチャージャー72との間の排気管2には排気圧センサ21が、それぞれ取り付けられている。吸気バルブ61上流の吸気管7には気流制御弁10が取り付けられている。
本実施の形態のシステムは、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)4を備えている。ECU4からの出力は、燃料噴射弁5、気流制御弁10、点火コイル12、吸気バルブタイミング制御機構63、排気バルブタイミング制御機構64に入力される。ECU4は、回転角センサ8および流量計74の出力から回転数Neと充填効率KLを算出する。また、ECU4は、吸気圧センサ76および排気圧センサ21の出力から吸気圧に対し排気圧がどの程度高いかを示す吸排気差圧ΔPを算出する。
[本実施の形態の特徴]
プレイグの発生要因の一つに、デポジットがある。このデポジットは、燃焼室の内壁に付着しているものであるが、低回転高負荷運転中に何らかの影響で剥がれ、燃焼しながら浮遊し、次サイクル以降に残留し、着火源となる。図2は、サイクル数と筒内圧力最大値との関係を示した図である。図2に示すように、デポジットの付着量が多くなる領域や条件(例えば冷却水温が80℃未満の冷間時)での運転後、低回転高負荷運転すると、プレイグが高確率で発生する。そこで、本実施の形態では、このようなプレイグの発生を予防するため、デポジット除去操作を実行する。具体的には、点火プラグ11による点火時期を進角して強制的にノッキングを発生させる。これにより、エンジン許容筒内圧範囲内でノッキングを発生させて短時間でデポジットを剥離させる。
プレイグの発生要因の一つに、デポジットがある。このデポジットは、燃焼室の内壁に付着しているものであるが、低回転高負荷運転中に何らかの影響で剥がれ、燃焼しながら浮遊し、次サイクル以降に残留し、着火源となる。図2は、サイクル数と筒内圧力最大値との関係を示した図である。図2に示すように、デポジットの付着量が多くなる領域や条件(例えば冷却水温が80℃未満の冷間時)での運転後、低回転高負荷運転すると、プレイグが高確率で発生する。そこで、本実施の形態では、このようなプレイグの発生を予防するため、デポジット除去操作を実行する。具体的には、点火プラグ11による点火時期を進角して強制的にノッキングを発生させる。これにより、エンジン許容筒内圧範囲内でノッキングを発生させて短時間でデポジットを剥離させる。
また、デポジットは剥離後ただちに燃焼室1の外に排出される訳ではない。図3は、デポジット除去操作の実行後のサイクル数と、燃焼室内の剥離デポジット数との関係を示した図である。図3に示すように、剥離デポジットの多くは数サイクルに亘って燃焼室内に残留する。つまり、デポジット除去操作の実行後の一定期間は、プレイグが依然として発生し易い環境にあるといえる。
そこで、本実施の形態では、デポジット除去操作を実行する際に、吸気バルブ61と排気バルブ62の開弁時期を制御してこれらをオーバーラップさせ、尚且つ、このオーバーラップの継続期間を充填効率KLおよび回転数Neに応じて設定する。吸気バルブ61と排気バルブ62をオーバーラップさせれば剥離デポジットを燃焼室1の外に排出できる。また、充填効率KLや回転数Neは、剥離デポジットが燃焼室1内に残留する確率と相関がある。即ち、剥離デポジットは、充填効率KLや回転数Neが低い場合は残留し易く、充填効率KLや回転数Neが高い場合は排出され易い。従って、充填効率KLおよび回転数Neに応じてオーバーラップの継続期間を設定すれば、剥離デポジットを燃焼室1の外に効率的に排出できる。即ち、本実施の形態によれば、剥離デポジットが燃焼室1の内部に残留する確率を良好に低減できるので、剥離デポジットからプレイグが発生して不必要にエンジンに負荷をかけることを回避できる。
[具体的処理]
次に、図4を参照しながら、上述した機能を実現するための具体的処理について説明する。図4は、本実施の形態においてECU4より実行されるルーチンを示すフローチャートである。本実施の形態においては、先ず、エンジン運転領域の制限がなされる(ステップ100〜104)。このような制限を行うのは、プレイグが多発する運転領域を事前に回避するためである。図5は、運転制限領域の一例を示した図である。図5に示す破線で囲まれた運転領域は、冷間時にプレイグが多発し易い運転領域である。但し、冷却水温が80℃以上まで上昇した場合(つまり、暖機が完了した場合)においては、運転制限領域の一部が解除される。図6は、暖機後の運転制限領域の一例を示した図である。
次に、図4を参照しながら、上述した機能を実現するための具体的処理について説明する。図4は、本実施の形態においてECU4より実行されるルーチンを示すフローチャートである。本実施の形態においては、先ず、エンジン運転領域の制限がなされる(ステップ100〜104)。このような制限を行うのは、プレイグが多発する運転領域を事前に回避するためである。図5は、運転制限領域の一例を示した図である。図5に示す破線で囲まれた運転領域は、冷間時にプレイグが多発し易い運転領域である。但し、冷却水温が80℃以上まで上昇した場合(つまり、暖機が完了した場合)においては、運転制限領域の一部が解除される。図6は、暖機後の運転制限領域の一例を示した図である。
続いて、エンジン運転条件の読み込みがなされ(ステップ106)、充填効率KLと吸排気差圧ΔPについて、所定の条件が成立するか否かが判定される(ステップ108,110)。本実施の形態においては、充填効率KL≧100%、かつ、吸排気差圧ΔP≧5kPaが成立するか否かが判定される。両条件が成立するまではステップ108,110の処理が繰り返される。
続いて、バルブオーバーラップ期間が変更される(ステップ112)。具体的には、吸気バルブ61の開弁時期が5°CAだけ進角され(ステップ114)、排気バルブ62の閉弁時期が20°CAだけ遅角される(ステップ116)。これにより、吸気バルブ61と排気バルブ62の開弁時期をオーバーラップさせる。
続いて、デポジット除去操作がなされる(ステップ118)。具体的には、点火プラグ11の点火時期を徐々に進角させる(ステップ120)。これにより、燃焼室1内で強制的にノッキングを発生させてデポジットを剥離させる。
続いて、バルブオーバーラップの継続期間(継続サイクル数)が読み込まれる(ステップ122)。バルブオーバーラップの継続サイクル数は、剥離デポジットが燃焼室1内に残留する確率と相関がある。つまり、バルブオーバーラップの継続サイクル数は、充填効率KLおよび回転数Neと相関がある。図7は、充填効率KLおよび回転数Neと、バルブオーバーラップの継続サイクル数との関係を示した図である。バルブオーバーラップの継続サイクル数の読み込みは、図7に示した関係に、現在の充填効率KLと回転数Neを適用することにより行われる。なお、図7の関係は、例えばマップとして予めECU4内に記憶されているものとする。
ステップ122で読み込んだ継続期間の経過後、バルブオーバーラップ期間が変更される(ステップ124)。これにより、吸気バルブ61、排気バルブ62の開弁時期が通常のバルブタイミングに戻される。また、ステップ100〜104で設定したエンジン運転領域の制限が解除される(ステップ126)。
以上、図4に示したルーチンによれば、点火時期の進角によって剥離させたデポジットを、上記バルブオーバーラップ継続期間中に燃焼室1の外部に排出できる。従って、剥離デポジットが燃焼室1の内部に残留する確率を良好に低減できる。
ところで、上記実施の形態においては、オーバーラップの継続期間を充填効率KLおよび回転数Neに応じて設定したが、充填効率KLおよび回転数Neのうちの何れかによって設定することもできる。
また、上記実施の形態においては、図4のルーチンの処理により剥離デポジットを排出させたが、この処理ルーチンの一部を変更することも可能である。
例えば、上記実施の形態では、バルブオーバーラップ期間の変更に際し、ステップ114,116の処理によって吸気バルブ61、排気バルブ62のバルブタイミングを変更した。しかし、図8に示すように、デポジット除去用の適合値を読み込むことによってこれらのバルブタイミングを変更してもよい(ステップ128)。図9は、バルブオーバーラップ期間と回転数Neとの関係を示した図である。図9に示すように、デポジット除去に適したバルブオーバーラップ期間は、回転数Neと相関がある。そこで、図9に示した関係に、現在の回転数Neを適用することで求めたバルブオーバーラップ期間に基づいて、吸気バルブ61の開弁時期、排気バルブ62の閉弁時期の各適合値を求め、これらのバルブタイミングを変更してもよい。
また、上記実施の形態では、デポジット除去操作に際し、ステップ120の処理によって点火プラグ11の点火時期を徐々に進角させた。しかし、図10に示すように、デポジット除去用の点火時期(設定値)を読み込み(ステップ130)、この点火時期を数サイクル(例えば10サイクル)に亘って継続させてもよい(ステップ132)。或いは、図11に示すように、デポジット除去用の点火時期(設定値)を読み込み(ステップ134)、この点火時期へと進角しつつ(ステップ136)、この進角中のノックセンサ9の出力に応じて当該点火時期の継続サイクル数を決定してもよい(ステップ138〜142)。当該継続サイクル数の決定に際しては、図12の関係を用いることができる。図12は、制御サイクル数(継続サイクル数)とノックセンサの出力との関係を示した図である。或いは、図13に示すように、点火時期を0.5°CA単位で徐々に進角させ(ステップ144)、ノックセンサ9の出力レベルが任意のレベル(例えば出力ピーク値が5V)以上となったときに点火時期の進角を中断し、その点火時期で数サイクル(例えば10サイクル)に亘って継続させてもよい(ステップ146,148)。
また、デポジット除去操作に際しては、プレイグの発生を回避する制御を同時に実行することもできる。当該回避制御として、例えば、燃料噴射弁5から噴射する燃料量を増加する制御が挙げられる。図14に示すように、デポジット除去用の点火時期(設定値)を読み込み(ステップ150)、この点火時期へと進角しつつ(ステップ152)、この進角中のノックセンサ9の出力に応じて、当該点火時期の継続サイクル数と、燃料噴射弁5からの燃料噴射量の増加サイクル数を決定してもよい(ステップ154〜158)。当該継続サイクル数、増加サイクル数の決定に際しては、図15の関係を用いることができる。図15は、制御サイクル数(点火時期の継続サイクル数および燃料噴射量の増加サイクル数)と、ノックセンサの出力との関係を示した図である。
また、デポジット除去操作に際しては、気流制御弁10の開閉制御を同時に実行することもできる。図16に示すように、気流制御弁10を閉じておき(ステップ160)、デポジット除去用の点火時期(設定値)を読み込み(ステップ162)、この点火時期を数サイクル(例えば10サイクル)に亘って継続させる(ステップ164)。そして、バルブオーバーラップの継続期間(継続サイクル数)を読み込みつつ(ステップ122)、気流制御弁10を開く(ステップ166)。これにより、燃焼室内に強い気流を流入させて剥離デポジットを排気管2側に排出できる。
なお、図17は、上記実施の形態およびその変形例で示した各種制御の実行による効果を説明するための図である。図17に示すように、バルブオーバーラップの継続期間を設定することで、当該継続期間を設定しない場合(通常の場合)に比してプレイグ発生頻度を下げることができる。また、気流制御弁の開閉制御(気流強化)や、燃料噴射弁5からの噴射燃料量の増加制御(A/Fリッチ)を実行することで、このプレイグ発生頻度をより一層下げることができる。
また、上記実施の形態では、エンジン運転条件の読み込み後、ステップ108,110の処理によって所定の条件の成否を判定した。しかし、当該所定の条件に回転数Neを加えることもできる。例えば、図18に示すように、回転数Ne≦2000r/min、かつ、充填効率KL≧100%が成立するか否かを判定してもよい(ステップ168,170)。或いは、図19に示すように、回転数Ne≦2000r/min、かつ、吸排気差圧ΔP≧5kPaが成立するか否かを判定してもよい(ステップ172,174)。
また、上記実施の形態では、ステップ104の処理によって運転制限領域の一部を解除した。しかし、この処理をスキップしてステップ106以降の処理を行ってもよい。更には、ステップ100〜104の処理自体をスキップしてもよい。
なお、上記実施の形態においては点火プラグ11が上記第1の発明における「点火プラグ」に、吸気バルブタイミング制御機構63および排気バルブタイミング制御機構64が同発明における「可変動弁機構」に、夫々相当する。
また、ECU4が図4のステップ112〜122の処理を実行することにより上記第1の発明における「制御手段」が実現されている。
また、ECU4が図4のステップ112〜122の処理を実行することにより上記第1の発明における「制御手段」が実現されている。
1 燃焼室
4 ECU
11 点火プラグ
61 吸気バルブ
62 排気バルブ
63 吸気バルブタイミング制御機構
64 排気バルブタイミング制御機構
4 ECU
11 点火プラグ
61 吸気バルブ
62 排気バルブ
63 吸気バルブタイミング制御機構
64 排気バルブタイミング制御機構
Claims (1)
- 内燃機関の燃焼室に設けられた点火プラグと、
前記燃焼室に設けられた吸気バルブと排気バルブの間のバルブオーバーラップ量を変更する可変動弁機構と、
前記内燃機関の回転数および充填効率の少なくとも一方を用いて算出した期間に亘って前記バルブオーバーラップ量を拡大するように前記可変動弁機構を操作し、尚且つ、前記可変動弁機構の操作中に前記点火プラグの点火時期を進角させる制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013128663A JP2015004282A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013128663A JP2015004282A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015004282A true JP2015004282A (ja) | 2015-01-08 |
Family
ID=52300373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013128663A Pending JP2015004282A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015004282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106401776A (zh) * | 2015-07-30 | 2017-02-15 | 福特环球技术公司 | 用于点火控制的方法和系统 |
-
2013
- 2013-06-19 JP JP2013128663A patent/JP2015004282A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106401776A (zh) * | 2015-07-30 | 2017-02-15 | 福特环球技术公司 | 用于点火控制的方法和系统 |
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