JP2015004224A - 日除け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無風あるいは微風の時は、日除けシートの形状をそのまま保持し、ある程度以上の風を受けると、シートが風を逃がすようにする。【解決手段】 日除けシート20を支持するように、シートの対角線方向に沿って取り付けられ、両端が建物のアンカー部14,15に定着された支持ステー30と、支持ステー30の端部から延在する辺の延長上に位置する日除けシート20の隅角可動頂点と、建物に固定された滑車24,25を介して、ショックコード43がその一部に介装され、隅角可動頂点に端部が固定された伸縮ステー40とを備える。日除けシート20に風圧が作用した際に、日除けシート20の隅角可動頂点が伸縮ステー40の伸長により風圧と釣り合うように移動して風を逃がすことができる。【選択図】 図1

Description

本発明は日除け装置に係り、簡単な構造からなり、日除けシートが風を受けた際に、シート端部が動いてシートに当たる風をしなやかに逃がすことができるようにした日除け装置に関する。
従来、住宅の南向きベランダの窓等から室内に差し込む太陽光を遮光するために、各種の日除け装置が提案され、また実用化されている。たとえば特許文献1に開示された日除け装置は、下端をベランダの手摺等に固定して、上端を建物の窓枠の周囲の外壁に固定するようになっている。図1に示したように、長方形状のシート1下端は一実施形態として、手摺に支持されている。他方、上端の3箇所にはそれぞれ操作紐5の端部が取り付けられ、それぞれの操作紐5は壁面に取り付けられた滑車を介して最終的に3本が壁面に沿って束ねられるようにして下方に導かれ、操作紐固定具7に定着される。したがって、シート1の上端は3本の操作紐5を操作することで張設したり、緩めたりされる。
この日除け装置は、張設時にシート上辺を容易に張ることができるという利点があるが、シートを張設した後は、風が吹いた時は張設した状態で作用する風圧に耐える構造になっている。このため、風に煽られた際に各支持部に過大な力が作用する。操作紐を緩めることも可能であるが、その場合にはシートのバタツキを防ぐことができない。
風にあおられてシートに大きな風圧がかかるのを防止してシートの安定性を確保した日除けシートも提案されている(特許文献2)。この特許文献2に示された日除けシートはストレッチ素材からなるシートの端部にバネ材を有する支持部が設けられ、この支持部でシートに所定のテンションを付与して張設することで、日除け面を構成するとともに、付与されたテンションによりシート間に風を逃がすスリットが形成され、シートが風に煽られるのを防止できる。
実用新案登録第3111202号公報 特開2006−2379号公報
特許文献2に示した日除けシートでは、日除けシート自体は所定のテンションを付与した状態で縁部が支柱上端等に固定され、スリットは複数枚のシートを並べて張設した間に形成される。このため、日除けシートが風を受けて煽られた際にシートがばたつくことなく、スリットから風を逃がすことができる。しかし、日除けシート自体は風圧をそのまま受けるため、各シート及び縁部のハトメ固定部および掛止金具等は受ける風圧に耐えるだけの強度の部材が必要となる。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、無風あるいは微風の時は、日除けシートの形状をそのまま保持し、ある程度以上の風を受けると、日除けシートの隅角端部が風に倣ってなびくように動き、日除けシートに作用した風を逃がすことができるようにした日除け装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は日除けシート内に設けられた、該日除けシートを支持する線状支持手段と、該線状支持手段の端部から延在する前記日除けシートの辺の延長上の隅角部位である可動頂点と、方向転換手段を介して弾性線材がその一部に介装され、前記可動頂点に端部が固定された弾性支持線材とを備え、前記日除けシートに風圧が作用した際に、前記日除けシートの可動頂点が前記弾性支持線材の伸長により前記風圧と釣り合うように移動するようにしたことを特徴とする。
前記線状支持手段は、前記日除けシートの対角線方向に沿って前記日除けシートに取り付けられ、両端が前記建物固定部に定着された支持ステーであることが好ましい。
前記可動頂点は、前記日除けシートに設けられた前記線状支持手段が沿う対角線と交わる対角線端部の隅角部位であることが好ましい。
前記弾性線材は、前記弾性支持線材内の中間位置に直列接続されたショックコードであることが好ましい。
日除けシート内に設けられた、該日除けシートを支持する線状支持手段と、該線状支持手段の端部から延在する前記日除けシートの2辺の隅角部位である可動頂点と、建物固定部に設けられた方向転換手段を介して線材に所定の張力を付与する重錘が端部に吊持され、前記可動頂点に端部が固定された支持線材とを備え、前記日除けシートに風圧が作用した際に、前記日除けシートの可動頂点が前記支持線材下端の重錘の昇降により前記風圧と釣り合うように移動するようにしたことを特徴とする。
前記線状支持手段位置に芯材を配置し、該芯材に前記日除けシートを巻き付ける巻取装置を備えることが好ましい。
本発明によれば、日除けシートが風を受けた際に、弾性線材で支持された日除けシートの端部が風圧と釣り合って移動し、日除けシートに当たる風をしなやかに逃がすことができるため、構造上シンプルで、また視覚的にも涼しげな形状変化を与えることができるという効果を奏する。
本発明の日除け装置の第1実施形態の基本構成を示した概略斜視図。 図1に示した日除け装置の風を受けた際の形状変化例を示した概略斜視図。 日除け装置の第2実施形態の基本構成を示した概略斜視図。 図3に示した日除け装置の風を受けた際の形状変化例を示した概略斜視図。 日除け装置の第3実施形態の基本構成を示した概略斜視図。 日除け装置の第4実施形態の基本構成を示した概略斜視図。 図6に示した日除け装置の巻き取り状態例を示した概略斜視図。 日除け装置の第5実施形態の基本構成を示した概略斜視図。 日除け装置の第1実施形態の変形例を示した概略斜視図。 日除け装置の第6実施形態の基本構成を示した概略斜視図。 図10に示した日除け装置の形状変化例を示した概略斜視図。
以下、本発明の日除け装置の実施するための形態について、各添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明の日除け装置10の第1実施形態の基本構造について、図1を参照して説明する。図1に示した日除け装置10は、建物のベランダの床面12の一部と、ベランダと建物とを出入りする引き戸タイプのガラス戸13の前面とを所定の傾角で覆うように設置されている。本実施形態の日除け装置10は、日除けシート20と、日除けシート20の対角線方向に沿って日除けシート20を固定支持する線状支持手段としての支持ステー30と、支持ステー30の対角線とクロスする他の対角線方向に沿って設けられ、シート端部を可動状態に支持する弾性支持線材としての伸縮ステー40とを備え、支持ステー30と伸縮ステー40のそれぞれの端部は、建物固定部としての壁面11とベランダ床面12のアンカー部14,15に定着されている。
日除けシート20は、図1に示したように、ベランダ床面12とベランダ出入り口のガラス戸13上部の壁面11と間に張設される程度の面積を有する長方形状シートで、暗色のポリエステル繊維を粗く織ったメッシュ状織布からなる。このため、日除けシート20は、メッシュ部分によってある程度の透気性、光透過性を有する一方、ある程度以上の強さの風が吹いたときには織布面が風圧を受ける。この日除けシート20の材質しては、遮光性を高めた表面コーティングされた織布を用いてもよい。この場合には、透気性がないが、日除けとしての効果、防水性は十分発揮される。
日除けシート20の取付状態について、図1を参照して説明する。本実施形態では、図示したようにシート20の一方の対角線に沿って所定間隔で孔21、21…が形成され、支持ステー30が対角線方向に配列された孔21、21…を交互に通り、両端の孔21a、21b位置で支持ステー30に定着保持されている。さらに支持ステー30の上端は壁面11に設けられた壁面アンカー部14に定着され、他方のステー下端はベランダ床面に設けられた床面アンカー部15に定着されている。
支持ステー30としては、本実施形態では、伸縮率の小さい耐候性を有する合成繊維撚りロープが用いられている。また、支持ステー30には所定のテンションを付与するために公知のターンバックル等の長さ(張力)調整部材(図示せず)を設けてもよい。強度、低伸縮を実現するために、炭素繊維ケーブル、拠り鋼線ワイヤーケーブルなど各種の線材適宜用いることもできる。また、シート20に形成された孔21の縁部を補強する鳩目等を取り付けることが好ましい。
壁面アンカー部14および床面アンカー部15は後施工アンカーによって建物壁面およびベランダ床面12に取り付けられている。本実施形態では、ベースプレート面14a、15aに逆U字形の定着金物14b、15bが一体になったアンカー部材が用いられている。なお、日除けシート20を利用しない季節にこれらアンカー部材を簡単に撤去できるように、ホールインアンカーとアイボルトとからなるアンカー部としてもよい。
本実施形態の伸縮ステー40を取り付けるために、ステーの方向転換用の滑車(ブロック)24,25が壁面アンカー部14および床面アンカー部15の定着金物14b、15bに保持されている。(図1)。伸縮ステー40は、全長の両端側の約1/3が合成繊維撚りロープ41(以下、単にロープと記す。)で、中央約1/3が弾性線材としてのショックコード43(被覆ゴム紐)からなり、各端部が結束具42で連結され、全体が1本の弾性伸長可能なステー(以下、伸縮ステー40と記す。)となっている。伸縮ステー40は、図1に示したように、支持ステー30とクロスする対角線に沿って日除けシート20の下面側(裏面側)に配置され、両側のロープ41の端部が建物固定部にアンカー14、15を介して保持されたブロック24、25位置で方向変換され、日除けシート20の定着孔に結束されている。図1に示したような、風がほとんど無い、通常の日除けシート20張設時では、伸縮ステー40は弛みがなく、直線形状が保持される程度にショックコード43にテンションが付与された状態で取り付けられている。なお、伸縮ステー40を方向変換させるためには、ブロックを用いずに、ロープ41をガイドする周溝が形成された半円形状に加工されたフッ素樹脂部材を用いてもよい。なお、弾性線材としてショックコードを示したが、金属製、樹脂製コイルバネを用いてもよいことは言うまでもない。コイルバネを用いる場合には、コイルバネを伸縮編物等で被覆してコイルバネが縮退した際に日除けシート等を挟み込まないようにすることが好ましい。
以下、上述した日除け装置10の動作について、図2各図を参照して説明する。図2(a)は弱い風が日除けシート20に当たった状態を示している。同図に示したように、日除けシート20がわずかに煽られる程度の風が吹くと日除けシート20に風圧が作用した分と釣り合うように、伸縮ステー40がわずかに伸長して日除けシート20の隅角部と側端部の一部がわずかに持ち上がるようにめくれる。これにより日除けシート20が変形した形状に倣って風が流れ、日除けシート20に作用した風圧が変形後の日除けシート20と釣り合い状態になる。図1に示した場合、日除けシート20全体は日除けシート20の対角線に沿って設けられた支持ステー30で支持されているため、風を受けていない支持ステー30の下側の日除けシート20は伸縮ステー40の伸長を受けてわずかに張力が作用する程度で、シート下端の隅角端部はほとんど動かない。
図2(b)は強風が日除けシート20に作用し、日除けシート20が大きく煽られた状態を示している。この状態では、伸縮ステー40のショックコードが弾性範囲で十分に伸長して支持ステー30より上側の日除けシート20が大きく煽られることになる。しかし、この状態では日除けシート20に作用する風圧と伸縮ステー40のショックコードの伸び量(言い換えると張力)とが釣り合い状態にあるため、日除けシート20はばたつくことがない。また、風力、風向が変化するのに応じて日除けシート20の形状も変化するが、日除けシート20の端部に伸縮ステー40が定着されているため、日除けシート20の形状変化に追従して伸縮ステー40のショックコード43の伸び量がなめらかに変化する。日除けシート20は対角線方向に沿って支持ステー30に支持されているため、日除けシート20の風による形状変化は、あたかも一辺が支持されたヨットの三角帆(たとえばジブセイル)のような滑らかな動きをする。したがって、風に抵抗しないで風を逃がすことで日除けシート20への負荷を軽減するという機能的効果に加え、室内から日除けシート20の風による形状変化を見た場合、心地よい形状変化を味わうことができるという視覚的効果もある。また、風が止んだ状態では、ショックコード43のテンションにより伸縮ステー40は初期長さに戻るため、再び図1の張設状態になることができる。
[第2実施形態]
図3,図4は、第2実施形態として、伸縮ステーに代えて重錘(重り)によって日除けシート20の可動端の動きを調整するようにした日除け装置10の構成を示している。この重錘を支持するステー50(以下、重錘ステー50と記す。)は図3に示したように、可動側の下端部の床面アンカー部15にシングルブロック55が、上端部の壁面アンカー部14に並列ダブルブロック54がそれぞれ取り付けられ、日除けシート20の可動側の上端と下端とにそれぞれ独立した重錘ステー51、52が連結されている。日除けシート20下端側に定着された重錘ステー51は床面12に位置するブロック55を介して方向転換され、日除けシート20の下面側を上方に導かれ、壁面アンカー部14のダブルブロック54の一方で下方に方向変換され、その下端に第1重錘W1が吊持されている。また、日除けシート20上端に定着された重錘ステー52は壁面アンカー部14のダブルブロック54で下方に方向変換され、その下端に第2重錘W2が吊持されている。このように構成された日除け装置10の作用について、図4を参照して簡単に説明する。日除けシート20がわずかに煽られる程度の風が吹くと日除けシート20に風圧が作用した分と釣り合うように、重錘ステー52がわずかにブロック54を介して重錘W2を引き上げるように繰り出される。これにより日除けシート20の隅角部と側端部の一部がわずかに持ち上がるようにめくれる。これにより日除けシート20が変形した形状に倣って風が流れ、日除けシート20に作用した風圧が変形後の日除けシート20と釣り合い状態になる。このとき、日除けシート20の支持ステー30より下側に風が当たっていないので、重錘W1を吊持している重錘ステー51には変化はない。
このように、上述した2本の重錘ステー51、52を設けた構成からなる日除け装置10では、日除けシート20は支持ステー30を挟んだ上側と下側とでそれぞれ独立して風に対応するが、比較的風の影響の少ないシート下端部は重錘ステーW1を設けずに床面アンカー部15に直接定着して上側の日除けシート20を対象に重錘ステーW2を設け、日除けシート20の支持ステー30より上側で風に対応するようにしてもよい。
[第3実施形態]
図5は、2本の伸縮ステー40を日除けシート20の縦辺に沿って配置した第3実施形態を示している。この実施形態では、2本の伸縮ステー40を設けるとともに、同一三角形形状の日除けシート20A、20Bを、対角線に沿って設ける支持ステー30で接合するようにした。このため、組み立て部材の小型化を図ることができ、また設置作業も容易になる。
[第4実施形態]
図6,図7は日除けシート20にシート巻取装置を設けた実施形態を示している。この日除け装置10では、日除けシート20の支持ステー30が配置される対角線に沿って、内部に支持ステー30が挿通配置される細長筒状体からなる中空芯材61が設けられている。この中空芯材61は例えば日除けシート20に筒袋状部20aを縫製し、その内部に塩化ビニルパイプ等を挿通させて構成することができる。そして中空芯材61の下端には、シート巻取装置60が取り付けられている。このシート巻取装置60はクルーザーヨットなどに装備されている公知のジブセイルファーラーと同等の構成からなり、上端側にトップスイベル63が、下端側には巻取りドラム62(ドラム巻回されたロープは図示せず)が取り付けられている。たとえば、台風等、日除けシート20の伸縮ステー40による風を逃がす機能以上の風が吹くことが予想される場合には、まず伸縮ステー40のショックコード43の一端の接続を切り離し、シート巻取装置60の巻取りドラム62のロープ(図示せず)を巻き解く。これにより、図7に示したように、日除けシート20を中空芯材61回りに巻回することができる。この巻回状態から図6の状態に復帰させるためには、ショックコード43に所定のテンションを加えた状態で伸縮ステー40のロープ41を結束する。ショックコード43の短縮しようとする付勢力により、中空芯材61に巻き付けられた日除けシート20は巻き解かれ、図6の初期状態に復帰できる。そのとき、巻取りドラム62にロープが巻き戻されるので、図示しないリーダ等を通じてロープが巻取りドラム62に確実に巻き取られるようにすることが好ましい。
以上の実施形態において、日除けシート20の下端は床面12に設けた床面アンカー部15に支持されるようになっているが、建物の構造上、下端のアンカー部をベランダ手摺等に設置することができることは言うまでもない。その場合には、手摺の形状寸法に合致したアンカー金物を手摺に取り付けるようにすることが好ましい。また、可能であれば、建物壁面11でなく、上階のバルコニーの底面に上端のアンカー部を設けてもよい。以上の実施形態では建物に用いられる日除け装置について説明したが、建物に設備される日除けシート以外にも、たとえばキャンプ場等のテントサイトにおいて、支柱に支持されたテントの庇やタープ等にも、この構成を用いることができる。
[第5実施形態]
図8各図は、日除け装置の日除けシートをパラソル70とした実施形態を示している。この傘に相当する日除けシートの一部を、支柱P内に収容された伸縮ステー40で支持するようにした。本実施形態ではパラソル70の傘部分は扁平な二等辺三角形パネル71、72を6枚あわせた、6角錐形状をなす。そのうちの3枚の可動パネル72、72…が図8(c)に示したように、外周辺72aのみが支持ステー(図示せず)で支持され、頂点が支柱P内に収容された伸縮ステー40で支持された各可動パネル72を構成している。これにより、図8(a),(c)に示したように、パラソル70を下方から吹き上げるような風に対して、可動パネル72の頂点側からパネルがめくれるようにして開口部73が生じ、そこから風の一部を逃がすことができる。このため、パラソル70が立っている場所で地面G側からパラソル70を持ち上げるような突風等が吹いた場合にも、パラソル70が倒されたり、飛ばされたりすることを防止できる。
[フレキシブルソーラーフィルムタイプ日除け装置]
図9は、図1に示した第1実施形態の日除けシートとしてフレキシブルソーラーフィルムを使用した実施例を示している。このフレキシブルソーラーフィルムは、柔軟性を有するフィルム状のアルファモスシリコンタイプのソーラー発電モジュール80mからなり、同様に柔軟性のある合成樹脂製ベースシート80bに配列して装着され、シート全体が耐候性、防水性を有するように表面加工した日除けシート80を構成している。この日除けシート80は図1に示した日除け装置と同様の構成からなるため、風に対するしなやかな変形が可能であり、日除けとして機能する一方、ソーラーフィルムが所定の発電機能を発揮する。発電された電力は、公知のソーラーパネル、ソーラーフィルムと同様に図示しないリチウムイオン蓄電池等に蓄電することで、各種の予備電源として使用することができる。
[第6実施形態]
図10は、既製品としての細長ロール状の2枚のフレキシブルソーラーフィルムを備えたシートを並列配置して日除けシートとした日除け装置の第6実施形態を示した図である。この場合には、四角形状のシートの対角線に沿う支持ステーに相当する部材を設けないので、そのためにブロック84,85は並べた一方のシート80Aの隅角部位としての上下端の可動頂点位置のシート面に取り付けられている。他方のシート80Bには弾性線材としての伸縮ステーを構成するショックコード83とロープ81とが直列に配線され、ロープ81の一端が方向変換手段として機能する他方のシート側のブロック84,85まで導かれ、方向変換され、他方のシート80Bの可動頂点側に定着されている。このように構成された日除け装置10では、図11に示したように、風の強さに応じて可動頂点位置の伸縮ステーのショックコード83が伸長し、2枚のフレキシブルソーラーフィルムからなる日除けシート80A、80Bの対向した辺の間が開口となり、矢印で示したようにシート80A、80Bに当たる風をこの開口から逃がすことができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
10 日除け装置
12 ベランダ床面
11 建物壁面
14 壁面アンカー部
15 床面アンカー部
20 日除けシート
24,25 ブロック(滑車)
30 支持ステー
40 伸縮ステー
41 ロープ
43 ショックコード
50(51、52) 重錘ステー
60 シート巻取装置
70 パラソル
80 日除けシート(フレキシブルソーラーフィルム装着)

Claims (7)

  1. 日除けシート内に設けられた、該日除けシートを支持する線状支持手段と、
    該線状支持手段の端部から延在する前記日除けシートの辺の延長上の隅角部位である可動頂点と、
    方向転換手段を介して弾性線材がその一部に介装され、前記可動頂点に端部が固定された弾性支持線材と
    を備え、
    前記日除けシートに風圧が作用した際に、前記日除けシートの可動頂点が前記弾性支持線材の伸長により前記風圧と釣り合うように移動するようにしたことを特徴とする日除け装置。
  2. 前記線状支持手段は、前記日除けシートの対角線方向に沿って前記日除けシートに取り付けられ、両端が前記建物固定部に定着された支持ステーである、請求項1に記載の日除け装置。
  3. 前記可動頂点は、前記日除けシートに設けられた前記線状支持手段が沿う対角線と交わる対角線端部の隅角部位である、請求項1に記載の日除け装置。
  4. 前記弾性線材は、前記弾性支持線材内の中間位置に直列接続されたショックコードである、請求項1に記載の日除け装置。
  5. 日除けシート内に設けられた、該日除けシートを支持する線状支持手段と、
    該線状支持手段の端部から延在する前記日除けシートの2辺の隅角部位である可動頂点と、
    建物固定部に設けられた方向転換手段を介して線材に所定の張力を付与する重錘が端部に吊持され、前記可動頂点に端部が固定された支持線材と
    を備え、
    前記日除けシートに風圧が作用した際に、前記日除けシートの可動頂点が前記支持線材下端の重錘の昇降により前記風圧と釣り合うように移動するようにしたことを特徴とする日除け装置。
  6. 前記線状支持手段位置に芯材を配置し、該芯材に前記日除けシートを巻き付ける巻取装置を備えた、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の日除け装置。
  7. 前記日除けシートは、フレキシブルソーラーフィルムを備えたシートである、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の日除け装置。
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