JP2015004169A - 引戸ラッチ装置用錠受 - Google Patents

引戸ラッチ装置用錠受 Download PDF

Info

Publication number
JP2015004169A
JP2015004169A JP2013128360A JP2013128360A JP2015004169A JP 2015004169 A JP2015004169 A JP 2015004169A JP 2013128360 A JP2013128360 A JP 2013128360A JP 2013128360 A JP2013128360 A JP 2013128360A JP 2015004169 A JP2015004169 A JP 2015004169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
plate
hole
vertical
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013128360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6253900B2 (ja
Inventor
木下 琢生
Takuo Kinoshita
琢生 木下
浩一郎 塙
Koichiro Hanawa
浩一郎 塙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP2013128360A priority Critical patent/JP6253900B2/ja
Publication of JP2015004169A publication Critical patent/JP2015004169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6253900B2 publication Critical patent/JP6253900B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

【課題】引戸の戸先の引手に組み込まれた引戸ラッチ装置に適用することができる、位置調整板の調整が非常に簡単である、構成する部品点数が少ない、縦枠の表面に埋設状態に組み込む必要がないこと。【解決手段】引戸用の窓枠を形成する縦枠の表面に固定されると共に垂直長孔を有する固定板と、この固定板の一側表面に垂直長孔の範囲内で無段階又はその表面に形成された上下一対の段差部分の範囲内における複数段階で引戸の開閉方向に位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記垂直長孔と連通する第1固定手段用貫通孔を有する位置調整板と、貫通孔及び垂直長孔を貫通して位置調整板を固定板に結合する第1固定手段とから成る引戸ラッチ装置用錠受。【選択図】図4

Description

本発明は引戸ラッチ装置用錠受に関し、特に、引戸の戸先の引手に組み込まれた引戸ラッチ装置に適用することができる、引戸ラッチ装置用錠受に関する。
図20の(a)と(b)は、特許文献1に記載の錠受Xを概略的に示したものである。この錠受Xは、基本的には、引戸の戸先に取付けられた鎌錠と対抗することができるように窓枠の縦枠の表面に埋設状態に固定されるストライクボックス(1)と、このストライクボックス(1)の内に支軸(2)を介して揺動可能に配設され、鎌の先端部と係合する鎌用の係合板部分(3a)及び傾斜状ガイド長孔(3b)を有するフックレバー(3)と、上端部に前記傾斜状ガイド長孔(3b)と係合するピン(4)を有し、一方、下端部に上下方向の摺動長孔(5)を有し、前記スライドボックス(1)の内壁に沿って長手方向に摺動可能に配設されたスライドプレート(6)と、このスライドプレートをY軸方向(上下方向)に移動させることにより、前記フックレバー(3)の傾倒位置を調整した後に、該スライドプレート(6)を、固定する止めネジ(7)とから構成されていた。
したがって、図20の(a)と(b)は、フックレバー(3)の傾斜状のガイド長孔(3b)と常時係合するスライドプレート(6)のピン(4)のY軸方向の位置如何によってフックレバー(3)の係合板部分(3a)の位置が、X軸方向(窓枠内を水平移動する引戸の開閉方向)に位置調整できる旨を示したものである。
この特許文献1の錠受Xは、例えば経年と共に窓枠や引戸(障子)が変形すると、障子側の鎌錠と窓枠側の錠受Xとの間に間隙が生ずることに配慮して、錠受Xを構成するフックレバー(3)の位置を調整することができるという利点があるものの、該錠受Xは、箱形状のストライクボックス(1)を窓枠の縦枠の表面に埋設状態に組み込まなければならない点、構成する部品点数が多い点、ストライクボックス(1)内に配設されたスライドプレート(6)を上下方向に位置調整しなければならないので、その調整が非常に面倒である点、特許文献2に記載されているように、手掛け片(引手部分)を操作してラッチの係合爪を受け具の係合孔から離すような引戸ラッチ装置に適用することができない点等の問題点があった。
なお、特許文献2乃至特許文献4は、いずれも鎌錠(戸先鎌錠)に対する受け具(ストライク)であり、これらの発明の課題は、引戸の閉鎖時、鎌片の先端鉤部とストライクの係合部分の裏面との間に間隙(例えば1ミリや数ミリ程度)が生じて閉鎖状態の引戸にがたつきが生ずることや、前記鎌片の先端鉤部がストライクの係合部分にうまい具合に係合しない(鉤部が係合部分に衝突)といったような問題点を解消するために提案されているが、これらの特許文献にも、特許文献2に記載されているような引戸の戸先の引手に組み込まれたラッチ装置に適用することができる旨の記載や示唆はない。
実開昭58−143947号公報 特開平11−172982号公報 実公昭58−46194号公報 実開昭61−173665号公報 特開平10−266646号公報
本願発明の主たる目的は、引戸の戸先の引手に組み込まれたラッチ装置に適用することができることである。次に本願発明の目的は、特許文献2乃至特許文献4の問題点に鑑み、位置調整板の調整が非常に簡単である錠受を提供することである。次に、本願発明の目的は、構成する部品点数が少なく、縦枠の表面に埋設状態に組み込む必要がないことである。
本発明の引戸ラッチ装置用錠受は、引戸用の窓枠を形成する縦枠の表面に固定されると共に垂直長孔を有する固定板と、この固定板の一側表面に前記垂直長孔の範囲内で無段階、又はその表面に形成された上下一対の段差部分の範囲内における複数段階で引戸の開閉方向に位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記垂直長孔と連通する第1固定手段用貫通孔を有する位置調整板と、前記貫通孔及び前記垂直長孔を貫通して前記位置調整板を前記固定板に結合する前記第1固定手段とから成ることを特徴とする。
上記構成に於いて、前記位置調整板が前記固定板に対して前記垂直長孔の範囲内で無段階に引戸の開閉方向に位置調整することができる場合には、前記固定板は前記縦枠に固定される固定板部分と、この固定板部分の一端部から折り曲げ状態で引戸の開く方向に延在すると共に前記垂直長孔を有する端板部分とから成り、一方、位置調整板は前記端板部分の一側表面にその背面が重合すると共に、前記垂直長孔に対して常にその一部分が連通する傾斜状の前記貫通孔を有し、また位置調整板の前記傾斜状の貫通孔の上下の部位の少なくとも一方には、前記第1固定手段とは別個の第2固定手段が貫通する水平長孔が形成され、さらに、位置調整板の引戸の戸先側である先端部には、前記引戸の戸先に固定的に組み込まれた引戸ラッチ装置の係止片が係入する係止孔が形成されていることを特徴とする(第1実施形態)。
また、上記構成に於いて、前記位置調整板が前記固定板に対しての範囲内における複数段階で引戸の開閉方向に位置調整することができる場合には、前記固定板は縦枠に対して上下方向に位置調整され、一方、位置調整板は前記段差部分としての前記固定板の一側表面と、該一側表面よりも奥の凹所或いは開口と、前記一側表面よりも手前の凸所のいずれかにその上下の両端部が重合する添設部分と、この添設部分の一端部から折り曲げ状態で引戸の開く方向に延在すると共に引戸の戸先に固定的に組み込まれた引戸ラッチ装置の係止片が係入する係止孔を有する係合板部分とから成ることを特徴とする(第2実施形態)。
さらに、本発明の引戸ラッチ装置用錠受は、引戸用の窓枠を形成する縦枠の表面に固定されると共に、傾斜状案内長孔を有する固定板と、この固定板の一側表面に前記傾斜状案内長孔の範囲内で無段階に引戸の開閉方向に位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記傾斜状案内長孔と連通する垂直長孔を有する位置調整板と、前記垂直長孔及び傾斜状案内長孔を貫通して前記位置調整板を前記固定板に結合する第1固定手段とから成ることを特徴とする(第3実施形態)。
(a)請求項1に記載の発明は、引戸の戸先の引手に組み込まれたラッチ装置に適用することができる、位置調整板の調整が非常に簡単である、構成する部品点数が少ない、縦枠の表面に埋設状態に組み込む必要がない等の利点がある。
(b)請求項2及び請求項4に記載の発明は、位置調整板を固定板に形成した垂直長孔の範囲内で引戸の開閉方向に無段階に調整することができる。
(c)請求項3に記載の発明は、位置調整板を固定板の表面に形成された上下一対の段差部分の範囲内で引戸の開閉方向に複数段階調整することができる。
(c)なお、請求項4及び請求項5に記載の発明は、第1実施形態の垂直長孔と傾斜状の案内長孔を入れ替えたものであるが、このように、垂直長孔、傾斜状の案内長孔等を適宜に設計変更しても、第1実施形態と同様の作用効果がある。それ故、固定板に水平長孔を設けるか、それとも位置調整板に水平長孔を設けるかも、当業者にとっては均等の範囲内である。
図1乃至図8は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図9乃至図17は本発明の第2実施形態を示す各説明図、図17乃至図19は本発明の第3実施形態を示す各説明図である。
平面視からサッシ式窓枠の縦枠内の表面に固定された錠受(図面右側)と、引戸(障子)の戸先の縦框に組み込まれた引戸ラッチ装置(図面左側)の概略説明図(施錠状態)。 図1に於いて、引手操作片を手前に引き、ラッチの係合爪を錠受(図面右側)の調整板の係合孔から解錠した状態の概略説明図。 本発明の主要部を示す平面視からの概略説明図。 手前側から見た斜視図(結合状態)。 裏側から見た斜視図(結合状態)。 窓枠の縦枠と共に、錠受を構成する各部材を分解した説明図。 第1固定手段を固定板の垂直長孔の上限位置に設定した場合における位置調整板の位置の概略説明図。 第1固定手段を固定板の垂直長孔の下限位置に設定した場合における位置調整板の位置の概略説明図。 第2実施形態の図1と同様の概略説明図。 図4と同様の斜視図(結合状態)。 図10における分解斜視図。 構成部材を分離した状態の概略断面説明図。 図12の13−13線断面図 構成部材を結合した状態の概略断面説明図(基準図)。 構成部材を結合した状態の概略断面説明図(固定板を下方向に配設)。 構成部材を結合した状態の概略断面説明図(固定板を上方向に配設)。 第3実施形態の図4と同様の斜視図(結合状態) 第3実施形態の固定板の斜視図。 第3実施形態の位置調整板の斜視図。 (a)と(b)は特許文献1に記載の錠受の概略説明図。
図1乃至図8は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図9乃至図16は本発明の第2実施形態を示す各説明図である。まず、図1及び図2を参照にして、本発明の主要部(錠受)の環境を説明する。
本発明の錠受X1は、前述したように、「特許文献2」に記載されているような「引戸ラッチ装置」に適用される。
したがって、図1及び図2に於いて、図面右側のX1は、サッシ式窓枠11の縦枠12のコ字枠内の表面(内面)13に固定された錠受で、一方、図面左側のY1は、引戸(障子)Z1の戸先の縦框60に組み込まれた引戸ラッチ装置である。サッシ式窓枠11、戸先の縦框60及び引戸ラッチ装置Y1の具体的構成は本発明の特定要件ではないので、概略的に示してある。
引戸ラッチ装置Y1は、引戸式キャビネットやサッシ式窓枠11に左右方向にスライド自在に設けられた引戸(障子)Z1を引手ケース61に垂直軸62を介して該垂直軸まわりに回転可能に設けられた係止片としてのラッチ63によって、閉鎖状態の引戸Z1を窓枠11の錠受X1に拘束(図1)し、又は引戸Z1を開く際、ラッチ63に一体的に設けられた、或いはラッチ63と共に一体成形された引手操作片64を、例えば引戸Z1を開く際の引き動作と共に解除するものである(図2)。
付言すると、引戸ラッチ装置Y1は、引戸の開閉方向Xである左右方向に移動する引戸Z1を図示しない付勢手段より係止方向に回転付勢されたラッチ63の先端鉤部63aを、後述する錠受X1の係止孔36に係止させることにより、引戸Z1を錠受X1に閉じた状態に拘束する。そこで、引戸Z1の閉戸時、ラッチ63の先端鉤部63aが錠受X1の係止孔36に丁度良く係入させる必要がある。
本発明の錠受X1は、図3で示すように、縦枠12のコ字枠内の表面(内面)13に固定された非箱型形態である断面L型形状かつ長板状の固定板21と、該固定板21の端板部分24に固定された長板状の位置調整板31とを備えている。前記固定板21の端板部分24は前記縦枠12の表面(内面)13と直交する対向側壁14、14と平行に対向する。
そこで、図4乃至図8を参照にしてさらに詳しく説明する。図4は手前側から見た斜視図、一方、図5は裏側から見た斜視図、そして、図6は窓枠11の縦枠12と共に、錠受X1を構成する各部材を分解した説明図である。
本明細書では、技術的原理が異なる第1実施形態と第2実施形態をそれぞれ記載しているが、両実施形態の発明の主たる課題は共通であり、その上位概念的構成は、引戸用の窓枠を形成する縦枠の表面に固定されると共に垂直長孔23を有する固定板(21、21A)と、この固定板の一側表面に前記垂直長孔23の範囲内で無段階、又はその表面に形成された上下一対の段差部分の範囲内における複数段階で引戸の開閉方向に位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記垂直長孔23と連通する第1固定手段(33)用貫通孔(32、26A)を有する位置調整板(31、31A)と、前記貫通孔(32、26A)及び前記垂直長孔23を貫通して前記位置調整板(31、31A)を前記固定板(21、21A)に結合する前記第1固定手段(33)とから成るものである。
最初に説明する第1実施形態の錠受X1は、位置調整板31が端面L型の固定板21に対して、端板部分24に形成された垂直長孔23の範囲内で無段階に引戸の開閉方向Xに位置調整することができる。
すなわち、この無段階(微調整可能)な実施形態の場合には、例えば図6で示すように固定板21は、縦枠12のコ字枠内の表面(内面)13に固定される固定板部分22と、この固定板部分22の向う側の一端部から折り曲げ状態で引戸Z1の開く方向に延在すると共に、所定長の垂直長孔23を有する端板部分24とから成る。
そして、前記固定板部分22の上下端部寄りの部位には、複数の第1固着具25用の円形の取付け孔26が上下一対形成されている。一方、前記端板部分24の上下端部寄りの部位には、後述する第2固定手段34用の円形の取付け孔28が上下一対形成されている。
固定板部分22の取付け孔26を貫通する第1固着具25は、例えばボルトのみであり、該ボルトは縦枠12に形成したメネジ部15に螺着する。また端板部分24の背面と縦枠12の対向側壁14の内面との間には空間部分(図1、図2参照)が存在するものの、実施形態では前述した取付け孔28はメネジなので、端板部分24の方の第2固着具27も、ボルトのみである。もちろん、第2固着具27を、取付け孔28を貫通するボルトと、該ボルトに螺合する固定ナットから成るものであっても良い。
一方、平板状の位置調整板31は、固定板部分22の端板部分24の一側表面24aにその背面が重合すると共に、端板部分24の垂直長孔23に対して常にその一部分が連通する傾斜状の貫通孔32を有し、また位置調整板31の前記傾斜状の貫通孔32の上下の部位の少なくとも一方、実施形態では上下の部位には、位置決め用の第1固定手段33とは別個の複数の第2固定手段34が貫通する上下一対の水平長孔35が形成され、さらに、位置調整板31の引戸Z1の戸先側である先端部には、前記引戸Z1の戸先に固定的に組み込まれた引戸ラッチ装置Y1の係止片としてのラッチ63が係入する縦長状の係止孔36が形成されている。
次に、上記構成における位置調整板31のX軸方向(引戸の開閉方向)の位置調整について説明する。公知の図20の(a)と(b)の実施形態では、軸2に軸支されたフックレバー(3)の回転角度を位置調整する際の技術的原理は、その傾斜状のガイド長孔(3b)と常時係合するスライドプレート(6)のピン(4)のY軸方向の位置如何によって、フックレバー(3)の係合板部分(3a)の位置が、X軸方向(窓枠内を水平移動する引戸の開閉方向)に位置調整できる。
基本的には、本発明の位置調整板31のX軸方向の位置調整も、位置調整板31の傾斜状の貫通孔32と固定板21の端板部分24の垂直長孔23の両孔を貫通する位置決め用の第1固定手段33のY軸方向の位置如何によって決定付けられる点は同様である。
しかして、本発明の位置調整板31は、固定板21の端板部分24にピンを介して軸支されるものではなく、前述したように、引戸用の窓枠11を形成する縦枠12の表面に固定されると共に垂直長孔23を有する固定板21と、この固定板の一側表面に前記垂直長孔23の範囲内で無段階に引戸Z1の開閉方向Xに位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記垂直長孔23と連通する第1固定手段用の傾斜状の貫通孔32を有する平板状の位置調整板31と、前記傾斜状の貫通孔32及び前記垂直長孔23を貫通して前記位置調整板31を前記固定板21に結合する前記第1固定手段33とから成るものであることから、前記第1固定手段33は、固定ボルト33aと、この固定ボルト33aに螺合する固定ナット33bとから構成されている。
したがって、本発明の位置調整板31を位置調整する際は、錠受X1は、いわば「非箱体の裸状態」であるから、固定ナット33bを固定ボルト33aから外し、図7又は図8で示すように、固定ボルト33aを固定板の垂直長孔の上限位置乃至下限位置に設定できる範囲内(垂直長孔23の範囲内)で位置決めした後に、固定ナット33bを固定ボルト33aに再び螺着すれば良い。
第1実施形態の位置決め用第1固定手段33は、ボルト33aとナット33bとから成り、該位置決め用第1固定手段33の固定板21の垂直長孔23の上下位置如何(Y軸の位置)によって、位置調整板31の左右方向の位置が無段階調整され得る。次に説明する第2実施形態は第1実施形態とは技術的原理が異なるものの、本明細書で説明する。なお、第2実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
図9乃至図16で示す第2実施形態の錠受X2が第1実施形態の発明の課題と主に異なる点は、位置調整板31Aを固定板21Aの表面に形成された上下一対の段差部分の範囲内で引戸の開閉方向Xに複数段階調整することができることである。その他の発明の課題は、第1実施形態と同一である。
次に、第1実施形態の発明の構成と主に異なる点は、(a)固定板21Aが端面L型ではなく、単なる段差状の長板体であるため、その上端部・下端部が紐状或いは帯状である点である点、(b)一方、位置調整板31Aが一部L型に形成されている点、(c)前記固定板21Aは、図14を基準図にすると、図15の如く、固定板21Aを下方向に配設した上で、位置調整板31AをX軸方向に位置調整でき、また、図14を基準図にすると、図16の如く、固定板21Aを上方向に配設した上で、位置調整板31AをX軸方向に位置調整できる点、(d)一方、位置調整板31Aは段差部分としての固定板21Aの一側表面21aと、該一側表面21aよりも奥の凹所41或いは開口と、前記一側表面21aよりも手前の凸所42のいずれかにその上下の両端部が重合する添設部分43と、この添設部分43の一端部から折り曲げ状態で引戸Z1の開く方向Xに延在すると共に引戸の戸先に固定的に組み込まれた引戸ラッチ装置Y1の係止片63が係入する係止孔36を有する係合板部分44とから成る点、(e)第1固定手段33は、第1実施形態の第1固着具25の機能を兼用している点、したがって、位置調整板31Aの上下端部寄りの上下一対の皿状の孔26Aは、固定板21Aの垂直長孔23を貫通して縦枠に形成したメネジ部15に螺着する点等である。
上記のように構成しても、位置調整板31Aの調整が「段階的」ではあるものの、「一定の範囲」に於いて、第1実施形態と同一の目的・効果を得ることができる。
最後に図17乃至図19で示す第3実施形態の錠受X3が第1実施形態と異なる点は、第1実施形態の垂直長孔23と傾斜状の案内長孔32を入れ替えたものである。
すなわち、固定板21Bの方に垂直長孔ではなく傾斜状の案内長孔32を形成し、一方、位置調整板31Bの方に傾斜状の案内長孔ではなく垂直長孔23を形成したものである。その他水平長孔35を位置調整板31Bの方に形成するか、それとも固定板21Bの方に形成するかも、均等の範囲であるが、このように少なくとも垂直長孔23と傾斜状の案内長孔32を入れ替えも第1実施形態と同様の作用・効果がある。なお、図17は、第3実施形態の図4と同様の斜視図(結合状態)なので、同一の部分には同一の符号を援用して重複する説明を割愛する。
本発明は、錠前や建具の分野で利用することができる。
X1、X2…錠受、Y1…引戸ラッチ装置、Z1…引戸(障子)、60…縦框、61…引手ケース、63…係止片としてのラッチ、11…サッシ式窓枠、12…縦枠、13…縦枠の表面(内面)、14…対向側壁、21、21A、21B…固定板、22…固定板部分、24…端板部分、23…垂直長孔、25…第1固着具、28…取付け孔、31、31A、31B…位置調整板、32…傾斜状の貫通孔、33…第1固定手段、35…水平長孔、36…係止孔、X…引戸の開閉方向、Y…垂直方向、21a…一側表面、41…凹所、42…凸所、43…添設部分、44…係合板部分。

Claims (5)

  1. 引戸用の窓枠を形成する縦枠の表面に固定されると共に垂直長孔を有する固定板と、この固定板の一側表面に前記垂直長孔の範囲内で無段階、又はその表面に形成された上下一対の段差部分の範囲内における複数段階で引戸の開閉方向に位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記垂直長孔と連通する第1固定手段用貫通孔を有する位置調整板と、前記貫通孔及び前記垂直長孔を貫通して前記位置調整板を前記固定板に結合する前記第1固定手段とから成る引戸ラッチ装置用錠受。
  2. 請求項1に於いて、前記位置調整板が前記固定板に対して前記垂直長孔の範囲内で無段階に引戸の開閉方向に位置調整することができる場合には、前記固定板は前記縦枠に固定される固定板部分と、この固定板部分の一端部から折り曲げ状態で引戸の開く方向に延在すると共に前記垂直長孔を有する端板部分とから成り、一方、位置調整板は前記端板部分の一側表面にその背面が重合すると共に、前記垂直長孔に対して常にその一部分が連通する傾斜状の前記貫通孔を有し、また位置調整板の前記傾斜状の貫通孔の上下の部位の少なくとも一方には、前記第1固定手段とは別個の第2固定手段が貫通する水平長孔が形成され、さらに、位置調整板の引戸の戸先側である先端部には、前記引戸の戸先に固定的に組み込まれた引戸ラッチ装置の係止片が係入する係止孔が形成されていることを特徴とする引戸ラッチ装置用錠受。
  3. 請求項1に於いて、前記位置調整板が前記固定板に対しての範囲内における複数段階で引戸の開閉方向に位置調整することができる場合には、前記固定板は縦枠に対して上下方向に位置調整され、一方、位置調整板は前記段差部分としての前記固定板の一側表面と、該一側表面よりも奥の凹所或いは開口と、前記一側表面よりも手前の凸所のいずれかにその上下の両端部が重合する添設部分と、この添設部分の一端部から折り曲げ状態で引戸の開く方向に延在すると共に引戸の戸先に固定的に組み込まれた引戸ラッチ装置の係止片が係入する係止孔を有する係合板部分とから成ることを特徴とする引戸ラッチ装置用錠受。
  4. 引戸用の窓枠を形成する縦枠の表面に固定されると共に、傾斜状案内長孔を有する固定板と、この固定板の一側表面に前記傾斜状案内長孔の範囲内で無段階に引戸の開閉方向に位置調整することができるように重合配設され、かつ重合配設された状態で前記傾斜状案内長孔と連通する垂直長孔を有する位置調整板と、前記垂直長孔及び傾斜状案内長孔を貫通して前記位置調整板を前記固定板に結合する第1固定手段とから成る引戸ラッチ装置用錠受。
  5. 請求項4に於いて、位置調整板は、その上端部と下端部に水平長孔を有すると共に、引戸の開閉方向の端部に垂直方向の係止孔を有することを特徴とする引戸ラッチ装置用錠受。
JP2013128360A 2013-06-19 2013-06-19 引戸ラッチ装置用錠受 Expired - Fee Related JP6253900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013128360A JP6253900B2 (ja) 2013-06-19 2013-06-19 引戸ラッチ装置用錠受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013128360A JP6253900B2 (ja) 2013-06-19 2013-06-19 引戸ラッチ装置用錠受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015004169A true JP2015004169A (ja) 2015-01-08
JP6253900B2 JP6253900B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=52300279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013128360A Expired - Fee Related JP6253900B2 (ja) 2013-06-19 2013-06-19 引戸ラッチ装置用錠受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6253900B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163919A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 アズビル株式会社 ワーク位置決め機構およびバルブ載置テーブル
JP2016194199A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 トヨタ車体株式会社 閂受け装置
KR20180029478A (ko) * 2016-09-12 2018-03-21 아사아블로이코리아 주식회사 유동 포스트가 구비된 도어락
CN108661429A (zh) * 2018-05-24 2018-10-16 林艾芳 一种定位调节装置
CN113756058A (zh) * 2020-06-02 2021-12-07 青岛海尔洗衣机有限公司 一种具有锁钩的门体及衣物处理设备
CN115075671A (zh) * 2022-06-22 2022-09-20 沈阳诺信建筑五金科技有限公司 一种插销调整结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136377A (en) * 1979-04-10 1980-10-24 Kokusan Kinzoku Kogyo Kk Carrier metal for arccshaped lock
JP2008297813A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Miwa Lock Co Ltd 引戸用ストライク

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136377A (en) * 1979-04-10 1980-10-24 Kokusan Kinzoku Kogyo Kk Carrier metal for arccshaped lock
JP2008297813A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Miwa Lock Co Ltd 引戸用ストライク

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163919A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 アズビル株式会社 ワーク位置決め機構およびバルブ載置テーブル
JP2016194199A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 トヨタ車体株式会社 閂受け装置
KR20180029478A (ko) * 2016-09-12 2018-03-21 아사아블로이코리아 주식회사 유동 포스트가 구비된 도어락
KR102524900B1 (ko) * 2016-09-12 2023-04-25 아사아블로이코리아 주식회사 유동 포스트가 구비된 도어락
CN108661429A (zh) * 2018-05-24 2018-10-16 林艾芳 一种定位调节装置
CN113756058A (zh) * 2020-06-02 2021-12-07 青岛海尔洗衣机有限公司 一种具有锁钩的门体及衣物处理设备
CN113756058B (zh) * 2020-06-02 2024-03-01 青岛海尔洗衣机有限公司 一种具有锁钩的门体及衣物处理设备
CN115075671A (zh) * 2022-06-22 2022-09-20 沈阳诺信建筑五金科技有限公司 一种插销调整结构
CN115075671B (zh) * 2022-06-22 2023-11-17 沈阳诺信建筑五金科技有限公司 一种插销调整结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6253900B2 (ja) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6253900B2 (ja) 引戸ラッチ装置用錠受
CA2628518A1 (en) Two-point lock for sliding door
KR20180055937A (ko) 미닫이 도어의 개폐손잡이
WO2020164294A1 (zh) 槽口传动结构和五金安装结构
KR200484550Y1 (ko) 푸쉬풀 타입 도어잠금장치용 스트라이커
JP6978648B2 (ja) 扉錠用ストライク
EP2281983A1 (en) Snap lock assembly
JP2014105525A (ja) 天井点検口
WO2020000041A1 (en) An electric strike assembly
US10415266B2 (en) Door with adjustable lock plate connectors
JP4746967B2 (ja) 引戸の鎌錠装置
JP2014223408A (ja) 遊技機
GB2503967A (en) Locking bar having frangible region
JP2007224671A (ja) デッド用受け金具
US20160245002A1 (en) Locking post with an adjustable lock rod
JP2010106910A (ja) 2部材の締結構造
CN213869498U (zh) 一种升降窗扇的高低平衡调节结构
AU2009201675B2 (en) Improvements in Locks
US1348001A (en) Door-latch
JP2017048638A (ja) 扉におけるラッチシャフトの軸受装置
JP2007231687A (ja) デッド用受け金具
JP3207069U (ja) 錠前付き把手装置
CN106193807A (zh) 防盗门门框锁舌防刮擦结构
KR20160081586A (ko) 구조물용 프레임 고정장치
JP3191017U (ja) 扉付き折戸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6253900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees