JP2015003544A - 車載用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示部の輝度を下げて電力消費を低減しながら、適切なタイミングで輝度を上昇させることができる車載用表示装置を提供する。【解決手段】車両の位置情報を入力して、この位置情報が示す車両の現在位置をあらかじめ定めた重要位置と照合することにより、車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあるか否かを判定するマッチング部6と、ディスプレイ4の輝度が低減されている場合に、マッチング部6により車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあると判定されると、ディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御する制御部2とを備える。【選択図】図1
Description
この発明は、車両に持ち込みまたは搭載され、車両の状態および周囲環境に応じて表示部の輝度を調整する車載用表示装置に関する。
例えば、特許文献1には、車両がアイドリングストップしたときに、バッテリの電力消費を抑えるため、表示部の輝度を低減または電源をオフする表示装置が開示されている。
特許文献1に代表される従来の技術では、アイドリングストップといった所定の条件に車両が合致すると、画一的に表示部の輝度が低減または電源がオフされる。
このため、車両を安全に運転するために必要な情報を表示装置が表示していても、車両がアイドリングストップされると、表示部の輝度が低減または電源がオフされ、ユーザが車両を安全に運転するために必要な情報を参照することができないという課題があった。
このため、車両を安全に運転するために必要な情報を表示装置が表示していても、車両がアイドリングストップされると、表示部の輝度が低減または電源がオフされ、ユーザが車両を安全に運転するために必要な情報を参照することができないという課題があった。
例えば、車両がアイドリングストップして表示部の輝度が低減または電源がオフされているときに電話の着信があった場合、発信元を表示してユーザに示すため、表示部の輝度を元に戻す必要がある。
また、アイドリングストップした位置が事故多発エリア内にある場合には、安全運転に関する情報を表示してユーザに認知させるため、表示部の輝度を元に戻す必要がある。
また、アイドリングストップした位置が事故多発エリア内にある場合には、安全運転に関する情報を表示してユーザに認知させるため、表示部の輝度を元に戻す必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、表示部の輝度を下げて電力消費を低減しながら、適切なタイミングで輝度を上昇させることができる車載用表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係る車載用表示装置は、車両に持ち込みまたは搭載され、表示部を備える車載用表示装置であって、車両の位置情報を入力して、この位置情報が示す車両の現在位置をあらかじめ定めた重要位置と照合することにより、車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあるか否かを判定する位置照合部と、表示部の輝度が低減されている場合に、位置照合部により車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあると判定されると、表示部の輝度が上昇するよう制御する制御部とを備える。
この発明によれば、表示部の輝度を下げて電力消費を低減しながら、適切なタイミングで輝度を上昇させることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車載用表示装置を用いた車載表示システムの構成を示すブロック図である。図1に示す車載表示システムは、車両内に設けられて情報を表示する表示システムであり、実施の形態1に係る車載用表示装置1、地図データベース7、GPS(Global Positioning System)測位部8、照度センサ9、時計10、バッテリ電圧センサ11、TVチューナ12、交通情報取得部13、エンジン制御装置14、温度センサ15および緊急車両検出部16を備えて構成される。
また、車載用表示装置1は、車両内に持ち込みまたは搭載される電子機器の表示装置であり、制御部2、バックライトコントローラ3、ディスプレイ4およびディスプレイバックライト5を備える。
図1は、この発明の実施の形態1に係る車載用表示装置を用いた車載表示システムの構成を示すブロック図である。図1に示す車載表示システムは、車両内に設けられて情報を表示する表示システムであり、実施の形態1に係る車載用表示装置1、地図データベース7、GPS(Global Positioning System)測位部8、照度センサ9、時計10、バッテリ電圧センサ11、TVチューナ12、交通情報取得部13、エンジン制御装置14、温度センサ15および緊急車両検出部16を備えて構成される。
また、車載用表示装置1は、車両内に持ち込みまたは搭載される電子機器の表示装置であり、制御部2、バックライトコントローラ3、ディスプレイ4およびディスプレイバックライト5を備える。
制御部2は、バックライトデューティ信号をバックライトコントローラ3に出力することにより、ディスプレイ4の輝度を調整する制御部である。ここで、バックライトデューティ信号は、ディスプレイバックライト5の点灯デューティ比を示す信号である。
また、制御部2は、消費電力の低減を目的としてディスプレイ4の輝度を低減している場合に、マッチング部6により車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあると判定されると、ディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御する。
所定の範囲は、重要位置でディスプレイ4の輝度を上昇させて注意喚起した時点から、重要位置における運転操作が可能な距離または時間の範囲である。例えば、交差点(重要位置)から200mの距離範囲とすれば、ディスプレイ4の輝度の上昇による注意喚起に応じて、右左折などの運転操作を行うことができる。
なお、重要位置ごとに所定の範囲を設定してもよい。例えば、重要位置が目的地である場合、所定の範囲を目的地の位置とし、車両が目的地に到着した時点でディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、音声ガイダンスがなくても車両が目的地に到着したことをディスプレイ4の輝度変化で把握できる。
所定の範囲は、重要位置でディスプレイ4の輝度を上昇させて注意喚起した時点から、重要位置における運転操作が可能な距離または時間の範囲である。例えば、交差点(重要位置)から200mの距離範囲とすれば、ディスプレイ4の輝度の上昇による注意喚起に応じて、右左折などの運転操作を行うことができる。
なお、重要位置ごとに所定の範囲を設定してもよい。例えば、重要位置が目的地である場合、所定の範囲を目的地の位置とし、車両が目的地に到着した時点でディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、音声ガイダンスがなくても車両が目的地に到着したことをディスプレイ4の輝度変化で把握できる。
また、制御部2は、マッチング部6により車両が重要位置から離間する方向に移動したと判定されると、ディスプレイ4の輝度が元の低減された値に戻るよう制御する。
さらに、制御部2は、TVチューナ12および交通情報取得部13により緊急外部情報が取得された場合に、マッチング部6の判定結果によらず、ディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御する。
さらに、制御部2は、TVチューナ12および交通情報取得部13により緊急外部情報が取得された場合に、マッチング部6の判定結果によらず、ディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御する。
ディスプレイ4の輝度を上昇させる度合いとしては、車載バッテリの消費電力の低減を目的としてディスプレイ4の輝度が低減されている場合に、この低減された値より高く、かつ輝度が上昇したことがユーザ(運転者)から視認可能であればよい。例えば、緊急外部情報が取得された場合には、この情報の内容が視認できる輝度まで上昇させる。
また、注意喚起を目的としてディスプレイ4の輝度を上昇させる場合であれば、ユーザに対する注意喚起をより確実にするために、ディスプレイ4の画面が白く発光する程度に輝度を最大値としてもよい。
このように、本発明では情報の通知と注意喚起とで輝度の上昇量を変化させてもよい。
また、注意喚起を目的としてディスプレイ4の輝度を上昇させる場合であれば、ユーザに対する注意喚起をより確実にするために、ディスプレイ4の画面が白く発光する程度に輝度を最大値としてもよい。
このように、本発明では情報の通知と注意喚起とで輝度の上昇量を変化させてもよい。
バックライトコントローラ3は、ディスプレイバックライト5を制御する照明制御部である。例えば、バックライトコントローラ3は、バックライトデューティ制御信号をディスプレイバックライト5に出力してディスプレイ4の輝度を調整する。
バックライトデューティ制御信号は、制御部2が出力するバックライトデューティ信号が示す点灯デューティ比でディスプレイバックライト5を点灯させる信号である。
ディスプレイ4は、情報を表示する表示部であり、液晶表示パネルとこれを表示面の背面側から照明するディスプレイバックライト5を備えて構成される。
ディスプレイバックライト5は、車載バッテリから電力供給されて、バックライトデューティ制御信号に応じた点灯デューティ比で点灯する照明部である。
バックライトデューティ制御信号は、制御部2が出力するバックライトデューティ信号が示す点灯デューティ比でディスプレイバックライト5を点灯させる信号である。
ディスプレイ4は、情報を表示する表示部であり、液晶表示パネルとこれを表示面の背面側から照明するディスプレイバックライト5を備えて構成される。
ディスプレイバックライト5は、車載バッテリから電力供給されて、バックライトデューティ制御信号に応じた点灯デューティ比で点灯する照明部である。
マッチング部6は、GPS測位部8から入力された位置情報が示す車両の現在位置を、あらかじめ定められた重要位置と照合することにより、車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあるか否かを判定する位置照合部である。重要位置は、例えば、交差点や踏切などの地点の種別に基づいて地図データベース7の地図データにあらかじめ設定される。
なお、重要位置には、事故多発地点、踏切地点、分岐点、目的地、およびトンネル出口地点などが挙げられる。
なお、重要位置には、事故多発地点、踏切地点、分岐点、目的地、およびトンネル出口地点などが挙げられる。
地図データベース7は、地図データが登録されたデータベースである。地図データベース7において、出荷時に重要位置を地図データに設定しておいてもよいが、地点の種別に応じてユーザが重要位置を地図データに設定してもよい。
なお、外部の地図データサーバに地図データベース7を構築して、マッチング部6が、通信手段を介して地図データベース7にアクセスして地図データを適宜ダウンロードしてもよい。また、地図データベース7は、例えば、車載機器が備えるハードディスク装置、車載機器がデータ読みだし可能なSDカード、USBメモリなどに構築してもよい。
なお、外部の地図データサーバに地図データベース7を構築して、マッチング部6が、通信手段を介して地図データベース7にアクセスして地図データを適宜ダウンロードしてもよい。また、地図データベース7は、例えば、車載機器が備えるハードディスク装置、車載機器がデータ読みだし可能なSDカード、USBメモリなどに構築してもよい。
GPS測位部8は、車両の位置情報を測定する測位部である。例えば、GPSアンテナを介してGPS衛星からGPS電波を受信し、このGPS電波を解析して自車の位置情報(緯度経度)を取得する。なお、GPS測位部8の代わりに、車速センサ、加速度センサおよび角速度センサによるセンサ情報も利用して車両の位置情報を求めてもよい。
照度センサ9は、車載用表示装置1におけるディスプレイ4の表示画面の周囲の照度を検出するセンサである。
時計10は、現在位置における時刻を検出する。例えば、年月日を含む世界標準時刻を基に、世界中の時差を考慮した現在位置の属する地域の標準時刻を検出する。上述したGPSを利用すれば、現在位置、現在方位と同時に、GPS衛星が搭載する原子時計情報に基づく精密な現在の年月日時刻を検出することができる。これらの時刻情報を基に、制御部2によって、表示画面の周囲が暗い夜の時間帯であるか、表示画面の周囲が明るい昼の時間帯であるかが判断される。
バッテリ電圧センサ11は、ディスプレイバックライト5に電力供給する車載バッテリの残電圧を検出するセンサである。
時計10は、現在位置における時刻を検出する。例えば、年月日を含む世界標準時刻を基に、世界中の時差を考慮した現在位置の属する地域の標準時刻を検出する。上述したGPSを利用すれば、現在位置、現在方位と同時に、GPS衛星が搭載する原子時計情報に基づく精密な現在の年月日時刻を検出することができる。これらの時刻情報を基に、制御部2によって、表示画面の周囲が暗い夜の時間帯であるか、表示画面の周囲が明るい昼の時間帯であるかが判断される。
バッテリ電圧センサ11は、ディスプレイバックライト5に電力供給する車載バッテリの残電圧を検出するセンサである。
TVチューナ12は、テレビ放送を受信するチューナであり、受信された放送内容は、ディスプレイ4に表示される。また、TVチューナ12は、放送局から緊急警報(地震警報など)を緊急外部情報として取得し、警報情報を受信したことを制御部2に通知する。
交通情報取得部13は、外部機器から交通情報を受信する受信機であって、車両の走行ルートにおける渋滞情報などの緊急交通情報を緊急外部情報として取得する。
例えば、交通情報取得部13は、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標、以下記載を省略する)のテレターミナルが送信する交通情報信号を受信する。
なお、交通情報取得部13には、TMC(Traffic Message Channel)受信機を用いてもよい。
交通情報取得部13は、外部機器から交通情報を受信する受信機であって、車両の走行ルートにおける渋滞情報などの緊急交通情報を緊急外部情報として取得する。
例えば、交通情報取得部13は、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標、以下記載を省略する)のテレターミナルが送信する交通情報信号を受信する。
なお、交通情報取得部13には、TMC(Traffic Message Channel)受信機を用いてもよい。
エンジン制御装置14は、運転操作に応じた車両のエンジンの駆動を制御する制御装置である。また、エンジン制御装置14は、各種の車両情報に基づいて、エンジン稼働状態からアイドリングストップ状態(イグニションスイッチがオンのままでエンジンが停止した状態)へ移行したか否かを判定し、アイドリングストップ状態へ移行すると、その旨を制御部2に通知する。
温度センサ15は、車載用表示装置1の内部温度を検出するサーミスタである。
また、緊急車両検出部16は、車外の音を集音して解析することにより、自車に対する緊急車両の接近情報を取得する情報取得部として機能を有する。
例えば、救急車やパトカーのサイレンや踏切の警報音を解析し、警報音などのドップラー効果による変化を利用することで、緊急車両が自車に接近しているか否かを検出する。
また、緊急車両検出部16は、車外の音を集音して解析することにより、自車に対する緊急車両の接近情報を取得する情報取得部として機能を有する。
例えば、救急車やパトカーのサイレンや踏切の警報音を解析し、警報音などのドップラー効果による変化を利用することで、緊急車両が自車に接近しているか否かを検出する。
次に動作について説明する。
図2は、実施の形態1に係る車載用表示装置の動作を示すフローチャートであり、ディスプレイ4の輝度調整に関する処理を示している。
まず、制御部2は、バックライトコントローラ3に指示してディスプレイバックライト5を制御することにより、ディスプレイ4の輝度をプレ制御する(ステップST1)。
このプレ制御は、ディスプレイバックライト5に電力供給する車載バッテリの消費電力を抑えるためにディスプレイ4の輝度を通常値から低減する。通常値は、画面表示が視認できる程度の輝度である。プレ制御の具体的な内容は、以下の通りである。
図2は、実施の形態1に係る車載用表示装置の動作を示すフローチャートであり、ディスプレイ4の輝度調整に関する処理を示している。
まず、制御部2は、バックライトコントローラ3に指示してディスプレイバックライト5を制御することにより、ディスプレイ4の輝度をプレ制御する(ステップST1)。
このプレ制御は、ディスプレイバックライト5に電力供給する車載バッテリの消費電力を抑えるためにディスプレイ4の輝度を通常値から低減する。通常値は、画面表示が視認できる程度の輝度である。プレ制御の具体的な内容は、以下の通りである。
例えば、車両がトンネルを走行して照度センサ9が検出したディスプレイ4の画面周囲の照度が所定の値よりも低い場合、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を低減させる。
また、時計10が検出した現在の時間帯が夜である場合、制御部2は、昼の時間帯よりディスプレイ4の輝度を低減させる。
さらに、バッテリ電圧センサ11が検出した残電圧が所定の値を下回るか、あるいは、バッテリ電圧が所定の低下傾向よりも急であった場合に、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を低減させるか、ディスプレイバックライト5の電源をオフする。
エンジン制御装置14から車両がアイドリングストップ状態に移行したことが通知された場合に、制御部2は、車載バッテリの電力消費を抑えるため、ディスプレイ4の輝度を低減させるか、ディスプレイバックライト5の電源をオフする。
温度センサ15が検出した車載用表示装置1の内部温度が所定の値を超える高温である場合は、熱による電子部品の故障や短命化を防ぐため、制御部2が、ディスプレイ4の輝度を低減させる。また、著しく高温となっている場合には、ディスプレイバックライト5の電源をオフする。
なお、ユーザの操作によりディスプレイ4の輝度を低減させてもよい。
また、時計10が検出した現在の時間帯が夜である場合、制御部2は、昼の時間帯よりディスプレイ4の輝度を低減させる。
さらに、バッテリ電圧センサ11が検出した残電圧が所定の値を下回るか、あるいは、バッテリ電圧が所定の低下傾向よりも急であった場合に、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を低減させるか、ディスプレイバックライト5の電源をオフする。
エンジン制御装置14から車両がアイドリングストップ状態に移行したことが通知された場合に、制御部2は、車載バッテリの電力消費を抑えるため、ディスプレイ4の輝度を低減させるか、ディスプレイバックライト5の電源をオフする。
温度センサ15が検出した車載用表示装置1の内部温度が所定の値を超える高温である場合は、熱による電子部品の故障や短命化を防ぐため、制御部2が、ディスプレイ4の輝度を低減させる。また、著しく高温となっている場合には、ディスプレイバックライト5の電源をオフする。
なお、ユーザの操作によりディスプレイ4の輝度を低減させてもよい。
マッチング部6は、車両が走行している間、GPS測位部8が測定した車両の現在位置を入力して、この現在位置をあらかじめ定められた重要位置と照合することにより、車両が重要位置に向かう所定の範囲内であるか否かを判定する(ステップST2)。
車両が重要位置に向かう所定の範囲内である場合(ステップST2;YES)、制御部2は、バックライトコントローラ3に指示してディスプレイバックライト5を制御することにより、ディスプレイ4の輝度を上昇させる(ステップST3)。
例えば、ディスプレイ4の輝度をプレ制御で低減する前の最大値に戻す。これにより、事故多発地点、踏切、分岐点、目的地、トンネル出口地点といった、ユーザに通知すべき重要位置に車両が差し掛かることをディスプレイ4の地図表示で視認することができる。
車両が重要位置に向かう所定の範囲内である場合(ステップST2;YES)、制御部2は、バックライトコントローラ3に指示してディスプレイバックライト5を制御することにより、ディスプレイ4の輝度を上昇させる(ステップST3)。
例えば、ディスプレイ4の輝度をプレ制御で低減する前の最大値に戻す。これにより、事故多発地点、踏切、分岐点、目的地、トンネル出口地点といった、ユーザに通知すべき重要位置に車両が差し掛かることをディスプレイ4の地図表示で視認することができる。
また、車両がトンネルを通過して照度センサ9が検出した周囲照度の情報により、ディスプレイ4の輝度が低減されていても、車両が、重要位置であるトンネル内の分岐点に向かう所定の範囲内に到達した場合にはディスプレイ4の輝度を上昇させる。このディスプレイ4の輝度変化により、ユーザ(運転者)の注意を喚起することができる。
次に、制御部2は、バックライトコントローラ3に指示してディスプレイバックライト5を制御することで、ディスプレイ4の輝度をステップST1で低減させた値に戻す(ステップST4)。ここでは、車両が重要位置から離間する方向に移動した場合に、ディスプレイ4をプレ制御で低減した輝度とする。このように低減値に戻すことで、車載バッテリの電力消費を抑えることができる。この後、ステップST2の処理に戻る。
一方、車両が重要位置に向かう所定の範囲内に存在しない場合(ステップST2;NO)、制御部2は、緊急外部情報が取得されたか否かを判定する(ステップST5)。
緊急外部情報が取得されなければ(ステップST5;NO)、ステップST2に戻り、上述した処理を繰り返す。
緊急外部情報が取得されなければ(ステップST5;NO)、ステップST2に戻り、上述した処理を繰り返す。
緊急外部情報が取得されると(ステップST5;YES)、制御部2は、ステップST3に移行して、ディスプレイ4の輝度を上昇させる。
例えば、TVチューナ12が緊急外部情報として地震警報を取得すると、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ4に表示された地震警報を視認することができる。
交通情報取得部13が緊急外部情報として車両の走行ルートにおける渋滞情報を取得すると、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ4に表示された渋滞情報を視認することができる。
緊急車両検出部16が緊急外部情報として自車に対する緊急車両の接近を示す検知情報を取得した場合に、制御部2はディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ4に表示された緊急車両接近情報を視認することができる。
例えば、TVチューナ12が緊急外部情報として地震警報を取得すると、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ4に表示された地震警報を視認することができる。
交通情報取得部13が緊急外部情報として車両の走行ルートにおける渋滞情報を取得すると、制御部2は、ディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ4に表示された渋滞情報を視認することができる。
緊急車両検出部16が緊急外部情報として自車に対する緊急車両の接近を示す検知情報を取得した場合に、制御部2はディスプレイ4の輝度を上昇させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ4に表示された緊急車両接近情報を視認することができる。
なお、緊急外部情報が取得されてステップST3に移行した場合は、ステップST4において、制御部2が、緊急外部情報を通知してから所定の条件を満たした場合に、ディスプレイ4をプレ制御で低減した輝度に戻す。
ここで、所定の条件とは、緊急外部情報に対する何らかのアクションが行われたと推定される条件である。例えば、緊急外部情報に応じた運転操作が行われた場合、緊急外部情報を通知してから所定の時間が経過した場合などが考えられる。
ここで、所定の条件とは、緊急外部情報に対する何らかのアクションが行われたと推定される条件である。例えば、緊急外部情報に応じた運転操作が行われた場合、緊急外部情報を通知してから所定の時間が経過した場合などが考えられる。
また、ユーザが設定した優先モードに応じて、上述した処理を実行すべきか否かを判断してもよい。
図3は、実施の形態1に係る車載用表示装置の動作を示すフローチャートであり、ユーザが設定した優先モードに応じてディスプレイ4の輝度調整を行うか否かを判断するステップが追加されている。図3におけるステップST1aとステップST3aからステップST6aまでは、図2のステップST1とステップST2からステップST5までの処理と同様である。
図3は、実施の形態1に係る車載用表示装置の動作を示すフローチャートであり、ユーザが設定した優先モードに応じてディスプレイ4の輝度調整を行うか否かを判断するステップが追加されている。図3におけるステップST1aとステップST3aからステップST6aまでは、図2のステップST1とステップST2からステップST5までの処理と同様である。
図3において、ユーザから電力の低減を優先する低消費電力優先モードが設定されている場合(ステップST2a;低消費電力モード)、制御部2は、ステップST2aの判定を繰り返してディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御しない。
一方、ユーザから運転支援を優先する安全運転優先モードが設定されている場合(ステップST2a;安全運転優先モード)は、制御部2が、ステップST3a以降のディスプレイ4の輝度を上昇させる制御を行う。このようにすることで、ユーザの趣旨に合ったディスプレイ4の輝度調整を自動で行うことができる。
一方、ユーザから運転支援を優先する安全運転優先モードが設定されている場合(ステップST2a;安全運転優先モード)は、制御部2が、ステップST3a以降のディスプレイ4の輝度を上昇させる制御を行う。このようにすることで、ユーザの趣旨に合ったディスプレイ4の輝度調整を自動で行うことができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、車両の位置情報を入力して、この位置情報が示す車両の現在位置をあらかじめ定めた重要位置と照合することにより、車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあるか否かを判定するマッチング部6と、ディスプレイ4の輝度が低減されている場合に、マッチング部6により車両が重要位置に向かう所定の範囲内にあると判定されると、ディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御する制御部2とを備える。このように構成することにより、ディスプレイ4の輝度を低減させて電力消費を抑えながら、適切なタイミングで輝度を上昇させることができる。
また、この実施の形態1によれば、制御部2が、マッチング部6により車両が重要位置から所定の範囲外に移動したと判定されると、ディスプレイ4の輝度が元の低減された値に戻るよう制御する。このようにすることで、適切なタイミングで輝度を元の低減された値に戻して電力消費を抑えることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、車両の外部から送信される緊急外部情報を取得するTVチューナ12および交通情報取得部13を備えており、制御部2が、TVチューナ12および交通情報取得部13が緊急外部情報を取得した場合に、マッチング部6の判定結果によらず、ディスプレイ4の輝度が上昇するよう制御する。このようにすることで、ディスプレイ4の輝度を低減させて電力消費を抑えながら、緊急外部情報をディスプレイ4に表示してユーザに視認させることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、重要位置が、事故多発地点、踏切地点、分岐点、目的地およびトンネル出口地点のうちの少なくとも一つであるので、ディスプレイ4の輝度変化により重要な位置をユーザに認知させることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、緊急外部情報が、緊急警報情報、渋滞情報および緊急車両の接近情報のうちの少なくとも一つであるので、これらの情報をディスプレイ4で視認可能に表示することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、制御部2が、ユーザが設定した優先モードに応じて、ディスプレイ4の輝度を上昇させる制御を行うので、ユーザの趣旨に合ったディスプレイ4の輝度調整を自動で行うことができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 車載用表示装置、2 制御部、3 バックライトコントローラ、4 ディスプレイ、5 ディスプレイバックライト、6 マッチング部、7 地図データベース、8 GPS測位部、9 照度センサ、10 時計、11 バッテリ電圧センサ、12 TVチューナ、13 交通情報取得部、14 エンジン制御装置、15 温度センサ、16 緊急車両検出部。
Claims (6)
- 車両に持ち込みまたは搭載され、表示部を備える車載用表示装置であって、
前記車両の位置情報を入力して、この位置情報が示す前記車両の現在位置をあらかじめ定めた重要位置と照合することにより、前記車両が前記重要位置に向かう所定の範囲内にあるか否かを判定する位置照合部と、
前記表示部の輝度が低減されている場合に、前記位置照合部により前記車両が前記重要位置に向かう所定の範囲内にあると判定されると、前記表示部の輝度が上昇するよう制御する制御部とを備える車載用表示装置。 - 前記制御部は、前記位置照合部により前記車両が前記重要位置から離間する方向に移動したと判定されると、前記表示部の輝度が元の低減された値に戻るように制御することを特徴とする請求項1記載の車載用表示装置。
- 前記車両の外部から送信される緊急外部情報を取得する情報取得部を備え、
前記制御部は、前記情報取得部が前記緊急外部情報を取得した場合に、前記位置照合部の判定結果によらず、前記表示部の輝度が上昇するよう制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車載用表示装置。 - 前記重要位置は、事故多発地点、踏切地点、分岐点、目的地およびトンネル出口地点のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の車載用表示装置。
- 前記緊急外部情報は、緊急警報情報、緊急交通情報および緊急車両の接近情報のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項3記載の車載用表示装置。
- 前記制御部は、ユーザが設定した優先モードに応じて前記表示部の輝度を上昇させる制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の車載用表示装置。
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JP2013128646A JP2015003544A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 車載用表示装置 |
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JP2013128646A JP2015003544A (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | 車載用表示装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104867350A (zh) * | 2015-06-02 | 2015-08-26 | 潘建臣 | 基于车联网的导航方法及系统、动态监控方法及系统 |
WO2017134861A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 日立マクセル株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
WO2018029980A1 (ja) * | 2016-08-11 | 2018-02-15 | 株式会社デンソー | 車両用表示制御装置及び車両運転アシストシステム |
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2013
- 2013-06-19 JP JP2013128646A patent/JP2015003544A/ja active Pending
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