JP2015000279A - パーマ用パッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 ウエーブの大きさを変えて見栄えよく仕上げることができ、パーマ液を速やかに洗い落とすことができるパッドを提供する。
【解決手段】 コールドパーマ用のパッド1は、ロッド2上で頭髪3を挟着する支持層4と挟着層5を備え、支持層4と挟着層5の間に中間層6が介在する。支持層4および挟着層5は、編み糸で編成された平面網目構造9を備える。平面網目構造9は、頭髪3の巻き回し方向に短く、巻き回し方向と直角の方向に長い網目により構成される。中間層6は、非浸水性の弾性細線で編成された立体網目構造13を備える。立体網目構造13は、頭髪3の巻き回し方向に延びる補強用の弾性細線と、中間層6の厚み方向に延びる間隔保持用の弾性細線とからなり、弾性細線が立体網目構造13中にパーマ液を一時的に保持する細隙を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 コールドパーマ用のパッド1は、ロッド2上で頭髪3を挟着する支持層4と挟着層5を備え、支持層4と挟着層5の間に中間層6が介在する。支持層4および挟着層5は、編み糸で編成された平面網目構造9を備える。平面網目構造9は、頭髪3の巻き回し方向に短く、巻き回し方向と直角の方向に長い網目により構成される。中間層6は、非浸水性の弾性細線で編成された立体網目構造13を備える。立体網目構造13は、頭髪3の巻き回し方向に延びる補強用の弾性細線と、中間層6の厚み方向に延びる間隔保持用の弾性細線とからなり、弾性細線が立体網目構造13中にパーマ液を一時的に保持する細隙を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、頭髪にパーマをかけるときに用いられるパーマ用パッドに関する。
美容院等でコールドパーマをかけるときには、通常、梳き取った一束の頭髪と一緒にペーパをロッドに巻き回し、ペーパに含ませたパーマ液で頭髪を浸す。頭髪およびペーパのワインディング作業を容易にできるように、特許文献2には、合繊長繊維不織布を素材としたコールドペーパの巻き始め部をロッドに掛け止めする技術が提案されている。
また、従来、ペーパに代えて保液性に優れたパッドを使用する技術も知られている。例えば、図6に示すパーマ用パッド51は発泡または多孔性の柔軟材料で厚く形成され、ロッド52上に巻き回された状態で、頭髪53に充分量のパーマ液を供給できるようになっている。なお、特許文献2には、スポンジフォームや不織布で形成したパッドの内部に針金を埋設し、パッドに形状保持機能を持たせる技術が記載されている。
ところが、従来のパーマ用ペーパは、紙または不織布で薄く形成されているため、巻径の変化が少なく、ウエーブの大きさが一様となり、仕上がりが単調になるという問題点があった。また、厚手柔軟材料からなる従来のパーマ用パッドは、巻き締めに際して頭髪支持部が容易に陥没してしまうばかりでなく、洗浄に際してパーマ液とその臭気が残りやすいという不具合があった。
そこで、本発明の目的は、ウエーブの大きさを変えて見栄えよく仕上げることができるとともに、パーマ液を速やかに洗い落とすこともできるパーマ用パッドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次のようなパーマ用パッドを提供する。
(1)頭髪を巻き回してパーマ液に浸すためのパーマ用パッドであって、巻き回された頭髪を支持する支持層と、支持層との間に頭髪を挟着する挟着層と、挟着層と支持層の間に介在する中間層とを備え、支持層と挟着層の少なくとも一方が平面的な網目構造を備え、中間層が弾性細線で編成された立体的な網目構造を備えたことを特徴とするパーマ用パッド。
(1)頭髪を巻き回してパーマ液に浸すためのパーマ用パッドであって、巻き回された頭髪を支持する支持層と、支持層との間に頭髪を挟着する挟着層と、挟着層と支持層の間に介在する中間層とを備え、支持層と挟着層の少なくとも一方が平面的な網目構造を備え、中間層が弾性細線で編成された立体的な網目構造を備えたことを特徴とするパーマ用パッド。
(2)立体的な網目構造を編成する弾性細線が非浸水性の合成樹脂フィラメントからなることを特徴とするパーマ用パッド。
(3)立体的な網目構造が、頭髪の巻き回し方向に延びる補強用弾性細線と、中間層の厚み方向に延びる間隔保持用の弾性細線とを含むことを特徴とするパーマ用パッド。
(4)補強用弾性細線と間隔保持用弾性細線とが、立体的な網目構造中にパーマ液を一時的に保持する細隙を形成していることを特徴とするパーマ用パッド。
(5)間隔保持用の弾性細線が支持層および挟着層に編み込まれていることを特徴とするパーマ用パッド。
(6)平面的な網目構造が、編み糸で編成された網目の内側に中間層を被覆する細網を含むことを特徴とするパーマ用パッド。
本発明のパーマ用パッドによれば、支持層と挟着層の少なくとも一方を平面網目構造とし、中間層を立体網目構造としたので、巻径を徐々に変化させ、異なる大きさのウエーブを見栄えよく形成できるとともに、液切れをよくし、パーマ液を速やかに洗い落とすことができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すパーマ用パッド1は、ロッド2よりも短い幅の長方形に形成され、頭髪3と一緒にロッド2の外周に巻き回される。パッド1の片面には支持層4が設けられ、パッド1の反対面に挟着層5が設けられ、支持層4と挟着層5との間に中間層6が介装されている。そして、図3に示すように、ロッド2に巻き回された頭髪3が支持層4により支持された状態で、挟着層5によって挟着されるようになっている。
この実施形態では、支持層4および挟着層5が、それぞれ同様に構成され、図2(a)に示すように、合成繊維製の編み糸8で編成された平面的な網目構造9を備えている。この平面網目構造9は、支持層4および挟着層5が頭髪3の巻き回し方向(矢印方向)に容易に伸長するように、巻き回し方向に短く、巻き回し方向と直角の方向に長い(図において、x<y)多数の横長六角形の網目10から構成されている。
図2(b)に示すように、中間層6は、非浸水性の弾性細線12で編成された立体的な網目構造13を備えている。この立体網目構造13は、頭髪3の巻き回し方向に延びる補強用の弾性細線12aと、中間層6の厚さ方向に延びる間隔保持用の弾性細線12bとを含んでいる。各弾性細線12a,12bには平面網目構造9の編み糸8よりも細い合成樹脂フィラメントが用いられ、間隔保持用の合成樹脂フィラメント12bの両端が支持層4および挟着層5の編み糸8に編み込まれている。また、各弾性細線12a,12bは、立体網目構造13中にパーマ液Lを一時的に保持する細隙11を形成している。
上記のように構成されたパーマ用パッド1は、図3に示すワインディング工程において、頭髪3と一緒にロッド2上に巻き締められる。このとき、パッド1は、巻き締め力で厚さが徐々に変化し、内側ほど薄く外側ほど厚くなるように弾性的に変形し、これに伴って、頭髪3の巻径が内側ほど小さく外側ほど大きくなるように変化する。したがって、さほどの熟練を要することなく、図4に例示する頭髪3のように、異なる大きさのウエーブを見栄えよく連続的に形成することができる。
この実施形態のパーマ用パッド1によれば、支持層4および挟着層5の平面網目構造9が横長六角形の網目10で構成されているため、ワインディングに際してパッド1の全体を巻き回し方向へ無理なく伸ばし、パッド1の厚みを滑らかに変化させることができる。また、中間層6の立体網目構造13は、補強用の弾性細線12aによりパッド1に充分な強度と伸縮性を与え、間隔保持用の弾性細線12bを支持層4と挟着層5に編み込むことによってパッド1の復元性と耐久性を高めることができる。
ワインディング後には、パッド1にパーマ液が供給され、必要量が表面張力によって立体網目構造13中の細隙11に一時的に保持され、中間層6から頭髪3に移される。一方、中間層6の弾性細線12は、非浸水性の合成樹脂フィラメントで形成されているので、従来の発泡材や不織布からなるパッドとは異なり、高度の液切れ作用を発揮する。このため、適量のパーマ液をパッド1から頭髪3に供給でき、洗浄に際しては、パッド1からパーマ液を速やかに洗い落とし、それ特有の臭気を解消することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図5(a)に示すように、支持層4および挟着層5の平面網目構造15を縦横に伸びやすい四角形の網目16で構成することもできる。また、図5(b)に示す平面網目構造17のように、編み糸8で編成された網目18の内側に、それより細かい網目の細網19を張設し、細網19で中間層13を被覆して、中間層13の弾性細線12が散逸しないように構成することもできる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の形状や材質を適宜に変更して実施することも可能である。
1 パーマ用パッド
2 ロッド
3 頭髪
4 支持層
5 挟着層
6 中間層
8 編み糸
9 平面網目構造
10 網目
11 細隙
12 弾性細線
13 立体網目構造
19 細網
2 ロッド
3 頭髪
4 支持層
5 挟着層
6 中間層
8 編み糸
9 平面網目構造
10 網目
11 細隙
12 弾性細線
13 立体網目構造
19 細網
Claims (6)
- 頭髪を巻き回してパーマ液に浸すためのパーマ用パッドであって、
巻き回された頭髪を支持する支持層と、支持層との間に頭髪を挟着する挟着層と、挟着層と支持層の間に介在する中間層とを備え、
前記支持層と挟着層の少なくとも一方が平面的な網目構造を備え、前記中間層が弾性細線で編成された立体的な網目構造を備えたことを特徴とするパーマ用パッド。 - 前記弾性細線が、非浸水性の合成樹脂フィラメントからなる請求項1記載のパーマ用パッド。
- 前記立体的な網目構造が、頭髪の巻き回し方向に延びる補強用弾性細線と、中間層の厚み方向に延びる間隔保持用弾性細線とを含む請求項2記載のパーマ用パッド。
- 前記補強用弾性細線と間隔保持用弾性細線とが、立体的な網目構造中にパーマ液を一時的に保持する細隙を形成している請求項3記載のパーマ用パッド。
- 前記間隔保持用弾性細線が、支持層および挟着層に編み込まれている請求項3記載のパーマ用パッド。
- 前記平面的な網目構造が、編み糸で編成された網目の内側に中間層を被覆する細網を含む請求項1〜5の何れか一項に記載のパーマ用パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013127414A JP2015000279A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | パーマ用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013127414A JP2015000279A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | パーマ用パッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015000279A true JP2015000279A (ja) | 2015-01-05 |
Family
ID=52295172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013127414A Pending JP2015000279A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | パーマ用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015000279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017158629A (ja) * | 2016-03-07 | 2017-09-14 | 小野 清彦 | パーマネント用ラッピングペーパー及び該ラッピングペーパーを用いたパーマネントウェーブ形成方法 |
-
2013
- 2013-06-18 JP JP2013127414A patent/JP2015000279A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017158629A (ja) * | 2016-03-07 | 2017-09-14 | 小野 清彦 | パーマネント用ラッピングペーパー及び該ラッピングペーパーを用いたパーマネントウェーブ形成方法 |
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