意図される化合物
本発明者らは、化学式Iによるある特定の化合物を調製できること、および当該化合物がHec1に干渉する部分としての有利な特性を有することを見出した。特に好ましい化合物は、化学式Iによる化合物を含むであろう。
本発明の概念のいくつかの実施形態において、R1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、ORa、SRa、NRaRb、−S(O)2Ra、−S(O)2NRaRb、−C(O)Ra、−C(O)NRaRb、−NRaC(O)Rb、−NRaS(O)2Rb、−N=CRaRb、または−NRaC(O)NHRbであり得;RaおよびRbは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、アルコキシ、ヒドロキシ、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、またはヘテロシクロアルケニルであり、あるいはRaおよびRbは、それらが結合している窒素原子と一緒に、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニルであり;R2、R3、およびR4は、独立して、水素、C1〜C6アルキル、ハロゲン、またはORaであり;ならびに、R5は、アルキル、フェニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、フェニルアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、またはヘテロシクロアルケニルであり;R1、R2、R3、R4、R5、Ra、およびRbは、独立して、任意により置換されていてもよい。本発明の概念の他の実施形態において、化合物として、R1およびR2はメチルであり、R3は水素であり、R5は、チアゾリル、N−メチルイミダゾリル、ピラジニル、ピリジニル、モルホリニル、フェニル、またはジメトキシフェニルではない化合物(I)、R1、R2、およびR3はメチルであり、R5は、チアゾリル、N−メチルイミダゾリル、ピラジニル、ピリジニル、モルホリニル、フェニル、メトキシフェニル、ジヒドロキシフェニル、ヒドロキシメトキシフェニル、トリフルオロメチルフェニル、またはジメトキシフェニルではない化合物(II)、ならびに/あるいはR1およびR2はメチルであり、R3はヒドロキシルまたはメトキシであり、R5はフェニルではない化合物(III)が挙げられる。
本発明の概念のいくつかの実施形態において、R1は、アルコキシ、SRa、ORa、または−S(O)2Raであり、その場合、Raは、アルキルであるかまたは任意によって置換されていてもよいアリールであり、R2、R3、およびR4は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであり、ならびにR5は、任意により置換されていてもよいヘテロアリールである。本発明の概念の他の化合物は、中でも特に、R1が、アルコキシ、SRa、ORa、または−S(O)2Raであり(この場合、Raは、アルキルであるか、または任意により置換されていてもよいアリールである)、R2およびR3がC1〜C6アルキルであり、ならびにR5が、任意により置換されていてもよい(例えば、ハロゲン化されている)ピリジニルである、化合物である。本発明の主題のいくつかの実施形態において、R1は、ORaであってもよく、この場合、Raは、任意により置換されていてもよいアリールであり、R2およびR3はC1〜C6アルキルであり、R5は任意により置換されていてもよいピリジニルである。
そのため、異なる観点から見て、本発明の概念の化合物は、化学式II
[式中、X
1およびX
2は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR
a、NR
aR
b、−S(O)
2R
a、−S(O)
2NR
aR
b、−C(O)R
a、−C(O)NR
aR
b、−NR
aC(O)R
b、−NR
aS(O)
2R
b、−N=CR
aR
b、または−NR
aC(O)NHR
bであり得;あるいは、X
1およびX
2は、独立して、−A
1(CH
2)
mA
2(CH
2)
pA
3(CH
2)
qA
4R
cであってもよく:この場合、A
1、A
2、A
3、およびA
4は、独立して、なし、CH
2、CHR
a、CR
aR
b、O、NH、NR
a、S、SO、およびSO
2から選択され;R
cは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR
a、SR
a、NR
aR
b、−S(O)
2R
a、−S(O)
2NR
aR
b、−C(O)R
a、−C(O)NR
aR
b、−NR
aC(O)R
b、−NR
aS(O)
2R
b、−N=CR
aR
b、または−NR
aC(O)NHR
bであり;m、p、およびqは、独立して、0、1、2、3、または4であり;Yは、CH
2、CHR
a、CR
aR
b、O、NH、NR
a、S、SO、またはSO
2であり;R
1、R
2、およびR
3は、独立して、H、アルキル、アルコキシ、またはハロゲンであり;nは、0、1、または2であり;ならびに、Aは、任意により置換されていてもよいアリールまたは任意により置換されていてもよいヘテロアリールである]による構造を有し得る。本発明の概念の実施形態は、以下に示すような化合物を含み得、
この場合、X
1およびX
2のそれぞれは、独立して、任意により置換されていてもよく、ならびにR
cおよびR
dは、独立してR
aである。そのような化合物の中でも、Yが、O、S、またはSO
2であり得、ならびに/あるいはAが、任意により置換されていてもよいピリジニルであり得る化合物が、さらに意図される。最も典型的には、そのような化合物におけるX
1およびX
2は、独立して、H、アルキル、およびアルコキシであり、nは、0または1である。残りの基に関しては、化学式Iと同じ考察が該当する。
本発明の主題のさらなる化合物は、化学式III
[式中、X
1およびX
2のそれぞれは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR
a、NR
aR
b、−S(O)
2R
a、−S(O)
2NR
aR
b、−C(O)R
a、−C(O)NR
aR
b、−NR
aC(O)R
b、−NR
aS(O)
2R
b、−N=CR
aR
b、または−NR
aC(O)NHR
bであり得る]による構造を有し得る。あるいは、X
1およびX
2は、独立して、−A
1(CH
2)
mA
2(CH
2)
pA
3(CH
2)
qA
4R
cであり得:この場合、A
1、A
2、A
3、およびA
4は独立して、なし、CH
2、CHR
a、CR
aR
b、O、NH、NR
a、S、SO、およびSO
2から選択され;R
cは、独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ハロゲン、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、OR
a、SR
a、NR
aR
b、−S(O)
2R
a、−S(O)
2NR
aR
b、−C(O)R
a、−C(O)NR
aR
b、−NR
aC(O)R
b、−NR
aS(O)
2R
b、−N=CR
aR
b、または−NR
aC(O)NHR
bであり;m、p、およびqは、0、1、2、3、または4であり;Yは、CH
2、CHR
a、CR
aR
b、O、NH、NR
a、S、SO、またはSO
2であり;R
1、R
2、およびR
3は、独立して、H、アルキル、アルコキシ、またはハロゲンであり;nは、0、1、または2であり;X
1およびX
2のそれぞれは、独立して、任意により置換されていてもよく;この場合、R
cおよびR
dは、独立して、R
aであり、ならびにAおよびHetは、独立して、芳香族および任意により置換されていてもよいアリールもしくはヘテロアリールである。他の好適な選択肢の中でも、本発明の主題の化合物は、上記において説明したような構造を有し、この場合、以下の通りである。
ならびに、
残りの基に関しては、化学式Iと同じ考察が該当する。化学式IIによる本発明の概念の好適な化合物は、Aが、任意により置換されていてもよいピリジニルであり、ならびに/あるいはYが、O、S、またはSO2である、化合物を含み得る。
上記およびさらなる実験データ(下記を参照されたい)を考慮すると、本発明の概念の化合物は、以下に示す構造を有し得る。
本発明の主題のさらに別の態様において、すぐ下に示されるような化合物、それらの代謝産物、プロドラッグ、および/または塩を含む。
本発明の概念のさらなる態様において、当然のことながら、化学式I〜IIIを有する化合物の中央チアゾール環は、以下の化学式I
*〜III
*に示されるようにいくつかの複素環および/または芳香族環で置き換えることができ、
この場合、Bは、以下に示されるように定義される(残りの基に関しては、化学式I〜IIIと同じ考察が該当する)。
本明細書において使用される場合、用語「アルキル」は、直鎖状、環状、または分岐鎖状であり得る炭化水素基を意味する。用語「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有するアルキルを意味する。2つ以上の二重結合が存在する場合、当該二重結合は、共役していても、共役していなくてもよいことが意図される。本明細書において使用される場合、用語「アルキニル」は、少なくとも1つの三重結合を有するアルキルを意味する。意図されるアルキニルはさらに、別の三重結合または二重結合を含んでいてもよく、これらは、第一の三重結合と共役していても、共役していなくてもよい。本明細書において使用される場合、用語「アルコキシ」は、O−アルキル基を意味し、この場合、当該「アルキル」は、上記のように定義される。
本明細書において使用される場合、用語「シクロアルキル」は、3〜14個の炭素原子を有する、非芳香族の一価の単環式基もしくは多環式基を意味し、これらのそれぞれは、飽和していても不飽和であってもよく、ならびに非置換であっても、または本明細書において定義されるような1つ以上の好適な置換基で置換されていてもよく、ならびにそれ自体が非置換であってもまたは1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよい、1つ以上のアリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、またはヘテロシクロアルキル基に縮合していてもよい。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、シクロブチル、アダマンチル、ノルピナニル、デカリニル、ノルボルニル、シクロヘキシル、およびシクロペンチルである。
本明細書において使用される場合、用語「ヘテロシクロアルキル」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜5個のヘテロ原子を有する、非芳香族の一価の単環式基もしくは多環式基を意味し、これらのそれぞれは、非置換であってもまたは本明細書において定義されるような1つ以上の好適な置換基で置換されていてもよく、ならびにそれ自体が非置換であってもまたは1つ以上の置換基で置換されていてもよい、1つ以上のアリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、またはヘテロシクロアルキル基に縮合していてもよい。ヘテロシクロアルキル基の例としては、オキシラニル、ピロリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピラン、およびモルホリニルが挙げられる。
本明細書において使用される場合、用語「アリール」(Ar)は、一般的に5〜18個の炭素環員を有する芳香族の単環式基もしくは多環式基を意味し、これらは、非置換であっても、または本明細書において定義されるような1つ以上の好適な置換基で置換されていてもよく、ならびにそれ自体が非置換であってもまたは1つ以上の好適な置換基で置換されていてもよい、1つ以上のシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、またはヘテロアリール基に縮合していてもよい。したがって、用語「アリール基」は、ベンジル基(Bzl)を包含する。その例としては、フェニル、ビフェニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ナフチル、アントリル、およびフェナントリルが挙げられる。
本明細書において使用される場合、用語「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される1〜5個のヘテロ原子を含む、一般的に4〜18個の環員を有する芳香族の単環式基または多環式基を意味し、これらは、非置換であっても、または本明細書において定義されるような1つ以上の好適な置換基で置換されていてもよく、ならびにそれ自体が非置換であってもまたは1つ以上の好適な置換基で置換されていてもよい、1つ以上のシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、またはアリール基に縮合していてもよい。その例としては、チエニル、フラニル、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピロリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、オキサチアジアゾリル、チアトリアゾリル、ピリミジニル、イソキノリニル、キノリニル、ナフチリジニル、フタリミジル、ベンズイミダゾリル、およびベンゾオキサゾリルが挙げられる。
本明細書において使用される場合、用語「複素環」または「複素環式」は、典型的には4〜10個の原子が1つの環を形成し、ならびに1つ以上のヘテロ原子(典型的には、O、S、またはN)を含有するような、芳香族および非芳香族の複素環式基を意味する。非芳香族複素環式基は、それらの環系中に原子を4個しか有していない基を包含するが、芳香族複素環式基は、典型的には、それらの環系中に少なくとも5個の原子を有する。非芳香族複素環式基の例としては、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジンイル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ(3.i.0)ヘキサニル、3H−インドリル、およびキノリジニルが挙げられる。
芳香族複素環式基の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イソベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、キナゾリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルである。意図される4〜10員の複素環は、C−結合またはN−結合であり得る(必要に応じて)。例えば、ピロールに由来する基は、ピロール−1−イル(N−結合)またはピロール−3−イル(C−結合)であり得る。
さらに、本明細書で使用される場合、用語「置換された」は、置換された分子を生成するための、官能基による分子中の原子(基)または化学基(例えば、NH2またはOHMなど)の置換または修飾を意味し、特に意図される官能基としては、求核基(例えば、−NH2、−OH、−SH、−NCなど)、求電子基(例えば、C(O)OR、C(O)OH)、極性基(例えば、−OH)、非極性基(例えば、アリール、アルキル、アルケニル、アルキニルなど)、イオン性基(例えば、−NH3 +)、およびハロゲン(例えば、−F、−Cl)、ならびにそれらの化学的に妥当な組み合わせ全てが挙げられる。例えば、分子がアルキルであり、置換される基が水素基であり、官能基がヒドロキシル基である場合、H原子がOH基によって置換されて、置換アルキルを形成する。別の例において、分子がアミノ酸であり、修飾基がアミノ基であり、ならびに官能基がアルキル基である場合、アミノ基がアルキル化されて、N−置換アミノ酸を形成する。
例えば、好適な置換基としては、ハロゲン(クロロ、ヨード、ブロモ、またはフルオロ);C1〜6−アルキル;C1〜6−アルケニル;C1〜6−アルキニル、ヒドロキシル、C1〜6−アルコキシル;アミノ;ニトロ;チオール;チオエーテル;イミン;シアノ;アミド;ホスノナト;ホスフィン;カルボキシル;カルボニル;アミノカルボニル;チオカルボニル;スルホニル;スルホンアミン;スルホンアミド;ケトン;アルデヒド;エステル;酸素(=O);ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル);単環式または縮合もしくは非縮合多環式であり得る炭素環式シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシル)、または単環式または縮合もしくは非縮合多環式であり得るヘテロシクロアルキル(例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、またはチアジニル);炭素環式もしくは複素環式の、単環式または縮合もしくは非縮合多環式アリール(例えば、フェニル、ナフチル、ピロリル、インドリル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、アクリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニル、またはベンゾフラニル);アミノ(第1級、第2級、または第3級);ニトロ;チオール;チオエーテル、O−低級アルキル;O−アリール、アリール;アリール−低級アルキル;CO2CH3;CONH2;OCH2CONH2;NH2;SO2NH2;OCHF2;CF3;OCF3などが挙げられる。当然のことながら、本明細書において意図される全ての置換基はさらに、任意により、上記において述べた1つ以上の置換基で置換されていてもよい。好適な置換基としては、これらに限定されるわけではないが、ヒドロキシル基、ハロゲン、オキソ基、アルキル基(とりわけ、低級アルキル)、アシル基、スルホニル基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルキルオキシル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、カルボキシル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アリールオキシル基、ヘテロアリールオキシル基、アリールチオ基、ヘテロアリールチオ基が挙げられる。
さらに、当然のことながら、本発明の主題による化合物は、1つ以上の不斉中心を有し得ること、したがって、様々なエナンチオマー型において存在し得ること、ならびに意図される化合物の全てのエナンチオマー型が、本明細書において具体的に意図される。したがって、意図される化合物が、光学活性を示し、および/または立体異性体を有する場合、全ての光学活性および/または異性体型が、本明細書において意図される。同様に、二重結合により、Z型とE型(またはシス型とトランス型)が区別される場合、両方の異性体が意図される。なお、本発明の主題による化合物は、同位体標識化することもできる。好適な同位体の例としては、これらに限定されるわけではないが、2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、18F、または36Clが挙げられる。本発明の主題のある特定の同位体標識化された化合物、例えば、14Cまたは3Hが組み込まれている化合物は、薬物および/または基質組織分布アッセイにおいて有用であり得る。あるいは、非放射性同位体(例えば、2Hまたは13C)による置き換えでは、より高い代謝安定性から結果として生じるある特定の治療上の利点、例えば、in vivoでの半減期の増加または用量要件の減少など、が得られ、したがって、場合によって好ましくあり得る。
意図される化合物は、当該意図される化合物中に存在し得る酸性基または塩基性基の塩を特に含む、薬学的に許容される塩として調製することができる。なお、例えば、意図される化合物が、塩基性の性質である場合、そのような化合物は、様々な無機酸および有機酸と共に多種多様の塩を形成することができる。好適な酸は、薬理学的に許容されるアニオン、例えば、塩化物アニオン、臭化物アニオン、ヨウ化物アニオン、硝酸アニオン、硫酸アニオン、重硫酸アニオン、リン酸アニオン、酸性リン酸アニオン、イソニコチン酸アニオン、酢酸アニオン、乳酸アニオン、サリチル酸アニオン、クエン酸アニオン、酸性クエン酸アニオン、酒石酸アニオン、パントテン酸アニオン、重酒石酸アニオン、アスコルビン酸アニオン、コハク酸アニオン、マレイン酸アニオン、ゲンチシン酸アニオン、フマル酸アニオン、グルコン酸アニオン、グルカロン酸アニオン、糖酸アニオン、ギ酸アニオン、安息香酸アニオン、グルタミン酸アニオン、メタンスルホン酸アニオン、エタンスルホン酸アニオン、ベンゼンスルホン酸アニオン、p−トルエンスルホン酸アニオン、およびパモエート[1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)]アニオンなど、を提供するであろう。なお、同様に、意図される化合物が、酸性の性質である場合、そのような化合物は、様々な薬理学的に許容されるカチオンと共に塩基性塩を形成し得、特に好適なカチオンとしては、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオン(例えば、ナトリウムおよびカリウムカチオン)が挙げられる。
さらなる意図される態様において、本明細書において提示した化合物は、プロドラッグとして調製してもよく、プロドラッグの全ての公知の方法およびタイプは、かかるプロドラッグが、標的器官、標的細胞、および/またはHec1での薬物(または該プロドラッグの代謝産物)の濃度を上昇させるであろう限りにおいて、本明細書において、使用に好適であると見なされる。例えば、意図される化合物が、遊離アミノ、アミド、ヒドロキシ、チオ、またはカルボキシル基を有する場合、かかる基は、当該薬物をプロドラッグに転化する部分に対して、共有結合により放出可能に結合および/または連結するために利用することができることが意図される。したがって、プロドラッグとしては、特に、意図される化合物が、エステル、アミド、もしくはジスルフィド結合、または好適な部分を有する他の切断可能な結合を形成するものが挙げられる。そのような部分は、当該薬物の器官もしくは細胞特異的送達に役立ち得、したがって、特に、受容体リガンドおよびそれらの類似体、抗体もしくは抗体フラグメント、一本鎖抗体、ペプチド、アプタマー、または他の高親和性リガンド(Kd<106M)を含み得る。
例えば、カルボキシル基は、エーテル基、アミン基、および/またはカルボン酸基を含み得る、アミドまたはアルキルエステルを形成するように誘導することができる。遊離ヒドロキシル基は、D.Fleisher et al(Advanced Drug Delivery 40 Reviews(1996)19,p.115)によって概説されているように、ヘミスクシナート、リン酸エステル、ジメチルアミノアセテート、およびホスホリルオキシメチルオキシカルボニルを使用して誘導され得る。ヒドロキシル基およびアミノ基のカルバメートプロドラッグも、カーボネートプロドラッグおよびヒドロキシル基の硫酸エステルと同様に意図される。(アシルオキシ)メチルおよび(アシルオキシ)エチルエーテルとしてヒドロキシル基を誘導することも意図され、この場合、アシル基はアルキルエステル(任意により置換されていてもよい)であってもよく、またはアシル基はアミノ酸エステルである(このタイプのプロドラッグは、R.P.Robinson et al,J.Medicinal Chemistry(1996)39:p.10に記載されている)。
さらなる意図される態様において、当然のことながら、本発明の主題による化合物は、(プロドラッグまたは非プロドラッグ形態の)代謝産物として活性でもあり得、ならびにそのような代謝産物は全て本明細書において意図される。例えば、好適な代謝産物としては、水酸化形態、酸化形態、グルクロン酸化形態、硫酸化形態などが挙げられる。なお、さらに、当該代謝産物は、元々投与された形態より活性であり得る。
意図される組成物および処方物
Hec1調節因子としての当該化合物の活性に基づき、本発明者らは、本発明の主題による化合物および組成物を、哺乳動物におけるHec1の機能障害および/または過剰発現に関連する様々な疾患の予防および/または治療、ならびに実際に、意図される化合物の投与に対して陽性の反応を示す全ての疾患に使用することができると意図する。本明細書において使用される場合、用語「Hec1の機能障害」は、とりわけNek2機能および紡錘体チェックポイントシグナリングとの関連に関係する場合の、Hec1におけるあらゆる異常を意味する。そのような異常は、1つ以上の変異(例えば、結合パートナーに対する親和性を増加または減少させる)、一過性もしくは永続的な過剰発現(例えば、不適切なもしくは変異したプロモーターにより活性化された)、活性化因子の非可逆的なもしくはより強い結合、非生理学的分子による不適切な活性化などに起因し得る。結果として、特に意図される疾患としては、新生物疾患、とりわけ癌性新生物疾患(例えば、乳癌、扁平上皮細胞癌、膀胱癌、胃癌、膵臓癌、頭部癌、頸部癌、食道癌、前立腺癌、結腸直腸癌、肺癌、腎臓癌、婦人科系癌、または甲状腺癌)が挙げられる。非癌性新生物疾患には、皮膚(例、乾癬)または前立腺(例えば、良性前立腺肥大(BPH))の良性過形成が含まれる。
したがって、本発明者らはさらに、本明細書において提示される化合物を含む多数の医薬組成物も意図し、概して、本発明の主題による化合物を、治療有効量の意図される化合物(または、それらの薬学的に許容される塩、水和物、および/またはプロドラッグ)と薬学的に許容される担体とを有する医薬組成物へと処方することができることが意図される。
本明細書において提示された化合物に対し、多数の公知のプロトコルを使用して、活性、毒性、および他の薬理学的および薬力学的パラメータを確定することができる。同様に、様々な細胞系統におけるMTSアッセイにより、細胞毒性を確定することができ、その一方で、Hec1−Nek2相互作用の妨害は、共免疫沈降法または酵母ツーハイブリッド系を介してモニターすることができる。細胞周期分析は、様々な段階の集団(例えば、サブ−G1、G0/G1、Sなど)をモニターすることによって実施することができ、分裂中期の染色体整列異常の定量は、当該技術分野において周知の免疫蛍光法を使用して実施することができる。in vivo活性は、様々な動物モデル、とりわけ異種移植片モデルを使用して確定することができる。例示的結果を、添付の表およびデータに示す。結果として、本発明者らは、薬学的に許容される担体と本明細書における意図される化合物とを含む医薬組成物を意図するが、この場合、当該化合物は、当該組成物が患者に投与される場合に当該患者におけるHec1/Nek2結合を妨害するのに有効な濃度において存在する。本発明者らはさらに、本発明の主題による多数の化合物が、経口投与において生物学的に利用可能であり、経口投与または静脈内(i.v.)投与の後、長期間にわたり血清中で検出され得るであろうことを見出した(下記を参照のこと)。
意図される化合物は、1種以上の非毒性の薬学的に許容される担体を用いて調製され得、好ましくは、経口投与のために固体または液体形態において、または非経口注射のために調製され得る。したがって、当然のことながら、本発明の主題による医薬組成物は、経口、経眼、経直腸、非経口、腹腔内、経膣、または局所的を含む様々な経路を使用して、ヒトおよび他の動物に投与することができる。
例えば、注入に好適な医薬組成物は、好ましくは、薬学的に許容される無菌の水性もしくは非水性の溶液、分散液、エマルジョン、もしくは懸濁液、ならびに使用前に無菌注射用液もしくは分散液へ復元される無菌粉末を含む。好適な水性および非水性の担体、希釈剤、溶媒、もしくはビヒクルの例としては、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、およびそれらの好適な混合物、油、ならびに注入可能な有機エステル(例えば、オレイン酸エチル)が挙げられる。意図される組成物は、保存料、湿潤剤、乳化剤、および/または分散剤を含む様々な非活性成分も含有し得る。無菌性は、抗菌剤および/または抗かび剤(例えば、パラベン、フェノール、ソルビン酸、クロロブタノールなど)を含ませることによって確保することができる。必要に応じて、浸透圧活性剤(例えば、糖、塩化ナトリウムなど)を含ませてもよい。
あるいは、意図される組成物は、経口投与のための固体剤形に処方することができ、そのため、カプセル剤、錠剤、ピル剤、散剤、および顆粒剤であってよい。好ましい固体剤形において、意図される化合物は、薬学的に許容される賦形剤もしくは担体(例えば、クエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウム)、充填剤もしくは増量剤(例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、またはケイ酸)、結合剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースなど)、保湿剤(例えば、グリセロール)、崩壊剤(例えば、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、ある特定のケイ酸塩、または炭酸ナトリウム)、溶解遅延剤(例えば、パラフィン)、吸収促進剤(例えば、第4級アンモニウム化合物)、湿潤剤(例えば、セチルアルコールおよびグリセロールモノステアレート)、および吸収剤(例えば、カオリンまたはベントナイト粘土)、ならびに潤滑剤(例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム)のうちの少なくとも1つと混合される。
同様のタイプの固体組成物は、例えば、ラクトースもしくは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールなどの賦形剤を用いて、軟質および硬質充填ゼラチンカプセルにおいて充填剤としても使用することができる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、ピル剤、および顆粒剤の固体剤形は、例えば、製薬分野において周知の腸溶性コーティングおよび他のコーティングなどのコーティングおよびシェルによって調製することができる。意図される組成物はさらに、有効成分のみを、または有効成分を優先的に、任意により遅延方式で、消化管のある特定部分で放出するように処方することができる。使用することができる包埋組成物の例としては、ポリマー性物質およびワックスが挙げられる。さらに、意図される化合物は、必要に応じて、上述した賦形剤のうちの1種以上を有するマイクロカプセル化形態であってもよい。
経口投与のための液体剤形は、薬学的に許容されるエマルション、液剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤を含む。液体剤形は、活性化合物に加えて、当該技術分野において一般に使用される不活性希釈剤(例えば、水、もしくは他の溶媒、可溶化剤)、乳化剤(例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド)、油(特に、綿実油、ラッカセイ油、コーン油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、ならびにそれらの混合物を含有し得る。不活性希釈剤の他に、当該経口組成物はさらに、補助剤、例えば、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、甘味料、香味料、および賦香剤など、も含み得る。
本発明の主題による化合物はさらに、リポソームの形態で投与することもでき、これらは、単層、オリゴ層、または多層であり得る。リポソーム形態である意図される組成物は、さらに、安定化剤、保存料、賦形剤などを含有していてもよい。リポソーム形成のために好ましい脂質としては、天然および合成の両方のリン脂質およびホスファチジルコリン(レシチン)が挙げられる。リポソームを形成する方法は、当該技術分野において公知である(例えば、Prescott,Ed.,Methods in Cell Biology,Volume XIV,Academic Press,New York,N.Y.(1976)、p.33 et seq.参照のこと)。
本発明の主題による医薬組成物中における意図される化合物の実際的用量レベルは、特定の患者、組成物、および投与様式に対して所望の治療反応を達成するために有効なある量の意図される化合物が得られるように変えることができる。したがって、選択された用量レベルは、特定化合物の活性、投与経路、治療対象の状態の重症度、および治療を受ける患者の状態および以前の病歴を含む様々な因子に応じて変わるであろう。しかしながら、所望の治療効果を達成するため、および所望の効果が達成されるまで用量を徐々に増加させるために必要とされるレベルより低いレベルにおいて当該化合物の投与を開始することは、当該技術分野の技術の範囲内である。患者内での特定の濃度範囲は、そのような特定の範囲外の濃度では見出されない所望の効果を有し得ることが意図される。したがって、本発明の概念のいくつかの実施形態において、患者由来の試料における本発明の概念の1種以上の化合物の濃度を所望の範囲内に維持するために、その濃度がモニターされ得る。同様に、本発明の概念の化合物に対する有効性および好適な用量について指針を提供するために、患者の遺伝的特性付けが利用され得ると意図される。一般的に、1日当たり体重1kg当たり約0.01mg〜約500mg、より好ましくは約0.5mg〜約50mg、の用量レベルの意図される化合物が、哺乳動物患者へ経口投与され得る。所望の場合、有効1日用量は、投与の目的のために複数回用量、例えば、1日当たり2〜4回の分離用量に分割してもよい。したがって、意図される処方物は、とりわけ、経口投与、非経口投与、クリーム剤としての投与のための、または点眼剤もしくは他の液体局所用処方物として好適な製剤を含む。
驚くべきことに、Hec1阻害剤が、選択された化学療法剤阻害剤との相乗効果を示すことが見出された。化学療法阻害剤の中でも特に、タキソール、ビンクリスチン、およびビンブラスチンを含む化合物が、相乗作用を示した。Hec1阻害剤はさらに、チューブリン形成もしくは重合阻害剤ならびにプレチューブリン阻害剤に関して相乗作用を有することが予想され得る。したがって、好適な化学療法阻害剤は、微小管の形成もしくは分解に干渉する1種以上の薬物を含み得る。その結果、細胞分裂に影響を及ぼす任意の薬物および/または任意の抗代謝産物は、本明細書において意図されるHec1阻害剤との組み合わせにおいて有用であると思われる。
当然のことながら、意図される医薬組成物は、追加の薬学的活性化合物も含み得、とりわけ、意図される追加の薬学的活性化合物としては抗新生物薬が挙げられ、これらは、DNA複製、細胞周期、細胞代謝、血管新生に作用し得る、またはアポトーシスを誘導し得る。さらなる好適な活性薬剤としては、免疫学的に活性な薬剤(例えば、抗炎症剤、免疫抑制剤、ステロイド剤、インターフェロン(α、β、またはγ)およびそれらのフラグメント、ならびにTh1および/またはTh2サイトカイン発現を選択的に増加または抑制する分子)が挙げられる。さらなる他の好適な活性薬剤としては、抗菌剤および抗ウイルス剤、代謝を刺激もしくは変更する薬物、神経学的に活性な薬物、および/または鎮痛剤が挙げられる。当然のことながら、追加の薬学的活性化合物は、同じ医薬組成物中に含まれていてもよく、あるいは別々に投与してもよく、ならびに当業者であれば、当該追加の薬学的活性化合物の好適な併用投与のスケジュールおよび経路を容易に決定するであろう。
実施例
Hec1阻害剤の例示的合成:
意図される化合物は、多数の合成経路によって調製することができ、以下は、例示的指針のためにのみ提供される。下記のスキームは、本明細書において提示した化合物の大部分を調製するために用いることができるが、他の化合物は、当業者であれば容易に明かとなるであろう、当該基本スキームに対する若干の変更を必要とする場合がある。
[例示的経路I]
上記のスキームは、4−アリール−2−アミノチアゾールEの合成方法を例示している。置換ベンゼン、ピリジン、または他の複素環式化合物(5−、6−、または7−員)を含む構造Aの芳香族化合物を、AlCl3の存在下において塩化アセチルと反応させて、アセチル化アレーンBを得る。当該アセチル化アレーンの臭素化により、α−Br−アセチル化アレーンCが得られ、これをチオ尿素と反応させることにより、C−4位置にアリール置換基を有するアミノチアゾールDを生成する。当該アミノチアゾールを様々な酸と反応させて、最終的な4−アリール−2−アミドチアゾールEを得る。
[Aの合成]
化合物Aは、触媒および/または配位子および/または塩基を用いてまたは用いずに、上記2つの反応剤によって調製することができる。当該触媒としては、Pd(PPh
3)
4、Pd(OAc)
2、PdCl
2、CuI、Cu、CuBr、CuBr
2、Cu
2O、および他の遷移金属が挙げられる。配位子としては、PPh
3、X−Phos、および他のホスフィン配位子が挙げられる。塩基としては、Et
3N、Me
3N、DIPEA、K
2CO
3、Na
2CO
3、DMAP、K
3PO
4などが挙げられる。化合物Aはさらに、下記のスキームに示されているように、基質における置換基YおよびZを逆にすることによっても調製することができる。
[Aのアセチル化]
Aのアセチル化は、上記のスキームに示されるように様々な試薬を使用して達成することができる。
[Bの臭素化]
臭素化剤としては、エーテル、THF、ハロゲン化炭化水素、エステルなどの様々な溶媒中における、Br
2、HBr、NBS、TBABr
3、CuBr
2などが挙げられる。
アミノチアゾールのアミド化
当該カップリング剤としては、CDI、EDC、CDCなどが挙げられる。
X=ClまたはBr;塩基=Et
3N、Me
3N、DIPEA、K
2CO
3、Na
2CO
3、DMAPなど
[例示的経路II]
[例示的経路III]
上記のスキームは、4−アリール−2−アミノチアゾールEの合成方法を例示している。置換ベンゼン、ピリジン、または他の複素環式化合物(5−、6−、または7−員)を含む構造Aの芳香族化合物を、AlCl
3の存在下において塩化アセチルと反応させて、アセチル化アレーンBを得る。Bの臭素化により、α−Br−アセチル化アレーンCが得られ、これをチオ尿素と反応させることにより、C−4位置にアリール置換基を有するアミノチアゾールDを生成する。このように調製したアミノチアゾールを、次いで、様々な酸と反応させて、最終的な4−アリール−2−アミドチアゾールEを得る。
[Ar
1のアセチル化]
Ar
1のアセチル化は、上記のスキームに示されるように様々な試薬を使用して達成することができる。
[アセチルAr
1の臭素化]
好適な臭素化剤としては、エーテル、THF、ハロゲン化炭化水素、エステルなどの様々な溶媒中における、Br
2、HBr、NBS、TBABr
3、CuBr
2などが挙げられる。
[アミノチアゾールのアミド化]
好適なカップリング剤としては、CDI、EDC、CDCなどが挙げられる。
Xは、典型的にはClまたはBrであり;塩基は、典型的にはEt
3N、Me
3N、DIPEA、K
2CO
3、Na
2CO
3、DMAPなどである。あるいは、4−アリール−2−アミドチアゾールは、以下のように調製することができる。
あるいは、カップリングは、以下のように実施することもできる。
CH
2Cl
2中における4−アリールチアゾール2−アミン(1.0当量)の溶液に、トリエチルアミン(3.0当量)またはDMAP(3.0当量)を加え、続いて塩化アリールオキシ(1.5当量)または塩酸アリールオキシクロリド(1.5当量)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じた沈降物をろ過し、真空下で乾燥させて、対応する4−アリール−2−アミドチアゾールを得た。
4−アリール−2−アミドチアゾールの合成の代替の手順において、ジクロロメタン中におけるアリールカルボン酸(1.5当量)の懸濁液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI、3.0当量)を加えた。室温で2.0時間撹拌した後、4−アリールチアゾール2−アミン(9.0当量)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌し、濃縮し、残留物をジクロロメタン中に再溶解させた。当該溶液を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、対応する4−アリール−2−アミドチアゾールを得た。合成の具体例については、下記を参照されたい。
例示的化合物および関連する中間体の合成
N−{4−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(1)
1−(4−アミノ−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(1−2)。20.0mLのエタノールおよび10.2mLの濃塩酸中におけるN−(4−(2−ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(1−1、6.92g、24.4mmol)の溶液を、還流において1.5時間加熱した。当該溶液を濃縮し、酢酸エチル(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(100mL)を加えた。有機層を収集し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色固体として1−(4−アミノ−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(1−2、5.04g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程においてそのまま使用した。
2−ブロモ−1−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1−3)。11.6mLのアセトン中における1−(4−アミノ−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(1−2、2.80g、11.6mmol)、ヨウ化メチル(8.21g、57.8mmol)、および炭酸カリウム(4.80g、34.7mmol)の混合物を、40℃で2.0時間撹拌した。室温まで冷却し、ろ過した。ろ液を濃縮し、シリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィ(EtOAcの20%ヘキサン溶液)によって精製して、茶色オイルとして2−ブロモ−1−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1−3、0.60g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.35 (s, 2 H), 4.23 (s, 2 H), 2.96 (s, 6 H), 2.29 (s, 6 H)
4−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(1−4)。95%EtOH(4.8mL)中における2−ブロモ−1−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1−3、0.900g、3.33mmol)およびチオ尿素(0.250g、3.33mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(30mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、シリカゲルにおけるフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、茶色固体として、収率61%で4−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(1−4、0.50g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.45 (s, 2 H), 6.25 (s, 1 H), 4.90 (bs, 2 H), 2.93 (s, 6 H), 2.15 (s, 6 H)
N−{4−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(1)。CH2Cl2(5.1mL)中における4−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(1−4、0.50g、2.0mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.61g、6.1mmol)を加え、続いて塩酸イソニコチノイルクロリド(0.54g、3.0mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌し、減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率77%でN−{4−(4−(ジメチルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(1、0.55g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.64 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 6.74 (s, 1 H), 6.12 (s, 2 H), 2.89 (s, 6 H), 1.91 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 352.6(M + H)+
N−{5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(2)
N−{4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}アセトアミド(2−2)。無水酢酸(2.0mL)中における4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(2−1、500mg、1.5mmol)の溶液に、酢酸ナトリウム(125.7mg、1.5mmol)を加えた。当該反応物を室温で1.0時間撹拌した。当該溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色オイルとして、収率82%でN−{4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}アセトアミド(2−2、465mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.09 (s, 1 H), 6.96-7.03 (m, 5 H), 6.64 (s, 2 H), 3.75 (s, 3 H), 2.15 (s, 3 H), 2.01 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 368.9 (M + H)+
N−{5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}アセトアミド(2−3)。酢酸(10.2mL)中におけるN−{4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}アセトアミド(2−2、465mg、1.3mmol)の溶液に、臭素(0.060mL、1.3mmol)を滴加した。当該反応物を室温で4.0時間撹拌した。当該溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、白色固体としてN−{5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}アセトアミド(2−3、547mg)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(2−4)。N−{5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}アセトアミド(2−3、465mg、1.3mmol)および6Nの塩酸(6.0mL)を含有するメタノール溶液(10.0mL)を、還流において4.0時間加熱した。当該溶液に10%NaOH水溶液を加え、結果として生じる固体を収集し、白色固体として、収率55%で5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(2−4、325mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 6.97-7.04 (m, 4 H), 6.65 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H). ESI-MS: m/z405.3, 407.2 (M + H)+
N−{5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(2)。CH2Cl2(10ml)中における5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(2−4、325mg、0.70mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.50mL、1.7mmol)を加え、続いて塩酸イソニコチノイルクロリド(302.5mg、3.4mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じた沈殿物をろ過し、真空下で乾燥させ、白色固体として、収率99%でN−{5−ブロモ−4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(2.345mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.3 (s, 1 H), 8.82 (m, 2 H), 7.98 (m, 2 H), 7.05 (d, J = 9.0 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 9.0 Hz, 2 H), 6.70 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 1.99 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 509.6, 511.1 (M + H)+
N−{4−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(3)
1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)エタノン(3−2)。DMF(2.2mL)およびH2O(0.5mL)中における1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(3−1、0.720g、2.44mmol)、4−メトキシベンゼンチオール(0.45mL、3.7mmol)、酸化銅(I)(17.0mg、0.12mmol)、および水酸化カリウム(0.34g、6.1mmol)の混合物を、還流において20時間加熱した。当該混合物をH2Oでクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色オイルとして、収率13%で1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)エタノン(3−2、0.10g、0.33mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.44 (d, J = 8.7 Hz, 2 H), 6.94 (d, J = 8.7 Hz, 2 H), 6.86 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 2.50 (s, 3 H), 2.17 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)エタノン(3−3)。アセトニトリル(6.0mL)中における1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)エタノン(3−2、0.10g、0.33mmol)の溶液に、TBABr3(0.16g、0.33mmol)を加えた。当該反応混合液を室温で30分攪拌した。この溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)エタノン(3−3、0.127g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イルアミン(3−4)。95%EtOH(3.0mL)中における2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)エタノン(3−3、0.127g)およびチオ尿素(30mg、0.33mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色固体として、収率58%で4−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イルアミン(3−4、70mg、0.19mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.44 (m, 2 H), 6.97 (d, J = 1.45 Hz,1 H), 6.93 (m, 3 H), 6.34 (s, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 2.13 (s, 3 H); ESI-MS m/z 363.1 (M + H)+
N−{4−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェニルスルファニル)−6−メチルフェニル)−チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(3)。3−4(70mg、0.19mmol)をDMAP(46mg、0.38mmol)およびイソニコチン酸クロリド塩酸塩(44mg、0.25mmol)と反応させて化合物3を合成した。当該反応により、収率47%で化合物3(42mg、89.9mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.82 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.70 (d, J = 6.0 Hz, 2 H),7.46 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 6.96 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 6.92 (s, 1 H), 6.86 (s, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 2.01 (s, 3 H); ESI-MS: m/z466.1 (M - H)-
N−{4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(4)
1−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−3)。DMF(10.0mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、1.00g、10.9mmol)、クロロメチルシクロプロパン(4−1、1.22g、7.4mmol)、および粉末状の炭酸カリウム(1.54g、11.1mmol)の混合物を激しく撹拌しながら、N2下において80℃で16時間加熱した。当該反応物を冷却し、珪藻土を通してろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAcで抽出した。有機層を飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥させた。当該溶液を減圧下で濃縮して、オフホワイトの固体として、収率99%で1−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−3、1.61g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.55 (s, 2 H), 3.77 (d, J = 6.9 Hz, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.27 (s, 6 H), 1.19 (s, 1 H), 0.64 (m, 2 H), 0.33 (m, 2 H)
2−ブロモ−1−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−4)。アセトニトリル(20.0mL)中における1−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−3、1.60g、7.3mmol)の溶液に、TBABr3(3.66g、7.4mmol)を加えた。当該反応物を室温で80分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−4、2.08g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.57 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 3.78 (d, J = 6.9 Hz, 2 H), 2.22 (s, 6 H), 1.19 (s, 1 H), 0.64 (m, 2 H), 0.33 (m, 2 H)
4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4−5)。95%EtOH(30.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−4、2.06g、7.0mmol)およびチオ尿素(0.61g、8.0mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50.0mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、温水で洗浄した。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率61%で4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4−5、1.18g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.00 (s, 2 H), 6.73 (s, 2 H), 3.81 (d, J = 7.0 Hz, 1 H), 2.10 (s, 6 H), 1.19 (s, 1 H), 0.55 (m, 2 H), 0.30 (m, 2 H)
N−{4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(4)。CH2Cl2(10mL)中における4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4−5、0.410g、1.51mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.0mL、7.2mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.470g、2.62mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させ、淡黄色固体として、収率72%でN−{4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(4、0.41g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.0 (s, 1 H), 8.80 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.99 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1 H), 6.68 (s, 2 H), 3.81 (d, J = 7.0 Hz, 2 H), 2.06 (s, 6 H), 1.21 (s, 1 H), 0.57 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 0.32 (d, J = 5.7 Hz, 2 H). ESI-MS: m/z 380.3 (M + H)+
N−{4−(4−(6−ヒドロキシピリジン−3−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(5)
2−ブロモ−1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5−1)。アセトニトリル(30.0mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、1.60g、10.0mmol)の溶液に、TBABr3(4.82g、10.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で90分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5−1、2.34g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノール(5−2)。95%EtOH(30mL)中における2−ブロモ−1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5−1、2.43g、10.0mmol)、およびチオ尿素(1.37g、18.0mmol)の混合物を、還流において120分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、EtOAcの50%ヘキサン溶液で洗浄した。当該固体を真空下において乾燥させ、淡黄色固体として、収率79%で4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノール(5−2、1.74g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.7 (s, 2 H), 6.17(s, 2 H), 5.97 (s, 1 H), 1.71 (s, 6 H)
N−(4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(5−3)。DMF中におけるイソニコチン酸塩酸塩(1.48g、10.0mmol、1.2当量)の懸濁液に、EDC(3.90g、2.0当量)、HOBt(2.7g、2.0当量)、およびNEt3(3.03g、3.0当量)を加えた。室温で1.0時間撹拌した後、当該溶液に4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノール(5−2、2.2g、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を濃縮し、残留物をEtOAcに再溶解させた。当該溶液を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、茶色固体を得た。当該茶色固体を、EtOAcの50%ヘキサン溶液で洗浄して、白色固体として、収率64%で5−3(2.08g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.29 (s, 1 H), 8.80 (d, 2 H), 7.98 (d, 2 H), 7.06 (s, 1 H), 6.51 (s, 2 H), 2.01 (s, 6 H)
N−{4−(4−(6−ヒドロキシ−ピリジン−3−イルオキシ)−2,6−ジメチル−フェニル)−チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(5)。DMF(15mL)中におけるN−(4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(5−3、325mg、1.0mmol)の溶液に、炭酸セシウム(650mg、2.0mmol、2.0当量)およびCu(19.5mg、0.30mmol、0.30当量)を加えた。当該混合物を80〜90℃で60分間撹拌した。当該溶液に5−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(261mg、1.5mmol)を加え、当該反応混合物を100℃で24時間撹拌した。当該溶液を水(40mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物を、カラムクロマトグラフィ(NHシリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/3)で精製し、収率18%で5(0.75g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.31 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 8.29 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.23 (d, J = 9.5 Hz, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.60 (d, J = 4.76 Hz, 1 H), 6.49 (s, 2 H), 5.42 (s, 1 H), 2.04 (s, 6 H), ESI-MS = m/z417.2 (M - H)-
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(6)
1−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(6−1)。17.5mLのDMF中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、2.15g、13.1mmol)、2−クロロピリミジン(1.00g、8.73mmol)、銅(55.0mg、0.87mmol)、および炭酸カリウム(3.62g、26.2mmol)の混合物を、100℃で3.0時間撹拌した。当該反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの50%ヘキサン溶液)によって精製し、白色固体として、収率55%で1−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(6−1、1.16g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.58 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.05 (t, 1 H), 6.87 (s, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.27 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(6−2)。アセトニトリル(9.6mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(6−1、1.16g、4.79mmol)の溶液に、TBABr3(2.31g、4.79mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩攪拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(6−2、1.8g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(6−3)。95%EtOH(6.9mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(6−2、1.54g、4.79mmol)およびチオ尿素(0.370g、4.86mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、茶色固体として、収率9.1%で4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(6−3、0.23g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.64 (d, J= 4.5 Hz, 2 H), 7.25 (m, 1 H), 6.99 (bs, 2 H), 6.89 (s, 2 H), 6.41 (s, 1 H), 2.11 (s, 6 H)
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(6)。THF(3.9mL)中における4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(6−3、0.23g、0.77mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.23g、2.30mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.27g、1.52mmol)を加えた。当該反応混合物を60℃で一晩加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じる沈殿物をMeOHにおいて再結晶させ、黄色固体として、収率38%でN−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(6,0.12g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.75 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 8.58 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.65 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.04 (t, J = 4.8 Hz, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 6.70 (s, 2 H), 3.47 (s, 3 H), 1.97 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 403.8(M + H)+
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(7)
1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(7−1)。43.7mLのDMF中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、4.66g、28.4mmol)、2−クロロピラジン(2.50g、21.8mmol)、銅(277mg、4.36mmol)、および炭酸カリウム(9.05g、65.5mmol)の混合物を、100℃で一晩撹拌した。当該反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの50%ヘキサン溶液)によって精製し、茶色オイルとして、1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(7−1、4.65g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.43 (bs, 1 H), 8.29 (bs, 1 H), 8.14 (bs, 1 H), 6.83 (s, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.27 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(7−2)。アセトニトリル(38.4mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(7−1,4.65g、19.2mmol)の溶液に、TBABr3(9.26g、19.2mmol)を加えた。当該反応物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(7−2、7.6g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(7−3)。95%EtOH(27.4mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)エタノン(7−2、6.16g、19.2mmol)およびチオ尿素(1.46g、19.2mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、茶色固体として、収率54%で4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(7−3、3.07g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.40 (s, 1 H), 8.25 (d, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 6.86 (s, 2 H), 6.31 (s, 1 H), 5.09 (s, 2 H), 2.18 (s, 6 H)
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(7)。THF(8.4mL)中における4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(7−3、0.500g、1.68mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.510g、5.03mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.750g、4.21mmol)を加えた。当該反応混合物を60℃で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じる沈殿物をトルエンにおいて再結晶させ、黄色固体として、収率25%でN−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(0.17g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 8.42 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 8.28 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 8.13 (m, 1 H), 7.67 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 6.68 (s, 2 H), 1.98 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 403.8 (M + H)+
N−{4−(4−(5−メトキシピリミジン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(8)
1−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(8−2)。2−クロロ−5−メトキシピリミジン(8−1、5.13g、35.6mmol)および1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、6.10g、37.2mmol)をDMF(80.0ml)に懸濁させ、銅粉末(0.78g、7.8mmol)および炭酸カリウム(15.31g、0.11mol)を加えた。当該反応物を120℃で16時間加熱した。当該反応物を室温まで冷却し、EtOAc(90mL)で希釈した。有機層を15%NaOHおよび水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの40%ヘキサン溶液)によって精製し、淡黄色固体として、収率24%で1−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(8−2、2.33g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.41 (s, 2 H), 6.86 (s, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 2.47 (s, 3 H), 2.18 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(8−3)。アセトニトリル(4.0mL)中における1−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(8−2、0.34g、1.2mmol)の溶液に、TBABr3(0.65g、1.3mmol)を加えた。当該反応物を室温で80分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(8−3、0.51g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(8−4)。95%EtOH(10.0mL)中における2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(8−3、0.51g、1.5mmol)およびチオ尿素(0.13g、1.6mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(10mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、温水で洗浄した。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率86%で4−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(8−4、0.41g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.00 (s, 2 H), 8.41 (s, 2 H), 6.99 (s, 2 H), 6.88 (s, 1 H), 3.87 (s, 3 H), 2.17 (s, 6 H)
N−(4−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(8)。CH2Cl2(6.0mL)中における4−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(8−4、0.41g、1.23mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.0mL、7.2mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.35g、1.94mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させ、淡黄色固体として、収率72%でN−(4−{4−((5−メトキシピリミジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(8、0.37g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.0 (s, 1 H), 8.80 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 8.42 (s, 2 H), 7.99 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1 H), 6.68 (s, 2 H), 3.81 (d, J = 7.0 Hz, 2 H), 2.06 (s, 6 H), 1.21 (s, 1 H), 0.57 (d, J= 6.5 Hz, 2 H), 0.32 (d, J = 5.7 Hz, 2 H). ESI-MS: m/z 433.8 (M + H)+
N−{4−(4−(6−メトキシピリジン−3−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(9)
N−{4−(4−(6−メトキシ−ピリジナ−3−イルオキシ)−2,6−ジメチル−フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(9)。DMF(15mL)中におけるN−(4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(5−3、1.92g、5.91mmol)の溶液に、炭酸セシウム(2.41g、7.39mmol)およびCu(116mg、1.78mmol、0.30当量)を加えた。当該混合物を80〜90℃において60分間撹拌した。当該溶液に5−ブロモ−2−メトキシ−ピリジン(9−1、1.67g、8.87mmol)を加え、当該反応混合物を100℃でさらに24時間撹拌した。当該溶液を水(40mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をカラムクロマトグラフィ(NHシリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/3)で精製して、収率38%で5(0.97g)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.89 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 8.23 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 8.02 (s, 1 H), 7.37 (d, J = 3.0 Hz, 1 H), 6.89 (s, 1 H), 6.80 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 6.69 (s, 2 H), 3.94 (s, 3H), 2.17 (s, 6 H), ESI-MS = m/z433.2 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(10)
1−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)エタノン(10−2)。CH2Cl2(20.0mL)中における塩化アルミニウム(4.50g、33.9mmol)および塩化アセチル(2.40mL、33.9mmol)の混合物を、0℃で30分間撹拌した。当該反応混合物に、CH2Cl2(10.0mL)中における1,3−ジクロロ−5−メトキシベンゼン(10−1、2.00g、11.3mmol)をゆっくりと加え、結果として生じる溶液を室温でさらに2.0時間撹拌した。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で塩基性化した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色オイルとして、収率40%で1−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)エタノン(10−2、1.0g、4.6mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 7.01 (d, J = 1.6 Hz, 2 H), 6.82 (d, J = 1.6 Hz, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 2.49 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)エタノン(10−3)。アセトニトリル(30.0mL)中における1−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)エタノン(10−2、1.0g、4.6mmol)の溶液に、TBABr3(2.2g、4.6mmol)を加えた。当該反応物を室温において30分間撹拌した。当該溶液を減圧下において濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)エタノン(10−3、1.3g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(10−4)。95%EtOH(15.0mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)エタノン(10−3、1.3g)およびチオ尿素(0.42g、5.5mmol)の溶液を、還流において60分間加熱した。当該溶液を減圧下において濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下において濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色固体として、収率47%で4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(10−4、0.60g、2.2mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.08 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 4.88 (brs, 2 H), 3.77 (s, 3 H); ESI-MS m/z 275.1 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(10)。CH2Cl2(10mL)中における4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(10−4、0.10g、0.36mmol)の溶液に、DMAP(88mg、0.72mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(83mg、0.47mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物を収集し、トルエンにおいて再結晶させ、白色固体として、収率37%でN−(4−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(50mg、0.13mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.80 (d, J = 5.8 Hz, 2 H), 7.99 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.31 (d, J = 1.7 Hz, 1 H), 7.26 (s, 1 H), 7.22 (d, J = 1.7 Hz, 1 H), 3.75 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 381.4 (M + H)+
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(11)
ピラジン−2−チオール(11−2)。95%EtOH(20mL)中における2−クロロピラジン(11−1、2.00g、17.5mmol)およびチオ尿素(1.30g、17.5mmol)の混合物を、還流において16時間加熱した。当該溶液を濃縮し、10%NaOH水溶液(20mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色固体として、収率100%でピラジン−2−チオール(11−2、1.96g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.06 (s, 1 H), 7.70 (d, J = 2.6 Hz, 2 H), 7.44 (d, J = 2.6 Hz, 1 H); ESI-MS: m/z113.2 (M + H)+
1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)エタノン(11−3)。DMF(9.6mL)およびH2O(2.4mL)中における1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、3.20g、11.7mmol)、ピラジン−2−チオール(11−1、1.96g、17.5mmol)、酸化銅(I)(83.5mg、0.6mmol)、および水酸化カリウム(1.64g、29.2mmol)の混合物を、還流において24時間加熱した。当該混合物をH2O(10mL)でクエンチし、エーテルで抽出した(50mLで2回)。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率25%で1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)エタノン(11−3、755.2mg)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.47 (s, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 7.28 (s, 2 H), 2.51 (s, 3 H), 2.28 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 259.3 (M + H)+
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)エタノン(11−4)。アセトニトリル(100mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)エタノン(11−3、4.50g、17.4mmol)の溶液に、TBABr3(8.3g、17.4mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。減圧下において濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)エタノン(11−4、4.0g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン(11−5)。95%EtOH(15mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)エタノン(11−4、4.00g、11.9mmol)およびチオ尿素(902.9mg、11.9mmol)の混合物を、還流において16時間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(10.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率42%で4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン(11−5、1.56g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.43 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.31 (s, 1 H), 7.47 (s, 2 H), 6.34 (s, 1 H), 2.24 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 315.2 (M + H)+
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(11)。CH2Cl2(10.0ml)中における4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン(11−5、500mg、1.6mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.7ml、4.0mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(707.7mg、4.8mmol)を加えた。当該反応混合物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下において濃縮し、温水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、真空下において乾燥させ、白色固体として、収率59%でN−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(11、392.5mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.1 (s, 1 H), 8.81 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 8.50 (s, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.00 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 7.41 (s, 2 H), 7.30 (s, 1 H), 2.13 (s, 6 H). ESI-MS: m/z420.2 (M + H)+
N−(4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(12)
2−メトキシエチル−4−メチルベンゼンスルホネート(12−2)。CH2Cl2(50.0mL)中における2−メトキシエタノール(12−1、5.00g、65.7mmol)の溶液に、トリエチルアミン(18.3mL、131.4mmol)を加え、続いて4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(16.3mg、85.4mmol)を加えた。当該反応混合物を室温で一晩撹拌した。当該溶液に飽和Na2CO3水溶液(50.0mL)を加え、CH2Cl2で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色固体として、収率69%で2−メトキシエチル−4−メチルベンゼンスルホネート(12−2、10.46g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.80 (d, J = 8.3 Hz, 2 H), 7.34 (d, J= 8.3 Hz, 2 H), 4.15-4.16 (m, 2 H), 3.57-3.59 (m, 2 H), 3.31 (s, 3 H), 2.44 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 230.8 (M + H)+
4−(2−メトキシエトキシ)フェノール(12−3)。DMF(2.0mL)中における60%水素化ナトリウム(436mg、18.2mmol)の溶液に、DMF(10.0mL)中におけるヒドロキノン(1.0g、18.2mmol)を滴加した。当該溶液に2−メトキシエチル−4−メチルベンゼンスルホネート(12−2、2.10g、21.8mmol)を滴加した。当該反応物を65℃で16時間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、氷H2Oに注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、4−(2−メトキシエトキシ)フェノール(12−3、1.0g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
1−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(12−4)。トルエン(2.0mL)中における1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(12−3、914mg、5.00mmol)、K3PO4(2.10g、10.0mmol)および4−(2−メトキシエトキシ)フェノール(12−3、1.0g、6.0mmol)の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(63.8mg、0.15mmol)、Pd(OAc)2(47.3mg、0.10mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で16時間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色オイルとして、収率51%で1−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(12−4、797.5mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 6.96-6.97 (m, 4 H), 6.57 (s, 2 H), 4.11-4.13 (m, 2 H), 3.75-3.77 (m, 2 H), 3.46 (s, 3 H), 2.46 (s, 3 H), 2.20 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 315.2 (M + H)+
2−ブロモ−1−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(12−5)。アセトニトリル(15mL)中における1−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(12−4、797.5mg、2.5mmol)の溶液に、TBABr3(1.22g、2.5mmol)を加えた。当該反応液を、室温で一晩攪拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(12−5、835.6mg)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(12−6)。95%EtOH(5.0mL)中における2−ブロモ−1−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(12−5、835.6mg、2.1mmol)およびチオ尿素(161.7mg、2.1mmol)の混合物を、還流において2.0時間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(10mL)および飽和Na2CO3水溶液(10.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体を収集し、真空下において乾燥させ、4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(12−6、322.2mg)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
N−(4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(12)。CH2Cl2(10.0ml)中における4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(12−6、322.3mg、0.90mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.40mL、2.6mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(387.2mg、2.1mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、真空下で乾燥させ、白色固体として、収率56%でN−(4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(12、230mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.0 (brs, 1 H), 8.78 (d, J = 5.8 Hz, 2 H), 7.98 (d, J= 5.8 Hz, 2 H), 7.12 (s, 1 H), 6.96-7.00 (m, 4 H), 6.67 (s, 2 H), 4.01-4.07 (m, 2 H), 3.63-3.64 (m, 2 H), 3.26 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 476.4 (M + H)+
N−(4−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(13)
1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(13−2)および1−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタノン(13−3)。CH2Cl2(10.0mL)中における塩化アルミニウム(2.50g、18.7mmol)および塩化アセチル(1.30mL、18.7mmol)の混合物を0℃で30分間撹拌した。当該反応混合物に、CH2Cl2(5.0mL)中における1−クロロ−3−フルオロ−5−メトキシベンゼン(13−1、1.00g、6.23mmol)をゆっくりと加えた。当該溶液を室温でさらに2.0時間撹拌した。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で塩基性化し、有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、1.2g(5.9mmol)の総質量(95%収率)において1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(13−2)および1−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタノン(13−3)を得た。
2−ブロモ−1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(13−4)。アセトニトリル(15.0mL)中における1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(13−2、0.60g、3.0mmol)の溶液に、TBABr3(1.4g、3.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で30分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(13−4、0.80g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(13−5)。95%EtOH(8.0mL)中における2−ブロモ−1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(13−4、0.80g)およびチオ尿素(0.27g、3.6mmol)の溶液を、還流において60分間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色固体として、収率39%で4−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(13−5、0.30g、1.2mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.84 (s, 1 H), 6.65 (m, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H)
N−(4−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(13)。CH2Cl2(10mL)中における4−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(0.10g、0.39mmol)の溶液に、DMAP(95mg、0.78mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(90mg、0.51mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物を収集し、トルエンにおいて再結晶させ、白色固体として、収率42%でN−(4−(2−クロロ−6−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(13、60mg、0.17mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (s, 2 H), 7.85 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.12 (s, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 6.45 (m, 1 H), 3.79 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 364.2(M + H)+
N−(4−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(14)
2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタノン(14−1)。アセトニトリル(15.0mL)中における1−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタノン(13−3、0.60g、3.0mmol)の溶液に、TBABr3(1.4g、3.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で30分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタノン(14−1、0.84g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(14−2)。95%EtOH(8.0mL)中における2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)エタノン(14−1、0.84g)およびチオ尿素(0.27g、3.6mmol)の溶液を、還流において60分間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色固体として、収率28%で4−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(14−2、0.22g、0.85mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.81 (m, 1 H), 6.60 (m, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 3.79 (s, 3 H)
N−(4−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシ−フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(14)。CH2Cl2(10mL)中における4−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)チアゾール2−イルアミン(14−2、0.10g、0.39mmol)の溶液に、DMAP(95mg、0.78mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(90mg、0.51mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物を収集し、トルエンにおいて再結晶させ、白色固体として、収率39%でN−(4−(2−クロロ−4−フルオロ−6−メトキシフェニル)−チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(14、55mg、0.15mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (s, 2 H), 7.91 (d, J = 4.7 Hz, 2 H), 7.12 (s, 1 H), 6.72 (m, 1 H), 6.50 (m, 1 H), 3.75 (s, 3 H); ESI-MS: m/z364.2(M + H)+
N−{4−(4−(5−メトキシピラジン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(15)
1−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(15−1)。35.5mLのDMF中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、3.50g、21.3mmol)、2−ブロモ−5−メトキシピラジン(6.04g、32.0mmol)、銅(271mg、4.26mmol)、および炭酸カリウム(8.84g、64.0mmol)の混合物を、100℃で一晩撹拌した。当該反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの20%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、1−{4−((5メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(15−1、2.90g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.92 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 6.72 (s, 2 H), 3.96 (s, 3 H), 2.47 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(15−2)。アセトニトリル(15.4mL)中における1−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(15−1、2.10g、7.71mmol)の溶液に、TBABr3(3.72g、7.71mmol)を加えた。当該反応物を50℃で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(15−2、3.1g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(15−3)。95%EtOH(11.0mL)中における2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(15−2、2.70g、7.69mmol)およびチオ尿素(0.59g、7.69mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=2:1)によって精製し、黄色オイルとして、収率16%で4−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(15−3、0.40g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.91 (s , 1 H), 7.87 (s, 1 H), 6.77 (s, 2 H), 6.28 (s, 1 H), 5.19 (bs, 2 H), 3.96 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H)
N−{4−(4−(5−メトキシピラジン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(15)。THF(6.1mL)中における4−{4−((5−メトキシピラジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(15−3、0.40g、1.22mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.370g、3.65mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.430g、2.42mmol)を加えた。当該反応混合物を60℃で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じる沈殿物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=5:1)で精製し、黄色固体として、収率23%でN−{4−(4−(5−メトキシピラジン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(15、0.12g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.87 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 8.03 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 7.96 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 6.81 (s, 3 H), 3.97 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 433.4 (M + H)+
N−{4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(16)
1−ブロモ−4−イソプロポキシベンゼン(16−3)。DMSO(20.0mL)中における4−ブロモフェノール(16−2,7.02g、39.4mmol)および炭酸カリウム(12.6g、90.9mmol)の混合物に、2−ヨードプロパン(16−1、5.2mL、49.0mmol)を加えた。当該反応混合物を、60℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、水(200mL)を加えた。当該反応物を、EtOAcで抽出し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=1:100)で精製し、無色のオイルとして、収率79%で1−ブロモ−4−イソプロポキシベンゼン(6.66g)を得た。1H NMR (CDCl3) δ 7.34 (m, 2 H), 6.77 (dd, J = 8.9, 3.1 Hz, 2 H), 4.49 (m, 1 H), 1.33 (s, 3 H), 1.31 (m, 3 H)
1−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(16−4)。ジオキサン(30mL)中における1−ブロモ−4−イソプロポキシベンゼン(16−3、3.02g、14.0mmol)、1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、3.54g、21.6mmol)、N,N−ジメチルグリシンHCl塩(0.50g、3.5mmol)、ヨウ化銅(0.34g、1.8mmol)、および炭酸セシウム(9.08g、27.9mmol)の混合物を、90℃で48時間加熱した。当該反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=1:20)で精製し、白色固体として、収率79%で1−(4−(4イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(16−4、2.07g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.94 (m, 2 H), 6.87 (m, 2 H), 6.58 (s, 2 H), 4.50 (t, J = 6.1 Hz, 1 H), 2.46 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H), 1.34 (s, 6 H), 1.26 (m, 3 H), 0.87 (m, 3 H)
2−ブロモ−1−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(16−5)。アセトニトリル(20.0mL)中における1−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(16−4、2.00g、6.7mmol)の溶液に、TBABr3(3.40g、6.9mmol)を加えた。当該反応物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(16−5、2.57g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(16−6)。95%EtOH(30.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(16−5、2.57g、6.8mmol)およびチオ尿素(0.60g、7.8mmol)の混合物を、還流において4.0時間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(10mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、温水で洗浄した。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率61%で4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(16−6、1.48g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 6.94 (m, 6 H), 6.62 (s, 2 H), 6.33 (s, 1 H), 4.54 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 2.05 (s, 6 H), 1.26 (s, 3 H), 1.25 (s, 3 H)
N−{4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(16)。CH2Cl2(5.0mL)中における4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(16−6、0.25g、0.72mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.5mL、3.59mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.35g、1.94mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させ、淡黄色固体として、収率79%でN−{4−(4−(4−イソプロポキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(16、0.26g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.80 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 5.7 Hz, 1 H), 7.16 (s, 1 H), 6.95 (m, 4 H), 6.69 (s, 2 H), 4.55 (t, J = 6.0 Hz, 2 H), 2.05 (s, 6 H), 1.27 (s, 3 H), 1.26 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 460.1 (M + H)+
N−(4−{4−(6−(2−メトキシエトキシ)ピリジナ−3−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(17)
5−ブロモ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン(17−2)。2−メトキシエタノール(20mL)中におけるナトリウム(591mg、24.6mmol)の溶液に撹拌しながら、室温で、2−メトキシエタノール(10mL)中における5−ブロモ−2−ニトロピリジン(17−1、5.00g、24.6mmol)の溶液を加えた。当該反応物を、還流させながら2.5時間撹拌した。当該溶液を濃縮し、当該残留物をCH2Cl2およびH2Oで希釈した。有機層を乾燥させ、減圧下で蒸発させて、収率86%で5−ブロモ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン(17−2、4.9g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.16 (d, J = 2. 6 Hz, 1 H), 7.64 (dd, J = 8.7, 2.6 Hz, 1 H), 6.72 (d, J= 8.7 Hz, 1 H), 4.43 (t, J = 6.6 Hz, 2 H), 3.73 (t, 2 H), 3.41 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 232.0 (M + H)+
N−(4−{4−(6−(2−メトキシエトキシ)−ピリジナ−3−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(17)。DMF(10mL)中におけるN−(4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(5−3、0.98g、3.0mmol)の溶液に、炭酸セシウム(1.95g、6.0mmol、2.0当量)およびCu(58.5mg、0.90mmol、0.3当量)を加えた。当該混合物を100〜110℃で1.0時間撹拌し、5−ブロモ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリジン(17−2、1.04g、4.5mmol)を加えた。当該溶液を、130℃で24時間加熱した。当該反応混合物に、水(40mL)を加え、EtOAcで抽出した。有機層を飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィ(NHシリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/3)によって精製して、収率66%で17(0.94g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (d, 2 H), 7.93 (d, 1 H), 7.88 (d, 2 H), 7.32 (m, 1 H), 6.82 (d, 2 H), 6.57 (s, 2 H), 4.45 (t, 2 H), 3.75 (t, 2 H), 3.44 (s, 3 H), 1.99 (s, 6 H), ESI-MS = m/z477.2 (M + H)+
N−(4−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(18)
1−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(18−2)。ジオキサン(10mL)中における2−ブロモ−5−メトキシピリジン(18−1、1.03g、5.46mmol)、1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2,0.80g、4.89mmol)、N,N−ジメチルグリシンHCl塩(0.28g、1.95mmol)、ヨウ化銅(0.24g、1.24mmol)、および炭酸セシウム(3.57g、10.96mmol)の混合物を、120℃で4.0時間加熱した。当該反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮して、黄色オイルとして、収率96%で1−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(18−2,1.42g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピリジナ−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(18−3)。アセトニトリル(20.0mL)中における1−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(18−2、1.42g、5.23mmol)の溶液に、TBABr3(2.70g、5.49mmol)を加えた。当該反応物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(18−3、1.89g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−{4−((5−メトキシピリジナ−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(18−4)。95%EtOH(20.0mL)中における2−ブロモ−1−{4−((5−メトキシピリジナ−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(18−3、1.89g、5.40mmol)、およびチオ尿素(0.47g、6.18mmol)の混合物を、還流において2.0時間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(10mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、温水で洗浄した。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率5.7%で4−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(18−4、0.10g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.60 (m, 1 H), 7.30 (m, 1 H), 6.89 (m, 1 H), 6.77 (s, 2 H), 6.25 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.17 (s, 6 H)
N−(4−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(18)。CH2Cl2(5.0mL)中における4−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(18−4、0.10g、0.31mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.50mL、3.6mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.15g、0.80mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させ、淡黄色固体として、収率52%でN−(4−{4−((5−メトキシピリジン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(18、0.070g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.81 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.99 (dt, J = 3.1, 1.5 Hz, 2 H), 7.92 (d, J= 3.1 Hz, 1 H), 7.52 (dt, J = 5.7, 3.2 Hz, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 7.00 (d, J= 8.8 Hz, 1 H), 6.81 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 433.0 (M + H)+
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−イル}−2−フルオロイソニコチンアミド(19)
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−イル}−2−フルオロイソニコチンアミド(19)。CH2Cl2(2.0mL)中における4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン(11−5、200mg、0.60mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.20mL、1.9mmol)を加え、続いて2−フルオロイソニコチン酸(107.7mg、1.0mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(243.9mg、1.27mmol)、およびヒドロキシベンゾトリアゾール(172.0mg、1.27mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率25%でN−{4−(2,6−ジメチル−4−(ピラジン−2−イルチオ)フェニル)チアゾール2−イル}−2−フルオロイソニコチンアミド(19、68.4mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.10 (s, 1 H), 8.47-8.50 (m, 2 H), 8.36-8.41 (m, 2 H), 7.96 (s, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.41 (s, 2 H), 7.33 (s, 1 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 438.1 (M + H)+
2−フルオロ−N−(4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(20)
フルオロ−N−(4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(20)。CH2Cl2(2.0mL)中における4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(12−6、180mg、0.5mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.20mL、1.5mmoL)を加え、続いて2−フルオロイソニコチン酸(82.3mg、0.70mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(186.3mg、1.0mmol)、およびヒドロキシベンゾトリアゾール(131.4mg、1.0mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、温水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率35%でフルオロ−N−(4−{4−(4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(20、186.3mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.10 (s, 1 H), 8.47 (s, 1 H), 7.94-7.95 (m, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.19 (s, 1 H), 6.97-7.02 (m, 4 H), 6.69 (s, 2 H), 4.02-4.09 (m, 2 H), 3.65-3.67 (m, 2 H), 3.29 (s, 3 H), 2.05 (m, 6 H). ESI-MS: m/z 494.1 (M + H)+
N−(4−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(21)
1−ブロモ−4−(3−メトキシプロポキシ)ベンゼン(21−2)。アセトニトリル(10.0mL)中における4−ブロモフェノール(16−2、1.01g、5.72mmol)、ヨウ化ナトリウム(1.02g、6.83mmol)、および炭酸カリウム(1.88g、13.6mmol)の混合物に、1−クロロ−2−メトキシエタン(21−1、0.89g、8.0mmol)を加えた。当該混合物を60℃で48時間加熱した。当該反応混合物を室温まで冷却し、水(200mL)を加えた。当該溶液を、EtOAcで抽出し、MgSO4で乾燥させ、真空において濃縮した。残留物を、シリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=1:20)で精製し、無色のオイルとして、収率68%で1−ブロモ−4−イソプロポキシベンゼン(21−2、0.95g)を得た。1H NMR (CDCl3) δ 7.36 (dt, J = 5.0, 2.0 Hz, 2 H), 6.78 (m, 2 H), 4.02 (t, J = 6.3 Hz, 2 H), 3.54 (t, J = 6.1 Hz, 2 H), 3.35 (s, 3 H), 2.03 (t, J = 6.2 Hz, 2 H)
1−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(21−3)。ジオキサン(15.0mL)中における1−ブロモ−4−イソプロポキシベンゼン(21−2、0.85g、3.9mmol)、1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4−2、1.10g、6.71mmol)、N,N−ジメチルグリシンHCl塩(0.21g、1.5mmol)、ヨウ化銅(0.12g、0.60mmol)、および炭酸セシウム(2.90g、8.91mmol)の混合物を、120℃で48時間撹拌した。当該反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮して、シリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=1:5)で精製し、黄色オイルとして、収率21%で1−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(21−3、0.27g)を得た。1H NMR (CDCl3) δ 6.96 (dd, J = 4.5, 2.2 Hz, 2 H), 6.89 (dd, J = 4.3, 2.4 Hz, 2 H), 6.57 (s, 2 H), 4.05 (m, 2 H), 3.57 (t, J= 6.2 Hz, 2 H), 3.36 (s, 3 H), 2.66 (s, 3 H), 2.20 (s, 6 H), 2.05 (t, J = 6.2 Hz, 2H)
2−ブロモ−1−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(21−4)。アセトニトリル(5.0mL)中における1−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(21−3、0.27g、0.82mmol)の溶液に、TBABr3(0.46g、0.93mmol)を加えた。当該反応物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、2−ブロモ−1−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(21−4、0.34g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(21−5)。95%EtOH(5.0mL)中における2−ブロモ−1−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}エタノン(21−4、0.34g、0.82mmol)およびチオ尿素(0.07g、0.96mmol)の混合物を、還流において2.0時間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(10mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、温水で洗浄した。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、黄色固体として、収率90%で4−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(21−5、0.28g)を得て、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
N−(4−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(21)。CH2Cl2(5.0mL)中における4−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−アミン(21−5、0.28g、0.74mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.5mL、3.59mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.22g、1.22mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させ、黄色固体として、収率27%でN−(4−{4−(4−(3−メトキシプロポキシ)フェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(21、0.99mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1 H), 8.81 (s, 2 H), 7.99 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 7.15 (s, 1 H), 6.98 (m, 4 H), 6.68 (s, 2 H), 4.00 (t, J = 6.3 Hz, 2 H), 3.47 (t, J = 6.3 Hz, 1 H), 2.05 (s, 6 H), 1.94 (t, J = 6.3 Hz, 2 H). ESI-MS: m/z 489.7 (M + H)+
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(22)
2−ブロモ−5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン(22−2)。168mLのTHF中における2,5−ジブロモピラジン(22−1、20.0g、84.1mmol)、2−メトキシエタノール(6.40g、84.1mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(11.3g、118mmol)の混合物を、室温で一晩攪拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルを加えた。当該混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=1:5)で精製し、黄色オイルとして、収率88%で2−ブロモ−5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン(22−2、17.2g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.16 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 8.07 (d, J= 1.0 Hz, 1 H), 4.46 (t, J = 5.0 Hz, 2 H), 3.74 (m, 2 H), 3.43 (s, 3 H)
N−(4−(4−{(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イル)オキシ}−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(22)。3.1mLのDMF中における5−3(0.50g、1.54mmol)、2−ブロモ−5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン(22−2、0.540g、2.32mmol)、ヨウ化銅(15.0mg、0.080mmol)、および炭酸カリウム(0.64g、4.63mmol)の混合物を、100℃で6.0時間加熱した。当該反応混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=5:1)にで精製し、茶色固体として、N−(4−(4−{(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イル)オキシ}−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(22、0.19g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.77 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.91 (d, J= 1.0 Hz, 1 H), 7.88 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 6.79 (s, 1 H), 6.63 (s, 2 H), 4.46 (t, J = 4.5 Hz, 2 H), 3.75 (t, J= 4.5 Hz, 2 H), 3.43 (s, 3 H), 1.98 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 478.2 (M + H)+
N−(4−{4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(23)
N−(4−{4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(23)。DMF中での、5−3と、等モルの2−クロロ−N,N−ジメチルエタンアミンおよびNaHとの反応から。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.72 (s, 2 H), 8.19 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 6.91 (s, 1 H), 6.70 (s, 2 H), 4.63 (s, 1 H), 4.31 (t, J = 6.8 Hz, 2 H), 2.92 (s, 2 H), 2.50 (s, 6 H), 2.11 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 397.2 (M + H)+
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(6−ニトロピリジン−3−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(24)
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(6−ニトロピリジン−3−イルオキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(24)。DMF(15mL)中における5−3(1.92g、5.91mmol)の溶液に、炭酸セシウム(2.41g、7.39mmol)を加えた。当該反応混合物を50℃で60分間加熱し、5−ブロモ−2−ニトロピリジン(24−1、1.80g)を加えた。当該反応混合物を、50℃で4.0時間加熱した。当該溶液を、水(40mL)でクエンチし、当該混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィ(NHシリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/3)で精製し、収率67%で24(1.76g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.78 (d, 2 H), 8.42 (d, 1 H), 8.33 (d, 1 H), 7.96 (d, 2 H), 7.63(m, 1 H), 7.21 (s, 1 H), 7.01 (s, 2 H), 2.08 (s, 6 H), ESI-MS = m/z 447.5 (M + H)+
N−{4−(4−(5−メトキシピラジン−2−イルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(25)
N−{4−(4−(5−メトキシピラジン−2−イルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(25)。DMF(2mL)中におけるN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(25−1、173.5mg、0.40mmol)、5−メトキシピラジン−2−チオール(25−2、170mg、17.5mmol)、ヨウ化銅(3.8mg、0.02mmol)、および炭酸カリウム(165.3mg、1.2mmol)の混合物を、80℃で16時間加熱した。当該溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの20%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率24%でN−{4−(4−(5−メトキシピラジン−2−イルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(25、135mg)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (s, 2 H), 8.28 (s, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 7.94-7.95 (m, 2 H), 7.14-7.21 (m, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 450.3 (M + H)+
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(26)
1−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)エタノン(26−2)。トルエン(39.1mL)中における1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(26−1、5.00g、27.4mmol)、K3PO4(11.6g、54.6mol)、および4−フェノキシフェノール(6.12g、32.9mmol)の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)およびPd(OAc)2(259mg、1.15mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で4.0時間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを、酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=1:10)で精製し、白色固体として、収率85%で1−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)エタノン(26−2、7.70g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.34-7.37 (m, 2 H), 7.10-7.13 (m, 1 H), 6.99-7.04 (m, 6 H), 6.65 (s, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)エタノン(26−3)。アセトニトリル(46.3mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)エタノン(26−2、7.70g、23.2mmol)の溶液に、TBABr3(11.2g、23.2mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)エタノン(26−3、11.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(26−4)。95%EtOH(33.1mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)エタノン(26−3、9.53g、23.2mmol)およびチオ尿素(1.76g、23.1mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、酢酸エチルで洗浄した。当該固体を真空下で乾燥させ、茶色固体として、収率100%で4−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(26−4、9.00g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
N−{4−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(26)。THF(6.4mL)中における4−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(26−4、0.500g、1.29mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.39g、3.86mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(0.46g、2.58mmol)を加えた。当該反応混合物を60℃で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、乾燥させ、淡黄色固体として、収率80%でN−{4−(2,6−ジメチル−4−(4−フェノキシフェノキシ)フェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(26、0.51g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.72 (m, 2 H), 7.61 (m, 2 H), 7.31-7.34 (m, 2 H), 7.08-7.10 (m, 1 H), 6.94-7.02 (m, 6 H), 6.80 (s, 1 H), 6.49 (s, 2 H), 1.94 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 494.2 (M + H)+
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルチオ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(27)
5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−チオール(27−2)。35.5mLのDMF中における2−ブロモ−5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン(27−1、5.00g、21.5mmol)およびNaSH・xH2O(4.81g、85.8mmol)の混合物を、80℃で3.0時間撹拌した。当該反応混合物を減圧下で濃縮し、メタノールを加えた。当該混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルで洗浄した。結果として生じる沈殿物を減圧下で乾燥させて、黄色固体として、5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−チオール(27−2、3.90g)を得た。
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルチオ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(27)。13.8mLのDMF中における25−1(3.00g、6.89mmol)、5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−チオール(27−2、2.57g、13.8mmol)、ヨウ化銅(66.0mg、0.35mmol)、および炭酸カリウム(2.86g、20.7mmol)の混合物を、100℃で7.0時間撹拌した。当該反応混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAc:ヘキサン=2:1)で精製し、淡黄色固体として、収率59%でN−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルチオ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(27、2.00g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8,75 (d, J = 4.0 Hz, 2 H), 8.19 (d, J= 1.0 Hz, 1 H), 8.00 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 6.96 (s, 1 H), 6.79 (s, 2 H), 4.44 (t, J = 4.5 Hz, 2 H), 3.72 (t, J= 4.5 Hz, 2 H), 3.41 (s, 3 H), 1.95 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 494.2 (M + H)+
N−(4−(4−{5−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラジン−2−イルチオ}−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(28)
2−((5−ブロモピラジン−2−イル)オキシ)−N,N−ジメチルエタンアミン(28−3)。THF(100mL)中における2−(ジメチルアミノ)エタノール(28−1、8.00g、78.9mmol)の溶液に、室温で、ナトリウムtert−ブトキシド(10.0g、102.0mmol)を加えた。当該反応物を15分間撹拌した。当該反応混合物を0℃まで冷却し、THF(100ml)中における2,5−ジブロモピラジン(28−2、20.0g、82.4mmol)の溶液を、5.0分間かけてゆっくりと加えた。当該反応混合物を室温まで温め、16時間撹拌した。当該混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NH4Clで洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、黄色固体として、収率88%で2−((5−ブロモピラジン−2−イル)オキシ)−N,N−ジメチルエタンアミン(28−3、17.0g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.46 (s, 1 H), 8.16 (d, J = 1.1 Hz, 1 H), 8.06 (d, J = 1.1 Hz, 1 H), 4.68 (t, J = 4.8 Hz, 2 H), 3.20 (s, 2 H), 2.70 (s, 6 H)
5−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラジン−2−チオール(28−4)。DMF(30mL)中における2−((5−ブロモピラジン−2−イル)オキシ)−N,N−ジメチルエタンアミン(28−3、3.10g、12.6mmol)およびNaSH・xH2O(5.20g、92.8mmol)の混合物を、80℃で3.0時間加熱した。当該反応混合物を減圧下で濃縮し、メタノールを加えた。当該混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、酢酸エチルで洗浄した。結果として生じる沈殿物を乾燥させ、黄色固体として、5−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラジン−2−チオール(28−4、1.87g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
N−(4−(4−{5−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラジン−2−イルチオ}−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(28)。5.0mLのDMF中におけるN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(0.51g、1.2mmol)、5−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラジン−2−チオール(28−4、0.96g、4.8mmol)、ヨウ化銅(73.0mg、0.38mmol)、および炭酸カリウム(0.64g、4.6mmol)の混合物を、100℃で16時間加熱した。当該反応混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、MeOH:CH2Cl2=1:10)で精製し、淡黄色固体として、収率47%でN−(4−(4−{5−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラジン−2−イルチオ}−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(28、0.28g)を得た。1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 8,75 (s, 2 H), 8.14 (d, J = 1.1 Hz, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 7.97 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 7.18 (s, 2 H), 7.00 (s, 1 H), 4.58 (s, 3 H), 4.46 (t, J = 5.5 Hz, 2 H), 2.81 (t, J = 5.4 Hz, 2 H), 2.37 (s, 6 H), 2.10 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 507.1 (M + H)+
N−(4−{4−(6−(2−メトキシエチルアミノ)ピリジン−3−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(29)
5−ブロモ−N−(2−メトキシエチル)ピリジン−2−アミン(29−2)。5−ブロモ−ピリジン−2−イルアミン(29−1、1.43g、8.27mmol)を、N2下において無水DMF(20mL)に溶解させた。当該溶液を0〜5℃に冷却し、水素が発生しなくなるまでNaH(>1.0当量)を加えた。当該溶液に、0〜5℃において1−クロロ−2−メトキシ−エタン(2.5ml、14mmol)を滴加した。当該反応混合物を0℃で50分間撹拌した。当該溶液をメタノールおよび飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。当該溶液を減圧下で濃縮し、水、塩水、およびジクロロメタンの間で分配させた。次いで、水相をジクロロメタンで抽出し、収集した有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、茶色固体として、収率53%で5−ブロモ−N−(2−メトキシエチル)ピリジン−2−アミン(29−2,1.01g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.01 (d, 1 H), 7.57 (d, 1 H), 6.57 (d, 1 H), 3.97 (t, 2 H), 3.49 (t, 2 H), 3.35 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 231.0 (M + H)+
N−(4−{4−(6−(2−メトキシ−エチルアミノ)−ピリジナ−3−イルオキシ)−2,6−ジメチル−フェニル}チアゾール2−イル)−イソニコチンアミド(29)。DMF(15mL)中における5−3(325mg、1.0mmol)の溶液に、炭酸セシウム(650mg、2.0mmol、2.0当量)およびCu(19.5mg、0.30mmol、0.3当量)を加えた。当該溶液を100〜110℃で60分間撹拌し、5−ブロモ−N−(2−メトキシエチル)ピリジン−2−アミン(29−2、347mg)を加えた。当該反応混合物を140℃で48時間撹拌した。当該反応物を水(40mL)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ(NHシリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/3)で精製し、収率16%で29(96mg)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (d, 1 H), 7.72 (d, 1 H), 7.71 (d, 1 H), 7.24 (m, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.72 (d, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 3.59 (t, 1 H), 3.51 (t, 1 H), 3.35 (s, 3 H), 2.01 (s, 6 H), ESI-MS = m/z 447.5 (M + H)+
N−{4−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(30)
N−(4−アセチル−3−フルオロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(30−2)。N−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(30−1、5.00g、29.9mmol)および塩化アセチル(3.2mL、45mmol)を含有する乾燥CS2溶液(42mL)に、塩化アルミニウム(10g、74.8mmol)をゆっくりと加えた。当該反応混合物を、還流において2.0時間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、CS2をデカントした。残留したシロップを冷HClに注ぎ入れ、結果として生じる固体を収集し、EtOHに再溶解させ、活性炭で脱色した。当該溶液をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、淡黄色固体として、収率97%でN−(4−アセチル−3−フルオロ−5−メチル−フェニル)アセトアミド(30−2、6.10g、29.2mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.46 (d, J = 12.4 Hz, 1 H), 6.93 (s, 1 H), 2.53 (d, J = 3.8 Hz, 3 H), 2.31 (s, 3 H), 2.18 (s, 3 H)
1−(4−アミノ−2−フルオロ−6−メチルフェニル)エタノン(30−3)。N−(4−アセチル−3−フルオロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(30−2、5.80g、27.7mmol)および濃塩酸(20.0mL)を含有するエタノール溶液(51mL)を、還流において15時間加熱した。当該溶液に10%のNaOH水溶液を加えた。結果として生じる固体を収集し、淡黄色固体として、収率86%で1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェニル)エタノン(30−3、4.00g、23.9mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 6.22 (m, 2 H), 2.37 (m, 3 H), 2.22 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 167.8 (M + H)+
1−(2−フルオロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(30−4)。KI(4.80g、28.8mmol)およびtert−ブチルニトリット(3.90mL、32.4mmol)を含有するCH3CN溶液(48mL)に、−10℃において、CH3CN(32mL)中における1−(4−アミノ−2−フルオロ−6−メチルフェニル)エタノン(30−3、4.0g、24.0mmol)を加えた。当該反応混合物を室温まで温め、HCl水溶液に注ぎ入れた。当該溶液を、EtOAcで抽出し、有機層を分離し、H2Oで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、茶色オイルとして、収率21%で1−(2−フルオロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(30−4、1.4g、5.0mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.36 (s, 1 H), 7.29 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 2.49 (d, J= 3.2 Hz, 3 H), 2.26 (s, 3 H)
1−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(30−5)。トルエン(20mL)中における1−(2−フルオロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(30−4、1.1g、4.0mmol)、K3PO4(1.7g、8.0mmol)、4−メトキシ−フェノール(0.60g、4.8mmol)の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(51mg、0.12mmol)、Pd(OAc)2(38mg、0.08mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを、酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率43%で1−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(0.47g、1.7mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.97 (m, 2 H), 6.90 (m, 2 H), 6.54 (s, 1 H), 6.42 (m, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 2.50 (d, J = 4.1 Hz, 3 H), 2.30 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 275.0 (M + H)+
2−ブロモ−1−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(30−6)。アセトニトリル(23.0mL)中における1−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(0.470g、1.71mmol)の溶液に、TBABr3(0.830g、1.71mmol)を加えた。当該反応物を室温で30分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(30−6、0.60g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イルアミン(30−7)。95%EtOH(12.0mL)中における2−ブロモ−1−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(30−6、0.60g)およびチオ尿素(0.160mg、2.05mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィで精製し、黄色固体として、収率80%で4−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イルアミン(30−7、0.450g、1.36mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.98 (d, J = 9.0 Hz, 2 H), 6.89 (d, J= 9.0 Hz, 2 H), 6.60 (s, 1 H), 6.49 (d, J = 10.9 Hz, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 3.80 (d, J = 3.4 Hz, 3 H), 2.26 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 331.0 (M + H)+
N−{4−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(30)。CH2Cl2(10mL)中における4−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イルアミン(30−7、0.10g、0.30mmol)の溶液に、DMAP(73mg、0.60mmol)を加え、続いてイソニコチン酸クロリド塩酸塩(69mg、0.39mmol)を加えた。当該反応混合物を、室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加えた。結果として生じる沈殿物を収集し、トルエンにおいて再結晶させた。白色固体として、収率32%でN−{4−(2−フルオロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(30、42mg、0.10mmol)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.86 (d, J = 5.8 Hz, 2 H), 8.04 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 6.92 (d, J = 9.0 Hz, 2 H), 6.61 (s, 1 H), 6.50 (m, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 2.26 (s, 3 H). ESI-MS: m/z 436.1(M + H)+
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(31)
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(31)。ジクロロメタン(2.0mL)中における27およびm−クロロペルオキシ安息香酸(249.7mg、1.01mmol、2.5当量)の混合物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(20mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、淡黄色固体として、収率42%で31(88.8mg、0.17mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.09 (s, 1 H), 8.98 (d, J = 0.95 Hz, 1 H), 8.81 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 8.46 (d, J = 0.95 Hz, 1 H), 7.98 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 7.75 (s, 2 H), 7.31 (s, 1 H), 4.52-4.53 (m, 2 H), 3.69-3.70 (m, 2 H), 3.29 (s, 3 H), 2.17 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 526.1 (M + H)+
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(32)
N−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(32)。ジクロロメタン(5.0mL)中における27(200.0mg、0.41mmol、1.0当量)、無水酢酸(0.040mL、0.45mmol、1.1当量)、30%過酸化水素(201.1mg、5.94mmol、4.4当量)、およびシリカゲル(81.1mg、230〜400メッシュ)の混合物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(20mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの90%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率49%でN−(4−{4−(5−(2−メトキシエトキシ)ピラジン−2−イルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル}チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(32、100.3mg、0.2mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.05 (s, 1 H), 8.81 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 8.68 (s, 1 H), 8.40 (s, 1 H), 7.98 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.50 (s, 2 H), 7.26 (s, 1 H), 4.47-4.48 (m, 2 H), 3.67-3.69 (m, 2 H), 3.29 (s, 3 H), 2.14 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 510.1 (M + H)+
N−{4−(4−(3,4−ジメトキシフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(33)
N−{4−(4−(3,4−ジメトキシフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(33)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.69 (t, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.53 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.08 (m, 1 H), 6.99 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.87 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 6.74 (s, 1 H), 6.54 (s, 2 H), 3.90 (s, 3 H), 3.87 (s, 3 H), 1.81 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 478.3 (M + H)+
N−{4−(4−(4−ヒドロキシフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(34)
N−{4−(4−(4−ヒドロキシフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(34)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ8.77 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.70 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.37 (d, J= 8.5 Hz, 2 H), 6.80 (m, 3 H), 6.70 (s, 1 H), 1.91 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 434.1 (M + H)+
N−{4−(4−(4−アミノフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(35)
N−{4−(4−(4−アミノフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(35)。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.69 (m, 2 H), 7.52 (m, 2 H), 7.30 (m, 2 H), 6.74 (s, 1 H), 6.70 (m, 2 H), 6.53 (s, 2 H), 1.81 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 433.2 (M + H)
+
N−{4−(4−(4−アセチルアミノフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(36)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.11 (s, 1 H), 8.70 (bs, 2 H), 8.00 (s, 2 H), 7.64 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.39 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.16 (s, 1 H), 6.95 (s, 2 H), 2.05 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 475.2 (M + H)+
N−{4−(4−(4−ブロモフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(37)
N−{4−(4−(4−ブロモフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(37)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8,76 (d, J = 5.8 Hz, 2 H), 7.60 (d, J = 5.8 Hz, 2 H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.20 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.83 (m, 3 H), 1.93 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 496.3 (M + H)+
N−{4−(4−(3−クロロフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(38)
N−{4−(4−(3−クロロフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(38)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ8,78 (d, J = 4.7 Hz, 2 H), 7.62 (d, J = 4.3 Hz, 2 H), 7.22 (m, 4 H), 6.93 (d, J = 2.3 Hz, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 1.96 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 452.1 (M + H)+
N−{4−(4−(2−クロロフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(39)
N−{4−(4−(2−クロロフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(39)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8,75 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 7.60 (d, J= 6.0 Hz, 2 H), 7.22 (m, 4 H), 6.91 (s, 2 H), 6.85 (s, 1 H), 1.95 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 452.3 (M + H)+
N−{4−(4−(4−クロロフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(40)
N−{4−(4−(4−クロロフェニルスルファニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル}イソニコチンアミド(40)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.68 (m, 2 H), 7.53 (d, J = 5.7 Hz, 13.5 Hz, 2 H), 7.26 (d, J = 8.7 Hz, 4.3 Hz, 4 H), 6.78 (d, J = 11.9 Hz, 1 H), 6.66 (s, 2 H), 1.83 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 452.3 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チオ)フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(41)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チオ)フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(41)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.78 (m, 2 H), 7.85 (m, 2 H), 7.19 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 7.08 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 6.75 (m, 3 H), 3.66 (s, 3 H), 1.95 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 422.4(M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((4−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)フェニル)チオ)フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(42)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((4−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)フェニル)チオ)フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(42)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.86 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.99 (d, J= 5.5 Hz, 2 H), 7.25 (m, 6 H), 6.85 (s, 1 H), 3.39 (s, 6 H), 2.10 (s, 6 H). ESI-MS: m/z 589.0 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((4−(メチルスルホンアミド)フェニル)チオ)フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(43)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((4−(メチルスルホンアミド)フェニル)チオ)フェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(43)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.90 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 8.37 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 7.39 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.25 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.99 (m, 3 H), 3.05 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H). ESI-MS: m/z511.1 (M + H)+
N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(44)
N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(44)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.67 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.32 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 1.91 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 340.0 (M + H)+
1−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)ウレア(45)
1−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)ウレア(45)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.49 (bs, 1 H), 8.54 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 7.94 (s, 2 H), 6.88 (s, 1 H), 6.74 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.10 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 354.8 (M + H)+
N−(4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(46)
N−(4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(46)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.67 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.30 (s, 2 H), 4.43 (m, 1 H), 1.89 (s, 6 H), 1.31(d, J = 6.0 Hz, 6 H); ESI-MS: m/z 368.1 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド(47)
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド(47)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ8.52-8.53 (m, 2 H), 7.35-7.36 (m, 2 H), 6.99 (s, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 3.84 (s, 1 H), 2.25 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z338.1 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(48)
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(48)。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.73 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 6.90-6.96 (m, 4 H), 6.80 (s, 1 H), 6.45 (s, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.7 (M + H)+
2−フルオロ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(49)
2−フルオロ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(49)。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.38-8.40 (m, 1 H), 7.66-7.67 (m, 2 H), 7.43 (s, 1 H), 6.98-7.00 (m, 2 H), 6.91-6.93 (m, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.0 (s, 6 H); ESI-MS: m/z450.0 (M + H)+
(E)−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−3−(ピリジナ−3−イル)アクリルアミド(50)
(E)−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)アクリルアミド(50)。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 12.48 (s, 1 H), 8.82-8.83 (m, 1 H), 8.60-8.61 (m, 1 H), 8.04-8.05 (m, 1 H), 7.76-7.79 (m, 1 H), 7.49-7.51 (m, 1 H), 7.00-7.03 (m, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 350.7 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(51)
N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(51)。4−メトキシベンジル亜鉛(II)ブロミド(4.0mL、2.0mmol)のTHF溶液を、THF(5.0mL)中におけるN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(435mg、1.0mmol)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(57.8mg、0.10mmol)の脱ガス処理した溶液に加えた。当該反応混合物を、N2下で還流において16時間加熱し、次いで、飽和NaHCO3水溶液に注ぎ入れた。当該混合物を酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミドを得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.69 (d, J = 5.2 Hz, 2 H), 7.66 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.11 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.86 (d, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 6.75 (s, 2 H), 3.80 (s, 2 H), 3.78 (s, 2 H), 1.98(s, 6 H); ESI-MS: m/z399.9 (M + H)+
N−(4−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(52)
N−(4−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(52)である。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.79 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.85 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.39 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.97 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 479.2 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(53)
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(53)。収率:24%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.80 (s, 2H), 7.70 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 6.97 (m, 2 H), 6.92 (m, 3 H), 6.70 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 6.61 (d, J = 2.3, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.02 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 452.4 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド(II−83)
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド(II−83)。メチルピロリドン(15.0mL)中における2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)イソニコチンアミド(500.0mg、1.4mmol、1.0当量)およびモルホリン(1.5mL、16.8mmol、12当量)の混合物を、150℃で16時間撹拌した。当該混合物を氷H2O(20.0mL)に注ぎ入れ、結果として生じる固体をろ過し、黄色固体として、収率63%でN−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド(358.6mg、0.90mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.30 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.50 (s, 1 H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1H), 6.92 (s, 2 H), 3.70-3.73 (m, 4 H), 3.53-3.55 (m, 4 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H);ESI-MS: m/z 409.3 (M +H)+
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)イソニコチンアミド(II−84)
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)イソニコチンアミド(II−84)。メチルピロリドン(9.0mL)中における2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)イソニコチンアミド(300.0mg、0.8mmol、1.0当量)および1−メチルピペラジン(1.12mL、10.1mmol、12当量)の混合物を、150℃で16時間撹拌した。当該混合物を氷H2O(15.0mL)に注ぎ入れ、結果として生じる固体をろ過し、黄色固体として、収率27%でN−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)イソニコチンアミド(95.6mg、0.20mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.27 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.12 (s, 1 H), 6.83-6.86 (m, 3 H), 6.78 (s, 1 H), 3.63-3.65 (m, 4 H), 2.35 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 2.04(s, 6 H); ESI-MS: m/z422.1 (M +H)+
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミド(II−91)
N−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミド(II−91)。メチルピロリドン(6.0mL)中における2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)イソニコチンアミド(200mg、0.60mmol、1.0当量)およびピペリジン(0.70mL、6.7mmol、12当量)の混合物を、150℃で16時間撹拌した。当該混合物を氷H2O(10.0mL)に注ぎ入れ、結果として生じる固体をろ過して、当該固体をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの15%ヘキサン溶液)によって精製し、黄色固体として、収率38%でN−(4−メシチルチアゾール2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)イソニコチンアミド(87.2mg、0.20mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 8.29 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 6.83-6.90 (m, 3 H), 6.79 (s, 1 H), 3.61-3.63 (m, 4 H), 2.31 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H), 1.57-1.67 (m, 6 H); ESI-MS: m/z 407.2 (M +H)+
2−(ジメチルアミノ)−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)イソニコチンアミド(II−92)
2−(ジメチルアミノ)−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)イソニコチンアミド(II−92)。DMF(6.0mL)中における、2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール2−イル)イソニコチンアミド(200mg、0.60mmol、1.0当量)、炭酸セシウム(2.73g、0.6mmol、15当量)、およびTHF(3.4mL、6.7mmol、12当量)中における2.0Mジメチルアミン、の混合物を、還流において16時間加熱した。当該混合物を氷H2O(10.0mL)に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの15%ヘキサン溶液)によって精製し、黄色固体として、収率3.0%で2−(ジメチルアミノ)−N−(4−メシチル−チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(5.5mg、0.10mmol)を得た。1HNMR (CDC13, 500 MHz) δ 8.32 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 6.92 (s, 2 H), 6.85 (d, J =5.1 Hz, 1 H), 6.80 (s,1 H), 3.16 (s, 6 H), 2.31 (s, 3 H), 2.09 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 367.1 (M+H)+
N−(4−(4−ベンジル−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(II−118)
N−(4−(4−ベンジル−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(II−118)。ベンジル亜鉛(II)ブロミド(4.0mL、2.0mmol)のTHF溶液を、THF(5.0mL)中におけるN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(435mg、1.0mmol)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(57.8mg、0.10mmol)の脱ガス処理した溶液に加えた。当該反応混合物を、N2下で還流において16時間加熱し、次いで、飽和NaHCO3水溶液に注ぎ入れた。当該混合物を酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、N−(4−(4−ベンジル−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミドを得た。1H NMR (500 MHz, CDC13 δ 8.70 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.67 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.33 (d, J= 8.6 Hz, 2 H), 7.10-7.26 (m, 3 H), 6.80 (s, 1 H), 6.24 (s, 1 H), 3.86 (s, 2 H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 399.9 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(II−119)
N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(II−119)。4−メトキシベンジル亜鉛(II)ブロミド(4.0mL、2.0mmol)のTHF溶液を、THF(5.0mL)中におけるN−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(435mg、1.0mmol)およびテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(57.8mg、0.10mmol)の脱ガス処理した溶液に加えた。当該反応混合物を、N2下で還流において16時間加熱し、次いで、飽和NaHCO3水溶液に注ぎ入れた。当該混合物を酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製して、N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミドを得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.69 (d, J= 5.2 Hz, 2 H), 7.66 (d, J = 4.9 Hz, 2 H), 7.11 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.86 (d, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 6.75 (s, 2 H), 3.80 (s, 2 H), 3.78 (s, 2 H), 1.98 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 399.9 (M + H)+
2−ブロモ−1−メシチルエタノン。EtOAc(50mL)中における1−メシチルエタノン(1.02g、6.27mmol)の溶液に、臭化銅(II)(CuBr2、2.85g、12.8mmol)を加えた。当該反応混合物を、還流において90分間加熱した。当該溶液を冷まし、結果として生じる固体をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、粗2−ブロモ−1−メシチルエタノン(1.67g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.87 (s, 2 H), 4.27 (s, 2 H), 2.31 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)
4−メシチルチアゾール2−アミン。2−ブロモ−1−メシチルエタノン(2.43g、10.1mmol)およびチオ尿素(0.810g、10.6mmol)を、95%エタノール(20mL)に溶解させた。当該反応混合物を、還流において2.0時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物を2−プロパノールにおいて再結晶させて、白色固体として、所望の4−メシチルチアゾール2−アミン(2.36g)を得た。1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 7.00 (s, 2 H), 6.67 (s, 1 H), 2.31(s, 3 H), 2.19 (s, 6 H)
4−(p−トリル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(33.5mL)中における2−ブロモ−1−(p−トリル)エタノン(5.00g、23.5mmol)およびチオ尿素(1.97g、25.9mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.05mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、温水で洗浄した。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させ、白色固体として、収率99%で4−(p−トリル)チアゾール2−アミン(4.40g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.66 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.18 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 6.66 (s, 1 H), 5.25 (s, 2 H), 2.36 (s, 6 H)
5−メチル−4−(p−トリル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(43mL)中における2−ブロモ−1−(p−トリル)プロパン−1−オン(6.88g、30.3mmol)およびチオ尿素(2.54g、33.4mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下で乾燥、白色固体として、収率99%で5−メチル−4−(p−トリル)チアゾール2−アミン(6.10g)を得た。1HNMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.40 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.18 (s, 2 H), 2.37 (s, 3 H), 2.35 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(64mL)中における1−(4メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.7g、32mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、15.4g、32.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で80分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(9.14g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(48mL)中における2−ブロモ−1−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.65g、33.6mmol)およびチオ尿素(2.56g、33.6mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(50mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、白色固体として、収率66%で4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(5.9g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.61 (s, 2 H), 6.27 (s, 1 H), 4.91 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノンヒドロブロミド。酢酸溶液(10.2mL)中における33%HBr中の1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノン(5.0g、30.6mmol)の溶液に、酢酸(10.2mL)中における臭素(1.57ml、30.6mmol)を滴加した。当該反応物を70℃で2.0時間撹拌した。当該溶液を室温まで冷却し、エーテルで洗浄した。残留物を減圧下で乾燥させて、2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノンヒドロブロミドを得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(39.8mL)中における2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)エタノンヒドロブロミド(9.00g、27.9mmol)およびチオ尿素(2.12g、27.9mmol)の混合物を、還流において120分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率62%で4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール2−アミン(3.80g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.87 (s, 1 H), 6.31 (s, 1 H), 5.07 (s, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.38 (s, 3 H), 2.14 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(41.6mL)中における1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.00g、20.8mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、10.0g、20.8mmol)を加えた。当該反応液を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.40g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(33.5mL)中における2−ブロモ−1−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.35g、23.4mmol)およびチオ尿素(1.78g、23.4mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、白色固体として、収率72%で4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.18g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 6.84 (s, 2 H), 6.60 (s, 2 H), 6.27(s, 1 H), 3.99 (q, J = 6.5 Hz, 2 H), 2.06 (s, 6 H), 1.31 (t, J = 6.95 Hz, 3 H)
4−アセチル−3,5−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート。無水CH2Cl2(20.1mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.30g、20.1mmol)、トリエチルアミン(4.07g、40.2mmol)の溶液を、0℃まで冷却し、次いで、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(4.0mL、24mmol)を滴加した。添加が完了した後に、当該反応混合物を室温まで温め、1.0時間撹拌した。当該溶液に水を加え、酢酸エチル(60mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率85%で4−アセチル−3,5−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(5.0g)を得た。
1−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)エタノン。THF(4.0mL)中における4−アセチル−3,5−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(1.00g、3.38mmol)、KF(0.65g、11mmol)、およびフェニルボロン酸(0.49g、4.0mmol)の溶液に、トリシクロヘキシルホスフィン(11.4mg、0.04mmol)およびPd(OAc)2(7.6mg、0.03mmol)を加えた。当該反応混合物を、N2下において室温で5.0時間撹拌した。当該反応混合物を、珪藻土の小さなパッドを通してろ過し、当該ケーキを酢酸エチル(40mL)で洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、収率90%で1−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)エタノン(0.68g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.56 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.44 (t, J = 7.0 Hz, 2 H), 7.35 (m, 1H), 7.25 (s, 2 H), 2.52 (s, 3 H), 2.33 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)エタノン。アセトニトリル(16.9mL)中における1−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)エタノン(1.89g、8.43mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、4.07g、8.43mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)エタノン(3.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(12.1mL)中における2−ブロモ−1−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)エタノン(2.56g、8.44mmol)およびチオ尿素(0.64g、8.44mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(10mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率28%で4−(3,5−ジメチル−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)チアゾール2−アミン(0.66g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.60 (d, J =1Hz, 2 H), 7.43 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.32 (m, 1 H), 7.25 (s, 2 H), 6.34 (s, 1 H), 5.03 (s, 2 H), 2.24 (s, 6 H)
1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。無水塩化銅(II)(98.9g、0.74mol)を、アセトニトリル(1.02L)中におけるtert−ブチルニトリル(94.8g、0.83mol)と混合した。当該溶液を0℃に冷却し、5.0分間かけて1−(4−アミノ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(100g、0.61mol)をゆっくりと加えた。当該添加が完了した後、当該反応混合物を室温まで温め、塩酸水溶液(20%、1.0L)に注ぎ入れた。当該溶液をEtOAc(800mL)で抽出し、有機層を分離し、H2O(1.0L)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。当該液体を蒸留して、黄色オイルとして、収率76%で1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(85.0g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.02 (s, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(54.8mL)中における1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、13.2g、27.4mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(7.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(35.7mL)中における2−ブロモ−1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.54g、25.0mmol)およびチオ尿素(1.90g、25.0mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)を加え、続いて飽和Na2CO3水溶液(4.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、白色固体として、収率72%で4−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.30g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.16 (s, 2 H), 6.43 (s, I H), 2.10 (s, 6 H)
N−(4−(2−ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド。アセトニトリル(48.7mL)中におけるN−(4−アセチル−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(5.00g、24.4mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、11.7g、24.4mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、N−(4−(2−ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(7.00g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
N−(4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド。95%EtOH(36.9mL)中におけるN−(4−(2ブロモアセチル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(7.34g、25.9gmmol)およびチオ尿素(1.97g、25.9mmol)の混合物を、還流において120分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(50mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下で乾燥させて、黄色固体として、収率86%でN−(4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)アセトアミド(5.83g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.80 (s, 1 H), 7.26 (s, 2 H), 6.90 (s,2 H), 6.30 (s, 1 H), 2.06 (s, 6 H), 2.02 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン。アセトニトリル(81mL)中における1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン(10.0g、65.3mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、19.6g、40.6mmol)を加えた。当該反応物を室温で3.0時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン(13.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(60.9mL)中における2−ブロモ−1−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)エタノン(13.9g、42.7mmol)およびチオ尿素(3.24g、42.6mmol)の混合物を、還流において一晩加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)、飽和Na2CO3水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの33%ヘキサン溶液)によって精製し、白色固体として、収率25%で4−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)チアゾール2−アミン(3.28g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.03 (s, 2 H), 6.22 (s, 1 H), 4.75 (s, 2 H), 2.89 (m, 1 H), 2.68 (m, 2 H), 1.27-1.14 (m, 18 H)
1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン。トルエン(49.3mL)中における1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.50g、24.6mmol)、K3PO4(10.5g、49.3mmol)、およびフェノール(2.78g、29.5mmol)、の溶液に、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル(221mg、0.74mmol)およびPd(OAc)2(233mg、1.04mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で2.0時間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色オイルとして、収率68%で1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノンを得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.35 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.12 (t, J = 7.5 Hz ,1 H), 7.00 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 6.65 (s, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン。アセトニトリル(30mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン(3.60g、15.0mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、7.95g、15.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン(4.8g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(23.2mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノン(5.18g、16.2mmol)およびチオ尿素(1.24g.16.3mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率59%で4−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)チアゾール2−アミン(2.84g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.33 (t, J =7.5 Hz, 2 H), 7.26 (t, J = 7.5 Hz ,I H), 7.10 (d, J = 7.3, 2 H), 6.72 (s, 2 H), 6.30 (s, 1 H), 5.18 (s, 2 H), 2.14 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(41.7mL)中における1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.3g、20.9mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、11.1g、22.9mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.9g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(26mL)中における2−ブロモ−1−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.18g、18.2mmol)およびチオ尿素(1.38g、18.2mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率72.2%で4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(3.44g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.60 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 4.97 (s, 2 H), 4.54 (m, 1 H), 2.13 (s, 6 H), 1.32 (d, J = 6.1 Hz, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(39.6mL)中における1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.60g、19.8mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、10.5g、21.8mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(28.3mL)中における2−ブロモ−1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.16g、19.8mmol)およびチオ尿素(1.51g、19.8mmol)の混合物を、還流において90分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、白色固体として、収率73.7%で4−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.2g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.58 (s, 2 H), 6.24(s, 1 H), 4.75 (m, 1H), 2.13 (s, 6 H), 1.88-1.78 (m, 6 H), 1.62-1.59 (m, 2 H)
1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。トルエン(78.2mL)中における、1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(10.0g、54.8mmol)、K3PO4(23.2g、110mmol)、4−メトキシフェノール(8.16g、65.7mmol)、の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)、Pd(OAc)2(259mg、1.15mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で5.0時間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物をMeOHにおいて再結晶させ、白色固体として、収率75.0%で1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(11.1g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.96 (m, 2 H), 6.88 (m, 2 H), 6.57 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.46 (s, 3 H), 2.20 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(28.1mL)中における1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.80g、14.1mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、7.46g、15.5mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.25g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(20.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.90g、14.0mmol)およびチオ尿素(1.07g、14.1mmol)の混合物を、還流において100分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率68%で4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(3.10g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.98 (m, 2 H), 6.88 (m, 2 H), 6.64 (s, 2 H), 6.27 (s, 1 H), 5.40 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H)
1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。トルエン(49.3mL)中における、1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.50g、24.6mmol)、K3PO4(10.5g、49.3mmol)、4−フルオロフェノール(3.31g、29.5mmol)、の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(314mg、0.74mmol)、Pd(OAc)2(233mg、1.04mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(100mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色オイルとして、収率68%で1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.40g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.03 (m, 2 H), 6.98 (m, 2 H), 6.60 (s, 2 H), 2.47 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(34.1mL)中における1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.40g、17.0mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、9.04g、18.8mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.8g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(24.3mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.74g、17.0mmol)およびチオ尿素(1.30g、17.1mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率84%で4−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.50g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.05--6.97 (m, 4 H), 6.66 (s, 2 H), 6.28 (s, 1H), 5.95 (s, 2 H), 2.14 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(39mL)中における1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.3g、19.5mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、9.41g、19.5mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.1g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(28mL)中における2−ブロモ−1−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.84g、19.5mmol)およびチオ尿素(1.49g、19.6mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、白色固体として、収率82%で4−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.4g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.61 (s, 2 H), 6.24 (s, 1H), 3.70 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 2.15 (s, 6 H), 2.07 (m, 1H), 1.01 (d, J = 6.7 Hz, 6 H)
1−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。トルエン(54.8mL)中における、1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27.4mmol)、K3PO4(11.6g、54.7mmol)、セサモール(4.54g、32.9mmol)、の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)、Pd(OAc)2(259mg、1.15mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物をMeOHにおいて再結晶させ、白色固体として、収率62%で1−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.80g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.77 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.59 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H), 6.48 (m, 1 H), 5.98 (s, 2 H), 2.46 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H)
1−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン。アセトニトリル(33.8mL)中における1−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(4.80g、16.9mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、8.14g、16.9mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、1−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(6.70g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(24.1mL)中における1−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(6.13g、16.9mmol)およびチオ尿素(1.29g、16.9mmol)の混合物を、還流において90分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させて、黄色固体20として、収率96%で4−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(5.50g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.75 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.66 (s, 2 H), 6.58 (m, 1 H), 6.49 (m, 1 H), 6.28 (s, 1 H), 5.98 (s, 2 H), 5.05 (s, 2 H), 2.13 (s, 6 H)
1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。トルエン(54.8mL)中における、1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27.4mmol)、K3PO4(11.6g、54.7mmol)、3,5−ジメチルフェノール(4.01g、32.8mmol)、の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)、Pd(OAc)2(259mg、1.15mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製し、黄色固体として、収率86%で1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.3g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.76 (s, 1 H), 6.63 (s, 2 H), 6.62 (s, 2 H), 2.48 (s, 3 H), 2.29 (s, 6 H), 2.22 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(47.0mL)中における1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.30g、23.5mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、11.9g、24.7mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.3g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(33.5mL)中における2−ブロモ−1−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.15g、23.5mmol)およびチオ尿素(1.79g、23.5mmol)の混合物を、還流において120分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率59%で4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.50g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.76 (s, 1H), 6.68 (s, 2 H), 6.64 (s, 2 H), 6.26 (s, 1 H), 2.29 (s, 6 H), 2.16 (s, 6 H)
1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。トルエン(54.8mL)中における、1−(4クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.00g、27.4mmol)、K3PO4(11.6g、54.7mmol)、3−メトキシフェノール(4.08g、32.9mmol)の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)、Pd(OAc)2(259mg、1.15mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率73%で1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.4g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.24 (m, 1H), 6.68-6.66 (m, 3 H), 6.57-6.56 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.48 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(40.0mL)中における1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.40g、20.0mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、10.1g、21.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(7.00g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(28.5mL)中における2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.98g、20.0mmol)およびチオ尿素(1.52g、20.0mmol)の混合物を、還流において5.0時間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加え、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、深茶色オイルとして、4−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(4.30g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン。トルエン(60.9mL)中における、1−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(6.60g、36.6mmol)、K3PO4(12.9g、60.9mmol)、1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.00g、30.5mmol)の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(388mg、0.91mmol)およびPd(OAc)2(288mg、1.28mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で120分間加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率19%で1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(1.8g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCI3) δ 7.58 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.04 (d, J= 8.5 Hz, 2 H), 6.70 (s, 2 H), 2.50 (s, 3 H), 2.25 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン。アセトニトリル(11.7mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(1.80g、5.84mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、2.82g、5.84mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(2.16g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(8.1mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)エタノン(2.20g、5.68mmol)およびチオ尿素(0.43g、5.68mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率63%で4−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)チアゾール2−アミン(1.30g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.56 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.05 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.76 {s, 2 H), 6.32 (s, 1 H), 5.03 (s, 2 H), 2.17 (s, 6 H)
1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。トルエン(54.8mL)中における、1−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(5.0g、27.4mmol)、K3PO4(11.6g、54.7mmol)、4−エチルフェノール(4.01g、32.8mmol)、の溶液に、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(349mg、0.82mmol)およびPd(OAc)2(259mg、1.15mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において100℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。当該残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率82%で1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.0g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.17 {d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.93 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.63 (s, 2 H), 2.64 (q, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.47 {s, 3 H), 2.21 {s, 6 H), 1.25 {t, J = 7.5 Hz, 3 H)
2−ブロモ−1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(44.7mL)中における1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(6.00g、22.4mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、10.8g、22.4mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(8.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(31.7mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(7.70g、22.2mmol)およびチオ尿素(1.69g、22.2mmol)の混合物を、還流において180分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率88%で4−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(6.30g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.18 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 6.95 (d, J = 8.5, 2 H), 6.71 (s, 2 H), 6.29 (s, 1 H), 5.45 (bs, 2 H), 2.64 (q, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.14 (s, 6 H), 1.25 (t, J = 8.0 Hz, 3 H)
2−ブロモ−1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン。1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(5.0g、26.9mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(56mL)に、TBABr3(12.95g、26.9mmol、1.0当量)を加えた。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの2.0%ヘキサン溶液)で精製し、白色固体として、収率71%で2−ブロモ−1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(5.05g、19.0mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.76-7.81 (m, 2 H), 4.91 (s, 2 H), 4.07 (s, 3 H)
4−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(20.0mL)中における2−ブロモ−1−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(2.0g、7.5mmol、1.0当量)およびチオ尿素(0.57g、7.5mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において3.0時間加熱した。残留物を飽和NaHCO3水溶液(20mL)で塩基性化し、EtOAcで抽出した(30mLで3回)。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じる固体をヘキサンで洗浄し、白色固体として、収率84%で4−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−アミン(1.54g、6.4mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.49-7.54 (m, 2 H), 7.12-7.14 (m, 3 H), 3.92 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 243.0 (M +H)+
1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン。CH2Cl2(50.0mL)中における塩化アルミニウム(10.0〜15g、69.4mmol、5.0当量)および塩化アセチル(2.0mL、28mmol、2.0当量)の混合物を、0℃で30分間撹拌した。当該反応混合物に、CH2Cl2(10.0mL)中における1,3−ジフルオロ−5−メトキシ−ベンゼン(2.0g、13.9mmol、1.0当量)をゆっくりと加え、結果として得られる溶液を室温でさらに2.0時間撹拌した。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(20mL)によりpH8〜9へと塩基性化した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの15%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率58%で1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(1.5g、8.1mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 6.46-6.48 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 2.56 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 187.0 (M +H)+
2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン。1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(1.5g、8.1mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(20mL)に、TBABr3(3.88g、8.1mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの2.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率84%で2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(5.05g、19.1mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.50-6.52 (m, 2 H), 4.34 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H)
4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(15.0mL)中における2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(1.5g、5.7mmol、1.0当量)およびチオ尿素(430.8mg、5.7mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において6.0時間加熱した。残留物を飽和NaHCO3水溶液(20mL)で塩基性化し、EtOAcで抽出した(30mLで3回)。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、白色固体として、収率68%で4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシ−フェニル)−チアゾール2−アミン(928.6mg、3.8mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 6.68 (s, 1H), 6.50-6.52 (m, 2 H), 5.07 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 243.7 (M + H)+
1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。50%NaOH水溶液(5.0mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500mg、3.1mmol、1.0当量)および2−メチルオキシラン(0.22mL、3.1mmol、1.0当量)を装入した圧力ガラス容器を、140℃で4.0時間撹拌した。当該混合物をH2O(20mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの30%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率66%で1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(445.9mg.2.1mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 6.57 (s, 2 H), 4.10-4.20 (s, 1 H), 3.90-3.93 (m, 2 H), 3.75-3.79 (m, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 1.25-1.28 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 223.4 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(445.9mg、2.0mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(6.0mL)に、TBABr3(967.3mg、2.0mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮して、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。茶色オイルとして、収率91%で2−ブロモ−1−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(547.8mg、1.8mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.60 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 4.10-4.20 (s, 1 H), 3.91-3.94 (m, 2 H), 3.79-3.80 (s, 1 H), 2.24 (s, 6 H), 1.27-1.29 (m, 3 H)
1−(4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−2−オール。EtOH(3.0mL)中における2−ブロモ−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタノン(547.8mg、1.8mmol、1.0当量)およびチオ尿素(138.5mg、1.8mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの30%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率66%で1−(4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−2−オール(332.5mg、1.2mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 6.62 (s, 2 H), 6.26 (s, 1H), 4.95 (s, 2 H), 4.10-4.20 (s, 1H), 3.91-3.94(m, 2 H), 3.75-3.79 (m, 1 H), 2.15 (s, 6 H), 1.26-1.28 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 279.7 (M + H)+
1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。50%NaOH水溶液(20.0mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(2.00g、12.2mmol、1.0当量)および3−クロロプロパン−1,2−ジオール(1.02mL、12.2mmol、1.0当量)を装入した圧力ガラス容器を、140℃で16時間加熱した。当該混合物をH2O(20mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの30%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率57%で1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.66g、7.0mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ o 6.57 (s, 2 H), 4.10-4.11 (m, 1 H), 4.08-4.09 (m, 2 H), 4.01-4.02 (m, 1 H), 3.74-3.75 (m, 1 H), 2.58-2.59 (s, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 2.05-2.10 (s, 1 H); ESI-MS: m/z 239.9 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.0g、4.2mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(10.0mL)に、TBABr3(2.04g、4.2mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。黄色固体として、収率56%で2−ブロモ−1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(741.9mg、2.3mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 6.60 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 4.10-4.11 (m, 1 H), 4.03-4.04 (m, 2 H), 3.82-3.85 (m, 1 H), 3.75-3.76 (m, 1 H), 2.24 (s, 6 H)
3−(4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−1,2−ジオール。EtOH(10.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(741.9mg、2.3mmol、1.0当量)およびチオ尿素(178.1mg、2.3mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの30.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率>99%で3−(4−(2−アミノチアゾール4−イル)−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−1,2−ジオール(694.1mg、2.4mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.76 (s, 2 H), 5.31-5.32 (m, 1 H), 3.99-4.00 (m, 1 H), 3.79-3.87 (m, 1H), 3.78-3.79 (m, 1 H), 3.43-3.44 (m, 2 H), 3.37 (s, 2 H),2.15 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 295.6 (M + H)+
1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。50%NaOH水溶液(5.0mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500mg、3.1mmol、1.0当量)および1−クロロ−2−メトキシエタン(0.28mL、3.1mmol、1.0当量)を装入した圧力ガラス容器を、140℃で16時間加熱した。残留物をH2O(20mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(30mLで3回)。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、収率64%で1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(430.9mg、1.9mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 6.58 (s, 2 H), 4.09-4.10 (m, 2 H), 3.72-3.74 (m, 2 H), 3.44 (s, 3 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H); ESI-MS: m/z223.6 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(400mg、1.8mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(6.0mL)に、TBABr3(867.7mg、1.8mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。黄色オイルとして、収率60%で2−ブロモ−1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(322.9mg、1.1mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.61 (s, 2 H), 4.25 (s, 2 H), 4.09-4.11 (m, 2 H), 3.73-3.75 (m, 2 H), 3.45 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H)
4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(3.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(322.9mg、1.1mmol、1.0当量)およびチオ尿素(81.61mg、1.1mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱し、当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(20mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの30%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率94%で4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(281.0mg、1.0mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 6.76 (s, 2 H), 5.31-5.33 (m, 1 H), 4.09-4.11(m, 2 H), 3.64-3.65 (m, 2 H), 3.30 (s, 3 H), 2.12 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 279.7 (M + H)+
1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。50%NaOH水溶液(10.0mL)中における1−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(800mg、4.9mmol、1.0当量)および1−クロロ−3−メトキシプロパン(528.97mg、4.9mmol、1.0当量)を装入した圧力ガラス容器を、140℃で16時間撹拌した。残留物をH2O(20mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(30mLで3回)。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、収率86%で1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(987.8mg、4.2mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 6.56 (s, 2 H), 4.02-4.04 (m, 2 H), 3.53-3.55 (m, 2 H),-3.36 (s, 3 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 2.02-2.04 (m, 3H); ESI-MS: m/z 237.7 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(987.8mg、4.2mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(15.0mL)に、TBABr3(2.02g、4.2mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。黄色オイルとして、収率93%で2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.23g、3.9mmol)を得た。1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 6.58 (s, 2 H), 4.24-4.35 (m, 2 H), 4.03-4.05 (m, 2 H), 3.53-3.55 (m, 2 H), 3.35 (s, 3 H), 2.24 (s, 6 H), 2.01-2.06 (m, 2 H)
4−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(10.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500.0mg、1.6mmol、1.0当量)およびチオ尿素(126.8mg、1.6mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの30%ヘキサン溶液)で精製し、黄色10固体として、収率71%で4−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(328.9mg、1.1mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 9.35 (s, 1H), 9.00 (s, 1 H), 6.64 (s, 2 H), 6.22 (s, 1 H), 4.04-4.05 (m, 2 H), 3.54-3.56 (m, 2 H), 3.37 (s, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.03-2.06 (m, 2 H); ESI-MS m/z 293.8 (M + H)+
1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン。DMF(4.4mL)およびH2O(1.1mL)中における、1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.5g、5.5mmol、1.0当量)、ベンゼンチオール(0.60mL、8.2mmol、1.5当量)、酸化銅(I)(39.2mg、0.3mmol、0.05当量)、および水酸化カリウム(614.1mg、11.0mmol、2.0当量)、の混合物を、還流において20時間加熱した。当該混合物をH2O(20mL)でクエンチし、エーテルで抽出した(20mLで2回)。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率66%で1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(931mg、3.6mmol)を得た。1H NMR (CD3OD, 500 MHz) δ 7.34-7.35 (m, 5 H); 6.97 (s, 2 H), 2.46 (s, 3 H), 2.17 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 257.0 (M + H)+
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン。1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(816.3mg、3.2mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(15.0mL)に、TBABr3(1.54g、3.2mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率55%で2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(591.7mg、1.6mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.36-7.42 (m, 5 H), 7.01 (s, 2 H), 4.75 (s, 2 H), 2.13 (s, 6 H)
4−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(15.0mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)エタノン(591.7mg、1.8mmol、1.0当量)およびチオ尿素(134.3mg、1.8mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱した、当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの5.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率88%で4−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン(483.7mg、1.6mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.33-7.38 (m, 2 H), 7.29-7.33 (m, 3 H), 7.06 (s, 2 H), 6.89 (s, 2 H), 6.38 (s, 1 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 313.8 (M + H)+
1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン。DMF(4.4mL)およびH2O(1.1mL)中における、1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.5g、5.5mmol、1.0当量)、4−メチルベンゼンチオール(1.02g、8.2mmol、1.5当量)、酸化銅(I)(39.2mg、0.3mmol、0.05当量)、および水酸化カリウム(614.1mg、11.0mmol、2.0当量)、の混合物を、還流において20時間加熱した。当該混合物をH2O(10mL)でクエンチし、エーテルで抽出した(20mLで2回)。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率79%で1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(1.16g、4.3mmol)を得た。1H NMR (CD3OD, 500 MHz) δ 7.29 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.88 (s, 2 H), 2.45 (s, 3 H), 2.35 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 271.8 (M + H)+
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン。1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(1.0g、3.7mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(20.0mL)に、TBABr3(1.79g、3.7mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率31%で2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(394.8mg、1.1mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.33 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.2S (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 4.76 (s, 2 H), 2.32 (s, 3 H), 2.11 (s, 6 H)
4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(10.0mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)エタノン(394.8mg、1.1mmol、1.0当量)およびチオ尿素(86.04mg、1.1mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの5.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率>99%で4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)チアゾール2−アミン(371.9mg、1.1mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.27 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.21 (d, J= 8,0 Hz, 2 H), 6.97 (s, 2 H), 6.87 (s, 2 H), 6.36 (s, 1 H), 2.30 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 327.0 (M + H)+
1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。DMF(4.4mL)およびH2O(1.1mL)中における、1−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.5g、5.5mmol、1.0当量)、4−メトキシベンゼンチオール(1.01mL、8.2mmol、1.5当量)、酸化銅(I)(39.2mg、0.3mmol、0.05当量)、および水酸化カリウム(614.1mg、11.0mmol、2.0当量)の混合物を、還流において20時間加熱した。当該混合物をH2O(10mL)でクエンチし、エーテルで抽出した(20mLで2回)。有機層を収集し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率90%で1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.41g、4.9mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.39 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.96 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.79 (s, 2 H), 3.82 {s, 3 H), 2.43 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 287.6 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.0g、3.5mmol、1.0当量)を含有するCH3CN溶液(20.0mL)に、TBABr3(1.684g、3.5mmol、1.0当量)を加えた。当該反応混合物を室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの3.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色オイルとして、収率83%で2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.06g、2.9mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.44 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.03 {d, 1=8.7 Hz, 2 H), 6.83 (s, 2 H), 4.71 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.10 (s, 6 H)
4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(20.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.06g、2.9mmol、1.0当量)およびチオ尿素(221.5mg、2.9mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において16時間加熱した、当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィ(溶離液として、EtOAcの5.0%ヘキサン溶液)で精製し、黄色固体として、収率90%で4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(890.9mg、2.6mmol)を得た。1H NMR(DMSO-d6, 500MHz) δ 7.40 (d, J = 8.7Hz, 2 H), 7.00 (d, J= 8.7 Hz, 2 H), 6.86-6.87 (m, 4 H), 6.33 (s, 1 H), 3.78 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS m/z 343.9 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。ジクロロメタン(10.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.0g、2.7mmol、1.0当量)およびm−クロロペルオキシ安息香酸(1.69g、6.8mmol、2.5当量)の混合物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、白色固体として、収率>99%で2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.09g、2.7mmol)を得た。1H NMR (CDC13, 500 MHz) δ 7.85-7.90 (m, 2 H), 7.57-7.60 (m, 2 H), 6.97-6.90 (m, 2 H), 4.21 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 2.30 (s, 6 H)
4−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。EtOH(5.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(1.33g、3.4mmol、1.0当量)およびチオ尿素(254.8mg、3.4mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において1.0時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じる固体をヘキサンで洗浄し、黄色固体として、収率65%で4−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン(839.2mg、2.2mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.89 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 7.61 (s, 2 H), 7.13 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 6.95 (brs, 2 H), 6.43 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.16 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 375.6 (M + H)+
2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン。ジクロロメタン(10.0mL)中における、2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(500.0mg、1.3mmol、1.0当量)、無水酢酸(0.14mL、1.5mmol、1.1当量)、30%過酸化水素(55.86mg、1.6mmol、1.2当量)、およびシリカゲル(273.75mg、230〜400メッシュ)、の混合物を、室温で16時間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、淡黄色オイルとして、収率48%で2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(235.4mg、0.6mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.65 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.41 (s, 2 H), 7.09 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 4.78 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.21 (s, 6 H)
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド。EtOH(5.0mL)中における2−ブロモ−1−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(235.4mg、0.6mmol、1.0当量)およびチオ尿素(47.0mg、0.60mmol、1.0当量)を含有する反応混合物を、還流において1.0時間加熱した。当該溶液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)に再溶解させた。当該溶液を飽和NaHCO3水溶液(30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。結果として生じる固体をヘキサンで洗浄し、黄色固体として、収率>99%でN−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−イル)イソニコチンアミド(236.7mg、0.70mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 7.64 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 7.34 (s, 2 H), 7.09 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 6.90 (s, 2 H), 6.39 (s, 1 H), 3.79 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS m/z 359.0 (M + H)+
5−メチル−4−フェニルチアゾール2−アミン。95%EtOH(30mL)中における2−ブロモ−1−フェニルプロパン−1−オン(3.00g、19.5mmol)およびチオ尿素(1.56g、20.5mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率77%で5−メチル−4−フェニルチアゾール2−アミン(4.07g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.85 (s, 2 H), 7.54-7.49 (m, 5 H), 2.28 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン。EtOAc(120mL)中における1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン(5.01g、30.2mol)の溶液に、臭化銅(II)(CuBr2、13.6g、6.8mmol)を加えた。当該反応混合液を、還流において90分間加熱した。当該溶液を冷まし、結果として生じる固体をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、粗2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン(10.4g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.02 (m, 2 H), 6.96 (m, 2 H), 5.28-5.25 (m, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 1.89 (d, 3 H)
4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール2−アミン。95%EtOH(70mL)中における2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)プロパン−1−オン(10.4g、36.1mmol)およびチオ尿素(2.76g、36.2mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率78%で4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール2−アミン(6.16g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.90 (s, 2 H), 7.46-7.44 (m, 2 H), 7.09-7.07 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.47 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン。EtOAc(100mL)中における1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン(5.0g、23.3mmol)の溶液に、臭化銅(II)(CuBr2、10.4g、46.7mmol)を加えた。当該反応混合液を、還流において90分間加熱した。当該溶液を冷まし、結果として生じる固体をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン(2.70g)の粗生成物を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.11 5 (m, 2 H), 4.36 (m, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 3.82 (s, 6 H).
4−(2,4,6−トリメトキシフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(16mL)中における2−ブロモ−1−(2,4,6−トリメトキシフェニル)エタノン(2.49g、8.6mmol)およびチオ尿素(0.67g、8.7mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率>99%で4−(2,4,6−トリメトキシフェニル)チアゾール2−アミン(1.75g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.00 (s, 2 H), 6.78 (s, 1 H), 6.36 (s, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 3.79 (s, 6 H)
2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン。EtOAc(250mL)中における1−(4−メトキシフェニル)エタノン(15.2g、0.10mol)の溶液に、臭化銅(II)(CuBr2、45.1g、0.20mol)を加えた。当該反応混合液を、還流において90分間加熱した。当該溶液を冷まし、結果として生じる固体をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、粗2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン(15.8g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.98 (m, 2 H), 6.97 (m, 2 H), 4.41 (s, 3 H), 3.89 (s, 6 H)
4−(4−メトキシフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(40mL)中における2−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)エタノン(5.00g、21.8mmol)およびチオ尿素(1.72g、22.6mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率>99%で4−(4−メトキシフェニル)チアゾール2−アミン(5.24g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.72 (d, 2 H), 6.99 (s, 2 H), 6.92-6.91 (m, 2 H), 6.82 (s, 1 H), 3.76 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン。EtOAc(220mL)中における1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(10.0g、54.4mmol)の溶液に、臭化銅(II)(CuBr2、24.3g、0.11mol)を加えた。当該反応混合液を、還流において90分間加熱した。当該溶液を冷まし、結果として生じる固体をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、黄色オイルとして、粗2−ブロモ−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(14.5g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.91 (m, 2 H), 6.52 (m, 2 H), 4.57 (s, 3 H), 3.98 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H)
4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(110mL)中における2−ブロモ−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノン(14.5g、55.8mmol)およびチオ尿素(4.32g、56.7mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエンにおいて再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率62%で4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール2−アミン(10.9g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.60 (s, 2 H), 7.53 (s, 1 H), 6.97 (s, 1 H), 6.69 (s, 1H), 6.67-6.63 (m,1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.80 (s, 3 H)
2−クロロ−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エタノン。ジクロロエタン(14.0mL)中における1,3,5−トリフルオロベンゼン(6.0mL、58mmol)の溶液を機械的に撹拌しながら、注意深く、15分間かけて徐々にAlCl3(15.5g、116mmol)を加えた。激しい突沸とHClガスの発生が観察された。当該混合物を注意深く加熱して還流させ、45分間かけて塩化クロロアセチル(5.5mL、69mmol)を滴加した。当該反応混合物を、還流においてさらに6.0時間加熱した。当該溶液を冷却し、注意深く氷/水スラッシュ(200mL)に注ぎ入れ、当該水溶液をエーテルで抽出した(50mLで3回)。収集したエーテル層を、10%HCl水溶液(30mLで2回)、1.0NのNaOH水溶液(30mLで3回)、および塩水(25mL)で洗浄した。当該溶液をMgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色固体として、収率51%で2−クロロ−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エタノン(5.28g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.79-6.76 (m, 2 H), 4.50 (s, 2 H)
4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)チアゾール2−アミン。95%EtOH(50mL)中における2−クロロ−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エタノン(9.04g、43.5mmol)およびチオ尿素(3.51g、46.1mmol)の混合物を、還流において一晩加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、ピンク〜白色固体として、収率97%で4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)チアゾール2−アミン(9.71g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.26-7.22 (m, 2 H), 7.09 (s, 2 H), 6.77 (s, 1 H)
1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)エタノン。DMF(35.0mL)中における、1−(4−アミノ−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.26g、20.0mmol)、K3PO4(9.2g、40mmol)、および1−ヨードベンゼン(4.08g、20.0mmol)の溶液に、CuI(761.8mg、40mmol)を加えた。当該反応物を、N2下において110℃で一晩加熱した。当該溶液を室温まで冷却し、珪藻土の小さなパッドを通してろ過した。当該ケーキを酢酸エチル(50mL)で洗浄し、収集したろ液を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、赤色〜茶色シロップとして、1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)エタノンを得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.30 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 7.10 (d, J = 7.7 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 4.2 Hz, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 2.47 (s, 3 H), 2.18 (s, 6 H); ESI-MS: m/z239.5 (M +H)+
1−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン。アセトニトリル(50mL)中における1−(2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)エタノン(2.10g、8.78mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、4.24g、8.78mmol)を加えた。当該反応物を室温で60分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、1−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(2.01g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール2−アミン。アセトニトリル(30mL)中における1−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)−2−ブロモエタノン(1.6g、4.0mmol)およびチオ尿素(0.79g、7.2mmol)の溶液を、還流において90分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(1.0mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、生成物(1.1g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
3−クロロ−5−メチル−フェニルアミン。1−クロロ−3−メチル−5−ニトロ−ベンゼン(5.0g、29mmol)を含有するエタノール溶液(75mL)を、SnCl2・2H2O(32.8g、146mmol)と混合した。当該反応混合物を3.0時間還流させた。当該溶液を真空下で濃縮し、残留物をNaOH水溶液に再溶解させ、ろ過し、EtOAcで抽出した。有機層を収集し、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィで精製し、淡黄色固体として、収率97%で3−クロロ−5−メチル−フェニルアミン(4.0g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.56 (s, 1 H), 6.48 (s, 1 H), 6.36 (s, 1 ), 3.66 (s, 2 H), 2.23 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 141.7 (M + H)+
N−(3−クロロ−5−メチル−フェニル)−アセトアミド。無水酢酸(6.7mL)および3−クロロ−5−メチル−フェニルアミン(5.0g、35mmol)を混合し、2.0時間静置した。当該反応混合物を室温まで冷却し、淡黄色固体として、収率79%でN−(3−クロロ−5−メチル−フェニル)アセトアミド(5.1g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.38 (s, I H), 7.19 (s, 1 H), 7.12 (s, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 2.31 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H)
N−(4−アセチル−3−クロロ−5−メチル−フェニル)−アセトアミド。N−(3−クロロ−5−メチル−フェニル)アセトアミド(5.0g、27mmol)および塩化アセチル(2.9ml、40.8mmol)を含有する乾燥CS2溶液(30mL)を、塩化アルミニウム(9.1g、68mmol)とゆっくり混合した。当該反応混合物を還流において30分間加熱し、室温まで冷却して、4.0時間静置した。CS2をデカントして、残留したシロップを氷HClに注ぎ入れた。結果として生じる固体を収集し、EtOHに再溶解させ、活性炭で脱色した。当該溶液をろ過し、ろ液を真空下で濃縮して、淡黄色固体として、収率85%でN−(4−アセチル−3−クロロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(5.2g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.48 (s, 1 H), 7.26 (s, 1 H), 7.21 (s, 1 H), 2.52 (s, 3 H), 2.24 (s, 3 H), 2.18 (s, 3 H)
1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェニル)エタノン。N−(4−アセチル−3−クロロ−5−メチルフェニル)アセトアミド(0.53g、2.3mmol)および濃塩酸(1.6mL)を含有するエタノール溶液(4.0mL)を、還流において15時間加熱した。当該溶液に10%NaOH水溶液を加え、結果として生じる固体を収集して、淡黄色固体として、収率88%で1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェニル)エタノン(0.37g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.46 (d, J = 1.77 Hz, 1H), 6.34 (s, 1 H), 3.85 (bs, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.14 (s, 3 H): ESI-MS: m/z 183.4 (M + H)+
1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチル−フェニル)−エタノン。KI(2.5g、15mmol)および亜硝酸tert−ブチル(2.00mL、16.9mmol)を含有するCH3CN溶液(20mL)に、−10℃において、CH3CN(13mL)中における1−(4−アミノ−2−クロロ−6−メチル−フェニル)エタノン(2.3g、12.5mmol)を加えた。当該反応混合物を室温まで温め、HCl水溶液(20%、23mL)へ注ぎ入れた。当該溶液をEtOAc(20mL)で抽出し、有機層を分離して、H2O(23mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率35%で1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(1.28g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.58 (s, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 2.51 (s, 3 H), 2.21 (s, 3 H)
1−(2−クロロ−4−(4−メトキシ−フェノキシ)−6−メチル−フェニル)−エタノン。DMF(55mL)中における、1−(2−クロロ−4−ヨード−6−メチルフェニル)エタノン(1.1g、3.7mmol)、K3PO4(1.6g、7.4mmol)、および4−メトキシフェノール(0.55g、4.44mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムブロミド(0.12g、0.37mmol)およびヨウ化銅(I)(70mg、0.37mmol)を加えた。当該反応物を還流において22時間加熱した。当該溶液をEtOAc(10mL)で抽出し、有機層を分離して、H2O(11mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルによるフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、黄色オイルとして、収率19%で1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノンを得た。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 6.97 (m, 2 H), 6.90 (m ,2 H), 6.73 (d, J= 2.19 Hz, 1 H), 6.67 (d, J = 1.99 Hz, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 2.52 (s, 3 H), 2.20 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン。アセトニトリル(6.0mL)中における1−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)エタノン(0.20g、0.69mmol)の溶液に、TBABr3(0.33g、0.69mmol)を加えた。当該反応物を室温で30分間撹拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノンを得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2−クロロ−4−(4−メトキシ−フェノキシ)−6−メチル−フェニル)−チアゾール−2−イルアミン。95%EtOH(3.0mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)エタノンおよびチオ尿素(63mg、0.83mmol)の混合物を、還流において60分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和NaHCO3水溶液(5.0mL)を加えた。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率42%で4−(2−クロロ−4−(4−メトキシフェノキシ)−6−メチルフェニル)チアゾール−2−イルアミン(0.10g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.98 (m, 2 H), 6.90 (m, 2 H), 6.83 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 6.41 (s, 1H), 4.97 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H)
2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン。アセトニトリル(34.0mL)中における1−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)エタノン(3.30g、17.0mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムトリブロミド(TBABr3、8.19g、17.0mmol)を加えた。当該反応物を室温で一晩攪拌した。当該溶液を減圧下で濃縮し、水と混合し、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン(5.2g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン。95%EtOH(24.3mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン(4.64g、17.0mmol)およびチオ尿素(1.29g、17.0mmol)の混合物を、還流において120分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(50mL)および飽和Na2CO3水溶液(4.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(30mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、淡黄色固体として、収率45%で4−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)チアゾール−2−アミン(1.9g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 6.97 (s, 2 H), 6.26 (s, 1H), 2.47 (s, 3 H), 2.15 (s, 6 H)
(2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノン。CH2Cl2(36mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)エタノン(4.92g、0.653mol)の溶液に、0℃で、mCPBA(70%、11.1g、1.63mol)を加えた。この混合物を室温で7.0時間攪拌した。当該溶液をろ過し、ろ液に飽和NaHCO3水溶液(50mL)を加えた。有機層を無水MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4(メチルスルホニル)フェニル)エタノン(7.6g)を得、これを、さらなる精製を行わずに次の工程にそのまま使用した。
4−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)チアゾール−2−アミン。95%EtOH(35.6mL)中における2−ブロモ−1−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)エタノン(7.60g、24.9mmol)およびチオ尿素(1.90g、25.0mmol)の混合物を、還流において90分間加熱した。当該溶液を濃縮し、水(100mL)および飽和Na2CO3水溶液(5.0mL)と混合した。結果として生じる沈殿物をろ過し、トルエン(20mL)において再結晶させた。当該固体をろ過し、真空下において乾燥させ、黄色固体として、収率47%で4−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)チアゾール−2−アミン(3.28g)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.64 (s, 2 H), 6.34 (s, 1 H), 5.19 (m, 1 H), 3.04 (s, 3 H), 2.26 (s, 6 H)
2−アミノ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド。エタノール(10mL)中におけるN−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−2−ニトロイソニコチンアミド(0.20g、0.40mmol)およびPd/C(0.15g、10w/w%)の混合物を、H2下において一晩撹拌した。当該反応物を、珪藻土を通してろ過し、減圧下で濃縮し、黄色固体として、収率59%で2−アミノ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(0.11g)を得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.88-7.89 (m, 1 H), 7.10-7.11 (m, 2 H), 6.95-6.97 (m, 2 H), 6.62 (s, 1 H), 5.76 (s, 1 H), 3.29 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 446.6 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド。メチルピロリドン(15.0mL)中における2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(500.0mg、1.4mmol、1.0当量)およびモルホリン(1.5mL、16.8mmol、12当量)の混合物を、150℃で16時間撹拌した。当該混合物を、氷H2O(20.0mL)に注ぎ入れ、結果として生じる固体をろ過し、黄色固体として、収率63%でN−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−モルホリノイソニコチンアミド(358.6mg、0.90mmol)を得た。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 8.30 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.50 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1 H), 6.92 (s, 2 H), 3.70-3.73 (m, 4 H), 3.53-3.55 (m, 4 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 409.3 (M +H)+
例示的化合物と物理化学データ
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−1)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−1)。収率:77%。1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 8.75-8.76 (m, 2 H), 7.96-7.99 (m, 2 H), 6.90-6.92 (m, 3 H), 2.29 (s, 3 H), 2.08 (s, 6 H); ESI-MS: m/z324.0 (M + H)+
N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−2)
N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−2)。収率:77%。77%; 1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.7 (s, 1 H), 8.61-8.62 (m, 2 H), 7.51-7.53 (m, 2 H), 7.41-7.43 (m, 2 H), 7.26-7.30 (m, 2 H), 7.20-7.22 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 295.3 (M + H)+
N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−3)
N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−3)。収率:15%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.7 (s, 1 H), 9.03 (s, 1 H), 8.68-8.69 (m, 1 H), 8.06-8.08 (m, 1 H), 7.45-7.47 (m, 2 H), 7.22-7.31 (m, 4 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 295.9 (M + H)+
4−シアノ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−4)
4−シアノ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−4)。収率:67%。1HNMR(500MHz, DMSO-d6) δ 8.23 (d, 2 H), 8.02(d, 2 H), 7.09 (s, 1 H), 6.92 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z348.0 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(II−5)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(II−5)。収率:62%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) o 9.41 (s, 1H), 9.15 (d, 1 H), 8.14 (d, 1 H), 7.17 (s, 1 H), 6.89 (s, 2 H), 2.25 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 325.1 (M + H)+
N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−6)
N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−6)。収率:8.6%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.70 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.65-7.63 (m, 2 H), 7.60 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.17 (s, 1 H), 7.14 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.34 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 295.9 (M + H)+
4−シアノ−N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−7)
4−シアノ−N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−7)。収率:63%。1H NMR (500MHz, CDC13) δ 7.89 (d, J =8.5 Hz, 2H), 7.62(d,J =8.5 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.17 (s, 1 H), 7.12 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 2.34 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 317.9(M - H)-
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)ピリダジン−4−カルボキサミド(II−8)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)ピリダジン−4−カルボキサミド(II−8)。収率:62%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.72 (s, 1 H), 9.50 (d, 1 H), 8.21 (m, 1 H), 7.13 (s, 1 H), 6.94 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z324.5 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(II−9)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(II−9)。収率:40%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.36 (s, I H), 8.82 (s, I H), 7.06 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 329.3 (M +H)+
N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−10)
N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−10)。収率:12%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.9 (s, 1 H), 8.80-8.81 (m, 2 H), 7.99-8.00 (m, 2 H), 7.61-7.63 (m, 2 H), 7.02-7.04 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.49 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 326.0 (M + H)+
N−(4−(2,4,6−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−11)
N−(4−(2,4,6−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−11)。収率:12%。12%; 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.0 (s, 1 H), 8.78 (s, 2 H), 7.98-8.00 (m, 3 H), 6.98 (s, 1 H), 6.29 (s, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 3.68 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 369.9 (M - H)-
N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−12)
N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−12)。収率:50%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.7 (s, 1 H), 8.61-8.62 (m, 2 H), 7.51-7.53 (m, 2 H), 7.41-7.43 (m, 2 H), 7.26-7.30 (m, 2 H), 7.20-7.22 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.1 (M - H)-
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−13)
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−13)。収率:10%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.97 (s, l H), 8.81-8.82 (m, 2 H), 8.00-8.07 (m, 3 H), 7.59 (s, 1 H), 6.64-6.68 (m, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z340.3 (M - H)-
N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−14)
N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−14)。収率:74%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 9.09 (d, 1 H), 8.73-8.72 (m, l H), 8.15-8.14 (m, 1 H), 7.42-7.41 (m, 2 H), 7.35 (m, 1 H), 6.87-6.85 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 2.51 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 325.3 (M + H)+
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−15)
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−15)。収率:87%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 9.30 (s, 1H), 8.82-8.81 (m, 1 H), 8.39-8.36 (m, 1 H), 7.80-7.79 (m, 1 H), 7.48-7.46 (m, 1 H),7.43-7.39 (m, 1 H), 6.58-6.55 (m, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.86 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 341.4 (M + H)+
N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−16)
N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−16)。収率:>99%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.55 (s, 1 H), 8.65-8.64 (m, 1 H), 8.30-8.29 (m, 1 H), 7.93 (m, 1 H), 7.60-7.58 (m, 2 H), 7.54--7.53 (m, 1 H), 6.99-6.98 (m, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 2.54 {s, 3 H); ESI-MS: m/z 325.6 (M + H)+
N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−17)
N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−17)。収率:>99%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.98 (s, 1 H), 8.78-8.77 {m, 1 H), 8.19-8.17 (m, 1 H), 8.11-8.09 (m, 1H), 7.89-7.87 {m, 2 H), 7.74--7.71 (m, 1 H), 7.58 (m, 1 H), 7.00-6.99 (m, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.54 {s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.0 (M - H)-
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−18)
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−18)。収率:89%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.9 (s, 1 H), 8.79-8.78 (m, 1 H), 8.20-8.19 (m, 1H), 8.12-8.07 (m, H), 7.75-7.74 (m, 2 H), 7.61 (s, 1H), 6.68--6.63 (m, 2 H), 3.92 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H); ESI MS: m/z 340.3 (M - H)-
N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−19)
N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−19)。収率:90%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.9 (s, 1 H), 8.76-8.77 {m, 1 H), 8.18-8.19 (m, 1 H), 8.10 (m, 1 H),7.69-7.73 (m, 3 H), 7.45-7.48 (m, 1 H), 7.36-7.38 {m, 1 H), 2.50 (s, 3 H); ESI-MS: m/z295.4 (M + H)+
N−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−20)
N−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−20)。収率:78%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.24 (d, 1 H), 8.79 (t, 1 H), 8.44 (d, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.58-7.60 (m, 1 H), 7.26 (s, 2 H), 3.85 (s, 6 H), 3.69 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 372.5 (M + H)+
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−21)
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−21)。収率:81%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.23 (d, 1 H), 8.80 (t, 1 H), 8.44 (d, 1 H), 8.00-8.03 (m, 1 H), 7.58-7.60 (m, 1 H), 7.46 (d, 1 H), 6.90--6.98 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 330.0 (M + H)+
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−3−(4−メトキシフェニル)プロパンアミド(II−22)
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−3−(4−メトキシフェニル)プロパンアミド(II−22)。収率:53%。1H NMR (500MHz, CDC13) δ 11.01 (s, 1 H), 7.82-7.86 (m, 1 H), 7.27 (d, 1 H), 6.63-6.84 (m, 6 H), 3.80 (s, 3 H), 3.76 (s, 3 H), 2.77 (t, 2 H), 2.29 (t, 3 H); ESI-MS: m/z 387.0 (M + H)+
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−3−フェニルプロパンアミド(II−23)
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−3−フェニルプロパンアミド(II−23)。収率:45%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 10.87 (s, 1 H), 7.83-7.87 (m, 1 H), 7.15-7.27 (m, 5 H), 7.95 (d, 2 H), 6.62-6.73 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.86 (t, 2 H), 2.36 (t, 2 H); ESI-MS: m/z 356.0 (M + H)+
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−24)
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−24)。収率:77%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.04 (s, 1 H), 8.79 (d, 2 H), 8.02-8.21 (m, 3 H), 7.74 (t, 1 H), 7.49 (d, 2 H), 6.90-6.97 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z330.0 (M + H)+
N−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−25)
N−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−25)。収率:75%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.04 (s, 1 H), 8.78 (s, 1 H), 8.18 (d, 1 H), 8.11 (t, 1 H), 7.78-7.82 (m, 2 H), 7.28 (s, 2 H), 3.86 (s, 6 H), 3.69 (s, 3 H);ESI-MS: m/z 372.0 (M + H)+
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド II−26
N−(4−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド II−26。収率:84%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, 2 H), 7.99-8.03 (m, 3 H), 7.48 (d, 1 H), 6.91-6.98 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 330.0 (M + H)+
N−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−27)
N−(4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−27)。収率82%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.79 (d, 2 H), 8.00-8.01 (m, 2 H), 7.71 (s, 1 H), 7.26 (s, 2 H), 3.85 (s, 6 H), 3.70 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 72.0 (M + H)+
N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−28)
N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−28)。収率:6.7%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 10.96 (s, 1 H), 9.11 (s, 1 H), 8.75 (s, 1 H), 8.14(d, J = 8.0Hz, 1 H), 7.60 (d, J = 7.5Hz, 2 H), 7.34 (s, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 7.12 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.33 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 293.7 (M - H)-
N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−29)
N−(4−p−トリルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−29)。収率:83%;1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.24 (s, 1H), 8.68 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.31 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.95 (m, 1 H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.54 (m, 1 H), 7.24 (m, 2 H), 7.17 (s, 1 H), 2.39 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 295.6 (M + H)+
4−シアノ−N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−30)
4−シアノ−N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−30)。収率:36%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.72 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.49 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 2.51 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 332.0 (M - H)-
N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−31)
N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−31)。収率:56%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.99 (s, 1 H), 8.63 (d, J = 5.0 Hz, 1 H), 8.01 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.29-7.21 (m, 3 H), 7.03 (d, J = 7.8 Hz, 2 H), 2.49 (s, 3 H), 2.29 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.3 (M + H)+
N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−32)
N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−32)。収率:79%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.11 (s, 1 H), 8.64 (d, J= 4.5 Hz, 1 H), 8.29 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.93 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.55-7.51 (m, 3 H), 7.25 (d, J = 7.5 Hz,1 H), 2.54 (s, 3 H), 2.40 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 309.0 (M - H)-
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)チオフェン−3−カルボキサミド(II−33)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)チオフェン−3−カルボキサミド(II−33)。収率:37%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ12.59 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 7.69-7.76 (m, 2 H), 7.04 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z327.1 (M - H)-
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−34)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−34)。収率:54%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.89 (d, 2 H), 8.00 (d, 2 H), 7.57 (d, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 7.26 (d, 1 H), 7.11 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z327.9 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−35)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−35)。収率:44%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.25 (s, 1 H), 8.91 (s, 1 H), 8.45-8.48 (m, 1 H), 7.65-7.67 (m, 1 H), 7.57 (d, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 7.26 (d, 1 H), 7.10 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 328.0 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−36)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−36)。収率:37%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, 1 H), 8.23 (d, 1 H), 8.08 (d, 1 H), 7.74-7.75 (m, 1 H), 7.57 (d, 1 H), 7.44-7.46 (m, 1 H), 7.23 (d, 1 H), 7.10 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 328.1 (M + H)+
N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−37)
N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−37)。収率:94%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.98 (s, 1 H), 9.23 (m, 1 H), 8.80 (m, 1 H), 8.46-8.43 (m, 1 H), 7.90-7.88 (m, 2 H), 7.61-7.56 (m, 1 H), 7.02-7.00 (m, 2 H), 3.80 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 310.0 (M - H)-
4−シアノ−N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−38)
4−シアノ−N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−38)。収率:99%。1H NMR(500 MHz, DMSO-d6) δ7.82-7.80 (m, 2 H), 7.60-7.58 (m, 2 H), 7.41-7.40 (m, 2 H), 7.30-7.29 (m, 2 H), 7.22-7.19 (m, 1 H), 2.54 (s, 3 H); ESI-MS: m/z320.0 (M + H)+
4−シアノ−N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−39)
4−シアノ−N−(4−(4−メトキシフェニル)−5−メチルチアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−39)。収率:66%。1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 8.18-8.17 (m, 2 H), 7.92-7.90 (m, 2 H), 7.60-7.58 (m, 2 H), 7.01-7.00 (m, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 2.50 (s, 2 H); ESI-MS m/z 349.5 (M + H)+
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−2−(2−メトキシフェニル)アセトアミド(II−40)
N−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)チアゾール−2−イル)−2−(2−メトキシフェニル)アセトアミド(II−40)。収率:85%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.3 (s, I H), 7.99-7.97 (m, 1 H), 7.64 (s, I H), 7.24 (m, 1 H), 6.91 (m, 2 H), 6.90 (m, 1H), 6.66-6.61 (m, 2H), 3.89 (s, 3 H), 3.80 (s, 3 H), 3.75-3.74 (m, 5 H); ESI-MS: m/z 385.1 (M + H)+
2−(2−メトキシフェニル)−N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)アセトアミド(II−41)
2−(2−メトキシフェニル)−N−(5−メチル−4−フェニルチアゾール−2−イル)アセトアミド(II−41)。収率:76%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.90 (s, 1 H), 7.56-7.55 (m, 2 H), 7.43-7.40 (m, 2 H), 7.34-7.33 (m, 1 H), 7.26-7.22 (m, 1 H), 3.77 (s, 3 H), 3.47 (s, 2 H), 2.49 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 339.2 (M + H)+
N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−42)
N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−42)。収率:69%。69%; 1H NMR (500MHz, CDCl3) δ 8.67 (d, J =5.5 Hz, 2 H), 7.55 (d, J =6.0Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.32 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H), 1.91 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 340.0 (M + H)+
N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−43)
N−(5−メチル−4−p−トリルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−43)。収率:54%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.57 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.46 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.25 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.02 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 2.51 (s, 3 H), 2.28 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 309.9 (M + H)+
N−(4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−44)
N−(4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−44)。収率:51%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.79 (d, J =5.5 Hz, 2 H), 7.70 (d, J =5.5 Hz, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 6.77 (s, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.23 (s, 3 H), 2.03 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 324.5 (M + H)+
N−(4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド II−45
N−(4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−45)。収率:18%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 11.22 {s, 1 H), 8.65 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 8.31 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.96 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.54 (m, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 6.85 {s, 1 H), 2.52 (s, 3 H), 2.37 (s, 3 H), 2.133 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 325.0 (M + H)+
N−(4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−46)
N−(4−(2,4,6−トリメチルピリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−46)。収率:18%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.11 {s, 1 H), 8.77 (s, 1 H), 8.17 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.42 (m, 1 H), 6.85 {s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 2.45 (s, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 2.02 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 325.1 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピリダジン−4−カルボキサミド(II−47)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピリダジン−4−カルボキサミド(II−47)。収率:54%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.75 (s, 1 H), 9.61 (s, 1 H), 8.28-8.30 (m, 1 H), 7.58 (d, 1 H), 7.46-7.48 (m, 1 H), 7.29 (d, 1 H), 7.12 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 329.4 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(II−48)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(II−48)。収率:44%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.49 (d, 1 H), 9.19 (d, 1 H), 8.22-8.23 (m, 1 H), 7.58 (d, 1 H), 7.45-7.47 (m, 1 H), 7.27 (d, 1 H), 7.12 (s, 3 H), 3.82 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 328.9 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)チオフェン−3−カルボキサミド(II−49)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)チオフェン−3−カルボキサミド(II−49)。収率:37%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.58 (d, 1 H), 7.73-7.75 (m, 1 H), 7.60 (d, 1 H), 7.55 (d, 1 H), 7.42-7.44 (m, 1 H), 7.18 (d, 1 H), 7.09 (m, 3 H); ESI-MS: m/z333.0 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(II−50)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(II−50)。収率:37%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.49 (s, 1 H), 8.75 (s, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.43-7.45 (m 1 H), 7.24 (d, 1 H), 7.11 (m, 3 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z333.9 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)フラナ−3−カルボキサミド(II−51)
N−(4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)フラナ−3−カルボキサミド(II−51)。収率:32%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.63 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.41-7.43 (m, 1 H), 7.08-7.18 (m, 4 H), 6.93 (s, 1 H), 3.80 (s, 3 H); ESI-MS: m/z316.9 (M + H)+
N−(4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−52)
N−(4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−52)。収率:88%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.70 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.58 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.78 (s, 1 H), 6.37 (s, 2 H), 3.95 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 1.94 (s, 6 H), 1.41(t, J= 7.0 Hz, 3 H); ESI-MS: m/z 353.6 (M + H)+
N−(4−(3,5−ジメチルビフェニル−4−イル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−53)
N−(4−(3,5−ジメチルビフェニル−4−イル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−53)。収率:78%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.58 (m, 2 H), 7.53-7.44 (m, 5 H), 7.37 (m, 1 H), 7.03 (s, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z385.7 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−54)
2−クロロ−N−(4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−54)。収率:95%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.33-8.34 (m, 1 H), 7.47-7.54 (m, 4 H), 7.11 (s, 1H), 6.79-6.80 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 345.7 (M + H)+
N−(4−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−55)
N−(4−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−55)。収率:89%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.57 (m, 2 H), 6.81 (m, 3 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 343.8 (M + H)+
4−シアノ−N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−56)
4−シアノ−N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−56)。収率:38%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.28 (d, 2 H), 8.09 (d, 2 H), 7.88 (d, 2 H), 7.31 (d, 2 H), 7.04-7.08 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 322.0 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−57)
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−57)。収率:75%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.89 (d, 2 H), 8.01-8.06 (m, 2 H), 7.89 (d, 2 H), 7.32 (d, 2 H), 7.05-7.09 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 297.6 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(II−58)
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピリミジン−4−カルボキサミド(II−58)。収率:48%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.49 (s, 1 H), 9.18 (d, 1 H), 8.23 (d, 1 H), 7.86-7.91 (m, 2 H), 7.33 (d, 2 H), 7.06-7.09 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 192.5 (M- 106, aminothiazole)
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−59)
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ピコリンアミド(II−59)。収率:49%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (d, 1 H), 8.24 (d, 1 H), 8.07-8.1 (m, 1 H), 7.88 (d, 2 H), 7.73-7.75 (m, 1 H), 7.30 (d, 2 H), 7.05-7.08 (m, 3 H); ESI-MS: m/z297.7 (M + H)+
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−60)
N−(4−(4−ヒドロキシフェニル)チアゾール−2−イル)ニコチンアミド(II−60)。収率:49%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.26 (d, 1 H), 8.91 (d, 1H), 8.47 (d, 1 H), 7.89 (d, 2 H), 7.65-7.67 (m, 1H), 7.32 (d, 2 H), 7.05-7.08 (m, 3 H); ESI-MS: m/z297.6 (M + H)+
4−シアノ−N−(4−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)チアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−61)
4−シアノ−N−(4−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)チアゾール−2−イル)ベンズアミド(II−61)。収率:48%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ8.24-8.30 (m, 2 H), 8.04-8.11 (m, 2 H), 7.63 (d, 1 H), 7.00-7.20 (m, 4 H), 6.67 (s, 1 H); ESI-MS: m/z 335.7 (M + H)+
N−(4−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−62)
N−(4−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−62)。収率:67%。1H NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ 13.10 (s, 1 H), 8.82 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 8.00 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 7.88 (s, 1 H), 7.70-7.72 (m, 2 H), 3.96 (s, 3 H); ESI-MS m/z348.0 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−63)
2−クロロ−N−(4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−63)。収率:83%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.52-8.53 (m, 1 H), 7.69-7.70 (m, 1 H), 7.59-7.60 (m, 1 H), 7.28-7.47 (m, 2 H), 7.16 (s, 1 H), 6.93-6.97 (m, 1 H), 3.93 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 363.7 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−64)
2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−64)。収率:87%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.49-8.50 (m, 1 H), 7.74 (m, 1 H), 7.62 (m, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 6.72 (m, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 1.97(s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.7 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−65)
2−クロロ−N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−65)。収率:63%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.60-8.61 (m, 1 H), 7.91-7.96 (m, 2 H), 6.87 (s, 1 H), 6.58 (m, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.11(s, 6 H); ESI-MS: m/z373.9 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−66)
2−クロロ−N−(4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−66)。収率:95%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.53-8.54 (m, 1 H), 7.74-7.84 (m, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 6.48 (m, 2 H), 3.98-4.02 (m, 2 H), 2.01(s, 6 H), 1.41-1.44 (m, 3 H); ESI-MS: m/z 387.9 (M + H)+
1−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)ウレア(II−67)
1−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−3−(ピリジン−4−イル)ウレア(II−67)。収率:40%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.49 (s, 1 H), 8.54 (d, J = 6.5 Hz, 2 H),7.94 (s, 2 H), 6.88 (s, 1 H), 6.74 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.10 (s, 6 H); ESI-MS: m/z354.8 (M + H)+
N−(3,5−ジメチル−4−(2−(3−ピリジン−4−イルウレイド)チアゾール−4−イル)フェニル)アセトアミド(II−68)
N−(3,5−ジメチル−4−(2−(3−ピリジン−4−イルウレイド)チアゾール−4−イル)フェニル)アセトアミド(II−68)。収率:73%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.87 (s, 1 H), 9.40 (s, 1 H), 8.39 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.49 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 7.32 (s, 2 H), 6.92 (s, 1 H), 2.06 (s, 6 H), 2.04 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 381.8 (M + H)+
2−フルオロ−N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−69)
2−フルオロ−N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−69)。収率:68%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.36-8.38 (m, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.42 (s, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 6.48 (s, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.5 (M + H)+
N−(4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド(II−70)
N−(4−(4−エトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−2−フルオロイソニコチンアミド(II−70)。収率:94%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.39-8.40 (m, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.50 (s, 2 H), 3.98-4.01 (q, 2 H), 2.05(s, 6 H), 1.42-1.44 (t, 3 H); ESI-MS: m/z 371.8 (M + H)+
4−(4−メシチルチアゾール−2−イルカルバモイル)ピリジン1−オキシド(II−71)
4−(4−メシチルチアゾール−2−イルカルバモイル)ピリジン1−オキシド(II−71)。収率:75%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.15-8.16 (d, 2 H), 7.78-7.79 (d, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 6.80 (s, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 2.01 (s, 6 H); ESI-MS: m/z340.1 (M + H)+
4−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イルカルバモイル)ピリジン1−オキシド(II−72)
4−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イルカルバモイル)ピリジン1−オキシド(II−72)。収率:43%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.23 (s, 2 H), 8.04 (s, 2 H), 6.85 (s, 1 H), 6.60 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.12 (s, 6 H); ESI-MS: m/z355.8 (M + H)+
N−(4−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−73)
N−(4−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−73)。収率:62%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.83 (d, J =5.5 Hz, 2 H), 7.83 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.06 (s, 2 H), 6.82 (s, 1 H), 2.94 (m, 1 H), 2.64 (m, 2 H), 1.29 (d, J =7.0 Hz, 6 H), 1.13 (d, J = 7.0 Hz, 12 H); ESI-MS: m/z407.9 (M + H)+
N−(4−(4−アセトアミド−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−74)
N−(4−(4−アセトアミド−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−74)。収率:39%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.03 (s, 1 H), 9.86 (s, 1 H), 8.80 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.99 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.34 (s, 2 H), 7.13 (s, 1 H), 2.06 (s, 6H); ESI-MS: m/z 385.7 (M + H)+
N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(II−75)
N−(4−(4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)チアゾール−5−カルボキサミド(II−75)。収率:18%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 9.01 (s, 1 H), 8.66 (s, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 6.59 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS: m/z345.6 (M + H)+
N−(4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−76)
N−(4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−76)。収率:46%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.78-8.79 (m, 2 H), 7.73-7.74 (m, 2 H), 7.26-7.28 (m, I H), 6.76-6.79 (m, 1 H), 6.67-6.70 (m, 2 H); ESI-MS: m/z335.5 (M + H)+
3−フルオロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−77)
3−フルオロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−77)。収率:23%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 11.32 (s, 1 H), 8.57 (m, 2 H), 7.80 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.71 (s, 2 H), 2.23 (s, 3 H), 1.96 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 341.9 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−78)
N−(4−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−78)。収率:49%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.13 (s, 1 H), 8.81 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 8.00 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 7.46 (s, 1 H), 6.86-6.88 (m, 2 H), 3.83 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 348.7 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−79)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−79)。収率:30%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.81 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 7.99 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.41 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.19 (s, 1 H), 7.15 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 6.78 (s, 2 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z401.8 (M + H)+
3−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−80)
3−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−80)。収率:21%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.68 (s, 1 H), 8.59-8.60 (m, 1 H), 7.54-7.55 (m, 1 H), 6.81-6.83 (m, 2 H), 2.30 (s, 3 H), 2.01 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 357.8 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−81)
2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−81)。収率:42%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ8.63-8.64 (m, 1H), 8.11 (s, 1 H), 7.98-7.99 (m, 1H), 7.12 (s, 1 H), 6.93 (m, 2 H), 2.50 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z357.9 (M + H)+
N−(4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−82)
N−(4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−82)。収率:80%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.67 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.30 (s, 2 H), 4.43 (m, 1 H), 1.89 (s, 6 H), 1.31 (d, J = 6.0 Hz, 6 H); ESI-MS: m/z 368.1 (M + H)+
N−(4−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−85)
N−(4−(4−(シクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−85)。収率:62%。1H NMR (500 Hz, CDCl3) δ 8.71 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.60 (d, J = 6.0Hz, 2 H), 6.78 (s, 1 H), 6.37 (s, 2 H), 4.68 (m, 1 H), 1.95 (s, 6 H), 1.80-1.92 (m, 6 H), 0.85 (m, 2 H); ESI-MS: m/z 394.1 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−メトキシイソニコチンアミド(II−86)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−メトキシイソニコチンアミド(II−86)。収率:40%。1H NMR (500 MHz, CDC13) 3 8.38-8.39 (m, 1 H), 7.55-7.56 (m, 1 H), 7.41 (s, 1H), 6.91-6.93 (m, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 5.30 (s, 1H), 4.00 (s, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 2.12 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 355.0 (M + H)+
2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−6−メトキシイソニコチンアミド(II−87)
2−クロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−6−メトキシイソニコチンアミド(II−87)。収率:63%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.31 (s, 1 H), 7.06 (s, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 6.76 (s, 2 H), 4.00 (s, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 1.98 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 387.9 (M + H)+
2,6−ジクロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−88)
2,6−ジクロロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−88)。収率:70%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.61 (s, 2 H), 6.80 (s, 1H), 6.73 (s, 2 H), 2.29 (s, 3 H), 1.94 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 392.0 (M + H)+
2−アセトアミド−
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−89)
2−アセトアミド−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−89)。収率:61%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (s, 1 H), 8.37 (s, 1H), 7.80-7.77 (m, 1 H), 6.91 (s, 2 H), 6.80 (s, 1H), 2.30 (s, 3 H), 2.26 (s, 3 H), 2.11 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 381.2 (M + H)+
2,6−ジフルオロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−90)
2,6−ジフルオロ−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−90)。収率:67%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 7.11 (s, 2 H), 6.81 (s, 1H), 6.68 (s, 1 H), 2.30 (s, 3 H), 1.91 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 360.0 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド(II−93)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド(II−93)。収率:65%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.52-8.53 (m, 2 H), 7.35-7.36 (m, 2 H), 6.99 (s, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 3.84 (s, 1 H), 2.25 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z338.1 (M + H)+
N−(4−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−94)
N−(4−(4−(2−ヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−94)。収率:4.0%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.80 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 7.69 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.55 (s, 2 H), 4.19-4.25 (s, 1 H),4.10-4.15 (m, 1 H), 3.91-3.98 (m, 1 H), 3.78-3.82 (m, 1 H), 2.05 (s, 6 H), 1.28 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 384.7 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−95)
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−95)。収率:95%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.73 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 6.90-6.96 (m, 4 H), 6.80 (s, 1 H), 6.45 (s, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.7 (M + H)+
N−(4−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−96)
N−(4−(4−(4−フルオロフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−96)。収率:17%。1H NMR(500 MHz, CDCl3) δ 8.72 (d, J = 5.5Hz, 2 H), 7.60 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.04 (m, 2 H), 6.94 (m, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.43 (s, 2 H), 1.92 (s, 6 H); ESI-MS: m/z420.2 (M + H)+
N−(4−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−97)
N−(4−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−97)。収率:12%。1H NMR (500 MHz , DMSO-d6) δ 8.78 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.15 (s, 1 H), 6.69 (s, 2 H), 4.95-4.96 (m, 1 H), 4.68-4.69 (m, 1 H), 3.97-3.98 (m, 1 H), 3.84-3.85 (m, 1 H), 3.78-3.79 (m, 1 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 400.7 (M + H)+
2−フルオロ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−98)
2−フルオロ−N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−98)。収率:70%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.38-8.40 (m, 1 H), 7.66-7.67 (m, 2 H), 7.43 (s, 1 H), 6.98-7.00 (m, 2 H), 6.91-6.93 (m, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 2.0 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 450.0 (M + H)+
2−フルオロ−N−(4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−99)
2−フルオロ−N−(4−(4−イソプロポキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−99)。収率:83%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.40 (m, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 6.84 (s, 1H), 6.53 (s, 2 H), 4.52-4.56 (m, 1 H), 2.06 (s, 6 H), 1.33 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 385.8 (M + H)+
N−(4−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−100)
N−(4−(4−イソブトキシ−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−100)。収率:99%。1H NMR (500 MHz, CDCI3) δ 8.68 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.56 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.33 (s, 2 H), 3.62 (d, J = 6.5 Hz, 2 H), 2.08 (m, 1 H), 1.91 (s, 6 H), 1.05 (d, J = 6.7 Hz, 6 H); ESI-MS: m/z 381.1 (M + H)+
N−(4−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−101)
N−(4−(4−(ベンゾ(d)(1,3)ジオキソール−5−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−101)。収率:92%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.73 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 6.81 (s, 1 H), 6.78 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.43-6.52 (m, 4 H), 6.00 (s, 2 H), 1.93 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 445.9 (M + H)+
N−(4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−102)
N−(4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−102)。収率:94%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.81 (d, J = 5.1 Hz, 2 H), 7.78 (d, J = 5.6Hz, 2 H), 6.84 (s, 1 H), 6.78 (s, 1 H), 6.64 (s, 2 H), 6.61 (s, 2 H), 2.31 (s, 6 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 429.8 (M + H)+
(E)−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)アクリルアミド(II−103)
(E)−N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)アクリルアミド(II−103)。収率:34%。1H NMR (500 MHz , DMSO-d6) δ 12.48 (s, 1 H), 8.82-8.83 (m, 1 H), 8.60-8.61 (m, 1 H), 8.04-8.05 (m, 1 H), 7.76-7.79 (m, 1H), 7.49-7.51 (m, 1H), 7.00-7.03 (m, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 2.26 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 350.7 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−1H−インダゾール−6−カルボキサミド(II−104)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−1H−インダゾール−6−カルボキサミド(II−104)。収率:25%。1H NMR (500 MHz , DMSO-d6) δ 13.20 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 7.87-7.88 (m, 1 H), 7.72-7.83 (m, 1 H), 7.00 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 363.9 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−カルボキサミド(II−105)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−1H−インダゾール−5−カルボキサミド(II−105)。収率:38%。1H NMR (500 MHz , DMSO-d6) δ 13.20 (s, 1 H), 8.66 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.02 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 363.9 (M + H)+
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−1H−ベンゾ(d)(1,2,3)トリアゾール−5−カルボキサミド(II−106)
N−(4−メシチルチアゾール−2−イル)−1H−ベンゾ(d)(1,2,3)トリアゾール−5−カルボキサミド(II−106)。収率:41%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.78 (s, 1 H), 8.11 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.96 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.07 (s, 1 H), 6.93 (s, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 364.9 (M + H)+
N−(4−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−107)
N−(4−(4−(3−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−107)。収率:51%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.75 (m, 2 H), 7.62 (m, 2 H), 7.25 (m, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 6.69 (m, 1 H), 6.56 (d, 1 H), 6.51 (m, 2 H), 6.47 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 1.94 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.6 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−108)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−108)。収率:87%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.76 (m, 2 H), 7.64 (m, 2 H), 7.58 (d, J= 8.5 Hz, 2 H), 7.01 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 6.57 (s, 2 H), 1.98 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 469.7 (M + H)+
N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−109)
N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−109)。収率:19%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.79-8.80 (m, 12 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.08 (s, 1 H), 6.70 (s, 2 H), 4.08-4.10 (m, 2 H), 3.65-3.66 (m, 2 H), 3.31 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 384.6 (M + H)+
N−(4−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−110)
N−(4−(4−(3−メトキシプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−110)。収率:58%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.78-8.79 (m, 2 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.05 (s, 1 H), 6.69 (s, 2 H), 4.00-4.02 (m, 2 H), 3.46-3.48 (m, 2 H), 3.25 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H), 1.93-1.95 (m, 2 H); ESI-MS: m/z398.8 (M + H)+
N−(4−(4−(2−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−111)
N−(4−(4−(2−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−111)。収率:85%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ8.80-8.81 (m, 2 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.16-7.21 (m, 3 H), 6.99-7.06 (m, 2 H), 6.59 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 431.5 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルオキシ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−112)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルオキシ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−112)。収率:89%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ8.80-8.81 (m, 2 H), 7.98-7.99 (m, 2 H), 7.18-7.22 (m, 3 H), 6.94-6.95 (m, 2 H), 6.73 (s, 2 H), 2.30 (s, 3 H), 2.06 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 414.9 (M - H)-
N−(4−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−113)
N−(4−(4−(4−エチルフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−113)。収率:91%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.78 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 8.67 (m, 2 H), 7.18 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.93 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 6.56 (s, 2 H), 2.65 (m, 2 H), 1.98 (s, 6 H), 1.26 (t, J = 7.5 Hz, 3 H); ESI-MS: m/z 429.6 (M + H)+
N−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−114)
N−(4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−114)。収率:61%。1H NMR (500 MHz, CDC13) δ 8.76 (m, 2 H), 7.52 (m, 2 H), 7.11 (s, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 1.84 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 435.6 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−115)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(フェニルチオ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−115)。収率:63%。1H NMR(500 MHz, DMSO-d6) δ 8.77 (d, J = 5.4Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 5.4 Hz, 2 H), 7.38-7.40 (m, 2 H), 7.31-7.35 (m, 3 H), 7.11 (s, 3 H), 2.07 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 418.8 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−116)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(p−トリルチオ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−116)。収率:84%。1H NMR(500 MHz, DMSO-d6) δ 8.78 (d, J = 5.2 Hz, 2 H), 7.98 (d, J =5.2 Hz, 2 H), 7.30 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.10 (s, 1H), 7.02 (s, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 432.5 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−117)
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−117)。収率:64%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.79 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.98 (d, J = 5.0 Hz, 2 H), 7.43 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.12 (s, 1 H), 7.02 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 6.92 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z448.1 (M + H)+
4−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イルカルバモイル)ピリジン1−オキシド(II−120)
4−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イルカルバモイル)ピリジン1−オキシド(II−120)。収率:69%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.46-8.48 (m, 1 H), 8.39-8.43 (m, 2 H), 8.32-8.33 (m, I H), 7.02-7.05 (m, 2 H), 6.93-6.95 (m, 3 H), 6.70 (s, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 2.19 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H); ESI-MS: m/z447.8 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチルイソニコチンアミド(II−121)
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−3−メチルイソニコチンアミド(II−121)。収率:62%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.8 (s, 1 H), 8.54--8.58 (m, 2 H), 7.55-7.56 (m, 1 H), 7.14 (s, 1H), 6.96--7.03 (m, 4 H), 6.67 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 2.40 (s, 3 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 445.7 (M + H)+
N−(4−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−122)
N−(4−(4−(4−ブロモフェニルアミノ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−122)。収率:60%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.79 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.85 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.39 (d, J= 8.6 Hz, 2 H), 6.97 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.83 (s, 1 H), 2.05 (s, 6 H); ESI-MS: m/z479.2 (M + H)+
N−(4−(3−ブロモ−2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−123)
N−(4−(3−ブロモ−2,6−ジメチル−4−(フェニルアミノ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−123)。収率:58%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.87 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 8.02 (d, J = 4.5 Hz, 2 H), 7.47 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 7.08 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 6.85 (s, 1 H), 6.24 (s, I H), 2.04 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 479.3 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−2ニトロイソニコチンアミド(II−124)。
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)−2−ニトロイソニコチンアミド(II−124)。収率:94%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.82 (s, 1 H), 8.71-8.72 (m, 1 H), 8.39-8.40 (m, 1H), 7.0l-7.03 (m, 2 H), 6.96-6.99 (m, 2 H), 6.64-6.67 (m, 3 H), 3.75 (s, 3 H), 2.03 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 476.8 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−125)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(メチルチオ)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−125)。収率:94%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.66-8.68 (m, 2 H), 7.49-7.50 (m, 2 H), 6.77 (s, 1 H), 6.57 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H), 1.87 (s, 6 H); ESI-MS: m/z355.6 (M + H)+
2−フルオロ−N−(4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−126)
2−フルオロ−N−(4−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−126)。収率:65%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.1 (s, 1 H), 8.46-8.47 (m, l H), 7.93-7.94 (m, 1 H), 7.78 (s, 1H), 7.42-7.44 (m, 2 H), 7.19 (s, 1 H), 7.Dl-7.Q3 (m, 2 H), 6.91 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.02 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 465.4 (M + H)+
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−127)
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(メチルスルホニル)フェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−127)。収率:39%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.80-8.81 (m, 2 H), 7.98-8.00 (m, 2 H), 7.70 (s, 2 H), 7.30 (s, 1 H), 3.30 (s, 1 H), 2.20 (s, 6 H); ESI-MS: m/z387.6 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−129)
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルホニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−129)。収率:61%。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.79 (s, 2 H), 7.97 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.91 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 7.69 (s, 2 H), 7.27 (s, 1 H), 7.15 (d, J = 8.9 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 2.16 (s, 6 H); ESI-MS: m/z 480.6 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−130)
N−(4−(4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−130)。収率:43%。1H NMR (500 MHz , DMSO-d6) δ13.1(s, 1 H), 8.80 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.97 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.66 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.42 (s, 2 H), 7.23 (s, 1H), 7.10 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.13 (s, 6 H); ESI-MS: m/z464.7 (M + H)+
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−131)
N−(4−(4−(4−メトキシフェノキシ)−2,6−ジメチルフェニル)チアゾール−2−イル)イソニコチンアミド(II−131)。収率:24%。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.80 (s, 2 H), 7.70 (d, J= 5.1 Hz, 2 H), 6.97 (m, 2 H), 6.92 (m, 3 H), 6.70 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 6.61 (d, J = 2.3, 1H), 3.83 (s, 3 H), 2.02 (s, 3 H); ESI-MS: m/z 452.4 (M + H)+
[例示的化合物および阻害活性]
下記表1には、提示の化合物を用いた増殖培地における細胞の曝露による選択された癌細胞に対する増殖抑制活性を示す、選択された化合物の例示的結果が列挙されている。増殖抑制効果は、ナノモルでの最終濃度におけるIC
50値として表されている。
下記表2には、提示の化合物を用いた増殖培地における細胞の曝露による選択された癌細胞に対する増殖抑制活性を示す、選択された化合物についての例示的結果を列挙している。増殖抑制効果は、マイクロモルでの最終濃度におけるIC
50値として表されている。
代謝研究:
上記表1の化合物27を、代謝産物同定のためにNADPHの存在下においてヒトミクロソームで処理した。当該試料をLC/MSによって分析した後、m/z値510.1、480.2、495.1、383.5の分子イオンピークおよび他のピークが観察された(ポジティブモード)。当該ピークは、化合物27の酸化、脱メチル化、酸化、脱メチル化などに対応し得る。化合物27における可能な代謝部位は、以下の構造に表される。
化合物27からの代謝産物形成の反応は、単一部位または部位の組み合わせにおいて生じ得る。
[選択された化合物の例示的生物活性]
以下のデータは、in vitroおよびin vivoでの特定の化合物の生物活性に関する例示的指針を提供する。化合物が数字によって参照される場合、当該数字は、上記の表に列挙した化合物を指す。
以下のデータは、in vitroおよびin vivoでの、特定の化合物(とりわけ、表2の化合物II−95ならびに表1の化合物22、25、および27)の生物活性に関する例示的指針を提供する。実施例において説明されるように調製した本発明の選択された化合物に対して、以下の一連の生物学的および免疫化学的分析を行った。様々な分析法の説明は以下の通りである。
細胞培養:MDA−MB−231、MDA−MB−468、HeLa、およびK562細胞系統を、DMEM培地(P/N D5523、Sigma Aldrich、米国ミズーリ州セントルイス)中の10%FBS(Hyclone、米国ユタ州ローガン84321)において培養した。細胞を、5%のCO2および95%の空気からなる加湿雰囲気において37℃で培養した。
増殖抑制アッセイ:細胞を、1ウェルあたり細胞2000〜8000個で96−ウェル培養プレートに播種した。化合物をDMSO中に調製し、1%DMSO未満の最終濃度において細胞を処理するために使用した。化合物による処理は、細胞を一晩インキュベートした後に開始した(T0)。化合物は、10μMから4.6nMの8点の3倍希釈において調製した。化合物を、三重測定ウェルにおいて当該プレートに加え、次いで当該プレートを96時間インキュベートした。DMSO(化合物希釈剤)も含ませ、対照ウェルのプレートに加えた。次いで、CellTiter 96(登録商標)水性非放射能性細胞増殖分析システム(Promega、米国ウィスコンシン州マディソン53711)を使用したMTS分析により、細胞生存率を特定した。プレートリーダー(Vmax、Molecular Devices米国カリフォルニア州サニーベール94089)で光学密度を測定し、その結果を用いて濃度−反応曲線に推定した。全てのデータは、±20%未満の変動を有する3つの分離測定による三重実験において特定した。結果を線形回帰ソフトウェア(GraphPad Prism 5;GraphPad Software Inc.米国カリフォルニア州ラホーヤ92037)を使用して分析した。IC50値は、結果として50%増殖阻害を生じる濃度を意味する。被験薬の阻害率%は、式:(1−(T−T0)/(C−T0))×100(Tは処理によるものであり、Cは対照によるもの)を使用して算出し、これらの値を使用して濃度−反応曲線をプロットし、線形回帰ソフトウェア(GraphPad Prism 5;GraphPad Software Inc.米国カリフォルニア州ラホーヤ92037)により分析した。
免疫共沈降分析:Hec1−Nek2相互作用に対するHec1阻害化合物の効果を評価するために、免疫共沈降(Co−IP)/ウェスタンブロットアッセイを実施した。K562細胞を、提示のHec1阻害化合物で処理した。収穫して冷PBSで一度洗浄した後、細胞を溶解バッファー(50mMのTris(pH7.5)、250mMのNaCl、5mMのEDTA(pH8.0)、0.1%のNP−40、1mMのPMSF、50mMのNaF、およびプロテアーゼ阻害剤カクテル(P/N P8340 Sigma Aldrich、米国ミズーリ州セントルイス)において、氷上で30分間溶解させた。次いで溶解物を、4℃・12,000rpmにおいて20分間遠心分離処理した。インプットの上澄みを、抗Nek2抗体(ウサギ抗Nek2、Rockland Immunochemicals、米国ペンシルベニア州ギルバーツヴィル19525)またはIgG対照抗体の存在下において4℃で2時間インキュベートし、続いて、アガロースビーズ結合タンパク質G(GE Healthcare、米国カリフォルニア州アナハイム92805)を添加した。4℃で1時間混合した後、当該アガロースビーズを4℃で12,000rpmにおいて20秒間遠心分離した。次いで、当該ビーズを冷Co−IPバッファーで5回洗浄し、SDS−PAGE試料バッファーにおいて煮沸した後、SDS−PAGEを行った。Hec1およびNek2の存在は、Hec1(GeneTex、Inc.、米国カリフォルニア州アーバイン92606)およびNek2(BD Biosciences、米国カリフォルニア州サンノゼ95131)を対象とするマウスモノクローナル抗体を用いたウェスタンブロット法により検出した。
図1は、そのような実験の例示的結果を表しており、Hec1阻害化合物110095(表1の化合物27)がHec1/Nek2相互作用を著しく妨害することが容易に明かとなる。K562細胞を110095または対照(DMSO)で8時間または16時間処理し、溶解させ、当該溶解物をNek2抗体により免疫沈降させてHec1の免疫共沈降を見た。対照IgGを免疫沈降法の対照抗体として使用した。結果は、110095で処理した細胞のNek2免疫沈降において減少したHec1レベルを示しており、これは、110095への曝露により、Hec1とNek2との相互作用が低減されていることを示している。
イムノブロット分析:イムノブロット実験では、細胞を6ウェル培養プレートに播種し、一晩培養した。細胞を、示されている時間、試験化合物でインキュベートし、IX SDS−PAGE試料緩衝液(62.5mMのTris−HCl(25℃においてpH6.8)、2w/v%のSDS、10%のグリセロール、50mMのDTT、および0.01w/v%のブロモフェノールブルーもしくはフェノールレッド)を加え、全細胞溶解液を収穫した。タンパク質をSDS−PAGE電気泳動により分離し、PVDF膜に転写した。タンパク質発現を、様々な一次抗体を使用してイムノブロットし、Immobilon Western Chemiluminescent HRP Substrate(Millipore、米国マサチューセッツ州ビルリカ01821)を使用して検出した。使用した抗体としては、抗開裂カスパーゼ3(ウサギ、Cell Signaling Technology、米国マサチューセッツ州ダンバース01923);抗PARP(ウサギ、Cell Signaling Technology、米国マサチューセッツ州ダンバース01923);抗MCL−1(マウス、BD Biosciences、米国カリフォルニア州サンノゼ95131);抗XIAP(ウサギ、Cell Signaling Technology、米国マサチューセッツ州ダンバース01923);抗Bcl−2(マウス、Santa Cruz Biotechnology、米国カリフォルニア州サンタクルス95060);抗サイクリンB1(マウス、BD Biosciences、米国カリフォルニア州サンノゼ95131);抗サイクリンD1(マウス、Santa Cruz Biotechnology、米国カリフォルニア州サンタクルス95060);抗Nek2(マウス、BD Biosciences、米国カリフォルニア州サンノゼ95131);抗HEC1(ウサギ、GeneTex, Inc.、米国カリフォルニア州アーバイン92606);および抗アクチン(マウス、Millipore、米国マサチューセッツ州ビルリカ01821)が挙げられる。
図2は、110095(表1の化合物27)で処理した癌細胞におけるNek2タンパク質の減少を示している。対照(DMSO)および110095で処理した細胞を、Nek2タンパク質発現レベルのそれらのレベルについてイムノブロットした。K562細胞を、1μMの試験化合物を用いて、24時間までの様々な時点でインキュベートした。結果は、Hec1阻害剤による処理後では時間の経過でK562細胞のNek2含有量が一定でないことを示している。110095が、Nek2タンパク質レベルの減少を引き起こした。化合物101015(表2の化合物II−98)を対照として使用した。
免疫染色法および顕微鏡法:細胞を、ポリリシンでコーティングしたカバーガラス上で培養した。細胞をBRB80緩衝液(80mMのピペラジン−N,N’−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)(pH6.8)、5mMのEGTA、1mMのMgCl2)で穏やかに洗浄した後、BRB80またはリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中において冷100%メタノールまたは4%パラホルムアルデヒドにより固定した。0.4%のTriton X−100による易透化の後、細胞をPBS中における2%ウシ血清アルブミン(BSA)によりブロックし、次いでPBS中における2%のBSAで希釈した抗α−Tubulin抗体(マウス、FITC Conjugate;Sigma Aldrich、米国ミズーリ州セントルイス)を用いてインキュベートした。二次抗体によるインキュベートの後にDAPI(4’,6’−ジアミジノ−2−フェニルインドール)染色を適用し、細胞をProlong gold antifade reagent(Life Technologies、米国カリフォルニア州カールスバッド92008)を用いてカバーガラス上に載置した。デコンボリューションモジュールまたはZeiss LSM−510 META共焦点レーザー走査型顕微鏡(Carl Zeiss Microscopy米国シューヨーク州ソーンウッド10594)を備えるZeiss Axioplan 2顕微鏡で画像をキャプチャした。
図3は、110095で処理した癌細胞の染色体整列異常の画像および選択したHec1阻害剤による細胞集団への効果を示している。染色体整列異常を撮影するために、HeLa細胞を、ポリリシンでコーティングされたカバーガラス上で培養し、110095(表1の化合物27)または対照(DMSO)で処理した。固定後、微小管およびDNAに対して、細胞をそれぞれ抗チューブリン抗体およびDAPIで染色し、撮影した。細胞周期フェーズにおける細胞DNAの表現型配置を特定するために、選択したHec1阻害化合物によって同様の研究を実施した。細胞の蛍光画像を撮影し、分裂中期の染色体整列異常のパーセンテージをカウントし記録した。結果は、対照細胞と比較して、Hec1阻害化合物110091(表1の化合物22)、110093(表1の化合物25)、および110095が、分裂中期の染色体整列異常を有する細胞数の時間依存性増加を引き起こすことを示している。これは、これらの化合物がHec1経路を標的にして、染色体異常を引き起こしていることを示唆している。
DNA含有量分析:細胞を10cmの培養プレートに播種し、一晩培養した。細胞を、提示の時間において化合物を用いてインキュベートし、提示の時点で収集した。細胞を70%エタノールで一晩固定し、ヨウ化プロピジウム溶液(PBS中における1.25mg/mlのヨウ化プロピジウム(Sigma)および20μl/mlのMase A)で染色し、蛍光活性化細胞選別(FACS)を行った。結果をCell Questソフトウェア(BD Biosciences、米国カリフォルニア州サンノゼ95131)によって分析した。
図4は、細胞周期分析により、癌細胞におけるHec1阻害化合物によるアポトーシスの誘発を示している。化合物101015(表2の化合物II−98)および110095(表1の化合物27)あるいは対照(DMSO)で処理した細胞を、ヨウ化プロピジウムで染色し、次いでFACSによる細胞集団の分析によって、DNA含有量を分析した。表は、G1(M1:非周期細胞)、S(M2:DNA複製)、およびサブG1(M4:アポトーシス細胞)における細胞の割合を示している。結果は、サブG1集団の増加を示している。これは、アポトーシスの際のDNA断片化の標示であって、101015および110095によるアポトーシスの誘発を示唆しており、これは薬物誘発性細胞死を生じる。
図5は、アポトーシス経路タンパク質のイムノブロットによる、癌細胞における110095(表1の化合物27)によるアポトーシスの誘発を示している。対照(DMSO)または1μMの選択したHec1阻害化合物(110091(表1の化合物22)、110093(表1の化合物25)、110078(表1の化合物19)、110079(表1の化合物20)、および110095(表1の化合物27)など)によって処理された癌細胞からの溶解物をイムノブロットし、24時間または48時間の時点でのアポトーシスタンパク質(カスパーゼ−3およびPARP)および抗アポトーシスタンパク質(Mcl−1およびXIAP)のレベルを特徴付けした。アポトーシスに対するポジティブコントロール薬物として100nMのTaxolを使用した。結果は、アポトーシス経路の活性化の標示である、抗アポトーシスタンパク質の低下調節を伴うアポトーシスタンパク質の開裂を示しており、これは、これらのHec1化合物がアポトーシスによって細胞死を引き起こしていることを示唆している。
図6は、110095で処理された癌細胞におけるサイクリンB1およびサイクリンD1の分解を示しており、対照(DMSO)または1μMの110095(95、表1の化合物27)で処理された細胞を、細胞周期中の相対変化を見るためにそれらのサイクリンB1(G2/Mフェーズにおけるタンパク質レベルのピーク)およびサイクリンD1(G1フェーズにおけるタンパク質レベルのピーク)についてイムノブロットを行った。結果は、対照細胞は実験期間においてG2/MフェーズからG1フェーズへと進行し、一方、110095で処理された細胞は、予想外で解釈するのが困難なサイクリンレベルを示していることを表している。110095などのHec1阻害剤は、Sフェーズにおいて細胞周期の停止を誘発し得、サイクリンAのレベルの増加を誘発するであろうが、これについては、まだ解明されていない。
マウス異種移植研究:異種移植研究は、以前に公開されたプロトコール(Wu et al,Cancer Res. 2008 Oct 15;68(20):8393−9)から適合させた。雌のBALB/cヌード(nu/nu)マウス(5〜8週)を、Lasco(Industrial Park、太平区、台中市、台湾)から入手した。当該動物は、特定の無菌条件下で飼育し、飼料および水を自由摂食させた。動物に関係する飼育設備および全手順は、DCBにおけるIACUCによって承認されたプロトコールに従った。ヌードマウスに17−β−エストラジオールペレットを植え付け、その72〜96時間後に、BT−474細胞を埋め込んだ。BT−474細胞の皮下埋め込みでは、細胞(動物1匹あたりマトリックスゲル中に1×107個)を右の腋窩下領域に皮下注入した。平均腫瘍体積が約200mm3に達した時点で処置を開始し、マウスを、ビヒクルA(0.5%メチルセルロース)またはビヒクルA中に処方された対象化合物(10〜50mg/kg体重)で処置した(経口、合計でQD/28サイクル)。各腫瘍の垂直直径測定はデジタル式測径器で行い、腫瘍の体積は、式:(L×W×W)/2を用いて算出し、式中、LおよびWは、それぞれ長さと幅を表している。体重は週3回測定した。処置された各群の平均腫瘍増殖阻害をビヒクル対照の場合と比較して、腫瘍増殖阻害値を式:(1−(T/C)×100%)を使用して算出した。
図7A〜7Dは、ヌードマウスにおける異種移植された乳癌モデルおよびHuh−7肝臓癌(図7D)モデルでの、MDA−MB−231(図7Aおよび7B)およびBT474(図7C)中における化合物27(110095、表1の)および化合物II−95(Hec1 001;101001、表2の)による、異種移植した腫瘍の増生の阻害を示している。ヌードマウスにおける腫瘍体積の減少に対する、意図される化合物のin vivoでの有効性は、容易に明かである。驚くべきことに、腫瘍の減少にもかかわらず、体重は、全ての場合において一定に維持されており、これは、Hec1阻害化合物の総合的な毒性が低いことを示唆している。
進行期の腫瘍における処置に対する耐性の発生は、周知の現象である。そのような後期の腫瘍においての、選択されたHec1阻害剤の活性は、先に110095(表1の化合物27)による35日の処置を施した、BT474異種移植された動物に再投薬することで特定した。110095による再処置は、42日目に開始し、21日間継続した。図7Eに示す結果は、Hec1阻害剤が後期の腫瘍に対して有効性を維持していることを示している。これは、そのような化合物の、腫瘍および他の増殖性疾患において抵抗性を誘発する傾向が低下し得ることを示唆している。上記において説明した初期治療研究と同様に、体重は一定に維持された。
細胞透過性:図8は、著しい能動流出の標示のない、両方向における、化合物110095(表1の化合物27)および110091(表1の化合物22)のほどほどのCaco−2透過性を示している。ここで、Caco−2細胞系統(ネコ、HTB−37TM)は、ATCCから購入した。37℃、5%のCO2、95%の相対湿度に設定された細胞培養インキュベーターにおいて、細胞をT−75フラスコで培養した。播種の前に80〜90%のコンフルエンスに達するよう細胞を培養した。Caco−2細胞を、12ウェルCaco−2細胞プレートに対して1.25x104細胞/mLの密度でフィルターメンブレン上に播種した。細胞を、10%ウシ胎仔血清、100U/mLのペニシリン、および100μg/mLのストレプトマイシンを補ったダルベッコ変法イーグル培地からなる培養培地において培養した。当該培養培地を、2日毎に取り替え、細胞を、37℃、95%の相対湿度、および5%のCO2に維持した。透過性の研究は、58〜78の細胞継代数でおよそ21日間培養した単層によって実施した。in vitroでのCaco−2分析のためのモデル基質としてローダミン123を使用した。
播種した細胞の単層の品質無欠陥性管理ため、ルシファーイエロー(LY)の輸送実験を実施して単層の無欠陥性を評価した。各フィルターの品質管理に関して、輸送実験の開始前および終了時に、経上皮電気抵抗(TEER)を測定した。当該研究には、400Ωcm2を超えるTEER値を有する、生理学的および形態学的に十分に発達したCaco−2細胞単層を使用した。
試験化合物および参考対照化合物(ローダミン123)を、濃度10μMで、Transwell plateアセンブリの上部チャンバーまたは下部チャンバーに加えた。上部および下部チャンバーの溶液量は、それぞれ0.4および0.6mlに設定した。37℃での2時間のインキュベートの終了時に、上部および下部コンパートメントから試料を採取した。FusionTM(Packard BioSceince Company)によってルシファーイエローおよびローダミン123を検出した。励起および発光波長は、それぞれ490nmおよび53Onmであった。当該試料におけるTAI−1の濃度を、LC−MS/MSで測定した。
hERGへのHec1阻害化合物の結合:図9は、>10〜100μMのIC50を有する化合物110095(表1の化合物27)、110093(表1の化合物25)、および110091(表1の化合物22)のhERG結合を示している。ここで、化合物のhERGカリウムチャネルから既知の放射性[3H]アステミゾールを移動させる能力を特定するために、若干の修正を加えた標準的プロトコールに従って[3H]アステミゾール競合結合アッセイを実施した。手短に言えば、1.5nMの[3H]アステミゾール、3μg/ウェルのhERG膜タンパク質(PerkinElmer)、およびTAI−1(1%のDMSO最終濃度において)を含有する200μlの結合緩衝液(pH7.4の50mMのHEPES、60mMのKCl、および0.1%のBSA)において、27℃で60分間、アッセイを実施した。10μMのアステミゾールの存在下において、非特異的結合(NSB)を特定した。TAI−1に対するIC50アッセイには、三重実験においての10倍連続希釈による8つの濃度点が含まれる。結合は、真空マニホールド(Porvair Sciences)を使用した、ポリエチレンイミンで予浸し緩衝液で洗浄したUniFilter−96,GF/C(Perkin Elmer)上での急速ろ過によって終了させた。捕捉された放射性標識信号を、TopCount NXT(Perkin Elmer)を使用して検出した。データを非線形曲線近似ソフトウェア(PRISM、Graphpad)で分析し、IC50値([3H]−アステミゾール結合の50%が阻害される濃度として定義される)を算出した。全ての結果は、2つの独立する実験から導かれている。
Hec1阻害剤の塩の薬物動態:下記表3に示される化合物について、様々な塩形態(HCl、トシレート、メシレート塩)の薬物動態比較を研究した。
PO(経口)およびIV(静脈内)投薬の処方物を、2%のTween80および10%のDMSOを含む生理食塩水中において調製した。濃度は、遊離塩基および塩の分子量に基づいて調節した。
PO研究:3つの試験化合物のそれぞれの10mg/kgの1回投薬量を、21匹の健康な雄のCD−1マウス(体重:18〜27g)に経口投与した。投薬量は10mL/kgであった。動物は、投薬前におよそ16時間、投薬後4時間まで絶食させた。水は、実験期間中、全ての動物に自由に摂取させた。
IV研究:3つの被験物質それぞれの1mg/kgの1回投薬量を、21匹の健康な雄のCD−1マウス(体重:18〜27g)にIV投与した。投薬量は5mL/kgであった。飼料および水は、実験期間中、全ての動物に自由に摂取させた。
3匹のマウスを、各時点(PO研究では投薬後0.5、1、1.5、2、4、6、および24時間、IV研究では投薬後0.083、0.5、1、2、4、6、および24時間)において、心穿刺によって出血させ(およそ1mL)、血液をK3EDTA血液採取管に収集した。すぐに、血液試料を4℃・3000rpmにおいて10分間遠心分離した。血漿試料を移して、分析まで−20℃で保存した。
被験物質のそれぞれの10mg/kgの一回経口投薬または1mg/kgの一回IV投薬の後、すべてのCD−1マウスにおいて、有害事象は認められなかった。110095(表1の化合物27、すべての3つの被験物質の遊離塩基)の血漿濃度を、ポジティブMRMモードのLC−MS/MSで特定し、すべての投薬量を遊離塩基(110095)濃度へと正規化した。結果を表4および表5に示す。各時点での平均血漿濃度(n=3)を使用し、非コンパートメントモデルを用いてPKパラメータを算出した。WinNonlinソフトウェア(バージョン5.3、Pharsight、米国カリフォルニア州サニーベール94086)を用いて薬物動態パラメータ(Cmax、Tmax、t1/2、AUCなど)を算出し、結果および絶対バイオアベライビリティの結果を表6に表す。表4には、CD−1マウスへの10mg/kgの110095−HCl−1007、110095−03−03、または110095−02−02の一回経口薬後の、マウスの血漿中における110095の平均濃度(ng/ml)が一覧されており、表5には、CD−1マウスへの1mg/kgの110095−HCl−1007、110095−03−03、または110095−02−02の一回IV投薬後の、マウスの血漿中における110095の平均濃度(ng/ml)が一覧されている。表6には、CD−1マウスにおける110095−HCl−1007、110095−03−03、または110095−02−02のPKパラメータと絶対バイオアベイラビリティの結果が一覧されている。
驚くべきことに、トシレート塩は、予想外に、他の2つの化合物に比べて、望ましい吸収分率(F%)を有する最良のAUCを示した。
当業者には、既に説明した変更以外の多くの変更が、本明細書の本発明の概念から逸脱することなく可能であることは明かであろう。したがって、本発明の主題は、添付の請求項の趣旨を除いて、制限されるべきではない。さらに、本明細書および請求項の両方の解釈において、全ての用語は、内容に一致する幅広い可能な方法において解釈されるべきである。特に、用語「含む」および「含んでいる」は、非排他的方法において要素、成分、または工程を参照すると解釈すべきであり、これは、参照された要素、成分、または工程は、特に明確に言及されていない他の要素、成分、または工程が存在してもよく、またはそれらを利用してもよく、またはそれらと組み合わせてもよいことを示している。本明細書のクレームが、A、B、C....およびNからなる群から選択されるもののうちの少なくとも1つに言及する場合、その文章は、A+Nではなく、またはB+Nでもなく、当該群から1つの要素だけを要求していると解釈すべきである。