JP2014531938A - ヘルニア修復デバイスおよび方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、ヘルニア修復デバイスに関し、より具体的には、ヘルニア修復において使用するための外科用メッシュ補綴具に関する。ヘルニア修復デバイスは、組織欠損にわたって延在するように構成される、メッシュと、メッシュに結合される、複数のフィラメントとを含む。フィラメントは、その外側周縁の近傍で、メッシュに結合され、メッシュの中心部分から延在する。各フィラメントは、その長さの少なくとも一部に沿って、配置される複数の返しを含む。各フィラメントはさらに、その自由端に配置される針を含む。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2011年9月30日に提出された米国特許仮出願第61/541,645号の利益と、この米国特許仮出願への優先権とを主張し、この米国特許仮出願の全内容は、本明細書において参照により援用される。
技術分野
本開示は、ヘルニア修復デバイスに関し、より具体的には、ヘルニア修復において使用するための外科用メッシュ補綴具に関する。
縫合糸、フィラメント、およびステープル等の創傷閉鎖デバイス、ならびにメッシュまたはパッチ補強等の他の修復デバイスが、しばしば、組織欠損、例えば、ヘルニア状態の組織、ならびに他の損傷組織および/または罹患組織を修復するために使用される。例えば、ヘルニアの場合、外科用メッシュまたはパッチは、一般に、腹壁を補強するために使用される。外科用メッシュは、概して、欠損にわたって延在するようなサイズにされ、腹壁に合致するために撓曲または屈曲するように適合させられる。外科用メッシュは、典型的に、メッシュを周囲組織に接着、縫合、またはステープル留めすることによって定位置に保持される。
しかしながら、難点が、ヘルニア修復手順の過程の間、特に、外科用メッシュを適切に位置付けること、および/またはメッシュを周囲組織にしっかりと添着することに関して生じ得る。これらの難点は、多くの場合、解剖学的空間制約および/または手術部位への縮小もしくは限定されたアクセスに起因する。メッシュの不適切な位置付けあるいは添着は、再ヘルニア化、組織に対する外科用メッシュの脱落もしくは組織に対する再位置付け、および/または欠損への内臓の侵入をもたらし得る。
特許文献1は、補綴スクリーンを腹壁に鋲留めするためのデバイスおよび方法を開示する。特に、鋲留めデバイスは、一方の端にフットを有し、もう一方の端にループを有する返し付きフィラメントを含む。使用時、一つまたはそれよりも多くの鋲留めデバイスが、スクリーンに固着される。その後、スクリーンは、欠損の周りの腹腔内に位置付けられる。次に、フィラメント通し具が、鋲留めデバイスのループ部分に隣接する腹壁を穿通させるために使用される。フィラメント通し具は、鋲留めデバイスのループに係合され、腹壁を通して引き戻され、腹壁を通して返し付きフィラメントを引張する。このプロセスは、次いで、組織内に鋲留めデバイスの各々を固着するために反復される。
米国特許第7,021,316号明細書
本開示の一つの実施形態によると、ヘルニア修復デバイスが提供される。ヘルニア修復デバイスは、組織欠損にわたって延在するように構成されるメッシュと、メッシュに結合される複数のフィラメントとを含む。フィラメントは、その外側周縁の近傍でメッシュに結合され、メッシュの中心部分から延在する。各フィラメントは、その長さの一部または全部に沿って配置される複数の返しを含む。各フィラメントはさらに、その自由端に配置される針を含む。
一つの実施形態では、メッシュは、その外側周縁の近傍でそれに結合される第1の環状支持部材を含む。メッシュはまた、その中心部分に接近するようにそれに結合される第2の環状支持部材を含んでもよい。さらに、フィラメントは、第1の環状支持部材に結合されてもよく、各フィラメントが第2の環状支持部材によって画定される開口を通して延在するように、第2の環状支持部材に接近するようにメッシュに沿って半径方向内向きに延在するように構成されてもよい。
別の実施形態では、フィラメントは、半径方向構造支持をメッシュに提供する。さらに、フィラメントは、メッシュの周りで実質的に等しく離間されても、任意の他の好適な構成に配置されてもよい。
さらに別の実施形態では、各フィラメントは、各フィラメントが二つまたはそれよりも多くの取着位置においてメッシュに結合されるように、それに結合される二つまたはそれよりも多くの支持ストランドを含む。
なおも別の実施形態では、可撤性保護シースは、フィラメントの各々の針の周りに配置され、ヘルニア修復デバイスの取扱の間の傷害および/または損傷から保護する。各フィラメントの可撤性保護シースは、フィラメントの返し付き部分の周りに延在することによって、傷害および/または損傷からさらに保護するように構成されてもよい。
なおもさらに別の実施形態では、メッシュは、組織欠損を通してのメッシュの挿入を促進するように、弾性的に変形可能であるように構成される。メッシュはさらに、組織欠損および周囲組織の解剖学的構造に合致するように構成されてもよい。
別の実施形態では、フィラメントに沿って配置される返しは、各フィラメントが、第1の方向には組織を通過するが、第2かつ反対の方向には組織を通過することを阻止されるよう構成されるように、フィラメントに対して角度付けられる。
組織欠損を修復するための方法もまた、本開示に従って提供される。方法は、前述の実施形態のいずれかに従うヘルニア修復デバイスを提供するステップを含む。方法はさらに、メッシュが組織欠損にわたって延在するように、かつフィラメントが組織欠損を通して近位方向に延在するように、組織欠損を通してメッシュを挿入するステップと、組織欠損を囲繞する組織を通してフィラメントの各々を独立かつ漸進的に前進させることによって、組織欠損に対する所望の位置においてメッシュを固着するステップとを含む。
ヘルニア修復デバイスが可撤性保護シースを含む実施形態では、可撤性保護シースは、組織を通してのフィラメントの前進に先立って、フィラメントから除去される。
一つの実施形態では、各フィラメントは、近位方向かつメッシュへのフィラメントの取着位置に接近するような方向に組織を通して前進させられる。
別の実施形態では、メッシュは、組織欠損を通しての挿入の間、弾性的に変形され、組織欠損を通してのメッシュの通過を促進する。
本開示の種々の実施形態が、図面を参照して本明細書において説明される。
図1は、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスの一つの実施形態の上面図である。 図2は、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスの別の実施形態の上面図である。 図3は、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスのさらに別の実施形態の上面図である。 図4は、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスのなおも別の実施形態の上面図である。 図5は、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスのなおもさらに別の実施形態である。 図6は、組織欠損を通して挿入されている図5のヘルニア修復デバイスの側面断面図である。 図7は、組織欠損内に位置付けられる図5のヘルニア修復デバイスの側面断面図である。 図8は、組織内に固着される図5のヘルニア修復デバイスの側面断面図である。
本開示の実施形態は、図面を参照して詳細に説明され、類似参照番号が類似または同一の要素を同定する。本明細書で使用される場合、用語「遠位」がユーザからより遠い説明されている部分を指す一方で、用語「近位」は、ユーザにより近い説明されている部分を指す。
ここで図1〜3を参照すると、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスの一つの実施形態が、概して、参照番号100によって同定される。ヘルニア修復デバイス100は、外科用メッシュまたはパッチ110と、それに結合される複数のフィラメント120とを含む。メッシュ110は、略平坦の円形構成(ただし、他の構成も想定される)を画定し、組織欠損「D」にわたって延在されるような寸法にされる(図6〜8)。メッシュ110は、欠損「D」(図6〜8)と欠損「D」を囲繞する組織(図6〜8)との解剖学的構造に合致するように可撓性であることが想定される。メッシュ110は、任意の好適な生体材料(例えば、合成生体材料または天然材料)から形成されてもよく、それらの生体材料は、生体吸収性材料および生体分解性材料を含む。
メッシュ110はまた、少なくとも1つの生体活性剤を含んでもよい。用語「生体活性剤」は、本明細書で使用される場合、その最も広範な意味で使用され、臨床使用を有する任意の物質または物質の混合物を含む。生体活性剤は、治療または予防効果を提供する任意の剤、組織成長、細胞成長、細胞分化に影響または関与する化合物、付着防止化合物、免疫反応等の生物学的作用を引き起こすことが可能であり得る化合物であっても、一つまたはそれよりも多くの生物学的プロセスにおける任意の他の役割を果たしてもよい。例えば、外科用メッシュ110は、組織へのメッシュ110の付着を阻止するために(例えば、その遠位表面が)付着防止剤でコーティングされても、かつ/または埋め込み中の一時的な疼痛緩和のために局所麻酔剤でコーティングされてもよい。生体活性剤は、物質の任意の好適な形態(例えば、膜、粉末、液体、ゲル、およびこれらの組み合わせなど)で外科用メッシュ110に適用されてもよいことが、想定される。
図1〜3を継続して参照すると、メッシュ110は、一つまたはそれよりも多くの支持部材112、114を含んでもよく、それらの支持部材は、それに結合され、構造支持および剛性をメッシュ110に提供するように構成される一方、ヘルニア修復デバイス100が、組織欠損「D」内へのメッシュ110の挿入および位置付け中に、依然として操作されることを可能にする(図6〜8)。支持部材112は、例えば、環状構成を画定し、メッシュ110の外側周縁またはその近くに配置される。支持部材112は、任意の好適な材料、例えば、吸収性ポリマーまたは非吸収性ポリマーから形成されてもよい。より具体的には、支持部材112は、弾性的に変形可能な材料から形成されることによって、組織欠損「D」(図6〜8)内へのメッシュ110の挿入および位置付けを促進し、組織欠損「D」を囲繞する組織(図6〜8)の輪郭にメッシュ110を合致させてもよい。支持部材112は、メッシュ110に(例えば、メッシュ110の近位表面に)接着または別様に係合されても、少なくとも部分的にメッシュ110内に配置されてもよい。さらに、支持部材112は、一体的に形成されても、材料の織成ストランドから形成されてもよい。
第2の環状支持部材114は、メッシュ110に対して半径方向に中心に置かれ、その中心部分116の周りに配置される。第2の支持部材114は、第1の支持部材112と同様に構成されてもよい。代替として、二つよりも多いまたは少ない支持部材112、114および/またはさまざまな構成の支持部材は、構造支持をメッシュ110に追加するように提供されてもよいが、メッシュ110が、それに結合される支持部材(単数または複数)112、114を必要とせずに、それ自体に好適な支持を提供するように構成されることもまた、想定される。さらに、フィラメント120は、メッシュ110の部分を通して少なくとも部分的に延在するように構成されてもよく、例えば、フィラメント120は、メッシュ110を通して織成されることによって、必要な支持(または、さらなる支持)をメッシュ110に提供しても、図4および5に示されるように、メッシュ110の近位表面に沿って単に延在してもよい。
各フィラメント120は、図1に最も良く示されるように、伸長構成を画定し、その第1の端部122においてメッシュ110に、その第2の端部126において針124に結合される。フィラメント120は、メッシュ110の周りで半径方向対称位置においてメッシュ110に係合されても、任意の他の好適な方式および/または任意の他の位置(単数または複数)においてメッシュ110に対して位置付けられてもよい。各フィラメント120は、その上に配置されてそこから外向きに延在する複数の返し128を含む。各返し128は、理解され得るように、フィラメント120が、第1の方向(例えば、その第2の端部126に配置される針124によって先導される)には組織を通して前進させられ得るが、組織内での返し128の係留に起因して、第2かつ反対の方向(例えば、メッシュ110に接近するように)には組織を通して前進させられることが阻止されるように、フィラメント120の第1の端部122に接近するよう角度付けられるように構成される。フィラメント120は、任意の好適な生体適合性材料から形成されてもよく、それらの材料は、金属材料を含み得る。フィラメント120は、任意の好適な方式(例えば、結着、結束、溶接、接着等)でメッシュ110および/または支持部材112、114に固着されても、その内に係合されてもよい。
図1〜3を継続して参照すると、針124は、フィラメント120の第2の端部126に結合される。より具体的には、針124は、フィラメント120に接着、溶接、結着、または別様に固着されてもよい。針124は各々、周囲組織への最小限の外傷を伴って組織を通しての針124の通過を促進するように構成される先鋭先端125を含む。針124は、湾曲構成、実質的に直線的な構成(図4および図6〜8参照)、または任意の他の好適な構成を画定してもよい。フィラメント120の特定の長さおよび数ならびに/または針124の構成は、例えば、行なわれる特定の外科的手順、患者に特異的な解剖学的考慮、または他の要因に依存し得る。
ここで図4を参照すると、ヘルニア修復デバイス100に類似するヘルニア修復デバイスの別の実施形態が、概して、参照番号200によって同定されて示される。ヘルニア修復デバイス200は、その外側周縁に接近して配置される第1の環状支持部材212と、メッシュ210の中心部分216に接近して位置付けられる第2の環状支持部材214とを有するメッシュ210を含む。複数のフィラメント220a〜d(集合的に、フィラメント220)、例えば4つのフィラメント220a〜dは、その第1の端部222において第1の環状支持部材212に結合され、第2の環状支持部材214を通して延在する。より具体的には、フィラメント220は、例えば、ループ、結着、結束、溶接、接着、または他の好適な固着機構を介して、その第1の端部222において第1の支持部材212に係合され、メッシュ210の中心部分216に接近するように半径方向内向きに、メッシュ210の近位表面に沿って(または、それを通して、例えば、それを通して織成される)実質的に同一平面に延在する。フィラメント220は、メッシュ210の中心部分216の中に延在し、第2の環状支持部材214の開口215を通して近位方向に延在する。理解され得るように、この構成では、フィラメント220は、支持部材212、214によって提供される環状構造支持に加え、半径方向構造支持をメッシュ210に提供する。
図4を継続して参照すると、フィラメント220a〜dは、メッシュ210の周りで半径方向に対称的に(例えば、それぞれ、12時、3時、6時、および9時の位置に)離間されるが、他の構成も想定される。理解され得るように、そのような構成は、メッシュ210が、フィラメント220のうちの一つまたはそれよりも多くを操作することによって、定位置に誘導されることを可能にする。例えば、12時の位置における組織に近接するようにヘルニア修復デバイス200を牽引するために、臨床家は、フィラメント200a(12時の位置における第1の支持部材212に係合される)を近位に引張する。近接させる間の側方移動を阻止するために、所望される場合、臨床家は、単に、フィラメント220c(フィラメント220aの反対の6時の位置に配置される)を保定する。
図4を継続して参照すると、フィラメント220がメッシュ210の外側周縁の周りで半径方向に係合されてメッシュ210の中心部分216を通して延在するこの構成では、メッシュ210は、メッシュ210の外側周縁の周りでのフィラメント取着位置の等しく離間された分布(例えば、12時、3時、6時、および9時の位置における)に起因して、より正確に操作可能である。さらに、この構成では、メッシュ210はまた、フィラメント220が組織欠損「D」(図6〜8参照)に直接隣接するメッシュ210の中心部分216から延在するという事実に起因して、より容易に定位置に固着されることによって、フィラメント220がメッシュ210または周囲組織を捕捉または干渉する可能性を低減させ、臨床家がフィラメント220の各々を位置決めし手術部位内から取り出す必要性を排除する。理解され得るように、第2の支持部材214の直径は、組織欠損「D」(図6〜8)のサイズ、または行なわれるべき手順に特有の他の要因に依存し得、その第2の支持部材を通してフィラメント220は延在する。ヘルニア修復デバイス200は、それ以外の点では、ヘルニア修復デバイス100(図1〜3参照)と同様に構成されてもよい。
図4に示されるように、ヘルニア修復デバイス100と同様に、ヘルニア修復デバイス200の各フィラメント220は、その第2の端部226に配置される針224を含む。針224は、実質的に直線的な構成を画定して示されるが、前述のように、針224は、任意の他の好適な構成(例えば、湾曲構成)を画定してもよい。可撤性保護シース230は、針224の各々の周りに配置され、針224の先鋭先端225と接触することに起因する傷害、ならびにヘルニア修復デバイス200の取扱、準備、および挿入の間の組織、外科用材料、および/または着衣の捕捉または断裂を回避するのに役立つ。保護シース230は、概して、管状形状の構成を画定し、任意の好適な生体適合性材料(例えば、ポリマー性材料)から形成されてもよい。シース230は、摩擦、ブラッシング、または他の偶発的接触に関わらず針224に保定される一方で、針224からの比較的に容易な除去もまた可能にするように構成される。
図4を継続して参照すると、各フィラメント220は、フィラメント220が第1の方向には組織を通して前進させられ得るが、反対方向には組織を通して後退することを阻止されるように、同様の方向にそこから外向きに延在する複数の返し228を含む。返し228はまた、以下により詳細に説明されるように、周囲組織に対してヘルニア修復デバイス200の漸進操作またはラチェット式操作を可能にする。さらに、シース230は、シース330(図5)に関して本明細書の以下で同様に説明されるとおり、シース230が針224およびフィラメント220の返し付き部分を被覆するように、伸長構成(図6〜7参照)を画定してもよい。理解され得るように、そのような構成は、ヘルニア修復デバイス200の取扱の間の傷害および損傷を防止する。ヘルニア修復デバイス200の使用および動作は、図6〜8を参照して本明細書の以下でより詳細に説明される。
ここで図5を参照すると、本開示に従って提供されるヘルニア修復デバイスのさらに別の実施形態が、概して、参照番号300によって同定され示される。ヘルニア修復デバイス300は、ヘルニア修復デバイス100、200(図4)に類似し、概して、第1および第2の環状支持部材312、314によって支持されるメッシュ310と、それに結合される一対のフィラメント320とを含む。フィラメント320の各々は、各フィラメント320が最終的には2つの離隔された位置において第1の支持部材312に結合されるように、その第1の端部323における複数(例えば、2つ)の支持ストランド321、322に結合される。したがって、メッシュ310の第1の支持部材312の周りに、フィラメント320のための4つの取着位置が提供される。4つの取着位置は、等しく離間されても、別様に構成されてもよい。各フィラメント320に対して、2つよりも多いまたは少ない支持ストランド321、322が、代替的に提供されてもよい。
各フィラメント320の支持ストランド321、322は各々、メッシュ310に沿って、またはそれを通して半径方向内向きに延在する。支持ストランド321、322は、相互に編組、巻着、もしくは別様に取着されることによってフィラメント320を形成してもよく、またはフィラメント320は、メッシュ310の中心部分316に隣接する支持ストランド321、322の周りに、結束、結着、ループ、または別様にそれに固着されてもよい。支持ストランド321、322はまた、構造支持をメッシュ310に提供する。ヘルニア修復デバイス200に関して前述されたのと同様に、ヘルニア修復デバイス300のフィラメント320は、メッシュ310の中心部分316に隣接して位置付けられる第2の支持部材314を通して、近位方向に延在する。
図5を継続して参照すると、各フィラメント320は、フィラメント320がただ1つの方向に組織を通して前進させられ得るように、同様の方向にそこから外向きに延在する複数の返し328を含む。各フィラメント320はさらに、その第2の端部326に配置される針324を含む。針324は、任意の好適な構成(例えば、直線的な構成または湾曲構成)を画定してもよい。可撤性伸長保護シース330は、針324およびフィラメント320の返し付き部分の各々の周りに配置されることによって、ヘルニア修復デバイスの取扱を促進する(例えば、針324の先鋭先端325および/または返し328との接触に起因する傷害または他の損傷を回避するのに役立つ)。伸長保護シース330は、管状形状の構成を画定し、任意の好適な生体適合性材料(例えば、ポリマー性材料)から形成されてもよい。さらに、保護シース330が、可撓性構成を画定することによってそこからのシース330の除去に先立ってフィラメント320の操作を促進することも、想定される。シース330は、その他の点では、ヘルニア修復デバイス200のシース230と同様に構成されてもよい。
ここで図6〜8を参照すると、ヘルニア修復デバイス200の使用および動作が、説明される。ヘルニア修復デバイス100および300の使用は、実質的に、ヘルニア修復デバイス200のものに類似し、それゆえ、簡潔性を目的として本明細書では説明されない。最初に、図6を参照すると、ヘルニア修復デバイス200は、修復されるべき組織欠損「D」に隣接して位置付けられる。この時点で、シース230は、フィラメント220および針224の返し付き部分の周りに配置されたままであることによって、ヘルニア修復デバイス200の取扱の間の偶発的傷害または損傷を阻止する。
図6〜8を継続して参照し、特に図6を参照すると、メッシュ210は、メッシュ210が、周囲組織への最小限の外傷を伴い組織欠損「D」を通して挿入可能であるように操作される。より具体的には、支持部材212、214の弾性的可撓性構成に起因して、メッシュ210は、屈曲、湾曲、または別様に操作され得、組織欠損「D」を通したメッシュ210の通過を促進可能である。いったんメッシュ210が組織欠損「D」の遠位側において手術部位内に位置付けられると、メッシュ210は、メッシュ210がその初期状態に戻ることを可能にするように解放されてもよい。この位置では、シース230は、針224および返し238を覆って配置されたままであることによって、針224の先鋭先端225および/または返し238による偶発的傷害および/または損傷から保護する。
図7に示されるように、いったん定位置に移動されると、メッシュ210は、第1の支持部材212が組織欠損「D」を囲繞するように、かつフィラメント220が欠損「D」を通して近位方向に延在するように、組織欠損「D」を完全にわたって延在する。より具体的には、フィラメント220は、組織欠損「D」の遠位かつそれに隣接して位置付けられる第2の支持部材214を通して、近位方向に延在する。フィラメント220が、メッシュ210の周りで中心に配置される第2の支持部材214を通して延在するという事態に起因して、メッシュ210は、フィラメント220を集合的に把持して近位方向に引張することによって、組織欠損「D」に対して自動的に中心に置かれる。この時点では、メッシュ210は、定位置に操作される用意ができており、組織欠損「D」を修復するために組織に固着される。したがって、シース230は、メッシュ210を組織に固着することに備え、フィラメント220から除去されることによって、針224および返し238を暴露させてもよい。
ここで図7〜8を参照すると、メッシュ210を組織に適切に位置付けてしっかりと係合するために、針224によって先導されるフィラメント220は、組織を通して近位方向に前進させられる(図8参照)。前述のように、針224の先鋭先端225は、組織を通してのフィラメント220の通過を促進する。フィラメント220は、組織を通して選択的に引張されることによって、メッシュ210を所望の位置に配向する。より具体的には、フィラメント220の返し付き構成に起因して、フィラメント220が組織を通して引張されるにつれて、組織を通してのフィラメント220の後退は、組織内での返し238の係合によって阻止される。それゆえ、フィラメント220は、以下に説明されるように、ラチェット状方式でメッシュ210を漸進的に位置付けるために使用されてもよい。
メッシュ210を組織欠損「D」に隣接する定位置に固着するために、9時の位置においてメッシュ210に固着されるフィラメント220dは、組織を通して近位方向に9時の位置に接近するように引張され、9時の位置に隣接するメッシュ210の区画を組織の遠位表面に近接させるように移動させる一方、メッシュ210の他の区分は、比較的に定常のままである。フィラメント220dの解放に応じて、メッシュ210は、組織内での返し238の係合に起因して、定位置に保定される。言い換えると、返し238は、メッシュ210が組織に対して近接させられた位置から離れることを阻止する。メッシュ210がさらに近接させられる必要があると決定される場合、臨床家は、フィラメント220dをさらに近位方向に引張することによって、組織内にフィラメント220dのさらなる返し238を係合させ、それによって、メッシュ210をさらに近接させられた位置に保定してもよい。言い換えると、フィラメント220dを比較的に短い距離だけ前進させることによって、組織内に追加的な返し238を係合させ、フィラメント220dを定位置に保定する。したがって、臨床家は、フィラメント220d(および、他のフィラメント220)を漸進的に前進させ、組織に対するメッシュ210の所望の位置を達成し得る。
図8に最も良く示されるように、フィラメント220は、メッシュ210へのそのフィラメント220の取着位置に接近するような凡その方向に、組織を通して近位方向に前進させられる。言い換えると、フィラメント220dは、組織を通して近位方向かつ9時の方向に前進させられる。理解され得るように、そのような構成は、フィラメント220の漸進的調節の正確度を促進することによって、欠損「D」に対してメッシュ210を再位置付けし、欠損「D」に対してメッシュ210を自動的に中心に置く。
いったん、メッシュ210が前述のように(例えば、フィラメント220dを操作することによって)9時の位置に所望されるように位置付けられると、3時の位置においてメッシュ210に固着されるフィラメント220bは、近位方向かつ3時の位置に接近するように引張されることによって、3時の位置に隣接するメッシュ210の区画を組織の遠位表面に近接するように移動させる。フィラメント220d、220bは、例えば、欠損「D」に隣接する組織がまちまちの厚さを画定する事例、または欠損「D」が非対称構成を画定する事例では、組織を通して異なる距離に前進させられることが所望され得る。この漸進的かつ独立した調節は、次いで、前述と同様に、保定フィラメント220(例えば、フィラメント220aおよび220c)の各々に対して反復されてもよい。より一般的には、臨床家は、独立かつ漸進的に、組織を通して各フィラメント220を引張し、種々の解剖学的考慮(例えば、さまざまな組織厚、さまざまな欠損構成、および/または種々の異なる組織表面輪郭)にかかわらず、メッシュ210を所望の位置に固着し得る。
いったん、フィラメント220が組織を通して所望の位置に前進させられることによって、メッシュ210を所望の位置にある組織に近接させると、針224を含むフィラメント220a〜dの近位部分は、切断され、さらに縫合され、または結束され、フィラメント220a〜dの残りを組織内に固定的に固着されたまま残してもよい。前述のような構成における組織内でのフィラメント220の返し238の係合は、組織欠損「D」の治癒プロセスの間、メッシュ210を所望の位置に維持するために十分な保持力を提供し、追加的固定の必要性を回避することが、想定される。しかしながら、追加的固定が、所望される場合、提供されてもよい。
本開示のヘルニア修復デバイスは、組織欠損にわたって延在するように構成されるメッシュと、その外側周縁の近傍でメッシュに結合され、メッシュの中心部分から延在する複数のフィラメントとを含んでもよい。各フィラメントは、その長さの少なくとも一部に沿って配置される複数の返しを含み、その自由端に配置される針を有する。いくつかの実施形態では、ヘルニア修復デバイスのメッシュは、その外側周縁の近傍でそれに結合される第1の環状支持部材を含む。第1の環状支持部材に加え、第2の環状支持部材が、その中心部分に接近するようにメッシュに結合されてもよい。
本開示の実施形態のいずれかでは、各フィラメントは、第1の環状支持部材に結合されてもよく、メッシュに沿って第2の環状支持部材に接近するように半径方向内向きに延在してもよく;各フィラメントは、最終的には、第2の環状支持部材によって画定される開口を通して延在する。フィラメントはまた、第1および第2の環状支持部材によって提供される支持に加え、半径方向構造支持をメッシュに提供するように構成されてもよい。フィラメントはまた、メッシュの周りに等しく離間され、かつ第1および第2の環状支持部材に対して等しく離間されてもよい。各フィラメントはさらに、各フィラメントが少なくとも2つの取着位置においてメッシュに結合されるように、それに結合される少なくとも2つの支持ストランドを含んでもよい。
本開示の実施形態のいずれかでは、可撤性保護シースが、フィラメントの各々の針の周りに配置されてもよい。各フィラメントの可撤性保護シースは、可撤性保護シースがフィラメントの返しの周りに配置されるように、フィラメントの長さの少なくとも一部に沿って延在するように構成される。
本開示の実施形態のいずれかでは、メッシュは、組織欠損を通してのメッシュの挿入を促進するように弾性的に変形可能であってもよい。メッシュはまた、組織欠損および周囲組織の解剖学的構造に合致するように構成されてもよい。
本開示の実施形態のいずれかでは、フィラメントの返しは、各フィラメントが、第1の方向には組織を通過するが、第2かつ反対の方向には組織を通過することを阻止されるよう構成されるように、フィラメントに対して角度付けられ得る。
前述から、かつ種々の図面を参照して、当業者は、ある程度の改変もまた同一の範囲から逸脱することなく本開示に行われ得ることを、理解する。本開示のいくつかの実施形態は図面に示されているが、本開示がそれらに限定されることを意図するものではなく、なぜなら、本開示は、当該技術が許容する限り広範な範囲であって、明細書も同様に読まれることが意図されるからである。したがって、前述の説明は、限定としてではなく、単に、特定の実施形態の例示として、解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付の請求項の範囲および趣旨の内の他の改変も想定する。

Claims (20)

  1. ヘルニア修復デバイスであって、
    組織欠損にわたって延在するように構成されるメッシュと、
    その外側周縁の近傍で前記メッシュに結合されて前記メッシュの中心部分から延在する複数のフィラメントであって、各フィラメントは、その長さの少なくとも一部に沿って配置される複数の返しを含み、その自由端に配置される針を有する、フィラメントと、
    を備える、ヘルニア修復デバイス。
  2. 前記メッシュは、その前記外側周縁の近傍でそれに結合される第1の環状支持部材を含む、請求項1に記載のヘルニア修復デバイス。
  3. 前記メッシュは、その前記中心部分に接近してそれに結合される第2の環状支持部材を含む、請求項2に記載のヘルニア修復デバイス。
  4. 各フィラメントは、前記第1の環状支持部材に結合され、前記第2の環状支持部材に接近するように前記メッシュに沿って半径方向内向きに延在し、各フィラメントは、前記第2の環状支持部材によって画定される開口を通して延在する、請求項3に記載のヘルニア修復デバイス。
  5. 前記フィラメントは、半径方向構造支持を前記メッシュに提供する、請求項4に記載のヘルニア修復デバイス。
  6. 前記フィラメントは、前記メッシュの周りで実質的に等しく離間される、請求項1に記載のヘルニア修復デバイス。
  7. 各フィラメントは、各フィラメントが少なくとも2つの取着位置において前記メッシュに結合されるように、それに結合される少なくとも2つの支持ストランドを含む、請求項1〜6のいずれかに記載のヘルニア修復デバイス。
  8. 前記フィラメントの各々の針の周りに配置される可撤性保護シースをさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載のヘルニア修復デバイス。
  9. 各フィラメントの前記可撤性保護シースは、前記可撤性保護シースが前記フィラメントの返しの周りに配置されるように、前記フィラメントの長さの少なくとも一部に沿って延在するように構成される、請求項8に記載のヘルニア修復デバイス。
  10. 前記メッシュは、前記組織欠損を通しての前記メッシュの挿入を促進するように弾性的に変形可能である、請求項1〜6のいずれかに記載のヘルニア修復デバイス。
  11. 前記メッシュは、前記組織欠損および周囲組織の解剖学的構造に合致するように構成される、請求項1〜6のいずれかに記載のヘルニア修復デバイス。
  12. 前記返しは、各フィラメントが、第1の方向には組織を通過するが、第2かつ反対の方向には組織を通過することを阻止されるよう構成されるように、前記フィラメントに対して角度付けられる、請求項1〜6のいずれかに記載のヘルニア修復デバイス。
  13. 組織欠損を修復するための方法であって、前記方法は、
    メッシュを提供するステップであって、前記メッシュは、その外側周縁に接近してそれに結合される複数のフィラメントを含み、前記フィラメントは、前記メッシュの中心部分から延在し、各フィラメントは、その長さの少なくとも一部に沿って配置される複数の返しを含み、その自由端に配置される針を有する、ステップと、
    前記メッシュが前記組織欠損にわたって延在するように、かつ前記フィラメントが前記組織欠損を通して近位方向に延在するように、前記組織欠損を通して前記メッシュを挿入するステップと、
    前記組織欠損を囲繞する組織を通して前記フィラメントの各々を独立かつ漸進的に前進させることによって、前記組織欠損に対する所望の位置において前記メッシュを固着するステップと
    を含む、方法。
  14. 前記フィラメントの各々の少なくとも一部の周りに配置される可撤性保護シースをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 組織を通して前記フィラメントを前進させる前に、前記可撤性保護シースを前記フィラメントから除去するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記メッシュは、その前記外側周縁の近傍でそれに結合される第1の環状支持部材と、その前記中心部分に接近してそれに結合される第2の環状支持部材とを含む、請求項13〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 各フィラメントは、前記第1の環状支持部材に結合され、前記第2の環状支持部材に接近するように前記メッシュに沿って半径方向内向きに延在し、各フィラメントは、前記第2の環状支持部材によって画定される開口を通して延在する、請求項16に記載の方法。
  18. 各フィラメントは、近位方向かつ前記メッシュへの前記フィラメントの取着位置に接近するような方向に組織を通して前進させられる、請求項13〜15のいずれかに記載の方法。
  19. 前記挿入ステップは、さらに、前記メッシュを弾性的に変形させることによって、前記組織欠損を通しての前記メッシュの通過を促進するステップを含む、請求項13〜15のいずれかに記載の方法。
  20. 返しは、各フィラメントが、前記針に接近するような方向では組織を通過するが、反対方向では組織を通過することを阻止されるよう構成されるように、前記フィラメントに対して角度付けられる、請求項13〜15のいずれかに記載の方法。
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