JP2014531506A - 洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アニオン性界面活性剤系を含む洗剤組成物に関するものであり、アニオン性界面活性剤系は、i)式R1−O−SO3−M+のアルキルサルフェート系界面活性剤であって、R1は直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、所望によりアルコキシル化C10〜C16アルキルであり、かつM+はプロトンであるか又は電気的中性をもたらすカチオンである、アルキルサルフェート系界面活性剤、及びii)平均エトキシル化度0.5〜3を有し、プロトン又は電気的中性をもたらすカチオンを有する、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、C10〜C16アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤、を含む。

Description

本発明は、洗浄中の布地からの油染み除去の改善を示すアニオン性界面活性剤系を含む、洗剤組成物に関する。
アニオン性界面活性剤は、それらのもつ洗濯洗剤特性が知られており、したがって、洗浄中に布地の汚れを除去する目的で、幾年にもわたって洗濯洗剤組成物に使用されてきた。
幅広い範囲の汚れを除去するために、アニオン性界面活性剤が使用されているものの、油染み除去性の改善が必要とされている。
洗剤組成物に使用されるアニオン性界面活性剤は、大きく、アルキルサルフェート系界面活性剤及びアルコールエトキシサルフェート系界面活性剤の2種に分類される。これら2種の界面活性剤は、アルキル鎖長、並びにエトキシル化度がいずれも異なっている。
本発明者らは、現在までに、驚くべきことに、特定のアルキル鎖長を有するある種のアルキルサルフェート系界面活性剤並びに特定のアルキル鎖長及び特定のエトキシル化度を有するある種のアルコールエトキシサルフェート系界面活性剤を含むアニオン性界面活性剤系を含む洗剤組成物により、洗浄中の布地からの油染み除去の改善がもたらされることを見出している。
本発明は、アニオン性界面活性剤系を含む洗剤組成物に関するものであり、アニオン性界面活性剤系は、
i)式R−O−SO のアルキルサルフェート系界面活性剤であって、Rは直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、所望によりアルコキシル化C10〜C16アルキルであり、かつMはプロトンであるか又は電気的中性をもたらすカチオンである、アルキルサルフェート系界面活性剤、及び
ii)平均エトキシル化度0.5〜3を有し、プロトン又は電気的中性をもたらすカチオンを有する、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、C10〜C16アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤、を含む。
本発明の別の態様は、布地の洗濯法に関するものであり、方法は、本発明の洗剤組成物を水に加えて洗浄液を調製する工程と、布地を洗浄液に入れる工程と、を含む。
本発明の更に別の態様は、油染みを含む布地を洗濯する際に本発明の洗剤を使用するものである。
アニオン性界面活性剤系
本発明の洗剤組成物は、式R−O−SO のアルキルサルフェート系界面活性剤であって、Rは直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、所望によりアルコキシル化C10〜C16アルキルであり、かつMはプロトンであるか又は電気的中性をもたらすカチオンであるアルキルサルフェート系界面活性剤(以降、アルキルサルフェート系界面活性剤と呼ぶ)、並びに平均エトキシル化度0.5〜3を有し、プロトン又は電気的中性をもたらすカチオンを有する、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、C10〜C16アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤(以降、アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤と呼ぶ)を含む、アニオン性界面活性剤系を含む。
本発明の一実施形態に従うと、アルキルサルフェート系界面活性剤はアルコキシル化されていない。アルキルサルフェートがアルコキシル化されていない場合、高濃度のアルキルサルフェートを得ることができる。本発明の組成物には、アルコキシル化された、例えば、エトキシル化及び/又はプロピルオキシ化されたアルキルサルフェート系界面活性剤(複数可)を含有させることもできる。本発明の組成物は、非アルコキシル化及びアルコキシル化アルキルサルフェート系界面活性剤の両方を含有させることもできる。
は、ナトリウム、カルシウム、カリウム、又はマグネシウムカチオンなどのプロトン又はカチオンであってよく、特に、ナトリウムカチオンであってよい。
アルキルサルフェート系界面活性剤は、鎖長の異なる(C10〜C16の範囲)複数種を含む。これらの異なる種類の界面活性剤はエトキシル化されていてもよく、及び0〜6の範囲で異なるエトキシル化度を有していてもよい。
アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤は、鎖長が異なる(C10〜C16の範囲)だけでなく、エトキシル化度も異なる(0〜6の範囲)複数種を含む。しかしながら、存在する種の平均エトキシル化度は0.5〜3であり、好ましくは1〜2.5である。
好適なプロトン又は電気的中性をもたらすカチオンとしては、ナトリウム、カルシウム、カリウム、又はマグネシウムカチオンが挙げられ、特に、ナトリウムカチオンが挙げられる。
理論に束縛されることを望むものではないが、これらのある種の2種の界面活性剤を含むアニオン性界面活性剤系を含む洗剤組成物は、洗浄中の布地からの油染み除去の改善を示すものと考えられる。
アニオン性界面活性剤系は、異なるエトキシル化度を有し、かつ異なる鎖長も有する、異なる界面活性剤種の混合物(アルキルサルフェート系界面活性剤、及びアルコールエトキシサルフェート系界面活性剤のいずれもで異なっている)を含む。好ましくは、アニオン性界面活性剤系の重量に基づき、存在する種のうち45重量%〜70重量%がエトキシル化度0を有し、存在する種のうち14重量%〜26重量%がエトキシル化度1を有し、存在する種のうち7重量%〜15重量%がエトキシル化度2を有し、存在する種のうち4重量%〜8重量%がエトキシル化度3を有し、存在する種のうち2重量%〜5重量%がエトキシル化度4を有し、存在する種のうち1重量%〜3重量%がエトキシル化度5を有し、及び存在する種のうち0.5重量%〜1.5重量%がエトキシル化度6を有する。
一実施形態では、アニオン性界面活性剤系は、エトキシル化度0を有する種を、アニオン性界面活性剤系の重量に基づき45重量%〜70重量%含む、異なる界面活性剤種の混合物を含む。
別の実施形態では、アニオン性界面活性剤系は、エトキシル化度1を有する種を、アニオン性界面活性剤系の重量に基づき14重量%〜26重量%含む、異なる界面活性剤種の混合物を含む。
更に別実施形態では、アニオン性界面活性剤系は、エトキシル化度2を有する種を、アニオン性界面活性剤系の重量に基づき7重量%〜15重量%含む、異なる界面活性剤種の混合物を含む。
一実施形態では、アニオン性界面活性剤系は、異なる界面活性剤種の混合物を含み、界面活性剤種のうち65重量%〜75重量%の界面活性剤種はC12のアルキル鎖長を有する。好ましくは、C12界面活性剤種は、エトキシル化度が異なる界面活性剤種を含み、C12種のうち65重量%〜67重量%がエトキシル化度0を有し、C12種のうち15重量%〜17重量%がエトキシル化度1を有し、C12種のうち8重量%〜10重量%がエトキシル化度2を有し、C12種のうち4重量%〜6重量%がエトキシル化度3を有し、C12種のうち2重量%〜4重量%がエトキシル化度4を有し、C12種のうち0.5重量%〜2重量%がエトキシル化度5を有する。
一実施形態では、アニオン性界面活性剤系は、異なる界面活性剤種の混合物を含み、界面活性剤種のうち22重量%〜30重量%の界面活性剤種はC14のアルキル鎖長を有する。好ましくは、C14界面活性剤種は、エトキシル化度が異なる界面活性剤種を含み、C14種のうち63重量%〜65重量%がエトキシル化度0を有し、C14種のうち14重量%〜16重量%がエトキシル化度1を有し、C14種のうち9重量%〜11重量%がエトキシル化度2を有し、C14種のうち4重量%〜6重量%がエトキシル化度3を有し、C14種のうち2重量%〜3.5重量%がエトキシル化度4を有し、かつC14種のうち2重量%〜3.5重量%がエトキシル化度5を有する。
別の実施形態では、アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.1重量%〜0.3重量%は、C10の鎖長を有しかつエトキシル化度0を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき40重量%〜50重量%は、C12の鎖長を有しかつエトキシル化度0を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき10重量%〜20重量%は、C14の鎖長を有しかつエトキシル化度0を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき1.5重量%〜5重量%は、C16の鎖長を有しかつエトキシル化度0を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき8重量%〜14重量%は、C12の鎖長を有しかつエトキシル化度1を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき2重量%〜6重量%は、C14の鎖長を有しかつエトキシル化度1を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.5重量%〜1重量%は、C16の鎖長を有しかつエトキシル化度1を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき4重量%〜8重量%は、C12の鎖長を有しかつエトキシル化度2を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき1重量%〜4重量%は、C14の鎖長を有しかつエトキシル化度2を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.5重量%〜1重量%は、C16の鎖長を有しかつエトキシル化度2を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき2重量%〜5重量%は、C12の鎖長を有しかつエトキシル化度3を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.5重量%〜3重量%は、C14の鎖長を有しかつエトキシル化度3を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき1重量%〜3重量%は、C12の鎖長を有しかつエトキシル化度4を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.5重量%〜1.5重量%は、C14の鎖長を有しかつエトキシル化度4を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.5重量%〜1.5重量%は、C12の鎖長を有しかつエトキシル化度5を有する界面活性剤種を含み;アニオン性界面活性剤系の重量に基づき0.5重量%〜1.5重量%は、C14の鎖長を有しかつエトキシル化度5を有する界面活性剤種を含む。
理論に束縛されることを望むものではないが、アニオン性界面活性剤系内の界面活性剤種のアルキル鎖長及びエトキシル化度が、ある種の総合的な分布を有することで、洗浄中の布地からの油染み除去の改善がもたらされると考えられる。
一実施形態では、アルキルサルフェート系界面活性剤対アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤比は1:1〜5:1である。別の実施形態では、アルキルサルフェート系界面活性剤対アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤比は1:1〜3:1である。
好ましくは、洗剤組成物は、洗剤組成物の重量に基づき、0.5重量%〜20重量%、好ましくは、1重量%〜10重量%、更により好ましくは、1.5重量%〜5重量%、最も好ましくは、2重量%〜4重量%のアニオン性界面活性剤系を含む。
その他の界面活性剤
本発明の洗剤組成物には、1つ以上の追加の界面活性剤(複数可)を含有させることもできる。追加の界面活性剤(複数可)は、非イオン性界面活性剤、他のアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択することができる。
非イオン性洗浄性界面活性剤−本発明の洗剤組成物には、非イオン性界面活性剤を含有させることもできる。非イオン性洗浄性界面活性剤(複数可)は、存在する場合、一般に、洗剤組成物の0.5〜20重量%、又は2重量%〜4重量%の量で存在する。
非イオン性の洗剤力のある界面活性剤は、アルキルポリグルコシド及び/又はアルキルアルコキシレートアルコール;ShellからのNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC12〜C18アルキルエトキシレート;アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位又はその混合物である、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート;BASFからのPluronic(登録商標)などのC12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノールのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの縮合体;米国特許第6,150,322号により詳細が記載されるようなC14〜C22中鎖分枝状アルコール、BA、米国特許第6,153,577号、同第6,020,303号及び同第6,093,856号により詳細が記載されるような、C14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシレート、BAExであって、式中、x=1〜35であるもの;米国特許第4,565,647号により詳細が記載されるようなアルキルセルロース、特に米国特許第4,483,780号及び同第4,483,779号により詳細が記載されるようなアルキルポリグリコシド;米国特許第5,332,528号、国際公開特許92/06162、同第93/19146、同第93/19038、及び同第94/09099に詳細が記載されるようなポリヒドロキシ脂肪酸アミド;米国特許第6,482,994号及び国際公開特許第01/42408により詳細が記載されるようなエーテルでキャップされたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤;及びそれらの混合物からなる群から選択することができる。
カチオン性洗浄性界面活性剤−洗剤組成物には、カチオン性洗浄性界面活性剤を含有させることもできる。存在する場合、典型的には、洗剤組成物は、洗剤組成物の重量に基づき、0.1重量%〜10重量%、又は1重量%〜2重量%のカチオン性洗浄性界面活性剤を含む。
好適なカチオン性洗浄界面活性剤は、アルキルピリジニウム化合物、アルキル四級アンモニウム化合物、アルキル四級ホスホニウム化合物、及びアルキル三級スルホニウム化合物である。カチオン性洗浄界面活性剤は、米国特許第6,136,769号においてより詳細に記載されているようなアルコキシラート第四級アンモニウム(AQA)界面活性剤、米国特許第6,004,922号においてより詳細に記載されているようなジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム界面活性剤、国際公開特許第98/35002号、同第98/35003号、同第98/35004号、同第98/35005号及び同第98/35006号においてより詳細に記載されているようなポリアミンカチオン性界面活性剤、米国特許第4,228,042号、米国特許第4,239,660号、米国特許第4,260,529号、及び米国特許第6,022,844号においてより詳細に記載されているようなカチオン性エステル界面活性剤、米国特許第6,221,825号及び国際公開第00/47708号においてより詳細に記載されているようなアミノ界面活性剤、特にアミドプロピルジメチルアミン、並びにこれらの混合物からなる群より選択することができる。
非常に好ましいカチオン性洗浄界面活性剤は、モノ−C8〜10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライド、モノ−C10〜12アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライド、及びモノ−C10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライドである。Praepagen HY(Clariantの商品名)などのカチオン性界面活性剤は、有用であり得、起泡促進剤としても有用であり得る。
二級アルコール系洗浄性界面活性剤−好ましくは、洗剤組成物は、式;
Figure 2014531506
を有する二級アルコール系洗浄性界面活性剤を含み、
式中、Rは、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、飽和又は不飽和の、C2〜8アルキルであり、
は、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、飽和又は不飽和の、C2〜8アルキルであり、
+R部分に存在する炭素原子の総数は7〜13の範囲内であり、
EO/POは、エトキシ、プロポキシ、又はこれらの混合物から選択されるアルコキシ部分であり、好ましくはEO/POアルコキシ部分はランダム又はブロック構造であり、
nは、平均アルコキシル化度であり、4〜10の範囲にある。
好ましくは、洗剤組成物は、式;
Figure 2014531506
を有する一級アルコール系洗浄性界面活性剤を含み、
式中、Rは、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、飽和又は不飽和の、C10〜18アルキルであり、
EO/POは、エトキシ、プロポキシ、又はこれらの混合物から選択されるアルコキシ部分であり、好ましくはEO/POアルコキシ部分はランダム又はブロック構造であり、
nは、平均アルコキシル化度であり、4〜10の範囲にある。
ビルダー
洗濯洗剤成分は1つ以上のビルダーを含み得る。ビルダーが使用される場合、洗剤組成物は、洗剤組成物の重量に基づき、典型的には、1重量%〜約40重量%、典型的には、2〜25重量%、又は更には約5重量%〜約20重量%、又は8〜15重量%のビルダーを含む。
本発明の洗剤組成物には、洗剤組成物の重量に基づき、0重量%〜20重量%、特に、15重量%未満又は10重量%未満、あるいは5重量%未満のゼオライトを含有させることもできる。詳細には、洗剤組成物には、洗剤組成物の重量に基づき、0重量%〜20重量%、特に、15重量%未満又は10重量%未満、あるいは5重量%未満のアルミノケイ酸塩ビルダー(複数可)を含有させることもできる。
本発明の洗剤成分には、洗剤組成物の重量に基づき、0〜20%、特に15%又は10%未満の、例えば5%未満のリン酸塩ビルダー及び/又はケイ酸塩ビルダー及び/又はゼオライトビルダーを含有させることもできる。
本発明の洗剤成分には、洗剤組成物の重量に基づき、0〜20%、特に15%又は10%未満、例えば5%未満のリン酸塩ビルダー及び/又はゼオライトビルダーを含有させることもできる。
本発明の洗剤組成物には、洗剤組成物の重量に基づき、0〜20重量%、特に、15重量%未満又は10重量%未満、例えば、5重量%未満の炭酸ナトリウムを含有させることもできる。
ビルダーとしては、限定はされないが、ポリリン酸のアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩、ケイ酸のアルカリ金属塩、Clariant(登録商標)のSKS−6などの層状ケイ酸塩、炭酸のアルカリ土類金属塩及びアルカリ金属塩、ゼオライトなどのアルミノケイ酸塩ビルダー、及びポリカルボン酸塩化合物、エーテルヒドロキシポリカルボン酸塩、マレイン酸無水物とエチレン又はビニルメチルエーテルとの共重合体、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、及びカルボキシメチルオキシコハク酸、脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸などのさまざまなポリ酢酸のアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩、と同様にメリト酸、コハク酸、クエン酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボン酸塩、及びそれらの可溶性塩が挙げられる。
洗濯洗剤成分のリン酸塩ビルダー(複数可)、アルミノケイ酸塩ビルダー(複数可)、ポリカルボン酸ビルダー(複数可)、及び追加的のケイ酸塩ビルダー(複数可)の合計量は、洗剤組成物の重量に基づき、0〜25重量%、又は更に1〜20重量%、特に1〜15重量%、特に2〜10重量%、例えば3〜5重量%であり得る。
洗剤組成物には、他の任意の補助的なビルダー(複数可)、キレート化剤(複数可)、又は例えば、金属イオン封鎖、錯体形成、沈殿又はイオン交換により溶液からカルシウムイオンを除去する任意のものを更に含有させることもできる。特に本組成物は、25℃の温度下で、0.1Mのイオン強度で、少なくとも50mg/gのカルシウム結合能力、及び少なくとも3.50のカルシウム結合定数、log K Ca2+を有する物質を含み得る。
本発明の洗剤組成物では、カルシウム結合能力を有するリン酸塩ビルダー(複数可)、アルミノケイ酸塩ビルダー(複数可)、ポリカルボン酸ビルダー(複数可)、追加のケイ酸塩ビルダー(複数可)、及びその他の材料(複数可)は、組成物中、総量が50mg/g超であり、かつカルシウム結合定数が3.50超であり、洗剤組成物の重量に基づき、0〜25重量%、又は更には1〜20重量%、特に、1〜15重量%、特に2〜10重量%、例えば、3〜5重量%を構成する。
ポリエチレングリコールポリマー
一実施形態では、本発明の洗剤組成物はポリエチレングリコールポリマーを含む。好適なポリエチレングリコールポリマーとしては、(i)ポリエチレングリコールを含む親水性の主鎖、並びに(ii)C〜C25アルキル基、ポリプロピレン、ポリブチレン、飽和C〜Cモノカルボン酸のビニルエステル、アクリル酸若しくはメタクリル酸のC〜Cアルキルエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択される疎水性の側鎖(複数可)、を含む、ランダムグラフトコポリマーが挙げられる。好適なポリエチレングリコールポリマーは、ランダムグラフト重合ポリビニルアセテート側鎖を有するポリエチレングリコール主鎖を有する。このポリエチレングリコール主鎖の平均分子量は、2,000Da〜20,000Da、又は4,000Da〜8,000Daの範囲内とすることができる。ポリエチレングリコール主鎖とポリビニルアセテート側鎖との分子量の比率は、1:1〜1:5、又は1:1.2〜1:2の範囲内とすることができる。エチレンオキシドの単位当りのグラフト部位の平均数は、1未満、又は0.8未満とすることができ、エチレンオキシド単位当りのグラフト部位の平均数は、0.5〜0.9の範囲内とすることができ、あるいはエチレンオキシドの単位当りのグラフト部位の平均数は、0.1〜0.5、又は0.2〜0.4の範囲内とすることができる。好適なポリエチレングリコールポリマーは、Sokalan HP22である。
セルロース性ポリマー
一実施形態では、洗剤組成物には、セルロース系ポリマーを含有させることもできる。好ましくは、セルロース系ポリマーは、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、及びこれらの任意の組み合わせを含む群から選択される。好適なセルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、及びこれらの混合物から選択される。カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度、及び100,000Da〜300,000Daの分子量を有し得る。別の好適なセルロース系ポリマーは、Finnfix SH−1(CP Kelco)などの、疎水変性カルボキシメチルセルロースである。
他の好適なセルロース系ポリマーは、0.01〜0.99の置換度(DS)、及びDS+DBが少なくとも1.00であるか、若しくはDB+2DS−DSが少なくとも1.20であるような置換度(DS)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、少なくとも0.55の置換度(DS)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、少なくとも0.35のブロック度(DB)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、1.05〜2.00のDS+DBを有し得る。好適な置換セルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロースである。
別の好適な置換セルロース系ポリマーは、カチオン変性ヒドロキシエチルセルロースである。
色調剤
本発明の洗剤組成物には、色調剤を含有させることもできる。色調剤(本明細書では、色調染料としても定義される)は、典型的には、布地の白色度の知覚を改善するために、洗浄液から布地上に付着するように配合される。色調剤は、典型的には、青又は紫である。色調染料(複数可)は、550nm〜650nm、又は570nm〜630nmのピーク吸収波長を有することが好適であり得る。色調剤は、ポリエステル上で550nm〜650nm、又は570nm〜630nmのピーク吸収波長を有する単一染料として、人間の目に対して一体となって視覚効果を及ぼす、染料の組み合わせとすることができる。これは、例えば、赤と緑−青の染料とを混合して、青又は紫の色合いを生じさせることにより、提供され得る。
染料は、典型的には、界面活性剤を含む水性媒体中に可溶性である、有色の有機分子である。染料は、塩基性染料、酸性染料、疎水性染料、直接染料、及び高分子染料、並びに染料結合体の部類から選択することができる。好適なポリマー色調染料は、例えば、Milliken(Spartanburg,South Carolina,USA)から市販されている。
好適な染料の例は、バイオレットDD、ダイレクトバイオレット7、ダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット11、ダイレクトバイオレット26、ダイレクトバイオレット31、ダイレクトバイオレット35、ダイレクトバイオレット40、ダイレクトバイオレット41、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトバイオレット66、ダイレクトバイオレット99、アシッドバイオレット50、アシッドブルー9、アシッドバイオレット17、アシッドブラック1、アシッドレッド17、アシッドブルー29、ソルベントバイオレット13、ディスパースバイオレット27、ディスパースバイオレット26、ディスパースバイオレット28、ディスパースバイオレット63、及びディスパースバイオレット77、ベーシックブルー16、ベーシックブルー65、ベーシックブルー66、ベーシックブルー67、ベーシックブルー71、ベーシックブルー159、ベーシックバイオレット19、ベーシックバイオレット35、ベーシックバイオレット38、ベーシックバイオレット48;ベーシックブルー3、ベーシックブルー75、ベーシックブルー95、ベーシックブルー122、ベーシックブルー124、ベーシックブルー141、チアゾリウム染料、リアクティブブルー19、リアクティブブルー163、リアクティブブルー182、リアクティブブルー96、Liquitint(登録商標)Violet CT(Milliken(Spartanburg,USA))及びアゾ−CM−セルロース(Megazyme(Bray、Ireland))である。他の好適な色調剤は、スルホン化フタロシアニン亜鉛とダイレクトバイオレット99との結合体などの、色調染料−光漂白結合体である。特に好適な色調剤は、アシッドレッド52とアシッドブルー80との組み合わせ、又はダイレクトバイオレット9とソルベントバイオレット13との組み合わせである。
光沢剤
一実施形態では、本発明の洗剤組成物は、光沢剤を含む。好適な光沢剤は、光沢剤15などの、スチルベンである。他の好適な光沢剤は、疎水性光沢剤、及び光沢剤49である。光沢剤は、3〜30μm、又は3μm〜20μm、又は3〜10μmの範囲内の重量平均粒径を有する、微粉化粒子形態にすることができる。光沢剤は、α又はβ結晶形態とすることができる。
洗剤組成物は、好ましくは、次の構造
Figure 2014531506
を有するα−結晶質形態のC.I.蛍光増白剤260を含む。
C.I.蛍光増白剤260は好ましくは大部分がα−結晶質形態である。大部分がα−結晶質形態であるとは、好ましくは少なくとも50重量%、又は少なくとも75重量%、又は更には少なくとも90重量%、又は少なくとも99重量%又は更には実質的に全てのC.I.蛍光増白剤260がα−結晶質形態であることを意味する。
増白剤は、典型的には、3〜30μm、好ましくは3μm〜20μm、及び最も好ましくは3〜10μmの重量平均一次粒径を有する微紛化粒子形態である。
洗剤組成物は、β−結晶質形態のC.I.蛍光増白剤260を含んでもよく、(i)α−結晶質形態のC.I.蛍光増白剤260の、(ii)β−結晶質形態のC.I.蛍光増白剤260に対する、重量比率は、少なくとも0.1、好ましくは少なくとも0.6であり得る。
BE680847は、α−結晶質形態のC.I.蛍光増白剤260の製造プロセスに関する。
凝集補助剤
洗剤組成物は、凝集補助剤を更に含み得る。典型的には、組成物は、少なくとも0.3重量%の凝集助剤の洗剤組成物を含む。本組成物には凝集助剤を実質的に含有させなくてもよい。典型的には、凝集補助剤はポリマーである。典型的には凝集助剤は、エチレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸及びそれらの混合物よりなる群から選択されるモノマー単位を含むポリマーである。典型的には凝集助剤はポリエチレンオキシドである。典型的には凝集助剤は少なくとも100,000Da、特に150,000Da〜5,000,000Da又は更に200,000Da〜700,000Daの分子量を有する。
漂白剤
洗剤組成物には、漂白剤を含ませることもできる。あるいは、本組成物は、漂白剤を実質的に含まない場合があり、実質的に含まないとは、「意図的に添加されない」ことを意味する。好適な漂白剤としては、漂白活性化剤、有効酸素の供給源、予備形成された過酸、漂白触媒、還元漂白剤、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。存在する場合には、漂白剤、又は漂白剤の任意の構成成分(例えば予備形成された過酸)は、カプセル化などしてコーティングすることができ、又は尿素若しくはシクロデキストリンを使用するなどしてクラスレート化することができる。
漂白活性化剤:好適な漂白活性化剤としては、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED);ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、カプリルアミドノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NACA−OBS)、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート(ISO−NOBS)、ドデシルオキシベンゼンスルホネート(LOBS)、及びこれらの任意の混合物などの、オキシベンゼンスルホネート;カプロラクタム;グルコースペンタアセテート(PAG);ニトリル第四級アンモニウム;N−ノナノイル−N−メチルアセトアミドなどの、イミド漂白活性化剤;及びこれらの任意の混合物が挙げられる。
有効酸素の供給源:好適な有効酸素(AvOx)の供給源は、過炭酸塩及び/又は過ホウ酸塩などの、過酸化水素の供給源、例えば、過炭酸ナトリウムである。この過酸素の供給源は、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩、ホウケイ酸、又はこれらの混合塩を含むこれらの任意の混合物などの、被覆成分によって、少なくとも部分的に被覆するか、又は完全に被覆することができる。好適な過炭酸塩は、流動床プロセスによって、又は結晶化プロセスによって調製することができる。好適な過ホウ酸塩としては、過ホウ酸ナトリウム一水和物(PB1)、過ホウ酸ナトリウム四水和物(PB4)、及び発泡性過ホウ酸ナトリウムとしても既知の無水過ホウ酸ナトリウムが挙げられる。他の好適なAvOxの供給源としては、オキソンなどの、過流酸塩が挙げられる。別の好適なAvOxの供給源は、過酸化水素である。
予備形成された過酸:好適な予備形成された過酸は、N,N−フタロイルアミノ過酸化カプロン酸(PAP)である。
漂白触媒:好適な漂白触媒としては、オキサジリジニウム系漂白触媒、遷移金属漂白触媒、及び漂白酵素が挙げられる。
オキサジリジニウム系漂白触媒:好適なオキサジリジニウム系漂白触媒は、次式:
Figure 2014531506
式中、Rは、H、炭素原子を3〜24個含む分岐鎖アルキル基、及び炭素原子を1〜24個含む直鎖アルキル基からなる群から選択され、Rは、炭素原子を6〜18個含む分岐鎖アルキル基、又は炭素原子を5〜18個含む直鎖アルキル基とすることができ、Rは、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−デシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、イソ−ノニル、イソ−デシル、イソ−トリデシル、及びイソ−ペンタデシルからなる群から選択することができ、Rは、独立して、H、3〜12個の炭素原子を含む分岐鎖アルキル基、及び1〜12個の炭素原子を含む直鎖アルキル基からなる群から選択され、所望により、Rは、独立して、H及びメチル基から選択され、nは、整数0又は1である。
遷移金属漂白触媒:洗剤組成物には、典型的には、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、及び/又はマンガンのカチオンを含む、遷移金属漂白触媒を含有させ得る。好適な遷移金属漂白触媒は、マンガン系遷移金属漂白触媒である。
蛍光増白剤
洗剤組成物には、淡い色をもつ製品を洗浄するための、蛍光増白剤などの成分を含有させることができる。存在する場合、洗濯洗剤成分としての使用に適切な任意の蛍光増白剤を本発明の組成物に使用することができる。最も一般的に使用される蛍光増白剤は、ジアミノスチルベン−スルホン酸誘導体、ジアリールピラゾリン誘導体及びビスフェニル−ジスチリル誘導体の部類に所属するものである。
代表的な蛍光増白剤は、Paramount Minerals and Chemicals(Mumbai,India)から供給されるParawhite KX;Ciba−Geigy AG、(Basel,Switzerland)から供給されるTinopal(登録商標)DMS及びTinopal(登録商標)CBSである。Tinopal(登録商標)DMSは、4,4’−ビス−(2−モルホリノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベンジスルホネートの二ナトリウム塩である。Tinopal(登録商標)CBSは、2,2’−ビス−(フェニル−スチリル)ジスルホネートの二ナトリウム塩である。
布地色相剤
洗剤組成物には、布地色相剤を含有させることもできる。蛍光増白剤は、少なくともいくらかの可視光線を放出する。対照的に、布地色調剤は可視光スペクトルの少なくとも一部を吸収するため、表面の色合いを変える。好適な布地色調剤としては、染料及び染料−粘土共役体が挙げられ、顔料も包含してよい。適切な染料としては、小分子染料及びポリマー染料が挙げられる。適切な小分子染料としては、色指数分類(Colour Index(C.I.))において、ダイレクト・ブルー、ダイレクト・レッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット及びベーシックレッド、又はそれらの混合物に適合する染料からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。
ポリマー分散剤
本発明の洗剤組成物には、追加のポリマー分散剤を含有させることもできる。含有させる場合、これらのポリマー分散剤は、洗剤組成物の重量に基づき、典型的には、最大約5重量%、典型的には、約0.2重量%〜約2.5重量%、より典型的には、約0.5重量%〜約1.5重量%の濃度である。好適なポリマー分散剤としては、ポリマーポリカルボン酸塩、置換(四級化及び酸化)ポリアミンポリマー、及びポリエチレングリコール、例えば:平均分子量約2,000〜約10,000を有するアクリル酸系ポリマー;平均分子量約2,000〜約100,000かつアクリル酸塩部分対マレイン酸塩部分比約30:1〜約1:1のアクリル酸/マレイン酸系コポリマー;マレイン酸/アクリル酸/ビニルアルコールターポリマー;分子量約500〜約100,000、典型的には、約1,000〜約50,000、更には典型的には、約1,500〜約10,000を有するポリエチレングリコール(PEG);並びに水溶性又は水分散性アルコキシル化ポリアルキレンアミン材料が挙げられる。
汚れ剥離ポリエステル系ポリマー
一実施形態では、洗剤組成物は、汚れ剥離ポリエステル系ポリマーを含む。好適な汚れ剥離ポリエステル系ポリマーは、以下の構造(I)、構造(II)、又は構造(III)のうちの1つによって定義される構造を有する。
(I)−[(OCHR−CHR−O−OC−Ar−CO−]
(II)−[(OCHR−CHR−O−OC−sAr−CO−]
(III)−[(OCHR−CHR−OR
式中、
a、b、及びcは、1〜200であり、
d、e、及びfは、1〜50であり、
Arは、1,4−置換フェニレンであり、
sArは、位置5をSOMeにより置換された、1,3−置換フェニレンであり;
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−、若しくはテトラアルキルアンモニウム(アルキル基は、C〜C18アルキル又はC〜C10ヒドロキシアルキル)、又はこれらの任意の混合物であり;
、R、R、R、R、及びRは、独立して、H、又はC〜C18 n−若しくはイソ−アルキルから選択され;
は、直鎖若しくは分枝鎖C〜C18アルキル、又は直鎖若しくは分枝鎖C〜C30アルケニル、又は炭素原子を5〜9個有するシクロアルキル基、又はC〜C30アリール基、又はC〜C30アリールアルキル基である。好適なポリエステル汚れ放出ポリマーは、上記の式(i)又は式(ii)の構造を有する、テレフタレートポリマーである。
好適なポリエステル汚れ放出ポリマーとしては、Repel−o−tex SF2(Rhodia)などの、Repel−o−texシリーズのポリマー、及び/又はTexcare SRA300(Clariant)などの、Texcareシリーズのポリマーが挙げられる。
酵素
一実施形態では、洗剤組成物は酵素を含む。好適な酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、キシログルカナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、マンナナーゼ、漂白酵素、クチナーゼ、及びこれらの混合物が挙げられる。
酵素に関しては、括弧内に示される受け入れ番号及びIDは、Genbank、EMBL、及び/又はSwiss−Protのデータベース内の項目番号を指す。いずれの突然変異体に関しても、標準の1文字のアミノ酸コードが、欠失を表すを伴って使用される。DSMが前に付く受け入れ番号は、Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH(Mascheroder Weg 1b,38124 Brunswick)(DSMZ)に寄託される微生物を指す。
プロテアーゼ:本組成物は、プロテアーゼを含み得る。好適なプロテアーゼとしては、サブチリシン(EC 3.4.21.62)などの、中性又はアルカリ性の微生物セリンプロテアーゼを含めた、メタロプロテアーゼ及び/又はセリンプロテアーゼが挙げられる。好適なプロテアーゼとしては、動物、植物又は微生物由来のものが挙げられる。一態様では、そのような好適なプロテアーゼは、微生物起源のものとすることができる。好適なプロテアーゼとしては、前述の好適なプロテアーゼの化学修飾又は遺伝子組み換えの突然変異体が挙げられる。一態様では、好適なプロテアーゼは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又は/及びトリプシン型プロテアーゼなどのセリンプロテアーゼであり得る。好適な中性又はアルカリ性プロテアーゼの例としては、以下のものが挙げられる:
(a)バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)(P27963,ELYA_BACAO)、枯草菌(Bacillus subtilis)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)(P00782,SUBT_BACAM)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(P07518)、及びバチルス・ギブソニィ(Bacillus gibsonii)(DSM14391)などの、枯草菌属(Bacillus)に由来するものを含めた、サブチリシン(EC 3.4.21.62)。
(b)フサリウムプロテアーゼ、及びセルモナス(Cellumonas)(A2RQE2)に由来するキモトリプシンプロテアーゼを含めた、トリプシン(例えば、ブタ由来又はウシ由来)などの、トリプシン型又はキモトリプシン型プロテアーゼ。
(c)バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)に由来するもの(P06832,NPRE_BACAM)を含めた、メタロプロテアーゼ。
好適なプロテアーゼとしては、サブチリシン309(P29600)及び/又はDSM 5483(P29599)などの、バチルス・ギブソニィ(Bacillus gibsonii)若しくはバチルス・レンタス(Bacillus Lentus)に由来するものが挙げられる。
好適な市販のプロテアーゼ酵素としては、Novozymes A/S(Denmark)により、Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)、及びaEsperase(登録商標)の商標名で販売されるもの;Genencor Internationalにより、Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、及びPurafect OXP(登録商標)の商標名で販売されるもの;Solvay Enzymesにより、Opticlean(登録商標)、及びOptimase(登録商標)の商標名で販売されるもの;Henkel/Kemiraより入手可能なもの、すなわち、BLAP(以下の突然変異体S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sを有する、P29599)、並びにBLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iを有するBLAP)及びBLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)を含めた、その変異型(全てHenkel/Kemira製);及び花王製のKAP(突然変異体A230V+S256G+S259Nを有する、Bacillus alkalophilus subtilisin)が挙げられる。
アミラーゼ:好適なアミラーゼは、細菌由来又は真菌由来のものを含めた、α−アミラーゼである。化学的又は遺伝子学的に改変された変異型(変異体)が含まれる。好適なアルカリ性α−アミラーゼは、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、枯草菌属(Bacillus subtilis)、又は他のバチルス種(Bacillus sp.)、例えばバチルス種(Bacillus sp.)NCIB 12289、NCIB 12512、NCIB 12513、sp 707、DSM 9375、DSM 12368、DSMZ no.12649、KSM AP1378、KSM K36、若しくはKSM K38などの、バチルス(Bacillus)の菌株に由来する。好適なアミラーゼとしては次のものが挙げられる。
(a)バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)(P06278,AMY_BACLI)に由来するα−アミラーゼ、及びその変異型、特に、以下の位置15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408、及び444のうちの1つ以上で置換されている変異型。
(b)AA560アミラーゼ(CBU30457,HD066534)、及びその変異型、特に、以下の位置26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、203、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484のうちの1つ以上で置換され、また所望によりD183及びG184の欠失も含む、変異型。
(c)バチルス(Bacillus)菌種722(CBU30453、HD066526)由来の野生型酵素と、少なくとも90%の相同性を呈する変異型、特に、183及び184の位置での欠失を有する変異型。
好適な市販のα−アミラーゼは、Duramyl(登録商標)、Liquezyme(登録商標)、Termamyl(登録商標)、Termamyl Ultra(登録商標)、Natalase(登録商標)、Supramyl(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Stainzyme Plus(登録商標)、Fungamyl(登録商標)、及びBan(登録商標)(Novozymes A/S)、Bioamylase(登録商標)及びその変異型(Biocon India Ltd.)、Kemzym(登録商標)AT 9000(Biozym Ges.M.B.H,Austria)、Rapidase(登録商標)、Purastar(登録商標)、Optisize Ht Plus(登録商標)、Enzysize(登録商標)、Powerase(登録商標)、及びPurastar Oxam(登録商標)、Maxamyl(登録商標)(Genencor International Inc.)並びにKAM(登録商標)(花王、日本)である。好適なアミラーゼは、Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、及びStainzyme Plus(登録商標)である。
セルラーゼ:本組成物は、セルラーゼを含み得る。好適なセルラーゼとしては、細菌由来又は真菌由来のセルラーゼが挙げられる。化学修飾された変異体又は改質されたタンパク質変異体が含まれる。好適なセルラーゼとしては、バチルス(Bacillus)、シュードモナス(Pseudomonas)、ヒュミコラ(Humicola)、フザリウム(Fusarium)、チエラビア(Thielavia)、アクレモニウム(Acremonium)由来のセルラーゼ、例えば、ヒュミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリオフソラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、及びフザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)から生成される、糸状菌セルラーゼが挙げられる。
市販のセルラーゼとしては、Celluzyme(登録商標)及びCarezyme(登録商標)(Novozymes A/S)、Clazinase(登録商標)及びPuradax HA(登録商標)(Genencor International Inc.)、並びにKAC−500(B)(登録商標)(花王)が挙げられる。
セルラーゼとしては、枯草菌属(Bacillus sp.)AA349のメンバーの内因性バクテリアポリペプチド及びこれらの混合物などといった、エンド−β−1,4グルカナーゼ活性(E.C.3.2.1.4)を示す微生物由来のエンドグルカナーゼが挙げられる。好適なエンドグルカナーゼは、商品名Celluclean(登録商標)及びWhitezyme(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))で販売されている。
本組成物は、17kDa〜30kDaの分子量を有する、グリコシルヒドロラーゼのファミリー45に属する洗浄セルラーゼ、例えば、Biotouch(登録商標)NCD、DCC、及びDCL(AB Enzymes,Darmstadt,Germany)の商標名で販売されるエンドグルカナーゼを含み得る。
Whitezyme(登録商標)などの、好適なセルラーゼはまた、キシログルカナーゼ活性も呈し得る。
リパーゼ:洗剤組成物にはリパーゼを含有させることもできる。好適なリパーゼとしては、細菌由来又は真菌由来のものが挙げられる。化学修飾された変異体又は改質されたタンパク質変異体が含まれる。有用なリパーゼの例としては、ヒュミコラ(Humicola)(別名サーモミセス(Thermomyces))からのリパーゼ、例えば、H.ラヌギノサ(H. lanuginosa)(T.ラヌギノサ(T. lanuginosus))からの、又はH.インソレンス(H. insolens)からのリパーゼ、シュードモナス(Pseudomonas)リパーゼ、例えば、P.アルカリゲネス(P. alcaligenes)からの、又はP.シュードアルカリゲネス(P. pseudoalcaligenes)、P.セパシア(P. cepacia)、P.スタッチェリ(P. stutzeri)、P.フルオレッセンス(P. fluorescens)、シュードモナス(Pseudomonas)SD 705株、P.ウィスコンシンシス(P. wisconsinensis)からのシュードモナス(Pseudomonas)リパーゼ、バチルス(Bacillus)リパーゼ、例えば、枯草菌(B. subtilis)、B.ステアロサーモフィルス(B. stearothermophilus)、又はB.プミルス(B. pumilus)からのバチルスリパーゼが挙げられる。
このリパーゼは、「第1サイクルのリパーゼ」とすることができ、所望により、T231R及びN233Rの突然変異体を含む、サーモミセス・ラヌギノサ(Thermomyces lanuginosus)由来の野生型リパーゼの変異型とすることができる。野生型配列は、Swiss−protの受け入れ番号Swiss−Prot O59952の、(子嚢菌(好温性糸状菌(Humicola lanuginosa))由来の)269個のアミノ酸(アミノ酸23〜291)である。好適なリパーゼとしては、Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)製の、Lipex(登録商標)、Lipolex(登録商標)、及びLipoclean(登録商標)の商標名で販売のものが挙げられる。
本組成物は、野生型のアミノ酸と90%超の相同性を有し、T231及び/又はN233、所望によりT231R及び/又はN233Rの置換(複数可)を含む、サーモミセス・ラヌギノサ(Thermomyces lanuginosa)(O59952)リパーゼの変異型を含み得る。
キシログルカナーゼ:好適なキシログルカナーゼ酵素は、キシログルカン基質及び非晶質セルロース基質の双方に対しての酵素活性を有し得る。この酵素は、グリコシドヒドロラーゼ(GH)ファミリー5、12、44、又はファミリー74から選択されるグリコシドヒドロラーゼであってよい。GHファミリー44から選択されるグリコシドヒドロラーゼが、特に好適である。GHファミリー44から選択される好適なグリコシドヒドロラーゼは、パエニバチルス・ポリキシマ(Paenibacillus polyxyma)(ATCC 832)由来のXYG1006グリコシドヒドロラーゼ、及びその変異型である。
ペクチン酸リアーゼ:好適なペクチン酸リアーゼは、Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark)製の、Pectawash(登録商標)、Pectaway(登録商標)、及びX−Pect(登録商標)の商標名で販売の、バチルス(Bacillus)由来のペクチン酸リアーゼの野生型若しくは変異型(CAF05441、AAU25568)のいずれかである。
マンナナーゼ:好適なマンナナーゼは、Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark)により、Mannaway(登録商標)の商標名、及びGenencor International Inc.(Palo Alto,California)により、Purabrite(登録商標)の商標名で、販売されている。
漂白酵素:好適な漂白酵素としては、酸化還元酵素、例えば、グルコースオキシダーゼ、コリンオキシダーゼ、又は炭水化物オキシダーゼなどの、オキシダーゼ;オキシゲナーゼ;カタラーゼ;ハロペルオキシダーゼ、クロロペルオキシダーゼ、ブロモペルオキシダーゼ、リグニンペルオキシダーゼ、グルコースペルオキシダーゼ、又はマンガンペルオキシダーゼのような、ペルオキシダーゼ;ジオキシゲナーゼ;又はラッカーゼ(フェノールオキシダーゼ、ポリフェノールオキシダーゼ)が挙げられる。好適な市販製品は、Novozymesより、Guardzyme(登録商標)、及びDenilite(登録商標)の商標名で販売されている。追加的な有機化合物、特に芳香族化合物を、漂白酵素と組み合わせることが有利な場合があリ、これらの化合物は、漂白酵素と相互作用して、酸化還元酵素の活性を増強する(増強剤)か、又は酸化酵素と汚れとの間の、典型的には大きく異なる酸化還元電位にわたる、電子流を促進する(媒介剤)。
他の好適な漂白酵素としては、エステル基質及び過酸素源からの、過酸の形成を触媒する、ペルヒドロラーゼが挙げられる。好適なペルヒドロラーゼとしては、ミコバクテリウム・セグマチス(Mycobacterium smegmatis)のペルヒドロラーゼの変異型、いわゆるCE−7ペルヒドロラーゼの変異型、及びペルヒドロラーゼ活性を保有する野生型サブチリシン・カールスバーグ(subtilisin Carlsberg)の変異型が挙げられる。
酵素安定剤−種々の技法によって、洗剤で使用する酵素を安定化させることができる。本明細書に用いられる酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、カルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源を最終組成物中に存在させることによって安定化させることができる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合、更に安定性を改善するために、タンパク質分解酵素の可逆性抑制剤(ホウ素化合物など)を添加することができる。
触媒金属錯体
本発明の洗剤組成物には、触媒金属錯体を含有させることもできる。存在する場合、含金属漂白触媒の1種類は、規定された漂白触媒活性の、銅、鉄、チタニウム、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガン陽イオンなどの遷移金属陽イオン、亜鉛又はアルミニウム陽イオンなどの少量の漂白触媒活性又はまったく漂白触媒活性のない補助的な金属陽イオン、及び触媒及び補助金属陽イオンのために規定された安定性定数を有する隔離剤(sequestrate)、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)並びにそれらの水溶性塩を含む触媒システムである。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示されている。
必要に応じて、本明細書の洗剤組成物は、マンガン化合物によって触媒することができる。このような化合物及び使用濃度は当該技術分野で周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されるマンガン系触媒が挙げられる。
本明細書において有用なコバルト漂白触媒は既知であり、例えば、米国特許第5,597,936号、米国特許第5,595,967号に記載される。このようなコバルト触媒は、例えば米国特許第5,597,936号及び米国特許第5,595,967号に教示されているような、既知の手順によって容易に調製される。
本明細書の組成物は、また、配位子の遷移金属錯体(例えば、ビスピドン(bispidone)(国際公開第05/042532(A1)号)及び/又は大多環状剛性配位子(「MRL」と略される)を適切に含んでもよい。実際問題として、限定するためではないが、本明細書の組成物及び方法は、水性洗浄媒体において、少なくとも1億分の1のオーダーの活性MRL種を提供するように調整することができ、通常、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10ppm、又は更に約0.1ppm〜約5ppmのMRLを洗浄液中に提供する。
本遷移金属漂白触媒における好適な遷移金属としては、例えばマンガン、鉄及びクロムが挙げられる。好適なMRLとしては、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンが挙げられる。
適した遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、国際公開第00/32601号、及び米国特許第6,225,464号にて教示される手順によって容易に調製される。
柔軟化系
本発明の洗剤組成物には、洗浄中に柔軟化を行うための、クレイなどの柔軟化剤を含有させることもできる。組成物には、帯電しているポリマー系布地柔軟化増進成分を追加して含有させることもできる。
着色剤
本発明の洗剤組成物には、着色剤、好ましくは染料又は顔料を含有させることもできる。詳細には、好ましい染料は、洗濯サイクル中に酸化によって消失されるものである。染料が貯蔵中に分解しないことを保証するために、染料は40℃までの温度で安定であることが好ましい。組成物中での染料の安定性は、組成物の水分含有量を確実にできるだけ低くすることによって向上させることができる。可能ならば、染料又は顔料は、織物繊維に結合するべきではなく、あるいは織物繊維と反応するべきではない。着色剤が織物繊維と反応してしまう場合、織物に付与される色は、洗濯液中に存在する酸化剤との反応によって消失されるべきである。これは、特に数回の洗浄を通した織物の着色を回避するためである。とりわけ好適な染料としては、限定はされないが、BASFからのBasacid(登録商標)Green 970及びAlbionからのMonastral blueが挙げられる。
洗剤組成物
洗剤組成物は任意の好適な形態であってよい。本洗剤組成物は、例えば微粒子形態、典型的には易流動性微粒子形態であるが、本組成物は任意の液体又は固体形態であってもよい。固形形態の本組成物は、凝集体、粒塊、フレーク、押出品、棒、錠剤又はこれらの任意の組み合わせの形態であることができる。本固形組成物は、乾式混合、アグロメレーション、圧縮、スプレー乾燥、総造粒(pan-granulation)、球形化又はこれらのあらゆる組み合わせなどの方法によって製造されることができる。固形組成物は、典型的には、300g/L〜1,500g/L、典型的には500g/L〜1,000g/Lの嵩密度を有する。
典型的には、本発明の洗剤組成物は、粒子形態であり、洗剤組成物は、アニオン性界面活性剤系を含む別個の粒子成分を含む。一実施形態では、複数の粒子に含まれる別個の粒子は、アニオン性界面活性剤系の成分を両方含む。別の実施形態では、複数の粒子に含まれる別個の粒子は、アルキルサルフェート系界面活性剤又はアルコールエトキシサルフェートナトリウム系界面活性剤を含む。
本洗剤組成物は、更に液体、ゲル、ペースト、分散体、典型的にはコロイド状分散体又はそれらの任意の組み合わせの形態であってよい。液体組成物は環境条件(20℃及び0.1MPa(1気圧))で20s−1のせん断率により測定された場合、典型的には500mPa.s〜3,000mPa.sの粘度を有し、及び典型的には800g/L〜1300g/Lの密度を有する。組成物が分散体の形態であれば、典型的には1μm〜5,000μm、典型的には、1μm〜50μmの体積平均粒径を有する。典型的には、コールターマルチサイザー(Coulter Multisizer)を使用して分散体の体積平均粒径を測定する。
本洗剤組成物は溶媒を含み得る。適切な溶媒としては、水及び他の親油性流体である溶媒が挙げられる。好適な親油性流体の例としては、シロキサン、その他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、例えばグリセリンエーテルなどのグリセリン誘導体、ペルフルオロ化アミン、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性の非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、環境に優しいその他の溶媒、並びにこれらの混合物が挙げられる。
洗剤組成物は錠剤のみでなく、組成物がポリビニルアルコールフィルムなどのフィルムに少なくとも部分的に封入され、典型的には、完全に封入される、投与単位パウチを包含する単位投与形態であることができる。単位投与パウチは、1つ以上の区画を含み得る。一実施形態では、アニオン性界面活性剤系の両成分は同じ区画に存在する。別の実施形態では、アルキルサルフェート系界面活性剤は、1つ目の区画に存在し、かつアルコールエトキシサルフェート系界面活性剤は2つ目の区画に存在する。異なる区画に存在する製品形態は、同一であっても又は異なっていてもよく、例えば、1つ目の区画は液体を含んでよく、かつ2つ目の区画は固体を含んでもよい。
本洗剤組成物は、不溶性基材、例えば洗剤活性物質が含浸された不織布シートの形態であることもできる。
洗剤組成物は、洗濯プロセス中に布地を洗濯及び/又は柔軟化することのできる洗濯洗剤組成物であってよい。本発明の一態様は、布地の洗濯法に関するものであり、方法は、本発明の洗剤組成物を水に加えて洗浄液を調製する工程と、布地を洗浄液に入れる工程と、を含む。典型的には、本洗剤組成物は、全自動洗濯機での使用向けに、あるいは手洗いでの使用向けに処方される。
洗剤組成物の、相対的な油分除去能を評価した。粒状の洗剤組成物基剤は次の通りに調製した(表1);
Figure 2014531506
表2に記載のアニオン性界面活性剤系
一連のアニオン性界面活性剤系は、5種の異なる洗剤組成物を生成するため、表2に記載の通りに調製され、表1の基剤に加えられる。
Figure 2014531506
サンプル1及び2は本発明の範囲内のものであり、サンプルA〜Cは比較例である。
異なるエトキシル化度を有するサンプル中に存在するアニオン性界面活性剤種の割合は算出してあり、表3に参照することができる。割合の値は、アニオン性界面活性剤系の重量に基く割合である。
Figure 2014531506
油分洗浄指数(動物性ハードファット基材から洗剤溶液への相対的な除去性)は、染料により着色した油分の、各洗剤サンプルによる除去を測定することにより得た。試験基材は、染料を含有させた動物性ハードファットによりコーティングした。この基材を、上述した洗剤サンプルのうちの1つを含有させた洗浄液に入れた。次に、この系を10分間撹拌した。基材を添加する前に、分光計を使用して洗浄液を測定し、次に更に10分間撹拌した。表3に記載の結果により、各サンプル対初期洗浄液からなる相対的な油分洗浄指数を示す。溶液中に存在する染料が多量になるほど、油分洗浄指数はより高くなり、より多量の油分が分解され、より多量の染料が洗浄液中に放出されたことが示される。
Figure 2014531506
表4に見ることができる通り、サンプル1及び2(本発明に相当する)は、本発明に該当しないサンプルと比較してより高い油分除去指数を示した。
消費者による洗浄時の、実際の洗剤性能に関係する相対的な油分除去性を確認するため、更に試験を実施して、洗濯機洗浄においてサンプル2及びサンプルAの比較を実施した。次の条件:サンプル投与量18.4g、洗浄容量8L、洗浄温度25℃、水硬度12gpg、洗浄時間20分、すすぎ容量8L、すすぎ時間5分、合計投入量0.35Kg;のもと、界面活性剤系のみを変え、試験を行った。
口紅汚れを施した布片(界面活性剤反応性の油性染み)を洗濯機に入れ、相対的な汚れ除去性と、開始時の未洗浄状態での染みとをデジタルイメージング装置により測定した。この試験は、サンプル2対サンプルAを使用して行い、各洗剤に関し、8つの異なる染み付き布片に対し繰り返した。表4は、口紅に関し、サンプル2及びサンプルA間には、統計的に優位な性能効果が観察されることを示す。3つの独立したパネルからなるパネル視認試験でも、明らかに認識され得る違いがあった。
Figure 2014531506
表5は、サンプルAと比較してサンプル2の方が、口紅染みに対する相対的な染み除去指数が高かったことを示す。この違いは、パネルを視認することで消費者により知覚され得ることが確認された。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (15)

  1. アニオン性界面活性剤系を含む洗剤組成物であって、前記アニオン性界面活性剤系は、
    i)式R−O−SO のアルキルサルフェート系界面活性剤であって、Rは直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、所望によりアルコキシル化C10〜C16アルキルであり、かつMはプロトンであるか又は電気的中性をもたらすカチオンである、アルキルサルフェート系界面活性剤、及び
    ii)平均エトキシル化度0.5〜3を有し、プロトン又は電気的中性をもたらすカチオンを有する、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、C10〜C16アルコールエトキシサルフェート系界面活性剤、を含む。
  2. 前記アニオン性界面活性剤系が、エトキシル化度0を有する種を、アニオン性界面活性剤系の重量に基づき、45重量%〜70重量%含む、異なる界面活性剤種の混合物を含む、請求項1に記載の洗剤組成物。
  3. 前記アニオン性界面活性剤系が、エトキシル化度1を有する種を、前記アニオン性界面活性剤系の重量に基づき、14重量%〜26重量%含む、異なる界面活性剤種の混合物を含む、請求項1又は2に記載の洗剤組成物。
  4. 前記アニオン性界面活性剤系が、エトキシル化度2を有する種を、前記アニオン性界面活性剤系の重量に基づき、7重量%〜15重量%含む、異なる界面活性剤種の混合物を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  5. 前記アニオン性界面活性剤系が、前記アニオン性界面活性剤系の重量に基づき、エトキシル化度0を有する種を45重量%〜70重量%、エトキシル化度1を有する種を14重量%〜26重量%、エトキシル化度2を有する種を7重量%〜15重量%、エトキシル化度3を有する種を4重量%〜8重量%、エトキシル化度4を有する種を2重量%〜5重量%、エトキシル化度5を有する種を1重量%〜3重量%、並びにエトキシル化度6を有する種を0.5重量%〜1.5重量%含む異なる界面活性剤種の混合物を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  6. (i)対(ii)比が、1:1〜5:1、好ましくは1:1〜3:1である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  7. 前記洗剤組成物が、該洗剤組成物の重量に基づき、0.5重量%〜20重量%、好ましくは、1重量%〜10重量%、更により好ましくは、1.5重量%〜5重量%、最も好ましくは、2重量%〜4重量%の前記アニオン性界面活性剤系を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  8. 前記洗剤組成物の重量に基づき、0重量%〜20重量%、特に、15重量%未満若しくは10重量%未満、又は5重量%未満のリン酸及び/又はゼオライトビルダーを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  9. 前記洗剤組成物が酵素を含み、該酵素がリパーゼであり、該リパーゼが、変異T231R及びN233Rを含む、サーモミセス・ラヌギノーサス(Thermomyces lanuginosus)野生型リパーゼの変異体である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  10. 前記洗剤組成物が、ポリマー分散剤を含み、該ポリマー分散剤が、500〜100,000、好ましくは1,000〜50,000、更には好ましくは1,500〜10,000の分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  11. 前記洗剤組成物が、光沢剤を含み、該光沢剤が、C.I.蛍光増白剤260であり、かつ(i)α−結晶質形態であり、該α−結晶質形態が微紛化粒子形態であり、重量平均一時粒径3〜30μm、好ましくは3μm〜20μmであり、かつ最も好ましくは3〜10μmであるか、又は(ii)β−結晶室形態であるか、又は(iii)これらの混合物である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  12. 前記洗剤組成物が、固体形態である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  13. 前記洗剤組成物が、布地色相剤を含み、該布地色相剤が、ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット、及びベーシックレッド、又はこれらの混合物のカラーインデックス(C.I.)分類に当てはまる染料類からなる群から選択される小分子染料である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  14. 布地の洗濯法であって、請求項1〜13のいずれか一項に記載の洗剤組成物を水に加えて洗浄液を生成する工程と、該洗浄液に布地を入れる工程とを含む、洗濯法。
  15. 油染みを含む布地を洗濯する際の、請求項1〜14のいずれか一項に記載の洗剤組成物の使用。
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